WO2012032640A1 - コンテンツ再生装置、コンテンツ処理装置、コンテンツデータ処理方法、コンテンツデータ処理プログラム、及び記録媒体 - Google Patents

コンテンツ再生装置、コンテンツ処理装置、コンテンツデータ処理方法、コンテンツデータ処理プログラム、及び記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツデータ単位での消費電力の差異まで対応した低電力再生を可能にする。 【解決手段】コンテンツ再生システム100においては、PC1が全てのコンテンツデータDTを管理し、携帯プレーヤ側記憶部21を介してPC1から携帯プレーヤ2へのコンテンツデータDTの転送を行い、バッテリ駆動の携帯プレーヤ2がコンテンツデータDTを再生する。PC1は、携帯プレーヤ2がコンテンツデータ単位で再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値を各コンテンツデータDTごとに算出し、それに基づいた低電力プレイリストLPを作成する。携帯プレーヤ側記憶部21が、コンテンツデータDTとともにこれら消費電力評価値及び低電力プレイリストLPを記憶することで、携帯プレーヤ2はそれらを参照し消費電力を抑えた再生が可能なコンテンツデータDTを選択できる。

Description

コンテンツ再生装置、コンテンツ処理装置、コンテンツデータ処理方法、コンテンツデータ処理プログラム、及び記録媒体
 本発明は、バッテリ電力によりコンテンツデータを再生するコンテンツ再生装置、そのコンテンツデータを処理するコンテンツ処理装置、これらコンテンツ再生装置及びコンテンツ処理装置に適用するコンテンツデータ処理方法、コンテンツデータ処理プログラム、及び記録媒体に関する。
 近年では、例えば車載オーディオプレーヤや携帯型プレーヤなどといった移動型プレーヤの開発が進んでいる。これら移動型プレーヤの多くは、車載バッテリや内蔵バッテリから供給される電力により作動するものである。バッテリが供給できる総電力量は限られているので、消費電力を低減させるための様々な技術が提案されている。
 例えば下記の特許文献1に記載の技術では、車載オーディオプレーヤのように、コンテンツデータを記憶する記憶デバイス(ソース)を複数種備えるコンテンツ再生装置を開示している。この従来技術のコンテンツ再生装置では、コンテンツ内容が同一であるコンテンツデータが上記複数種の記憶デバイスに重複して記憶されている場合に、消費電力が小さい方の記憶デバイスから当該コンテンツデータを読み出して再生する。
特開2010-67308号公報
 一方、近年ではコンテンツデータのデータサイズを圧縮するためのエンコード技術も発達しており、そのエンコード方式も種々のものが提案されている。この結果、上記ソースには、多様なエンコード方式でエンコードされたコンテンツデータが混在して記憶される場合が多い。
 そして、同一内容のコンテンツデータであっても、そのエンコード方式の種類によってはプレーヤ側のプロセッサとの相性の違いから、再生のためだけに必要な消費電力に差が生じる場合がある。また、上記エンコード方式以外にも、個々のコンテンツデータのデコーダ処理上の仕様によっても消費電力に差が生じる場合がある。つまり、コンテンツを再生するときの消費電力の低減を図る場合には、コンテンツデータ単位で検討することがより効果的である。
 しかしながら上記従来技術では、上述したように記憶デバイス間での消費電力の差異については考慮しているものの、コンテンツデータ単位での消費電力の差異には対応していなかった。したがって、コンテンツ再生時の消費電力の低減が十分ではなかった。
 本発明が解決しようとする課題には、上記した問題が一例として挙げられる。
 上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、複数のコンテンツデータを再生可能な再生手段を有するコンテンツ再生装置であって、前記複数のコンテンツデータそれぞれに対応づけられた各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連情報に基づいて決定された再生優先度に応じて、前記複数のコンテンツデータを再生するように、前記再生手段を制御する再生制御手段を有する。
 上記課題を解決するために、請求項5記載の発明は、コンテンツ再生装置で再生されるコンテンツデータの処理を行うコンテンツ処理装置であって、複数のコンテンツデータを取得して記憶する第2データ記憶手段と、前記第2データ記憶手段に記憶された前記複数のコンテンツデータそれぞれに、各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した、前記コンテンツ再生装置における再生制御を行うための消費電力関連情報を生成する、第2情報生成手段と、を有する。
 上記課題を解決するために、請求項10記載の発明は、複数のコンテンツデータを取得して記憶するデータ記憶工程と、前記データ記憶工程で記憶された前記複数のコンテンツデータそれぞれごとに、各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連情報を生成する情報生成工程と、前記情報生成工程で生成された前記消費電力関連情報に基づき、前記複数のコンテンツデータそれぞれの再生優先度を決定する順序決定工程と、前記順序決定工程で決定された前記再生優先度に対応した順序で、前記複数のコンテンツデータの再生を制御する再生制御工程と、を有する。
本発明の一実施形態のコンテンツ再生システムの構成例を示すシステム構成図である。 PCと携帯プレーヤの機能構成の一例を表すブロック図である。 デコード部の詳細な構成例を表すブロック図である。 コンテンツデータに付加される付加情報の詳細を示す図である。 PC側記憶部が予め記憶しているコンテンツデータ群の一例を示す図である。 図5に示したコンテンツデータ群に基づいて作成した低電力プレイリストの一例を示す図である。 本発明の一実施形態のコンテンツ再生システムにより実行される工程を示したフローチャートである。 複数の記憶デバイスを備えた車載プレーヤに適用した変形例によるコンテンツ再生システムの構成例を示すシステム構成図である。 車載プレーヤの機能構成の一例を表すブロック図である。 ハードディスク、光ディスクドライブ、及び、携帯プレーヤの携帯プレーヤ側記憶部に記憶されている各コンテンツデータとそれぞれの消費電力評価値の一例を表す図である。 コンテンツデータの再生結果の一例を示す図である。 コンテンツデータの再生結果の他の例を示す図である。 プレーヤがコンテンツ再生装置及びコンテンツ処理装置の両機能を備える変形例の機能的構成の一例を表すブロック図である。
 以下、本発明の一実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
 図1は、本実施形態によるコンテンツ再生システムの構成例を示すシステム構成図である。
 図1において、本実施形態のコンテンツ再生システム100は、パーソナルコンピュータ1(以下、PCと略記)及び携帯プレーヤ2を有している。これらPC1と携帯プレーヤ2とは、図示するように適宜のインターフェース回線3を介した接続とその解除を容易に行うことが可能である。接続が解除された携帯プレーヤ2は、ユーザが携帯してバッテリ駆動によりコンテンツを再生することができる。
 図2は、接続された状態のPC1と携帯プレーヤ2の機能構成の一例を表すブロック図である。なお、この図2において、PC1と携帯プレーヤ2がそれぞれ備えるインターフェース部5,22と記憶部4,21はハードウェアで構成されるが、その他の機能部はPC1と携帯プレーヤ2がそれぞれ備えるCPU(特に図示せず)が実行するソフトウェアブロックで構成してもよいし、若しくは専用のハードウェア回路で構成してもよい。
 図2において、PC1はこの実施形態におけるコンテンツ処理装置に相当し、PC側記憶部4、インターフェース部5、コントロール部6、デコード・付加情報生成部7、及び低電力プレイリスト作成部8を有する。
 PC側記憶部4は第2データ記憶手段に相当し、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置で構成され、複数のコンテンツデータDTとともに後述する低電力プレイリストLPを記憶する機能を有する。
 インターフェース部5は、適宜の送受方式により携帯プレーヤ2とデータの送受を行う機能を有する。
 コントロール部6は、所定のプログラムの動作によって各種の演算を行うとともに、上記インターフェース部5と上記PC側記憶部4との間におけるコンテンツデータDTなどのデータの転送を行う他、他の各機能部との間で情報の交換や各種の制御指示を出力することで、PC1全体を制御する機能を有する。
 デコード・付加情報生成部7は、上記PC側記憶部4が記憶しているコンテンツデータDTを1つずつ読み出し、それぞれ対応するコーデック(符号化方式に相当)でデコード(復号化に相当)する。またデコード・付加情報生成部7は、上記1つのコンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連パラメータ(後述の図4参照)を解析し、解析結果を、コンテンツデータDTの消費電力評価値(消費電力関連情報。詳細は後述)としてコンテンツデータDTの付加情報11に付加する機能(第2情報生成手段に相当)を有する。なお、図示する例では、付加情報11を例えばヘッダとしてコンテンツデータDTの内部に付加しているが、他にも付加情報11を単体のデータとして作成し、対応するコンテンツデータDTとリンクさせるようにしてもよい。
 低電力プレイリスト作成部8は第2順序決定手段に相当し、上記PC側記憶部4が記憶している複数のコンテンツデータDTのそれぞれの上記消費電力評価値に基づいて、所定の再生優先度に対応した再生順序でコンテンツデータDTのデータ名を列記した、低電力プレイリストLP(一覧情報に相当)を作成する機能を有する。そして、当該低電力プレイリストLPは、PC側記憶部4と後述する携帯プレーヤ側記憶部21の両方に記憶される。なお、この低電力プレイリストLPは後述するように携帯プレーヤ2が利用するものであり、PC側記憶部4には必ずしも記憶させる必要はない。
 なお、本実施形態の例においては、特に図示しないが、PC1は携帯プレーヤ2と接続しているか否かにかかわらず任意のタイミングで、ネットワーク回線やリムーバブルメディアなどを介して新たなコンテンツデータDTを取得可能であり、それらをPC側記憶部4に記憶した際にはそれぞれの上記付加情報11を自動的に生成して付加しておく。そのようにしてPC側記憶部4に蓄積した複数のコンテンツデータDTの全てと上記低電力プレイリストLPとを、携帯プレーヤ2と接続したときに2つのインターフェース部5を介して携帯プレーヤ2が備える後述の携帯プレーヤ側記憶部21に転送し、記憶させる。
 一方、携帯プレーヤ2はコンテンツ再生装置に相当し、携帯プレーヤ側記憶部21、インターフェース部22、コントロール部23、データ選択部24、デコード部25、及びPCMデータ再生部26を有する。
 携帯プレーヤ側記憶部21は、例えばハードディスクやフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置で構成され、上記PC側記憶部4から転送された複数のコンテンツデータDTと上記低電力プレイリストLPを記憶する機能を有する。また、本実施形態では、この携帯プレーヤ側記憶部21が携帯プレーヤ2の本体に内蔵されて一体に構成されており、携帯プレーヤ2がPC1と接続されたときに携帯プレーヤ側記憶部21はPC1に接続される。
 インターフェース部22及びコントロール部23は、上記PC1が備えるインターフェース部5及びコントロール部6と同等の機能を有するものである。
 データ選択部24は再生制御手段に相当し、上記携帯プレーヤ側記憶部21に記憶されている低電力プレイリストLPに基づいて、当該携帯プレーヤ側記憶部21に記憶されている複数のコンテンツデータDTのうちのいずれか1つを選択する機能を有する。
 デコード部25は、上記データ選択部24が選択したコンテンツデータDTが所定のコーデック(符号化方式)でエンコード(符号化に相当)されている場合には、そのコーデックに対応して後述するPCMデータにデコード(復号化に相当)する機能を有する(後述の図3参照)。
 PCMデータ再生部26は再生手段に相当し、上記データ選択部24により選択されて上記デコード部25によりPCMデータにデコードされたコンテンツデータDTを、音声信号へ変換再生する機能を有する。なお、この例のPCMデータ再生部26は、最も原音波形に近くデータサイズの大きいデータ形式であるPCMデータだけが再生可能である。これに対応して、上記デコード部25は、図3に示すように、例えばVorvis、WMA、AAC、MP3などの一般的なコーデックにそれぞれ対応して、コンテンツデータDTをPCMデータにデコードする補助デコード部25a,25b,25c,25dを備えている。すなわち、上記データ選択部24により選択されたコンテンツデータDTがVorvisデータであった場合には、対応する補助デコード部25aが当該コンテンツデータDTをPCMデータへと変換してPCMデータ再生部26に出力する。上記データ選択部24により選択されたコンテンツデータDTがWMAデータであった場合には、対応する補助デコード部25bが当該コンテンツデータDTをPCMデータへと変換してPCMデータ再生部26に出力する。上記データ選択部24により選択されたコンテンツデータDTがAACデータであった場合には、対応する補助デコード部25cが当該コンテンツデータDTをPCMデータへと変換してPCMデータ再生部26に出力する。上記データ選択部24により選択されたコンテンツデータDTがMP3データであった場合には、対応する補助デコード部25dが当該コンテンツデータDTをPCMデータへと変換してPCMデータ再生部26に出力する。なお、上記データ選択部24により選択されたコンテンツデータDTがPCMデータの形態そのままである場合には、デコード部25は何らデコードを行わずにそのままPCMデータ再生部26に出力する。
 図4は、コンテンツデータDTに付加される付加情報11の詳細を示す図である。なお、本実施形態の例では、扱うコンテンツデータDTが楽曲音声のみのデータである場合を例にとって説明する。
 この図4において、付加情報11には、大きく分けて、データ名、コンテンツ情報、消費電力関連パラメータ、及び消費電力評価値の4つが含まれている。
 データ名は、当該コンテンツデータDTの個体別に割り当てられる識別番号であり、本実施形態の例では8桁の16進数で表記される(後述の図5等参照)。なお、このデータ名は、コンテンツデータDTの個体別に割り当てられる識別情報であるので、例えば楽曲の内容といったコンテンツ内容が同一であってその他のエンコード方式や仕様構成などの形態が全く同一であっても、1つの記憶部内にその同一形態のコンテンツデータDTが複数存在している場合には、それぞれ異なるデータ名が割り当てられる。しかし、上述したように、携帯プレーヤ側記憶部21にはPC側記憶部4の内容の全部がそのままコピーされることになるので、データ名の一意性は携帯プレーヤ側記憶部21内とPC側記憶部4内のそれぞれに限定されるものであり、少なくとも携帯プレーヤ側記憶部21内に存在するデータ名の全てはPC側記憶部4内にも存在する。
 コンテンツ情報は、この例では、アーティスト名、曲目、収録アルバム名、及びその他を含む。これらは、当該コンテンツデータDTのコンテンツ内容に関する一般的な情報であり、PC1が当該コンテンツデータDTを入手した際に初めから添付されていた情報であるか、又はネットワーク回線を通じて所定のサーバから取得できる情報である。
 消費電力関連パラメータは、この例では、データサイズ、再生時間、コーデック形式、サンプリング周波数、転送レート、ダイナミックレンジ、及び曲調を含む。この消費電力関連パラメータは、上述したように、携帯プレーヤ2が当該1つのコンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連したパラメータであり、当該コンテンツデータDTについての技術的な情報である。
 データサイズは、例えばバイト長で表される当該コンテンツデータDTのデータ長である。再生時間は、当該コンテンツデータDTを終わりまで再生するのに要する時間である。コーデック形式は、当該コンテンツデータDTがエンコードされている場合の、そのエンコード形式である。サンプリング周波数及び転送レートは、当該コンテンツデータDTをデコードして得られるPCMデータにおけるサンプリング周波数と転送レートである。なお、これら5つの情報は一般的なデコーダ処理上の仕様に関する情報である。
 そして、ダイナミックレンジ及び曲調の2つの情報は、PCMデータにデコードされた当該コンテンツデータDTを再生した際のダイナミックレンジと曲調であり、つまりコンテンツ内容に対しPC1の上記デコード・付加情報生成部7が新たに解析して得た楽曲内容に関する情報である。
 ここで、上記図2で示した構成の携帯プレーヤ2が1つのコンテンツデータDTを再生するのに必要な消費電力は、主に上記データ選択部24が携帯プレーヤ側記憶部21からコンテンツデータを読み出すデータ読み取り処理と、上記デコード部25におけるデコード処理と、上記PCMデータ再生部26における再生処理のそれぞれに要する消費電力が殆どを占める。このうち、データ選択部24が行う上記データ読み取り処理においては、どのコンテンツデータを読み取る場合でも同一の携帯プレーヤ側記憶部21から読み取るものであり、またそれらのデータサイズの大きさに違いがあっても消費電力にあまり差が生じないので、本実施形態ではデータ読み取り処理における消費電力は考慮しないものとする。
 そしてデコード部25におけるデコード処理では、上記消費電力関連パラメータのうちのデータサイズ及びコーデック形式が消費電力に関係する(なお、サンプリング周波数、転送レートなどのパラメータも別途考慮に入れるようにしてもよい)。
 例えば、コンテンツ内容が同一であってもコーデック形式の種類によっては携帯プレーヤ2が備えるプロセッサやハードウェア回路との相性の違いから、デコード処理そのものに要する消費電力に差が生じることがある。そして、データサイズが大きいほど、デコード処理を行う時間が長くなるので消費電力が大きくなる。
 また、PCMデータ再生部26における再生処理では、上記消費電力関連パラメータのうちの再生時間、サンプリング周波数、転送レート、ダイナミックレンジ、及び曲調が消費電力に関係する。
 例えば、サンプリング周波数、転送レート、及びダイナミックレンジが大きく、また曲調が激しい楽曲内容であるほど、再生処理を行う際の消費電力が大きくなる。また再生時間が長いほど、再生処理を行う時間が長くなるので消費電力が大きくなる。しかし、例えば曲調が激しい場合と静かな場合とでは瞬時的な消費電力に差が生じるものの、それらの再生時間の長さによってはコンテンツデータ単位で見た総消費電力の大小関係が逆転する場合もある。そして再生処理の場合には、再生途中でユーザが中断することができるので、再生処理における消費電力については、単位時間当たりの平均消費電力で比較する必要がある。
 したがって、PC1の上記デコード・付加情報生成部7は、データサイズ及びコーデック形式の少なくとも1つに基づいて算出する携帯プレーヤ2でのデコード処理時の消費電力と、再生時間、サンプリング周波数、転送レート、ダイナミックレンジ及び曲調の少なくとも1つに基づいて算出する携帯プレーヤ2での再生処理時の単位時間当たりの平均消費電力と、の両方を反映させて、当該コンテンツデータDTの上記消費電力評価値を算出する。この消費電力評価値は、例えば単純な1つの数値で表現される値であり、この消費電力評価値を比較するだけでコンテンツデータ単位での概略的な消費電力の比較が行える目安となる。
 そして本実施形態では、PC1の上記低電力プレイリスト作成部8は、PC側記憶部4に記憶されている全てのコンテンツデータDTの中から、上記のようにして算出された消費電力評価値が比較的低く所定値以下であるコンテンツデータDTのデータ名を、消費電力評価値の低い順に(言い換えれば再生優先度が高い順に)再生するように列記し、低電力プレイリストLPを作成する。
 例えば、図5に示すようなコンテンツデータDTが、PC側記憶部4に予め記憶されているとする。なお、図5には、携帯プレーヤ2を接続する直前のPC側記憶部4に記憶されているコンテンツデータDTの一部を順序不同で示すものであり、それらの付加情報11のうちのデータ名、アーティスト名、曲名及び消費電力評価値だけを示している。なお、図中における各コンテンツデータDTの消費電力評価値については値が小さいほど消費電力評価値が低く、すなわち携帯プレーヤ2で再生するのに必要な消費電力が低いことを示す。
 このようなコンテンツデータ群の例に対して、低電力プレイリスト作成部8は、図6に示すような例の低電力プレイリストLPを作成する。図示する例では、5つのコンテンツデータDTが採用されており、最も低い消費電力評価値30に対応するデータ名「080039E2」のコンテンツデータDT(上記図5中では不図示)が最初の曲順で記載されている。また、上記図5中で消費電力評価値が40であるデータ名「08000B2F」のコンテンツデータDTが2番目に記載され、その後も同様に消費電力評価値の低い順で並べられ、最後の5番目に上記図5中で消費電力評価値が60であるデータ名「080076CA」のコンテンツデータDTが記載されている。すなわち、最後の曲目のコンテンツデータDTの消費電力評価値60と、採用されなかったその次の消費電力評価値(例えば63)との間の値(例えば62)が、採用条件の閾値であったことになる。
 携帯プレーヤ2は、PC1と接続した際に、新たに追加されたコンテンツデータDTとともに、最新の低電力プレイリストLPをPC1から取得して携帯プレーヤ側記憶部21に記憶する。そして、携帯プレーヤ2は、バッテリの残電力が所定値以下となった際に、自動的にこの低電力プレイリストLPを利用するモードに切り替え、この低電力プレイリストLPを利用して再生を続ける。又は、ユーザが任意のタイミングでこの低電力プレイリストLPを利用するモードに切り替えできるようにしてもよい。その際には低電力プレイリストLPを利用するモードへ切替可能な状態になったことを報知し、ユーザにモード切替を行うか行わないかの選択を促すようにしてもよい。
 図7は、本実施形態のコンテンツ再生システム100において実行される工程を概略的に示したフローチャートである。
 まず、最初のステップS10で、例えばPC1の上記CPUの制御により、PC側記憶部4において複数のコンテンツデータDTが取得され、記憶される(データ記憶工程に相当)。
 次にステップS20へ移り、例えばPC1の上記CPUの制御により、デコード・付加情報生成部7において、上記ステップS10で記憶された複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値が生成される(情報生成工程に相当)。
 次にステップS30へ移り、例えばPC1の上記CPUの制御により、低電力プレイリスト作成部8において、上記ステップS20で生成された消費電力評価値に基づき、複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生順序が記載された低電力プレイリストLPが作成される(順序決定工程に相当)。
 次にステップS40へ移り、例えばPC1の上記CPUの制御に基づき、データ選択部47により、上記ステップS30で作成された低電力プレイリストLPに記載の順序となるように、PCMデータ再生部26での複数のコンテンツデータDTの再生が制御される(再生制御工程に相当)。そしてこのフローを終了する。
 なお、上記ステップS10~ステップS40の4つの工程のうち、最後のステップS40は、コンテンツデータDTを再生する際に必ず実行しなければならないが、他のステップS10~ステップS30については、コンテンツデータDTを再生する前に予め実行しておいてもよい。
 以上のように、上記実施形態における携帯プレーヤ2は、複数のコンテンツデータDTを再生可能なPCMデータ再生部26(再生手段に相当)を有する携帯プレーヤ2(コンテンツ再生装置に相当)であって、複数のコンテンツデータDTそれぞれに対応づけられた各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連評価値(消費電力関連情報に相当)に基づいて決定された再生優先度に応じて、複数のコンテンツデータDTを再生するように、PCMデータ再生部26を制御するデータ選択部24(再生制御手段に相当)を有する。
 上記実施形態におけるPC1においては、携帯プレーヤ2で再生されるコンテンツデータの処理を行うPC1(コンテンツ処理装置に相当)であって、複数のコンテンツデータを取得して記憶するPC側記憶部4(第2データ記憶手段に相当)と、PC側記憶部4に記憶された複数のコンテンツデータDTそれぞれに、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した、携帯プレーヤ2における再生制御を行うための消費電力評価値を生成する、デコード・付加情報生成部7(第2情報生成手段に相当)と、を有する。
 上記実施形態におけるPC1においては、デコード・付加情報生成部7で生成された消費電力評価値に基づき、携帯プレーヤ2における再生制御を行うための、複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生順序を決定する低電力プレイリスト作成部8(第2順序決定手段に相当)を有する。
 上記実施形態のコンテンツ再生システム100が実行するコンテンツデータ処理方法は、複数のコンテンツデータDTを取得して記憶するステップS10(データ記憶工程に相当)と、前記ステップS10で記憶された前記複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値(消費電力関連情報に相当)を生成するステップS20(情報生成工程に相当)と、前記ステップS20で生成された前記消費電力評価値に基づき、前記複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生優先度を決定するステップS30(順序決定工程に相当)と、前記ステップS30で決定された前記再生優先度に対応した順序で、前記複数のコンテンツデータDTの再生を制御するステップS40(再生制御工程に相当)と、を有する。
 上記のPC1及び携帯プレーヤ2を有し、上記コンテンツデータ処理方法を行うコンテンツ再生システム100においては、情報処理能力の高いPC1が全てのコンテンツデータDTを管理し、携帯プレーヤ側記憶部21を介してPC1から携帯プレーヤ2へのコンテンツデータDTの転送を行い、バッテリ駆動の携帯プレーヤ2がコンテンツデータDTを再生する。そしてPC1は、携帯プレーヤ2がコンテンツデータ単位で再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値を各コンテンツデータDTごとに算出し、またそれに基づいた低電力プレイリストLPを作成する。携帯プレーヤ側記憶部21が、上記コンテンツデータDTとともにこれら消費電力評価値及び低電力プレイリストLPを記憶することで、携帯プレーヤ2はそれらを参照し消費電力を抑えた再生が可能なコンテンツデータDTを選択できる。この結果、携帯プレーヤ2はコンテンツデータ単位での消費電力の差異まで対応した低電力再生が可能となる。この結果、コンテンツ再生時の消費電力を十分に低減することができる。
 なお、携帯プレーヤ側記憶部21は、各コンテンツデータDTの付加情報11に含まれている消費電力評価値と、低電力プレイリストLPとのうち、いずれか一方が記憶されていれば、上述した低電力再生が可能である(後述の変形例を参照)。
 上記実施形態におけるPC1においては、さらに、デコード・付加情報生成部7は、前記消費電力関連情報として、携帯プレーヤ2が当該コンテンツデータを再生するために要する消費電力の概要を示す消費電力評価値を生成し、低電力プレイリスト作成部8は、消費電力評価値が所定値以下であるコンテンツデータのデータ名を、消費電力評価値を前記再生優先度として、前記消費電力評価値が低い順に列記した低電力プレイリストLP(一覧情報に相当)を作成する。
 これにより、携帯プレーヤ2が低電力プレイリストLPを利用することで、消費電力を低く維持しながら楽曲の再生を長く続けることができる。
 上記実施形態におけるPC1においては、複数のコンテンツデータの少なくとも一部はそれぞれ所定のコーデック形式(符号化方式に相当)によりエンコード(符号化に相当)されており、デコード・付加情報生成部7は、消費電力情報を生成する対象のコンテンツデータに対して、データサイズ、再生時間、コーデック形式、サンプリング周波数、転送レート、当該コンテンツデータの音声再生時のダイナミックレンジ、及び当該コンテンツデータの音声再生時の曲調の少なくとも1つを消費電力関連パラメータとして用いた解析を行い、前記消費電力評価値の生成を行う。
 これにより、エンコードによってデータサイズを圧縮したコンテンツデータDTを適用し、PC側記憶部4及び携帯プレーヤ側記憶部21の記憶容量を相対的に増大させることができる。また、上記消費電力パラメータの解析を行うことで、デコード・付加情報生成部7における各コンテンツデータDTの消費電力評価値の算出を、高精度かつ高い信頼性で行うことができる。
 上記実施形態におけるPC1においては、デコード・付加情報生成部7は、前記データサイズ及び前記コーデック形式の少なくとも1つに基づいて求められる、携帯プレーヤ2が当該コンテンツデータDTをデコードする際の消費電力と、前記再生時間、前記サンプリング周波数、前記転送レート、前記ダイナミックレンジ、及び前記曲調の少なくとも1つに基づいて、携帯プレーヤ2が当該コンテンツデータDTを再生する際の単位時間当たりの平均消費電力と、を反映させて消費電力評価値を算出する。
 これにより、消費電力評価値のうち、コンテンツデータDTのデコード処理に関連する要素やコンテンツデータDTの再生処理に関連する要素を、高精度かつ高い信頼性で反映させることができる。また、コンテンツデータDT全体を再生する場合の総消費電力ではなく、再生する際の単位時間当たりの平均消費電力を反映させていることにより、ユーザが当該コンテンツデータDTの再生を中断する可能性も考慮して、消費電力を抑えた状態を維持したままできるだけ長く再生できるコンテンツデータDTの選択が可能となる。
 なお、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、その趣旨及び技術的思想を逸脱しない範囲内で種々の変形が可能である。以下、そのような変形例を順を追って説明する。
 (1)複数の記憶デバイスを備えた車載プレーヤに適用する場合
 上記実施形態では、コンテンツデータDTを記憶するデバイスとして、携帯プレーヤ2が携帯プレーヤ側記憶部21のみを備えている場合を例にとって説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、車載プレーヤのように、ハードディスクや光ディスクドライブなどの他の複数の記憶デバイスを別途備える構成に本発明を適用してもよい。
 図8は、本変形例のコンテンツ再生システムの構成例を示すシステム構成図であり、上記実施形態における図1に対応する図である。以下、上記実施形態と同等の部分には同一の符号を付し、適宜説明を省略又は簡略化する。
 この図8において、本変形例におけるコンテンツ再生システム200は、携帯プレーヤ2及び車載プレーヤ31を有している。携帯プレーヤ2は、上記実施形態と同等のものである。また、車両Vに搭載されている車載プレーヤ31は、主に車載プレーヤ本体32と、ハードディスク33と、光ディスクドライブ34とを有している。そして、携帯プレーヤ2は、車載プレーヤ本体32に対して容易に接続と解除を行うことができる。
 図9は、車載プレーヤ31の機能構成の一例を表すブロック図である。なお、この図9において、インターフェース部35、ハードディスク33、及び光ディスクドライブ34は、それぞれハードウェアで構成されるが、その他の機能部は車載プレーヤ本体32が備えるCPU(特に図示せず)が実行するソフトウェアブロックで構成してもよいし、若しくは専用のハードウェア回路で構成してもよい。なお、携帯プレーヤ2のシステム構成については、上記実施形態のものとほぼ同等である(上記図2参照)ので説明を省略する。
 図9において、車載プレーヤ31はコンテンツ再生装置に相当し、上述したように車載プレーヤ本体32、ハードディスク33、及び光ディスクドライブ34を有する。このうち、車載プレーヤ本体32は、インターフェース部35、コントロール部36、データ選択部37、デコード部38、及びPCMデータ再生部39を有する。
 ハードディスク33及び光ディスクドライブ34は、それぞれ単体で記憶デバイスとして機能する。これらは、それぞれ複数のコンテンツデータDTを記憶する機能を有する。また、本変形例においては、光ディスクドライブ34はCD、DVD、又はブルーレイディスクなどの光ディスクを複数枚収納し、個別にアクセスできるいわゆるディスクチェンジャーで構成されている。また、各光ディスクには、通常のPCMデータだけが記録された一般的に市販されているものだけでなく、エンコードされたコンテンツデータDTが記録されているものも含まれる。
 車載プレーヤ本体32が備えるインターフェース部35、コントロール部36、データ選択部37(再生制御手段に相当)、デコード部38、及びPCMデータ再生部39(再生手段に相当)は、前述した携帯プレーヤ2が備えるインターフェース部22、コントロール部23、データ選択部24、デコード部25、及びPCMデータ再生部26とそれぞれ同等の機能のもので足りるので、詳細な説明を省略する。
 ここで、本変形例のように、プレーヤ側で種類の異なる複数の記憶デバイスを備えている場合には、通常ではそれらの間で1つのコンテンツデータDTを読み出すのに必要な消費電力に大きく差が生じることが多い。
 そこで、本変形例では、車載プレーヤ本体32のデータ選択部37が、選択対象のコンテンツデータDTをハードディスク33(又は光ディスクドライブ34若しくは携帯プレーヤ2の携帯プレーヤ側記憶部21(図2参照)。以下単に「ハードディスク33等」という)から読み出す際の消費電力を反映させる形で、各コンテンツデータDTの消費電力評価値を算出する。そして、データ選択部37は、ハードディスク33等に記憶されている全てのコンテンツデータDTを、上記算出した消費電力評価値が低い順に読み出し、その読み出した順にデコード部38へ出力する。これにより、PCMデータ再生部39は、ハードディスク33等に記憶されている全てのコンテンツデータDTを、消費電力評価値が低い順に再生する。なお、このようにハードディスク33等に記憶された全コンテンツデータDTの消費電力評価値を算出して低い順に再生するのには限られない。すなわち、各コンテンツデータDTの消費電力評価値が所定の条件を満たすかどうか(例えば、所定のしきい値以下であるか、あるいはしきい値毎に分類した複数の区分のうち所定の区分に属するかどうか)に応じて、当該条件を満たすコンテンツデータDTである場合には、消費電力評価値の高低に関係ない適宜の順序で再生するようにしてもよい。この場合であっても、当該所定の条件を満たすコンテンツデータDTは、当該所定の条件を満たさないコンテンツデータDTより高い再生優先度で再生されることになる。また、データ選択部37が、ハードディスク33等に記憶されている全てのコンテンツデータDTに順次アクセスして消費電力評価値を算出していくとき、上記所定の条件を満たすコンテンツデータDTが見つかったら、(ハードディスク33等の全てのコンテンツデータにアクセス完了する前であっても)当該見つかったコンテンツデータDTを順次再生するようにしてもよい。
 図10は、本変形例において、ハードディスク33、光ディスクドライブ34、及び、携帯プレーヤ2の携帯プレーヤ側記憶部21に記憶されている各コンテンツデータDTとそれぞれの消費電力評価値の一例を表す図である。
 図10に示す各コンテンツデータDTの消費電力評価値は、それが所在する記憶デバイスの読み出し時の消費電力を反映している。例えば、携帯プレーヤ側記憶部21に記憶されている図中のデータ名「08000B2F」のコンテンツデータDTと、光ディスクドライブ34の3番目の光ディスクに記憶されている図中のデータ名「08013EC4」のコンテンツデータDTとを例にとって説明する。これら2つのコンテンツデータDTは、コンテンツ内容及びその他の消費電力関連パラメータは同一であるが、消費電力評価値には45と70とで大きく異なる。
 このようにして、ハードディスク33等の各コンテンツデータDTの消費電力評価値を算出し、低い順に再生した場合の再生結果を図11に示す。図11では、5つのコンテンツデータDTが、消費電力評価値の低い順に再生された状況を示している。すなわち、全ての記憶デバイスを通じて最も低い消費電力評価値20に対応するデータ名「08007035」のコンテンツデータDTが最初の曲順で再生され、以下順次、消費電力評価値の低い順に再生され、携帯プレーヤ2内のデータ名「080006F7」のコンテンツデータDT(上記図6参照)が消費電力評価値50となって5番目に再生されている。
 以上のように構成した本変形例におけるコンテンツ再生システム200によれば、上記実施形態と同様、コンテンツ再生時の消費電力を十分に低減することができる。またこれに加え、車両Vが供給可能な電力に対する、コンテンツデータを再生する電力消費を抑えることができるので、それだけ他の電装設備等に電力を配分できるという利点がある。これは、車両V自体の走行駆動を電力で行う電気自動車である場合に特に有用である。
 なお、上記構成の本変形例におけるコンテンツ再生システム200において、携帯プレーヤ2にPC1を接続可能としてもよい(2点鎖線参照)。この場合、PC1は上記実施形態と同等の構成で足りる。そして、上記実施形態と同様にして、PC1側で低電力再生リストLPを作成し、携帯プレーヤ2を介して車両V側へ引き渡し、車載プレーヤ本体32において当該低電力再生リストLPに沿って再生を行うようにしてもよい。このときPC1において低電力再生リストLPを作成する際には、特に図示しないが、PC1は、上記ハードディスク33、光ディスク34、及び携帯プレーヤ側記憶部21の各記憶デバイスに記憶されている全てのコンテンツデータDTを予め記憶し、また各コンテンツデータDTがそれぞれどの記憶デバイスに記憶されているかまで把握可能とすればよい。この場合には、図10に示した内容が、予めPC1の例えばPC側記憶部4(図2参照)において記憶されている。そして、この記憶内容に基づき、上記実施形態と同様にして、図11に示した再生順序と同等の順序の低電力プレイリストLPが作成されることとなる。
 なお、上記変形例では、上述したように、ハードディスク33等に記憶された全コンテンツデータDTの中から消費電力評価値が低いコンテンツデータDTを優先させて再生したが、これに限られない。すなわち、図12に示すように、ユーザが予め再生を希望するコンテンツの内容と順序を指定し、その指定に従って、ハードディスク33等に記憶された全コンテンツデータDTの中から、指定された各コンテンツデータDTを最小電力で読み出し・再生を行えるような記憶デバイスを特定し、当該記憶デバイスから読み出して再生を行うようにしてもよい。
 図12の例では、「○○オーケストラ」のアーティストが演奏する「夜霧」とう組曲をその楽章順で第1楽章~第5楽章までユーザが指定し、その指定に沿って再生された場合の再生結果の一例を表している。このようにユーザが指定した任意のコンテンツを指定された順序で再生させることを優先させ、その上で最も消費電力を少なくできるようコンテンツデータDTを選択するようにしてもよい。なお、この場合も、前述のようにして、PC1の上記低電力プレイリスト作成部8が、上記図12と同等の内容のプレイリストを作成するようにしてもよい。
 上記の例では、ユーザの希望に従ったコンテンツ内容と再生順でありながら、消費電力を低減させて作動時間を延長化できる効果がある。
 (2)プレーヤがコンテンツ再生装置及びコンテンツ処理装置の両機能を備える場合
 上記実施形態では、コンテンツ再生装置であるプレーヤと、コンテンツ処理装置であるPCとが別体で構成されていたが、本発明はこれに限られない。例えば、コンテンツ再生装置自体の情報処理能力が高い場合には、コンテンツ再生装置がコンテンツ処理装置の機能を兼ね備えてもよい。
 図13は、本変形例のコンテンツ再生装置である、高機能プレーヤの機能構成の一例を表すブロック図である。
 この図13において、高機能プレーヤ300はコンテンツ再生装置に相当し、上記実施形態のPC1や携帯プレーヤ2のインターフェース部5,22、コントロール部6,23、デコード・付加情報生成部7、低電力プレイリスト作成部8、データ選択部24、デコード部25、及びPCMデータ再生部26とそれぞれ同等である、インターフェース部41、コントロール部42、デコード・付加情報生成部43(第1情報生成手段に相当)、低電力プレイリスト作成部44(第1順序決定手段に相当)、データ選択部47(再生制御手段に相当)、デコード部48、及びPCMデータ再生部49(再生手段に相当)を有している。
 また高機能プレーヤ300は、上記(1)の変形例におけるハードディスク33と同等に構成され、上記実施形態における携帯プレーヤ2の携帯プレーヤ側記憶部21と同様の記憶内容を記憶した、ハードディスク50(第1データ記憶手段に相当)を備えている。すなわち、デコード・付加情報生成部43が、上記ハードディスク50が記憶しているコンテンツデータDTを1つずつ読み出し、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力評価値を算出して付加情報11に付加する。そして、低電力プレイリスト作成部44が、上記ハードディスク50が記憶している各コンテンツデータDTのそれぞれの上記消費電力評価値に基づき低電力プレイリストLPを作成する。
 なお、この図13においても、インターフェース部41及びハードディスク50はそれぞれハードウェアで構成されるが、その他の機能部は高機能プレーヤ300が備えるCPU(演算手段に相当。特に図示せず)が実行するソフトウェアブロックで構成してもよいし、若しくは専用のハードウェア回路で構成してもよい。また、この場合のインターフェース部41は、新たなコンテンツデータDTを入手するために外部機器やネットワーク回線と接続するためのものである。
 なお、コンテンツデータDTが新たに外部より取得され高機能プレーヤ300のハードディスク50に記憶されると、自動的に、新しいコンテンツデータDTに対する上記消費電力評価値の算出と上記低電力プレイリストLPの更新とが行われる。そして、この高機能プレーヤ300がバッテリ駆動状態でコンテンツデータDTを再生している間、そのバッテリの残電力が所定値以下となった際には、自動的にこの低電力プレイリストLPを利用するモードに切り替えられ、低電力プレイリストLPを利用して再生を続ける。又は、前述したのと同様にユーザが手動でモード切り替え可能としてもよい。
 なお、上記構成により、本変形例の高機能プレーヤ300は、図7を用いて前述したフローをプレーヤ単体で実行することができる。すなわち、ステップS10で、上記CPUの制御によりハードディスク50で複数のコンテンツデータDTが取得され、記憶される(データ記憶工程に相当)。
 次にステップS20へ移り、上記CPUの制御により、デコード・付加情報生成部43で、上記ステップS10で記憶された複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値が生成される(情報生成工程に相当)。
 次にステップS30へ移り、上記CPUの制御により、低電力プレイリスト作成部44で、上記ステップS20で生成された消費電力評価値に基づき、複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生順序が記載された低電力プレイリストLPが作成される(順序決定工程に相当)。
 次にステップS40へ移り、上記CPUの制御により、データ選択部47で、上記ステップS30で作成された低電力プレイリストLPに記載の順序となるように、PCMデータ再生部49での複数のコンテンツデータDTの再生が制御される(再生制御工程に相当)。そしてこのフローを終了する。
 なお、本変形例では、上記フローで表されるコンテンツデータ処理方法を上記CPUに対し実行させるためのコンテンツデータ処理プログラムが、高機能プレーヤ300内の適宜の箇所に設けた記録媒体(例えば上記ハードディスク50や図示しないROM)に記憶されている。
 なお、ハードディスク50には、各コンテンツデータDTの付加情報11に含まれている消費電力評価値と、低電力プレイリストLPとのいずれか一方が記憶されていれば、上述した低電力再生は可能である。また、高機能プレーヤ300に代えて、再生能力を備えたパソコン等によってコンテンツ再生装置を構成してもよい。
 以上のように、上記変形例における高機能プレーヤ300においては、複数のコンテンツデータDTを再生可能なPCMデータ再生部49(再生手段に相当)を有する高機能プレーヤ300(コンテンツ再生装置に相当)であって、複数のコンテンツデータDTそれぞれに対応づけられた各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値(消費電力関連情報に相当)に基づいて決定された再生優先度に応じて、複数のコンテンツデータDTを再生するように、PCMデータ再生部49を制御するデータ選択部47(再生制御手段に相当)を有する。
 上記変形例における高機能プレーヤ300においては、複数のコンテンツデータDTそれぞれに対応づけられた、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値に基づき、複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生優先度を決定する低電力プレイリスト作成部44(第1順序決定手段に相当)を有し、データ選択部47は、低電力プレイリスト作成部44で決定された再生優先度に対応した順序で複数のコンテンツデータDTを再生するように、PCMデータ再生部49を制御する。
 上記変形例における高機能プレーヤ300においては、複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、対応する消費電力評価値を生成するデコード・付加情報生成部43(第1情報生成手段に相当)を有し、低電力プレイリスト作成部44は、デコード・付加情報生成部43により生成された消費電力評価値に基づき、複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生優先度を決定する。
 本変形例の高機能プレーヤ300が実行するコンテンツデータ処理方法は、複数のコンテンツデータDTを取得して記憶するステップS10(データ記憶工程に相当)と、前記ステップS10で記憶された前記複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、各コンテンツデータDTを再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値(消費電力関連情報に相当)を生成するステップS20(情報生成工程に相当)と、前記ステップS20で生成された前記消費電力評価値に基づき、前記複数のコンテンツデータDTそれぞれの再生優先度を決定するステップS30(順序決定工程に相当)と、前記ステップS30で決定された前記再生優先度に対応した順序で、前記複数のコンテンツデータDTの再生を制御するステップS40(再生制御工程に相当)と、を有する。
 本変形例の高機能プレーヤ300の上記記録媒体に記憶されたコンテンツデータ処理プログラムは、上記コンテンツデータ処理方法を、CPU(演算手段に相当)により実行させる。
 本変形例の高機能プレーヤ300に備えられた上記記録媒体は、上記コンテンツデータ処理プログラムが、CPU(演算手段に相当)により読み取り可能に記録されている。
 上記記録媒体に記憶されたコンテンツデータ処理プログラムに沿ったコンテンツデータ処理方法を実行する本変形例の高機能プレーヤ300においては、全てのコンテンツデータDTの管理を単独で行い、ハードディスク50にコンテンツデータDTを記憶して、バッテリ駆動の当該高機能プレーヤ300自体がコンテンツデータDTを再生する。そして高機能プレーヤ300は、自身がコンテンツデータ単位で再生するために要する消費電力に関連した消費電力評価値を各コンテンツデータDTごとに算出し、またそれに基づいた低電力プレイリストLPを作成する。そして、当該高機能プレーヤ300がそれらを参照し、消費電力を抑えた再生が可能なコンテンツデータDTを選択する。この結果、前述と同様、高機能プレーヤ300は、コンテンツデータ単位での消費電力の差異まで対応した低電力再生を行うことができる。
 また、上記変形例における高機能プレーヤ300においては、上述した構成に加えてさらに、複数のコンテンツデータDTを取得して記憶するハードディスク50(第1データ記憶手段に相当)を有し、デコード・付加情報生成部43は、ハードディスク50に記憶された複数のコンテンツデータDTそれぞれごとに、対応する消費電力評価値を生成する。
 これにより、高機能プレーヤ300による消費電力評価値の算出と低電力プレイリストLPの作成とが実現され、さらにそれらを参照した高機能プレーヤ300による低消費電力のコンテンツデータDTの選択と再生とが、具体的に実現される。
 (3)PC側と再生装置側との機能分担のバリエーション
 すなわち、図7に示したステップS10~ステップS40のうち、最後のステップS40の再生制御工程だけは、必ずプレーヤ(コンテンツ再生装置に相当)側で実行しなければならない。しかしながら、コンテンツデータの処理を行う上記PC1(コンテンツ処理装置に相当)を設ける場合には、他のステップS10~ステップS30の工程のうちいくつかを上記PC1に分担させて行うことができる。つまり、上記実施形態のように、ステップS10~ステップS30をPC1が実行しステップS40だけをプレーヤで実行する以外にも、ステップS10だけを上記PC1が実行し、ステップS20~ステップS40をプレーヤ側で実行するようにしてもよい。この場合、プレーヤは、上記第1情報生成手段、上記第1順序決定手段、上記再生制御手段、及び上記再生手段を備える。
 あるいは、ステップS10及びステップS20の工程をPC1が実行し、ステップS30~ステップS40の工程をプレーヤ側で実行するようにしてもよい。この場合、PC1は、上記第2データ記憶手段、及び上記第2情報生成手段を備え、プレーヤは、上記第1順序決定手段、上記再生制御手段、及び上記再生手段を備えることとなる。
 (4)その他
 なお、上記実施形態及び各変形例では、扱うコンテンツデータDTを楽曲音声のみのデータに限定していたが、本発明はこれに限られない。すなわち、画像と音声を含むコンテンツデータの処理や再生に本発明を適用してもよい。この場合にはさらにコンテンツデータ間の消費電力評価値に大きな差が生じることになり、効果的である。
 また、以上既に述べた以外にも、上記実施形態や各変形例による手法を適宜組み合わせて利用しても良い。
 1       パーソナルコンピュータ(コンテンツ処理装置に相当)
 2       携帯プレーヤ(コンテンツ再生装置に相当)
 4       PC側記憶部(第2データ記憶部に相当)
 7       デコード・付加情報生成部(第2情報生成部に相当)
 8       低電力プレイリスト作成部(第2順序決定手段に相当)
 11      付加情報
 21      携帯プレーヤ側記憶部(第1データ記憶部に相当)
 24      データ選択部(再生制御手段に相当)
 25      デコード部
 26      PCMデータ再生部(再生手段に相当)
 31      車載プレーヤ(コンテンツ再生装置に相当)
 32      車載プレーヤ本体
 33      ハードディスク(第1データ記憶部に相当)
 34      光ディスクドライブ(第1データ記憶部に相当)
 37      データ選択部(再生制御手段に相当)
 38      デコード部
 39      PCMデータ再生部(再生手段に相当)
 43      デコード・曲調解析部(第1情報生成部に相当)
 44      低電力プレイリスト作成部(第1順序決定手段に相当)
 47      データ選択部(再生制御手段に相当)
 48      デコード部
 49      PCMデータ再生部(再生手段に相当)
 50      ハードディスク(第1データ記憶部に相当)
 100,200 コンテンツ再生システム
 300     高機能プレーヤ(コンテンツ再生装置に相当)
 DT      コンテンツデータ
 LP      低電力プレイリスト(一覧情報に相当)

Claims (12)

  1.  複数のコンテンツデータを再生可能な再生手段を有するコンテンツ再生装置であって、
     前記複数のコンテンツデータそれぞれに対応づけられた各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連情報に基づいて決定された再生優先度に応じて、前記複数のコンテンツデータを再生するように、前記再生手段を制御する再生制御手段を有することを特徴とするコンテンツ再生装置。
  2.  請求項1記載のコンテンツ再生装置において、
     前記複数のコンテンツデータそれぞれに対応づけられた、各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した前記消費電力関連情報に基づき、前記複数のコンテンツデータそれぞれの前記再生優先度を決定する第1順序決定手段を有し、
     前記再生制御手段は、
     前記第1順序決定手段で決定された前記再生優先度に対応した順序で前記複数のコンテンツデータを再生するように、前記再生手段を制御する
    ことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  3.  請求項2記載のコンテンツ再生装置において、
     前記複数のコンテンツデータそれぞれごとに、対応する前記消費電力関連情報を生成する第1情報生成手段を有し、
     前記第1順序決定手段は、
     前記第1情報生成手段により生成された前記消費電力関連情報に基づき、前記複数のコンテンツデータそれぞれの再生優先度を決定する
    ことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  4.  請求項3記載のコンテンツ再生装置において、
     前記複数のコンテンツデータを取得して記憶する第1データ記憶手段を有し、
     前記第1情報生成手段は、
     前記第1データ記憶手段に記憶された前記複数のコンテンツデータそれぞれごとに、対応する前記消費電力関連情報を生成する
    ことを特徴とするコンテンツ再生装置。
  5.  コンテンツ再生装置で再生されるコンテンツデータの処理を行うコンテンツ処理装置であって、
     複数のコンテンツデータを取得して記憶する第2データ記憶手段と、
     前記第2データ記憶手段に記憶された前記複数のコンテンツデータそれぞれに、各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した、前記コンテンツ再生装置における再生制御を行うための消費電力関連情報を生成する、第2情報生成手段と、
    を有することを特徴とするコンテンツ処理装置。
  6.  請求項5記載のコンテンツ処理装置において、
     前記第2情報生成手段で生成された前記消費電力関連情報に基づき、前記コンテンツ再生装置における再生制御を行うための、前記複数のコンテンツデータそれぞれの再生優先度を決定する第2順序決定手段を有する
    ことを特徴とするコンテンツ処理装置。
  7.  請求項6記載のコンテンツ処理装置において、
     前記第2情報生成手段は、
     前記消費電力関連情報として、前記コンテンツ再生装置が当該コンテンツデータを再生するために要する消費電力の概要を示す消費電力評価値を生成し、
     前記第2順序決定手段は、
     前記消費電力評価値が所定値以下であるコンテンツデータのデータ名を、消費電力評価値を前記再生優先度として、前記消費電力評価値が低い順に列記した一覧情報を作成することを特徴とするコンテンツ処理装置。
  8.  請求項7記載のコンテンツ処理装置において、
     前記複数のコンテンツデータの少なくとも一部はそれぞれ所定の符号化方式により符号化されており、
     前記第2情報生成手段は、
     前記消費電力関連情報を生成する対象のコンテンツデータに対して、データサイズ、再生時間、符号化方式、サンプリング周波数、転送レート、当該コンテンツデータの音声再生時のダイナミックレンジ、及び当該コンテンツデータの音声再生時の曲調の少なくとも1つを消費電力関連パラメータとして用いた解析を行い、前記消費電力評価値の生成を行う
    ことを特徴とするコンテンツ処理装置。
  9.  請求項8記載のコンテンツ処理装置において、
     前記第2情報生成手段は、
     前記データサイズ及び前記符号化方式のうち少なくとも1つに基づいて求められる、前記コンテンツ再生装置が当該コンテンツデータを復号化する際の消費電力と、
     前記再生時間、前記サンプリング周波数、前記転送レート、前記ダイナミックレンジ、及び前記曲調のうち少なくとも1つに基づいて求められる、前記コンテンツ再生装置が当該コンテンツデータを再生する際の単位時間当たりの平均消費電力と、
    を反映させて、前記消費電力評価値を算出することを特徴とするコンテンツ処理装置。
  10.  複数のコンテンツデータを取得して記憶するデータ記憶工程と、
     前記データ記憶工程で記憶された前記複数のコンテンツデータそれぞれごとに、各コンテンツデータを再生するために要する消費電力に関連した消費電力関連情報を生成する情報生成工程と、
     前記情報生成工程で生成された前記消費電力関連情報に基づき、前記複数のコンテンツデータそれぞれの再生優先度を決定する順序決定工程と、
     前記順序決定工程で決定された前記再生優先度に対応した順序で、前記複数のコンテンツデータの再生を制御する再生制御工程と、
    を有することを特徴とするコンテンツデータ処理方法。
  11.  請求項10に記載のコンテンツデータ処理方法を、演算手段により実行させる、ことを特徴とするコンテンツデータ処理プログラム。
  12.  請求項11に記載のコンテンツデータ処理プログラムが、演算手段により読み取り可能に記憶されていることを特徴とする記録媒体。
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