WO2011148411A1 - 電子安全エレベータ - Google Patents

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古橋昌也
深田裕紀
岡村清志
吉川敏文
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Abstract

 より高機能な安全を実現する共に、機械式の安全スイッチを削減し、保守点検の対象を減らし信頼性を向上する。 昇降路内において複数の階床を移動する乗りかご20の位置を検出する電子安全エレベータにおいて、乗りかご20の移動量に応じてパルスを出力するパルス発生器8と、乗りかご20が所定位置に到達したことを検出する位置検出装置27と、所定位置が検出された後にパルスを計数し、計数された値が予め記憶された値となった場合、記憶された値に対応した指令を出力する安全コントローラ2と、を備える。

Description

電子安全エレベータ
 本発明は、エレベータの安全システムに関し、特に、機械式の安全装置を削減して電子式にしてより高機能化したものに好適である。
 従来のエレベータは、機械式の安全スイッチ,リレー回路等で乗りかごの行き過ぎの検出(リミットスイッチ),頂部隙間の確保,ピットに保守員が入ったことの確認(ピットスイッチ),点検用の出入り口戸の開閉の確認(点検口スイッチ)、等を行う安全装置が設けられている。つまり、各安全スイッチの出力をリレー回路で受けて、リレー回路が電源の遮断やブレーキの作動を実行している。
 具体的には、保守運転時において、最下階付近で確実に停止させるため、乗りかご1の下降を制限する停止指令を与えるリミットスイッチと、さらに下部にファイナルリミットスイッチを設け、乗りかごが最下階を過ぎてリミットスイッチの位置まで下降した場合、減速することが知られている。
特開2009-126639号公報
 上記従来技術において、特許文献1に記載のものでは、機械式の安全スイッチを用いているため、使用するほど構成部品が磨耗・劣化し、接点の固着や回路のショート等によるON故障、及び接点の不足や配線の断線によるOFF故障が生じる恐れがあり、保守員による定期的な点検が必要となる。また、点検作業は個々の保守員の技術力だけでなく、保守体制にも大きく影響されるため、点検の不備が生じる可能性がある。
 さらに、機械式の安全スイッチは通常、カムを用いて構成するため、昇降路内のスペースを占有し、レイアウトを制約し、輸送能力の向上に支障となる。さらに、機械式の安全装置ではより高機能とすることが困難であり、特許文献1のようにリミットスイッチの位置で減速するだけでは十分とは言い難い。
 本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、より高機能な安全を実現すると共に、機械式の安全スイッチを削減し、保守点検の対象を減らし信頼性を向上することにある。
 また、他の目的は、機械式の安全スイッチを低減することで昇降路の利用可能スペースを増大することにある。 
 さらに、他の目的は、保守員の技術力に依存しない保守作業の共通化,保守も含めたトータルコストの低減を行うことにある。 
 さらに、他の目的は、安全装置の自己診断を可能にしたり、異常時の原因究明や保守時の部品交換を高効率化したり、することにある。 
 なお、本発明は、上記目的の少なくともいずれかを達成することにある。
  上記目的を達成するため、本発明は、昇降路内において複数の階床を移動する乗りかごの位置を検出する電子安全エレベータにおいて、前記乗りかごの移動量に応じてパルスを出力するパルス発生器と、前記乗りかごが所定位置に到達したことを検出する位置検出装置と、前記所定位置が検出された後に前記パルスを計数し、計数された値が予め記憶された値となった場合、前記記憶された値に対応した指令を出力する安全コントローラと、を備えたものである。
 本発明によれば、所定位置が検出された後に後にパルスを計数し、予め記憶された値となった場合、対応した指令を出力するので、昇降路内に設けられた機械式の安全スイッチを電子的な位置に置き換えて認識し、安全装置の機能を実行することができる。したがって、より高機能な安全を実現すると共に、保守点検の対象を減らし信頼性を向上することができる。
本発明における一実施の形態を示す全体構成図。 一実施の形態における位置検出センサの出力を説明する図。 一実施の形態における安全コントローラを示すブロック図。 一実施の形態における乗りかごの位置と位置検出装置のパルス数の関係を示す動作図。(乗りかごが最下階より下の場合) 一実施の形態における乗りかごの位置と位置検出装置のパルス数の関係を示す動作図。(乗りかごが最下階より上の場合) 一実施の形態における乗りかごの位置と位置検出装置のパルス数の関係を示す動作図。(停電復帰時:乗りかごが途中階にある場合) 一実施の形態における乗りかごの位置と位置検出装置のパルス数の関係を示す動作図。(停電復帰時:乗りかごが最下階より下の場合) 本発明における他の実施の形態を示す全体構成図。 他の実施の形態における安全コントローラを示すブロック図。 他の実施の形態における乗りかごの位置と位置検出装置のパルス数の関係を示す動作図。(停電復帰時:乗りかごが最下階より下の場合)
以下、図面を参照して、一実施の形態について詳細を説明する。 
 従来のエレベータシステムとは独立した安全コントローラを中心とする電子装置で構成し、安全コントローラは入力される複数の安全スイッチの情報を組み合わせてエレベータの安全状態を判断する。したがって、ソフトウェアを利用できるため従来のリレー回路よりも高機能な安全を実現可能である。 
 また、安全コントローラは機械式の安全スイッチで実施されていた安全機能をソフトウェアで実行するため、機械式の安全スイッチを削減できる。このため、安全スイッチを削減することにより保守点検の対象が減ることや、安全スイッチ自体がなくなることによる昇降路の利用可能スペースの増大が可能となる。 
 さらに、安全コントローラが各安全スイッチを自己診断することとすれば、保守員の技術力に依存しない保守作業、つまり、標準化,共通化が可能となり、作業の品質,信頼性の向上となる。 
 さらに、安全コントローラとして安全スイッチの動作履歴をメモリ等に格納することにより、異常時の原因究明や保守時の部品交換の高効率化ができる。
 図1は、一実施形態であるエレベータを示す全体構成図であり、乗りかご20は建屋に形成された昇降路内を複数の階床間に跨って移動し、ロープ21を介しておもり22に接続されている。乗りかご20の移動は、モータ9によって行われ、モータ9は、エレベータ制御装置3にある電力変換器によって駆動用の電力の供給が行われている。パルス発生器であるエンコーダはモータ9に取り付けられており、モータ9の回転によって生じるパルスをエレベータ制御装置3が計数する。エレベータ制御装置3は、パルスの計数によりモータ9の速度,乗りかご20の移動方向に対する位置,移動距離などを計算し、乗りかごと乗り場の位置合わせを行う。
 乗りかご20には、乗り場側ドア23を係合して開閉する乗りかご側ドア及び位置検出センサ27が設けられている。位置検出装置は、位置検出センサ27と所定位置となる終端階,途中階の階床、及び終端部の床側に設けられた被検出板50~54で構成され、乗りかご20が所定位置に到達したことを識別する。また、位置検出センサ27は、乗り場及び乗りかごのドアが開閉可能である領域(ドアゾーン)を検出する。
 最下階の被検出板51及び最上階の被検出板53,途中階の被検出板52はそれぞれ床面に固定され、最下階の被検出板51及び最上階の被検出板53は途中階の被検出板52と異なる板形状とされ、最下階と終端階が識別可能となっている。また、最下階の終端部と最上階の終端部には、終端部が識別可能な被検出板54が設けられている。
 ガバナ7は乗りかご20と連結されたガバナロープが巻きかけられ、乗りかご20の移動と共に従動して回転し、その回転量はガバナ7に取り付けられたガバナエンコーダ8により検出される。したがって、ガバナエンコーダ8は乗りかご20の移動量に応じたパルスを発生する。位置検出センサ27及びガバナエンコーダ8の出力は安全コントローラ2に入力される。
 安全コントローラ2は、エレベータ制御装置3とは独立しており、乗りかご20が所定位置に到達してから、さらに定められた位置となったときに電源遮断指令又はブレーキ動作指令を出力し、乗りかご20を停止させる。従来、機械式のスイッチである第一のリミットスイッチ位置24,第二のリミットスイッチ位置25,第三のリミットスイッチ位置26が設けられており、これらの位置が予め記憶され、記憶された値に対応した指令が安全コントローラ2に記憶されている。
 安全コントローラ2は、第一のリミットスイッチ位置24,第二のリミットスイッチ位置25,第三のリミットスイッチ位置26に代えて位置検出センサ27及びガバナエンコーダ8の情報に基づいてそれぞれに対応する位置を検出する。また、安全コントローラ2は、乗りかご20の現在位置が定まっている状態であれば、乗りかご現在位置確定信号40をエレベータ制御装置3に出力する。更に、安全コントローラ2は、乗りかご20の現在位置を示す位置信号41をエレベータ制御装置3に出力する。
 なお、乗りかご20の移動量に応じてパルス数を出力するには、ガバナエンコーダ8によることに代えて、モータ9に取り付けられたエンコーダとしたり、乗りかご20のガイドローラに取り付けられたエンコーダとしたり、すれば、ガバナロープを省略でき、占有スペースを小さくできる。
 図2は、終端階の検出に必要とされる位置検出センサ27(乗りかご側)と各被検出板(床側:50,51,52,53,54)の形状とによる出力パターンを示す。位置検出センサ27は3個(センサA,センサB,センサC)が一組となった3軸のセンサであり、被検出板は終端階である最上階,最下階と、途中階でセンサのいずれかの出力がOFFするような形状とされ、終端階を識別できる。また、最上階より上の最上階終端部及び最下階より下の最下階終端部では、センサの全ての出力がONするような形状とされる。図では、被検出板の色塗り部に位置検出センサ27のセンサが対向するとONして「1」となることを示しており、最上階で、センサA,センサB,センサCが「1,0,1」、途中階で「1,1,0」、最下階で「0,1,1」となり、被検出板の図で上下方向の寸法はドアゾーンの長さに対応している。また、最上階終端部及び最下階終端部で、センサA,センサB,センサCが「1,1,1」となり、上下方向の寸法は従来のファイナルリミットスイッチが機能する領域と同じ長さに対応しており、また安全コントローラ2が「1,1,1」の組み合わせを検出したときは、従来のファイナルリミットスイッチと同様に電源遮断及びブレーキの動作を実施する。
 終端階の識別は、終端階のみバーコードを取り付け、乗りかごに取り付けられたバーコードリーダを用いて終端階に取り付けられたバーコードを読み取ったり、被検出板とのギャップ長を検出可能なセンサを用いて途中階と終端階で異なるギャップ長としたり、することでも良く、センサ数を増加させればより多くの階床をそれぞれ識別できる。
 図3は、安全コントローラ2で実施される機能のブロック図を示す。各ブロックの基本的な動作について、以下説明する。 
 パルス計数部60は、ガバナエンコーダ8が入力され、乗りかご20の移動量に応じたパルスを計数し、その値を乗りかご位置検出部へ出力する。階床位置識別部61は、位置検出センサ27の出力が入力され、図2で示したような出力のパターンで乗りかご20の現在位置を識別し、乗りかご位置の識別情報を出力する。
 乗りかご位置検出部64は、パルスの計数された値と乗りかご位置の識別情報とに基づいて乗りかご20の現在位置情報を乗りかご位置データ62及びスイッチ機能実行部66へ出力する。乗りかご位置データ62は、現在位置情報を記憶し、履歴として蓄積する。本データは、主にRAM上に格納することが良い。階床位置データ63は、各階床間の距離や、緩衝器から各階までの距離といったデータが記憶され、保守員が建物の設計情報から予め入力する。本データは、ROMあるいはフラッシュメモリに構成される。また、更新頻度が高い場合はRAM上に構成されることが良い。
 乗りかご位置検出部64は、乗りかご位置データ62を参照し、乗りかご位置情報の蓄積がなかった(記憶されてなかった)場合は、乗りかご位置確定信号40の出力を停止する。また、運転毎に階床間の距離を演算し、階床位置データ63を参照し、例えば記憶された各階床間の距離と異なっていれば、そのことをエレベータ制御装置へ出力する。
 スイッチ位置データ65は、電子化されたスイッチ類の、昇降路内の位置に応じたデータが記憶され格納されている。これらのデータは、保守員が建物の設計情報から入力することや、安全コントローラの製造時に予め入力されることで記憶される。本データは主にROMあるいはフラッシュメモリに格納される。
 スイッチ機能実行部66は、乗りかごの現在位置と記憶されたスイッチ位置データとが一致した場合、対応した該当スイッチの機能を実行する指令を出力する。例えば、リミットスイッチが該当スイッチの機能であれば、乗りかごを停止又は減速させるため、電源遮断やブレーキ作動が実行される。また、エレベータ制御装置3に作動したスイッチ機能の情報を送信する。
 図4は、乗りかごが最下階を検出してから第一のリミットスイッチ24及び第二のリミットスイッチ25に相当する位置に到達するまでの状態の遷移を(a)から(c)まで三段階に分けて示している。図において、基準階は1Fとし、乗りかご20の昇降路下方向に対するガバナエンコーダのパルス数はマイナスとしている。
 第一のリミットスイッチは乗りかごの移動方向を制限するために必要のものであり、その機能は乗りかご20が第一のリミットスイッチに相当する位置に到達したときにブレーキ作動のみを実施し、乗りかご20の移動を上昇方向のみ許可する。第二のリミットスイッチはファイナルリミットスイッチと呼ばれるものであり、その機能は乗りかご20が第一のリミットスイッチ位置に到達したときに乗りかごが緩衝器30に衝突しないよう、ブレーキの作動及び電源の遮断を実施する。
 安全コントローラ2は、最下階の被検出板28から第一のリミットスイッチ24と第二のリミットスイッチ25までの距離(それぞれL1及びL1+L2)を、ガバナエンコーダ8で出力されるパルス数相当のデータ(図でL1を-800、L1+L2を-1200)として予め記憶している。
 L1及びL2の実際の長さは建物の条件や、乗りかごの定格速度,乗りかごの高さといった様々な要素で変わるが、機械式の第一のリミットスイッチ24,第二のリミットスイッチ25の場合は、一度設定したものを変えるには設置,調整が必須となり、作業が困難である。しかし、本例では安全コントローラ2に予め記憶したスイッチ位置データ65を初期設定すれば良いので、後からの再構築,リホーム等においても予め記憶した値を変更すれば良い。予め記憶したデータの入力は、保守員が安全コントローラ2にデータ端末を通じて直接入力したり、安全コントローラ2の出荷時の初期設定として予め入力したり、すれば良く、設置作業のみならず、データ確認等の保守作業も容易となり、トータルコストの削減となる。
 (a)は、位置検出センサ27が最下階の被検出板28を検出した状態を示し、この状態では、位置検出センサ27による最下階の検出出力(例えば、「0,1,1」)により、安全コントローラ2は乗りかごが最下階に到達したことを判別し、乗りかご20の現在位置Lxを0にイニシャライズ(初期化)する。
 (b)は、最下階の被検出板28を通過したことで、安全コントローラ2はガバナエンコーダ8から出力されるパルスの計数を開始し、最下階の被検出板28からの相対的な距離を計算する。
 (c)は、乗りかご20が第一のリミットスイッチに相当する位置に到達している。このとき、安全コントローラ2は、乗りかごの現在位置Lxと第一のリミットスイッチに相当する位置L1とを比較し、一致していると判別するので、電源遮断指令を出力し、エレベータの乗りかご20を停止させる。 
 なお、図3では最下階の場合を示したが、最上階についても同様である。
 図5は、最下階と中間階に仮想的なリミットスイッチがある場合、乗りかご20が最下階を検出してから第三のリミットスイッチ26に相当する位置に到達するまでの状態の遷移を(a)から(c)まで三段階に分けて示している。
 第三のリミットスイッチを用いた機能は、ピット下に保守員が入る作業時における頂部の隙間を確保することや、乗りかご20の位置と速度に応じてブレーキを早期にかけることにより緩衝器30の長さを短縮する終端階強制減速装置に必要とされる。
 安全コントローラ2は、最下階の被検出板28から第三のリミットスイッチ26までの距離(L3)を、ガバナエンコーダ8で出力されるパルス数相当のデータ(図でL3を700)として予め記憶している。
 (a)は、位置検出センサ27が最下階の被検出板28を検出した状態を示し、位置検出センサ27による最下階の検出出力(例えば、「0,1,1」)により、安全コントローラ2は乗りかごが最下階に到達したことを判別し、乗りかごの現在位置Lxを0にイニシャライズする。
 (b)は、乗りかご20が上昇し位置検出センサ27が最下階の被検出板28を通過したことで、安全コントローラ2はガバナエンコーダ8から出力されるパルスの計数を開始し、最下階の被検出板28からの相対的な距離を計算する。
 (c)は、乗りかご20が第三のリミットスイッチに相当する位置に到達している。このとき、安全コントローラ2は、乗りかご20の現在位置Lxと第三のリミットスイッチに相当する位置L3とを比較し、一致したことを検出するので、第三のリミットスイッチの機能を実施する。
 なお、図5では最下階の場合を示したが、最上階についても同様であり、最下階と途中階の間の仮想的なリミットスイッチを複数設ければ、より木目細かい機能を実現できる。
 図6及び図7は、停電時、あるいは長期不稼働からの復帰時,緊急停止後の復帰時の動作を示している。 
 図6は、乗りかご20が中間階にある場合であり、(a)は、乗りかご20の基準位置階床Nが不明である状態を示している。停電時,長期稼働停止からの復帰時には、安全コントローラ2のデータ保持が不可能となり、乗りかご20の基準位置階床N及び現在位置Lxの位置情報の信頼性が低下する。安全コントローラ2のデータ保持は、たとえばバックアップ用のバッテリを積むことや、データ自体をフラッシュメモリに保存すれば良い。しかし、エレベータシステム全体の電源が落ちている場合には、稼働停止中に乗りかご20が移動する可能性があり、乗りかご20の昇降路内における実際の位置と、基準位置階床N及び現在位置Lxの位置情報の間に相対的なずれが生じる恐れがある。
 同様に、緊急停止といった場合には、乗りかご20に強い制動力がかかるためガバナロープとガバナプーリの間に滑りが生じ、乗りかご20の昇降路内での実際の位置と現在位置Lxにずれが生じる場合がある。
 以上の場合、安全コントローラ2はエレベータ制御装置3に出力している乗りかご位置確定信号40をOFFし、安全コントローラ2にて乗りかご20の現在位置が確定できていないことをエレベータ制御装置3へ送信する。
 エレベータ制御装置3は乗りかご位置確定信号40がOFF状態になったことを検出した場合、乗りかご20の運行速度に制限を設けて、図6(b)で示すようにゆっくりと下降運転を開始する。この際、安全コントローラ2においても乗りかごの運行速度を監視し、速度異常が生じた場合は電源遮断及びブレーキ動作を実施し、乗りかごを停止させる。
 次に、図6(c)で示すように最下階に到達し、位置検出センサ27によって最下階に到達したことを安全コントローラ2が検出すると、安全コントローラ2は乗りかご位置確定信号40をONし、乗りかご20の現在位置Lxを0にイニシャライズ(初期化)する。したがって、エレベータ制御装置3は正常時の運行を再び開始することができる。
 図7は、乗りかご20が終端階より下にある場合であり、(a)では、安全コントローラ2は乗りかごの現在位置が不明であるためエレベータ制御装置3に出力している位置信号(現在位置の確定信号)40をOFFし、安全コントローラ2にて乗りかご20の現在位置が確定できていないことをエレベータ制御装置3へ送信する。エレベータ制御装置3は位置信号40がOFF状態になったことを検出した場合、乗りかご20の運行速度に制限を設けて、ゆっくりと下降運転を開始する。この際、安全コントローラ2においても乗りかごの運行速度を監視し、速度異常が生じた場合は電源遮断及びブレーキ動作を実施し、乗りかごを停止させる。
 次に、図7(b)で示すように最下階終端部に到達し、位置検出センサ27によって最下階終端部に到達したことを安全コントローラ2が検出すると、安全コントローラ2は電源遮断及びブレーキ動作を実施し、乗りかごを停止させる。次に乗りかご20を上昇させ、位置検出センサ27によって最下階に到達したことを安全コントローラ2が検出すると、安全コントローラ2は乗りかご位置確定信号40をONし、乗りかご20の現在位置Lxを0にイニシャライズ(初期化)する。
 以上によれば、ドアゾーンを検出し、かつ終端階を識別可能な位置検出センサ27と、乗りかごの移動量に応じてパルスを出力するパルス発生器であるガバナエンコーダ8と、位置検出センサ27とパルス発生器を入力とする安全コントローラ2と、安全コントローラ2が現在位置を確定したこと、乗りかご位置確定信号40をエレベータ制御装置3に出力することで、従来機械式であった安全装置を安全コントローラにより電子的な位置に置き換えて認識し、安全装置の機能を実行することができる。したがって、機械式スイッチを削除することが可能となり、保守性の向上や昇降路の水平面積のスペースを有効利用することが可能となる。
 図8は、他の実施形態であるエレベータを示す全体構成図であり、乗りかごの下部に測距センサ70を設け、最下階終端部50及び最上階終端部54の被検出板を用いていない。測距センサ70は、図1中に示す距離Laが測定可能なセンサであればよい。
 図9は、安全コントローラ2で実施される機能のブロック図を示したものであり、終端階位置測定部67が追加され、測距センサ70によって得られる距離情報を乗りかご位置検出部64へ出力する。
 図10は電子化するスイッチが終端階より下にある場合を示しており、終端階より下にあるスイッチは、測距センサ70で測定される昇降路床面からの高さの情報を元に電子化(機械式スイッチを置換え)している。
 乗りかご20が終端階以下で停電や長期不稼働から復帰した場合について説明する。乗りかごが終端階より下にいる場合は、測距センサ70が検出可能な範囲におり、かつ距離が測定可能な範囲であるため、乗りかご20の昇降路床面からの乗りかごの位置を検出することが可能となる。通常運転に復帰する場合は、基準位置を検出するための運転をすることなく、速やかに復帰が可能となる。
 以上によれば、終端階以下が測定可能な測距センサを追加することにより、停電時・長期不稼働からの復帰時においても終端階以下にある複数のスイッチを電子化することが可能となり、省スペース化に貢献できるだけでなく、復帰時の動作速度を向上することが可能となる。
2 安全コントローラ
3 エレベータ制御装置
7 ガバナ
8 ガバナエンコーダ(パルス発生器)
9 モータ
20 乗りかご
22 おもり
27 位置検出センサ(位置検出装置)
50(最下階終端部),51(最下階),52(途中階),53(最上階),54(最上階終端部) 被検出板

Claims (11)

  1.  昇降路内において複数の階床を移動する乗りかごの位置を検出する電子安全エレベータにおいて、
     前記乗りかごの移動量に応じてパルスを出力するパルス発生器と、
     前記乗りかごが所定位置に到達したことを検出する位置検出装置と、
     前記所定位置が検出された後に前記パルスを計数し、計数された値が予め記憶された値となった場合、前記記憶された値に対応した指令を出力する安全コントローラと、
    を備えたことを特徴とする電子安全エレベータ。
  2.  請求項1に記載のものにおいて、前記乗りかごが前記階床に到達したことを検出する前記位置検出装置を備え、前記階床が検出された後に前記パルスが計数されることを特徴とする電子安全エレベータ。
  3.  請求項1に記載のものにおいて、前記乗りかごが終端階に到達したことが検出された後に前記パルスを計数し、計数された値が予め記憶された値となった場合、前記乗りかごを減速又は停止させることを特徴とする電子安全エレベータ。
  4.  請求項1に記載のものにおいて、前記位置検出装置は前記乗りかごに設けられた位置検出センサと、前記終端階の床側に固定された被検出板と、を備えたことを特徴とする電子安全エレベータ。
  5.  請求項1に記載のものにおいて、前記位置検出装置は前記乗りかごに設けられた位置検出センサと、各前記階床に固定されドアゾーンに対応した長さとされた被検出板と、を備えたことを特徴とする電子安全エレベータ。
  6.  請求項1に記載のものにおいて、
     前記乗りかごに設けられた位置検出センサと、各前記階床に固定された被検出板と、により階床位置を識別する前記位置検出装置と、
     前記パルスを計数した値と前記階床位置を識別した情報とにより前記乗りかごの現在位置を検出する乗りかご位置検出部と、前記昇降路内の位置に応じたデータが記憶されたスイッチ位置データと、前記乗りかごの現在位置と前記スイッチ位置データとが一致した場合、前記昇降路内の位置に応じたデータに対応した指令を出力するスイッチ機能実行部と、を有する前記安全コントローラと、
    を備えたことを特徴とする電子安全エレベータ。
  7.  請求項1に記載のものにおいて、前記予め記憶された値は、前記乗りかごが終端階を検出してから第一のリミットスイッチ及び第二のリミットスイッチに相当する位置に対応していることを特徴とする電子安全エレベータ。
  8.  請求項1に記載のものにおいて、前記予め記憶された値は変更が可能とされていることを特徴とする電子安全エレベータ。
  9.  請求項1に記載のものにおいて、停電時、あるいは長期不稼働からの復帰時、緊急停止後の復帰時、前記乗りかごを下降させ終端階が検出された場合、前記安全コントローラで計数している値を初期化することを特徴とする電子安全エレベータ。
  10.  請求項1に記載のものにおいて、前記計数された値に基づいて前記乗りかごの現在位置情報を記憶することを特徴とする電子安全エレベータ。
  11.  請求項1に記載のものにおいて、前記計数された値に基づいて前記乗りかごの現在位置情報を記憶する乗りかご位置データを設け、乗りかご位置情報が記憶されてなかった場合、前記乗りかごを下降させ終端階が検出された場合、前記安全コントローラで計数している値を初期化することを特徴とする電子安全エレベータ。
PCT/JP2010/003505 2010-05-26 2010-05-26 電子安全エレベータ WO2011148411A1 (ja)

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