WO2010064649A1 - ヘアトリマーのアタッチメント - Google Patents

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パナソニック電工株式会社
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    • B26B19/20Clippers or shavers operating with a plurality of cutting edges, e.g. hair clippers, dry shavers with provision for shearing hair of preselected or variable length

Abstract

 本発明のヘアトリマーのアタッチメントは、ホルダとコームユニットとを備えている。ホルダは、ヘアトリマーのハウジングの上端に取り付けられる形状を有している。コームユニットは、ホルダに保持されている。コームユニットは、第1コームと第2コームとを有している。第1コームは、第2コームの形状と異なる形状を有する。コームユニットは、第1位置と第2位置との間で移動可能となるように、ホルダへ取り付けられている。コームユニットが第1位置に位置するとき、第1コームはカッターに整列する。コームユニットが第2位置に位置するとき、第2コームはカッターに整列する。ヘアトリマーのアタッチメントは、さらに係合手段を備える。この係合手段は、コームユニットが第1位置に位置するときにコームユニットをホルダに固定する。係合手段は、コームユニットが第2位置に位置するときにコームユニットをホルダに固定する。

Description

ヘアトリマーのアタッチメント
 本発明は、一般的には、ヘアトリマーのアタッチメントに関する。このアタッチメントは、特に、複数のコームを有しており、複数のコームのうちの1つが選択的にヘアトリマーのカッターを覆うように位置する。
 日本公開特許公報特開平9-253356号及び、日本実用新案公開公報実開平6-31661号は、従来のヘアトリマーを開示している。従来のヘアトリマーは、ハウジングとスタンダードアタッチメントとを備える。ハウジングは、その上端に、カッターが設けられている。このカッターは、幅を有している。スタンダードアタッチメントは、ハウジングの上端に着脱自在な形状を有している。スタンダードアタッチメントは、1つのコームが形成されている。スタンダードアタッチメントは、ハウジングの上端に取り付けられ、これによりコームはカッターを覆う。また、スタンダードアタッチメントは、スタンダードアタッチメントの幅がカッターの幅と整列するように、ハウジングの上端に取り付けられる。
 しかしながら、スタンダードアタッチメントは、1つのコームを有しており、このコームは、第1の長さの歯を有している。この第1の長さは、変えることができない。したがって、このスタンダードアタッチメントを取り付けてヘアトリマーによって髪を切る場合、第1の長さにしか髪を切ることができない。
 また、ヘアトリマーによって、第1の長さと異なる第2の長さに髪を切る場合、スタンダードアタッチメントに代えて、ヘアトリマーに第2の長さの歯を有している付属アタッチメントを取り付ける必要がある。この付属アタッチメントは、スタンダードアタッチメントと別体に設けられる。したがって、付属アタッチメントを使用しないときに、付属アタッチメントを無くしてしまう可能性がある。また、付属アタッチメントを使用しないときには、ストレージケースに保存する必要がある。
 本発明は、上記課題に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、複数のコームを備えたヘアトリマーのアタッチメントを提供することである。そして、本発明のヘアトリマーのアタッチメントは、複数のコームのいずれか一つが、選択的にヘアトリマーのカッターに整列されるように構成されている。
 上記課題を解決するために、本発明は、カッターが設けられたハウジングの上端に取り付けられるように形成されたヘアトリマーのアタッチメントを開示する。このアタッチメントは、ホルダとコームユニットとを備えている。ホルダは、ハウジングの上端に取り付けられる形状を有している。コームユニットは、ホルダに保持されている。前記コームユニットは、第1コームと第2コームとを有している。第1コーム及び第2コームは、それぞれ複数の櫛歯を有している。第1コームは、櫛歯のピッチまたは櫛歯の大きさの少なくとも一方の点で、第2コームと異なるように形成されている。前記コームユニットは、第1位置と第2位置との間で移動可能となるように、前記ホルダへ取り付けられている。前記コームユニットが第1位置に位置するとき、前記第1コームは前記カッターに整列する。前記コームユニットが第2位置に位置するとき、前記第2コームは前記カッターに整列する。前記ヘアトリマーのアタッチメントは、さらに係合手段を備える。この係合手段は、コームユニットが第1位置に位置するときに前記コームユニットを前記ホルダに固定する。係合手段は、前記コームユニットが前記第2位置に位置するときに前記コームユニットをホルダに固定する。
 この場合、ヘアトリマーのアタッチメントは、複数のコームを備える。そして、複数のコームのいずれか一つがヘアトリマーのカッターに重複されるように構成されている。したがって、アタッチメントを交換することなくコームを交換することができる。
 コームユニットは、回転シャフトによって前記ホルダに回転自在に取り付けられており、これにより前記第1位置と前記第2位置との間で移動自在となっていることが好ましい。そして、第1コームは、前記第2コームから前記回転シャフトの周りで角度をもって離間した関係を有している。
 この場合、コームユニットを回転させることにより、コームユニットは第1位置または第2位置に移動される。
 コームユニットは、多角形の板状に形成されており、これにより第1の辺と第2の辺とを有していることが好ましい。第1コームは前記第1の辺に形成されている。第2コームは前記第2の辺に形成されている。
 前記ホルダは、さらにガードを備えることが好ましい。このガードは、前記コームユニットが前記第1位置に位置するときに前記第2コームを隠して前記第1コームを露出させる形状を有している。ガードは、前記コームユニットが前記第2位置に位置するときに前記第1コームを隠して前記第2コームを露出させる形状を有している。
 この構成は、コームユニットが第1位置に位置するときに、第2コームが手と接触することを防ぐことを可能にする。同様に、この構成は、コームユニットが第2位置に位置するときに、第1コームが手と接触することを防ぐことを可能にする。
 コームユニットは、その外周に第1コームと第2コームとを備えている。そして、第1コームや第2コームの櫛歯が折れることを防ぐために、第1コームや第2コームに触ることなくコームユニットを回転させることが望まれる。
 これに対して、ガードは、U字状に形成されていることが好ましい。そして、ガードは、コームユニットの中心を露出させる。
 この場合、コームユニットの前面をホルダの前面に沿って押すことにより、コームユニットを回転させることができる。したがって、この構成は、各コームに触ることなく、コームユニットを容易に回転させることを可能にする。
 ホルダは、コームユニットをその前面に保持していることが好ましい。ホルダの前記前面は、コームユニットの後面と対向している。コームユニットの後面は、ホルダの前面から所定の間隔離間している。
 また、コームユニットは、当該コームユニットの後方に突出した筒状の軸受けを備えていることが好ましい。
 この場合、コームユニットが回転するとき、コームユニットとホルダとの間の接触により摩擦が発生することを防ぐことができる。したがって、コームユニットは、ホルダに対して滑らかに回転する。
 ホルダは、さらに突起を備えていることが好ましい。この突起は、前記コームユニットの後面外周と摺動可能に接触する。
 また、突起は、前記回転シャフトを囲むように形成されていることが好ましい。
 コームユニットの前面外周をホルダの前面に沿って押すことによりコームユニットを回転させるとき、コームユニットの前面外周は圧力を受ける。この場合、突起は、前面外周に圧力を受けたコームユニットを支える。したがって、この構成は、回転シャフトの破損を防ぐ。
 軸受けは、凹部が形成された外周を有していることが好ましい。一方、ホルダはつめを備えており、当該つめは、凹部と共に係合手段を構成する。
図1は、本発明の実施形態のアタッチメントが取り付けられたヘアトリマーの前面図を示している。 図2aは、ヘアトリマーのハウジングの斜視図を示している。 図2bは、本発明の実施形態のアタッチメントが取り付けられたハウジングの斜視図を示している。 図3aは、本発明の実施形態のアタッチメントの斜視図を示している。 図3bは、本発明の実施形態のアタッチメントの側面図を示している。 図3cは、本発明の実施形態の側面断面図を示している。 図3dは、本発明の実施形態のアタッチメントの斜視図を示している。このアタッチメントにおいて、コームユニットはコームがカッターに整列した状態に対して45度傾斜した状態を示している。 図4は、本発明の実施形態のアタッチメントのホルダの斜視図を示している。 図5は、本発明の実施形態のアタッチメントのコームユニットの下面図を示している。 図6は、図3bのB-B断面図を示している。
 本発明のヘアトリマー用のアタッチメントを、添付の図面に基づいて説明する。図1は、ヘアトリマー100の前面図を示している。ここで、図1や図2において、ヘアトリマー100の前方は、X方向によって定義される。ヘアトリマー100の上方は、Y方向によって定義される。ヘアトリマー100の左方は、Z方向によって定義される。
 図1に示すように、ヘアトリマー100は、ハウジング200とアタッチメント300とからなる。図2aは、ハウジング200の斜視図を示している。図2bは、アタッチメント300が取り付けられたハウジング200を示している。アタッチメント300のホルダ310の内面の左右両側には、図示しない可動爪が形成されている。可動爪は、スイッチ312によって動かされる。一方、ハウジング200の側面上端には、固定爪220が形成されている。可動爪が固定爪220に係止されることにより、アタッチメント300がハウジング200に取り付けられる。
 図2aに示すように、ハウジング200は、その上端にカッター210を保持している。カッター210は、固定刃と可動刃とからなる。固定刃と可動刃とは、それぞれ板状に形成されている。固定刃と可動刃とは、ハウジング200の幅に沿った幅をそれぞれ有しており、幅方向に沿って並んでいる複数の切断刃を有している。可動刃は、固定刃の幅方向に沿った幅方向を有するように並べられている。固定刃は、ハウジング200に固定されている。可動刃は、固定刃に対して相対的に幅方向に移動可能にハウジング200に取り付けられている。ハウジング200は、その内部に、モータとバッテリーとを収納している。ハウジング200は、その外周にスイッチが設けられている。スイッチは、ヘアトリマー100をオンオフするために設けられている。スイッチは、オンポジションとオフポジションとの間で移動可能に、ハウジング200の外周に設けられている。バッテリーは、ハウジング200のバッテリールームに収納されている。モータは、可動刃に動きを与えるように可動刃と結合されている。モータに電力が供給されたときに、モータは、可動刃を幅方向に往復移動させる。
 スイッチがオンポジションに位置するとき、バッテリーは、モータに電力の供給を開始する。モータが電力の供給を受けたときに、モータは可動刃を可動刃の幅方向に沿って固定刃に対して相対的に往復移動させる。可動刃が往復移動したとき、可動刃の切断刃と、固定刃の切断刃と幅方向の隙間が開閉される。可動刃の切断刃と固定刃の切断刃との幅方向の隙間が閉じられたとき、各切断刃の間の髪が切断される。このようにして、カッター210は、髪を切断する。
 図3a~図3dは、アタッチメント300を示している。アタッチメント300は、カッター210によって切断される髪の長さを調節するために設けられている。図3aは、アタッチメント300の斜視図を示している。図3aに示すように、アタッチメント300は、ホルダ310と、コームユニット320と、ガード330とを備える。図3bは、アタッチメント300の側面図を示しており、図3cは、図3aのA-Aラインに切断した際の側面断面図を示している。
 図4は、ホルダ310の斜視図を示している。図4に示すように、ホルダ310は、筒状に形成されており、これにより、ハウジング200の上端に取り付けられる形状を有する。ホルダ310は、前面を有しており、その中央に回転シャフト340を保持している。この回転シャフト340は、図3cに示すように、ホルダ310の前面から前方に突出して形成されている。また、図には示されていないが、この回転シャフト340は、ホルダ310の上下方向にスライド自在にホルダ310に保持されている。すなわち、回転シャフト340は、ホルダ310の前面においてスライド自在にホルダ310に保持されている。これにより、回転シャフト340は、ホルダ310の前面において、通常位置と、通常位置よりも上方に位置する上方位置との間で、移動可能にホルダ310に保持されている。また、ホルダ310は、その前面から前方に突出している突起311を有している。この突起311は、回転シャフト340の周囲を囲むように、ホルダ310の前面に形成されている。詳しく説明すると、図4や図6に示すように、この突起311は、回転シャフト340の周囲を囲むように、ホルダ310の前面にC形状に形成されている。このC形状の突起311には、切り欠きが形成されている。この切り欠きは、ホルダ310の左側及び右側に位置する。
 ホルダ310は、さらに板ばね350を保持している。この板ばね350は、ホルダ310の前面に位置するように、前記突起311に形成された切り欠きにはめ込まれている。この板ばね350は、その中央に、上方に突出したつめ351を備えている。このつめ351は、後述する溝325と係合するように形成されている。すなわち、つめ351は、溝325と協働して係合手段を定義する。
 図5は、コームユニット320の後面図を示している。このコームユニット320は、ホルダに保持される。コームユニット320は、主板326と、軸受け327と、第1コーム321と、第2コーム322と、第3コーム323と、第4コーム324とからなる。図5に示すように、主板326は、多角形に形成されており、複数の辺を有する。より具体的に説明すると、主板326は、正方形に形成されており、これにより第1の辺と、第2の辺と、第3の辺と第4の辺とを備える。第1コーム321は、第1の辺に形成されている。第2コーム322は、第2の辺に形成されている。第3コーム323は、第3の辺に形成されている。第4コーム324は、第4の辺に形成されている。したがって、各コームは、他のコームから、主板326の周方向において離間している。言い換えると、各コームは、他のコームから、回転シャフト340の周りで、角度を持って離間している。また、第1コーム321と第2コーム322と第3コーム323と第4コーム324とのそれぞれは、第1の辺と第2の辺と第3の辺と第4の辺に沿った幅を有している。
 第1コーム321は、複数の櫛歯32aを有している。第1コーム321の各櫛歯32aは、第1コーム321における隣の櫛歯32aから第1のピッチで離間して形成されている。また、第1コーム321の各櫛歯32aは、第1の大きさを有する。
 第2コーム322も、複数の櫛歯32bを有している。第2コーム322の各櫛歯32bは、第2コーム322における隣の櫛歯32bから第2のピッチで離間して形成されている。また、第2コーム322の各櫛歯32bは、第2の大きさを有する。ここで、第2のピッチは、第1のピッチと異なる。詳しくは、第2のピッチは、第1のピッチよりも広い。また、第2の大きさは、第1の大きさと異なる。詳しくは、第2の大きさは、第1の大きさよりも大きい。
 図5に示すように、第1の大きさは、第2の大きさと異なる。したがって、第1コーム321は、第2の大きさと異なる第1の大きさの櫛歯32aを有するように形成されている。また、第1のピッチは、第2のピッチと異なる。したがって、第1コーム321は、第2のピッチと異なる第1のピッチで離間した櫛歯32aを有するように形成されている。このように、第1コーム321は、第2コーム322と櫛歯32aの大きさ及び櫛歯32aのピッチの両方の点で異なる。しかしながら、第1コーム321は、第2コーム322と櫛歯の大きさ及び櫛歯のピッチの少なくとも一方の点で異なっていることが求められる。
 第3コーム323及び第4コーム324は、それぞれ1つの櫛歯32c,32dを有している。詳しく説明すると、第3コーム323は、第3の辺の右端から第3の間隔で離間して形成されている。第4コーム324は、第4の辺の下端から第4の間隔で離間して形成されている。第3コーム323と第4コーム324とは、同じ大きさで形成されている。
 主板326は、その中央に、コームユニット320の前後方向に貫通して形成された貫通孔を有している。すなわち、コームユニット320は貫通孔を有している。この貫通孔は、回転シャフト340を挿通するために設けられている。また、主板326は、その中央に、コームユニット320の前後方向に沿って形成された軸受け327が形成されている。即ち、コームユニット320は、軸受け327を有する。この軸受け327は筒状に形成されている。すなわち、この筒状の軸受け327は、スリーブ軸受けとして形成されている。この軸受け327は、貫通孔に挿通された回転シャフト340を受けるように形成されている。また、軸受け327の後端は、主板326の後面よりも後方に位置しており、これによりコームユニット320の後方に突出している。図5に示すように、軸受け327は、その外周後端に4つの溝325が形成されている。この4つの溝325は、凹部として定義される。各溝325は、コームユニット320の前後方向に沿って延出している。
 主板326は、その前面に、複数のノブ328が形成されている。各ノブ328は、主板326の中央から主板326の外周に向かって延出して形成されている。
 ガード330は、ホルダ310の前面中央から左上方に延出する板状の左ガード部33Lと、ホルダ310の前面中央から右上方に延出する板状の右ガード部33Rとを有している。この右ガード部33Rは、左ガード部33Lから左右方向において所定の距離で離間している。これにより、ガード330は、板状に形成されており、板面がU字状に形成されている。そして、右ガード部33Rと左ガード部33Lとの間には、空間が形成されている。
 上記のコームユニット320とガード330とは、ホルダ310の前面に取り付けられる。詳しく説明すると、ホルダ310の前面がコームユニット320の後面と対向するように、コームユニット320は回転シャフト340を介してホルダ310に取り付けられる。そして、キャップ341は、回転シャフト341の前端に取り付けられる。軸受け327の後端は、主板326の後端よりも後方に突出しているため、コームユニット320の後面は、ホルダ310の前面から所定の間隔で離間している。また、回転シャフト340が通常位置と上方位置との間で移動可能にホルダ310に支持されているため、コームユニット320も、通常位置と通常位置よりも上方に位置する上方位置との間でスライド自在にホルダ310に保持される。
 また、コームユニット320が通常位置である場合において、コームユニット320が第1位置から第4位置のうちのいずれかに位置するときに、つめ351は溝325のいずれかと係合する。即ち、コームユニット320が第1位置から第4位置のうちのいずれかに位置するときに、コームユニット320はホルダ310に対して固定される。
 一方、コームユニット320が上方位置にある場合において、前記つめ351の先端が、前記溝325の底から離間する。すなわち、コームユニット320が上方位置にある場合において、前記つめ351は溝325と完全には係合しない。これにより、図3dに示すように、上方位置に位置するコームユニット320は、ホルダ310に対して回転可能にホルダ310に支持される。コームユニット320がホルダ310に対して回転可能に保持されているため、コームユニット320は、第1位置と第2位置と第3位置と第4位置のうちの少なくとも1つの位置に移動可能にホルダ310に保持される。図3aに示すように、コームユニット320が第1位置に位置するとき、第1コーム321はカッター210と整列する。詳しく説明すると、第1位置に位置するコームユニット320は、第1コーム321がカッター210の幅に沿う幅を有するように、カッター210と整列する。コームユニット320が第2位置に位置するとき、第2コーム322はカッター210と整列する。詳しく説明すると、第2位置に位置するコームユニット320は、第2コーム322がカッター210の幅に沿う幅を有するように、カッター210と整列する。コームユニット320が第3位置に位置するとき、第3コーム323はカッター210と整列する。詳しく説明すると、第3位置に位置するコームユニット320は、第3コーム323がカッター210の幅に沿う幅を有するように、カッター210と整列する。コームユニット320が第4位置に位置するときに、第4コーム324はカッター210と整列する。詳しく説明すると、第4位置に位置するコームユニット320は、第4コーム324がカッター210の幅に沿う幅を有するように、カッター210と整列する。
 また、ガード330は、コームユニット320の前面に位置するように、ホルダ310に取り付けられる。これにより、ガード330は、コームユニット320から見て、ホルダ310と反対側に位置する。また、ガード330は、左ガード部33Lと右ガード部33Rとの間の空間が上方に向けられるように、ホルダ310に取り付けられている。したがって、ガード330は、左ガード部33Lと右ガード部33Rとにより、コームユニット320の前面を覆う。これにより、コームユニット320の一部分は、左ガード部と右ガード部との間の空間で、前方に露出される。詳しく説明すると、ノブ328は、左ガード部と右ガード部との間の空間によって常に前方に露出される。また、コームユニット320が第1位置に位置するとき、第1コーム321が前方及び上方に露出され、一方第2コーム322と第3コーム323と第4コーム324とはガード330によって隠される。また、コームユニット320が第2位置に位置するとき、第2コーム322が前方及び上方に露出され、一方で第1コーム321と第3コーム323と第4コーム324とはガード330によって隠される。また、コームユニット320が第3位置に位置するとき、第3コーム323が前方及び上方に露出され、一方で第1コーム321と第2コーム322と第4コーム324とはガード330によって隠される。また、コームユニット320が第4位置に位置するとき、第4コーム324が前方及び上方に露出され、一方で第1コーム321と第2コーム322と第3コーム323とはガード330によって隠される。
 このようなアタッチメント300を備えたヘアトリマー100は、次のように使用される。まず、コームユニット320の中心を上方に押されると、コームユニット320を通常位置から上方位置に移動される。コームユニット320が上方位置に位置する場合、コームユニット320は、ホルダ310に対して回転可能に保持される。したがって、コームユニット320が上方位置にある場合において、ノブ328がコームユニット320の板面に沿って押されることにより、コームユニット320は、回転シャフト340の周りで回転される。ここで、コームユニット320の後面は、突起311と接触している。したがって、前方からコームユニット320の前面外周に圧力が加わった場合、コームユニット320の後面外周は突起311によって支えられる。また、コームユニット320の後面は、突起311と摺動可能に接触している。したがって、コームユニット320は、ホルダ310に対して滑らかに回転する。一方、つめ351の先端は、溝325の底と離間している。したがって、コームユニット320が回転シャフト340の周りで回転するとき、つめ351の先端は、軸受け327の外周と摺動しながら接触する。このように、コームユニット320を回転させることにより、コームユニット320を第1位置に移動させる。コームユニット320が第1位置に移動したとき、つめ351の先端と軸受け327の外周と接触により発生する抵抗が無くなる。この抵抗が無くなることにより、ユーザーは、コームユニットが第1位置に確実に位置することを知ることができる。コームユニット320が第1位置に位置する状態において、コームユニット320の中心が下方に押されると、上方位置から通常位置に移動される。コームユニット320が通常位置且つ第1位置に位置すると、つめ351の先端が溝325の底と接触するように、つめ351が溝325と係合する。これにより、コームユニット320は第1位置に確実に固定される。続いて、ハウジング200のスイッチをオンポジションに移動させる。スイッチがオンポジションに位置すると、モータは、可動刃を往復移動させる。続いて、カッター210に第1コーム321が整列した状態で、カッター210及び第1コーム321が髪に接触される。これにより、髪は、第1コーム321でとかれる。したがって、櫛歯32aのピッチに応じて櫛歯32aと櫛歯32aとの間に髪が導入される。そして、第1コーム321の櫛歯32aの長さに応じた長さの髪が、カッター210によって切断される。
 次に、第1コーム321の使用に続いて第2コーム322が使用される場合について説明する。コームユニット320の中心を上方に押されると、コームユニット320を通常位置から上方位置に移動される。コームユニット320が上方位置に位置する場合、コームユニット320は、ホルダ310に対して回転可能に保持される。したがって、コームユニット320が上方位置にある場合において、ノブ328がコームユニット320の板面に沿って押されることにより、コームユニット320は、回転シャフト340の周りで回転される。ここで、コームユニット320の後面外周は、突起311と接触している。したがって、コームユニット320に前方から加わった圧力は、突起311によって支えられる。また、コームユニット320の後面は、突起311と摺動可能に接触している。したがって、コームユニット320は、ホルダ310に対して滑らかに回転する。このように、コームユニット320を回転させることにより、コームユニット320を第2位置に移動させる。コームユニット320が第2位置に位置する状態において、コームユニット320の中心が下方に押されると、コームユニット320は、上方位置から通常位置に移動される。コームユニット320が通常位置且つ第2位置に位置すると、つめ351が溝325と係合する。これにより、コームユニット320は第2位置に確実に固定される。続いて、ハウジング200のスイッチをオンポジションに移動させる。スイッチがオンポジションに位置すると、モータは、可動刃を往復移動させる。続いて、カッター210に第2コーム322が整列した状態で、カッター210及び第2コーム322が髪に接触される。これにより、髪は、第2コーム322でとかれる。そして、第2コーム322の櫛歯32bの長さに応じた長さの髪が、カッター210によって切断される。
 第3コーム323や第4コーム324を使用する場合においても、上記と同様に、コームユニット320が動かされる。そして、上記と同様に、髪がカッター210によって切断される。これにより、第3コーム323や第4コーム324がカッター210に整列したヘアトリマー100により、髪の生え際の髪を切ることができる。
 このように、本実施形態のヘアトリマー100のアタッチメント300は、ホルダ310とコームユニット320とを備える。ホルダ310は、ヘアトリマー100のハウジング200の上端に取り付けられる形状を有している。コームユニット320は、ホルダ310に保持されている。コームユニット320は、第1コーム321と第2コーム322と第3コーム323と第4コーム324とを備える。第1コーム321と第2コーム322とは、それぞれ複数の櫛歯32a,32bを有する。第1コーム321と第2コーム322とは、櫛歯のピッチまたは櫛歯の大きさの少なくとも一方が異なるように形成されている。コームユニット320は、第1位置と第2位置と第3位置と第4位置とのいずれかで移動可能となるように、ホルダ310に取り付けられている。第1位置に位置するコームユニット320は、カッター210に整列する第1コーム321を有する。第2位置に位置するコームユニット320は、カッター210に整列する第2コーム322を有する。第3位置に位置するコームユニット320は、カッター210に整列する第3コーム323を有する。第4位置に位置するコームユニット320は、カッター210に整列する第4コーム324を有する。ヘアトリマー100のアタッチメント300は、さらに係合手段を備えている。この係合手段は、コームユニット320が第1位置に位置するときにコームユニット320をホルダ310に固定する。係合手段は、コームユニット320が第2位置に位置するときにコームユニット320をホルダ310に固定する。係合手段は、コームユニット320が第3位置に位置するときにコームユニット320をホルダ310に固定する。係合手段は、コームユニット320が第4位置に位置するときにコームユニット320をホルダ310に固定する。したがって、本実施形態のヘアトリマー100のアタッチメント300は、複数のコームを備える。そして、複数のコームのいずれか一つがヘアトリマー100のカッター210に重複される。したがって、単一のヘアトリマー100で複数のコームを選択的に使用することができる。
 また、本実施形態のコームユニット320は、ホルダ310に対して、回転シャフト340によって回転可能に保持されている。したがって、コームユニット320をホルダ310に対して滑らかに回転させるために、コームユニット320はホルダ310の前面から離間して配置されている。そして、コームユニット320の後面をホルダ310の前面から離間させるために、コームユニット320の後方に突出した軸受け327を有する。
 また、本実施形態のコームユニット320は、その外周に各コームが形成されている。したがって、コームユニット320を回転シャフト340の周りで回転させる場合、コームユニット320の外周以外を押す必要がある。すなわち、コームユニット320を回転シャフト340の周りで回転させる場合、コームユニット320の前面を押す必要がある。一方、コームユニット320は、ホルダ310から離間しているため、コームユニット320の前面に圧力が加えられると、回転シャフト340に負荷がかかる。そこで、本発明のヘアトリマーのアタッチメントは、回転シャフト340にかかる負荷を低減するために、突起311が形成されている。この突起311は、ホルダ310の前面から前方に突出している。
 また、本実施形態のガード330は、左ガード部と右ガード部とを備える。左ガード部は、コームユニット320の前面下端から左上方に延出しており、コームユニット320の左端の前方に位置する。右ガード部は、コームユニット320の前面下端から右上方に演出しており、コームユニット320の右端の前方に位置する。これにより、ガード330はU字形状を有する。また、右ガード部は、左ガード部から、アタッチメントの左右方向において離間している。したがって、左ガード部は、右ガード部と協働してそれらの間に空間を形成する。コームユニットの前面中央は、この空間を介して前方に露出される。したがって、ガードは、コームユニットの前面中央を前方に露出させる。すなわち、コームユニットの前面は、前方に露出される。これにより、使用者は、コームユニットの前面外周をコームユニットの面に沿って押すことによって、コームユニットを回転させることができる。
 また、本実施形態のガード330は、コームユニット320が第1位置に位置するときに、第2コーム322の前面を隠し、一方で第1コーム321をアタッチメントの前方及び上方に露出させる。これにより、第1コームがカッター210に重複しているときに、第2コームが手に触れることがない。また、コームユニット320が第2位置に位置するときに、第1コーム321の前面を隠し、一方で第2コーム322をアタッチメントの前方及び上方に露出させる。これにより、第2コームがカッター210に重複しているときに、第1コームが手に触れることがない。
 また、本実施形態のコームユニット320は、正方形の主板326を有する。しかしながら、主板の形状は正方形に限られない。三角形や五角形などの多角形を有する主板も、コームユニットの主板として使用することができる。

Claims (10)

  1.  ヘアトリマーのアタッチメントであって、当該アタッチメントはカッターが設けられたハウジングの上端に取り付けられるように形成されており、
     前記アタッチメントは、前記ハウジングの上端に取り付けられる形状を有しているホルダと、当該ホルダに保持されるコームユニットとを備えており、
     前記コームユニットは、それぞれ複数の櫛歯を有する第1コームと第2コームとを有しており、前記第1コームと前記第2コームとは、前記櫛歯のピッチまたは前記櫛歯の大きさの少なくとも一方が異なるように形成されており、
     前記第1コームが前記カッターに整列する第1位置と、前記第2コームが前記カッターに整列する第2位置との間で移動可能となるように、前記コームユニットが前記ホルダへ取り付けられており、
     前記ヘアトリマーのアタッチメントは、さらに係合手段を備えており、
     前記係合手段は、前記コームユニットが前記第1位置に位置するときに前記コームユニットを前記ホルダに固定し、
     前記係合手段は、前記コームユニットが前記第2位置に位置するときに前記コームユニットを前記ホルダに固定することを特徴とするヘアトリマーのアタッチメント。
  2.  前記コームユニットは、回転シャフトによって前記ホルダに回転可能に取り付けられており、これにより前記第1位置と前記第2位置との間で移動自在となり、
     前記第1コームは、前記第2コームから前記回転シャフトの周りで角度をもって離間した関係を有していることを特徴とする請求項1に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  3.  前記コームユニットは、多角形の板状に形成されており、これにより第1の辺と第2の辺とを有しており、
     前記第1コームは前記第1の辺に形成されており、
     前記第2コームは前記第2の辺に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  4.  前記ホルダは、さらにガードを備え、
     前記ガードは、前記コームユニットが前記第1位置に位置するときに前記第2コームを隠して前記第1コームを露出させ、
     前記ガードは、前記コームユニットが前記第2位置に位置するときに前記第1コームを隠して前記第2コームを露出させる形状を有することを特徴とする請求項2または3に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  5.  前記ガードは、U字状に形成されており、
     前記ガードは、前記コームユニットの中心を前面に露出させることを特徴とする請求項4に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  6.  前記ホルダは、前記コームユニットをその前面に保持しており、
     前記ホルダの前記前面は、前記コームユニットの後面と対向しており、
     前記コームユニットの前記後面は、前記ホルダの前記前面から所定の間隔で離間していることを特徴とする請求項2から5のいずれかに記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  7.  前記コームユニットは、当該コームユニットの後方に突出した筒状の軸受けを備えていることを特徴とする請求項6に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  8.  前記ホルダは、さらに突起を備えており、当該突起は、前記コームユニットの後面外周と摺動可能に接触することを特徴とする請求項6または7に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  9.  前記突起は、前記回転シャフトを囲むように形成されていることを特徴とする請求項8に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
  10.  前記軸受けは、凹部が形成された外周を有しており、
     前記ホルダは、つめを備えており、当該つめは、前記凹部と共に係合手段を構成していることを特徴とする請求項7に記載のヘアトリマーのアタッチメント。
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