JP5730658B2 - 携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法 - Google Patents

携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法 Download PDF

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Description

この発明は、携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法に関し、特にロック状態を設定することができる、携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法に関する。
ロック状態を設定することができる携帯端末の一例が特許文献1に開示されている。特許文献1の携帯端末装置では、ダブルタップする操作などのジェスチャが動作場面ごとに登録される。そして、タッチパネルが正常動作を停止しているときに、タッチパネルに対して登録されたジェスチャと一致するジェスチャが行われると、タッチパネルが正常動作状態にされるとともに、ジェスチャに対応する動作場面も正常動作状態になる。
特開平11−203045号公報[G06F 3/033, G06F 3/00, H04Q 7/38, H04M 1/02, H04M 1/23]
特許文献1のようにダブルタップなどのジェスチャを動作場面ごとに登録した場合、ジェスチャの種類が足りなくなってしまい、使用者が登録しようと考える動作場面の全てを登録できなくなってしまうことがある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、新規な、携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法を提供することである。
この発明の他の目的は、ロック状態を解除するとともに様々な機能を実行することができる、携帯端末、ロック解除プログラムおよびロック解除方法を提供することである。
この発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。なお、括弧内の参照符号および補足説明等は、この発明の理解を助けるために記述する実施形態との対応関係を示したものであって、この発明を何ら限定するものではない。
第1の発明は、タッチパネルタッチパネルに対する入力を検出する入力検出部、タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部および方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、第1方向には所定の機能が対応付けられ、第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末であって、ロック状態が設定されているとき方向検出部によって検出された方が第1方向と一致したとき、ロック状態を解除し、かつ第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除部、およびロック状態が設定されているときに方向検出部によって検出された方向が第2方向と一致したとき、ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除部を備える、携帯端末である。
第1の発明では、携帯端末(10:実施例において対応する部分を例示する参照符号。以下、同じ。)は、タッチ、リリースおよびスライドなどが行われるタッチパネル(38)を備える。入力検出部(36)はそれらのタッチ操作による入力を検出する。方向検出部(24,S7,S79)は、たとえば使用者の指がスライドしたときの軌跡の方向を検出する。RAMなどを含む記憶部(34)は、方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する。また、携帯端末にロック状態が設定されると、タッチパネルに対するタッチ操作によって所定の処理が実行されないようになる。ロック状態が設定されているときに方向検出部によって検出された方が第1方向と一致したとき、第1解除部(24,S83,S85)はロック状態を解除し、かつ第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する。第2解除部は、ロック状態が設定されているときに方向検出部によって検出された方向が第2方向と一致したとき、ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない。
第1の発明によれば、使用者は、携帯端末を利用する様々な状況に応じた機能を、ロック状態を解除するとともに実行できるようになる。
また、一度の操作でロック状態を解除するとともに任意の機能を実行することができるため、使用者の操作性を向上させることができる。
第2の発明は、第1の発明に従属し、所定の機能を選択させる選択画面を表示する表示部をさらに備え、記憶部は、所定の機能が対応付けられた第1方向および所定の機能が対応付けられていない第2方向が登録されるテーブルを記憶し、選択画面に基づいて所定の機能が選択されたとき、方向検出部によって検出された第1方向に、選択された所定の機能を対応付けてテーブルに登録する登録部をさらに備える。
第2の発明では、たとえば、表示部(24,S9)は、所定の方向を登録しようとするときに、アラーム機能や、メール機能などを選択するための選択画面を表示する。記憶部は、所定の機能が対応付けられた第1方向および所定の機能が対応付けられていない第2方向が登録されるテーブルを記憶する。そして、メール機能が選択された場合、登録部(24,S13)は、登録するために検出された第1方向に、メール機能を対応付けてテーブルに登録する。
第2の発明によれば、使用者による任意の方向が、ロック状態を解除するための所定の方向として登録できるため、使用者の利便性が向上する。
第3の発明は、第1の発明に従属し、実行された機能の履歴を記録する履歴記録部をさらに備え、記憶部は、所定の機能が対応付けられた第1方向および所定の機能が対応付けられていない第2方向が登録されるテーブルを記憶し、テーブルに登録される所定の機能は、履歴記録部によって記録された機能の履歴に基づいて決められる。
第3の発明では、履歴記録部(24、S103)は、たとえば使用者によって実行された機能の履歴を記録する。記憶部は、所定の機能が対応付けられた第1方向および所定の機能が対応付けられていない第2方向が登録されるテーブルを記憶する。そして、テーブルに登録される所定の機能は、履歴記録部によって記録された機能の履歴に基づいて決められる。
第3の発明によれば、実行された機能の頻度を利用してテーブルに記録される機能が決められるため、使用者の利便性がより向上する。
第4の発明は、タッチパネル(38)、タッチパネルに対する入力を検出する入力検出部(36)タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部(24,S7,S79)および方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、第1方向には所定の機能が対応付けられ、第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末(10)のプロセッサ(24)を、ロック状態が設定されているとき方向検出部によって検出された方が第1方向と一致したとき、ロック状態を解除し、かつ第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除部(S83,S85)、およびロック状態が設定されているときに方向検出部によって検出された方向が第2方向と一致したとき、ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除部として機能させる、ロック解除プログラムである。
第4の発明も、第1の発明と同様、使用者は、携帯端末を利用する様々な状況に応じた機能を、ロック状態を解除するとともに実行できるようになる。
第5の発明は、タッチパネル(38)、タッチパネルに対する入力を検出する入力検出部(36)タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部(24,S7,S79)および方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、第1方向には所定の機能が対応付けられ、第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末(10)におけるロック解除方法であって、携帯端末のプロセッサが、ロック状態が設定されているとき方向検出部によって検出された方が第1方向と一致したとき、ロック状態を解除し、かつ第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除ステップ(S83,S85)、およびロック状態が設定されているときに方向検出部によって検出された方向が第2方向と一致したとき、ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除ステップを実行する、ロック解除方法である。
第5の発明も、第1の発明と同様、使用者は、携帯端末を利用する様々な状況に応じた機能を、ロック状態を解除するとともに実行できるようになる。
この発明によれば、複数の機能毎に、異なる方向を対応付けることで、使用者は、携帯端末を利用する様々な状況に応じた機能を、ロック状態を解除するとともに実行することができるようになる。
この発明の上述の目的、その他の目的、特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1はこの発明の一実施例の携帯電話機の電気的な構成を示す図解図である。 図2は図1に携帯電話機の外観の一例を示す図解図である。 図3は図2に示すタッチパネルに対して行われるタッチ操作の方向の一例を示す図解図である。 図4は図1に示すRAMに記憶される機能テーブルデータの構成の一例を示す図解図である。 図5は図1に示すRAMのメモリマップの一例を示す図解図である。 図6は図1に示す登録処理の一例を示すフロー図である。 図7は図1に示す方向検出処理の一例を示すフロー図である。 図8は図1に示すロック解除処理の一例を示すフロー図である。 図9は図1に示すRAMに記憶される履歴テーブルデータの構成の一例を示す図解図である。 図10は図1に示すRAMに記憶される頻度テーブルデータの構成の一例を示す図解図である。 図11は図1に示すRAMに記憶される第2実施例の機能テーブルデータの構成の一例を示す図解図である。 図12は図1に示す履歴記録処理の一例を示すフロー図である。 図13は図1に示すRAMに記憶される第3実施例の機能テーブルデータの構成の一例を示す図解図である。
<第1実施例>
図1を参照して、携帯電話機10は、携帯端末の一種であり、コンピュータまたはCPUと呼ばれるプロセッサ24を含む。また、プロセッサ24は、無線通信回路14、A/D変換器16、D/A変換器20、キー入力装置26、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34およびタッチパネル制御回路36などが接続される。また、無線通信回路14にはアンテナ12が接続される。A/D変換器16にはマイク18が接続され、D/A変換器20にはスピーカ22が接続される。表示ドライバ28にはディスプレイ30が接続される。そして、タッチパネル制御回路36にはタッチパネル38が接続される。
プロセッサ24は、携帯電話機10の全体制御を司る。RAM34は、記憶部として機能し、プロセッサ24の作業領域(描画領域を含む)ないしバッファ領域として用いられる。フラッシュメモリ32には、アプリケーションのデータなどが記録される。
A/D変換器16は、マイク18を通して入力される音声ないし音についてのアナログ音声信号を、デジタル音声信号に変換する。D/A変換器20は、デジタル音声信号をアナログ音声信号に変換(復号)して、図示しないアンプを介してスピーカ22に与える。したがって、アナログ音声信号に対応する音声ないし音がスピーカ22から出力される。また、プロセッサ24は、アンプの増幅率を制御することで、スピーカ22から出力される音声の音量を調整することができる。
キー入力装置26は、通話キー、終話キー、テンキーおよびアプリケーションキーなどが含まれる。また、使用者が操作したキーの情報(キーデータ)はプロセッサ24に入力される。
表示ドライバ28は、プロセッサ24の指示の下、当該表示ドライバ28に接続されたディスプレイ30の表示を制御する。また、表示ドライバ28は表示する画像データを一時的に記憶するビデオメモリ(図示せず)を含む。
タッチパネル38は、指などの物体が表面に接近して生じた電極間の静電容量の変化を検出する静電容量方式で、たとえば1本または複数本の指がタッチパネル38に触れたことを検出する。また、タッチパネル38は、ディスプレイ30の上に設けられ、その画面内で、任意の位置を指示するためのポインティングデバイスである。たとえば、タッチパネル38は、その表面を指で、押したり、撫でたり、触られたりすることにより操作されると、その操作を検出する。そして、入力検出部として機能するタッチパネル制御回路36は、タッチパネル38に指が触れると、その指の位置を特定し、操作された位置を示す座標のデータをプロセッサ24に出力する。つまり、使用者は、タッチパネル38の表面を指で、押したり、撫でたり、触れたりすることによって、操作の方向や図形などを携帯電話機10に入力することができる。
ここで、使用者がタッチパネル36の上面を指で触れる操作を「タッチ」と言うことにする。一方、タッチパネル36から指を離す操作を「リリース」と言うことにする。また、タッチパネル36の表面を撫でる操作を「スライド」と言うことにする。そして、タッチによって示された座標を「タッチ点」(タッチ開始位置)、リリースによって示された座標を「リリース点」(タッチ終了位置)と言うことにする。そして、タッチ、リリースおよびスライドなどのタッチパネル36に対して行う操作を、総じて「タッチ操作」と言うことにする。なお、タッチ操作は指だけに限らず、導電体が先端に取り付けられたタッチペンなどによって行われてもよい。また、タッチパネル38の検出方式には、表面型の静電容量方式が採用されてもよいし、抵抗膜方式、超音波方式、赤外線方式および電磁誘導方式などであってもよい。
無線通信回路14は、CDMA方式での無線通信を行うための回路である。たとえば、使用者がキー入力装置26を用いて電話発信(発呼)を指示すると、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話発信処理を実行し、アンテナ12を介して電話発信信号を出力する。電話発信信号は、基地局および通信網(図示せず)を経て相手の電話機に送信される。そして、相手の電話機において着信処理が行われると、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は通話処理を実行する。
通常の通話処理について具体的に説明すると、相手の電話機から送られてきた変調音声信号はアンテナ12によって受信される。受信された変調音声信号には、無線通信回路14によって復調処理および復号処理が施される。そして、これらの処理によって得られた受話音声信号は、D/A変換器20によってアナログ音声信号に変換された後、スピーカ22から出力される。一方、マイク18を通して取り込まれた送話音声信号は、A/D変換器16によってデジタル音声信号に変換された後、プロセッサ24に与えられる。デジタル音声信号に変換された送話信号には、プロセッサ24の指示の下、無線通信回路14によって符号化処理および変調処理が施され、アンテナ12を介して出力される。したがって、変調音声信号は、基地局および通信網を介して相手の電話機に送信される。
また、相手の電話機からの電話発信信号がアンテナ12によって受信されると、無線通信回路14は、電話着信(着呼)をプロセッサ24に通知する。これに応じて、プロセッサ24は、表示ドライバ28を制御して、着信通知に記述された発信元情報(電話番号など)をディスプレイ30に表示する。また、これとほぼ同時に、プロセッサ24は、図示しないスピーカから着信音(着信メロディ、着信音声と言うこともある。)を出力させる。
そして、使用者が通話キーを用いて応答操作を行うと、無線通信回路14は、プロセッサ24の指示の下、電話着信処理を実行する。さらに、通信可能状態が確立され、プロセッサ24は上述した通常の通話処理を実行する。
また、通話可能状態に移行した後に終話キーによって通話終了操作が行われると、プロセッサ24は、無線通信回路14を制御して、通話相手に通話終了信号を送信する。そして、通話終了信号の送信後、プロセッサ24は通話処理を終了する。また、先に通話相手から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。さらに、通話相手によらず、移動通信網から通話終了信号を受信した場合も、プロセッサ24は通話処理を終了する。
なお、本実施例の携帯電話機10は、所定の機能として、所定の時刻に音声を鳴らすアラーム機能、ネットワークを利用してHPを閲覧するためのブラウザ機能、メールの送受信を行うためのメール機能、所定の日程の予定(スケジュール)を登録/管理するためのスケジュール機能および電話番号およびメールアドレスなどを氏名と対応付けて管理するアドレス帳機能などを実行することができる。
図2(A)は、携帯電話機10の表面の外観を示す外観図であり、図2(B)は携帯電話機10の裏面の外観を示す外観図である。図2(A)を参照して、携帯電話機10は、ストレート型の形状をしており、平面矩形の筐体Cを有する。図示しないマイク18は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたマイク18に通じる開口OP2は筐体Cの縦方向一方の表面に設けられる。同じく、図示しないスピーカ22は、筐体Cに内蔵され、内蔵されたスピーカ22に通じる開口OP1は、筐体Cの縦方向他方の表面に設けられる。ディスプレイ30は、モニタ画面が筐体Cの表面側から見えるように取り付けられる。また、ディスプレイ30にはタッチパネル38が設けられる。
キー入力装置26は、通話キー26a、機能キー26bおよび終話キー26cを含む。そして、これらのキーは筐体Cの表面に設けられる。
たとえば、使用者は、ディスプレイ30に表示されたダイヤルキーに対して、タッチ操作を行うことで電話番号を入力し、通話キー26aによって音声発信操作を行う。そして、使用者は、通話が終了すると、終話キー26cによって通話終了操作を行う。また、使用者は、機能キー26bを操作することで、ディスプレイ30にメニュー画面を表示する。さらに、使用者は、ディスプレイ30に表示されたソフトキーおよびメニューに対してタッチ操作を行うことで、メニューの選択や確定を行う。そして、使用者は、終話キー26cを長押しすることで携帯電話機10の電源をオン/オフする。
なお、アンテナ12、無線通信回路14、A/D16、D/A20、プロセッサ24、表示ドライバ28、フラッシュメモリ32、RAM34およびタッチパネル制御回路36は筐体Cに内蔵されているため、図2(A),(B)では図示されない。
ここで、携帯電話機10は、電話機能などの携帯電話機10で利用可能な機能を制限、またはタッチパネル38がタッチ操作を受け付けないようにするロック機能を有している。たとえば、終話キー26cが操作されると、ディスプレイ30およびタッチパネル38の電源がオフとなるとともにロック状態が設定される。つまり、タッチパネル38の電源がオフになるため、タッチ操作は受け付けられない状態になる。この状態で、キー操作などによってディスプレイ30の電源がオンにされると、タッチパネル38の電源も同時にオンになり、ロック状態を解除するためのタッチ操作は受け付けられるようになる。そして、使用者は、タッチパネル38における任意の位置から所定の方向に指をスライドさせると、ロック状態を解除することができる。
このとき、本実施例では、所定の方向に機能が対応付けられていれば、ロック状態が解除されるとともに、対応付けられた機能も実行される。
図3、図4を参照して、本実施例の携帯電話機には、ロック状態を解除するための所定の方向として、右方向B0、下方向B1、上方向B2、左方向B3、右上方向B4および上右方向B5の6種類の方向が登録されている。また、図4の機能テーブルに示すように、下方向B1にはアラーム機能が対応付けられており、上方向にはブラウザ機能が対応付けられており、左方向B3にはメール機能が対応付けられており、右上方向B4にはスケジュール機能が対応付けられており、上右方向B5にはアドレス帳機能が対応付けられている。なお、右方向B0には何も機能は対応付けられていない。
たとえば、ロック状態が設定されているときに、使用者が任意の位置から下へ指をスライドすると、スライドによって描かれた軌跡の方向が下方向B1と一致するため、ロック状態が解除されるとともに、アラーム機能が実行される。なお、アラーム機能が実行されると、ディスプレイ30には、所定の時刻に音声を鳴らすためのアラーム時刻を登録したり、変更したりするためのGUIが表示される。
また、右上方向B4と上右方向B5とは、スライドによって描かれる軌跡の変化が異なるため、別々の方向として検出される。そのため、使用者が任意の位置から右へ指をスライドしてそのまま上にスライドさせると、ロック状態が解除されるとともにスケジュール機能が実行される。また、使用者が任意の位置から上へ指をスライドしてそのまま右にスライドさせると、ロック状態が解除されるとともにアドレス帳機能が実行される。
このように、複数の機能毎に、異なる方向が対応付けられているため、使用者は、携帯電話機10を利用する様々な状況に応じた機能を、ロック状態を解除するとともに実行できる。
また、一度のタッチ操作でロック状態を解除するとともに任意の機能を実行することができるため、使用者の操作性を向上させることができる。
さらに、使用者による任意の方向が、ロック状態を解除するための所定の方向として登録できるため、使用者の利便性を向上させることもできる。
なお、他の実施例では、プロセッサ24が、タッチパネル制御回路36が出力する信号を受け付けないように処理することで、タッチ操作による入力を無効にしてもよい。
また、機能が対応付けられていない右方向B0にスライドされた場合、ロック状態解除された後は、待機画面が表示されるが、機能は実行されない。
また、スライドの開始位置は図3に示すものに限られない。つまり、使用者は、ロック状態を解除して機能を実行させる場合、スライドの開始位置を気にする必要はない。
図5は、RAM34のメモリマップを示す図である。RAM34のメモリマップには、プログラム記憶領域302およびデータ記憶領域304が含まれる。また、プログラムおよびデータの一部は、フラッシュメモリ32から一度に全部または必要に応じて部分的かつ順次的に読み出され、RAM34に記憶されてからプロセッサ24によって処理される。
プログラム記憶領域302には、携帯電話機10を動作させるためのプログラムが記憶されている。たとえば、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、履歴記録プログラム310、登録プログラム312、方向検出プログラム314およびロック解除プログラム316などが含まれる。
履歴記録プログラム310は、携帯電話機10で実行された機能を時系列的に記録するためのプログラムである。登録プログラム312は、ロック状態を解除するための所定の方向および機能を登録するためのプログラムである。方向検出プログラム314は、タッチパネル38に対して指などがスライドした方向を検出するためのプログラムである。ロック解除プログラム316は、設定されたロック状態を解除するためのプログラムである。
なお、図示は省略するが、携帯電話機10を動作させるためのプログラムには、アラーム機能や、ブラウザ機能などに対応するプログラム、ネットワークを介して外部機器(サーバなど)との通信を確立するためのプログラムなどが含まれる。
続いて、データ記憶領域304には、タッチバッファ330、軌跡バッファ332および方向バッファ334が設けられるとともに、履歴テーブルデータ336および機能テーブルデータ338などが記憶される。また、データ記憶領域304には、タッチフラグ340およびロックフラグ342が設けられる。
タッチバッファ330には、タッチ操作によるタッチ点、リリース点および現在のタッチ位置を示すタッチ座標などが記憶される。軌跡バッファ332には、スライドによって変化するタッチ座標の履歴が記憶される。方向バッファ334には、上述した方向検出プログラム314によって検出されたスライドの方向が記憶される。履歴テーブルデータ336は、図9に示すように、「実行されたプログラム」の履歴が記録されるテーブルのデータである。機能テーブルデータ338は、図4に示すように、所定の方向と所定の機能とが対応付けられたテーブルのデータである。
タッチフラグ340は、タッチパネル38に対してタッチされているか否かを判断するためのフラグである。たとえば、タッチフラグ338は、1ビットのレジスタで構成される。タッチフラグ338がオン(成立)されると、レジスタにはデータ値「1」が設定される。一方、タッチフラグ338がオフ(不成立)されると、レジスタにはデータ値「0」が設定される。なお、タッチフラグ338は、タッチパネル制御回路36が出力する信号に基づいてオン/オフが切り換えられる。
また、ロックフラグ342は、ロック状態が設定されているか否かを示すためのフラグである。たとえば、ロックフラグ342は、ディスプレイ30およびタッチパネル38の電源をオフにする処理に応じてオンにされる。また、ロックフラグ342は、上述したロック解除プログラム316の処理に応じてオフにされる。そして、ロックフラグ342の構成は、タッチフラグ340と略同じであるため、構成についての詳細な説明は省略する。
なお、図示は省略するが、データ記憶領域304には、待機状態で表示される画像データや、文字列のデータなどが記憶されると共に、携帯電話機10の動作に必要なカウンタや、フラグも設けられる。
プロセッサ24は、Android(登録商標)およびREXなどのLinux(登録商標)ベースのOSや、その他のOSの制御下で、図6に示す登録処理、図7に示す方向検出処理および図8に示すロック解除処理など含む複数のタスクを並列的に処理する。
図6は登録処理のフロー図である。たとえば、ロック状態を解除するための所定の方向を登録するためのGUIが表示されると、プロセッサ24はステップS1で、タッチされたか否かを判断する。つまり、タッチパネル38に対してタッチされたかがタッチフラグ340に基づいて判断される。ステップS1で“NO”であれば、つまりタッチパネル38にタッチされていなければ、ステップS1の処理が繰り返される。一方、ステップS1で“YES”であれば、たとえばタッチパネル38に指などがタッチされると、ステップS3で軌跡を記録する。つまり、タッチ座標が軌跡バッファ332に記憶される。続いて、ステップS5では、リリースされたか否かを判断する。たとえばタッチパネル38から指が離されたかがタッチフラグ340に基づいて判断される。ステップS5で“NO”であれば、つまりタッチフラグ340がオンの状態であれば、ステップS3に戻る。そのため、タッチパネル38から指などが離されるまでは、タッチ位置の変化が軌跡として記録され続ける。
ステップS5で“YES”であれば、たとえばタッチパネル38から指が離されると、ステップS7で方向検出処理が実行される。なお、この方向検出処理については後述するため、ここでの詳細な説明は省略する。また、ステップS7の処理を実行するプロセッサ24は、方向検出部として機能する。
続いて、ステップS9で、機能の選択画面を表示する。つまり、検出された方向に対して対応付ける機能を選択するために、選択画面が表示される。なお、ステップS9の処理を実行するプロセッサ24は表示部として機能する。続いて、ステップS11では、機能が選択されたか否かを判断する。たとえば、表示される複数の機能の中から1つを選択するタッチ操作が行われたか否かを判断する。ステップS11で“NO”であれば、つまり機能が選択されていなければ、ステップS11の処理を繰り返して実行する。一方、ステップS11で“YES”であれば、つまり機能を選択する操作が行われれば、ステップS13で選択された機能と検出された方向とを対応付けて登録する。たとえば、検出された方向が下方向B1であり、選択された機能がアラーム機能であれば、図4に示すように下方向B1とアラーム機能とが対応付けられて、機能テーブルに記録(登録)される。また、検出された方向が右上方向B4であり、選択された機能がスケジュール機能であれば、右上方向B4にスケジュール機能が対応付けられて登録される。さらに、検出された方向が上右方向B5であり、選択された機能がアドレス帳機能であれば、上右方向B5にアドレス帳機能が対応付けられて登録される。そして、ステップS13の処理が終了すれば、登録処理は終了する。また、ステップS13の処理を実行するプロセッサ24は登録部として機能する。
なお、他の実施例では、記録された軌跡の長さが所定値以下であれば、ステップS7の処理を実行せずに、再入力を求める画面を表示したうえで、ステップS1に戻ってもよい。
図7は方向検出処理のフロー図である。たとえば、図6に示す登録処理でステップS7が実行されると、プロセッサ24はステップS31で、方向配列を設定する。この方向配列とは、タッチ座標が変化する毎に算出された方向を連続して記録するための配列である。また、設定する方向配列の大きさは、軌跡バッファ332に記憶されているタッチ座標の数に基づいて設定される。たとえば、記憶されるタッチ座標の数が「100」の場合、「方向配列[100]=方向配列[0],[1],…[99]」が設定される。
続いて、ステップS33では、開始位置を変数P1に設定する。つまり、軌跡バッファ332に記録されている、最初のタッチ座標が変数P1に設定される。続いて、ステップS35では、変数P1に対する、次の位置を変数P2に設定する。つまり、プロセッサ24は、軌跡バッファ332において、変数P1に設定されたタッチ座標の次に記録されているタッチ座標を、変数P2にする。続いて、ステップS37では、変数P1と変数P2とに基づいて方向を検出する。つまり、変数P1に設定されるタッチ座標に対して、変数P2に設定されたタッチ座標が存在する方向を検出する。続いて、ステップS39は算出された方向を方向配列に記録する。たとえば、タッチ点に対する方向が検出された場合は、「方向配列[0]」に検出された方向が記録される。
ここで、本実施例では、1つの座標に対して8方向(上、右上、右、右下、下、左下、左、左上)を定義し、それらの方向に対して「上」から時計回りに「0」〜「7」が対応付けられている。そして、変数P2の位置が上に存在する場合は「0」が方向配列に記録され、右上に存在する場合は「1」が方向配列に記録される。なお、方向配列を指定する変数はステップS39の処理が実行された後にインクリメントされる。
続いて、ステップS41では、変数P2に設定された位置が軌跡の最終位置か否かを判断する。つまり、変数P2に設定されたタッチ座標がタッチバッファ330に格納されるリリース点と一致するか否かを判断する。ステップS41で“NO”であれば、つまり最終位置でなければ、ステップS43で変数P2に設定された位置を変数P1に設定する。つまり、次の方向を検出するために、変数P2に設定されているタッチ座標が変数P1に設定される。そして、ステップS43の処理が終了すれば、ステップS35に戻る。つまり、軌跡バッファ332に記録されている全てのタッチ座標に対して、方向が検出されるまでステップS35−S43の処理が繰り返される。
ステップS41で“YES”であれば、つまり、変数P2に設定されたタッチ座標がリリース点と一致すれば、記録された方向を取得する。つまり、方向配列に記録された方向のうち、所定回数(たとえば、20回)以上、記録されている方向を取得する。たとえば、方向配列[0]〜[99]において、「上」が60回、「右」が35回、「左」が5回の順番で記録されている場合、ステップS45の処理では、「上方向」が取得された後に、「右方向」が取得される。
続いて、ステップS47では、方向が1つだけか否かを判断する。つまり、ステップS45の処理で取得された方向が1方向だけか否かを判断する。ステップS47で“YES”であれば、たとえば取得された方向が「上方向」だけであれば、方向バッファ334には「上方向」だけが記録される。また、ステップS47で“NO”であれば、たとえば取得された方向が上記したように「上方向」および「右方向」であれば、ステップS51で複数の方向を方向バッファ334に記録する。たとえば、方向バッファ334には、取得された順番で「上方向」および「右方向」が記録される。
そして、ステップS49またはステップS51の処理が終了すれば、方向検出処理は終了する。このとき、上位ルーチンが登録処理であれば、プロセッサ24は登録処理のステップS9に進む。
図8はロック解除処理のフロー図である。たとえば、ロック状態が設定された状態で、機能キー26bが操作されると、プロセッサ24はステップS71でロック画面を表示する。タッチ操作を促す文字や画像などを含むロック画面がディスプレイ30に表示される。
続いて、ステップS73ではタッチされたか否かを判断する。ステップS73で“NO”であれば、つまりタッチされていなければステップS73の処理が繰り返される。続いて、ステップS75では軌跡を記録し、ステップS77でリリースされたか否かを判断する。ステップS77で“NO”であれば、つまりリリースされていなければ、ステップS75に戻る。一方、ステップS77で“YES”であれば、つまりリリースされると、ステップS79で方向検出処理が実行される。つまり、図7に示す方向検出処理が実行され、スライドによって描かれた軌跡に基づく方向が方向バッファ332に記録される。なお、ステップS79の処理を実行するプロセッサ24は方向検出部として機能する。
続いて、ステップS81では、検出された方向が登録された方向と一致するか否かを判断する。つまり、方向バッファ332に記録される方向が、機能テーブルデータ338に記録される所定の方向と一致するか否かが判断される。なお、ステップS81の処理を実行するプロセッサ24は判断部として機能する。
ステップS81で“NO”であれば、つまり検出された方向が登録された方向と一致しなければ、ステップS71に戻る。つまり、ロック状態の解除に失敗したため、ディスプレイ30にはロック画面が再度表示される。また、ステップS81で“YES”であれば、たとえば検出された方向が機能テーブルの下方向B1と一致していれば、ステップS83でロック状態を解除し、ステップS85で機能テーブルに基づいて機能を実行する。つまり、ステップS85では、下方向B1に対応してアラーム機能が実行される。また、ステップS83,S85の処理を実行するプロセッサ24は実行部として機能する。
なお、他の実施例では、記録された軌跡の長さが所定値以下であれば、ステップS79の処理を実行せずに、再入力を求める画面を表示したうえで、ステップS71に戻ってもよい。
<第2実施例>
第2実施例では、所定の方向に対応付けられる機能が、機能の実行回数(頻度)に基づいて決められる。なお、第2実施例の携帯電話機10は、第1実施例と略同じであるため、携帯電話機10の電気的な構成、RAM34のメモリマップおよびフロー図などの説明は省略する。
図9を参照して、実行された機能の履歴が記録される履歴テーブルには、実行された順番に機能名が記録される。たとえば、この履歴テーブルによれば、メール機能が3回連続して実行された後、スケジュール機能、アドレス帳機能、ブラウザ機能が実行されたことが分かる。また、所定時間(たとえば、1時間)毎に、履歴テーブルデータ336から、実行された回数が多い機能が頻度テーブルに抽出される。たとえば、図9に示す履歴テーブルから抽出された結果が、図10に示す頻度テーブルとなる。図10を参照して、最も実行された回数が多い「第1位」の機能はメール機能である。また、次に多い「第2位」の機能はアドレス帳機能であり、「第3位」の機能はブラウザ機能であり、「第4位」の機能はスケジュール機能であり、「第5位」の機能はアラーム機能である。そして、頻度テーブルに抽出された結果が、図11に示す機能テーブルに反映される。たとえば、下方向B1には第1位の機能(メール機能)が対応付けられる。また、上方向B2には第2位の機能(アドレス帳機能)が対応付けられ、左方向B3には第3位の機能(ブラウザ機能)が対応付けられ、右上方向B4には第4位の機能(スケジュール機能)が対応付けられ、上右方向B5には第5位の機能(アラーム機能)が対応付けられる。そのため、第2実施例の携帯電話機10では、ロック状態で下方向B1にスライドされると、メール機能が実行される。
このように、第2実施例では、操作方向に順位を設定すると共に、この操作方向の順位と、実行された機能の頻度の順位とが合致するように設定することで、ロック状態の解除とともに所望の機能を実行することができるため、使用者の利便性がより向上する。
なお、上述した第2実施例では、所定時間毎に機能テーブルが更新されるが、他の実施例では、使用者による操作が行われたときに機能テーブルが更新されるようにしてもよい。また、ロック画面では、図10に示す頻度テーブルの内容が表示されてもよい。
ここで、第2実施例のプロセッサ24は、AndroidおよびREXなどのLinuxベースのOSや、その他のOSの制御下で、図6−図8に示す複数の処理に加えて、履歴記録処理も含む複数のタスクを並列的に処理する。
図12は履歴記録処理のフロー図である。たとえば、携帯電話機10の電源がオンにされると、プロセッサ24はステップS101で機能が実行されたか否かを判断する。たとえば、機能を実行するための操作がされたか否かを判断する。ステップS101で“NO”であれば、つまり機能を実行するための操作がされなければ、ステップS101の処理が繰り返される。一方、ステップS101で“YES”であれば、たとえば機能を実行するための操作がされると、ステップS103で実行された機能を記録する。たとえば、メール機能を実行するための操作がされると、履歴テーブルデータ336には「メール機能」と記録される。そして、ステップS103の処理が終了すれば、ステップS101に戻る。なお、ステップS103の処理を実行するプロセッサ24は履歴記録部として機能する。
<第3実施例>
第3実施例では、登録された複数の所定の方向のうち少なくとも1方向以上が、機能の実行回数(頻度)に基づいて対応付けられる。なお、第3実施例の携帯電話機10は、第1実施例および第2実施例と略同じであるため、携帯電話機10の電気的な構成、RAM34のメモリマップおよびフロー図などの説明は省略する。
図13を参照して、たとえば、登録された所定の方向B0−B5のうち、上方向B2には、最も実行された回数が多い「第1位」の機能が対応付けられる。すなわち、機能テーブルにおいて、上方向B2には「頻度」が設定されているため、図10に示す頻度テーブルのうち第1位の機能が対応付けられる。
たとえば、頻度テーブルが図10に示す状態であれば、上方向B2には「第1位」のメール機能が対応付けられる。そして、ロック状態で上方向B2のスライドがされると、ロック状態が解除されるとともに、メール機能が実行される。
このように、第3実施例では、実行された回数が多い機能と使用者が任意に登録した機能とを同時に、機能テーブルに登録することができる。
ただし、他の実施例では、図13に示す機能テーブルに複数の「頻度」が設定されてもよい。この場合、機能テーブルに「頻度」が設定される順番(上から下)と頻度テーブルの順位とが一致するように、機能が対応付けられる。たとえば、図13の右上方向B4にも「頻度」が設定されている場合は、図10に示す第2位の機能(「アドレス帳機能」が)右上方向B4に関連付けられる。
なお、第1実施例−第3実施例は、任意に組み合わせることが可能であり、具体的な組み合わせについては容易に想像できるので、詳細な説明は省略する。
また、機能テーブルにおいて、所定の機能には、上右左方向や、下右上方向などのように3つ以上の方向が組み合わせられたうえで、対応付けられてもよい。
また、携帯電話機10の通信方式はCDMA方式であるが、LTE(Long Term Evolution)方式、W−CDMA方式、GSM方式、TDMA方式、FDMA方式およびPHS方式などが採用されてもよい。
また、本実施例で用いられた複数のプログラムは、データ配信用のサーバのHDDに記憶され、ネットワークを介して携帯電話機10に配信されてもよい。また、CD,DVD,BD(Blu−ray Disc)などの光学ディスク、USBメモリおよびメモリカードなどの記憶媒体に複数のプログラムを記憶させた状態で、その記憶媒体が販売または配布されてもよい。そして、上記したサーバや記憶媒体などを通じてダウンロードされた、複数のプログラムが本実施例と同等の構成の携帯電話機にインストールされた場合、本実施例と同等の効果が得られる。
さらに、本実施例は、携帯電話機10のみに限らず、いわゆるスマートフォンおよびPDA(Personal Digital Assistant)に適用されてもよい。
そして、本明細書中で挙げた、配列の数、所定時間などの具体的な数値は、いずれも単なる一例であり、製品の仕様などの必要に応じて適宜変更可能である。
10 … 携帯電話機
24 … プロセッサ
26 … キー入力装置
32 … フラッシュメモリ
34 … RAM
36 … タッチパネル制御回路
38 … タッチパネル

Claims (5)

  1. タッチパネル前記タッチパネルに対する入力を検出する入力検出部、前記タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部および前記方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、前記タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、前記第1方向には所定の機能が対応付けられ、前記第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末であって、
    記ロック状態が設定されているとき前記方向検出部によって検出された方が前記第1方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、かつ前記第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除部、および
    前記ロック状態が設定されているときに前記方向検出部によって検出された方向が前記第2方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除部を備える、携帯端末。
  2. 所定の機能を選択させる選択画面を表示する表示部をさらに備え、
    前記記憶部は、所定の機能が対応付けられた前記第1方向および所定の機能が対応付けられていない前記第2方向が登録されるテーブルを記憶し、
    前記選択画面に基づいて所定の機能が選択されたとき、前記方向検出部によって検出された第1方向に、選択された所定の機能を対応付けて前記テーブルに登録する登録部をさらに備える、請求項1記載の携帯端末。
  3. 実行された機能の履歴を記録する履歴記録部をさらに備え、
    前記記憶部は、所定の機能が対応付けられた前記第1方向および所定の機能が対応付けられていない前記第2方向が登録されるテーブルを記憶し、
    前記テーブルに登録される所定の機能は、前記履歴記録部によって記録された機能の履歴に基づいて決められる、請求項1記載の携帯端末。
  4. タッチパネル、前記タッチパネルに対する入力を検出する入力検出部前記タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部および前記方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、前記タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、前記第1方向には所定の機能が対応付けられ、前記第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末のプロセッサを、
    記ロック状態が設定されているとき前記方向検出部によって検出された方が前記第1方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、かつ前記第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除部、および
    前記ロック状態が設定されているときに前記方向検出部によって検出された方向が前記第2方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除部として機能させる、ロック解除プログラム。
  5. タッチパネル、前記タッチパネルに対する入力を検出する入力検出部前記タッチパネルに対する入力に基づいて方向を検出する方向検出部および前記方向検出部によって検出可能な第1方向および第2方向を記憶する記憶部を有し、前記タッチパネルに対する入力に基づく所定の処理を実行させないロック状態が設定でき、前記第1方向には所定の機能が対応付けられ、前記第2方向には所定の機能が対応付けられていない、携帯端末におけるロック解除方法であって、前記携帯端末のプロセッサが、
    記ロック状態が設定されているとき前記方向検出部によって検出された方が前記第1方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、かつ前記第1方向に対応付けられた所定の機能を実行する第1解除ステップ、および
    前記ロック状態が設定されているときに前記方向検出部によって検出された方向が前記第2方向と一致したとき、前記ロック状態を解除し、所定の機能を実行しない第2解除ステップを実行する、ロック解除方法。
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