JP4479735B2 - 演奏装置およびプログラム - Google Patents
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Description
"テノリオン"、[online]、ヤマハ、 [平成19年2月27日検索] インターネット<URL:http://www.yamaha.co.jp/design/tenori-on/>
(A:構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る演奏装置1の構成例を示すブロック図である。
演奏装置1は、演奏に用いる音の特徴をユーザに指定させ、その指定内容に応じた音で演奏を行うこと可能にするものである。この演奏装置1は、図1に示すように、制御部110、記憶部120、楽音再生部130、操作部140、表示部150、外部機器インタフェース(以下、「I/F」)部160、およびこれら構成要素を接続しそれら構成要素間のデータ授受を仲介するバス170を有している。
Programmable Read Only Memory)やハードディスクである。不揮発性記憶部120bには、演奏に用いる音の特徴をユーザに指定させる処理やその指定内容に応じた音で演奏を行う処理など本発明に係る演奏装置に特徴的な処理を制御部110に実行させるための制御プログラムやその制御プログラムの実行過程で使用されるデータが格納されている。不揮発性記憶部120bに格納されているデータの一例としては、演奏に用いることができる音の波形を示す音データや、それら音データのうちから実際に演奏に利用する音データを音の特徴に基づいてユーザに指定させるためのGUI(Graphical User Interface)画面を生成するためのデータ(GUI画面の枠組みを示す雛形データや各種アイコンやマークなどの画像データ)が挙げられる。
なお、本実施形態では、表示部150に液晶ディスプレイなどの表示装置を含ませる場合について説明するが、例えばディスプレイケーブルなどにより演奏装置1に表示装置を接続し、その表示装置に特徴指定画面を表示させても良い。
以上が演奏装置1の構成である。
次いで、不揮発性記憶部120bに格納されている制御プログラムにしたがって制御部110が実行する処理について図面を参照しつつ説明する。
(X−a)2+(Y−b)2≦r2・・・・・・・・(1)
ただし、式(1)において、XおよびYは、音データに対応付けて素材データベースに格納されている特徴量データBおよび特徴量データNである。
なお、ステップSA130にて読み出した音データを操作部140の各操作子に対応付ける際には、例えば、操作部140が鍵盤状に配列された演奏用操作子を有している場合やテノリオン状の操作パネルを有している場合には、ステップSA130にて読み出した音データをその音データの表す音の音高に対応する操作子(鍵またはタクトスイッチ)に対応付ければ良い。また、操作部140が、文字入力用のキーボードである場合には、ユーザにより指定された座標との距離をいわゆるホームポジションからの距離に対応させて各操作子に各音データを対応付けるなどすれば良い。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、係る実施形態に以下に述べる変形を加えても良いことは勿論である。
(1)上述した実施形態では、特徴量空間にてユーザが指定した座標とのユークリッド距離が所定の閾値以下である座標に対応する音データを演奏制御に用いる場合について説明した。しかし、ユーザが指定した座標と各音データに対応する座標との間の距離は、ユークリッド距離に限定されるものではなく、例えばマハラノビス距離など他の距離概念(距離関数)に係る距離であっても勿論良い。また、上述した実施形態では、音データに対応付けられた特徴量データの表す特徴の各々に対応する座標軸を有する直交座標系で特徴量空間を表す場合について説明したが、極座標系や円筒座標系など他の座標系で特徴量空間を表しても勿論良い。
Centroid”、音のパワフルさの度合いを示す“Spectral Tilt”、目一杯音が鳴っている感じなど音のハリ具合を示す“Spectral Flatness dB”、音のキラキラ感の度合いを示す“High
Frequency Content”、音のスペクトルの概形を数個の数値で特徴づける“MFCC”、音の総パワーに対する各周波数帯域のパワーの割合である“Energy Band Ratio”や“Bark Energy Band”、ハーモニーや和声、コード感、キーなどを示す基本となる“HPCP”などを上記特徴量データとして用いることができ、また、楽曲のテンポやそのゆらぎを示す“Tempo Tap”、“BPM Rubato”などを用いることも可能である。但し、2種類以上の特徴量データを各音データに対応付けておく場合には、人間は4次元以上の座標空間を視覚的には把握できないため、例えば、2または3種類ずつユーザに所望の特徴を指定させても良く、また、素材データベースに格納されている各音データを、1または複数の特徴に基づいて予めグループ分けしておき、ユーザにより指定された座標との距離の差が所定の閾値以下である座標に対応する音データのうち、その距離が最も短い点に対応する音データとその音データと同一のグループに属する音データのみを読み出して楽音再生部130に与えても良い。
なお、合成特徴量の創設の際には、ユーザが試行錯誤で行っても良いが、一般にパターン認識で用いられる手法を用いても良い。また、主成分分析により特徴量の数を減らし、かつ、それぞれが独立した特徴になるようにしても良い。また、特徴量毎に重みを付けを行とともに、それら重みをユーザに適宜調整させることで、そのユーザが重視したい特徴を制御できるようにしても良い。
Claims (3)
- 制御手段と、
表示手段と、
操作内容に応じた信号を出力する操作手段と、
複数の音データが記憶されているとともに、前記各音データに対応付けてその音データの表す音についての予め定められたn(n:1以上の整数)種類の特徴の各々の度合いを値で示すn個の特徴量データが記憶されているデータベースと、
与えられた音データにしたがって音信号を生成し出力する音信号出力手段と、
を備え、
前記操作手段は演奏用操作子を有するとともに、前記データベースに格納されている各音データは、前記n種類の特徴のうちの予め定められた1または複数種類の特徴に基づいてグループ分けされており、
前記制御手段は、
前記データベースに記憶されている音データの各々に対応するマークを、前記nが4未満であれば前記n種類の特徴の各々に対応する座標軸で規定される座標空間内の当該音データの特徴に対応する座標に、前記nが4以上であれば前記n種類の特徴のうちから指定される2または3種類の特徴の各々に対応する座標軸で規定される座標空間内の当該音データの特徴に対応する座標に、マッピングして得られる画像を前記表示手段に表示させる第1の処理と、
前記座標空間内の1つの座標を指定する操作を示す信号を前記操作手段から受け取り、前記指定された座標との距離が所定の閾値以下である座標に対応する音データのうち、前記指定された座標との距離が最も短い座標に対応する音データとその音データと同一のグループに属する音データのみを前記データベースから読み出す第2の処理と、
前記第2の処理により読み出された音データを前記演奏用操作子に対応付け、当該演奏用操作子が操作されたことを契機としてその演奏用操作子に対応する音データを前記音信号出力手段に与える第3の処理と
を実行することを特徴とする演奏装置。 - 前記データベースには、楽曲データを拍を区切りとして所定拍数分ずつに分割して得られる複数楽曲分の音データが記憶されており、
前記n種類の特徴の各々は、音データの表す音の音響特性についての特徴、音データを連結して得られる楽曲データの表す楽曲全体の音響特性についての特徴、該楽曲の書誌情報、または、これらを合成して得られる特徴、の何れかに分類される
ことを特徴とする請求項1に記載の演奏装置。 - コンピュータ装置に、
複数の音データの各々にその音データの表す音についての予め定められたn(n:1以上の整数)種類の特徴の各々の度合いを値で示すn個の特徴量データを対応付けて記憶したデータベースであって、前記複数の音データが1または複数種の特徴に基づいてグループ分けされて記憶されているデータベースに記憶されている前記複数の音データの各々を表すマークを、前記nが4未満であれば前記n種類の特徴の各々に対応する座標軸で規定される座標空間内の当該音データの特徴に対応する座標に、前記nが4以上であれば前記n種類の特徴のうちから指定される2または3種類の特徴の各々に対応する座標軸で規定される座標空間内の当該音データの特徴に対応する座標に、マッピングして得られる画像を表示装置に表示させる第1の処理と、
前記座標空間内の1つの座標を指定する操作が為されたことを検出し、前記指定された座標との距離が所定の閾値以下である座標に対応する音データのうち、前記指定された座標との距離が最も短い座標に対応する音データとその音データと同一のグループに属する音データのみを前記データベースから読み出す第2の処理と、
前記第2の処理により読み出された音データを演奏用操作子に対応付け、当該演奏用操作子が操作されたことを契機としてその演奏用操作子に対応する音データを、与えられた音データにしたがって音信号を出力する音信号出力装置に与える第3の処理と
を実行させることを特徴とするプログラム。
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