WO2010023818A1

WO2010023818A1 - 冷蔵庫

Info

Publication number: WO2010023818A1
Application number: PCT/JP2009/003617
Authority: WO
Inventors: 森内利幸; 塚本普文; 石川文雄
Original assignee: パナソニック株式会社
Priority date: 2008-08-26
Filing date: 2009-07-30
Publication date: 2010-03-04
Also published as: EP2236962A4; EP2236962B1; EP2236962A1

Abstract

　左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の扉を備える冷蔵庫であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことができる冷蔵庫を提供すること。　断熱箱体（７０）と、貯蔵室（１０）と、左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な第一扉（１１）とを備える冷蔵庫であって、第一扉（１１）の前面に取り付けられた表示装置（１７）と、断熱箱体（７０）に取り付けられた制御基板（８０）と、制御基板（８０）から断熱箱体の左上部に向けて延設された左側ハーネス（６０ａ）と、制御基板（８０）から断熱箱体（７０）の右上部に向けて延設された右側ハーネス（６０ｂ）と、一端が表示装置（１７）に接続され、他端が第一扉（１１）の上部から露出し、第一扉（１１）の上部から露出する部分を中継ハーネス（４０）に接続することで右開きから左開きの扉に変更可能である。

Description

冷蔵庫

　本発明は、冷蔵庫に関し、特に、ヒンジ部材の付け替えにより左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能な扉を備える冷蔵庫に関する。

　従来、冷蔵庫は、冷蔵室等の貯蔵室を備え、貯蔵室の開口部は断熱材を有する扉により開閉自在に閉塞されている。

　また、扉の前面に情報端末が備えられている冷蔵庫も存在する。例えば、貯蔵室の設定温度等を表示する表示装置を情報端末として備える冷蔵庫が存在する。

　このような情報端末を備える冷蔵庫において、情報端末を制御する制御基板は冷蔵庫本体を構成する断熱箱体に備えられている。

　また、情報端末が配置された扉は、左端部または右端部に設けられたヒンジ部材により回動する。そのため、情報端末に接続された電線の束である扉側のハーネスは、ヒンジ部材が配置された部分を経由して、制御基板に繋がるハーネスと接続されることが一般的である。

　図１３は、従来の冷蔵庫２００における扉側のハーネスの配置態様を示す斜視図である。

　図１３に示す従来の冷蔵庫２００では、扉２１１の前面に情報端末の一種である表示部２５０が取り付けられている。また、断熱箱体２０１の右上部にヒンジ部材２６０が取り付けられており、扉２１１は右開きのヒンジ式の扉として冷蔵庫２００に備えられている。

　また、表示部２５０に接続されたハーネス２７０は、扉２１１の断熱材の中を通り、例えばヒンジピン２６１の内部を通される。

　ハーネス２７０の端部には接続端子２７０ａが設けられており、接続端子２７０ａは、ヒンジ部材２６０の近傍まで延設された制御基板側のハーネス（図示せず）と接続される。

　このような、情報端末側のハーネスを断熱箱体側に到達させるための構造に関する技術も開示されている（例えば、特許文献１参照）。

　図１４は、従来のヒンジ部材の構造を示す分解斜視図である。

　図１４に示す従来のヒンジ部材１１０は、冷蔵庫の断熱箱体の天井部に固定するための固定部１１２と、固定部１１２より延設され、扉の取付けのための回転軸取付部１１４と、回転軸取付部１１４に設けられた貫通口１１６と、貫通口１１６に設けられた切欠部１１８と、貫通口１１６の縁部より下方に突出した円筒形の回転軸１２０と、回転軸１２０の周面に切欠部１１８と連続して軸方向に沿って切欠かれたコード挿入部１２２とを備える。

　このような構造のヒンジ部材１１０の回転軸１２０には、回転軸１２０に被さるように円筒形のブッシュ１３８が取付けられる。

　ブッシュ１３８の内部には、当該扉に設けられた操作スイッチに接続され、当該扉の内部の断熱材を通されたハーネス１４６が通される。

　このハーネス１４６は、コード挿入部１２２および切欠部１１８から貫通口１１６内に挿入され回転軸１２０内部に取付けられる。その後、ハーネス１４６は、断熱箱体に配置された制御基板側のハーネスと接続される。また、ヒンジカバー１３４により覆われる。

　このように、ヒンジ部材１１０がコード挿入部１２２および切欠部１１８を有することにより、ハーネス１４６のヒンジ部材１１０への取り付けが容易であるとともに、ハーネス１４６を傷つけることがない。

特開平８－２９６９５２号公報

　ここで、従来、冷蔵庫の使用者の意図に応じて、冷蔵庫の扉を左開きから右開きに、またはその反対に変更することが可能な冷蔵庫も存在する。このような冷蔵庫では、例えばヒンジ部材を付け替えることにより、扉の開き方向を変更することができる。

　しかしながら、図１３に示す従来の冷蔵庫２００では、仮に、ヒンジ部材２６０の断熱箱体２０１への取り付け位置を右上部から左上部へ変更可能であるとしても、ハーネス２７０が扉２１１から外部に露出する位置は右上部で固定である。

　従って、接続端子２７０ａと制御基板側のハーネスとを接続することは実質的に不可能である。また、扉２１１の右上部から外部に露出した接続端子２７０ａが、扉２１１の開閉の邪魔となり、かつ、冷蔵庫２００の外観を損ねる要因ともなる。

　また、図１４に示す従来のヒンジ部材１１０は、ハーネス１４６をヒンジ部材１１０に貫通させる際の作業の容易化等を図られるものの、ハーネス１４６が、当該ヒンジ部材１１０の下方まで延設されていることが前提である。

　そこで、例えば、ヒンジ部材１１０を付け替える際に、扉内部の断熱材に埋もれたハーネス１４６の延設方向を、付け替え後のヒンジ部材１１０の方向に変更することも考えられる。しかしこのような作業は実際には非常に困難であり、現実的ではない。

　本発明は、上記従来の課題を考慮し、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の扉を備える冷蔵庫であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことができる冷蔵庫を提供することを目的とする。

　上記従来の課題を解決するために、本発明の一態様に係る冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記開口部を開閉可能に塞ぐヒンジ式の扉であって、ヒンジ部材の、前記断熱箱体の左上部および右上部の一方から他方への付け替えにより左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な扉とを備える冷蔵庫であって、前記扉の前面に取り付けられ、情報の入力または出力を行う情報端末と、前記断熱箱体に取り付けられ、前記情報端末を制御する制御基板と、前記制御基板から前記断熱箱体の左上部に向けて延設された左側電線と、前記制御基板から前記断熱箱体の右上部に向けて延設された右側電線と、一端が前記情報端末に接続され、他端が前記扉の上部から露出する扉側電線と、前記扉側電線の前記他端に設けられ、前記左側電線または前記右側電線のどちらかに接続可能な第１接続端子と、前記扉の左上部と右上部の両端から露出する２つの第２接続端子を有する中継電線とを備え、前記第１接続端子が前記右側電線に直接接続する場合、２つの前記第２接続端子は接続されずに配線され、前記第１接続端子が一方の前記第２接続端子に直接接続する場合、他方の前記第２接続端子は前記左側電線に接続されて配線される構成である。

　この構成により、本発明の冷蔵庫では、開き方向の変更が可能な扉の上部から、扉側電線の第１接続端子に接続可能な中継電線の両端接続端子が引き出された状態となる。そして、扉側電線の第１接続端子が扉右側から露出している場合は、直接右側電線に接続可能であり、左側電線に接続する場合は、第１接続端子は一旦、中継電線に接続して左側電線に接続する。

　従って、例えば、冷蔵庫の使用者が、扉の開き方向を右から左に変更する場合、使用者は、右側電線に直接接続された扉側電線の第１接続端子を外して、第１接続端子を中継電線の一端側に接続し、他端側が左側電線に接続されることで扉前面に取り付けえられた情報端末の制御を行いながら扉の開き方向の変更を可能にすることができる。

　つまり、使用者は、扉内部の断熱材に埋もれた中継電線を扉の開き方向変更によって使用することで、左から右および右から左に容易に変更可能である。

　このように、本発明の冷蔵庫は、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の扉を備える冷蔵庫であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことができる冷蔵庫である。

　また、上記従来の課題を解決するために、本発明の一態様に係る冷蔵庫は、断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記開口部を開閉可能に塞ぐヒンジ式の扉であって、ヒンジ部材の、前記断熱箱体の左上部および右上部の一方から他方への付け替えにより左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な扉とを備える冷蔵庫であって、前記扉の前面に取り付けられ、情報の入力または出力を行う情報端末と、前記断熱箱体に取り付けられ、前記情報端末を制御する制御基板と、前記制御基板から前記断熱箱体の左上部に向けて延設された左側電線と、前記制御基板から前記断熱箱体の右上部に向けて延設された右側電線と、一端が前記情報端末に接続され、他端が前記扉の上部から露出し、前記扉の上部から露出する部分を左方向および右方向のいずれにも曲げることが可能な扉側電線と、前記扉側電線の前記他端に設けられ、前記左側電線および前記右側電線のいずれにも接続可能な接続端子とを備え、前記扉側電線の、前記扉の上部から露出する部分の長さは、前記露出する部分が前記左方向に曲げられた場合、前記接続端子と前記左側電線とが接続可能であり、かつ、前記露出する部分が前記右方向に曲げられた場合、前記接続端子と前記右側電線とが接続可能である長さである。

　この構成により、本発明の冷蔵庫では、開き方向の変更が可能な扉の上部から、扉側電線の接続端子を有する端部が引き出された状態となる。また、扉側電線は、扉の上部で左方向および右方向のいずれにも曲げることが可能であり、かつ、接続端子は、断熱箱体側の左側電線および右側電線のいずれにも接続可能である。

　従って、例えば、冷蔵庫の使用者が、扉の開き方向を右から左またはその逆に変更する場合、使用者は、扉側電線の扉上部から露出する部分、つまり延設方向を自在に変更可能な自由端部分を、変更後のヒンジ部材の方向に曲げるだけで、扉側電線と制御基板側の電線との接続を可能とすることができる。

　つまり、使用者は、扉側電線の扉内部の断熱材に埋もれた部分に関与することなく、扉側電線の延設方向を左から右および右から左に容易に変更可能である。

　また、本発明の冷蔵庫はさらに、前記扉の上部に左右方向に延設され、前記扉側電線が埋設される配線溝と、前記配線溝の左右方向の中央部であって前記配線溝を形成する面に設けられ、前記扉側電線が貫通する配線開口部とを備えるとしてもよい。

　これにより、扉側電線は扉に埋め込まれるようにして配置される。従って、例えば、扉の高さを実質的に高くすることなく、扉側電線を扉に配置することができる。

　また、溝の中央部から扉側電線が露出しているため、露出する部分の必要長さは、接続端子を左側電線に接続する場合と右側電線に接続する場合とでほぼ同一となる。従って、扉側電線に不要な長さを持たせる必要がない。

　本発明は、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の扉を備える冷蔵庫であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことができる冷蔵庫を提供することができる。

図１は、本発明の実施の形態１の冷蔵庫の正面図である。図２は、同実施の形態１の冷蔵庫の縦断面図である。図３は、同実施の形態１の冷蔵庫における扉側ハーネスの配置態様を示す斜視図である。図４は、同実施の形態１の冷蔵庫における扉側ハーネスの配置態様を示す正面図である。図５は、同実施の形態１の冷蔵庫における扉側ハーネスおよび制御基板側のハーネスの配置態様を示す平面図である。図６は、図５のＡ－Ａ線断面図である。図７は、同実施の形態１の冷蔵庫における第一扉が右開きの扉として取り付けられた冷蔵庫を示す概要図である。図８は、同実施の形態１の冷蔵庫における第一扉が左開きの扉として取り付けられた冷蔵庫を示す概要図である。図９は、本発明の実施の形態２の冷蔵庫における扉側ハーネスの配置態様を示す斜視図である。図１０は、同実施の形態２の冷蔵庫における扉側ハーネスおよび制御基板側のハーネスの配置態様を示す平面図である。図１１は、同実施の形態２の冷蔵庫における扉側ハーネスの配置態様を示す部分断面図である。図１２Ａは、同実施の形態２における第一扉が右開きの扉として取り付けられた冷蔵庫を示す概要図である。図１２Ｂは、同実施の形態２における第一扉が左開きの扉として取り付けられた冷蔵庫を示す概要図である。図１３は、従来の冷蔵庫における扉側のハーネスの配置態様を示す斜視図である。図１４は、従来のヒンジ部材の構造を示す分解斜視図である。

　以下、本発明の冷蔵庫の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。

　（実施の形態１）
　図１は、本発明の実施の形態１の冷蔵庫１００の正面図である。

　図１に示すように冷蔵庫１００は、２つの扉を備える冷蔵庫であり、断熱箱体７０内に３つに区画された貯蔵室を備えている。

　断熱箱体７０は、ＡＢＳなどの樹脂体を真空成型した内箱７１とプリコート鋼板などの金属材料を用いた外箱７２とで構成された空間に発泡断熱材７３が充填された断熱壁で構成されている。

　断熱箱体７０内には、上述の３つの貯蔵室が備えられている。具体的には冷蔵庫１００は、冷蔵室１０、室内の温度が変更可能な変温室２０、および冷凍室３０を備えている。なお、図では矩形の点線がそれぞれの貯蔵室の開口部を表している。

　各貯蔵室の開口部には、例えばウレタンのような発泡断熱材を発泡充填した断熱扉が設けられている。

　具体的には、冷蔵室１０および変温室２０の開口部を開閉自在に閉塞するヒンジ式の第一扉１１が設けられている。

　また、第一扉１１は、本発明の冷蔵庫における、ヒンジ式の扉の一例であり、ヒンジ部材の付け替えにより、左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な扉である。

　第一扉１１の前面には表示装置１７が備えられている。表示装置１７は、本発明の冷蔵庫における情報端末の一例である。

　なお情報端末とは情報の入力または出力を行う装置である。このような情報端末としては、例えば、使用者に貯蔵室の設定温度等を知らせる表示装置、使用者が貯蔵室の温度帯を設定するためのスイッチボタンユニット、これら双方を有する入出力装置、温度等を検出するセンサ等が例示される。

　本実施の形態１における表示装置１７には、例えば、変温室２０に設定された温度帯を示す情報が表示される。

　また、冷凍室３０には、引き出し式の第二扉３１が設けられている。

　このような基本構成を有する本実施の形態１の冷蔵庫１００では、冷蔵室１０は直接冷却方式により冷却され、変温室２０および冷凍室３０は間接冷却方式により冷却される。

　図２は、本実施の形態１の冷蔵庫１００の縦断面図である。

　図２に示すように、断熱箱体７０内において、冷蔵室１０と変温室２０とは、上仕切体１５により仕切られている。また、変温室２０と冷凍室３０とは下仕切体２５により仕切られている。

　また、冷蔵庫１００は、２つの冷却器を備えている。具体的には、冷蔵室１０の奥面１０ａの裏側に第一冷却器１２を備えている。冷蔵室１０の奥面１０ａは第一冷却器１２からの熱伝導によって冷却される。冷蔵室１０内の空気は、この冷却された奥面１０ａにより冷却される。

　第一冷却器１２は、冷却パイプ１２ａと金属板１２ｂとを有する。冷蔵室１０の奥面１０ａは、奥面１０ａの裏側に接するように取り付けられた金属板１２ｂにより直接的に冷却される。

　また、冷蔵庫１００は、冷凍室３０の奥面の裏側に第二冷却器３２を備える。冷凍室３０内は、第二冷却器３２から放出される冷気が循環することにより冷却される。

　第二冷却器３２から放出される冷気は、変温室２０にも供給され、ダンパーの開閉制御により、例えば、冷蔵室１０の温度帯と冷凍室３０の温度帯との間の温度帯に維持される。

　また、図２に示すように、表示装置１７には扉側ハーネス１８が接続されている。扉側ハーネス１８は、本発明の冷蔵庫における扉側電線の一例である。

　また、断熱箱体７０の背面部には制御基板８０が備えられている。制御基板８０と表示装置１７とは電気的に接続され、制御基板８０により表示装置１７は制御される。

　図３は、本実施の形態１の冷蔵庫１００における扉側ハーネス１８の配置態様を示す斜視図である。

　図３に示すように、第一扉１１の右上部に右ヒンジ孔１１ａ、左上部に左ヒンジ孔１１ｂを備えている。

　図３に示すように、例えば、扉側ハーネス１８は、第一扉１１内を通って右ヒンジ孔１１ａから外部へ露出し、露出する部分には第１接続端子１８ａが接続されている。扉側ハーネス１８は、右ヒンジ孔１１ａから露出するとしたが、左ヒンジ孔１１ｂから外部へ露出してもよい。

　また第一扉１１の断熱材７３ａ内に中継電線４０（以下、中継ハーネス４０という）が配設されている。中継ハーネス４０の両端は右ヒンジ孔１１ａと左ヒンジ孔１１ｂから外部へ導かれ、右ヒンジ孔１１ａから露出する第２接続右端子４０ａと、左ヒンジ孔１１ｂから露出する第２接続左端子４０ｂとを備えている。なお、第２接続右端子４０ａ及び第２接続左端子４０ｂは、請求の範囲に記載の「第２接続端子」に相当する。この第２接続右端子４０ａと第２接続左端子４０ｂの詳細は、後述する。

　また、断熱箱体７０の左上部には左ヒンジ部５２が設けられ、右上部には右ヒンジ部５１が設けられている。

　左ヒンジ部５２および右ヒンジ部５１は、ともにヒンジ部材の取り付けが可能な部分であり、図３は、右ヒンジ部５１に右開き用のヒンジ部材５３が取り付けられている状態を示している。

　また、図３は、左ヒンジ部５２には左開き用のヒンジ部材（図示せず）は取り付けられておらず、ヒンジカバー５２ａが取り付けられている状態を示している。

　つまり図３では、第一扉１１は、右端部を軸として回動する（左側が開く）扉であり、右開きの扉として冷蔵庫１００に備えられている。

　なお、左開き用のヒンジ部材と、右開き用のヒンジ部材５３とは、別体である必要はなく、一つのヒンジ部材が右開き用と左開き用とを兼ねてもよい。

　図４は第一扉１１に配設された扉側ハーネス１８と中継ハーネス４０の概略図である。各ハーネスの破線部分は第一扉１１の断熱材７３ａ内に埋設されている部分を表しており、扉側ハーネス１８と中継ハーネス４０とは、右ヒンジ孔１１ａを貫通した後、先端に第１接続端子１８ａ、第２接続右端子４０ａをそれぞれ接続している。また中継ハーネス４０の左ヒンジ孔１１ｂを貫通した後、先端に第２接続左端子４０ｂを接続している。

　図５は、本実施の形態１の冷蔵庫１００における扉側ハーネス１８および制御基板８０側のハーネスの配置態様を示す平面図である。

　図５に示すように、断熱箱体７０には、制御基板８０に接続された左側ハーネス６０ａと、同じく制御基板８０に接続された右側ハーネス６０ｂとが配置されている。

　左側ハーネス６０ａは、本発明の冷蔵庫における左側電線の一例であり、制御基板８０から断熱箱体７０の左上部に向けて延設されている。

　右側ハーネス６０ｂは、本発明の冷蔵庫における右側電線の一例であり、制御基板８０から断熱箱体７０の右上部に向けて延設されている。

　図５に示すように、扉側ハーネス１８は、右ヒンジ孔１１ａに挿入されたヒンジピン５３ａ内を経由し、ヒンジ部材５３上を通った状態で、右側ハーネス６０ｂと接続される。

　具体的には、右側ハーネス６０ｂの端部は、ヒンジ部材５３の近傍に配置されており、当該端部と、扉側ハーネス１８の第１接続端子１８ａが直接接続される。

　また、図５では、ヒンジ部材が取り付けられていない左ヒンジ部５２は、ヒンジカバー５２ａとヒンジピンカバー５２ｂとが取り付けられている。ヒンジピンカバー５２ｂは他の電線と接続配線されていない第２接続左端子４０ｂを覆う第１カバー部材である。

　なお、図３および図５では、右ヒンジ部５１の構造の説明のために図示されていないが、右ヒンジ部５１にもヒンジカバーとヒンジピンカバーとが取り付けられる。これらヒンジカバーとヒンジピンカバーとは別体であってもよく、一体であってもよい。

　このように、扉側ハーネス１８は、ヒンジピン５３ａ内を経由して右側ハーネス６０ｂと接続される。そのため、第一扉１１の開閉時に扉側ハーネス１８にテンションが掛かることが防止される。また、第一扉１１の開閉時に扉側ハーネス１８が必要以上に緩むことが防止される。

　また図６は、図５のＡ－Ａ線の要部断面図であり、第２接続右端子４０ａは配線溝１９内から外部へ露出しており、また配線溝１９内には複数の突起部４１が間隔をおいて備えられている。そして突起部４１上に第２接続右端子４０ａが載置して第１接続端子１８ａと接続されるか、または第２接続右端子４０ａが不使用の場合でも突起部４１上に載置したままにするので、配線溝１９の上部を覆うカバー部材１９ａの隙間から内部に水が浸入しても、第２接続右端子４０ａは突起部４１上にあるので、突起部４１は接続端子内への水浸入を防止することができ、端子の接続不良を低減できる。

　なお、第２接続右端子４０ａとカバー部材１９ａとは別部材で構成されているが、第２接続右端子４０ａがカバー部材１９ａと一体に構成されて、第２接続右端子４０ａがカバー部材の機能を兼用することにしてもよい。

　第２接続右端子４０ａ側について記載したが、第２接続左端子４０ｂや第１接続端子１８ａの配線部にも突起部４１を形成し、水浸入防止を図ることが効果的である。

　以上、図３から図６を用いて、右ヒンジ部５１にヒンジ部材５３が取り付けられた場合、つまり、第一扉１１が右開きの扉として冷蔵庫１００に取り付けられた場合の、扉側ハーネス１８と右側ハーネス６０ｂとの接続の態様等について説明した。

　図７は、第一扉１１が右開きの扉として取り付けられた冷蔵庫１００を示す概要図であり、図８は、第一扉１１が左開きの扉として取り付けられた冷蔵庫１００を示す概要図である。

　この場合、図７のように、中継ハーネス４０の第２接続右端子４０ａと第２接続左端子４０ｂとは他の端子と接続されず、不使用の状態となって第２接続左端子４０ｂはヒンジピンカバー５２ｂ、第２接続右端子４０ａはヒンジカバー内に収納されている。

　また、左ヒンジ部５２にヒンジ部材が取り付けられ、第一扉１１が左開きの扉として冷蔵庫１００に取り付けられた場合も、容易に扉側ハーネス１８と左側ハーネス６０ａとを接続可能である。

　図８のように、左ヒンジ部５２にヒンジ部材を取り付け、第一扉１１が右開きから左開きに変更された場合、扉側ハーネス１８の第１接続端子１８ａを右側ハーネス６０ｂの端子から外して、第１接続端子１８ａと中継ハーネス４０の第２接続右端子４０ａとを接続し、さらに第２接続左端子４０ｂと左側ハーネス６０ａとを接続する。

　この時、第２接続左端子４０ｂは左ヒンジ孔１１ｂ内を通過してヒンジ部材内から露出して接続されている。

　したがって、使用者はヒンジ部材を右側から左側に付替え、所定の接続端子を接続することで第一扉１１の右開きおよび左開きを容易に変更可能にすることができる。

　また、中継ハーネス４０を備えることで、扉側ハーネス１８を扉開閉方向に応じて左右両方向に折り曲げて配線し、キャビネット側の右側ハーネスまたは左側ハーネスと接続することはないので扉側ハーネス１８の断線の虞を低減することができる。

　また、ヒンジピンカバー５２ｂは左右兼用化することができ、コスト減を図ることができ、また中継ハーネス４０の接続端子部や扉側ハーネス１８の接続端子部を突起部に載置して配置しているので、電線を伝って端子内に水が浸入するのを防止することができる。

　以上説明したように、本実施の形態１の冷蔵庫１００は、左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な第一扉１１を備え、第一扉１１の前面には表示装置１７が備えられている。

　表示装置１７に接続された扉側ハーネス１８は、第１接続端子１８ａを備える端部が、第一扉１１の右上部から露出し、露出している部分を右側ハーネス６０ｂに接続すれば、第一扉１１を右開き可能にし、第一扉１１を左開きとする場合、第１接続端子１８ａと中継ハーネスの第２接続右端子４０ａとを接続し、第２接続左端子４０ｂと左側ハーネス６０ａとを接続することで容易に左右開閉方向を変更することができる。

　つまり、冷蔵庫１００が出荷された後、例えば冷蔵庫１００が購入者宅に設置される際に、第一扉１１の開き方向を容易に変更することができる。このとき、内部配線の変更作業が必要となる。

　具体的には、表示装置１７と制御基板８０との電気的な接続を維持するために、扉側ハーネス１８の接続先を変更する必要がある。本実施の形態１の冷蔵庫１００では上述のようにこの変更を容易に行うことができる。

　このように、本実施の形態１の冷蔵庫１００は、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の第一扉１１を備える冷蔵庫１００であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことのできる冷蔵庫１００である。

　なお、本実施の形態１において、３つの貯蔵室の冷却方式として、直接冷却方式と間接冷却方式とが採用されているとした。しかし、本発明の実施に際し、各貯蔵室の冷却方式は特定なものに限定されない。

　例えば、本実施の形態１の冷蔵庫１００において、冷蔵室１０、変温室２０および冷凍室３０の全てが間接冷却方式により冷却されてもよい。

　また、各貯蔵室の種類も実施の形態１で説明した種類に限定されない。例えば、変温室２０が、野菜の貯蔵専用の野菜室と呼ばれる貯蔵室であってもよい。

　また、本実施の形態１における第一扉１１は、冷蔵室１０および変温室２０の扉として冷蔵庫１００に備えられている。しかし、第一扉１１は、冷蔵室１０の開口部のみを開閉自在に閉塞する扉であってもよい。つまり、変温室２０には第一扉１１とは別体の扉が設けられてもよい。

　つまり、本発明の効果である、第一扉１１の開き方向の変更に伴う内部配線の変更作業の容易化という効果は、第一扉１１が開閉自在に閉塞する貯蔵室の開口部の数に依存することなく発揮される。

　（実施の形態２）　
　本発明の実施の形態２の冷蔵庫１００の正面図及び縦断面図は、図１及び図２に示された実施の形態１の冷蔵庫１００の正面図及び縦断面図と同様であるため、説明を省略する。

　なお、図２に示されたように、第一扉１１の上部には、左右方向に延設され配線溝１９が存在する。配線溝１９には扉側ハーネス１８の第一扉１１の上部から露出する部分、つまり延設方向を自在に変更可能な自由端部分が埋設される。配線溝１９は、カバー部材１９ａによって覆われる。　

　図９は、本実施の形態２の冷蔵庫１００における扉側ハーネス１８の配置態様を示す斜視図である。

　図９に示すように、扉側ハーネス１８は、第一扉１１の左右方向に延伸する配線溝１９の中央部（第一扉１１の左右方向の中央およびその近傍を含む部分）を貫通し、第一扉１１から露出する部分は配線溝１９に埋設される。

　左ヒンジ部５２および右ヒンジ部５１は、ともにヒンジ部材の取り付けが可能な部分であり、図９は、右ヒンジ部５１に右開き用のヒンジ部材５３が取り付けられている状態を示している。

　また、図９は、左ヒンジ部５２には左開き用のヒンジ部材（図示せず）は取り付けられておらず、ヒンジカバー５２ａが取り付けられている状態を示している。

　つまり図９では、第一扉１１は、右端部を軸として回動する（左側が開く）扉であり、右開きの扉として冷蔵庫１００に備えられている。

　このように、右側にヒンジ部材５３が取り付けられている場合、扉側ハーネス１８の第一扉１１の上部から露出する部分は、ヒンジ部材５３が取り付けられた側、つまり右方向に曲げられ、第１接続端子１８ａと基板側のハーネスとが接続される。なお、第１接続端子１８ａは、請求の範囲に記載の「接続端子」に相当する。

　また、扉側ハーネス１８の右方向に曲げられた部分は、配線溝１９に埋設され、カバー部材１９ａによって覆われる。

　図１０は、本実施の形態２の冷蔵庫１００における扉側ハーネス１８および制御基板８０側のハーネスの配置態様を示す平面図である。

　図１０に示すように、断熱箱体７０には、制御基板８０に接続された左側ハーネス６０ａと、同じく制御基板８０に接続された右側ハーネス６０ｂとが配置されている。

　図１０に示すように、扉側ハーネス１８は、配線溝１９の左右方向の中央部であって配線溝１９を形成する面に設けられた配線開口部１９ｂを貫通する。

　このように配線開口部１９ｂを貫通している扉側ハーネス１８は、ヒンジピン５３ａの近傍を経由し、ヒンジ部材５３上を通った状態で、右側ハーネス６０ｂと接続される。

　具体的には、右側ハーネス６０ｂの端部は、ヒンジ部材５３の近傍に配置されており、当該端部と、扉側ハーネス１８の第１接続端子１８ａとが接続される。

　また、図１０では、ヒンジ部材が取り付けられていない左ヒンジ部５２は、ヒンジカバー５２ａとヒンジピンカバー５２ｂとが取り付けられている。

　なお、図９および図１０では、右ヒンジ部５１の構造の説明のために図示されていないが、右ヒンジ部５１にもヒンジカバーとヒンジピンカバーとが取り付けられる。これらヒンジカバーとヒンジピンカバーとは別体であってもよく、一体であってもよい。

　このように、扉側ハーネス１８は、ヒンジピン５３ａの近傍を経由して右側ハーネス６０ｂと接続される。そのため、第一扉１１の開閉時に扉側ハーネス１８にテンションが掛かることが防止される。また、第一扉１１の開閉時に扉側ハーネス１８が必要以上に緩むことが防止される。

　また、配線開口部１９ｂが配線溝１９の左右方向の中央部に設けられている。これにより、扉側ハーネス１８の露出する部分の必要長さは、第１接続端子１８ａを、左側ハーネス６０ａに接続する場合と右側ハーネス６０ｂに接続する場合とでほぼ同一となる。従って、扉側ハーネス１８に不要な長さを持たせる必要がない。

　なお、本実施の形態２において、配線開口部１９ｂは配線溝１９を形成する面の一つである底面に設けられているが、側面に配線開口部１９ｂが設けられていてもよい。

　図１１は、本実施の形態２の冷蔵庫１００における扉側ハーネス１８の配置態様を示す部分断面図である。具体的には、図９に示すＡ－Ａで切断した状態を示している。

　図１１に示すように、配線溝１９には、第一扉１１の扉側ハーネス１８の第一扉１１の上部から露出する部分が埋設されている。

　つまり、扉側ハーネス１８の当該部分は、第一扉１１の断熱材７３ａに埋もれていない部分であり、延設方向は自在に変更できる。つまり、容易に配線溝１９に埋設することができる。

　また、配線溝１９には、カバー部材１９ａが取り付けられており、カバー部材１９ａにより配線溝１９および扉側ハーネス１８は外部から覆い隠される。これにより、配線溝１９にごみ等が堆積することが防止され、外観的にも、第一扉１１の美観を損ねることがない。

　以上、図９から図１１を用いて、右ヒンジ部５１にヒンジ部材５３が取り付けられた場合、つまり、第一扉１１が右開きの扉として冷蔵庫１００に取り付けられた場合の、扉側ハーネス１８と右側ハーネス６０ｂとの接続の態様等について説明した。

　しかし、左ヒンジ部５２にヒンジ部材が取り付けられ、第一扉１１が左開きの扉として冷蔵庫１００に取り付けられた場合も、容易に扉側ハーネス１８と左側ハーネス６０ａとを接続可能である。

　具体的には、扉側ハーネス１８の第一扉１１の上部から露出する部分を、ヒンジ部材の取り付けられた側、つまり左方向に曲げ、配線溝１９に埋設する。さらに、扉側ハーネス１８を当該ヒンジ部材のヒンジピンの近傍を経由させ、第１接続端子１８ａと左側ハーネス６０ａとを接続する。

　また、配線溝１９に扉側ハーネス１８を埋設した後に、カバー部材１９ａを取り付ける。これにより、扉側ハーネス１８の左方向に曲げられた部分はカバー部材１９ａに覆い隠される。

　図１２Ａは、第一扉１１が右開きの扉として取り付けられた冷蔵庫１００を示す概要図であり、図１２Ｂは、第一扉１１が左開きの扉として取り付けられた冷蔵庫１００を示す概要図である。

　なお、図の簡略化のため、冷蔵室１０内に配置された棚および第一扉１１の内面に配置された棚等の図示は省略している。

　図１２Ａに示すように、例えば冷蔵庫１００の使用者が、第一扉１１を右開きの扉として冷蔵庫１００に取り付ける場合を想定する。

　この場合、使用者は、扉側ハーネス１８の配線開口部１９ｂから露出する部分を、右ヒンジ部５１の方向に曲げて配線溝１９に埋設し、カバー部材１９ａを取り付ける。

　また、第１接続端子１８ａを、ヒンジ部材５３の近傍に配置された、右側ハーネス６０ｂの端部と接続する。

　このように、第一扉１１を右開きの扉として冷蔵庫１００に取り付ける場合であっても、簡単な作業で、扉側ハーネス１８と制御基板８０側のハーネスである右側ハーネス６０ｂとを接続することができる。

　また、図１２Ｂに示すように、例えば冷蔵庫１００の使用者が、第一扉１１を左開きの扉として冷蔵庫１００に取り付ける場合を想定する。

　この場合、使用者は、扉側ハーネス１８の配線開口部１９ｂから露出する部分を、左ヒンジ部５２の方向に曲げて配線溝１９に埋設し、カバー部材１９ａを取り付ける。

　また、第１接続端子１８ａを、左ヒンジ部５２のヒンジ部材の近傍に配置された、左側ハーネス６０ａの端部と接続する。

　このように、第一扉１１を左開きの扉として冷蔵庫１００に取り付ける場合であっても、簡単な作業で、扉側ハーネス１８と制御基板８０側のハーネスである左側ハーネス６０ａとを接続することができる。

　以上説明したように、本実施の形態２の冷蔵庫１００は、左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な第一扉１１を備え、第一扉１１の前面には表示装置１７が備えられている。

　表示装置１７に接続された扉側ハーネス１８は、第１接続端子１８ａを備える端部が、第一扉１１の上部から露出し、露出している部分は左方向および右方向のいずれにも曲げることができる。

　また、第一扉１１の上部から露出する部分の長さは、当該露出する部分が左方向に曲げられた場合、第１接続端子１８ａと左側ハーネス６０ａとが接続可能であり、かつ、当該露出する部分が右方向に曲げられた場合、第１接続端子１８ａと右側ハーネス６０ｂとが接続可能である長さである。

　これにより、第一扉１１を左開きとする場合、扉側ハーネス１８と左側ハーネス６０ａとを容易に接続できる。また、第一扉１１を右開きとする場合、扉側ハーネス１８と右側ハーネス６０ｂとを容易に接続できる。

　つまり、冷蔵庫１００が出荷された後、例えば冷蔵庫１００が購入者宅に設置される際に、第一扉１１の開き方向を変更することができる。このとき、内部配線の変更作業が必要となる。

　具体的には、表示装置１７と制御基板８０との電気的な接続を維持するために、扉側ハーネス１８の接続先を変更する必要がある。本実施の形態２の冷蔵庫１００では上述のようにこの変更を容易に行うことができる。

　なお、扉の開き方向の変更に対応するために、扉の製造時に扉の左方向および右方向の双方に延設された扉側ハーネスを内蔵させておくことも考えられる。しかし、このような構造の冷蔵庫と本実施の形態２の冷蔵庫１００とを比べると、本実施の形態２の冷蔵庫１００の方が、扉の製造に必要な作業量は少なく、また、扉側ハーネスの総延長も短いため、経済的に有利である。

　このように、本実施の形態２の冷蔵庫１００は、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の第一扉１１を備える冷蔵庫１００であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことのできる冷蔵庫１００である。

　なお、本実施の形態２において、３つの貯蔵室の冷却方式として、直接冷却方式と間接冷却方式とが採用されているとした。しかし、本発明の実施に際し、各貯蔵室の冷却方式は特定なものに限定されない。

　例えば、本実施の形態２の冷蔵庫１００において、冷蔵室１０、変温室２０および冷凍室３０の全てが間接冷却方式により冷却されてもよい。

　また、各貯蔵室の種類も実施の形態２で説明した種類に限定されない。例えば、変温室２０が、野菜の貯蔵専用の野菜室と呼ばれる貯蔵室であってもよい。

　また、本実施の形態２における第一扉１１は、冷蔵室１０および変温室２０の扉として冷蔵庫１００に備えられている。しかし、第一扉１１は、冷蔵室１０の開口部のみを開閉自在に閉塞する扉であってもよい。つまり、変温室２０には第一扉１１とは別体の扉が設けられてもよい。

　以上、本発明に係る冷蔵庫について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。

　つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。

　また、発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記複数の実施の形態における各構成要素を任意に組み合わせても良い。

　本発明は、左開きおよび右開きの一方から他方への変更が可能なヒンジ式の扉を備える冷蔵庫であって、当該変更の際に必要となる内部配線の変更作業を容易に行うことができる冷蔵庫を提供することができる。従って、本発明は、家庭用および業務用など様々な種類および大きさの冷蔵庫等として有用である。

　１０　　冷蔵室
　１０ａ　奥面
　１１　　第一扉
　１１ａ　右ヒンジ孔
　１１ｂ　左ヒンジ孔
　１２　　第一冷却器
　１２ａ　冷却パイプ
　１２ｂ　金属板
　１５　　上仕切体
　１７　　表示装置
　１８　　扉側ハーネス
　１８ａ　第１接続端子
　１９　　配線溝
　１９ａ　カバー部材
　１９ｂ　配線開口部
　２０　　変温室
　２５　　下仕切体
　３０　　冷凍室
　３１　　第二扉
　３２　　第二冷却器
　４０　　中継ハーネス
　４０ａ　第２接続右端子
　４０ｂ　第２接続左端子
　４１　　突起部
　５１　　右ヒンジ部
　５２　　左ヒンジ部
　５２ａ　ヒンジカバー
　５２ｂ　ヒンジピンカバー
　５３　　ヒンジ部材
　５３ａ　ヒンジピン
　６０ａ　左側ハーネス
　６０ｂ　右側ハーネス
　７０　　断熱箱体
　７１　　内箱
　７２　　外箱
　７３　　発泡断熱材
　７３ａ　断熱材
　８０　　制御基板
　１００　冷蔵庫

Claims

　断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記開口部を開閉可能に塞ぐヒンジ式の扉であって、ヒンジ部材の、前記断熱箱体の左上部および右上部の一方から他方への付け替えにより左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な扉とを備える冷蔵庫であって、
　前記扉の前面に取り付けられ、情報の入力または出力を行う情報端末と、
　前記断熱箱体に取り付けられ、前記情報端末を制御する制御基板と、
　前記制御基板から前記断熱箱体の左上部に向けて延設された左側電線と、
　前記制御基板から前記断熱箱体の右上部に向けて延設された右側電線と、
　一端が前記情報端末に接続され、他端が前記扉の上部から露出する扉側電線と、
　前記扉側電線の前記他端に設けられ、前記左側電線または前記右側電線のどちらかに接続可能な第１接続端子と、
　前記扉の左上部と右上部の両端から露出する２つの第２接続端子を有する中継電線とを備え、
　前記第１接続端子が前記右側電線に直接接続する場合、２つの前記第２接続端子は接続されずに配線され、前記第１接続端子が一方の前記第２接続端子に直接接続する場合、他方の前記第２接続端子は前記左側電線に接続されて配線される
　冷蔵庫。
　前記中継電線の第２接続端子が収納される配線溝には、複数の突起部が形成されており、前記第２接続端子は前記突起部上に載置される
　請求項１に記載の冷蔵庫。
　前記中継電線の電線部は扉の断熱部内に配線されている
　請求項１または２に記載の冷蔵庫。
　前記第２接続端子は、前記第２接続端子が収納される配線溝を覆うカバー部材を備える
　請求項１から３のいずれか一項に記載の冷蔵庫。
　断熱箱体と、前記断熱箱体の内方に配置され前面に開口部を有する貯蔵室と、前記開口部を開閉可能に塞ぐヒンジ式の扉であって、ヒンジ部材の、前記断熱箱体の左上部および右上部の一方から他方への付け替えにより左開きおよび右開きの一方から他方へ変更可能な扉とを備える冷蔵庫であって、
　前記扉の前面に取り付けられ、情報の入力または出力を行う情報端末と、
　前記断熱箱体に取り付けられ、前記情報端末を制御する制御基板と、
前記制御基板から前記断熱箱体の左上部に向けて延設された左側電線と、
　前記制御基板から前記断熱箱体の右上部に向けて延設された右側電線と、
　一端が前記情報端末に接続され、他端が前記扉の上部から露出し、前記扉の上部から露出する部分を左方向および右方向のいずれにも曲げることが可能な扉側電線と、
　前記扉側電線の前記他端に設けられ、前記左側電線および前記右側電線のいずれにも接続可能な接続端子とを備え、
　前記扉側電線の、前記扉の上部から露出する部分の長さは、前記露出する部分が前記左方向に曲げられた場合、前記接続端子と前記左側電線とが接続可能であり、かつ、前記露出する部分が前記右方向に曲げられた場合、前記接続端子と前記右側電線とが接続可能である長さである
　冷蔵庫。
　さらに、
　前記扉の上部に左右方向に延設され、前記扉側電線が埋設される配線溝と、
　前記配線溝の左右方向の中央部であって前記配線溝を形成する面に設けられ、前記扉側電線が貫通する配線開口部と
　を備える請求項５に記載の冷蔵庫。