JP2014093097A - 楽曲再生装置、楽曲再生方法、及び、プログラム - Google Patents

楽曲再生装置、楽曲再生方法、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザの手を煩わせることなくユーザの嗜好に合う楽曲を再生する。
【解決手段】楽曲再生装置において、記憶部は、複数の楽曲データと各楽曲データに対応付けられるカテゴリとを記憶する。受付部は、楽曲データの再生を開始する開始指示と、楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける。選択部は、開始指示が受け付けられると、複数の楽曲データの中から、指定された楽曲データに対応付けられたカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する。再生部は、開始指示が受け付けられると、指定された楽曲データと選択された楽曲データとを続けて再生する。選択部は、指定された楽曲データと、選択された楽曲データが再生されているときのスキップ指示の受け付け状況に基づいて、新たな楽曲データを選択する。
【選択図】図2

Description

本発明は、楽曲再生装置、楽曲再生方法、及び、プログラムに関する。
近年、楽曲を再生する機器の記憶装置が大容量化し、また通信ネットワークを用いたストレージの利用が進んできており、個人が大きな音楽ライブラリを所有して簡単にアクセスできるようになってきている。
ユーザは、一般に、楽曲を再生させるリスト(プレイリスト)を自身で作成し、その時の気分に合ったプレイリストを指定して楽曲を再生させる。しかし、楽曲ライブラリが大きくなるにつれて、ユーザがその時に聞きたい楽曲を探し出すのに手間がかかってしまう傾向にある。
一方で、ユーザが聞きたい楽曲を推測して再生する技術がある。例えば、特許文献1には、ユーザによるプレイリストの選択に応じて、プレイリストの重みやプレイリストに含まれる楽曲の重みを設定し、設定した重みに基づいて再生確率を変えてランダム再生する情報処理装置が開示されている。
特開2005−222577号公報
楽曲数が多くなると、ユーザは自分で好みのプレイリストを何通りも作成するのが非常に面倒になってくる。また、特許文献1によれば、複数のプレイリストに重複する楽曲の再生確率が高く設定されるものの、重複しているからといって、必ずしもユーザがその楽曲をたくさん聞きたいとは限らない。更には、再生確率を変えるだけでは、例えば落ち着いた雰囲気の楽曲の後に激しい楽曲が再生されるといったように、楽曲同士の繋がりが悪くなり、結果としてユーザの嗜好に合わなくなるという問題がある。
本発明は、このような課題を解決するものであり、ユーザの手を煩わせることなくユーザの嗜好に合った楽曲を再生するために好適な楽曲再生装置、楽曲再生方法、及び、プログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の第1の観点に係る楽曲再生装置は、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部と、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択部と、
前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部と、
を備え、
前記選択部は、前記ユーザによって指定された楽曲データ、及び、前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データが再生されているときにおける前記スキップ指示の受け付け状況に基づいて、新たな楽曲データを選択する、
ことを特徴とする。
本発明の第2の観点に係る楽曲再生装置は、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部と、
前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新部と、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択部と、
前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部と、
を備え、
前記更新部は、前記ユーザによって指定された楽曲データ、及び、前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データが再生されているときにおける前記スキップ指示の受け付け状況に基づいて、前記カテゴリの前記スコアを更新する、
ことを特徴とする。
本発明の第3の観点に係る楽曲再生方法は、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、が記憶される記憶部を有する楽曲再生装置において実行される楽曲再生方法であって、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付ステップと、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択ステップと、
前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第4の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、を記憶する記憶部、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択部、
前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部、
として機能させることを特徴とする。
本発明の第5の観点に係る楽曲再生方法は、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、が記憶される記憶部を有する楽曲再生装置において実行される楽曲再生方法であって、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付ステップと、
前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新ステップと、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択ステップと、
を備えることを特徴とする。
本発明の第6の観点に係るプログラムは、
コンピュータを、
複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、を記憶する記憶部、
前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部、
前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新部、
前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択部、
として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザの手を煩わせることなくユーザの嗜好に合った楽曲を再生することができる。
楽曲再生装置のハードウェア構成を表す図である。 楽曲に対応付けられるカテゴリの構成例を示す図である。 楽曲に対応付けられるカテゴリを説明するための図である。 楽曲に対応付けられるカテゴリを説明するための図である。 楽曲再生処理を説明するためのフローチャートである。 プレイリストを編集する処理を説明するための図である。 部分集合の拡張を説明するための図である。 部分集合を求める処理を説明するための図である。 部分集合を求める処理を説明するための図である。 部分集合を求める処理を説明するための図である。 優先度スコアを説明するための図である。 優先度スコアの合計値を説明するための図である。 楽曲とカテゴリと再生動作の内容の対応関係の例を示す図である。
以下に本発明の実施形態を説明する。各実施形態は説明のためのものであり、本願発明の範囲を制限するものではない。したがって、当業者であればこれらの各要素もしくは全要素をこれと均等なものに置換した実施形態を採用することが可能であるが、これらの実施形態も本発明の範囲に含まれる。
(実施形態1)
まず、楽曲再生装置100のハードウェア構成について、図1を用いて説明する。楽曲再生装置100は、無線通信部101、音声処理部102、出力部103、外部インターフェース(I/F)104、入力受付部105、ROM(Read Only Memory)106、RAM(Random Access Memory)107、記憶部108、制御部109、電源部110を備える。本実施形態における楽曲再生装置100はポータブルプレイヤーであるが、据え置き型の音楽プレイヤー、一般的なパーソナルコンピューター、楽曲再生機能が搭載された携帯端末などでも良い。
無線通信部101は、外部の通信ネットワーク(典型的にはインターネット)に楽曲再生装置100を接続し、通信ネットワーク上のサーバと楽曲再生装置100との間で楽曲データ等を送受信する。例えば、無線通信部101は、制御部109の制御により、通信ネットワーク上のサーバが有する楽曲データベースから楽曲データをダウンロードする。ダウンロードされた楽曲データは記憶部108に記憶され、ユーザからの再生指示入力に応じて再生される。
音声処理部102は、ユーザの発声音等をマイクロフォン123によって集音し、音声処理部102が備えるA/Dコンバータにより音声信号に変換する。また、音声処理部102は、音声処理部102が備えるD/Aコンバータにより復調された楽曲や音声をスピーカ122に出力する。ただし、本実施形態において、マイクロフォン123は必須の構成ではない。
出力部103は、制御部109や出力部103が備える画像演算プロセッサ(図示せず)によって画像データを加工処理した後、フレームバッファに記録する。フレームバッファに記録された画像情報は、垂直同期などの所定の同期タイミングで画像信号に変換され、LCD(Liquid Crystal Display)124に出力される。例えば、LCDには、記憶部108に記憶されている楽曲データのプレイリストや、楽曲データの属性情報などが表示される。
外部I/F104は、着脱可能なフラッシューメモリカード等の外部メモリ125と接続し、データの入出力を行う。外部I/F104は、例えばUSB(Universal Serial Bus)接続により、楽曲再生装置100と外部機器とを接続して、外部機器との間でデータの入出力を行うことができるインターフェースを備えてもよい。
入力受付部105は、ハードウェアボタンへのユーザ操作やLCDに重畳されたタッチパネルへのユーザ操作を示す信号を受け付け、受け付けた信号に対応するキーコード信号を制御部109に入力する。制御部109は、入力されたキーコード信号に基づいてユーザ操作の内容を決定する。ユーザは、ハードウェアボタンやタッチパネルを用いて任意の文字データを入力したり所定の操作コマンドを入力したりすることができる。操作コマンドには、例えば、記憶部108に記憶された楽曲データの再生を開始させる開始指示や、楽曲データの再生を途中で止めて次の楽曲データの再生を開始させるスキップ指示などがある。
ROM106は、楽曲再生装置100の全体の制御に必要なオペレーティングシステム(OS)やプログラム等を予め記憶する不揮発性メモリである。
RAM107は、制御部109が行う処理に必要なデータやプログラム等を一時的に記憶する。
記憶部108は、不揮発性のフラッシュメモリあるいはハードディスク装置などから構成される。記憶部108には、通信ネットワーク上のサーバ等からダウンロードした楽曲データや、外部I/F104を介して取得された楽曲データが記憶される。また、記憶部108には、楽曲データが示す楽曲に関する属性データが記憶される。属性データには、例えば、アーティスト名、曲名、アルバム名、リリース年、ジャンルなどが含まれる。
制御部109は、ROM106等に記憶されたOSや制御プログラムに従って、楽曲再生装置100の全体を制御する。制御部109は、各部に制御信号を送信したり、各部から応答信号を受信したりする。なお、制御部109が実行する楽曲再生処理の詳細については後述する。
電源部110は、楽曲再生装置100を駆動させるためのバッテリを備える。
次に、楽曲再生装置100が行う楽曲再生処理の詳細について説明する。楽曲再生装置100は、ある楽曲に対するユーザからの再生の開始指示を受け付けると、その開始指示が示す楽曲データを記憶部108から読み出し、再生する。また、楽曲再生装置100は、1つ以上の楽曲から構成されるプレイリスト(楽曲リスト)に対するユーザからの再生の開始指示を受け付けると、指定されたプレイリストに含まれる楽曲データを、指定された順序あるいはランダムで、逐次再生する。プレイリストは、典型的にはユーザからの指示に基づいて作成されるが、制御部109により所定のアルゴリズムに従って作成されることもある。
すなわち、もし複数の楽曲を全くのランダムな順番で再生すると、ユーザが予めプレイリストを編集する手間が省ける反面、落ち着いた曲調の楽曲の後に激しい曲調の楽曲が再生されるといったように、雰囲気が全く異なる楽曲が続けて再生され、楽曲同士の繋がりが悪くなる恐れがある。そこで、楽曲再生装置100は、ユーザによる操作入力の傾向を分析し、また、現在再生している楽曲の雰囲気と記憶部108に記憶されている各楽曲の雰囲気とを比較し、ユーザが現在聞きたいと思っていると推測される楽曲を選択してプレイリストを作成し、作成したプレイリストに基づいて再生することによって、ユーザへ再生時に違和感を与えないように工夫している。
ここで、本実施形態における“雰囲気”とは、楽曲の特徴を表すパラメータである。以下の説明において、雰囲気を“カテゴリ”と呼ぶ。楽曲は、このカテゴリを用いて複数のグループに分別される。例えば、カテゴリは、楽曲のリズム、楽曲のビート(拍)、楽曲の音色、楽曲に使用されている楽器、楽曲に含まれる人間の音声のピッチなど、楽曲データの波形に基づいて制御部109が解析可能な特徴量である。これらのほか、アーティスト名、曲名、アルバム名、リリース年、ジャンルなどの属性データをカテゴリに用いることもできる。
図2に、カテゴリ(雰囲気)の具体例を示す。記憶部108には、複数の楽曲データと、複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリを特定する情報とが記憶される。この図2では、1つの楽曲につき、カテゴリとして、ジャンル、年代、スピード、曲調、楽器の5つが定義されている。例えば、曲A,B,Cのジャンルはいずれもジャズであるため、ジャンルという観点からは、曲A,B,Cが互いに似ていると言える。一方、曲Aに使用されている楽器はピアノであり、曲B,Cに使用されている楽器はピアノではなく管楽器であることから、楽器という観点からは、曲Aは曲B,Cと似ておらず、曲B,Cの2つが互いに似ていると言える。このように、カテゴリの定義の仕方により、楽曲の類似性の判断が異なってくる。
各カテゴリに設定される具体的な値は、楽曲ごとに予め定められた固定値であってもよいし、ユーザもしくは楽曲再生装置100が随時変更することができる可変値であってもよい。また、カテゴリの数、カテゴリの種類、カテゴリに設定される値は任意である。
制御部109は、あるプレイリストに含まれる楽曲を、ランダムな順番で再生することができる。これをシャッフル再生という。制御部109は、記憶部108に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示をユーザから受け付けるほか、現在実行中の再生を直ちに終了して次の楽曲の再生を開始させるスキップ指示をユーザから受け付ける。制御部109は、開始指示を受け付けると、記憶部108に記憶されている楽曲データの中から、ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する楽曲データを選択し、新たなプレイリストを生成する。そして、制御部109は、生成した新たなプレイリストを用いて、ユーザによって指定された楽曲データと、選択された楽曲データとを続けて再生する。
また、制御部109は、あるプレイリストに含まれる楽曲のシャッフル再生中にスキップ指示を受け付けると、スキップ指示があったときに再生していた楽曲(スキップされた楽曲)に対応付けられているカテゴリに基づいて、ユーザが再生を望んでいる楽曲を推測し、新たなプレイリストを生成する。更に、制御部109は、楽曲がスキップされずに最後まで再生されると、スキップされずに再生された楽曲に対応付けられているカテゴリに基づいて、ユーザが再生を望んでいる楽曲を推測し、新たなプレイリストを生成する。そして、制御部109は、新たなプレイリストを用いて、楽曲を再生する。
例えば、あるプレイリストに含まれる複数の楽曲を指定順もしくはランダムな順で続けて再生しているときに、カテゴリが共通する楽曲(雰囲気が似ている楽曲)の再生がユーザによって続けてスキップされると、制御部109は、現在のプレイリストに含まれる楽曲データの中から、スキップされた楽曲の雰囲気とは異なる雰囲気をもった楽曲の楽曲データを所定個数抽出する。すなわち、制御部109は、再生がスキップされた楽曲に対応付けられているカテゴリと、プレイリスト中の未だ再生されていない楽曲に対応付けられているカテゴリとを比較し、スキップされた楽曲のカテゴリと異なるカテゴリに属する楽曲の楽曲データを所定個数抽出する。そして、制御部109は、抽出した楽曲データを、次に再生されるべき楽曲データとし、再生を続ける。スキップされた楽曲とは異なる雰囲気の楽曲が次に再生されることになる。
制御部109は、スキップされた楽曲のカテゴリと異なるカテゴリに属する楽曲の楽曲データを抽出対象とするのではなく、スキップされた楽曲のカテゴリを含まず、且つ、スキップされた楽曲のカテゴリと異なるカテゴリに属する楽曲の楽曲データを抽出対象としてもよい。
制御部109は、プレイリストに含まれる楽曲データの中から所定個数の楽曲データを抽出する代わりに、記憶部108に記憶されているすべての楽曲データの中から所定個数の楽曲データを抽出してもよい。所定個数(抽出される個数)は、1つだけでもよいし、2つ以上であってもよい。
また、互いに雰囲気が似ている2つ以上の楽曲が続けて再生された場合、言い換えれば、互いに雰囲気が似ている2つ以上の楽曲がユーザによっていずれもスキップされなかった場合、制御部109は、プレイリストに含まれる楽曲データの中から、再生されたそれらの楽曲の雰囲気と似ている雰囲気を持った楽曲の楽曲データを所定個数抽出する。すなわち、制御部109は、スキップされなかった楽曲に共通して対応付けられているカテゴリと同じカテゴリをもった楽曲データを所定個数抽出する。そして、制御部109は、抽出した楽曲データを、次に再生されるべき楽曲データとし、再生を続ける。スキップされなかった楽曲と同じ雰囲気の楽曲が次に再生されることになる。
また、互いに雰囲気が似ている複数の楽曲から構成されるプレイリストを用いて楽曲を再生しており、ある楽曲のみスキップされた場合、制御部109は、プレイリストに含まれる楽曲データの中から、既に再生された楽曲により一層近い雰囲気をもつ楽曲を所定個数抽出する。すなわち、制御部109は、スキップされなかった楽曲に共通したカテゴリをもち、且つ、スキップされた楽曲のカテゴリをもたない楽曲の楽曲データを所定個数抽出する。そして、制御部109は、抽出した楽曲データを、次に再生されるべき楽曲データとし、再生を続ける。スキップされなかった楽曲により近い雰囲気の楽曲が次に再生されることになる。
楽曲同士がどの程度似ているかは、カテゴリ間の距離に基づいて判別される。制御部109は、第1の楽曲と第2の楽曲との類似度を判別する際、第1の楽曲のカテゴリが表す値と、第2の楽曲のカテゴリが表す値との間の距離を計算する。計算された距離が、楽曲同士がどの程度似ているかを示す尺度となる。この距離が小さいほど、楽曲同士が似ていることになる。
ここで、楽曲間の類似度の判断基準となる“距離”について詳しく説明する。
図3に、カテゴリ「ジャンル」が表す値と、楽曲の分布の例を示す。「クラシック」には10、「ジャズ」には20といったように、ジャンルごとに数値が予め対応付けられる。これらの数値は、いわば、ジャンル軸(X軸)を有する1次元空間座標系における座標値である。
例えば、曲A(ジャズ)と曲H(ロック)との間の距離は70(=90−20)である。また、曲A(ジャズ)と曲D(クラシック)との間の距離は10(=20−10)である。従って、曲Aの雰囲気は、曲Hよりも曲Dに似ていることになる。楽曲同士の類似度は、1次元空間内における2点間の距離で表される。
図4に、2つのカテゴリ「ジャンル」と「曲調」が表す各値と、楽曲の分布の例を示す。ジャンルと同様、「激しい」には100、にぎやかには「90」といったように、曲調ごとに数値が予め対応付けられる。これらの数値は、いわば、ジャンル軸(X軸)と曲調軸(Y軸)を有する2次元空間座標系における座標値である。
例えば、曲D(クラシック,陰鬱)と曲A(ジャズ,陰鬱)との間の類似度は、曲Dの座標値(10,10)と曲Aの座標値(20,10)との間の距離、すなわち、10である。また、曲D(クラシック,陰鬱)と曲C(ジャズ,ゆったり)との間の類似度は、曲Dの座標値(10,10)と曲Cの座標値(20,20)との間の距離、すなわち、10√2(およそ14.1)である。
曲Dと曲Cとの間の類似度は、図3のような1次元空間では、曲Dと曲Aとの間の類似度と同じであり、曲Dの雰囲気は曲Aと曲Cの雰囲気のそれぞれに同程度似ていると言える。一方、図4のような2次元空間では、曲Dと曲Cとの間の類似度は、曲Dと曲Aとの間の類似度とは異なっていて、曲Dは曲Cよりも曲Aに類似しており、曲Dの雰囲気は曲Cの雰囲気よりも曲Aの雰囲気に似ていると言える。座標系の定義の仕方、すなわちカテゴリ(雰囲気)の定義の仕方によって、楽曲同士の類似度の判断が異なるわけである。
さらに、カテゴリ「ジャンル」「曲調」に加えて3つめのカテゴリ「スピード」を各楽曲に対応付ける場合、各楽曲の位置は、ジャンル軸(X軸)と曲調軸(Y軸)とスピード軸(Z軸)を有する3次元空間座標系における座標値(X,Y,Z)で表される。座標値(X1,Y1,Z1)の楽曲と座標値(X2,Y2,Z2)の楽曲の間の類似度は、3次元空間内の2点間の距離(=√((X2−X1)^2+(Y2−Y1)^2+(Z2−Z1)^2))で表される。
4つ以上のカテゴリを各楽曲に対応付ける場合も同様である。各楽曲の位置は、N次元空間座標系における座標値で表され、2つの楽曲間の類似度は、N次元空間内の2点間のユークリッド距離で表される。Nは1以上の整数である。計算されたユークリッド距離が小さいほど、楽曲の雰囲気が似ていることになる。
次に、楽曲再生装置100が実行する楽曲再生処理の流れについて、図5のフローチャートを用いて説明する。本実施形態では、楽曲再生装置100は、ユーザによって指定されたプレイリストに含まれる複数の楽曲を、ランダムな順番で再生する(シャッフル再生する)。楽曲再生装置100は、各楽曲の再生状況に応じて、プレイリストを編集しながら、再生終了の指示があるまで、再生を続ける。各楽曲には、予めカテゴリ(雰囲気)を示す値が対応付けられている。楽曲とカテゴリの対応付けを示すデータは、記憶部108に記憶されている。
まず、制御部109は、シャッフル再生の開始指示をユーザから受け付ける(ステップS501)。ユーザは、LCD124に表示される入力画面を見て任意のプレイリストを指定し、シャッフル再生の開始を指示するための所定のボタンを押圧することにより、シャッフル再生を指示する。
ユーザは、あるプレイリストを使用して既に楽曲を再生中であっても、シャッフル再生を指示することができる。制御部109は、楽曲の再生中にシャッフル再生の指示を受け付けた場合には、現在の楽曲の再生に用いているプレイリスト(カレントプレイリスト)がシャッフル再生の対象としてユーザから指定されたものとして扱う。
なお、制御部109は、プレイリストが指定されずに単独で楽曲を再生している最中であっても、シャッフル再生の指示を受け付けるようにしてもよい。この場合に、制御部109は、記憶部108に記憶されているすべての楽曲が“カレントプレイリスト”に含まれるとみなしてもよい。
例えば、1曲(もしくは数曲程度)しか収録されていないシングルCDを再生中にシャッフル再生の指示を受け付けた場合、制御部109は、記憶部108に記憶されているすべての楽曲を含む擬似的なプレイリストを作成し、このプレイリストをシャッフル再生の対象のカレントプレイリストに設定してもよい。
次に、制御部109は、編集対象となる新規のプレイリストを用意する(ステップS502)。この新規のプレイリストは、制御部109が作成し更新していくものであり、ステップS501でユーザによって指定されたプレイリストとは異なる。制御部109は新規のプレイリストを作成し更新するのであるが、ユーザによって指定されたプレイリストを作り替えて上書き保存するわけではない。このステップS502において用意される新規のプレイリストには、この段階ではまだ1曲も登録されておらず、後述するステップS504、S505、又はS509において、楽曲が追加されていく。
制御部109は、楽曲再生装置100によって再生中の楽曲があるか否かを判別する(ステップS503)。
再生中の楽曲がある場合(ステップS503;YES)、制御部109は、再生中のその楽曲を選択し、ステップS502で用意した新規のプレイリストに追加する(ステップS504)。
再生中の楽曲がない場合(ステップS503;NO)、制御部109は、シャッフル再生の指示があったプレイリストの中から1曲を選択し、ステップS502で用意した新規のプレイリストに追加する(ステップS505)。なお、シャッフル再生の指示があったときにプレイリストが指定されていない場合には、制御部109は、シャッフル再生の指示があったときに指定されていた楽曲を選択して新規のプレイリストに追加する。
制御部109は、新規のプレイリストをカレントプレイリストに設定する(ステップS506)。すなわち、ステップS501で指定されたプレイリストもしくは指定されたとみなされたプレイリストに基づいて楽曲が再生される代わりに、制御部109によって編集される新規のプレイリストに基づいて楽曲が再生される。
制御部109は、ステップS501で指定されたプレイリストに含まれるすべての楽曲(全体集合)のうち、ステップS504又はS505で選択した楽曲に類似した楽曲の集合(部分集合)を求める(ステップS507)。
ここで、制御部109は、ステップS504又はS505で選択した楽曲に対応付けられているカテゴリと、ステップS501で指定されたプレイリストに含まれる各楽曲に対応付けられているカテゴリと、を用いて、選択した楽曲と、残りの他の楽曲と、の間の距離をそれぞれ計算する。例えばプレイリストに100曲含まれる場合には、選択した1曲と残りの99曲との間の99通りの距離がそれぞれ計算される。計算された距離が小さいほど、楽曲同士が似ていることになる。
例えば、制御部109は、計算された距離が所定の基準値以下の楽曲を抽出し、抽出した楽曲を要素とする部分集合を求める。この部分集合は、ステップS504又はS505で選択した楽曲に雰囲気が似ている楽曲から構成される。部分集合の要素数、すなわち抽出される楽曲数は、距離の計算対象となるカテゴリの決め方や、カテゴリに設定される具体的な値、所定の基準値の取り方等によって異なってくる。
制御部109は、ステップS507で求めた部分集合の中から、所定個数の楽曲を選択し、選択した楽曲をカレントプレイリストに追加する(ステップS508)。
例えば、制御部109は、求めた部分集合の中から、所定個数の楽曲をランダムに選択する。所定個数は任意である。本実施形態では、制御部109は求めた部分集合の中から楽曲をランダムに2つ選択するものとする。2つの楽曲が追加されると、この時点で、ステップS504又はS505で追加された楽曲と合わせて全部で3つの楽曲がカレントプレイリストに含まれることになる。
図6に、すべての楽曲からなる全体集合600と、ステップS507で求められる部分集合650との関係を示す。全体集合600には、ステップS504又はS505で選択された楽曲c11のほか、楽曲c11からの距離が所定の基準値以下の楽曲c12,c13,c14,c15や、楽曲c11からの距離が所定の基準値よりも大きい楽曲c96,c97,c98,c99等が含まれる。楽曲c11,c12,c13,c14,c15の5つが含まれる部分集合650が、ステップS507で求められる。ステップS508では、楽曲c11,c12,c13,c14,c15の5つが含まれる部分集合650の中から所定個数の楽曲がランダムに選択される。例えば、所定個数が2のとき、部分集合650の中から2個の楽曲c12,c13が選択される。楽曲c11に雰囲気がよく似ていると判断された楽曲の中から、2つの楽曲c12,c13が選択されるわけである。
なお、部分集合に含まれる楽曲c11以外の楽曲数が所定個数に満たない場合には、制御部109は、楽曲が部分集合に含まれるための条件を緩め、より広い部分集合の中から所定個数の楽曲を選択できるようにしてもよい。例えば、図7において、ステップS504又はS505で選択された楽曲c11からの距離が所定の基準値以下の楽曲から構成される部分集合710に、所定個数に満たない楽曲しか含まれないと、制御部109は、第1の拡張幅だけ基準値を延長した部分集合720を求める。部分集合720においても所定個数に満たない楽曲しか含まれないと、制御部109は、更に第2の拡張幅だけ基準値を延長した部分集合730を求める。制御部109は、含まれる楽曲数が所定個数に達するまで、基準値を延長することができる。第1の拡張幅と第2の拡張幅は任意である。
図5に戻り、制御部109は、カレントプレイリストに登録された楽曲の再生中におけるユーザ操作に基づいて、カレントプレイリストを編集する(ステップS509)。
より詳細には、制御部109は、ステップS504又はS505で追加された1個の楽曲と、ステップS508で追加された所定個数の楽曲とのそれぞれが、再生中にスキップされたか否かに基づいて、次に追加する楽曲を決定する。本実施形態では、制御部109は、ステップS504又はS505で追加された1個の楽曲とステップS508で追加された2個の楽曲の合計3曲がスキップされたか否かに基づいて、ケース1から4に分けて、追加する楽曲を決定する。
(ケース1)3曲全てがスキップされた場合:
図8に示すように、制御部109は、全体集合600のうちステップS507で求めた部分集合650を除いた部分、つまり補集合800の中の部分集合850を求める。制御部109は、補集合800に含まれる楽曲の中から、最初に追加した楽曲c11からの距離が十分に大きい楽曲を、部分集合850の要素とすることが望ましい。制御部109は、距離に閾値を設け、最初に追加した楽曲c11からの距離が閾値以上の楽曲を部分集合850の要素とすればよい。
そして、制御部109は、求めた部分集合850の中から、ランダムに楽曲を選択してカレントプレイリストに追加する。本実施形態では、制御部109は、部分集合850の中から、上述の所定個数(2個)+1個の合計3個の楽曲をランダムに選択してカレントプレイリストに追加する。そして、制御部109は、カレントプレイリストに基づいて、追加した3曲を順次再生する。すなわち、最初の3曲すべてがスキップされた場合には、スキップされた楽曲とは雰囲気が大きく異なる楽曲が3曲追加され、順次再生される。
(ケース2)3曲のうち2曲がスキップされ、残りの1曲がスキップされなかった場合:
図9に示すように、制御部109は、最初に選択された3個の楽曲のうちスキップされなかった楽曲(例えば楽曲c11)のみを含む部分集合950を求める。制御部109は、スキップされなかった楽曲c11から所定距離以内に含まれる楽曲を抽出して部分集合950の要素とする。制御部109は、スキップされた楽曲c12,c13からの距離が十分に大きい楽曲を、部分集合950の要素とすることが望ましい。集合950が集合650の部分集合である必要はない。
そして、制御部109は、求めた部分集合950の中から、ランダムに楽曲を選択してカレントプレイリストに追加する。本実施形態では、制御部109は、部分集合950の中から、上述の所定個数(2個)+1個の合計3個の楽曲をランダムに選択してカレントプレイリストに追加する。そして、制御部109は、カレントプレイリストに基づいて、追加した3曲を順次再生する。すなわち、最初の3曲中、2曲がスキップされ、残りの1曲がスキップされずに最後まで再生された場合には、スキップされなかった楽曲と雰囲気が似ている楽曲が3曲追加され、順次再生される。
(ケース3)3曲のうち1曲がスキップされ、残りの2曲がスキップされなかった場合:
図10に示すように、制御部109は、最初に選択された3個の楽曲のうちスキップされなかった楽曲(例えば楽曲c11,c12)を両方とも含む部分集合1050を求める。制御部109は、スキップされなかった楽曲c11,c12の両方から所定距離以内に含まれる楽曲を抽出して部分集合1050の要素とする。制御部109は、スキップされた楽曲c13からの距離が十分に大きい楽曲を、部分集合1050の要素とすることが望ましい。集合1050が集合650の部分集合である必要はない。
そして、制御部109は、求めた部分集合1050の中から、ランダムに楽曲を選択してカレントプレイリストに追加する。本実施形態では、制御部109は、部分集合1050の中から、上述の所定個数(2個)+1個の合計3個の楽曲をランダムに選択してカレントプレイリストに追加する。そして、制御部109は、カレントプレイリストに基づいて、追加した3曲を順次再生する。すなわち、最初の3曲中、1曲がスキップされ、残りの2曲がスキップされずに最後まで再生された場合には、スキップされなかった楽曲と雰囲気が似ている楽曲が3曲追加され、順次再生される。
(ケース4)3曲すべてがスキップされなかった場合:
制御部109は、ステップS507で求めた部分集合650の中から、まだ再生されていない楽曲を選択してカレントプレイリストに追加する。本実施形態では、制御部109は、部分集合650の中から、上述の所定個数(2個)+1個の合計3個の楽曲をランダムに選択してカレントプレイリストに追加する。そして、制御部109は、カレントプレイリストに基づいて、追加した3曲を順次再生する。すなわち、3曲すべてがスキップされずに最後まで再生された場合には、同様に雰囲気が似ている楽曲が3曲追加され、順次再生される。
なお、図6〜10には、説明の簡略化のため、各集合が2次元の広がりをもつかのように表現されているが、上述したように楽曲に対応付けられるカテゴリの数は任意であり、楽曲間の類似度はN次元空間内の2点間のユークリッド距離で表され、各集合はN次元の広がりをもつ。
ケース1〜4においても、ステップS508で述べたように、求めた部分集合の中に含まれる楽曲の数が所定個数に満たない場合には、制御部109は、部分集合に含まれるための条件を緩め、より広い部分集合の中から所定個数の楽曲を選択できるようにしてもよい。すなわち、制御部109は、求めた部分集合の中に含まれる楽曲の数が所定個数に満たない場合には、所定の拡張幅だけ距離の基準値を延長した部分集合を求め、所定個数の楽曲を選択してもよい。制御部109は、含まれる楽曲数が所定個数に達するまで、基準値を延長することができる。所定の拡張幅は任意である。
図5に戻り、制御部109は、カレントプレイリストに基づく再生を終了するか否かを判別する(ステップS510)。
再生を終了すると判別した場合(ステップS510;YES)、制御部109は楽曲再生処理を終了する。例えば、制御部109は、再生を終了する旨の指示がユーザから入力された場合や、ステップS501で指定されたプレイリスト(もしくは指定されたとみなされたプレイリスト)に未再生の楽曲が残っていない場合に、カレントプレイリストに基づく再生を終了する。
再生を終了しないと判別した場合(ステップS510;NO)、制御部109は、ステップS509の処理を繰り返す。
なお、ループ再生がユーザによって指定されている場合には、制御部109は、ステップS501で指定されたプレイリスト(もしくは指定されたとみなされたプレイリスト)に未再生の楽曲が残っていない場合であっても、再度、新規のプレイリストを作り直し、ステップS502〜S510の処理を繰り返してもよい。
このように、本実施形態によれば、楽曲再生装置100は、ユーザの手を煩わせることなくユーザの嗜好に合った楽曲を再生することができる。
上述のケース2のように3曲中1曲には似ているが他の2曲には似ていないといった集合を求めたり、上述のケース3のように3曲中2曲には似ているが他の1曲には似ていないといった集合を求めたりするためには、例えば図2に示すように、それぞれの楽曲に2種類以上のカテゴリ(雰囲気)を対応付けるとよい。
本実施形態では、制御部109は、楽曲の再生中にユーザからスキップ指示を受け付けると、その楽曲がスキップされたと判別している。しかし、制御部109は、楽曲全体の所定割合以上(例えば楽曲全体の3分の1以上)が再生された場合や、楽曲が所定時間以上(例えば楽曲の最初から1分以上)継続して再生された場合、あるいは楽曲の所定部分(例えば楽曲のサビの部分)が再生された場合には、その楽曲が再生されたと判別し、そうでない場合にスキップされたと判別してもよい。これらのような場合には、ユーザが聞きたくない楽曲であるとは限らないので、制御部109は、スキップ指示のタイミングに基づいて、楽曲がスキップされたか否かを判断してもよい。これにより、ユーザが聞きたい楽曲のカテゴリ(雰囲気)を判別する精度が高まる効果がある。
シャッフル再生の際、カレントプレイリストに登録されている全曲が一度でも再生開始されなければ再び同じ楽曲が再生されないようにするのが一般的である。しかし、制御部109は、重複再生をあえて許可し、一度でも再生されたことのある楽曲であっても、再びカレントプレイリストに追加できるようにしてもよい。この場合、同一の楽曲が何度も再生される可能性があるが、ユーザが飽きてもスキップ指示を入力することができるので、楽曲の再生に支障を来すことはない。
(実施形態2)
次に、本発明の第2の実施形態について説明する。本実施形態は、上述の第1の実施形態のステップS509におけるカレントプレイリストの編集の変形例である。
カテゴリには優先度スコアが対応付けられる。制御部109は、楽曲の再生動作に応じて、RAM107又は記憶部108に記憶される楽曲データのそれぞれに対応付けられる優先度スコアを増減させ、更新する。例えば、制御部109は、楽曲がスキップされれば優先度スコアを減少させ、楽曲がスキップされずに再生されれば優先度スコアを増加させる。
そして、制御部109は、再生の開始指示を受け付けると、記憶部108に記憶される楽曲データの中から、優先度スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択し、カレントプレイリストに追加する。
本実施形態では、優先度スコアの初期値は「50」であり、優先度スコアは「0」から「100」までの整数値を取りうる。また、1つの楽曲につき3つのカテゴリが対応付けられる。各楽曲に対応付けられるカテゴリは異なっていてもよい。
図11に、定義されたカテゴリ(雰囲気)と、そのカテゴリに対応付けられた優先度スコアの初期値と、更新後の優先度スコアの例と、を示す。
図12に、楽曲と、その楽曲に対応付けられたカテゴリと、優先度スコアの合計値の例と、を示す。
図13に、楽曲と、その楽曲に対応付けられたカテゴリと、その楽曲の再生動作の内容の例と、を示す。
図11,12,13に示される、カテゴリと優先度スコアとを対応付ける情報や、楽曲と優先度スコアとを対応付ける情報は、RAM107又は記憶部108に記憶され、制御部109によって随時更新される。
上述のステップS509において、制御部109は、ユーザ操作を反映して、プレイリストを編集する。具体的には、制御部109は、楽曲の再生がスキップされると、その楽曲に対応付けられたカテゴリの優先度スコアを5点減点する。また、制御部109は、楽曲が途中でスキップされずに最後まで再生されると、その楽曲に対応付けられたカテゴリの優先度スコアを5点加点する。本実施形態では、1曲につき3つのカテゴリが対応付けられるので、1回の再生又はスキップにつき、1つ楽曲に対し、合計で最大15点の加点もしくは減点が行われる。
例えば図13に示すように、曲c31,c32,c33の再生動作が、それぞれ、スキップ、スキップ、再生済みである場合、制御部109は、優先度スコアを次のように加点もしくは減点する。
(1)楽曲c31がスキップされた:
楽曲c31に対応付けられたカテゴリM11,M12,M13の優先度スコアをそれぞれ5点減点する。
(2)楽曲c32がスキップされた:
楽曲c32に対応付けられたカテゴリM11,M12,M15の優先度スコアをそれぞれ5点減点する。
(3)楽曲c33が再生された:
楽曲c33に対応付けられたカテゴリM11,M14,M16の優先度スコアをそれぞれ5点加点する。
カテゴリM11について見てみると、5点減点、5点減点、5点加点なので、図11に示すように、差し引きで5点減点である。同様にして、カテゴリM12は10点減点、カテゴリM13は5点減点、カテゴリM14は5点加点、カテゴリM15は5点減点、カテゴリM16は5点加点となる。
この結果、楽曲ごとに優先度スコアの合計値を計算すると、図12に示すように、楽曲c31は20点減点、楽曲c32は20点減点、楽曲c33は5点加点、楽曲c34は15点減点、楽曲c35は10点加点、楽曲c36は10点減点、楽曲c37は増減なし、楽曲c38は5点減点、楽曲c39は5点減点となる。
制御部109は、楽曲c31,c32,c33のスキップを含む再生動作が終わった時点で、更新後の優先度スコアが最も大きいカテゴリを1つ選択する。図11の場合、制御部109は、カテゴリM14,M16のいずれか一方を選択する。優先度スコアが最も大きいカテゴリが複数ある場合には、制御部109は、ランダムにいずれか一方を選択する。
例えば、制御部109は、カテゴリM14を選択する。そして、制御部109は、プレイリストに含まれる楽曲の中から、カテゴリM14をもつ楽曲を、優先度スコアの合計値が高い順に、所定個数選択する。
図12の場合、カテゴリM14をもつ楽曲は、優先度スコアの合計値が大きい順に、曲c35,c33,c37である。所定個数=1であれば、制御部109は、曲c35を選択する。所定個数=2であれば、制御部109は、曲c35,c33を選択する。所定個数=3であれば、制御部109は、曲c35,c33,c37を選択する。
そして、制御部109は、選択した楽曲をカレントプレイリストに追加する。
ステップS501でプレイリストから楽曲を選択する際に、制御部109は、プレイリストに含まれる各楽曲に対応付けられたカテゴリのすべての中から、ランダムにカテゴリを1つ選択し、選択したカテゴリが対応付けられた楽曲を所定個数選択するようにしてもよい。
本実施形態では、1つの楽曲に3つのカテゴリが対応付けられているが、3つに限られるわけではなく、複数であればよい。カテゴリの種類が多いほど、より正確にユーザの嗜好を判別することが可能になる。
優先度スコアを加減する点数は、5点単位でなくてもよく、任意の点数を加減してもよい。例えば、制御部109は、スキップの回数が多いほど、減点を大きくしてもよい。これにより、優先度スコアの差異が生じやすくなり、ユーザの嗜好を判別する精度の向上が期待できる。
制御部109は、優先度スコアを記憶部108に記憶しておき、楽曲再生装置100の電源が落とされても前回の優先度スコアを引き続き使用し更新できるようにしてもよい。これにより、恒久的なユーザの嗜好の判別が行えるようになる。
以上、各実施形態において説明したように、制御部は、選択部や再生部としても機能する。また、選択部は、ユーザによって指定された楽曲データ、及び、選択部により選択された所定個数の楽曲データが再生されているときにおけるスキップ指示の受け付け状況に基づいて、新たな楽曲データを選択したり、ユーザによって指定された楽曲データ、及び、選択部により選択された所定個数の楽曲データが再生されているときにおけるスキップ指示の受け付け状況に基づいて、カテゴリの前記スコアを更新したりする。
スキップ指示の受け付け状況とは、スキップ指示を受け付けた回数やタイミング、又は、スキップ指示を受け付けたときの楽曲再生状況、等である。これらを組み合わせた情報に基づいて、新たな楽曲データを選択したり、カテゴリの前記スコアを更新したりしてもよい。
また、本発明は、上記各実施形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。
上記各実施形態では、制御部109は、ユーザによる意図的なスキップ指示をプレイリストの編集のきっかけにしているが、ユーザからの明示的なスキップ指示がなくても、カレントプレイリストを編集できるようにしてもよい。
例えば、ユーザが走るテンポに合わせた楽曲を再生する場合に、ユーザが速く走ったり遅く走ったりすることがある。制御部109は、ユーザの速度とカテゴリ「スピード」とに基づいて、ユーザの速度に合ったテンポを有する楽曲の部分集合を求め、ユーザの速度に合った楽曲を適宜追加してもよい。制御部109は、ユーザが走る速度の変化量が閾値以上の場合に、上述のスキップ指示に相当するトリガーがあったと判別し、プレイリストの編集を行ってもよい。これにより、楽曲再生装置100は、ユーザが走る速度に合った楽曲を適宜探し出し、再生することができる。
例えば、楽曲のサビの部分や触りの部分のみを続けて再生していくダイジェスト再生を行う場合には、楽曲の特定の部分の再生が終われば、現在の楽曲の再生を終了して次の楽曲の再生へと切り替わる。このような場合にも厳密にスキップされたと判別してしまっては、ユーザの嗜好の判別の精度が落ちてしまう。そこで、制御部109は、楽曲データの中に判定区間を設定し、ダイジェスト再生の場合には、楽曲中の判定区間についてのみ、すべて再生されたかスキップされたかを判別するようにしてもよい。
コンピュータを楽曲再生装置100の全部又は一部として動作させるためのコンピュータプログラムを、メモリカード、CD−ROM、DVD−ROM、MO(Magneto Optical Disk)などのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に格納して配布し、これを別のコンピュータにインストールし、楽曲再生装置100として動作させ、あるいは、楽曲再生装置100が行う工程を実行させてもよい。さらに、インターネット上のサーバ装置が有するディスク装置等にプログラムを格納しておき、例えば、搬送波に重畳させて、コンピュータにダウンロード等するものとしてもよい。
以上説明したように、上記各実施形態によれば、ユーザの手を煩わせることなくユーザの嗜好に合った楽曲を再生するために好適な楽曲再生装置、楽曲再生方法、及び、プログラムを提供することができる。
100 楽曲再生装置
101 無線通信部
102 音声処理部
103 出力部
104 外部I/F
105 入力受付部
106 ROM
107 RAM
108 記憶部
109 制御部
110 電源部
121 アンテナ
122 スピーカ
123 マイクロフォン
124 LCD
125 外部メモリ
600 全体集合
650,710,720,730,850,950,1050 部分集合
800 補集合

Claims (18)

  1. 複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部と、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択部と、
    前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部と、
    を備え、
    前記選択部は、前記ユーザによって指定された楽曲データ、及び、前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データが再生されているときにおける前記スキップ指示の受け付け状況に基づいて、新たな楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする楽曲再生装置。
  2. 前記選択部は、前記楽曲データの再生中に前記スキップ指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スキップ指示が受け付けられる前にスキップされずに再生された楽曲データに対応付けられる前記カテゴリを含む新たな楽曲データを選択し、
    前記再生部は、前記選択部により選択された新たな楽曲データを再生する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の楽曲再生装置。
  3. 前記選択部は、前記スキップ指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スキップ指示が受け付けられたときに再生されていた楽曲データに対応付けられるカテゴリを含まず、且つ、前記スキップ指示が受け付けられる前にスキップされずに再生された楽曲データに対応付けられるカテゴリを含む前記新たな楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の楽曲再生装置。
  4. 前記複数の楽曲データのそれぞれには、判定区間が予め定義されており、
    前記選択部は、前記スキップ指示が受け付けられたタイミングが前記判定区間に含まれる場合に、前記新たな楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の楽曲再生装置。
  5. 前記カテゴリは数値によって表され、
    前記選択部は、前記カテゴリを座標軸とする座標系における前記楽曲データ間の距離を計算し、前記計算された距離に基づいて前記所定個数の楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  6. 前記選択部は、前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと、前記複数の楽曲データのうち前記ユーザによって指定された楽曲データ以外の楽曲データと、の距離をそれぞれ計算し、前記複数の楽曲データの中から、前記計算された距離が小さい順に、前記所定個数の楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項5に記載の楽曲再生装置。
  7. 前記選択部は、前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと、前記複数の楽曲データのうち前記指定された楽曲データ以外の楽曲データと、の距離をそれぞれ計算し、
    前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データが前記所定個数以上の場合には、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられるカテゴリを有し、且つ、前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データを、前記所定個数選択するか、又は、
    前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データが前記所定個数未満の場合には、前記所定距離を延長し、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられるカテゴリを有し、且つ、前記計算された距離が前記延長された所定距離以下の楽曲データを、前記所定個数選択する、
    ことを特徴とする請求項5又は6に記載の楽曲再生装置。
  8. 前記選択部は、前記スキップ指示が受け付けられると、前記スキップ指示が受け付けられたときに再生されていた楽曲データと、前記複数の楽曲データのうち前記再生されていた楽曲データ以外の楽曲データと、の距離をそれぞれ計算し、前記複数の楽曲データの中から、前記計算された距離が大きい順に、前記所定個数の楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項5から7のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  9. 前記選択部は、前記スキップ指示が受け付けられると、前記スキップ指示が受け付けられたときに再生されていた楽曲データと、前記複数の楽曲データのうち前記再生されていた楽曲データ以外の楽曲データと、の距離をそれぞれ計算し、
    前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データが前記所定個数以上の場合には、前記スキップ指示が受け付けられる前までにスキップされずに再生された楽曲データに対応付けられるカテゴリを含み、且つ、前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データを、前記所定個数選択するか、又は、
    前記計算された距離が所定距離以下の楽曲データが前記所定個数未満の場合には、前記所定距離を延長し、前記スキップ指示が受け付けられる前までにスキップされずに再生された楽曲データに対応付けられるカテゴリを含み、且つ、前記計算された距離が前記延長された所定距離以下の楽曲データを、前記所定個数選択する、
    ことを特徴とする請求項5から8のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  10. 複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、を記憶する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部と、
    前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新部と、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択部と、
    前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部と、
    を備え、
    前記更新部は、前記ユーザによって指定された楽曲データ、及び、前記選択部により選択された前記所定個数の所定個数の楽曲データが再生されているときにおける前記スキップ指示の受け付け状況に基づいて、前記カテゴリの前記スコアを更新する、
    ことを特徴とする楽曲再生装置。
  11. 前記更新部は、前記楽曲データの再生中に前記スキップ指示が受け付けられると、前記スキップ指示が受け付けられたときに再生されていた楽曲データに対応付けられる前記スコアを減少させて更新する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の楽曲再生装置。
  12. 前記更新部は、前記楽曲データの再生中に前記スキップ指示が受け付けられずに前記楽曲データの再生を終了すると、前記楽曲データに対応付けられるカテゴリのスコアを増加させて更新する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の楽曲再生装置。
  13. 前記複数の楽曲データのそれぞれには、複数の前記カテゴリが対応付けられ、
    前記選択部は、前記複数の楽曲データのそれぞれについて、前記楽曲データに対応付けられている前記複数のカテゴリのスコアの合計値を計算し、前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する楽曲データの中から、前記スコアの合計値が大きい順に、前記所定個数の楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項10から12のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  14. 前記選択部は、前記スキップ指示が受け付けられると、前記スキップ指示が受け付けられたときに再生されていた楽曲データに対応付けられているカテゴリを有さず、且つ、前記スキップ指示が受け付けられる前にスキップされずに再生された楽曲データに対応付けられるカテゴリを含む新たな楽曲データを選択する、
    ことを特徴とする請求項10から13のいずれか1項に記載の楽曲再生装置。
  15. 複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、が記憶される記憶部を有する楽曲再生装置において実行される楽曲再生方法であって、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付ステップと、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択ステップと、
    前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生ステップと、
    を備えることを特徴とする楽曲再生方法。
  16. コンピュータを、
    複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、を記憶する記憶部、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記ユーザによって指定された楽曲データに対応付けられているカテゴリに属する所定個数の楽曲データを選択する選択部、
    前記開始指示が受け付けられると、前記ユーザによって指定された楽曲データと前記選択部により選択された前記所定個数の楽曲データとを続けて再生する再生部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
  17. 複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、が記憶される記憶部を有する楽曲再生装置において実行される楽曲再生方法であって、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付ステップと、
    前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新ステップと、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択ステップと、
    を備えることを特徴とする楽曲再生方法。
  18. コンピュータを、
    複数の楽曲データと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリと、前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリのスコアと、を記憶する記憶部、
    前記記憶部に記憶されている楽曲データの再生を開始する開始指示と、前記楽曲データの再生をスキップするスキップ指示とをユーザから受け付ける受付部、
    前記複数の楽曲データのそれぞれに対応付けられるカテゴリの前記スコアを更新する更新部、
    前記開始指示が受け付けられると、前記複数の楽曲データの中から、前記スコアに基づいて、所定個数の楽曲データを選択する選択部、
    として機能させることを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016192245A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パイオニア株式会社 楽曲再生装置

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JP2016192245A (ja) * 2015-03-31 2016-11-10 パイオニア株式会社 楽曲再生装置

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