WO2009157592A1 - 携帯端末および携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体 - Google Patents

Abstract

　携帯端末１０はタッチパネル３６を備える。このタッチパネル３６は、複数のキーを含む操作領域（Ｒ２）を表示するＬＣＤモニタ２６の上面に設けられる。使用者は、操作領域（Ｒ２）内でスライド操作を行うと、そのスライド操作がＣＰＵ２０によって特定操作であるか判定される。そして、ＣＰＵ２０は、スライド操作を特定操作と判定すると、タッチパネル３６のタッチ反応領域に不感領域を設定する。

Description

明細書 携帯端末および携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体 技術分野

この発明は、 携帯端末および携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体に関し、 特 にたとえばタツチパネルによって操作される、 携帯端末および携帯端末制御プログラム を記憶した記憶媒体に関する。 背景技術

この種の装置の一例が、 2 0 0 0年 2月 8日付で公開された特開 2 0 0 0 - 3 9 9 6 4号公報 [G06F 3/033， H04N 5/225] (特許文献 1 )に開示されている。 この背景技術は、 手書き入力装置を備えるモニタ一付カメラ一体型 VT Rである。 モニターには L CDパ ネルが用いられ、その L CDパネル上には、ペンや指による任意の図形の手書き入力や、 操作ポ夕ン表示への夕ツチを検出するための透明電極で作られたタッチパネルが積層さ れる。 また、 L CDパネルに夕ツチパネルを積層した状態のものをタッチスクリーンと いう。

モニター付カメラ一体型 VTRに電源力投入されると、 タッチスクリーンには、 タツ チスクリーンフレーム端から 2腿程度の幅が無効領域として設定される。 また、別の例 では、 夕ツチスクリーンに触れる確率の高い領域のみを無効領域として設定することが できる。 無効領域では手書き入力ゃタツチなどが無効ィ匕されるため、 使用者などによる 誤操作を防ぐことができる。

しかし、 特許文献 1では、 無効領域が設定される位置を変更する具体的な操作が開示 されていない。 また、 無効領域を有効にする方法は開示されているが、 モニター付カメ ラー体型 VTRに電源が投入されている状態での解除操作について具体的な操作が開示 されていない。 発明の概要

それゆえに、 この発明の主たる目的は、 新規な、 携帯端末および携帯端末制御プログ ラムを記憶した記憶媒体を提供することである。

この発明の他の目的は、 タツチパネルに不感領域を容易に設定することができる、 携 帯端末および携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体を提供することである。 この発明のその他の目的は、 夕ツチパネルに設定した不感領域を容易に解除すること ができる、 携帯端末および携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体を提供すること である。 この発明は、 上記の課題を解決するために、 以下の構成を採用した。 なお、 括弧内の 参照符号および補足説明等は、 この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対 応関係を示したものであって、 この発明を何ら限定するものではない。

第 1の発明は、 操作キーを表示する表示装置、 表示装置に設けられ、 表示装置の表示 領域に対応する夕ツチ反応領域内の夕ツチ位置を検出する夕ツチ位置検出手段、 夕ツチ 位置検出手段によって検出された夕ツチ入力の開始位置から現在までの位置情報に基づ いて特定操作が行われたかどうかを判定する特定操作判定手段、 および特定操作判定手 段によって特定操作が行われたと判定したとき、 操作キーに対する操作を無効化する不 感領域を夕ツチ反応領域に設定する不感領域設定手段を備える、 携帯端末である。 第 1の発明では、 携帯端末 ( 1 0 ) の表示装置 ( 2 6 ) は、 操作キ一を表示する。 夕 ツチ位置検出手段 （2 0、 3 4、 3 6、 S 3、 S 1 8 1 ) は、 表示装置に設けられ、 表 示装置の表示領域 （R l、 R 2、 R 3 ) に対応する夕ツチ反応領域内の夕ツチ位置を検 出する。 特定操作判定手段 （2 0、 S l l、 S 1 8 3、 S 1 8 5 ) は、 夕ツチ位置検出 手段によって検出された夕ツチ入力の開始位置 （タツチ始点） から現在までの位置情報 に基づいて特定操作が行われたかどうかを判定する。不感領域設定手段（2 0、 S 1 5、 S 8 7、 S 1 8 7 )は、特定操作判定手段によって特定操作が行われたと判定したとき、 操作キーに対する操作を無効化する不感領域を夕ツチ反応領域に設定する。

たとえば、 夕ツチ位置検出手段は、 表示装置に設けられたタツチパネルによってタツ チ位置を検出する。 そして、 タツチの開始位置から現在までの位置情報に基づいて特定 操作であると特定操作判定手段によって判定されれば、 夕ツチパネルの夕ツチ反応領域 に不感領域が設定される。

第 1の発明によれば、 使用者は、 夕ツチパネルに対して特定操作を行うだけで、 不感 領域を容易に設定することができる。

第 2の発明は、 第 1の発明に従属し、 特定操作判定手段は、 開始位置から現在までの 位置情報に基づいてスライド操作が行われたかどうかを判定する第 1スライド操作判定 手段、 および第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定したと き、 特定操作であると決定する決定手段を含む。

第 2の発明では、 第 1スライド操作判定手段 （2 0、 S 5 1、 S 1 1 1、 S 1 8 3 ) は、 開始位置から現在までの位置情報に基づいてスライド操作が行われたかどうかを判 定する。 決定手段 （2 0、 S 6 3、 S 1 2 7 ) は、 第 1スライド操作判定手段によって スライド操作が行われたと判定したとき、 特定操作であると決定する。 つまり、 夕ツチ パネルにスライド操作が行われると特定操作であると判断される。

第 2の発明によれば、 使用者は、 夕ツチパネルにスライド操作を行うだけで、 不感領 域を設定することがでさる。

第 3の発明は、 第 2の発明に従属し、 特定操作判定手段は、 開始位置から現在までの 位置情報に基づいてスライド方向を検出する第 1スライド方向検出手段をさらに含み、 決定手段は、 第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 1スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 1特定方向であ るとき、 特定操作であると決定する。

第 3の発明では、 第 1スライド方向検出手段 （2 0、 S 5 5、 S 1 1 9 ) は、 開始位 置から現在までの位置情報に基づいてスライド方向を検出する。 そして、 決定手段は、 第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 1ス ライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 1特定方向（横方向、縦方向) であるとき、 特定操作であると決定する。 たとえば、 第 1特定方向とは、 横方向または 縦方向であり、 予め決められている方向である。 したがって、 決定手段は、 スライド操 作のスライド方向が第 1特定方向であることを条件にして、特定操作であると決定する。 第 3の発明によれば、 使用者は、 スライド操作のスライド方向が予め決められている 方向と一致するように操作することで、 不感領域を設定することができる。

第 4の発明は、 第 3の発明に従属し、 特定操作判定手段は、 携帯端末の端末姿勢を検 出する第 1姿勢検出手段をさらに含み、 決定手段は、 第 1スライド操作判定手段によつ てスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 1スライド方向検出手段によって検出 されたスライド方向が第 1姿勢検出手段によって検出された端末姿勢と第 1特定関係で あるとさ、 特定操作であると決定する。

第 4の発明では、 第 3の発明に従属し、 特定操作判定手段は、 携帯端末の端末姿勢を 検出する第 1姿勢検出手段 （2 0、 3 8、 S 5 3、 S 1 1 9 ) をさらに含み、 決定手段 は、 第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 1スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 1姿勢検出手段によって 検出された端末姿勢と第 1特定関係であるとき、特定操作であると決定する。たとえば、 第 1特定関係とは、 端末姿勢が横向き方向であるときに、 スライド方向が縦方向である カゝ、 端末姿勢が縦向き方向であるときに、 スライド方向が横方向であれば第 1特定関係 である。 また、 第 1特定関係は、 予め決められている。

第 4の実施例によれば、 携帯端末が保持されている端末姿勢に合わせて、 使用者にと つて操作しやすいスライド操作を特定操作として決めることができるため、 使用者は、 携帯端末が保持されている端末姿勢にかかわらず、 操作しやすいスライド操作を行うこ とができる。

第 5の発明は、 第 3の発明ないし第 4の発明のいずれかに従属し、 表示領域には特定 位置がさらに含まれ、 第 1スライド操作判定手段は、 開始位置が特定位置と一致するか を判定する開始位置判定手段を含み、 決定手段は、 開始位置判定手段によって開始位置 が特定位置と一致すると判定されたことを条件として、 スライド操作が特定操作である と決定する。 第 5の発明では、 表示領域には特定位置 (A) がさらに含まれる。 開始位置判定手段

( 2 0、 S 1 1 3 ) は、 開始位置が特定位置と一致するかを判定する。 そして、 決定手 段は、 開始位置判定手段によって開始位置が特定位置と一致すると判定されたことを条 件として、 スライド操作が特定操作であると決定する。 たとえば、 特定位置とは、 表示 領域の頂点である。

第 6の発明は、 第 2の発明ないし第 5の発明のいずれかに従属し、 表示領域には特定 領域がさらに含まれ、 第 1スライド操作判定手段は、 スライド操作が特定領域内で行わ れたかどうかを判定する特定領域内判定手段をさらに含み、 決定手段は、 特定領域内判 定手段によってスライド操作が特定領域内で行われたと判定されたことを条件として、 スライド操作が特定操作であると決定する。

第 6の発明では、 表示領域には特定領域 (R 2 ) がさらに含まれる。 特定領域内判定 手段 （2 0、 S 5 1 ) は、 スライド操作が特定領域内で行われたかどうかを判定する。 そして、 決定手段は、 特定領域内判定手段によってスライド操作が特定領域内で行われ たと判定されたことを条件として、 スライド操作が特定操作であると決定する。

第 5の発明および第 6の発明によれば、 使用者は、 特定操作と通常操作とを区別して 夕ツチパネルを操作しやすくなる。

第 7の発明は、 第 1の発明ないし第 6の発明のいずれかに従属し、 夕ツチ位置検出手 段によつて夕ッチ入力の終了位置が検出されたとき、 不感領域を解除する不感領域解除 手段をさらに備える。

第 7の発明では、 不感領域解除手段 （2 0、 S 3 7、 S 8 3、 S 1 9 7 ) は、 夕ツチ 位置検出手段によってタツチ入力の終了位置が検出されたとき、 不感領域を解除する。 第 7の発明によれば、 使用者は、 タツチパネルから指を離すだけで、 不感領域を容易 に解除することができる。

第 8の発明は、 第 7の発明に従属し、 夕ツチ位置検出手段によってタツチ入力の終了 位置が検出されたとき、時間を計測する時間計測手段（S 3 3、 S 1 9 3 )、 および時間 計測手段によって計測された時間が所定時間以上であるかを判定する時間判定手段 (S 3 5、 S 1 9 5 ) をさらに備え、 不感領域解除手段は、 時間判定手段によって所定時間 以上であると判定されたことを条件として、 不感領域を解除する。

第 8の発明では、 時間計測手段 （2 0、 S 3 3 , S 1 9 3 ) は、 タツチ位置検出手段 によって夕ツチ入力の終了位置が検出されたとき、 時間を計測する。 時間判定手段 ( 2 0、 S 3 5、 S 1 9 5) は、 時間計測手段によって計測された時間が所定時間以上であ るかを判定する。 そして、 不感領域解除手段は、 時間判定手段によって所定時間以上で あると判定されたことを条件として、 不感領域を解除する。

第 8の発明によれば、 所定時間以内であれば、 夕ツチパネルから指を離しても不感領 域が解除されないため、 使用者の利便性が向上する。 第 9の発明は、 第 7の発明に従属し、 夕ツチ位置検出手段によってタツチ入力の終了 位置が検出されたときに、 終了位置が特定位置と一致するかを判定する終了位置判定手 段をさらに備え、 不感領域解除手段は、 終了位置判定手段によって開始位置と特定位置 とが一致していると判定されたとき、 不感領域を解除する。

第 9の発明では、 終了位置判定手段 （2 0、 S 8 1 ) は、 夕ツチ位置検出手段によつ て夕ツチ入力の終了位置が検出されたときに、 終了位置が特定位置と一致するかを判定 する。 そして、 不感領域解除手段は、 終了位置判定手段によって開始位置と特定位置と がー致していると判定されたとき、 不感領域を解除する。

第 9の発明によれば、 使用者は、 夕ツチパネルに対して、 特定位置が終点となる操作 を行うことで、 不感領域を解除することができる。

第 1 0の発明は、 第 9の発明に従属し、 夕ツチ位置検出手段によって検出されたタツ チ入力の開始位置と現在位置とに基づいてスライド操作であるかどうかを判定する第 2 スライド操作判定手段をさらに備え、 終了位置判定手段は、 スライド操作判定手段によ つてスライド操作が行われたと判定されたとき、 終了位置が特定位置と一致するかを判 定する。

第 1 0の発明では、 第 2スライド操作判定手段 （2 0、 S 1 1 1 ) は、 夕ツチ位置検 出手段によって検出された夕ツチ入力の開始位置から現在までの位置情報に基づいてス ライド操作であるかどうかを判定する。 そして、 終了位置判定手段は、 スライド操作判 定手段によってスライド操作が行われたと判定されたとき、 終了位置が特定位置と一致 するかを判定する。

第 1 0の発明によれば、 使用者は、 終点が特定位置となるようにスライド操作を行う だけで、 不感領域を解除することができる。

第 1 1の発明は、 第 1 0の発明に従属し、 開始位置から現在までの位置情報に基づい てスライド方向を検出する第 2スライド方向検出手段をさらに備え、 終了位置判定手段 は、 スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 2ス ライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 2特定方向であるとき、 終了 位置が特定位置と一致するかを判定する。

第 1 1の発明では、 第 2スライド方向検出手段 （2 0、 S 1 1 9 ) は、 開始位置から 現在までの位置情報に基づいてスライド方向を検出する。そして、終了位置判定手段は、 スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定され、 さらに第 2スライ ド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 2特定方向であるとき、 終了位置 が特定位置と一致するかを判定する。 たとえば、 第 2特定方向は、 第 1特定方向と同様 に、 予め決められている方向である。

第 1 1の発明によれば、 使用者は、 予め決められたスライド方向で、 終点が特定位置 となるようにスライド操作を行うだけで、 不感領域を解除することができる。 第 1 2の発明は、 第 1 1の発明に従属し、 携帯端末の端末姿勢を検出する第 2姿勢検 出手段をさらに備え、 終了位置判定手段は、 スライド操作判定手段によってスライド操 作が行われたと判定され、 さらに第 2スライド方向検出手段によって検出されたスライ ド方向が第 2姿勢検出手段によって検出された端末姿勢と第 2特定関係であるとき、 終 了位置が特定位置と一致するかを判定する。

第 1 2の発明では、 第 2姿勢検出手段 （2 0、 3 8、 S 1 1 7 ) は、 携帯端末の端末 姿勢を検出する。 そして、 終了位置判定手段は、 スライド操作判定手段によってスライ ド操作が行われたと判定され、 さらに第 2スライド方向検出手段によって検出されたス ライド方向が第 2姿勢検出手段によつて検出された端末姿勢と第 2特定関係であるとき、 終了位置が特定位置と一致するかを判定する。 たとえば、 第 2特定関係とは、 予め決め られた関係であり、 端末姿勢が横向き方向であるときに、 スライド方向が横方向である か、 端末姿勢が縦向き方向であるときに、 スライド方向が縦方向であれば第 2特定関係 である。

第 1 2の発明によれば、 使用者は、 携帯端末の端末姿勢とスライド方向が予め決めら れている関係になるように携帯端末を保持して、 終点が特定位置となるようにスライド 操作を行うと、 不感領域を解除することができる。 これによつて、 不感領域を解除する 操作と携帯端末を保持する操作とを区別して夕ツチパネルを操作することができる。 第 1 3の発明は、 第 1の発明ないし第 1 2の発明のいずれかに観し、 夕ツチ位置検 出手段によって夕ツチ入力力 S検出されたときに、 フィ一ドバック動作を行うフィ一ドバ ック手段、 およぴ 感領域設定手段によって不感領域が設定されたとき、 フィードバッ ク手段によるフィードバック動作を停止させる停止手段をさらに備える。

第 1 3の発明では、 フィードバック手段 (4 0 ) は、 夕ツチ位置検出手段によって夕 ツチ入力が検出されたときに、 フィードバック動作を行う。 禁止手段 （2 0、 S 1 7、 S 8 9、 S I 8 9 ) は、 不感領域設定手段によって不感領域が設定されたとき、 フィ一 ドバック手段によるフィードバック動作を禁止する。たとえば、フィードバック手段は、 モー夕などの回転振動でフィ一ドパ、ック動作を行う。

第 1 4の発明は、 第 1 3の発明に従属し、 不感解除手段によって不感領域が解除され たとき、 禁止手段によって禁止されたフィードバック動作の禁止を解除するフィードバ ック禁止解除手段をさらに備える。

第 1 4の発明では、 再開手段 （2 0、 S 3 9、 S 8 5、 S 1 9 9) は、 不感解除手段 によって不感領域が解除されたとき、 フィードバック手段によるフィードバック動作を 再開させる。

第 1 3の発明および第 1 4の発明によれば、 不感領域の設定または解除に合わせて、 フィードバック動作が禁止または解除されるため、 使用者は、 不感領域の設定または解 除の状態を明確に認識することができる。 第 1 5の発明は、 第 1の発明ないし第 1 4の発明のいずれかに従属し、 不感領域は、 夕ッチ反応領域内と同じ大きさである。

第 1 6の発明は、 第 1の発明ないし第 1 4の発明のいずれかに従属し、 不感領域は、 夕ツチ反応領域内より小さい。

第 1 5の発明または第 1 6の発明によれば、 不感領域は、 夕ツチ反応領域の全てまた は一部に設定できる。これによつて、使用者は、不感領域の大きさを任意に設定できる。 第 1 7の発明は、 操作キ一 （5 0、 5 2、 5 4) を表示する表示装置 ( 1 6 ) を含む 携帯端末 （1 0 ) の携帯端末制御プログラムを、 携帯端末のプロセサ （2 0 ) によって 読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、 携帯端末制御プログラムは、 プロセサに、 表示装置の表示領域 （R l、 R 2、 R 3 ) に対応する夕ツチ反応領域内の夕ツチ位置を 検出する夕ツチ位置検出ステップ（S 3、 S 1 8 1 )、夕ツチ位置検出ステップによって 検出された夕ツチ入力の開始位置から現在までの位置情報に基づいて特定操作が行われ たかどうかを判定する特定操作判定ステップ（S 1 1、 S 1 8 3、 S 1 8 5)、および特 定操作判定ステツプによつて特定操作が行われたと判定したとき、 操作キーに対する操 作を無効化する不感領域を夕ツチ反応領域に設定する不感領域設定ステップ （S 1 5、 S 8 7、 S I 8 7 ) を実行させるための、 携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体 である。

第 1 7の発明でも、 第 1の発明と同様、 使用者は、 夕ツチパネルに対して特定操作を 行うだけで、 不感領域を容易に設定すること力できる。

第 1 8の発明は、 第 1 7の発明に従属し、 夕ツチ位置検出ステップによって夕ツチ入 力の終了位置が検出されたとき、 不感領域を解除する不感領域解除ステップ （2 0、 S 3 7、 S 8 3、 S 1 9 7 ) をさらに実行させるための、 携帯端末制御プログラムを記憶 した記憶媒体である。

第 1 8の発明でも、第 7の発明と同様、使用者は、夕ツチパネルから指を離すだけで、 不感領域を容易に解除することができる。

この発明によれば、 使用者は、 夕ツチパネルに対して特定操作を行うだけで、 不感領 域を容易に設定することができる。

また、 使用者は、 夕ツチパネルから指を離すだけで、 不感領域を容易に解除すること ができる。

この発明の上述の目的、 その他の目的、 特徴および利点は、 図面を参照して行う以下 の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。 図面の簡単な説明

図 1は本発明の一実施例の携帯端末の電気的な構成を示すプロック図である。

図 2は図 1に示す携帯端末の外観を示す図解図である。 図 3は図 1に示す携帯端末が TV視聴機能を実行している状態の一例を示す図解図で ある。

図 4は図 1に示す携帯端末が保持された状態の一例を示す図解図である。

図 5は図 1に示す携帯端末の夕ツチパネルが操作される状態の一例を示す図解図であ る。

図 6は図 1に示す RAMのメモリマップの一例を示す図解図である。

図 7は図 6に示す RAMに記憶されるデータ記憶領域の一部を示す図解図である。 図 8は図 1に示す C P Uの夕ツチパネル制御処理の一部を示すフ口一図である。

図 9は図 1に示す C P Uの夕ツチパネル制御処理の他の一部であって、 図 8に後続す るフロー図である。

図 1 0は図 1に示す C P Uの操作結果の判定処理を示すフロー図である。.

図 1 1は第 2実施例の携帯端末の夕ツチパネルが操作される状態の一例を示す図解図 である。

図 1 2は第 2実施例の C P Uのタツチパネル制御処理を示すフロー図である。

図 1 3は第 2実施例の C P Uの操作結果の判定処理を示すフロー図である。

図 1 4は第 3実施例の夕ツチスィツチによる夕ツチの検出を説明する図解図である。 図 1 5は第 3実施例の C P Uの夕ツチスィツチ制御処理を示すフロー図である。 発明を実施するための最良の形態

く第 1実施例〉

図 1を参照して、 携帯端末 1 0は、 C P U (プロセサまたはコンピュータと呼ばれる こともある。） 2 0、キ一入力装置 2 2および夕ツチパネル制御回路 3 4によって制御さ れる夕ッチパネル 3 6を含む。 C P U 2 0は、 CDMA方式に対応する無線通信回路 1 4を 制御して発呼信号を出力する。 出力された発呼信号は、 アンテナ 1 2から送出され、 基 地局を含む移動通信網に送信される。 通話相手が応答操作を行うと、 通話可能状態が確 立される。

通話可能状態に移行した後にキー入力装置 2 2または夕ツチパネル 3 6によって通話 終了操作が行われると、 C P U 2 0は、 無線通信回路 1 4を制御して、 通話相手に通話 終了信号を送信する。 通話終了信号の送信後、 C P U 2 0は、 通話処理を終了する。 先 に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、 C P U 2 0は、 通話処理を終了する。 また、 通話相手によらず、 移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、 C P U 2 0 は通話処理を終了する。

携帯端末 1 0が起動している状態で通話相手からの発呼信号がアンテナ 1 2によって 捉えられると、 無線通信回路 1 4は、 着信を C P U 2 0に通知する。 C P U 2 0は、 L CDドライバ 2 4によって L CDモニタ 2 6を制御し、 描画に必要な画像をビデオ RA. M 2 8に記憶させることで、 着信通知に記述された発信元情報を L C Dモニタ 2 6に表 示させる。 また、 C P U 2 0は、 図示しない着信通知用のスピーカから着信音を出力さ せる。

通話可能状態では、 次のような処理が実行される。 通話相手から送られてきた変調音 声信号 （高周波信号） は、 アンテナ 1 2によって受信される。 受信された変調音声信号 は、 無線通信回路 1 4によって復調処理および復号処理を施される。 これによつて得ら れた受話音声信号は、 スピーカ 1 8から出力される。 マイク 1 6によって取り込まれた 送話音声信号は、 無線通信回路 1 4によって符号化処理および変調処理を施される。 こ れによって生成された変調音声信号は、 上述と同様、 アンテナ 1 2を利用して通話相手 に送信される。

夕ツチパネレ 3 6は、 L C Dモニタ 2 6の画面内の任意の位置を使用者が指示するた めのポインティングデバイスである。夕ツチパネル 3 6は、その上面を指で、押したり、 スライドしたり （撫でたり）、触られたりすることにより操作されると、その操作を検出 する。そして、夕ツチパネル 3 6が夕ツチを検出すると、夕ツチパネル制御回路 3 4は、 その操作の位置を特定し、 操作された操作位置の座標デ一夕を C P U 2 0に出力する。 つまり、 使用者は、 夕ツチパネル 3 6の上面を指で、 押したり、 スライドしたり、 触れ たりすることによって、操作の方向や図形などを携帯端末 1 0に入力することができる。 また、 タツチパネル 3 6は、 指が夕ツチパネル 3 6の表面に接近して生じた電極間の 静電容量の変化を検出する静電容量方式と呼ばれる方式で、 指が夕ツチパネル 3 6に触 れたことを検出する。 なお、 この夕ツチパネル 3 6には、 透明フィルムなどに電極パ夕 ーンを形成することで、 指が接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する、 影 型の静電容動式が採用されている。 また、 検出方式には、 表面型の静電容量方式が採 用されてもよいし、 抵抗膜方式、 超音波方式、 赤外線方式および電磁誘導方式などであ つてもよい。

ここで、 使用者が夕ツチパネル 3 6の上面を指で触れる操作を 「夕ツチ」 と呼ぶこと にする。 一方、 夕ツチパネル 3 6から指を離す操作を 「リリース」 と呼ぶことにする。 そして、夕ツチによって示された座標を「夕ツチ始点」、 リリースによって示された操作 の終了位置の座標を 「夕ツチ終点」 と呼ぶことにする。 さらに、 使用者が夕ツチパネル 3 6の上面を夕ツチして、続けてリリースする操作を「夕ツチ操作」とよぶことにする。 なお、 夕ツチパネル 3 6に対する操作は、 指だけに限らずペンなどの先が細い形状をし た棒で行うようにしてもよい。 また、 操作を行うために、 専用の夕ツチペンなどを備え るようにしてもよい。

指を使って夕ツチする場合のタツチ位置は、 夕ツチパネル 3 6に触れている指の面積 における重心が夕ツチ位置となる。 ただし、 タツチ位置を夕ツチパネル 3 6に触れてい る指の面積における重心とするときに、 使用者が意図していなくても触れている指の面 積が変化することがある。 そのため、 使用者が夕ツチ位置を動かしていないと認識して いても、 CPU20では、 夕ツチ位置が移動していると検出する。 そこで、 CPU20 では、 夕ツチ位置の移動量が微量 （たとえば、 LCDモニタ 26の 1 Odo t以下） で あれば、 夕ツチ位置が変ィ匕していないと判断する。

図 2 (A) — (C) は携帯端末 10の外観を示す図解図である。 図 2 (A) — (C) を参照して、 携帯端末 10は、 各々が板状に形成されたケース C 1およびケース C 2を 有する。 ケース C 1およびケース C 2の厚みは略同じである。 図 2では、 図示しないマ イク 16は、 ケース C 2に内蔵され、 スピーカ 18はケース C 1に内蔵される。 内蔵さ れたマイク 16に通じる開口 o p 2は、 ケース C 2の長さ方向一方の上面に設けられ、 内蔵されたスピーカ 18に通じる開口 o p 1は、 ケース C 1の長さ方向一方の上面に設 けられる。 つまり、 使用者は、 開口 op 1を通じてスピーカ 18から出力される音を聞 き、 開口 op 2を通じてマイク 16に音声を入力する。

キ一入力装置 22は、 ケース C 2の上面に設けられる。 使用者は、 キー入力装置 22 または夕ツチパネル 36を操作することで、 通話開始 Z終了操作や、 携帯端末 10の電 源のオン/オフ操作などを行う。 LCDモニタ 26は、 モニタ画面がケース C 1の上面 に露出するように取り付けられ、 さらに LCDモニタ 26の上面には、 夕ツチパネル 3 6が設けられる。

ケース C1およびケース C 2には、 図示しない開閉機構が内蔵される。 そして、 ケー ス C 1は、 ケース C 2の上に積層された状態でケース C 2の長さ方向に可動できる。 さ らに、 開閉機構は、 ケース C1をパネ機構などによってアシストするアシスト機構を含 む。

また、 図 2 (A) に示す状態を 「閉状態」、 図 2 (B)、 (C) に示す状態を 「開状態」 と呼ぶことにする。 そして、 CPU20は、 開状態と閉状態とを図示しない磁気センサ およ Ό¾石によって検出する。

なお、 ケース Cl、 LCDモニタ 26、 夕ツチパネル 36、 開口 op 1およびケース C 1については、 他の図解図では簡単のため詳細な説明を省略する。

携帯端末 10は、 TV視聴機能を備えており、 キー入力装置 22または夕ツチパネル 36によって TV視聴機能を実行する操作が行われると、 LCDモニタ 26には、 デジ タル放送による映像を表示する。 具体的には、 01^チューナ42は、 アンテナ 44に よって受信したデジタル放送信号から選局されたチャンネルに対応するデジタル放送信 号を抽出する。 また、 01^チュ一ナ42は、 その抽出したデジタル放送信号に対して デジタル復調等の処理を行い、 復調信号を生成する。 さらに、 01^チューナ42は、 復調信号を携帯端末 10に出力する。 携帯端末 10は、 復調信号に対して MP EG方式 に基づいた復号処理を行い、映像信号を形成する。そして、その形成された映像信号は、 LCDモニタ 26に出力され、 LCDモニタ 26には、 選局されたチャンネルのデジ夕 ル放送による映像が表示される。

図 3 (A)、 (B) は、 TV視聴機能を実行する携帯端末 1 0の外観を表す図解図であ る。 図 3 (A)、 (B) を参照して、 L C Dモニタ 2 6には、 TV R 1、 操作領域 R 2および状態表示領域 R 3が表示される。 T V領域 R 1は、 受信中のデジタル放送によ る映像が表示される領域である。 操作領域 R 2は、 TV視聴機能において使用者が操作 を行うキーを含む領域であり、 メニューキー 5 0、 チャンネルキー 5 2および音量キ一 5 4を含む。 メニューキ一 5 0は、 TV視聴機能を終了させたり、 設定を変更したりす るための GU Iを表示させるためのキ一である。 チャンネルキー 5 2は、 受信中のデジ タル放送のチャンネルを選局する （チャンネル番号を変更する） ためのキ一である。 使 用者は、 上方向を示すチャンネルキ一 5 2チャンネル番号を大きくし、 下方向を示すチ ヤンネルキ一 5 2によってチャンネル番号を小さくすることができる。音量キ一 5 4は、 TV領域に表示されたデジタル放送に対応する音量を調節するためのキ一である。 使用 者は、 「十」 で示される音量キー 5 4によって音量を大きくし、 「―」 で示される音量キ 一 5 4によって音量を小さくする。

また、 この TV視聴機能では、 夕ツチパネル 3 6によって操作されると、 モータ 4 0 によるモータ振動によって、 操作を使用者にフィードバックする、 フィードバック機能 を備える。たとえば、使用者がチャンネルキー 5 2によって選局すると、 C P U 2 0は、 選局処理を行うのに合わせてモータ 4 0を回転させ、 そのモ一夕 4 0の回転によって携 帯端末 1 0を振動させる。 そして、 使用者は、 チャンネルキ一 5 2によって選局する毎 に、 携帯端末 1 0が振動、 つまりフィードバックされるため、 自身の選局操作が成功し ていることを知ることができる。

なお、 TV視聴機能だけに限らず、 他の機能でも夕ツチパネル 3 6によって操作する 毎にフィードバック機能力実行されるようにしてもよい。 さらに、 モ一夕 4 0による振 動は、使用者への着信を通知するバイブレーション機能として用いられてもよい。また、 フィードバック機能は、 モ一夕 4 0の振動だけでなく、 図示しないスピーカなどから音 を出力してもよい。

状態表示領域 R 3は、 携帯端末 1 0の状態が表示される領域であり、 携帯端末 1 0の 電波受信状態および電池残量状態を示すアイコンを含む。

また、 横向き方向における L CDモニタ 2 6の右上端を特定位置 Aする。 この特定位 置 Aについては、他の実施例で後述するため、ここでは詳細な説明は省略する。さらに、 C P U 2 0は、加速度センサ 3 8から出力されるカロ速度のデータ（加速度データ）から、 携帯端末 1 0の携帯端末姿勢が変化したことを検出し、 L CDモニタ 2 6の表示方向を 切り替える。 たとえば、 携帯端末 1 0の携帯端末姿勢が、 図 3 (A) に示す横向き状態 から図 3 (B) に示す縦向き状態に変化すると、 L CDモニタ 2 6の表示方向は、 携帯 端末姿勢の変化に合わせて、 横方向から縦方向に切り替えられる。 なお、 この特定位置 Aは、 L CDモニタ 2 6において常に同じ位置となるため、 縦向き方向では、 L CDモ 二夕 2 6の右下端が特定位置 Aとなる。

なお、 TV ¾R 1 ^ 操作領域 R 2および状態表示領域 R 3については、 他の図解図 において同様であるため、 他の図解図では簡単のため詳細な説明を省略する。 さらに、 TV領域 R 1については、 表示内容についても省略する。

図 3 (C)、 (D) は、 TV視聴機能を実行する場合に、 使用者によって携帯端末 1 0 が保持される状態を示す図解図である。 図 3 (C) は、 横向き状態で携帯端末 1 0を保 持する図であり、 図 3 (D) は、 縦向き状態で携帯端末 1 0を保持する図である。 図 3 (C)、 (D) のどちらにおいても、 使用者は、 自身の指が夕ツチパネル 3 6に触れて誤 操作しないようにするため、 携帯端末 1 0の側面を指でつまむように持つことで、 携帯 端末 1 0を保持する。

ところが、 使用者が TV視聴機能によってデジタル放送を長時間、 楽しむ場合に、 図 3 (C)または図 3 (D)に示すように携帯端末 1 0の側面を指でつまむように持つと、 使用者は、 手が疲れてしまい、 長時間の視聴に耐えられない。 長時間の保持でも疲れに くい持ち方として、 図 4 (A)、 (B) に示すように、 ケース C 1の上面とケース C 2の 下面を挟むように持つことで、 携帯端末 1 0を長時間保持することを考えられるが、 指 が操作領域 R 2などに触れるため、 必要のない選局または音量調整を行ってしまう。 ま た、 夕ツチパネル 3 6は、 ケース C 1の上面とほぼ同じ大きさであるため、 夕ツチパネ ル 3 6.に触れないようにして、 ケース C 1の上面とケース C 2の下面を挟むように持つ ことは困難である。

そこで、 特定領域に特定操作を行うことで、 夕ツチパネル 3 6における夕ツチ反応領 域内に、 各キーに対応する操作を無効化する不感領域を設定することで、 夕ツチパネル 3 6に対する誤操作を防ぐようにする。 なお、 夕ツチ反応領域は、 L CDモニタ 2 6の 表示領域と同じ座標である。

具体的には、 特定領域を操作領域 R 2として、 操作領域 R 2に対して、 特定のスライ ド操作を行うことで、 特定領域を設定する。 たとえば、 携帯端末姿勢が横向き方向であ れば、 図 5 (A) を参照して、 使用者は、 操作領域 R 2に対して、 親指で下から上ヘス ライド操作を行うと、 夕ツチ反応領域の全てを不感領域として設定することができる。 さらに、 縦向き方向では、 図 5 (B) を参照して、 使用者は、 操作領域 R 2に対して、 親指で右から左へスライド操作を行うと、 夕ツチ反応領域の全てを不感領域として設定 することができる。 そして、 スライド操作後に夕ツチパネル 3 6から親指を離すまでの 間、 不感領域は設定されたままになるため、 操作領域 R 2内のメニューキ一5 0、 チヤ ンネルキー 5 2および音量キ一 5 4に対する誤操作は防がれる。 さらに、 使用者は、 特 定のスライド操作を行うだけで、 不感領域を容易に設定することができる。

図 6は、 RAM 3 2のメモリマップを示す図解図である。 図 6を参照して、 RAM 3 2のメモリマップ 3 0 0には、 プログラム記憶領域 3 0 2およびデータ記憶領域 3 0 4 が含まれる。 プログラムおよびデータの一部は、 フラッシュメモリ 3 0から一度に全部 または必要に応じて部分的にかつ順次的に読み出され、 RAM 3 2に記憶され、 そして C P U 2 0などで処理される。

プログラム記憶領域 3 0 2は、 携帯端末 1 0を動作させるためのプログラムを記憶す る。 携帯端末 1 0を動作させるためのプログラムは、 TV視聴プログラム 3 1 0および 夕ツチパネル制御プログラム 3 1 2などによって構成される。 ただし、 夕ツチパネル制 御プログラム 3 1 2は、 操作結果の判定プログラム 3 1 2 aを含む。

TV視聴プログラム 3 1 0は、 携帯端末 1 0でデジタル放送を視聴するためのプログ ラムである。 夕ツチパネル制御プログラム 3 1 2は、 夕ツチパネル 3 6に対する夕ツチ などを処理するためのプログラムである。また、操作結果の判定プログラム 3 1 2 aは、 夕ツチ後の操作が特定操作であるか否かを判断するためのプログラムである。

なお、 図示は省略するが、 携帯端末 1 0を動作させるためのプログラムは、 通話制御 プログラムなどを含む。

図 7に示すように、 データ記憶領域 3 0 4には、 夕ッチ位置バッファ 3 3 0が設けら れる。 また、 データ記憶領域 3 0 4には、 夕ツチ座標マップデータ 3 3 2、 特定領域座 標デ一夕 3 3 4、 特定位置座標データ 3 3 6、 タツチ位置積算データ 3 3 8、 不感領域 座標データ 3 4 0および GU Iデ一夕 3 4 2が記憶されるとともに、 夕ツチフラグ 3 4 4、 携帯端末姿勢フラグ 3 4 6、 特定操作フラグ 3 5 0、 操作カウンタ 3 5 2およびリ リースカウンタ 3 5 4などが設けられる。 ただし、 GU Iデータ 3 4 2は、 キー領域デ —夕 3 4 2 aを含む。

夕ツチ位置バッファ 3 3 0は、 夕ツチパネル 3 6によって検出された夕ツチなどの入 力結果を一時記憶するためのバッファであり、 たとえば夕ツチ始点、 夕ツチ終点、 およ ぴI在の夕ッチ位置の座標デ一夕を格納する。 夕ッチ座標マップデ一夕 3 3 2は、 タツ チパネル制御回路 3 8によって特定された夕ツチなどの位置と、 L C Dモニタ 2 6の表 示位置とを対応付けるためのデータである。 よって、 C P U 2 0は、 夕ツチ座標マップ デ一夕 3 3 2に基づいて、 夕ツチパネル制御回路 3 8によって特定された夕ツチ操作の 位置を L C Dモニタ 2 6の表示と対応付けることができる。

特定領域座標データ 3 3 4は、 特定領域の座標デ一夕であり、 第 1実施例では、 操作 領域 R 2の表示領域と同じ座標データである。 なお、 特定領域座標データ 3 3 4は、 L CDモニタ 2 6の表示領域を示す座標データと同じであってもよい。 特定位置座標デー 夕 3 3 6は、 図 3 (A)、 (B) で示した特定位置 Aの座標データであり、 図 3 (A) の 横向き方向では、 L CDモニタ 2 6の表示座標において、 右上端を示す座標データであ る。

夕ツチ位置積算データ 3 3 8は、 夕ツチされてからリリースされるまでの間に、 検出 された夕ツチ位置の座標データを積算したデータである。不感領域座標データ 3 4 0は、 夕ツチ反応領域内に設定される不感領域の領域座標データであり、 この実施例では、 夕 ツチパネル 3 6における夕ツチ反応領域の座標データと一致する。 なお、 不感領域座標 データ 3 4 0は、 タツチ位置積算データ 3 3 8に代えて、 夕ツチ位置を随時記録し、 蓄 積された夕ツチ位置のデ一夕から構成される夕ツチ位置記録データや、 夕ツチ位置の履 歴データから構成される夕ツチ位置履歴データなどと一致するように設計されてもよい。

GU Iデータ 3 4 2は、 L C Dモニタ 2 6に表示される GU Iの座標データであり、 キ一領域デ一夕 3 4 2 aは、 メニューキ一 5 0、 チヤンネルキ一 5 2および音量キー 5 4などの操作キーの表示領域における座標データから構成される。

夕ツチフラグ 3 4 4は、 夕ツチパネル 3 6に夕ツチしているか （角虫れているか） 否か を判断するフラグである。 たとえば、 夕ツチフラグ 3 4 4は、 1ビットのレジス夕で構 成される。 夕ツチフラグ 3 4 4力 S成立 （オン） されると、 レジス夕にはデータ値 「1」 が設定され、夕ツチフラグ 3 4 4が不成立（オフ）されると、レジス夕にはデータ値「0」 が設定される。

携帯端末姿勢フラグ 3 4 6は、 携帯端末 1 0の携帯端末姿勢が横向き方向か縦向き方 向かを判断するフラグである。 たとえば、 携帯端末姿勢フラグ 3 4 6は、 1ピットのレ ジス夕で構成される。 携帯端末 1 0が図 3 (A) に示すように横向き方向であれば、 携 帯端末姿勢フラグ 3 4 6カ铖立 （オン） され レジス夕にはデ一夕値 「1」 が設定され る。 一方、 携帯端末 1 0が図 3 (B) に示すように縦向き方向であれば、 携帯端末姿勢 フラグ 3 4 6力 S不成立 （オフ） され、 レジス夕にはデータ値 「0」 が設定される。

スライド方向フラグ 3 4 8は、 スライド操作が縦方向カゝ横方向かを判断するフラグで ある。 たとえば、 スライド方向フラグ 3 4 8は、 1ビットのレジス夕で構成される。 ス ライド方向が横方向であれば、 スライド方向フラグ 3 4 8が成立 （オン） され、 レジス 夕にはデータ値 「1」 力 S設定される。 一方、 スライド方向が縦方向であれば、 スライド 方向フラグ 3 4 8は、 不成立 （オフ） される。

特定操作フラグ 3 5 0は、 特定操作が行われたか否かを判断するフラグである。 たと えば、 特定操作フラグ 3 5 0は、 1ビットのレジス夕で構成される。 特定操作フラグ 3 5 0が成立 （オン） されると、 レジスタにはデータ値 「1」 が設定され、 特定操作フラ グ 3 5 0が不成立 （オフ） されると、 レジスタにはデータ値 「0」 が設定される。

操作カウンタ 3 5 2は、 夕ツチパネル 3 6よって夕ツチを検出してからの時間をカウ ントするためのカウン夕である。 この操作カウンタ 3 5 2の計測結果は、 操作時間が閾 値 Tよりも大きいか否かを判断するために用いられる。 リリースカウン夕 3 5 4は、 不 感領域を設定後にリリースしてからの時間をカウントするためのカウンタである。 この リリースカウン夕 3 5 4の計測結果は、 不感領域を解除するか否かを判断するために用 いられる。 なお、 図示は省略するが、 データ記憶領域 3 0 4には、 画像ファイルなどが記憶され るとともに、 携帯端末 1 0の動作に必要な他のカウンタやフラグも設けられる。 また、 各カウンタおよびフラグは、 初期状態で 「0」 が設定される。

C P U 2 0は、 「Linux (登録商標)」 および「REX」 などの RTOS (real-t ime operat ing syst em) の制御下で、 図 8と図 9とに示す夕ッチパネル制御処理および図 1 0に示す操 作結果の判定処理などを含む複数のタスクを並列的に実行する。

たとえば、 使用者が携帯端末 1 0の夕ツチパネル 3 6をタツチすると、 図 8に示すよ うに、 C P U 2 0は、 夕ツチパネル制御処理を開始し、 ステツプ S 1では、 夕ツチされ たか否かを判断する。 つまり、 ステップ S 1では、 夕ツチフラグ 3 4 4がオンか否かを 判断する。 ステップ S 1で "NO"であれば、 つまり夕ツチフラグ 3 4 4がオフであれ ば、 ステップ S 1の判断を繰り返し実行する。 一方、 ステップ S 1で " YE S "であれ ば、 つまり夕ツチフラグ 3 4 4がォンであれば、 ステップ S 3でタツチ位置記録処理を 実行する。 つまり、 ステップ S 3では、 夕ツチ位置バッファ 3 3 0に格納されている、 現在の夕ツチ位置の座標データをタツチ位置積算データ 3 3 8として記録する。

続いて、 ステップ S 5では、 スライド操作中か否かを判断する。 つまり、 ステップ S 5で夕ツチ位置バッファ 3 3 0に格納されている現在の夕ツチ位置の座標データが変ィ匕 しているか否かを判断する。 ステップ S 5で "YE S"であれば、 つまりスライド操作 中であればステップ S 3に戻る。

ここで、 ステップ S 3、 S 5の処理は、 約 1 0ms以内に繰り返されるが、 ステップ S 3で現在の夕ツチ位置の座標データを夕ツチ位置積算データ 3 3 8として記録するのは、 1 0回の繰り返しのうち 1度だけとする。 これは、約 1 0ms毎に座標デ一夕を記録する と、 夕ッチ位置積算データ 3 3 8のデータ量が大きくなり、 RAM 3 2の記憶容量を圧 迫するからである。 つまり、 ステップ S 3、 S 5の処理が繰り返される場合には、 約 1 0 0 ms毎に夕ツチ位置の座標データがタツチ位置積算データ 3 3 8として記録される。 一方、 ステップ S 5で "NO"であれば、 つまりスライド操作中でなければ、 ステツ プ S 7で操作時間の算出処理を実行する。 つまり、 ステップ S 7では、 夕ツチを検出し てからスライド操作が終了するまでの時間を操作時間として算出する。 具体的には、 夕 ツチ位置積算データ 3 3 8に記録されている積算されたタツチ位置の座標データを利用 する。先述したとおり、約 1 0 0ms毎に夕ツチ位置の座標データが夕ツチ位置積算デ一 タ 3 3 8として記録されるため、 積算した夕ツチ位置積算データ 3 3 8の数と座標デー 夕が積算される時間とから、夕ツチを開始してからの操作時間を算出することができる。 ここでは、 操作カウン夕 3 5 2によって、 夕ツチ位置積算データ 3 3 8に含まれる積算 したデータの数をカウントする。 そして、 数 1に示すように、 操作カウンタ 3 5 2と座 標デ一夕が積算される時間との積を求めることで、 操作時間を算出することができる。

[数 1 ] 操作時間 = (操作カウンタ 3 5 2 ) X (座標データ力積算される時間） たとえば、 座標データが積算される時間は、 約 1 0 0 msであるため、 操作カウンタ 3 5 2の値、 つまり夕ツチ位置積算データ 3 3 8に含まれる積算したデータの数が 「3」 であれば、数 1から、 夕ツチが検出されてから約 3 0 O BIS経過したことを算出すること がでさる。

なお、 夕ツチフラグ 3 4 4がオンされる同時に、 時間ループ処理を実行することで、 操作時間を算出するようにしてもよい。 具体的には、 その時間ループ処理が繰り返した 回数を操作カウン夕 3 5 2によってカウントし、 その時間ループ処理の処理時間と操作 カウンタ 3 5 2との積から操作時間を算出する。

続いて、 ステップ S 9では、 操作時間が閾値 T以上か否かを判断する。 つまり、 ステ ップ S 9では、 タツチが検出されてから、 スライド操作が終了するまでの操作時間が閾 値 T以上か否かを判断する。 ここでは、 閾値 Tを 5 0 0 msとする。 よって、 ステップ S 9では、 使用者が夕ツチ操作を開始してからスライド操作を終了するまでの操作時間が 5 0 0 ms以上か否かを判断する。なお、閾値 Tは 5 0 0 ms以上であってもよいし、 5 0 0 ms未満であってもよい。

ここで、 ステップ S 9で "NO"であれば、 つまり、 操作時間が 5 0 0 ms未満であれ ば、 ステップ S 3に戻る。 一方、 ステップ S 9で "YE S "であれば、 つまり操作時間 が 5 0 0 ms 以上であれば、 ステップ S 1 1で操作結果の判定処理を実行する。 つまり、 ステップ S 1 1では、 使用者が行ったスライド操作が特定操作であるか否かを判断し、 特定操作あれば、 特定操作フラグ 3 5 0がオンされる。 また、 操作結果の判定処理につ いては、 図 1 0に示す操作結果の判定処理のフロー図によって詳細に説明するため、 こ こでは省略する。

続いて、 ステップ S 1 3で特定操作か否かを判断する。 つまり、 特定操作フラグ 3 5 0がオンであるか否かを判断する。 ステップ S 1 3で "NO"であれば、 つまり特定操 作フラグ 3 5 0がオフであれば、 ステップ S 1 9に進む。 一方、 ステップ S 1 3で " Y E S "であれば、 つまり特定操作フラグ 3 5 0がオンであれば、 ステップ S 1 5で不感 領域を設定する。 つまり、 夕ツチ反応領域の座標デ一夕が、 不感領域座標デ一夕 3 4 0 として記録される。 続いて、 ステップ S 1 7では、 フィードバックを禁止し、 ステップ S 3 1に進む。 つまり、 ステップ S 1 7では、 モータ 4 0の動作を停止させることで、 フィードバックの動作を禁止する。

ここで、 ステップ S 1 9では、 つまりステップ S 1 3で "NO"であれば、 夕ツチ位 置がキー領域内か否かを判断する。 つまり、 現在の夕ツチ位置の座標データが、 メニュ ーキ一 5 0、 チヤンネルキー 5 2および音量キー 5 4などのキ一領域データ 3 4 2 a内 に含まれているか否かを判断する。 ステップ S 2 1で "Y E S "でれば、 たとえば、 現 在の夕ッチ位置の座標データが、 チヤンネルキー 5 2のキー領域内であれば、 ステップ S 2 1でキーに対応する動作処理を実行し、 ステップ S 2 3に進む。 つまり、 チャンネ ルキー 5 2が操作されたとして、 デジタル放送のチャンネル番号を変更する。 一方、 ス テツプ S 1 9で "N〇"であれば、 つまり現在の夕ツチ位置の座標データが、 いずれの 操作キ一領域内に含まれていなければ、 ステップ S 2 3に進む。

続いて、 ステップ S 2 3では、 リリースされたか否かを判断する。 つまり、 夕ツチフ ラグ 3 4 4がオフであるか否かを判断する。 ここで、 ステップ S 2 3で " NO"であれ ば、 つまり夕ツチフラグ 3 4 4がオンであれば、 夕ツチ位置積算データ 3 8 8に含まれ る積算された座標データおよび操作カウンタ 3 5 2をリセットして、 ステップ S 3に戻 る。 一方、 ステップ S 2 3で "Y E S "であれば、 つまり夕ツチフラグ 3 4 4がオフで あれば、 タツチ位置バッファ 3 3 0、 夕ツチ位置積算データ 3 8 8に含まれる積算され た座標デ一夕および操作カウンタ 3 5 2をリセッ卜して、 ステップ S 1に戻る。

図 9を参照して、 ステップ S 3 1では、 リリースされたか否かを判断する。 つまり夕 ツチフラグ 3 4 4力オフであるか否かを判断する。ステップ S 3 1で" NO"であれば、 つまりタツチフラグ 3 4 4がオンであれば、ステップ S 3 1の処理を繰り返す。つまり、 不感領域が設定された後に、 夕ツチパネル 3 6からリリースされない限り、 不感領域は 設定されたままになる。 一方、 ステップ S 3 1で "YE S "であれば、 つまりタツチフ ラグ 3 4 4がオフであれば、 ステップ S 3 3でリリース時間の算出処理を実行する。 つ まり、 ステップ S 3 3では、 タッチパネル 3 6からリリースされてからの時間 （リリー ス時間） を算出する。 具体的には、 夕ツチフラグ 3 4 4がオフされると同時にカウント 処理を実行し、 リリースカウンタ 3 5 4を繰り返してカウントする。 そして、 そのカウ ント処理の繰り返し時間とリリースカウンタ 3 5 4との積からリリース時間を算出する。 また、 リリース時間の算出処理は、 夕ツチフラグ 3 4 4がオンになれば、 終了する。 続いて、 ステップ S 3 5では、 リリース時間力閾値 R以上であるか否かを判断する。 ここでは、 閾値 Rを 1 0 0 O msとする。 よって、 ステップ S 3 5では、 使用者が夕ツチ パネル 3 6力らリリースしてからの時間が、 1 0 0 0 ms 以上か否かを判断する。 また、 ステップ S 3 5の処理は、 ステップ S 3 3が実行されると同時に、 実行される、 つまり リリース時間が、 閾値 R以上となったか否かは、 ステップ S 3 3が実行されるとすぐに 判断される。なお、 閾値 Rは、 1 0 0 Oms以上であってもよいし、 1 0 0 Oms未満であ つてもよい。

ステップ S 3 5で "NO"であれば、 つまりリリース時間が閾値 R未満であれば、 ス テツプ S 3 1に戻る。 一方、 ステップ S 3 5で "YE S "であれば、 つまりリリース時 間が閾値 R以上であれば、 ステップ S 3 7で不感領域を解除する。 つまり、 不感領域座 標データ 3 4 0をリセッ卜する。

これによつて、 使用者は、 夕ツチパネルから指を離すだけで、 不感領域を容易に解除 することができる。 さらに、 リリース時間が所定時間以内であれば、 夕ツチパネル 3 6 から指を離しても不感領域が解除されないため、 使用者の利便性が向上する。

続いて、 ステップ S 3 9では、 フィードパック禁止を解除する。 つまりモータ 4 0を 作動させる。 そして、 夕ツチ位置バッファ 3 3 0、 夕ツチ位置積算データ 3 8 8に含ま れる積算された座標データ、 操作カウンタ 3 5 2およびリリースカウンタ 3 5 4をリセ ットして、 ステップ S 1に戻る。

つまり、 不感領域の解除に合わせて、 フィードバック動作も再開されるため、 使用者 は、 不感領域の設定または解除の状態を明確に認識することができる。

図 1 0は、 ステップ S 1 1 (図 8参照） に示す操作結果の判定処理を示すフロー図で ある。 C P U 2 0は、 ステップ S 5 1では、 特定領域内でスライド操作されたか否かを 判断する。 つまり、 夕ツチ位置バッファ 3 3 0に格納されている、 夕ツチ始点および1 在の夕ッチ位置の座標と、 タッチ位置積算データに含まれる積算された座標データのそ れぞれが、 特定領域座標デ一夕^{3 3 4}で示される領域内に含まれているか否かを判断す る。 なお、 夕ツチ位置積算データ 3 3 8に含まれる積算されたデータの全てが、 特定領 域座標データ 3 3 4で示される領域内に含まれるか否かで判断してもよい。

ステップ S 5 1で "NO"であれば、 つまり特定領域内でスライド操作がされていな ければ、 操作結果の判定処理を終了して、 図 8に示す夕ツチパネル制御処理に戻る。 一 方、 ステップ S 5 1で "YE S"であれば、 つまりスライド操作が特定領域内でされて いれば、 ステップ S 5 3で携帯端末姿勢検出処理を実行する。 つまり、 加速度センサ 3 8によって、 携帯端末 1 0が図 3 (A) に示す横向き方向であるか、 図 3 (B) に示す 縦向き方向であるかを判断し、 横向き方向であれば携帯端末姿勢フラグ 3 4 6をオンに し、 縦向き方向であれば携帯端末姿勢フラグ 3 4 6をオフにする。 続いて、 ステップ S 5 5でスライド方向を算出する。つまり、特定領域内で行われたスライド操作における、 スライド方向を算出する。具体的に、夕ツチパネル 3 6におけるタツチ座標系の原点が、 図 3 (B) に示す携帯端末 1 0において、 左上端であり、 横軸が X軸、 縦軸が Y軸であ る。これにより、タツチ台点の座標を（X 1， y 1 )、現在の夕ツチ位置の座標を（X 2 , y 2 ) とすることができる。

そして、 携帯端末 1 0が縦向き方向の場合に、 数 2に示す式が成立すれば、 つまり X 軸方向の変化量より Y軸方向の変化量が大きければ、 スライド方向を縦方向とする。 ま た、 数 3に示す式が成立すれば、 つまり Y軸方向の変化量より X軸方向の変化量が大き ければ、 スライド方向を横方向とする。

一方、 携帯端末 1 0が横向き方向の場合には、 数 2に示す式が成立すれば、 スライド 方向を横方向とし、 数 3に示す式が成立すれば、 スライド方向を縦方向とする。

[数 2 ]

I x l - x 2 | < | y l - y 2 |

[数 3 ] I x l - x 2 |≥ l y l - y 2 |

たとえば、 図 5 (A) における横向き方向では、 親指によって下から上へスライド操 作されると、スライド方向は縦方向となる。一方、図 5 (B)における縦向き方向では、 親指によって右から左ヘスライド操作されるとスライド方向は横方向となる。

これによつて、スライド方向が横方向であればスライド方向フラグ 3 4 8をオンにし、 スライド方向が縦方向であれば、 スライド方向フラグ 3 4 8をオフにする。

続いて、 ステップ S 5 7では、 携帯端末姿勢は横か否かを判断する。 つまり、 携帯端 末姿勢フラグ 3 4 6がオンであるか否かを判断する。 ステップ S 5 7で "NO"であれ ば、 つまり、 携帯端末姿勢が縦向き方向であれば、 ステップ S 6 5に進む。 一方、 ステ ップ S 5 7で "YE S"であれば、 つまり携帯端末姿勢が横向き方向であれば、 ステツ プ S 5 9でスライド方向が横であるか否かを判断する。 つまり、 スライド方向フラグ 3 4 8がオンであるか否かを判断する。 ステップ S 5 9で "YE S "であれば、 つまりス ライド方向が横方向であれば、 操作結果の判定処理を終了する。

一方、 ステップ S 5 9で "NO" であれば、 つまりスライド方向が縦方向であれば、 ステップ S 6 1でスライドの距離が閾値 S以上であるか否かを判断する。 ここで、 閾値 Sは、 L C Dモニタ 2 6の幅方向 （図 2参照） の 3分の 1の距離とする。 つまり、 使用 者のスライド操作によるスライドの距離が、 L CDモニタ 2 6における幅方向の 3分の 1以上の距離であるか否かを判断する。 また、 スライドの距離はタツチ始点と現在の夕 ツチ位置の座標とに基づいて、 三平方の定理を利用することで求めることができる。 な お、 閾値 Sは、 L CDモニタ 2 6の幅方向の 3分の 1の距離より、 大きくても、 小さく てもよい。

ステップ S 6 1で "NO"であれば、 つまりスライドの距離が閾値 S未満であれば、 操作結果の判定処理を終了する。 一方、 ステップ S 6 1で " YE S "であれば、 つまり スライドの距離が閾値 S以上であれば、 ステップ S 6 3で特定操作フラグ 3 5 0をオン し、 操作結果の判定処理を終了する。 つまり、 使用者によって入力されたスライド操作 が、 携帯端末姿勢が横向き方向である場合に、 操作領域 R 2内においてスライド方向が 縦方向であったため、 つまり特定関係であったため、 そのスライド操作を特定操作とし て判定する。

ここで、 ステップ S 6 5では、 スライド方向が縦か否かを判断する。 つまりスライド 方向フラグ 3 4 8がオフであるか否かを判断する。 ステップ S 6 5で "YE S "であれ ば、つまりスライド方向フラグ 3 4 8がオフであれば、操作結果の判定処理を終了する。 一方、 ステップ S 6 5で "NO"であれば、 つまりスライド方向フラグ 3 4 8がオンで あれば、 ステップ S 6 1に進む。 つまり、 携帯端末姿勢力縦向き方向である場合に、 操 作領域 R 2内においてスライド方向が横方向であるため、 スライドの距離が閾値 S以上 であるか否かがステップ S 6 1で判断される。 さらに、 スライドの距離が閾値 S以上で あれば、 ステップ S 6 3で特定操作フラグ 3 5 0がオンにされる。

以上の説明から分かるように、 携帯端末 1 0の L C Dモニタ 2 6には、 メニューキー 5 0、 チヤンネルキー 5 2および音量キ一 5 4を含む操作領域 R 2が表示される。 そし て、 操作領域 R 2内で、 特定操作となるスライド操作を行うと、 操作領域 R 2を不感領 域として設定することができる。 たとえば、 使用者は、 夕ツチパネル 3 6に対して、 携 帯端末姿勢が横向き方向であれば、 操作領域 R 2内で、 スライド方向が縦方向となるよ うに、 スライド操作を行うことで不感領域を設定することができる。

これによつて、 使用者は、 携帯端末姿勢に対応するスライド操作を行うだけで、 タツ チパネル 3 6に不感領域を設定することができる。

また、 携帯端末 1 0が保持される携帯端末姿勢に合わせて、 使用者にとって操作しや すいスライド操作を特定操作として決めることができるため、 使用者は、 携帯端末姿勢 によらず、 操作しやすいスライド操作を行うことができる。

そして、 スライド操作を特定操作として判断する範囲が操作領域 R内だけにすること で、 使用者は、 特定操作であるスライド操作とキーを操作する通常操作とを区別して操 作することができる。

なお、 特定操作を特定 f頁域 （操作領域 R 2 ) 内で検出すようにしたが、 夕ツチパネル 反応領域を特定領域として特定操作を判断するようにしてもよい。 また、 特定操作は、 丸や三角形を描画するスライド操作であってもよい。 さらに、 第 1実施例で用いた閾値 T、 R、 Sは、 他の実施例でも同じ値とする。

また、 夕ツチパネル 3 6が夕ツチの多点検出に対応する場合に、 それぞれの夕ツチは 並列的に処理される。 そして、 不感領域がタツチパネル 3 6における夕ツチ反応領域内 の一部に設定されるようにすれば、 最初の夕ツチ操作で不感領域を設定し、 続けて行わ れる 2番目のタツチ操作で、 不感領域外のキーを操作することができるようになる。 つ まり、 使用者は、 不感領域を設定していたとしても夕ツチパネル 3 6によって携帯端末 1 0を操作することができる。

く第 2実施例 >

第²実施例では、 不感領域の広さを任意に設定することが可能な処理を説明する。 ま た、 第 2実施例では、 第 1実施例で説明した図 1の携帯端末 1 0の構成、 図 2の携帯端 末 1 0の外観を示す図解図、 図 3、 図 4に示す T V視聴機能を実行する携帯端末 1 0の 外観を示す図解図、 図 6に示すメモリマップおよび図 8に示すフロー図については、 同 じであるため、 重複した説明は省略する。

第 2実施例では、 特定領域ではなく、 特定位置 Aからのスライド操作によって不感領 域を設定することができる。図 1 1に示すように、携帯端末姿勢が横方向である場合に、 特定位置 A (図 3 (A)、 (B) 参照） から、 スライド方向が横方向であるスライド操作 が行われると、 図 1 1 (B) に示すように、 Y軸方向において、 特定位置 Aから現在の 夕ツチ位置の座標までが不感領域に設定される。 なお、 特定位置 Aは、 L CDモニタ 2 6の他の頂点であつてもよく、 使用者によつて任意の位置に設定できるようにされても よい。 さらに、 特定位置 Aではなく、 特定辺であってもよい。 たとえば、 L CDモニタ 2 6の長さ方向一方の辺や、 長さ方向他方の辺などであってもよい。

また、 第 2実施例では、 リリースされたとしても不感領域は解除されない。 不感領域 を解除するためには、 携帯端末姿勢が横方向である場合に、 スライド方向が横方向のス ライド操作を行い、 特定位置 Aにおいてリリースすることで、 不感領域を解除すること ができる。これによつて、不感領域を設定した後に、何度も持ち替えを行ったとしても、 設定した不感領域は解除されることはないので、 使用者の利便性は向上する。

なお、 携帯端末姿勢が縦向き方向であれば、 特定位置 Aからスライド方向が縦方向の スライド操作が行われると、 そのスライドの距離に応じて不感領域を設定することがで き、 不感領域を解除する場合には、 スライド方向が縦方向のスライド操作を行い、 リリ —ス点が特定位置 Aと一致するようにすればよい。

C P U 2 0は、 「Linux (登録商標)」 および「REX」 などの RTOS (real-t ime operat ing sys t em) の制御下で、 図 1 2示す夕ッチパネル制御処理および図 1 3に示す操作結果の 判定処理などを含む複数のタスクを並列的に実行する。

使用者が携帯端末 1 0の夕ツチパネル 3 6を夕ツチすると、 C PU 2 0は、 タツチパ ネル制御処理を開始する。 ここで、 ステップ S I— S 9 (図 8参照） の処理については 第 1実施例と同じ処理を行うため、 詳細な説明は省略する。 ステップ S 9の処理が終了 すると、 図 1 2を参照して、 ステップ S 1 1では、 操作結果の判定処理を行う。 このス テツプ S 1 1の処理は、 第 1実施例とは異なる。 また、 第 2実施例におけるステップ S 1 1は、 図 1 3のフロー図を用いて説明するため、 ここでは詳細な説明は省略する。 続 いて、ステップ S 1 3では、特定操作か否かを判断する。 ここで、ステップ S 1 3で" N 0"であれば、 つまり特定操作ではなければ、 第 1実施例と同様にステップ S 1 9— S 2 3の処理を行う。

一方、 ステップ S 1 3で "YE S "であれば、 つまり特定操作であれば、 ステップ S 8 1では、 特定位置 Aでリリースされたか否かを判断する。 つまり、 夕ツチ位置パッフ ァ 3 3 0に格納された夕ツチ終点と特定位置座標データ 3 3 6との座標データが一致す るか否かを判断する。 ステップ S 8 1で "NO"であれば、 つまり特定位置 Aでリリ一 スされていなければ、 ステップ S 8 7で不感領域を設定し、 ステップ S 8 9でフィード パックを禁止する。 そして、 ステップ S 8 9の処理が終了すれば、 ステップ S 1 (図 8 参照） に戻る。 一方、 ステップ S 8 1で " YE S"であれば、 つまり特定位置 Aでリリ —スされていれば、 ステップ S 8 3で不感領域を解除し、 ステップ S 8 5でフィードバ ック禁止を解除する。 そして、 ステップ S 8 5の処理が終了すれば、 ステップ S 1に戻 る。 図 1 3は、 第 2実施例におけるステップ S 1 1 (図 1 2参照） に示す操作結果の判定 処理を示すフロー図である。 C P U 2 0は、 ステップ S 1 1 1では、 特定領域内でスラ イド操作されたか否かを判断する。 ステップ S 1 1 1で "N〇"であれば、 つまり特定 領域内でスライド操作がされていなければ、 操作結果の判定処理を終了する。 一方、 ス テツプ S 1 1 1で " Y E S "であれば、 つまり特定領域内でスライド操作がされていれ ば、 ステップ S 1 1 3でスライド操作の開始位置は特定位置 Aか否かを判断する。 つま り、 タツチ位置バッファ 3 3 0に格納された夕ツチ始点と特定位置座標データ 3 3 6と の座標デ一夕が一致するか否かを判断する。

ステップ S 1 1 3で " YE S"であれば、 つまりスライド操作の開始位置と特定位置 Aとが一致すれば、 ステップ S 1 1 7に進む。 一方、 ステップ S 1 1 3で "NO"であ れば、 つまりスライド操作の開始位置と特定位置 Aとが一致しなければ、 特定位置 Aで リリースされたか否かをステップ S 1 1 5で判断する。 ステップ S 1 1 5で "N〇"で あれば、 つまり特定位置 Aでリリースされていなければ、 操作結果の判定処理を終了し て、 図 1 2に示す夕ツチパネル制御処理に戻る。 一方、 ステップ S 1 1 5で "YE S " であれば、 つまり特定位置 Aでリリースされていればステップ S 1 1 7で、 携帯端末姿 勢検出処理を行い、 ステップ S 1 1 9でスライド方向算出処理を行う。

続いて、 ステップ S 1 2 1では、 携帯端末姿勢が横か否かを判断する。 ステップ S 1 2 1で "NO"であれば、 つまり携帯端末姿勢が縦向き方向であれば、 ステップ S 1 2 9に進む。 一方、 ステップ S 1 2 1で "YE S"であれば、 つまり携帯端末姿勢が横向 き方向であれば、 ステップ S 1 2 3でスライド方向が横か否かを判断する。 ステップ S 1 2 3で "N〇"であれば、 つまり携帯端末姿勢が横向き方向で、 スライド方向が縦向 き方向であれば、 特定操作でないため、 操作結果の判定処理を終了する。

ステップ S 1 2 3で " YE S "であれば、 つまりスライド方向が横方向であれば、 ス テツプ S 1 2 5でスライドの距離が閾値 S以上か否かを判断する。 ステップ S 1 2 5で "NO"であれば、 つまりスライドの距離が閾値 S未満であれば、 操作結果の判定処理 を終了する。 一方、 ステップ S 1 2 5で "YE S"であれば、 つまりスライドの距離が 閾値 S以上であれば、 ステップ S 1 2 7で特定操作フラグ 3 5 0をオンにして、 操作結 果の判定処理を終了する。 つまり、 携帯端末姿勢が横向き方向である場合に、 スライド の距離が閾値 S以上で、 スライド方向が横方向であれば、 特定操作として判断される。 ここで、 ステップ S 1 2 9では、 スライド方向力縦か否かを判断する。 つまり、 携帯 端末姿勢が縦向き方向である場合に、 スライド方向が縦向きか否カゝを判断する。 ステツ プ S 1 2 9で "NO"であれば、 つまりスライド方向が横方向であれば、 操作結果の判 定処理を終了する。 一方、 ステップ S 1 2 9で "YE S "であれば、 ステップ S 1 2 5 に進む。 つまり、 携帯端末姿勢が縦向き方向である場合に、 スライドの距離が閾値 S以 上で、 スライド方向が縦方向であれば、 特定操作として判断される。 そして、 ステップ S 8 7 (図 1 2参照） では、 特定位置 Aと現在の夕ツチ位置 ほた は夕ツチ終点） とで示された領域を不感領域として設定することができる。

これによつて、特定位置 Aがタツチ始点である特定操作（スライド操作）がされれば、 不感領域が設定され、 特定位蘆 Aが夕ツチ終点である特定操作 （スライド操作） がされ れば、 不感領域の設定が解除される。

以上の説明から分かるように、 第 2実施例におけるステップ S 1 1の処理では、 タツ チ始点または夕ツチ終点が特定位置 Aであるスライド操作を特定操作と判定する。 よつ て、 ステップ S 8 7の不感領域の設定処理では、 そのスライドの距離に応じて不感領域 を設定できる。 また、 特定位置 Aが終点となるようにスライド操作がされると、 不感領 域を解除する。

つまり、 携帯端末 1 0が保持される携帯端末姿勢に応じたスライド方向で、 夕ツチ終 点が特定位置 Aとなるようにスライド操作を行うだけで、 不感領域を解除することがで さる。

これによつて、 使用者は、 携帯端末 1 0の端末姿勢とスライド方向が予め決められて レる関係になるように携帯端末 1 0を保持して、 終点が特定位置となるようにスライド 操作を行うと、 不感領域を解除することができる。 つまり、 使用者は、 不感領域を解除 する操作と携帯端末 1 0を保持する操作とを区別して夕ツチパネルを操作することがで さる。

また、 使用者は、 スライド操作のスライドの距離によって、 不感領域の大きさを任意 に設定することができる。

なお、 第 2実施例では、 携帯端末姿勢を判定せずに、 特定領域内のスライドの距離の みで特定操作と判定し、 不感領域が設定されるようにしてもよい。

く第 3実施例 >

第 3実施例では、 夕ツチパネルの代わりに、 複数の夕ツチスィッチを備える携帯端末 1 0において、 複数のタツチスィツチのそれぞれに対する不感領域の設定について説明 する。

第 3実施例では、 携帯端末 1 0の構成は、 第 1実施例とほぼ同じであるが、 タツチパ ネル 3 6に代えて、 夕ツチスィッチ T SWを備える。 また、 携帯端末 1 0の外観につい ても、 第 1実施例とほぼ同じであるが、 図 1 4 (A) を参照して、 タツチスィッチ T S Wは、 複数の夕ツチスィッチ A— Fから構成され、 L CDモニタ 2 6に隣接するように ケース C 1の長さ方向他方の上面に設けられる。 夕ツチスィッチ T SWに含まれるタツ チスィッチ A— Fは、 それぞれが独立しており、 各夕ツチスィッチが夕ツチを検出する ことができる。 また、 各夕ツチスィッチはそれぞれが隣接するように配置されており、 夕ツチスィッチ Aは夕ツチスィッチ B、 Fと隣接し、 夕ツチスィッチ Bは夕ツチスイツ チ八、 Cと隣接し、 夕ツチスィッチ Cは夕ツチスィッチ B、 Dと隣接し、 夕ツチスイツ チ Dはタツチスィッチ C、 Eと隣接する。

夕ツチスィッチ A、 Bは第 1実施例の音量調節キーに対応し、 夕ツチスィッチ C、 D は第 1実施例のチャンネルキーに対応する。 また、 視覚的には認識されないようにされ ている夕ツチスィッチ E、 Fは、 不感領域の設定のために用いられる。 そして、 夕ツチ スィッチ T SWが夕ツチを検出すると、 第 1実施例と同様にモータ 4 0によってフィ一 ドバック動作を行う。

夕ツチスィッチ T SWに含まれる夕ツチスィッチ A— Fは、 夕ツチパネル 3 6と同様 に静電容量方式で夕ツチを検出する。 ここで、 夕ツチスィッチ Aで夕ツチを検出した場 合に、 タツチスィツチ Aにおける静電容量の変化を説明する。

図 1 4 (B) は、 夕ツチを検出中の夕ツチスィッチ Aおよび夕ツチスィッチ Bにおけ る静電容量の変化量を表すグラフである。 このグラフは、 左下を原点として、 横軸が方 向 D (図 1 4 (A)参照）の位置座標を表し、縦軸が静電容量の変化量を表す。よって、 このダラフからは、 方向 Dの位置座標に対する静電容量の変化量を読み取ることができ る。 このグラフから、 指がタツチスィッチ Bにも触れていることが分かるが、 夕ツチス イッチ Aの変化量 （斜線部 Mの面積） が最も大きいため、 夕ツチスィッチ Aが夕ツチさ れていると認識することができる。 また、 静電容量の変化量が山型に変化しており、 最 も大きい方向 Dの座標位置は、 夕ツチスィッチ Aの中心点と一致するため、 使用者が夕 ツチしている指の中心 （指の面積の重心） カ矽ツチスィッチ Aの中心に位置しているこ とが分かる。

ここで、 夕ツチした夕ツチスィッチからリリースせずに隣接する夕ツチスィッチにス ライドする操作を 「夕ツチスライド操作」 と呼ぶことにする。 また、 夕ツチスィッチ A —Dの静電容量の変化量は、 図 1 4 (C) に示すように変化する。 以下、 図 1 4 (C) を用いて具体的に説明する。

図 1 4 (C) は、 夕ツチスィッチ Aからタツチスィッチ Dまで夕ツチスライド操作し た場合に、 夕ッチスィッチ Aからタツチスイツチ Dにおける静電容量の時間変ィ匕を表す 図解図である。 図 1 4 (C) を参照して、 「A」 ― 「D」 は、 夕ツチスィッチ A— Dに対 応する。 「A」 一 「D」 に対応する各グラフは、 図 1 4 (B) に示したグラフと同じであ り、 方向 Dの位置座標に対するタツチスィッチ A— Dの静電容量の変化量を表す。 そし て、 一番上の 4つのグラフは、 時刻 T iにおける夕ツチスィッチ A— Dの静電容量の変 ィ匕量を表し、 縦方向並べられた各グラフは、 時刻 T iに対して、 時間 A t、 2 A t、 3 △ t後の夕ツチスィッチ A—Dの静電容量の変化量を表す。 また、 使用者は、 時刻 T i から時刻 (T i + 3 Δ t ) の間に、 夕ツチスィッチ Aから夕ツチスィッチ Dまで夕ツチ スライド操作を行う。

時刻 T iにおいて、 使用者は夕ツチスィッチ Aに夕ツチする。 この場合に、 夕ツチさ れた夕ツチスィッチ Aの静電容量の変化量が最も大きくなり、 さらに、 隣接する夕ツチ スィツチ Bでも静電容量の変化量が少し変化する。

次に、 夕ツチスィッチ Aから夕ツチスィッチ Bに夕ツチスライド操作が行われた時刻 (Τ ϊ + Δ ΐ ) では、 夕ツチスィッチ Βの静電容量の変化量が最も大きくなり、 隣接す る夕ツチスィッチ A、 Cでも静電容量の変化量が少し変化する。 また、 タツチスライド 操作では、 使用者の指の中心が夕ッチスィッチ Αの中心からタツチスィッチ Bの中心へ 移動するため、 山型のグラフが形を変えることなく、 方向 Dの位置座標が変化すること になる。 つまり、 C PU 2 0では、 夕ツチスィッチ A、 Bで検出される静電容量の変ィ匕 量における最大値は変わらないが、 その最大値に対応する方向 Dの位置座標が変化して いることを検出することができる。

続けて、 夕ツチスィッチ Bから夕ツチスィッチ Cに夕ツチスライド操作が行われた時 刻 （T i + 2 A t ) では、 夕ツチスィッチ Cの静電容量の変化量が最も大きくなり、 隣 接する夕ツチスィッチ B、 Dでも静電容量の変化量が少し変化する。 そして、 C P U 2 0では、 夕ツチスィッチ B、 Cで検出される静電容量の変化量における最大値に対応す る方向 Dの位置座標の変化を検出することができる。

そして、 夕ツチスィッチ Cから夕ツチスィッチ Dに夕ツチスライド操作が行われた時 刻 （T i + 3 A t ) では、 夕ツチスィッチ Dの静電容量の変化量が最も大きくなり、 隣 接する夕ツチスィッチ Cでも静電容量の変化量が少し変化する。 そして、 C P U 2 0で は、 夕ツチスィッチ C、 Dで検出される静電容量の変化量における最大値に対応する方 向 Dの変化を検出すること力 Sできる。

つまり、 C P U 2 0は、 検出した静電容量の変化量における最大値が一定のまま、 そ の最大値に対応する方向 Dの位置座標が変化することを検出することで、 タツチスライ ド操作されたことを検出することができる。 具体的には、 C P U 2 0は、 静電容量の変 化量における最大値に対応する方向 Dの位置座標が、 或る夕ツチスィツチの座標から隣 接するタツチスィツチの座標に変化したときに、タツチスライド操作であると判断する。 そこで、 第 3実施例では、 任意の 2つのタツチスイツチで夕ツチスライド操作が検出 されると、 夕ツチスィッチ T SWの夕ツチ反応領域に対して不感領域を設定する。 具体 的には、 夕ツチスィッチ Aからタツチスィッチ Bまたは夕ツチスィッチ F、 夕ツチスィ ツチ Bからタツチスィッチ Aまたは夕ツチスィッチ (：、 夕ツチスィッチ Cから夕ツチス イッチ Bまたは夕ッチスィッチ D、 夕ッチスィッチ Dから夕ツチスィッチ Cまたはタッ チスィッチ E、 夕ツチスィッチ Eから夕ツチスィッチ D、 夕ツチスィッチ Fから夕ツチ スィツチ Aのいずれかの夕ツチスライド操作が行われれば、 夕ツチスィツチ T S Wの夕 ツチ反応領域に対して不感領域を設定する。

第 3.実施例の RAM 3 2におけるメモリマップの構成は、 第 1実施例とほぼ同じであ るが、プログラム記憶領域 3 0 2には、夕ツチパネル制御プログラム 3 1 2の代わりに、 夕ツチスィッチ制御プログラムが記憶される。 また、 データ記憶領域 3 0 4には、 タツ チ位置バッファ 3 3 0が設けられ、 夕ツチ座標マツプデ一夕 3 3 2および夕ツチ位置積 算データ 3 3 8が記憶され、 さらにタツチフラグ 3 4 4、 リリースカウンタ 3 5 4が設 けられる。

また、 第 3実施例では、 夕ツチ位置バッファ 3 3 0には、 現在の方向 Dの位置座標デ —夕と静電容量の変化量とが格納される。 夕ツチ座標マップデ一夕 3 3 2は、 夕ツチス イッチ T SWによって検出された夕ツチの位置を方向 Dの位置座標に変換するためのデ —夕である。 そして、 1 0 0ms毎に、 夕ツチ位置バッファ 3 3 0に格納された方向 Dの 位置座標データと静電容量の変化量のデ一夕とが、 夕ツチ位置積算デ一夕 3 3 8として データ記 1意領域 3 0 4に記 1意される。

夕ツチフラグ 3 3 0は、 夕ツチスィッチ T S Wに対する夕ッチの有無を判断するため に用いられる。 また、 タツチフラグ 3 3 0の構成は、 第 1実施例と同じ出るため、 詳細 な説明は省略する。 リリースカウン夕 3 5 4は、 リリースされてからの時間をカウント するために用いられる。

C P U 2 0は、 「Linux (登録商標)」 および「REX」 などの RTOS (real-t ime operat ing system) の制御下で、 第 1実施例で説明した処理に加えて、 図 1 5に示すタツチスイツ チ制御処理などを含む複数のタスクを並列的に実行する。

たとえば、 使用者が携帯端末 1 0の夕ツチスィッチ T SWを夕ツチすると、 図 1 5に 示すように、 C P U 2 0は、夕ツチスィッチ制御処理を開始し、ステップ S 1 8 1では、 夕ツチされたか否かを判断する。 つまり、 夕ツチフラグ 3 4 4がオンであるか否かを判 断する。 ステップ S 1 8 1で "NO"であれば、 つまりタツチフラグ 3 4 4がオフであ れば、 ステップ S 1 8 1の処理を繰り返し実行する。 一方、 ステップ S 1 8 1で "YE S "であれば、 つまりタツチフラグ 3 4 4がオンであれば、 ステップ S 1 8 3でスライ ドしたか否かを判断する。 つまり、 ステップ S 1 8 3では、 夕ツチ位置積算デ一夕 3 3 8に含まれる積算された位置座標が変化しているか否かを判断する。

ステップ S 1 8 3で "N〇"であれば、 つまりスライドしていなければ、 ステップ S 2 0 1に進む。一方、 "YE S"であれば、 つまりスライドしていれば、 ステップ S 1 8 5で隣接するスィッチが操作されたか否かを判断する。 つまり、 夕ツチスライド操作に よって隣接する夕ツチスィッチが操作されたか否かを判断する。 具体的には、 夕ツチ位 置積算データ 3 3 8に含まれる積算されたデータにおいて、 静電容量の変化量における 最大値が一定のまま、 夕ツチ位置の座標データのみが変化しているか否かを判断する。 ステップ S 1 8 5で "NO"であれば、 つまり夕ツチスライド操作がされていなけれ ば、 ステップ S 2 0 1でスィッチに対応する動作処理を実行し、 ステップ S 1 8 1に戻 る。 たとえば、 夕ツチされたのがチヤンネル操作に対する夕ツチスィツチ Dであれば、 受信するデジタル放送のチヤンネル番号を変更する。

ステツプ S 1 8 5で" Y E S "であれば、つまり夕ツチスライド操作がされていれば、 ステップ S 1 8 7で不感領域を設定する。 つまり、 ステップ S 1 8 7では、 夕ツチスィ ツチ T SWの夕ツチ反応領域に対して不感領域を設定する。 続いて、 ステップ S 1 8 9 では、 フィードバックを禁止する。 つまり、 モータ 4 0の動作を停止する。

続いて、 ステップ S 1 9 1では、 夕ツチが継続しているか否かを判断する。 つまり、 夕ツチフラグ 3 4 4がオンであるか否かを判断する。 ステップ S 1 9 1で "YE S"で あれば、 つまり夕ツチフラグ 3 4 4がオンであれば、 ステップ S 1 9 1の処理を繰り返 し実行する。一方、 "NO"であれば、つまり夕ツチフラグ 3 4 4がオフであれば、 ステ ップ S 1 9 3でリリース時間の算出処理を実行し、 ステップ S 1 9 5でリリース時間が 閾値 R以上か否かを判断する。 なお、 ステップ S 1 9 3、 S 1 9 5の処理は、 ステップ S 3 3、 S 3 5 (図 9参照） と同じであるため、 詳細な説明は省略する。

ステップ S 1 9 5で "NO"であれば、 リリース時間が閾値 R未満であればステップ S 1 9 1に戻る。一方、 "YE S"であれば、 リリース時間が閾値 R以上であればステツ プ S 1 9 7で不感領域を解除する。 つまり、 夕ツチスィツチ T S Wの夕ツチ反応領域に 対して設定された不感領域を解除する。 続いて、 ステップ S 1 9 9では、 フィードバッ ク禁止を解除し、 ステップ S 1 8 1に戻る。 つまり、 ステップ S 1 9 9では、 モータ 4 0を再台動させる。

以上の説明から分かるように、 タツチパネル 3 6の代わりに、 夕ツチスィッチ T SW を用いたとしても、 そのタツチスィッチ T SWに特定操作が行われたことを検出し、 不 感領域を設定することができる。

なお、 第 3実施例では、 携帯端末姿勢が横向き方向であつたが、 縦向き方向であって もよく、 夕ツチスィッチ T SWにタツチスライド操作が行われれば、 不感領域が設定さ れる。

また、 携帯端末 1 0の通信方式には、 CDMA方式に限らず、 W- CDMA方式、 TDMA方式、 PHS方式および GSM方式などを採用してもよい。 携帯端末 1 0のみに限らず、 PDA (Personal Digi tal Assistant) などの携帯情報端末などであってもよい。

さら.に、 本発明では、 特定領域に対する特定操作により、 不感領域を設定し、 夕ツチ パネル 3 6に対する入力を部分的に無視させ、携帯端末 1 0の保持に使えるようにする。 そして、 不感領域力 S設定されている場合に、 特定領域に対する特定操作により、 不感領 域を解除する。 また、 不感領域を設定するための操作が、 キー操作などに影響を与えな いように、 通常のキー操作は夕ツチした瞬間に行われるのではなく、 一定時間夕ツチさ れた、 あるいはリリースされたときに行われる仕組みとしてもよい。 これによつて、 夕 ツチしたまま、 キー領域から外れても、 キ一操作されないという効果がある。

この発明が詳細に説明され図示されたが、 それは単なる図解および一例として用いた ものであり、 P艮定であると解されるべきではないことは明らかであり、 この発明の精神 および範囲は添付されたクレームの文言によってのみ限定される。

Claims

請求の範囲

1 . 操作キーを表示する表示装置、

前記表示装置に設けられ、 前記表示装置の表示領域に対 る夕ッチ反応領域内の夕 ッチ位置を検出する夕ッチ位置検出手段、

前記夕ツチ位置検出手段によって検出された夕ツチ入力の開始位置から現在までの位 置情報に基づいて特定操作が行われたかどうかを判定する特定操作判定手段、 および 前記特定操作判定手段によつて前記特定操作が行われたと判定したとき、 前記操作キ —に対する操作を無効化する不感領域を前記夕ツチ反応領域に設定する不感領域設定手 段を備える、 携帯端末。

2. 前記特定操作判定手段は、 前記開始位置から前記現在までの位置情報に基づいてス ライド操作が行われたかどうかを判定する第 1スライド操作判定手段、 および前記第 1 スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと判定したとき、 特定操作であ ると決定する決定手段を含む、 請求項 1記載の携帯端末。

3. 前記特定操作判定手段は、 前記開始位置から前記現在までの位置情報に基づいてス ライド方向を検出する第 1スライド方向検出手段をさらに含み、

前記決定手段は、 前記第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと 判定され、 さらに前記第 1スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が第 1特定方向であるとき、 特定操作であると決定する、 請求項 2記載の携帯端末。

4. 前記特定操作判定手段は、 前記携帯端末の端末姿勢を検出する第 1姿勢検出手段を さらに含み、

前記決定手段は、 前記第 1スライド操作判定手段によってスライド操作が行われたと 判定され、 さらに前記第 1スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向が前 記第 1姿勢検出手段によって検出された端末姿勢と第 1特定関係であるとき、 特定操作 であると決定する、 請求項 3記載の携帯端末。

5. 前記表示領域には特定位置がさらに含まれ、

前記第 1スライド操作判定手段は、 前記開始位置が前記特定位置と一致するかを判定 する開始位置判定手段を含み、

前記決定手段は、 前記開始位置判定手段によって前記開始位置が前記特定位置と一致 すると判定されたことを条件として、 前記スライド操作が特定操作であると決定する、 請求項 2ないし 4のレ ^ずれか記載の携帯端末。

6. 前記表示領域には特定領域がさらに含まれ、

前記第 1スライド操作判定手段は、 前記スライド操作が前記特定領域内で行われたか どうかを判定する特定領域内判定手段をさらに含み、

前記決定手段は、 前記特定領域内判定手段によって前記スライド操作が前記特定領域 内で行われたと判定されたことを条件として、 前記スライド操作が特定操作であると決 定する、 請求項 2ないし 5のいずれかに記載の携帯端末。

7. 前記夕ツチ位置検出手段によってタツチ入力の終了位置が検出されたとき、 前記不 感領域を解除する不感領域解除手段をさらに備える、 請求項 1ないし 6のいずれかに記 載の携帯端末。

8. 前記タツチ位置検出手段によって夕ツチ入力の終了位置が検出されたとき、 時間を 計測する時間計測手段、 および

前記時間計測手段によって計測された時間が所定時間以上であるかを判定する時間判 定手段をさらに備え、

前記不感領域解除手段は、 前記時間判定手段によって前記所定時間以上であると判定 されたことを条件として、 前記不感領域を解除する、 請求項 7記載の携帯端末。

9 . 前記夕ツチ位置検出手段によって夕ツチ入力の終了位置が検出されたときに、 前記 終了位置が前記特定位置と一致するかを判定する終了位置判定手段をさらに備え、 前記不感領域解除手段は、 前記終了位置判定手段によって前記開始位置と前記特定位 置とがー致していると判定されたとき、 前記不感領域を解除する、 請求項 7記載の携帯 y耑术。

1 0. 前記夕ツチ位置検出手段によって検出されたタツチ入力の開始位置から現在まで の位置情報に基づいてスライド操作であるかどうかを判定する第 2スライド操作判定手 段をさらに備え、

前記終了位置判定手段は、 前記スライド操作判定手段によってスライド操作が行われ たと判定されたとき、 前記終了位置が前記特定位置と一致するかを判定する、 請求項 9 記載の携帯端末。

1 1 . 前記前記開始位置から前記現在までの位置情報に基づいてスライド方向を検出す る第 2スライド方向検出手段をさらに備え、

前記終了位置判定手段は、 前記スライド操作判定手段によってスライド操作が行われ たと判定され、 さらに前記第 2スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向 が第 2特定方向であるとき、 前記終了位置が前記特定位置と一致するかを判定する、 請 求項 1 0記載の携帯端末。

1 2. 前記携帯端末の端末姿勢を検出する第 2姿勢検出手段をさらに備え、

前記終了位置判定手段は、 前記スライド操作判定手段によってスライド操作が行われ たと判定され、 さらに前記第 2スライド方向検出手段によって検出されたスライド方向 が前記第 2姿勢検出手段によって検出された端末姿勢と第 2特定関係であるとき、 前記 終了位置が前記特定位置と一致するかを判定する、 請求項 1 1記載の携帯端末。

1 3. 前記夕ツチ位置検出手段によって夕ツチ入力が検出されたときに、 フィードバッ ク動作を行うフィードバック手段、 および

前記不感領域設定手段によって前記不感領域が設定されたとき、 前記フィ一ドバック 手段によるフィードバック動作を禁止する禁止手段をさらに備える、 請求項 1ないし 1 2のいずれかに記載の携帯端末。

1 4. 前記不感解除手段によって前記不感領域が解除されたとき、 前記禁止手段によつ て禁止されたフィードバック動作の禁止を解除するフィ一ドバック禁止解除手段をさら に備える、 請求項 1 3記載の携帯端末。

1 5. 前記不感領域は、 前記夕ツチ反応領域内と同じ大きさである、 請求項 1ないし 1 4のいずれかに記載の携帯端末。

1 6. 前記不感領域は、 前記夕ツチ反応領域内より小さレ 、 請求項 1ないし 1 4のいず れかに記載の携帯端末。

1 7. 操作キーを表示する表示装置を含む携帯端末の携帯端末制御プログラムを、 前記 携帯端末のプロセサによつて読み取り可能に記憶した記憶媒体であって、 前記携帯端末 制御プログラムは、 前記プロセサに、

前記表示装置の表示領域に対応する夕ッチ反応領域内の夕ッチ位置を検出する夕ツチ 位置検出ステップ、

前記夕ツチ位置検出ステツプによって検出された夕ツチ入力の開始位置から現在まで の位置情報に基づいて特定操作が行われたかどうかを判定する特定操作判定ステップ、 および

前記特定操作判定ステップによつて前記特定操作が行われたと判定したとき、 前記操 作キ一に対する操作を無効化する不感領域を前記夕ツチ反応領域に設定する不感領域設 定ステップを実行させるための、 携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体。

1 8. 前記夕ツチ位置検出ステップによって夕ツチ入力の終了位置が検出されたとき、 前記不感領域を解除する不感領域解除ステップをさらに実行させるための、 請求項 1 7 記載の携帯端末制御プログラムを記憶した記憶媒体。