JP3995657B2 - データ処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータを処理するデータ処理装置に関する。
予め定められた複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータを処理するデータ処理装置として、ここではオーディオ機器を例に挙げて説明する。オーディオ機器の一つにMD(ミニディスク)再生装置がある。MD(ミニディスク)は最大255曲(トラック)の記録が可能である。MD再生装置における複数曲選択再生にはグループ再生とプログラム再生とがある。
まず、グループ再生について説明する。MDでは、1枚のMD中のトラックを複数のグループ 単位(例えば、分野別、アーティスト別)に分けて管理し、ユーザの利便性を向上させるグループ 管理方法の採用が進んでいる。このグループ管理情報を用いて、MDに記録されている曲(トラック)から特定のグループに属する曲(トラック)を抽出して再生することができる。
続いてプログラム再生について説明する。プログラム再生とは、MD再生装置の内蔵メモリに任意の曲(トラック)番号を登録することにより、登録された曲(トラック)を登録された順番で再生を行うことをいう。
ところで、近年はインターネットを用いた音楽コンテンツ配信も行われている。インターネットを介して配信される音楽コンテンツには予め、アルバム情報、分野情報、アーティスト情報等の各種情報が付帯する場合が多い。また、近年パーソナルコンピュータ(以下、PCともいう)で音楽データを扱う環境も整い、PC用JukeBoxアプリケーションソフトを用いることにより、使用者が音楽データにアルバム情報、分野情報、アーティスト情報等の各種情報を付加することが可能である。
そして、このような各種情報を付帯した曲(トラック)をハードディスク等の大容量記録メディアに対応したプレーヤを用いて再生するケースも増えている。また、記録メディアの大容量化により、記録メディアに格納される曲数(トラック数)も増加する傾向にある。ハードディスクオーディオプレーヤは、多数の曲(タイトル)から任意の再生対象を選択するために、例えば、曲タイトル全体(ライブラリ)を“ジャンル”“お気に入り”等に分類してプレイリストを作成し、当該プレイリストに属する曲(トラック)に対して再生処理を行う機能を有している。
特開2002−42425号公報 特開平9−251759号公報
MD再生装置におけるグループ再生では、MDのグループ管理方法のルールとして、1つの曲(トラック)を複数のグループに登録することができないという制約があるため、複数の分類ルールに基づく任意の曲グループの作成ができなかった。また、MD再生装置におけるプログラム再生では、ユーザが再生対象である曲(トラック)の登録を行う必要があり、複数の分類ルールに基づく再生を行うにはその都度登録をやり直す必要があった。
また、ハードディスクオーディオにおいては、曲(トラック)に予め付帯した一つの情報に基づく分類(曲抽出)は容易であるが、付帯した一つの情報では分類できない場合(例えば、特定の分野且つ特定のアーティストの曲を抽出する場合)は、曲群からの任意の曲(トラック)を抽出してプレイリスト作成するため、煩雑であった。
例えば、予め付帯された一つの情報に基づく分類の場合は、当該分類情報により、全曲(全トラック)を選別処理して、所望の分類情報に適合した曲(トラック)のみをプレイリストに登録することで、実現できる。これに対して、付帯した一つの情報では分類できない場合は、選択対象を含む、全てまたは事前に抽出した一部の曲群から所望の曲(トラック)を選択し、それをプレイリストに登録する。具体的には、まず新規プレイリストを作成する。次に、曲(トラック)全体から任意の曲(トラック)を選択する。選択された曲(トラック)を当該プレイリストに登録する。そして、曲(トラック)選択作業とプレイリストへの登録作業を所望の曲(トラック)を全てプレイリストに登録するまで繰り返す。この作業は、選択元の母集団である曲(トラック)全体の数が増えるほど煩雑であった。
本発明は、上記の問題点に鑑み、データに付帯する複数の属性に基づいてデータを処理することができるデータ処理装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明に係るデータ処理装置は、複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータ群を処理するデータ処理装置であって、前記複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータ群を記録している記録手段から前記複数の属性を有する付帯情報を取得する取得手段と、前記取得手段によって取得された付帯情報に基づいて、属性毎に数値を割り当てる第1数値設定手段と、前記取得手段によって取得された付帯情報に基づいて、各属性の各因子毎に数値を割り当てる第2数値設定手段と、前記第1数値設定手段及び前記第2数値設定手段によって設定された数値を演算して前記データ群を構成する各データ毎の識別値を算出する識別値算出手段と、前記各データ毎の識別値に基づいて前記データ群の処理順序を決定する処理順序決定手段と、を備える構成とする。
このような構成によると、各データ毎の識別値を複数の要素情報が反映した値にすることができる。そして、その識別値に基づいてデータ群の処理順序が決定されるので、データに付帯する複数の属性に基づいてデータを処理することができる。
また、属性の優先度を入力する入力手段を備え、前記第1数値設定手段が、前記入力手段によって入力された属性の優先度に応じて属性毎に数値を割り当てるようにしてもよい。
このような構成によると、使用者が属性の優先度を任意に設定することができるので、利便性が向上する。
また、データの選択・非選択及び/又はデータの選択順に応じて前記識別値に数値を加える又は減ずる識別値補正手段を備え、前記処理順序決定手段が前記識別値補正手段によって補正された識別値に基づいて前記データ群の処理順序を決定するようにしてもよい。
このような構成によると、データの選択・非選択及び/又はデータの選択順の判別処理が可能となる。
なお、本発明に係るデータ処理装置は、例えば音楽データを再生するオーディオ機器に適用することができる。
本発明によると、データに付帯する複数の属性に基づいてデータを処理することができるデータ処理装置を実現することができる。
本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。ここでは、本発明に係るデータ処理装置としてオーディオ機器を例に挙げて説明する。本発明に係るオーディオ機器の一構成例を図1に示す。
図1に示すオーディオ機器は、外部インターフェース制御回路1と、メモリ制御回路2と、メディアインターフェース制御回路3と、記録メディア4と、RAMであるメモリ5と、デコーダ6と、D/Aコンバータ7と、アンプ8と、スピーカ9と、マイクロコンピュータ10と、入力部11と、表示部12とによって構成されている。マイクロコンピュータ10は、オーディオ機器全体を制御する。
図1に示すオーディオ機器は、USB等の外部インターフェースを介してPC等の外部機器と接続可能である。PC等の外部機器によって音楽データに複数の属性を有する付帯情報が付加される。付帯情報が付加された音楽データをPC等の外部機器から取得する旨の命令が入力部11に入力されると、外部インターフェース制御回路1は、PC等の外部機器からUSB等の外部インターフェースを介してオーディオ機器に転送される音楽データを入力する。外部インターフェース制御回路1に入力された音楽データは、メモリ制御回路2及びメディアインターフェース制御回路3を経由して、記録メディア4に送出され、記録メディア4に記録される。記録メディア4は、オーディオ機器本体に対して装脱着可能な記録媒体(例えばメモリーカード等)でもよく、オーディオ機器本体に内蔵される記録媒体(例えばハードディスク等)でもよい。
また、記録メディア4がオーディオ機器本体に対して装脱着可能な記録媒体である場合、複数の属性を有する付帯情報が付加された音楽データを別の機器にて記録メディア4に記録して、それを使用することができるので、外部インターフェース制御回路1を設けなくても構わない。また、オーディオ機器自体が音楽データに対して複数の属性を有する付帯情報を付加する機能を有している場合も外部インターフェース制御回路1を設けなくても構わない。
音楽データの再生時には、再生に先立って音楽データに付加されている付帯情報が記録メディア4からメディアインターフェース制御回路3及びメモリ制御回路2を経由してメモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに転送される。メモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに転送された付帯情報に基づいて後述する曲管理テーブルが作成された後、音楽データが、当該曲管理テーブルを用いて決定された曲順にしたがって記録メディア4から取り出され、メディアインターフェース制御回路3及びメモリ制御回路2を経由してメモリ5に一時的に格納され、メモリ5からメモリ制御回路2を介してデコーダ6に送出され、デコーダ6によってデータ伸長され、さらにD/Aコンバータ7によってアナログ信号に変換され、アンプ8によって増幅されたのち、スピーカ9によって音声に変換される。
次に、メモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに転送された付帯情報に基づいて曲管理テーブルが作成される過程について説明する。一般に、音楽データに付加される付帯情報は、予め定められた属性(本実施形態では“要素”という)と、各属性に対応したデータまたはデータを指示するポインタ(本実施形態では“因子”という)と、音声データを格納しているデータの位置情報(本実施形態では“音楽データポインタ”という)とによって構成される。マイクロコンピュータ10は、メモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに転送された付帯情報を図2に示す曲管理情報テーブルとしてメモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに記録させる。図2中の“分野”、“演奏者”、“曲名”、…が要素であり、“POPS”、“Jazz”、“Classic”、…が要素1の因子であり、“Artst_1” “Artst_2”、…が要素2の因子であり、“Track_Name1”、“Track_Name2”、“Track_Name3”、“Track_Name4”、…が要素3の因子であり、“P_1”、“P_2”、“P_3”、“P_4”、…が音楽データポインタである。
マイクロコンピュータ10は、図2に示す曲管理情報テーブルに基づいて、図3に示す要素テーブルの要素数を算出する。要素テーブルの要素数は、音楽データに付加される付帯情報の要素数に対応する。また、図3に示す要素テーブルにおいてはトラック番号情報も要素の一つとして登録するので、図3に示す要素テーブルの要素数は音楽データに付加される付帯情報の要素数に1を加えた数になる。
続いてマイクロコンピュータ10は、要素テーブルの各要素毎に因子テーブルを作成する。因子テーブルの因子数は、各要素で使用されている因子の種類数である。図4(a)〜(d)はそれぞれ要素0の因子テーブル、要素1の因子テーブル、要素2の因子テーブル、要素3の因子テーブルを示している。そして、マイクロコンピュータ10は、各要素の因子数を要素テーブルの因子数欄領域に記録する。
続いてマイクロコンピュータ10は、要素テーブルの因子数欄領域に記録されている因子数(Y0_num〜Yn_num)から、各因子を識別するのに必要なBit数(2進数)または桁数(10進数)を算出し、その算出した値(Y0_d〜Yn_d)を要素テーブルの桁数欄領域に記録する。なお、本実施形態では、各因子を識別するのに必要な桁数(10進数)をY0_d〜Yn_dとする。
続いてマイクロコンピュータ10は、入力部11に入力される命令に基づいて要素テーブルの要素値を決定する。要素テーブルの要素値は要素の優先度に対応している。例えば、曲分類の条件に反映させない要素の要素値は‘0’とし、曲分類の条件に反映させる要素の要素値は曲分類の条件に反映する要素の組み合わせ及び該当要素の優先度に基づいて各々算出する。算出方法は、例えば10進法表現では、該当要素の要素値=1×10Aとする(ただし、A=該当要素より優先度が下位である要素に対応する因子数の桁数の総和+1)。
上記処理によって作成された要素テーブル及び因子テーブルより、マイクロコンピュータ10は、各々の曲(トラック)に対する識別値を算出する。曲の識別値(Tr_val)は、各要素値と該当する因子値とを乗算して、その総和をとる。たとえば、図2に示す曲管理情報テーブルを用いて曲の識別値が算出された場合、トラック1〜4の識別値(Tr_val_1〜Tr_val_4)はそれぞれ以下のようになる。
Tr_val_1=(Y0×Y0_1)+(Y1×Y1_1)+(Y2×Y2_2)+(Y3×Y3_1)+…+(Yn×Yn_x1)
Tr_val_2=(Y0×Y0_2)+(Y1×Y1_1)+(Y2×Y2_1)+(Y3×Y3_2)+…+(Yn×Yn_x2)
Tr_val_3=(Y0×Y0_3)+(Y1×Y1_2)+(Y2×Y2_2)+(Y3×Y3_3)+…+(Yn×Yn_x3)
Tr_val_4=(Y0×Y0_4)+(Y1×Y1_3)+(Y2×Y2_2)+(Y3×Y3_4)+…+(Yn×Yn_x4)
そして、マイクロコンピュータ10は、上記算出した曲の識別値(Tr_val)とトラック番号からなるテーブル情報を作成し、その作成したテーブル情報を曲の識別値でソートすることによって要素の優先度を反映した曲管理テーブルを作成する。
例えば、入力部11により“トラック番号分類モード”が選択されると、マイクロコンピュータ10は、要素テーブルの要素値をY0=1、Y1=Y2=…=Yn=0とする。
この場合、曲の識別値(Tr_val)は、要素0(本実施形態ではトラック番号)の因子値と一致する。したがって、曲管理テーブルは図5に示すようになり、図5の曲管理テーブルの曲順でトラックネームが表示部12に表示され、表示部12の表示画面は図6に示すようになる。なお、要素0の因子テーブルの因子値を初期値から変更することにより、曲管理テーブルで曲の順序変更(曲の移動)を行うことができる。
また、例えば4000曲のライブラリ(Y0_num=4000、Y0_d=4)にて、入力部11により“分野別分類モード”が選択されると、マイクロコンピュータ10は、要素テーブルの要素値をY0=1、Y1=10000、Y2=…=Yn=0とする。
この場合、曲管理テーブルは図7に示すようになる。なお、識別値が10000番台の曲はPOPSの曲であり、識別値が20000番台の曲はJazzの曲であり、識別値が30000番台の曲はClassicの曲である。図7の曲管理テーブルの曲順で全曲或いは一部の曲のトラックネームが表示部12に表示される。識別値が10000番台の曲のトラックネームが表示部12に表示される場合、表示部12の表示画面は図8に示すようになる。
ここで、入力部11により要素1の因子テーブルの因子値が初期値から変更され、Y1_1=2、Y1_2=1になると、図9に示す曲管理テーブルが作成され、Jazzの曲は識別値が10000番台の曲になり、POPSの曲は識別値が20000番台の曲になり、Classicの曲は識別値が30000番台の曲になり、Jazzの曲とPOPSの曲の識別値の重みを入れ替えることができる。そして、識別値が10000番台の曲のトラックネームが表示部12に表示される場合、表示部12の表示画面は図10に示すようになる。
また、例えば4000曲のライブラリ(Y0_num=4000、Y0_d=4)、100人のアーティスト(Y2_num=100、Y2_d=3)にて、入力部11により“分野(第1優先)及びアーティスト(第2優先)別分類表示モード”が選択されると、マイクロコンピュータ10は、要素テーブルの要素値をY0=1、Y1=10000000、Y2=10000、Y3=…=Yn=0とする。
この場合、曲管理テーブルは図11に示すようになる。なお、識別値が10000000番台はPOPSの曲であり、識別値が20000000番台はJazzの曲であり、30000000番台はClassicの曲である。また、識別値が10010000番台はPOPSのArtist_1の曲であり、識別値が10020000番台はPOPSのArtist_2の曲であり、10030000番台は、POPSのArtist_3の曲となる。図11の曲管理テーブルの曲順で全曲或いは一部の曲のトラックネームが表示部12に表示される。識別値が10010000番台の曲のトラックネームが表示部12に表示される場合、表示部12の表示画面は図12に示すようになる。
以上のように作成された曲管理テーブルを用いて識別値の昇順または降順に曲(トラック)の再生を行うことによって、使用者が所望した要素の優先度に基づいた再生が可能となる。また、曲管理テーブルから任意の範囲の曲(トラック)を抽出して曲(トラック)の再生を行うことによって使用者が所望した要素の優先度に基づいたグループ再生またはプログラム再生が可能となる。
次に曲管理テーブルから任意の範囲の曲(トラック)を抽出する手順について説明する。入力部11により“曲選択モード”が選択されると、マイクロコンピュータ10は、要素テーブルに要素n+1(選択)を新たに付加するとともに、例えば図13に示す要素n+1(選択)の因子テーブルを新たに作成する。要素n+1(選択)は、予め音楽データに付帯した情報ではなく、曲の選択操作に用いるためにオーディオ機器側で付加する暫定要素である。
要素n+1(選択)の因子数は、選択と非選択を区別するだけなら、選択と非選択の2種であるため、2になる。選択順を識別する場合または選択後に選択された曲順の編集等を行う場合は、曲数を上限に要素n+1(選択)の因子数及びその因子数の桁数を定める。以下は、要素n+1(選択)の因子数を曲数とした場合について説明する。
例えば4000曲のライブラリ(Y0_num=4000、Y0_d=4)、100人のアーチィスト(Y2_num=100、Y2_d=3)、10分野(Y1_num=10、Y1_d=2)にて、“分野(第1優先)及びアーティスト(第2優先)別分類表示モード”と“曲選択モード”が選択されると、マイクロコンピュータ10は、要素テーブルの要素値をY0=1、Y1=10000000、Y2=10000、Yn+1=1000000000、Y3=…=Yn=0とする。以下、この例を用いて説明を行う。
曲選択は、複数曲選択である範囲選択と単曲選択とがある。複数曲選択の場合は、使用者が表示部12の表示画面を参照して選択する範囲の先頭曲及び最終曲を入力部11に入力することによって指定する。これにより、マイクロコンピュータ10は、先頭曲に該当する識別値を先頭値としてメモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに記録し、最終曲に該当する識別値を最終値としてメモリ5又はマイクロコンピュータ10の内部RAMに記録する。単曲選択は、範囲選択とは異なる選択手段として扱うこともできるが、範囲選択の先頭値と最終値が一致する場合として扱うこともできる。
選択範囲は、複数レベルから指定することが可能である。例えば、POPSの曲のみを選択する場合は、先頭値=10000000、最終値=19999999となる。また、例えばPOPSのArtist_1の曲のみを選択する場合は、先頭値=10010000、最終値=10019999となる。また、図12の表示画面を参照して“Track_Name_2”を単曲指定する場合は、先頭値=10010002、最終値=10010002となる。
マイクロコンピュータ10は、先頭値及び最終値を決定した後、要素n+1の因子を、選択1、選択2、選択3、…の順に、識別値が先頭値から最終値までの範囲内である曲(トラック)各々に割り当てる。曲選択の情報を一時的に使用するだけなら、マイクロコンピュータ10は、曲管理テーブルの識別値に、Yn+1_num(=1000000000)×要素n+1の因子値の値を加算し、曲管理テーブルをソートする。曲選択の情報を継続して使用する場合、マイクロコンピュータ10は、図14に示すように要素n+1(選択)を付加した曲管理情報テーブルを作成して、要素n+1(選択)欄領域に因子を記録する。
要素n+1の因子を、選択1、選択2、選択3、…の順に、識別値が先頭値から最終値までの範囲内である曲(トラック)各々に割り当てることにより、曲管理テーブルを選択順情報として用いることが可能となるとともに、曲管理テーブルを曲の摘出後の再生曲順等にも利用することができる。また、要素n+1(選択)の因子値を編集することにより、選択順情報の編集が可能となる。
要素n+1(選択)に対応した曲管理テーブルを図15に示す。識別値の上位桁の情報から、選択・非選択情報及び選択された曲(トラック)に関する選択順情報が得られる。この情報を、編集等での選択処理にのみ利用する場合は、図15に示す曲管理テーブルのトラック番号のみを抽出して、曲情報としてグループ管理テーブルまたはプログラム管理テーブルに登録すればよい。また、各要素の優先度情報すなわち各要素の要素値を記録して、お気に入り情報として再利用することも可能である。
は、本発明に係るオーディオ機器の一構成例を示す図である。 は、曲管理情報テーブルを示す図である。 は、要素テーブルを示す図である。 は、因子テーブルを示す図である。 は、曲管理テーブルを示す図である。 は、図1に示すオーディオ機器が具備する表示部の表示を示す図である。 は、曲管理テーブルの他の例を示す図である。 は、図1に示すオーディオ機器が具備する表示部の表示を示す図である。 は、曲管理テーブルを示す図である。 は、図1に示すオーディオ機器が具備する表示部の表示を示す図である。 は、曲管理テーブルを示す図である。 は、図1に示すオーディオ機器が具備する表示部の表示を示す図である。 は、因子テーブルを示す図である。 は、曲管理情報テーブルを示す図である。 は、曲管理テーブルを示す図である。
符号の説明
1 外部インターフェース制御回路
2 メモリ制御回路
3 メディアインターフェース制御回路
4 記録メディア
5 メモリ
6 デコーダ
7 D/Aコンバータ
8 アンプ
9 スピーカ
10 マイクロコンピュータ
11 入力部
12 表示部

Claims (4)

  1. 複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータ群を処理するデータ処理装置であって、
    前記複数の属性を有する付帯情報が付加されたデータ群を記録している記録手段から前記複数の属性を有する付帯情報を取得する取得手段と、
    前記取得手段によって取得された付帯情報に基づいて、属性毎に数値を割り当てる第1数値設定手段と、
    前記取得手段によって取得された付帯情報に基づいて、各属性の各因子毎に数値を割り当てる第2数値設定手段と、
    前記第1数値設定手段及び前記第2数値設定手段によって設定された数値を演算して前記データ群を構成する各データ毎の識別値を算出する識別値算出手段と、
    前記各データ毎の識別値に基づいて前記データ群の処理順序を決定する処理順序決定手段と、
    を備えることを特徴とするデータ処理装置。
  2. 属性の優先度を入力する入力手段を備え、
    前記第1数値設定手段が、前記入力手段によって入力された属性の優先度に応じて属性毎に数値を割り当てる請求項1に記載のデータ処理装置。
  3. データの選択・非選択及び/又はデータの選択順に応じて前記識別値に数値を加える又は減ずる識別値補正手段を備え、
    前記処理順序決定手段が前記識別値補正手段によって補正された識別値に基づいて前記データ群の処理順序を決定する請求項1または請求項2に記載のデータ処理装置。
  4. 前記データが音楽データであり、前記音楽データを再生するオーディオ機器である請求項1〜3のいずれかに記載のデータ処理装置。
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