JP5854863B2 - 排ガス処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、発電用または工場用などのために蒸気を生成するためのボイラに適用される排ガス処理装置に関するものである。
例えば、従来の微粉炭焚きボイラは、中空形状をなして鉛直方向に設置される火炉を有し、火炉壁に複数の燃焼バーナが周方向に沿って配設されると共に、上下方向に複数段にわたって配置されている。この燃焼バーナは、石炭が粉砕された微粉炭(燃料)と1次空気との混合気が供給されると共に、高温の2次空気が供給され、この混合気と2次空気を火炉内に吹き込むことで火炎を形成し、この火炉内で燃焼可能となっている。そして、この火炉は、上部に煙道が連結され、この煙道に排ガスの熱を回収するための過熱器、再熱器、節炭器などが設けられており、火炉での燃焼により発生した排ガスと水との間で熱交換が行われ、蒸気を生成することができる。また、この煙道は、排ガス通路が連結され、この排ガス通路に脱硝装置、電気集塵機、脱硫装置などが設けられ、下流端部に煙突が設けられている。
このような微粉炭焚きボイラでは、火炉で燃料としての微粉炭を燃焼することから、排ガスにポップコーンアッシュが混入する。このポップコーンアッシュは、灰の塊であることから、特に、排ガス通路に設けられる脱硝装置に付着し、圧力損失が上昇して性能低下を招いてしまう。そのため、従来から、排ガス通路に金網などを設けて排ガスからポップコーンアッシュを除去するようにしている。このような技術としては、例えば、下記特許文献1、2に記載されたものがある。
特許第2724176号公報 米国特許第6994036号明細書
上述したように、ボイラの火炉で発生した排ガスは、ポップコーンアッシュが混入しており、このポップコーンアッシュは、数ミリから十数ミリの灰の塊である。一方、排ガス通路に設けられた金網は、数ミリ以下のメッシュである。そのため、大塊のポップコーンアッシュが金網などに衝突することで、この金網の目が局所的に詰まったり、磨耗が生じたり、または、この金網が破損してしまうという問題がある。
本発明は、上述した課題を解決するものであり、ポップコーンアッシュを適正に捕集可能とする排ガス処理装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するための本発明の排ガス処理装置は、燃焼ガスを流動可能な排ガス通路と、前記排ガス通路に設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部と、前記排ガス通路における前記熱回収部より排ガスの流動方向の下流側に設けられて排ガス中の有害物質を除去可能な有害物質除去部と、前記排ガス通路における前記熱回収部と前記有害物質除去部との間に設けられて排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部と、を備え、前記ポップコーンアッシュ捕集部は、排ガスの流動方向における前方または後方に突出する複数の突出部が交差する2方向に沿って並設される、ことを特徴とするものである。
従って、排ガス通路を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部によりポップコーンアッシュが捕集され、その後、有害物質除去部で有害物質が除去される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部が複数の突出部を有することから、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなって圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュを効率的に捕集することができると共に、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記複数の突出部の基端部が接続される接続部は、排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置され、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜することを特徴としている。
従って、各突出部の接続部が連続して傾斜していることから、ポップコーンアッシュ捕集部が捕集したポップコーンアッシュがこの接続部に溜まり、容易に落下することとなり、ポップコーンアッシュの安定した捕集を可能とすることができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記接続部は、直線形状をなすことを特徴としている。
従って、接続部を直線形状とすることで、接続部に溜まったポップコーンアッシュを容易に落下させることができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記突出部は、多角錐形状をなすことを特徴としている。
従って、突出部を多角錐形状とすることで、多数の傾斜面が形成されることとなり、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、圧力損失を容易に低減することが可能となりポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記排ガス通路の中央部に配置される前記突出部における排ガスの流動方向に対する傾斜角度が前記排ガス通路の外周部に配置される前記突出部おける排ガスの流動方向に対する傾斜角度より小さく設定されることを特徴としている。
従って、排ガス通路の中央部にある突出部の傾斜角度が外周部にある突出部の傾斜角度より小さいことから、排ガス通路の中央部を流れる比較的流速の速いポップコーンアッシュは、その流れが偏向されて突出部に至るため、その流速及び圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
本発明の排ガス処理装置では、前記排ガス通路は、互いにほぼ直交する方向に連通して排ガスの流動方向に沿って連結される第1通路と第2通路とを有し、前記第1通路と前記第2通路との連通部の下方にポップコーンアッシュを貯留可能なホッパが設けられ、前記第1通路または該第1配管より上流側に前記熱回収部が設けられ、前記第2通路または該第2配管より下流側に前記有害物質除去部が設けられ、前記ポップコーンアッシュ捕集部は、前記第2通路に設けられることを特徴としている。
従って、ポップコーンアッシュ捕集部を適正位置に配置することで、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部の損傷を抑制することができると共に、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
本発明の排ガス処理装置によれば、燃焼ガスを流動可能な排ガス通路にて、熱回収部と有害物質除去部との間に排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部を設け、このポップコーンアッシュ捕集部として、排ガスの流動方向における前方または後方に突出する複数の突出部を交差する2方向に沿って並設するので、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
図1は、本発明の実施例1に係る排ガス処理装置が適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図である。 図2は、実施例1の排ガス処理装置を表す概略側面図である。 図3は、実施例1の排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の正面図である。 図4は、実施例1のポップコーンアッシュ捕集部の平面図である。 図5は、実施例1のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。 図6は、本発明の実施例2に係る排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の平面図である。 図7は、実施例2のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。 図8は、本発明の実施例3に係る排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の正面図である。 図9は、実施例3のポップコーンアッシュ捕集部の平面図である。 図10は、実施例3のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。 図11は、本発明の実施例4に係る排ガス処理装置を表す概略側面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明の排ガス処理装置の好適な実施例を詳細に説明する。なお、この実施例により本発明が限定されるものではなく、また、実施例が複数ある場合には、各実施例を組み合わせて構成するものも含むものである。
図1は、本発明の実施例1に係る排ガス処理装置が適用された微粉炭焚きボイラを表す概略構成図、図2は、実施例1の排ガス処理装置を表す概略側面図、図3は、実施例1の排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の正面図、図4は、実施例1のポップコーンアッシュ捕集部の平面図、図5は、実施例1のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。
実施例1の排ガス処理装置が適用された微粉炭焚きボイラは、石炭を粉砕した微粉炭を固体燃料として用い、この微粉炭を燃焼バーナにより燃焼させ、この燃焼により発生した熱を回収することが可能なボイラである。
この実施例1において、図1に示すように、微粉炭焚きボイラ10は、コンベンショナルボイラであって、火炉11と燃焼装置12とを有している。火炉11は、四角筒の中空形状をなして鉛直方向に沿って設置され、この火炉11を構成する火炉壁の下部に燃焼装置12が設けられている。
燃焼装置12は、火炉壁に装着された複数の燃焼バーナ21,22,23,24,25を有している。本実施例にて、この燃焼バーナ21,22,23,24,25は、周方向に沿って4個均等間隔で配設されたものが1セットとして、鉛直方向に沿って5セット、つまり、5段配置されている。
そして、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭供給管26,27,28,29,30を介して微粉炭機(ミル)31,32,33,34,35に連結されている。この微粉炭機31,32,33,34,35は、図示しないが、ハウジング内に鉛直方向に沿った回転軸心をもって粉砕テーブルが駆動回転可能に支持され、この粉砕テーブルの上方に対向して複数の粉砕ローラが粉砕テーブルの回転に連動して回転可能に支持されて構成されている。従って、石炭が複数の粉砕ローラと粉砕テーブルとの間に投入されると、ここで所定の大きさまで粉砕され、搬送空気(1次空気)により分級された微粉炭を微粉炭供給管26,27,28,29,30から燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
また、火炉11は、各燃焼バーナ21,22,23,24,25の装着位置に風箱36が設けられており、この風箱36に空気ダクト37の一端部が連結されており、この空気ダクト37は、他端部に送風機38が装着されている。従って、送風機38により送られた燃焼用空気(2次空気、3次空気)を、空気ダクト37から風箱36に供給し、この風箱36から各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給することができる。
そのため、燃焼装置12にて、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と1次空気とを混合した微粉燃料混合気(燃料ガス)を火炉11内に吹き込み可能であると共に、2次空気を火炉11内に吹き込み可能となっており、図示しない点火トーチにより微粉燃料混合気に点火することで、火炎を形成することができる。
なお、一般的に、ボイラの起動時には、各燃焼バーナ21,22,23,24,25は、油燃料を火炉11内に噴射して火炎を形成している。
火炉11は、上部に煙道40が連結されており、この煙道40に、対流伝熱部(熱回収部)として排ガスの熱を回収するための過熱器(スーパーヒータ)41,42、再熱器43,44、節炭器(エコノマイザ)45,46,47が設けられており、火炉11での燃焼で発生した排ガスと水との間で熱交換が行われる。
煙道40は、その下流側に熱交換を行った排ガスが排出される排ガス管(排ガス通路)48が連結されている。この排ガス管48は、空気ダクト37との間にエアヒータ49が設けられ、空気ダクト37を流れる空気と、排ガス管48を流れる排ガスとの間で熱交換を行い、燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給する燃焼用空気を昇温することができる。
また、排ガス管48では、エアヒータ49より上流側の位置に選択還元型触媒50が設けられ、エアヒータ49より下流側の位置に電気集塵機51、誘引送風機52、脱硫装置53が設けられ、下流端部に煙突54が設けられている。ここで、選択還元型触媒50、電気集塵機51、脱硫装置53が有害物質除去部として機能する。
従って、微粉炭機31,32,33,34,35が駆動すると、生成された微粉炭が搬送用空気と共に微粉炭供給管26,27,28,29,30を通して燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。また、加熱された燃焼用空気が空気ダクト37から風箱36を介して各燃焼バーナ21,22,23,24,25に供給される。すると、燃焼バーナ21,22,23,24,25は、微粉炭と搬送用空気とが混合した微粉燃料混合気を火炉11に吹き込むと共に燃焼用空気を火炉11に吹き込み、このときに着火することで火炎を形成することができる。この火炉11では、微粉燃料混合気と燃焼用空気とが燃焼して火炎が生じ、この火炉11内の下部で火炎が生じると、燃焼ガス(排ガス)がこの火炉11内を上昇し、煙道40に排出される。
なお、火炉11では、空気の供給量が微粉炭の供給量に対して理論空気量未満となるように設定されることで、内部が還元雰囲気に保持される。そして、微粉炭の燃焼により発生したNOxが火炉11で還元され、その後、アディショナルエアが追加供給されることで微粉炭の酸化燃焼が完結され、微粉炭の燃焼によるNOxの発生量が低減される。
このとき、図示しない給水ポンプから供給された水は、節炭器45,46,47によって予熱された後、図示しない蒸気ドラムに供給され火炉壁の各水管(図示せず)に供給される間に加熱されて飽和蒸気となり、図示しない蒸気ドラムに送り込まれる。更に、図示しない蒸気ドラムの飽和蒸気は過熱器41,42に導入され、燃焼ガスによって過熱される。過熱器41,42で生成された過熱蒸気は、図示しない発電プラント(例えば、タービン等)に供給される。また、タービンでの膨張過程の中途で取り出した蒸気は、再熱器43,44に導入され、再度過熱されてタービンに戻される。なお、火炉11をドラム型(蒸気ドラム)として説明したが、この構造に限定されるものではない。
その後、煙道40の節炭器45,46,47を通過した排ガスは、排ガス管48にて、選択還元型触媒50でNOxなどの有害物質が除去され、電気集塵機51で粒子状物質が除去され、脱硫装置53により硫黄分が除去された後、煙突54から大気中に排出される。
このように構成された微粉炭焚きボイラ10にて、火炉11より下流側が実施例1の排ガス処理装置として機能する。そして、この実施例1の排ガス処理装置では、排ガス管48における熱回収部(過熱器41,42、再熱器43,44、節炭器45,46,47)と有害物質除去部(選択還元型触媒50、電気集塵機51、脱硫装置53)との間に排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部61が設けられており、ポップコーンアッシュ捕集部61は、排ガスの流動方向における前方に突出する複数の突出部66が交差する2方向に沿って並設されて構成されている。
即ち、図2に示すように、排ガス管48は、例えば、矩形断面を有し、鉛直方向に沿って延びる第1配管(第1通路)48aと、水平方向に沿って延びる第2配管(第2通路)48bとから構成され、第1配管48aと第2配管48bとは、互いにほぼ直交する方向に連通している。この場合、排ガスの流動方向の上流側に位置する第1配管48a側に熱回収部が設けられ、排ガスの流動方向の下流側に位置する第2配管48b側に有害物質除去部が設けられ、第1配管48aの通路面積に比べて第2配管48bの通路面積が小さく設定されている。そして、ポップコーンアッシュ捕集部61は、第2配管48bに設けられている。
また、第1配管48aと第2配管48bとは、その後端部と前端部とが連通すると共に、この連通部の下方にポップコーンアッシュを貯留可能なホッパ62が設けられている。このホッパ62は、下方に向けて面積が狭くなるように対向する傾斜面により形成され、下端部が第2配管48bの底面より低い位置にある。なお、このホッパ62は、ポップコーンアッシュ捕集部61により捕集されて落下したポップコーンアッシュを貯留するだけでなく、第1配管48aから第2配管48bへと流れる排ガス中のポップコーンアッシュが直接ホッパ62の傾斜面に衝突して貯留することができ、図示しない開閉弁により開口部を開放することで、貯留したポップコーンアッシュを下方に排出可能となっている。そして、ポップコーンアッシュ捕集部61は、ホッパ62より排ガスの流動方向の下流側に位置するように、第2配管48bの入口部に傾斜して設けられている。
このポップコーンアッシュ捕集部61は、上下端部が第2配管48bの入口部における上下の壁面に固定されたブラケット63,64に固定されている。そして、このポップコーンアッシュ捕集部61は、下端部が排ガスの流動方向の下流側に位置するように所定角度で傾斜して配置されている。このポップコーンアッシュ捕集部61は、例えば、メッシュ状をなす金網により形成され、2mm〜3mm以下の多数の開口からなる。なお、ポップコーンアッシュ捕集部61は、メッシュ状をなす金網に限定されるものではなく、縦スリットまたは横スリットを有するスクリーンや多孔体などとしてもよい。
また、第1配管48aと第2配管48bとの連通部における曲がり角の内側に排ガスを曲がり角の外側に案内するキッカ(ガイド部)65が設けられている。このキッカ65は、第1配管48aと第2配管48bとの連通部における曲がり角の内側にて、第1配管48aの下端部の内壁面から曲がり角の外側にある対向する内壁面側に突出するように設けられ、断面が先細の三角形状をなしている。
ここで、まず、ポップコーンアッシュ捕集部61について、詳細に説明する。このポップコーンアッシュ捕集部61は、図3から図5に示すように、複数の突出部66が排ガスの流動方向における前方に突出しており、この複数の突出部66は、交差する2方向、つまり、水平方向と鉛直方向(または、2つの傾斜方向)に沿って並設されている。
この複数の突出部66は、全て同じ形状をなしている。即ち、1つの突出部(図3から図5にて、斜線で表したもの)66は、四角錐形状をなすことから、4つの傾斜捕集面67a,67b,67c,67dを有しており、その中心が四角錐の頂点となっている。本実施例にて、四角錐形状をなす突出部66は、正面視(図3)が鉛直方向に長いひし形形状をなしていることから、4つの傾斜捕集面67a,67b,67c,67dは、形状が対称性をなすものの、異なる形状となっている。
また、複数の突出部66は、排ガスの流動方向における上流側に突出していることから、排ガスの流動方向の下流側に位置する基端部がそれぞれ接続される接続部68が形成されている。そして、この接続部68は、排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置されると共に、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜するように、直線形状をなして配置されている。この場合、接続部68は、ポップコーンアッシュ捕集部61自体の傾斜方向に沿って位置している。
次に、実施例1の排ガス処理装置の作用を説明する。図1から図5に示すように、排ガス管48を流れる排ガスは、熱回収部(過熱器41,42、再熱器43,44、節炭器45,46,47)で熱が回収された後、第1配管48aに沿って下方に流れる。そして、排ガスは、連通部をほぼ直角に曲がってポップコーンアッシュ捕集部61に流れる。
ここで、排ガスは、第1配管48aと第2配管48bとの連通部における曲がり角の内側にて、キッカ65により連通部の中心側に案内されることで、流れが剥離してその流速が低下する。そして、排ガスは、ポップコーンアッシュ捕集部61によりポップコーンアッシュが捕集される。また、第1配管48aと第2配管48bとの連通部における曲がり角の外側を流れる排ガスは、一部のポップコーンアッシュがホッパ62の傾斜面に当接して落下する。
このとき、ポップコーンアッシュ捕集部61は、4個の傾斜捕集面67a,67b,67c,67dからなる突出部66が複数並設されて構成されていることから、ポップコーンアッシュの捕集面積(開口面積)が大きくなり、圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュが効率的に捕集される。その結果、ポップコーンアッシュ捕集部61に対するポップコーンアッシュの衝突力が緩和され、ポップコーンアッシュ捕集部61の磨耗や損傷が抑制される。
そして、ポップコーンアッシュ捕集部61で捕集されたポップコーンアッシュは、所定量が付着するものの、このポップコーンアッシュ捕集部61が傾斜していると共に、各突出部66の接続部68が鉛直方向に対して傾斜していることから、ホッパ62に自由落下して貯留される。
その後、ポップコーンアッシュがポップコーンアッシュ捕集部61で除去された排ガスは、有害物質除去部(選択還元型触媒50、電気集塵機51、脱硫装置53)で有害物質が除去される。
このように実施例1の排ガス処理装置にあっては、燃焼ガスを流動可能な排ガス管48と、排ガス管48に設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部と、排ガス管48における熱回収部より排ガスの流動方向の下流側に設けられて排ガス中の有害物質を除去可能な有害物質除去部と、排ガス管48における熱回収部と有害物質除去部との間に設けられて排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部61とを設け、ポップコーンアッシュ捕集部61として、排ガスの流動方向における上流側に突出する複数の突出部66を交差する2方向に沿って並設している。
従って、排ガス管48を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部61によりポップコーンアッシュが捕集され、その後、有害物質除去部で有害物質が除去される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部61が複数の突出部66を有することから、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。その結果、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部61の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。また、突出部66における上下左右の突き出し量を調整できることから、流速が高く摩耗しやすい箇所に対応した角度調整が可能となる。
また、実施例1の排ガス処理装置では、複数の突出部66の基端部が接続される接続部68を排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置し、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜させている。従って、各突出部66の接続部68が連続して傾斜していることから、ポップコーンアッシュ捕集部61が捕集したポップコーンアッシュがこの接続部68に溜まり、容易に落下することとなり、ポップコーンアッシュの安定した捕集を可能とすることができる。
また、実施例1の本発明の排ガス処理装置では、接続部68を直線形状としている。従って、接続部68に溜まったポップコーンアッシュを容易に落下させることができ、ポップコーンアッシュが接続部68を直線的に落下することから、堆積量を低減することができる。
また、実施例1の排ガス処理装置では、突出部66を多角錐(四角錐)形状としている。従って、突出部66により多数の傾斜面67a,67b,67c,67dが形成されることとなり、簡単な構成でポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、圧力損失を容易に低減することが可能となりポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。
図6は、本発明の実施例2に係る排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の平面図、図7は、実施例2のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。
実施例2において、排ガス処理装置の基本的な構成は、実施例1と同様であり、ポップコーンアッシュ捕集部の構成だけが相違している。図6及び図7に示すように、ポップコーンアッシュ捕集部71は、複数の突出部72a,72bが排ガスの流動方向における前方に突出しており、この複数の突出部72a,72bは、交差する2方向に沿って並設されている。排ガス管の中央部に配置される複数の突出部72aは、全て同じ形状をなしている。また、排ガスの流動方向に対する複数の突出部72bは、全て同じ形状をなしている。そして、1つの突出部72a,72bは、四角錐形状をなすことから、4つの傾斜捕集面を有している。本実施例にて、四角錐形状をなす突出部72a,72bは、正面視が鉛直方向に長いひし形形状をなしていることから、4つの傾斜捕集面は、形状が対称性をなすものの、異なる形状となっている。
また、ポップコーンアッシュ捕集部71は、排ガス管の中央部に配置される突出部72aにおける排ガスの流動方向に対する傾斜角度が排ガス管の外周部に配置される突出部72bおける排ガスの流動方向に対する傾斜角度より小さく設定されている。
そして、複数の突出部72a,72bは、排ガスの流動方向における上流側に突出していることから、排ガスの流動方向の下流側に位置する基端部がそれぞれ接続される接続部73が形成されている。そして、この接続部73は、排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置されると共に、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜するように、直線形状をなして配置されている。
従って、排ガス管を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部71に流れ、ここで、排ガスは、ポップコーンアッシュ捕集部71によりポップコーンアッシュが捕集される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部71は、4個の傾斜捕集面からなる突出部72a,72bが複数並設されて構成されていることから、ポップコーンアッシュの捕集面積(開口面積)が大きくなり、ポップコーンアッシュが効率的に捕集される。また、ポップコーンアッシュ捕集部71は、中央部にある突出部72aの傾斜角度が外周部にある突出部72bの傾斜角度より小さく設定されていることから、排ガス管の中央部が外周部より開口面積が大きくなっている。そのため、排ガス管を流れる排ガスは、その中心部側で比較的流速が速くなるものの、この中心部側で開口面積が大きくなることから、排ガス(ポップコーンアッシュ)は、突出部72aによりその流れが偏向され、流速及び圧力損失が低減される。その結果、ポップコーンアッシュ捕集部71に対するポップコーンアッシュの衝突力が緩和され、ポップコーンアッシュ捕集部71の磨耗や損傷が抑制される。
そして、ポップコーンアッシュ捕集部71で捕集されたポップコーンアッシュは、所定量が付着するものの、このポップコーンアッシュ捕集部71の各突出部72a,72bの接続部73が傾斜していることから、自由落下する。その後、ポップコーンアッシュがポップコーンアッシュ捕集部71で除去された排ガスは、有害物質除去部で有害物質が除去される。
このように実施例2の排ガス処理装置にあっては、ポップコーンアッシュ捕集部71として、排ガスの流動方向における上流側に突出する複数の突出部72a,72bを交差する2方向に沿って並設し、排ガス管の中央部に配置される突出部72aにおける排ガスの流動方向に対する傾斜角度を排ガス管の外周部に配置される突出部72bおける排ガスの流動方向に対する傾斜角度より小さく設定している
従って、排ガス管48を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部71によりポップコーンアッシュが捕集され、その後、有害物質除去部で有害物質が除去される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部71が複数の突出部72a,72bを有することから、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、ポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。また、排ガス管の中央部にある突出部72aの傾斜角度が外周部にある突出部72bの傾斜角度より小さく設定されていることから、排ガス管の中央部を流れる比較的流速の速いポップコーンアッシュは、その流れが偏向されて突出部72aに至るため、その流速及び圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部71の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
即ち、ポップコーンアッシュ捕集部71は、排ガスの流速が速い中央部側で突出部72aにおける傾斜捕集面の傾斜角度が小さく、排ガスの流速が遅い外周部側で突出部72bにおける傾斜捕集面の傾斜角度が大きく設定されている。そのため、ポップコーンアッシュ捕集部71の捕集面積を無駄に拡大することなく、必要な箇所だけを拡大しており、製造コストを抑制しながらも、排ガス中のポップコーンを効率良く捕集することができる。
図8は、本発明の実施例3に係る排ガス処理装置におけるポップコーンアッシュ捕集部の正面図、図9は、実施例3のポップコーンアッシュ捕集部の平面図、図10は、実施例3のポップコーンアッシュ捕集部の側面図である。
実施例3において、排ガス処理装置の基本的な構成は、実施例1と同様であり、ポップコーンアッシュ捕集部の構成だけが相違している。図8から図10に示すように、ポップコーンアッシュ捕集部81は、複数の突出部82,83が排ガスの流動方向における前方に突出しており、この複数の突出部82,83は、交差する2方向に沿って並設されている。
この複数の突出部82,83は、全て同じ形状をなしているが、突出部82と突出部83は、線対称となる形状となっている。即ち、突出部(図8から図10にて、斜線で表したもの)82,83は、それぞれ多角錐形状として三角錐形状をなすことから、3つの傾斜捕集面84a,84b,84c、3つの傾斜捕集面85a,85b,85cを有しており、その各中心が三角錐の頂点となっている。
また、複数の突出部82,83は、排ガスの流動方向における上流側に突出していることから、排ガスの流動方向の下流側に位置する基端部がそれぞれ接続される接続部86が形成されている。そして、この接続部86は、排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置されると共に、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜するように、直線形状をなして配置されている。この場合、接続部86は、突出部82,83の間に位置する鉛直方向をなすものと、鉛直方向に対して45度傾斜して互いに交差するものとから構成される。
従って、排ガス管を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部81に流れ、ここで、排ガスは、ポップコーンアッシュ捕集部81によりポップコーンアッシュが捕集される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部81は、6個の傾斜捕集面84a,84b,84c,85a,85b,85cからなる突出部82,83が複数並設されて構成されていることから、ポップコーンアッシュの捕集面積(開口面積)が大きくなり、圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュが効率的に捕集される。その結果、ポップコーンアッシュ捕集部71に対するポップコーンアッシュの衝突力が緩和され、ポップコーンアッシュ捕集部71の磨耗や損傷が抑制される。
そして、ポップコーンアッシュ捕集部81で捕集されたポップコーンアッシュは、所定量が付着するものの、このポップコーンアッシュ捕集部81の各突出部82,83の接続部86が傾斜していることから、自由落下する。その後、ポップコーンアッシュがポップコーンアッシュ捕集部71で除去された排ガスは、有害物質除去部で有害物質が除去される。
このように実施例3の排ガス処理装置にあっては、ポップコーンアッシュ捕集部81として、排ガスの流動方向における上流側に突出する複数の突出部82,83を交差する2方向に沿って並設している。
従って、排ガス管を流れる排ガスは、熱回収部で熱が回収された後、ポップコーンアッシュ捕集部81によりポップコーンアッシュが捕集され、その後、有害物質除去部で有害物質が除去される。このとき、ポップコーンアッシュ捕集部81が複数の突出部82,83を有することから、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。その結果、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部81の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
図11は、本発明の実施例4に係る排ガス処理装置を表す概略側面図である。なお、上述した実施例と同様の機能を有する部材には、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
実施例4の排ガス処理装置では、排ガス管48における熱回収部と有害物質除去部との間に排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部91がブラケット92,93により取付けられており、ポップコーンアッシュ捕集部91は、前述した実施例1−3と同様に、複数の突出部94が交差する2方向に沿って並設されて構成されている。
即ち、排ガス管48は、第1配管48aと第2配管48bとが連通して構成され、この連通部の下方にホッパ62が設けられている。そして、ポップコーンアッシュ捕集部91は、ホッパ62より排ガスの流動方向の下流側に位置するように、第2配管48bの入口部に傾斜して設けられている。
このポップコーンアッシュ捕集部91は、複数の突出部94が排ガスの流動方向における後方(下流側)に向けて突出している。なお、ポップコーンアッシュ捕集部91は、前述した実施例1−3のポップコーンアッシュ捕集部61,71,81とその突出方向に相異するだけで、その他の構成は同様となっている。即ち、実施例1−3のポップコーンアッシュ捕集部61,71,81の各突出部66,72a,72b,82,83が排ガスの流動方向における後方に向けて突出するように配置すればよいものである。
このように実施例4の排ガス処理装置にあっては、ポップコーンアッシュ捕集部91として、排ガスの流動方向における下流側に突出する複数の突出部94を交差する2方向に沿って並設している。
従って、ポップコーンアッシュ捕集部91が複数の突出部94を有することから、ポップコーンアッシュの捕集面積が大きくなり、圧力損失が低減されることとなり、ポップコーンアッシュを効率的に捕集することができる。その結果、ポップコーンアッシュによるポップコーンアッシュ捕集部91の損傷が抑制され、ポップコーンアッシュを適正に捕集することができる。
なお、上述した各実施例では、突出部を四角錐形状または三角錐形状としたが、この形状に限定されるものではない。例えば、五角錐形状などの多角錐形状、角錐台形状、球面献上、円錐台形状などとしてもよい。また、複数の突出部同士を接続線(接続部)により接続したが、接続部を平面としてもよい。更に、突出部をランダムに配置してもよい。
また、上述した各実施例では、排ガス管48を、鉛直方向に沿って延びる第1配管48aと水平方向に沿って延びる第2配管48bとを連通し、ここにホッパ62を形成して構成し、第2配管48bの入口部にポップコーンアッシュ捕集部61,71,81,91を設けたが、この構成に限定されるものではない。例えば、排ガス管48を、鉛直方向に沿って延びる第1配管(第1通路)と、水平方向に沿って延びる第2配管(第1通路)と、鉛直方向に沿って延びる第3配管(第2通路)とを連通し、各連通部にホッパを形成して構成し、第3配管の入口部にポップコーンアッシュ捕集部を設けてもよい。
10 微粉炭焚きボイラ
11 火炉
21,22,23,24,25 燃焼バーナ
40 煙道
41,42 過熱器(熱回収部)
43,44 再熱器(熱回収部)
45,46,47 節炭器(熱回収部)
48 排ガス管(排ガス通路)
50 選択還元型触媒(有害物質除去部)
51 電気集塵機(有害物質除去部)
53 脱硫装置(有害物質除去部)
61,71,81,91 ポップコーンアッシュ捕集部
62 ホッパ
65 キッカ(ガイド部)
66,72a,72b,82,83,94 突出部
67a,67b,67c,67d,84a,84b,84c,85a,85b,85c 傾斜捕集面
68,73,86 接続部

Claims (6)

  1. 燃焼ガスを流動可能な排ガス通路と、
    前記排ガス通路に設けられて排ガス中の熱を回収可能な熱回収部と、
    前記排ガス通路における前記熱回収部より排ガスの流動方向の下流側に設けられて排ガス中の有害物質を除去可能な有害物質除去部と、
    前記排ガス通路における前記熱回収部と前記有害物質除去部との間に設けられて排ガス中のポップコーンアッシュを捕集可能なポップコーンアッシュ捕集部と、
    を備え、
    前記ポップコーンアッシュ捕集部は、排ガスの流動方向における上流側に突出する複数の突出部が交差する2方向に沿って並設され、下端部が排ガスの流動方向における下流側に位置するように、複数の突出部の頂点が所定角度で傾斜して配置される、
    ことを特徴とする排ガス処理装置。
  2. 前記複数の突出部の基端部が接続される接続部は、排ガスの流動方向における略同一位置に連続して配置され、水平方向に対して所定の角度をもって傾斜することを特徴とする請求項1に記載の排ガス処理装置。
  3. 前記接続部は、直線形状をなすことを特徴とする請求項2に記載の排ガス処理装置。
  4. 前記突出部は、多角錐形状をなすことを特徴とする請求項1から3のいずれか一つに記載の排ガス処理装置。
  5. 前記排ガス通路の中央部に配置される前記突出部における排ガスの流動方向に対する傾斜角度が前記排ガス通路の外周部に配置される前記突出部おける排ガスの流動方向に対する傾斜角度より小さく設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の排ガス処理装置。
  6. 前記排ガス通路は、互いにほぼ直交する方向に連通して排ガスの流動方向に沿って連結される第1通路と第2通路とを有し、前記第1通路と前記第2通路との連通部の下方にポップコーンアッシュを貯留可能なホッパが設けられ、前記第1通路または該第1通路より上流側に前記熱回収部が設けられ、前記第2通路または該第2通路より下流側に前記有害物質除去部が設けられ、前記ポップコーンアッシュ捕集部は、前記第2通路に設けられることを特徴とする請求項1から5のいずれか一つに記載の排ガス処理装置。
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