JP2015210965A - 照明器具 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】複数の光源を備える埋込型照明器具100であって、前記光源は、中央に配置される第1LED素子31と、前記第1LED素子31の周囲に配置される第2LED素子32と、から構成され、前記第1LED素子31に対向して配置されるレンズ29と、前記第2LED素子32に対向して配置され、前記第2LED素子32を覆う透光部材であるパネル24と、を備える。
【選択図】図1
Description
複数の光源を備える照明器具であって、
前記光源は、
中央に配置される第1光源と、
前記第1光源の周囲に配置される第2光源と、を含み、
前記第1光源に対向して配置されるレンズと、
前記第2光源に対向して配置される透光部材と、を備えるものである。
前記第1光源と前記第2光源の間を区画する隔壁部を備えることが好ましい。
前記レンズ及び前記透光部材を前記隔壁部に保持する保持部材を備えることが好ましい。
前記第2光源において、前記第1光源から離間する側に配置されるとともに前記第2光源からの光を反射する反射部材を備えることが好ましい。
前記第1光源において、前記第2光源から離間する側に配置されるとともに前記第1光源からの光を反射する反射部材を備えることが好ましい。
前記透光部材は、前記レンズの周囲に配置されるとともにすり鉢状に形成されることが好ましい。
前記透光部材は、通過する光を拡散することが好ましい。
前記第1光源および前記第2光源のうち少なくともいずれか一方は、LEDを含むことが好ましい。
なお、本実施形態では、光源として表面実装型のLED素子を用いたが、光源の種類はLED素子に限定されず、例えばCOB型発光モジュールや有機EL素子(OLED)などであっても実現可能である。すなわち、第1LED素子31は、本発明の第1光源の一例である。第2LED素子32は、本発明の第2光源の一例である。
また、基板22は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して光源配置部44に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることができる。
また、第1LED素子31は、本実施の形態では1個としたが、複数個備えていてもよい。
また、第1LED素子31と第2LED素子32とは、同一色温度のLED素子を採用してもよいし、異なる色温度のLED素子を採用してもよい。異なる色温度のLED素子を採用する場合は、例えば、第1LED素子31として色温度が5000ケルビン前後(いわゆる昼白色)のLED素子を採用し、第2LED素子32として色温度が3000ケルビン前後(いわゆる電球色)のLED素子を採用することができる。
なお、本実施形態では、レンズ29として、中角配光レンズを用いたが、特に限定するものではない。例えば、レンズとしてスポット光を得られるものであればよく、中角配光レンズよりも照射角が狭い狭角配光レンズを用いることもできる。また、レンズ29に代えて、例えば円盤状や半球状の透明カバーや、例えば円盤状や半球状の透光性カバーを備えてもよい。また、レンズ29の出射円環面29dには、第1LED素子31からの光を拡散させる光拡散処理(シボ加工、消し加工など)が施されていてもよく、これにより照度ムラや色相分離現象を軽減できる。
なお、本実施形態の反射部材23では、図7に示すように、基板22に電気的に接続される電線(図示せず)を挿通するために反射部材23の上端角部の一部を切り欠いて開口部23gを設けている。そのため、開口部23g近傍では、第2LED素子32を露出させる光源孔として、半円状に形成された光源孔23baが設けられている。
なお、本実施形態では、反射部材23をポリカーボネート樹脂で形成しているが、特に限定するものではない。例えば、その他の樹脂部材や金属部材を用いることもできる。また、反射を高めるために、反射部材23の反射面にアルミ蒸着又は銀蒸着によるコーティングを施してもよい。
なお、パネル24の下方から見た形状は、図5等に示すような円形形状に限らず、四角形等の多角形でもよく、種々の取付穴の開口形状に取り付け可能な形状であってもよい。
なお、取付バネの形状、取付位置、本数等については、本実施形態のものに限定されない。
図10に示すように、第2LED素子32(複数の第2LED素子32a)から出た光の一部はパネル24(周壁部24c)を通過する。パネル24の外周縁近傍を通過する光は、パネル24により拡散され、拡散光としてパネル24の径方向内側(図10では点線矢印で示す方向)に向けて出射されて径方向外側へと向かう。このように、パネル24は、通過する光を広角に配光制御することができる。また、本実施形態の埋込型照明器具100では、パネル24の外周縁部と灯具本体11(フランジ部35)の下端面が連続的なカーブ形状もしくは略面一になるように形成されているため、パネル24からの出射光がパネル24の径方向外側に広がることを阻害しない。これにより、図10に示すように、天井Cに取り付けた状態でも、パネル24から径方向外側に広がる光を天井Cの天井面に導き、該天井面を明るく照らすことができる。すなわち、埋込型照明器具100によれば、パネル24の出射面と、該パネル24に隣接する灯具本体11の室内空間側の面とが連続的な略湾曲形状となるように形成されている。これにより、灯具本体11の径方向の外側に向かって広がる広角配光となり、照明の配光特性を向上させることができる。
図11に示すように、第1LED素子31から出た光の一部は、反射部材23が有する円筒状の隔壁部23eの内周面により反射され、レンズ29側に進む。一方、第2LED素子32から出た光の一部は、レンズホルダ30が有する円筒壁部30aの外周面により反射される。このように、例えば、隔壁部23e及び円筒壁部30aから構成される壁部を設けることで、第1LED素子31から出た光と第2LED素子32から出た光が互いに混合しない。すなわち、埋込型照明器具100によれば、光源の一部を、中角光等のスポット光や広角光等の拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。これにより、第1LED素子31を点灯させ、第2LED素子32を消灯させているとき、第1LED素子31から出射する光が隔壁部23e及び円筒壁部30aから構成される壁部から径方向外側へ進行しないため、第1LED素子31から出射する光によってパネル24が発光して見えることがない。
なお、第1LED素子31から出た光と第2LED素子32から出た光が互いに混合しないのは、少なくとも壁部の径方向の領域における現象であって、第1LED素子31からレンズ29を介して下方に出射した光と、第2LED素子32からパネル24を介して下方に出射した光とは、灯具本体11の下方領域において少なくとも一部が混合する場合がある。
図12に示すように、レンズ29の出射面側の外周端部からでる出射光は、レンズホルダ30が配置されていることにより、パネル24を通過してパネル24の裏側に出ることがない。すなわち、レンズホルダ30を設けることで、レンズ29の出射面から出る第1LED素子31による出射光と、パネル24の出射面(表面)から出る第2LED素子32による出射光を分離することができる。すなわち、埋込型照明器具100によれば、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。
21 光源部
23 反射部材
23e 隔壁部
24 パネル
29 レンズ
30 レンズホルダ
30a 円筒壁部
31 第1LED素子(第1光源)
32 第2LED素子(第2光源)
100 埋込型照明器具
C 天井
H 取付穴
Claims (8)
- 複数の光源を備える照明器具であって、
前記光源は、
中央に配置される第1光源と、
前記第1光源の周囲に配置される第2光源と、を含み、
前記第1光源に対向して配置されるレンズと、
前記第2光源に対向して配置される透光部材と、を備える、照明器具。 - 請求項1に記載の照明器具であって、
前記第1光源と前記第2光源の間を区画する隔壁部を備える、照明器具。 - 請求項1または請求項2に記載の照明器具であって、
前記レンズ及び前記透光部材を前記隔壁部に保持する保持部材を備える、照明器具。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、
前記第2光源において、前記第1光源から離間する側に配置されるとともに前記第2光源からの光を反射する反射部材を備える、照明器具。 - 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、
前記第1光源において、前記第2光源から離間する側に配置されるとともに前記第1光源からの光を反射する反射部材を備える、照明器具。 - 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明器具であって、
前記透光部材は、前記レンズの周囲に配置されるとともにすり鉢状に形成される、照明器具。 - 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の照明器具であって、
前記透光部材は、通過する光を拡散する、照明器具。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の照明器具であって、
前記第1光源および前記第2光源のうち少なくともいずれか一方は、LEDを含む、照明器具。
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