WO2013108678A1 - 表示装置、及びテレビ受信装置 - Google Patents

Abstract

　本発明の表示装置（１０）は、光源（１６）と、背面（１１ｂ）及び表示面（１１ａ）を有する表示パネル（１１）と、背面（１１ｂ）と対向する対向部（１８０ａ）を含み、この対向部（１８０ａ）から背面（１１ｂ）に向かって光が出射されるように光源（１６）からの光を透過させる板状をなした光学部材（１８）と、対向部（１８０ａ）の周縁に立設されると共に、表示パネル（１１）の周りを囲む立壁部（１８１）とを備える。　本発明によれば、額縁部分の狭小化が可能な構造を備えた表示装置を提供できる。　本発明の表示装置は、例えば、チューナーを備えたテレビ受信装置に適用可能である。

Description

表示装置、及びテレビ受信装置

　本発明は、表示装置、及びテレビ受信装置に関する。

　テレビ、携帯電話、携帯情報端末等の表示装置において、画像を表示する表示パネルとして液晶パネルが利用されている。液晶パネルは、画像を表示させるために、外部の光を利用する必要がある。そのため、この種の表示装置は、特許文献１に示されるように、液晶パネルと共に、液晶パネルに光を供給するための照明装置（所謂、バックライト装置）を備えている。この照明装置は、液晶パネルの背面側に配されており、面状に広がった光を液晶パネルの背面に向けて照射するように構成されている。

　表示装置内において、液晶パネルは、特許文献１に示されるようにフレームによって位置決めされている。このフレームは、金属や樹脂等からなる枠状の部材であり、その内縁部分で液晶パネルの周縁部分をその背面側から支えている。液晶パネルは、このフレームによって位置決めされた状態で、上述した照明装置の表側に配されている。

特開２００２－１７４８１１号公報

（発明が解決しようとする課題）
　近年、表示装置において、液晶パネルの周りを囲む部分（以下、額縁部分）を、狭くすることが望まれている。しかしながら、上述したように、従来の表示装置では、前記フレームによって前記液晶パネルの位置決めを行っているため、前記フレームが設けられる分だけ、前記額縁部分が大きくなってしまい、問題となっている。また、前記フレームを利用するために、表示装置の部品点数や組み立て工数等が増加してしまうことも、問題となっている。

　本発明の目的は、額縁部分の狭小化が可能な構造を備えた表示装置等を提供することである。

（課題を解決するための手段）
　本発明に係る表示装置は、光源と、前記光源からの光が照射される背面と、この背面の反対側に配され前記背面に照射された光を利用して画像を表示させる表示面と、を有する表示パネルと、前記背面と対向する対向部を含み、この対向部から前記背面に向かって光が出射されるように前記光源からの光を透過させる板状をなした光学部材と、前記対向部の周縁に立設されると共に、前記表示パネルの周りを囲む立壁部と、を備える。前記表示装置において、前記表示パネルの背面が、前記光学部材の前記対向部と対向する。そして、前記表示パネルの周りは、前記対向部の周縁に立設された前記立壁部によって囲まれる。したがって、前記表示装置では、前記表示パネルは、前記光学部材の前記対向部と共に、前記対向部の周縁に立設される前記立壁部によって、位置決めされる。つまり、前記表示装置では、従来、前記表示パネルを位置決めするために用いられていた、専用の枠状をなした部材を利用することなく、前記表示パネルを位置決めすることができる。

　前記表示装置において、前記表示面の周縁と対向し、前記対向部と共に前記表示パネルを挟持する枠状部材を備えてもよい。前記表示装置において、前記枠状部材は、前記表示パネルにおける前記表示面の周縁と対向し、前記光学部材の前記対向部と共に前記表示パネルを挟持する。したがって、前記表示装置では、前記枠状部材を利用することによって、前記表示パネルを固定することができる。

　前記表示装置において、前記対向部と前記背面との間に配されると共に、前記対向部から出射された光を前記背面に向かって透過させる光学シートを備えるものであってもよい。

　前記表示装置において、前記立壁部が、前記表示パネル側に配される内壁面を含み、前記内壁面を覆うと共に光を遮る遮光層を備えるものであってもよい。前記表示装置において、前記立壁部を覆うと共に光を遮る前記遮光層が備えられていると、前記表示パネルの端部に前記光源からの光が入射されることが抑制される。

　前記表示装置において、前記立壁部が、光を遮る遮光性材料からなるものであってもよい。このように前記立壁部が前記遮光性材料から構成されると、前記表示パネルの端部に前記光源からの光が入射されることが抑制される。

　前記表示装置において、前記立壁部が、前記光学部材と一体的に形成されているものであってもよい。このように、前記立壁部が前記光学部材と一体的に形成されていると、前記表示装置における部品点数の削減、組み立て工数の削減等を図ることができる。

　前記表示装置において、前記対向部が、前記背面の周縁に宛がわれると共に前記光学シートの周りを囲む立壁対向部と、前記立壁対向部の内側に配され、前記光学部材の厚み方向において前記立壁対向部よりも窪んだ形状をなし、前記光学シートを収容する収容対向部と、を含むものであってもよい。

　前記表示装置において、前記収容対向部は、前記背面と前記光学シートとの間に隙間が形成されるように設定されていてもよい。このように前記収容対向部が設定されていると、前記光学シートが熱的に伸縮しても、前記光学シートに撓みが発生することが抑制される。

　前記表示装置において、前記立壁対向部は、前記光学シートの端部との間に隙間が形成されるように設定されていてもよい。このように前記立壁対向部が設定されていると、前記光学シートが熱的に膨張等して、前記光学シートの端部が外側に移動しても、前記光学シートの端部が前記立壁対向部に押し戻されて、前記光学シートに撓みが発生することが抑制される。

　前記表示装置において、前記立壁対向部及び前記立壁部が一体的に形成されていると共に、光を遮る遮光性材料からなるものであってもよい。このように前記立壁対向部及び前記立壁部が一体的に形成されていると共に、光を遮る遮光性材料からなるものであると、前記表示パネルの周端面及び前記光学シートの端部に、前記光源からの光がそれぞれ入射されることが抑制される。

　前記表示装置において、前記表示パネルは、その端部から外側に向かって延びた可撓性を有するフレキシブル配線を有し、前記立壁部は、前記フレキシブル配線が通される切り欠き状の配線通路部を含むものであってもよい。このように、前記立壁部が、前記フレキシブル配線が通される切り欠き状の配線通路部を含むと、前記フレキシブル配線が設けられている前記表示パネルの部分についても、前記光学部材等を利用して、位置決めすることができる。

　前記表示装置において、前記光源が、前記光学部材の端面と対向するように配され、前記光学部材が、前記端面から入射された前記光源からの光を前記対向部から出射させる導光板からなるものであってもよい。

　前記表示装置において、前記光源が、前記対向部の反対側にある前記光学部材の板面と対向するように配され、前記光学部材、前記板面から入射された前記光源からの光を前記対向部から出射させる拡散板からなるものであってもよい。

　前記表示装置において、前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルからなるものであってもよい。

　本発明に係るテレビ受信装置は、前記表示装置を備える。

（発明の効果）
　本発明によれば、額縁部分の狭小化が可能な構造を備えた表示装置等を提供できる。

本発明の実施形態１に係るテレビ受信装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 液晶表示装置の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図 図３に示される液晶表示装置の拡大断面図 実施形態２に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態３に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態４に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態５に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態６に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図 実施形態６に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態７に係る液晶表示装置の拡大断面図 実施形態８に係る液晶表示装置の拡大断面図

　＜実施形態１＞
　本発明の実施形態１を、図１乃至図４を参照しつつ説明する。本実施形態では、液晶表示装置１０及びテレビ受信装置ＴＶについて例示する。なお、各図面の一部には、Ｘ軸、Ｙ軸及びＺ軸が示されており、各軸方向が各図面において共通の方向となるように描かれている。また、図２及び図３に示される上側を表側とし、同図下側を裏側として、液晶表示装置１０等について説明する。

　図１は、実施形態１に係るテレビ受信装置ＴＶの概略構成を示す分解斜視図である。図１に示されるように、本実施形態のテレビ受信装置ＴＶは、主として、液晶表示装置（表示装置）１０と、この液晶表示装置１０を挟むようにして収納する表裏両キャビネットＣａ，Ｃｂと、電源Ｐと、チューナーＴと、スタンドＳとを備える。液晶表示装置１０は、その表示面が鉛直方向（Ｙ軸方向）に沿うように、スタンドＳによって支持されている。

　図２は、液晶表示装置１０の概略構成を示す分解斜視図である。図３は、液晶表示装置１０の短辺方向に沿った断面構成を示す断面図であり、図４は、図３に示される液晶表示装置の拡大断面図である。図２に示されるように、液晶表示装置１０は、表側から平面視した際に、全体として横長の矩形状をなしており、液晶パネル（表示パネル）１１と、この液晶パネル１１の背面１１ｂ側に配される照明装置１２と、液晶パネル１１の表側（表示面１１ａ側）から被せられる額縁状のベゼル（枠状部材）１３とを備える。これらは、前記ベゼル１３等を照明装置１２に取り付けることによって一体的に保持されている。なお、ベゼル１３は、金属材料等からなる。

　液晶パネル１１は、図２に示されるように、表側から平面視した際に、全体として横長の矩形状をなしている。この液晶パネル１１は、主として、互いに向かい合う一対の透明なガラス基板と、これらの基板間に封入される液晶層とを備える。これらの基板のうち、背面１１ｂ側（裏側）に配される一方のガラス基板は、所謂、薄膜トランジスタ（以下、ＴＦＴ）アレイ基板１１１ｂであり、表示面１１ａ側（表側）に配される他方のガラス基板は、所謂、カラーフィルタ（以下、ＣＦ）基板１１１ａである。

　ＴＦＴアレイ基板１１１ｂは、主として、透明なガラス製の板上に、スイッチング素子としての複数個のＴＦＴと、各ＴＦＴのドレイン電極に接続する透明な複数個の画素電極とがマトリクス状（行列状）に設けられたものからなる。個々のＴＦＴ及び画素電極は、画素毎に設けられており、互いに交差するように前記ガラス製の板上に設けられている複数本のゲート配線と、複数本のソース配線とによって区画されている。なお、各ＴＦＴにおけるゲート電極は前記ゲート配線と接続し、それらのソース電極は前記ソース配線と接続している。

　ＣＦ基板１１１ａは、主として、透明なガラス製の板上に、赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）等の各色からなるＣＦが、前記ＴＦＴアレイ基板１１１ｂの各画素に対応するように、マトリクス状に設けられたものからなる。各ＣＦは、前記ガラス製の板上に格子状に設けられている遮光性のブラックマトリクス（ＢＭ）によって区画されている。なお、前記ＣＦ及び前記ＢＭ上には、前記ＴＦＴアレイ基板の画素電極と向かい合う透明な対向電極等が設けられている。

　液晶パネル１１は、上述したソース配線、ゲート配線及び対向電極等に、駆動回路基板から画像を表示するために必要な画像データや各種制御信号が供給されるように構成されており、所謂、アクティブマトリクス方式で駆動する。なお、液晶パネル１１には、その表示面１１ａ側と背面１１ｂ側に、前記一対のガラス基板１１１ａ，１１１ｂを挟むようにそれぞれ偏光板１１２ａ，１１２ｂが設けられている。

　矩形状をなす液晶パネル１１のうち、長辺側の一方の端部には、複数の可撓性を備えたフレキシブル配線（フレキシブル基板）１１３が設けられている。このフレキシブル配線１１３には、ソースドライバ１１４が実装されている。フレキシブル配線１１３の一端には、液晶パネル１１のＴＦＴアレイ基板１１ｂが備える端子部（不図示）が接続されており、その他端には、長尺状をなしたプリント基板１１５が接続されている。また、液晶パネル１１における一方の短辺側には、可撓性を備えた複数のフレキシブル配線（フレキシブル基板）１１６が設けられている。このフレキシブル配線１１６には、ゲートドライバ１１７が実装されている。なお、本実施形態の場合、ソース側のフレキシブル配線１１３は、ゲート側のフレキシブル配線１１６と比べて、長く設定されている。

　照明装置１２は、所謂、エッジライト型（サイドライト型）であり、主として、シャーシ１４と、光学シート１５と、ＬＥＤ光源（光源）１６と、ＬＥＤ基板（光源基板）１７と、導光板１８と、反射シート１９とを備えている。

　シャーシ１４は、上側が開口した浅底状の箱からなり、アルミニウム系材料等の金属材料からなる板材をプレス加工等して形成される。このシャーシ１４は、表側から平面視した際に横長の矩形状である底板１４ａと、この底板１４ａの長辺方向の縁に立設されている一対の壁板１４ｃ，１４ｄと、前記底板１４ａの短辺側の縁に立設されている一対の壁板１４ｅ，１４ｆとを備える。各壁板１４ｃ，１４ｄ，１４ｅ，１４ｆは、それぞれ底板１４ａから立ち上がった形をなしている。

　反射シート１９は、表側から平面視した際に、横長の矩形状をなしており、白色の発泡プラスチックシート（例えば、発泡ポリエチレンテレフタレートシート）からなる。この反射シート１９は、底板１４ａを覆うように、箱状のシャーシ１４内に収納されている。

　ＬＥＤ光源１６は、発光素子である複数個のＬＥＤチップを樹脂材等でハウジング内に封止したもの（所謂、ＬＥＤパッケージ）からなり、白色発光するように構成されている。このＬＥＤ光源１６としては、例えば、主発光波長の異なる三種類のＬＥＤチップを内蔵したものからなり、具体的には、各ＬＥＤチップが赤色（Ｒ）、緑色（Ｇ）、青色（Ｂ）を単色発光するように構成されている。なお、ＬＥＤ光源１６としては、このような構成に限られず、他の構成であってもよい。ＬＥＤ光源１６の他の構成としては、例えば、青色（Ｂ）を単色発光するＬＥＤチップを内蔵し、赤色（Ｒ）の領域に発光ピークを持つ蛍光体と、緑色（Ｇ）の領域に発光ピークを持つ蛍光体とが混入された樹脂（例えば、シリコン系樹脂）で、そのＬＥＤチップを覆った構成であってもよい。また、他の構成としては、青色（Ｂ）を単色発光するＬＥＤチップを内蔵し、ＹＡＧ（イットリウム・アルミニウム・ガーネット）蛍光体等の黄色発光する蛍光体が混入された樹脂（例えば、シリコン系樹脂）で、そのＬＥＤチップを覆った構成であってもよい。

　ＬＥＤ基板１７は、図２乃至図４に示されるように、シャーシ１４の長辺方向（Ｘ軸方向）に沿って細長く延びた板状をなしている。ＬＥＤ基板１７は、その表側の板面１７ａがＸ軸方向及びＺ軸方向に沿った姿勢でシャーシ１４内に収容されている。ＬＥＤ基板１７は壁１４ｄと導光板１８の端面１８０ｄとの間に配されている。ＬＥＤ基板１７は、その裏側の板面１７ｂが、長辺側における一方の壁１４ｄと接触した状態で、前記壁１４ｄに図示されないネジ（ビス）等の固定手段によって固定されている。

　ＬＥＤ基板１７は、主として、アルミニウム系材料等の金属材料からなる長尺状（帯状）の基材と、この基材上に形成される合成樹脂からなる絶縁層と、この絶縁層上に形成される銅箔等の金属膜からなる配線パターンと、この配線パターンを覆うように前記絶縁層上に形成される白色の絶縁膜からなる反射層とを備える。なお、説明の便宜上、図３等においては、ＬＥＤ基板１７における前記基材、絶縁層、配線パターン及び反射層は、一体的に示されている。

　ＬＥＤ基板１７の表側の板面１７ａ上には、複数個のＬＥＤ光源１６が表面実装されている。各ＬＥＤ光源１６は、板面１７ａ上において、ＬＥＤ基板１７の長手方向（Ｘ軸方向）に沿って一列に並んでいる。ＬＥＤ光源１６同士は、互いに同じ形状であると共に、互いに等間隔で並んでいる。各ＬＥＤ光源１６は、前記配線パターンによって互いに直列接続されている。なお、ＬＥＤ基板１７の一方の端部側には、前記配線パターンのアノード側（＋側）の端部が配されており、ＬＥＤ基板１７の他方の端部側には、前記配線パターンのカソード側（－）側の端部が配されている。

　板面１７ａ上に実装されている状態のＬＥＤ光源１６の外観形状は、略直方体である。ＬＥＤ基板１７上に実装されているＬＥＤ光源１６の個数、及びＬＥＤ光源１６同士の間隔等の諸条件は、適宜、設定される。

　また、ＬＥＤ基板１７の表側の板面１７ａ上には、２つのコネクタ（不図示）が実装されている。これらのコネクタは、各ＬＥＤ光源１６に対する電力（電流）の供給を中継するためのものであり、ＬＥＤ基板１７の長手方向における両端部にそれぞれ設けられている。コネクタは、主として、絶縁性の合成樹脂からなるハウジング（不図示）と、このハウジング内に収納されている端子金具（不図示）とを備えている。ハウジングの外観形状は、概ね直方体であり、その１つの面が開口した箱状をなしている。その開口した部分に、相手側コネクタ（不図示）が挿着される。

　本実施形態の場合、一方のコネクタが電源側であり、そのコネクタが備えている端子金具が前記配線パターンのアノード側の端部に接続されている。なお、このコネクタが備える端子金具には、各ＬＥＤ光源１６の点灯に必要な電力や制御信号を供給する外部の駆動制御回路（不図示）が、相手側コネクタ（不図示）を介して接続される。これに対して、他方のコネクタがグランド側であり、そのコネクタが備えている端子金具の後端部分が前記配線パターンのカソード側の端部に接続されている。なお、このコネクタが備える端子金具は、他の相手側コネクタ（不図示）を介して接地される。

　導光板（光学部材）１８は、図２乃至図４に示されるように、全体的には、液晶パネル１１及びシャーシ１４と同様に、平面に視て横長の矩形状であり、所定の厚みを有する板状部材からなる。導光板１８は、屈折率が空気よりも高くかつ略透明な合成樹脂材料（例えば、ＰＭＭＡ等のアクリル樹脂やポリカーボネート等）から製造される。導光板１８は、主として、本体部１８０と、この本体部１８０に立設された立壁部１８１とからなる。本実施形態の場合、本体部１８０及び立壁部１８１は、一体的に形成されており、共に同じ材料から構成されている。このような形状を備えた導光板１８は、板状をなした光学部材の原材料を所定形状に切削加工し、或いは、所定の金型を利用した射出成型等によって適宜、製造される。

　本体部１８０は、所定の厚みを有する板状をなしている。本体部１８０は、表側の板面１８０ａと、裏側の板面１８０ｂと、長辺側における２つの端面１８０ｃ，１８０ｄと、短辺側における２つの端面１８０ｅ，１８０ｆとを備えている。なお、説明の便宜上、本体部１８０の各面を、導光板１８の各面として説明する場合がある。立壁部１８１は、本体部１８０ａにおける表側の板面１８０ａの周縁に立設されている。つまり、導光板１８の表側には、立壁部１８１と板面１８０ａとで囲まれた窪みが形成されている。なお、立壁部１８１及び板面１８０ａによって囲まれた部分を、特に、収容部１８３と称する場合がある。

　導光板１８は、その裏側の板面１８０ｂが、反射シート１９を介して底板１４ａと対向するようにシャーシ１４内に収容されている。つまり、シャーシ１４内において、導光板１８における一方の長辺側の端面１８０ｃは、壁板１４ｃ側に配されており、また他方の長辺側の端面１８０ｄは、壁板１４ｄ側に配されている。また、端面１８０ｃと壁板１４ｃの間に側面用反射シート２０が配されている。なお、導光板１８の端面１８０ｄは、ＬＥＤ基板１７上に実装されているＬＥＤ１６に対して、所定間隔を保った状態で対向している。また、シャーシ１４内において、導光板１８における一方の短辺側の端面１８０ｅは、壁板１４ｅ側に配され、そして他方の短辺側の端面１８０ｆは、壁板１４ｆ側に配されている。

　導光板１８の端面１８０ｄは、ＬＥＤ光源１６から発せられた光が入射される光入射面となっている。また、導光板１８の表側の板面（本体部１８０の表側の板面）１８０ａは、光出射面となっており、前記端面（光入射面）１８０ｄから入射された光を、導光板１８の上方に配されている光学シート１５及び液晶パネル１１に向けて出射する。なお、導光板１８の裏側の板面（本体部１８０の裏側の板面）１８０ｂは、反射シート１９で覆われている。この反射シート１９が、端面（光入射面）１８０ｄから導光板１８内部に入射された光を反射等して、表側の板面（光出射面）１８０ａに向かって立ち上げている。

　なお、導光板１８の裏側の板面１８０ｂには、導光板１８内の光を反射させる反射部（不図示）又は散乱させる散乱部（不図示）が、所定の面内分布を有するようにパターニングされており、それによって表側の板面（光出射面）１８０ａから出射された光が面内において均一な分布となるように調整されている。

　光学シート１５は、図２等に示されるように、液晶パネル１１等と同様、表側から平面視した際に、横長の矩形状をなしている。光学シート１５は、導光板１８の光出射面１８０ａから出射された光を、液晶パネル１１の背面１１ｂに向かって透過させる。光出射面１８０ａから出射された光は、光学シート１５を透過する際に、光学シート１５によって光学的な作用（例えば、拡散作用、集光作用）を受ける。本実施形態の場合、光学シート１５としては、拡散シート１５ａ、レンズシート１５ｂ、及び反射型偏光シート１５ｃの３種類が利用される。これらは、互いに積層された状態で、利用される。光学シート１５は、導光板１８の表側の板面（本体部１８０の表側の板面）１８０ａを覆うように、前記板面１８０ａ上に載せられている。つまり、光学シート１５は、導光板１８の本体部１８０における表側の板面１８０ａと、立壁部１８１とで囲まれた窪み状の部分（収容部１８３）に、収容されている。光学シート１５の大きさは、立壁部１８１で囲まれている部分の板面１８０ａよりも若干、小さく設定されている。つまり、立壁部１８１の内壁面１８１ｂと、光学シート１５の端部１１５ｃとの間には、若干の隙間（クリアランス）が設けられている。

　上述した液晶パネル１１は、導光板１８の表側に設けられている収容部１８３内に収容される。液晶パネル１１は、この収容部１８３に収容されることによって、導光板１８等に対して位置決めされる。収容部１８３内において、液晶パネル１１は、導光板１８の本体部１８０における表側の板面１８０ａ上に、光学シート１５を介して載せられている。液晶パネル１１は、その背面１１ｂが導光板１８の板面１８０ａと対向するように、収容部１８３内に収容されている。つまり、導光板１８（本体部１８０）の板面１８０ａは、液晶パネル１１の背面１１ｂと対向する対向部（対向面）となっている。

　液晶パネル１１の周縁は、立壁部１８１によって囲まれている。立壁部１８１の内壁面１８１ｂと、液晶パネル１１の周縁（端部）１１ｃとの間には、若干の隙間（クリアランス）が設けられている。立壁部１８１は、全体的には、液晶パネル１１の周り１１ｃを取り囲むような枠状をなしている。図２に示されるように、立壁部１８１は、全体的には液晶パネル１１等と同様、矩形状をなしている。ＬＥＤ光源１６の反対側に配されている部分の立壁部１８１（つまり、壁板１４ｃ側に配されている部分の立壁部１８１）には、複数個の切り欠き部１８２が設けられている。この切り欠き部１８２は、液晶パネル１１が備えるソース側のフレキシブル配線１１３が通される部分（配線通路部）となっている。配線通路部１８２を通って導光板１８の外側に向かって延びたフレキシブル配線１１３は、図３に示されるように、シャーシ１４の側板１４ｃの外側に引き出されている。立壁部１８１の前記板面１８０ａからの高さは、光学シート１５及び液晶パネル１１からなる積層物の厚みよりも、大きく設定されている。なお、本実施形態の場合、立壁部１８１の高さは、導光板１８の本体部１８０の厚みよりも小さく設定されている。

　ベゼル１３は、液晶パネル１１の周縁と対向する枠部１３ａと、この枠部の外縁から下方（液晶表示装置１０の裏側）に向かって延びた壁部１３ｂと備えている。枠部１３ａは、中央部分が開口した平坦な板状をなしている。枠部１３ａの裏側には、弾性層１３ｃが形成されている。この弾性層１３ｃは、枠部１３ａの内縁部分に沿って、枠状に設けられている。ベゼル１３は、枠部１３ａの弾性層１３ｃが、液晶パネル１１の表示面１１ａ側の周縁に接触した状態で、シャーシ１４に取り付けられている。つまり、液晶パネル１１は、導光板１８の板面（対向部）１８０ａと、ベゼル１３の枠部１３ａとの間で、挟持されることになる。その結果、液晶パネル１１は、導光板１８の板面（対向部）１８０ａと、ベゼル１３の枠部１３ａとの間で固定される。なお、ベゼル１３の壁部１３ｂは、シャーシ１４の各壁板１４ｃ，１４ｄ，１４ｅ，１４ｆの周りを取り囲む筒状をなしている。この壁部１３ｂがシャーシ１４の各壁板１４ｃ等に対して、ネジ等の固定手段を利用して、固定されることによって、ベゼル１３がシャーシ１４に対して固定される。なお、図３に示されるように、ベゼル１３の壁部１３ｂのうち、シャーシ１４の壁板１４ｃ側に配されている部分は、壁板１４ｃに対して所定間隔を保った状態となっている。そのシャーシ１４の壁板１４ｃと、ベゼル１３の壁部１３ｂとの間には、上述したソース側のフレキシブル配線１１３及びプリント基板１１５が配されている。また、導光板１８が備える立壁部１８１の先端面（頂面）１８１ａは、図３に示されるように、ベゼル１３が備える枠部１３ａの裏面に密着している。

　液晶表示装置１０の電源を入れる（つまり、ＯＮ状態にする）と、照明装置１２が備えるＬＥＤ基板１７上の各ＬＥＤ光源１６が発光（点灯）する。各ＬＥＤ光源１６が発光すると、導光板１８の端面（光入射面）１８０ｄから導光板１８の内部に、ＬＥＤ光源１６からの光が入射される。入射された光は、導光板１８の裏側に敷かれている反射シート１９等によって反射されて、導光板１８内を進みつつ、その表側の板面（光出射面、対向部）１８０ａから出射される。出射された光は、導光板１８の収容部１８３内に収容されている光学シート１５を通過して、同じく収容部１８３に収容されている液晶パネル１１の背面１１ｂを照らす。液晶パネル１１は、その背面１１ｂに照射された光を利用して、表示面１１ａに画像を表示させている。

　本実施形態の液晶表示装置１０において、液晶パネル１１は、導光板１８の表側に設けられている収容部１８３によって、位置決めされている。つまり、液晶表示装置（表示装置）１０では、液晶パネル（表示パネル）１１は、導光板（光学部材）１８の対向部１８０ａと共に、対向部１８０ａの周縁に立設される立壁部１８１によって、位置決めされている。特に、液晶パネル１１の端部（周縁）の位置は、立壁部１８１の内壁面１８１ｂによって規制されている（位置決めされている）。したがって、液晶表示装置１０は、従来、液晶パネル１１を位置決めするために用いられていた、専用の枠状をなした部材を利用することなく、液晶パネル１１を位置決めすることができる。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０は、額縁部分を狭小化することが可能な構造となっている。具体的には、シャーシ１４の壁板１４ｄ等とベゼル１３の壁部１３ｂとの間に、液晶パネル１１を位置決めするための部材を介在させる必要がないため、本実施形態の液晶表示装置１０では、少なくとも前記部材分のスペースを省略することが可能である。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０は、液晶パネル１１の表示面１１ａの周縁と対向し、対向部１８０ａと共に液晶パネル１１を挟持するベゼル（枠状部材）１３を備えている。前記導光板１８の対向部１８０ａと共に、このようなベゼル１３を利用することによって、液晶パネル１１を固定することができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０において、光学シート１５も、導光板１８の表側に設けられている収容部１８３によって、位置決めされている。特に、光学シート１５の端部１１５ｃの位置は、立壁部１８１の内壁面１８１ｂによって規制されている（位置決めされている）。このように、本実施形態の液晶表示装置１０は、導光板１８が備える収容部１８３を利用して、液晶パネル１１の位置決めのみならず、光学シート１５の位置決めをも行うことができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０において、立壁部１８１は、導光板１８の一部として本体部１８０と一体的に形成されている。このように、立壁部１８１が導光板１８の本体部と一体的に形成されていると、液晶表示装置１０における部品点数の削減や、液晶表示装置１０の組み立て工数の削減等を図ることができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０において、液晶パネル１１は、その端部から外側に向かって延びた可撓性を有するソース側のフレキシブル配線１１３を有している。このフレキシブル配線１１３は、全体的には、扁平な帯状をなしている。立壁部１８１の一部には、このフレキシブル配線１１３が通される切り欠き状の配線通路部１８２が設けられている。このように、立壁部１８１が、フレキシブル配線１１３が通される切り欠き状の配線通路部１８２を含むと、フレキシブル配線１１３が設けられている側の液晶パネルパネルの端部についても、立壁部１８１を利用して、その位置を規制すること（位置決めすること）ができる。なお、本実施形態の場合、ゲート側のフレキシブル配線１１６は、ソース側のフレキシブル配線１１３と比べて短い。また、ゲート側のフレキシブル配線１１６の先端には、ソース側のようなプリント基板１１５が接続されていない。そのため、ゲート側のフレキシブル配線１１６は、その先端部分が折り曲げられた状態で、導光板１８の収容部１８３内に収容されている。また、ソース側と同様に、導光板１８の立壁部１８１に、ゲート側のフレキシブル配線１１６との干渉を避けるために、切り欠き部（不図示）を設けても良い。

　＜実施形態２＞
　以下、本発明の実施形態２を、図５を参照しつつ説明する。なお、以降の実施形態では、実装形態１と同じ部分については、実施形態１と同じ符号を付して、その詳細な説明は省略する。図５は、実施形態２に係る液晶表示装置１０Ａの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ａ（照明装置１２Ａ）の基本的な構成は、実施形態１のものと同様である。本実施形態の液晶表示装置１０Ａでは、導光板１８が備えている立壁部１８１の内壁面１８１ｂ上に、光を遮るための遮光層１８４が設けられている。立壁部１８１の内壁面１８１ｂは、収容部１８３内に収容されている液晶パネル１１の端部１１ｃと対向している。また、立壁部１８１は、光学シート１５の端部１１５ｃとも対向している。ＬＥＤ光源１６からの光が導光板１８内に入射されると、その光の大部分は、導光板１８（本体部１８０）の表側の板面（対向部）１８０ａから光学シート１５側に向かって出射される。しかしながら、導光板１８内に入射された光の中には、立壁部１８１内を通って、その内壁面１８１ｂから、収容部１８３内に収容されている液晶パネル１１及び光学シート１５に向かって出射されるものがある（実施形態１参照）。このように立壁部１８１から出射された光が、液晶パネル１１に対してその端部１１ｃから入り込むと、その光が液晶パネル１１の表示面１１ａに、輝度ムラとして現れる虞がある。また、立壁部１８１から出射された光が、光学シート１５に対してその端部１１５ｃから入り込むと、光学シート１５の種類によっては、その光が液晶パネル１１の表示面１１ａに輝度ムラとして現れる虞がある。

　このような事情等により、本実施形態の液晶表示装置１０Ａでは、導光板１８の立壁部１８１の内壁面１８１ｂを覆うように、黒色の塗膜からなる遮光層１８４が形成されている。この遮光層１８４は、公知の印刷技術等を利用して、立壁部１８１の内壁面１８１ｂ上に形成される。この遮光層１８４は、液晶パネル１１の周りを囲むように、立壁部１８１の内壁面１８１ｂ上に設けられている。このように遮光層１８４を設けることによって、液晶パネル１１の端部１１ｃや光学シート１５の端部１１５ｃから光が入り込むことが抑制され、その結果、液晶表示装置１０Ａにおける輝度ムラの発生が抑制される。

　＜実施形態３＞
　次いで、本発明の実施形態３を、図６を参照しつつ説明する。図６は、実施形態３に係る液晶表示装置１０Ｂの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ｂ（照明装置１２Ｂ）の基本的な構成は、実施形態１のものと同様である。ただし、本実施形態の液晶表示装置１０Ｂは、導光板１８Ｂが備えている立壁部１８１Ｂの構成が、実施形態１のものと異なっている。本実施形態の導光板１８Ｂが備えている立壁部１８１Ｂは、実施形態１と同様、本体部１８０Ｂと一体的に形成されているものの、立壁部１８１Ｂは、本体部１８０Ｂとは異なる材料から構成されている。導光板１８Ｂの本体部１８０Ｂは、実施形態１の導光板１８（本体部１８０）と同じ材料（つまり、アクリル樹脂等の光透過性に優れる材料）からなる。これに対して、導光板１８Ｂに設けられている立壁部１８１Ｂは、黒色の樹脂材料（遮光性材料）から形成されている。このような樹脂材料としては、例えば、本体部１８０Ｂを構成する樹脂材料に、黒色の着色剤（例えば、カーボンブラック）を添加したもの等が挙げられる。本実施形態の導光板１８Ｂは、例えば、二色成形技術を利用して、本体部１８０Ｂと立壁部１８１Ｂとをそれぞれ異なる材料から製造することができる。立壁部１８１Ｂは、液晶パネル１１の周りを囲むように、本体部１８０Ｂの周縁に立設されている。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｂでは、立壁部１８１Ｂによって、液晶パネル１１の端部１１ｃや光学シート１５の端部１１５ｃから光が入り込むことが抑制される。そして、その結果、実施形態２と同様、液晶表示装置１０Ｂにおける輝度ムラの発生が抑制される。

　＜実施形態４＞
　次いで、本発明の実施形態４を、図７を参照しつつ説明する。図７は、実施形態４に係る液晶表示装置１０Ｃの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ｃ（照明装置１２Ｃ）の基本的な構成は、実施形態１のものと同様である。ただし、本実施形態の液晶表示装置１０Ｃは、導光板１８Ｃの表側に形成されている収容部１８０Ｃの構成が、実施形態１のものと異なっている。

　導光板１８Ｃは、実施形態１のものと同様、アクリル樹脂等の光透過性に優れる材料からなり、主として、本体部１８０Ｃと、この本体部１８０Ｃの表側に設けられている立壁部１８１Ｃとを備えている。本体部１８０Ｃの表側に配されている対向部１８０Ｃａは、立壁対向部１８０Ｃａ１と、収容対向部１８０Ｃａ２とから構成されている。立壁対向部１８０Ｃａ１は、液晶パネル１１における背面１１ｂの周縁に宛がわれると共に、光学シート１５の周りを囲む部分となっている。これに対して、収容対向部１８０Ｃａ２は、立壁対向部１８０Ｃａ１の内側に配され、導光板１８Ｃの厚み方向において立壁対向部１８０Ｃａ１よりも窪んだ形状をなし、光学シート１５を収容する部分となっている。つまり、本実施形態の本体部１８０Ｃは、実施形態１の本体部１８０における表側の板面（対向部）１８０ａが、裏側に向かって窪んだような形状をなしている。

　なお、立壁部１８１Ｃは、実施形態１と同様、本体部１８０Ｃの表側における周縁に立設されている。立壁部１８１Ｃは、立壁対向部１８０Ｃａ１よりも外側に配されていると共に、立壁対向部１８０Ｃａ１よりも表側に突き出した形となっている。立壁部１８１Ｃと、対向部１８０Ｃａ（立壁対向部１８０Ｃａ１，収容対向部１８０Ｃａ２）とで囲まれた部分が、収容部１８３Ｃとなっている。この収容部１８３Ｃは、実施形態１の収容部１８３と比べて、光学シート１５を収容する部分が、導光板１８Ｃの裏側に向かって窪んだ形をなしている。なお、本実施形態で利用される光学シート１５の大きさは、実施形態１で利用されるものと比べて、一回り小さく設定されている。つまり、本実施形態の光学シート１５は、液晶パネル１１よりも一回り小さな大きさに設定されている。

　光学シート１５は、収容対向部１８０Ｃａ２（本体部１８０Ｃにおける表側の板面）と、この収容対向部１８０Ｃａ２の周りを囲む立壁対向部１８０Ｃａ１の内壁面１８０Ｃａ１２とで囲まれた窪み状の部分に収容される。光学シート１５の端部１１５ｃの位置は、立壁対向部１８０Ｃａ１の内壁面１８０Ｃａ１２によって規制される（位置決めされる）。この光学シート１５の１１５ｃと、立壁対向部１８０Ｃａ１の内壁面１８０Ｃａ１２との間には、若干、隙間（クリアランス）が設けられている。

　液晶パネル１１は、その背面１１ｂの周縁が立壁対向部１８０Ｃａ１の先端面１８０Ｃａ１１に宛がわれた状態で、収容部１８３Ｃ内に収容されている。前記背面１１ｂの周縁と、先端面１８０Ｃａ１１との間には、弾性層１３ｄが介在されている。つまり、前記背面１１ｂの周縁は、立壁対向部１８０Ｃａ１の先端面１８０Ｃａ１１に対して、弾性層１３ｄを介して間接的に宛がわれている。なお、液晶パネル１１における表示面１１ａの周縁には、ベゼル１３の枠部１３ａが、弾性層１３ｃを介して間接的に宛がわれている。つまり、液晶パネル１１の周縁は、ベゼル１３と導光板１８Ｃの立壁対向部１８０Ｃａ１とによって挟持されている。液晶パネル１１の端部１１ｃの位置は、立壁部１８１Ｃの内壁面１８１Ｃｂによって規制されている（位置決めされている）。なお、液晶パネル１１の背面１１ｂと、光学シート１５との間には、隙間（クリアランス）が形成されている。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｃは、上述したように、対向部１８０Ｃａが、液晶パネル１１における背面１１ｂの周縁に宛がわれると共に光学シート１５の周りを囲む立壁対向部１８０Ｃａ１と、立壁対向部１８０Ｃａ１の内側に配され、導光板１８Ｃの厚み方向において立壁対向部１８０Ｃａ１よりも窪んだ（奥まった）形状をなし、光学シート１５を収容する収容対向部１８０Ｃａ２と、を含むものとなっている。そして、収容対向部１８０Ｃａ２は、液晶パネル１１における背面１１ｂと光学シート１５との間に隙間（クリアランス）が形成されるように設定されていると、光学シート１５が熱的に伸縮しても、光学シート１５に撓みが発生することが抑制される。本実施形態の場合、光学シート１５は、立壁対向部１８０Ｃａ１によって位置決めされているものの、導光板１８Ｃとベゼル１３との間等で挟持されていない。したがって、光学シート１５は、熱的に伸縮した場合に、その面方向（厚み方向に対して垂直な方向）において、液晶パネル１１の背面１１ｂ等に対して引っ掛かることなく、移動することができる。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０Ｃでは、光学シート１５の撓みに起因する輝度ムラ及び表示品位ムラの発生が抑制される。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｃにおいて、立壁対向部１８０Ｃａ１は、光学シート１５の端部１１５ｃの位置を規制するものではあるものの、光学シート１５の端部１１５ｃとの間に隙間（クリアランス）が形成されるように設定されている。このように立壁対向部１８０Ｃａ１が設定されていると、光学シート１５が熱的に膨張等して、光学シート１５の端部１１５ｃが外側に移動しても、光学シート１５の端部１１５ｃが立壁対向部１８０Ｃａ１に押し戻されて、光学シート１５に撓みが発生することが抑制される。つまり、本実施形態の場合、光学シート１５の端部１１５ｃが外側に移動しても、その端部１１５ｃが立壁対向部１８０Ｃａ１の内壁面１８０Ｃａ１２と接触するまでに、前記隙間分だけ余裕があるため、光学シート１５に撓みが生じ難くなっている。

　＜実施形態５＞
　次いで、本発明の実施形態５を、図８を参照しつつ説明する。図８は、実施形態５に係る液晶表示装置１０Ｄの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ｄ（照明装置１２Ｄ）の基本的な構成は、実施形態４のものと同様である。ただし、本実施形態の液晶表示装置１０Ｄは、導光板１８Ｄの立壁部１８１Ｄ及び立壁対向部１８０Ｄａ１が、遮光性材料から形成されている。立壁部１８１Ｄ及び立壁対向部１８０Ｄａ１を構成する遮光性材料は、実施形態３の立壁部１８１Ｂに利用されたものと同じである。本実施形態の立壁部１８１Ｄ及び立壁対向部１８０Ｄａ１は一体的に形成されている。導光板１８Ｄが、このような立壁部１８１Ｄ及び立壁対向部１８０Ｄａ１を備えていると、それらによって液晶パネル１１の端部１１ｃや光学シート１５の端部１１５ｃから光が入り込むことが抑制される。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０Ｄでは、実施形態２及び３と同様、輝度ムラの発生が抑制される。

　＜実施形態６＞
　次いで、本発明の実施形態６を、図９及び図１０を参照しつつ説明する。本実施形態では、直下型方式の照明装置１２Ｅを備えた液晶表示装置１０Ｅを例示する。図９は、実施形態６に係る液晶表示装置の概略構成を示す分解斜視図であり、図１０は、実施形態６に係る液晶表示装置１０Ｅの拡大断面図である。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｅは、直下型方式の照明装置１２Ｅを備えている。つまり、液晶表示装置１０Ｅは、液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂ側に、ＬＥＤ光源１６Ｅが配される構成となっている。本実施形態の照明装置１２Ｅは、主として、シャーシ１４Ｅと、ＬＥＤ基板１７Ｅと、ＬＥＤ光源１６Ｅと、拡散レンズ１６０Ｅと、反射シート１９Ｅと、拡散板（光学部材）２８と、光学シート１５Ｅとを備えている。なお、液晶表示装置１０Ｅは、照明装置１２Ｅ以外に、液晶パネル１１Ｅと、ベゼル１３Ｅとを備えている。

　シャーシ１４Ｅは、全体的には、表側が開口した箱状をなしており、アルミニウム等の金属材料からなる。シャーシ１４Ｅは、矩形状をなした底板１４Ｅａと、この底板１４Ｅａの周縁に立設された壁板１４Ｅｂと、この壁板１４Ｅｂの先端から外側に向かって張り出した受け板１４Ｅｃとを備えている。シャーシ１４Ｅの底板１４Ｅａ上には、長尺状をなした複数本のＬＥＤ基板１７Ｅが互いに平行に並んだ状態で固定されている。ＬＥＤ基板１７Ｅは、リベット状の固定部材３１を利用して、底板１４Ｅａに取り付けられている。ＬＥＤ基板１７Ｅ上には、複数個のＬＥＤ光源１６Ｅが実装されている。各ＬＥＤ光源１６Ｅの光軸は、それぞれ液晶表示装置１０Ｅの表側に向かうように設定されている。なお、各ＬＥＤ光源１６Ｅの上方には、それぞれ拡散レンズ１６０Ｅが配されており、ＬＥＤ光源１６Ｅから出射された光は、拡散レンズ１６０Ｅを透過した状態で液晶表示装置１０Ｅの表側に向かうように設定されている。拡散レンズ１６０Ｅは、ＬＥＤ光源１６Ｅを覆うレンズ本体部１６０Ｅａと、このレンズ本体部１６０ＥａからＬＥＤ基板１７Ｅ側に向かって延びると共にＬＥＤ基板１７Ｅ上で固定される脚部１６０Ｅｂとから構成されている。

　シャーシ１４Ｅの内側には、表側が開口した容器状に加工された反射シート１９Ｅが設けられている。反射シート１９Ｅは、シャーシ１４Ｅの底板１４Ｅａを覆う矩形状をなした底部１９Ｅａと、この底部１９Ｅａの周縁から外側に広がるように傾斜しつつ立ち上がった側面部１９Ｅｂと、側面部１９Ｅｂの先端から外側に向かって張り出した張出部１９Ｅｃとを備えている。この張出部１９Ｅｃは、シャーシ１４の受け板１４Ｅｃ上に載せられる部分である。なお、底部１９Ｅａには、拡散レンズ１６０Ｅａで覆われたＬＥＤ光源１６Ｅを露出させるためのレンズ挿通孔１９Ｅｄが設けられている。

　シャーシ１４Ｅ内において、ＬＥＤ光源１６Ｅの上方（開口側）には、光学部材としての拡散板２８が配置されている。拡散板２８は、全体的には、矩形状をなした板状部材からなる。拡散板２８は、その裏側から光が入射されると、その光を拡散させつつ表側に向かって出射させる機能を備えている。拡散板２８は、板状をなした本体部２８０と、この本体部２８０に立設される立壁部２８１とから構成されている。本体部２８０の表側の板面２８０ａは、液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂと対向する部分となっている。また、この板面２８０ａから液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂ側に向かってＬＥＤ光源１６Ｅから発せられた光が出射される。つまり、本実施形態の場合、前記板面２８０ａが、対向部２８０ａとなっている。立壁部２８１は、前記板面（対向部）２８０ａの周縁に立設されている。本実施形態の場合、立壁部２８１と本体部２８０とは、互いに同じ材料からなると共に一体的に形成されている。立壁部２８１と、本体部２８０の板面（対向部）２８０ａとによって囲まれた窪み状の部分が、液晶パネル１１Ｅ及び光学シート１５Ｅをそれぞれ収容する収容部２８３となっている。光学シート１５Ｅは、対向部２８０ａを覆う形で、対向部２８０ａ上に直接、載せられている。また、液晶パネル１１Ｅは、光学シート１５Ｅを下に敷いた状態で、対向部２８０ａ上に載せられている。

　液晶パネル１１Ｅの基本的な構成は、実施形態１のものと同様である。本実施形態の液晶パネル１１Ｅも、実施形態１と同様、ＣＦ基板１１１Ｅａと、ＴＦＴアレイ基板１１１Ｅｂとが液晶層を挟んで互いに貼り合わされたものからなる。また、実施形態１と同様、これらの基板１１１Ｅａ，１１１Ｅｂを挟む形で、一対の偏光板１１２Ｅａ，１１２Ｅｂが設けられている。

　ベゼル１３Ｅは、枠状をなした金属製の部材であり、液晶パネル１１Ｅにおける表示面１１Ｅａの周縁と対向するように、液晶表示装置１０Ｅに組み付けられている。ベゼル１３Ｅは、弾性層１３Ｅｃを介した状態で、表示面１１Ｅａの前記周縁に宛がわれている。液晶パネル１１Ｅは、前記周縁がベゼル１３Ｅと拡散板２８の対向部２８０ａとの間で挟持された状態で、液晶表示装置１０Ｅにおいて固定されている。なお、液晶パネル１１Ｅの端部１１Ｅｃの位置と、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃの位置とは、共に立壁部２８１によって規制されている（位置決めされている）。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｅにおいて、照明装置１２Ｅが備えるＬＥＤ光源１６Ｅが点灯すると、ＬＥＤ光源１６Ｅから発せられた光は、先ず、拡散レンズ１６０Ｅを通過して、その後、拡散板２８の裏側の板面２８０ｂに向かう。拡散板２８の裏側の板面２８０ｂに到達した光は、その板面２８０ｂから拡散板２８０の内部に入り、その後、拡散板２８０の内部を通過して拡散された状態で、対向部２８０ａから出射されて光学シート１５Ｅ側に向かう。そして、その光は光学シート１５Ｅを通過して、液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂを照射する。液晶パネル１１Ｅは、その背面１１Ｅｂに照射された光を利用して、表示面１１Ｅａに画像を表示させる。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｅにおいて、液晶パネル１１Ｅは、上述したように、拡散板２８の表側に設けられている収容部２８３によって、位置決めされている。つまり、液晶表示装置（表示装置）１０Ｅでは、液晶パネル（表示パネル）１１Ｅは、拡散板（光学部材）２８の対向部２８０ａと共に、対向部２８０ａの周縁に立設される立壁部２８１によって、位置決めされている。特に、液晶パネル１１Ｅの端部（周縁）１１Ｅｃの位置は、立壁部２８１の内壁面によって規制されている（位置決めされている）。したがって、液晶表示装置１０Ｅは、実施形態１と同様、従来、液晶パネル１１Ｅを位置決めするために用いられていた、専用の枠状をなした部材を利用することなく、液晶パネル１１Ｅを位置決めすることができる。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅは、額縁部分を狭小化することが可能な構造となっている。具体的には、シャーシ１４Ｅの壁板１４Ｅｂ等とベゼル１３Ｅとの間に、液晶パネル１１Ｅを位置決めするための部材を介在させる必要がないため、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅでは、少なくとも前記部材分のスペースを省略することが可能である。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅは、液晶パネル１１Ｅの表示面１１Ｅａの周縁と対向し、対向部２８０ａと共に液晶パネル１１Ｅを挟持するベゼル（枠状部材）１３Ｅを備えている。前記拡散板２８の対向部２８０ａと共に、このようなベゼル１３Ｅを利用することによって、液晶パネル１１Ｅを固定することができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅにおいて、光学シート１５Ｅも、拡散板２８の表側に設けられている収容部２８３によって、位置決めされている。特に、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃの位置は、立壁部２８１の内壁面によって規制されている（位置決めされている）。このように、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅは、拡散板２８が備える収容部２８３を利用して、液晶パネル１１Ｅの位置決めのみならず、光学シート１５Ｅの位置決めをも行うことができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅにおいて、立壁部２８１は、拡散板２８の一部として本体部２８０と一体的に形成されている。このように、立壁部２８１が拡散板２８の本体部と一体的に形成されていると、液晶表示装置１０Ｅにおける部品点数の削減や、液晶表示装置１０Ｅの組み立て工数の削減等を図ることができる。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｅにおいて、液晶パネル１１Ｅは、その端部から外側に向かって延びた可撓性を有するソース側のフレキシブル配線１１３Ｅを有している。このフレキシブル配線１１３Ｅは、全体的には、扁平な帯状をなしている。立壁部２８１の一部には、このフレキシブル配線１１３Ｅが通される切り欠き状の配線通路部２８２が設けられている。このように、立壁部２８１が、フレキシブル配線１１３Ｅが通される切り欠き状の配線通路部２８２を含むと、フレキシブル配線１１３Ｅが設けられている側の液晶パネルパネル１１Ｅの端部についても、立壁部２８１を利用して、その位置を規制すること（位置決めすること）ができる。なお、本実施形態の場合、ゲート側のフレキシブル配線１１６Ｅは、ソース側のフレキシブル配線１１３Ｅと比べて短い。また、ゲート側のフレキシブル配線１１６Ｅの先端には、ソース側のようなプリント基板１１５Ｅが接続されていない。そのため、ゲート側のフレキシブル配線１１６Ｅは、その先端部分が折り曲げられた状態で、拡散板２８の収容部２８３内に収容されている。また、ソース側と同様に、拡散板２８の立壁部２８１に、ゲート側のフレキシブル配線１１６Ｅとの干渉を避けるために、切り欠き部（不図示）を設けても良い。

　＜実施形態７＞
　次いで、本発明の実施形態７を、図１１を参照しつつ説明する。図１１は、実施形態７に係る液晶表示装置１０Ｆの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ｆ（照明装置１２Ｆ）の基本的な構成は、実施形態６のものと同様である。本実施形態では、拡散板２８が備えている立壁部２８１の内壁面２８１ｂ上に、遮光層２８４が形成されている。この遮光層２８４は、実施形態２における遮光層１８４と同じ材料からなる。本実施形態において、遮光層２８４は、液晶パネル１１Ｅの端部１１Ｅｃ及び光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃを、それぞれ取り囲むように、立壁部２８１の内壁面２８１ｂ上に設けられている。このように、拡散板２８に遮光層２８４を設けることによって、液晶パネル１１Ｅの端部１１Ｅｃや光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃから光が入り込むことが抑制され、その結果、液晶表示装置１０Ｆにおける輝度ムラの発生が抑制される。

　＜実施形態８＞
　次いで、本発明の実施形態８を、図１２を参照しつつ説明する。図１２は、実施形態８に係る液晶表示装置１０Ｇの拡大断面図である。本実施形態の液晶表示装置１０Ｇ（照明装置１２Ｇ）の基本的な構成は、実施形態６のものと同様である。ただし、本実施形態の液晶表示装置１０Ｇは、拡散板２８Ｇの表側に形成されている収容部２８３Ｇの構成が、実施形態６のものと異なっている。

　拡散板２８Ｇは、実施形態６のものと同様の材料からなり、主として、本体部２８０Ｇと、この本体部２８０Ｇの表側に設けられている立壁部２８１Ｇとを備えている。本体部２８０Ｇの表側に配されている対向部２８０Ｇａは、立壁対向部２８０Ｇａ１と、収容対向部２８０Ｇａ２とから構成されている。立壁対向部２８０Ｇａ１は、液晶パネル１１Ｅにおける背面１１Ｅｂの周縁に宛がわれると共に、光学シート１５Ｅの周りを囲む部分となっている。これに対して、収容対向部２８０Ｇａ２は、立壁対向部２８０Ｇａ１の内側に配され、拡散板２８Ｇの厚み方向において立壁対向部２８０Ｇａ１よりも窪んだ形状をなし、光学シート１５Ｅを収容する部分となっている。つまり、本実施形態の本体部２８０Ｇは、実施形態６の本体部２８０における表側の板面（対向部）２８０ａが、裏側に向かって窪んだような形状をなしている。

　なお、立壁部２８１Ｇは、実施形態６と同様、本体部２８０Ｇの表側における周縁に立設されている。立壁部２８１Ｇは、立壁対向部２８０Ｇａ１よりも外側に配されていると共に、立壁対向部２８０Ｇａ１よりも表側に突き出した形となっている。立壁部２８１Ｇと、対向部２８０Ｇａ（立壁対向部２８０Ｇａ１，収容対向部２８０Ｇａ２）とで囲まれた部分が、収容部２８３Ｇとなっている。この収容部２８３Ｇは、実施形態６の収容部２８３と比べて、光学シート１５Ｅを収容する部分が、拡散板２８Ｇの裏側に向かって窪んだ形をなしている。なお、本実施形態で利用される光学シート１５Ｅの大きさは、実施形態６で利用されるものと比べて、一回り小さく設定されている。つまり、本実施形態の光学シート１５Ｅは、液晶パネル１１Ｅよりも一回り小さな大きさに設定されている。

　光学シート１５Ｅは、収容対向部２８０Ｇａ２（本体部２８０Ｇにおける表側の板面）と、この収容対向部２８０Ｇａ２の周りを囲む立壁対向部２８０Ｇａ１の内壁面とで囲まれた窪み状の部分に収容される。光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃの位置は、立壁対向部２８０Ｇａ１の内壁面によって規制される（位置決めされる）。この光学シート１５Ｅの１１５Ｅｃと、立壁対向部２８０Ｇａ１の内壁面との間には、若干、隙間（クリアランス）が設けられている。

　液晶パネル１１Ｅは、その背面１１Ｅｂの周縁が立壁対向部２８０Ｇａ１の先端面に宛がわれた状態で、収容部２８３Ｇ内に収容されている。前記背面１１Ｅｂの周縁と、先端面との間には、弾性層１３Ｅｄが介在されている。つまり、前記背面１１Ｅｂの周縁は、立壁対向部２８０Ｇａ１の先端面に対して、弾性層１３Ｅｄを介して間接的に宛がわれている。なお、液晶パネル１１Ｅにおける表示面１１Ｅａの周縁には、ベゼル１３の枠部が、弾性層１３Ｅｃを介して間接的に宛がわれている。つまり、液晶パネル１１Ｅの周縁は、ベゼル１３Ｅと拡散板２８Ｇの立壁対向部２８０Ｃａ１とによって挟持されている。液晶パネル１１Ｅの端部１１Ｅｃの位置は、立壁部２８１Ｇの内壁面によって規制されている（位置決めされている）。なお、液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂと、光学シート１５Ｅとの間には、隙間（クリアランス）が形成されている。

　本実施形態の液晶表示装置１０Ｇは、上述したように、対向部２８０Ｇａが、液晶パネル１１Ｅにおける背面１１Ｅｂの周縁に宛がわれると共に光学シート１５Ｅの周りを囲む立壁対向部２８０Ｇａ１と、立壁対向部２８０Ｇａ１の内側に配され、拡散板２８Ｇの厚み方向において立壁対向部２８０Ｇａ１よりも窪んだ（奥まった）形状をなし、光学シート１５Ｅを収容する収容対向部２８０Ｇａ２と、を含むものとなっている。そして、収容対向部２８０Ｇａ２は、液晶パネル１１Ｅにおける背面１１Ｅｂと光学シート１５Ｅとの間に隙間（クリアランス）が形成されるように設定されていると、光学シート１５Ｅが熱的に伸縮しても、光学シート１５Ｅに撓みが発生することが抑制される。本実施形態の場合、光学シート１５Ｅは、立壁対向部２８０Ｇａ１によって位置決めされているものの、拡散板２８Ｇとベゼル１３Ｅとの間等で挟持されていない。したがって、光学シート１５Ｅは、熱的に伸縮した場合に、その面方向（厚み方向に対して垂直な方向）において、液晶パネル１１Ｅの背面１１Ｅｂ等に対して引っ掛かることなく、移動することができる。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０Ｇでは、光学シート１５Ｅの撓みに起因する輝度ムラの発生及び表示品位ムラが抑制される。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｇにおいて、立壁対向部２８０Ｇａ１は、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃの位置を規制するものではあるものの、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃとの間に隙間（クリアランス）が形成されるように設定されている。このように立壁対向部２８０Ｇａ１が設定されていると、光学シート１５Ｅが熱的に膨張等して、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃが外側に移動しても、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃが立壁対向部２８０Ｇａ１に押し戻されて、光学シート１５Ｅに撓みが発生することが抑制される。つまり、本実施形態の場合、光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃが外側に移動しても、その端部１１５Ｅｃが立壁対向部２８０Ｇａ１の内壁面と接触するまでに、前記隙間分だけ余裕があるため、光学シート１５Ｅに撓みが生じ難くなっている。

　また、本実施形態の液晶表示装置１０Ｇは、拡散板２８Ｇの立壁部２８１Ｇ及び立壁対向部２８０Ｇａ１が、遮光性材料から形成されている。拡散板２８Ｇが、このような立壁部２８１Ｇ及び立壁対向部２８０Ｇａ１を備えていると、それらによって液晶パネル１１Ｅの端部１１Ｅｃや光学シート１５Ｅの端部１１５Ｅｃから光が入り込むことが抑制される。その結果、本実施形態の液晶表示装置１０Ｇでは、輝度ムラの発生が抑制される（実施形態５等参照）。

　＜他の実施形態＞
　本発明は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれる。

　（１）上記実施形態において、液晶表示装置は、光学シートを備える構成であったが、他の実施形態の液晶表示装置においては、光学シートを備えていない構成であってもよい。

　（２）上記実施形態４において、導光板における立壁部の表面及び立壁対向部の表面にそれぞれ遮光層を形成して、液晶パネルの端部及び光学シートの端部からそれぞれ光が入り込むことを抑制してもよい。

　（３）上記実施形態２等において、遮光層は、公知の印刷技術を利用して形成されていたが、他の実施形態においては、例えば、フィルム状の材料からなる遮光層を、立壁部の内壁面に貼り付ける構成であってもよい。

　（４）上記した各実施形態では、光源としてＬＥＤ光源を例示したが、他の実施形態においては、ＬＥＤ光源以外の光源を利用してもよい。

　（５）上記した各実施形態以外にも、ＬＥＤ基板の設置数や配置、ＬＥＤ基板におけるＬＥＤの実装数や配置等は適宜、変更可能である。

　（６）上記した各実施形態では、液晶パネル及びシャーシがその短辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものを例示したが、液晶パネル及びシャーシがその長辺方向を鉛直方向と一致させた縦置き状態とされるものも本発明に含まれる。

　（７）上記した各実施形態では、液晶表示装置のスイッチング素子としてＴＦＴを用いたが、ＴＦＴ以外のスイッチング素子（例えは薄膜ダイオード（ＴＦＤ））を用いた液晶表示装置にも本発明は適用可能であり、また、カラー表示する液晶表示装置以外にも、白黒表示する液晶表示装置にも適用可能である。

　（８）上記した各実施形態では、表示パネルとして液晶パネルを用いた液晶表示装置を例示したが、他の種類の表示パネルを用いた表示装置にも本発明は適用可能である。

　（９）上記した各実施形態では、チューナーを備えたテレビ受信装置を例示したが、チューナーを備えていない表示装置にも本発明は適用可能である。

　１０…液晶表示装置（表示装置）、１１…液晶パネル（表示パネル）、１１ａ…表示面、１１ｂ…背面、１２…照明装置（バックライト装置）、１３…ベゼル（枠状部材）、１４…シャーシ、１５…光学シート、１６…ＬＥＤ光源（光源）、１７…ＬＥＤ基板（光源基板）、１８…導光板（光学部材）、１８０…本体部、１８０ａ…対向部、１８１…立壁部、１９…反射シート、ＴＶ…テレビ受信装置

Claims (15)

1. 　光源と、
   　前記光源からの光が照射される背面と、この背面の反対側に配され前記背面に照射された光を利用して画像を表示させる表示面と、を有する表示パネルと、
   　前記背面と対向する対向部を含み、この対向部から前記背面に向かって光が出射されるように前記光源からの光を透過させる板状をなした光学部材と、
   　前記対向部の周縁に立設されると共に、前記表示パネルの周りを囲む立壁部と、を備える表示装置。
2. 　前記表示面の周縁と対向し、前記対向部と共に前記表示パネルを挟持する枠状部材を備える請求項１に記載の表示装置。
3. 　前記対向部と前記背面との間に配されると共に、前記対向部から出射された光を前記背面に向かって透過させる光学シートを備える請求項１又は請求項２に記載の表示装置。
4. 　前記立壁部が、前記表示パネル側に配される内壁面を含み、
   　前記内壁面を覆うと共に光を遮る遮光層を備える請求項１乃至請求項３のいずれか一項に記載の表示装置。
5. 　前記立壁部が、光を遮る遮光性材料からなる請求項１乃至請求項４のいずれか一項に記載の表示装置。
6. 　前記立壁部が、前記光学部材と一体的に形成されている請求項１乃至請求項５のいずれか一項に記載の表示装置。
7. 　前記対向部が、前記背面の周縁に宛がわれると共に前記光学シートの周りを囲む立壁対向部と、前記立壁対向部の内側に配され、前記光学部材の厚み方向において前記立壁対向部よりも窪んだ形状をなし、前記光学シートを収容する収容対向部と、を含む請求項３乃至請求項６のいずれか一項に記載の表示装置。
8. 　前記収容対向部は、前記背面と前記光学シートとの間に隙間が形成されるように設定されている請求項７に記載の表示装置。
9. 　前記立壁対向部は、前記光学シートの端部との間に隙間が形成されるように設定されている請求項７又は請求項８に記載の表示装置。
10. 　前記立壁対向部及び前記立壁部が一体的に形成されていると共に、光を遮る遮光性材料からなる請求項７乃至請求項９のいずれか一項に記載の表示装置。
11. 　前記表示パネルは、その端部から外側に向かって延びた可撓性を有するフレキシブル配線を有し、
    　前記立壁部は、前記フレキシブル配線が通される切り欠き状の配線通路部を含む請求項１乃至請求項１０のいずれか一項に記載の表示装置。
12. 　前記光源が、前記光学部材の端面と対向するように配され、
    　前記光学部材が、前記端面から入射された前記光源からの光を前記対向部から出射させる導光板からなる請求項１乃至請求項１１のいずれか一項に記載の表示装置。
13. 　前記光源が、前記対向部の反対側にある前記光学部材の板面と対向するように配され、
    　前記光学部材、前記板面から入射された前記光源からの光を前記対向部から出射させる拡散板からなる請求項１乃至請求項１１のいずれか一項に記載の表示装置。
14. 　前記表示パネルは、一対の基板間に液晶を封入してなる液晶パネルからなる請求項１乃至請求項１３のいずれか一項に記載の表示装置。
15. 　請求項１３又は請求項１４に記載された表示装置を備えるテレビ受信装置。

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