WO2011151919A1 - 演奏データ提示システム - Google Patents

Abstract

　本発明の演奏データ提示システムは、複数のパートを有する楽曲において、複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶手段（１１０）と、複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶手段（１２０）と、所定のパラメータに基づいて、複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行手段（１３０）と、所定の処理が実行された複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力手段（１４０）とを備える。

Description

[規則37.2に基づきISAが決定した発明の名称]　演奏データ提示システム

　本発明は、例えばパート別に記憶された複数の演奏データから適切なものを選択しユーザに提示する演奏データ提示システム、コンピュータプログラム、及び該コンピュータプログラムの記憶された記憶媒体、並びに提示された演奏データを再生する演奏データ再生装置の技術分野に関する。

　この種のシステムとして、例えばカラオケ装置のように、予め記憶された楽曲の演奏データを、適宜選択してユーザに提供するものが知られている。演奏データは、例えば大容量記憶装置に予め記憶されており、ユーザの操作等に応じて選択され再生される。

　このような装置では、演奏データによる演奏が単調になってしまうことを防ぐために、演奏データのアレンジを変更可能とするものがある。例えば特許文献１では、バリエーション選択手段が複数のパートデータから１つを選択し、選択されたパートデータに基づいて演奏音楽の音楽信号が生成されるという技術が提案されている。

特許第３２５９３６７号公報

　しかしながら、上述した技術のようにパート別に演奏データが選択される場合には、選択された各パートの組み合わせが適切なものとならない場合が想定される。具体的には、パート別に聴けば違和感の無い演奏データであったとしても、各パートが同時に再生されることで、まとまりのないものとなってしまう場合などが考えられる。

　このような問題が発生する原因には、音楽性の違い等、多種多様な要素が関連しており、仮に何らの対策もなければ、膨大な量のパートデータを実際に聴いてみることで、最適な組み合わせを探し出すことが求められてしまう。即ち、上述した特許文献１に係る技術には、パートデータの適切な組み合わせを、短時間で好適に決定することが極めて困難であるという技術的問題点がある。

　本発明は、上述した技術的な問題に鑑みて為されたものであり、パートデータの適切な組み合わせを考慮したうえで演奏データを提示することが可能な演奏データ提示システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体、並びに演奏データ再生装置を提供することを課題とする。

　上記課題を解決するために、本発明の演奏データ提示システムは、複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶手段と、前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせから少なくとも１つの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして選択する選択手段と、前記選択手段において選択された組み合わせを出力する出力手段とを備える。

　上記課題を解決するために、本発明のコンピュータプログラムは、演奏データ提示システムを動作させるためのコンピュータプログラムであって、複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶工程と、前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶工程と、前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行工程と、前記所定の処理が実行された前記複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力工程とを前記演奏データ提示システムに実行させる。

　上記課題を解決するために、本発明の記憶媒体は、上述したコンピュータプログラムがコンピュータに読み取り可能に記憶されている。

　上記課題を解決するために、本発明の演奏データ再生装置は、上述した演奏デ－タ提示システム（但し、その各種態様を含む）と、前記演奏データ提示システムによって提示された演奏データを再生する再生手段とを備える。

　本発明の作用及び他の利得については、以下に示す実施の形態とともに説明する。

実施例に係る演奏データ提示システムの全体構成を示すブロック図である。 第１データベースに記憶されるパートデータを示す概念図である。 第２データベースに記憶される所定パラメータを示す概念図である。 第１実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。 第１データベース及び第２データベースに記憶されるデータの一例を示す概念図である。 第２実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。 入力された条件に基づくフィルタリングを示す概念図（その１）である。 入力された条件に基づくフィルタリングを示す概念図（その２）である。 第３実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。 所定パラメータの合算方法を示す概念図である。 第４実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムは、複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶手段と、前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行手段と、前記所定の処理が実行された前記複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力手段とを備える。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムでは、データ記憶手段により、複数のパートを有する楽曲毎に、各パートに対応した演奏データである複数のパートデータが夫々記憶されている。尚、ここでの楽曲は、例えば所定のテンポ及び拍節を有する音楽などであり、パートデータは、例えばギターやベース、ドラムと言った楽器毎に割り当てられる演奏データである。パートデータは、例えばＣＤやＤＶＤなどの記録媒体に記録されるＰＣＭ(Pulse Code Modulation)データや、パソコンで用いられるＷＡＶＥデータとして記憶されている。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムでは更に、パラメータ記憶手段により、複数のパートデータの組み合わせに対して所定のパラメータが記憶されている。具体的には、例えばＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ、Ｅという５つのパートデータがデータ記憶手段に記憶されているとすると、Ａ、Ｂ、Ｃの組み合わせ、Ｂ、Ｃ、Ｅの組み合わせ、Ａ、Ｃ、Ｄ、Ｅの組み合わせといったような各組み合わせに対して、夫々所定のパラメータが付与されており、パラメータ手段は、組み合わせ毎に所定のパラメータを記憶している。尚、ここでの「所定のパラメータ」とは、その組み合わせが適切な組み合わせ（例えば、音楽的にまとまりのある組み合わせ）であるか否かを判定するためのパラメータであり、どのような組み合わせを適切なものとするかに応じて予め設定されている。

　本実施形態に係る演奏データシステムでは、ユーザに対して、複数のパートデータの組み合わせを提示することが可能である。具体的には、複数のパートデータから構成される多くの組み合わせの中から、ユーザの所望する組み合わせ好適に選択し、モニタ等の表示装置を用いて提示することが可能である。

　組み合わせの提示が行われる際には、先ず処理実行手段によって、複数のパートデータの組み合わせに対して所定の処理が実行される。所定の処理は、上述した所定のパラメータに基づいて実行される。尚、ここでの「所定の処理」とは、各組み合わせにおける所定のパラメータの相対的な関係をユーザに分かりやすく提示するために施される処理であり、例えば所定パラメータ順での並び替え処理や、所定パラメータを閾値とした抽出処理等が挙げられる。

　所定の処理が実行された組み合わせは、出力手段によって、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力される。ここで特に、所定の処理に用いられる所定のパラメータは、上述したように、組み合わせが適切なものかを判定するためのパラメータである。よって、出力される組み合わせは、確実に適切な組み合わせとなる。従って、ユーザに対して適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　例えば、ユーザがある楽曲の演奏データを出力させようと操作をした場合、システム側には、データ記憶手段に記憶された複数のパートデータから、いくつかのパートデータを選択して出力するような処理が求められる。ここで仮に、組み合わせ毎に所定のパラメータが設定されていないとすると、システムが適切な組み合わせを選択することは極めて困難となる。

　例えば、組み合わせ毎ではなく、パートデータ毎に所定のパラメータが設定されているとすると、パートデータ自体が適切なものか否かを判定することはできたとしても、複数のパートデータを組み合わせた場合に適切なものとなるか否かを判定することは困難である。より具体的には、パートデータ単体で聴いた場合には、よい演奏であったとしても、他のパートデータと同時に聴いた場合には、まとまりのない演奏になってしまう場合などが考えられる。

　システムが適切な組み合わせを判定できない場合、ユーザは、各組み合わせによる演奏データを実際に聴いてみて、組み合わせが適切なものであるか否かを自分で判定せざるを得ない。このような作業は、極めて多くのパートデータがシステムに記憶されている状況を考えると現実的ではない。

　しかるに本実施形態では特に、上述したように、処理実行手段が所定のパラメータに基づいて所定の処理を実行する。従って、複数のパートデータから構成される膨大な量の組み合わせの中から、適切な組み合わせを極めて好適にユーザに提示することが可能となる。

　出力された組み合わせは、例えばモニタにランキング表のような態様で提示される。即ち、より適切と判定された順で組み合わせが表示される。このようなシステムによれば、ユーザは、モニタに表示された組み合わせを見て、再生させるパートデータの組み合わせを選択することができる。従って、ユーザが適切な組み合わせを選択する労力を、極めて効果的に低減させることができる。

　以上説明したように、本実施形態に係る演奏データ提示システムによれば、パートデータの適切な組み合わせを考慮したうえで、好適に演奏データを提供することが可能である。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムの一態様では、前記所定のパラメータは、前記組み合わせの利用回数、再生時間、コメント数、コメント内容、評価値又はデータ追加日時の少なくとも１つを含む。

　この態様によれば、組み合わせの利用回数（言い換えれば、組み合わせに応じたパートデータの出力回数）、組み合わせの再生時間、組み合わせに対してユーザが付けたコメントの数、組み合わせに対してユーザが付けたコメントの内容（具体的には、「良い」や「素晴らしい」等のポジティブな単語が含まれるコメントの数）、ユーザが付けた評価値（即ち、レーティング）、パートデータがシステムに追加された日時（例えば、アップロードされた日付を示す情報）が所定のパラメータとして用いられるため、容易且つ的確に適切な組み合わせを出力することが可能となる。

　より具体的には、組み合わせの利用回数、組み合わせの再生時間、組み合わせに対してユーザが付けたコメントの数、ユーザが付けた評価値を用いる場合は、その値が大きい程、適切な組み合わせであると判定する。また、組み合わせに対してユーザが付けたコメントの内容を用いる場合は、ポジティブな内容のコメント及びネガティブな内容のコメントを総合的に勘案して、適切な組み合わせを判定する。更に、パートデータがシステムに追加された日時は、典型的には他のパラメータと同時に用いられ、パートデータが古いデータである場合に、他のパラメータのウェイトを軽くし、新しいデータである場合に、他のパラメータのウェイトを標準に（或いは重く）する。このようにすれば、システムを立ち上げた直後にアップロードされたデータの利用回数が、必然的に多くなってしまう問題を解消できる。例えば、大して良いデータでもないのに、古くから存在するだけで評価が高くなってしまうデータに適切に対処できる。

　尚、複数のパラメータを組み合わせたり、各パラメータに対して重みを付けたりすれば、より好適に適切な組み合わせを出力することが可能となる。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムの他の態様では、前記組み合わせに対する条件を入力可能とする条件入力手段を更に備え、前記処理実行手段は、前記所定のパラメータに加えて、入力された前記条件に基づいて、前記所定の処理を実行する。

　この態様によれば、システムのユーザは、条件入力手段を用いて、組み合わせを選択する際に用いられる条件を入力することが可能とされている。例えばユーザは、「ベース、リードギター及びドラムの組み合わせ」のようなパート構成に関する条件や、「Ａさんの演奏したベースが含まれる組み合わせ」のような特定のパートデータが含まれるという条件を入力する。

　条件が入力されると、処理実行手段は、所定のパラメータに加えて、入力された条件に基づいて所定の処理を実行する。例えば、入力された条件に合致するような組み合わせが抽出された後に、所定のパラメータに基づいて所定の処理が実行される。このようにすれば、ユーザの入力した条件に合致する組み合わせだけを出力させることができる。言い換えれば、ユーザの入力した条件に合致しない組み合わせは出力されない。従って、ユーザに対して、より適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　上述した条件入力手段を更に備える態様では、前記処理実行手段は、前記条件に合致する条件合致組み合わせを選択する第１選択手段と、前記条件合致組み合わせに含まれる前記パートデータの各々を少なくとも部分的に含む関連組み合わせを選択する第２選択手段と、前記条件合致組み合わせ及び前記関連組み合わせに対して夫々付与された前記所定のパラメータを互いに合算する合算手段と、合算された前記所定のパラメータに基づいて、前記条件合致組み合わせに対する所定の処理を実行する合算処理実行手段とを有するように構成されてもよい。

　この場合、処理実行手段では、以下に示す処理が順次行われる。先ず、第１選択手段により、ユーザが入力した条件に合致する条件合致組み合わせが選択される。続いて、第２選択手段により、条件合致組み合わせに含まれるパートデータの各々を少なくとも部分的に含む関連組み合わせ（即ち、条件合致組み合わせと何らかの関連がある組み合わせ）が選択される。

　条件合致組み合わせ及び関連組み合わせが選択されると、合算手段により、これらの所定のパラメータが互いに合算される。即ち、条件合致組み合わせの所定のパラメータと、関連組み合わせの所定のパラメータとに演算処理が施され、新たな所定のパラメータが算出される。尚、「合算」における演算処理は、単純な足し算だけでなく、複雑な数式を用いた演算も含まれる。どのような演算処理を行うかについては、合算される所定のパラメータ等に応じて予め設定されている。

　最後に、合算処理実行手段により、条件合致組み合わせに対して所定の処理が実行される。ここで特に、所定の処理は、合算された所定のパラメータに基づいて実行される。合算された所定のパラメータは、出力候補である条件合致組み合わせだけでなく、条件合致組み合わせに関連する関連組み合わせの所定のパラメータも加味されたものとなっている。よって、出力される組み合わせは、より好適に適切な組み合わせであると考えられる。従って、ユーザに対して、より適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　本実施形態に係る演奏データ提示システムの他の態様では、前記出力手段によって出力された組み合わせを用いて前記ユーザが作成した新規パートデータを入力可能とするデータ入力手段と、前記新規パートデータを、前記複数のパートデータの１つとして記憶するように、前記データ記憶手段を制御する記憶制御手段とを更に備える。

　この態様によれば、ユーザが新規パートデータを作成した場合に、新規パートデータを新たなパートデータとしてシステムに記憶させることが可能となる。例えば、ユーザが出力された演奏データを伴奏として演奏を行い、その演奏を録音していたとすると、録音されたデータが新規パートデータとしてシステムに記憶される。このような構成によれば、データ記憶手段に記憶されたパートデータを随時追加することができるため、パートデータのバリエーションを容易に増加させることが可能である。

　上述したデータ入力手段及び記憶制御手段を更に備える態様では、前記所定のパラメータは、前記組み合わせが、前記新規パートデータを作成するのに用いられた回数を含んでいてもよい。

　新規パートデータを作成する場合には、ユーザは実際に出力された組み合わせに対応する演奏を実際に聴きながら作成を行うと考えられる。このため、新規パートデータを作成する際に用いられた組み合わせは、適切な組み合わせである可能性が高い。従って、新規パートデータを作成するのに用いられた回数を所定のパラメータとして用いれば、より好適に適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　本実施形態に係るコンピュータプログラムは、演奏データ提示システムを動作させるためのコンピュータプログラムであって、複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶工程と、前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶工程と、前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行工程と、前記所定の処理が実行された前記複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力工程とを前記演奏データ提示システムに実行させる。

　本実施形態に係るコンピュータプログラムによれば、当該コンピュータプログラムをコンピュータに読み込んで実行させることで、或いは、当該コンピュータプログラムを、通信手段を介してコンピュータにダウンロードさせた後に実行させることで、上述した本実施形態に係る演奏データ提示システムにおける各種動作を実行させることが出来る。

　従って、本実施形態に係る演奏データ提示システムと同様に、パートデータの適切な組み合わせを考慮したうえで、好適に演奏データを提供することが可能である。

　本実施形態に係る記憶媒体は、上述したコンピュータプログラムがコンピュータに読み取り可能に記憶されている。

　本実施形態に係る記憶媒体は、例えばＣＤ－ＲＯＭ、ＤＶＤ－ＲＯＭ、ハードディスク等の記録媒体であって、上述した本実施形態に係るコンピュータプログラムが、コンピュータに読み取り可能に記憶されている。よって、上述した本実施形態に係る演奏データ提示システムにおける各種動作を、コンピュータに実行させることが出来る。

　本実施形態に係る演奏データ再生装置は、上述した演奏デ－タ提示システム（但し、その各種態様を含む）と、前記演奏データ提示システムによって提示された演奏データを再生する再生手段とを備える。

　本実施形態に係る演奏データ再生装置は、上述した演奏データ提示システムによって提示された演奏データを再生することができる。よって、ユーザに対して、選択された演奏データを確実に提供することが可能である。

　本発明の演奏データ提示システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体、並びに演奏データ再生装置に係る各種実施形態の作用及び他の利得については、以下に示す実施例において、より詳細に説明する。

　以下では、図面を参照して、本発明の実施例について詳細に説明する。

　＜システムの構成＞
　先ず、実施例に係る演奏データ提示システムの構成について、図１から図３を参照して説明する。ここに図１は、実施例に係る演奏データ提示システムの全体構成を示すブロック図である。また図２は、第１データベースに記憶されるパートデータを示す概念図であり、図３は、第２データベースに記憶される所定パラメータを示す概念図である。

　図１において、本実施例に係る演奏データ提示システムは、第１データベース１１０、第２データベース１２０、制御部１３０及びＧＵＩ表示部１４０を含むＷＥＢサーバ１００と、モニタ２１０及び入力部２２０を含むユーザ端末２００とを備えて構成されている。ＷＥＢサーバ１１０及びユーザ端末２００は、ＷＥＢ回線を通じて互いに通信可能とされている。

　第１データベース１１０は、本発明の「データ記憶手段」の一例であり、複数のパートデータ（即ち、パート別の演奏データ）を記憶している。

　図２に示すように、第１データベース１１０には、例えば複数のパートデータが、ルール毎に記憶されている。尚、ここでは、楽曲名及びテンポがルールとして用いられている。

　第２データベース１２０は、本発明の「パラメータ記憶手段」の一例であり、複数のパートデータの組み合わせ毎に所定のパラメータを記憶している。

　図３に示すように、第２データベース１２０には、例えば各パートデータの組み合わせと、その組み合わせの利用回数（言い換えれば、出力回数）とが対応づけて記憶されている。即ち、ここでは、組み合わせの利用回数が所定のパラメータとされている。尚、所定のパラメータには、上述した利用回数以外にも、再生時間、コメント数、コメント内容、評価値又はデータ追加日時等を用いることができる。或いは、複数のパラメータを組み合わせて用いることもできる。

　制御部１３０は、本発明の「処理実行手段」の一例であり、例えばＣＰＵ（Central Processing Unit）等の演算回路を含んで構成されている。制御部１３０は、第１データベース１１０及び第２データベース１２０、並びに後述するＧＵＩ表示部１４０の制御を行う。

　ＧＵＩ表示部１４０は、本発明の「出力手段」の一例であり、制御部によって処理が施されたデータをユーザ端末２００へと出力する。

　モニタ２１０は、ＧＵＩ表示部１４０から出力されたデータを、ユーザに対して提示する。

　入力部２２０は、ユーザが操作を行うことによって、ＷＥＢサーバ１００への指示を実行するために用いられる。例えばユーザは、演奏データを取得したい楽曲（即ち、ルール）を入力部２２０において入力する。入力されたルールは、ＷＥＢサーバ１００へ伝達され、各種処理が実行される。また入力部２２０では、所望するパートデータの条件についても入力可能とされている。即ち、入力部２２０は、本発明の「条件入力手段」の一例としても機能する。

　尚、本実施例に係る演奏データ提示システムは、データを記憶すると共に各種処理を実行するＷＥＢサーバ１００と、ユーザが操作するユーザ端末２００とが異なる場所に設置される場合について説明しているが、演奏データ提示システムは、１つのまとまった装置として構成されていてもよい。更には、第１データベース１１０及び第２データベース１２０が同じ装置として構成される必要もなく、演奏データ提示システムを構成する各部位が別々の装置として構成されており、通信回線等によって通信可能とされたものであってもよい。

　＜システムの動作＞
　次に、本実施例に係る演奏データ提示システムの動作について、４つの実施例を挙げて説明する。

　＜第１実施例＞
　先ず第１実施例に係る演奏データ提示システムの動作について、図４及び図５を参照して説明する。ここに図４は、第１実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。また図５は、第１データベース及び第２データベースに記憶されるデータの一例を示す概念図である。

　図４において、第１実施例に係る演奏データ提示システムでは、演奏データを出力させようとするユーザによって、先ず出力させたい演奏データに応じたルール（例えば、楽曲名等）が入力される。ユーザは、例えばユーザ端末２００の入力部２２０（図１参照）を用いてルールを入力する。入力結果はＷＥＢサーバ１００に送られ、制御部１３０はルールの参照を行う（ステップＳ１１）。具体的には、第２データベース１２０において、入力されたルールに関する情報（各組み合わせを構成するパートデータの情報やその利用回数等）を参照する。

　続いて、ＷＥＢサーバ１００では、制御部１３０が組み合わせの利用回数に基づいてランキング表を作成する（ステップＳ１２）。具体的には、各組み合わせが利用回数の多い順に並び替えられる。尚、ここでのランキング表を作成する処理は、本発明の「所定の処理」の一例である。

　図５において、例えばユーザが入力したルールであるルールＡについて、図中に示すようなパートデータ及びその組み合わせが存在しているとする。この場合、制御部１３０は、利用回数が５２回であるＢ、Ｅ、Ｍ、Ｏの組み合わせ、利用回数が３４回であるＣ、Ｇ、Ｌの組み合わせ、利用回数が３０回であるＡ、Ｉ、Ｋの組み合わせ、利用回数が２１回であるＢ、Ｆ、Ｍの組み合わせ、利用回数が４回であるＣ、Ｇ、Ｉ、Ｏの組み合わせの順で、各組み合わせを並び替えてランキング表を作成する。

　ランキング表が作成されると、ＧＵＩ表示部１４０は、ユーザ端末２００のモニタ２１０にランキング表を表示させる（ステップＳ１３）。これにより、ルールＡにおける各組み合わせが、その利用回数順にユーザに提示されることになる。

　ここで、各組み合わせの利用回数は、システムのユーザが実際に使用した（言い換えれば、システムから出力させた）回数であるので、利用回数が多い組み合わせである程、適切な組み合わせと考えることができる。従って、上述したように、利用回数に基づいたランキング表を表示させるようにすれば、ユーザに対して適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　ここで仮に、組み合わせ毎ではなくパートデータ毎に所定のパラメータが設定されているとすると、パートデータ自体が適切なものか否かを判定することはできたとしても、複数のパートデータを組み合わせた場合に適切なものとなるか否かを判定することができない。例えば、パートデータ単体で聴いた場合には、よい演奏であったとしても、他のパートデータと同時に聴いた場合には、まとまりのない演奏になってしまうおそれがある。

　これに対し、本実施例に係る演奏提示システムでは、上述したように、パートデータの利用回数ではなく組み合わせの利用回数に基づいてランキング表を作成する。従って、複数のパートデータから構成される膨大な量の組み合わせの中から、適切な組み合わせを極めて好適にユーザに提示することが可能となる。

　図４に戻り、モニタ２１０にランキング表が表示されると、ユーザはランキング表から実際に出力させたい組み合わせを選択する。ユーザは、例えば入力部２２０を用いて出力させたい組み合わせを選択する。ユーザによる組み合わせの選択が行われると（ステップＳ１４：ＹＥＳ）、制御部１３０は、第１データベース１１０から、ユーザが選択した組み合わせに対応するパートデータを読み出してユーザ端末２００へ出力する（ステップＳ１５）。これにより、ユーザは、選択した組み合わせに応じた演奏データを聴くことが可能となる。

　尚、制御部１３０は、第１データベース１１０からパートデータを出力すると共に、第２データベースにおける選択された組み合わせの利用回数を１増加させる（ステップＳ１６）。これにより、今回のユーザの選択が、次回以降のランキング表の作成処理に反映されることになる。

　以上説明したように、第１実施例に係る演奏データ提示システムによれば、パートデータの適切な組み合わせを考慮したうえで、好適に演奏データを提供することが可能である。

　＜第２実施例＞
　次に、第２実施例に係る演奏データ提示システムの動作について、図６から図８を参照して説明する。ここに図６は、第２実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。また図７は、入力された条件に基づくフィルタリングを示す概念図（その１）であり、図８は、入力された条件に基づくフィルタリングを示す概念図（その２）である。

　尚、第２実施例は、上述した第１実施例と比べて一部の動作が異なるのみであり、その他の動作については概ね同様である。このため、以下では、第１実施例と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については、適宜説明を省略するものとする。

　図６において、第２実施例に係る演奏データ提示システムでは、演奏データを出力させようとするユーザによって、先ず出力させたい演奏データに応じたルールが入力される。入力結果はＷＥＢサーバ１００に送られ、制御部１３０はルールの参照を行う（ステップＳ２１）。

　ここで第２実施例では特に、ユーザによって、組み合わせに関する条件が入力された場合に（ステップＳ２２：ＹＥＳ）、入力された条件に応じて、パートデータの組み合わせが抽出される（ステップＳ２３）。言い換えれば、ユーザが入力した条件に合致する組み合わせのみが以降の処理の対象とされる。

　続いて、ＷＥＢサーバ１００では、制御部１３０が組み合わせの利用回数に基づいてランキング表を作成する（ステップＳ２４）。ランキング表は、上述した条件に合致する組み合わせのみを用いて作成される。従って、ユーザが所望するパートデータの組み合わせを、より好適に提示することが可能となる。

　図７に示すように、例えばユーザが、ベース、リードギター、ドラムの組み合わせで相性のよいものを探したいと条件を入力したとする。この場合、ランキング表は、Ｃ、Ｇ、Ｌの組み合わせ、Ａ、Ｉ、Ｋの組み合わせ、及びＢ、Ｆ、Ｍの組み合わせによって作成される。即ち、ボーカルを含むＢ、Ｅ、Ｍ、Ｏの組み合わせや、ドラムを含まないＣ、Ｇ、Ｉ、Ｏの組み合わせは、ランキング表から除外される。

　或いは図８に示すように、例えばユーザが、ベースＣが入っている組み合わせで相性のよいものを探したいと条件を入力したとする。この場合、ランキング表は、Ｃ、Ｇ、Ｌの組み合わせ、及びＣ、Ｇ、Ｉ、Ｏの組み合わせによって作成される。即ち、ベースＣを含まないＢ、Ｅ、Ｍ、Ｏの組み合わせ、Ａ、Ｉ、Ｋの組み合わせ、及びＢ、Ｆ、Ｍの組み合わせは、ランキング表から除外される。

　図６に戻り、ランキング表が作成されると、以降は第１実施例と同様の処理が行われる。即ち、ユーザ端末２００のモニタ２１０にランキング表が表示され（ステップＳ２５）、ユーザが組み合わせを選択した場合に（ステップＳ２６：ＹＥＳ）、選択された組み合わせに応じたパートデータが出力され（ステップＳ２７）、出力された組み合わせの利用回数が１増加させられる（ステップＳ２８）。

　以上説明したように、第２実施例に係る演奏データ提示システムによれば、ユーザによって入力される条件を用いることができる。従って、ユーザに対して、より適切な組み合わせを提示することが可能である。

　＜第３実施例＞
　次に、第３実施例に係る演奏データ提示システムの動作について、図９及び図１０を参照して説明する。ここに図９は、第３実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。また図１０は、所定パラメータの合算方法を示す概念図である。

　尚、第３実施例は、上述した第１及び第２実施例と比べて一部の動作が異なるのみであり、その他の動作については概ね同様である。このため、以下では、第１及び第２実施例と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については、適宜説明を省略するものとする。

　図９において、第３実施例に係る演奏データ提示システムでは、演奏データを出力させようとするユーザによって、先ず出力させたい演奏データに応じたルールが入力される。入力結果はＷＥＢサーバ１００に送られ、制御部１３０はルールの参照を行う（ステップＳ３１）。

　続いて、ユーザによって、組み合わせに関する条件が入力された場合（ステップＳ３２：ＹＥＳ）、入力された条件に合致する条件合致組み合わせが抽出される（ステップＳ３３）。そして更に、条件合致組み合わせに関連する組み合わせとして、関連組み合わせが抽出される（ステップＳ３４）。関連組み合わせは、例えば条件合致組み合わせと共通のパートデータを含むような組み合わせである。

　そして第３実施例では特に、抽出された条件合致組み合わせ及びその関連組み合わせの利用回数が互いに合算される（ステップＳ３５）。即ち、条件合致組み合わせの利用回数及び関連組み合わせの利用回数を用いて演算処理が行われ、新たな所定パラメータとして合算利用回数が算出される。以下では、所定パラメータの合算処理について、具体例を挙げて説明する。

　図１０に示すように、例えばユーザが、ベース、リードギター、ドラムの組み合わせで相性のよいものを探したいと条件を入力したとする。この場合には、図中の組み合わせからＣ、Ｇ、Ｌの組み合わせ、及びＢ、Ｅ、Ｍの組み合わせが条件合致組み合わせとして抽出される。そして、条件合致組み合わせＣ、Ｇ、Ｌの関連組み合わせとして、Ｃ、Ｇ、Ｌの３つのパートデータを含む、Ｃ、Ｇ、Ｌ、Ｏの組み合わせ、及びＣ、Ｇ、Ｌ、Ｎの組み合わせが抽出される。他方、条件合致組み合わせＢ、Ｅ、Ｍの関連組み合わせとしては、Ｂ、Ｅ、Ｍ、Ｏの組み合わせが抽出される。

　ここで条件合致組み合わせＣ、Ｇ、Ｌの利用回数は、その関連組み合わせであるＣ、Ｇ、Ｌ、Ｏの利用回数、及びＣ、Ｇ、Ｌ、Ｎの利用回数と足し合わせられる。具体的には、条件合致組み合わせＣ、Ｇ、Ｌの利用回数である“３４”と、関連組み合わせＣ、Ｇ、Ｌ、Ｏの利用回数１２と、関連組み合わせＣ、Ｇ、Ｌ、Ｎの利用回数“３”とが足し合わされ、合算利用回数“４９”が新たに算出される。

　同様に、条件合致組み合わせＢ、Ｅ、Ｍの利用回数は、その関連組み合わせであるＢ、Ｅ、Ｍ、Ｏの利用回数と足し合わせられる。具体的には、条件合致組み合わせＢ、Ｅ、Ｍの利用回数である“２１”と、関連組み合わせＢ、Ｅ、Ｍ、Ｏの利用回数“５２”とが足し合わされ、合算利用回数“７３”が新たに算出される。

　図９に戻り、合算利用回数が算出されると、合算利用回数に基づいてランキング表が作成される。例えば、図１０に示したような例では、組み合わせＣ、Ｇ、Ｌの利用回数が４９回、組み合わせＢ、Ｅ、Ｍの利用回数が７３回として処理される。合算利用回数は、条件合致組み合わせに関連する関連組み合わせの利用回数も加味されたものとなっている。よって、合算利用回数を用いれば、より適切なランキング表を作成することが可能である。尚、ランキング表の対象となる組み合わせは、条件合致組み合わせである。即ち、関連組み合わせや、その他の組み合わせは、ランキング表から除外される。

　ランキング表が作成されると、以降は第１及び第２実施例と同様の処理が行われる。即ち、ユーザ端末２００のモニタ２１０にランキング表が表示され（ステップＳ３７）、ユーザが組み合わせを選択した場合に（ステップＳ３８：ＹＥＳ）、選択された組み合わせに応じたパートデータが出力され（ステップＳ３９）、出力された組み合わせの利用回数が１増加させられる（ステップＳ４０）。

　以上説明したように、第３実施例に係る演奏データ提示システムによれば、関連組み合わせを用いることで、ユーザに対して、より適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　＜第４実施例＞
　次に、第４実施例に係る演奏データ提示システムの動作について、図１１を参照して説明する。ここに図１１は、第４実施例に係る演奏データ提示システムの動作を示すフローチャートである。

　尚、第４実施例は、上述した第１から第３実施例と比べて一部の動作が異なるのみであり、その他の動作については概ね同様である。このため、以下では、第１から第３実施例と異なる部分について詳細に説明し、その他の重複する部分については、適宜説明を省略するものとする。

　第４実施例に係る演奏データ提示システムは、ユーザが出力させたパートデータを用いて作成した演奏データを、新規パートデータとして、ＷＥＢサーバ１００にアップロード可能に構成されている。

　図１１において、第４実施例では、ユーザが提示されたランキング表から組み合わせを選択してパートデータが出力されると（ステップＳ４１）、ユーザによる演奏の録音を開始する（ステップＳ４２）。即ち、出力したパートデータの組み合わせで演奏を流し始めると共に、ユーザによる演奏の録音を開始する。

　録音が終了すると（ステップＳ４３）、ユーザに対して、録音した演奏データをアップロードするか否かの判定を求める（ステップＳ４４）。ここで、ユーザが演奏データのアップロードを許可すると、録音された演奏データがＷＥＢサーバ１００にアップロードされる。アップロードされた演奏データは、新たなパートデータとして、第１データベース１１０に記憶される。従って、システムが記憶しているパートデータの数を増加させ、バリエーションを増大させていくことが可能である。

　演奏データのアップロードが行われると、録音する際に利用したパートデータの組み合わせの録音利用回数が１増加される。録音利用回数は、単なる利用回数と比較して、組み合わせがより適切なものであることを示すパラメータであると考えられる。従って、この録音利用回数を所定パラメータとして用いれば、ユーザに対して、より適切な組み合わせを提示することが可能となる。

　以上説明したように、第４実施例に係る演奏データ提示システムによれば、録音した演奏データがアップロード可能とされているため、ユーザに対して、より好適にパートデータの組み合わせを提示することが可能である。

　本発明は、上述した実施例に限られるものではなく、請求の範囲及び明細書全体から読み取れる発明の要旨または思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う演奏データ提示システム、コンピュータプログラム及び記憶媒体、並びに演奏データ再生装置もまた本発明の技術的範囲に含まれるものである。

１００　ＷＥＢサーバ
１１０　第１データベース
１２０　第２データベース
１３０　制御部
１４０　ＧＵＩ表示部
２００　ユーザ端末
２１０　モニタ
２２０　入力部

Claims (9)

1. 　複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶手段と、
   　前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶手段と、
   　前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行手段と、
   　前記所定の処理が実行された前記複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力手段と
   　を備えることを特徴とする演奏データ提示システム。
2. 　前記所定のパラメータは、前記組み合わせの利用回数、再生時間、コメント数、コメント内容、評価値又はデータ追加日時の少なくとも１つを含むことを特徴とする請求項１に記載の演奏データ提示システム。
3. 　前記組み合わせに対する条件を入力可能とする条件入力手段を更に備え、
   　前記処理実行手段は、前記所定のパラメータに加えて、入力された前記条件に基づいて、前記所定の処理を実行する
   　ことを特徴とする請求項１に記載の演奏データ提示システム。
4. 　前記処理実行手段は、
   　前記条件に合致する条件合致組み合わせを選択する第１選択手段と、
   　前記条件合致組み合わせに含まれる前記パートデータの各々を少なくとも部分的に含む関連組み合わせを選択する第２選択手段と、
   　前記条件合致組み合わせ及び前記関連組み合わせに対して夫々付与された前記所定のパラメータを互いに合算する合算手段と、
   　合算された前記所定のパラメータに基づいて、前記条件合致組み合わせに対する所定の処理を実行する合算処理実行手段と
   　を有することを特徴とする請求項３に記載の演奏データ提示システム。
5. 　前記出力手段によって出力された組み合わせを用いて前記ユーザが作成した新規パートデータを入力可能とするデータ入力手段と、
   　前記新規パートデータを、前記複数のパートデータの１つとして記憶するように、前記データ記憶手段を制御する記憶制御手段と
   　を更に備えることを特徴とする請求項１に記載の演奏データ提示システム。
6. 　前記所定のパラメータは、前記組み合わせが、前記新規パートデータを作成するのに用いられた回数を含むことを特徴とする請求項５に記載の演奏データ提示システム。
7. 　演奏データ提示システムを動作させるためのコンピュータプログラムであって、
   　複数のパートを有する楽曲において、前記複数のパートの各々に対応した演奏データである複数のパートデータを夫々記憶するデータ記憶工程と、
   　前記複数のパートデータの組み合わせに対して夫々付与される所定のパラメータを記憶するパラメータ記憶工程と、
   　前記所定のパラメータに基づいて、前記複数のパートデータの組み合わせに対する所定の処理を実行する処理実行工程と、
   　前記所定の処理が実行された前記複数のパートデータの組み合わせを、ユーザに提示すべき組み合わせとして出力する出力工程と
   　を前記演奏データ提示システムに実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
8. 　請求項７に記載のコンピュータプログラムがコンピュータに読み取り可能に記憶されたことを特徴とする記憶媒体。
9. 　請求項１から６のいずれか一項に記載の演奏デ－タ提示システムと、
   　前記演奏データ提示システムによって提示された演奏データを再生する再生手段と
   　を備えることを特徴とする演奏データ再生装置。

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