WO2015008413A1 - 有機el表示装置 - Google Patents

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WO2015008413A1
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小笠原 真也
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パナソニック株式会社
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    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K7/00Constructional details common to different types of electric apparatus
    • H05K7/20Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating
    • H05K7/20954Modifications to facilitate cooling, ventilating, or heating for display panels
    • H05K7/20972Forced ventilation, e.g. on heat dissipaters coupled to components

Definitions

  • an organic EL element includes a light emitting layer that emits light to display an image.
  • This light emitting layer has characteristics due to a temperature increase due to heat generation of the light emitting element itself or heat generation from an electric circuit board. It tends to deteriorate, and as a result, there is a problem that good image display is impaired.
  • FIG. 11 is a plan view of the organic EL display device excluding the back cover in the second embodiment when viewed from the back side of the organic EL panel.
  • FIG. 12 is a plan view of the organic EL display device according to the second embodiment as viewed from the back cover side.
  • FIG. 6 is a circuit diagram illustrating an example of a circuit configuration for driving the organic EL element included in the organic EL display device according to the first embodiment.
  • FIG. 7 is a cross-sectional view showing a cross-sectional structure of the RGB sub-pixel portion in the organic EL display device according to the first embodiment.
  • an organic EL light emitting element is formed after forming a polymer substrate on a rigid base material such as glass by a coating method or pasting, and then a rigid material such as glass is formed.
  • a manufacturing method is used to remove a substrate.
  • the hole transport layer 124 is made of a polyvinyl carbazole material, a polysilane material, a polysiloxane derivative, a phthalocyanine compound such as copper phthalocyanine, an aromatic amine compound, or the like.
  • a film forming method various coating methods can be used, and the film is formed to a thickness of about 10 nm to 200 nm.
  • the hole injection layer stacked on the hole transport layer 124 is a layer that enhances hole injection from the anode 123, and is a metal oxide such as molybdenum oxide, vanadium oxide, or aluminum oxide, a metal nitride, or a metal. Oxynitride is formed by sputtering.
  • the material of the cathode 127 differs depending on the light extraction direction.
  • a light-transmitting conductive material such as ITO, IZO, tin oxide, or zinc oxide is used.
  • a material such as platinum, gold, silver, copper, tungsten, aluminum, or an aluminum alloy is used.
  • a film forming method a sputtering method, a vacuum evaporation method, or the like is used, and the film is formed to a thickness of about 50 nm to 500 nm.
  • the air in the first space S1 can be efficiently replaced with the air in the external space.
  • a centrifugal blower forms an air flow in a direction along a tangential direction of a circle in which a plurality of wings of the centrifugal blower are arranged, and in a direction in which the fan rotates (forward direction).
  • the fans 11a and 11b are arranged at both ends in a predetermined direction of the first space S1, and the fan 11a arranged on the left side with respect to the air flow direction (that is, the vertical direction) rotates in the clockwise direction 30a.
  • the fan 11b arranged on the right side with respect to the air flow direction is arranged to rotate in the counterclockwise direction 30b.
  • the present invention is useful for providing an organic EL display device.

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Abstract

 有機EL表示装置(10)は、前面に画像を表示する有機ELパネル(1)と、有機ELパネル(1)の背面側を支持するシャーシ(2)と、シャーシ(2)とともに有機ELパネル(1)の背面側において空間(S10)を形成するバックカバーであって、外部空間から空間(S10)に空気を取り入れるための吸気孔と、空間(S10)から外部空間に空気を排出するための排気孔とを有するバックカバーと、空間(S10)を、有機ELパネル(1)の温度が相対的に高い第一部分に対応する第一空間(S1)と、有機ELパネル(1)の温度が相対的に低い第二部分に対応する第二空間(S2)とに仕切る壁部(9a、9b)と、を備え、吸気孔および排気孔は、バックカバーにおいて、両方が外部空間と第一空間(S1)とを連通する。

Description

有機EL表示装置
 本開示は、映像を表示する有機ELパネルを備えた有機EL表示装置に関する。
 有機EL(エレクトロルミネセンス)表示装置は、映像を表示するための表示パネルとして、有機ELパネルを備える。さらにこの有機ELパネルは、表示装置に入力される映像信号に基づき発光する発光素子としての有機EL素子を備える。
 有機EL素子は、一般的な構造として、画像を表示するために発光する発光層を備えるが、この発光層が、発光素子自身の発熱や電気回路基板からの発熱、などによる温度上昇により特性が劣化しやすく、その結果、良好な画像表示が損なわれてしまうという問題を有する。
 ここで、例えば特許文献1には、一般的な表示装置(例えばPDP等)における表示パネル自身からの発熱と各種回路基板等からの発熱とを冷却することを目的として、背面カバーの天井部に排気用の冷却ファンを設置し、表示パネルと各種電気回路基板からの熱を排出して冷却を行うということが記載されている。
特開2010-181660号公報
 しかしながら、特許文献1の技術では、有機EL表示装置が備える有機ELパネルに発生する温度分布を小さくすることは難しい。
 本開示はこのような現状に鑑みなされたもので、有機EL表示装置において、それが備える有機ELパネルに発生する温度分布を小さくすることで、良好な画像表示を可能とすることを目的とする。
 上記目的を実現するために本開示の有機EL表示装置は、前面に画像を表示する有機ELパネルと、有機ELパネルの背面側を支持するシャーシと、有機ELパネルの背面側において空間を形成するバックカバーであって、外部空間から空間に空気を取り入れるための吸気孔と、空間から外部空間に空気を排出するための排気孔とを有するバックカバーと、空間を、有機ELパネルの温度が相対的に高い第一部分に対応する第一空間と、有機ELパネルの温度が相対的に低い第二部分に対応する第二空間とに仕切る壁部とを備え、吸気孔および前記排気孔は、外部空間と前記第一空間とを連通する。
 本開示によれば、有機EL表示装置において、それが備える有機ELパネルに発生する温度分布を小さくすることができ、もって、良好な画像表示を可能とすることができる。
図1は、実施の形態1における有機EL表示装置の概略構造を背面側から示す図である。 図2は、実施の形態1における有機EL表示装置の概略構造を示す中央近傍の縦断面図である。 図3は、実施の形態1における有機EL表示装置の外観の背面図である。 図4は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機ELパネルの概略斜視図である。 図5は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機ELパネルにおけるRGBの画素部分となる有機EL素子の概略構造の一例を示す断面図である。 図6は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機EL素子を駆動するための回路構成の一例を示す回路図である。 図7は、実施の形態1における有機EL表示装置において、RGBのサブピクセル部分の断面構造を示す断面図である。 図8は、ファンユニットの斜視図である。 図9は、ファンユニットによる空気の流れを説明するための図である。 図10Aは、ファン11aの構成およびファン11aの羽の回転方向を説明するための図である。 図10Bは、ファン11bの構成およびファン11bの羽の回転方向を説明するための図である。 図11は、実施の形態2におけるバックカバーを除いた有機EL表示装置を有機ELパネルの背面側から視た平面図である。 図12は、実施の形態2における有機EL表示装置をバックカバー側から視た平面図である。
 (本発明の基礎となった知見)
 本発明者は、「背景技術」の欄において記載した、表示装置に関し、以下の問題が生じることを見出した。
 有機ELパネルは、発光時にはそれ自身、中央部が周縁部より熱くなるという温度分布が存在することを、本願発明者の検討により明らかにした。
 さらに有機EL表示装置においては、外観上の薄さを強調するため、各種電気回路基板などを略中央に配置される場合が多く、このような場合、各種電気回路基板からの発熱のため、表示パネルの中央部と周縁部との温度差がさらに大きくなってしまうことになる。
 このような状況下で、例えば特許文献1に開示されているような冷却構造を適用した場合、有機ELパネルの全体的な温度低下という効果は得られるが、中央部と周縁部とに温度差が存在するという状態はそれほど解消されないことも、本願発明者の検討により明らかにした。
 ここで、先に述べたように、有機ELパネルは、その有機EL素子が熱により特性劣化してしまうという問題を有することから、PDP(プラズマディスプレイパネル)やLCD(液晶ディスプレイ)に比べ、温度分布に対する許容範囲が小さく、従って、有機EL表示装置においては、表示パネルである有機ELパネルで発生する温度差を、より小さくする必要がある。
 本開示は、このような知見に基づいてなされたものであり、本発明者が鋭意検討した結果、有機ELパネルの温度分布を均一化させることが可能な有機EL表示装置の構造についての着想を得た。
 以下、適宜図面を参照しながら、実施の形態を詳細に説明する。但し、必要以上に詳細な説明は省略する場合がある。例えば、既によく知られた事項の詳細説明や実質的に同一の構成に対する重複説明を省略する場合がある。これは、以下の説明が不必要に冗長になるのを避け、当業者の理解を容易にするためである。
 なお、発明者は、当業者が本開示を十分に理解するために添付図面及び以下の説明を提供するのであって、これらによって請求の範囲に記載の主題を限定することを意図するものではない。
 (実施の形態1)
 図1は、実施の形態1における有機EL表示装置の概略構造を背面側から示す図である。図2は、実施の形態1における有機EL表示装置の概略構造を示す中央近傍の縦断面図である。図3は、実施の形態1における有機EL表示装置の外観を背面側から示す図である。図4は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機ELパネルの概略斜視図である。図5は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機ELパネルにおけるRGBの画素部分となる有機EL素子の概略構造の一例を示す断面図である。図6は、実施の形態1における有機EL表示装置が備える有機EL素子を駆動するための回路構成の一例を示す回路図である。図7は、実施の形態1における有機EL表示装置において、RGBのサブピクセル部分の断面構造を示す断面図である。
 図1~図7において、1は有機ELパネル、2はシャーシ、3はエスカッションフレーム、4はバックカバー、5、6、7は各種電気回路基板、11a、11bはファンユニット、9は壁、10は有機ELユニット、50はスタンドである。以下、同一機能のものには同一符号を記して説明を省略する。
 有機EL表示装置は、図2の有機ELパネル1に画像を表示する面が前面側(表示面側)にあたり、有機ELパネル1の裏側の電気回路基板5、6、7等が設置される面が背面側(非表示面側)となる。以下、説明の都合上、左右方向については前面側から画像表示装置を見た際の向きで定義し、上下は図2に示すように画像表示装置を設置した状態での上下として定義する。
 図5および図6に示すように、有機EL表示装置が備える有機ELパネル1は、下層より、複数個の薄膜トランジスタを配置した薄膜トランジスタアレイ装置101と、下部電極である陽極102、有機材料からなる発光層103および透明な上部電極である陰極104からなる発光部との積層構造により構成され、前記発光部は薄膜トランジスタアレイ装置101により発光制御される。また、前記発光部は、一対の電極である陽極102と陰極104との間に発光層103を配置した構成であり、陽極102と発光層103との間には正孔輸送層(後述参照)が積層形成され、発光層103と透明な陰極104の間には電子輸送層(後述参照)が積層形成されている。薄膜トランジスタアレイ装置101には、複数の画素105がマトリックス状に配置されている。
 各画素105は、それぞれに設けられた画素回路106によって駆動される。また、薄膜トランジスタアレイ装置101は、行状に配置される複数のゲート配線107と、ゲート配線107と交差するように列状に配置される複数の信号配線としてのソース配線108と、ソース配線108に平行に延びる複数の電源配線109とを備える。
 図6に示すように、ゲート配線107は、画素回路106のそれぞれに含まれるスイッチング素子として動作する薄膜トランジスタ110のゲート電極110gを行毎に接続する。ソース配線108は、画素回路106のそれぞれに含まれるスイッチング素子として動作する薄膜トランジスタ110のソース電極110sを列毎に接続する。電源配線109は、画素回路106のそれぞれに含まれる駆動素子として動作する薄膜トランジスタ111のドレイン電極111dを列毎に接続する。
 図6に示すように、画素回路106は、スイッチング素子として動作する薄膜トランジスタ110と、駆動素子として動作する薄膜トランジスタ111と、対応する画素に表示するデータを記憶するキャパシタ112とで構成される。
 薄膜トランジスタ110は、ゲート配線107に接続されるゲート電極110gと、ソース配線108に接続されるソース電極110sと、キャパシタ112および薄膜トランジスタ111のゲート電極111gに接続されるドレイン電極110dと、半導体膜(図示せず)とで構成される。この薄膜トランジスタ110は、接続されたゲート配線107およびソース配線108に電圧が印加されると、当該ソース配線108に印加された電圧値を表示データとしてキャパシタ112に保存する。
 薄膜トランジスタ111は、薄膜トランジスタ110のドレイン電極110dに接続されるゲート電極111gと、電源配線109およびキャパシタ112に接続されるドレイン電極111dと、陽極102に接続されるソース電極111sと、半導体膜(図示せず)とで構成される。この薄膜トランジスタ111は、キャパシタ112が保持している電圧値に対応する電流を電源配線109からソース電極111sを通じて陽極102に供給する。すなわち、上記構成の有機EL表示装置の有機ELパネル1は、ゲート配線107とソース配線108との交点に位置する画素105毎に表示制御を行うアクティブマトリックス方式を採用している。
 また、有機EL表示装置において、少なくとも赤色、緑色および青色の発光色で発光する発光部は、少なくとも赤色(R)、緑色(G)、および青色(B)の発光層を有するサブピクセルが複数個マトリクス状に配列されて複数個の画素が形成されている。各画素を構成するサブピクセルは、バンクによって互いに分離されている。このバンクは、ゲート配線107に平行に延びる突条と、ソース配線108に平行に延びる突条とが互いに交差するように形成することにより設けられる。そして、この突条で囲まれる部分、すなわちバンクの開口部にRGBの発光層を有するサブピクセルが形成されている。
 図7は、有機EL表示装置の有機ELパネルにおいて、RGBのサブピクセル部分の断面構造を示す断面図である。図7に示すように、有機ELパネル1は、ガラス基板、フレキシブル樹脂基板などのベース基板121上に、上述した画素回路106を構成する薄膜トランジスタアレイ装置122を形成している。また、薄膜トランジスタアレイ装置122には、平坦化絶縁膜(図示せず)を介して下部電極である陽極123が形成されている。そして、陽極123上には、正孔輸送層124、有機材料からなるRGBに発光する発光層125、電子輸送層126、透明な上部電極である陰極127が順に積層形成され、これによりRGBの有機EL発光部が構成されている。
 また、前記発光部の発光層125は、絶縁層であるバンク128により区画された領域に形成されている。バンク128は、陽極123と陰極127との絶縁性を確保するとともに、発光領域を所定の形状に区画するためのものであり、例えば酸化シリコンまたはポリイミドなどの感光性樹脂により構成されている。
 なお、上記実施の形態においては、正孔輸送層124および電子輸送層126のみを示しているが、正孔輸送層124、電子輸送層126それぞれには、正孔注入層、電子注入層が積層形成されている。
 このように構成された発光部は、窒化ケイ素などの封止層129により被覆され、さらにこの封止層129上に接着層130を介して透明なガラス基板、フレキシブル樹脂基板などの封止用基板131が全面にわたって貼り合わされることにより封止されている。
 ここで、ベース基板121としては、その形状、材質、大きさ等については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができる。例えば、無アルカリガラス、ソーダガラスなどのガラス材料やシリコン基板でも金属基板でも良い。また、軽量化やフレキシブル化を目的として高分子系材料を用いてもよい。高分子系材料としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ポリエチレンナフタレート、ポリアミド、ポリイミドなどが適しているが、その他のアセテート系樹脂やアクリル系樹脂やポリエチレンやポリプロピレンやポリ塩化ビニル樹脂などの既知の高分子基板材料を用いてもよい。高分子系材料を基板として用いるときには、ガラスなどの剛性のある基材の上に高分子基板を塗布法や貼り付けなどで形成した後、有機EL発光素子を形成し、その後ガラスなどの剛性のある基材を除去する製造方法が用いられる。
 陽極123は、アルミニウムやアルミニウム合金や銅などの導電性の良い金属材料や、光透過性のIZO、ITO、酸化スズ、酸化インジウム、酸化亜鉛などの電気伝導度の高い金属酸化物や金属硫化物などにより構成される。成膜方法としては、真空蒸着法やスパッタリング法やイオンプレーティング法などの薄膜形成法が用いられる。
 正孔輸送層124は、ポリビニルカルバゾール系材料、ポリシラン系材料、ポリシロキサン誘導体、銅フタロシアニンなどのフタロシアニン系化合物や芳香族アミン系化合物などが用いられる。成膜方法としては、各種の塗布工法を用いることが可能であり、10nm~200nm程度の厚みに形成される。また、正孔輸送層124に積層される正孔注入層は、陽極123からの正孔注入を高める層であり、酸化モリブデンや酸化バナジウムや酸化アルミニウムなどの金属酸化物、金属窒化物、または金属酸化窒化物をスパッタ法により形成される。
 発光層125は、蛍光や燐光などを発光する有機系材料を主成分とし、必要に応じてドーパントを添加して特性を改善する。印刷法に適した高分子系有機材料としては、ポリビニルカルバゾール誘導体、ポリパラフェニリン誘導体、ポリフルオレン誘導体、ポリフェニレンビニレン誘導体などが用いられる。ドーパントは、発光波長のシフトや発光効率の改善のために用いられるものであり、色素系および金属錯体系のドーパントが数多く開発されている。また、大型基板に発光層125を形成する場合には印刷法が適しており、20nm~200nm程度の厚みの発光層125が形成される。
 電子輸送層126は、ベンゾキノン誘導体、ポリキノリン誘導体、オキサジアゾール誘導体などの材料が用いられる。成膜方法としては、真空蒸着法、塗布法などが用いられ、通常10nm~200nm程度の厚みに形成される。また、電子注入層は、バリウム、フタロシアニン、フッ化リチウムなどの材料が用いられ、真空蒸着法、塗布法などにより形成される。
 陰極127は、光の取り出し方向により材料が異なり、陰極127側から光を取り出す場合は、ITO、IZO、酸化スズ、酸化亜鉛などの光透光性の導電材料を用いる。陽極123側から光を取り出す場合は、白金、金、銀、銅、タングステン、アルミニウム、アルミニウム合金などの材料を用いる。成膜方法としては、スパッタ法、真空蒸着法などが用いられ、50nm~500nm程度の厚みに形成される。
 バンク128は、領域内に発光層125の材料を含む溶液を十分な量で充填するために必要な構造物で、フォトリソ法によって所定の形状に形成される。バンク128の形状により、有機EL発光部のサブピクセルの形状を制御することができる。
 封止層129は、窒化ケイ素膜を成膜することにより形成され、成膜法としてはCVD(化学気相成長)法が用いられる。
 ここで、先に述べたように、有機ELパネルの略中央部はその両端部に比べ温度上昇しやすいこと、に加え、略中央部付近に発熱源となる各種電気回路基板などが配置される場合が多いこと、から、この略中央部とその両端の部分とでは、熱の影響が大きく異なる。その結果、有機ELパネルの略中央部には、その両端部に比べ大幅な温度上昇が発生してしまい、有機ELパネルの両端部に対して大きな温度差が発生してしまう。
 一方、有機EL素子が備える画像を表示するために発光する発光層は、発光素子自身の発熱、電気回路基板からの発熱などによる温度上昇により特性が非可逆的に劣化してしまう。
 以上から、有機EL素子は、有機ELパネルに生じる温度に応じた、すなわち、略中央部とその両端部とで程度が異なった劣化が発生し、かつ、進行してしまうことになり、その結果、画面全体の画質均一性が崩れ良好な画像表示に悪影響が生じる。
 そこで有機EL表示装置においては、有機ELパネルに生じる温度差をより小さくしつつ全体を冷却することが要求される。
 しかしながら、有機ELパネルに対する冷却構造として、例えば特許文献1に開示されるような、全体を無作為に冷却する構造を適用しても、有機ELパネルの全体的な温度低下という効果は得られるが、略中央部とその両端部とで発生している温度差はさほど解消されることはなく、その結果、先に述べたような、パネルの中央部とその両端部とで、有機EL素子の熱による特性劣化が異なってしまい良好な画像表示に支障をきたす、という問題を解決するには至らなかった。
 そこで、本開示の有機EL表示装置においては、その略中央部と、その略中央部を挟んで両端の部分と、で、冷却の効果を積極的に変えるように構成し、もって、有機ELパネルに発生する温度差をより小さくしつつ全体を冷却するようにしている。
 なお、本発明者が検討した結果、有機ELパネルとしては、無作為に有機EL表示装置全体を冷却することで、有機ELパネルの温度分布として、例えば40℃-20℃の温度分布となるよりも、略中央部と両端部とで積極的に冷却効果が異なるようにし、全体的に略40℃の均一な温度分布とする方が、有機EL素子の熱による特性劣化の不均一性が抑制され、もって画面全体の画質均一性が実現でき、好ましい、という知見を得ている。
 本開示の実施の形態1による有機EL表示装置10においては、有機ELパネル1の略中央部と、この略中央部を挟んで両端の部分とで、積極的に冷却効果を変えることで有機ELパネル1の温度差をより小さくする構造の一例として、例えば、図1に示す構造においては、壁部9aおよび壁部9bが、シャーシ2とバックカバー4との間の空間S10内において、熱を発する電気回路基板5、6、7を左右両側から挟み込むように配設されている。つまり、空間S10は、壁部9aおよび9bにより、略中央部である第一空間S1と、その両端部である第二空間S2とに分けられている。
 そして、バックカバー4には、第一空間S1と外部空間とを連通するように吸気孔4aおよび排気孔4bが設けられている。
 本実施の形態1では、第一空間S1のみが吸気孔4aおよび排気孔4bにより外部空間と連通されている。これにより、第一空間S1内部の空気である、有機ELパネル1の温度が高い中央部分の背面側の空気と、電気回路基板5、6、7により熱せられた空気とを効率よくファンにより外部空間に排気することを可能にしている。
 また、壁部9a、9bは、有機ELパネル1の温度が比較的低い部分の背面空間については、空気の流れを制限することにより、冷却させない。つまり、壁部9a、9bは、結果的に図2に示すように、第一空間S1にのみ空気流れ20a~20d(矢印を参照)を発生させている。
 なお、壁部9a、9bは、弾性(クッション性)および/または断熱性を有する部材で構成することが好ましい。一例として、多孔質のスポンジを例示できる。
 さらに、ファン11a、11bは、第一空間S1に設けられ、かつ、第一空間S1における吸気孔4aから排気孔4bへ向けた空気の流れを促進する遠心送風機(いわゆるシロッコファン)である。
 そしてファン11a、11bは、第一空間S1のうちの、吸気孔4aよりも排気孔4bに近い位置の、且つ、排気孔4bから少し離れた下側の位置に固定されている。ファン11a、11bは、排気孔4bから少し離れた位置にあることにより、ファンの風切り音や駆動部軸受けの回転音等の騒音を外部に伝わりにくくしている。
 また、バックカバー4には、吸気孔4aおよび排気孔4b以外に空間S10と外部空間とが連通するための孔が設けられていないことが好ましい。
 以上の構成により、第一空間S1の空気を外部空間の空気と効率よく入れ換えることができる。
 図8は、実施の形態1における有機EL表示装置で用いられるファンユニットの概略構成を示す斜視図である。図9は、同、ファンユニットによる空気の流れを説明するための図である。図10Aは、ファン11aの構成およびファン11aの羽の回転方向を説明するための図である。図10Bは、ファン11bの構成およびファン11bの羽の回転方向を説明するための図である。
 ファンユニット11は、ファン11a、11bおよびダクト8を有する。
 ファン11a、11bは、第一空間S1において、空気の流れに交差する所定方向に並び、かつ、互いに離れた位置に配置される。つまり、ファン11a、11bは、水平方向に並び、かつ、互いに空間を空けて配置される。より具体的には、ファン11a、11bは、第一空間S1の所定方向における両端に設けられる。
 また、図10Aおよび図10Bに示すように、ファン11a、11bはそれぞれ、吸気孔12aa、12baおよび排気孔12ab、12bbが設けられるハウジング11aa、11baと、ハウジング11aa、11baの内部に設けられる複数の羽11ab、11bbとを有する。ファン11a、11bは、ハウジングに対して吸気孔が両側に設けられる両吸込みの遠心送風機である。
 なお、ファン11a、11bは、構成が同一である。つまり、図10Aで示すハウジング11aaがファンの表側を示しており、図8のハウジング11baがファンの裏側を示している。つまり、ファン11aおよびファン11bは、それぞれの表裏が互いに反対に配置されている。
 このようにファン11a、11bを配置することにより、図7に示すように空気の流路を対称とすることができるので、冷却効果の対称性も確保でき、もって、温度分布の均一性を保ちつつ冷却が可能となる。
 なお、ファン11a、11bは、両吸込みである必要はなく、片吸込みであってもよい。この場合には、2つのファンは、左右対称の形状を有する全く別体のファンを適用することになる。
 ファン11aは、空気の流れ方向に対して左側に設けられ、右回りの方向30aに回転するように配置される。ファン11bは、空気の流れ方向に対して右側に設けられ、左回りの方向30bに回転するように配置される。つまり、2つのファン11a、22bは、設置されている状態で互いに逆回りに回転する。
 ダクト8は、ファン11aから排出される空気を排気孔4bに導くための第一ダクト8aと、ファン11bから排出される空気を排気孔4bに導くための第二ダクト8bとを有する。
 第一ダクト8aは、シャーシ2側に面する第一壁部8aaと、第一空間S1と第二空間S2との境界線上に形成される第二壁部8abと、ファン11aから第一空間S1の内側に排出される空気の流れに沿って形成され、かつ、排出された空気を排気孔4b側に導くための第三壁部8acとにより構成される。第二ダクト8bも、第一ダクト8aと同様に、第一壁部8baと、第二壁部8bbと、第三壁部8bcとにより構成される。第二ダクト8bは、第一ダクト8aを左右に反転させた形状である。
 一般的に、遠心送風機は、遠心送風機の複数の羽が並ぶ円の接線方向に沿った方向であって、ファンの回転する方向(順方向)に向けて空気の流れを形成する。そして、ファン11a、11bは、第一空間S1の所定方向における両端に配置され、かつ、空気の流れ方向(つまり上下方向)に対して左側に配置されるファン11aが右回りの方向30aに回転するように配置され、空気の流れ方向に対して右側に配置されるファン11bが左回りの方向30bに回転するように配置される。つまり、2つのファン11a、11bは、第一空間S1の所定方向における最外側に配置された状態で、第一空間S1の所定方向における外側では第一空間S1での空気の流れ方向に沿った方向に空気の流れを形成する。また、2つのファン11a、11bは、第一空間S1の所定方向における内側では、ダクト8の第三壁部8ac、8bcにより各ファン11a、11bからの内側および排気孔4b側に向けた空気の流れを形成することができる。
 つまり、ダクト8は、ファン11a、11bによる排出された空気が排気孔4bに近づくに従い、空気の流路が広がる構成である(図9の22a、22bを参照)。ダクト8には、ベルヌーイの定理と連続の式の法則に従い、圧力損失を低減させてファンの単位時間当たりの流量を増やす効果がある。
 以上のように、本実施の形態1に係る有機EL表示装置10によれば、シャーシ2とバックカバー4との間の空間S10を、第一空間S1と、第二空間S2とに仕切る壁部9a、9bが形成されている。また、バックカバー4に形成される吸気孔4aおよび排気孔4bの両方が外部空間と少なくとも第一空間S1とを連通する。これにより、第二空間S2よりも第一空間S1に空気の流れをより多く発生させることができる。このため、有機ELパネル1のうちの温度が相対的に高い第一部分1aを温度が相対的に低い第二部分1bよりも冷却することができる。よって、有機ELパネル1の温度分布を均一化させることができる。
 (実施の形態2)
 図11は、実施の形態2による有機EL表示装置において、バックカバーを除いた状態で有機EL表示装置の内部を背面側から視た図である。図12は、同、有機EL表示装置をバックカバー側から視た平面図である。
 有機EL表示装置10aは、有機ELパネル1と、シャーシ2と、複数の電気回路基板5、6、7と、2つの第一ファン11a、11bと、2つの第二ファン15a、15bと、壁部9a、9bと、バックカバー16とを備える。
 実施の形態2に係る有機EL表示装置10aが、実施の形態1に係る有機EL表示装置10の構成と異なる点は、2つの第二ファン15a、15bをさらに有する点と、バックカバー16において外部空間と第二空間S2とを連通する位置に吸気孔16aおよび排気孔16bがさらに形成されている点である。このことにより、有機ELパネルを、実施の形態1で説明した場合と同様、温度分布の偏りの発生を抑制しつつ、実施の形態1で説明した場合に比べ、全体的な冷却能力を大とすることができる。
 なお、有機EL表示装置10aの第二ファン15a、15b以外の構成は、実施の形態1に係る有機EL表示装置10と同じであり、また、有機EL表示装置10の構成と同じ符号を付しているため、説明を省略する。
 図10A、図10Bおよび図11に示すように、第二ファン15a、15bは、第二空間S2に設けられ、かつ、第二空間S2における吸気孔16aから排気孔16bへ向けた空気の流れを促進する。背面側から視た場合に、第二ファン15aは第一空間S1よりも左側(つまり、壁部9aよりも左側)に設けられ、第二ファン15bは第一空間S1よりも右側(つまり、壁部9bよりも右側)に設けられる。
 ここで、有機EL表示装置10aでコンテンツを所定時間表示させた状態で、第一空間S1での温度と第二空間S2での温度とが所定時間の平均で同一になるように、例えば第一ファン11a、11bおよび第二ファン15a、15bの回転数を設定するか、もしくは、第一ファンと第二ファンの回転数は同一で、排気孔16bおよび/または吸気孔16aの開口面積を、第一空間S1と連通するものと第二空間S2と連通するものとで異ならせる、とすればよい。なお、後者の場合、第一空間S1と連通する排気孔16bおよび/または吸気孔16の開口面積が、第二空間S2と連通する排気孔16bおよび/または吸気孔16aの開口面積よりも大きくすればよい。
 なお、この場合の風速は、有機EL表示装置10aの上下方向の所定の位置から水平な第一空間S1の位置および第二空間S2の位置で計測された風速であればよい。また、第一ファン11a、11bおよび第二ファン15a、15bの回転数に限らずに、風速(例えばファンの吸気孔または排気孔における風速)が設定されてもよいし、風量が設定されてもよい。
 以上のように本実施の形態2に係る有機EL表示装置10aによれば、第一空間S1および第二空間S2の両方にファン11a、11b、15a、15bが設けられている。第一ファン11a、11bおよび第二ファン15a、15bの回転数は、第一空間S1での温度と第二空間での温度とが同一になるように設定されるので、有機ELパネルの第一部分および第二部分の両方の冷却を行うことができ、かつ、第一部分を第二部分よりも冷却することができる。これにより、有機ELパネルの全体をさらに低温となるように冷却しつつ、有機ELパネルの第一部分と第二部分との温度ムラの発生を抑制することができる。
 なお、以上説明した実施の形態1および実施の形態2においては、ファンを用いた構造を例示したが、特にこの構造に限られるわけではなく、ファン11a、11bは配置されていなくてもよい。
 すなわち、実施の形態1および実施の形態2においては、第一空間S1、第二空間S2内の空気の入れ替えに際して、ファンによる換気を用いたのであるが、別にファンによる換気を頼らずとも、煙突効果により外気から吸気孔16aを通り、排気孔16bから再び外気へという空気の流れを煙突効果により得られるように構成しても良い。
 例えば、第一空間S1のみが吸気孔4aおよび排気孔4bの両方に連通されていれば、第一空間S1に煙突効果による空気流を発生させることができ、第二空間S2に比べ積極的に冷却することとなるため、有機ELパネル1の温度分布を均一化する効果を得ることができる。
 以上のように、本開示における技術の例示として、実施の形態を説明した。そのために、添付図面および詳細な説明を提供した。
 したがって、添付図面および詳細な説明に記載された構成要素の中には、課題解決のために必須な構成要素だけでなく、上記技術を例示するために、課題解決のためには必須でない構成要素も含まれ得る。そのため、それらの必須ではない構成要素が添付図面や詳細な説明に記載されていることをもって、直ちに、それらの必須ではない構成要素が必須であるとの認定をするべきではない。
 また、上述の実施の形態は、本開示における技術を例示するためのものであるから、請求の範囲またはその均等の範囲において種々の変更、置き換え、付加、省略などを行うことができる。
 以上のように本発明は、有機EL表示装置を提供する上で有用な発明である。
  1  有機ELパネル
  1a  第一部分
  1b  第二部分
  2  シャーシ
  3  エスカッション
  4、16  バックカバー
  4a、16a  吸気孔
  4b、16b  排気孔
  5、6、7   電気回路基板
  8  ダクト
  8a  第一ダクト
  8aa  第一壁部
  8ab  第二壁部
  8ac  第三壁部
  8b  第二ダクト
  8ba  第一壁部
  8bb  第二壁部
  8bc  第三壁部
  9a、9b  壁部
  10、10a  有機EL表示装置
  11  ファンユニット
  11a ファン(第一ファン)
  11aa  ハウジング
  11ab  複数の羽
  11b  ファン
  11ba  ハウジング
  11bb  複数の羽
  12aa、12ba  吸気孔
  12ab、12bb  排気孔
  13、14  電気回路基板
  15a、15b  第二ファン
  101  薄膜トランジスタアレイ装置
  102  下部電極である陽極
  103  有機材料からなる発光層
  104  陰極
  105  画素
  106  画素回路
  107  ゲート配線
  108  ソース配線
  109  電源配線
  110  薄膜トランジスタ
  110g  ゲート電極
  110s  ソース電極
  110d  ドレイン電極
  111  薄膜トランジスタ
  111d  ドレイン電極
  111g  ゲート電極
  112  キャパシタ
  121  ベース基板
  122  薄膜トランジスタアレイ装置
  123  陽極
  124  正孔輸送層
  125  発光層
  126  電子輸送層
  127  陰極
  128  バンク
  129  封止層
  130  接着層
  131  封止用基板
  S1  第一空間
  S2  第二空間
  S10  空間

Claims (12)

  1.  前面に画像を表示する有機ELパネルと、
     前記有機ELパネルの背面側を支持するシャーシと、
     前記有機ELパネルの背面側において空間を形成するバックカバーであって、外部空間から前記空間に空気を取り入れるための吸気孔と、前記空間から外部空間に空気を排出するための排気孔とを有するバックカバーと、
     前記空間を、前記有機ELパネルの温度が相対的に高い第一部分に対応する第一空間と、前記有機ELパネルの温度が相対的に低い第二部分に対応する第二空間とに仕切る壁部と、を備え、
     前記吸気孔および前記排気孔は、外部空間と前記第一空間とを連通する
     有機EL表示装置。
  2.  前記壁部は、前記第一部分が前記有機ELパネルの中央部分を含むように、前記空間を前記第一空間と前記第二空間とに仕切る
     請求項1に記載の有機EL表示装置。
  3.  前記吸気孔および前記排気孔は、前記バックカバーにおいて、少なくとも一方が外部空間と前記第二空間とを連通しない位置に形成される
     請求項1または2に記載の有機EL表示装置。
  4.  前記吸気孔は、前記バックカバーの中央より下部に形成され、
     前記排気孔は、前記バックカバーの中央より上部に形成される
     請求項3に記載の有機EL表示装置。
  5.  さらに、
     前記第一空間に設けられ、かつ、前記第一空間における前記吸気孔から前記排気孔へ向けた空気の流れを促進するファンを備える
     請求項1から4のいずれか1項に記載の有機EL表示装置。
  6.  前記ファンは、前記第一空間のうち前記排気孔側に設けられる
     請求項5に記載の有機EL表示装置。
  7.  前記有機EL表示装置は、2つの前記ファンを備える
     請求項5または6に記載の有機EL表示装置。
  8.  前記2つのファンは、前記第一空間において、前記空気の流れに交差する所定方向に並び、かつ、互いに離れた位置に配置される
     請求項7に記載の有機EL表示装置。
  9.  前記2つのファンは、(i)遠心送風機であり、(ii)前記第一空間の前記所定方向における両端に設けられ、かつ、(iii)前記空気の流れ方向に対して左側に設けられる前記ファンと前記空気の流れ方向に対して右側に設けられる前記ファンが逆周りに回転する
     請求項8に記載の有機EL表示装置。
  10.  前記吸気孔および前記排気孔は、前記バックカバーにおいて、外部空間と前記第一空間および前記第二空間の両方とを連通する位置に形成され、
     前記有機EL表示装置は、さらに、
     前記第一空間に設けられ、かつ、前記第一空間における前記吸気孔から前記排気孔へ向けた空気の流れを促進する第一ファンと、
     前記第二空間に設けられ、かつ、前記第二空間における前記吸気孔から前記排気孔へ向けた空気の流れを促進する第二ファンと、
     前記第一ファンおよび前記第二ファンは、前記第一空間での温度が、前記第二空間での温度と同一になるように、その回転数が設定される
     請求項1または2に記載の有機EL表示装置。
  11.  さらに、
     前記第一空間に設けられ、かつ、前記画像を示す画像データに基づいた電気信号を前記有機ELパネルに与えることにより前記有機ELパネルを駆動させる電気回路基板を備える
     請求項1から10のいずれか1項に記載の有機EL表示装置。
  12.  前記壁部は、断熱材である
     請求項1から11のいずれか1項に記載の有機EL表示装置。
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