WO2010140533A1 - ロボット管理システム、ロボット管理端末、ロボット管理方法およびプログラム - Google Patents
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Abstract
Description
その他の解決手段については、実施形態中において適宜記載する。
(システム構成)
図1は、第1実施形態に係るロボット管理システムの構成例を示す図である。
ロボット管理システム1は、互いに無線LAN(Local Area Network)などで無線通信を行っているロボット2およびロボット管理端末3を有している。
距離センサ部21は、レーザによって障害物との距離を計測し、レーザ計測結果としてセンサデータ324を生成する機能を有する。位置姿勢推定部22は、距離センサ部21から取得したセンサデータ324(計測結果)と、ロボット管理端末3から送信された地図データ321を基に、ロボット2自身の位置および姿勢の推定を行い、推定位置姿勢データ326を生成し、センサデータ324と、推定位置姿勢データ326をロボット管理端末3へ送信する機能を有する。経路追従制御部23は、位置姿勢推定部22から取得した推定位置姿勢データ326と、ロボット管理端末3から送信された経路データ323を基に、ロボット2自身が目的地まで移動するように移動機構部24を制御して、ロボット2自身の移動を制御する。位置姿勢データについては、図4を参照して後記する。移動機構部24は、ロボット2の移動を行うための機構である。本実施形態では、移動機構部24として、2つの駆動輪とキャスターを備え、駆動輪の回転角速度の差の制御によって旋回を実現する移動機構を想定しているが、環境内を移動する効果が得られるのであれば、船舶、航空機、飛行船、無限軌道を備える車両、脚を備えるロボット2などの移動機構であってもよい。
経路データ記憶部323Aは、ロボット管理端末3のキーボード306(図3)などを介して入力される環境内でロボット2が通過する際の位置と姿勢を予め記録したデータである経路データ323を格納している。センサデータ記憶部324Aは、ロボット2の距離センサ部21から送信されるデータ(センサデータ324)を格納している。地図データ記憶部321Aは、予め設定してあるデータであり、ロボット2が自律移動する環境内の障害物の幾何形状を記録した地図のデータである地図データ321を格納している。地図データ321は、予めロボット2が環境内を巡回し、収集したセンサデータ324を基に作成される。推定位置姿勢データ記憶部326Aは、ロボット2の位置姿勢推定部22が算出し、ロボット管理端末3へ送信されたデータである推定位置姿勢データ326を格納している。
図2は、第1実施形態に係るロボットのハードウェア構成例を示す図である。
ロボット2は、プロセッサ202、メモリ203、無線LANカード204、レーザ距離センサ205(測距センサ)、移動機構装置206、記憶装置201、バスを有している。
レーザ距離センサ205は、レーザを照射し、障害物からのレーザの反射を検知する機能を有する。このレーザ距離センサ205からのデータを利用してセンサデータ取得プログラム213は、センサデータ324を生成する。なお、レーザ距離センサ205は、水平180°方向にレーザを走査しながら、照射したレーザ光が障害物から反射して返ってくるまでの時間の計測によってセンサから障害物までの距離を算出することで、2次元水平面における物体の幾何形状を計測する。なお、レーザ距離センサ205の代わりに、例えば、水平方向以外も走査することで物体の3次元の幾何形状を計測するレーザ距離センサ、物体をカメラで撮影した際の画像特徴量を複数のカメラで三角測量することで物体の3次元の幾何形状を計測するステレオカメラなどを使用してもよく、幾何形状が計測可能であればそのセンサの方式は問わない。移動機構装置206は、図1における移動機構部24に相当するため、ここでは説明を省略する。
さらに、記憶装置201には、ロボット管理端末3から配信された地図データ321、経路データ323、センサデータ324などが格納されている。
図3は、第1実施形態に係るロボット管理端末のハードウェア構成を示す図である。
ロボット管理端末3は、プロセッサ302、メモリ303、ビデオカード304、ビデオカード304に接続されているディスプレイ305(表示部)、キーボード306(入力部)、無線LANカード307、マウス308(入力部)、記憶装置301(記憶部)、バスを有している。
記憶装置301は、HDや、フラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置であり、地図の作り直しを判定して、警告を表示するためのプログラムとデータを格納している。プログラムは、OS311、全体制御プログラム312、地図作り直し判定用地図作成プログラム313、センサデータシミュレーションプログラム314、地図作り直し判定プログラム315、表示プログラム316、通信プログラム317などを有している。OS311および全体制御プログラム312は、プログラム全体を制御するためのプログラムである。地図作り直し判定用地図作成プログラム313、センサデータシミュレーションプログラム314、地図作り直し判定プログラム315のそれぞれは、メモリ303に展開され、プロセッサ302によって実行されることにより図1の地図作り直し判定用地図作成部31、センサデータシミュレーション部32、地図作り直し判定部33を具現化させる。また、OS311、全体制御プログラム312、表示プログラム316および通信プログラム317なども、記憶装置301からメモリ303に展開され、プロセッサ302で実行されることにより、図7に示す処理を実行する。
なお、図2および図3において、地図データ321、経路データ323、センサデータ324は、ロボット2およびロボット管理端末3において、共通のデータであるため、同一の符号を付すものとする。
さらに、ロボット2やロボット管理端末3は、それぞれの構成要素が、有線の通信線(バス)にて接続されていることを想定しているが、通信が可能であれば無線であってもよい。また、通信が可能であれば、これらの構成要素のうち、特定の要素が物理的に遠隔にあってもよい。
ここで、図4を参照して、位置姿勢データおよびグリッドの種類について説明する。
図4は、位置姿勢データおよびグリッドの種類の説明のための図であり、(a)は、位置姿勢データの説明を示し、(b)は、グリッドの種類の説明を示している。
図4(a)に示すように、ロボット2が移動する環境には、例えば世界座標系などの座標系が定義されている。位置とは、この座標系におけるロボット2の座標を示しており、図4(a)では、(x1,y1)が位置となる。また、姿勢とは、ロボット2の向きであり、例えば、図4(a)のようにx軸とロボット2の向きとの角度(θ1)で表される。
位置姿勢データとは、この位置と姿勢の組のデータ(x1,y1,θ1)のことである。
次に、図2および図3を参照しつつ、図5~図8を参照して、本実施形態に係るロボット管理方法を説明する。
まず始めに、本実施形態に係る地図の作り直しの通知の概略について記述する。実環境と、予め設定されている地図データ321との間に生じた不一致部分が、ロボット2の移動に支障をきたすか否かは、ロボット2が与えられた経路に沿って移動する際に、その不一致部分を含むセンサデータ324を用いて、位置姿勢推定を行うか否かによる。本実施形態では、この点に着目し、ロボット管理端末3は、ある不一致部分が生じた際に、ロボット2が通り得る様々な経路において、ロボット2から得られるセンサデータ324をシミュレートし、その不一致部分を計測して位置姿勢推定を行い得るか否かを予測する。そして、不一致部分が、1回のシミュレーションセンサデータ325において、多く占める場合、ロボット管理端末3は、位置姿勢推定誤りが生じて自律移動に失敗する可能性があると判定して、地図データ321の作り直しが必要であることをロボット2の管理者に通知する。ここで、「1回のシミュレーションセンサデータ325」とは、ロボット2が経路上において位置姿勢をとったと仮定した場合に、そこで計測を行った際に得られるであろうセンサデータという意味であり、経路上を進んだ際に得られると思われるすべてのセンサデータではない。つまり、図8を例として参照すると、「1回のシミュレーションセンサデータ325」とは図8における符号810が示すセンサデータを指し、経路502を進んだと仮定した際に得られるであろうすべてのセンサデータを累積したものではない。すなわち、図7のステップS205~S210の処理は経路上を進んだと仮定した際に、ロボット2が位置姿勢推定を行う各場所毎に行われる。
このような地図データ321の作り直しの通知の考え方に基づき、具体的な処理について記述する。ここでは、実環境内を自律移動する車両型ロボット2により計測された実環境の幾何形状を表すセンサデータ324と、ロボット2に予め与えた経路データ323と地図データ321とを用いて、地図データ321と実環境との間の不一致の有無とそのロボット2の位置姿勢推定への影響を判定し、地図を作り直す時期と場所を管理者に提示するロボット管理システム1について記述する。
なお、ここでは、地図データ321は、予めロボット2が環境内を巡回し、収集したセンサデータ324を基に予め地図データ作成用のプログラム(図示せず)を用いて別途作成され、ロボット2の地図データ321とロボット管理端末3の地図データ321として保存されているものとする。また、経路データ323には、ロボット2が地図上でとるべき位置姿勢データが時刻と対応して記録されているものとする。符合521および符号324については後記して説明する。
まず、ロボット2の全体制御プログラム212が起動すると、位置姿勢推定プログラム214が、ロボット管理端末3から送信された地図データ321を読み込む(S101)。
さらに、移動機構制御プログラム215が、ロボット管理端末3から送信された経路データ323を読み込む(S102)。
続いて、レーザ距離センサ205を用いた環境の計測が行われ、センサデータ取得プログラム213が計測データを取得し、センサデータ324を生成する(S103)。
そして、位置姿勢推定プログラム214が、センサデータ324と地図データ321とのマッチングに基づいたロボット2の位置姿勢の推定を行い(S104)、推定位置姿勢データ326を生成する。マッチングの手法としては、ICP(Iterative Closest Point)と呼ばれる手法の利用を想定する。これにより、位置姿勢推定プログラム214は、センサデータ324と地図データ321をなす点のうち、点間距離が最短となる点同士を対応付けて、対応づけられた点間距離の総和が小さくなるように、つまりはセンサデータ324と地図データ321の幾何的特徴が最も重なり合うときのセンサデータ324と地図データ321から、ロボット2自身の相対位置姿勢を推定する。ここでは、ICPで推定される地図データ321上におけるセンサデータ324の位置姿勢をロボット2の位置姿勢とみなすものとする。なお、ここでは、マッチング手法としてICPの利用を想定しているが、同様の効果が得られるならば手法は問わない。
次に、移動機構制御プログラム215が、推定位置姿勢データ326とステップS102で読み込んだ経路データ323を用いて、ロボット2の経路追従のための移動機構制御を行う(S106)。
そして、移動機構制御プログラム215は、経路データ323に予め記録されているロボット2がとるべき位置姿勢データと推定位置姿勢データ326との差をなくすよう、移動機構装置206におけるロボット2の車輪の回転制御などを行い経路への追従が実現される。
ステップS107の結果、目的地に到着していない場合(S107→No)、ロボット2は、ステップS103へ処理を戻す。
ステップS107の結果、目的地に到着している場合(S107→Yes)、ロボット2は処理を終了する。
全体制御プログラム312が起動すると、まず、地図作り直し判定用地図作成プログラム313が、記憶装置301の地図データ321を読み込む(S201)。
さらに、センサデータシミュレーションプログラム314が、記憶装置301の経路データ323を読み込む(S202)。
続いて、通信プログラム317は、無線LANカード307を介して、図6のステップS105でロボット2から送信されたセンサデータ324と推定位置姿勢データ326を受信する(S203)。受信されたセンサデータ324および推定位置姿勢データ326はそれぞれ記憶装置301に一旦格納される。
この地図作り直し判定用地図データ322へのセンサデータ324の統合の際、センサと障害物との位置姿勢の関係から、各グリッドに新たに状態が割り当てられる。割り当てられる状態は、図4(b)で前記した占有・非占有・未知である。
地図作り直し判定用地図作成プログラム313は、図5の地点521で得られたセンサデータ324と地図データ321の統合により、図8に示す地図作り直し判定用地図データ322を作成する。図8の地図作り直し判定用地図データ322において、障害物の存在が新たに確定した占有状態のグリッドに相当する領域830と障害物の有無が不明なグリッドに相当する領域831が追加されている。ここでは、地図データ321にもとからある障害物は不動であるとしている。
領域830,831が、地図データ321(図5)との不一致部分となるが、これがロボット2の位置推定誤りを招くか否かは、ロボット2の経路とその経路を移動する際の予測されるセンサデータ(シミュレーションセンサデータ325)による。符号801,810,820については後記する。
ステップS209の結果、シミュレーション位置が経路の最後である場合(S209→Yes)、全体制御プログラム312は、ステップS203へ処理を戻し、次のロボット2の環境内位置におけるセンサデータ324と、推定位置姿勢データ326を受信する。
ステップS210の結果、終了命令が入力されていない場合(S210→No)、全体制御プログラム312は、ステップS209へ処理を進める。
ステップS210の結果、終了命令が入力された場合(S210→Yes)、処理を終了する。
このようにすることで、他のロボット2が通る経路や、将来ロボット2が通り得る経路などについても地図データ321の作り直しが必要であるか否かを判定することができる。
また、本実施形態においては、ステップS105において、ロボット2が、センサデータ324と、推定位置姿勢データ326をロボット管理端末3へ送信しているが、これに限らず、ロボット2がセンサデータ324のみをロボット管理端末3へ送信してもよい。この場合、ロボット管理端末3側でセンサデータ324と、地図データ321とのマッチングを行って、推定位置姿勢データ326を算出することとなる。
また、本実施形態では、地図データ321との不一致の検出に関わらずステップS203~S209の処理を行っているが、これに限らず、ロボット管理端末3が地図データ321との不一致を検出したときのみ、ステップS203~S209の処理を行ってもよい。
第1実施形態において、閾値の求め方として、予めロボット2を移動させ、このとき得られるセンサデータ324と地図データ321とのマッチング結果を基に閾値を決めていく方法について記述した。第2実施形態では、ロボット管理端末3上のGUI(Graphical User Interface)を用いて、手動で閾値を設定する方法について記述する。
GUI画面1000には、地図データ321(図1~図3)と経路データ323(図1~図3)が表示されており、ロボット2の管理者は、マウス308(図3)を用いて、矩形領域1001,1002などを指定し、指定した矩形領域1001,1002毎に閾値の設定を行う。例えば、ロボット2が荷降ろし時に領域1002で停止するため、この領域では高い精度で障害物の検出が求められるとすると、矩形領域1002における閾値は、矩形領域1001のそれにくらべて高くなるように設定される。また、人通りが多い場所や、台車などの置き場所になっている場合、その領域の閾値を上げてもよい。また、指定する領域の形状は、矩形以外に円など、任意形状であってもよい。
例えば、図6のステップS104にて、ICPによるマッチングに基づく位置姿勢の推定を行うが、このときのセンサデータ324と地図データ321間の点間距離、すなわちレーザが物体に当たった点と、地図データ321との距離の総和の平均値を閾値としてもよい。そして、ロボット管理端末3は、図10に示すような領域毎に、この閾値、すなわち、センサデータ324と地図データ321間の点間距離の総和の平均値を設定してもよい。この場合、シミュレーションセンサデータ325と地図データ321間の点間距離の総和の平均値が、設定してある閾値より大きくなった場合、ロボット管理端末3は位置姿勢の推定誤りが大きいと判定し、地図データ321の作り直しが必要であることをロボット2の管理者に通知するようにしてもよい。
なお、ここでは、ポインティングデバイスとしてマウス308を用いているが、ジョイスティック、キーボード306、タッチパネル等、同等の役割を担うものであれば何を用いてもよい。また、閾値の指定をする領域としては、例として矩形領域を想定しているが、自由曲線等、領域が定義できるものであれば手法を問わない。また、以上は2次元の例で説明しているが3次元であってもよいことは言うまでもない。
第1実施形態において、検出した不一致部分をロボット管理端末3の表示部に警告表示を行うことよって、ロボット2の管理者に通知していた。ここでは、ロボット2に備えられている表示装置を用いて現場にいる人に通知する例について述べる。
図11は、第3実施形態に係るロボットのハードウェア構成例を示す図である。
図11に示すロボット2aの構成は、図2の構成に、雲台207と、現場の作業者などに不一致部分を提示するプロジェクタ208(指示表示部)が追加された構成となっている。雲台207にはプロジェクタ208が取りつけられており、プロジェクタ208の姿勢や高さを変えることが可能となっている。第1実施形態では、ロボット2が図6のステップS104にて位置姿勢の推定を行い、その結果をロボット管理端末3に送ることで、ロボット管理端末3にて図7のステップS204により図8に示すような地図作り直し判定用地図データ322を作成しているが、第3実施形態では、図9に示すような地図作り直し判定用地図データ322と、警告画面900のデータをロボット2aがロボット管理端末3から受信し、受信したデータを基に、実環境における不一致部分にプロジェクタ208が向くように雲台207を制御し、プロジェクタ208が、実環境の不一致部分に赤などの警告色を投影し、周囲の人(現場の作業者など)に不一致部分が生じていることを通知する。なお、この例では、プロジェクタ208の利用を想定しているが、ライトやレーザを用いてもよい。また、不一致が生じた部分でロボット2aが超信地旋回(前後には進まず、その場で旋回すること)するなどにより、ロボット2aの動きから、その周辺で地図データ321と実環境との不一致が生じていることを示してもよい。
地図データ321の再作成は、経路を進行中のロボット2が一時的に経路進行を停止、障害物付近を巡回することによって地図データ321の再作成を行ってもよいし、経路を進行中のロボット2とは、別のロボット2が環境内を巡回することによって地図データ321の再作成を行ってもよい。
また、本実施形態では、ステップS203~S209の処理を、ロボット2が移動する毎に行っていることを推定しているが、例えば、ロボット2が数回移動したときにステップS203~S209の処理を行ってもよいし、数秒毎にステップS203~S209の処理を行ってもよい。
2 ロボット
3 ロボット管理端末
21 距離センサ部
22 位置姿勢推定部
23 経路追従制御部
24 移動機構部
31 地図作り直し判定用地図作成部
32 センサデータシミュレーション部(予測部)
33 地図作り直し判定部(判定部)
201 記憶装置(ロボット)
205 レーザ距離センサ(測距センサ)
206 移動機構装置
208 プロジェクタ(指示表示部)
212 全体制御プログラム(ロボット)
213 センサデータ取得プログラム
214 位置姿勢推定プログラム
215 移動機構制御プログラム
216 通信プログラム(ロボット)
301 記憶装置(ロボット管理端末:記憶部)
312 全体制御プログラム(ロボット管理端末)
313 地図作り直し判定用地図作成プログラム
314 センサデータシミュレーションプログラム
315 地図作り直し判定プログラム
317 通信プログラム
321 地図データ
322 地図作り直し判定用地図データ
323 経路データ
324 センサデータ(計測結果)
325 シミュレーションセンサデータ(予測された計測結果)
326 推定位置姿勢データ
Claims (15)
- 測距センサにより障害物を検知しながら経路を進行するロボットと、
地図データを記憶部に記憶し、前記ロボットに進行経路を指示するロボット管理端末と、
を有するロボット管理システムであって、
経路を進行中の前記ロボットが、
前記測距センサによる計測結果をロボット管理端末へ送信し、
前記ロボット管理端末が、
前記ロボットが移動する将来の位置における計測結果を、前記ロボットから送信された計測結果を基に、前記地図データと対比可能なように予測し、
前記予測の計測結果と、前記地図データとの不一致部分の割合が、予め設定してある閾値より大きい場合、前記地図データの再作成をユーザに通知する
ことを特徴とするロボット管理システム。 - 前記ロボットが移動する将来の位置とは、前記ロボットの進行経路上における位置である
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロボット管理システム。 - 前記ロボット管理端末は、
前記ロボットから送信された計測結果を基に、地図作り直し判定用地図データを作成し、
当該地図作り直し判定用地図データにおいて、前記ロボットが移動した将来の位置における計測結果を予測する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロボット管理システム。 - 前記ロボット管理端末は、
予測された計測結果において、前記地図作り直し判定用地図データと、前記地図データとの差分部分に係る部分を無効部分とし、それ以外を有効部分とし、前記予測された計測結果に対する有効部分の割合が、前記閾値より大きいか否かを判定することによって、前記予測の結果と、前記地図データとの不一致部分の割合が予め設定してある閾値より大きいか否かを判定する
ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載のロボット管理システム。 - 前記地図データおよび前記地図作り直し判定用地図データは、複数のグリッドに区切られており、
前記ロボット管理端末は、
前記地図データと、前記地図作り直し判定用地図データとの差分に該当するグリッドの割合が、前記閾値より大きいか否かを判定することによって、前記予測の結果と、地図データとの不一致部分の割合が予め設定してある閾値より大きいか否かを判定する
ことを特徴とする請求の範囲第3項に記載のロボット管理システム。 - 前記ロボット管理端末は、
不一致部分を、表示部に表示する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロボット管理システム。 - 前記ロボット管理端末は、
地図データを所定の区画に分割し、区画毎に閾値を設定する
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロボット管理システム。 - 前記ロボットは、実環境における不一致部分に対応する部分に対して、指示表示を行う指示表示部を有している
ことを特徴とする請求の範囲第1項に記載のロボット管理システム。 - 地図データを記憶部に記憶し、前記ロボットに進行経路を指示するロボット管理端末であって、
前記ロボットが移動する将来の位置における計測結果を、前記ロボットから送信された測距センサによる計測結果を基に予測する予測部と、
前記予測の結果と、前記地図データとの不一致部分の割合が、予め設定してある閾値より大きい場合、前記地図データの再作成をユーザに通知する判定部と、
を有することを特徴とするロボット管理端末。 - 前記ロボットが移動する将来の位置とは、前記ロボットの進行経路上における位置である
ことを特徴とする請求の範囲第9項に記載のロボット管理端末。 - 前記ロボット管理端末は、
前記ロボットから送信された計測結果を基に、地図作り直し判定用地図データを作成する地図作り直し判定用地図作成部をさらに有し、
前記判定部は、
当該地図作り直し判定用地図データにおいて、前記ロボットが移動した将来の位置の計測結果を予測する
ことを特徴とする請求の範囲第9項に記載のロボット管理端末。 - 測距センサにより障害物を検知しながら経路を進行するロボットと、
地図データを記憶部に記憶し、前記ロボットに進行経路を指示するロボット管理端末と、
を有するロボット管理システムによるロボット管理方法であって、
経路を進行中の前記ロボットが、
前記測距センサによる計測結果をロボット管理端末へ送信し、
前記ロボット管理端末が、
前記ロボットが移動する将来の位置における計測結果を、前記ロボットから送信された計測結果を基に、前記地図データと対比可能なように予測し、
前記予測の計測結果と、前記地図データとの不一致部分の割合が、予め設定してある閾値より大きい場合、前記地図データの再作成をユーザに通知する
ことを特徴とするロボット管理方法。 - 前記ロボットが移動する将来の位置とは、前記ロボットの進行経路上における位置である
ことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のロボット管理方法。 - 前記ロボット管理端末は、
前記ロボットから送信された計測結果を基に、地図作り直し判定用地図データを作成し、
当該地図作り直し判定用地図データにおいて、前記ロボットが移動した将来の位置における計測結果を予測する
ことを特徴とする請求の範囲第12項に記載のロボット管理方法。 - 請求の範囲第12項から請求の範囲第14項のいずれか一項に記載のロボット管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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