WO2015098204A1 - 光ファイバ束の製造方法 - Google Patents

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Abstract

巻取部材(40)が1回転している間に、光ファイバ(11)を、円周方向に対して一度斜行させ、さらに所望する長さだけ円周面(43)の幅方向にずらす。そして、この状態で、巻取部材(40)は光ファイバ(11)を巻き取る。この動作は、巻取部材(40)が(N-1)回回転する際に、1回回転する度に同じ方向に実施される。次に、巻取部材(40)のN回目の回転において、ガイド部材(61)は、巻取部材(40)の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行するガイドを光ファイバ(11)に実施する。

Description

光ファイバ束の製造方法
 本発明は、複数の光ファイバが束ねられることで形成される光ファイバ束を製造する光ファイバ束の製造方法に関する。
 一般的な光ファイバ束の製造方法について、下記に簡単に説明する。 
 光ファイバの母材は、溶融装置によって溶融される。溶融している部材は、線引きされ、ドラム型の巻取部材によって巻き取られる。巻き取られた部材は光ファイバとして形成され、光ファイバが束ねられることで光ファイバ束が形成される。
 主な光ファイバ束の製造方法は、例えば、特許文献1と特許文献2とに開示されている。
特開平5-8935号公報 特開平8-208115号公報
 一般的な光ファイバの製造方法において、光ファイバの長さは、巻取部材の円周の長さ(以下、円周長さと称する)に依存する。例えば、円周長さが6mの場合、光ファイバの最大長さは6mとなってしまう。つまり円周長さよりも長い光ファイバを製造することは、できない。
 よって、前記において、6m以上の長さを有する光ファイバが製造される場合、6m以上の長さの円周を備える巻取部材が新規に製造される必要がある。言い換えると、既存の巻取部材の円周長さよりも長い光ファイバが製造される場合、製造する光ファイバの長さに合わせて、巻取部材が新規に製造される必要がある。このため光ファイバを含む光ファイバ束の製造コストがかかる。
 例えば特許文献1と特許文献2とにおいて、巻取部材が部材を巻いているのみである。よって製造装置は、1度に1つの光ファイバ束しか製造できない。製造装置が光ファイバ束を個別に大量に製造する場合、製造装置において、部材が巻取部材に巻き取られて1つの光ファイバ束が製造され、この製造した1つの光ファイバ束が巻取部材から取り外された後、再び部材が巻取部材に巻き取られて1つの光ファイバ束が製造される動作を繰り返す必要がある。このため、光ファイバ束が大量に製造される場合、手間がかかり、品質が均一とならない。
 このように、巻取部材の円周長さに依存することなく、安価に、手間をかけずに品質が均一している光ファイバ束を大量に製造できることが求められている。
 本発明は、これらの事情に鑑みてなされたものであり、巻取部材の円周長さに依存することなく、安価に、手間をかけずに品質が均一な光ファイバ束を大量に製造できる光ファイバ束の製造方法を提供することを目的とする。
 本発明の光ファイバ束の製造方法の一態様は、巻取部材がN回(Nは2以上の自然数)回転して光ファイバを巻き取ることによって、前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する光ファイバ束を製造する光ファイバ束の製造方法であって、前記巻取部材が所望する始点を基準に(N-1)回回転する際に、前記巻取部材が1回転している間において、且つ前記巻取部材が1回回転する度に、前記光ファイバを、前記巻取部材の円周方向に対して一度斜行させ、所望する長さだけ前記巻取部材の円周面の幅方向にずらして前記巻取部材に巻き取らせるシフト工程と、前記巻取部材のN回目の回転において、前記光ファイバが前記巻取部材の(N-1)回の回転において斜行しているすべての前記光ファイバと交差し、N倍の長さを有する前記光ファイバの終点が前記始点に戻るように、前記光ファイバを、前記巻取部材の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行させて前記巻取部材に巻き取らせる逆シフト工程と、を具備し、前記した動作が前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する前記光ファイバの1周期となり、前記動作が繰り返されることで、前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する前記光ファイバが束ねられることで形成される前記光ファイバ束を製造する。
図1Aは、本発明の実施形態に係る光ファイバ束の製造装置の概略側面図である。 図1Bは、巻取部材と移動ガイド機構との概略正面図である。 図1Cは、巻取部材と移動ガイド機構との概略上面図である。 図2Aは、巻取部材の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ束を製造することを説明する図である。 図2Bは、光ファイバ束が図示しない切断部材によって切断されることを説明する図である。 図2Cは、光ファイバ束が巻取部材から取り外されることを説明する図である。 図2Dは、光ファイバ束が巻取部材から取り外されることを説明する図である。 図3Aは、巻取部材の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ束を製造することを説明する図である。 図3Bは、光ファイバ束が図示しない切断部材によって切断されることを説明する図である。 図3Cは、光ファイバ束が巻取部材から取り外されることを説明する図である。 図3Dは、光ファイバ束が巻取部材から取り外されることを説明する図である。
 以下、図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。 
 [実施形態] 
 [構成] 
 図1Aと図1Bと図1Cと図2Aと図2Bと図2Cと図2Dと図3Aと図3Bと図3Cと図3Dとを参照して実施形態について説明する。なお一部の図面では、図示の明瞭化のために、一部の部材の図示を省略している。
 [光ファイバ束11aの製造装置10] 
 図1Aに示すように、製造装置10は、光ファイバ11の図示しない母材を溶融する溶融装置20と、溶融している部材が線引されて冷却され、光ファイバ11として形成された際、この光ファイバ11を巻き取る巻取装置30とを有している。
 図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、巻取装置30は、中心軸41を有しておりこの中心軸41周りに回転することによって光ファイバ11を巻き取る例えばドラム型の巻取部材40と、中心軸41と連結しており、巻取部材40が中心軸41周りに回転するように、巻取部材40の回転を制御する回転制御部50とを有している。 
 図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、巻取装置30は、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際に、光ファイバ11を巻取部材40にガイドする移動ガイド機構60と、巻取部材40の回転角度を検出し、検出結果を基に移動ガイド機構60を制御する検出制御ユニット70とをさらに有している。
 図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、本実施形態では、光ファイバ11は、巻取部材40の後述する円周面43の接線方向に沿って配設されている。光ファイバ11の先端部が巻取部材40に固定された状態で、巻取部材40が中心軸41周りに回転することによって、光ファイバ11は巻取部材40に巻き取られる。
 製造装置10は、複数の光ファイバ11同士が束ねられることで形成される光ファイバ束11aを製造する。光ファイバ11を含む光ファイバ束11aは、例えばライトガイドのために用いられる。図示はしないが光ファイバ11は、例えば、光ファイバ11の中心に配設されるコア部と、コア部を覆うクラッド部とを有している。このような光ファイバ11は、例えばガラスなどの光を透過する部材によって形成されている。
 [巻取部材40] 
 図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、中心軸41は、巻取部材40の幅方向において巻取部材40を貫通するように配設されている。中心軸41は、巻取部材40の中心に配設されている。
 図1Aと図1Bと図1Cとに示すように、巻取部材40は、中心軸41を全周に渡って囲うように中心軸41周りに配設されている円周面43を有している。円周面43は、光ファイバ11を巻き取る巻取面として機能し、巻取部材40の外周面として機能し、曲面部として機能する。巻取部材40が円周面43を有していれば、巻取部材40は、例えば円柱形状や円筒形状を有していればよい。中心軸41周りにおいて、巻取部材40の長さ、言い換えると円周面43の長さは、例えば、巻取部材40が巻き取る光ファイバ11の巻取長さよりも短くなっている。
 巻取部材40は、巻取部材40の円周面43が地面から離れるように、設置されている。このため、例えば、中心軸41の両端部は、巻取部材40の円周面43が地面から離れるように、図示しない支持部材によって支持されている。支持部材は、例えば地面に対して立設されている。
 [回転制御部50] 
 図1Aに示すような回転制御部50は、中心軸41を介して巻取部材40の回転及び停止を制御する。回転制御部50は、中心軸41を中心軸41周りに回転させるモータ等の駆動部を有している。
 [移動ガイド機構60] 
 図1Bと図1Cとに示すように、移動ガイド機構60は、例えば、円周面43から離れて配設されており、円周面43とは非接触であり、巻取部材40の円周面43に対向し、接線方向に沿って配設されている。移動ガイド機構60は、例えば、巻取部材40の高さ方向において、中心軸41よりも巻取部材40の上部側に配設されている。移動ガイド機構60は、円周面43の接線方向と円周面43の幅方向とに直交する巻取部材40の径方向において移動ガイド機構60と巻取部材40の上部との間に空間部が形成されるように、巻取部材40の上部の側方に配設されている。
 図1Bと図1Cとに示すように、移動ガイド機構60は、光ファイバ11が巻取部材40に巻き取られるように光ファイバ11を巻取部材40にガイドするガイド部材61と、ガイド部材61を保持し、ガイド部材61と共に巻取部材40の円周面43の幅方向、言い換えると接線方向に対して直交する方向に移動可能な保持移動部63とを有している。
 [ガイド部材61] 
 図1Bと図1Cとに示すように、ガイド部材61は、案内治具として機能する例えば2つの板状部材61aを有している。図1Cに示すように、板状部材61a同士は、接線方向に沿って配設される光ファイバ11に対して、光ファイバ11を円周面43の幅方向において両側から挟み込むように、並んで配設されている。ガイド部材61は、摩擦係数が低い低摩擦材によって形成されている。
 詳細については後述するが、巻取部材40の円周長さに対してN倍の長さを有する光ファイバ11が製造される際に、ガイド部材61は、巻取の始点であるA1点,A2点から巻取の終点でもあるA1点,A2点まで光ファイバ11を挟み込んだ状態でガイドする。前記したNは、2以上の自然数である。
 このときガイド部材61は、巻取部材40が1回転する間に、光ファイバ11が円周方向に対して一度斜行するように光ファイバ11をガイドし、巻取部材40が(N-1)回回転する際に1回回転する度にこの斜行するガイドを同方向に実施する。 
 巻取部材40のN回目の回転において、光ファイバ11が巻取部材40の(N-1)回の回転において斜行しているすべての光ファイバ11と交差して、光ファイバ11が始点に戻るように、ガイド部材61は、巻取部材40の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行するガイドを光ファイバ11に実施する。ガイド部材61は、交差角度θが例えば5度以上40度以下となるように、ガイドする。
 前記したガイドは、ガイド部材61を保持する保持移動部63が円周面43の幅方向に移動することで、実施される。
 [保持移動部63] 
 図1Bと図1Cとに示すように、保持移動部63は、ガイド部材61を保持する保持部材63aと、保持部材63aが固定されており、検出制御ユニット70の検出結果を基に言い換えると巻取部材40の回転角度に応じて円周面43の幅方向に移動することによって、保持部材63aを介してガイド部材61を円周面43の幅方向に移動させる移動部材63bとを有している。
 [検出制御ユニット70] 
 図1Aに示すように、検出制御ユニット70は、例えば、エンコーダとして機能する検出部73と、移動制御部75とを有している。
 [検出部73] 
 検出部73は、巻取部材40の回転角度を検出する。
 [移動制御部75] 
 移動制御部75は、検出部73の検出結果、言い換えると巻取部材40の回転角度を基に、保持移動部63が円周面43の幅方向において移動するように、または保持移動部63が停止するように、保持移動部63を制御する。
 [製造方法] 
 以下に、図1Aと図1Bと図1Cと図2Aと図2Bと図2Cと図2Dと図3Aと図3Bと図3Cと図3Dとを参照して、巻取装置30における巻取部材40の円周長さに対してN倍の長さを有する光ファイバ束11aの製造方法について説明する。Nは、2以上の自然数である。
 以下に一例として、図2Aと図2Bと図2Cと図2Dとを参照して巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ束11aの製造と、図3Aと図3Bと図3Cと図3Dとを参照して巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ束11aの製造とについて、説明する。
 [巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ11の製造] 
 (ステップ1(準備工程)・A1点(始点)) 
 光ファイバ11の図示しない母材は、溶融装置20によって溶融される。溶融している部材は、図1Aと図1Bとに示すように、例えば円周面43の接線方向に沿って線引きされ、自然に冷却され、光ファイバ11として形成される。光ファイバ11の先端部は、板状部材61aによって挟まれた状態で、巻取部材40の円周面43にまでガイドされ、円周面43に位置決め固定される。この位置決め固定部分を、以下、始点、言い換えると初期位置として機能するA1点と称する。 
 そして巻取部材40は、中心軸41周りに回転して光ファイバ11を引っ張りつつ巻き取る。以下において、巻取部材40の回転方向は、同一である。
 (ステップ2(シフト工程)・A1点→B1点) 
 図2Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11が始点として機能するA1点からB1点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図2Aに示すように、B1点は、A1点に対して、ずれて配設されている。詳細には、B1点は、A1点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。B1点は、A1点に対して例えば144度ずれて配設されている。またB1点は、A1点と同周上に配設されているのではなく、A1点に対して、円周方向に対して直交する方向であり、回転軸方向である円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されている。例えば、B1点は、A1点に対して右側にシフトして配設されている。
 このためステップ2において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってA1点からB1点まで円周方向に対して斜行するようにガイドされ、斜行した状態で巻取部材40に巻き取られる。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がA1点からB1点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向においてA1点からB1点まで移動するように、保持移動部63の移動を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動し、ガイド部材61は円周面43の幅方向においてA1点からB1点まで移動する。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がA1点からB1点まで円周方向に対して斜行して巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ3(直線工程)・B1点→C1点) 
 図2Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がB1点からC1点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図2Aに示すように、C1点は、B1点に対して、ずれて配設されている。詳細には、C1点は、B1点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。C1点は、B1点に対して例えば216度ずれて配設されている。このため、C1点は、巻取部材40がステップ1におけるA1点に対して1回転し、巻取部材40の円周方向においてA1点と同じ角度の位置に位置することを示す。なおC1点は、B1点と同周上に配設されている。よってC1点は、A1点と同周上に配設されているのではなく、A1点に対して、円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されていることとなる。例えば、C1点は、円周面43の幅方向におけるA1点とB1点との間の長さだけ、A1点に対して右側にシフトして配設されている。
 そしてステップ3において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってB1点からC1点まで円周方向に沿って直線状に配設されるようにガイドされ、直線状態で巻取部材40に巻き取られる。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がB1点からC1点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向において移動しないように、保持移動部63の停止を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動せず停止し、ガイド部材61は円周面43の幅方向において固定される。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がB1点からC1点まで円周方向に沿って直線状に巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ4(逆シフト工程)・C1点→D1点) 
 図2Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がC1点からD1点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 D1点は、C1点に対して、ずれて配設されている。詳細には、D1点は、C1点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。D1点は、C1点(A1点)に対して例えば144度ずれて配設されている。このため、D1点は、巻取部材40の円周方向においてB1点と同じ角度の位置に位置することを示す。またD1点は、C1点と同周上に配設されているのではなく、D1点がA1点と同周上に配設されるようにC1点に対して円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されている。例えば、D1点は、D1点がA1点と同周上に配設されるようにC1点に対して左側にシフトして配設されている。この場合、D1点は、円周面43の幅方向におけるA1点とC1点との長さだけ、B1点に対して左側にシフトして配設される。
 そしてステップ4において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってC1点からD1点まで円周方向に対して斜行するようにガイドされ、斜行した状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ2においてA1点からB1点まで円周方向に対して斜行して配設されている光ファイバ11に対して、交差することとなる。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がC1点からD1点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向においてC1点からD1点まで移動するように、保持移動部63の移動を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動し、ガイド部材61は円周面43の幅方向においてC1点からD1点まで移動する。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がC1点からD1点まで円周方向に対して斜行して巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ5(直線工程)・D1点→A1点) 
 図2Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がD1点からA1点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図2Aに示すように、A1点は、D1点に対して、ずれて配設されている。詳細には、A1点は、D1点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。A1点は、D1点に対して例えば216度ずれて配設されている。このステップ5におけるA1点は、巻取部材40がステップ1におけるA1点に対して2回転し、巻取部材40がステップ3におけるC1点に対して1回転し、巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ11の1周期が巻取部材40の円周方向において始点に戻ることを示す。
 そしてステップ5において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってD1点からA1点まで円周方向に沿って直線状に配設されるようにガイドされ、直線状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ3においてB1点からC1点まで円周方向に沿って直線状に配設されている光ファイバ11に対して、平行に配設される。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がD1点からA1点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向において移動しないように、保持移動部63の停止を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動せず停止し、ガイド部材61は円周面43の幅方向において固定される。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がD1点からA1点まで円周方向に沿って直線状に巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 ステップ2,3,4,5において、巻取部材40は2回転することとなる。そして、巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ11が巻取部材40に巻き取られ製造される。 
 つまり本実施形態では、巻取部材40の円周長さに依存することなく、所望する長さを有する光ファイバ11が製造される。 
 そしてこの場合、巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ11の1周期は、巻取部材40が2回転することに相当する。
 [巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ束11aの製造] 
 次に、ステップ2,3,4,5の動作が繰り返される。これにより、巻取部材40は、巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ11を複数巻き取ることとなる。そして、巻取部材40において、光ファイバ11同士が連続した状態で束ねられ(重ねられ)、これにより光ファイバ束11aが形成される。そして、2倍の長さを有する光ファイバ束11aが形成されるように、図2Bに示すように交差部80以外で光ファイバ束11aが切断部材81によって切断される。そして図2Cと図2Dとに示すように光ファイバ束11aは、巻取部材40から取り外される。本実施形態では、このようにして、巻取部材40の円周長さに対して2倍の長さを有する光ファイバ束11aが製造される。
 このため本実施形態では、1度に個別に光ファイバ束11aが大量に製造される。また製造装置10が光ファイバ束11aを個別に大量に製造する場合、製造装置10は、部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造し、この製造した1つの光ファイバ束11aを巻取部材40から取り外した後、再び部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造する動作を繰り返す必要がない。このため、本実施形態では、光ファイバ束11aを大量に製造する場合、手間がかからず、また品質が均一となる。
 [巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ11の製造] 
 ステップ1とステップ2とステップ3とが、前記同様に順に実施される。なお便宜上、A1点をA2点、B1点をB2点、C1点をC2点と称する。
 (ステップ11(シフト工程)・C2点→D2点) 
 図3Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がC2点からD2点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図3Aに示すように、D2点は、C2点に対して、ずれて配設されている。詳細には、D2点は、C2点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。D2点は、C2点に対して例えば144度ずれて配設されている。このため、D2点は、巻取部材40の円周方向においてB2点と同じ角度の位置に位置することとなる。またD2点は、C2点と同周上に配設されているのではなく、D2点がC2点に対して右側にシフトして配設されるように、C2点に対して円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されている。この場合、D2点は、円周面43の幅方向におけるA2点とC2点との長さだけ、B2点に対して右側にシフトして配設される。
 このためステップ11において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってC2点からD2点まで円周方向に対して斜行するようにガイドされ、斜行した状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ2においてA2点からB2点まで円周方向に対して斜行して配設されている光ファイバ11に対して、平行に配設される。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がC2点からD2点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向においてC2点からD2点まで移動するように、保持移動部63の移動を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動し、ガイド部材61は円周面43の幅方向においてC2点からD2点まで移動する。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がC2点からD2点まで円周方向に対して斜行して巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ12(直線工程)・D2点→E2点) 
 図3Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がD2点からE2点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図3Aに示すように、E2点は、D2点に対して、ずれて配設されている。詳細には、E2点は、D2点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。E2点は、D2点に対して例えば216度ずれて配設されている。このため、E2点は、巻取部材40がステップ1におけるA2点に対して2回転し、巻取部材40がステップ3におけるC2点に対して1回転し、巻取部材40の円周方向においてA2点とC2点とに同じ角度の位置に位置することを示す。なおE2点は、D2点と同周上に配設されている。このためE2点は、A2点とC2点と同周上に配設されているのではなく、A2点とC2点とに対して、円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されていることとなる。例えば、E2点は、円周面43の幅方向におけるA2点とB2点との間の長さだけ、C2点に対して右側にシフトして配設されている。言い換えると、E2点は、円周面43の幅方向におけるA2点とC2点との間の長さだけ、C2点に対して右側にシフトして配設されている。
 そしてステップ12において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってD2点からE2点まで円周方向に沿って直線状に配設されるようにガイドされ、直線状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ3においてB2点からC2点まで円周方向に沿って直線状に配設されている光ファイバ11に対して、平行に配設される。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がD2点からE2点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向において移動しないように、保持移動部63の停止を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動せず停止し、ガイド部材61は円周面43の幅方向において固定される。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がD2点からE2点まで円周方向に沿って直線状に巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ13(逆シフト工程)・E2点→F2点) 
 図3Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がE2点からF2点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図3Aに示すように、F2点は、E2点に対して、ずれて配設されている。詳細には、F2点は、E2点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。F2点は、E2点(A2点)に対して例えば144度ずれて配設されている。このため、F2点は、巻取部材40の円周方向においてB2点とD2点と同じ角度の位置に位置することを示す。またF2点は、E2点と同周上に配設されているのではなく、F2点がA2点と同周上に配設されるようにE2点に対して円周面43の幅方向に所望する長さだけずれて配設されている。例えば、F2点は、F2点がA2点と同周上に配設されるようにE2点に対して左側にシフトして配設されている。この場合、F2点は、円周面43の幅方向におけるA2点とC2点との間の長さだけ、B2点に対して左側にシフトして配設される。またF2点は、円周面43の幅方向におけるA2点とE2点との間の長さだけ、D2点に対して左側にシフトして配設される。
 そしてステップ13において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってE2点からF2点まで円周方向に対して斜行するようにガイドされ、斜行した状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ2においてA2点からB2点まで円周方向に対して斜行して配設されている光ファイバ11と、ステップ11においてC2点からD2点まで円周方向に対して斜行して配設されている光ファイバ11とに対して、交差することとなる。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がE2点からF2点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向においてE2点からF2点まで移動するように、保持移動部63の移動を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動し、ガイド部材61は円周面43の幅方向においてE2点からF2点まで移動する。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がE2点からF2点まで円周方向に対して斜行して巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 (ステップ14(直線工程)・F2点→A2点) 
 図3Aに示すように、巻取部材40が光ファイバ11をさらに巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がF2点からA2点まで巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドする。 
 図3Aに示すように、A2点は、F2点に対して、ずれて配設されている。詳細には、A2点は、F2点に対して、円周方向に所望する角度ずれて配設されている。A2点は、F2点に対して例えば216度ずれて配設されている。このため、このステップ14におけるA2点は、巻取部材40がステップ1におけるA2点に対して3回転し、巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ11の1周期が巻取部材40の円周方向において始点に戻ることを示す。
 そしてステップ14において、光ファイバ11は、ガイド部材61によってF2点からA2点まで円周方向に沿って直線状に配設されるようにガイドされ、直線状態で巻取部材40に巻き取られる。この場合、光ファイバ11は、ステップ3においてB2点からC2点まで円周方向に沿って直線状に配設されている光ファイバ11と、ステップ12においてD2点からE2点まで円周方向に沿って直線状に配設されている光ファイバ11と、に対して、平行に配設される。
 なお前記において、検出部73は、巻取部材40が円周方向に所望する角度回転して、巻取部材40がF2点からA2点まで回転したことを、巻取部材40を介して検出する。これに伴い、移動制御部75は、ガイド部材61が円周面43の幅方向において移動しないように、保持移動部63の停止を制御する。これによって保持移動部63はガイド部材61を保持した状態で円周面43の幅方向において移動せず停止し、ガイド部材61は円周面43の幅方向において固定される。そして、前記したように、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際、ガイド部材61は、光ファイバ11がF2点からA2点まで円周方向に沿って直線状に巻取部材40に巻き取られるように、光ファイバ11をガイドすることとなる。
 ステップ2,3,11,12,13,14において、巻取部材40は3回転することとなる。そして、巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ11が製造される。 
 つまり本実施形態では、巻取部材40の円周長さに依存することなく、所望する長さを有する光ファイバ11が製造される。 
 そしてこの場合、巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ11の1周期は、巻取部材40が3回転することに相当する。
 [巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ束11aの製造] 
 次に、ステップ2,3,11,12,13,14の動作が繰り返される。これにより、巻取部材40は、巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ11を複数巻き取ることとなる。そして、巻取部材40において、光ファイバ11同士が連続した状態で束ねられ(重ねられ)、これにより光ファイバ束11aが形成される。そして、3倍の長さを有する光ファイバ束11aが形成されるように、図3Bに示すように交差部80以外で光ファイバ束11aが切断部材81によって切断される。そして図3Cと図3Dとに示すように光ファイバ束11aは、巻取部材40から取り外される。本実施形態では、このようにして、巻取部材40の円周長さに対して3倍の長さを有する光ファイバ束11aが製造される。
 このため本実施形態では、1度に個別に光ファイバ束11aが大量に製造される。また製造装置10が光ファイバ束11aを個別に大量に製造する場合、製造装置10は、部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造し、この製造した1つの光ファイバ束11aを巻取部材40から取り外した後、再び部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造する動作を繰り返す必要がない。このため、本実施形態では、光ファイバ束11aを大量に製造する場合、手間がかからず、また品質が均一となる。
 [まとめ] 
 前記したように、製造装置10が巻取部材40の円周のN倍の長さを有する光ファイバ束11aを製造する場合、巻取部材40はN回回転して光ファイバ11を巻き取る。なおNは、2以上の自然数である。 
 そして、巻取部材40が所望する始点を基準に(N-1)回回転する際に、巻取部材40が1回転している間において、ガイド部材61によって、光ファイバ11を、円周方向に対して一度斜行させ、さらに所望する長さだけ円周面43の幅方向にずらす。そして、この状態で、巻取部材40は光ファイバ11を巻き取る。この動作は、巻取部材40が(N-1)回回転する際に、1回回転する度に同じ方向に実施される。このようなシフト工程が実施される。 
 次に、巻取部材40のN回目の回転において、光ファイバ11が巻取部材40の(N-1)回の回転において斜行しているすべての光ファイバ11と交差して、N倍の長さを有する光ファイバ11の終点が始点に戻るように、ガイド部材61は、巻取部材40の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行するガイドを光ファイバ11に実施する。そして、この状態で、巻取部材40は光ファイバ11を巻き取る。このような逆シフト工程が実施される。 
 ステップ3のような直線工程は、省略されても構わない。 
 この動作が、巻取部材40の円周のN倍の長さを有する光ファイバ11の1周期となる。
 なお前記において、光ファイバ11がガイド部材61によってガイドされた状態で、光ファイバ11は巻取部材40に巻き取られる。ガイド部材61は常にガイドするために、光ファイバ11同士が絡まることが防止される。
 前記において、ガイド部材11が円周面43の幅方向に移動することによって、光ファイバ11が斜行する。またガイド部材61が移動するため、巻取部材40を移動させる必要はなく、製造装置10の構成は簡素となる。
 前記において、斜行時以外は、ガイド部材61は、光ファイバ11が円周方向に沿って直線状に配設されるように、ガイドする。この状態で、巻取部材40は光ファイバ11を巻き取る。このため、光ファイバ11同士が絡まることが防止される。
 前記によって、光ファイバ11は、規則的に巻取部材40によって巻き取られる。
 そして、前記動作が繰り返されることで、巻取部材40の円周のN倍の長さを有する光ファイバ11が束ねられることで形成される光ファイバ束11aが製造される。そして、巻取部材40において、N倍の長さを有する光ファイバ束11aを形成するように光ファイバ11が切断部材81によって切断され、光ファイバ11が巻取部材40から取り外される。このようにして、巻取部材40の円周長さに対してN倍の長さを有する光ファイバ束11aが製造される。
 [効果] 
 本実施形態では、巻取部材40が所望する始点を基準に(N-1)回回転する際に、巻取部材40が1回転している間において、且つ巻取部材40が1回回転する度に、光ファイバ11を、巻取部材40の円周方向に対して一度斜行させ、所望する長さだけ円周面43の幅方向にずらして巻取部材40に巻き取らせる。 
 そして、巻取部材40のN回目の回転において、光ファイバ11が巻取部材40の(N-1)回の回転において斜行しているすべての光ファイバ11と交差し、N倍の長さを有する光ファイバ11の終点が始点に戻るように、光ファイバ11を、巻取部材40の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行させて巻取部材40に巻き取らせる。 
 前記動作が巻取部材40の円周のN倍の長さを有する光ファイバ11の1周期となり、前記動作が繰り返されることで、巻取部材40の円周のN倍の長さを有する光ファイバ11が束ねられることで形成される光ファイバ束11aが製造される。
 よって、本実施形態では、巻取部材40の円周長さに依存することなく、安価に、手間をかけずに品質が均一な光ファイバ束11aを大量に製造できる光ファイバ束11aの製造方法を提供できる。 
 本実施形態では、既存の巻取部材40の円周長さよりも長い光ファイバ束11aを製造することができ、巻取部材40を新規に製造する必要がなく、光ファイバ束11aの製造コストを抑えることができる。
 本実施形態では、1度に個別に光ファイバ束11aが大量に製造される。製造装置10が光ファイバ束11aを個別に大量に製造する場合、製造装置10は、部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造し、この製造した1つの光ファイバ束11aを巻取部材40から取り外した後、再び部材を巻取部材40に巻き取らせて1つの光ファイバ束11aを製造する動作を繰り返す必要がない。このため、本実施形態では、光ファイバ束11aを大量に製造する場合、手間がかからず、また品質が均一となる。
 本実施形態では、前記において、ガイド部材61は常にガイドするために、巻取部材40が光ファイバ11を巻き取る際に、光ファイバ11同士が絡まることを防止できる。
 本実施形態では、ガイド部材61が円周面43の幅方向に移動することによって、光ファイバ11が斜行するため、製造装置10の構成を簡素にできる。
 本実施形態では、斜行時以外は、ガイド部材61は、光ファイバ11が円周方向に沿って直線状に配設されるように、ガイドする。この状態で、巻取部材40は光ファイバ11を巻き取る。このため本実施形態では、光ファイバ11同士が絡まることを防止できる。
 本実施形態では、前記によって、光ファイバ11を規則的に巻取部材40に巻き取ることができる。
 本実施形態では、光ファイバ束11aは、交差部80以外で切断されて、巻取部材40から取り外される。このため、本実施形態では、光ファイバ束11aがばらばらにならずに、光ファイバ束11aをほどくことができ、取り外しを容易に実施できる。
 本実施形態では、ガイド部材61は、交差角度θが例えば5度以上40度以下となるように、ガイドする。このため、本実施形態では、光ファイバ束11aがばらばらにならずに、光ファイバ束11aをほどくことができ、取り外しを容易に実施できると共に、取り外した光ファイバ束11aがばらばらにならないように光ファイバ束11aを束ねる束ね作業を容易に実施できる。
 なおB1点は、A1点に対して例えば144度ずれて配設されているが、この角度は特に限定されず、交差角度等を考慮して所望に設定可能である。この点は、D1点などについても同様である。
 本発明は、上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合せにより種々の発明を形成できる。

Claims (5)

  1.  巻取部材がN回(Nは2以上の自然数)回転して光ファイバを巻き取ることによって、前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する光ファイバ束を製造する光ファイバ束の製造方法であって、
     前記巻取部材が所望する始点を基準に(N-1)回回転する際に、前記巻取部材が1回転している間において、且つ前記巻取部材が1回回転する度に、前記光ファイバを、前記巻取部材の円周方向に対して一度斜行させ、所望する長さだけ前記巻取部材の円周面の幅方向にずらして前記巻取部材に巻き取らせるシフト工程と、
     前記巻取部材のN回目の回転において、前記光ファイバが前記巻取部材の(N-1)回の回転において斜行しているすべての前記光ファイバと交差し、N倍の長さを有する前記光ファイバの終点が前記始点に戻るように、前記光ファイバを、前記巻取部材の(N-1)回の回転においてずらした方向とは逆側に斜行させて前記巻取部材に巻き取らせる逆シフト工程と、
     を具備し、
     前記した動作が前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する前記光ファイバの1周期となり、前記動作が繰り返されることで、前記巻取部材の円周のN倍の長さを有する前記光ファイバが束ねられることで形成される前記光ファイバ束を製造する光ファイバ束の製造方法。
  2.  前記光ファイバがガイド部材によってガイドされた状態で、前記光ファイバを前記巻取部材が巻き取る請求項1に記載の光ファイバ束の製造方法。
  3.  前記ガイド部材が前記円周面の幅方向に移動することによって、前記光ファイバが斜行する請求項2に記載の光ファイバ束の製造方法。
  4.  斜行時以外において前記光ファイバが円周方向に沿って直線状に配設されるように、前記ガイド部材は前記光ファイバをガイドする請求項3に記載の光ファイバ束の製造方法。
  5.  前記光ファイバ束は、交差部以外で切断されて、前記巻取部材から取り外される請求項4に記載の光ファイバ束の製造方法。
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