WO2015098411A1 - 排気ダクト及びボイラ - Google Patents

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Abstract

 排気ダクト及びボイラにおいて、排ガスを流動可能な煙道(40)と、煙道(40)に設けられて排ガス中の固体粒子(PA)を回収可能な第1ホッパ(61)と、第1ホッパ(61)からのPAの流出を阻止可能な抵抗部材としての第1邪魔板(71)及び第2邪魔板(72)とを設けることで、排ガス中の固体粒子を適正に捕集可能とする。

Description

排気ダクト及びボイラ
 本発明は、発電用または工場用などのために蒸気を生成するためのボイラに適用される排気ダクト、並びに、この排気ダクトを有するボイラに関するものである。
 例えば、従来の微粉炭焚きボイラは、中空形状をなして鉛直方向に設置される火炉を有し、火炉壁に複数の燃焼バーナが周方向に沿って配設されると共に、上下方向に複数段にわたって配置されている。この燃焼バーナは、石炭が粉砕された微粉炭(燃料)と搬送用空気(1次空気)との混合気が供給されると共に、高温の2次空気が供給され、この混合気と2次空気を火炉内に吹き込むことで火炎を形成し、この火炉内で燃焼ガスを生成可能となっている。そして、この火炉は、上部に煙道が連結され、この煙道に排ガスの熱を回収するための過熱器、再熱器、節炭器などが設けられており、火炉での燃焼により発生した排気ガスにより水を加熱して蒸気を生成することができる。また、この煙道は、排ガス通路が連結され、この排ガス通路に脱硝装置、電気集塵機、脱硫装置などが設けられ、下流端部に煙突が設けられている。
 このようなボイラとしては、例えば、下記特許文献に記載されたものがある。
米国特許第6994036号明細書 特開平2-95415号公報 特開2008-241061号公報
 上述した微粉炭焚きボイラでは、火炉で燃料としての微粉炭を燃焼することから、排ガスにポップコーンアッシュ(塊状灰)が混入する。このポップコーンアッシュは、灰の塊であることから、特に、排ガス通路に設けられるスクリーンや脱硝装置などに付着する。すると、スクリーンが摩耗して交換が必要となり、メンテナンスコストが上昇してしまう。また、スクリーンや脱硝装置に堆積すると、圧力損失が上昇して性能低下を招いてしまう。
 本発明は、上述した課題を解決するものであり、排ガス中の固体粒子を適正に捕集可能とする排気ダクト及びボイラを提供することを目的とする。
 上記の目的を達成するための本発明の排気ダクトは、排ガスを流動可能な排ガス通路と、前記排ガス通路に設けられて排ガス中の固体粒子を回収可能なホッパと、前記ホッパからの固体粒子の流出を阻止可能な抵抗部材と、を有することを特徴とするものである。
 従って、固体粒子が含有される排ガスが排ガス通路を流れるとき、この排ガスから固体粒子が分離されてホッパに回収される。このとき、固体粒子は、慣性力を有することから、ホッパの内壁面に衝突して外部に流出しやすいが、外部に流出する固体粒子が抵抗部材に衝突することで流出が阻止される。その結果、排ガス中の固体粒子をホッパに適正に捕集することができ、捕集効率を向上することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記抵抗部材は、前記ホッパの上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置される邪魔板を有することを特徴としている。
 従って、邪魔板が排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置されることから、排気ダクトの全域を流れる固体粒子に対して、適正にホッパに回収することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記邪魔板は、前記ホッパの上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置される第1邪魔板を有することを特徴としている。
 従って、排ガスから分離した固体粒子は、ホッパ内に入った後、内壁面に衝突して外部に流出しようとするが、外部に流出しようとする固体粒子は、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置された第1邪魔板に衝突するため、効果的に固体粒子の外部流出を阻止することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記第1邪魔板は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の衝突面が前記ホッパの底部側を向いて配置されることを特徴としている。
 従って、第1邪魔板の衝突面がホッパの底部側を向いていることから、外部に流出しようとする固体粒子がこの衝突面に衝突した後、ホッパの底部側に誘導されることとなり、効果的に固体粒子を回収することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記邪魔板は、前記ホッパの上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置される第2邪魔板を有することを特徴としている。
 従って、排ガスから分離した固体粒子は、排ガス通路の内壁面に沿って移動しながらホッパ内に誘導され、ホッパの内壁面に衝突して外部に流出しようとするが、ホッパ内に誘導された固体粒子は、排ガスの流れ方向の中間位置に配置された第2邪魔板に衝突するため、効果的に固体粒子をホッパ内に回収して外部流出を阻止することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記第2邪魔板は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて傾斜して配置されることを特徴としている。
 従って、第2邪魔板が傾斜していることから、ホッパ内に誘導された固体粒子がこの第2邪魔板に衝突した後、ホッパの底部側に誘導されることとなり、効果的に固体粒子を回収することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記ホッパは、前記排ガス通路から鉛直方向の下方に向けて凹形状をなして形成され、前記抵抗部材は、前記ホッパ内で前記排ガス通路へ突出しないように配置されることを特徴としている。
 従って、抵抗部材がホッパ内に配置されることから、この抵抗部材が排ガス通路で排ガスの流れを阻害することはなく、排ガスから適正に固体粒子を分離してホッパに回収することができる。
 本発明の排気ダクトでは、前記ホッパに対して排ガスの流れ方向における上流側または下流側に前記排ガス通路の内壁面より反発係数の小さい低反発部が設けられることを特徴としている。
 従って、排ガスに含まれる固体粒子は、低反発部に衝突した後に反発量が低下するため、固体粒子を適正にホッパに回収することができる。この場合、低反発部がホッパにおける排ガスの流れ方向の上流側にあれば、固体粒子は、ホッパの手前で低反発部に衝突することで慣性力が低下してホッパに入りやすくなるため、ホッパを飛び越えて下流側へ飛散して流出する固体粒子量が減少する。また、低反発部がホッパにおける排ガスの流れ方向の下流側にあれば、固体粒子は、ホッパの上方を通過した後に低反発部に衝突することで慣性力が低下してホッパに入りやすくなるため、ホッパを飛び越えて下流側へ飛散して流出する固体粒子量が減少する。
 また、本発明のボイラは、中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉と、燃料を前記火炉内に向けて吹き込んで燃焼させる燃焼装置と、前記火炉における排ガスの流れ方向の下流側に連結される前記排気ダクトと、前記排気ダクトに設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部と、を有することを特徴とするものである。
 従って、燃焼装置により火炉内に燃料を吹き込むことで火炎が形成され、発生した燃焼ガスが排気ダクトに流れ込み、熱回収部が排ガス中の熱を回収する一方、排ガスから固体粒子が分離されてホッパに回収される。このとき、固体粒子は、慣性力を有することから、ホッパの内壁面に衝突して外部に流出しやすいが、外部に流出する固体粒子が抵抗部材に衝突することで流出が阻止される。その結果、排ガス中の固体粒子をホッパに適正に捕集することができ、捕集効率を向上することができる。
 本発明の排気ダクト及びボイラによれば、排ガス通路のホッパに固体粒子の流出を阻止可能な抵抗部材を設けるので、排ガス中の固体粒子をホッパに適正に捕集することができ、捕集効率を向上することができる。
図1は、第1実施形態の排気ダクトを表す側面図である。 図2は、第1実施形態の排気ダクトを表す平面図である。 図3は、第1実施形態の排気ダクトが適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図である。 図4は、排気ダクトの変形例を表す概略図である。 図5は、排気ダクトの変形例を表す概略図である。 図6は、排気ダクトの変形例を表す概略図である。 図7は、第2実施形態の排気ダクトを表す側面図である。 図8は、排気ダクトに設けられた低反発構造部を表す斜視図である。 図9は、低反発構造部の作用を表す概略図である。 図10は、低反発構造部の作用を表す概略図である。 図11は、第3実施形態の排気ダクトを表す側面図である。
 以下に添付図面を参照して、本発明の排気ダクト及びボイラの好適な実施形態を詳細に説明する。なお、この実施形態により本発明が限定されるものではなく、また、実施形態が複数ある場合には、各実施形態を組み合わせて構成するものも含むものである。
[第1実施形態]
 図1は、第1実施形態の排気ダクトを表す側面図、図2は、第1実施形態の排気ダクトを表す平面図、図3は、第1実施形態の排気ダクトが適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図である。
 第1実施形態の排気ダクトが適用された微粉炭焚きボイラは、石炭を粉砕した微粉炭を固体燃料として用い、この微粉炭を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能なボイラである。なお、ここで、微粉炭焚きボイラを適用して説明したが、本発明は、この形式のボイラに限定されるものではなく、燃料も石炭に限るものではない。
 この第1実施形態において、図3に示すように、微粉炭焚きボイラ10は、コンベンショナルボイラであって、火炉11と燃焼装置12とを有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置され、この火炉11を構成する火炉壁の下部に燃焼装置12が設けられている。
 燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25を有している。本実施形態にて、この燃焼バーナ21,22,23,24,25は、周方向に沿って4個均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って5セット、つまり、5段配置されている。
 そして、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭供給管26,27,28,29,30を介して微粉炭機(ミル)31,32,33,34,35に連結されている。この微粉炭機31,32,33,34,35は、図示しないが、ハウジング内に鉛直方向に沿った回転軸心をもって粉砕テーブルが駆動回転可能に支持され、この粉砕テーブルの上方に対向して複数の粉砕ローラが粉砕テーブルの回転に連動して回転可能に支持されて構成されている。従って、石炭が複数の粉砕ローラと粉砕テーブルとの間に投入されると、ここで所定の大きさまで粉砕され、搬送空気(1次空気)により分級された微粉炭を微粉炭供給管26,27,28,29,30から燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
 また、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置に風箱36が設けられており、この風箱36に空気ダクト37の一端部が連結されており、この空気ダクト37は、他端部に送風機38が装着されている。従って、送風機38により送られた燃焼用空気(2次空気、3次空気)を、空気ダクト37から風箱36に供給し、この風箱36から各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
 そのため、燃焼装置12にて、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と1次空気とを混合した微粉燃料混合気(燃料ガス)を火炉11内に吹き込み可能であると共に、2次空気を火炉11内に吹き込み可能となっており、図示しない点火トーチにより微粉燃料混合気に点火することで、火炎を形成することができる。
 なお、一般的に、ボイラの起動時には、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、油燃料を火炉11内に噴射して火炎を形成している。
 火炉11は、上部に煙道40が連結されており、この煙道40に、対流伝熱部(熱回収部)として排ガスの熱を回収するための過熱器(スーパーヒータ)41,42、再熱器(リヒータ)43,44、節炭器(エコノマイザ)45,46,47が設けられており、火炉11での燃焼で発生した排ガスと水との間で熱交換が行われる。
 煙道40は、その下流側に熱交換を行った排ガスが排出される排ガス管(排ガス通路)48が連結されている。この排ガス管48は、空気ダクト37との間にエアヒータ49が設けられ、空気ダクト37を流れる空気と、排ガス管48を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給する燃焼用空気を昇温することができる。
 また、排ガス管48では、エアヒータ49より上流側の位置に選択還元型触媒50が設けられ、エアヒータ49より下流側の位置に煤塵処理装置(電気集塵機、脱硫装置)51、誘引送風機52が設けられ、下流端部に煙突53が設けられている。ここで、選択還元型触媒50及び電気煤塵処理装置51が有害物質除去部として機能する。
 従って、微粉炭機31,32,33,34,35が駆動すると、生成された微粉炭が搬送用空気と共に微粉炭供給管26,27,28,29,30を通して燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。また、加熱された燃焼用空気が空気ダクト37から風箱36を介して各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。すると、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と搬送用空気とが混合した微粉燃料混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに着火することで火炎を形成することができる。この火炉11では、微粉燃料混合気と燃焼用空気とが燃焼して火炎が生じ、この火炉11内の下部で火炎が生じると、燃焼ガス(排ガス)がこの火炉11内を上昇し、煙道40に排出される。
 なお、火炉11では、空気の供給量が微粉炭の供給量に対して理論空気量未満となるように設定されることで、内部が還元雰囲気に保持される。そして、微粉炭の燃焼により発生したNOxが火炉11で還元され、その後、アディショナルエアが追加供給されることで微粉炭の酸化燃焼が完結され、微粉炭の燃焼によるNOxの発生量が低減される。
 このとき、図示しない給水ポンプから供給された水は、節炭器45,46,47によって予熱された後、図示しない蒸気ドラムに供給され火炉壁の各水管(図示せず)に供給される間に加熱されて飽和蒸気となり、図示しない蒸気ドラムに送り込まれる。更に、図示しない蒸気ドラムの飽和蒸気は過熱器41,42に導入され、燃焼ガスによって過熱される。過熱器41,42で生成された過熱蒸気は、図示しない発電プラント(例えば、タービン等)に供給される。また、タービンでの膨張過程の中途で取り出した蒸気は、再熱器43,44に導入され、再度過熱されてタービンに戻される。なお、火炉11をドラム型(蒸気ドラム)として説明したが、この構造に限定されるものではない。
 その後、煙道40の節炭器45,46,47を通過した排ガスは、排ガス管48にて、選択還元型触媒50でNOxなどの有害物質が除去され、煤塵処理装置51で粒子状物質が除去されると共に硫黄分が除去された後、煙突53から大気中に排出される。
 このように構成された微粉炭焚きボイラ10にて、火炉11より下流側(煙道40)が第1実施形態の排気ダクトとして機能する。そして、この煙道40は、第1水平煙道部40a、第1垂直煙道部40b、第2水平煙道部40c、第2垂直煙道部40d、第3水平煙道部40e、第3垂直煙道部40f、第4水平煙道部40gが連続して設けられて構成されている。なお、第1垂直煙道部40bと第2水平煙道部40cの連結部の内側に水平方向に沿うキッカ54が設けられている。
 そして、煙道40は、第1水平煙道部40a及び第1垂直煙道部40bに、過熱器41,42、再熱器43,44、節炭器45,46,47が配置されている。また、煙道40は、下向きの速度成分を有する排ガスが流れる第1垂直煙道部40bの下端部に第1ホッパ61が設置され、上向きの速度成分を有する排ガスが流れる第2垂直煙道部40dの下端部に第2ホッパ62が設置されている。更に、煙道40は、排ガスが下向きに流れる第3垂直煙道部40fに選択還元型触媒50が設置されている。
 第1実施形態の排気ダクトは、排ガスを流動可能な煙道(排ガス通路)40と、煙道40に設けられて排ガス中のPA(固体粒子)を回収可能な第1ホッパ61と、第1ホッパ61からのPAの流出を阻止可能な抵抗部材とを有している。本実施形態では、抵抗部材として、第1邪魔板71と第2邪魔板72を設けている。
 第1実施形態の排気ダクトにおいて、図1及び図2に示すように、第1ホッパ61は、主として、排ガス中に含まれる固体粒子としての大径灰のポップコーンアッシュ(以下、PA)を回収して貯留するものである。第1ホッパ61は、第2水平煙道部40cにおける排ガスの流れ方向の上流側の底部に、第2水平煙道部40cの幅方向に所定間隔で複数(本実施形態では、3個)設けられている。なお、各第1ホッパ61は、同形状となっている。
 この第1ホッパ61は、下方に向けて面積が狭くなるように排ガスの流動方向に対向する第1傾斜面61a及び第2傾斜面61bを有し、各傾斜面61a,61bの下端部が連結される底位置に貯留部61cが設けられている。なお、第1ホッパ61は、貯留部61cに図示しない開閉弁により開閉可能な開口部が設けられ、この開口部を開放することで、貯留したPAを下方に排出可能となっている。
 また、煙道40は、第2水平煙道部40cに第1ホッパ61が設けられており、この第1ホッパ61より排ガスの流れ方向の上流側に傾斜内壁面63と第1水平内壁面64が連続して設けられ、第1ホッパ61より排ガスの流れ方向の下流側に第2水平内壁面65が設けられている。この傾斜内壁面63は、PAが落下できるような安息角以上となるように設定されている。また、第1水平内壁面64は、第1傾斜面61aに連続し、第2水平内壁面65は、第2傾斜面61bに連続している。
 第1邪魔板71及び第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向(図1の紙面直交方向、図2の紙面上下方向)に沿って配置されている。本実施形態にて、第1ホッパ61は、第2水平煙道部40cの底面から鉛直方向の下方に向けて凹形状をなして形成されており、各邪魔板71,72は、この第1ホッパ61内で第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出しないように配置されている。
 第1邪魔板71は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置されている。第1邪魔板71は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1に沿ってその下方に水平をなして固定されている。第1邪魔板71は、所定幅及び所定長さを有する平板形状をなし、幅が第1ホッパ61の開口縁E1の幅と同寸法に設定されている。即ち、第1邪魔板71は、第1ホッパ61の開口における排ガスの流動方向の下流側端部を所定長さだけ閉塞することとなる。そして、この第1邪魔板71は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の衝突面71aが形成され、この衝突面71aは、第1ホッパ61の底部(貯留部61c)側を向いている。
 第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置されている。第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍でその下方に所定角度だけ傾斜して固定されている。具体的に、第2邪魔板72は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて所定角度θだけ傾斜して配置されている。第2邪魔板72は、所定幅及び所定長さを有する平板形状をなし、幅が第1ホッパ61の開口縁E1の幅と同寸法に設定されている。即ち、第2邪魔板72は、第1ホッパ61の開口における排ガスの流動方向の中間位置を所定長さだけ閉塞することとなる。そして、この第2邪魔板72は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の第1衝突面72aが形成され、この第1衝突面72aは、第1ホッパ61の底部(第1傾斜面61a)側を向いている。また、第2邪魔板72は、排ガスの流れ方向に対向しない固体粒子の第2衝突面72bが形成され、この第2衝突面72bは、第1ホッパ61の上方で排ガスの流れ方向の下流側を向いている。
 そのため、第1ホッパ61は、第1水平内壁面64と第2邪魔板72との間に第1開口部P1が形成され、第2邪魔板72と第1邪魔板71との間に第2開口部P2が形成されることとなる。
 ここで、第1実施形態の排気ダクトの作用について説明する。
 排ガスGは、煙道40の熱回収部(過熱器41,42、再熱器43,44、節炭器45,46,47)で熱が回収された後、第1垂直煙道部40bを下降し、略直角に屈曲して第2水平煙道部40cに流れ込む。このとき、排ガスGは、含有するPAが第1ホッパ61に自由落下して貯留される。
 例えば、傾斜内壁面63に沿って落下するPA1は、第1水平内壁面64から第1ホッパ61に入り込んで回収される。このとき、PA1は、排ガスから運動エネルギをもらい、慣性力(遠心力)により所定の速度で第1ホッパ61に入り込む。そのため、第1ホッパ61に入り込んだPA1が各傾斜面61a,61bに衝突し、その反発力により第1ホッパ61から出てってしまうおそれがある。しかし、本実施形態では、第2邪魔板72が設けられている。そのため、このPA1が第1ホッパ61に入り込んだとき、第2邪魔板72の第1衝突面72aに衝突して貯留部61c側に移動することで回収され、第1ホッパ61からのPA1の流出が阻止される。
 また、第1垂直煙道部40bを排ガスGと共に落下するPA2は、直接第1ホッパ61に入り込んで回収される。このとき、PA2は、所定の速度で第1ホッパ61に入り込むため、第1ホッパ61に入り込んだPA2が各傾斜面61a,61bに衝突し、その反発力により第1ホッパ61から出てってしまうおそれがある。しかし、本実施形態では、第1邪魔板71及び第2邪魔板72が設けられていることから、PA2が第1ホッパ61に入り込んだとき、第2邪魔板72の第2衝突面72bに衝突して第2傾斜面61b側に移動し、第2傾斜面61bで衝突してから外方に出ようとするが、第1邪魔板71の衝突面71aに衝突して貯留部61c側に移動することで回収され、第1ホッパ61からのPA2の流出が阻止される。
 また、第1垂直煙道部40bを排ガスと共に落下するPA2が第2邪魔板72の第2衝突面72bに衝突せずに開口部P1,P2から直接第1ホッパ61に入り込んだ場合、PA2が各傾斜面61a,61bに衝突し、その反発力により第1ホッパ61から出てってしまうおそれがある。しかし、PA2が第1ホッパ61に直接入り込み、各傾斜面61a,61bに衝突して反発しても、各邪魔板71,72の各衝突面71a,72aに衝突して貯留部61c側に移動することで回収され、第1ホッパ61からのPA2の流出が阻止される。
 このように第1実施形態の排気ダクトにあっては、排ガスを流動可能な煙道40と、煙道40に設けられて排ガス中のPA(固体粒子)を回収可能な第1ホッパ61と、第1ホッパ61からのPAの流出を阻止可能な抵抗部材としての第1邪魔板71及び第2邪魔板72とを設けている。
 従って、PAが含有される排ガスGが煙道40を流れるとき、この排ガスGからPAが分離されて第1ホッパ61に回収される。このとき、PAは、慣性力を有することから、第1ホッパ61の傾斜面61a,61bに衝突して反発して流出しやすいが、外部に流出しようとするPAが第1邪魔板71または第2邪魔板72に衝突することで流出が阻止される。その結果、排ガスG中のPAを第1ホッパ61に適正に捕集することができ、PAの捕集効率を向上することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第1邪魔板71及び第2邪魔板72を第1ホッパ61の上部に排ガスGの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置している。従って、煙道40の幅方向における全域を流れるPAに対して、適正に第1ホッパ61に回収することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第1邪魔板71は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスGの流れ方向の下流側端部に配置されている。従って、排ガスGから分離したPAは、第1ホッパ61内に入った後、傾斜面61a,61bに衝突して外部に流出しようとするが、この外部に流出しようとするPAは、排ガスGの流れ方向の下流側端部に配置された第1邪魔板71に衝突するため、効果的にPAの外部流出を阻止することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第1邪魔板71は、排ガスGの流れ方向に対向するPAの衝突面71aが第1ホッパ61の貯留部61c側を向いて配置されている。従って、外部に流出しようとするPAがこの衝突面71aに衝突した後、第1ホッパ61の貯留部61cに誘導されることとなり、効果的にPAを回収することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスGの流れ方向の中間位置に配置されている。従って、排ガスGから分離したPAは、煙道40の傾斜内壁面63に沿って移動しながら第1ホッパ61内に誘導され、第1ホッパ61の傾斜面61a,61bに衝突して外部に流出しようとするが、第1ホッパ61内に誘導されたPAは、排ガスGの流れ方向の中間位置に配置された第2邪魔板72に衝突するため、効果的にPAを第1ホッパ61内に回収して外部流出を阻止することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第2邪魔板72は、鉛直方向における下端部が排ガスGの流れ方向の下流側に向けて傾斜して配置されている。従って、第1ホッパ61内に誘導されたPAがこの第2邪魔板72に衝突した後、第1ホッパ61の貯留部61cに誘導されることとなり、効果的にPAを回収することができる。
 第1実施形態の排気ダクトでは、第1邪魔板71及び第2邪魔板72は、第1ホッパ61内で煙道40へ突出しないように配置されている。従って、この第1邪魔板71及び第2邪魔板72が煙道40で排ガスGの流れを阻害することはなく、排ガスGから適正にPAを分離して第1ホッパ61に回収することができる。
 また、第1実施形態のボイラにあっては、中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉11と、燃料ガスを火炉11内に向けて吹き込んで燃焼させる燃焼装置12と、火炉11における排ガスの流れ方向の下流側に連結される排気ダクトと、排気ダクトに設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部(過熱器41,42、再熱器43,44、節炭器45,46,47)とを設けている。
 従って、燃焼装置12により火炉11内に燃料ガスを吹き込むことで火炎が形成され、発生した燃焼ガスが排気ダクトに流れ込み、熱回収部が排ガス中の熱を回収する一方、排ガスGからPAが分離されて第1ホッパ61に回収される。このとき、PAは、慣性力を有することから、第1ホッパ61の傾斜面61a,61bに衝突して外部に流出しやすいが、外部に流出するPAが第1邪魔板71または第2邪魔板72に衝突することで流出が阻止される。その結果、排ガスG中のPAを第1ホッパ61に適正に捕集することができ、PAの捕集効率を向上することができる。
 なお、本発明の排気ダクトにて、第1ホッパ61に設けた各邪魔板(抵抗部材)71,72は、この形状や配置などに限定されるものではない。図4から図6は、排気ダクトの変形例を表す概略図である。
 図4に示すように、本発明の抵抗部材は、第1邪魔板73と第2邪魔板74とから構成される。第1邪魔板73及び第2邪魔板74は、第1ホッパ61の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置されている。各邪魔板73,74は、第1ホッパ61内から第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出するように配置されている。
 第1邪魔板73は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置されている。第1邪魔板73は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍に所定角度だけ傾斜して固定されている。具体的に、第1邪魔板73は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて所定角度だけ傾斜して配置されている。そして、この第1邪魔板73は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の衝突面73aが形成され、この衝突面73aは、第1ホッパ61の底部(貯留部61c)側を向いている。
 第2邪魔板74は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置されている。第2邪魔板74は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍に所定角度だけ傾斜して固定されている。具体的に、第2邪魔板74は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて所定角度だけ傾斜して配置されている。そして、この第2邪魔板74は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の第1衝突面74aが形成され、この第1衝突面74aは、第1ホッパ61の底部(第1傾斜面61a)側を向いている。また、第2邪魔板74は、排ガスの流れ方向に対向しない固体粒子の第2衝突面74bが形成され、この第2衝突面74bは、第1ホッパ61の上方で排ガスの流れ方向の下流側を向いている。
 第1邪魔板73及び第2邪魔板74の機能は、基本的に、第1邪魔板71及び第2邪魔板72とほぼ同様であるが、第1邪魔板73及び第2邪魔板74が共に第1ホッパ61から第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出し、且つ、傾斜していることから、排ガスGと共に流れるPAが各邪魔板73,74に衝突しやすく、第1ホッパ61からのPAの流出を効率良く阻止することができる。
 また、図5に示すように、本発明の抵抗部材は、第1邪魔板75と第2邪魔板72とから構成される。第1邪魔板75及び第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置されている。各邪魔板75,72は、第1ホッパ61内から第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出しないように配置されている。
 第1邪魔板75は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置されている。第1邪魔板75は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍に所定角度だけ傾斜して固定されている。具体的に、第1邪魔板75は、排ガスの流れ方向の上流側の先端部が水平方向における下方に向けて所定角度だけ傾斜して配置されている。そして、この第1邪魔板75は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の衝突面75aが形成され、この衝突面75aは、第1ホッパ61の底部(貯留部61c)側を向いている。なお、第2邪魔板72は、前述したものと同様である。
 第1邪魔板75の機能は、基本的に、第1邪魔板71とほぼ同様であるが、第1邪魔板75が下方に傾斜していることから、第1ホッパ61に入り込んだPAが第1邪魔板75に衝突しやすく、第1ホッパ61からのPAの流出を効率良く阻止することができる。
 更に、図6に示すように、本発明の抵抗部材は、第1邪魔板71と第2邪魔板76とから構成される。第1邪魔板71及び第2邪魔板76は、第1ホッパ61の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置されている。各邪魔板71,76は、第1ホッパ61内から第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出しないように配置されている。
 第1邪魔板71は、前述したものと同様である。第2邪魔板76は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の上流側に配置されている。第2邪魔板76は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍に所定角度だけ傾斜して固定されている。具体的に、第2邪魔板76は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて所定角度だけ傾斜して配置されている。そして、この第2邪魔板76は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の第1衝突面76aが形成され、この第1衝突面76aは、第1ホッパ61の底部(第1傾斜面61a)側を向いている。また、第2邪魔板76は、排ガスの流れ方向に対向しない固体粒子の第2衝突面76bが形成され、この第2衝突面76bは、第1ホッパ61の上方で排ガスの流れ方向の下流側を向いている。
 第2邪魔板76の機能は、基本的に、第2邪魔板72とほぼ同様であるが、第2邪魔板76が第1ホッパ61における排ガスの流れ方向の上流側に配置されることから、傾斜内壁面63に沿って落下するPA1が第2邪魔板76に衝突しやすく、第1ホッパ61からのPAの流出を効率良く阻止することができる。この場合、第2邪魔板76を第1ホッパ61内から第2水平煙道部40cにおける排ガス通路へ突出するように配置してもよい。
 なお、ここでは、複数の邪魔板71,72,73,74,75,76について説明したが、各邪魔板71,72,73,74,75,76の組み合わせは、この実施形態に限定されるものではなく、適宜好適なものを組み合わせてもよい。また、第1ホッパ61に装着する邪魔板71,72,73,74,75,76の数も、2個に限らず、1個または3個以上であってもよい。
[第2実施形態]
 図7は、第2実施形態の排気ダクトを表す側面図、図8は、排気ダクトに設けられた低反発構造部を表す斜視図、図9及び図10は、低反発構造部の作用を表す概略図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
 第2実施形態において、図6及び図7に示すように、排気ダクトは、排ガスを流動可能な煙道(排ガス通路)40と、煙道40に設けられて排ガス中のPAを回収可能な第1ホッパ61と、第1ホッパ61からのPAの流出を阻止可能な抵抗部材としての第1邪魔板71及び第2邪魔板72と、第1ホッパ61に対して排ガスの流れ方向における上流側に設けられて煙道40の内壁面より反発係数の小さい低反発部81とを設けている。
 第1邪魔板71及び第2邪魔板72は、第1実施形態と同様に、第1ホッパ61の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置されている。第1邪魔板71は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に水平をなして配置されている。第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置されている。第2邪魔板72は、第1ホッパ61の上部の開口縁E1の近傍でその下方に所定角度だけ傾斜して固定されている。
 煙道40は、傾斜内壁面63が設けられ、この傾斜内壁面63は、PAが落下するような安息角以上となるように角度設定されている。低反発部81は、この傾斜内壁面63に固定されており、第1ホッパ61でのPAの捕集率を効果的に向上させるために、傾斜内壁面63(例えば、鉄板)より反発係数の小さい部材により構成されている。そのため、PAが傾斜内壁面63に沿って落下するとき、低反発部81に接触しながら落下するため、この低反発部81に衝突したとき反発量が抑制される。
 その結果、下向きの排ガス気流と共に落下してきたPA3は、鉄板である従来の傾斜内壁面63に直接衝突したときの反発量より低下した反発をするため、第1ホッパ61を飛び越えて第2水平内壁面65まで飛散する確率が低くなり、第1ホッパ61におけるPA捕集率が向上する。
 ここで、上述した低反発部81について、具体的な構成例を図面に基づいて説明する。図8に示すように、低反発部81は、鉄板製ダクトの傾斜内壁面63に金網(低反発部形成部材)82を空間部83を空けて配置したものである。この金網82には、PAの通路となる開口部82aが多数設けられている。そのため、図9に示すように、金網82の開口部82aを通過したPAは、傾斜内壁面63に衝突して反発するが、その後、金網82の背面側に再度衝突する確率が高い。その結果、金網82の背面側に衝突したPAは、傾斜内壁面63に沿って空間部83を落下し、最終的に第1ホッパ61に回収される。
 一方、PAは、全てが金網82の開口部82aを通過するわけではなく、線状の部材を格子状に組み合わせた金網82に衝突するものもある。金網82の線状部材に衝突したPAは、図10に示すように、通常鉄板より反発係数が低く弾性変形しやすい部材に衝突することになり、この結果、反発量の低下により第1ホッパ61に回収される確率が高くなる。このように、上述した低反発部81は、金網82の開口部82aを通過したPA及び金網82に衝突したPAを効率良く第1ホッパ61に回収できるため、第1ホッパ61におけるPAの捕集率向上に有効である。
 なお、低反発部81を金網82としたが、この構成に限定されるものではない。低反発部としては、金網82の他に、例えば、グレーチング、多孔板、簾構造(鎧戸)などのように、PAが通過できる大きさの開口部を多数有する格子状のものが使用可能である。特に、金網82の線状部材等のように、PAの衝突を受けて弾性変形する素材の格子状低反発部材を採用すれば、弾性変形によりPAの衝突エネルギを効率良く吸収して反発量を低減することが可能になる。また、衝突したPAが回転することにより、反発量を低減することも可能になる。また、低反発部81は、その他、断熱材、ゴム系素材、プラスチック製素材なども採用可能である。
 このように第2実施形態の排気ダクトにあっては、第1ホッパ61に対して排ガスGの流れ方向における上流側に傾斜内壁面63より反発係数の小さい低反発部81を設けている。従って、排ガスGに含まれるPAは、低反発部81に衝突した後に反発量が低下するため、PAを適正に第1ホッパ61に回収することができる。この場合、低反発部81が第1ホッパ61における排ガスGの流れ方向の上流側にあることから、PAは、第1ホッパ61の手前で低反発部81に衝突することで慣性力が低下して第1ホッパ61に入りやすくなるため、第1ホッパ61を飛び越えて下流側へ飛散して流出するPAの量が減少する。
[第3実施形態]
 図11は、第3実施形態の排気ダクトを表す側面図である。なお、上述した実施形態と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
 第3実施形態では、図11に示すように、第2ホッパ62に抵抗部材としての第1邪魔板91及び第2邪魔板92を設けている。即ち、第2ホッパ62は、下方に向けて面積が狭くなるように排ガスの流動方向に対向する第1傾斜面62a及び第2傾斜面62bを有し、各傾斜面62a,62bの下端部が連結される底位置に貯留部62cが設けられている。なお、第2ホッパ62は、貯留部62cに図示しない開閉弁により開閉可能な開口部が設けられ、この開口部を開放することで、貯留したPAを下方に排出可能となっている。
 煙道40は、第2水平煙道部40cに第2ホッパ62が設けられており、この第2ホッパ62より排ガスの流れ方向の上流側に第2水平内壁面65が連続して設けられ、第2ホッパ62より排ガスの流れ方向の下流側に鉛直内壁面66が設けられている。そして、第2水平内壁面65は、第1傾斜面62aに連続し、鉛直内壁面66は、第2傾斜面62bに連続している。
 第1邪魔板91及び第2邪魔板92は、第2ホッパ62の上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向(図11の紙面直交方向)に沿って配置されている。第1邪魔板91は、第2ホッパ62の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置されている。第1邪魔板91は、第2ホッパ62の上部の開口縁に沿って水平をなして固定されている。第2邪魔板92は、第2ホッパ62の上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置されている。第2邪魔板92は、第2ホッパ62の上部の開口縁の近傍に所定角度だけ傾斜して固定されている。この第1邪魔板91及び第2邪魔板92は、第1実施形態で説明した第1邪魔板71及び第2邪魔板72と、基本的に同様の構成となっている。
 そのため、排ガスは、第2水平煙道部40cを水平に流れ、略直角に屈曲して第2垂直煙道部40dを上昇する。このとき、排ガスは、含有するPAが第2ホッパ62に自由落下して貯留される。
 例えば、第2水平内壁面65に沿って流れるPAは、第2ホッパ62に入り込んで回収される。このとき、第2ホッパ62に入り込んだPAが各傾斜面62a,62bに衝突し、その反発力により第2ホッパ62から出てってしまうおそれがある。しかし、本実施形態では、第2邪魔板92が設けられているため、このPAが第2ホッパ62に入り込んだとき、第2邪魔板92の第1衝突面92aに衝突して貯留部62c側に移動することで回収され、第2ホッパ62からのPAの流出が阻止される。
 また、直接第2ホッパ62に入り込んだPA4は、第2邪魔板92の第2衝突面92bに衝突して第2傾斜面62b側に移動し、第2傾斜面62bで衝突してから外方に出ようとするが、第1邪魔板91の衝突面91aに衝突して貯留部62c側に移動することで回収され、第2ホッパ62からのPAの流出が阻止される。また、直接第2ホッパ62に入り込んだPA4は、各傾斜面62a,62bに衝突してから、各邪魔板91,92の各衝突面91a,92aに衝突して貯留部62c側に移動することで回収され、第2ホッパ62からのPAの流出が阻止される。
 このように第3実施形態の排気ダクトにあっては、排ガスを流動可能な煙道40と、煙道40に設けられて排ガス中のPA(固体粒子)を回収可能な第2ホッパ62と、第2ホッパ62からのPAの流出を阻止可能な抵抗部材としての第1邪魔板91及び第2邪魔板92とを設けている。
 従って、PAが含有される排ガスが煙道40を流れるとき、この排ガスからPAが分離されて第2ホッパ62に回収される。このとき、PAは、慣性力を有することから、第2ホッパ62の傾斜面62a,62bに衝突して反発して流出しやすいが、外部に流出しようとするPAが第1邪魔板91または第2邪魔板92に衝突することで流出が阻止される。その結果、排ガス中のPAを第2ホッパ62に適正に捕集することができ、PAの捕集効率を向上することができる。
 なお、この第3実施形態にて、第2実施形態のように、第2ホッパ62に対して排ガスの流れ方向における下流側に煙道40の内壁面より反発係数の小さい低反発部を設けてもよい。
 例えば、低反発部93は、第2ホッパ62の下流側でPAが衝突する垂直内壁面66に設けられている。この低反発部93により排ガスに含まれるPAの多くは、慣性力により低反発部93に衝突する。この衝突により反発したPAは、反発係数が低下しているため、流速の速い流路断面中央及びその近傍まで到達する割合が減少し、第2ホッパ62に落下して回収され、PAの捕集率が向上する。
 また、低反発部94は、第2ホッパ62の下流側となる流路部に複数設けられている。この低反発部94は、例えば、水平方向の気流に対向する複数面で構成された簾構造とされ、簾構造の面に衝突したPAが失速して第2ホッパ62に落下して回収され、PAの捕集率が向上する。
 なお、上述した実施形態では、本発明の排気ダクトを微粉炭焚きボイラに適用して説明したが、この形式のボイラに限定されるものではない。また、ボイラに限らず、固体粒子が含まれる排ガスを流動するものであれば、いずれの排気ダクトに適用してもよい。
 10 微粉炭焚きボイラ
 11 火炉
 21,22,23,24,25 燃焼バーナ
 40 煙道(排ガス通路)
 41,42 過熱器(熱回収部)
 43,44 再熱器(熱回収部)
 45,46,47 節炭器(熱回収部)
 61 第1ホッパ
 62 第2ホッパ
 63 傾斜内壁面
 64 第1水平内壁面
 65 第2水平内壁面
 71,73,75,91 第1邪魔板
 71a,73a,75a 衝突面
 72,74,76,92 第2邪魔板
 72a,74a,76a 第1衝突面
 72b,74b,76b 第2衝突面
 81,93,94 低反発部

Claims (9)

  1.  排ガスを流動可能な排ガス通路と、
     前記排ガス通路に設けられて排ガス中の固体粒子を回収可能なホッパと、
     前記ホッパからの固体粒子の流出を阻止可能な抵抗部材と、
     を有することを特徴とする排気ダクト。
  2.  前記抵抗部材は、前記ホッパの上部に排ガスの流れ方向に対して交差する水平方向に沿って配置される邪魔板を有することを特徴とする請求項1に記載の排気ダクト。
  3.  前記邪魔板は、前記ホッパの上部で、且つ、排ガスの流れ方向の下流側端部に配置される第1邪魔板を有することを特徴とする請求項2に記載の排気ダクト。
  4.  前記第1邪魔板は、排ガスの流れ方向に対向する固体粒子の衝突面が前記ホッパの底部側を向いて配置されることを特徴とする請求項3に記載の排気ダクト。
  5.  前記邪魔板は、前記ホッパの上部で、且つ、排ガスの流れ方向の中間位置に配置される第2邪魔板を有することを特徴とする請求項2から請求項4のいずれか一項に記載の排気ダクト。
  6.  前記第2邪魔板は、鉛直方向における下端部が排ガスの流れ方向の下流側に向けて傾斜して配置されることを特徴とする請求項5に記載の排気ダクト。
  7.  前記ホッパは、前記排ガス通路から鉛直方向の下方に向けて凹形状をなして形成され、前記抵抗部材は、前記ホッパ内で前記排ガス通路へ突出しないように配置されることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の排気ダクト。
  8.  前記ホッパに対して排ガスの流れ方向における上流側または下流側に前記排ガス通路の内壁面より反発係数の小さい低反発部が設けられることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の排気ダクト。
  9.  中空形状をなして鉛直方向に沿って設置される火炉と、
     燃料を前記火炉内に向けて吹き込んで燃焼させる燃焼装置と、
     前記火炉における排ガスの流れ方向の下流側に連結される請求項1から請求項8のいずれか一項に記載の排気ダクトと、
     前記排気ダクトに設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部と、
     を有することを特徴とするボイラ。
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