JP5937435B2 - 携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法 - Google Patents

携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法 Download PDF

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Description

この発明は、携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法に関し、特にタッチパネルのタッチ操作有効領域に操作禁止領域が設定される、携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法に関する。
タッチパネルのタッチ操作有効領域に操作禁止領域が設定される携帯端末の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の画像表示装置では、タッチパネルと液晶パネルとでタッチスクリーンが構成されている。また、タッチパネルには禁止エリアが設定され、液晶パネルにはアイコンが表示される。そして、禁止エリアに対して、指が触れるなどして誤入力があると、アイコンの表示が消去される。
特開2009−9424号公報[G06F 3/041, H04N 5/225, G06F 3/048]
ところが、特許文献1の画像表示装置が携帯電話機に適用された場合、以下の問題が発生する。近頃の携帯電話機では、タッチスクリーンを利用して主な操作が行われる。そのため、タッチスクリーンには、多くのアイコン(GUI)が表示されることになる。
たとえば、誤入力によってアイコンの表示が消えたままになると、携帯電話機を操作できなくなってしまう。また、禁止エリアにアイコンを表示しないようにすると、表示できるアイコンの数が減ってしまう。さらに、禁止エリアにアイコンを表示してしまうと、そのアイコンに対してはタッチ操作を行うことができない。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法を提供することである。
この発明の他の目的は、操作禁止領域を容易に解除することが出来る、携帯端末、操作禁止領域制御プログラムおよび操作禁止領域制御方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、筐体、狭額縁となるように筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、および操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部を備え、解除部は、操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の全てを解除する第1解除部、および操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の一部を解除する第2解除部を含む、携帯端末である。
第1の発明では、携帯端末(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は、ハウジングとも呼ばれる筐体(12)を有する。この筐体には、たとえば狭額縁となるようにディスプレイである表示部(14)が設けられる。また、表示部の表示面にはタッチパネル(16)が設けられる。また、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲のうち、たとえば左右に操作禁止領域(80a,80b)が設定される。表示処理部(30,S39:S51)は、たとえば誤操作で、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する。解除部(30,S71,S73)は、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する。そして、第1解除部(30,S71)は、操作禁止領域にタッチされていないときに解除操作がされると、操作禁止領域の全てを解除する。第2解除部(30,S73)は、たとえば、操作禁止領域にタッチされているときに解除操作がされると、タッチされていない操作禁止領域を解除する。
第1の発明によれば、ユーザは、操作禁止領域が設定されている位置を把握したうえで、少なくともその一部を解除することが出来る。そして、ユーザは、制限を受けることなく、タッチ操作を行うことが出来る。さらに、表示されている操作禁止領域において、不要な部分を解除することが出来る。そのため、誤操作を防ぎつつ、ユーザの操作性を向上させることが出来る。
第2の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、タッチされている領域を操作禁止領域として設定する設定部、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、および操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部を備え、解除部は、操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、設定部によって設定された操作禁止領域を残して、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する、携帯端末である。
第2の発明では、携帯端末(10)は、筐体(12)を有する。この筐体には、たとえば狭額縁となるようにディスプレイである表示部(14)が設けられる。また、表示部の表示面にはタッチパネル(16)が設けられる。また、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲のうち、たとえば左右に操作禁止領域(80a,80b)が設定される。表示処理部(30,S39:S51)は、たとえば誤操作で、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する。解除部(30,S71,S73)は、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する。タッチされている操作禁止領域に解除操作がされると、設定部(30,S95)はタッチ領域を操作禁止領域(80c)として設定する。そして、解除部は、新たに設定された操作禁止領域を残して、タッチされている操作禁止領域(80a)を解除する。
第2の発明によれば、ユーザは操作禁止領域を任意の位置に設定することが出来る。
第3の発明は、第1または第2の発明に従属し、操作禁止領域が表示されてから第1所定時間が経過したとき、操作禁止領域の表示を消去する消去部をさらに備える。
第3の発明では、消去部(30,S63)は、操作禁止領域が表示されてから第1所定時間が経過すると、操作禁止領域の表示を消去する。
第3の発明によれば、表示部の表示状態を元に戻すことが出来る。
第4の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、操作禁止領域にタッチされていなければ、操作禁止領域を再設定する再設定部を備える、携帯端末である
第4の発明では、携帯端末(10)は、筐体(12)を有する。この筐体には、たとえば狭額縁となるようにディスプレイである表示部(14)が設けられる。また、表示部の表示面にはタッチパネル(16)が設けられる。また、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲のうち、たとえば左右に操作禁止領域(80a,80b)が設定される。表示処理部(30,S39:S51)は、たとえば誤操作で、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する。解除部(30,S71,S73)は、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する。再設定部(30,S45)は、たとえば操作禁止領域が解除されてから第2所定時間が経過したときに、操作禁止領域にタッチ操作がされていなければ、操作禁止領域を再設定する。
第4の発明によれば、操作禁止領域が解除されたままの状態となることを防ぐことが出来る。
第5の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および操作禁止領域が表示されたとき、解除用のアイコンを表示するアイコン表示処理部を備え、操作禁止領域は、アイコンを兼ねて表示され、解除部は、アイコンが表示された状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する、携帯端末である。
第5の発明では、携帯端末(10)は、筐体(12)を有する。この筐体には、たとえば狭額縁となるようにディスプレイである表示部(14)が設けられる。また、表示部の表示面にはタッチパネル(16)が設けられる。また、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲のうち、たとえば左右に操作禁止領域(80a,80b)が設定される。表示処理部(30,S39:S51)は、たとえば誤操作で、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する。解除部(30,S71,S73)は、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する。アイコン表示処理部(30,S53)は、たとえば操作禁止領域の中に、解除用のアイコン(82)を表示する。そして、アイコンが表示されているときに解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部が解除される。
第5の発明によれば、アイコンを表示することで、解除操作をユーザに促すことが出来、操作禁止領域にGUIなどが表示されている場合、ユーザはそのGUIを見やすくなる。
第6の発明は、第5の発明に従属し、操作禁止領域は、第1操作禁止領域および第2操作禁止領域を含み、アイコン表示処理部は、第1操作禁止領域にタッチ操作がされたとき第2操作禁止領域にアイコンを表示し、第2操作禁止領域にタッチ操作がされたとき第1操作禁止領域にアイコンを表示する。
第6の発明では、たとえば、表示部の左側に第1操作禁止領域(80a)が設けられ、右側に第2操作禁止領域(80b)が設けられる。アイコンは、第1操作禁止領域にタッチ操作がされたとき第2操作禁止領域に表示され、第2操作禁止領域にタッチ操作がされたとき第1操作禁止領域に表示される。
第6の発明によれば、アイコンをタッチ操作が検出された操作禁止領域と逆の操作禁止領域に表示することで、アイコンに対する誤操作を防止することが出来る。
第7の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、解除部によって操作禁止領域が解除されたとき、表示部に表示されている画面に関連付けて、解除された回数をカウントするカウント部、カウント部によってカウントされた回数と、そのときの画面とを関連付けて記憶する記憶部、および画面が表示されたとき、その画面に関連付けて記憶されている回数が閾値以上であれば、操作禁止領域の全てを解除する全解除部を備える、携帯端末である
第7の発明では、携帯端末(10)は、筐体(12)を有する。この筐体には、たとえば狭額縁となるようにディスプレイである表示部(14)が設けられる。また、表示部の表示面にはタッチパネル(16)が設けられる。また、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲のうち、たとえば左右に操作禁止領域(80a,80b)が設定される。表示処理部(30,S39:S51)は、たとえば誤操作で、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する。解除部(30,S71,S73)は、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされると、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する。カウント部(30,S81)は、たとえば、メモ帳機能の画面が表示されているときに操作禁止領域が解除されると、メモ帳機能の画面に関連付けて、解除された回数をカウントする。記憶部(46)は、たとえばテーブルのデータ形式で、カウント部によってカウントされた回数と、そのときの画面とを関連付けて記憶する。全解除部(30,S29)は、たとえばメモ帳機能の画面が表示されたとき、解除された回数が閾値以上であれば、メモ帳機能の画面では操作禁止領域の全てが解除される。
第7の発明によれば、ユーザが頻繁に一時解除の操作を行う画面では、操作禁止領域設定されなくなるため、ユーザの利便性が向上する。
第8の発明は、第7の発明に従属し、表示部は、初期画面を表示し、初期画面が表示されたとき、記憶部に記憶されている回数を初期化する初期化部をさらに備える。
第8の発明では、表示部は、電源がオンにされると、たとえばHOME画面とも呼ばれる初期画面を表示する。初期化部(30,S23)は、初期画面が表示されたとき、記憶部に記憶されている解除回数を初期化する。
第8の発明によれば、操作禁止領域が設定されない状態となることを防ぐことが出来る。
第9の発明は、筐体筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末のプロセッサを、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、および操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、操作禁止領域にタッチされていなければ、操作禁止領域を再設定する再設定部として機能させる、操作禁止領域制御プログラムして機能させる、操作禁止領域制御プログラムである。
第9の発明でも、第4の発明と同様、操作禁止領域が解除されたままの状態となることを防ぐことが出来る。
第10の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末のプロセッサを、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示処理部、および操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部として機能させ、解除部は、操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の全てを解除する第1解除部、および操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の一部を解除する第2解除部を含む、操作禁止領域制御プログラムである。
第10の発明でも、第1の発明と同様、ユーザは、操作禁止領域が設定されている位置を把握したうえで、少なくともその一部を解除することが出来る。そして、ユーザは、制限を受けることなく、タッチ操作を行うことが出来る。さらに、表示されている操作禁止領域において、不要な部分を解除することが出来る。そのため、誤操作を防ぎつつ、ユーザの操作性を向上させることが出来る。
第11の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末の操作禁止領域制御方法であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示し、操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除し、そして操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、操作禁止領域にタッチされていなければ、操作禁止領域を再設定する、操作禁止領域制御方法である。
第11の発明でも、第4の発明と同様、操作禁止領域が解除されたままの状態となることを防ぐことが出来る。
第12の発明は、筐体、筐体に設けられる表示部および表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末の操作禁止領域制御方法であって、操作禁止領域にタッチされたとき、操作禁止領域を表示する表示ステップ、および操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除ステップを含み、解除ステップは、操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の全てを解除する第1解除ステップ、および操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、操作禁止領域の一部を解除する第2解除ステップを含む、操作禁止領域制御方法である。
第12の発明でも、第1の発明と同様、ユーザは、操作禁止領域が設定されている位置を把握したうえで、少なくともその一部を解除することが出来る。そして、ユーザは、制限を受けることなく、タッチ操作を行うことが出来る。さらに、表示されている操作禁止領域において、不要な部分を解除することが出来る。そのため、誤操作を防ぎつつ、ユーザの操作性を向上させることが出来る。
この発明によれば、操作禁止領域を容易に解除することが出来る。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機を示す外観図である。 図2は図1に示す携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。 図3は図1に示すディスプレイに表示される画面の一例を示す図解図であり、図3(A)はメモ帳機能の画面が表示されている状態を示し、図3(B)は予め決められている操作禁止領域を示す。 図4は図1に示すディスプレイに表示される操作禁止領域を一時的に解除する手順の一例を示す図解図であり、図4(A)は一時解除アイコンに対して操作がされている様子を示し、図4(B)は操作禁止領域の一部が解除された結果を示す。 図5は図1に示すディスプレイに表示される操作禁止領域を一時的に解除する手順の他の一例を示す図解図であり、図5(A)は一時解除アイコンに対して操作がされている他の様子を示し、図5(B)は操作禁止領域の全てが解除された結果を示す。 図6は図1に示すRAMに記憶されている一時解除テーブルの構成の一例を示す図解図である。 図7は図2に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図8は図2に示すプロセッサのタッチ操作制御処理の一例を示すフロー図である。 図9は図2に示すプロセッサの操作禁止領域制御処理の一部の一例を示すフロー図である。 図10は図2に示すプロセッサの操作禁止領域制御処理の他の一部の一例を示すフロー図であって、図9に後続するフロー図である。 図11は図2に示すプロセッサの表示制御処理の一例を示すフロー図である。 図12は図1に示すディスプレイに表示される操作禁止領域を一時的に解除する手順のその他の一例を示す図解図であり、図12(A)は一時解除の操作がされている様子を示し、図12(B)は操作禁止領域の一部が解除された他の結果を示す。 図13は図2に示すプロセッサの表示制御処理の他の一部の一例を示すフロー図であって、図11に後続するフロー図である。 図14は図1に示すディスプレイに操作禁止領域が表示されている状態を示す図解図である。
<第1実施例>
図1を参照して、この発明の一実施例の携帯電話機10は、一例としてスマートフォンであり、縦長の扁平矩形のハウジング(筐体)12を含む。ただし、この発明は、タブレット端末およびPDAなど任意の携帯端末に適用可能であることを予め指摘しておく。
ハウジング12の主面(表面)には、表示部として機能し、たとえば液晶や有機ELなどのディスプレイ14が狭額縁となるように設けられる。ディスプレイ14の上には、タッチパネル16が設けられる。したがって、この実施例の携帯電話機10では、後述のハードキーの操作によるものを除く大部分の入力操作は、このタッチパネル16を介して行われる。
ハウジング12の縦方向一端の表面側にスピーカ18が内蔵され、縦方向他端の表面側にマイク20が内蔵される。タッチパネル16と共に、入力操作手段を構成するハードキーとして、この実施例では、通話キー22a、終話キー22bおよびメニューキー22cが設けられる。
たとえば、ユーザは、ディスプレイ14に表示されたダイヤルキー(図示せず)に対して、タッチパネル16によってタッチ操作を行うことで電話番号を入力でき、通話キー22aを操作して音声通話を開始することが出来る。終話キー22bを操作すれば、音声通話を終了することが出来る。なお、ユーザは、この終話キー22bを長押しすることによって、携帯電話機10の電源をオン/オフすることが出来る。
また、メニューキー22cを操作すれば、ディスプレイ14にメニュー画面が表示され、その状態でディスプレイ14に表示されているソフトキーやメニューアイコン(ともに図示せず)などに対して、タッチパネル16によるタッチ操作を行うことによってメニューを選択し、その選択を確定させることが出来る。
図2を参照して、図1に示す実施例の携帯電話機10は、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ30を含む。プロセッサ30には、無線通信回路32、A/D変換器36、D/A変換器38、入力装置40、表示ドライバ42、フラッシュメモリ44、RAM46、タッチパネル制御回路48および加速度センサ50などが接続される。
プロセッサ30は、携帯電話機10の全体制御を司る。記憶部として機能するRAM46には、フラッシュメモリ44に予め設定されているプログラムの全部または一部が使用に際して展開され、プロセッサ30はこのRAM46上のプログラムに従って動作する。なお、RAM46はさらに、プロセッサ30のワーキング領域ないしバッファ領域として用いられる。
入力装置40は、図1に示すタッチパネル16、ハードキー22a−22cを含むものであり、操作部または入力部を構成する。ユーザが操作したハードキーの情報(キーデータ)はプロセッサ30に入力される。
無線通信回路32は、アンテナ34を通して、音声通話やメールなどのための電波を送受信するための回路である。実施例では、無線通信回路32は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、ユーザがハードキー22を操作して電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路32は、プロセッサ30の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ34を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ30は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ34によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路32によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A変換器38によって音声信号に変換された後、スピーカ18から出力される。一方、マイク20を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D変換器36によって音声データに変換された後、プロセッサ30に与えられる。音声データには、プロセッサ30の指示の下、無線通信回路32によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ34を介して出力される。したがって、変調音声信号は、相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ34によって受信されると、無線通信回路32は、電話着信(着呼)をプロセッサ30に通知する。これに応じて、プロセッサ30は、表示ドライバ42を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ14に表示する。また、上記処理に伴い、プロセッサ30は、スピーカ18から着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
そして、ユーザが入力装置40に含まれる通話キー22aを用いて応答操作を行うと、無線通信回路32は、プロセッサ30の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ30は上述した通話処理を実行する。
また、通話可能状態に移行した後に入力装置40に含まれる終話キー22b(図1)によって通話終了操作が行われると、プロセッサ30は、無線通信回路32を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ30は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ30は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ30は通話処理を終了する。
A/D変換器36には図1に示すマイク20が接続され、上述のようにマイク20からの音声信号はこのA/D変換器36でデジタルの音声データに接続され、プロセッサ30に入力される。一方、D/A変換器38にはスピーカ18が接続される。D/A変換器38は、デジタルの音声データを音声信号に変換して、アンプを介してスピーカ18に与える。したがって、音声データの音声がスピーカ18から出力される。
なお、プロセッサ30は、たとえばユーザによるボリュームの操作に応答して、D/A変換器38に接続されるアンプの増幅率を制御することによって、スピーカ18から出力される音声の音量を調整することが出来る。
表示ドライバ42はディスプレイ14およびプロセッサ30と接続され、プロセッサ30から出力される画像データは、表示ドライバ42のVRAMに記憶される。そして、表示ドライバ42は、VRAMのデータに対応する画像を、ディスプレイ14に表示する。つまり、表示ドライバ42は、プロセッサ30の指示の下、当該表示ドライバ42に接続されたディスプレイ14の表示を制御する。また、ディスプレイ14には、たとえばLEDなどを光源とするバックライトが設けられており、表示ドライバ42はプロセッサ30の指示に従って、そのバックライトの明るさや、点灯/消灯を制御する。
タッチパネル制御回路48には、図1に示すタッチパネル16が接続される。タッチパネル制御回路48は、タッチパネル16に必要な電圧などを付与するとともに、タッチパネル16に対するユーザによるタッチの開始を示す開始信号、ユーザによるタッチの終了を示す終了信号、およびユーザがタッチしたタッチ位置を示す座標データをプロセッサ30に入力する。したがって、プロセッサ30はこの座標データに基づいて、そのときユーザが操作したアイコンやキーを判断することが出来る。
実施例では、タッチパネル16は、指などの物体が表面に接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する静電容量方式で、たとえば1本または複数本の指がタッチパネル16に触れたことを検出する。また、タッチパネル16は、ディスプレイ14の画面内で、任意の位置を指示するためのポインティングデバイスである。タッチパネル制御回路48はタッチパネル16のタッチ有効範囲内でのタッチ操作を検出して、そのタッチ操作の位置を示す座標データをプロセッサ30に出力する。つまり、ユーザは、タッチパネル16の表面をタッチ、リリース、スライドおよびそれらの組み合わせた操作で、操作位置や、操作方向などを携帯電話機10に入力する。
なお、タッチパネル16の検出方式には、表面型の静電容量方式が採用されてもよいし、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式および電磁誘導方式などが採用されてもよい。また、タッチ操作はユーザの指だけに限らず、スタイラスペンなどによって行われてもよい。
加速度センサ50は、半導体式の3軸の加速度センサである。そのため、加速度センサ50は、携帯電話機10に対する3軸(X,Y,Z)の加速度データをプロセッサ30に出力する。プロセッサ30は、3軸の加速度データの変化を検出することで、携帯電話機10が持ち上げられたり、振られたりする動きを判断する。また、プロセッサ30は、加速度センサ50が検出する重力加速度に対して三角関数を用いることで、携帯電話機10の傾斜角を算出することが出来る。そして、プロセッサ30は、携帯電話機10の動作状態によっては、算出された傾斜角に基づいてディスプレイ14の表示方向を設定することがある。
図3(A)はディスプレイ14の表示の一例を示す図解図である。図3(A)を参照して、ディスプレイ14には、状態表示領域70および機能表示領域72が含まれる。状態表示領域70には、アンテナ34による電波受信状態を示すアイコン(ピクト)、二次電池の残電池容量を示すアイコンおよび日時が表示される。
たとえば、機能表示領域72には、表示の一例としてメモ帳機能の画面が表示されている。ユーザは、ディスプレイ14に表示されているQWERTYキーボードを利用して、任意の文字列を入力することが出来る。
ここで、図3(B)を参照して、タッチパネル16のタッチ有効領域の左右には、タッチ操作を無効にする操作禁止領域80a,80b(以下、区別する必要が無ければ単に「操作禁止領域80」と言う。)が設定されている。これにより、ディスプレイ14が持たれているときに誤って指などがタッチパネル16に触れることによって生じる、誤操作が防がれている。
ところが、図3(B)に示すように、メモ帳機能などのように、実行される機能によっては、操作禁止領域80にキーが含まれてしまい、ユーザはそのキーを操作できない状態となる。
そこで、本実施例では、操作禁止領域80を一時的に解除することが出来るようにし、ユーザが操作禁止領域80に含まれるキーを操作することが出来るようにする。
図4(A)を参照して、操作禁止領域80aでタッチ操作が検出されると、ディスプレイ14には操作禁止領域80aおよび操作禁止領域80bが表示される。また、操作禁止領域80にタッチ操作が継続されていれば、タッチ操作がされていない操作禁止領域80、ここでは操作禁止領域80bに一時解除アイコン82が表示される。そして、ユーザは、一時解除アイコン82に対してタッチした後に、そのアイコンを画面の外へ弾く操作(フリック操作)を行えば、操作禁止領域80bを一時解除することが出来る。
図4(B)を参照して、操作禁止領域80bが一時解除されると、操作禁止領域80bの表示も合わせて消去される。このように、ユーザは、操作禁止領域80が設定されている位置を把握したうえで、操作禁止領域を一時的に解除することが出来る。特に、本実施例では、表示されている操作禁止領域80において、不要な部分を解除することが出来る。そのため、誤操作を防ぎつつ、ユーザの操作性を向上させることが出来る。
また、解除アイコン82が表示されるため、操作禁止領域80を一時的に解除する操作をユーザに促すことが出来る。さらに、解除アイコン82はタッチ操作が検出された操作禁止領域80と逆の操作禁止領域80に表示されるため、解除アイコン82に対する誤操作を防止することが出来る。たとえば、図4(A)において、一時解除アイコン82が操作禁止領域80aに表示されると、一時解除アイコン82はユーザが意図していないにもかかわらず、タッチされた状態となる可能性がある。しかも、その状態でユーザが指を離すと、操作禁止領域80aが一時解除されることがある。ところが、本実施例のように一時解除アイコン82を表示することで、これらの問題を未然に防ぐことが出来る。
図5(A),(B)を参照して、操作禁止領域80にタッチ操作がされていない状態で、一時解除アイコン82に対して一時解除の操作がされると、操作禁止領域80の全てが一時解除される。この場合、ユーザは、制限を受けることなく、タッチ操作を行うことが出来る。
また、操作禁止領域80は表示されてから第1所定時間(たとえば、2秒)が経過すると、再び消去される。つまり、ディスプレイ14の表示状態を元に戻すことが出来る。
さらに、一時解除された操作禁止領域80は、一時解除されてから第2所定時間(たとえば、10秒)が経過すると再設定される。これにより、操作禁止領域80が解除されたままの状態となることが防がれる。
また、本実施例では、表示されている画面に関連付けて、一時解除の操作が行われた回数がカウントされる。そして、カウントされた回数が閾値(たとえば、3回)以上になれば、その画面では操作禁止領域80が設定されないようにする。
図6を参照して、カウントされた回数は、一時解除テーブルに記録される。一時解除テーブルには、画面情報の列と回数の列とが含まれる。画面情報の列には、ディスプレイ14に表示される画面の情報(名称またはIDなど)が記録される。また、回数の列には、画面情報に関連して、一時解除の操作がされた回数が記録される。
たとえば、図6に示す一時解除テーブルでは、「メモ帳」の画面で一時解除の操作が行われた回数が「2回」と記録されている。また、「メール作成」および「ブラウザ」の画面で一時解除の操作が行われた回数は、それぞれ「1回」と記録されている。
そして、閾値以上の回数が記録された状態で、その回数に対応する画面が表示されると、その画面では操作禁止領域80は設定されない。したがって、ユーザが頻繁に一時解除の操作を行う画面では、操作禁止領域80が設定されなくなるため、ユーザの利便性が向上する。
また、一時解除テーブルは、初期画面とも呼ばれるHOME画面が表示されると、初期化される。これにより、操作禁止領域80が設定されない状態となることを防ぐことが出来る。たとえば、一時解除された回数がカウントされ続けた場合、全ての画面で操作禁止領域80が設定されなくなる可能性がある。このような場合、操作禁止領域80によって誤操作が防止されなくなってしまう。そこで、本実施例では、このような問題を未然に防ぐために、一時解除テーブルを初期化するようにしている。
また、操作禁止領域80が表示されているときに、ユーザの操作などによって表示中の画面が切り替えられた場合、操作禁止領域80にタッチされている間は、前の画面の操作禁止領域80が維持される。そして、その状態でリリースされると、切り替えられた後の後の画面に合わせて操作禁止領域80が設定される。たとえば、切り替えられた後の画面がブラウザ機能などの画面であれば、図3(B)に示す操作禁止領域80が設定される。一方、切り替えられた後の画面が後述する例外画面であれば、操作禁止領域80は設定されない。また、一時解除の操作が行われた回数は、一時解除の操作がされた画面に関連付けてカウントアップされる。
なお、操作禁止領域80は、一時解除アイコン82に対する操作によって一時解除されたが、携帯電話機10を振る操作によって一時解除されてもよい。この場合、加速度センサ50が出力する加速度値が閾値を超えたときに、一時解除の操作がされたと判断される。
また、スクリーンロックを解除するためのロック画面などの例外画面では、操作禁止領域80は設定されない。
また、操作禁止領域80にタッチされている状態であっても、ユーザは、有効領域内のGUI(文字キーなど)に対してタッチ操作を行うことが出来る。
以上で実施例の特徴を概説したが、以下には、図7に示す携帯電話機10のRAM46のメモリマップ、図8−10に示す携帯電話機10のプロセッサ30によるフロー図を用いて詳細に説明する。
図7を参照して、図2に示すRAM46には、プログラム記憶領域302とデータ記憶領域304とが形成される。プログラム記憶領域302は、先に説明したように、フラッシュメモリ44(図2)に予め設定しているプログラムデータの一部または全部を読み出して記憶(展開)しておくための領域である。
プログラム記憶領域302には、タッチ操作に応じて処理を実行するかを判断するためのタッチ制御処理310、操作禁止領域80の設定および一時解除などを制御するための操作禁止領域制御処理312、操作禁止領域80の表示および消去を制御するための表示制御処理314などが含まれる。なお、プログラム記憶領域302には、電話機能などを実行するためのプログラムも含まれる。
RAM46のデータ記憶領域304には、タッチバッファ330、加速度バッファ332、操作禁止領域バッファ334および画面情報バッファ336などが設けられる。また、データ記憶領域304には、タッチ座標マップデータ338、GUIデータ340、GUI座標データ342、操作禁止領域データ344および一時解除テーブルデータ346などが記憶されると共に、タッチフラグ348、表示カウンタ350および一時解除カウンタ352なども設けられる。
タッチバッファ330には、タッチパネル制御回路48が出力するタッチ座標のデータが記憶される。加速度バッファ332には、加速度センサ50から出力された加速度値が一時的に記憶される。操作禁止領域バッファ334には、設定されている操作禁止領域80を示す座標データが一時的に記憶される。なお、操作禁止領域80の一部が一時解除された場合は、操作禁止領域バッファ334に記憶されている座標データも書き換えられる。
画面情報バッファ336には、一時解除の操作がされたときの画面情報が一時的に記憶される。一時解除の操作がされた回数をカウントする場合、画面情報に基づいてカウントアップされる。これにより、表示中の画面が切り替えられたとしても、一時解除の操作がされたときの画面に対応付けて回数がカウントされる。
タッチ座標マップデータ338は、タッチ操作におけるタッチ座標と、ディスプレイ14の表示座標とを対応付けるためのデータである。つまり、プロセッサ30は、タッチ座標マップデータ338に基づいて、タッチパネル16に対して行われたタッチ操作の結果を、ディスプレイ14の表示に反映させる。
GUIデータ340は、キーやアイコンなどを表示するための画像データや文字列データを含む。GUI座標データ342は、表示されているGUIの表示座標データを含む。したがって、タッチが検出されると、タッチバッファ330に記録されているタッチ座標と、GUI座標データとに基づいて、キーなどのGUIに対してタッチ操作が行われたかが判断される。
操作禁止領域データ344は、予め決められている操作禁止領域80の座標データである。そのため、画面が表示されると、このデータに基づいて操作禁止領域80が設定され、このデータが示す座標データが操作禁止領域バッファ334に一時的に記録される。
一時解除テーブルデータ346は、図6に示すような構成のデータであり、画面情報および一時解除された回数を含む。
タッチフラグ348は、タッチされているか否かを判断するためのフラグである。たとえば、タッチフラグ348は、1ビットのレジスタで構成される。タッチフラグ348がオン(成立)されると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、タッチフラグ348がオフ(不成立)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。また、タッチフラグ348は、タッチパネル制御回路48の出力に基づいてオン/オフが切り替えられる。
表示カウンタ350は、操作禁止領域80が表示されてからの時間を計測するためのカウンタである。また、表示カウンタ350は計測を始めてから第1所定時間が経過すると満了する。そのため、表示カウンタ350は、表示タイマとも呼ばれる。
一時解除カウンタ352は、操作禁止領域80が一時解除されてからの時間を計測するためのカウンタである。また、一時解除カウンタ352は計測を始めてから第2所定時間が経過すると満了する。そのため、一時解除カウンタ352は、一時解除タイマとも呼ばれる。
また、表示カウンタ350および一時解除カウンタ352は、初期化されると計測を開始する。
なお、データ記憶領域304には、待機状態で表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ30は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図8に示すタッチ制御処理、図9,10に示す操作禁止領域制御処理および図11に示す表示制御処理などを含む、複数のタスクを並列的に処理する。
タッチ制御処理は、タッチ操作が検出されると開始される。ステップS1でプロセッサ30は、タッチ位置が操作禁止領域80に含まれているか否かを判断する。つまり、プロセッサ30は、タッチバッファ330に記憶されている現在のタッチ位置を示す座標が、操作禁止領域80を示す座標範囲に含まれているかを判断する。ステップS1で“YES”であれば、たとえばタッチ位置が操作禁止領域80aに含まれていれば、プロセッサ30はタッチ制御処理を終了する。
ステップS1で“NO”であれば、つまり操作禁止領域80以外の領域にタッチ操作がされていれば、ステップS3でプロセッサ30は、有効なタッチ操作がされたか否かを判断する。たとえば、図3に示すメモ帳機能の画面が表示されている場合、プロセッサ30は文字キーなどに対してタッチされているかを判断する。ステップS3で“NO”であれば、たとえば、GUIに対してタッチ操作がされていなければ、プロセッサ30はタッチ制御処理を終了する。
ステップS3で“YES”であれば、たとえばGUIに対してタッチ操作がされると、ステップS5でプロセッサ30は、タッチ操作に対応する処理を実行する。たとえば、文字キーに対してタッチ操作がされていれば、その文字キーに対応する文字をディスプレイ14に表示する。
図9は操作禁止領域制御処理のフロー図である。操作禁止領域制御処理は、ディスプレイ14がオンにされたり、表示画面が切り替えられたりして、新たな画面が表示されると開始される。ステップS21でプロセッサ30は、初期画面か否かを判断する。たとえば、プロセッサ30は、HOME画面が表示されたかを判断する。ステップS21で“NO”であれば、たとえば他の機能の画面が表示されると、プロセッサ30は図10のステップS25に進む。
一方、ステップS21で“YES”であれば、たとえばHOME画面が表示されると、ステップS23でプロセッサ30は、一時解除テーブルを初期化する。つまり、一時解除テーブルデータ346に含まれる画面情報および回数を消去する。なお、ステップS23の処理を実行するプロセッサ30は初期化部として機能する。
続いて、図10のステップS25でプロセッサ30は、例外画面か否かを判断する。たとえば、ディスプレイ14にロック画面が表示されているかが判断される。ステップS25で“YES”であれば、たとえばロック画面が表示されている場合、プロセッサ30はステップS29に進む。一方、ステップS25で“NO”であれば、たとえば実行されている機能に対応する画面が表示されていれば、ステップS27でプロセッサ30は、表示画面を一時解除した回数が閾値以上か否かを判断する。つまり、プロセッサ30は、一時解除テーブルデータ346に含まれる、表示中の画面が一時解除された回数が閾値以上であるかを判断する。
ステップS27で“YES”であれば、たとえば表示中の画面が一時解除された回数が閾値以上であれば、ステップS29でプロセッサ30は、操作禁止領域80を全て解除する。つまり、操作禁止領域バッファ332に記憶されている座標データを消去する。これにより、操作禁止領域80の全てが一時解除された状態となる。そして、ステップS29の処理が終了すれば、プロセッサ30は操作禁止領域制御処理を終了する。なお、ステップS29の処理を実行するプロセッサ30は全解除部として機能する。
一方、ステップS27で“NO”であれば、つまり表示中の画面が一時解除された回数が閾値未満であれば、ステップS31でプロセッサ30は、操作禁止領域80を設定する。つまり、プロセッサ30は、操作禁止領域データ344に記憶されている座標データを、操作禁止領域334に記憶させる。
続いて、ステップS33でプロセッサ30は、表示中の画面が消えたか否かを判断する。たとえば、プロセッサ30は、表示されている画面を切り替える操作や、ディスプレイ14の電源をオフにする操作などによって、ディスプレイ14に表示されている画面が消去されたかを判断する。ステップS33で“YES”であれば、たとえばディスプレイ14の電源がオフにされ、表示中の画面が消えると、プロセッサ30は操作禁止領域制御処理を終了する。
また、ステップS33で“NO”であれば、つまりディスプレイ14の表示に変化が無ければ、ステップS35でプロセッサ30は、タッチされたか否かを判断する。つまり、タッチフラグ348がオンであるかが判断される。ステップS35で“NO”であれば、つまりタッチされていなければ、プロセッサ30はステップS33に戻る。また、ステップS35で“YES”であれば、つまりタッチ操作がされると、ステップS37でプロセッサ30は、タッチ位置が操作禁止領域80に含まれているかが判断される。
ステップS37で“NO”であれば、つまりタッチされた位置が操作禁止領域80でなければ、プロセッサ30はステップS33に戻る。また、ステップS37で“YES”であれば、たとえば操作禁止領域80aにタッチされた場合、ステップS39でプロセッサ30は、表示制御処理を実行する。つまり、ステップS39では表示禁止領域80が表示される。なお、表示制御処理については、後述するためここでの詳細な説明は省略する。
続いて、ステップS41でプロセッサ30は、表示中の画面が切り替えられたか否かを判断する。つまり、操作禁止領域80が表示されているときに画面が切り替えられたかが判断される。ステップS41で“YES”であれば、つまり表示中の画面が切り替えられた場合、ステップS21(図9)に戻る。
また、ステップS41で“NO”であれば、表示中の画面が切り替えられていなければ、ステップS43でプロセッサ30は、操作禁止領域80が解除されているか否かを判断する。つまり、一時解除の操作によって操作禁止領域80が解除されているかが判断される。ステップS43で“NO”であれば、つまり操作禁止領域80が一時的に解除されていなければ、ステップS33に戻る。一方、ステップS43で“YES”であれば、つまり操作禁止領域80が一時的に解除されていれば、ステップS45でプロセッサ30は、操作禁止領域80を再設定する。つまり、操作禁止領域バッファ334に、操作禁止領域データ344が示す座標データが記録される。そして、ステップS45の処理が終了すれば、プロセッサ30はステップS33に戻る。なお、ステップS45の処理を実行するプロセッサ30は再設定部として機能する。
表示制御処理は、図10のステップS39が実行されると開始される。ステップS51でプロセッサ30は、操作禁止領域80を表示する。たとえば、プロセッサ30は、操作禁止領域バッファ334に記憶されている座標範囲に、所定の色を塗り、背景が見えるようにその色の透過率を高くする。これにより、図4(A)に示すように、操作禁止領域80が表示される。続いて、ステップS53でプロセッサ30は、一時解除アイコン82を表示する。たとえば、図4(A)に示すように操作禁止領域80の中に一時解除アイコン82が表示される。続いて、プロセッサ30は、ステップS55で表示タイマを動作させる。つまり、表示カウンタ350が初期化される。
なお、ステップS51の処理を実行するプロセッサ30は表示処理部として機能する。また、ステップS53の処理を実行するプロセッサ30はアイコン表示処理部として機能する。
続いて、ステップS57でプロセッサ30は、一時解除操作がされたか否かを判断する。たとえば、プロセッサ30は、一時解除アイコン82に対してタッチ操作がされたかを判断する。ステップS57で“NO”であれば、つまり一時解除の操作がされなければ、ステップS59でプロセッサ30は、タッチ中か否を判断する。つまりタッチ操作禁止領域80に指がタッチされた状態であるかが判断される。ステップS59で“YES”であれば、つまりタッチ中であれば、プロセッサ30はステップS57に戻る。
また、ステップS59で“NO”であれば、つまりタッチされていなければ、ステップS61でプロセッサ30は、表示タイマが満了したか否かを判断する。つまり、操作禁止領域80が表示されてから第1所定時間が経過したかが判断される。ステップS61で“YES”であれば、つまり操作禁止領域80が表示されてから第1所定時間が経過していれば、ステップS63でプロセッサ30は、操作禁止領域80の表示を消去する。たとえば、図3(A)のように、ディスプレイ14の表示が元に戻る。そして、ステップS63の処理が終了すれば、プロセッサ30は表示制御処理を終了し、操作禁止領域制御処理に戻る。なお、ステップS63の処理を実行するプロセッサ30は消去部として機能する。
一方、ステップS61で“NO”であれば、ステップS57に戻る。また、ステップS57で“YES”であれば、つまり一時解除の操作がされると、ステップS65でプロセッサ30は、画面情報を記録する。たとえば、メモ帳機能の画面が表示されていれば、その画面の画面情報が画面情報バッファ336に記録される。続いて、ステップS67でプロセッサ30は、一時解除タイマを動作させる。つまり、一時解除カウンタ352が初期化される。
続いて、ステップS69でプロセッサ30は、タッチされているか否かを判断する。つまり、操作禁止領域80にタッチされているかが判断される。ステップS69で“NO”であれば、つまり操作禁止領域80にタッチされていなければ、ステップS71でプロセッサ30は、操作禁止領域80を全て解除する。つまり、図5(A),(B)に示すように、操作禁止領域80a,80bが消去される。このとき、操作禁止領域バッファ334に記憶されている座標データは消去される。そして、ステップS71の処理が終了すれば、プロセッサ30はステップS77に進む。
一方、ステップS69で“YES”であれば、たとえば図4(A)に示すように操作禁止領域80aにタッチされていれば、ステップS73でプロセッサ30は、操作禁止領域80の一部を解除する。たとえば、図4(B)に示すように、操作禁止領域80bが解除される。具体的には、操作禁止領域バッファ334に記憶されている操作禁止領域80bの座標データが削除される。
なお、ステップS71およびステップS73の処理を実行するプロセッサ30は解除部として機能する。特に、ステップS71の処理を実行するプロセッサ30は第1解除部として機能し、ステップS73の処理を実行するプロセッサ30は第2解除部として機能する。
続いて、ステップS75でプロセッサ30は、タッチ中か否かを判断する。つまり、操作禁止領域80にタッチされたままであるかが判断される。ステップS75で“YES”であれば、つまりタッチ中であれば、プロセッサ30はステップS75の処理を繰り返す。一方、ステップS75で“NO”であれば、つまり操作禁止領域80から指が離されると、ステップS77でプロセッサ30は、一時解除タイマが満了したか否かを判断する。つまり、操作禁止領域80の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したかが判断される。ステップS77で“NO”であれば、つまり第2所定時間が経過していなければ、ステップS79でプロセッサ30は、表示中の画面が切り替えられたか否かを判断する。つまり、プロセッサ30は、表示中の画面の画面情報が画面情報バッファ360に記録される画面情報と異なっているかを判断する。ステップS79で“NO”であれば、つまり画面が切り替えられていなければ、プロセッサ30はステップS77に戻る。
ステップS77で“YES”であれば、つまり一時解除されてから第2所定時間が経過していれば、ステップS81でプロセッサ30は、記録された画面情報に基づいて回数をカウントアップする。たとえば、メモ帳の画面が表示され、その画面が切り替わっていなければ、一時解除テーブルデータ346において、メモ帳の画面の画面情報と対応する回数がインクリメント(カウントアップ)される。
また、ステップS79で“YES”であれば、つまり画面が切り替えられていれば、プロセッサ30は、ステップS81で記録された画面情報に基づいて回数をカウントアップする。たとえば、メモ帳機能の画面からブラウザ機能に切り替えられた場合、画面情報バッファ336にはメモ帳機能の画面の画面情報が記録されているため、メモ帳機能の画面情報と対応する回数がインクリメントされる。つまり、最初に表示されていた画面の画面情報に対応付けて、回数がカウントアップされる。そして、ステップS81の処理が終了すれば、プロセッサ30は表示制御処理を終了して、操作禁止領域制御処理に戻る。なお、ステップS81の処理を実行するプロセッサ30はカウント部として機能する。
<第2実施例>
第2実施例では、タッチされている操作禁止領域80が解除された場合、タッチ領域が新たな操作禁止領域80として設定される。
図12を参照して、左手の指で操作禁止領域80aの一部にタッチされている状態で、右手の指で操作禁止領域80aの中で画面外へ弾くタッチ操作(フリック操作)がされると、左手の指でタッチされているタッチ領域が新たな操作禁止領域80cとして設定されると共に、タッチされていない操作禁止領域80aが解除される。これにより、ユーザは操作禁止領域80を任意の位置に設定することが出来る。
なお、他の実施例では、新たに設定された操作禁止領域80c以外の操作禁止領域80は全て解除されてもよい。
また、その他の実施例では、タッチされている操作禁止領域80aを一旦解除したのちに、タッチ領域が操作禁止領域80cとして設定されてもよい。
図13は、第2実施例の表示制御処理の一部のフロー図である。なお、ステップS51−S63は、第1実施例と同じであるため、図示を省略する。また、図13において、第1実施例と同じ処理については、同じステップ番号を付してある。
第2実施例の表示制御処理においてステップS65の処理が実行されると、プロセッサ30は、ステップS67で一時解除タイマを動作させ、ステップS69でタッチされているかを判断する。このとき、タッチされていなければ、プロセッサ30はステップS71の処理を実行した後に、ステップS77に進む。
また、操作禁止領域80にタッチされていれば、ステップS91でプロセッサ30は、タッチされている操作禁止領域80に一時解除操作がされたか否かを判断する。たとえば、図12(A)に示すように、タッチされている操作禁止領域80に一時解除のタッチ操作がされたかが判断される。ステップS91で“NO”であれば、たとえば図4(A)に示すように、タッチされていない操作禁止領域80bに一時解除の操作がされると、プロセッサ30は、ステップS73で操作禁止領域80の一部を解除し、ステップS75に進む。たとえば、図4(A),(B)に示すように操作禁止領域80bが解除される。
また、ステップS91で“YES”であれば、たとえば図12(A)に示すように、タッチ中の操作禁止領域80aに一時解除の操作がされていれば、ステップS93でプロセッサ30は、タッチ領域を検出する。たとえば、タッチされている範囲がタッチバッファ330から読み出される。続いて、ステップS95でプロセッサ30は、タッチ領域を操作禁止領域80として設定する。たとえば、図12(B)に示すように、指でタッチされている領域が、新たな操作禁止領域80cとして設定される。続いて、ステップS97でプロセッサ30は、タッチされている操作禁止領域80の一部を解除する。たとえば、図12(B)に示すように、タッチされている操作禁止領域80aにおいて、タッチされていない領域が解除される。なお、ステップS95の処理を実行するプロセッサ30は設定部として機能する。
続いて、プロセッサ30は、ステップS75,S77,S79をそれぞれ処理する。そして、ステップS77またはステップS79で“YES”であれば、ステップS99でプロセッサ30は、タッチ領域が操作禁止領域80にされているか否かを判断する。つまり、プロセッサ30は、操作禁止領域バッファ334にタッチ領域の座標が記憶されているかを判断する。
ステップS99で“NO”であれば、たとえば第1実施例のように、タッチ領域が操作禁止領域80とされていなければ、プロセッサ30は、ステップS81で記録された画面情報に基づいて操作禁止領域80が解除された回数をカウントアップする。そして、ステップS81の処理が終了すれば、プロセッサ30は、表示制御処理を終了して、操作禁止領域制御処理に戻る。
また、ステップS99で“YES”であれば、たとえば図12(B)に示すように、タッチ領域が操作禁止領域80cとされていれば、プロセッサ30は、表示制御処理を終了する。つまり、タッチ領域が新たな操作禁止領域80とされている場合は、回数はカウントアップされない。これは、第2実施例では、操作禁止領域80が再設定されたことになるため、操作禁止領域80が解除された回数としてカウントする必要が無いからである。
なお、他の実施例では、操作禁止領域80が一時解除アイコン82を兼ねて表示されてもよい。この場合、表示制御処理におけるステップS53は省略され、図14に示すように、ディスプレイ14には一時解除アイコン82が表示されなくなる。これにより、操作禁止領域80にGUI(キー)などが表示されている場合、ユーザはそのGUIを見やすくなる。
また、操作禁止領域80が解除された後、タッチ操作が行われる毎に、一時解除タイマが初期化されるようにしてもよい。つまり、ユーザがタッチ操作を行っている間は、操作禁止領域80が再設定されないようにすることが出来る。
また、ユーザは、操作禁止領域80の位置や大きさを任意に変更できてもよい。また、ユーザは、任意の画面を例外画面として登録することができてもよい。
また、本実施例で用いられたプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blue-Ray Disk)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、プログラムが本実施例と同等の構成の携帯端末にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
そして、本明細書中で挙げた、具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様変更などに応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
14 … ディスプレイ
16 … タッチパネル
30 … プロセッサ
40 … 入力装置
44 … フラッシュメモリ
46 … RAM
48 … タッチパネル制御回路
50 … 加速度センサ

Claims (12)

  1. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、および
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部を備え
    前記解除部は、
    前記操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の全てを解除する第1解除部、および
    前記操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の一部を解除する第2解除部を含む、携帯端末。
  2. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、
    タッチされている領域を操作禁止領域として設定する設定部
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、および
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部を備え、
    記解除部は、前記操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、前記設定部によって設定された操作禁止領域を残して、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する、携帯端末。
  3. 前記操作禁止領域が表示されてから第1所定時間が経過したとき、前記操作禁止領域の表示を消去する消去部をさらに備える、請求項1または2記載の携帯端末。
  4. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および
    前記操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、前記操作禁止領域にタッチされていなければ、前記操作禁止領域を再設定する再設定部を備える、携帯端末。
  5. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および
    前記操作禁止領域が表示されたとき、解除用のアイコンを表示するアイコン表示処理部を備え、
    前記操作禁止領域は、前記アイコンを兼ねて表示され、
    前記解除部は、前記アイコンが表示された状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する、携帯端末。
  6. 前記操作禁止領域は、第1操作禁止領域および第2操作禁止領域を含み、
    前記アイコン表示処理部は、前記第1操作禁止領域にタッチ操作がされたとき前記第2操作禁止領域に前記アイコンを表示し、前記第2操作禁止領域にタッチ操作がされたとき前記第1操作禁止領域に前記アイコンを表示する、請求項記載の携帯端末。
  7. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、
    前記解除部によって前記操作禁止領域が解除されたとき、前記表示部に表示されている画面に関連付けて、解除された回数をカウントするカウント部、
    前記カウント部によってカウントされた回数と、そのときの画面とを関連付けて記憶する記憶部、および
    前記画面が表示されたとき、その画面に関連付けて記憶されている回数が閾値以上であれば、前記操作禁止領域の全てを解除する全解除部を備える、請携帯端末。
  8. 前記表示部は、初期画面を表示し、
    前記初期画面が表示されたとき、前記記憶部に記憶されている回数を初期化する初期化部をさらに備える、請求項記載の携帯端末。
  9. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末のプロセッサを、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部、および
    前記操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、前記操作禁止領域にタッチされていなければ、前記操作禁止領域を再設定する再設定部として機能させる、操作禁止領域制御プログラム。
  10. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末のプロセッサを、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示処理部、および
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除部として機能させ、
    前記解除部は、
    前記操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の全てを解除する第1解除部、および
    前記操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の一部を解除する第2解除部を含む、操作禁止領域制御プログラム。
  11. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末の操作禁止領域制御方法であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示し
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除し、そして
    前記操作禁止領域の少なくとも一部が解除されてから第2所定時間が経過したとき、前記操作禁止領域にタッチされていなければ、前記操作禁止領域を再設定する、操作禁止領域制御方法。
  12. 筐体、前記筐体に設けられる表示部および前記表示部に設けられ、タッチ操作を受け付けるタッチパネルを有し、前記タッチパネルのタッチ有効領域の周囲の少なくとも一部に操作禁止領域が設定されている、携帯端末の操作禁止領域制御方法であって、
    前記操作禁止領域にタッチされたとき、前記操作禁止領域を表示する表示ステップ、および
    前記操作禁止領域が表示されている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の少なくとも一部を解除する解除ステップを含み、
    前記解除ステップは、
    前記操作禁止領域にタッチされていない状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の全てを解除する第1解除ステップ、および
    前記操作禁止領域にタッチされている状態で解除操作がされたとき、前記操作禁止領域の一部を解除する第2解除ステップを含む、操作禁止領域制御方法。
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