JP2011216313A - 照明器具 - Google Patents

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Shigetoshi Komiyama
重利 小宮山
Kozo Ogawa
光三 小川
Iwatomo Moriyama
厳與 森山
Kazunari Higuchi
一斎 樋口
Shinichi Kamishiro
真一 神代
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Abstract

【課題】
大型化することなく、必要な放熱性と所定の配光性能を得ることができる小形で大光量の照明器具を提供する。
【解決手段】
照明器具10は、熱伝導性部材で構成され、下面に光源取付部11bが設けられた器具本体11と、固体発光素子12が実装された基板13aを有し、この基板13aの両側縁部13d,13dのうち少なくとも互いに隣接する部位が略平行となるように器具本体11の光源取付部11bに円周上に分散して配設された複数の発光モジュール13と、複数の発光モジュール13にそれぞれ対向し、各発光モジュール13から出射した光を制御する反射部15aを有する反射体15とを具備している。
【選択図】図1

Description

本発明は、発光ダイオード等の固体発光素子を光源とする照明器具に関する。
近年、フィラメント電球に代わって、寿命が長く、また消費電力の少ない固体発光素子である発光ダイオードを光源として採用した照明器具が商品化されている。例えば、特許文献1に示されるものは、発光ダイオードを光源としたダウンライトで、段落番号[0041][0042」に記載されているように、光源部が4個のLEDと反射体からなり、4個のLEDは直径が約60mmの円盤状の配線基板上に同心状に等間隔に配置して実装された、いわゆる、SMD(Surface Mount Device)タイプのダウンライトが示されている。
また、特許文献2(特に、段落番号[0028])には、回路基板上に複数のLEDチップを、COB(Chip on Board)技術を使用してマトリックス状に実装した発光モジュールを用いたダウンライト等の照明器具が示されている。
特開2008−186776号公報 特開2008−300207号公報
一方、この種の照明器具において、近年ますます大光量の器具が要求されており、例えば、SMDタイプのもので大光量のダウンライトを構成することになると、発光ダイオードを多数実装する必要があり器具が大型化することから、天井等の所定の埋め込み穴寸法内に収まらない問題が生じる。
また、COB基板の場合には大光量化を達成することができるが、特許文献2に示すように、1枚のCOB基板を使用した場合には、発光ダイオードの発熱が一箇所に集中して放熱性が悪くなる。これを改善するためには放熱面積を多くする必要があり器具を小形に構成することができない。同時にダウンライトとしてのスポット的な配光を得るためには、反射体を深くする必要があり小形化が困難となる。このため、この種の発光ダイオード等の固体発光素子を用いた照明器具においては、小形で如何に大光量化を実現するかが重要な課題となっている。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、大型化することなく、必要な放熱性と所定の配光性能を得ることができる小形で大光量の照明器具を提供しようとするものである。
請求項1に記載の照明器具の発明は、熱伝導性部材で構成され、下面に光源取付部が設けられた器具本体と;固体発光素子が実装された基板を有し、この基板の両側縁部のうち少なくとも互いに隣接する部位が略平行となるように前記器具本体の光源取付部に円周上に分散して配設された複数の発光モジュールと;複数の発光モジュールにそれぞれ対向し、各発光モジュールから出射した光を制御する反射部を有する反射体と;を具備していることを特徴とする。
本発明において、照明器具は、天井等の被設置体に対して所定の埋め込み穴寸法をもって設置されるダウンライトやスポットライト等に適用することが好適であるが、その他の住宅用や店舗、オフィスなど施設・業務用等の各種の小形の照明器具を構成してもよい。
器具本体は、例えば、円筒状をなす本体の一端部側に発光部を配設したものが許容される。また、発光部から発生する熱を放熱するために、熱伝導性の良好なアルミニウム、銅、鉄等の金属からなる熱伝導性部材で構成されることが好ましいが、セラミックスや高熱伝導性樹脂等の合成樹脂で構成されたものであってもよい。
固体発光素子は、発光ダイオード、半導体レーザ、有機ELなどの固体発光素子で構成されることが許容される。固体発光素子を実装した1枚の発光モジュールは、例えば、正方形や長方形をなす基板に多数の固体発光素子をマトリックス状に配置したものが一般的であるが、千鳥状または放射状など、規則的に一定の順序をもって一部または全体が面状に配置され実装されたものであってもよい。
発光モジュールは、器具本体に分散して配設されることから、発生する熱も分散され効果的に放熱させることができる。同時に、発光モジュールが分散されることから、分散された発光モジュール個々に反射部を設ける構成となることから、配光角を制御する反射体の深さを低くすることが可能となる。これら効果的な構成によって、器具の大型化を抑制することができる。
反射体は、複数の発光モジュールにそれぞれ対向し、各発光モジュールから出射した光を制御する反射部を有するもので、この反射部は、例えば、1枚の発光モジュールに対向する光源側開口部、および光源からの光を出射する拡開した出射側開口部を有し、これらが一体となって反射体を構成してもよいし、個々に反射体として構成したものであってもよい。また、例えば、部屋の中心部を主として照明するために、周囲にわたり光度の変化が比較的少ない配光を得るための反射体が許容される。また、光源側開口部から出射側開口部に向けて傾斜させて反射面を形成し、発光モジュールから放射される光を反射させ、さらに回転対象となる配光を得るために、発光モジュールの発光領域を囲繞するように横断面が円形をなす「すり鉢状」の凹部で形成してもよい。また、例えば、横断面が矩形状をなす「すり鉢状」の凹部などの形状でもよい。また、反射面は連続した曲面で形成されていることが好ましいが、一部に平面状をなす面が形成されたものであってもよい。
反射体の材質は、光の反射性能を考慮して、耐光性、耐熱性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、例えば、PBT(ポリブチレンテレフタレート)、アクリルやABS等の合成樹脂で一体に形成してもよい。また、その表面を白色に塗装しても、アルミニウムや銀等の金属を蒸着若しくはメッキなどを施して鏡面または半鏡面に加工したものであってもよい。さらに、アルミニウムや銅等の金属で構成し、上記の合成樹脂と同様に白色塗装や蒸着若しくはメッキ等を行ってもよい。さらに、各種の模様等を施したものであってもよい。
請求項2に記載の照明器具の発明は、請求項1記載の照明器具の発明において、前記複数の発光モジュールは、中央部にスペースが形成されるように配設され、各発光モジュールは、中央部のスペース側に配線用のコネクタを配置したことを特徴する。
請求項1の発明によれば、基板の互いに隣接する両側縁部が略平行となるように各基板を配置しているので、基板を効率よく配置することができ、器具本体内のスペースを有効に活用することができ、器具本体を小形化することができる。
請求項2の発明によれば、複数の発光モジュールは、中央部にスペースが形成されるように環状に配設され、各発光モジュールは中央のスペース側に配線用のコネクタを配置したので、周囲に均等に光を放射させることができるとともに、中央部のスペースを利用して複数の発光モジュールにおける電気接続を行うことができ、格別な配線スペースが不要となり、器具をより小形に構成することができる。
本発明の実施例1を示す照明器具であり、(a)は図2のa−a線の沿う断面図、(b)は(a)図の要部を拡大して示す断面図。 同じく、照明器具を枠部材、カバー部材および反射体を外した状態で示す上面図。 同じく、照明器具の底面図。 同じく、照明器具の発光モジュールを模式的に示す図で、(a)は正面図、(b)は(a)図のb−b線に沿う断面図。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
本発明において、発光モジュールは、基板の両側縁部のうち少なくとも互いに隣接する部位が略平行となるように器具本体の光源取付部に円周上に分散して配設され、各発光モジュールに発光モジュールからの放射光を制御する反射体が配置されている。したがって、複数の発光モジュールの基板が効率よく配置されて器具本体が小形化されるとともに、所定の配光が得られるものである。
本実施例の照明器具10は、φ約150mmの埋め込み穴に設置されるダウンライト形の照明器具を構成したもので、図1に示すように、熱伝導性部材で構成される器具本体11、固体発光素子12を実装した発光モジュール13を器具本体に分散して配設した発光部14、複数の発光モジュール13にそれぞれ対向し、光を出射方向に向けて反射すると共に、光の配光角を所定の角度に設定する複数の反射部15aを有する反射体15、反射体15の前面に設けられた透光性のカバー部材16、反射体15を囲むように設けられた枠部材17で構成する。
器具本体11は、放熱性を高めるために熱伝導性の良好な金属、本実施例では、アルミダイカストで構成された横断面形状が略円形の円筒状をなし、一端部側に開口部11aを有し他端部側が閉塞された椀状のケース体となるように構成され、内部に形成される光源取付部としての凹部11bに発光部14が収納され、外周面および底面に多数の放熱フィン11cが一体に形成される。本実施例において、器具本体11の開口径φ1、すなわち、開口部11aの直径寸法は、約135mmに形成した(図2参照)。
固体発光素子12は、本実施例では発光ダイオードチップ(以下「LEDチップ」と称す)で構成し、LEDチップ12は、同一性能を有する複数個のLEDチップ、本実施例では高輝度、高出力の青色LEDチップで構成する。このLEDチップ12は、基板13aに実装されて発光モジュール13を構成する。
本実施例では、1枚で全光束1000lmの光出力を有する発光モジュール13を6枚使用して、ダウンライト器具として必要な全光束6000lmの光出力を達成するように構成する。そのため、上記の6枚の発光モジュール13は、図2に示すように、全て同一の構成からなり、基板13aと基板13aの一面側(表面側)s1にLEDチップ12を実装し、平面視が正方形となるように、複数のLEDチップ12上を覆うように黄色蛍光体が設けられて構成される。
各発光モジュール13を構成する基板13aは、図4に模式的に示すように、本実施例では、良好な熱伝導性を有するアルミニウム製の薄い長方形の平板で構成する。基板13aの表面側s1には、略正方形をなす土手部を形成し浅い正方形の収容凹部13bを形成し、この収容凹部13bの底面、すなわち、基板13aの表面s1に、上述した複数のLEDチップ12(青色LEDチップ)を略マトリックス状に実装する。また、略マトリックス状に規則的に配置された各青色LEDチップ12間は、配線パターンとボンディングワイヤによって直列に接続される。
上記に構成された基板13aの収容凹部13bには、黄色蛍光体を分散・混合した封止部材13b1が塗布または充填されて発光モジュール13が構成される。そして、上述した青色LEDチップ12から放射される青色光を透過させると共に、青色光によって黄色蛍光体を励起して黄色光に変換し、透過した青色光と黄色光が混光して白色の光が発光モジュール13から放射される。本実施例における発光モジュール13における発光面は、土手部内側の封止部材13b1全体であり、発光面の面積は、約15mm角に形成した。
基板13aの長手方向の側縁には、長手方向の一方側に向かうに従って接近するようなテーパ形状をなす両側縁部13d、13dが形成されている。
上記に構成された発光モジュール13は、図2に示すように、ダウンライト器具として必要な光出力、すなわち、全光束6000lmを、器具本体11に分散して配設することにより達成している。発光部14を構成する発光モジュール13は、6枚が用意され、器具本体11の一端部側の開口部11aから凹部11b内に、それぞれ6枚が挿入され凹部11bの底面に熱的に結合するように固定される。すなわち、各発光モジュール13は、器具本体11の円形の開口部11aから光が均等に放射されるように、中央部にスペースSが形成されるように環状に略等間隔に、本実施例では、6枚の各発光モジュール13を、その長手方向の軸線y−yが、それぞれ60°の角度をもって放射状に略等間隔に分散して配設されるように構成する。
そして、6枚の発光モジュール13の基板13aは、略六角形状の凹嵌部11dにそれぞれ固定される。凹嵌部11dに嵌めこまれた基板13aは、ピン11fによって位置決めされる。さらに、各基板13aは、器具の中心側に形成された両側縁部13d、13dが互いに隣接する基板13aの両側縁部13d、13dと略平行となるように凹嵌部11dに分散して配設されている。このとき、各発光モジュール13の発光面が略同一平面となるように高さに配置されている。なお、必要に応じて、耐熱性を有し熱伝導性および電気絶縁性の良好なシリコーン樹脂やエポキシ樹脂等で構成された接着剤やシート等(図示せず)を介して、凹嵌部11dの平坦な面に対して密着させてもよい。
本実施形態のように、基板13aの互いに隣接する両側縁部13d、13dが略平行となるように各基板13aが近接配置されているので、基板13aを効率よく配置され、器具本体11の凹部11bからなる狭い収納スペースを有効に活用することができ、器具本体11の大型化を防ぐことができ、器具本体11を小形化することができる。また、各発光モジュール13の発光面が略同一平面とすることが可能となり、各基板13aの一部が重なり合うようにして段違いに配置する場合に比べて反射体15の構造を簡略化することができる。
上記により、6枚の基板13aが、中央部に凹部からなるスペースSが形成されるように、換言すれば、器具本体の中心には発光モジュール13を配置しないようにして、環状に略等間隔に配設されて発光部14が構成される。この発光部14は、上述したように、ダウンライト器具として必要な全光束6000lmを、1枚当たり全光束1000lmの発光モジュール13を6枚用いて、器具本体11に環状に等間隔に配設することにより達成するものである。
また、上記のように各発光モジュール13を凹嵌部11dに密着して固定することによって、発光モジュール13から発生する熱を、アルミダイカスト製の器具本体11から多数の放熱フィン11cを介して外部に放熱させる。特に、各発光モジュール13を分散させて器具本体11に配設することにより、発光モジュール13から発生する熱が中央部に集中することなく、器具本体11に対して略均等に分散されることから効果的に放熱させることができる。因みに、特許文献2に示すように、1枚の大きな発光モジュールによって構成した場合には、器具本体の中央部分に熱が集中して効果的な放熱が行えない。
そして、各発光モジュール13には、配線用のコネクタ13cが設けられ、各発光モジュール13のコネクタ13cは、それぞれが中央部のスペースSに向くように、器具本体11の中心側に位置して設けられる。また凹部からなるスペースSの底面には、器具本体11の中心から底面に向けて貫通する電線挿通孔11kが形成され、各発光モジュール13のコネクタ13cに接続されたリード線wが束ねられて、図3に示すように、この電線挿通孔11kから器具本体11の底面を介して外部に引き出される。図3中18は、電線挿通孔11kを塞ぐための天板で、引き出されたリード線wを電線挿通孔11kの端部との間zで挟み込んで固定することにより、器具本体11の中心部でリード線wの張力留めを行う。また、引き出されたリード線wは、別置きの電源ユニットEの出力端子に接続される。なお、6枚の発光モジュール13は、3枚ずつが直列に接続され、直列に接続されたものが、さらに並列に接続されるもので、リード線wは、この配線を簡単にできるようにハーネス化させて形成する。
これにより、複数の発光モジュール13は、中央部にスペースSが形成されるように環状に略均等に分散して配設したので、周囲に略均等に光を放射させることができると共に、中央部のスペースSを利用して複数の発光モジュール13における電気接続を行うことができ、格別な配線スペースが不要となって器具の大型化、特に器具の高さ方向の大型化を抑制することができる。また、中央部のスペースSにおける電線挿通孔11kの周囲の凹部内に、リード線wの余分となった部分も収納することができる。また、リード線wと基板13aとの結線は、全てコネクタ13cで行うことができ配線が容易となって器具の組み立て性が向上する。さらに、これら結線は、基板13a、すなわち、発光モジュール13が配置されていないスペースS内で行うことができ、結線作業がし易いと共に、基板13aの放熱の妨げにならない。
反射体15は、図1(b)に示すように、発光部14における6枚の発光モジュール13にそれぞれ対向し、光を出射方向に向けて反射すると共に、光の配光角を所定の角度に設定するもので、個別の6個の反射部15aを一体に構成することによって構成される。個別の反射部15aは、LEDチップ12側に対向する光源側開口部15b、およびLEDチップ12からの光を出射する拡開した出射側開口部15cを形成し、光源側開口部15bから出射側開口部15cに向けて連続して傾斜する反射面15dを一体に形成する。反射面15dは、LEDチップ12から放射される光を反射させ、さらに周囲にわたり光度の変化が比較的少ない回転対象となる配光を得るために、LEDチップ12の発光領域を囲繞するように横断面が円形をなす「すり鉢状」の凹部をなすように構成される。上記に構成された個別の反射部15aは、6枚の発光モジュール13の、それぞれのLEDチップ12に対応して6個が設けられることにより反射体15が構成される。
この反射体15は、耐光性、耐熱性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、本実施例では、PBT(ポリブチレンテレフタレート)により円盤状に一体に構成する。この円盤には、本実施例では6枚の発光モジュール13に対応した6個の個別の反射部15aが、同心円上に略等間隔になるように一体に形成される。反射体15は、その表面、および、個々の反射部15aにおける光源側開口部15b、反射面15d、出射側開口部15cにわたって、アルミニウムによる蒸着膜を施すことによって鏡面に加工される。
上記に構成された反射体15は、器具本体11の凹部11b内に落とし込むことによって嵌めこまれる。この際、反射体15の個別の反射部15aが、環状に略等間隔に配設された6枚の発光モジュール13に、それぞれ対向し出射側開口部15cによって、正方形に実装されたLEDチップ12の発光面を囲み、各基板13aを抑えつけることで各発光モジュール13を固定する。反射体15の固定は反射体15の裏面側に一体に設けられた取付用のボスに対して、器具本体11の底面側から挿入されるネジによって固定される。
上記に構成された反射体15には、図1(a)に示すように、透光性のカバー部材16が設けられる。カバー部材16は、反射体15の出射側開口部15cを覆うことによって、発光モジュール13の充電部、すなわち、LEDチップ12等を保護するためのもので、6個の出射側開口部15cを全て覆うように、また、グレアを防ぐためにフロストをかけた半透明の円板からなるアクリル樹脂で構成され、反射体15の外周面に対して、アクリル樹脂に一体に形成した支持脚16aを係止させることによって支持される。カバー部材16は、透明な樹脂でも、透明または半透明のガラスで構成してもよい。
17は、反射体15を囲むように設けられるリング状の枠部材で、熱伝導性の良好な金属、本実施例では鋼板に白色塗装を施したリング状の軽量な化粧枠として構成する。枠部材17の内径寸法は、円盤状をなす反射体15およびカバー部材16の外径寸法より若干大きな寸法に形成し、高さ寸法(深さ寸法)を反射体15に設けたカバー部材16までの高さ寸法より大きく形成して、反射体15およびカバー部材16が枠部材17の内周面によって囲まれ、反射体15の外周が白色の綺麗な化粧枠である枠部材17によって囲まれる。また、枠部材17は、図1(b)に示すように、その底部の開口に、内周方向に突出する支持片17aを一体に形成し、支持片17aを器具本体11の凹部11bの底面に載置してネジ17bで周囲4箇所程度を固着する。これにより、アルミダイカスト製の器具本体11と鋼板からなる枠部材17が熱的に連結され、発光モジュール13から発生する熱を枠部材17から放熱させる。なお、枠部材17は、アルミニウム板で構成しても、さらには、反射体15と同様に、耐光性、耐熱性および電気絶縁性を有する白色の合成樹脂、例えば、白色などのPBTにより構成してもよい。図3中20は、器具本体11の外周面に略等間隔に設けられたステンレス製の板バネからなる3本の取付具である。
上記により、器具として必要な光出力を、分割した複数の発光モジュール13を器具本体11に分散して配設することにより、すなわち、1枚で全光束1000lmの光出力を有する発光モジュール13を6枚使用して、ダウンライト器具として必要な全光束6000lmの光出力を達成した小形で大光量のダウンライト形の照明器具10が構成される。
上記に構成されたダウンライト形の照明器具10は、被設置面である天井に単体若しくは複数個を送り用ケーブルにより接続させて使用する。先ず、天井の所定の位置に円形の埋め込み穴を形成する。埋め込み穴の直径寸法は、本実施例では約150mmの円形の貫通孔を形成する。
次に、予め商用電源に接続され、天井裏等に設置された別置きの電源ユニットの出力端子に、器具本体11の底面から引き出されたリード線wを接続する。リード線wを接続した状態で、器具本体11の板バネからなる取付具20を手で内方に撓ませて器具本体11と共に埋め込み穴に挿入し、枠部材17の突出した裏面側を天井面に当接させ位置を決める。位置が決まった状態で取付具20から手を離す。これにより板バネが自らの弾性により元の状態に復帰して埋め込み穴の内面に圧接し、その圧接力により器具本体11が天井Xに固定される。埋め込み穴の切り口は化粧枠となる枠部材17によって綺麗に覆われる。この際、器具本体11は、上述したように大型化が抑制され、大光量・高出力でありながら小形に構成されているので、例えば、天井裏に突出した梁、断熱材、空調用やケーブル用のダクト等に器具本体20の上面が当たって設置できなくなるようなことがない。
上記に設置されたダウンライト形の照明器具10を点灯すると、各発光モジュール13から出射された光が反射体15の回転放物面からなる個別の反射面15dで反射すると共に、配光角が制御され周囲にわたり光度の変化が比較的少ない配光特性をもって、部屋の中心部が比較的明るく、周囲にわたって徐々に暗くなるダウンライトとしての配光特性をもった照明を行うことができる。
この際、1枚で全光束1000lmの光出力を有する発光モジュール13を6枚使用して、ダウンライト器具として必要な全光束6000lmの光出力で照明を行う。同時に、6枚の発光モジュール13は、中央部にスペースSが形成されるように環状に略均等に分散して配設したので、周囲に均等に光を放射させる。また、個別の反射部15aの反射光を反射体15で遮光するので、所望の配光角を得ることができると同時に眩しさを低減させることもできる。
また、各発光モジュール13のLEDチップ12から発生する熱は、基板13aが密着して固定された器具本体11における凹部11bの底面に直接伝達され、さらに表面積の大きな本体側壁にも伝達されて多数の放熱フィン11cを介し外部に放熱される。この放熱作用は、6枚の発光モジュール13を環状に略均等に分散させて器具本体11に配設したので、LEDチップ12から発生する熱が器具本体11の底面中央部に集中することなく、器具本体11に対して略均等に分散され効果的に放熱される。また、同時に、器具本体11の凹部11bの底面に固定され鋼板製の枠部材17からも放熱される。これら放熱作用により、各LEDチップ12から発生する熱を十分効果的に放熱させることができる。
以上、本実施例においては、1枚で全光束1000lmの光出力を有する発光モジュール13を6枚使用して、ダウンライト器具として必要な全光束6000lmの光出力を達成するように構成した。
この分割した複数の発光モジュール13を器具本体11に分散して配設する構成をとることによって、周囲に略均等に光を放射させると共に、発光モジュール13で発生する熱を分散して器具側へ放熱させることができる。また、発光モジュール13から発生する熱が中央部に集中することなく、器具本体11に対して略均等に分散されることから効果的に放熱させることができる。発光モジュール13を分割し分散して配設することにより、配光角を制御する反射体15の深さを低くすることが可能となり、器具の大型化を抑制することができる。また、基板13aの互いに隣接する両側縁部13d、13dが略平行となるように各基板13aが近接配置されているので、基板13aを効率よく配置され、器具本体11の凹部11bからなる狭い収納スペースを有効に活用することができ、器具本体11の大型化を防ぐことができ、器具本体11を小形化することができる。また、各発光モジュール13の発光面が略同一平面とすることが可能となり、各基板13aを段違いに配置する場合に比べて反射体15の構造を簡略化することができる。これら特有の作用効果により、器具本体11を大型化することなく、必要な放熱性と所定の配光性能を得ることによって、発光モジュール13を用いることを可能とした小形で大光量の照明器具10を提供することができた。
また、本実施例によれば、中央部のスペースSにおける電線挿通孔11kの周囲に、リード線wの余分となった部分も収納することができ、リード線wと基板13aとの結線は、全てコネクタ13cで行うことができ配線が容易となり器具の組み立て性が向上する。結線は、発光モジュール13が配置されていないスペースS内で行うことができ、結線作業がし易いと共に、基板13aの放熱の妨げにならない等、発光モジュール13を器具本体11に分散して配設することによる種々多様な、さらなる作用効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明は上述の各実施例に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々の設計変更を行うことができる。例えば、上記実施例は、全てダウンライトについて説明したが、器具の形状は長方形、正方形状であってもよいし、天井等へ埋め込むタイプではなく、直付け器具に適用してもよい。
本発明は、天井や壁等の造営物やポール等の取付体などに取り付けられる照明器具に利用することができる。
10…照明器具、 11…器具本体、 11b…光源取付部としての凹部、 12…固体発光素子、 13…発光モジュール、 13a…基板、 13c…コネクタ、 13d…側縁部、 15…反射体

Claims (2)

  1. 熱伝導性部材で構成され、下面に光源取付部が設けられた器具本体と;
    固体発光素子が実装された基板を有し、この基板の両側縁部のうち少なくとも互いに隣接する部位が略平行となるように前記器具本体の光源取付部に円周上に分散して配設された複数の発光モジュールと;
    複数の発光モジュールにそれぞれ対向し、各発光モジュールから出射した光を制御する反射部を有する反射体と;
    を具備していることを特徴とする照明器具。
  2. 前記複数の発光モジュールは、中央部にスペースが形成されるように配設され、各発光モジュールは、中央部のスペース側に配線用のコネクタを配置したことを特徴する請求項1記載の照明器具。
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