JP2005228455A - 再生データ処理装置および再生データ処理方法 - Google Patents

再生データ処理装置および再生データ処理方法 Download PDF

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Abstract


【課題】 操作者の嗜好が反映され、操作者に対する利便性を向上することができる再生データ処理装置および再生データ処理方法を提供する。
【解決手段】 制御部3によって、複数の予め定める楽曲データ本体に対する操作者の嗜好度が生成され、この生成された嗜好度は、各楽曲データ本体と関連付けられてデータ記憶部4に記憶される。また、操作部5の操作状態を表す操作状態データに基づいて、制御部3によって、嗜好度に重み付けを行う重み係数が生成され、この生成された重み係数は、各楽曲データ本体に関連付けられて嗜好度設定部8に記憶される。そして、嗜好度および重み係数に基づいて、操作者によって操作部5が操作されたときの所定の楽曲データ本体に対する嗜好度が嗜好度設定部8で算出され、データ記憶部4に記憶された所定の楽曲データ本体に対する嗜好度が、算出された嗜好度に更新される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、再生データ本体に対する操作者の操作傾向に応じて、予め定めるデータ処理を行う再生データ処理装置および再生データ処理方法に関する。
近年、音声圧縮技術の普及および記憶媒体の記憶容量の大容量化などに伴い、大量の音楽データを記憶し、再生するデータ再生装置の開発が進められている。従来の技術のデータ再生装置では、操作者の所望の音楽データを再生させる場合、予め操作者がデータ再生装置の表示部に表示される音楽データに付随する所定のデータ、たとえば曲名および演奏家名を参照して、データ再生装置に記憶されている複数の音楽データの中から所望の音楽データを選択し、いずれの音楽データが所望の音楽データであるかを示すデータを、データ再生装置に登録する。これによって、操作者の嗜好に応じた音楽データを再生することができる。
また、操作者の嗜好に応じた画像データおよび音楽データの少なくとも一方(以下、単に「データ」と表記する場合がある)を再生する技術が、特許文献1に記載されている。特許文献1に記載のデータ再生装置は、データ再生部でデータが再生されているときに、操作者によって操作入力部が操作されて、データの再生途中で再生を停止させて新たなデータを再生させるか否かの命令が入力されると、データサーバに蓄積されたデータのそれぞれに付与された重み変数の値を変化させて不揮発性記憶部に記憶させる。このようにして、不揮発性記憶部に記憶される重み変数に、予め定めるデータに対する操作者の嗜好性を反映させる。前記データ再生装置は、不揮発性記憶部から読み出した重み変数と、データを再生させるか否かを比較判定するための基準となる再生判定しきい値とを比較し、その比較判定結果に応じて、操作者の嗜好性を反映したデータをデータ再生部で再生するように構成される。
特開2002−278567号公報
前述の従来の技術のデータ再生装置では、操作者が操作者自身の嗜好に応じた音楽データを聴くとき、操作者は、予めデータ再生装置に記憶されている複数の音楽データの中から所望の音楽データを選択して、いずれの音楽データが所望の音楽データであるかを示すデータをデータ再生装置に登録しなければならず、作業が煩雑であるという問題がある。また、操作者は、複数の音楽データの中から所望の音楽データを選択するとき、データ再生装置の表示部に表示される曲名および演奏家名などの音楽データに付随する所定のデータを把握しておかなければならないので、音楽データのデータ量が増えるにつれて、操作者の負担が大きくなるという問題がある。
特許文献1に記載のデータ再生装置では、データ再生部でデータが再生されているときに、操作者によって、再生を停止させて新たなデータを再生させるか否かを命令する入力操作が行われないと、データサーバに蓄積されたデータのそれぞれに付与された重み変数の値を変化させて、不揮発性記憶部に記憶させた重み変数に、予め定めるデータに対する操作者の嗜好性を反映させることができない。したがって、各データに操作者の嗜好性を細かく反映させることができないので、操作者にとって利便性が低いという問題がある。
本発明の目的は、操作者の嗜好性が反映され、操作者に対する利便性を向上することができる再生データ処理装置および再生データ処理方法を提供することである。
本発明は、操作者によって予め定める指示内容を入力するために操作される操作手段と、
複数の予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度を生成する操作傾向度生成手段と、
各再生データ本体に、前記操作傾向度生成手段によって生成された操作傾向度を関連付けて記憶する操作傾向度記憶手段と、
操作手段の操作状態を表す操作状態データを記憶する操作状態記憶手段と、
操作状態データに基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度に重み付けを行う重み係数を生成する重み係数生成手段と、
前記重み係数生成手段によって生成された重み係数を、各再生データ本体に関連付けて記憶する重み係数記憶手段と、
前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度および前記重み係数記憶手段に記憶された重み係数に基づいて、操作者によって操作手段が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を算出して、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度を更新する操作傾向度更新手段とを含むことを特徴とする再生データ処理装置である。
また本発明は、前記重み係数記憶手段に記憶される重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定する重み係数変更手段を含むことを特徴とする。
さらに本発明は、前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、予め定める値を初期値として設定する初期値設定手段を含むことを特徴とする。
さらに本発明は、前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、操作者の所望する任意の操作傾向度に変更して設定する操作傾向度変更手段を含むことを特徴とする。
さらに本発明は、前記操作手段に入力される予め定める第1の指示内容に基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を実行させ、前記操作手段に入力される予め定める第2の指示内容に基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させる制御手段を含むことを特徴とする。
さらに本発明は、前記操作傾向度更新手段によって更新された操作傾向度に基づいて、前記再生データ本体を並び換える並び換え手段と、
前記再生データ本体を再生する再生手段とを含むことを特徴とする。
さらに本発明は、前記再生手段によって再生する再生データ本体のデータ本体数を、操作者の所望する任意のデータ本体数に設定するデータ本体数設定手段を含み、
前記再生手段は、データ本体数設定手段で設定されたデータ本体数の再生データ本体を、前記並び換え手段によって並び換えられた順に再生すること特徴とする。
さらに本発明は、操作傾向度生成部は、複数の予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度を生成し、
操作傾向度記憶部は、各再生データ本体に、前記操作傾向度生成部で生成する操作傾向度を関連付けて記憶し、
操作状態記憶部は、操作者が予め定める指示内容を入力するために操作する操作部の操作状態を表す操作状態データを記憶し、
重み係数生成部は、操作状態データに基づいて、前記操作傾向度記憶部に記憶される操作傾向度に重み付けを行う重み係数を生成し、
重み係数記憶部は、前記重み係数生成部で生成された重み係数を、各再生データ本体に関連付けて記憶し、
操作傾向度更新部は、前記操作傾向度記憶部に記憶された操作傾向度および前記重み係数記憶部に記憶された重み係数に基づいて、操作者によって操作部が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を算出して、前記操作傾向度記憶部に記憶された操作傾向度を更新することを特徴とする再生データ処理方法である。
本発明によれば、再生データ処理装置および再生データ処理方法において、複数の予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度が生成され、この生成された操作傾向度は、各再生データ本体と関連付けられて記憶される。また、操作部の操作状態を表す操作状態データに基づいて、操作傾向度に重み付けを行う重み係数が生成され、この生成された重み係数は、各再生データ本体に関連付けられて記憶される。そして、操作傾向度および重み係数に基づいて、操作者によって操作部が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を算出して、予め記憶された操作傾向度を更新する。
前述のように、操作者によって操作部が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度は、各再生データ本体に関連付けて記憶された操作傾向度および重み係数に基づいて算出されて更新されるので、各再生データ本体に対して、操作者の操作傾向を確実に反映させることができる。これによって、操作者に対する利便性を向上することができる。
また、操作者は、従来技術のように、再生データ処理装置に記憶される複数の再生データ本体の中から所望の再生データ本体を選択して、いずれの再生データ本体が所望の再生データ本体であるかを示すデータを再生データ処理装置に登録する操作を行う必要がないので、操作者の操作性に対する利便性を向上することができる。
また、操作傾向度は、各再生データ本体に関連付けられて記憶されるので、操作傾向度を識別可能な他の再生データ処理装置に、再生データ本体およびこれに関連付けられた操作傾向度を入力することによって、継続的に操作者の操作傾向を、再生データ処理装置の各再生データ本体に反映させることができる。これによって、操作者は、操作傾向度を識別可能でかつ再生データ本体を記録および再生可能な再生データ処理装置であれば、いずれの再生データ処理装置でも、操作者自身の操作傾向が反映された再生データ本体を容易に視聴することができるので、利便性が向上する。
また本発明によれば、操作者は、重み係数変更手段を操作することによって、重み係数記憶手段に記憶される重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定することができるので、再生データ本体に対する操作傾向度に、操作者毎の再生データ本体に対する操作傾向を十分に反映させることができる。
また本発明によれば、操作者は、初期値設定手段を操作することによって、操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、予め定める値を初期値として設定することができるので、たとえば再生データ本体に対する操作者の操作傾向度と、重み係数に基づいて算出された操作傾向度とで差異がある場合に、操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、容易に初期値に設定することができる。これによって、改めて操作傾向度の設定を行うことができ、操作者に対する利便性を向上することができる。
また本発明によれば、操作者は、操作傾向度変更手段を操作することによって、操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、操作者の所望する任意の操作傾向度に変更して設定することができるので、たとえば操作者の操作傾向度と、重み係数に基づいて算出された操作傾向度とで差異がある場合に、操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、容易に操作者の所望する任意の操作傾向度に変更して設定することができる。これによって、再生データ本体に対して、操作者の操作傾向をより反映させることができ、操作者に対する利便性を向上することができる。
また本発明によれば、操作者によって操作手段が操作されて予め定める第1の指示内容が入力されると、制御手段は、入力された第1の指示内容に基づいて、操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を実行させる。また、操作者によって操作手段が操作されて予め定める第2の指示内容が入力されると、制御手段は、入力された第2の指示内容に基づいて、操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させる。
前述のように、制御手段によって、操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させることができるので、たとえば再生データ処理装置の所有者が、予め定める第2の指示内容を入力して、操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させるようにしたとき、所有者以外の操作者によって再生データ処理装置が操作された場合、あるいは所有者自身が誤操作をした場合でも、再生データ本体に対する所有者の操作傾向度が更新されてしまうことを防ぐことができる。これによって、所有者に対する利便性を向上することができる。
また、操作者が、予め定める第2の指示内容を入力して、操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させるようにすることによって、操作傾向度を更新するときの電力消費を抑制することができる。
また本発明によれば、再生データ本体は、並び換え手段によって、操作傾向度更新手段によって更新された操作傾向度に基づいて並び換えられる。並び換え手段によって並び換えられた再生データ本体は、再生手段によって再生される。したがって、操作者の操作傾向が反映され、かつ並び換え手段によって並び換えられた再生データ本体を、再生手段によって再生することができる。これによって、操作者は、操作者自身の操作傾向が確実に反映された再生データ本体を視聴することができる。
また本発明によれば、操作者は、データ本体数設定手段を操作することによって、再生手段で再生する再生データ本体のデータ本体数を、操作者の所望する任意のデータ本体数に設定する。データ本体数設定手段で設定されたデータ本体数の再生データ本体は、再生手段によって、並び換え手段で並び換えられた順に再生される。したがって、操作者は、並び換え手段によって再生データ本体が並び換えられた後で、操作者自身の所望する任意のデータ本体数を設定するだけで、設定したデータ本体数の再生データ本体を、並び換え手段で並び換えられた順に、容易に視聴することができる。
図1は、本発明の実施の一形態である再生データ処理装置1の構成を示すブロック図である。図2は、複数の楽曲データ本体の階層構造の一例を示す図である。図3は、重み係数テーブルの一例を示す図である。再生データ処理装置1は、予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度を算出し、予め再生データ処理装置1に記憶された予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を、算出した操作傾向度に更新するデータ処理を行う装置である。再生データ処理装置1は、前述のようにデータ処理を施した再生データ本体を再生可能に構成されるとともに、データ処理を施した再生データ本体を、たとえばMD(Mini Disk)、CD−R/RW(CompactDisk-Recordable/Rewritable)およびDVD(Digital Versatile Disk)などの記録媒体に記録可能に構成される。再生データ処理装置1は、たとえばオーディオ装置によって実現される。本実施形態では、再生データ本体を楽曲データ本体とし、かつ操作傾向度を、楽曲データ本体に対する操作者の嗜好の傾向を数値化した情報を表す嗜好度とした場合について説明する。
再生データ処理装置1は、データ入力部2、制御部3、データ記憶部4、操作部5、操作状態記憶部6、重み係数設定部7、嗜好度設定部8、データ記録部9、データ再生部10およびデータ管理部11を含んで構成される。
データ入力部2は、再生データ処理装置1が、たとえばユニバーサルシリアルバス(
Universal Serial Bus;略称:USB)を介して外部装置、たとえばパーソナルコンピュータ(Personal Computer;略称:PC)と接続されたとき、PCに記憶されている複数の楽曲データを入力するインターフェースである。データ入力部2から入力された複数の楽曲データは、後述する制御部3の制御に基づいて、後述するデータ記憶部4に記憶される。ここで、データ入力部2から入力される複数の楽曲データは、複数の楽曲データ本体および各楽曲データ本体のデータ名を含む。
制御部3は、中央演算処理装置(Central Processing Unit;略称:CPU)を含んで実現され、その内部には制御プログラムおよび演算プログラムを含む記憶部を備える。本実施形態では、演算プログラムは、嗜好度生成プログラム、初期値設定プログラム、嗜好度変更プログラム、重み係数生成プログラム、重み係数変更プログラムおよび嗜好度更新プログラムを含む。
嗜好度生成プログラムは、複数の予め定める楽曲データ本体に対する操作者の嗜好度を生成するときに実行される。初期値設定プログラムは、嗜好度を、予め定める値を初期値として設定するときに実行される。嗜好度変更プログラムは、嗜好度を、操作者の所望する任意の嗜好度に変更して設定するときに実行される。
重み係数生成プログラムは、嗜好度に重み付けを行う重み係数を生成するときに実行される。重み係数変更プログラムは、重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定するときに実行される。
嗜好度更新プログラムは、重み係数に基づいて、操作者によって操作部5が操作されたときの予め定める楽曲データ本体に対する嗜好度を算出して、データ記憶部4に記憶された嗜好度を更新するときに実行される。
制御部3は、制御プログラムに基づいて、データ入力部2、データ記憶部4、操作部5、操作状態記憶部6、重み係数設定部7、嗜好度設定部8、データ記録部9、データ再生部10およびデータ管理部11を含むハードウェア資源を制御する。
データ記憶部4は、ハードディスクドライブ(Hard Disc Drive;略称:HDD)などの磁気記憶媒体によって実現される。データ記憶部4には、データ入力部2から入力された複数の楽曲データ本体および各楽曲データ本体のデータ名が記憶されるとともに、各楽曲データ本体の記憶位置を示す位置データおよび各楽曲データ本体に対する操作者の嗜好度が、各楽曲データ本体に関連付けられて記憶される。ここで、データ記憶部4に、各楽曲データ本体に関連付けられて記憶される操作者の嗜好度は、嗜好度生成プログラムを実行することによって生成される。
本実施形態において、データ記憶部4に記憶される複数の楽曲データ本体のデータ名(以下、「楽曲データ名」と表記する場合がある)および操作者の嗜好度は、図2に示すように、複数のディレクトリを備えて階層的に構成される。ここで、ディレクトリとは、多数のファイルを、木(ツリー)構造を有するグループに属するものとして扱うときのグループである。木(ツリー)構造は、木(ツリー)のように枝分かれをした階層構造である。第1階層は、最上位のディレクトリを表すルート(root)ディレクトリによって構成され、第2階層は、ディレクトリ名が「playlistA」というディレクトリ(以下、単に「第1ディレクトリ」と表記する場合がある)と、ディレクトリ名が「playlistB」というディレクトリ(以下、単に「第2ディレクトリ」と表記する場合がある)とによって構成されている。
第1ディレクトリおよび第2ディレクトリは、複数の楽曲データ本体に関連付けられている楽曲データ名および嗜好度を含む。本実施形態では、第1ディレクトリは、楽曲データ名「AAA」およびその嗜好度「5A」、楽曲データ名「BBB」およびその嗜好度「3C」、楽曲データ名「CCC」およびその嗜好度「2C」ならびに楽曲データ名「DDD」およびその嗜好度「55」を含む。第2ディレクトリは、楽曲データ名「XXX」およびその嗜好度「B3」、楽曲データ名「YYY」およびその嗜好度「7A」ならびに楽曲データ名「ZZZ」およびその嗜好度「1F」を含む。
前述のように、データ記憶部4に記憶される楽曲データ本体、楽曲データ名および嗜好度は、たとえば図2に示すような階層構造によって、各楽曲データ本体の位置を表すことができる。各楽曲データ本体の位置データ、楽曲データ名および嗜好度は、制御部3によって、データ記憶部4から読み出され、後述するデータ記録部9に記録される。表1は、データ記録部9に記録される各楽曲データ本体の位置データ、楽曲データ名および操作者の嗜好度の一例である。楽曲データ本体、楽曲データ名および嗜好度が、図2に示すような階層構造によって構成されているとすると、データ記録部9に記録される各楽曲データ本体の位置データ、楽曲データ名および嗜好度は、たとえば表1に示すようになる。
Figure 2005228455
本実施形態の嗜好度は、2進数の8ビットデータを上位4ビットおよび下位4ビットの2つに分けて、それぞれ16進数で表記している。したがって、嗜好度は、「00」から「FF」までの256通りで表記される。本実施形態では、2つの嗜好度を比べたとき、下位4ビットを1桁とする16進数(以下、「下位桁の16進数」と表記する)の値よりも上位4ビットを1桁とする16進数(以下、「上位桁の16進数」と表記する)の値が大きいものほど、嗜好度が高いと判断する。また、2つの嗜好度を比べたとき、上位桁の16進数が同じ値であれば、下位桁の16進数の値が大きいものほど、嗜好度が高いと判断する。たとえば、嗜好度「2F」と嗜好度「5C」とを比べた場合、上位桁の16進数の値は、嗜好度「2F」よりも嗜好度「5C」の方が大きいので、嗜好度「5C」は、嗜好度「2F」よりも嗜好度が高いと判断する。
また、操作者は、再生データ処理装置1に初期値設定プログラムを実行させることによって、嗜好度を、予め定める値を初期値として設定することができる。楽曲データ本体に対する操作者の嗜好の度合いが、好きでも嫌いでもない場合には、嗜好度の初期値として、たとえば上記の16進数の値「00」から「FF」の中間値である「80」に設定してもよい。
また、再生データ処理装置1に新たに記録した楽曲データを操作者が常時聴きたいと思う場合、つまり記録した楽曲データが操作者の好みである場合には、嗜好度の初期値として、前記16進数の値「00」から「FF」の中間値である「80」よりも高い嗜好度、たとえば「A0」に設定してもよい。本実施形態では、操作者は、嗜好度の初期値として、上記の「00」から「FF」までの256通りの値の中から、楽曲データ本体に対する操作者自身の嗜好に応じた値を選択して設定することができるので、操作者の楽曲データ本体に対する聴き方の自由度を高くすることができる。
操作部5は、数字データ、文字データおよび再生データ処理装置1への指示を表す所定のデータを入力するための複数の操作キーを有している。操作者は、複数の操作キーを操作することによって、制御部3に対して、各操作キーに対応した指示信号を与える。制御部3は、操作部5から与えられた指示信号に応答して、各操作キーに割当てられた所定の動作が実行されるように再生データ処理装置1の所定の部位を制御する。
本実施形態では、操作部5は、少なくとも再生キー、停止キー、早送りキー、巻き戻しキー、一時停止キー、音量調整キーおよびリピートキーを含む。再生キーは、楽曲データ本体を再生するときに操作される。停止キーは、楽曲データ本体を停止するときに操作される。早送りキーは、再生されている楽曲データ本体を早送りするときに操作される。巻き戻しキーは、再生されている楽曲データ本体を巻き戻すときに操作される。一時停止キーは、再生されている楽曲データ本体を一時停止するときに操作される。音量調整キーは、音量が大きくなるように調整したり、音量が小さくなるように調整するときに操作される。リピートキーは、再生されている楽曲データ本体を繰返して再生するときに操作される。
操作状態記憶部6には、操作者によって操作部5が操作されたときの再生データ処理装置1の操作状態を表す操作状態データが記憶される。操作者が再生操作を行ったとき、換言すると、操作者によって操作部5の再生キーが押下されたとき、操作状態記憶部6には、再生データ処理装置1が再生していることを表す操作状態データが記憶される。また、操作者が停止操作を行ったとき、換言すると、操作者によって操作部5の停止キーが押下されたとき、操作状態記憶部6には、再生データ処理装置1が停止していることを表す操作状態データが記憶される。本実施形態では、操作者による操作部5の各操作に応じて、操作が実行されたときの状態フラグ(以下、「実行状態フラグ」と表記する場合がある)、および操作の実行が解除されたときの状態フラグ(以下、「解除状態フラグ」と表記する場合がある)を設定する。本実施形態では、たとえば実行状態フラグに「1」を設定し、解除状態フラグに「0」を設定する。操作状態記憶部6には、前述の実行状態フラグおよび解除状態フラグが、操作状態データとして記憶される。
重み係数設定部7は、重み係数変更プログラムを実行することによって、後述する嗜好度設定部8に記憶される重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定する。重み係数を変更して設定する操作は、操作者が操作部5を操作することによって行う。
嗜好度設定部8には、データ記憶部4に記憶されている嗜好度に重み付けを行うための複数の重み係数が、各楽曲データ本体に関連付けられて、重み係数テーブルとして記憶される。重み係数テーブルは、たとえばフラッシュメモリなどの不揮発性のメモリに記憶される。重み係数テーブルは、楽曲データ本体毎に生成される。重み係数テーブルの各重み係数は、重み係数生成プログラムを実行することによって生成される。本実施形態の重み係数テーブルには、図3に示すように、「再生」および「停止」の操作状態における操作者による各操作キーの操作の実行に対応した重み係数を示している。
また、嗜好度設定部8は、嗜好度更新プログラムを実行することによって、予め生成された重み係数に基づいて、操作者によって操作部5が操作されたときの予め定める楽曲データ本体に対する嗜好度を算出して、データ記憶部4に記憶された嗜好度を更新する。
データ記録部9は、たとえばRAM(Random Access Memory)によって実現される。データ記録部9には、制御部3によってデータ記憶部4から読み出された位置データ、楽曲データ名および操作者の嗜好度が記録される。データ再生部10は、制御部3によってデータ記憶部4から読み出された楽曲データ本体を再生する。
データ管理部11は、データ記録部9に記録される位置データおよび操作者の嗜好度を参照して、データ記憶部4に記憶されている楽曲データ本体を所定の順序に並び換える。さらに、データ管理部11は、データ記録部9に、楽曲データ本体を並び換えたときの楽曲データ本体の順序を表す並び換えデータを記録する。データ再生部10は、データ記録部9に記録された並び換えデータを参照することによって、データ管理部11によって並び換えられた楽曲データ本体を再生することができる。
本実施形態において、操作手段は、操作部5によって構成される。操作傾向度生成手段、重み係数生成手段および制御手段は、制御部3によって構成される。操作傾向度記憶手段は、データ記憶部4によって構成される。操作状態記憶手段は、操作状態記憶部6によって構成される。重み係数記憶手段は、嗜好度設定部8によって構成される。操作傾向度更新手段は、制御部3および嗜好度設定部8によって構成される。重み係数変更手段は、重み係数設定部7によって構成される。初期値設定手段、操作傾向度変更手段およびデータ本体数設定手段は、制御部3および操作部5によって構成される。並び換え手段は、データ管理部11によって構成される。再生手段は、データ再生部10によって構成される。
図4は、嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順を示すフローチャートである。嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順は、操作者によって、データ記憶部4に記憶された嗜好度を更新するように設定されたときに開始する。
ステップa1では、制御部3は、操作者によるキー操作が行われたか否かを判断する。ステップa1において、制御部3が、操作者によるキー操作が行われたと判断したとき、ステップa2に進む。また、ステップa1において、制御部3が、操作者によるキー操作が行われていないと判断したときは、ステップa1に戻り、同じ処理を繰返し行う。
ステップa2では、制御部3は、楽曲データ本体に対する操作者による操作部5の操作状態を表す操作状態データを、操作状態記憶部6に記憶させる。たとえば、操作者によって操作部5の再生キーが押下され、楽曲データ名が「AAA」である楽曲データ本体(以下、単に「楽曲データ本体「AAA」」と表記する場合がある)が再生されたとき、制御部3は、楽曲データ「AAA」が再生中であることを表す操作状態データを、操作状態記憶部6に記憶させる。
ステップa3では、制御部3は、操作者によるキー操作が行われたか否かを判断する。ステップa3において、制御部3が、操作者によるキー操作が行われたと判断したとき、ステップa4に進む。また、ステップa3において、制御部3が、操作者によるキー操作が行われていないと判断したときは、ステップa3に戻り、同じ処理を繰返し行う。
ステップa4では、制御部3は、嗜好度設定部8に記憶された重み係数テーブルから、ステップa1およびステップa3における操作者のキー操作に基づく操作状態および操作者による操作キーの操作に応じた重み係数を読み出す。
ステップa5では、制御部3は、データ記録部9に記録されている嗜好度に、ステップa4で重み係数テーブルから読み出した重み係数を加算することによって、操作者のキー操作に基づく嗜好度を算出し、データ記録部9に記録されている所定の楽曲データ本体に対する嗜好度を、算出した嗜好度に更新する。これによって、データ記録部9には、更新された嗜好度が記録される。
ステップa6では、制御部3は、データ記憶部4に記憶されている嗜好度を、ステップa5で更新されてデータ記録部9に記録される嗜好度に更新する。ステップa6の処理の終了後は、すべての処理手順を終了する。
図5は、嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順を示すフローチャートである。嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順は、操作者によって、データ記憶部4に記憶された嗜好度を更新するように設定されたときに開始する。本実施形態では、楽曲データ名が「BBB」である楽曲データ本体(以下、単に「楽曲データ本体「BBB」」と表記する場合がある)を再生中に、操作者が早送り操作を行った場合について説明する。
ステップb1では、制御部3は、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を再生する操作が行われたか否かを判断する。ステップb1において、制御部3が、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を再生する操作が行われたと判断したときは、ステップb2に進む。また、ステップb1において、制御部3が、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を再生する操作が行われていないと判断したときは、ステップb1に戻り、同じ処理を繰返し行う。
ステップb2では、制御部3は、楽曲データ本体「BBB」に対する操作者による操作部5の操作状態を表す操作状態データを、操作状態記憶部6に記憶させる。
ステップb3では、制御部3は、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を早送りする操作が行われたか否かを判断する。ステップb3において、制御部3が、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を早送りする操作が行われたと判断したときは、ステップb4に進む。また、操作者によって楽曲データ本体「BBB」を早送りする操作が行われていないと判断したときは、ステップb3に戻り、同じ処理を繰返し行う。
ステップb4では、制御部3は、嗜好度設定部9に記憶された重み係数テーブルから、ステップb1およびステップb3における操作者のキー操作に基づく操作状態および操作者による操作キーの操作に応じた重み係数を読み出す。本実施形態では、操作状態が「再生」で、かつ操作者の操作キーによる操作が「早送り」に該当する重み係数を読み出す。本実施形態では、重み係数テーブルから重み係数「−2」を読み出す。
ステップb5では、制御部3は、データ記録部9に記録されている楽曲データ本体「BBB」の嗜好度に、ステップb4で重み係数テーブルから読み出した重み係数を加算することによって、操作者のキー操作に基づく嗜好度を算出し、データ記録部9に記録されている楽曲データ本体「BBB」に対する嗜好度を、算出した嗜好度に更新する。これによって、データ記録部9には、更新された嗜好度が記録される。本実施形態では、データ記録部9に記録されている楽曲データ本体「BBB」に対する嗜好度を、楽曲データ本体「BBB」の嗜好度「3C」に重み係数テーブルから読み出した重み係数「−2」を加算することによって算出した嗜好度「3A」に更新する。
ステップb6では、制御部3は、データ記憶部4に記憶されている楽曲データ本体「BBB」の嗜好度を、ステップb5で更新されてデータ記録部9に記録される楽曲データ本体「BBB」の嗜好度に更新する。ステップb6の処理の終了後は、すべての処理手順を終了する。
前述のように本実施形態によれば、操作者によって操作部5が操作されたときの予め定める楽曲データ本体に対する嗜好度は、各楽曲データ本体に関連付けて記憶された嗜好度および重み係数に基づいて算出されて更新されるので、各楽曲データ本体に対して、操作者の嗜好を確実に反映させることができる。これによって、操作者に対する利便性を向上することができる。
また、操作者は、従来技術のように、再生データ処理装置1に記憶される複数の楽曲データ本体の中から所望の楽曲データ本体を選択して、いずれの楽曲データ本体が所望の楽曲データ本体であるかを示すデータを再生データ処理装置1に登録する操作を行う必要がないので、操作者の操作性に対する利便性を向上することができる。
また嗜好度は、データ記憶部4に、各楽曲データ本体に関連付けられて記憶されるので、嗜好度を識別可能な再生データ処理装置に、楽曲データ本体およびこれに関連付けられた嗜好度を入力することによって、継続的に操作者の操作傾向を、再生データ処理装置の各楽曲データ本体に反映させることができる。これによって、操作者は、嗜好度を識別可能でかつ楽曲データ本体を記録および再生可能な再生データ処理装置であれば、いずれの再生データ処理装置でも、操作者自身の嗜好が反映された楽曲データ本体を容易に聴くことができるので、利便性が向上する。
また本実施形態では、重み係数変更プログラムを実行することによって、嗜好度設定部8に記憶される重み係数テーブルの各重み係数を、重み係数設定部7で操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定することができる。たとえば、操作者が操作部5を操作して所望の数値を入力することによって、重み係数の変更設定が行われる。重み係数テーブルにおける操作状態が「再生」でかつ操作者による操作が「音量大」に対応する重み係数を、「1」から「2」へ変更する場合、操作者は、操作部5の操作キーを用いて、たとえば数値「2」を入力する。重み係数設定部7では、操作者によって操作部5から入力された数値に基づいて、前記重み係数を「1」から「2」へ変更して設定する処理を行う。これによって、嗜好度設定部8に記憶される重み係数テーブルの重み係数のうち、操作状態が「再生」でかつ操作者による操作が「音量大」に対応する重み係数が、「1」から「2」へ変更される。
前述にように、操作者によって操作部5が操作されて入力された数値に基づいて、重み係数設定部7によって、嗜好度設定部8に記憶された重み係数テーブルの各重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定することができるので、楽曲データ本体に対する嗜好度に、操作者毎の楽曲データ本体に対する嗜好を十分に反映させることができる。
また本実施形態では、初期値設定プログラムを実行することによって、各楽曲データ本体に関連付けられてデータ記憶部4に記憶された嗜好度を、制御部3で予め定める値を初期値として設定することができる。たとえば、操作者が操作部5を操作して、初期値設定を行う楽曲データ本体を選択するとともに、予め定める数値を入力することによって、選択した楽曲データ本体に対する嗜好度が初期値に設定される。
前述のように、操作者は、操作部5を操作することによって、データ記憶部4に記憶された嗜好度を、予め定める値を初期値として設定することができるので、たとえば楽曲データ本体に対する操作者の嗜好度と、重み係数に基づいて算出された嗜好度とで差異がある場合に、データ記憶部4に記憶された嗜好度を、容易に初期値に設定することができる。これによって、改めて再生データ処理装置に嗜好度を設定することができ、操作者に対する利便性を向上することができる。
また本実施形態では、嗜好度変更プログラムを実行することによって、各楽曲データ本体に関連付けられてデータ記憶部4に記憶された嗜好度を、制御部3で操作者の所望する任意の嗜好度に変更して設定することができる。たとえば、操作者が操作部5を操作して、操作者自身が所望する任意の嗜好度に変更する設定を行う楽曲データ本体を選択するとともに、所望する任意の数値を入力することによって、選択した楽曲データ本体に対する嗜好度が、操作者の所望する任意の嗜好度に設定される。
前述のように、操作者は、操作部5を操作することによって、データ記憶部4に記憶された嗜好度を、操作者自身の所望する任意の嗜好度に変更して設定することができるので、たとえば楽曲データ本体に対する操作者の嗜好度と、重み係数に基づいて算出された嗜好度とで差異がある場合に、データ記憶部4に記憶された嗜好度を、容易に操作者の所望する任意の嗜好度に変更して設定することができる。これによって、楽曲データ本体に対して、操作者の嗜好をより反映させることができ、操作者に対する利便性を向上することができる。
また本実施形態では、操作者が、操作部5を操作して嗜好度の更新動作を実行させる指示内容を入力すると、入力された指示内容に基づいて、データ記憶部4に記憶された嗜好度の更新動作が実行される。また操作者が、操作部5を操作して嗜好度の更新動作を停止させる指示内容を入力すると、入力された指示内容に基づいて、データ記憶部4に記憶された嗜好度の更新動作が停止される。
前述のように、操作者が、操作部5を操作して嗜好度の更新動作を停止させる指示内容を入力することによって、データ記憶部4に記憶された嗜好度の更新動作を停止させることができるので、たとえば再生データ処理装置1の所有者が、嗜好度の更新動作を停止させる指示内容を入力して、データ記憶部4に記憶された嗜好度の更新動作を停止させるようにしたとき、所有者以外の操作者によって再生データ処理装置1が操作された場合、あるいは所有者自身が誤操作をした場合でも、楽曲データ本体に対する所有者の嗜好度が更新されてしまうことを防ぐことができる。これによって、所有者に対する利便性を向上することができる。
また、操作者が、嗜好度の更新動作を停止させる指示内容を入力して、データ記憶部4に記憶された嗜好度の更新動作を停止させるようにすることによって、嗜好度を更新するときの電力消費を抑制することができる。
また本実施形態では、データ管理部11によって、データ記憶部4に記憶されている楽曲データ本体を、所定の順序に並び換えることができる。データ管理部11は、前記楽曲データ本体を並び換えるとき、データ記録部9に記録される位置データおよび操作者の嗜好度を参照する。
表2は、データ記録部9に記録される位置データおよび操作者の嗜好度の一例である。データ記録部9に記録された各楽曲データ本体に対する位置データおよび操作者の嗜好度が、前述の表1に示すように構成されているとする。たとえば、データ管理部11が、表1に示される7つの楽曲データ本体を、嗜好度の高い順に並び換えを行うと、表2に示すようになる。
Figure 2005228455
データ管理部11によって、楽曲データ本体が、表2に示すような嗜好度の高い順に並び換えられたとき、データ記録部9には、楽曲データ本体を並び換えたときの楽曲データ本体の順序を表す並び換えデータが記録される。データ管理部11によって嗜好度の高い順に並び換えられた楽曲データ本体を、データ再生部10で再生することによって、操作者は、嗜好度の高い楽曲データ本体から順に聴くことができる。これによって、操作者は、操作者自身の嗜好が確実に反映された楽曲データ本体を聴くことができ、利便性が向上する。
また本実施形態では、データ管理部11によって並び換えられた楽曲データ本体をデータ再生部10で再生するとき、操作者が操作部5を操作して、再生する楽曲データ本体のデータ本体数を、操作者自身の所望する任意のデータ本体数に設定することができる。
たとえば、操作者が操作部5を操作して、データ再生部10で再生する楽曲データ本体のデータ本体数を「4」と入力すると、データ管理部11によって並び換えられた楽曲データ本体のうち、4つの楽曲データ本体が、データ管理部11によって並び換えられた順、本実施形態では嗜好度の高い順に再生される。本実施形態では、表2に示される楽曲データ名が「XXX」である楽曲データ本体、楽曲データ名が「YYY」である楽曲データ本体、楽曲データ名が「AAA」である楽曲データ本体、楽曲データ名が「DDD」である楽曲データ本体の順に、各楽曲データ本体がデータ再生部10で再生される。
したがって、操作者は、データ管理部11によって楽曲データ本体が並び換えられた後で、操作部5を操作して、操作者自身の所望する任意のデータ本体数を設定するだけで、設定したデータ本体数の楽曲データ本体を、データ管理部11によって並び換えられた順に、データ再生部10で再生して聴くことができる。
前述の実施形態は、本発明の例示に過ぎず、本発明の範囲内において発明の構成を変更してもよい。前述の実施形態では、再生データ本体として楽曲データ本体を適用した場合について述べたが、本発明の他の実施形態では、楽曲データ本体に限らず、たとえば画像データ本体に対しても好適に実施することができる。
また、前述の実施形態では、嗜好度を、2進数の8ビットデータを上位4ビットおよび下位4ビットの2つに分けて、それぞれ16進数で表記しているが、このような表記に限らず、本発明の他の実施形態では、データ記憶部4に記憶される楽曲データ本体のデータ本体数に応じて、たとえば2進数の4ビットデータを16進数で表記するようにしてもよい。
また、前述の実施形態では、操作者の嗜好度に基づいて、たとえば嗜好度の高い楽曲データ本体の順に並び換えるように構成されているが、本発明の他の実施形態では、たとえば楽曲データ本体を日時と関連付けてデータ記憶部4に記憶しておき、日時が最も新しい楽曲データ本体の順に並び換えるようにしてもよい。
本発明の実施の一形態である再生データ処理装置1の構成を示すブロック図である。 複数の楽曲データ本体の階層構造の一例を示す図である。 重み係数テーブルの一例を示す図である。 嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順を示すフローチャートである。 嗜好度の更新に関する制御部3の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 再生データ処理装置
2 データ入力部
3 制御部
4 データ記憶部
5 操作部
6 操作状態記憶部
7 重み係数設定部
8 嗜好度設定部
9 データ記録部
10 データ再生部
11 データ管理部

Claims (8)

  1. 操作者によって予め定める指示内容を入力するために操作される操作手段と、
    複数の予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度を生成する操作傾向度生成手段と、
    各再生データ本体に、前記操作傾向度生成手段によって生成された操作傾向度を関連付けて記憶する操作傾向度記憶手段と、
    操作手段の操作状態を表す操作状態データを記憶する操作状態記憶手段と、
    操作状態データに基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度に重み付けを行う重み係数を生成する重み係数生成手段と、
    前記重み係数生成手段によって生成された重み係数を、各再生データ本体に関連付けて記憶する重み係数記憶手段と、
    前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度および前記重み係数記憶手段に記憶された重み係数に基づいて、操作者によって操作手段が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を算出して、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度を更新する操作傾向度更新手段とを含むことを特徴とする再生データ処理装置。
  2. 前記重み係数記憶手段に記憶される重み係数を、操作者の所望する任意の重み係数に変更して設定する重み係数変更手段を含むことを特徴とする請求項1記載の再生データ処理装置。
  3. 前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、予め定める値を初期値として設定する初期値設定手段を含むことを特徴とする請求項1記載の再生データ処理装置。
  4. 前記操作傾向度記憶手段に記憶される操作傾向度を、操作者の所望する任意の操作傾向度に変更して設定する操作傾向度変更手段を含むことを特徴とする請求項1記載の再生データ処理装置。
  5. 前記操作手段に入力される予め定める第1の指示内容に基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を実行させ、前記操作手段に入力される予め定める第2の指示内容に基づいて、前記操作傾向度記憶手段に記憶された操作傾向度の更新動作を停止させる制御手段を含むことを特徴とする請求項1記載の再生データ処理装置。
  6. 前記操作傾向度更新手段によって更新された操作傾向度に基づいて、前記再生データ本体を並び換える並び換え手段と、
    前記再生データ本体を再生する再生手段とを含むことを特徴とする請求項1記載の再生データ処理装置。
  7. 前記再生手段によって再生する再生データ本体のデータ本体数を、操作者の所望する任意のデータ本体数に設定するデータ本体数設定手段を含み、
    前記再生手段は、データ本体数設定手段で設定されたデータ本体数の再生データ本体を、前記並び換え手段によって並び換えられた順に再生すること特徴とする請求項6記載の再生データ処理装置。
  8. 操作傾向度生成部は、複数の予め定める再生データ本体に対する操作者の操作傾向を表す操作傾向度を生成し、
    操作傾向度記憶部は、各再生データ本体に、前記操作傾向度生成部で生成する操作傾向度を関連付けて記憶し、
    操作状態記憶部は、操作者が予め定める指示内容を入力するために操作する操作部の操作状態を表す操作状態データを記憶し、
    重み係数生成部は、操作状態データに基づいて、前記操作傾向度記憶部に記憶される操作傾向度に重み付けを行う重み係数を生成し、
    重み係数記憶部は、前記重み係数生成部で生成された重み係数を、各再生データ本体に関連付けて記憶し、
    操作傾向度更新部は、前記操作傾向度記憶部に記憶された操作傾向度および前記重み係数記憶部に記憶された重み係数に基づいて、操作者によって操作部が操作されたときの予め定める再生データ本体に対する操作傾向度を算出して、前記操作傾向度記憶部に記憶された操作傾向度を更新することを特徴とする再生データ処理方法。
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