JP2006227205A - 楽音制御装置、楽音制御方法及び楽音制御のためのコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】自動演奏ピアノへ送る楽音情報と同じ情報が音量「0」にされて電子音源装置へ送られ、一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をすることがない。
【解決手段】楽音制御装置1に入力された楽音情報の一部は自動演奏ピアノ2へ送られアコースティック自動演奏が行われる。この楽音情報と同じ楽音情報のタッチデータTC (音量)が「0」にされて電子音源装置3へ送られるとともに、他の楽音情報も電子音源装置3へ送られる。このとき所定時間遅延されるので、電子音源装置3の発音/消音と自動演奏ピアノ2の発音/消音とがずれてしまうことがない。
【選択図】図1

Description

本発明は、楽音制御装置等に関し、特に複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を鍵盤発音消音手段に送って発音/消音させる装置等に関する。
従来、アコースティックな鍵盤楽器で自動的に演奏を行う自動演奏ピアノなどが実現されている。このような自動演奏ピアノには、MIDI(ミュージカルインスツルメントデジタルインターフェース)データが送り込まれることが考えられている。そして、このMIDIデータの中のピアノ以外のデータについては電子音源装置/電子楽器等に送り込まれて、自動演奏ピアノと電子音源装置/電子楽器との合奏が行われることも考えられている。
特開昭62−229196号公報
このような自動演奏ピアノと電子音源装置/電子楽器との合奏では、自動演奏ピアノの発音/消音の動作に遅れが生じてしまい、合奏のタイミングの同期をとるため、電子音源装置/電子楽器に送り込むMIDIデータに遅延をかけるようにしていた。しかし、実際にこのような合奏の実験を行ってみると、電子音源装置/電子楽器の方で誤動作を起こすことが発見された。
上記目的を達成するため、本発明は、複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信し、この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を鍵盤発音消音手段に送り、この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送るようにした。
これにより、鍵盤発音消音手段に送られる楽音情報と同じ楽音情報が、電子的に発音または消音する手段に送られるので、電子的に発音または消音する手段が一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理をしてしまうことがない。
また、鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報は、電子的に発音または消音する手段に送られるときには、発音動作しない状態に変換されるので、電子的に発音または消音する手段では楽音が発生されてしまうことがなく、上記鍵盤発音手段でのみ発音される。
(1)全体システム
図1は全体システムを示し、楽音制御装置1(カラオケ装置、楽音制御方法を実行する装置及び楽音制御のためのコンピュータプログラムを実行する装置など)と、自動演奏ピアノ2、電子音源装置(電子楽器など)3と示す。
楽音制御装置1には、楽音情報(例えばミディ(MIDI)情報、ミディデータ、ミディ:ミュージカルインスツメントデジタルインターフェース、自動演奏情報)が送り込まれ、この楽音情報の中のチャンネルが識別され、あるチャンネルの楽音情報は自動演奏ピアノ2へ送り込まれて、アコースティックな楽音が自動的に発音/消音される。
他のチャンネルの楽音情報は電子音源装置3へ送り込まれて、電子的な楽音が自動的に発音/消音される。この場合、この他のチャンネルの楽音情報は、所定時間、例えば0.3〜0.7秒、具体的には約0.5秒遅延されて送り込まれる。
これにより、上記自動演奏ピアノ2への楽音情報の送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて、他の楽音情報が電子音源装置3へ送り込まれる。この遅延時間は、自動演奏ピアノ2のソレノイド39の反応時間に応じて微調整され設定される。当該遅延時間は、電子音源装置3へ楽音情報を送り込んでから発音開始されるまで時間と、自動演奏ピアノ2へ楽音情報を送り込んでから発音開始されるまで時間との差になるか、またはこの差に応じたものとなる。
そして、上記自動演奏ピアノ2へ送り込まれた楽音情報と同じ楽音情報のタッチデータTC(ベロシティデータ/情報、音量データ/情報、タッチ情報)が「0」にされて電子音源装置3へ送り込まれる。この場合、この楽音情報のキーオンデータ(発音開始情報)がキーオフデータ(発音終了情報)に書き換えられて送り込まれてもよい。これにより、当該楽音情報が発音動作しない状態に変換される。
(2)全体回路
図2は上記楽音制御装置1の全体回路(楽音制御方法を実行する全体回路及び楽音制御のためのコンピュータプログラムを実行する全体回路)、自動/手動演奏装置、楽音発生装置または電子楽器(以下「本装置」という)の全体回路を示す。
キーボード11の各キーは、楽音の発音及び消音を操作/指示するもので、キースキャン回路12によってスキャンされ、キーオン、キーオフを示すデータが検出され、コントローラ8によってプログラム/データ記憶部4に書き込まれる。そして、それまでプログラム/データ記憶部4に記憶されていた各キーのオン、オフの状態を示すデータと比較され、各キーのオンイベント、オフイベントの判別が、コントローラ(CPU)8によって行われる。
このキーボード11は、ローアキーボード、アッパーキーボード、ペダルキーボード等から成っており、それぞれにつき異なる/同じ音色の楽音、つまり楽音波形または/及びエンベロープ波形の異なる/同じ楽音が発音される。なお、キーボード11は、場合によって、電子弦楽器、電子吹奏(管)楽器、電子打楽器(パッド等)、コンピュータのキーボード等で代用される。
パネルスイッチ群13の各スイッチは、パネルスキャン回路14によって、スキャンされる。このスキャンにより、各スイッチのオン、オフを示すデータが検出され、コントローラ8によってプログラム/データ記憶部4に書き込まれる。そして、それまでプログラム/データ記憶部4に記憶されていた各スイッチのオン、オフの状態を示すデータと比較され、各スイッチのオンイベント、オフイベントの判別が、コントローラ8によって行われる。
上記パネルスイッチ群13には後述するキー51〜56並びに各種操作子及び各種スイッチが設けられ、この各種操作子及び各種スイッチはペダル、ホイール、レバー、コントローラ、ジョイスティック、ダイヤル、ハンドル、回転/スライドつまみ/ボリューム、ベンダー、タッチスイッチ等である。このペダルはダンパペダル、サスティンペダル、ミュートペダル、ソフトペダル等である。
本装置で発音/消音される楽音は上記キーボード11による手動演奏の楽音または送られてくるまたは再生された楽音情報(ミディ情報)の楽音である。この手動演奏または自動演奏の各楽音はミディ(MIDI)回路15からも送られてきたり、プログラム/データ記憶部4から再生されたりする。
ミディ回路15は、外部接続された電子楽器との間で楽音データの送受を行うためのインターフェイス回路である。この楽音データはMIDI(ミュージカルインスツルメントデジタルインタフェース)規格のもので、この楽音データに基づいた発音も行われる。ミディ回路15を通じて、他の機器から上記演奏情報が送られてくるほか、プログラム/データ記憶部4内の上記楽音情報が他の機器へ送られたりする。
このような音楽的ファクタ情報は、コントローラ8へ送られ、後述の各種信号、データ、パラメータの切り換えが行われ、楽音の内容が決定される。上記演奏情報(楽音発生情報)及び楽音発生情報はコントローラ8で処理され、各種データが楽音信号発生部5へ送られ、楽音波形信号が発生される。コントローラ8はCPU、DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、ROM及びRAMなどからなっている。
プログラム/データ記憶部4(内部記憶媒体/手段)はROMまたは書き込み可能なRAM、フラッシュメモリまたはEEPROM等の記憶装置からなり、光ディスクまたは磁気ディスク等の情報記憶部7(外部記憶媒体/手段)に記憶されるコンピュータのプログラムが書き写され記憶される(インストール/転送される)。
またプログラム/データ記憶部4には外部の電子楽器またはコンピュータから上記ミディ回路15または送受信装置を介して送信されるプログラムも記憶される(インストール/転送される)。このプログラムの記憶媒体は通信媒体も含む。
このプログラムは、コントローラ(CPU)2が各種処理を行うための後述する各フローチャートに応じた楽音発生のためのプログラムである。このプログラム/データ記憶部4には、上述した音楽的ファクタ情報、上述した各種データ及びその他の各種データも記憶される。この各種データには時分割処理に必要なデータや時分割チャンネルへの割当のためデータ等も含まれる。
楽音信号発生部5では、各楽音ごとに楽音波形信号が繰り返し発生されサウンドシステム6から発音出力される。上記キーナンバデータKNに応じて、この繰り返し発生される楽音波形信号の発生速度は変化される。
また上記楽器パートナンバ(ミディチャンネルナンバ、音色情報)などの音楽的ファクタ情報に応じて、この繰り返し発生される楽音波形信号の波形形状は切り換えられる。この楽音信号発生部5は時分割処理によって複数の楽音信号が同時に生成されポリフォニックに発音される。
タイミング発生部9からは、本装置の全回路の同期を取るためのタイミングコントロール信号が各回路に出力される。このタイミングコントロール信号は、各周期のクロック信号のほか、これらのクロック信号を論理積または論理和した信号、時分割処理のチャンネル分割時間の周期を持つチャンネルクロック信号、この整数倍または整数分の1の周波数のクロック信号、チャンネルナンバデータCHNo、タイムカウントデータ(発音時間情報)などを含む。上記スキャン処理もこのクロック信号に基づいて所定周期ごとに実行される。
時計回路10では、現在時刻がカウントされ、現在の時刻を示す現在時刻データPTが出力される。この現在時刻データPTに基づいて、電子音源装置3への楽音情報の送信/出力が所定時間ずつ遅延される。
本装置(楽音制御装置1)の楽音信号発生部5、サウンドシステム6、キーボード11及び/またはキーボードスキャン回路12は省略されてもよい。また、上記電子音源装置3もこの図2の楽音制御装置1と同じ回路構成/動作となる。しかし、パネルスイッチ群13、スイッチスキャン回路14、キーボード11及び/またはキーボードスキャン回路12は省略されてもよい。
(3)パネルスイッチ群13
図3は上記パネルスイッチ群13を示す。このパネルスイッチ群13の中には、テンキー51、曲モードキー52、楽器パート(ミディチャンネル)キー53、セットキー54、バックキー55、キャンセルキー56、表示部58等が設けられている。
テンキー51によって、選曲する曲の番号、選択する楽器パート(ミディチャンネル)、推奨される楽器パートの組み合わせ等が入力される。この楽器パートナンバは、MIDIのチャンネルナンバと同じまたは対応している。
曲モードキー52によって、曲番の選曲のモードが設定され、楽器パートキー53によって、カラオケ/BGMなどで演奏する曲の楽器パートの選択のモードが設定される。セットキー54によって、曲番、楽器パートナンバまたは楽器パートの組み合わせの入力の完了が指示される。
キャンセルキー55によって、上記途中までの入力内容が1段階だけ消去される。リセットキー56によって、上記途中までの入力内容が全て消去され、入力が初期状態に戻される。表示部58には、上記テンキー51、曲モードキー52、楽器パート(ミディチャンネル)キー53、セットキー54、バックキー55、キャンセルキー56の入力内容、楽器パートの組み合わせのパターン等が表示される。
このようなパネルスイッチ群13は、カラオケ装置においては、選曲のほか、音程の上下、歌詞及び背景映像を表示する表示部、歌唱者の歌の音声と楽音情報とが発音されるスピーカー、歌唱者の歌の音声が入力されるマイクも装備される。
(4)楽音情報(ミディ情報)のデータ構造
図4は上記楽音情報(ミディ情報、自動演奏情報)のデータ構造を示す。この楽音情報は、ステータスバイト、キーナンバデータKN(ノートナンバデータ、音高情報/データ)、タッチデータTC(ベロシティデータ/情報、音量情報/データ、タッチ情報)などからなっている。
ステータスバイトの中には、上記キーオンデータON(発音開始情報)またはキーオフデータOFF(発音終了情報)のいずれかが含まれ、楽音制御すべき状態が発音か消音かを示す。このステータスバイトには、他にチャンネルナンバCNなども含まれる。
チャンネルナンバCNは、楽器のパートに対応しており、当該楽音情報がどの楽器で演奏されるべきかを示し、このチャンネルナンバCNによってどの楽器が発音/消音されるかが決定され、受信した側では自己のチャンネルナンバCNと一致した楽音情報のみが発音/消音される。
例えば、このチャンネルナンバCNが「1」であればピアノ(打弦鍵盤楽器)、同じく「2」であればオルガン(吹奏鍵盤楽器)、同じく「3」であればギター(弦楽器)、同じく「4」であればバイオリン(弦楽器)、同じく「5」であればフルート(木管楽器)、同じく「6」であればトランペット(金管楽器)、同じく「7」であればドラム(打楽器)というように予め決定されている。
キーナンバデータKN(音高情報/音域情報)は、発音または消音すべき鍵47、つまりキーナンバ、音高、オクターブまたは音域も示す。タッチデータTCは、発音操作/消音操作の速さ/強さ及び音量を示す。このタッチデータTCは、キーオフデータOFFのときにも付加され、消音操作のタッチも示すが、消音のときのみ省略されてもよい。
このような自動演奏情報は、シーケンサ、電子楽器、楽音装置、カラオケ装置、通信カラオケシステムの本局などの他の外部装置から、有線または無線の通信システムを介して送られてくる。この楽音情報は、時系列的にリアルタイムで送られてきて、時系列的にリアルタイムに演奏が実行される。
このようなリアルタイム送信は、所定の音楽的時間ごと、例えば1/32拍ごと、1/64拍ごと、1/128拍ごとの音楽的時間ごとに送られてくる。なお、このような自動演奏情報は、上述のMIDI形式のデータとすることもできる。
また、この自動演奏情報はリアルタイムではなく、一括してバッチ処理により送られてもよい。この場合、上記自動演奏情報には、ステップタイムデータ及びゲートタイムデータが含まれる。ステップタイムデータは曲、小節の先頭または直前の楽音のキーオン若しくはキーオフからの音楽的時間(拍数)を示す。ゲートタイムデータは、曲、小節の先頭、直前の楽音のキーオン若しくはキーオフまたは当該楽音の発音開始/キーオンから発音終了/キーオフまでの音楽的時間(拍数)を示す。
これに応じて、図4の処理では、タイムカウントが行われ、ステップタイムデータに応じた時間が経過すると、発音処理が実行され、ゲートタイムデータに応じた時間が経過すると、消音処理が実行される。
(5)楽器パートテーブル61
図5は上記プログラム/データ記憶部4内の楽器パートテーブル61を示す。この楽器パートテーブル61には、各曲ごとに上記自動演奏ピアノ2へ送られる理想的で最適な楽器パート(ミディチャンネル)の組み合わせが1つまたは複数記憶されるとともに、過去の合奏/送信処理での上記自動演奏ピアノ2へ送られる各楽器パートの選択回数値/選択頻度値が各曲ごとに累積されて記憶される。
このような自動演奏ピアノ2へ楽音情報が送られる楽器パートは、必ずしもピアノに限られるものではなく、オルガン等の他の鍵盤楽器、ギターまたはバイオリン等の弦楽器、フルートまたはトランペット等の管楽器、ドラムまたはシンバル等の打楽器など、どのような楽器パートであってもよい。これにより、ピアノ2で他の楽器の楽音情報を演奏させたり、ピアノと他の楽器との楽音情報の合奏をさせたりできる。
理想的で最適な楽器パートは1つだけのこともあるし、複数のこともあるし、さらに、1つの曲に対して1つの組み合わせだけのこともあるし、複数の組み合わせのこともある。このような理想的で最適な楽器パートは予め楽器パートテーブル61に入力されて記憶される。しかし、上記ミディ回路15を通じて外部機器から送られてきて記憶されることもある。各楽器パートの蓄積選択回数は、選曲のたびに、この選曲のときに選択された楽器パートが順次+1されていく。
上記理想最適楽器パートデータは、選曲のときに読み出されて上記表示部58に表示される。この表示は、例えば、「理想楽器パート(1)=1、3」「理想楽器パート(2)=2、5、6」「理想楽器パート(3)=1、2、4」…等である。この表示の数字は楽器パートナンバを示し、かっこ内の数字は理想最適楽器パートが複数組のとき推奨の順番を示す。
上記蓄積選択楽器パートデータは、やはり選曲のときに読み出されて上記表示部58に表示される。この場合、各楽器パートのうち、選択頻度値(蓄積選択楽器パートデータ)の大きいものから順番に表示される。例えば楽器パート「1」「3」「6」「2」「5」「7」の順番に選択頻度値(蓄積選択楽器パートデータ)が大きければ、「蓄積楽器パート(11)=1」「蓄積楽器パート(12)=1、3」「蓄積楽器パート(13)=1、3、6」「蓄積楽器パート(14)=1、3、6、2」…等が順番に表示されていく。この表示の数字は楽器パートナンバを示し、かっこ内の数字は選択頻度値つまり過去の選択頻度/選択回数の高さまたは推奨の順番を示す。
なお、このような表示形態は一例であって、表示形態はどのようなスタイルであってもよい。また、このような楽器パートの選択は、このような理想楽器パートまたは蓄積楽器パートが、ある複数のキーにそれぞれ割り当てられて、これらのキーを操作することによって選択されてもよく、選択の仕方は任意である。
上記理想楽器パートと蓄積楽器パートとの表示は両方表示されて、この中から所望の楽器パート群が選択される。しかし、理想楽器パートまたは蓄積楽器パートのいずれかの表示/選択のみとしてもよいし、これらが切り換え表示/切り換え選択されてもよい。
この様な表示に対して、演奏者/操作者は、テンキー51及びセットキー54でいずれかの楽器パートを選択することになる。こうして、演奏者/操作者は、選曲した曲にあった楽器パートを理想の推奨のものまたは過去の選択頻度/選択回数を参考にして選ぶことができる。
(6)シフトディレイテーブル63
図6は上記プログラム/データ記憶部4内のシフトディレイテーブル63を示す。シフトディレイテーブル63には、選曲された曲の合奏/送信のときに、上記自動演奏ピアノ2へ送られる選択された楽器パートごとに、楽音情報(ミディ情報)の中のキーナンバデータKN(キーオンデータ/キーオフデータ、ノートナンバデータ、音高情報/データ)及びタッチデータTC(ベロシティデータ/情報、音量データ/情報、タッチ情報)が順次書き込まれていく。
そして、これらのキーナンバデータKNの平均値、及びタッチデータTC(音量情報)の平均値が、楽音情報が受信(入力)/送信(出力)/合奏されるごとに求められていく。この平均値は自動演奏ピアノ2へ送られる楽音情報ごとに求められ、各楽音情報ごとのキーナンバデータKNの各平均値、及びタッチデータTC(音量情報)の各平均値の差が所定値を越えれば、いずれかの楽器パートのキーナンバデータKNまたはタッチデータTCが所定量変更される。
これにより、自動演奏ピアノ2へ送り込まれる各楽器パートの間で、音高、音量/タッチに開きがあって、音感上調和がとれないときに、これらを解消するために、これらの開きが緩和されて、調和が採られる。
これは、次のような場合に有益である。自動演奏ピアノ2へピアノとギターのように異なる楽器パートの楽音情報が複数送られると、音高、音域、オクターブ、調、音量またはタッチがずれていて調和がとれないことがある。
これは1つの自動演奏ピアノ2で、異なる楽器パートの楽音情報を合奏させるために生じることである。例えば、ピアノに比べてギターの音高が低すぎたり、ピアノに比べてギターの音量/タッチが小さすぎたりすることがあり、これを調整するため、ギターパートの楽音情報をピアノの楽音情報に近づける。
上記平均値に基づく変更はこのような調和をすることができる。むろん逆に、ピアノパートの楽音情報をギターパートの楽音情報に近づけてもよい。この場合、自動演奏ピアノ2でギターのような演奏を行うことができる。
なお、このような平均値に基づく変更処理は、自動演奏ピアノ2で、ピアノ以外の異なる楽器パートの楽音情報を1つだけ又は複数演奏する場合でも可能である。この場合、自動演奏ピアノ2に近い楽器パートであるピアノの楽音情報も、シフトディレイテーブル63に書き込んでいき、このピアノの楽音情報に基づいて、上記平均値に基づく変更処理を行うことになる。
さらに、このシフトディレイテーブル63に書き込んでいく楽音情報は、自動演奏ピアノ2だけでなく、電子音源装置3へ送られる楽音情報についても書き込まれる。これにより、自動演奏ピアノ2と電子音源装置3との間での音高/音量/タッチなどの音感を調和させることができる。
この自動演奏ピアノ2へ送られる楽音情報については、タッチデータTC(音量情報)が「0」にされるなど発音動作しない状態に変更された、楽音情報についても音高シフトテーブル63に書き込まれていく。
そして、この発音動作しない状態に変更された楽音情報と、上記自動演奏ピアノ2へ送られた楽音情報以外の残りの楽音情報とは、所定時間経過後、つまり所定時間遅延されて、電子音源装置3へ送られて発音/消音される。
これらの各楽音情報(キーナンバデータKN及びタッチデータTC)には、現在時刻データPTが付加されてシフトディレイテーブル63に書き込まれる。現在時刻データPTは、各楽音情報(キーナンバデータKN及びタッチデータTC)が受信されて書き込まれたときの時刻を示す。この現在時刻データPTは上記時計回路10から供給される。
このシフトディレイテーブル63には、全楽器パートにわたるキーナンバデータKNの平均値とタッチデータTCの平均値が記憶される。この平均値は自動演奏ピアノ2へ送られる楽音情報のみについての平均値であるが、電子音源装置3へ送られる楽音情報も含んだ平均値であってもよい。この全楽器パートにわたる平均値と各楽器パートごとの上記個別の平均値との差が所定値例えば2オクターブ以上であれば、当該楽器パートのキーナンバデータKN及び/またはタッチデータTCの値が変更されて出力される。
このシフトディレイテーブル63には、上記パネルスイッチ群13で選択された、自動演奏ピアノ2へ送られて演奏される楽器パートナンバ(ミディチャンネルナンバ)も書き込まれ記憶される。送られてくる楽音情報のうち、この記憶された楽器パートナンバに応じた楽音情報のみが自動演奏ピアノ2へ送り込まれる。このシフトディレイテーブル63には、カラオケ/BGMなどのために、選曲された曲の曲番号データが記憶される。
上記現在時刻データPTとその後の時計回路10からのその後の現在時刻データPTの差が所定時間以上、つまり遅延時間が経過すると、この楽音情報(キーナンバデータKN及びタッチデータTC)が読み出されて、上記電子音源装置3へ送られて発音される。
この場合、タッチデータTCが「0」にされた楽音情報も上記電子音源装置3へ送られる。これにより、電子音源装置3の方が、自動演奏ピアノ2へ送られたあるチャンネルつまりある楽器パートの楽音情報が送られてこない/抜けた/消滅したとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理をしてしまうことがない。
むろん、タッチデータTCが「0」にされているので、自動演奏ピアノ2へ送られた楽音情報と同じ楽音が電子音源装置3から発音されてしまうことがない。むろん、発音させてもよい。
このように、楽音情報を自動演奏ピアノ2へ送り込むことによって、アコースティックな楽器/楽音の演奏でカラオケを歌うことができる。また、カラオケ用の楽音情報の一部をアコースティックな楽器/楽音に置き換え、残りの楽音情報を電子音響にして、カラオケを歌うこともできる。
(7)スイッチ処理
図7は上記楽音制御装置1のコントローラ(CPU)8によって実行されるスイッチ処理のフローチャートを示す。この処理は上記楽音制御装置1の電源投入、上記パネルスイッチ群13のいずれかのキー/スイッチ/操作子の操作によって開始され、電源遮断等まで繰り返し継続される。
まず、セットキー54が操作されると(ステップ11)、直前にテンキー51及び曲モードキー52が操作されて曲番が入力されていれば(ステップ12)、当該曲番号データがプログラム/データ記憶部4のシフトディレイテーブル63に書き込まれる(ステップ13)。
そして、楽器パートナンバが入力されていないとき(ステップ14)、プログラム/データ記憶部4内の楽器パートテーブル61の入力曲番号に対応した理想最適楽器パートナンバデータ(1)(2)…及び蓄積選択楽器パートナンバデータが読み出され、表示部58に表示される(ステップ15)。これにより、選択された曲に対して理想で最適な楽器パートナンバまたは過去の人気のある楽器パートナンバが容易にわかる。
これに対して、いずれかの理想最適楽器パートナンバデータ(1)(2)または蓄積選択楽器パートナンバデータ(1)(2)…をテンキー51と楽器パートキー53とによって、楽器パートナンバデータが入力されることになる。
このようにして、または上記ステップ14で楽器パートナンバデータが個別に入力されれば(ステップ14)、楽器パートテーブル61の上記曲番号の蓄積選択楽器パートナンバデータの対応する各楽器パートの数値が+1され(ステップ16)、プログラム/データ記憶部4のシフトディレイテーブル63(図6右上のレジスタ)に選択された楽器パートナンバデータが書き込まれる(ステップ17)。
これにより、各曲ごとの各楽器パートの過去の選択頻度が累積されていき、人気のある楽器パートが容易にわかるようになる。この場合、上記理想最適楽器パートナンバデータ(1)(2)及び/または蓄積選択楽器パートナンバデータ(1)(2)…が選択されたときには、蓄積選択楽器パートデータの累積が行われなくてもよい。次いで、その他のスイッチについての処理が行われ(ステップ18)、合奏/送信処理が行われ(ステップ19)、他の処理へリターンされる。
(8)合奏/送信処理
図8は上記楽音制御装置1のコントローラ8によって実行される上記ステップ19の送信/合奏処理(遠隔発音/遠隔消音処理)のフローチャートを示す。この処理は、電源遮断、選曲した曲の演奏終了/中断または合奏/送信のモード解除まで繰り返し継続される。
先ず、楽音制御装置1へ送られてくる楽音情報(ミディ情報)を取り込み(ステップ21)、その先頭のステータスバイトの中の楽器パートナンバ(ミディチャンネルナンバ)がシフトディレイテーブル63のレジスタ内の自動演奏ピアノ2へ送るべき楽器パートナンバに一致していれば(ステップ22)、この楽音情報を楽器パートナンバごとに分けて順番にシフトディレイテーブル63(図6上段左)へ書き込んでいく(ステップ23)。
次いで、この各楽器パート及び全楽器パートのタッチデータTC及びキーナンバデータKN(またはオクターブデータ)の平均値を計算し直して更新し(ステップ24)、全楽器パートの平均値に対して各楽器パートの平均値が所定値例えば2オクターブ以上の差があれば(ステップ25)、この差を縮めるように、上記ステップ23で書き込まれた楽音情報のキーナンバデータKN及び/またはタッチデータTCの値を変更する(ステップ26)。
これにより、自動演奏ピアノ2へ送り込まれる各楽器パートの間で、音高、音量/タッチに開きがあって、音感上調和がとれないときに、これらを解消するために、これらの開きが緩和されて、調和が採られる。
そして、この変更された楽音情報のキーナンバデータKNと、キーオンではなくキーオフデータとをミディ回路15を通じて自動演奏ピアノ2へまず送り出し(ステップ27)、この後に上記ステップ26で変更された楽音情報をミディ回路15を通じて自動演奏ピアノ2へ送り出す(ステップ28)。
これにより、もし仮に、同じキーナンバデータKNにつき、このとき既にキーオン状態になっていたとしても、キーオン(発音開始情報)の楽音情報が連続して送られることがなくなり、間にキーオフ(発音終了情報)が挿入され、同じキーナンバデータKNの楽音が連続して繋がって発音されてしまうことがなくなる。また、自動演奏ピアノ2のソレノイド39加熱するなどの問題もなくなる。
次いで、この変更して送り出されたまたは上記変更前の楽音情報のタッチデータTC(音量情報)を「0」にして(ステップ29)、そのときの時計回路10からの現在時刻データPTとともに、楽器パートナンバごとに分けて順番にシフトディレイテーブル63(図6下段左)へ書き込んでいき(ステップ30)、処理は戻る。
また、上記ステップ22で、楽器パートナンバ(ミディチャンネルナンバ)がシフトディレイテーブル63のレジスタ内の自動演奏ピアノ2へ送るべき楽器パートナンバに一致しておらず、電子音源装置3へ送るべきものであれば(ステップ22)、この楽音情報を楽器パートナンバごとに分けて順番にシフトディレイテーブル63(図6下段右)へ書き込んでいく(ステップ31)。
このとき、時計回路10からの現在時刻データPTが、楽器パートナンバごとに分けて順番にシフトディレイテーブル63(図6下段右)へ書き込まれていき(ステップ32)、処理は戻る。この書き込まれた楽音は後述するインタラプト処理で所定の遅延時間経過後に読み出されて、ミディ回路15を通じて電子音源装置3へ送り出される。
なお、電子音源装置3へ送り込まれる楽音情報についても、各楽器パートごと及び全楽器パートにつき、キーナンバデータKN及び/またはタッチデータTC(音量情報)の平均値がとられ、上記ステップ26における楽音情報の修正に使われてもよい。これにより、自動演奏ピアノ2で演奏される楽器パートの間だけでなく、自動演奏ピアノ2と電子音源装置3との間での各楽器パートの間で、音高、音量/タッチの調和がはかられる。
さらには、このような平均値をとるのは、各楽音情報ごとつまり1音ごとではなく、所定時間ごと、数音ごと、1〜数小節ごとに行われてもよい。このようなステップ24〜26の平均値処理は、合奏/送信処理の中ではなく、コントローラ(CPU)8の処理の空き時間に実行されてもよい。
また、このような音高変更/音量変更のための平均値の代わりに最頻値、自動演奏ピアノ2または電子音源装置3の演奏楽器の方の平均的なまたは最頻の音高/音量、カラオケで歌う人の平均的なまたは最頻の音高/音量が用いられてもよく、演奏の調和ができればどのような変更であってもよい。
(9)インタラプト処理
図9は一定周期ごとにコントローラ(CPU)8によって実行されるインタラプト処理のフローチャートを示す。まず、既に読み出して電子音源装置3へ送り込んだ楽音情報の次の楽音情報を各楽器パートごとに読み出し(ステップ41)、この楽音情報の中の書き込み時の現在時刻データPTより、時計回路10からの新しい現在時刻データPTが、所定遅延時間以上経過していれば(ステップ42)、この読み出した楽音情報をミディ回路15を通じて電子音源装置3へ送り込み(ステップ43)、楽音情報の読み出しアドレスを+1する(ステップ44)。
このとき、タッチデータTC(音量情報)が「0」にされ自動演奏ピアノ2へ送られた楽音情報と同じ楽音情報も読み出されて、ミディ回路15を通じて電子音源装置3へ送り込まれる。もし、所定遅延時間未満であれば(ステップ42)、電子音源装置3への楽音情報の送り込みは行われない。
こうして、電子音源装置3へ送られる全ての楽音情報が所定時間遅延されるので、電子音源装置3とアコーステッィクな自動演奏ピアノ2との合奏にタイミングのずれが生じない。そして電子音響とアコーステッィク音響との合奏ができ、これをカラオケの演奏として使用すると、恰も生演奏で歌を歌っているような臨場感を得ることができる。むろんこの電子音響とアコーステッィク音響との合奏をBGMとして使うこともできる。
また、電子音源装置3へは、音量「0」になって発音動作しない状態になった楽音情報も送られるので、電子音源装置3のコントローラ(CPU)8が、一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理を誤ってしてしまうことがない。
なお、このような発音動作しない状態にすることは、タッチデータTC(ベロシティデータ)を「0」にしたり、楽音情報のステータスバイトの中のキーオンデータONをキーオフデータOFFにしたりするほか、発音しないコマンドを強制的に挿入したり、マスキングコマンドを付加したり、種々の手法が可能であり、発音しないようにする手法はどのようなものでもよい。
(10)自動演奏ピアノ2の鍵17…及びアクション機構18の構造
図10は上記グランドピアノの自動演奏ピアノ2の鍵17…及びアクション機構18の構造を示す。グランドピアノの棚板19の上には筬20が載置されている。この筬20は板状で、この筬20上に上記各鍵(キー)17…が設けられる。
この筬20の奥側、中央、手前にはそれぞれ横に延びる筬後21、筬中22、筬前23が設けられ、これら筬後21、筬中22、筬前23上に各鍵17…が設けられる。筬前23上には各鍵17…ごとにガイドピン24…が突設され、このガイドピン24…は各鍵17…下面の孔部内に入り、鍵17…の左右の揺れを防止している。
各鍵17…の中央にはバランスピン25…が設けられ、これを支点として各鍵17…が動く。鍵17…の奥上面にはキャプスタン26…が設けられ、キーオンによって上昇し、キーオフによって下降する。
キャプスタン26…の上には前後に延びるウィッペン27…が設けられ、このウィッペン27…はウィッペンフレンジ28…を介してウィッペンレール29に回動可能に設けられている。ウィッペン27…の回動先端には、ジャック30…が取り付けられ、このジャック30…はウィッペン27…とともに持ち上げられ、ジャック30…の他端がレギュラティングボタン31…に当接される。このレギュラティングボタン31…は次述するシャンクレール32の下に突設されている。
シャンクレール32の上にはシャンクフレンジ33…が固定され、このシャンクフレンジ33…の先には上記ハンマーシャンク34…が回動可能に支持されている。このハンマーシャンク34…の下面にはシャンクローラ35…が取り付けられ、このシャンクローラ35…は上記ジャック30…の上面に当接している。
ハンマーシャンク34…の先端にはハンマーヘッド36…が固定されており、ジャック30…が持ち上げられると、シャンクローラ35…を介してハンマーシャンク34…が上方へ回動され、ハンマーヘッド36…が弦37…を叩く(打つ)。
また、鍵17…の押圧を開放するつまりキーオフすると、押し上げられていたダンパー(図示せず)が下がり、叩かれた弦37の振動を止めて消音される。上記キャプスタン26…からハンマーヘッド36…、及びダンパーまでの各部材等によって、鍵17…に連係し弦37…を叩いたり開放したり、弦37…の振動を止めたりするためのアクション機構18が構成されている。
上記各鍵17…の下面の筬20の上の筬後21と筬中22との間には、上記ソレノイド39…が設置されている。このソレノイド39…内のプランジャが突出されることにより、鍵17…の奥が持ち上げられ、アクション機構のハンマーヘッド36…が弦37…を叩いて発音されることになる。また、このソレノイド39…内のプランジャが没することにより、鍵17…の奥が下げられ、アクション機構のダンパー(図示せず)が弦37…を押さえて弦37の振動を止めて消音されることになる。
上記ソレノイド39…には、セレクタ(図示せず)及びドライバ(図示せず)を介して上記楽音情報のタッチデータTCが送り込まれ、キーオン時又はキーオフ時のタッチ/ベロシティ/音量が決定される。また、上記楽音情報のキーナンバデータKNは、上記セレクタ(図示せず)に送られ、上記タッチデータTCが送り込まれるソレノイド39…が選択される。
(11)他の実施の形態
上記実施例はあくまで一例であり、本発明は、上記実施例に限定されず、種々変更可能である。例えば、自動演奏ピアノ2の代わりに、その他のアコースティックな鍵盤楽器、アコースティックな弦楽器、管楽器、打楽器を自動演奏するようにしてもよい。
この場合、これらの鍵盤、弦、管、打を自動的に発音/消音させる公知の機構が、これらの楽器に装備される。また、演奏ロボットをこれらの楽器の前に設置して、このロボットによって、これらの楽器を自動的に演奏させるようにしてもよい。
さらに、上記図8のステップ29でタッチデータTCを「0」にする場合、完全に「0」にする必要はなく、ほぼ「0」であってもよく、要は人間の耳に聞こえなければよく、または楽音を発音できなければよい。
また、上記図7〜図9の各ステップの一部が省略されてもよい。例えば、ステップ14は省略されて、ステップ16及び17のみ、またはステップ15のみが実行されてもよい。ステップ24〜26の平均値更新/各楽器パートの調和処理を省略したり、ステップ27のキーオンデータOFF出力を省略したりしてもよい。
さらに、図5の蓄積選択楽器パートデータは、各楽器パートごとに蓄積されるのではなく、複数の理想最適楽器パートごと、つまり楽器パートの組み合わせごとに、使用量/選択量がカウント(+1)されていってもよい。
この理想最適楽器パートデータ及び蓄積選択楽器パートデータは、1つの曲につき、何れか一方1つだけで1つの楽音パートの組み合わせのみ記憶されてもよい。この場合、楽器パートの組み合わせの選択は行われないで、自動演奏ピアノ2へは、この楽器パートの楽音情報が常に送られるし、図7のステップ14〜17も省略される。
そして、蓄積選択楽器パートデータの中で選択頻度の最も高い楽器パートと、この楽器パートの選択頻度値の1/2等の所定割合以上の選択頻度を持つ他の楽器パートが選ばれ、この楽器パートの楽音情報が常に自動演奏ピアノ2へ送られ、同じく図7のステップ14〜17も省略される。
また、この図5の各曲ごとの理想最適楽器パートデータ及び蓄積選択楽器パートデータ、図6の自動演奏ピアノ2及び電子音源装置3へ送られる楽音情報等は、プログラム/データ記憶部4に記憶されるのではなく、必要に応じて楽音制御装置1の外部から送られてきてもよい。
さらに、電子音源装置3へ送られる楽音情報の遅延は、CCDまたはBBD等のハード回路が用いられてもよい。この場合、楽音制御装置1へ送られてくる楽音情報の楽器パートナンバ/ミディチャンネルナンバが、予め記憶された電子音源装置3へ送るべきナンバに一致すれば、上記CCD等へのゲートが開かれて所定時間遅延された後、電子音源装置3へ送り込まれる。この遅延時間は予め記憶され、この遅延時間に応じたCCD等の出力タップのゲートのみが開かれて出力される。
なお、上記ソレノイド39は、他のアクチュエータで代用可能であり、リニアモータ、油圧シリンダ、空気圧シリンダなどでも可能であり、出没機構によって、鍵17またはアクション機構を動かすことができれば何でもよい。
自動演奏ピアノ2としては、グランドピアノのほか、アップライトピアノ、オルガン、チェンバロ、ハーモニウム、チェレスタ、足鍵盤などの他の鍵盤楽器であってもよく、本件発明はこれらの自動演奏ピアノ2に適用可能である。自動演奏ピアノ2の検出17…の数は、88鍵以外に、128鍵、63鍵、54鍵、36鍵、12鍵など、1オクターブ以上の鍵があればよく、鍵盤の数自体が複数の複数鍵盤楽器でもよい。
またソレノイド39などの鍵盤発音消音手段は、鍵17…の下のほか、ウィッペン27の先端の下、ハンマーシャンク34の根元の下などといった、アクション機構18の任意の箇所など、弦37を打ったり開放したりできれば、どのような箇所に設けてもよい。
さらに、ソレノイド39…は、鍵17…の奥の下側で鍵17…を下から押し上げるだけでなく、鍵17…の奥の上側で、鍵17…の奥上面とソレノイド39…のプランジャとが連結されて引き上げるものでもよい。また、ハンマーヘッド36…がソレノイド39…のプランジャに連結され、ハンマ−ヘッド36…がソレノイド39…によって直接出没されて弦37を打つようにしてもよい。このような構造は、特開平3−171093号公報の第3図及び第6図に示される。
上記楽音制御装置1と自動演奏ピアノ2と電子音源装置3との各間の通信は有線に限られず、電波・光・赤外線・音波などによる無線によってもよい。タッチデータTCは図4のキーオフデータOFFの楽音情報については省略され、キーオンデータONの楽音情報についてのみ付加されてもよい。これにより、キーオフ時にはタッチ(ベロシティ)コントロールは行われないことになる。
(12)他の発明の効果
[1]鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段につき、 複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信させ、 この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送らせ、 この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送らせることを特徴とする楽音制御方法。
これにより、電子的に発音または消音する手段が一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理をしてしまうことがない。また、鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報は、電子的に発音または消音する手段に送られるときには、発音動作しない状態に変換されるので、電子的に発音または消音する手段では楽音が発生されてしまうことがなく、上記鍵盤発音手段でのみ発音される。
[2]鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段につき、 複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信させる処理と、 この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送らせる処理と、 この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送らせる処理とコンピュータに実行させることを特徴とする楽音制御のためのコンピュータプログラム。
これにより、電子的に発音または消音する手段が一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理をしてしまうことがない。また、鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報は、電子的に発音または消音する手段に送られるときには、発音動作しない状態に変換されるので、電子的に発音または消音する手段では楽音が発生されてしまうことがなく、上記鍵盤発音手段でのみ発音される。
[3]鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段と、 複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信する手段と、 この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送る手段と、 この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送る手段とを備えたことを特徴とする楽音制御装置。
これにより、電子的に発音または消音する手段が一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をしてエラー訂正矯正処理をしてしまうことがない。また、鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報は、電子的に発音または消音する手段に送られるときには、発音動作しない状態に変換されるので、電子的に発音または消音する手段では楽音が発生されてしまうことがなく、上記鍵盤発音手段でのみ発音される。
[4]上記発音しない状態への変換は、上記楽音情報の中の音量情報を無音状態またはほぼ「0」にする、若しくは上記楽音情報の中の発音開始情報を発音終了情報へ変更することを特徴とする請求項3記載の楽音制御装置。これにより、楽音は出さないで楽音制御を行うことができる。
[5]上記鍵盤発音消音手段へ順次送られる楽音情報において、連続して送られる複数の楽音情報が発音開始情報を有するものであれば、これらの楽音情報の間に発音終了情報を入れて送ることを特徴とする請求項3または4記載の楽音制御装置。これにより、連続した発音開始情報が明確に切り離され、楽音も明確に分離して聞かせることができる。
[6]上記鍵盤発音消音手段に送られる楽音情報は、鍵盤楽器を発音または消音させるための情報、鍵盤楽器以外の管楽器、弦楽器または打楽器の楽器を発音または消音させるための情報である請求項3、4または5記載の楽音制御装置。これにより、鍵盤楽器と種類の異なる楽器の楽音情報を当該鍵盤楽器で発音/消音させることができ、趣向の変化した演奏を実現できる。
[7]上記鍵盤発音消音手段に送られる楽音情報は、複数の楽器についての複数の楽音情報が合体して送られ、 この複数の楽音情報の中の音高情報または音量情報は、互いに調和が取れるように、変更されることを特徴とする請求項3、4、5または6記載の楽音制御装置。自動演奏ピアノで並行して演奏される複数の楽器パートの間の音高/音量/タッチなどの音感を調和させることができる。
[8]複数の曲の楽音情報ごとに、上記鍵盤発音消音手段に送られるべき最適な楽音情報が1つまたは複数の組み合わせが1つまたは複数組予め用意または記憶され、 当該曲の選択に応じて、この選択された曲に応じた最適な1つの楽音情報の組み合わせが上記鍵盤発音消音手段に送られる、またはこれらの複数組の最適な楽音情報の組み合わせが提示されいずれかが選択されることを特徴とする請求項3、4、5、6または7記載の楽音制御装置。
これにより、選択された曲に対して理想で最適な楽器パートナンバが1つまたは複数容易にわかり、自動演奏ピアノと電子音源装置との最適な合奏、または自動演奏ピアノに最も合った楽器パートの楽音情報が自動演奏ピアノに送り込まれ最適な合奏ができる。
[9]上記受信された楽音情報の中から上記鍵盤発音消音手段に送られるべき楽音情報が1つまたは複数選択され、 これら選択された楽音情報の選択頻度が複数の曲ごとに順次蓄積されて記憶され、 当該曲の選択に応じて、この蓄積されて記憶された選択頻度に応じた1つの楽音情報の組み合わせが上記鍵盤発音消音手段に送られる、またはこの蓄積されて記憶された選択頻度に応じた楽音情報の組み合わせの複数が提示されいずれかが選択されることを特徴とする請求項3、4、5、6、7または8記載の楽音制御装置。
これにより、選択された曲に対して過去の人気のある楽器パートナンバが1つまたは複数容易にわかり、自動演奏ピアノと電子音源装置との過去の人気のある合奏、または自動演奏ピアノに最も人気のあった楽器パートの楽音情報が自動演奏ピアノに送り込まれ感触のよい合奏ができる。
自動演奏ピアノへ送る楽音情報と同じ情報が音量「0」にされて電子音源装置へ送られ、一部の楽音情報が抜けたり消滅したりしたとの誤認識をすることがない。楽音制御装置1に入力された楽音情報の一部は自動演奏ピアノ2へ送られアコースティック自動演奏が行われる。この楽音情報と同じ楽音情報のタッチデータTC (音量)が「0」にされて電子音源装置3へ送られるとともに、他の楽音情報も電子音源装置3へ送られる。このとき所定時間遅延されるので、電子音源装置3の発音/消音と自動演奏ピアノ2の発音/消音とがずれてしまうことがない。
楽音制御装置1を含む全体システムを示す。 楽音制御装置1(電子音源装置3)の全体回路を示す。 パネルスイッチ群13を示す。 楽音情報/ミディ情報のデータ構造を示す。 プログラム/データ記憶部4内の楽器パートテーブル61を示す。 プログラム/データ記憶部4内のシフトディレイテーブル63を示す。 スイッチ処理のフローチャートを示す。 楽音情報の合奏/送信処理のフローチャートを示す。 インタラプト処理のフローチャートを示す。 自動演奏ピアノ2の鍵17…及びアクション機構18の構造を示す。
符号の説明
1…楽音制御装置、2…自動演奏ピアノ、3…電子音源装置、
4…プログラム/データ記憶部、5…楽音信号発生部、
6…サウンドシステム、7…情報記憶部、
8…コントローラ(CPU)、9…タイミング発生部、
10…時計回路、11…キーボード、
12…キーボードスキャン回路、13…パネルスイッチ群、
14…スイッチスキャン回路、15…ミディ回路、
17…鍵、18…アクション機構、19…棚板、20…筬、
21…筬後、22…筬中、23…筬前、
24…ガイドピン、25…バランスピン、
26…キャプスタン、27…ウィッペン、
28…ウィッペンフレンジ、29…ウィッペンレール、
30…ジャック、31…レギュラティングボタン
32…シャンクレール、33…シャンクフレンジ、
34…ハンマーシャンク、35…シャンクローラ
36…ハンマーヘッド、37…弦、39…ソレノイド、
51…テンキー、52…曲モードキー、
53…楽器パート(ミディチャンネル)キー、54…セットキー、
55…バックキー、56…キャンセルキー、58…表示部、
61…楽器パートテーブル、63…シフトディレイテーブル、

Claims (9)

  1. 鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段につき、
    複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信させ、
    この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送らせ、
    この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送らせることを特徴とする楽音制御方法。
  2. 鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段につき、
    複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信させる処理と、
    この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送らせる処理と、
    この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送らせる処理とコンピュータに実行させることを特徴とする楽音制御のためのコンピュータプログラム。
  3. 鍵盤楽器の複数の鍵またはこの鍵に連係している複数のアクション機構に対応してそれぞれ設けられ、発音または消音させるための楽音情報が入力されると、当該鍵または当該アクション機構を作動させて、当該アクション機構内のハンマーを作動させて弦を叩かせて発音させ、またはアクション機構内のダンパーを作動させて叩かれた弦の振動を止めて消音させる鍵盤発音消音手段と、
    複数種類の楽器を同期して発音または消音させるための楽音情報を受信する手段と、
    この受信された楽音情報の中から任意の楽器を発音または消音させるための一部の楽音情報を取り出し、当該楽音情報を上記鍵盤発音消音手段に送る手段と、
    この鍵盤発音手段に送られた楽音情報と同じ楽音情報を発音動作しない状態に変換するとともに、上記鍵盤発音消音手段への送り込みタイミングに対して、所定の時間的遅延をかけて他の楽音情報とともに、電子的に発音または消音する手段に送る手段とを備えたことを特徴とする楽音制御装置。
  4. 上記発音しない状態への変換は、上記楽音情報の中の音量情報を無音状態またはほぼ「0」にする、若しくは上記楽音情報の中の発音開始情報を発音終了情報へ変更することを特徴とする請求項3記載の楽音制御装置。
  5. 上記鍵盤発音消音手段へ順次送られる楽音情報において、連続して送られる複数の楽音情報が発音開始情報を有するものであれば、これらの楽音情報の間に発音終了情報を入れて送ることを特徴とする請求項3または4記載の楽音制御装置。
  6. 上記鍵盤発音消音手段に送られる楽音情報は、鍵盤楽器を発音または消音させるための情報、鍵盤楽器以外の管楽器、弦楽器または打楽器の楽器を発音または消音させるための情報である請求項3、4または5記載の楽音制御装置。
  7. 上記鍵盤発音消音手段に送られる楽音情報は、複数の楽器についての複数の楽音情報が合体して送られ、
    この複数の楽音情報の中の音高情報または音量情報は、互いに調和が取れるように、変更されることを特徴とする請求項3、4、5または6記載の楽音制御装置。
  8. 複数の曲の楽音情報ごとに、上記鍵盤発音消音手段に送られるべき最適な楽音情報が1つまたは複数の組み合わせが1つまたは複数組予め用意または記憶され、
    当該曲の選択に応じて、この選択された曲に応じた最適な1つの楽音情報の組み合わせが上記鍵盤発音消音手段に送られる、またはこれらの複数組の最適な楽音情報の組み合わせが提示されいずれかが選択されることを特徴とする請求項3、4、5、6または7記載の楽音制御装置。
  9. 上記受信された楽音情報の中から上記鍵盤発音消音手段に送られるべき楽音情報が1つまたは複数選択され、
    これら選択された楽音情報の選択頻度が複数の曲ごとに順次蓄積されて記憶され、
    当該曲の選択に応じて、この蓄積されて記憶された選択頻度に応じた1つの楽音情報の組み合わせが上記鍵盤発音消音手段に送られる、またはこの蓄積されて記憶された選択頻度に応じた楽音情報の組み合わせの複数が提示されいずれかが選択されることを特徴とする請求項3、4、5、6、7または8記載の楽音制御装置。
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