JP2010181660A - 画像表示装置 - Google Patents

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Noriyuki Isojima
宣之 磯島
Kohei Miyoshi
浩平 三好
Mika Ri
美花 李
Yutaka Yamada
裕 山田
Teppei Tanaka
哲平 田中
Hidenao Kubota
秀直 久保田
Katsuaki Higashi
克明 東
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Abstract

【課題】例えば、プラズマディスプレイ,液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイ等の平面型の画像表示装置において、ファンの騒音の増加を伴わず、薄型化した画像表示装置の表示パネルや各種基板,画像表示素子の冷却効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】上記課題を解決するために、少なくとも、吸気口と吹出口とを有し、表示パネル,前面側カバー及び背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、吹出口が表示駆動基板及び電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンと、吸気口側の空間と吹出口側の空間に仕切る遮蔽壁とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、画像表示装置に係り、特にプラズマディスプレイ,液晶ディスプレイ,有機ELディスプレイ等の表示パネルや各種基板,画像処理用の電子部品の冷却に関する。
プラズマディスプレイ等の大型平面画像表示装置では、画像の高輝度・高精細化が求められており、それに伴い画像処理用の電子部品数が増加し、さらに表示パネルの発熱と各種基板等の発熱が増加しており、これら発熱部品の冷却が課題となっている。
特開2005−235843号公報には、背面カバーの天井部に排気用のファンを斜めに設置し、表示パネルと各種基板の排熱を排出して冷却を行う構成が開示されている。
特開2001−22281号公報には、基板の回路部品実装側面を表示パネル側に設置し表示パネルと各種基板の冷却を行う構成が開示されている。
特開2005−235843号公報 特開2001−022281号公報
近年の画像表示装置においては、画像の高輝度・高精細化と合わせて、薄型化の需要が高まっている。特に、壁にかけて視聴するいわゆる壁掛け設置をより容易にするとともに、デザイン性を高めて実現するため、既存の薄型の画像表示装置よりも、さらに薄型化及び軽量化を実現する必要がある。
画像表示装置を薄型化するには、奥行き寸法の大半を占める背面側の空間の厚さを薄型化する必要がある。この背面側の薄型化では、実装される各種基板や部材を薄型化することとあわせて、各種基板と表示パネルを支持するシャーシとの間隔距離及び各種基板と背面側カバーとの間隔距離も小さくする必要がある。
このようにした場合、各種基板とシャーシとの間隔距離,隙間部位での空気の対流が少なくなり、シャーシを介した表示パネルの放熱が、当該部分で低下するという問題がある。さらに、基板とシャーシとの間隔距離を小さくするため、基板とシャーシに実装される回路部品との間の絶縁のために必要とされる絶縁距離が確保できなくなる場合が生じる。この場合には基板とシャーシとの間に新たに絶縁部材を実装する必要が生じる。絶縁部材として板状の絶縁板をシャーシに設置する構成が構造上簡易である。しかし、熱伝導率が0.1〜1(W/m・K)程度の絶縁板は、熱伝導率が30〜200(W/m・K)程度の鉄合金やアルミ合金等の金属部材で作られることの多いシャーシの熱伝導率に比べて大幅に低い。このため、表示パネルからの熱をシャーシを介して画像表示装置内部の空気に放散する熱の流れをシャーシ上の絶縁板が妨げることとなり、絶縁板の設置部においてシャーシを介した表示パネルの放熱効率がさらに低下するという問題がある。
また、従来の画像表示装置では、特開2005−235843号公報に開示されているように、比較的大型の軸流ファンを背面側バックカバーの上部に設置して装置内の送風を促進して冷却する構成とする場合が多い。しかし、画像表示装置の全体奥行き寸法を従来の100mm程度から例えば35mm程度に薄型化する場合、軸流ファンの吸気面がシャーシに10mm程度に近接し、排気面も背面側カバーに数mmに近接することになる。このため、吸気面と排気面がともに障害物に近接することとなり、送風抵抗が増大して風量が大幅に減少し、表示パネルの冷却効率が低下するという問題がある。軸流ファンの回転数を上げれば、風量は増加するが、ファン騒音が増加するという問題がある。
したがって、ファン騒音の増加を伴わず、薄型化した画像表示装置の表示パネルや各種基板,画像表示素子を冷却する構造が求められている。本発明では、薄型化した画像表示装置の表示パネルや各種基板,画像表示素子等の冷却効率を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、表示パネルと、前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び前記電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンと、前記吸気口側の空間と前記吹出口側の空間に仕切る遮蔽壁とを備える。
さらに、前記遠心ファンの吹出口は、前記表示駆動基板及び前記電源基板よりも下側に設けられる。
さらに、前記画像表示素子に接続された第1の放熱器を備え、前記遠心ファンの吹出口は、前記第1の放熱器よりも上側に設けられる。
また、表示パネルと、前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンと、前記吹出口から前記表示駆動基板又は前記電源基板に向かって延びるダクトとを備える。
さらに、前記遠心ファンの吹出口は、前記表示駆動基板及び前記電源基板よりも下側に設けられる。
さらに、前記画像表示素子に接続された第1の放熱器を備え、前記遠心ファンの吹出口は、前記第1の放熱器よりも上側に設けられる。
さらに、前記下部の開口の上側位置は、前記遠心ファンよりも下側であるとともに、前記第1の放熱器の上側位置より高くても5mm以内に設けられ、前記下部の開口の下側位置は、前記第1の放熱器の中間位置よりも下側に設けられる。
また、表示パネルと、前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び前記電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンとを備え、前記表示駆動基板及び前記電源基板に設けられた前記回路基板は、前記吹出口の左端部と右端部とで囲まれて形成された領域の外に設けられる。
また、前記表示駆動基板と前記シャーシとの間、前記電源基板と前記シャーシとの間の少なくとも何れかに設けられた遮蔽板を備える。
本発明によれば、薄型化した画像表示装置において、発熱部品である表示パネルや表示駆動基板,画像表示素子等の冷却効率を向上させることが可能となる。
実施例1の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図1のA−A断面を側面から見た図である。 図1の背面側外観図である。 図2の背面側カバーを筐体内部から見た図である。 図2のB−B断面を背面側から見た図である。 図5のC−C断面図である。 従来構造での図1でのA−A断面に相当する断面図である。 従来構造での画像表示装置の背面図である。 従来構造での表示パネル前面温度分布図である。 遠心ファンの断面図である。 図10のD−D断面で見た多翼ファンを示す図である。 図10のD−D断面で見たターボファンを示す図である。 別の遠心ファンの断面図である。 実施例1の構造の表示パネル前面温度分布図である。 実施例2の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図15のF−F断面を側面から見た図である。 実施例3の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図17のH−H断面を側面から見た図である。 実施例4の画像表示装置の断面図である。 実施例1の画像表示装置の要部背面側透視図である。 実施例2の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図21のA−A断面を側面から見た図である。 実施例3の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図23のC−C断面を上方向から見た図である。 実施例4の画像表示装置の要部背面側透視図である。 図25のC−C断面を上方向から見た図である。
以下、図面を用いて、実施例1を説明する。図1は、実施例1の画像表示装置の要部背面側透視図である。図2は、図1のA−A断面を側面から見た図である。図3は、図1の背面側外観図である。図4は、図2の背面側カバーを筐体内部から見た図である。図5は、図2のB−B断面を背面側から見た図である。図6は、図5のC−C断面図である。図7は、従来構造での図1でのA−A断面に相当する図である。図8は、従来構造での画像表示装置の背面図である。図9は、従来構造での表示パネル前面温度分布図である。図10は、遠心ファンの断面図である。図11は、図10のD−D断面で見た多翼ファンを示す図である。図12は、図10のD−D断面で見たターボファンを示す図である。図13は、別の遠心ファンの断面図である。図20は、実施例1の画像表示装置の別の要部背面側透視図である。
図1〜図13,図20において、1は表示パネル、2は表示駆動基板、3はフレキシブルケーブル、4はシャーシ、5は固定基板、6は画像表示素子、6aは表示パネル1の上端部に設置された画像表示素子、7は画像表示素子6の第1の放熱器、8は電源基板、9はケーブル、10は制御ユニット、11はファン、12は前面側カバー(表示面側カバー)、13は背面側カバー(非表示面側カバー)、14は据付具、15は背面側カバー13の開口部、15aは上部開口、15bは下部開口、15cは底部開口、15dは中部開口、16は第1の絶縁板、17は第2の絶縁板、18は回路部品、19は軸流ファン、20はケース、21はモータ、22は羽根車、23は吸気口、24は吹出口、25は遮蔽壁である。以下、同一機能のものには同一符号を記して説明を省略する。
画像表示装置は、図2の表示パネル1に画像を表示する面が前面側(表示面側)にあたり、表示パネル1の裏側の表示駆動基板2等が設置される面が背面側(非表示面側)となる。以下、説明の都合上、左右方向については前面側から画像表示装置を見た際の向きで定義し、上下は図2に示すように画像表示装置を設置した状態での上下として定義する。
図1に示すように、表示パネル1の端部にはフレキシブルケーブル3が、画像信号と駆動電力を供給するために設けられている。フレキシブルケーブル3は、表示パネル1の左右端面と下端面に設けられる場合が多い。図1では、左側端面にフレキシブルケーブル3a、右側端面にフレキシブルケーブル3b、下側端面にフレキシブルケーブル3cを設けた場合を示す。フレキシブルケーブル3a,3b,3cは、U字状に折り返した状態で、表示パネル1の背面に接合されているシャーシ4に設置された表示駆動基板2a,2b,固定基板5にそれぞれ接続されている。フレキシブルケーブル3は、表示パネル1の縦,横全ての画素に画像信号と電力を分配して送るため、表示パネル1の側面と下面の大部分を覆うように設置される。下側端面フレキシブルケーブル3cには、画像表示素子6が複数個設けられる。画像表示素子6は、表示画像によっては発熱が大きくなる場合があるため、第1の放熱器7を接合して冷却する。表示パネル下端側の画像表示素子6と表示駆動基板2a,2bには、ケーブル9を介して、図示しない外部電源からの電力を電圧調整等する電源基板8から電力が供給され、制御ユニット10から入力された画像信号が供給される。図1には、電源基板が単独の基板とされている例を示したが、複数の基板からなる電源基板を用いてもよい。表示駆動基板2a,2b,電源基板8上には、回路部品18が実装されている。図5に示されているように、表示駆動基板2a上には、IC18a,第2の放熱器18b,コンデンサ18c,コイル18dが実装されている。また、表示駆動基板2b上には、IC18e,18f,第2の放熱器18g,18h,コンデンサ18i,コイル18jが実装されている。また、電源基板8上には、IC18k,第2の放熱器18l,トランス18m,コンデンサ18n,コイル18oが実装されている。基板上の第2の放熱器18b,18g,18h,18lは、例えば、平板形状のもの、又は、図6の断面図で示すように櫛歯形状のものを用いて、熱を放熱する面積を拡大し、放熱特性を向上したものを用いても良い。
筐体内には、上記したものの他にファン11等が収納される。図1では、表示駆動基板2aの下側に1個のファン11a,表示駆動基板2bの下側に1個のファン11b,電源基板8の下側に2個のファン11c,11dを搭載した場合を示す。表示駆動基板2a,2bや電源基板8の下側のファン11の個数は、各基板部で図1に示すよりも増えても良い。あるいは、各基板部によっては、例えば、ファン11aに相当するファンを設置しなくてもよい。ファン11としては、遠心ファンを用いる。ここで、遠心ファンは、多翼ファン又はターボファンを使用する。遠心ファン11は、図10に示すように、ケース20,モータ21,モータ21と一体部品の羽根車22と備え、吸気口23から吸気した空気を羽根車22の回転による遠心作用を活用して、吸気面と垂直方向の吹出口24から吹き出す。多翼ファンは、図11に示すように、羽根車22を形成する多数枚の羽根40の外周での傾きが羽根車22の回転方向を向いて形成される。ターボファンは、図12に示すように、羽根車22を形成する多数枚の羽根40の外周での傾きが羽根車22の回転方向と逆方向で形成される。図10では遠心ファン11の吸気口23が1個の場合を示したが、図13に示すように、吸気口23が23a,23bの両面に設けられていても良い。
図2に示すように、画像表示装置の筐体は、表示パネル1と各機器を前面側カバー12,背面側カバー13とで外側から囲って、据付具14を実装している。背面側カバー13には、複数個の開口部15が設けられている。図2,図3に示すように、上部開口15a,下部開口15b,底部開口15cが設けられている。開口部15は、図示しないが、多孔板やスリット,メッシュ等で形成されている。図3に破線で示しているのは、筐体内部のファン11の設置位置である。
さらに、図1,図2に示すように、表示駆動基板2a,2bと電源基板8が設置されている。表示駆動基板2a,2b及び電源基板8と対向する箇所のシャーシ4の表面上には、電気的な絶縁性を有する素材でできた第1の絶縁板16が設けられる。この第1の絶縁板は、表示駆動基板2aに対して16a,表示駆動基板2bに対して16b,電源基板8に対して16cとして設けられる。また、図1,図4に示すように、表示駆動基板2a,2bと電源基板8と対向する箇所の背面側カバー13の表面上には電気的な絶縁性を有する素材でできた第2の絶縁板17が設けられる。この第2の絶縁板は、表示駆動基板2aに対して17a、表示駆動基板2bに対して17b、電源基板8に対して17cとして設けられる。図4の第2の絶縁板17a,17b,17c上に示された破線は、表示駆動基板2a,2b及び電源基板8の位置を示すものである。第2の絶縁板17a,17b,17cの各々は、対応する表示駆動基板2a,2b及び電源基板8の面積と同程度又はこれらの基板より大きい面積で設置される。
ここで、図7,図8に従来構造の画像表示装置を示す。従来構造は、奥行き寸法Dが100mm程度の構造である。従来構造は、回路部品18を実装した表示駆動基板2a等の基板をシャーシ4から距離L1が10〜15mm程度の距離で実装する。従来構造は、回路部品18のうちで最も背面側カバー13に近接する部品と背面側カバー13との距離L2が10〜15mm程度である。従来構造は、表示パネル1の下端部に、画像表示素子6と第1の放熱器7とを備えている。また、表示パネル上端部にも別の画像表示素子6aを備えており、フレキシブルケーブル3dを介して、上下両側から表示画像の制御を行う。このため、画像表示素子6,6aの発熱が増加した場合においても、熱源が表示パネル1の上下端に分散されるため、温度の上昇を抑えやすい。また、図7に示すように、20mm程度の厚さの軸流ファン19a,19b,19cを実装した場合においても、奥行き寸法が100mm程度あり、シャーシ4との距離L3を30〜50mmに確保できる。このため、大風量を得やすい軸流ファンの特性を生かして、比較的大きなファンの風量を得ることができる。図7,図8に示すように、表示駆動基板2及び電源基板8の周辺に、外径L4が60mm程度の軸流ファン19d,19eを設置して、これらの基板を局所的に追加して冷却してもよい。また、図7,図8に示すように、背面側カバー13の中部にも開口15dを設けることで筐体内部の風の送風を促進している。表示パネル1上部では、表示パネル1や表示駆動基板2a,2b,電源基板8等の発熱が、自然対流により上昇して集積されるため、温度が上昇しやすい。しかし、大型の大風量軸流ファン19a,19b,19cを搭載し、背面側カバー13の中部開口15dや下部開口15bを大型化して吸気しやすくすることにより、画像表示素子6aや表示パネル1は、上限温度以下としている。
ところが、筐体奥行き寸法Dを例えば35mm程度まで薄型化した場合には、発明者らが検討した結果、図7の構成では基板上の各種回路部品18を薄型の部品に交換する等して表示駆動基板2a,2b,電源基板8を薄型化しても、シャーシ4と表示駆動基板2a,2b,電源基板8との距離L1を5mm程度まで小さくする必要が生じる。また、背面側カバー13と表示駆動基板2a,2b,電源基板8上の回路部品18との距離L2を5mm程度まで小さくする必要が生じる。表示駆動基板2a,2b,電源基板8とシャーシ4,背面側カバー13との距離が5mm程度まで小さくなると、電気的保安の観点から両者の間の狭くなった隙間に、さらに絶縁板を挿入する必要が生じる。
シャーシ4と表示駆動基板2a,2b,電源基板8との距離L1を5mm程度まで小さくした場合には、表示パネル前面側の温度分布は、実験結果を模式的に示した図9のようになる。特に、表示駆動基板2a,2b,電源基板8がシャーシ4に設置される箇所では、表示パネルの温度が局所的に上昇する。この原因は、これらの基板とシャーシ4との距離L1が小さくなったためである。この隙間(L1)の空間への送風が著しく減少することで、シャーシ4から空気側への対流熱伝達が従来構造に対して大幅に減少し、放熱されにくくなる。発明者らが検討した結果によると、間隔距離L1を約10mm以上とした場合には、基板設置箇所に該当する表示パネル1の温度上昇は大幅に減少することを実験により確認した。また、図1に示すように、電気的保安の観点から表示駆動基板2a,2b,電源基板8が対向する箇所のシャーシ4の表面上に、第1の絶縁板16a,16b,16cを設置する。この第1の絶縁板16に、樹脂材等で形成され熱伝導率が0.1〜1(W/m・K)程度と低い絶縁板を用いる。この第1の絶縁板16は、金属製で熱伝導率が30〜200(W/m・K)のシャーシ4よりも、熱伝導率が大幅に小さい。このため、第1の絶縁板16a,16b,16cが設置された箇所のシャーシ4の表面上で、熱的な抵抗となり、第1の絶縁板16が設置されない箇所と比べて断熱作用をもたらし、温度上昇を生じる。発明者らが実験で測定した結果、第1の絶縁板16をシャーシ4に設置することで、設置箇所に相当する表示パネル1の温度は約2℃上昇する。
さらに、図7に示す従来構造では、大風量を得やすい大型の軸流ファン19a,19b,19cを実装することが容易であった。しかし、これらのファンは、厚さが20mm程度ある。このため、筐体奥行き寸法Dを例えば35mm程度まで薄型化した場合、ファン吸気面とシャーシ4との距離L3は、10〜15mm程度しか確保できなくなる。したがって、ファン19a,19b,19cは、吸気側での送風の抵抗が大幅に増加し、風の送風が悪くなるため、吸い込める風の風量が減少することになる。発明者らが実験で測定した結果、間隔距離L3が20mm以下にまで小さい場合には、従来構造に対してファン19の風量が大幅に減少することを確認した。また、従来構造では、表示駆動基板2a,2b,電源基板8の周囲に設置された小型の軸流ファン19d,19eについては、外径L4が60mm程度のものを使用して風量を得ていた。しかし、筐体奥行き寸法Dを例えば35mm程度まで薄型化した場合には、外径L4が20mm程度のファンしか搭載できなくなり、風量が大幅に減少するとともに、回転数を増加して風量を得ようとするとファンの騒音が急増するという課題がある。
ここで、図2,図6に示すように、実施例1においては、表示駆動基板2a,2b,電源基板8上の回路部品18は、シャーシ4に対向する方向に実装されている。遠心ファン11a,11b,11c,11dは、吹出口を上方向とし、表示駆動基板2a,2b,電源基板8の下側に設置される。この遠心ファン11a,11b,11c,11dを用いて、シャーシ4と表示駆動基板2a,2b,電源基板8とが対向する隙間に、風を送風する。
遠心ファン11a,11b,11c,11dの主たる吸気面と背面側カバー13との間隔距離L5は、10〜15mm程度となる。遠心ファン11を用いる場合には、軸流ファンほど吸気面と障害物との間隔距離が風量に顕著な影響を及ぼさないため、適切な風量を確保することができる。また、従来構造の軸流ファンでは、図7に示すように吹出口に近接して上部開口5aの多孔板が設置され、送風の抵抗となり風量の低下を招いていた。しかし、遠心ファンは、ファンの内部で吸気口と吹出口の方向が略90゜曲がるため、吹出口がシャーシ4に直接衝突することなく、シャーシ4の上方向に沿って、風を送風する。このため、吹出口側の送風の抵抗が減少し、冷却に必要な風量の確保が容易となる。
また、図7に示す従来構造を薄型化した場合には、表示駆動基板2a,2b,電源基板8とシャーシ4との間隔距離L1が5mmとなって風の送風が困難になる。これに対して、実施例1では、図2に示すように、表示駆動基板2a,2b,電源基板8の回路部品18をシャーシ4と対応する方向に実装している。この構造により、シャーシ4と基板2,8との距離L1を15〜20mm程度まで大きくすることができる。これとともに、表示駆動基板2a,2b,電源基板8の下側から、遠心ファン11で上方向に強制的に風を送風することで、シャーシ4を介した表示パネル1と回路部品18の冷却を同時に効率よく行うことが可能となり、冷却効率の低下を招くことなく、筐体の薄型化を実現することができる。そのため、第1の絶縁板16による断熱作用により、第1の絶縁板16の設置部に対応する表示パネル1の温度が1〜2℃上昇しても、信頼性を確保したレベルでの表示パネル1と回路部品18の冷却を行うことができる。発明者らが、図2の構造、即ち、表示駆動基板2a,2b,電源基板8を回路部品18が背面側カバー13側に設置されるように実装した状態で温度測定した結果、表示パネル1の前面温度で7〜10℃温度が低下する効果を得た。
さらに、図1と図2に示すように、実施例1では、遠心ファン11の吹出口24側の空間と吸気口23側の空間とを仕切る遮蔽壁25をシャーシ4と背面側カバー13との間に設けている。この構造により、遠心ファン11から吹き出した風が吹出口24近傍の表示駆動基板2a,2b,電源基板8及びこれら基板上に実装された回路部品18等に衝突して、左右方向に広がり、再度遠心ファン11に吸い込まれるショートカット流れを完全に防止することができる。ショートカット流れが発生した場合には、遠心ファン11の近傍かつ、筐体内部で風が循環してしまうため、筐体外部から温度の低い風を取り込む割合が減少する。このため、表示パネル1や表示駆動基板2a,2b,電源基板8の冷却効率が低下する。特に、筐体奥行き寸法を35mm程度にした超薄型の画像表示装置では、基板や部品の実装密度が高くなる。特に、遠心ファン11の吹出口24の近傍にも基板や部品を配置せざるを得なくなる場合が生じる。このため、遮蔽壁25を設けて冷却することは、超薄型の画像表示装置で冷却効率を向上させる点で重要である。図1では、遠心ファン11の吸気口23と吹出口24との間に壁(遮蔽壁25)を設けている。この壁は、一体型である。
また、特にショートカット流れが形成されやすいのは、遠心ファン11の近傍である。このため、図20に示すように、遮蔽壁25は、遠心ファン11の各々に対して設けるようにしてもよい。具体的には、遠心ファン11a用に遮蔽壁25a、遠心ファン11b用に遮蔽壁25b、遠心ファン11c,11d用に遮蔽壁25cを個別に設ける。このように遮蔽壁25a,25b,25cを設けることにより、装置の組立性を向上させるとともに、一体型の遮蔽壁よりも軽い重量とすることができるので、装置の軽量化も可能となる。
また、遠心ファン11a,11b,11c,11dの吸気は、主に背面側カバー13の下部開口15bと底部開口15cから行われる。従来は、図7に示されているように、画像表示素子6は、表示パネル1上端側にも設けられていたため、冷却が困難であった。これに対して、実施例1では、画像表示素子6は、表示パネル1の下端部に集約して実装するため、画像表示素子6を余裕をもって冷却する必要がある。
実施例1において、背面側カバー13の下部開口15bは、画像表示素子6の第1の放熱器7に対向する位置に設けられる。図3に示された背面側カバー13の下部開口15bの上側位置の高さH1は、遠心ファン11の設置高さH4より小さくする。また、高さH1は、第1の放熱器7の上側位置の高さH3よりも小さい、或いは、第1の放熱器7の上側高さH3より高くても5mm以内とする。また、背面側カバー13の下部開口15bの下側位置の高さH2は、第1の放熱器7の上下方向の中間位置の高さH5と同等或いは小さくする。筐体の薄型化により、底部開口15cの面積が小さくなり、遠心ファン11に近接する開口である下部開口15bが主たる開口となる。しかし、上記した構成とすることにより、下部開口15bを通過する際に画像表示素子6の第1の放熱器7を風が確実に通過するようになるため、安定して画像表示素子6を冷却することが可能となる。
図21,図22を用いて、実施例2を説明する。図21は、実施例2の画像表示装置の要部背面側透視図である。図22は、図21のA−A断面を側面から見た図である。図21,図22において、26はダクト、27は基板の下端部である。
実施例2では、表示駆動基板2a,2bに風を送風する遠心ファンの吹出口24は、表示駆動基板2a,2bよりも下側に設けられ、電源基板8に風を送風する遠心ファンの吹出口24は、電源基板8よりも下側に設けられる。遠心ファン11の吹出口24から表示駆動基板2a,2b又は電源基板8がある方向に延びるダクト26を備える。
図11,図12示すように、遠心ファン11は、一般に吹出口24の部分がケース20から僅かに突出していることが多いが、突出している長さは短い場合が殆どである。遠心ファン11や表示駆動基板2a,2b,電源基板8をシャーシ4に組み付ける際の作業性を考慮すると、遠心ファン11と表示駆動基板2a,2b,電源基板8との間に隙間を設けておいた方が、組み立て易い。厚さが比較的大きい遠心ファン11を実装する場合には、図22の間隔距離L5が小さくなる。これと共に、吹出口24の背面側カバー13側の位置と、表示駆動基板2や電源基板8とが前後方向で近接する。このため、遠心ファン11から吹き出した風が、表示駆動基板2や電源基板8の下端部27に衝突し、シャーシ4と表示駆動基板2との間の空間,シャーシ4と電源基板8との間の空間に供給される風が減少するおそれがある。また、基板の下端部27は、遠心ファン11に近接しているため、遠心ファン11からの風が基板の下端部に衝突した場合、前述したショートカット流れが生じて、遠心ファン11が筐体外部から吸気する風の風量が減少するおそれがある。しかしながら、実施例2では、遠心ファン11の吹出口24と表示駆動基板2との間の空間とを接続するダクト26,遠心ファン11の吹出口24と電源基板8との間の空間とを接続するダクト26を設けている。このため、遠心ファン11から送風された風は、シャーシ4及びこれらの空間に確実に供給されるようになり、冷却効率を向上させることができる。図21に、ダクト26の構造例を示す。このダクト26の基本構造としては、遠心ファンから送風された風を再度吸い込まない方向に供給する構造であればよい。表示駆動基板2a,2bの下側の遠心ファン11a,11bに設けられたダクト26a,26bの形状は、出口部分が風の進行方向と略直交する方向に曲げられて延ばされた形状である。この構造により、前述したショートカット流れを防止する効果が得られる。電源基板8の下側の遠心ファン11dに設けられたダクト26dの形状は、吹出口24dから電源基板8に向かう方向に伸ばされた形状である。
また、電源基板8の下側の遠心ファン11cに設けられたダクト26cの形状は、トランス18m等によって上方向の流れが遮られないように、吹き出し位置を変更するようにした(実施例2では、曲がった形状)形状である。このような形状にすることにより、吹出口24cの直上に送風上の障害物となるトランス18m等が設けられた場所に遠心ファン11cが設置された場合においても、シャーシ4と表示駆動基板2との間の空間,シャーシ4と電源基板8との間の空間に、風が確実に送風されるため、冷却効率を向上させることが可能となる。
図23,図24を用いて、実施例3を説明する。図23は、実施例3の画像表示装置の要部背面側透視図であり、図2のB−B断面図である。図24は、図23のC−C断面を上方向から見た断面図である。
実施例3では、表示駆動基板2b及び電源基板8上に実装された第2の放熱器18g,18h,18l,トランス18mは、遠心ファン11の吹出口24の左端部及び右端部から直線を延ばすとともに、この延ばした2つの直線とで挟まれて形成された領域の外に設置される。即ち、図23に示すように、遠心ファン11bの吹出口24bから上方向へ引かれた延長線G及びHとで挟まれて形成された領域,遠心ファン11dの吹出口24dから上方向へ引かれた延長線I及びJとで挟まれて形成された領域、及び遠心ファン11cの吹出口24cから上方向へ引かれた延長線K及びLとで挟まれて形成された領域から外れた場所に、それぞれ第2の放熱器18g,18h,トランス18m,第2の放熱器18lを設置する。
図23,図24において、第2の放熱器18bが、遠心ファン11aの吹出口24aから上方向へ引かれた延長線M及びNとで挟まれた領域に設置された場合を示す。しかし、この場合、図24から分かるように、上方向から見て吹出口24aの約1/2程度は、IC18a及び第2の放熱器18bによって塞がれる。このため、図23に示すように、遠心ファン11aから吹き出した風は、第2の放熱器18bの下端部で衝突し、風の大部分が左右方向に広がってしまうため、冷却する必要がある表示駆動基板2aとシャーシ4との間の空間の上部まで供給されなくなり、上部の温度が上昇する。図24では、第2の放熱器18bに平板形状のものを使用した場合の例を示している。しかし、この第2の放熱器18bには、伝熱面積を拡大するために第2の放熱器18gのように歯を有する放熱器が使用される場合がある。この場合は、歯の部分が大型であることが多い。このため、遠心ファン11aの吹出口24aは、直上部で第2の放熱器18bに風路の大部分を塞がれることになり、上部までの送風が非常に困難となる。
しかし、例えば、図23,図24の表示駆動基板2bや電源基板8で示した構造では、延長線G及びHとで挟まれて形成された領域,延長線I及びJとで挟まれて形成された領域、及び延長線K及びLとで挟まれて形成された領域に障害物となる部品を配置していないため、基板の上部まで風が確実に行き届くようになる。また、風が基板の下部から上部に送風される際に、風の一部が左右方向に流れるため、風が回路部品の全体に行き渡るようになる。したがって、筐体奥行き寸法を35mm程度となる薄型の画像表示装置においても、表示パネル1と回路部品18の冷却効率を向上させることが可能となる。なお、図23,図24では、表示駆動基板2bと電源基板8との比較のために、表示駆動基板2aについては、遠心ファン11aの吹出口24aから上方向へ引かれた延長線M及びNとで挟まれた領域に、第2の放熱器18bを設置した。しかし、表示駆動基板2aについても、遠心ファン11aの吹出口24aを、第2の放熱器18bとコンデンサ18cとで挟まれた領域に配置すれば、同様の効果が得られることは言うまでもない。実施例3の構造で実験した結果、表示パネル1の温度を3〜5℃程度低減する効果を得た。
図25,図26を用いて、実施例4を説明する。図25は、実施例4の画像表示装置の要部背面側透視図であり、図2のB−B断面を示す。図26は、図25のC−C断面を上方向から見た図である。
実施例4では、表示駆動基板2aとシャーシ4との間,表示駆動基板2bとシャーシ4との間,電源基板8とシャーシ4との間の少なくとも何れかに遮蔽板29を設ける。
図25,図26では、表示駆動基板2aの右端部近傍であって、表示駆動基板2aとシャーシ4との間に、遮蔽板29aを設けている。表示駆動基板2bの左端部近傍であって、表示駆動基板2aとシャーシ4との間に遮蔽板29bを設けている。また、電源基板8の右端部近傍であって、電源基板8とシャーシ4との間に、遮蔽板29cを設けている。電源基板8の左側基板部(トランス18mとコンデンサ18nとで挟まれて形成された領域)であって、電源基板8とシャーシ4との間に遮蔽板29dを設けている。また、表示駆動基板2bの左端部近傍であって、表示駆動基板2bとシャーシ4との間に、遮蔽板29eを設けている。
遠心ファン11a,11bから上方向に送風された風が、表示駆動基板2a,2bとシャーシ4との狭い空間を上向きに流れる間に、左右方向に徐々に広がりを有してくる。しかし、遮蔽板29aと遮蔽板29eが設置されていない場合には、図25の破線の矢印で示すように、風が表示駆動基板2a,2bから外側に流出する。この流出した風の流れを漏れ流れ30a,30bと定義する。特に、表示駆動基板2a,2b上に実装された回路部品18の実装密度が高い場合には、この漏れ流れ30a,30bの風量は多くなる。また、同様に、大きな部品を実装した場合にも、この漏れ流れ30a,30bの風量は多くなる。この漏れ流れ30a,30bの風量が多くなると、回路部品18や表示パネル1の冷却効率が低下するという問題が生じる。しかし、実施例4のように、遮蔽板29a,29eを設置することにより、風の方向が遮蔽板29a,29eで変更されるため、漏れ流れ30a,30bを防止し、図25の実線の矢印で示すように送風が行われる。したがって、表示駆動基板2aとシャーシ4との空間、及び表示駆動基板2bとシャーシ4との間の空間への送風を、表示駆動基板2a,2bの上部まで行うことができるため、装置全体の冷却効率を向上させることが可能となる。
また、図25,図26に示すように、表示駆動基板2aの左端部近傍に遮蔽板29bを設け、電源基板8の右端部近傍に遮蔽板29cを設けてもよい。特に、IC18a,18kのような基板上の特定の回路部品の冷却が必要になった場合に、更に有効となる。遠心ファン11aと11bから送風された風の漏れ流れ30c,30dの発生を防止して、IC18a,18kに供給するため、これらの部品の冷却効率を向上させることができる。
また、電源基板8とシャーシ4との間の空間に、遮蔽板29dを設けてもよい。特に、電源基板8上のトランス18mの冷却が必要になった場合に、更に有効となる。遠心ファン11dから送風された風の流れ31の方向を遮蔽板29dで変更し、実線の矢印で示すように、トランス18m側に送風するにより、トランス18mの冷却効率を向上させることができる。
遮蔽板29a,29b,29eを設けることにより、遮蔽壁を設けない場合に対して、当該部の回路部品18の最高部温度を5℃、表示パネル1の温度を2℃低減することを実験により確認した。また、遮蔽板29c,29dを設けることにより、遮蔽壁を設けない場合に対して、当該部の回路部品18の最高部温度を5℃、表示パネル1の温度を4℃低減することを実験により確認した。
尚、遮蔽板29を設ける位置は、図25,図26に示す位置に限定されるものではなく、回路部品の配置によっては、このうちのいくつかは設けなくても良く、さらに別の位置に遮蔽板29を設けてもよい。
尚、実施例1〜4において、プラズマディスプレイの構造例に近い構造を用いて説明を行ったが、液晶ディスプレイや有機ELディスプレイ等の他の画像表示装置にも適用可能であることは言うまでもない。
1 表示パネル
2,2a,2b 表示駆動基板
3,3a,3b,3c,3d フレキシブルケーブル
4 シャーシ
5 固定基板
6,6a 画像表示素子
7 第1の放熱器
8 電源基板
9 ケーブル
10 制御ユニット
11 ファン(遠心ファン)
12 前面側カバー(表示面側カバー)
13 背面側カバー(非表示面側カバー)
14 据付具
15 背面側カバー13の開口部
15a 上部開口
15b 下部開口
15c 底部開口
15d 中部開口
16 第1の絶縁板
17 第2の絶縁板
18 回路部品
18a,18e,18f,18k IC
18b,18g,18h,18l 第2の放熱器
18c,18i,18n コンデンサ
18d,18j,18o コイル
18m トランス
19 軸流ファン
20 ケース
21 モータ
22 羽根車
23 吸気口(ファンの吸気口)
24 吹出口(ファンの吹出口)
25,25a,25b,25c 遮蔽壁
26 ダクト
27,27a,27b,27c 基板の下端部
29 遮蔽板
30 漏れ流れ
31 風の流れ
40 羽根

Claims (9)

  1. 表示パネルと、
    前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、
    前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、
    前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、
    前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、
    前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、
    前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、
    吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び前記電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンと、
    前記吸気口側の空間と前記吹出口側の空間に仕切る遮蔽壁とを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置であって、
    前記遠心ファンの吹出口は、前記表示駆動基板及び前記電源基板よりも下側に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  3. 請求項2に記載の画像表示装置であって、
    前記画像表示素子に接続された第1の放熱器を備え、
    前記遠心ファンの吹出口は、前記第1の放熱器よりも上側に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 表示パネルと、
    前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、
    前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、
    前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、
    前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、
    前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、
    前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、
    吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンと、
    前記吹出口から前記表示駆動基板又は前記電源基板に向かって延びるダクトとを備えたことを特徴とする画像表示装置。
  5. 請求項4に記載の画像表示装置であって、
    前記遠心ファンの吹出口は、前記表示駆動基板及び前記電源基板よりも下側に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  6. 請求項5に記載の画像表示装置であって、
    前記画像表示素子に接続された第1の放熱器を備え、
    前記遠心ファンの吹出口は、前記第1の放熱器よりも上側に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  7. 請求項6に記載の画像表示装置であって、
    前記下部の開口の上側位置は、前記遠心ファンよりも下側であるとともに、前記第1の放熱器の上側位置より高くても5mm以内に設けられ、
    前記下部の開口の下側位置は、前記第1の放熱器の中間位置よりも下側に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  8. 表示パネルと、
    前記表示パネルを背面側から支持するシャーシと、
    前記表示パネルの前面側に設けられた前面側カバーと、
    前記表示パネルの背面側に設けられ、上部と下部に開口が設けられた背面側カバーと、
    前記表示パネルの下端部に接続された画像表示素子と、
    前記表示パネルの左端部と右端部に接続され、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた表示駆動基板と、
    前記表示駆動基板と前記画像表示素子に駆動電力を供給するとともに、前記シャーシと対向する面に回路部品が設けられた電源基板と、
    吸気口と吹出口とを有し、前記表示パネル,前記前面側カバー及び前記背面側カバーとで囲まれた空間内に設けられ、前記吹出口が前記表示駆動基板及び前記電源基板の方向に設けられた少なくとも1個の遠心ファンとを備え、
    前記表示駆動基板及び前記電源基板に設けられた前記回路基板は、前記吹出口の左端部と右端部とで囲まれて形成された領域の外に設けられたことを特徴とする画像表示装置。
  9. 請求項8に記載の画像表示装置であって、
    前記表示駆動基板と前記シャーシとの間、前記電源基板と前記シャーシとの間の少なくとも何れかに設けられた遮蔽板を備えたことを特徴とする画像表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2015008413A1 (ja) * 2013-07-17 2015-01-22 パナソニック株式会社 有機el表示装置
JP2015049410A (ja) * 2013-09-03 2015-03-16 住友電装株式会社 表示装置

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