JP2014010849A - 再生制御装置の制御方法、再生制御装置およびプログラム - Google Patents

再生制御装置の制御方法、再生制御装置およびプログラム Download PDF

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隆典 原田
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Abstract

【課題】音切れが発生しそうになった場合、顧客にトラブルを気づかれることなく、確実に連続再生を行う。
【解決手段】楽曲データ・パラメータ記憶手段111および音源データ記憶手段112を含む記憶手段110から楽曲データを取得可能であり、当該記憶手段110から取得した楽曲データをバッファ内に格納し、当該バッファから楽曲データを随時読み出して再生する再生システムSYにおいて、バッファ内に記憶されている楽曲データのデータ量を監視するバッファ監視手段120と、バッファ内の楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、記憶手段110から代替楽曲または代替音源を選択する代替コンテンツ選択手段130と、代替楽曲を再生する再生手段140と、を備えた。
【選択図】図2

Description

本発明は、音を途切れさせることなく連続再生を行うことが可能な再生制御装置の制御方法、再生制御装置およびプログラムに関するものである。
人々が楽曲に合わせてダンスを楽しむクラブ等では、DJがフロアの雰囲気に合った楽曲を選曲し、音が途切れないように再生を行うことが求められる。DJの操作としては、選曲の他に、ミックス、ピッチ(再生速度)変更、スクラッチなどのパフォーマンスを行う行為が一般化しており、ミックスでは現在再生している楽曲と次に再生する楽曲をスムーズにつなぎ、音の切れ目をなくすことでフロアのテンションを維持する。
ところが、不慣れなDJが操作すると、選曲やピッチ変更に手間取ってしまい、楽曲の再生が途切れてしまう場合がある。その解決策として、再生する楽曲に無音区間が検出された場合、直前の拍ポイントの前の所定区間(例えば、数小節分)を自動的にループ再生することで、音切れを防止する再生装置が知られている(例えば、特許文献1)。
特開2009−76151号公報
ところで、音切れの原因としては、上記のようなDJの操作ミスの他、再生装置の故障、接続ケーブルの断線、楽曲データの破損などが考えられる。また、外部記憶媒体から楽曲データを読み込んで再生する場合の外部記憶媒体の抜けや、無線通信を介して楽曲データを取得する場合の通信速度の低下(通信切れ)も、音切れの原因となる。このような場合、単なる操作ミスで音切れする場合と比較して、音切れの時間が長くなる傾向にある。このため、解決策として特許文献1を適用すると、ループ再生が長引いてしまい、顧客にトラブルを気づかれてしまう虞がある。また、特許文献1の場合、無音区間を検出してループ再生を行うため、再生装置の故障など音切れの原因によっては、対応することができない。
本発明は、上記の問題点に鑑み、音切れが発生しそうになった場合、顧客にトラブルを気づかれることなく、確実に連続再生を行うことが可能な再生制御装置の制御方法、再生制御装置およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明の再生制御装置の制御方法は、複数の記憶部から楽曲データを取得可能であり、各記憶部から取得した楽曲データをバッファ内に格納し、当該バッファから楽曲データを随時読み出して再生する再生制御装置の制御方法であって、再生制御装置が、バッファ内に記憶されている楽曲データのデータ量を監視するバッファ監視ステップと、バッファ内の楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、複数の記憶部のうちいずれかの記憶部から、代替楽曲または代替音源を選択する選択ステップと、代替楽曲または代替音源を再生する再生ステップと、を実行することを特徴とする。
本発明の再生制御装置は、複数の記憶部から楽曲データを取得可能であり、各記憶部から取得した楽曲データをバッファ内に格納し、当該バッファから楽曲データを随時読み出して再生する再生制御装置であって、バッファ内に記憶されている楽曲データのデータ量を監視するバッファ監視手段と、バッファ内の楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、複数の記憶部のうちいずれかの記憶部から、代替楽曲または代替音源を選択する選択手段と、代替楽曲または代替音源を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする。
これらの構成によれば、バッファ内の残データ量を監視することにより、種々のトラブルを起因とした音切れ発生の危険性を確実に検出することができる。また、音切れ発生の危険性がある場合は、代替楽曲または代替音源を選択して再生するため、違和感なく連続再生を行うことができ、ひいてはトラブルの発生を顧客に気づかれることがない。
なお、「代替音源」とは、再生中の楽曲の代わりに再生する音声データを指すものであり、サンプラー音や効果音を含む概念である。
上記の再生制御装置の制御方法において、複数の記憶部は、代替楽曲として用いるための楽曲データを記憶する楽曲記憶部と、代替音源として用いるための音源データを記憶する音源記憶部と、を含み、選択ステップは、残データ量が所定量以下となった場合、再生中の楽曲の楽曲パラメータに基づいて、代替楽曲または代替音源を選択することを特徴とする。
この構成によれば、楽曲の楽曲パラメータに基づいて代替楽曲または代替音源を選択するため、例えば楽曲パラメータの近い楽曲または音源を代替楽曲または代替音源として選択することで、より自然に連続再生を行うことができる。
上記の再生制御装置の制御方法において、複数の再生装置のうち任意の再生装置にて再生が行われており、各再生装置に対応付けて1以上の記憶部が設けられている場合、選択ステップは、複数の記憶部のうち、再生中の再生装置に対応する1以上の記憶部を他の記憶部よりも優先して検索し、代替楽曲または代替音源を選択することを特徴とする。
複数のプレーヤーとミキサーから成るDJ複合機など、複数の再生装置を備えたAV機器が存在する。また、各再生装置は、内蔵メモリや外部メモリ(USBメモリ、SDカードなど)から楽曲データを読み出して再生することが可能である。この構成によれば、再生中の再生装置に対応する記憶部を他の記憶部よりも優先して検索することで、再生装置の切り替え操作(クロスフェーダーやチャンネルフェーダーにより、再生対象プレーヤーを切り替える操作)を必要とすることなく、連続再生を実現できる。
上記の再生制御装置の制御方法において、選択ステップは、記憶部として再生装置に内蔵された内蔵メモリと再生装置に着脱可能な外部メモリが存在する場合、内蔵メモリを外部メモリよりも優先して検索し、代替楽曲または代替音源を選択することを特徴とする。
この構成によれば、内蔵メモリを外部メモリよりも優先して検索することで、検索時間を短縮できる。
上記の再生制御装置の制御方法において、再生装置からネットワークを介してアクセス可能な外部サーバー上に記憶部が存在する場合、選択ステップは、複数の記憶部のうち、再生中の再生装置に対応する1以上の記憶部、再生中ではない再生装置に対応する1以上の記憶部、外部サーバーの記憶部、の順に従った優先度で検索し、代替楽曲または代替音源を選択することを特徴とする。
この構成によれば、外部サーバー上の記憶部を検索できるため、より適切な(より違和感なく連続再生を行うことが可能な)代替楽曲を選択できる可能性が高い。また、検索順序の優先度が再生装置に対応する記憶部よりも低いため、検索時間を短縮できる。
上記の再生制御装置の制御方法において、選択ステップは、残データ量が所定量以下となった場合であって、複数の記憶部内に、再生中の楽曲と同一楽曲の代替楽曲が存在する場合、当該同一楽曲の代替楽曲を選択し、当該同一楽曲の代替楽曲が存在しない場合、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの代替楽曲を選択することを特徴とする。
この構成によれば、再生中の楽曲と同一楽曲、再生中の楽曲に類似した楽曲の順に優先度が設定されているため、多数の代替楽曲候補の中から、より適切な代替楽曲を選択できる。
なお、「再生中の楽曲と同一楽曲」とは、再生中の楽曲の楽曲データと同一のバックアップ用データを指す。
上記の再生制御装置の制御方法において、選択ステップは、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの代替楽曲が存在しない場合、バッファ内の残データである現再生楽曲を選択し、再生ステップは、選択ステップにより現再生楽曲が選択された場合、残データの少なくとも一部を用いた繰り返し再生を行うことを特徴とする。
この構成によれば、再生中の楽曲に類似した楽曲が存在しない場合でも、残データの少なくとも一部を用いた繰り返し再生を行うため、できるだけ違和感の少ない連続再生を行うことができる。
上記の再生制御装置の制御方法において、繰り返し再生は、残データに楽曲の展開単位の楽曲データが含まれる場合、当該楽曲の展開単位の楽曲データを繰り返し再生し、当該楽曲の展開単位の楽曲データは含まれないが小節単位の楽曲データが含まれる場合、当該小節単位の楽曲データを繰り返し再生することを特徴とする。
上記の再生制御装置の制御方法において、繰り返し再生は、残データに小節単位の楽曲データが含まれない場合、残データに含まれる拍単位の楽曲データを繰り返し再生することを特徴とする。
これらの構成によれば、楽曲の展開単位の楽曲データ、小節単位の楽曲データ、拍単位の楽曲データの順に優先度が設定されているため、ループ再生を行う場合でも、曲調が大きく変わったりリズムがずれてしまうなどの違和感を軽減できる。
上記の再生制御装置の制御方法において、選択ステップは、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの代替楽曲が存在しない場合であって、残データに拍単位の楽曲データが含まれない場合、代替音源を選択することを特徴とする。
この構成によれば、繰り返し再生ができない状況でも、代替音源を選択するため、確実に音切れを防止することができる。
本発明のプログラムは、コンピューターに、上記の再生制御装置の制御方法における各ステップを実行させることを特徴とする。
このプログラムを実行することにより、音切れが発生しそうになった場合、顧客にトラブルを気づかれることなく、確実に連続再生を行うことが可能な再生制御装置の制御方法を実現できる。
第1実施形態に係る再生システムのシステム構成図である。 第1実施形態に係る再生システムの機能ブロック図である。 (a)は、検索場所優先度の説明図であり、(b)は、コンテンツ種別優先度の説明図である。 検索場所優先度およびコンテンツ種別優先度に基づく検索順序の説明図である。 (a)は、再生中の楽曲と代替楽曲をエフェクト処理なしで連続再生する場合の一例を示す図であり、(b)は、再生中の楽曲と代替楽曲をミキシング処理を行って連続再生する場合の一例を示す図である。 (a)は、楽曲の展開として成立する楽曲データをループ再生する場合の一例を示す図であり、(b)は、小節単位で1小節分の楽曲データをループ再生する場合の一例を示す図である。 (a)は、小節単位に関わらず1小節分の楽曲データをループ再生する場合の一例を示す図であり、(b)は、残データに含まれる拍単位の楽曲データをループ再生する場合の一例を示す図である。 現在再生位置およびデータ蓄積状況の表示例を示す図である。 第2実施形態に係る再生システムのシステム構成図である。 第3実施形態に係る再生システムのシステム構成図である。
以下、本発明の一実施形態に係る再生制御装置の制御方法、再生制御装置およびプログラムについて、添付図面を参照しながら詳細に説明する。以下に示す各実施形態では、本発明の再生制御装置を、DJ機器に適用した場合について例示する。
[第1実施形態]
図1は、第1実施形態に係る再生システムSY1のシステム構成図である。再生システムSY1は、2つのプレーヤー部1a,1bと、ミキサー部2と、これらを接続するLAN(Local Area Network)ケーブル3と、スピーカー5と、から成る。同図において、太線は制御データの経路を示し、細線は音声データの経路を示している。
同図に示すように、各プレーヤー部1は、イーサネット(登録商標)インターフェース11、外部メモリ読込部12、内蔵メモリ13、CPU15(Central Processing Unit)、バッファ16(キャッシュ)、再生部17およびLANインターフェース18を備えている。
イーサネット(登録商標)インターフェース11は、インターネットなどのネットワークを介して外部サーバー(図示省略)と接続される。本実施形態において、外部サーバーは、楽曲データを多数記憶したメモリ(記憶部)を有しているものとする。外部メモリ読込部12は、外部メモリを読み込み、楽曲データを取得する。なお、外部メモリとしては、USBメモリ、SDカード、マルチメディアカード、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disk)など、プレーヤー部1に着脱可能な記憶媒体を指す。
内蔵メモリ13は、プレーヤー部1に内蔵される記憶媒体であり、フラッシュROM(Read Only Memory)などを指す。本実施形態では、内蔵メモリ13内に、プレーヤー部1が各種動作を行うための制御プログラムの他、楽曲データおよび音源データを記憶しているものとする。なお、楽曲データとは、1楽曲分の音声データ(音声信号)を指す。これに対し、音源データとは、サンプラー音や効果音など任意長の音声データを指す。なお、請求項における「複数の記憶部」とは、上述した外部サーバーのメモリ、外部メモリおよび内蔵メモリ13を指す。
CPU15(Central Processing Unit)は、中央演算処理装置であり、プレーヤー部1全体を制御する。バッファ16は、上述した各部11,12,13から取得した楽曲データまたは音源データを一時的に格納する。再生部17は、当該バッファ16から楽曲データまたは音源データを随時読み出して再生する。LANインターフェース18は、LANケーブル3を介して、他のプレーヤー部1およびミキサー部2と通信を行う。なお、請求項における「再生装置」は、2つのプレーヤー部1a,1bを指す。
一方、ミキサー部2は、LANインターフェース21、信号選択部22、CPU23、メモリ24および再生部25を備えている。LANインターフェース21は、LANケーブル3を介して、各プレーヤー部1a,1bと通信を行う。信号選択部22は、クロスフェーダーやチャンネルフェーダーを指し、再生部25で再生する音声信号を選択する。また、信号選択部22は、A/D変換機能を含み、再生部25は、D/A変換機能を含む。
メモリ24は、ミキサー部2が各種動作を行うための制御プログラムの他、プレーヤー部1a,1bから取得したコンテンツ情報を記憶している。ここで「コンテンツ情報」とは、各楽曲または各音源が格納されている場所(対応するプレーヤー部1a,1bおよびメディア種類を含む)、楽曲パラメータおよび接続状況(格納場所が外部メモリや外部サーバーの場合)を指す。また、「楽曲パラメータ」とは、楽曲のBPM(Beats Per Minute)、KEY(調性)、アーティスト、ジャンル、レーベル、小節位置(小節内の最初の拍位置)、楽曲の展開(展開の切り替え位置)、Cueポイント、ビート位置、音量または音圧などの情報を指す。これらのうち、BPM、KEY、アーティスト、ジャンル、レーベルは、楽曲を選択する際の基準となる情報であり、小節位置、楽曲の展開、Cueポイント、ビート位置、音量または音圧などは、選択された楽曲の再生位置を決定する際の基準となる情報である。なお、これらの楽曲パラメータは、楽曲解析によって取得しても良いし、ユーザーによる設定・入力によって取得しても良い。また、「楽曲の展開」とは、イントロ、Aメロ、Bメロ、サビ、間奏、Cメロ、アウトロのように分類される構成単位、コーラス単位、16小節単位、などを指す。
本実施形態では、各楽曲データと共に、対応する楽曲パラメータが同じ記憶部(外部サーバーのメモリ、外部メモリおよび内蔵メモリ13)内に記憶されているものとする。CPU23は、各プレーヤー部1a,1bからコンテンツ情報を取得し、これを統括管理する。そして、何らかのトラブルにより、各プレーヤー部1a,1bで音切れの可能性が生じた場合(バッファ16内の楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合)、動作モードを通常モードからエマージェンシーモードに切り替え、コンテンツ情報に基づいて、現在再生されている楽曲の代替コンテンツを選択する。このように、第1実施形態では、ミキサー部2のCPU23が中心となって、請求項における「再生制御装置」を実現する。
なお、音切れが発生する要因としては、プレーヤー部1の故障、LANケーブル3の断線、楽曲データの破損、DJの操作ミスなどが考えられる。また、代替コンテンツとは、各記憶部(外部サーバーのメモリ、外部メモリおよび内蔵メモリ13)に記憶されている楽曲データ、音源データ(内蔵音源)、バッファ16内の残データを指す。CPU23は、各プレーヤー部1a,1bで音切れの可能性が生じた場合、これらのコンテンツの中から、所定のルールに従い、より違和感なく連続再生可能な代替コンテンツを選択し、各プレーヤー部1a,1b(CPU15)にその再生指令を行う。これにより、何らかのトラブルにより音切れが発生しそうになった場合でも、顧客にトラブルを気づかれることなく音切れを防止することができる。所定のルールについては、後に詳述する。
図2は、第1実施形態に係る再生システムSY1の機能ブロック図である。再生システムSY1は、主な機能構成として、記憶手段110、バッファ監視手段120、代替コンテンツ選択手段130および再生手段140を備えている。また、記憶手段110は、1以上の楽曲データ・パラメータ記憶手段111、音源データ記憶手段112およびコンテンツ情報記憶手段113を含む。
楽曲データ・パラメータ記憶手段111は、各楽曲データと、各楽曲データの楽曲パラメータと、を記憶するものであり、外部サーバーのメモリ、外部メモリおよび内蔵メモリ13に相当する。なお、楽曲データと楽曲パラメータを同じ記憶部内に記憶するのではなく、異なる記憶部に記憶しておいても良い。例えば、楽曲データを内蔵メモリ13に記憶し、外部サーバーから対応する楽曲パラメータを取得する構成でも良い。音源データ記憶手段112は、音源データを記憶するものであり、内蔵メモリ13に相当する。コンテンツ情報記憶手段113は、各プレーヤー部1a,1bから送信されたコンテンツ情報を記憶するものであり、メモリ24に相当する。なお、コンテンツ情報は、各プレーヤー部1a,1bから通信開始時(ユーザー操作により、各プレーヤー部1a,1bとミキサー部2のリンク動作開始指示が行われたときなど)、外部メモリ読込時(外部メモリ挿入時)、インターネット接続時など、所定のトリガー発生時に送信される。また、外部メモリやインターネットが切断された場合、該当するコンテンツ情報はコンテンツ情報記憶手段113から登録削除される。
バッファ監視手段120は、主にCPU15およびCPU23によって実現され、プレーヤー部1(1a,1b)のバッファ16内に記憶されている楽曲データのデータ量を監視する。なお、本実施形態では、無音データ(音圧レベルが所定値以下となる区間データ)についても、データ量に含まれるが、これをデータと看做さないようにしても良い。
代替コンテンツ選択手段130は、主にCPU23により実現され、バッファ16内の楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、記憶手段110から代替コンテンツを選択する。具体的には、図3に示す優先度にしたがって代替コンテンツを選択する。図3(a)は、検索場所優先度の説明図である。代替コンテンツ選択手段130は、検索場所として、再生中のプレーヤー部1(以下、「同プレーヤー」と称する)の内蔵メモリ13を最優先に検索し、続いて同プレーヤーの外部メモリ、別プレーヤーの内蔵メモリ13、別プレーヤーの外部メモリ、ネットワーク上のメモリ(外部サーバーのメモリ)の順に代替コンテンツを選択する。
また、図3(b)に示すように、コンテンツ種別としては、同一楽曲、類似楽曲、現再生楽曲、内蔵音源の優先度に従って選択する。ここで、「同一楽曲」とは、再生中の楽曲と楽曲パラメータが完全一致する楽曲、すなわち同じ楽曲を指す。また、「類似楽曲」とは、再生中の楽曲と楽曲パラメータの類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの楽曲を指す。当該「類似度」とは、楽曲パラメータがどれだけ近似しているか、つまりMix再生した場合の適応度を指す。例えば、再生中の楽曲と代替楽曲候補のBPMパラメータの差異が1.0以下の場合は10点、BPMの差異が1.0より大きく2.0以下の場合は9点のように加点する。また、KEYパラメータが同一調の場合は10点、Major/Minor関係の場合は8点、5度ずれ(五度圏上で両隣)の場合は6点、のように加点する。このようにパラメータごと(属性ごと)に加点していき、その合計点に応じて類似度を判定することが考えられる。
また、「現再生楽曲」とは、現在再生中の楽曲の一部を指す。代替コンテンツ選択手段130が「現再生楽曲」を選択した場合、バッファ16内に残っている残データに応じてループ再生(繰り返し再生)が行われる。例えば、残データに、楽曲の展開として成立する楽曲データが含まれる場合、楽曲の展開単位でループ再生する(P1)。また、残データに、楽曲の展開は含まれないが小節として成立する連続した所定拍数(例えば4小節の場合、1拍〜4拍)の楽曲データが含まれる場合、小節単位で1小節分の楽曲データをループ再生する(P2)。また、小節単位の楽曲データは含まれないが1小節分の楽曲データが含まれる場合、その1小節分の楽曲データをループ再生する(P3)。さらに、1小節分の楽曲データが含まれない場合、残データに含まれる拍単位の楽曲データをループ再生する(P4)。具体例については、後述する。なお、コンテンツ種別優先度の最下位となる「内蔵音源」とは、内蔵メモリ13に記憶されている音源データを指す。
図4は、図3に示した検索場所優先度およびコンテンツ種別優先度に基づく検索順序の説明図である。代替コンテンツ選択手段130は、図4に示す検索順序で代替コンテンツを検索・選択する。つまり、まず同一楽曲を、同プレーヤーの内蔵メモリ13、同プレーヤーの外部メモリ、別プレーヤーの内蔵メモリ13、別プレーヤーの外部メモリ、ネットワーク上のメモリの順に検索する。同一楽曲が見つからない場合は、類似楽曲を同じ検索場所優先度に従って検索する。類似楽曲も見つからない場合は、次に現再生楽曲(バッファ16内の残データ)を用いたループ再生を行う。また、バッファ16内に残データが存在しない場合は、内蔵音源を選択する。なお、内蔵音源が複数存在する場合は、同プレーヤーを別プレーヤーより優先して検索する。また、同プレーヤー内に複数の内蔵音源が存在する場合は、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し楽曲パラメータの近い内蔵音源を選択する。このため、音源データにも、BPMパラメータやKEYパラメータなどを対応付けて記憶しておくことが好ましい。
一方、再生手段140は、再生部17および再生部25により実現され、代替コンテンツ選択手段130により選択された代替コンテンツを再生する。また、代替コンテンツとして「現再生楽曲」が選択された場合は、上述の通りバッファ16内の残データの少なくとも一部を用いたループ再生を行う。なお、再生手段140による代替コンテンツの再生開始位置としては、代替コンテンツに予め設定されているCueポイントまたはファーストビート(楽曲の最初のビート位置)などが考えられる。これにより、楽曲先頭に無音部分がある楽曲でも、コンテンツ切り替え時(代替コンテンツの再生開始時)における違和感を防止できる。
なお、1つの楽曲に複数のCueポイントが設定されている場合は、再生中の楽曲の音切れ付近の音量と、最も音量が近いCueポイントを選択することが好ましい。また、複数のCueポイントのうち、最も残り時間が長いCueポイント(楽曲の先頭に近いCueポイント)を選択しても良い。
また、再生手段140は、代替コンテンツとして代替楽曲を再生する際、BPM(再生速度)および拍位置を合わせる処理を行い、再生中の楽曲の拍に合うタイミングで代替楽曲の再生を行う。また、楽曲パラメータにより小節位置が把握できている場合は、図5(a)に示すように、再生中の楽曲と代替楽曲の小節位置を合わせる。なお、同図に示す数値は小節内の拍番号を指す(同図では、4小節の楽曲を例示している)。また、特に図示しないが、楽曲の展開が把握できている場合は、その単位も合わせることが好ましい。なお、BPMおよび拍位置を合わせる処理は、代替コンテンツとして「内蔵音源」が選択された場合にも適用可能である。
また、再生手段140は、代替楽曲を再生開始する際、ボリュームコントロールなどのミキシング処理を行っても良い。この場合、図5(b)に示すように、音切れする前に存在するN小節単位分(同図では、N=2)の長さをMix期間として設定し、その期間、例えば再生中の楽曲のボリュームを下げ、代替楽曲のボリュームを上げるなどの処理を行っても良い。なお、Mix期間は、自動設定でも良いし、秒単位または拍単位で予めユーザーが設定を行っておく手動設定でも良い。また、このようなミキシング処理は、代替コンテンツとして「現再生楽曲」や「内蔵音源」が選択された場合にも適用可能である。また、「現再生楽曲」が選択された場合、ループ時にバックスピンや逆再生などのエフェクト処理を行っても良い。
ここで、図1に示した各部の動作を、上述の各機能と対応付けて説明する。各プレーヤー部1a,1bのCPU15は、プレーヤー部1a,1bの電源ON時または外部メモリ挿入時など所定のトリガーで、各楽曲または各音源のコンテンツ情報をミキサー部2に送信する。ミキサー部2のCPU23は、これをメモリ24内に記憶しておく。
また、プレーヤー部1a,1bのCPU15は、動作中、バッファ16内の残データを監視し(バッファ監視手段120)、残データが所定量以下となったことを検出すると、その旨(エマージェンシーモード切替指令)をミキサー部2のCPU23に通知する。CPU23は、図4に示した検索順序と、メモリ24に記憶されているコンテンツ情報に基づいて代替コンテンツ(代替楽曲)を選択し(代替コンテンツ選択手段130)、代替コンテンツを有するプレーヤー部1に対して、代替コンテンツの指定および再生指令を行う。なお、代替コンテンツとして、外部サーバー上のコンテンツを選択した場合は、現在再生中のプレーヤー部1に対して再生指令を行う。指令を受けたプレーヤー部1のCPU15は、音切れしないよう、再生部17に対して適当なタイミングで代替コンテンツの再生を実行させる(再生手段140)。
また、CPU15は、代替コンテンツとして「現再生楽曲」が指定された場合、バッファ16内の残データをCPU23に通知し、CPU23が残データ量に応じてループ範囲を決定する。CPU23は、CPU15に対し、ループ範囲を指定して「現再生楽曲」の再生指令を行う。なお、バッファ16内に残データが存在しない場合は、代替コンテンツとして「内蔵音源」を選択し、内蔵音源を有するプレーヤー部1に対して、音源データの指定および再生指令を行う。また、CPU23から代替コンテンツとして「現再生楽曲」が指定された場合、CPU15にてループ範囲を決定し、ループ再生を行っても良い。
なお、再生中のプレーヤー部1と、代替コンテンツを再生するプレーヤー部1が異なる場合、再生中のプレーヤー部1から代替コンテンツを再生するプレーヤー部1に、再生中の楽曲の現在再生位置情報、BPM情報(拍位置情報)および音切れ位置を示す情報を提供する必要がある。このため、これら再生中の楽曲に関する情報(以下、「再生楽曲情報」と称する)を、CPU23が常に把握し、代替コンテンツを有するプレーヤー部1に対して再生指令を行う際に、同時に再生楽曲情報を送信しても良い。また、代替コンテンツを有するプレーヤー部1が、再生中のプレーヤー部1に対して再生楽曲情報を取得しに行く構成としても良いし、再生中のプレーヤー部1のCPU15がミキサー部2のCPU23からの指令を受けて、代替コンテンツを有するプレーヤー部1に、再生楽曲情報を送信する構成としても良い。
次に、図6および図7を参照し、ループ再生について説明する。上述の通り、代替コンテンツ選択手段130は、図6(a),図6(b),図7(a),図7(b)の優先度で、ループ範囲を選択する。図6(a)は、楽曲の展開として成立する楽曲データをループ再生する場合(P1)の一例を示す図である。同図において、「A」、「B」は、Aメロ、Bメロを指す。このように、音切れの可能性を検出したとき(バッファ16内の残データが所定量以下となったとき)、その残データに楽曲の展開が含まれる場合は、楽曲の展開単位でループ再生する。また、残データに複数の展開が含まれる場合は、最後の展開(同図の例では、Bメロ)をループ再生する。
図6(b)は、小節単位で1小節分の楽曲データをループ再生する場合(P2)の一例を示す図である。バッファ16内の残データに、小節単位の楽曲データが含まれる場合、小節単位(N拍子の楽曲の場合、1拍目からN泊目までの連続するN拍分)でループ再生する。また、残データに複数の小節が含まれる場合は、最後の小節をループ再生する。
図7(a)は、小節単位に関わらず1小節分の楽曲データをループ再生する場合(P3)の一例を示す図である。バッファ16内の残データに、1小節分の楽曲データが含まれる場合、その1小節分(N拍子の楽曲の場合、連続するN拍分)でループ再生する。また、残データに(N+1)拍以上の残データが含まれる場合は、最後のN拍(但し、拍の途中で切れている非有効拍(同図の例では、最後の4拍目)は、残データに含まれないものとする)を拍単位でループ再生する。
図7(b)は、残データに含まれる拍単位の楽曲データをループ再生する場合(P4)の一例を示す図である。バッファ16内の残データに、1拍以上N拍未満の楽曲データが含まれる場合、その全ての拍(有効拍)を対象としてループ再生する。なお、残データに1拍分の楽曲データも含まれない場合、代替コンテンツ選択手段130は、代替コンテンツとして「内蔵音源」を選択する。
以上説明したとおり、第1実施形態によれば、バッファ16内の残データ量を監視し、音切れ発生の危険性があると判断した場合は、エマージェンシーモードに切り替えて、代替コンテンツの選択および再生を行うため、トラブルの発生を顧客に気づかれることがない。また、代替コンテンツは、再生中の楽曲の楽曲パラメータに近い楽曲を優先的に選択するため、より自然に連続再生を行うことができる。また、再生中のプレーヤー部1に対応する記憶部(外部メモリおよび内蔵メモリ13)を他のプレーヤー部1の記憶部よりも優先して検索することで、再生対象となるプレーヤー部1の切り替え操作を不要とすることができる。
また、代替コンテンツ選択手段130は、内蔵メモリ13、外部メモリ、ネットワーク上のメモリの優先度にしたがって代替コンテンツの検索を行うため、検索時間を短縮できる。また、再生中の楽曲に類似した楽曲が存在しない場合でも、残データの少なくとも一部を用いたループ再生を行うため、確実に連続再生を行うことができる。さらに、ループ再生を行う場合は、楽曲の展開単位の楽曲データ、小節単位の楽曲データ、1小節分の楽曲データ、拍単位の楽曲データ、の順に優先度が設定されているため、ループ再生に伴う違和感を軽減できる。
なお、第1実施形態の変形例として、バッファ監視手段120によりバッファ16内の残データが所定量以下となったことを検出したとき、エマージェンシーモードになったことをユーザーに通知する構成としても良い。当該通知は、ディスプレイやLEDによる表示であっても良いし、音による報知でも良い。
また、図8に示すように、バッファ16内の残データを視覚的に表示することで、ユーザーが音切れの発生を予測できるようにしても良い。図8の例では、音声波形41上において、再生の経過と共に時間軸に並行して移動する再生位置マーク42と、バッファ16内に蓄積された楽曲データ部分(データ蓄積済部分)とそうでない部分(データ未蓄積部分)を色分け表示するデータ蓄積バー43と、を表示している。このような表示により、ユーザーは、音切れの発生を予測することができ、適切な対応を行うことができる。
また、上記の実施形態では、コンテンツ種別優先度の最下位として「内蔵音源」を例示したが、プレーヤー部1に内蔵音源が記憶されていない場合、以下のような対応を行っても良い。例えば、音切れする部分に合わせて、減竿再生中の楽曲を徐々にミュートしたり、徐々にテンポを落としていく、などが考えられる。これにより、音切れを回避できない場合でも、違和感なく再生を終了させることができる。なお、内蔵音源は、ミキサー部2または外部サーバーのメモリに記憶しておく構成でも良い。
また、検索場所優先度やコンテンツ種別優先度(図3参照)、若しくは検索順位(図4参照)をユーザーが任意に設定可能としても良い。例えば、同プレーヤーの内蔵メモリ13の中から同一楽曲、類似楽曲の順に検索し、見つからない場合に同プレーヤーの外部メモリの中から同一楽曲、類似楽曲の順に検索するなど、コンテンツ種別より検索場所を優先しても良い。また、「現再生楽曲」の優先度を、「内蔵音源」より下げても良い。その他、音切れする部分に合わせて、徐々にミュートしたり、徐々にテンポを落としていく、などの対応も、優先順位を付けて設定可能としても良い。
また、上記の実施形態では、予めコンテンツ情報をメモリ24内に格納しておく構成としたが、バッファ16内の残データが所定量以下となったことを検出したとき、所定の検索順序で楽曲パラメータまたは音源パラメータを検索する構成でも良い。この場合は、同一楽曲でなくても類似楽曲が見つかった時点で代替コンテンツとして決定するなど、検索時間を短くするための対策を行うことが好ましい。
[第2実施形態]
次に、図9を参照し、本発明の第2実施形態について説明する。上記の第1実施形態では、代替コンテンツの選択をミキサー部2のCPU23で行ったが、本実施形態では、プレーヤー部1のCPU15で行う点で異なる。このため、本実施形態では、各プレーヤー部1a,1bの内蔵メモリ13,13にコンテンツ情報を保存する。以下、第1実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。また、第1実施形態と同様の構成部分について適用される変形例は、本実施形態についても同様に適用される。
図9は、第2実施形態に係る再生システムSY2のシステム構成図である。本実施形態では、まず各プレーヤー部1a,1bのCPU15が、バッファ16内の残データを監視し(バッファ監視手段120)、残データが所定量以下となったことを検出すると、図4に示した検索順序と、予め内蔵メモリ13に記憶しておいたコンテンツ情報に基づいて代替コンテンツを選択する(代替コンテンツ選択手段130)。なお、Aプレーヤー部1aとBプレーヤー部1bに記憶されているコンテンツ情報は、常に同期されている(同じ情報が記憶されている)ものとする。
CPU15は、代替コンテンツとして、再生中のプレーヤー部1ではない他のプレーヤー部1に記憶されているコンテンツを選択した場合は、他のプレーヤー部1に対して、再生楽曲情報の送信、代替コンテンツの指定および再生指令を行う。再生指令を受けた他のプレーヤー部1のCPU15は、音切れしないよう、再生部17に対して適当なタイミングで代替コンテンツの再生を実行させる(再生手段140)。なお、代替コンテンツとして、外部サーバー上のコンテンツを選択した場合は、再生中のプレーヤー部1から外部サーバーにアクセスして代替コンテンツを取得する。また、CPU15は、代替コンテンツとして「現再生楽曲」を選択した場合、自プレーヤー部1のバッファ16内の残データに応じてループ範囲を決定する。
以上説明したとおり、第2実施形態は、プレーヤー部1のCPU15,15が中心となって、請求項における「再生制御装置」を実現する。これにより、各プレーヤー部1にて代替コンテンツの選択を行うことができるため、ミキサー部2として既存のミキサー装置を用いることができる。
[第3実施形態]
次に、図10を参照し、本発明の第3実施形態について説明する。本実施形態は、プレーヤー部1a,1bおよびミキサー部2を、PC100(パーソナルコンピューター)で実現する。以下、上記の第1,第2実施形態と異なる点のみ説明する。なお、本実施形態において、上記の各実施形態と同様の構成部分については同様の符号を付し、詳細な説明を省略する。
図10は、第3実施形態に係る再生システムSY3のシステム構成図である。本実施形態では、PC100内のHDD19(Hard disk drive)が、第2実施形態の内蔵メモリ13と同様に機能する。本構成では、プレーヤー部1a,1bとミキサー部2は仮想的に分割されているだけであるため、プレーヤー部1間およびプレーヤー部1とミキサー部2間の、コンテンツ情報および再生楽曲情報の授受は不要である。但し、CPU15は、再生中のプレーヤー番号を把握できているものとする。CPU15は、動作中、バッファ16内の残データを監視し(バッファ監視手段120)、残データが所定量以下となったことを検出すると、図4に示した検索順序と、予めHDD19に記憶しておいたコンテンツ情報に基づいて代替コンテンツを選択する(代替コンテンツ選択手段130)。代替コンテンツとして、外部サーバー上のコンテンツを選択した場合は、外部サーバーにアクセスして代替コンテンツを取得する。その後CPU15は、再生部17に対し、選択した代替コンテンツの再生を実行させる(再生手段140)。また、CPU15は、代替コンテンツとして「現再生楽曲」を選択した場合、バッファ16内の残データに応じてループ範囲を決定する。
以上説明したとおり、第3実施形態は、PC100のCPU15が中心となって、請求項における「再生制御装置」を実現する。このように、プレーヤー部1とミキサー部2が独立したシステム構成以外でも、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
なお、特に図示しないが、単体のプレーヤーでも本発明を実現可能である。この場合、システム構成は、上記の第2実施形態のプレーヤー部1(図9参照)と同様である。また、代替コンテンツの検索順序は、図4に示した順序のうち、3,4,8,9,13を除いた順序に従って行うこととなる(別プレーヤーが存在しないため)。
以上、3つの実施形態を示したが、各実施形態に示した再生システムSY1〜SY3の各構成要素をプログラムとして提供することが可能である。また、そのプログラムを各種記録媒体(CD−ROM、フラッシュメモリ等)に格納して提供することも可能である。すなわち、コンピューターを再生システムSY1〜SY3の各構成要素として機能させるためのプログラム、およびそれを記録した記録媒体も、本発明の権利範囲に含まれる。
また、上記の各実施形態では、コンテンツ情報を各装置内に記憶しておく構成としたが、クラウドコンピューティング上で管理しても良い。同様に、楽曲データ、音源データ、楽曲パラメータもクラウドコンピューティング上で管理しても良い。
さらに、上記の各実施形態では、再生システムSY1〜SY3をDJ機器に適用した場合を例示したが、他の再生装置または情報処理装置(各種タブレット端末)に適用しても良い。また、音声の連続再生を行うのではなく、映像の連続再生を行う場合に本発明を適用しても良い。この場合、VJ機器または各種映像処理機器への適用が考えられる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更が可能である。
1…プレーヤー部 2…ミキサー部 3…LANケーブル 5…スピーカー 11…イーサネット(登録商標)インターフェース 12…外部メモリ読込部 13…内蔵メモリ 15…CPU(プレーヤー部) 16…バッファ 17…再生部(プレーヤー部) 18…LANインターフェース(プレーヤー部) 19…HDD 21…LANインターフェース(ミキサー部) 22…信号選択部 23…CPU(ミキサー部) 24…メモリ 25…再生部(ミキサー部) 41…音声波形 42…再生位置マーク 43…データ蓄積バー 110…記憶手段 111…楽曲データ・パラメータ記憶手段 112…音源データ記憶手段 113…コンテンツ情報記憶手段 120…バッファ監視手段 130…代替コンテンツ選択手段 140…再生手段 SY…再生システム

Claims (12)

  1. 複数の記憶部から楽曲データを取得可能であり、各記憶部から取得した楽曲データをバッファ内に格納し、当該バッファから楽曲データを随時読み出して再生する再生制御装置の制御方法であって、
    前記再生制御装置が、
    前記バッファ内に記憶されている前記楽曲データのデータ量を監視するバッファ監視ステップと、
    前記バッファ内の前記楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、前記複数の記憶部のうちいずれかの記憶部から、代替楽曲または代替音源を選択する選択ステップと、
    前記代替楽曲または前記代替音源を再生する再生ステップと、を実行することを特徴とする再生制御装置の制御方法。
  2. 前記選択ステップは、前記残データ量が所定量以下となった場合、再生中の楽曲の楽曲パラメータに基づいて、前記代替楽曲または前記代替音源を選択することを特徴とする請求項1に記載の再生制御装置の制御方法。
  3. 複数の再生装置のうち任意の再生装置にて再生が行われており、各再生装置に対応付けて1以上の前記記憶部が設けられている場合、
    前記選択ステップは、前記複数の記憶部のうち、再生中の前記再生装置に対応する1以上の前記記憶部を他の記憶部よりも優先して検索し、前記代替楽曲または前記代替音源を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の再生制御装置の制御方法。
  4. 前記選択ステップは、前記記憶部として前記再生装置に内蔵された内蔵メモリと前記再生装置に着脱可能な外部メモリが存在する場合、前記内蔵メモリを前記外部メモリよりも優先して検索し、前記代替楽曲または前記代替音源を選択することを特徴とする請求項3に記載の再生制御装置の制御方法。
  5. 前記再生装置からネットワークを介してアクセス可能な外部サーバー上に前記記憶部が存在する場合、
    前記選択ステップは、前記複数の記憶部のうち、再生中の前記再生装置に対応する1以上の前記記憶部、再生中ではない前記再生装置に対応する1以上の前記記憶部、前記外部サーバーの記憶部、の順に従った優先度で検索し、前記代替楽曲または前記代替音源を選択することを特徴とする請求項3または4に記載の再生制御装置の制御方法。
  6. 前記選択ステップは、前記残データ量が所定量以下となった場合であって、前記複数の記憶部内に、再生中の楽曲と同一楽曲の前記代替楽曲が存在する場合、当該同一楽曲の代替楽曲を選択し、当該同一楽曲の代替楽曲が存在しない場合、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの前記代替楽曲を選択することを特徴とする請求項2ないし5のいずれか1項に記載の再生制御装置の制御方法。
  7. 前記選択ステップは、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの前記代替楽曲が存在しない場合、前記バッファ内の残データである現再生楽曲を選択し、
    前記再生ステップは、前記選択ステップにより前記現再生楽曲が選択された場合、前記残データの少なくとも一部を用いた繰り返し再生を行うことを特徴とする請求項6に記載の再生制御装置の制御方法。
  8. 前記繰り返し再生は、前記残データに楽曲の展開単位の楽曲データが含まれる場合、当該楽曲の展開単位の楽曲データを繰り返し再生し、当該楽曲の展開単位の楽曲データは含まれないが小節単位の楽曲データが含まれる場合、当該小節単位の楽曲データを繰り返し再生することを特徴とする請求項7に記載の再生制御装置の制御方法。
  9. 前記繰り返し再生は、前記残データに小節単位の楽曲データが含まれない場合、前記残データに含まれる拍単位の楽曲データを繰り返し再生することを特徴とする請求項8に記載の再生制御装置の制御方法。
  10. 前記選択ステップは、再生中の楽曲の楽曲パラメータに対し類似度が所定値以上となる楽曲パラメータの前記代替楽曲が存在しない場合であって、前記残データに拍単位の楽曲データが含まれない場合、前記代替音源を選択することを特徴とする請求項9に記載の再生制御装置の制御方法。
  11. 複数の記憶部から楽曲データを取得可能であり、各記憶部から取得した楽曲データをバッファ内に格納し、当該バッファから楽曲データを随時読み出して再生する再生制御装置であって、
    前記バッファ内に記憶されている前記楽曲データのデータ量を監視するバッファ監視手段と、
    前記バッファ内の前記楽曲データの残データ量が所定量以下となった場合、所定のルールに従い、前記複数の記憶部のうちいずれかの記憶部から、代替楽曲または代替音源を選択する選択手段と、
    前記代替楽曲または前記代替音源を再生する再生手段と、を備えたことを特徴とする再生制御装置。
  12. コンピューターに、請求項1ないし10のいずれか1項に記載の再生制御装置の制御方法における各ステップを実行させるためのプログラム。
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