WO2010010710A1 - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

 直流/直流変換を行う電力変換装置において、直流電源(1)の後段に、1以上の単相インバータ(20a)、(20b)を直列接続して成るインバータ回路(20)を直列接続し、その後段に、整流ダイオード(5)を介して接続された平滑コンデンサ(6)と、平滑コンデンサ(6)をバイパスさせる短絡用スイッチ(4)とを備える。そして、短絡用スイッチ(4)をオンして単相インバータ(20a)、(20b)が備えるコンデンサ(25)、(35)を充電し、短絡用スイッチ(4)をオフしてコンデンサ(25)、(35)を放電して平滑コンデンサ(6)の電圧を制御する。

Description

電力変換装置
 この発明は、直流電源の直流電力を電圧の異なる直流電力に変換する電力変換装置に関するものである。
 従来の電力変換装置としての昇圧回路は、スイッチ素子、インダクタ、ダイオード及び出力側の平滑用電解コンデンサを有して構成される。そして、入力側の平滑用電解コンデンサで平滑化された太陽電池からの入力電圧は、この昇圧回路のスイッチ素子をオンオフすることにより昇圧されて、あるいは昇圧回路で昇圧されることなくスルーして後段のインバータ回路に与えられる(例えば、特許文献1参照)。
特許第3941346号公報
 このような電力変換装置では、出力する電力容量の増加とともに大容量のリアクトルが必要となり、装置の大型化や重量増加という問題点があった。また、この問題を回避するためにスイッチ素子を高周波でスイッチングすると、多大な損失およびノイズが発生するものであった。
 この発明は、上記のような問題点を解消するために成されたものであって、直流/直流変換を行う電力変換装置において、電力損失およびノイズを低減化し、かつ装置構成の小型軽量化を促進することを目的とする。
 この発明に係る電力変換装置は、半導体スイッチ素子と直流電圧源とをそれぞれ有した1以上の単相インバータの交流側を直列接続して構成され、該交流側を直流電源の出力に直列接続して上記各単相インバータの出力の総和を上記直流電源の出力に重畳するインバータ回路と、該インバータ回路の後段に導通/非導通が切り替わる素子を介して接続され、該インバータ回路からの出力を平滑する平滑コンデンサと、上記インバータ回路に一端が接続され、他端が上記平滑コンデンサの負極に接続された短絡用スイッチとを備える。そして、上記インバータ回路における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うものである。
 この発明によると、インバータ回路における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うため、大容量のリアクトルを要しない。また、短絡用スイッチおよびインバータ回路内の半導体スイッチ素子は、高周波スイッチングが不要であり、インバータ回路のスイッチングで扱う電圧を比較的小さい電圧にできる。このため、電力損失およびノイズの低減化と装置構成の小型軽量化とが促進された電力変換装置が実現できる。
この発明の実施の形態1による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作を説明するための回路図である。 この発明の実施の形態1による電力変換装置の動作の一覧を示した図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態1の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態2による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態2の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態2の別例による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態3による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態3による制御部の動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態5による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態5による制御モードAによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態5による制御モードBによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態5による制御モードCによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態5による制御モードDによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態5による電力変換装置の動作の一覧を示した図である。 この発明の実施の形態5による電力変換装置の直流電源電圧に対する各コンデンサ電圧の関係を示す図である。 太陽電池の出力特性を示す図である。 この発明の実施の形態6による制御モードEによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態6による制御モードDによる電力変換装置の動作を説明する波形図である。 この発明の実施の形態6による電力変換装置の動作の一覧を示した図である。 この発明の実施の形態6による電力変換装置の直流電源電圧に対する各コンデンサ電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態7による電力変換装置の主回路構成図である。 この発明の実施の形態7によるインバータ回路の総出力電圧が取り得る電圧レベルを示す図である。 この発明の実施の形態7によるインバータ回路の総出力電圧が取り得る電圧レベルを示す図である。 この発明の実施の形態7による電力変換装置の直流電源電圧に対する各コンデンサ電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態7の別例による電力変換装置の直流電源電圧に対する各コンデンサ電圧の関係を示す図である。 この発明の実施の形態8による電力変換装置の構成図である。 この発明の実施の形態8による制御モードの切り替え動作を説明する図である。 この発明の実施の形態8による制御モードの切り替え動作を説明する図である。 図41の比較例を示す図である。 この発明の実施の形態8の別例による電力変換装置の構成図である。
実施の形態1.
 以下、この発明の実施の形態1による電力変換装置について説明する。図1はこの発明の実施の形態1による電力変換装置の主回路構成図である。
 図1に示すように、太陽電池等から成る直流電源1の出力に、インバータ回路20の交流側が直列接続される。インバータ回路20は、第1、第2の単相インバータ20a、20bの交流側を直列接続して構成され、各単相インバータ20a、20bの出力の総和を、インバータ回路20の出力として直流電源1からの直流電圧に重畳する。インバータ回路20を構成する第1、第2の単相インバータ20a、20bは、半導体スイッチ素子21~24、31~34および直流電圧源としての第1、第2のコンデンサ25、35から構成される。ここで、半導体スイッチ素子21~24、31~34は、ダイオードが逆並列に接続されたIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)やソース・ドレイン間にダイオードが内蔵されたMOSFET(Metal Oxide Semiconductor Field Effect Transistor)などを用いる。
 またインバータ回路20の後段には短絡用スイッチ4と導通/非導通が切り替わる素子としての整流ダイオード5とが接続され、整流ダイオード5のカソード側が出力段の平滑コンデンサ6の正極に接続される。ここでは、短絡用スイッチ4と整流ダイオード5のアノードとの接続点がインバータ回路20の後段の交流出力線に接続され、短絡用スイッチ4の他端は平滑コンデンサ6の負極に接続される。また、短絡用スイッチ4は、IGBTやMOSFET等の半導体スイッチ素子、あるいは機械式のスイッチなどでも良い。
 このように構成される電力変換装置の動作について、図2~図9に基づいて以下に説明する。ここでは、出力側の平滑コンデンサ6の電圧を240Vまで昇圧する動作を示し、直流電源1の電圧が60Vの場合を図2~図4に、直流電源1の電圧が120Vの場合を図5、図6に、直流電源1の電圧が180Vの場合を図7~図9に示した。また、これらの動作の一覧を表にしたものを図10に示した。なお、Sは短絡用スイッチ4、PVは直流電源1、C1、C2は第1、第2のコンデンサ25、35、Coは平滑コンデンサ6を示し、C1、C2から放電される電圧を正電圧で、C1、C2に充電される電圧を負電圧で示した。また、第1の単相インバータ20aにおける第1のコンデンサ25の設定電圧は60V、第2の単相インバータ20bにおける第2のコンデンサ35の設定電圧は120Vとする。
 第1に、直流電源1の電圧が60Vのときの動作を示す。
 まず、図2に示すCaseA1のように、短絡用スイッチ4をオン状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子21、24、32、34をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、第1のコンデンサ25を60Vまで充電する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子21→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子24→半導体スイッチ素子32→半導体スイッチ素子34→短絡用スイッチ4→直流電源1
 続いて、図3に示すCaseA2のように、短絡用スイッチ4をオン状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子22、23、31、34をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、直流電源1の電圧と第1のコンデンサ25の電圧との和で第2のコンデンサ35を120Vまで充電する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子22→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子23→半導体スイッチ素子31→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子34→短絡用スイッチ4→直流電源1
 次に、図4に示すCaseA3のように、短絡用スイッチ4をオフ状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子22、23、32、33をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、直流電源1の電圧と第1のコンデンサ25の電圧および第2のコンデンサ35の電圧との和で、平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電し、昇圧動作が完了する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子22→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子23→半導体スイッチ素子32→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子33→整流ダイオード5→平滑コンデンサ6
 このように、直流電源1の電圧が60Vのとき、CaseA1、A2において、短絡用スイッチ4をオン状態として平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。CaseA1では第1のコンデンサ25を充電させるように第1の単相インバータ20aを制御し、第2の単相インバータ20bは出力0とする。CaseA2では第2のコンデンサ35を充電させるように第2の単相インバータ20bを制御し、この場合、第1の単相インバータ20aは第1のコンデンサ25を放電させるが、インバータ回路20全体としては直流電力を充電する。そして、再度CaseA1のように第1のコンデンサ25を充電する。これにより、第1、第2のコンデンサ25、35の双方を充電することができる。
 この後、CaseA3において、短絡用スイッチ4をオフ状態として、インバータ回路20は直流電力を放電する。このとき、第1、第2のコンデンサ25、35を放電させるように第1、第2の単相インバータ20a、20bを制御すると、直流電源1および第1、第2のコンデンサ25、35の電圧の和は240Vとなり、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6の電圧を240Vまで昇圧する。
 第2に、直流電源1の電圧が120Vのときの動作を示す。
 まず、図5に示すCaseB1のように、短絡用スイッチ4をオン状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子22、24、31、34をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、第2のコンデンサ35を120Vまで充電する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子22→半導体スイッチ素子24→半導体スイッチ素子31→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子34→短絡用スイッチ4→直流電源1
 次に、図6に示すCaseB2のように、短絡用スイッチ4をオフ状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子22、24、32、33をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、直流電源1の電圧と第2のコンデンサ35の電圧との和で平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電し、昇圧動作が完了する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子22→半導体スイッチ素子24→半導体スイッチ素子32→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子33→整流ダイオード5→平滑コンデンサ6
 このように、直流電源1の電圧が120Vのとき、CaseB1において、短絡用スイッチ4をオン状態として平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。CaseB1では第2のコンデンサ35を充電させるように第2の単相インバータ20bを制御し、第1の単相インバータ20aは出力0とする。そして、CaseB2において、短絡用スイッチ4をオフ状態として、インバータ回路20は直流電力を放電する。このとき、第2のコンデンサ35を放電させるように第2の単相インバータ20bを制御すると、直流電源1および第2のコンデンサ35の電圧の和は240Vとなり、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6の電圧を240Vまで昇圧する。
 第3に、直流電源1の電圧が180Vのときの動作を示す。
 まず、図7に示すCaseC1のように、短絡用スイッチ4をオン状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子21、24、31、34をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、第1のコンデンサ25を60Vまで、第2のコンデンサ35を120Vまで、それぞれ充電する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子21→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子24→半導体スイッチ素子31→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子34→短絡用スイッチ4→直流電源1
 次に、図8に示すCaseC2のように、短絡用スイッチ4をオフ状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子22、23、32、34をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、直流電源1の電圧と第1のコンデンサ25の電圧との和で、平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電し、昇圧動作が完了する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子22→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子23→半導体スイッチ素子32→半導体スイッチ素子34→整流ダイオード5→平滑コンデンサ6
 また、上記のCaseC2の代わりに図9に示すCaseC3を用いても良い。即ち、短絡用スイッチ4をオフ状態で、インバータ回路20内の半導体スイッチ素子21、24、32、33をオンすると、直流電源1から流れ込む電流は以下の経路を流れ、直流電源1の電圧と第2のコンデンサ35の電圧との和から第1のコンデンサ25の電圧を差し引いた電圧で、平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電し、昇圧動作が完了する。
 直流電源1→半導体スイッチ素子21→第1のコンデンサ25→半導体スイッチ素子24→半導体スイッチ素子32→第2のコンデンサ35→半導体スイッチ素子33→整流ダイオード5→平滑コンデンサ6
 このように、直流電源1の電圧が180Vのとき、CaseC1において、短絡用スイッチ4をオン状態として平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。このとき、第1、第2のコンデンサ25、35を充電させるように第1、第2の単相インバータ20a、20bを制御する。
 そして、CaseC2、C3において、短絡用スイッチ4をオフ状態として、インバータ回路20は直流電力を放電する。CaseC2では第1のコンデンサ25を放電させるように第1の単相インバータ20aを制御し、第2の単相インバータ20bは出力0とする。CaseC3では第2のコンデンサ35を放電させるように第2の単相インバータ20bを制御し、この場合、第1の単相インバータ20aは第1のコンデンサ25を充電させるが、インバータ回路20全体としては直流電力を放電する。
 この実施の形態では、上述したようにインバータ回路20における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うため、大容量のリアクトルを要しない。また、インバータ回路20を直流電源1の電圧に応じて出力制御して直流電源1の電圧に第1、第2の単相インバータ20a、20bの各出力電圧を重畳させ、平滑コンデンサ6に所望の電圧を出力する。
 また、短絡用スイッチ4のオン/オフ切り換え時に、インバータ回路20は、直流電圧の充電/放電動作を切り替えるように制御される。即ち、短絡用スイッチ4がオン状態の時は、平滑コンデンサ6をバイパスしてインバータ回路20の直流電圧を充電でき、充電されたエネルギを、短絡用スイッチ4がオフ状態の時に平滑コンデンサ6への放電に使える。このため、短絡用スイッチ4およびインバータ回路20内の半導体スイッチ素子は、高周波スイッチングが不要であり、インバータ回路20は、スイッチングで扱う電圧を平滑コンデンサ6の設定電圧よりも低くできる。このように、低周波スイッチングを用いると共に、各コンデンサ25、35の電圧を平滑コンデンサ6の設定電圧より低くすることにより、電力損失およびノイズの低減化と装置構成の小型軽量化とが促進された電力変換装置が実現できる。
 また、上記実施の形態では、インバータ回路20は、2台の単相インバータ20a、20bで構成されたものを示したが、図11に示すように、1台の単相インバータ20aのみでインバータ回路20を構成しても良く、また、図12に示すように、3台あるいはそれ以上の単相インバータ20a~20cの交流側を直列接続してインバータ回路20を構成しても良い。図12では、20cは第3の単相インバータであり、半導体スイッチ素子41~44および直流電圧源としての第3のコンデンサ45から構成される。このように、インバータ回路20内の単相インバータの数に拘わらず、上述した同様の効果が得られるが、複数の単相インバータを用いるとインバータ回路20の出力電圧を複数個で分担して各単相インバータがスイッチングで扱う電圧を低くでき、スイッチング損失がより低減する。
 また、インバータ回路20を構成する第1、第2の単相インバータは、図13に示すように、半導体スイッチ22、23、32、33とダイオード26、27、36、37と第1、第2のコンデンサ25、35とから成るフルブリッジインバータで構成された第1、第2の単相インバータ30a、30bでも良く、同様の効果が得られる。
 また、上記実施の形態では、整流ダイオード5のカソード側が出力段の平滑コンデンサ6の正極に接続されるものとしたが、整流ダイオード5は、平滑コンデンサ6の負極側に、該負極が整流ダイオード5のアノード側に接続されるように配置しても良く、上記実施の形態と同様の動作が得られる。
 また、上記実施の形態では、インバータ回路20が出力段の平滑コンデンサ6の正極に接続されるものとしたが、図14に示すように、インバータ回路20が平滑コンデンサ6の負極側に接続されるように配置しても良い。さらに、図15に示すように、二つのインバータ回路20X、20Yを用いて、インバータ回路20Xが出力段の平滑コンデンサ6の正極側に、インバータ回路20Yが出力段の平滑コンデンサ6の負極側に接続されるように配置しても良い。浮遊容量を有する太陽電池等の特殊な電源に適用する場合、この特殊な電源をはさんで配置した正極側、負極側の二つのインバータ回路が同じ動作を行うことによって、ある点における電位が変動しなくなるという効果が得られる。
 また、図16に示すように、導通/非導通が切り替わる素子として整流ダイオード5の代わりにスイッチ9を用いても良い。このスイッチ9は、短絡用スイッチ4とオン/オフが逆になるように制御される。即ち、短絡用スイッチ4がオン状態の時は、スイッチ9はオフ状態で、平滑コンデンサ6をバイパスしてインバータ回路20の直流電圧を充電する。そして、充電されたエネルギを、短絡用スイッチ4がオフ状態の時に、スイッチ9をオン状態として平滑コンデンサ6への放電に使う。なお、スイッチ9は、IGBTやMOSFET等の半導体スイッチ素子、あるいは機械式のスイッチなどでも良い。
実施の形態2.
 上記実施の形態1では短絡用スイッチ4の一端は、インバータ回路20の交流出力線に接続したが、この実施の形態2では、図17に示すように、短絡用スイッチ4aの一端は、インバータ回路20を構成する最後段の単相インバータ(この場合、第2の単相インバータ)であるハーフブリッジ単相インバータ30の第2のコンデンサ35の負極に接続する。短絡用スイッチ4aの他端は、上記実施の形態1と同様に、平滑コンデンサ6の負極に接続される。また、整流ダイオード5はアノードを第2のコンデンサ35の正極に接続し、カソードを平滑コンデンサ6の正極に接続する。
 この実施の形態では、インバータ回路20および短絡用スイッチ4aの制御は、上記実施の形態1と同様であるが、短絡用スイッチ4aがオン/オフ、いずれの時も、電流が通過する素子数が低減でき、導通損失を低減でき、電力変換装置全体の変換効率を向上できる。また、最後段の単相インバータをハーフブリッジ単相インバータ30で構成でき、回路構成が簡略化できる。
 なお、図18に示すように、最後段の単相インバータを半導体スイッチ32とダイオード36と第2のコンデンサ35とから成るハーフブリッジ単相インバータ40で構成しても良く、同様の効果が得られる。この場合、第1の単相インバータ30aは、半導体スイッチ22、23とダイオード26、27と第1のコンデンサ25とから成るフルブリッジインバータで構成される。
 なお、この実施の形態では、最後段の単相インバータをハーフブリッジ単相インバータ30、40で構成したが、図19で示すように、フルブリッジの単相インバータ30bとしても良い。この場合、短絡用スイッチ4aの一端を、第2のコンデンサ35の負極に接続することで、短絡用スイッチ4aがオン時に、電流が通過する素子数が低減でき、導通損失を低減できる効果が得られる。
実施の形態3.
 次に、この発明の実施の形態3による電力変換装置について図20に基づいて説明する。なお、電力変換装置の主回路は、上記実施の形態1の図1で示した同様の構成である。
 図20に示すように、直流電源1から得られる電圧Vinを検出する入力電圧検出器10と、インバータ回路20内の第1、第2のコンデンサ25、35の各電圧を検出する第1、第2のコンデンサ電圧検出器11、12と、出力側の平滑コンデンサ6の電圧Voを検出する出力電圧検出器13と、制御部14とを備える。制御部14は、各電圧検出器10~13の各出力信号を入力としてインバータ回路20内のスイッチング素子および短絡用スイッチ4を制御する。なお、制御部14は例えばマイクロコンピュータやデジタルシグナルプロセッサなどで構成される。
 制御部14の動作を、図21に示すフローチャートに基づいて以下に説明する。
 制御部14では直流電源1から得られた入力電圧Vinを監視し(S1)、入力電圧Vinが所定の入力電圧設定値V1を超えたかどうかを判断する(S2)。入力電圧Vinが電圧V1を超えると主回路を起動する。
 次に、インバータ回路20内のコンデンサ電圧Vcを監視し(S3)、コンデンサ電圧Vcがコンデンサ電圧設定値V2を超えたかどうかを判断する(S4)。ここで、コンデンサ電圧Vcは、第1、第2のコンデンサ25、35の各電圧Vc1、Vc2であり、コンデンサ電圧設定値V2も第1、第2のコンデンサ25、35に対してそれぞれ設定される2つの電圧値V21、V22である。
 そして、第1、第2のコンデンサ25、35の各電圧Vc1、Vc2とそれぞれの電圧設定値V21、V22とを比較して、双方の電圧Vc1、Vc2が各電圧設定値V21、V22を超えるまで、充電モードと判定し(S5)、短絡用スイッチ4をオンさせる駆動信号を出力すると共に、直流電源1からの入力電圧Vinに応じて、インバータ回路20内の各スイッチング素子に駆動信号を出力してインバータ回路20における直流電力を充電する(S6)。
 ステップS4にて、第1、第2のコンデンサ25、35の各電圧Vc1、Vc2とそれぞれの電圧設定値V21、V22とを比較して、双方の電圧Vc1、Vc2が各電圧設定値V21、V22を超えている時は、即ち、第1、第2のコンデンサ25、35の充電が完了している場合、出力側の平滑コンデンサ6の電圧Voを監視する(S7)。そして、平滑コンデンサの電圧Voが目標電圧値である出力電圧設定値V3を超えたかどうかを判断し(S8)、平滑コンデンサ電圧Voが出力電圧設定値V3以下の時、放電モードと判定し(S9)、短絡用スイッチ4をオフさせる駆動信号を出力すると共に、直流電源1からの入力電圧Vinに応じて、インバータ回路20内の各スイッチング素子に駆動信号を出力してインバータ回路20における直流電力を放電し(S10)、平滑コンデンサ6の電圧Voが出力電圧設定値V3になるまで充電する。
 この実施の形態では、インバータ回路20内の各コンデンサ25、35の充電を全て完了してから放電するように制御するため、直流電源1が太陽電池のような電圧変動が大きいものであっても、平滑コンデンサ6の電圧を容易で確実に制御できる。
 なお、この実施の形態では、主回路構成を上記実施の形態1の図1で示したものを用いたが、上記実施の形態1、2内で示した各種の主回路構成のいずれを用いても同様に制御でき、同様の効果が得られる。
実施の形態4.
 上記実施の形態3では、インバータ回路20内の各コンデンサ25、35の充電が完了すると、短絡用スイッチ4をオンからオフにしてインバータ回路20における直流電力の充放電を切り替えたが、この実施の形態では、以下のタイミングで充放電を切り替える。
 直流電源1からの電圧Vinとインバータ回路20の出力電圧(各単相インバータ20a、20bの出力電圧の総和)とが、逆極性で大きさがほぼ等しい条件で、短絡用スイッチ4をオンからオフにしてインバータ回路20における直流電力の充放電を切り替える。
 すなわち、インバータ回路20全体として充電時での充電電圧が直流電源1からの電圧Vinとほぼ等しく、インバータ回路20の出力電圧である各単相インバータ20a、20bの出力電圧の総和を電圧Vinに重畳すると電圧が概0となるとき、短絡用スイッチ4をオンからオフにする。この切り替えのタイミングでは、電流がほぼ流れていないため、零電流スイッチングが可能となりスイッチング損失およびノイズを低減できる。このため、高効率で信頼性の高い制御が実現できる。
実施の形態5.
 次に、この発明の実施の形態5による電力変換装置について説明する。図22はこの発明の実施の形態5による電力変換装置の主回路構成図である。なお、この主回路構成は、上記実施の形態1の主回路構成と同様であるため、説明を省略する。
 このように構成される電力変換装置の動作について、図23~図27に基づいて以下に説明する。ここでは、出力側の平滑コンデンサ6の電圧Voを160V<Vo≦240Vの範囲まで昇圧する動作を示し、直流電源1の電圧Vinが40V<Vin≦60Vの場合を図23に、直流電源1の電圧Vinが60V<Vin≦80Vの場合を図24に、直流電源1の電圧Vinが80V<Vin≦120Vの場合を図25に、直流電源1の電圧Vinが120V<Vin≦180Vの場合を図26に示した。また、これらの動作の一覧を表にしたものを図27に示した。なお、図27では便宜上、電圧Vinが50V、60V、70V、80V、90V、105V、120V、135V、150V、165V、180Vの場合を示した。
 図23~図26において、Vbit1は第1の単相インバータ20aの出力電圧、Vbit2は第2の単相インバータ20bの出力電圧であり、Vaは、直流電源1の電圧Vinに、第1、第2の単相インバータ20a、20bの出力電圧Vbit1、Vbit2を重畳した電圧、即ち、Vin+Vbit1+Vbit2である。また、S(ON/OFF)は、短絡スイッチ4のオン/オフ状態を示す信号である。
 なお、第1の単相インバータ20aにおける第1のコンデンサ25の設定電圧Vc1と第2の単相インバータ20bにおける第2のコンデンサ35の設定電圧Vc2との比は(Vc1:Vc2)=(1:2)とする。
 電力変換装置は、第1、第2の単相インバータ20a、20bの出力制御および短絡用スイッチ4のオン/オフ制御の組み合わせから成る複数の制御モードが予め設定され、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードを選択して切り替える。この場合、制御モードA~Dが用いられる。各制御モードでは、電力変換装置の所定の制御動作によるインバータ回路20の直流電力の充放電が一定の周期で繰り返され、後述するように、その1周期には、異なる制御動作による複数の制御動作期間(以下、区間と称す)が含まれる。
 図23に示す40V<Vin≦60Vの場合、電力変換装置は、制御モードAにて動作する。この制御モードAでは、インバータ回路20の直流電力の充放電動作における1周期を第1~第4の4区間に分けて、第1~第3区間では、短絡用スイッチ4をオン状態にして平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。第4区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にしてインバータ回路20は直流電力を放電し、直流電源1の電圧に重畳した電圧和で、電圧整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6を充電する。この平滑コンデンサ6の電圧Voが出力電圧で、この制御モードAでは昇圧比は4となる。
 例えば、直流電源1の電圧Vinが60Vのとき、第1区間では第1のコンデンサ25を60Vまで充電し、第2区間では、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧との和で第2のコンデンサ35を120Vまで充電する。第3区間では第1のコンデンサ25を60Vまで再度充電する。そして、第4区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にして、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧および第2のコンデンサ35の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。
 図24に示す60V<Vin≦80Vの場合、電力変換装置は、制御モードBにて動作する。この制御モードBでは、インバータ回路20の直流電力の充放電動作における1周期を第1~第3の3区間に分けて、第1、第2区間では、短絡用スイッチ4をオン状態にして平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。第3区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にしてインバータ回路20は直流電力を放電し、直流電源1の電圧に重畳した電圧和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6を充電する。この制御モードBでは昇圧比は3となる。
 例えば、直流電源1の電圧Vinが80Vのとき、第1区間では第1のコンデンサ25を80Vまで充電し、第2区間では、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧との和で第2のコンデンサ35を160Vまで充電する。そして、第3区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にして、直流電源1の電圧Vinと第2のコンデンサ35の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。
 図25に示す80V<Vin≦120Vの場合、電力変換装置は、制御モードCにて動作する。この制御モードCでは、インバータ回路20の直流電力の充放電動作における1周期を第1、第2の2区間に分けて、第1区間では、短絡用スイッチ4をオン状態にして平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。第2区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にしてインバータ回路20は直流電力を放電し、直流電源1の電圧に重畳した電圧和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6を充電する。この制御モードCでは昇圧比は2となる。
 例えば、直流電源1の電圧Vinが120Vのとき、第1区間では第1のコンデンサ25を40Vまで充電すると共に、第2のコンデンサ35を80Vまで充電する。第2区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にして、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧および第2のコンデンサ35の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。
 図26に示す120V<Vin≦180Vの場合、電力変換装置は、制御モードDにて動作する。この制御モードDでは、インバータ回路20の直流電力の充放電動作における1周期を第1~第4の4区間に分けて、第1区間では、短絡用スイッチ4をオン状態にして平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。第2~第4区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にしてインバータ回路20は直流電力を放電し、直流電源1の電圧に重畳した電圧和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6を充電する。この制御モードDでは昇圧比は1.3となる。
 例えば、直流電源1の電圧Vinが180Vのとき、第1区間では第1のコンデンサ25を60Vまで充電すると共に、第2のコンデンサ35を120Vまで充電する。第2~第4区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にする。まず、第2区間では、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。第3区間では、直流電源1の電圧Vinと第2のコンデンサ35の電圧との和で、第1のコンデンサ25を60Vまで再度充電すると共に、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。そして、第4区間では、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。
 以上のように、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードA~Dを切り替えて用いることで、インバータ回路20における直流電力の充放電を利用して昇圧する。昇圧比は各制御モード毎に決まっており、電圧Vinが小さいほど昇圧比が大きくなるような制御モードA~Dを選択して、出力電圧Voを160V<Vo≦240Vの範囲まで昇圧する。また、直流電源1の電圧Vinが変動しても出力電圧Voの変動が抑制されるように、制御モードA~Dは選択される。
 このように、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードA~Dを決定して切り替えることにより昇圧比を選択する。
 直流電源1の電圧Vinに対する第1、第2のコンデンサ25、35の電圧Vc1、Vc2、および出力側の平滑コンデンサ6の電圧Vo(出力電圧)の関係を図28に示す。図28に示すように、出力電圧Voの電圧変動率は±20%の範囲に収まる。
 また、各制御モードA~Dにおいて、第1、第2の単相インバータ20a、20bは、第1、第2のコンデンサ25、35が充放電動作による電力授受をバランスさせるように出力制御される。
 上述したように、各制御モードにおける1周期は複数の区間が含まれるが、各単相インバータ20a、20bが1周期内を通して電圧を発生させない場合を除いて、1周期内に、各単相インバータ20a、20bが正電圧を出力させる区間と負電圧を出力させる区間との双方の区間が含まれる。さらに、図23~26に示されるように、1周期内で、各単相インバータ20a、20bが正電圧を出力させる区間の総和と負電圧を出力させる区間の総和とでは、区間長が等しい。このため、第1、第2のコンデンサ25、35は、充放電動作による電力授受が1周期内で確実にバランスされる。
 この実施の形態では、上述したようにインバータ回路20における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うため、大容量のリアクトルを要しない。
 また、短絡用スイッチ4のオン/オフ切り換え時に、インバータ回路20は、直流電圧の充電/放電動作を切り替えるように制御される。このため、短絡用スイッチ4およびインバータ回路20内の半導体スイッチ素子21~24、31~34は、高周波スイッチングが不要であり、インバータ回路20は、スイッチングで扱う電圧を平滑コンデンサ6の設定電圧よりも低くできる。従って、電力損失およびノイズの低減化と装置構成の小型軽量化とが促進された電力変換装置が実現できる。
 また、第1、第2の単相インバータ20a、20bの出力制御および短絡用スイッチ4のオン/オフ制御の組み合わせから成り、それぞれ昇圧比が異なる複数の制御モードA~Dを予め設定し、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードA~Dを選択して切り替える。そして、直流電源1の電圧Vinに第1、第2の単相インバータ20a、20bの各出力電圧を重畳させ、平滑コンデンサ6に所望の電圧を出力する。
 複数の制御モードA~Dは、複数の単相インバータ20a、20bの出力制御および短絡用スイッチ4のオン/オフ制御の組み合わせから設定されるもので、制御モード毎に決まる昇圧比を広範囲に設定することができる。この場合、1.3~4までの4段階の昇圧比が設定されている。このため、昇圧比が広範囲に選択でき、広範囲の入力電圧(電圧Vin)に対して出力電圧Voの電圧変動を抑制でき、所望の出力電圧Voが得られる。
 また、第1、第2の単相インバータ20a、20bは、第1、第2のコンデンサ25、35が充放電動作による電力授受をバランスさせるように出力制御されるため、第1、第2のコンデンサ25、35に外部から電力供給や制御する必要がなくDC/DCコンバータの設置が不要となる。
 また太陽電池は、日射量や温度などの条件に加え、屋外に設置可能な直流電源の直列数によって電圧範囲が大きく異なるもので、このため電力変換装置に入力される電圧Vinが広範囲に変動する。この実施の形態では、広範囲の入力電圧(電圧Vin)に対して所望の出力電圧Voが得られるため、直流電源1に太陽電池を用いた場合に、特に効果がある。
 図29は、太陽電池の出力特性を示す図である。太陽電池から得られる電力を最大限利用する方法として、MPPT(Maximum Power Point Tracking)制御が一般的に用いられ、その場合、電圧を最大出力点Vpmaxに維持する必要がある。図29に示すように、最大出力点Vpmaxとなる電圧は変動するが、広範囲の入力電圧に対して所望の出力電圧Voが得られるこの実施の形態では、太陽電池のMPPT制御と併用することで、さらに電力の有効利用が促進できる。
 なお、インバータ回路20全体の充放電を決定する短絡用スイッチ4のオン/オフ制御を変えずに、第1、第2の単相インバータ20a、20bの正負の電圧出力のデューティ比を調整可能としても良い。この場合、第1、第2の単相インバータ20a、20bが有する第1、第2のコンデンサ25、35の電圧比を調整できるため、回路に含まれる損失成分やデッドタイム等の影響により、第1、第2のコンデンサ25、35の電圧比が設定値からずれた場合でも、調整可能となる。例えば、図23で示す制御モードAによる制御では、インバータ回路20の充電期間のうち、第1の単相インバータ20aの正電圧出力期間、および第2の単相インバータ20bの負電圧出力期間をそれぞれ長く(短く)調整すると、第1のコンデンサ25の電圧を低く(高く)、第2のコンデンサ35の電圧を高く(低く)調整できて電圧比を調整できる。
実施の形態6.
 次に、この発明の実施の形態6について説明する。
 上記実施の形態5では、第1の単相インバータ20aにおける第1のコンデンサ25の設定電圧Vc1と第2の単相インバータ20bにおける第2のコンデンサ35の設定電圧Vc2との比は1:2に固定したが、この実施の形態6では可変にする。なお、主回路構成は上記実施の形態5と同様である。
 上記実施の形態5と同様に、電力変換装置は、第1、第2の単相インバータ20a、20bの出力制御および短絡用スイッチ4のオン/オフ制御の組み合わせから成る複数の制御モードが予め設定され、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードを選択して切り替える。この場合、制御モードA~Eが用いられる。上記実施の形態5と同様の制御モードA~Dと、後述する制御モードEとを用い、直流電源1の電圧Vinが120V<Vin≦160Vの場合に制御モードEを用い、直流電源1の電圧Vinが160V<Vin≦180Vの場合に制御モードDを用いる。制御モードA~Cについては、上記実施の形態5と同様に用いる。
 120V<Vin≦160Vにおける制御モードEによる動作について図30に基づいて説明する。この制御モードEでは、インバータ回路20の直流電力の充放電動作における1周期を第1~第3の3区間に分けて、第1区間では、短絡用スイッチ4をオン状態にして平滑コンデンサ6をバイパスし、インバータ回路20は直流電力を充電する。第2、第3区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にしてインバータ回路20は直流電力を放電し、直流電源1の電圧に重畳した電圧和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6を充電する。この制御モードEでは、第1のコンデンサ25の設定電圧Vc1と第2のコンデンサ35の設定電圧Vc2との比は1:1で、昇圧比は1.5となる。
 例えば、直流電源1の電圧Vinが160Vのとき、第1区間では第1、第2のコンデンサ25、35をそれぞれ80Vまで充電する。第2、第3区間では、短絡用スイッチ4をオフ状態にする。まず、第2区間では、直流電源1の電圧Vinと第1のコンデンサ25の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。第3区間では、直流電源1の電圧Vinと第2のコンデンサ35の電圧との和で、整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6に直流電圧240Vを充電する。
 この場合も、第1、第2の単相インバータ20a、20bは、第1、第2のコンデンサ25、35が充放電動作による電力授受をバランスさせるように出力制御される。
 図31は、160V<Vin≦180Vにおける制御モードDによる動作を示す図である。直流電源1の電圧範囲以外は上記実施の形態5と同様であり、第1のコンデンサ25の設定電圧Vc1と第2のコンデンサ35の設定電圧Vc2との比は1:2で、昇圧比は1.3となる。
 また、これらの動作の一覧を表にしたものを図32に示した。なお、図32では便宜上、電圧Vinが50V、60V、70V、80V、90V、105V、120V、130V、140V、150V、160V、165V、180Vの場合を示した。
 直流電源1の電圧Vinに対する第1、第2のコンデンサ25、35の電圧Vc1、Vc2、および出力側の平滑コンデンサ6の電圧Vo(出力電圧)の関係を図33に示す。図中に示す比は、第1、第2のコンデンサ25、35の電圧比で、120V<Vin≦160Vの場合のみ1:1でそれ以外は1:2であることを示している。図33に示すように、出力電圧Voの電圧変動率は上記実施の形態5の場合より小さい範囲に収まる。
 以上のように、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードA~Eを切り替えて用いることで、インバータ回路20における直流電力の充放電を利用して昇圧する。昇圧比は各制御モード毎に決まっており、電圧Vinが小さいほど昇圧比が大きくなるよう、また、直流電源1の電圧Vinが変動しても出力電圧Voの変動が抑制されるように、制御モードA~Eを選択して、出力電圧Voを160V<Vo≦240Vの範囲まで昇圧する。即ち、電圧Vinに応じて昇圧比を選択し、該選択された昇圧比に基づいて制御モードA~Eを決定して電力変換装置を制御する。
 この実施の形態では、上記実施の形態5と同様の効果を得ると共に、第1、第2のコンデンサ25、35の電圧比を可変としたため、設定可能な制御モードおよび昇圧比の数を多くできる。この場合、第1、第2のコンデンサ25、35の電圧比は、1:1と1:2との2種で、制御モードA~Eにより5段階の昇圧比が設定されている。このため、より多くの昇圧比を選択可能となり、出力電圧Voの電圧変動をより抑制することができる。
 なお、上記実施の形態5、6では、インバータ回路20の後段に、導通/非道通を決定する半導体素子としての整流ダイオード5を接続したが、上記実施の形態1の図16で示したように、整流ダイオード5の代わりに半導体スイッチ9を用いても良い。この半導体スイッチ9は、短絡用スイッチ4とオン/オフが逆になるように制御される。即ち、短絡用スイッチ4がオン状態の時は、半導体スイッチ9はオフ状態で、平滑コンデンサ6をバイパスしてインバータ回路20の直流電圧を充電する。そして、充電されたエネルギを、短絡用スイッチ4がオフ状態の時に、半導体スイッチ9をオン状態として平滑コンデンサ6への放電に使う。
 また、上記実施の形態5、6においても、インバータ回路20を構成する第1、第2の単相インバータは、半導体スイッチ素子21、24、31、34をダイオードに置き換えて用いても良く、同様の効果が得られる。また、整流ダイオード5のカソード側が出力段の平滑コンデンサ6の正極に接続されるものとしたが、整流ダイオード5は、平滑コンデンサ6の負極側に、該負極が整流ダイオード5のアノード側に接続されるように配置しても良い。
 さらに、上記実施の形態5、6では、短絡用スイッチ4の一端は、インバータ回路20の交流出力線に接続したが、上記実施の形態2で示したように、短絡用スイッチ4aの一端は、インバータ回路20を構成する最後段の単相インバータ(この場合、第2の単相インバータ30b)の第2のコンデンサ35の負極に接続しても良い。この場合、最後段の第2の単相インバータ30bは、ハーフブリッジ単相インバータでも良く、短絡用スイッチ4aの他端は、上記実施の形態5、6と同様に、平滑コンデンサ6の負極に接続される。また、整流ダイオード5はアノードを第2のコンデンサ35の正極に接続し、カソードを平滑コンデンサ6の正極に接続する。
 これにより、短絡用スイッチ4aがオン/オフ、いずれの時も、電流が通過する素子数が低減できて導通損失を低減でき、電力変換装置全体の変換効率を向上できる。また、最後段の単相インバータ30bをハーフブリッジ単相インバータで構成でき、回路構成が簡略化できる。
実施の形態7.
 上記実施の形態5、6では、インバータ回路20は、2台の単相インバータで構成されたものを示したが、3台以上の単相インバータの交流側を直列接続して構成しても良い。
 図34は、この発明の実施の形態7による電力変換装置の主回路構成図である。
 図34に示すように、太陽電池等から成る直流電源1の出力に、インバータ回路20の交流側が直列接続される。インバータ回路20は、第1~第3の単相インバータ31a~31cの交流側を直列接続して構成され、各単相インバータ31a~31cの出力の総和を、インバータ回路20の出力として直流電源1からの直流電圧に重畳する。インバータ回路20を構成する第1、第2の単相インバータ31a、31bは、半導体スイッチ素子22、23、32、33、ダイオード26、27、36、37および直流電圧源としての第1、第2のコンデンサ25、35から構成される。また、最後段の第3の単相インバータ31cは、半導体スイッチ素子42とダイオード46と第3のコンデンサ45とから成るハーフブリッジ単相インバータで構成される。
 またインバータ回路20の後段には整流ダイオード5を介して平滑コンデンサ6が接続され、第3のコンデンサ45の負極と平滑コンデンサ6の負極との間に短絡用スイッチ4aが接続される。
 上記実施の形態5、6と同様に、電力変換装置は、第1~第3の単相インバータ31a~31cの出力制御および短絡用スイッチ4aのオン/オフ制御の組み合わせから成る複数の制御モードが予め設定され、直流電源1の電圧Vinに応じて制御モードを選択して切り替える。
 そして、複数(この場合3個)のコンデンサ25、35、45の電圧値Vc(k)のうち、最大となる電圧Vc(N)と最小となる電圧Vc(1)が次の関係式を満たすように制御する。
 Vc(N)≦(Σk=1~N-1Vc(k))+Vc(1)
 なお、上記実施の形態5、6においても、2個のコンデンサ25、35の電圧比は1:2あるいは1:1であり、いずれも上記関係式を満たしている。
 第1~第3のコンデンサ25、35、45の電圧Vc1、Vc2、Vc3が上記関係式を満たす場合、例えば、電圧比を「1:1:1」~「1:2:4」とした時の、インバータ回路20の総出力電圧Vb(Vb=Va-Vin)が取り得る電圧レベルを図35、36に示す。このように、第1~第3のコンデンサ25、35、45の電圧を上記関係式を満たすように制御することで、インバータ回路20の総出力電圧は連続した値を選択することができ、設定可能な制御モードおよび昇圧比の数を確保できる。
 なお、各コンデンサ25、35、45の電圧比は、制御モードに応じて決まるため、制御モードを用いて電力変換装置を制御することにより各コンデンサ25、35、45の電圧比も制御できる。
 第1~第3のコンデンサ25、35、45の電圧比を「1:2:4」に固定とした場合の、直流電源1の電圧Vinに対する各コンデンサ25、35、45の電圧Vc1、Vc2、Vc3および出力側の平滑コンデンサ6の電圧Vo(出力電圧)の関係を図37に示す。図37に示すように、電圧Vinに応じて8段階の昇圧比が選択され、対応する8種の制御モードにより制御され、出力電圧Voの電圧変動率は±14%の範囲に収まる。
 このように、単相インバータ31a~31cの直列数を増やすことで、より多くの昇圧比を選択でき、電圧変動率を低減することができる。
 次に、第1~第3のコンデンサ25、35、45の電圧比を可変とし、「1:1:2」と「1:1:3」との2種の電圧比となる制御モードを用いて電力変換装置を制御した場合を示す。この場合の、直流電源1の電圧Vinに対する各コンデンサ25、35、45の電圧Vc1、Vc2、Vc3および出力側の平滑コンデンサ6の電圧Vo(出力電圧)の関係を図38に示す。図中に示す比は、各コンデンサ25、35、45の電圧比である。図38に示すように、電圧Vinに応じて7段階の昇圧比が選択され、対応する7種の制御モードにより制御され、出力電圧Voの電圧変動率は±14%の範囲に収まる。
 この場合も、単相インバータ31a~31cの直列数を増やすことで、より多くの昇圧比を選択でき、電圧変動率を低減することができる。また、第1~第3のコンデンサ25、35、45の電圧比を可変としたため、設定可能な制御モードおよび昇圧比の数を多くできる。この場合、「1:1:2」「1:1:3」のいずれか一方に固定した場合よりも、多くの昇圧比を選択可能となり、出力電圧Voの電圧変動をより抑制することができる。
実施の形態8.
 次に、この発明の実施の形態8による電力変換装置について図39に基づいて説明する。なお、電力変換装置の主回路は、上記実施の形態2の図18で示した同様の構成である。
 図39に示すように、直流電源1から得られる電圧Vinを検出する入力電圧検出器10と、電圧Vinと予め設定した電圧判定値としての電圧閾値Vth(Vth1、Vth2)とを比較するヒステリシスコンパレータ16と、制御モードを切り替えるモード選択部17と、制御部18とを備える。制御部18は、モード選択部17の出力信号により選択された制御モードにて、インバータ回路20内の各単相インバータ30a、30bの半導体スイッチ素子および短絡用スイッチ4aを制御する。なお、モード選択部17と制御部18は例えばマイクロコンピュータやデジタルシグナルプロセッサなどで構成される。
 制御モードの切り替え動作を、図40に基づいて以下に説明する。なお、Vth1<Vth2とする。
 まず、電力変換装置が制御モードαで制御されて出力していたとする。入力される電圧Vinの増加に応じて出力電圧Voも上昇するが、電圧Vinが電圧閾値Vth2に達すると、電力変換装置の昇圧比を下げるように制御モードβに切り替える。これにより、図中の動作点A2からB2へと移行する。この後、電圧Vinが低下しても、制御モードβでの制御は継続し、電圧閾値Vth1まで電圧が低下すると、電力変換装置の昇圧比を上げるように制御モードαに切り替える。これにより、図中の動作点B1からA1へと移行する。
 太陽電池等の直流電源1から入力される電圧Vinは大きく変動するが、この実施の形態では、制御モードを切り替える電圧閾値(Vth1、Vth2)にヒステリシス幅を設けたため、図41に示すように、制御モードが頻繁に切り替わることが防止でき、出力が不安定となることを防止できる。図41に示す場合、制御モードの切り替えは2回であるが、ヒステリシス幅を設けない比較例を示す図42の場合、同様の電圧Vinに対して制御モードの切り替えは4回となる。
 例えば、上記実施の形態6では、制御モードCと制御モードEとの切り替えは、入力電圧Vinが120Vで切り替えるものとしたが(図33参照)、5~10Vのヒステリシス幅を設けてVth1、Vth2を設定することで出力が安定化できる。
 なお、この実施の形態では、2つの制御モードを切り替えるための電圧閾値(Vth1、Vth2)のみを有するものを示したが、制御モードの数に応じて切り替えのための電圧閾値を有する。
 また、ヒステリシスコンパレータは、図43に示すように構成しても良い。
 図43に示すように、コンパレータ19a、分圧抵抗19b~19dおよびトランジスタ19eでヒステリシスコンパレータ19を構成する。この場合、コンパレータ19aの出力信号でトランジスタ19eをオン/オフし、入力された電圧Vinを検出する分圧抵抗19b~19dの比をトランジスタ19eを用いて変化させることで、ヒステリシス特性を実現している。コンパレータ19aは、電圧Vinの下降時に電圧閾値Vth1、上昇時に電圧閾値Vth2(>Vth1)を用いて電圧Vinを検出することができる。この場合も、ヒステリシス幅(Vth2-Vth1)を設けることにより、電力変換装置の出力を安定化できる。

Claims (27)

  1.  半導体スイッチ素子と直流電圧源とをそれぞれ有した1以上の単相インバータの交流側を直列接続して構成され、該交流側を直流電源の出力に直列接続して上記各単相インバータの出力の総和を上記直流電源の出力に重畳するインバータ回路と、
     該インバータ回路の後段に導通/非導通が切り替わる素子を介して接続され、該インバータ回路からの出力を平滑する平滑コンデンサと、
     上記インバータ回路に一端が接続され、他端が上記平滑コンデンサの負極に接続された短絡用スイッチとを備え、
     上記インバータ回路における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うことを特徴とする電力変換装置。
  2.  上記導通/非導通が切り替わる素子は整流ダイオードであることを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3.  上記各単相インバータは、上記半導体スイッチ素子にダイオードを直列接続したブリッジ回路と上記直流電圧源とで構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  4.  上記短絡用スイッチの一端は、上記インバータ回路を構成する1以上の上記単相インバータの内、最後段に接続された単相インバータにおける上記直流電圧源の負極に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  5.  上記各単相インバータは、上記最後段に接続された単相インバータのみハーフブリッジインバータで構成されることを特徴とする請求項4に記載の電力変換装置。
  6.  上記直流電源の電圧を検出する手段を備え、上記インバータ回路は、上記直流電源の電圧に応じて出力制御されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  7.  上記各単相インバータの上記直流電圧源の電圧を検出する手段を備え、該各直流電圧源の電圧が全て、それぞれ設定された電圧値を超えるまで上記短絡用スイッチをオン状態とし、その後上記短絡用スイッチをオフ状態とすることを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  8.  上記短絡用スイッチのオン/オフ切り替え時に、上記インバータ回路は、直流電力の充電/放電を切り替えるように制御されることを特徴とする請求項6に記載の電力変換装置。
  9.  上記各単相インバータの直流電圧は、上記平滑コンデンサの設定電圧以下とすることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  10.  上記直流電源は、太陽電池であることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  11.  上記各単相インバータの上記直流電圧源は、コンデンサにより構成されることを特徴とする請求項1または2に記載の電力変換装置。
  12.  上記インバータ回路は上記単相インバータを複数個有し、該各単相インバータの出力制御および上記短絡用スイッチのオンオフ制御の組み合わせから成る複数の制御モードを、上記直流電源の電圧に応じて切り替えて用いることにより、上記インバータ回路における直流電力の充放電を利用して直流/直流変換を行うことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  13.  上記複数の制御モードは、各制御モード毎に直流/直流変換の昇圧比を有し、
     上記直流電源の電圧に応じて上記制御モードを決定して切り替えることにより、上記昇圧比を選択することを特徴とする請求項12に記載の電力変換装置。
  14.  上記制御モードの切り替えは、上記直流電源の電圧変動による上記電力変換装置の出力電圧の変動を小さくするように上記制御モードを選択して切り替えることを特徴とする請求項13に記載の電力変換装置。
  15.  上記各単相インバータの上記各直流電圧源の電圧比を可変とし、上記各制御モードに応じて決まる上記電圧比が複数種となるように、上記複数の制御モードが設定されることを特徴とする請求項13に記載の電力変換装置。
  16.  上記複数(N個)の直流電圧源の電圧値Vc(k)は、電圧比が2の累乗(1:2:4・・:2N-1)であることを特徴とする請求項12~14のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  17.  上記複数(N個)の直流電圧源の電圧値Vc(k)のうち、最大となる電圧Vc(N)と最小となる電圧Vc(1)が次の関係式、
         Vc(N)≦(Σk=1~N-1Vc(k))+Vc(1)
    を満たすことを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  18.  上記複数の単相インバータのうち、2以上の単相インバータの上記直流電圧源の電圧が同じであることを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  19.  上記各単相インバータの出力による上記各直流電圧源の電力授受がバランスするように、上記複数の制御モードが設定されることを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  20.  上記制御モードを用いた制御において、上記短絡用スイッチの制御を変化させずに、上記各単相インバータの正負の電圧出力のデューティ比を調整することにより、該各単相インバータの上記各直流電圧源の電圧比を調整することを特徴とする請求項19に記載の電力変換装置。
  21.  上記複数の制御モードの切り替えは、予め設定された電圧判定値と上記直流電源の電圧とを比較して行い、上記電圧判定値にヒステリシス幅を設けたことを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  22.  上記短絡用スイッチの一端は、上記インバータ回路の後段の交流側出力線に接続されることを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  23.  上記複数の単相インバータの出力制御および上記短絡スイッチのオンオフ制御の組み合わせから成る上記各制御モードによる該電力変換装置の制御動作は、所定の制御動作が一定の周期で繰り返されるものであることを特徴とする請求項12~15のいずれか1項に記載の電力変換装置。
  24.  上記所定の制御動作による1周期内で、上記各単相インバータの出力による上記各直流電圧源の電力授受がバランスすることを特徴とする請求項23に記載の電力変換装置。
  25.  上記所定の制御動作による1周期は、少なくとも2種の異なる制御動作期間によって構成されていることを特徴とする請求項23に記載の電力変換装置。
  26.  上記各単相インバータが上記1周期内を通して電圧を発生させない場合を除いて、該1周期内に、上記各単相インバータが正電圧を出力させる制御動作期間と負電圧を出力させる制御動作期間とが含まれることを特徴とする請求項25に記載の電力変換装置。
  27.  上記1周期内で、上記各単相インバータが正電圧を出力させる制御動作期間の総和と負電圧を出力させる制御動作期間の総和とは期間の長さが等しいことを特徴とする請求項26に記載の電力変換装置。
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