JP2015210965A - 照明器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の光源を有する照明器具であって、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御する照明器具を提供する。
【解決手段】複数の光源を備える埋込型照明器具100であって、前記光源は、中央に配置される第1LED素子31と、前記第1LED素子31の周囲に配置される第2LED素子32と、から構成され、前記第1LED素子31に対向して配置されるレンズ29と、前記第2LED素子32に対向して配置され、前記第2LED素子32を覆う透光部材であるパネル24と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、照明器具に関する。
従来、光源として複数のLEDを備えた照明器具が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、複数のLEDを円周状に並べてLED群を構成し、複数のLED群が同心円状になるように配置された光源を有する照明器具が開示されている。特許文献1の照明器具においては、複数のLED群からの光を二つのレンズを通過させることで配光制御している。
国際公開第2011/144597号公報
しかしながら、特許文献1に開示された照明器具においては、複数のLEDからの光をまとめてレンズに入射させることにより配光制御するため、複数のLEDのうち一部を、スポット光として制御したり、もしくは拡散光として制御することができない。すなわち、複数の光源を有していても、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができない。
そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、複数の光源を有する照明器具であって、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御する照明器具を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
すなわち、本願に開示する照明器具は、
複数の光源を備える照明器具であって、
前記光源は、
中央に配置される第1光源と、
前記第1光源の周囲に配置される第2光源と、を含み、
前記第1光源に対向して配置されるレンズと、
前記第2光源に対向して配置される透光部材と、を備えるものである。
本願に開示する照明器具において、
前記第1光源と前記第2光源の間を区画する隔壁部を備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記レンズ及び前記透光部材を前記隔壁部に保持する保持部材を備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記第2光源において、前記第1光源から離間する側に配置されるとともに前記第2光源からの光を反射する反射部材を備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記第1光源において、前記第2光源から離間する側に配置されるとともに前記第1光源からの光を反射する反射部材を備えることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記透光部材は、前記レンズの周囲に配置されるとともにすり鉢状に形成されることが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記透光部材は、通過する光を拡散することが好ましい。
本願に開示する照明器具において、
前記第1光源および前記第2光源のうち少なくともいずれか一方は、LEDを含むことが好ましい。
本発明によれば、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。
本発明の一実施形態に係る埋込型照明器具を斜め下方から見た斜視図。 埋込型照明器具を斜め上方から見た斜視図。 埋込型照明器具を示す平面図。 灯具本体を取付穴に取り付けた状態を示す図であり、図3のA−A′線断面図。 灯具本体を下方から見た下面図。 基板のLED素子の配置を示す図。 反射部材を示す斜視図であり、(a)斜め下方から見た斜視図、(b)は斜め上方から見た斜視図。 パネルを示す斜視図であり、(a)斜め下方から見た斜視図、(b)は斜め上方から見た斜視図。 レンズホルダを示す斜視図であり、(a)斜め下方から見た斜視図、(b)は斜め上方から見た斜視図。 パネルによる配光制御を説明するための説明図。 隔壁及びレンズホルダによる配光制御を説明する説明図。 レンズホルダによる配光制御を説明する説明図。 反射部材及びレンズホルダによる配光制御を説明する説明図。
本発明の実施形態に係る埋込型照明器具100について、図1から図13を用いて説明する。埋込型照明器具100は、図4に示すように取付面となる天井Cに形成された、例えば、丸型の取付穴Hに埋め込まれて設置されるダウンライトである。以下の説明では、埋込型照明器具100の上下方向は、埋込型照明器具100が天井Cに設置された状態における上下方向(図4における上下方向)として説明する。上下方向に直交する方向を径方向として説明する。また、本実施形態の説明において、上方から埋込型照明器具100等を視た状態を平面視とする。上下方向に対して直交方向から埋込型照明器具100等を視た状態を側面視とする。埋込型照明器具100等の断面形状を視た状態を断面視とする。
埋込型照明器具100は、図1、図2に示すように、灯具本体11と、電源部51とを主に備える。灯具本体11は、図示しない保持部材により電源部51と連結され、電源部51を灯具本体11の側方に保持する。
灯具本体11は、光源部21、ヒートシンク41、フランジ部35及び取付バネ71を有している。
光源部21は、埋込型照明器具100の照射面側に向けて光を出射する部分である。光源部21は、図4に示すように、灯具本体11の開口部11aの内部であって、ヒートシンク41の光源配置部44内に設けられており、基板22、レンズ29、反射部材23、パネル24、レンズホルダ30を有している。
図6に示すように、基板22は、円板状に加工された実装面に、複数の点光源であるLED素子を備えたLEDモジュールである。LED素子としては、第1LED素子31と、該第1LED素子31の周囲に配置される第2LED素子32を有している。第1LED素子31は、基板22の中央部に配置される円形状発光面を有するLEDである。第2LED素子32は、第1LED素子31の光軸L1(図4参照)を中心として複数(本実施形態では、12個)の第2LED素子32aが同心円状に略等間隔で配置されるLEDである。第1LED素子31は、反射部材23の第1LED素子用の光源孔23aに対応するように配置される。第2LED素子32(複数の第2LED素子32a)は、反射部材23の第2LED素子用の複数の光源孔23bに対応する位置に配置される。基板22は、実装面の裏面がヒートシンク41の光源配置部44の底面44aに当接して配置され、ネジ等の取付部材によりヒートシンク41に取り付けられる。基板22は、電線(図示せず)によって電源部51と電気的に接続されている。第1LED素子31には、出光面に対向する位置に、レンズ29が配置されている。
なお、本実施形態では、光源として表面実装型のLED素子を用いたが、光源の種類はLED素子に限定されず、例えばCOB型発光モジュールや有機EL素子(OLED)などであっても実現可能である。すなわち、第1LED素子31は、本発明の第1光源の一例である。第2LED素子32は、本発明の第2光源の一例である。
また、基板22は、熱伝導性シート(図示せず)や放熱グリスを介して光源配置部44に取り付けてもよく、これにより、より高い放熱性を得ることができる。
また、第1LED素子31は、本実施の形態では1個としたが、複数個備えていてもよい。
また、第1LED素子31と第2LED素子32とは、同一色温度のLED素子を採用してもよいし、異なる色温度のLED素子を採用してもよい。異なる色温度のLED素子を採用する場合は、例えば、第1LED素子31として色温度が5000ケルビン前後(いわゆる昼白色)のLED素子を採用し、第2LED素子32として色温度が3000ケルビン前後(いわゆる電球色)のLED素子を採用することができる。
レンズ29は、第1LED素子31が発した光(発光光)を配光制御するための光学部材である。具体的には、レンズ29は、第1LED素子31が発した光(発光光)を中角配光する、中角配光レンズである。レンズ29は、透光性の高い化学的に安定した光学材料(例えばアクリル樹脂、ポリカーボネート、ガラスなど)を適用して形成される。また、本実施形態のレンズ29は、コリメートレンズであるが、これに限らず、用途に合わせて他の形状に形成してもよい。レンズ29は、図4に示すように、下端が大径面で上端が小径面を有する略砲弾形状である。レンズ29は、光源である第1LED素子31からの入射面として、第1LED素子31に対向して設けられる入射凹部29a、該入射凹部29aの上端周縁から下方に行くに従って拡径される拡径部29bを有している。入射凹部29aの底面は、第1LED素子31に向けて凸曲面形状を有している。レンズ29は、出射面として、出射凹部29c、該出射凹部29cの周囲に円環状に形成された平坦面状の出射円環面29dを有している。レンズ29は、下端側の外周面から径方向外側に突出する鍔部29eを有している。レンズ29は、上端側(レンズ29の小径側)を隔壁部23e内に収容し、鍔部29eが該隔壁部23eの下端に係止されて位置決めされる。第1LED素子31は、光源孔23aを介してレンズ29の上端側(レンズ29の小径側)に近接して配置され、入射凹部29aの底面に対面して配置されるとともに、第1LED素子31の光軸L1がレンズ29の軸線に対して同軸上に配置される。レンズ29は、第1LED素子31から入射面に入射した光を所定の照射角となるように集光することができる。すなわち、レンズ29は、第1LED素子31からの光を集光して、スポット光にするものである。
なお、本実施形態では、レンズ29として、中角配光レンズを用いたが、特に限定するものではない。例えば、レンズとしてスポット光を得られるものであればよく、中角配光レンズよりも照射角が狭い狭角配光レンズを用いることもできる。また、レンズ29に代えて、例えば円盤状や半球状の透明カバーや、例えば円盤状や半球状の透光性カバーを備えてもよい。また、レンズ29の出射円環面29dには、第1LED素子31からの光を拡散させる光拡散処理(シボ加工、消し加工など)が施されていてもよく、これにより照度ムラや色相分離現象を軽減できる。
反射部材23は、第2LED素子32において、第1LED素子31から離間する側に配置されるとともに第2LED素子32からの光を反射可能な位置に配置される。反射部材23は、第1LED素子32からの光と第2LED素子32からの光をそれぞれ独立して反射する部材である。反射部材23は、パネル24と基板22とを所定間隔で離間する部材である。反射部材23は、図7に示すように、一端が開放された略円筒状の部材である。反射部材23は、樹脂素材等により形成される。反射部材23は、光源配置部44内に収容されて、光源配置部44に配設されたネジ孔61に螺合されるネジ部材60によって、灯具本体11に取り付けられる。反射部材23は、底面部23cが円板状に形成され、該底面部23cに連設される周壁部23dが底面部23cから離間するに従って緩やかに広がる略椀形状に形成されている。反射部材23の内側面は、LED素子から発光される光を反射する反射面となっている。円板状に形成された底面部23cには、中央部において第1LED素子31を露出させる円形状の光源孔23aが形成され、該光源孔23aを中心に同心円状に第2LED素子32(複数の第2LED素子32a・32a・・・)のそれぞれを露出させる複数の光源孔23b・23b・・・が形成されている。円形状の光源孔23aの周囲には、底面部23cから下方へ突出し、下端が開放された円筒状の隔壁部23eが形成されている。すなわち、円形状の光源孔23aは、隔壁部23e内の底面部23cの中央部に開口形成される。
なお、本実施形態の反射部材23では、図7に示すように、基板22に電気的に接続される電線(図示せず)を挿通するために反射部材23の上端角部の一部を切り欠いて開口部23gを設けている。そのため、開口部23g近傍では、第2LED素子32を露出させる光源孔として、半円状に形成された光源孔23baが設けられている。
隔壁部23eは、第1LED素子31と第2LED素子32の間を区画するものである。光源孔23bは、該隔壁部23eと周壁部23dとの間の底面部23cにおいて、光源孔23aを中心とする同心円状に開口形成される。隔壁部23eは、レンズ29を収容して、レンズ29を灯具本体11の光源配置部44内の中央部に位置決めする部分である。詳細は後述するが、反射部材23は、光源孔23aを介して反射部材23内に入る第1LED素子31からの光と、光源孔23bを介して反射部材23内に入る第2LED素子32からの光とを、隔壁部23eにより互いが干渉することを防ぐことができる。また、反射部材23は、第2LED素子32から発光された光のうち、側方に向かう光を反射面で反射させ、下方に向かうように配光制御する。すなわち、反射面が形成された反射部材23により、第2LED素子32の下方以外の方向に出た光を反射させて、第2LED素子32から発光される光が、効率よく集光される。
隔壁部23eは、第1LED素子31において、第2LED素子32から離間する側に配置されるとともに第1LED素子31からの光を反射する部材である。隔壁部23eは、内周面により第1LED素子31からの光を反射する。
なお、本実施形態において、反射部材23の形状を略椀状に形成したが、特に限定するものではない。例えば、反射部材23の形状として、反射部材23が有する周壁部23dが下方に行くに従って広がる放物面状や傾斜面状に形成されるものであっても良い。
反射部材23の上部には、灯具本体11が有する係止孔45に係止することで反射部材23を灯具本体11(光源配置部44)に対して位置決めする係止突起23fが立設されている。
反射部材23は、高反射率を有するポリカーボネート樹脂により形成されている。
なお、本実施形態では、反射部材23をポリカーボネート樹脂で形成しているが、特に限定するものではない。例えば、その他の樹脂部材や金属部材を用いることもできる。また、反射を高めるために、反射部材23の反射面にアルミ蒸着又は銀蒸着によるコーティングを施してもよい。
パネル24は、レンズ29の周囲に配置されるとともにすり鉢状に形成される部材である(図8参照)。パネル24は、第2LED素子32に対向して配置され、第2LED素子32の下方を覆う透光部材である。パネル24は、レンズ29の下端の外周近傍から灯具本体11の開口部11aに亘って閉塞し、光源配置部44内に配置された第2LED素子32からの光を透過及び拡散させる透光部材である。パネル24は、透光性を有する樹脂素材(例えば、アクリル樹脂等)やガラス素材等で形成される。パネル24は、平面視において円環状でレンズ29及びレンズホルダ30を中心にして下方に向かって拡径するように形成されている。パネル24は、図4、図8に示すように、開口部24a、係止部24b、断面視略ハ字状の周壁部24cを有している。パネル24は、中央部において円形状の開口部24aが形成される。該開口部24aには、断面視略L字状でレンズホルダ30の段部30cが係止される係止部24bが連設される。周壁部24cは、該係止部24bから延設され、下方に行くに従って広がる放物面状に形成される。周壁部24cは、第2LED素子32から発光される光を透過及び拡散する面となっている。パネル24は、外周端が灯具本体11の開口部11a近傍の段部11bに係止されることで灯具本体11に位置決めされる。このように、パネル24の外周端が位置決めされた状態で、係止部24bがレンズホルダ30の段部30cに係止され、レンズホルダ30が隔壁部23eに嵌合される。パネル24は、第2LED素子32からの光を通過させることで、パネル24の出射面から拡散光を出射することができる。具体的には、パネル24は、レンズ29によって得られる中角配光のスポット光よりも照射角が広い広角配光の拡散光を出射することができる。
なお、パネル24の下方から見た形状は、図5等に示すような円形形状に限らず、四角形等の多角形でもよく、種々の取付穴の開口形状に取り付け可能な形状であってもよい。
レンズホルダ30は、レンズ29及び反射部材23を隔壁部23eに保持する保持部材である。レンズホルダ30は、図9に示すように、両端が開放された略円筒状の部材である。レンズホルダ30は、円筒壁部30a、係止部30b、段部30c、及び、係合孔30dを有している。円筒壁部30aの内径は、反射部材23が有する隔壁部23eの外形よりも大きく、該隔壁部23eの外周面に嵌合可能である。円筒壁部30aの上端側は、パネル24が有する開口部24aに挿通可能である。円筒壁部30aの下端には、径方向内側に突出し、レンズ29の鍔部29eを係止する係止部30bが形成されている。レンズホルダ30の外周面の下端側は、径方向外側に突出し、パネル24が有する係止部24bを係止する段部30cが形成されている。係合孔30dは、側面視略L字状に切り欠かれ、反射部材23が有する係止突起23fを係止する孔である。レンズホルダ30は、レンズ29が隔壁部23eに収容されるとともに、パネル24の外周縁を灯具本体11の段部11bに係止した状態で、隔壁部23eの外周面とパネル24の開口部24aとの間に形成される隙間に円筒壁部30aの上端を差し込んで、隔壁部23eの下端と係止部30bとの間でレンズ29の鍔部29eを挟持するとともに、段部30cによりパネル24の係止部24bが係止される。この際に、係止突起23fはレンズホルダ30の係合孔30dに沿って上下方向中途部まで案内され、レンズホルダ30が隔壁部23eの外周に嵌合した状態でレンズホルダ30を隔壁部23eの周方向に回動すると、係止突起23fはレンズホルダ30の係合孔30dに沿って水平方向に移動して係止端30eに案内される。このように、レンズホルダ30の係合孔30dと反射部材23の係止突起23fにより、レンズ29とパネル24が灯具本体11に固定される。
レンズホルダ30は、反射部材23の隔壁部23eに嵌合することで、第1LED素子31と第2LED素子32の間を区画する壁部を構成する。該壁部は、光を遮蔽する構造体である。
ヒートシンク41は、熱伝導率の高いアルミニウム等の金属素材からなる放熱部材である。ヒートシンク41は、基部42と、放熱フィン43と、光源配置部44と、取付バネ71を取り付けるバネ取付部48を有している。
基部42は、有底略円筒状である部分である。基部42は、上部に円板形状の上板部42aを有している。上板部42aには、平面視において放射状であって、上方に立設する複数の放熱フィン43・43・・・が形成されている。図4に示すように、基部42の下端側には、凹状で光源部21を配置するための光源配置部44が形成されている。
バネ取付部48は、取付バネ71をヒートシンク41に取り付ける部分である。バネ取付部48は、ヒートシンク41の基部42の周縁に略均等配置されるように複数個(本実施形態では、2個)設けられている。バネ取付部48は、取付バネ71を当接してネジ57で取り付けるためのものである。
フランジ部35は、灯具本体11の下部の外周縁から径方向外側に突出して環状に形成される鍔部である。フランジ部35は、埋込型照明器具100を天井Cの取付穴Hに設置した状態で取付穴Hの周縁部を覆う部分である。フランジ部35の上面には、灯具本体11を取付穴Hに取り付けた際に、灯具本体11と取付穴Hの周縁部との隙間を塞ぐための平面視環状の枠パッキン37が設けられている。フランジ部35は、天井Cの下面側に枠パッキン37を介して取付穴Hの周縁部を覆う。
取付バネ71は、埋込型照明器具100を天井Cの取付穴Hに埋め込んで取り付けるための固定手段である。取付バネ71は、基部42の周縁に略均等配置されたバネ取付部48に配設される。取付バネ71は、ステンレス素材等の板状金属部材の中途部を複数箇所屈曲及び湾曲させて形成された板バネである。取付バネ71は、図1に示すように、略V字状に形成された板バネであり、基端部がヒートシンク41のバネ取付部48に当接してネジ57により固定されるとともに、自由端部が灯具本体11側方に延出されるものである。埋込型照明器具100を天井Cの取付穴Hに設置した場合、取付バネ71は、取付バネ71が広がろうとする弾性力によって取付穴Hの周縁を押圧することでフランジ部35との間で天井Cを挟持し、埋込型照明器具100を天井Cに固定する。
なお、取付バネの形状、取付位置、本数等については、本実施形態のものに限定されない。
電源部51は、光源部21が有するLED素子(第1LED素子31、第2LED素子32)に給電を行って、LED素子を点灯させるための電源装置である。電源部51は、箱状の電源ケース内に直方形状に加工されたプリント配線板上に複数の電子部品が実装された電源回路が収容されたものである。電源部51は、外部商用電源から供給される交流電流を所定の直流電流に変換し、変換後の電流を基板22に実装された複数のLED素子(第1LED素子31、第2LED素子32)に供給するためのものである。電源部51は、配線(図示せず)を介して端子台53に電気的に接続されている。端子台53は、電源部51の一側面に配置されている。埋込型照明器具100を天井Cに取り付ける際、配線(図示せず)により端子台53と天井裏側の外部商用電源(図示せず)とを接続することで、電源部51は外部商用電源と電気的に接続される。電源部51と基板22は配線(図示せず)によって電気的に接続されている。
以上説明した本実施形態の埋込型照明器具100における配光制御について図10から図13を用いて説明する。
先ず、埋込型照明器具100において、配光特性を向上する構造について説明する。
図10に示すように、第2LED素子32(複数の第2LED素子32a)から出た光の一部はパネル24(周壁部24c)を通過する。パネル24の外周縁近傍を通過する光は、パネル24により拡散され、拡散光としてパネル24の径方向内側(図10では点線矢印で示す方向)に向けて出射されて径方向外側へと向かう。このように、パネル24は、通過する光を広角に配光制御することができる。また、本実施形態の埋込型照明器具100では、パネル24の外周縁部と灯具本体11(フランジ部35)の下端面が連続的なカーブ形状もしくは略面一になるように形成されているため、パネル24からの出射光がパネル24の径方向外側に広がることを阻害しない。これにより、図10に示すように、天井Cに取り付けた状態でも、パネル24から径方向外側に広がる光を天井Cの天井面に導き、該天井面を明るく照らすことができる。すなわち、埋込型照明器具100によれば、パネル24の出射面と、該パネル24に隣接する灯具本体11の室内空間側の面とが連続的な略湾曲形状となるように形成されている。これにより、灯具本体11の径方向の外側に向かって広がる広角配光となり、照明の配光特性を向上させることができる。
次に、第1LED素子31と第2LED素子32のそれぞれの発光光の混合を防止する構造について説明する。
図11に示すように、第1LED素子31から出た光の一部は、反射部材23が有する円筒状の隔壁部23eの内周面により反射され、レンズ29側に進む。一方、第2LED素子32から出た光の一部は、レンズホルダ30が有する円筒壁部30aの外周面により反射される。このように、例えば、隔壁部23e及び円筒壁部30aから構成される壁部を設けることで、第1LED素子31から出た光と第2LED素子32から出た光が互いに混合しない。すなわち、埋込型照明器具100によれば、光源の一部を、中角光等のスポット光や広角光等の拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。これにより、第1LED素子31を点灯させ、第2LED素子32を消灯させているとき、第1LED素子31から出射する光が隔壁部23e及び円筒壁部30aから構成される壁部から径方向外側へ進行しないため、第1LED素子31から出射する光によってパネル24が発光して見えることがない。
なお、第1LED素子31から出た光と第2LED素子32から出た光が互いに混合しないのは、少なくとも壁部の径方向の領域における現象であって、第1LED素子31からレンズ29を介して下方に出射した光と、第2LED素子32からパネル24を介して下方に出射した光とは、灯具本体11の下方領域において少なくとも一部が混合する場合がある。
次に、第1LED素子31による発光光がパネル24の裏面側に入らない構造について説明する。
図12に示すように、レンズ29の出射面側の外周端部からでる出射光は、レンズホルダ30が配置されていることにより、パネル24を通過してパネル24の裏側に出ることがない。すなわち、レンズホルダ30を設けることで、レンズ29の出射面から出る第1LED素子31による出射光と、パネル24の出射面(表面)から出る第2LED素子32による出射光を分離することができる。すなわち、埋込型照明器具100によれば、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。
また、本実施形態の埋込型照明器具100では、図13に示すように、レンズホルダ30によりレンズ29及びパネル24を支持した状態で、レンズホルダ30が有する係合孔30dに、反射部材23が有する係止突起23fが係止されて、レンズホルダ30によりレンズ29及びパネル24が灯具本体11に取り付けられる構造を有している。これにより、レンズ29及びパネル24を一つの保持部材であるレンズホルダ30により灯具本体11に組み付け可能となり、部品点数を削減することができる。
また、本実施形態の埋込型照明器具100では、図13に示すように、反射部材23と壁部(隔壁部23e及び円筒壁部30a)とパネル24とで区画される空間内において、第2LED素子32から出る光を反射させながらパネル24から出射させることできる。これにより、すなわち、埋込型照明器具100によれば、光源を分割して、スポット光や拡散光としてそれぞれ独立して配光制御することができる。
本発明によれば、光源を分割して、スポット光や拡散光となるように配光制御し、1つの照明器具でスポット光と拡散光とを組み合わせた照明が可能である。
11 灯具本体
21 光源部
23 反射部材
23e 隔壁部
24 パネル
29 レンズ
30 レンズホルダ
30a 円筒壁部
31 第1LED素子(第1光源)
32 第2LED素子(第2光源)
100 埋込型照明器具
C 天井
H 取付穴

Claims (8)

  1. 複数の光源を備える照明器具であって、
    前記光源は、
    中央に配置される第1光源と、
    前記第1光源の周囲に配置される第2光源と、を含み、
    前記第1光源に対向して配置されるレンズと、
    前記第2光源に対向して配置される透光部材と、を備える、照明器具。
  2. 請求項1に記載の照明器具であって、
    前記第1光源と前記第2光源の間を区画する隔壁部を備える、照明器具。
  3. 請求項1または請求項2に記載の照明器具であって、
    前記レンズ及び前記透光部材を前記隔壁部に保持する保持部材を備える、照明器具。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、
    前記第2光源において、前記第1光源から離間する側に配置されるとともに前記第2光源からの光を反射する反射部材を備える、照明器具。
  5. 請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の照明器具であって、
    前記第1光源において、前記第2光源から離間する側に配置されるとともに前記第1光源からの光を反射する反射部材を備える、照明器具。
  6. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の照明器具であって、
    前記透光部材は、前記レンズの周囲に配置されるとともにすり鉢状に形成される、照明器具。
  7. 請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の照明器具であって、
    前記透光部材は、通過する光を拡散する、照明器具。
  8. 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載の照明器具であって、
    前記第1光源および前記第2光源のうち少なくともいずれか一方は、LEDを含む、照明器具。
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