WO2014068932A1

WO2014068932A1 - 照明装置

Info

Publication number: WO2014068932A1
Application number: PCT/JP2013/006329
Authority: WO
Inventors: 一郎谷村; 明子太田
Original assignee: パナソニック株式会社
Priority date: 2012-11-05
Filing date: 2013-10-25
Publication date: 2014-05-08
Also published as: CN204534162U; JP6025041B2; JP2014093216A; DE112013005283T5; DE112013005283T8

Abstract

　少なくとも１つの発光素子と、導光板と、それらを収容する筐体とを備え、天井に形成された埋込穴を利用して取り着けられる照明装置である。筐体は、天井面に対面する面板と、面板の一部に設けられ、面板から天井側に凹入した形状の冠状部とを有する。筐体が天井に取着された状態において、冠状部は、埋込穴に没入し、筐体の冠状部以外の残部は、埋込穴の外部に位置する。冠状部の内部空間に、発光素子が配置され、発光素子を覆う状態で導光板が、残部の少なくとも一部に配置されている。これにより、照明装置を天井に取り着けた状態において、天井面からの突出量が少なく、部屋内の美観を損ないにくい照明装置を提供することができる。

Description

照明装置

　本発明は、ＬＥＤ（Ｌｉｇｈｔ　Ｅｍｉｔｔｉｎｇ　Ｄｉｏｄｅ）等の発光素子を光源として備える照明装置に関し、特に、導光板を用いて面発光する直下型方式の照明装置に関する。

　ＬＥＤ等の発光素子を導光板の裏側に設けて面発光する直下型方式の照明装置が知られている（例えば、特許文献１、特許文献２参照）。

　具体的には、発光素子は、主出射方向を導光板に向けた状態で、導光板の裏側に配置される。点光源である発光素子から出射された光は、発光素子に対向する導光板の入射面から入射し、導光板内を拡散導光された後、導光板の出射面から面状光として出射される。これにより、点光源である発光素子から出射された光を用いて、面発光を実現することができる。

　このような直下型方式の照明装置は、発光素子を導光板の裏側に配置するので、発光素子を導光板の側面側に設けるエッジライト方式と比較して、より大きな面積により多くの発光素子を配置することができる。従って、より大きな発光量を得ることができるといった特長がある。

特開２００１－１０８９８７号公報特開２００８－１１２７３９号公報

　しかしながら、直下型方式の照明装置は、導光板の裏側に発光素子を配置する必要があり、エッジライト方式の照明装置と比較して、照明装置の厚みが大きくなってしまう。このような直下型方式の照明装置を天井に取り着けた場合、天井面からの突出量が大きくなり、部屋内の美観が損なわれるおそれがある。

　本発明は、上記の事情に鑑みなされたものであり、発光素子と導光板とが縦に重なるように配置された構成を備えた照明装置において、照明装置を天井に取り着けた場合に、天井面からの突出量が少なく、部屋内の美観を損ないにくい照明装置を提供することを目的とする。

　上記目的を達成するため、本発明の一態様である照明装置は、少なくとも１つの発光素子と、導光板と、それらを収容する筐体とを備え、天井に形成された埋込穴を利用して取り着けられる照明装置である。前記筐体の天井面に対面する側の面板の一部に、筐体が天井に取着された状態において前記埋込穴に没入する冠状部が設けられている。そして、前記冠状部の内部空間に、前記発光素子が配置され、発光素子を覆う状態で前記導光板が、前記筐体のうちの残部の少なくとも一部に配置されていることを特徴とする。

　本発明の一態様である照明装置によれば、筐体の天井面に対面する側の面板の一部に、筐体が天井に取着された状態において埋込穴に没入する冠状部が設けられ、その冠状部の内部空間に発光素子が配置される。これにより、天井面からの突出量を少なくすることができる。そのため、天井面からの突出量が少なく、部屋内の住人にとって目立ちにくいので、照明装置の設置により部屋内の美観が損なわれるおそれは低い。さらに、発光素子を覆う状態で導光板が、筐体のうちの残部の少なくとも一部に配置されているので、照明装置として十分な明るさを確保することができる。

実施の形態１にかかる照明装置の天井板への取り着けの態様を説明する図である。実施の形態１にかかる照明装置を示す斜視図である。実施の形態１にかかる照明装置を示す分解斜視図である。実施の形態１にかかる筐体を示す断面図である。実施の形態１にかかる照明装置を示す断面図である。図５に示す実施の形態１にかかる照明装置の右端部の拡大断面図である。実施の形態２にかかる照明装置を示す分解斜視図である。実施の形態２にかかる照明装置を示す断面図である。

　以下、本発明の一態様にかかる照明装置について、図面を参照しながら説明する。なお、各図は、模式図であり、図面に示された部品等の各構成要素の形状や寸法および比等については、必ずしも実際のものを厳密に図示したものではない。また、以下では、照明装置の光が主に出射される側（主出射方向側）を表側とし、表側の反対側を裏側として説明を行なう。

　≪実施の形態１≫
　［全体構成］
　まず始めに、実施の形態１にかかる照明装置の全体構成について説明する。

　図１は、実施の形態１にかかる照明装置の天井板への取り着けの態様を説明する図である。図１に示すように、本発明の一態様にかかる照明装置１は、天井に形成された埋込穴を利用して取り着けられる照明装置である。

　図１に示す例では、天井板（天井）２に設けた埋込穴２ａに筐体１０の一部が埋め込まれている。筐体１０の裏面には、照明装置１内の発光素子等から発生した熱を装置外部へ放熱するための放熱部材３が設けられ、その放熱部材３の側面には板ばね状の掛止部材４が取り着けられている。照明装置１は、この掛止部材４を、天井板２の天井裏面２ｂに掛止させることによって、天井板２に取り着けられている。

　なお、掛止部材４は板ばね状のものに限定されない。また、照明装置１の天井板２への取り着け方法は掛止部材４を用いた掛止によるものに限定されず、ねじ止めや接着等で取り着けられていてもよい。

　天井板２の天井裏面２ｂには、照明装置１を点灯させるための回路ユニット５が配置されており、照明装置１は、電源線２３を介して回路ユニット５と電気的に接続されている。回路ユニット５は、外部の商用交流電源（不図示）と電気的に接続されており、商用交流電源から入力される電流を照明装置１に供給する。なお、本実施の形態では、回路ユニット５が照明装置１とは別途に必要であるが、本発明にかかる照明装置は回路ユニット５を内蔵した照明装置であってもよい。

　以上が、実施の形態１にかかる照明装置１の全体構成についての説明である。続いて、実施の形態１にかかる照明装置１の各構成について説明する。

　［照明装置の各構成］
　図２は、実施の形態１にかかる照明装置１を示す斜視図である。図３は、実施の形態１にかかる照明装置１を示す分解斜視図である。図４は、実施の形態１にかかる筐体１０を示す断面図である。図５は、実施の形態１にかかる照明装置１を示す断面図である。図６は、図５に示す実施の形態１にかかる照明装置１の右端部の拡大断面図である。図２～図６に示すように、照明装置１は、筐体１０、発光モジュール２０、反射部材３０、導光板４０、拡散カバー５０、および放熱部材３を備える。なお、図３においては、放熱部材３については、図示を省略している。

　（筐体）
　図３と図４に示すように、筐体１０は、例えば、アルミダイキャスト製の筐体であって、円環板状の本体部１２と、当該本体部１２の天井表面（天井面）２ｃ（図１参照）に対面する面板１６の中央部に設けられた冠状部１１とを有する。

　冠状部１１は、円板状の天板部分１３と天板部分１３の外周縁に延設された円筒状の側壁部分１４とを有する有底筒状であって、図４に示すように、その内部に空間１８を有する。図４、図５、および図６において、符号Ｈ１１で示す範囲が、天井表面２ｃに対して垂直方向における冠状部１１の範囲であり、符号Ｗ１１で示す範囲が、天井表面２ｃに対して水平方向における冠状部１１の範囲である。また、符号Ｈ２ａで示す範囲が天井表面２ｃに対して垂直方向における埋込穴２ａの範囲であり、符号Ｗ２ａで示す範囲が天井表面２ｃに対して水平方向における埋込穴２ａの範囲である。このように、冠状部１１は、筐体１０が天井に取り着けられた状態において、埋込穴２ａに没入している。

　冠状部１１内の空間１８には、発光モジュール２０、反射部材３０の一部および導光板４０の一部が収容されている。具体的には、冠状部１１内の空間１８には、発光素子２２が配置された発光モジュール２０、反射部材３０の一部分、導光板４０の素子列対向部分４４、ならびに導光板４０の第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の一部分が収容されている。

　すなわち、照明装置１が天井に取り着けられた状態において、発光素子２２を備える発光モジュール２０、反射部材３０の一部分、導光板４０の素子列対向部分４４、ならびに導光板４０の第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の一部分は、天井表面２ｃより上側の埋込穴２ａ内に位置する。

　本体部１２は、筐体１０において冠状部１１以外の残りの部分（残部）である。本体部１２は、天井板２に当接される円環板状の面板１６と、当該面板１６の外周縁に延設されたフランジ部分１７とを有し、図４に示すように、その内部に空間１９を有する。図４、図５、および図６において、符号Ｈ１２で示す範囲が天井表面２ｃに対して垂直方向における本体部１２の範囲であり、符号Ｗ１２で示す範囲が天井表面２ｃに対して水平方向における本体部１２の範囲である。また、符号Ｗ１２ａで示す範囲が本体部１２の外周縁部１２ａである。このように、本体部１２は、筐体１０が天井に取り着けられた状態において、天井表面２ｃから下方に突出している。また、本体部１２の外周縁部１２ａは、筐体１０が天井に取り着けられた状態において、埋込穴２ａよりも外側へ張り出している。

　本体部１２内の空間１９には、反射部材３０の一部と導光板４０の一部とが収容されている。具体的には、本体部１２内の空間１９には、反射部材３０の一部分、環内側部４２、環外側部４３、ならびに第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の一部分が収容されている。

　すなわち、照明装置１が天井に取り付けられた状態において、反射部材３０の一部分、環内側部４２、環外側部４３、ならびに第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の一部分は、天井表面２ｃより下側に配置され、天井表面２ｃから下方に突出している。

　また、図５に示すように、本体部１２のフランジ部分１７には、拡散カバー５０の側壁部５２を外嵌させた状態で、筐体１０と拡散カバー５０とが例えば接着等により固定されている。

　（発光モジュール）
　図３に戻って、発光モジュール２０は、円環板状の基板２１と、当該基板２１の一方の主面である素子搭載面２１ａに搭載された複数の発光素子２２とを有する。基板２１は、筐体１０の冠状部１１の天板部分１３上に載置され、収容されている。従って、照明装置１が天井に取り付けられた状態において、即ち、筐体１０が天井に取り付けられた状態において、基板２１は、天井表面（天井面）２ｃと平行な態様で筐体１０の空間１８内に収容されている。

　ここで、基板２１が天井表面（天井面）２ｃと平行な態様とは、必ずしも厳密に平行である必要は無い。基板２１が天井表面２ｃに対して若干傾いていてもよい。その傾きの程度は、特に限定されないが、具体的には、例えば、１５度以下である。

　また、基板２１は、天板部分１３上に必ずしも直接載置されていなくてもよい。例えば、接着剤や粘着シート、電気絶縁性のシート等が基板２１と天板部分１３との間に介在していてもよい。

　発光モジュール２０の外径は筐体１０の冠状部１１の内径と略同じであり、発光モジュール２０を冠状部１１内の空間１８に収容するだけで発光モジュール２０の位置決めが完了する。各発光素子２２は、それぞれの光の主出射方向を導光板４０に向けた状態で、基板２１の素子搭載面２１ａに円環状に配列されている。

　基板２１は、例えば、セラミック基板や熱伝導性樹脂等からなる絶縁層とアルミ板等からなる金属層との２層構造を有する。基板２１には配線パターン（不図示）が形成されており、各発光素子２２は前記配線パターンおよびコネクタ２４を介して電源線２３と電気的に接続されている。基板２１の素子搭載面２１ａは、光を効率良く導光板４０側へ反射させるための反射面となっている。

　発光素子２２は、例えば、ＬＥＤであって、基板２１の素子搭載面２１ａにＣＯＢ（Ｃｈｉｐ　ｏｎ　Ｂｏａｒｄ）技術を用いてフェイスアップ実装されている。なお、本発明に係る発光素子は、例えば、ＬＤ（レーザダイオード）や、ＥＬ素子（エレクトリックルミネッセンス素子）であってもよい。また、本発明に係る発光素子は、ＳＭＤ（Ｓｕｒｆａｃｅ　Ｍｏｕｎｔ　Ｄｅｖｉｃｅ）型のものが基板に搭載されていてもよい。

　（放熱部材）
　図５に示すように、放熱部材３は、冠状部１１の上面１３ａ（天板部分１３の上面でもある）に取り付けられている。放熱部材３は、例えば銅やアルミニウム等からなり、発光モジュール２０を構成する基板２１や素子搭載面２１ａに円環状に搭載された発光素子２２等で発生した熱を装置外部へ放熱する役割を有する。

　図５において、符号Ｈ３で示す範囲に放熱部材３が配置されている。このように、放熱部材３は、筐体１０が天井に取り着けられた状態において、埋込穴２ａ内に位置する。このため、放熱部材３を設けても天井面からの突出量は増えず、部屋内の住人にとって邪魔にならないので、放熱部材３には、放熱性能が高い放熱部材、即ち体積が大きく熱容量が大きい放熱部材を採用することができる。

　また、放熱部材３は、発光モジュール２０とともに埋込穴２ａ内に位置するため、発光モジュール２０の配置位置に近い位置に配置することができる。このため、照明装置１の主な発熱源である発光モジュール２０で発生した熱を装置外部へ効率的に放熱することができる。

　（反射部材）
　反射部材３０は、円形板状の内側反射部材３０ａと、内側反射部材３０ａの外周を囲むように配置される円環板状の外側反射部材３０ｂとで構成されており、発光素子２２から出射された光を反射して導光板４０に入射させる役割を有する。図５に示すように、反射部材３０は、冠状部１１内の空間１８に配置されている。具体的には、内側反射部材３０ａは、導光板４０の環内側部４２の裏側に配置されており、外側反射部材３０ｂは、導光板４０の環外側部４３の裏側に配置されており、反射部材３０全体としては、発光素子２２を避けるようにして導光板４０の裏側に配置されている。

　外側反射部材３０ｂの外径は筐体１０の冠状部１１の内径と略同じであり、外側反射部材３０ｂを冠状部１１内の空間１８に収容するだけで外側反射部材３０ｂの位置決めが完了する。

　反射部材３０の材料としては、高反射ポリカーボネート樹脂、高反射ナイロン樹脂、高反射ポリブチレンテレフタレート樹脂、高反射発泡樹脂等の反射率の高い材料が最適である。

　図６に示すように、内側反射部材３０ａの表側の面は、第１光反射面３１ａと第２光反射面３２ａとで構成されている。第１光反射面３１ａは、導光板４０の環内側部４２の裏側の面４２ｂと対向しており、環内側部４２から裏側に漏れる光を反射させて環内側部４２に戻す役割を果たす。第２光反射面３２ａは、導光板４０の環状部４１の第２光散乱部分４６の裏側の面４６ｂと対向しており、第２光散乱部分４６から裏側に漏れる光を反射させて第２光散乱部分４６に戻す役割を果たす。

　また、図６に示すように、外側反射部材３０ｂの表側の面は、第１光反射面３１ｂと第２光反射面３２ｂとで構成されている。第１光反射面３１ｂは、導光板４０の環外側部４３の裏側の面４３ｂと対向しており、環外側部４３から裏側に漏れる光を反射させて環外側部４３に戻す役割を果たす。第２光反射面３２ｂは、導光板４０の環状部４１の第４光散乱部分４８の裏側の面４８ｂと対向しており、第４光散乱部分４８から裏側に漏れる光を反射させて第４光散乱部分４８に戻す役割を果たす。

　また、図５に示すように、内側反射部材３０ａと外側反射部材３０ｂとは、導光板４０の裏側において、内側反射部材３０ａの外周面３３ａと外側反射部材３０ｂの内周面３３ｂとが間隔を空けて互いに対向した状態で配置されている。内側反射部材３０ａの外周面３３ａと外側反射部材３０ｂの内周面３３ｂとは、それぞれ光反射面となっている。

　（導光板）
　図３に示すように、導光板４０は、全体として円板状であって、発光素子２２からなる素子列に沿って円環状に形成された環状部（導入部分）４１と、環状部４１の環内側に連設された円板状の環内側部４２と、環状部４１の環外側に連設された円環状の環外側部４３とで構成される。これら、環状部４１、環内側部４２および環外側部４３の３つは一体に成形されている。導光板４０の材料としては、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリスチレン樹脂、ガラス等の導光性の良い材料が適している。

　環状部４１は、素子列対向部分４４、第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８で構成され、導光板４０内に発光素子２２から出射された光を導入する役割を有する。素子列対向部分４４は、導光板４０の複数の発光素子２２からなる素子列と対向する部分であり、円環状である。第１光散乱部分４５は、素子列対向部分４４の環内側に位置し素子列対向部分４４に沿った円環状である。第２光散乱部分４６は、第１光散乱部分４５の環内側に位置し第１光散乱部分４５に沿った円環状である。第１光散乱部分４５と第２光散乱部分４６とで内側反射部分４１ａが構成される。第３光散乱部分４７は、素子列対向部分４４の環外側に位置し素子列対向部分４４に沿った円環状である。第４光散乱部分４８は、第３光散乱部分４７の環外側に位置し第３光散乱部分４７に沿った円環状である。第３光散乱部分４７と第２光散乱部分４８とで外側反射部分４１ｂが構成されている。

　図６において、符号Ｗ４１で示す範囲が環状部４１であり、符号Ｗ４２で示す範囲が環内側部４２であり、符号Ｗ４３で示す範囲が環外側部４３である。環外側部４３の外周縁部は、本体部１２の面板１６上に載置された状態で、本体部１２の面板１６と拡散カバー５０の外周縁部５１ａとで挟持されることにより位置決めされ、固定されている。図６において、符号Ｗ４４で示す範囲が素子列対向部分４４であり、符号Ｗ４５で示す範囲が第１光散乱部分４５であり、符号Ｗ４６で示す範囲が第２光散乱部分４６であり、符号Ｗ４７で示す範囲が第３光散乱部分４７であり、符号Ｗ４８で示す範囲が第４光散乱部分４８である。

　また、図６に示すように、導光板４０の表側の面４０ａは、環状部４１の表側の面４１ｃと、環内側部４２の表側の面４２ａと、環外側部４３の表側の面４３ａとで構成される。そして、環状部４１の表側の面４１ｃは、素子列対向部分４４の表側の面４４ａと、内側反射部分４１ａの表側の面４１ａａと、外側反射部分４１ｂの表側の面４１ｂａとで構成される。内側反射部分４１ａの表側の面４１ａａは、反射面であって、第１光散乱部分４５の表側の面である第１光散乱領域４５ａと、第２光散乱部分４６の表側の面である第２光散乱領域４６ａとで構成される。外側反射部分４１ｂの表側の面４１ｂａも、反射面であって、第３光散乱部分４７の表側の面である第３光散乱領域４７ａと、第４光散乱部分４８の表側の面である第４光散乱領域４８ａとで構成される。

　図５に戻って、発光素子２２を覆う状態で導光板４０の大部分は、本体部１２内の空間１９に配置されており、一部は空間１８に配置されている。具体的には、本体部１２内の空間１９に、環内側部４２の全部および環外側部４３の全部、ならびに第２光散乱部分４６および第４光散乱部分４８が収容されている。また、冠状部１１内の空間１８に、導光板４０の素子列対向部分４４、第１光散乱部分４５、および第３光散乱部分４７が収容されている。

　また、図６に示すように、導光板４０の裏側の面４０ｂは、環状部４１の裏側の面４１ｄと、環内側部４２の裏側の面４２ｂと、環外側部４３の裏側の面４３ｂとで構成される。そして、環状部４１の裏側の面４１ｄは、素子列対向部分４４の裏側の面４４ｂと、第１光散乱部分４５の裏側の面４５ｂと、第２光散乱部分４６の裏側の面４６ｂと、第３光散乱部分４７の裏側の面４７ｂと、第４光散乱部分４８の裏側の面４８ｂとで構成される。

　環状部４１の表側の面４１ｃは、裏側から環状部４１に入射した発光素子２２の光を、環内側部４２或いは環外側部４３に向けて反射させるための反射面となっている。図５および図６に示すように、導光板４０の縦断面において、環状部４１の表側の面４１ｃの形状は、中央が裏側に突出するよう折り返された略Ｖ字形である。なお、上記「縦断面」とは、導光板４０の平面視における中心を通り、且つ、導光板４０の平板部分である環内側部４２の表側の面４２ａと直交する仮想面で切断した断面を指す。以下、実施の形態２においても、導光板の「縦断面」については、同様である。

　折り返し部分は、裏側に膨らんだＲ形状になっている。折り返し部分の両側は、環内側部４２および環外側部４３に向けて効率良く光を反射させるために、それぞれ表側に膨らんだ略円弧形となっている。

　環状部４１の表側の面４１ｃには、光散乱処理が施されている。具体的には、第１光散乱領域４５ａ、第２光散乱領域４６ａ、第３光散乱領域４７ａ、および第４光散乱領域４８ａに、光散乱処理として凹部４５ｃ，４６ｃ，４７ｃ，４８ｃがそれぞれ設けられている。凹部４５ｃ，４６ｃ，４７ｃ，４８ｃは、それぞれ複数個設けられている。このように光散乱処理が施されているため、環状部４１内から表側の面４１ｃに入射した光は、全反射されるのではなく、その一部が凹部４５ｃ，４６ｃ，４７ｃ，４８ｃで散乱されて、導光板４０の外部へと出射される。なお、素子列対向部分４４の表側の面４４ａには凹部は設けられていない。

　本実施の形態において、凹部４５ｃ，４６ｃ，４７ｃ，４８ｃは、形状がそれぞれ略半球状であって、大きさは全て同じである。なお、本発明に係る凹部の形状および大きさ等は任意であり、光散乱効果が得られるものであればよく、形状としては例えば略円錐状や略円錐台状等であってもよい。

　環状部４１の裏側の面４１ｄの一部は、発光素子２２の光が入射する入射面となっている。素子列対向部分４４の裏側の面４４ｂがその入射面に相当する。素子列対向部分４４の裏側の面４４ｂは、複数の発光素子２２からなる素子列に対向しており、円環状である。さらに、環状部４１の裏側の面４１ｄの全体は、基板２１の素子搭載面２１ａで反射した光が環状部４１に入射するための入射面としても機能している。

　環内側部４２の表側の面４２ａは、環内側部４２内に入射した光の一部が出射する光出射面となっている。環外側部４３の表側の面４３ａは、環外側部４３内に入射した光の一部が出射する光出射面となっている。

　環内側部４２の裏側の面４２ｂには、光散乱処理として凹部４２ｃが複数設けられている。したがって、環内側部４２内で凹部４２ｃに入射した光は散乱光となり、表側の面４２ａから出射される。凹部４２ｃは、環内側部４２の裏側の面４２ｂの中心に近づくほど単位面積当たりの数が多くなっており、これにより表側の面４２ａの全体から均一に光が出射されるようになっている。

　環外側部４３の裏側の面４３ｂには、光散乱処理として凹部４３ｃが複数設けられている。したがって、環外側部４３内で凹部４３ｃに入射した光は散乱光となり、表側の面４３ａから出射される。凹部４３ｃは、環外側部４３の裏側の面４３ｂの外周縁に近づくほど単位面積当たりの数が多くなっており、これにより表側の面４３ａの全体から均一に光が出射されるようになっている。

　一方、図３に示すように、環外側部４３の外周面４３ｄには光反射処理が施されており、当該外周面４３ｄから導光板４０の外部へ光が漏れないようになっている。環外側部４３内を進行し外周面４３ｄに到達した光は、外周面４３ｄで反射され、環外側部４３から出ることなく戻り光となって環状部４１に向かう。

　なお、環内側部４２および環外側部４３に施される光散乱処理は上記に限定されず任意である。例えば、光散乱処理として凹部ではなく凸部が設けられていても良いし、凹部と凸部の両方が設けられていてもよい。また、光散乱処理が裏側の面４２ｂ，４３ｂではなく表側の面４２ａ，４３ａに施されていても良いし、裏側の面４２ｂ，４３ｂと表側の面４２ａ，４３ａの両方に施されていても良い。但し、環内側部４２の表側の面４２ａおよび環外側部４３の表側の面４３ａの全体から、均一に光が出射するような態様であることが好ましい。

　また、図６に示すように、素子列対向部分４４は、冠状部１１内の空間１８に配置されている。また、第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８は、冠状部１１内の空間１８および本体部１２内の空間１９にわたって配置されている。また、環内側部４２および環外側部４３は、本体部１２内の空間１９に配置されている。

　導光板４０のうち、第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の反射面から反射した光を出射させる環内側部４２および環外側部４３のみが、照明装置１を天井に取り着けた状態において天井表面２ｃ（図１参照）よりも外側（床側）へ張り出している本体部１２内の空間１９に配置されているので、天井面からの突出量を抑えながら、導光板を用いた面発光する照明装置としての機能を確保することができる。

　（拡散カバー）
　拡散カバー５０は、例えば、シリコーン樹脂、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、ガラス等の透光性材料により形成されており、導光板４０から出射された光は拡散カバー５０を透過して照明装置１の外部へ取り出される。

　図３に示すように、拡散カバー５０は、導光板４０を覆うドーム状の本体部５１と、当該本体部５１の周縁部から裏側方向へ延設された側壁部５２とを有する。図５、図６に示すように、側壁部５２は、筐体１０の本体部１２のフランジ部分１７に固定されている。本体部５１には光散乱処理が施されており、導光板４０から出射された光は本体部５１を透過する際に散乱光となる。したがって、より輝度むらがより一層軽減される。

　このように、本実施の形態にかかる照明装置１では、筐体１０は、天井表面２ｃに対面する面板１６と、面板１６の一部が天井板２側に凹入した凹部であって、筐体１０が天井板２に取着された状態において埋込穴２ａに没入する冠状部１１とを有している。そして、その冠状部１１内の空間１８に発光モジュール２０が配置されている。一方、天井表面２ｃから下方に突出している本体部１２内の空間１９には、導光板４０の光が出射される部分（出射部分）である環内側部（環内出射部分）４２および環外側部（環外出射部分）４３が配置されている。発光素子２２を備える発光モジュール２０が、天井表面２ｃより上側の埋込穴２ａ内に配置され、導光板４０のうち出射部分である環内側部４２および環外側部４３が、天井表面２ｃより下側に配置され天井表面２ｃから下方に突出しているので、発光素子と導光板とが縦に重なるように配置された直下型方式の照明装置において、照明装置としての明るさを確保しつつ、天井面からの突出量を抑えることができる。

　≪実施の形態２≫
　図７は、第２の実施形態に係る照明装置１００を示す分解斜視図である。図８は、実施の形態２にかかる照明装置１００を示す断面図である。なお、図７においては、放熱部材３については、図示を省略している。

　第２の実施形態に係る照明装置１００は、反射部材１３０が内側反射部材だけで構成されており、導光板１４０が環外側部を備えていない点において第１の実施の形態にかかる照明装置１と大きく異なる。第１の実施の形態に係る照明装置１と同様の点も多いので、以下、両者の相違点についてのみ説明し、共通する構成については同じ符号を使って説明を省略する。

　図７および図８に示すように、照明装置１００は、筐体１０、発光モジュール１２０、反射部材１３０、導光板１４０、拡散カバー５０、および放熱部材３を備える。

　（筐体）
　図７および図８に示すように、照明装置１００の筐体１０は、実施の形態１にかかる照明装置１の筐体１０と同様のものである。

　冠状部１１内の空間１８には、発光モジュール１２０、反射部材１３０、および導光板１４０の一部が収容されている。具体的には、冠状部１１内の空間１８には、発光素子２２が配置された発光モジュール１２０、反射部材１３０、ならびに導光板１４０の素子列対向部分１４４および内側反射部分１４１ａの一部分が収容されている。すなわち、照明装置１００が天井に取り着けられた状態において、発光素子２２が配置された発光モジュール１２０、反射部材１３０、ならびに導光板１４０の素子列対向部分１４４および内側反射部分１４１ａの一部分は、天井面より上側の埋込穴２ａ内に位置する。

　また、本体部１２内の空間１９には、導光板１４０の残りの部分が収容されている。具体的には、本体部１２内の空間１９には、導光板１４０の環内側部１４２ならびに内側反射部分１４１ａの一部分が収容されている。すなわち、照明装置１００が天井に取り付けられた状態において、本体部１２内の空間１９には、導光板１４０の一部が収容されている。具体的には、環内側部１４２、および内側反射部分１４１ａの一部分は、天井面より下側（床側）に位置する本体部１２内の空間１９内に配置されている。

　（発光モジュール）
　発光モジュール１２０は、円環板状の基板１２１と、当該基板１２１の一方の主面である素子搭載面１２１ａに搭載された複数の発光素子２２とを有する。基板１２１は、筐体１０の冠状部１１の天板部分１３上に載置され、収容されている。従って、照明装置１００が天井に取り付けられた状態において、即ち、筐体１０が天井に取り付けられた状態において、基板２１は、天井表面２ｃと平行な態様で筐体１０の空間１８内に収容されている。発光モジュール１２０の外径は筐体１０の冠状部１１の内径と略同じであり、発光モジュール１２０を冠状部１１内の空間１８に収容するだけで発光モジュール２０の位置決めが完了する。各発光素子２２は、それぞれの主出射方向を導光板１４０に向けた状態で、基板１２１の素子搭載面１２１ａに円環状に配列されている。基板１２１は、実施の形態１にかかる基板２１と比較して、発光素子２２の搭載位置がより外周側に設置されている点を除いて略同様である。

　（放熱部材）
　図８に示すように、照明装置１００の放熱部材３は、実施の形態１にかかる照明装置１の放熱部材と同様のものである。

　（反射部材）
　反射部材１３０は、内側反射部材だけで構成されており、図８に示すように、冠状部１１内の空間１８に配置されている。具体的には、反射部材１３０は、導光板１４０の環内側部１４２の裏側に、発光素子２２を避けるようにして、導光板１４０に対して近接配置されている。

　反射部材１３０の第１光反射面１３１ａは、導光板１４０の環内側部１４２の裏側の面と対向しており、環内側部１４２から裏側に漏れる光を反射させて環内側部１４２に戻す役割を果たす。第２光反射面１３２ａは、導光板１４０の環状部１４１の第２光散乱部分１４６の裏側の面と対向しており、第２光散乱部分１４６から裏側に漏れる光を反射させて第２光散乱部分１４６に戻す役割を果たす。第１光反射面１３１ａは、環内側部１４２の裏側の面と面接触しており、第２光反射面１３２ａは、第２光散乱部分１４６の裏側の面と面接触している。

　（導光板）
　導光板１４０が環外側部を備えていない点において、第１の実施の形態にかかる導光板４０と異なる。

　図７に示すように、導光板１４０は、円形板状であって、複数の発光素子２２からなる素子列に沿って円環状に形成された環状部（導入部分）１４１と、環状部１４１に外周を囲まれた円板状である環内側部１４２とで構成される。これら、環状部１４１および環内側部１４２は一体に成形されている。

　環状部１４１は、素子列対向部分１４４と、第１光散乱部分１４５と、第２光散乱部分１４６とで構成される。第１光散乱部分１４５と第２光散乱部分１４６とで内側反射部分１４１ａが構成される。素子列対向部分１４４は、複数の発光素子２２からなる素子列と対向する部分であり、円環状である。第１光散乱部分１４５は、素子列対向部分１４４の環内側に位置し、素子列対向部分１４４に沿った円環状である。第２光散乱部分１４６は、第１光散乱部分１４５の環内側に位置し、第１光散乱部分１４５に沿った円環状である。

　図８に示すように、導光板１４０の縦断面において、環状部１４１の表側の面１４１ｃの形状は、表側に膨らんだ略円弧形となっている。環状部１４１の表側の面１４１ｃは、裏側から環状部１４１に入射した発光素子２２からの光を、環内側部１４２に反射させるための反射面となっている。素子列対向部分１４４の裏側の面がその入射面に相当する。素子列対向部分１４４の裏側の面１４４ｂは、複数の発光素子２２からなる素子列に対向した円環状である。さらに、環状部１４１の裏側の面１４１ｄの全体は、基板１２１の素子搭載面１２１ａで反射した光が環状部１４１に入射するための入射面としても機能している。

　環状部１４１の表側の面１４１ｃには、実施の形態１にかかる導光板４０と同様の光散乱処理が施されている。これにより、環状部１４１に外周を囲まれた円板状である環内側部１４２に、発光素子２２から出射された光を導入することができる。

　環内側部１４２の構成は、第１の実施形態にかかる環内側部４２と略同様である。

　（拡散カバー）
　図７および図８に示すように、照明装置１００の拡散カバー５０は、実施の形態１にかかる照明装置１の拡散カバーと同様のものである。

　このように、本実施の形態にかかる照明装置１００では、冠状部１１内の空間１８に発光モジュール１２０が配置されている。一方、天井面から下方に突出している本体部１２内の空間１９に、導光板１４０の光の出射部分である環内側部１４２が配置されている。発光素子２２を備える発光モジュール１２０が、天井表面２ｃより上側の埋込穴２ａ内に配置され、導光板１４０のうち光の出射部分である環内側部１４２が、天井表面２ｃより下側に配置され天井表面２ｃから下方に突出しているので、発光素子と導光板とが縦に重なるように配置された直下型方式の照明装置において、照明装置としての明るさを確保しつつ、天井面からの突出量を抑えることができる。

　［変形例］
　なお、上記の実施の形態に基づいて説明してきたが、本発明は上記の実施の形態に限定されないことはもちろんである。以下のような場合も本発明に含まれる。

　（ａ）上記の実施の形態において、導光板の素子列対向部分４４は、冠状部１１内の空間１８に配置され、導光板４０の環内側部４２および環外側部４３は、本体部１２内の空間１９に配置されているとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。導光板の光の出射部分である環内側部４２および環外側部４３が、本体部１２内の空間１９に配置されていれば足りる。例えば、導光板４０の環状部４１を本体部１２内の空間１９に配置するとしてもよい。

　また、上記の実施の形態において、反射部材３０は、冠状部１１内の空間１８に配置されるとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。本発明の一態様にかかる照明装置は、反射板の少なくとも一部が冠状部１１内の空間１８に配置されていれば足りる。例えば、反射部材３０が冠状部１１内の空間１８および本体部１２内の空間１９にわたって配置されてもよい。

　（ｂ）上記の実施の形態において、導光板４０が円形板状である場合を示したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。導光板４０は、例えば、四角形板状、六角形板状、八角形板状等のような多角形の板状であってもよい。また、環状部４１、環内側部４２、環外側部４３、素子列対向部分４４、第１光散乱部分４５、第２光散乱部分４６、第３光散乱部分４７、および第４光散乱部分４８の各形状も、導光板４０の形状に応じて任意である。

　（ｃ）上記の実施の形態において、複数個の発光素子２２を環状に配列する場合を示したが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。発光素子２２は少なくとも１つ以上であればよい。また、発光素子２２の配列や基板２１の形状も導光板４０の形状に応じて任意である。

　（ｄ）上記の実施の形態において、冠状部１１の形状は、有底円筒状に限られない。冠状部１１の形状は、発光素子２２の配列や基板２１の形状に応じて任意である。例えば、冠状部１１の形状は、有底四角筒状、有底六角筒状、有底八角筒状のような有底多角筒状であってもよい。

　すなわち、本実施の形態にかかる照明装置は、上述の説明や図面等で示した構造や形状のものに限られず、天井に取着された状態において、天井面から下方に突出している第１の筐体部（本体部）と、埋込穴内に位置する第２の筐体部（冠状部）とを含む構造であればよい。そして、導光板の少なくとも一部分、具体的には導光板の光の出射部分が、第１の筐体部（本体部）内の収容部分に配置され、発光素子が、主出射方向を導光板に向けた状態で、第２の筐体部内（冠状部）の収容部分に配置されていればよい。これにより、照明装置として十分な明るさを確保するとともに、天井面からの突出量が少ない照明装置を提供することができる。

　（ｅ）上記の実施の形態において、天井面に対して水平方向における冠状部１１の範囲Ｗ１１は、天井面に対して水平方向における埋込穴２ａの範囲Ｗ２ａよりも小さくなるように設計されている。これにより、冠状部１１の側壁部分１４と埋込穴２ａとの間に空間６０が形成されている。側壁部分１４と天井板２とを密着させず、外周縁部１２ａと天井板２との間に隙間を設けて照明装置１を取り着けた場合、この空間６０は排熱経路として働き、発光モジュール２０等から発生した熱を、埋込穴２ａから装置外部へ排熱することができる。

　（ｆ）上記の実施の形態において、掛止部材４を、天井板２の天井裏面２ｂに掛止させることによって、照明装置１を天井板２に取り着けられているとしたが、本発明は必ずしもこの場合に限定されない。掛止部材４による天井裏面２ｂへの掛止に加え、パッキンを用いて、天井板２の天井表面２ｃと本体部１２の面板１６の一部分とを接着してもよい。パッキンを用いて接着することにより、天井表面２ｃと本体部１２の面板１６との間に空間ができる。この空間は排熱経路として働き、発光モジュール２０から発生した熱を、埋込穴２ａから排熱することができる。

　本発明にかかる照明装置は、例えば、ダウンライト等の天井に形成された埋込穴を利用して取り着けられる照明装置に利用可能である。

　１、１００　照明装置
　２　天井板（天井）
　２ｃ　天井表面（天井面）
　３　放熱部材
　４　掛止部材
　１０　筐体
　１１　冠状部
　１２　本体部
　１２ａ　外周縁部
　１６　面板
　１８、１９　空間
　２０、１２０　発光モジュール
　２１、１２１　基板
　２２　発光素子
　３０、１３０　反射部材
　４０、１４０　導光板
　４１、１４１　環状部（導入部分）
　４２、１４２　環内側部（環内出射部分）
　４３　環外側部（環外出射部分）
　４４、１４４　素子列対向部分
　５０　拡散カバー

Claims

　天井に形成された埋込穴を利用して取り着けられる照明装置であって、
　少なくとも１つの発光素子と、
　導光板と、
　天井面に対面する面板および、前記面板の一部に設けられ、前記面板から前記天井側に凹入した形状の冠状部を有し、前記発光素子および前記導光板を収容する筐体とを備え、
　前記筐体が前記天井に取着された状態において、前記冠状部は、前記埋込穴に没入し、前記筐体の前記冠状部以外の残部は、前記埋込穴の外部に位置しており、
　前記発光素子は、前記冠状部の内部空間に配置され、
　前記導光板は、前記発光素子を覆う状態で前記残部の少なくとも一部に配置されている
　照明装置。
　前記残部の外周縁部は、前記筐体が前記天井に取着された状態において
前記埋込穴よりも外側へ張り出している
　請求項１に記載の照明装置。
　前記発光素子で発生した熱を装置外部へ放熱するための放熱部材をさらに備え、
　前記放熱部材は、前記冠状部の上面に取り付けられ、前記筐体が前記天井に取着された状態において前記埋込穴に没入している
　請求項１に記載の照明装置。
　前記導光板は、
　前記発光素子から出射された光が入射する入射面と前記入射面から入射した光を反射させる反射面とを有する導入部分と、
　前記導入部分と連続しており、前記反射面で反射した光を出射させる出射面を有する出射部分とを備え、
　前記導光板のうち少なくとも前記出射部分は、前記筐体が前記天井に取着された状態において前記天井面より下方に位置する部分に配置されている
　請求項１に記載の照明装置。
　前記発光素子は、前記筐体が前記天井に取着された状態において、前記天井面と平行な態様で前記筐体内に収容された基板上に環状に複数個配置され、
　前記導入部分は、前記複数の発光素子からなる環に沿って環状に形成され、
　前記出射部分は、前記導入部分の環内側に位置する環内出射部分と、前記導入部分の環外側に位置する環外出射部分とで構成される
　請求項４に記載の照明装置。
　前記筐体の前記天井面とは反対側に、前記導光板を覆うように取り付けられ、前記導光板から出射された光を拡散する拡散カバーをさらに備える
　請求項１に記載の照明装置。
　前記発光素子から出射された光を反射して前記導光板に入射させる反射面を有する反射部材をさらに備える
　請求項１に記載の照明装置。
　前記反射部材は、前記反射面と前記導光板の裏側の面とが対向した状態で、その少なくとも一部が前記冠状部の内部空間に配置される
　請求項７に記載の照明装置。