WO2007148526A1 - 表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、表示部材及び表示シート - Google Patents

Abstract

　表示部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示体や掛け渡しバーの位置を適宜調整できるようにした表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、表示部材及び表示シートを提供する。 　表示部材セットＳは、表側部１１と裏側部１２の周りに沿って連続的に設けられたアタッチメント被装着部１５を有する表示部材１と、該表示部材１に対する固定位置を変えることができるように、上記アタッチメント被装着部１５の所要の位置に着脱可能に固定することができる装着アタッチメント４と、を備えている。装着アタッチメント４には、表示パネル３または掛け渡しバー５が取り付け可能となっている。

Description

明 細 書

表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、表示部材及び表示 シート

技術分野

[0001] 本発明は、表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント及び表示体に関す る。

更に詳しくは、表示部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示体等の位 置を適宜調整できるようにした表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、 表示部材及び表示シートに関する。

[0002] また表示部材の設置場所などに応じて、現場で表示体等の高さ方向の取付位置を 適宜調整できるようにした表示部材セット、それに使用する装着アタッチメント、表示 部材及び表示シートに関する。

背景技術

[0003] 従来より、交通規制や危険な場所の区画表示に、セーフティコーンと呼ばれる錐形 の保安用具 (以下、「コーン部材」という）が用いられている。また近年では、このコー ン部材に別途、板状の表示体を取り付けることにより、コーン部材に各種の文字や図 形等の表示を施すようにしたものが提案されている（例えば特許文献 1、 2等)。 特許文献 1 :特開 2003— 34913号公報 (第 1図、第 2図）

特許文献 2 :特開平 10— 123952号公報 (第 1図）

[0004] 特許文献 1には、略リング状の取付具 (角材型ステ一と称される）を有する標識プレ ートなる表示体を使用し、この略リング状の取付部をコーン部材の先部側力 嵌め込 むことにより、表示体を取り付けるようにしたものが提案されて 、る。

[0005] 特許文献 2には、コーン嵌合孔を有する側面視 M形状の板状材からなる表示体を 使用し、コーン嵌合孔をコーン部材の先部側から嵌め込むことにより、表示体をコー ン部材に取り付けるようにしたものが提案されて 、る。

[0006] ところで、このコーン部材は、それ単独で使用する場合もある力 仕切区域を形成 するために、横に複数並べたコーン部材を棒状の掛け渡しバーで連結して使用する 場合がある。この掛け渡しバーの両端側には、隣り合うコーン部材の先端側に嵌め入 れるためのリング状の取付具 (以下、「リング部」と!、う）が設けてある。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0007] し力しながら、上記した従来のコーン部材に対する表示体または掛け渡しバーの取 り付け構造には、以下のような課題があった。

[0008] (表示体について）

(1)即ち、上記した特許文献 1及び 2に記載のものは、何れも単に表示体の嵌め込 み用の孔をコーン部材の先部側力も嵌め込んで引っ掛けただけの構造である。よつ て、嵌め込み用の孔の大きさ (直径)によって、取り付けた表示体の高さが決まってし まう。つまり、コーン部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示体の位置を 適宜調整することはできな 、。

[0009] 具体例を挙げると、例えば道路脇や空き地の歩道沿いに表示板を取り付けたコー ン部材を設置する際に、表示板の前方に電柱やガードレール等といった視界を妨げ る障害物があった場合、障害物で表示板が隠れないような位置にコーン部材を移動 させる必要がある。しかし、道路事情等が悪い住宅密集地などでは、道路脇や歩道 沿いに設置できるコーン部材のスペースは限られているため、コーン部材の設置位 置を変えることなぐコーン部材に対する表示板の位置を適宜調整できることが好まし い。

[0010] (2)また単に嵌め込んで引っ掛けただけの構造であるため、表示体が強風であおら れたり、歩行者や車が接触してコーン部材が転倒した場合には、表示体がコーン部 材力 簡単に外れてしまう可能性が高い。このため、表示体を取り付けたコーン部材 を一般道路に設置する場合は、外れた表示体が交通や歩行者の妨げになって危険 である。

[0011] (掛け渡しバーについて）

(1)また上記したように、コーン部材は掛け渡しバーと共に使用して仕切区域を形 成することができるが、単に掛け渡しバーのリング部をコーン部材の先部側に嵌め込 むだけの構造なので、表示体の場合と同様に、コーン部材力 簡単に外れやすい欠 点がある。

[0012] (2)更に、掛け渡しバーと共に使用することで、道路工事に伴う車の交通規制等に 使用するには好適であるが、通常のコーン部材の高さは大人の腰の高さよりもやや 低 、約 70センチ程度しかな 、ため、人が容易に跨 、で乗り越えることができると!/、う 欠点がある。このため、例えば重要犯罪やひき逃げ事件などの現場検証時等の緊急 に現場保全が必要なときなどに、関係者以外の立ち入りを厳密に禁止する仕切り部 材として、十分に機能するとは言えない。

[0013] そこで、単純にコーン部材の高さがより高くなるように、コーン部材を大きく製造する ことも考えられるが、上記したように、掛け渡しバーの高さを適宜調整できるような構 造にはなっていないので、掛け渡しバーの取付位置があまり高いと逆に下からくぐり 抜ける者を止めることができない。かといつて、取付位置をコーン部材の基部側に設 定すると、掛け渡しバーのリング部の大きさがコーン部材の基部側の直径と等しくなる ため、異常に大きくなり、持ち運びや保管が不便になる。よって、コーン部材のように リング部の大きさを変えることなぐ掛け渡しバーの取付位置を適宜調整できるような 表示部材の取付構造が好ま Uヽ。

[0014] (3)また現在、例えば警察や消防が現場検証を行う際に簡易的な掛け渡しバーとし て、夜間でも良く目立つように着色された蛍光イェローの仕切り用テープが主に使用 されている。この仕切り用テープは、上に持ち上げれば簡単に下からくぐって中に入 ることができるので、警察官や消防隊などの特定の関係者が現場の中と外を自由に 行き来するような場面に好適に使用できるといった利点がある。

[0015] し力しながら、細く薄いシート状のテープを素材としているため、侵入者に対して一 定の抑止効果は期待できるものの、現場への立ち入りを厳密に禁止するための掛け 渡しバーとしての機能は十分とは言えない。よって、コーン部材の掛け渡しバーのよ うに、車両の侵入を禁止できる程度のバリケード的な効果を有し、尚かつ、仕切用テ ープのように高さ方向に上げ下げできるようにして、特定の関係者が現場の中と外を 自由に行き来するような場面にも好適に使用できる新規な掛け渡しバーの取付構造 の開発が望まれる。

[0016] (本発明の目的） そこで本発明の目的は、表示部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示 体等の位置を適宜調整できるようにした表示部材セット、それに使用する装着ァタツ チメント、表示部材及び表示シートを提供することにある。

[0017] また本発明の他の目的は、表示部材力 表示体等が簡単に外れないように防止す ることにより、例えば車や人が行き交う一般の道路でも、表示体等が取り付けられた 表示部材を安全に設置できるようにした表示部材セット、それに使用する装着ァタツ チメント、表示部材及び表示シートを提供することにある。

[0018] 更に本発明の他の目的は、表示部材と協働して仕切区域を形成する掛け渡しバー により、車両の侵入を禁止できる程度のノ リケード的な効果を有し、また仕切用テー プのように高さ方向に上げ下げできるようにして、特定の関係者が現場の中と外を自 由に行き来するような場面にも好適に使用できるようにした表示部材セット、それに使 用する装着アタッチメント、表示部材及び表示シートを提供することにある。

課題を解決するための手段

[0019] 上記目的を達成するために本発明が講じた手段は次のとおりである。

なお、後述する作用の説明の理解を助けるため、図面において使用した符号を括 弧を用いて記載して 、るが、各構成要件を図面記載のものに限定するものではな 、

[0020] 本発明は、表示面 (11, 12)を備え、該表示面 (11, 12)の周りに沿って連続的または断 続的に設けられた被装着部 (15)を有する表示部材 (1)と、該表示部材 (1)に対する固 定位置を変えることができるように、上記被装着部 (15)の所要の位置に着脱可能に固 定することができる装着アタッチメント (4)と、を備えており、該装着アタッチメント (4)に は、上記表示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施すことが可能な表示体 (3)、ま たは Z及び並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡すように配置することにより 該表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡しバー (5)が取り付けられて いるか、取り付け可能である、表示部材セットである。

[0021] 本発明は、表示面 (11, 12)を有する周壁を備え、該表示面 (11, 12)の周りに沿って連 続的または断続的に設けられた被装着部 (15)を有する表示部材 (1)と、該表示部材 (1 )に対する固定位置を変えることができるように、上記被装着部 (15)の所要の位置に 着脱可能に固定することができる装着アタッチメント (4)と、を備えており、該装着ァタ ツチメント (4)には、上記表示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施すことが可能な 表示体 (3)、または Z及び並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡すように配置 することにより該表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡しバー (5)が 取り付けられている力、取り付け可能であり、更に該装着アタッチメント (4)は、上記表 示部材 (1)の被装着部 (15)に嵌め込むことができる嵌込部 (42)を有しており、該嵌込部 (42)は上記被装着部 (15)を挟持または把持する方向に力が作用することで表示部材( 1)に対する装着アタッチメント (4)の固定が維持される、表示部材セットである。

[0022] 本発明は、周壁を構成するように連設された表裏一対の側面部 (11, 12)を備え、該 側面部 (11, 12)の縁部の一部または全部に沿うようにして連続的または断続的に設け られた被装着部 (15)を有する表示部材 (1)と、該表示部材 (1)に対する固定位置を変 えることができるように、上記被装着部 (15)の所要の位置に着脱可能に固定すること ができる装着アタッチメント (4)と、を備えており、該装着アタッチメント (4)には、上記表 示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施すことが可能な表示体 (3)、または Z及び 並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡すように配置することにより該表示部材（ 1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡しバー (5)が取り付けられているか、取り 付け可能であり、更に該装着アタッチメント (4)は、上記表示部材 (1)の被装着部 (15)に 嵌め込むことができる嵌込部 (42)を有しており、該嵌込部 (42)は自己の形状保持力ま たは Z及び付勢手段によって上記被装着部 (15)を挟持または把持する方向に力が 作用することで、表示部材 (1)に対する装着アタッチメント (4)の固定が維持される、表 示部材セットである。

[0023] 本発明は、上記表示部材 (1)を着脱可能に取り付けることができ、取り付けた表示部 材 (1)に自立性を付与することができる取付ベース (2)を備えている、表示部材セットで ある。

[0024] 本発明は、上記表示部材 (1)が少なくとも基部側が筒状に形成されていると共に、基 部側開口 (10)を閉じようとする自己閉鎖性を有しており、該自己閉鎖性によって基部 側開口（10)が閉じる方向に力が作用することで、取付ベース (2)に対する表示体の取 り付けが維持される、表示部材セットである。 [0025] 本発明は、外側に表示面 (101)を有し、表示部材 (1)に着脱可能に被せることができ る表示シート (100)を備えて 、る、表示部材セットである。

[0026] 本発明は、上記表示部材セットを構成する、装着アタッチメントである。

[0027] 本発明は、上記表示部材セットを構成する、表示部材である。

[0028] 本発明は、上記表示部材セットを構成する、表示シートである。

[0029] 本明細書及び特許請求の範隨こいう「表示体 (3)または Z及び掛け渡しバー (5)」に は、表示体 (3)または掛け渡しバー (5)のいずれか一方を含む場合もあるし、あるいは 表示体 (3)及び掛け渡しバー (5)の両方を含む場合もある。

[0030] (作 用）

(a)本発明は次のように作用する。

装着アタッチメント (4)を使用して、表示体 (3)を表示部材 (1)に装着する場合を説明 する。

即ち、まず装着アタッチメント (4)を表示部材 (1)に装着して固定する。詳しくは、表示 部材 (1)の被装着部 (15)に装着アタッチメント (4)を装着し (嵌込部 (42)を有して 、るもの は嵌め込んで装着し)、続いて装着アタッチメント (4)に表示体 (3)を取り付ける。なお、 装着アタッチメント (4)に表示体 (3)が取り付けてあるものは、装着アタッチメント (4)を装 着すれば良い。

[0031] 上記した被装着部 (15)は、表示面 (11, 12)の周りに沿って連続的または断続的に設 けられている。よって、装着アタッチメント (4)を上記表示部材 (1)の被装着部 (15)の所 要の位置に固定することにより、表示部材 (1)に対する固定位置を変えることができる このように、表示部材 (1)に固定する装着アタッチメント (4)の位置を変えることで、表 示部材 (1)に対する表示体 (3)または Z及び掛け渡しバー (5)の位置を適宜調整するこ とができる。したがって、表示部材 (1)を設置する現場の状況に応じて、その場で表示 体 (3)の位置を適宜調整することができる。

[0032] (b)装着アタッチメント (4)が嵌込部 (42)を有しており、該嵌込部 (42)は、上記被装着部 (15)を挟持または把持する方向に力が作用することで、表示部材 (1)に対する装着ァ タツチメント (4)の装着が維持されるように構成されているものは、単にコーン部材の先 部側から表示体を嵌め込んで引っ掛けただけのコーン部材の取付構造とは相違して

、一旦、装着アタッチメント (4)を表示部材 (1)を装着すれば、単に一方向から強風が 吹いたり、人や車がぶつ力つたりしても、表示部材 (1)から装着アタッチメント (4)が容易 に外れにくい。

[0033] 上記した (a)及び (b)の作用は、並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡すよう にして配置することで表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成する掛け渡しバー (5) についても同じか大体同じである。

[0034] (c)装着アタッチメント (4)に上記掛け渡しバー (5)が取り付けられているか、取り付け可 能となっているものは、例えば従来のコーン部材と共に使用する掛け渡しバーと同様 な素材で掛け渡しバーを形成すれば、素材が細く薄 、従来の仕切テープとは相違し て、掛け渡しバー (5)が風になびいて揺れることもなぐ更に車両の侵入を禁止するよ うなバリケード的な使用にも好適である。

更に、上記した表示体と同様、表示部材に装着する装着アタッチメントの位置を変 えるので、人が通ることができるように掛け渡しバーの位置を適宜上げ下げすることに より、従来の仕切りテープと同様に、警察官や消防隊などの特定の関係者が現場の 中と外を自由に行き来しやすいという作用を奏する。

[0035] (d)表示部材 (1)を着脱可能に取り付けることができ、取り付けた表示部材 (1)に自立 性を付与することができる取付ベース (2)を備えているものは、表示部材 (1)が自立性 を有して!/、な 、場合は、取付ベース (2)に取り付けて使用する。

[0036] (e)外側に表示面 (101)を有し、表示体 (1)に着脱可能に被せることができる表示シー K100)を備えているものでは、表示体 (Is)にでなぐ表示体 (1)に被せる表示シート (10 0)側に例えば商品の広告や店の宣伝等の各種の表示を施す。そして、各種の表示 を施した表示シート (100)を複数揃えておけば、表示シート (100)を取り換えるだけで、 同じ表示体 (1)を繰り返して使用できる。

発明の効果

[0037] 本発明は上記構成を備え、次の効果を有する。

(a)本発明によれば、表示部材に固定する装着アタッチメントの位置を変えることで、 表示部材に対する表示体または Z及び掛け渡しバーの位置を適宜調整することが できる。これにより、表示部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示体また は Z及び掛け渡しバーの位置を適宜調整することができる。

[0038] (b)また装着アタッチメントが嵌込部を有しており、該嵌込部は、表示部材の被装着 部を挟持または把持する方向に力が作用することで、表示部材に対する装着ァタツ チメントの装着が維持されるものは、表示部材カも表示体または Z及び掛け渡しバー が簡単に外れないようになつている。したがって、例えば車や人が行き交う一般の道 路でも、表示体または Z及び掛け渡しバーが取り付けられた表示部材を安全に設置 できる。

[0039] (c)更に装着アタッチメントに表示部材と協働して仕切区域を形成する掛け渡しバー が取り付けられている力、取り付け可能となっているものは、従来のコーン部材と共に 使用する掛け渡しバーと同様な素材で掛け渡しバーを形成することで、車両の侵入 を禁止できる程度のノ リケード的な効果を有することができる。更に、人が通ることが できるように掛け渡しバーの位置を適宜上げ下げすることにより、特定の関係者が現 場の中と外を自由に行き来するような場面にも好適に使用できる。

[0040] (d)表示部材を着脱可能に取り付けることができ、取り付けた表示部材に自立性を付 与することができる取付ベースを備えて 、るものは、自立性を有して!/、な 、表示部材 であっても取付ベースに取り付けて使用することで、表示部材を立てた状態で使用で きる。

[0041] (e)外側に表示面を有し、上記表示体に着脱可能に被せることができる表示シートを 備えているものでは、各種の表示を施した表示シートを複数揃えておけば、表示シー トを取り換えるだけで、同じ表示体を繰り返し使用できる。

図面の簡単な説明

[0042] [図 1]本発明に係る表示部材セットの第 1の実施例を説明するための図であって、表 示部材セットの使用状態を示す正面視説明図。

[図 2]図 2(a)(b)は、表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜視説明図。

[図 3]図 3(a)は、図 2に示す装着アタッチメントの正面視説明図、図 3(b)は、同じく装 着アタッチメントの側面視説明図。

[図 4]図 4(a)は、図 3(b)に示す装着アタッチメントの平面視説明図、図 4(b)は、表示部 材に取り付けた状態の装着アタッチメントを示す平面視拡大説明図。

圆 5]表示部材セットを構成する表示部材と取付ベースを示し、表示部材を取付べ一 スに取り付けた状態を表す斜視説明図。

圆 6]取付ベースを示す拡大斜視説明図。

圆 7]図 6に示す取付ベース 2の I-I部分に対応する断面を示す説明図。

[図 8]図 7に示す取付ベース 2を上下二つ重ねた状態を示す断面説明図。

圆 9]同じく図 8に示す取付ベース 2を上下二つ重ねた状態を示す断面説明図であり

、図 6の II II部分に対応する断面を示す説明図。

[図 10]図 5に示す表示部材に表示シートを被せている状態を示す斜視説明図。 圆 11]取付ベースに取り付けた表示部材をフラワースタンドとして使用した場合を示 す説明図であり、図 11(a)はその正面視説明図、図 1 Kb)はその側面視説明図。 圆 12]本発明に係る表示部材セットの第 2の実施例を説明するための図であり、表示 部材セットの使用状態を示す正面視説明図。

[図 13]図 13(a)(b)は、図 12に示す表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜 視説明図。

圆 14]図 14(a)は、図 13(a)に示す装着アタッチメントの正面視説明図、図 14(b)は、 同じく装着アタッチメントの側面視説明図、図 14(c)は、装着アタッチメントの平面視 説明図。

圆 15]図 15(a)(b)は本発明に係る表示部材セットを構成する装着アタッチメントの他 の実施例を説明するための図であって、装着アタッチメントの斜視説明図。

圆 16]図 16(a)は、図 15(a)に示す装着アタッチメントの側面視縮小説明図であり、図

16(b)は、図 16(a)に示す装着アタッチメントを上方力も見た状態を示す拡大説明図。 圆 17]本発明に係る表示部材セットを構成する装着アタッチメントの他の実施例を説 明するための図であり、図 17(a)(b)は装着アタッチメントの斜視説明図。

圆 18]図 18(a)は図 17(a)に示す装着アタッチメントの側面視縮小説明、図 18(b)は図

17(a)に示す装着アタッチメントを上方力も見た状態を示す拡大説明図。

圆 19]本発明に係る表示部材セットの第 5の実施例を説明するための図であって、表 示部材セットの使用状態を示す正面視説明図。 [図 20]図 20(a)(b)は、図 19に示す表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜 視説明図。

[図 21]図 21(a)は図 20(a)に示す装着アタッチメントの側面視説明図、図 21(b)は同じ く装着アタッチメントの正面視説明図、図 21(c)は装着アタッチメントの平面視説明図

[図 22]本発明に係る表示部材セットの第 6の実施例を説明するための図であり、表示 部材セットの使用状態を示す正面視説明図。

[図 23]図 19に示す表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜視説明図。 符号の説明

[0043] A表示部材セット、 1表示部材、 2取付ベース、 3, 3b,3c表示パネルシート、

4, 4a, 4b,4c, 4d,4e装着アタッチメント、 5, 5d掛け渡しバー、 10基部側開 口、 11表側部、 12裏側部、 13曲部、 14先端縁、

15アタッチメント被装着部、 16吊下具、 20基体、 21,21b係止部材、 22取付ベース、 27底板、 28側壁部、 31差込片、 32嵌合凹部、 41掛止部、 42アタッチメント本体、 43, 43a表示体受部、

44,44aパネ、 45嵌合孔、 46フック、 47取付部、 51掛け渡しバー、 100表示シート、 101表示面、 102開口部、 115a差込孔、

115a, 115b差込孔、 116孔、 151掛止溝、 200流体収容部、

215a, 215b係合突起、 270締付固定具、 271孔、 272リブ、

273凹部、 311掛止凹部、 312掛止部、 321掛止片、 421嵌合凹部、 431嵌合片、 432差込溝、 433, 433b掛止突条部、 434当接部、 600突条部、 611表面部、 612孔、 613収容凹部、 614底面部、 615凹み、 616突部、 617蓋、 618流体充填部、 619凹部、

620孔、 621残部片、 622凹み、 623溝、 911表面部、

B植木鉢、 S表示部材セット

発明を実施するための最良の形態

[0044] 以下、本発明を実施例により説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな い。 [0045] 本発明を図面に示した実施例に基づき更に詳細に説明する。

実施例 1

[0046] 図 1ないし図 11は、本発明に係る表示部材セットの第 1の実施例を説明するための 図である。

図 1は表示部材セットの使用状態を示す正面視説明図、図 2(a)(b)は表示部材セッ トを構成する装着アタッチメントの斜視説明図、である。図 3(a)は図 2に示す装着ァタ ツチメントの正面視説明図、図 3(b)は同じく装着アタッチメントの側面視説明図、であ る。図 4(a)は図 3(b)に示す装着アタッチメントの平面視説明図、図 4(b)は表示部材に 取り付けた状態の装着アタッチメントを示す平面視拡大説明図、である。

[0047] 図 5は、表示部材セットを構成する表示部材と取付ベースを示し、表示部材を取付 ベースに取り付けた状態を表す斜視説明図、図 6は、取付ベースを示す拡大斜視説 明図で、取付対象である表示部材を想像線で表して 、る。

[0048] 図 1に示すように、表示部材セット Aは、先端部が平たく閉じられたやや扁平な略筒 状体で構成された表示部材 1と、表示部材 1を着脱可能に取り付けできる取付ベース 2と、表示体である表示パネル 3を上記表示部材 1に取り付けるための装着アタッチメ ント 4と、カゝら主に構成されている。図 1で符号 Lは設置面を示している。

以下、表示部材セット Aの各構成部材について、順を追って詳しく説明する。

[0049] (表示部材 1)

図 5に示す表示部材 1は、図 6に示すように、基端部に長円形状 (長孔状)の開口部 である基部側開口 10 (底部側開口）を備え、後述する図 11(b)に示すように、表示部 材 1の厚み (表側部 11と裏側部 12の距離)が先部側に向力つて次第に薄くなるように 、側面視で二等辺三角形状に形成されている。

[0050] 図 5に示すように、表示部材 1は、その先端側の幅方向の両端部分が外縁方向に 丸みをつけて形成されて 、る。また表示部材 1の先部側の端縁部分と幅方向の両側 の端縁部分も（図 4(b)に示す断面も参照）、その厚み方向に丸く形成されている。こ れにより、角張らせて形成した場合と比べ、人が表示部材 1にぶつ力つてもそれほど 痛くな 、ので、人が通行するまたは行き交うような場所でも安心して設置できる。

[0051] 本実施例では、表示部材 1の大きさは、図 5で横幅 (基部側開口 10の長手方向の 幅）が約 45cm、高さが約 90cm、幅方向の両端部の厚みがそれぞれ約 3. Ocm、基 部側における幅方向の中央部分 (最も膨らんだ部分)の厚みが約 17cmである。表示 部材 1の大きさは、表示する内容や設置場所等の使用条件によって適宜設定され、 上記したものに特に限定されない。

[0052] 表示部材 1は、例えば合成樹脂で一体成形することができる。その場合、表示部材 1の素材である合成樹脂の厚みは、例えば 3mm程度のものを好適に採用できる。表 示部材 1の成形方法としては、熱可塑性榭脂を材料としたブロー成形を採用すること もできるし、その他の公知の成形方法が適宜採用できる。また一体成形ではなぐ例 えば合成樹脂製のシートを折り曲げ、溶着や接着等の接合によって成形することも可 能である。

[0053] 図 5に示すように、表示部材 1は、表裏面に表示を施すことができる（表示面を構成 する）表側部 11と裏側部 12を有して 1、る。表側部 11と裏側部 12は周壁を構成する。 表側部 11と裏側部 12には、印刷、シールあるいは手書き等によって、例えば商品の 広告や店の宣伝（呼び込み）、あるいは土地の販売であれば「売地」等の表示を施す ことができる。図 1では、その一例として「売家」の文字と不動産の連絡先を表示した 場合を図示している。

[0054] 表示部材 1は、幅方向の両側縁に被装着部である曲部 13を有している。図 1に示 すように、この曲部 13の高さ方向と、表示部材 1の先端縁 14側の幅方向の所要の位 置に（表示部材 1の周縁部の一部）に、図 2に示す装着アタッチメント 4を嵌め込んで 装着することができる。以下、この表示部材 1の装着アタッチメント 4を装着する部分（ 被装着部）を「アタッチメント被装着部 15」といい、図 5では符号 13、 14の後に括弧を 付して表している。このように、アタッチメント被装着部 15は、表側部 11と裏側部 12 の周りに沿って連続的に設けられている。なお、アタッチメント被装着部 15を表側部 11と裏側部 12の周りに沿って断続的に設けることもできる。

[0055] 装着アタッチメント 4には、例えば板状の表示パネル 3を取り付けることができる。本 実施例では、表示パネル 3に「優良物件 100坪」や「即入居可」等を表示した場合を 図示している。使用する表示パネル 3の厚みは限定されず、例えば 5mm程度のもの が好適に使用できる。 [0056] 表示パネル 3の素材は特に限定するものではない。例えば発泡ポリスチレン等の発 泡合成樹脂製のパネルが好適に使用でき、それによつて表示パネル 3の軽量ィ匕を図 ることができる。更には、発泡合成樹脂以外のプラスチック板、木板、段ボール紙や 厚紙等の紙製の板体、あるいは軽量金属板やそれらの素材を組み合わせたもの等 や、その他の材料で形成することもできる。

[0057] 表示部材 1のアタッチメント被装着部 15には、装着した装着アタッチメント 4 (具体的 には、後述する装着アタッチメント 4の掛止部 41)が係合する掛止凹部である掛止溝 151を有している。掛止溝 151は、装着アタッチメント 4の取付位置を変えることがで きるように、表示部材 1の曲部 13の高さ方向と、先部側の幅方向に沿って連続的に 設けられている。即ち、掛止溝 151は、図 4(b)に示すように表側部 11と裏側部 12に 対向するように、基部側開口 10側（図 5参照)を除く表示部材 1の周縁側に連続的に 設けられている。

[0058] 図 4(b)に示すように、本実施例では掛止溝 151の断面は半円弧状である。この形 状は、装着アタッチメント 4の掛止部の形状に対応させて適宜設定でき、例えば断面 略「コ」状や他の形状に形成することもできる。

[0059] また表示部材 1は、正面視（図 1参照)で幅方向の長さが先部側に向力つてやや狭 くなるように、全体として先部側に向力つてややすぼまって形成されている。そして、 後述するように、基部側開口 10をやや拡げて取付ベース 2に取り付けた状態では、 基部側開口 10が少し膨らんで基部側の幅方向の長さが多少短くなることで、先部側 の幅方向の長さとほぼ等しくなるように設定されている。

[0060] これにより、表示部材 1を正面視で見た際に、表側部 11または裏側部 12が略長方 形状に見えるようにすると共に、表示部材 1を上方から見下ろした際に基部側が細く 見えてしまうことを防止すると 、つたデザイン上の効果が得られるようにして 、る。なお 、取り付け後においても、表示部材 1が先部側に向力つてすぼまるように形成した場 合は、取付ベース 2に対する表示部材 1の安定性がより向上するという効果が期待で きる。

[0061] 更に表示部材 1は、素材自体が有する自己形状保持力（自己弾性力）によって、一 且拡げた基部側開口 10を元の大きさに閉じようとする自己閉鎖性を有している。 [0062] また図 6に示すように、表側部 11及び裏側部 12の基部側 (底部側）には、その中央 部分に円形または円形状の孔で構成された係合要素である差込孔 115a, 115bが 所要数 (本実施例では、表側部 11及び裏側部 12それぞれに二箇所、合計四箇所） が向かい合わせに配置されている。差込孔 115a, 115bには、後述する取付ベース 22の係止要素 (係止部または係止突部）である係止突起 215a, 215bが、表側部 11 と裏側部 12 (基部側開口 10)を外方に拡げるように内方力も差し込まれる（図 5も参 照)。

[0063] (装着アタッチメント 4)

図 1及び図 2(a)(b)に示すように、装着アタッチメント 4は、上記した表示部材 1のァタ ツチメント被装着部 15に嵌め込んで装着できる嵌込部を構成するアタッチメント本体 42を備えている。アタッチメント本体 42は、図 4(a)(b)に示すように、アタッチメント被 装着部 15に嵌め込むことができるように、断面略 C形状に形成されている。そして、こ のアタッチメント本体 42の内周面側（内方）の凹部である嵌合凹部 421にアタッチメン ト被装着部 15が嵌め込まれる。

[0064] 装着アタッチメント 4は、合成樹脂で一体成形して形成することができる（後述する 金属製の薄板パネ 44を除く）。本実施例では、装着アタッチメント 4の大きさは、長手 方向の長さが約 15cm、幅が約 4cm (取り付ける前の状態)である。これに対し、表示 部材 1のアタッチメント被装着部 15の厚みは上記したように約 3cmである。なお、装 着アタッチメント 4の大きさは、取付対象である表示パネル 3の大きさ等に応じて適宜 設定できる。

[0065] 図 2(a)に示すように、アタッチメント本体 42の背面側 (嵌合凹部の反対側）に、表示 パネル 3を着脱可能に取り付けるための表示体受部 43が設けてある。表示体受部 4 3は、所要間隔をおいて並設された所要数 (本実施例では複数、二本)の嵌合片 43 1によって構成され、一対の嵌合片 431, 431の間には表示パネル 3を差し込むこと ができる隙間で構成される差込部である差込溝 432が設けてある。表示体受部 43は 、アタッチメント本体 42の長手方向の両端側の二箇所に所要間隔をおいて設けてあ る。

[0066] 更に図 4(a)に示すように、上記表示体受部 43を構成する嵌合片 431, 431の内側 面には、差し込んた表示パネル 3の表面に掛止してまたは引っ掛かって、表示パネ ル 3の脱着を防止するための掛止部である掛止突条部 433が向かい合うようにして 対で設けてある。

[0067] このような構成により、図 1に示すように、表示パネル 3を装着アタッチメント 4に取り 付ける場合には、表示パネル 3を表示体受部 43の差込溝 432に差し込めば良い。そ して、ー且差し込んだ表示パネル 3は、上記掛止突条部 433によって両側面側から 掛止されるので、多少の強 、風や雨を受けても容易には外れにく 、。

[0068] 特に表示パネル 3が発泡ポリスチレン等と 、つた可撓性または変形性を有する素材 の場合、やや肉厚の表示パネル 3を押し込んで入れることにより、掛止突条部 433が 表示パネル 3の側面に食 、込んで、容易に外れにく 、。

[0069] なお、表示パネル 3を着脱式ではなく、ネジゃビス等の締付固定具（図示せず)を 用いて装着アタッチメント 4に予め固定しても良い。固定式とすることで、暴風雨など の悪天候の際でも外れにくい。固定式を採用する場合、表示パネル 3に文字等の表 示を直接印刷しても良いが、別途印刷したシールを表示パネル 3に貼るようにし、表 示を変更したいときに、適宜シールを貼り替えるようにしても良い。なお、上記した掛 止突条部 433を省略することもできる。

[0070] 図 4(b)に示すように、アタッチメント本体 42は、表示部材 1のアタッチメント被装着部 15に装着したときに、アタッチメント被装着部 15を挟持する方向に付勢力が生じるよ うに形成された掛止部 41,41を有している。図 2(b)及び図 4(a)に示すように、この掛 止部 41 , 41は、アタッチメント本体 42の嵌合凹部 421の先部側（アタッチメント本体 4 2の内周面の先端側）に、装着アタッチメント 4の長さ方向に沿って設けられた爪部材 で構成されている。

[0071] 更に、図 2及び図 3に示すように、アタッチメント本体 42の外周面には、付勢手段で ある略 U字状のパネ 44が表面力 本質的に張り出さな 、ように溝 (符号省略）に嵌め 込んで設けてある。本実施例では、金属製の薄板パネ 44を使用している。ノネ 44は 、長手方向に所要の間隔をおいて所要数 (本実施例では複数、 2箇所）に設けてある 。なお、後述する実施例 2 (図 13(a)参照）のように、アタッチメント本体 42の外周面で はなぐ内周面に設けても良い。また、薄板パネ 44以外の他の形状のパネ 44を採用 しても良い。

[0072] アタッチメント本体 42において、嵌合凹部 421を挟む掛止部間の距離は約 2cmで ある。つまり、図 4(b)に示すように、アタッチメント被装着部 15の厚み (約 3cm)よりも 狭くなつている。よって、図 4(a)(b)に示すように、装着時には、アタッチメント被装着部 15に装着アタッチメント 4をやや力を入れて押し込めば、パネ 44の付勢力に抗して 掛止部の間隔が拡がり、掛止部がアタッチメント被装着部 15の掛止溝 151に嵌り込 む。

[0073] これにより、装着アタッチメント 4が表示部材 1に確実に装着され、掛止部 41, 41が 掛止溝 151から外れるように、やや力を入れて意図的に外さない限り（単に風が吹い たり人が接触しただけでは）、装着アタッチメント 4が表示部材 1から簡単には外れな いようになっている。

[0074] 更に上記したパネ 44を使用せずに、装着アタッチメント 4の素材自体が有する自己 形状保持力（自己弾性力)だけで、掛止部 41, 41に付勢力が生じるように形成する ことちでさる。

[0075] また図 1にそれぞれ示すように、表示部材 1に取り付けた一つの装着アタッチメント 4 に対して一つ表示パネル 3を取り付けても良いし、例えば高さ方向に所要間隔をお いて並べて取り付けた二つの装着アタッチメント 4,4に対して一つ表示パネル 3を取り 付けるようにしても良い。また表示面積が広い表示パネル 3の場合は、装着アタッチメ ント 4を三つ以上使用することもできる。

[0076] 更に図 2(a)に示すように、本実施例では、表示パネル 3を差し入れる表示体受部 4 3を装着アタッチメント 4の背面側に一箇所ずつ設けている。ただし、特にその位置と 数に限定するものではなぐアタッチメント本体 42における外周面のどの方向に向け て設けても良ぐまたその数も二以上 (複数)であっても良い。表示体受部 43を様々 な方向で設けることにより、図 1のように表示部材 1の表側面と同じ方向だけでなぐ 斜めにある ヽは直角等と 、つた様々な方向に向けて表示パネル 3を設置することが できる。

[0077] また表示部材 1に設けてあるアタッチメント被装着部 15の掛止溝 151は、上記した ように表示部材 1の先端側及び側縁部に連続的に設けてあるので、やや力を入れて スライドさせることによって、装着アタッチメント 4を掛止溝 151に沿って移動させること ができる。これについての詳しい作用は、後述する。

[0078] (取付ベース 2)

図 7は、図 6に示す取付ベース 2の I— I部分に対応する断面を示す説明図である。 図 8は、図 7に示す取付ベース 2を上下二つ重ねた状態を示す断面説明図であり、 重ねた上側の取付ベース 2を一点鎖線で示している。図 9は、同じく図 8に示す取付 ベース 2を上下二つ重ねた状態を示す断面説明図であり、図 6の II II部分に対応す る断面を示す説明図である。なお、図 8と同様、上側の取付ベース 2を一点鎖線で示 している。

図 5ないし図 9を主に参照して、取付ベース 2について説明する。

[0079] 図 6に示すように、取付ベース 2は、平面視略方形状で所要の厚みを有する基体 2 0と、基体 20の表面部 611に取り付けられた係止部材 21, 21を有している。係止部 材 21 , 21は、表面部 611に設けてある中央の孔 612を間に挟むようにしてその両側 にそれぞれ設けてある。

[0080] 図 5に示すように、表示部材 1の表側部 11及び裏側部 12には、円形または円形状 の差込孔 115a, 115bがそれぞれ設けてある。取付ベース 2の上記した各係止部材 21b, 21bの所要の位置には、係合突起 215a, 215bが設けてある。この各係合突 起 215a, 215bに表示部材 1の差込孔 115a, 115bを係合させる（差し込む）ことで、 表示部材 1を取付ベース 2に取り付けることができる。

[0081] なお、一方の係止部材 21の係合突起 215a, 215bと、他方の係止部材 21の係合 突起 215a, 215bの間の距離は、表示部材 1の表側部 11と裏側部 12の間の距離よ りもやや広く設定されている。これについての作用は、後述する。

[0082] 係止部材 21, 21は合成樹脂で形成されている。係止部材 21, 21は、その他の材 料、例えば木製、紙製、あるいは金属製の材料で形成することもできる。各係止部材 21 , 21は、係合突起 215a, 215bと係合突起 215a, 215bを互いに外方に向けた 状態で配置されている。

[0083] 各係止部材 21は、係合突起 215a, 215bを備えた側壁部 28を有している。係合突 起 215a, 215bは、側壁部 28の外側（外側面）の上部寄りに設けてある。 係合突起 215a, 215bは、表示部材 1の差込孔 115a, 115bに対応するように、図 6 で側壁部 28の横方向 (長さ方向）に所要の間隔をおいて二箇所並設されている。符 号 272は、係止部材 21の強度を向上させるためのリブを示している。

[0084] 係止部材 21, 21の底板 27 (図 7も参照）には、ネジゃビス等の締付固定具用の孔 271が所要数設けてある。本実施例では、一つの係止部材 21にっき、孔 271がニ箇 所設けてある。

[0085] 取付ベース 2の基体 20は、合成樹脂によって一体成形することができる（ただし、後 述する蓋 617は別途成形)。基体 20は、図 7及び図 9に示すように、底面側中央に底 面側から表面部 911へ向けて凹ませてある収容凹部 613を有している。収容凹部 61 3は、底面側力 表面部 611に向かってすぼまるように断面山形状に大きく凹ませて ある。

[0086] 取付ベース 2は、表示部材 1の転倒を防止するために、内部に重りのための水等の 液体または砂などの流動性固体を入れるまたは充填できる空所 200 (図 7、図 9参照 )を有している。詳しくは、取付ベース 2を構成する基体 20が、内部に水や砂等を入 れることができる空所である流体収容部 200を有している。流体収容部 200は、基体 20の内部が中空に形成されることで構成されている。

[0087] つまり、流体収容部 200に充填する水や砂の量によって、取付ベース 2の重量を適 宜調整できる。したがって、例えば車で移動しなければならないような場所に表示装 置を設置するようなときには、その設置現場において水や砂を充填するようにすれば 、運搬時の取付ベース 2が重くならずに、より多くの取付ベース 2を表示部材 1と共に 車に積むことができ、また保管時等の取扱 、も容易である。

[0088] 図 6で示す符号 618は、水や砂等を流体収容部 200に入れたり排出したりする開 口部を備えた蓋 617付きの流体充填部を備えている。流体充填部 618は、基体 20 の外へ出っ張らないように、基体 20側面の一部を内側に凹ませた凹部 619に配置さ れている。

[0089] なお、蓋 617付きの流体充填部の位置は、特に限定するものではなぐ取付ベース 2の上面側である表面部 611 (表面部 611の中央寄りまたは外寄りを問わない）に設 けることもできる。取付ベース 2の上面側に設ける場合の方が、側面側に設ける場合 と比べて、充填した水等が漏れにしく ヽと 、う利点がある。

[0090] そして、図 8及び図 9に示すように、取付ベース 2は複数積み重ねできるように構成 されており、積み重ねた場合に上の取付ベース 2 (基体 20)の収容凹部 613に、下の 取付ベース 2の係止部材 21, 21が収まるようになつている。このような構成により、例 えば風の影響を受ける屋外で設置する場合には、取付ベース 2を複数重ねて土台の 重量を増し、表示部材 1の安定性を向上させることができる。

[0091] なお、重ねる取付ベース 2の数は、図示の 2個に限定されるものではなぐ 3個以上 重ねることができることは言うまでもない。また、複数重ねた取付ベース 2の安定性を 向上させるため、取付ベース 2同士を紐やその他の固定具で連結することもできる。 その場合は、例えば図 8で左右両端に示す打ち付け部材用の孔 620, 620を利用し 、この孔 620,620に紐を通して固く結んだり、固定具を差し込んで固定することで、 取付ベース 2同士を連結することができる。

[0092] 更に、基体 20の表面側と底面側には、取付ベース 2を上下積み重ねた際に本質的 に基体 20の位置がずれないようにするための手段が設けてある。即ち、図 6に示す 基体 20の表面部 611の所要の位置に、基体 20の底面部 614に設けてある凹み 615 に合致する係止部である突部 616が形成されて ヽる。

[0093] 突部 616は、平面視円形で球面状に形成されているが、特にこの形状に限定する ものではない。なお、突部 616は所要数 (本実施例では複数、孔 612を間に挟むよう にして両側に二箇所)設けてあり、取付ベース 2に取り付けた後の表示部材 1の内部 に収まって外から隠れる位置にある。この取付ベース 2の位置が本質的にずれないよ うにするための手段は、他の公知技術を適宜採用することができる。

[0094] 図 7に示すように、係止部材 21, 21は、ネジゃビス等の締付固定具 270によって基 体 20の底部側（収容凹部 613の先部面側）から固着されている。

[0095] また図 6に示すように、基体 20の表面部 611における各係止部材 21の取付位置に は、各係止部材 21が取り付けられる向きに沿うようにして設けられた突条部 600が複 数並設されている。取付ベース 2の組み立て製造時においては、この突条部 600の 上から係止部材 21を取り付けることで、突条部 600が各係止部材 21の凹部 273 (実 施例 9、図 14参照）内に嵌り込む。これによつて、係止部材 21の取り付け向きがずれ ること防止して ヽる。

[0096] 図 7に示すように、基体 20の両端側（図 6も参照）には、接地面に対する固定手段 であって打ち付け部材である杭やアンカー等（図示せず)を差し入れる孔 620, 620 が設けてある。本実施例では、孔 620が対向して配置されるように基体 20の角部に 所要数 (本実施例では複数、合計二箇所)に設けてあるが、特にこの数や位置に限 定されない。

[0097] 孔 620は、内側に凹んだ基体 20の角部の残部片 621に形成された貫通孔で構成 されている。このように、内側に凹ませた部分に孔 620を設けることにより、打ち付け 部材が基体 20の外に出っ張ることを防止している。この孔 620にゴムや柔軟性を有 する合成樹脂製のリング（図示せず)を取り付けて、孔 620の破損を防止することもで きる。

[0098] 底面部 614において、基体 20の四隅部分には小さ目の凹み 622が形成されてい る。そして、底面部 614が直接接地面に接触しないように、この凹み 622にゴムゃ柔 軟性を有する合成樹脂製でチップ状の接地具 (図示省略)を取り付けることもできる。 またこの凹み 622を利用したり、別途新たに取り付け孔を設けてキャスター（図示省 略)を取り付けるようにしても良 、。

[0099] 基体 20の中央の孔 612には、電球や蛍光灯等の各種の照明手段である照明装置

(図示省略)を取り付けることができる。また底面部 614には収容凹部 613を中心とし て十字状に形成された溝 623が設けてあり、照明装置を取り付けた際に配線を外に 弓 Iき出すための案内溝として使用できる。

[0100] 照明装置を取り付ける場合は、表示部材 1 (後述する表示シートを取り付ける場合 は、表示シート 100の全体または一部）を透光性を有する素材で形成すれば良い。こ のようにすれば、薄暗い設置場所や夜間での設置に効果的であり、遠くからでも表示 装置 A18の位置を特定しやすい。よって、夜間営業する店の立て看板として、あるい は交通整理用の案内標識として好適である。なお、照明装置は基体 20側だけでなく 、表示部材 1側またはその両方に取り付けても良い。

[0101] なお、差込孔 115aと係合孔 115bの間には、取付ベース 2から表示部材 1を取り外 す際に指やフック等を引っ掛けるための孔（図示省略)を設けることもできる。 [0102] (表示シート）

図 10は図 5に示す表示部材に表示シートを被せている状態を示す斜視説明図で ある。

図 10に示すように、表示部材 1には、外側（表裏面）に表示面 101を備えた表示シ ート 100を先端側力も着脱可能に被せることができる。表示シート 100は、先端部が 閉じられて袋状に形成されており、基端部に開口部 102を有している。表示シート 10 0はその先端側の幅方向の両端部分がやや丸みをつけて形成されている。なお、そ の両端部分をやや角張らして形成しても良 、。

[0103] 表示シート 100の材料として、例えば耐水性を有する合成樹脂製シートを採用する ことができる。表示シート 100は、表示部材 1に被せた際に、シート表面に皺が形成さ れることを防止できるように、ややきつく嵌め込んで密着できるような大きさで形成す ることができる。またややきつく嵌め込んで密着させれば、暴風雨などの悪天候の際 でも外れにく!、と!/ヽぅ効果もある。

[0104] そして、ややきつく密着するように形成した場合、表示シート 100を円滑に被せるこ とができるようにするために、例えば接触面である少なくとも内面が滑りの良 、平滑な 面となるような柔軟性を有する合成樹脂製シートをその素材として使用することができ る。

[0105] 更に、本実施例では、上記したように表示部材 1の先端側の幅方向の両端部分が やや丸みをつけて形成されている。このような構成により、仮に上記両端部分を角張 らせて形成した場合と比べて、被せる際に、表示シート 100がその角張った両端部分 に弓 Iっ掛力ることを防止して表示部材 1に円滑 (スムーズ）に被せることができる。

[0106] 更に、表示部材 1に設けてあるアタッチメント被装着部 15の掛止溝 151は、被せた 表示シート 100を取り外す際に、表示シート 100の内周面基部側力も先部側に空気 が抜ける空気流通路として作用する。

即ち、表示シート 100は先端部が閉じられているため、表示シート 100を表示部材 1にきつく密着させて被せることができる大きさで形成した場合、表示シート 100を先 部側に単に引っ張っても、空気圧の関係で表示部材 1の表面と表示シート 100の内 面とが隙間なくぴったりと密着してしまい、容易には外れない恐れがある。このため、 力なりの力で強く引っ張らないと外れない場合があるが、無理に引っ張ってしまうと表 示シート 100が縦に伸びきつてしまい、再使用できないといった不都合が生じる場合 がある。

し力しながら、本実施例では、上記した掛止溝 151が空気流通路として作用するの で、表示シート 100を先部側へ引っ張ると、空気が掛止溝 151を通って内周面基部 側から先部側に抜けるため、比較的容易に取り外すことができ、上記した不都合は生 じにくい。

[0107] また、表示シート 100の先部側を開口させて、全体を筒状または管状に形成するこ ともできる。これにより、表示シート 100がより被せやすくなる。また、材料費を抑えて 製品のコストダウンを図ることができる。

[0108] そして、表示シート 100の表示面 101に、例えば商品の広告や店の宣伝（呼び込 み）、または土地販売であれば「売地」等の各種表示を施すことができる。更にこの表 示を印刷技術 (例えばグラビア印刷等）によって行えば、文字やイラスト等の多種多 様の表示を容易に施すことができる。

[0109] このように、表示部材 1にではなぐ表示部材 1に被せる表示シート 100側に各種の 表示を施すようにすれば、表示シート 100を取り換えるだけで、同じ表示部材 1を繰り 返して使用することができる。

[0110] 具体的な使用例を挙げると、国際会議場などにおける各種イベント会場の出入口 等に案内表示として本実施例の表示装置 A18を置き、各種イベントに応じて表示内 容の異なる表示シート 100をその都度被せるようにすれば、同じ表示部材 1を繰り返 して使用することができる。

また、コンビ-エンスストアや電ィ匕製品販売店等において、セール品やタイムセー ルの商品の内容に応じて臨機応変に表示シート 100を適宜取り換えるような使い方 ち採用でさる。

[0111] 更に、合成樹脂製の表示部材 1に表示シート 100を被せることで、太陽紫外線によ る表示部材 1の素材劣化を防止できるようにすれば、表示部材 1を屋外で長期的に 使用しやすくなる。

[0112] また表示部材 1の内部に照明装置を取り付ける場合は、表示シート 100に施したィ ラストの一部や文字だけを透光性を有する素材で形成し、そこ力 光を部分的に発 するようにすれば、昼間でも表示部材 1や施された文字が目立ちやすくい。更に、取 付ベース 2を利用せずに、表示部材 1だけを壁面に取り付けて看板として利用するこ ともできるし、照明手段を利用すれば、提灯看板のような使い方もできる。

[0113] 図 11は、取付ベースに取り付けた表示部材をフラワースタンドとして使用した場合 を示す説明図であり、図 11(a)はその正面視説明図、図 1 Kb)はその側面視説明図 である。

図 5で示した表示部材 1及び取付ベース 2は、図 11に示すように、フラワースタンド、（ 花立てスタンド)としても使用することができる。例えば、表示部材 1の表側部 11また は Z及び裏側部 12に吊下具用の孔 116 (図 11(b)で丸で囲んた部分拡大図を参照 )を所要数設け、その孔 116にフックやノヽンガー等の吊下具 16を備えた植木鉢 Bを 着脱可能に取り付けることができる。なお、吊下具を取り付ける手段は、上記孔に限 らず、リング等のその他の引掛部を適宜採用できる。

[0114] また図 2に示した表示パネル 3の装着アタッチメント 4を使用して、表示パネル 3に「 街をきれいに」等の文字を表記することにより、環境美化の推進に好適な表示装置と して好適に使用できる。

[0115] (作 用）

本実施例に係る表示部材セット Aは、次のように作用する。

なお、図 1に示すように、屋外に表示部材セット Aを設置する場合を例に挙げて、そ の作用を説明する。また以下に示す作業手順は一つの例を示しており、特にこの手 順に限定するものではな 、。

[0116] 表示部材 1は、取付ベース 2に着脱可能に取り付けできる。よって、例えば設置現 場まで車で移動する場合には、表示部材 1を取付ベース 2から取り外した状態で別 々に搬送する。このようにすれば、収容スペースが限らせた車 (例えばセダン)のトラ ンクでも、多くの表示部材 1を積み込むことができる。

[0117] 設置現場についたら、図 6に示す取付ベース 2の蓋 617を外して水や砂などを充填 し、必要に応じて杭やアンカー等で固定する。

[0118] 次に、取付ベース 2に表示部材 1を取り付ける。即ち、例えば表示部材 1の両側を 持って、基部側開口 10側 (底部側）を取付ベース 2の各係止部材 21, 21の上方から 嵌め込み、各係止部材 21, 21の係止突起 215a, 215bに表側部 11及び裏側部 12 の各差込孔 115a, 115bを嵌め込む。

[0119] 上記したように、一方の係止部材 21の係合突起 215a, 215bと、他方の係止部材 2 1の係合突起 215a, 215bの間の距離は、表示部材 1の表側部 11と裏側部 12の間 の距離よりもやや広く設定されている。したがって、取り付け後の表示部材 1には、基 部側開口を閉じようとする力（自己閉鎖性)が働き、表示部材 1の底部側内方部分で 係止部材 21を外方力 締め付けたような状態となる。その結果、表示部材 1は、取付 ベース 2に強固に取り付けられて起立状態を保持し、多少の強い風や雨を受けても 外れることはない。

[0120] つまり、アタッチメント本体 42は、自己の形状保持力または/及び付勢手段によつ て上記アタッチメント被装着部 15を挟持または把持する方向に力が作用することで、 表示部材 1に対する装着アタッチメント 4の装着が維持されるように構成されて 、る。

[0121] なお、表示部材 1は、上記したように基部側開口 10を閉じようとする自己閉鎖性を 有していることがより好ましいが、取付部材 2から容易に外れないようであれば、必ず しも自己閉鎖性を有している必要はない。また、表示部材 1が取付ベース 2から容易 に外れないように、係止部材 21の係合突起 215a, 215bの所要の位置に、表示部 材 1の差込孔 115a, 115bの内縁部に掛止または弓 Iっ掛力る溝や切欠部等を形成 することちでさる。

[0122] 次に、装着アタッチメント 4を使用して、表示パネル 3を表示部材 1に取り付ける。即 ち、まず図 2(a)に示す装着アタッチメント 4を表示部材 1に装着する。詳しくは、表示 部材 1のアタッチメント被装着部 15に装着アタッチメント 4を押し込んで嵌め込み、続 いて装着アタッチメント 4に表示パネル 3を差し入れて取り付ける。

[0123] 上記したように、装着アタッチメント 4のアタッチメント本体 42にはパネ 44が設けてあ り、そのパネ 44の付勢力によって掛止部がアタッチメント被装着部 15を挟持する方 向に力が働く。よって、ー且、装着アタッチメント 4を装着すれば、掛止部が掛止溝 15 1力も外れる位置まで両側に開かないと、装着アタッチメント 4は容易に外れない。し たがって、単に一方向から強風が吹いたり、人や車がぶつ力つたりしても、表示部材 1力も装着アタッチメント 4が容易に外れることはない。よって、例えば車や人が行き交 う一般の道路でも、表示パネル 3が取り付けられた表示部材 1を安全に設置できる。

[0124] なお、表示パネル 3も装着アタッチメント 4力も簡単に外れないようにするためには、 上記したようにネジゃビス等の締付固定具によつて固定することが望ま 、。ただし、 表示パネル 3を発泡ポリスチレン等の軽い素材によって形成すれば、万一、暴風雨 等によって外れたとしても、重大事故のような大きな危険は生じにくい。

[0125] 更に上記したように、装着アタッチメント 4は、やや力を入れてスライドさせることで、 表示部材 1のアタッチメント被装着部 15の掛止溝 151に沿って移動させることができ る。即ち、装着アタッチメント 4は、表示部材 1に対する固定位置を変えることができる ように、上記アタッチメント被装着部 15の所要の位置に着脱可能に固定することがで きる。このような構成により、表示部材 1の設置場所などに応じて、現場で表示パネル 3の取付位置を適宜調整できる。

[0126] したがって、仮に設置した表示部材 1の表示板の前に、ガードレールや歩道境界用 のブロック等と 、つた障害物があった場合には、装着アタッチメント 4をスライドさせて 、表示パネル 3を見える位置に移動させれば良い。これにより、表示部材 1を設置で きるスペースが限られた場所でも、表示部材 1の設置場所を移動せずに、表示パネ ル 3を隠れないように効果的に表示することができる。

[0127] また更に、表示部材 1の表面が雨で濡れたときなどは、表示部材 1を摘もうとしても 手が滑って持ち運びが困難な場合があり得る。そのような場合は、表示部材 1に装着 アタッチメント 4を取り付けておけば、装着アタッチメント 4が持ち運ぶ際の把手として 使用することができる。

[0128] なお、装着アタッチメント 4を表示部材 1から取り外すことなぐ高さ方向から先部側 にスライドできるように、装着アタッチメント 4の長手方向の長さを小さく設計して製造 することちでさる。

[0129] また本実施例では、断面楕円形状の表示部材 1を例として挙げているが、その断面 形状が円形状、長方形状、正方形状、三角形状、あるいはその他の多角形や異形 状 (不規則な形状)の表示部材を採用することもできる。更に、軽量ィ匕を図るため表 示部材 1を中空状に形成しているが、中実に形成することもできる。 実施例 2

[0130] 図 12ないし図 14は、本発明に係る表示部材セットの第 2の実施例を説明するため の図である。

図 12は表示部材セットの使用状態を示す正面視説明図、図 13(a)(b)は図 12に示 す表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜視説明図である。図 14(a)は図 1 3(a)に示す装着アタッチメントの正面視説明図、図 14(b)は同じく装着アタッチメント の側面視説明図、図 14(c)は装着アタッチメントの平面視説明図である。

[0131] なお、実施例 1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、 実施例 1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。これに ついては、後述する実施例 3についても同じである。

[0132] 本実施例では、実施例 1と装着アタッチメント 4aの構造が相違している。即ち、図 1 3に示すように、図 2に示す装着アタッチメント 4と相違して、表示パネル 3を着脱可能 に取り付けるための表示体受部 43aがアタッチメント本体 42の長手方向全体にわた つて連続的に設けられている。これにより、表示パネル 3に対する接触面積を広くして 、表示パネルが容易に外れないようにしている。

[0133] また上記したように、付勢手段である略 U字状のパネ 44aが、アタッチメント本体 42 の外周面ではなぐ内周面に設けてある。

実施例 3

[0134] 図 15ないし図 16は、本発明に係る表示部材セットを構成する装着アタッチメントの 他の実施例を説明するための図である。

図 15(a)(b)は装着アタッチメントの斜視説明図である。図 16(a)は、図 15(a)に示す 装着アタッチメントの側面視縮小説明図であり、装着アタッチメントに取り付けた表示 体である表示パネルシートを一点鎖線で表している。図 16(b)は、図 16(a)に示す装 着アタッチメントを上方力も見た状態を示す拡大説明図である。

[0135] 本実施例では、図 2に示す実施例 1と、装着アタッチメント 4bの構造が異なっており 、それに対応するように取付対象である表示パネルシート 3bの形状が異なって 、る。

[0136] (表示パネルシート）

まず、表示パネルシート 3bについて説明する。 図 16(a)(b)に示す本実施例では、発泡合成樹脂で形成した実施例 1の表示パネル 3 (図 1参照）と相違して、厚みが例えば l〜2mm程度の薄い表示パネルシート 3bを 使用している。表示パネルシート 3bは、柔軟性、可撓性または変形性を有する素材 で形成されている。この素材としては、合成樹脂製のシートが好適に使用できる。

[0137] なお、木板、段ボール紙や厚紙等の紙製の板体、あるいは軽量金属板やそれらの 素材を組み合わせたもの等や、その他の材料で形成することもできる。また表示パネ ルシート 3bの厚みや大きさは特に限定されない。

[0138] このように、厚みの薄い表示パネルシート 3bを使用することで風に対する抵抗を減 らし、暴風雨などの悪天候の際でも容易に外れないようにしている。また厚みが薄い ことで、複数重ねても嵩張らないため、運搬や保管等の取扱いが容易である。

[0139] 図 16(a)に示すように、表示パネルシート 3bの所要の位置には、装着アタッチメント の後述する嵌合孔 45に差し入れて嵌合させる差込片 31が設けてある。本実施例で は、差込片 31は長手方向の一辺部の略中央部分に設けてあり、基部の両側縁を内 側へ切り欠くようにして凹ませた掛止凹部 311を有している。これにより、掛止凹部 31 1の先部側は両側にやや張り出して掛止部 312を構成して 、る。

[0140] 更に、上記したように、表示パネルシート 3bは柔軟性、可撓性または変形性を有す る素材で形成されているため、表示パネルシート 3bの長手方向の中央部分でやや 湾曲させることにより、差込片 31も同様に弓形状に変形する。

[0141] (装着アタッチメント）

本実施例では表示体として、上記した厚みの薄 、表示パネルシート 3bを採用して おり、表示パネルシート 3bの差込片 31の形状に対応させた構造となっている。即ち、 図 15(a)及び図 16(b)に示すように、所要間隔をおいて配置された表示体受部 43の 間のアタッチメント本体 42に、表示パネルシート 3bの差込片 31を差し入れることがで きる嵌合孔 45が設けてある。嵌合孔 45は、図 16(b)に示す平面視で横長の楕円形 状または長孔状に形成され、差込片 31を差し込みやすくなつている。

[0142] 装着アタッチメントの嵌合孔 45の長手方向の長さは、表示パネルシート 3bに設け てある差込片 31の長手方向の長さ（掛止片を含む最も長い部分)よりも狭くなつてい る。 [0143] 以上のような構成により、図 16(a)に示すように、実際に表示パネルシート 3bを装着 アタッチメント 4bに取り付ける際は、まず、差込片 31の両側部分を表示体受部 43の 差込溝 432に嵌め入れる。

[0144] 次に、表示パネルシート 3bの長手方向の中央部分を湾曲させることで、差込片 31 を同様に弓形状に変形させる。そして、その状態を維持しながら、差込片 31を図 16( b)に示す嵌合孔 45に押し込んで嵌め入れる。その後は、表示パネルシート 3bから手 を離して元の形状に復帰させれば、差込片 31の掛止部 312が嵌合孔 45の両端部 の内縁に掛止されて、表示パネルシート 3bを再び湾曲させない限り、表示パネルシ ート 3bが装着アタッチメントから外れることはな 、。

[0145] 更に、図 6(b)に示すように、表示体受部 43, 43の一対の嵌合片 431,431の各内 側面には、各表示体受部 43の高さ方向に沿って掛止突条部 433bが所要数 (本実 施例では複数、一つの表示体受部 43に対して四箇所)設けてある。この掛止突条部 433bによって表示パネルシート 3bを両側力も挟み込み、容易に外れな!/、ようにして いる。

実施例 4

[0146] 図 17及び図 18は、本発明に係る表示部材セットを構成する装着アタッチメントの他 の実施例を説明するための図である。

図 17(a)(b)は、装着アタッチメントの斜視説明図であり、表示体である表示パネルシ ートの一部を一点鎖線で表している。図 18(a)は、図 17(a)に示す装着アタッチメント の側面視縮小説明図であり、装着アタッチメントに取り付けた表示体である表示パネ ルシートを一点鎖線で表している。図 18(b)は、図 17(a)に示す装着アタッチメントを 上方から見た状態を示す拡大説明図である。

[0147] なお、実施例 3と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、 実施例 3で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。

[0148] 本実施例では、図 3に示す実施例 1と、装着アタッチメント 4cの構造が異なっており

、それに対応するように取付対象である表示パネルシート 3cの形状が異なって 、る。

[0149] 即ち、図 18(b)に示すように、実施例 3の装着アタッチメント 4b (図 16(b)参照）と相 違して、表示体受部 43, 43の間には嵌合孔 45に相当する孔は形成されていない。 ただし、図 17(a)及び図 18(a)の一点鎖線に示すように、表示パネルシート 3cの取り 付け側に一部を切り欠くようにして形成された嵌合凹部 32が形成されている。そして 、嵌合凹部 32の先部側の両側には、内方に突出して形成された一対の掛止片 321 が設けてある。

[0150] そうして、実際に表示パネルシート 3cを装着アタッチメント 4cに取り付ける際は、表 示パネルシート 3cを表示体受部 43, 43に差し入れた状態で、表示パネルシート 3b の長手方向の中央部分でやや湾曲させ、上記した一対の掛止片 321, 321を、ァタツ チメント本体 42の長手方向の両端部の嵌合凹部 421に嵌め入れて両側から掛止さ せる（図 18(a)も参照)。これにより、表示パネルシート 3cの差込溝 432に、装着ァタツ チメント 4cが嵌り込んで容易に外れな 、ようになる。

[0151] 更に、表示体受部 43,43を構成する一方の嵌合片 431の内側面の所要の位置に 平面視半円形状の当接部 434が形成されている。当接部 434は、図 17(a)に示すよ うに、表示体受部 43の高さ方向に沿って設けられた突条部で構成されている。この 当接部 434が、表示体受部 43に差し入れられた表示パネルシート 3cに側面側から 当接することで、表示パネルシート 3cの一部を湾曲させた状態で掛止し、容易に外 れないようにしている。

実施例 5

[0152] 図 19ないし図 21は、本発明に係る表示部材セットの第 5の実施例を説明するため の図である。

図 19は表示部材セットの使用状態を示す正面視説明図、図 20(a)(b)は図 19に示 す表示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜視説明図、である。

図 21(a)は、図 20(a)に示す装着アタッチメントの側面視説明図、図 21(b)は、同じく 装着アタッチメントの正面視説明図、図 21(c)は、装着アタッチメントの平面視説明図 で掛け渡しバーを一点鎖線で示して 、る。

[0153] なお、実施例 1と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、 実施例 1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。

[0154] 本実施例に係る装着アタッチメント 4dは、表示部材 1と協働して仕切区域を形成す る棒状の連結具 (仕切りバー)である掛け渡しバー 5を取り付けて使用できる。掛け渡 しバー 5は、並設される表示部材 1, の間に掛け渡すようにして配置することで表示部 材 1 , 1と協働して仕切区域を形成する。

[0155] 掛け渡しバー 5の両端側には、リング状の取付具 51 (図 21(c)も参照）がそれぞれ 設けてある。そして、この取付具 51を表示部材 1に装着した装着アタッチメント 4dのフ ック 46に引っ掛けて使用するものである。なお、この掛け渡しバー 5は例えば合成榭 脂で形成することができ、セーフティコーンと呼ばれる錐形のコーン部材と共に使用 される汎用品を使用することもできる。

[0156] フック 46は側面視 L形状に形成されており、アタッチメント本体 42の外周面の所要 の位置に取り付けてある。この取付位置は、実施例 1の表示体受部 43と同様に、特 に限定するものではなぐ周面のどの方向に向けて設けても良ぐまたその数もニ以 上 (複数)であっても良い。

[0157] このように、本実施例に係る装着アタッチメント 4dを使用することで、表示部材 1と共 に掛け渡しバー 5を用いて仕切区域を容易に形成することができるので、警察や消 防などが現場保全を行う際に好適に使用できる。なお、図 19では、「交通事故」の発 生に起因して警察が現場検討を行っている様子を例に挙げて図示している。

[0158] また図 19では、実施例 2で説明した表示パネル 3用の装着アタッチメント 4aを同時 に使用することで、「交通事故 検証中」等をいつたパネルを掲げ、ドライバーや歩行 者に対して二次被害が発生しな 、ように注意を呼びかけて 、る。

[0159] なお、図 19では、同一方向に並べた表示部材 1を掛け渡しバー 5で連結している 状態を例に挙げて図示している力 例えばマンホールの点検を行う際に、マンホー ルを表示部材 1と掛け渡しバー 5で四方から取り囲むようにして設置して使用すること ちでさる。

[0160] 更に、実施例 1と同様に、装着アタッチメント 4dは、やや力を入れてスライドさせるこ とで、表示部材 1のアタッチメント被装着部 15に沿って移動させることができる。した がって、図 19の想像線で示すように、表示部材 1の設置場所などに応じて、現場で 掛け渡しバー 5の高さ位置を適宜調整できる。

[0161] 例えば現場の状況に応じ、子供が乗り越えられない高さ、あるいは子供が下をくぐ ることができな 、高さに掛け渡しバー 5の位置を適宜調整することができる。また取り 付ける掛け渡しバー 5の数も、後述する図 22に示すように、表示部材 1に対して一つ に限らず、上下に複数装着しても良い。

実施例 6

[0162] 図 22及び図 23は、本発明に係る表示部材セットの第 6の実施例を説明するための 図である。

図 22は表示部材セットの使用状態を示す正面視説明図、図 23は図 19に示す表 示部材セットを構成する装着アタッチメントの斜視説明図、である。

[0163] なお、実施例 5と同一または同等箇所には同一の符号を付して示している。また、 実施例 1で説明した箇所については、説明を省略し、主に相異点を説明する。

[0164] 図 23に示すように、本実施例では、図 21に示す装着アタッチメント 4dと相違して、 掛け渡しバー 5dが装着アタッチメント 4eから外れな 、ように取り付けられて 、る。即ち 、装着アタッチメント 4eのアタッチメント本体 42にリング状または側面視略 U字状の取 付部 47が設けてあり、この取付部 47にリング状の取付具 51が、取付角度は調整でき る力 外れないように予め取り付けられている。

[0165] このような構成により、図 19に示す装着アタッチメント 4dと相違して、取付装着ァタ ツチメント 4eを単に上げ下げするだけで、掛け渡しバー 5dも外れることなく一緒に上 下動するので、容易に高さを変えることができ、利便性が高い。

[0166] また、装着アタッチメント 4eをやや力を加えて移動させれば、比較的容易に上下動 させることができるので、図 22に示すように、人が通ることができるように上下の掛け 渡しバー 5dの間隔を広げれば、従来の仕切りテープと同様に、警察官や消防隊など の特定の関係者が現場の中と外を自由に行き来しやすい。

[0167] 更には、素材が細く薄いシート状の仕切テープとは相違して、掛け渡しバー 51は 風になびいて揺れることもなぐ丈夫で耐久性にも富むので、車両の侵入を禁止する ようなバリケード的な使用にも好適である。

[0168] なお、本明細書で使用している用語と表現はあくまで説明上のものであって、限定 的なものではなぐ上記用語、表現と等価の用語、表現を除外するものではない。ま た、本発明は図示の実施例に限定されるものではなぐ技術思想の範囲内において 種々の変形が可能である。 [0169] 更に、特許請求の範囲には、請求項記載の内容の理解を助けるため、図面におい て使用した符号を括弧を用いて記載している力 特許請求の範囲を図面記載のもの に限定するものではない。

産業上の利用可能性

[0170] (a)本発明によれば、表示部材に固定する装着アタッチメントの位置を変えることで、 表示部材に対する表示体または Z及び掛け渡しバーの位置を適宜調整することが できる。これにより、表示部材を設置する現場の状況に応じて、その場で表示体また は Z及び掛け渡しバーの位置を適宜調整することができる。

[0171] (b)また装着アタッチメントが嵌込部を有しており、該嵌込部は、表示部材の被装着 部を挟持または把持する方向に力が作用することで、表示部材に対する装着ァタツ チメントの装着が維持されるものは、表示部材カも表示体または Z及び掛け渡しバー が簡単に外れないようになつている。したがって、例えば車や人が行き交う一般の道 路でも、表示体または Z及び掛け渡しバーが取り付けられた表示部材を安全に設置 できる。

[0172] (c)更に装着アタッチメントに表示部材と協働して仕切区域を形成する掛け渡しバー が取り付けられている力、取り付け可能となっているものは、従来のコーン部材と共に 使用する掛け渡しバーと同様な素材で掛け渡しバーを形成することで、車両の侵入 を禁止できる程度のノ リケード的な効果を有することができる。更に、人が通ることが できるように掛け渡しバーの位置を適宜上げ下げすることにより、特定の関係者が現 場の中と外を自由に行き来するような場面にも好適に使用できる。

[0173] (d)表示部材を着脱可能に取り付けることができ、取り付けた表示部材に自立性を付 与することができる取付ベースを備えて 、るものは、自立性を有して!/、な 、表示部材 であっても取付ベースに取り付けて使用することで、表示部材を立てた状態で使用で きる。

[0174] (e)外側に表示面を有し、上記表示体に着脱可能に被せることができる表示シートを 備えているものでは、各種の表示を施した表示シートを複数揃えておけば、表示シー トを取り換えるだけで、同じ表示体を繰り返し使用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 表示面 (11, 12)を備え、該表示面 (11, 12)の周りに沿って連続的または断続的に設け られた被装着部 (15)を有する表示部材 (1)と、

該表示部材 (1)に対する固定位置を変えることができるように、上記被装着部 (15)の 所要の位置に着脱可能に固定することができる装着アタッチメント (4)と、

を備えており、

該装着アタッチメント (4)には、上記表示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施す ことが可能な表示体 (3)、または Z及び並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡 すように配置することにより該表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡 しバー (5)が取り付けられている力、取り付け可能である、

表示部材セット。

[2] 表示面 (11, 12)を有する周壁を備え、該表示面 (11, 12)の周りに沿って連続的または 断続的に設けられた被装着部 (15)を有する表示部材 (1)と、

該表示部材 (1)に対する固定位置を変えることができるように、上記被装着部 (15)の 所要の位置に着脱可能に固定することができる装着アタッチメント (4)と、

を備えており、

該装着アタッチメント (4)には、上記表示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施す ことが可能な表示体 (3)、または Z及び並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡 すように配置することにより該表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡 しバー (5)が取り付けられている力、取り付け可能であり、

更に該装着アタッチメント (4)は、上記表示部材 (1)の被装着部 (15)に嵌め込むことが できる嵌込部 (42)を有しており、該嵌込部 (42)は上記被装着部 (15)を挟持または把持 する方向に力が作用することで表示部材 (1)に対する装着アタッチメント (4)の固定が 維持される、

表示部材セット。

[3] 周壁を構成するように連設された表裏一対の側面部 (11 , 12)を備え、該側面部 (11 , 1 2)の縁部の一部または全部に沿うようにして連続的または断続的に設けられた被装 着部 (15)を有する表示部材 (1)と、 該表示部材 (1)に対する固定位置を変えることができるように、上記被装着部 (15)の 所要の位置に着脱可能に固定することができる装着アタッチメント (4)と、

を備えており、

該装着アタッチメント (4)には、上記表示部材 (1)に施される表示とは別に表示を施す ことが可能な表示体 (3)、または Z及び並設される上記表示部材 (1,1)の間に掛け渡 すように配置することにより該表示部材 (1,1)と協働して仕切区域を形成できる掛け渡 しバー (5)が取り付けられている力、取り付け可能であり、

更に該装着アタッチメント (4)は、上記表示部材 (1)の被装着部 (15)に嵌め込むことが できる嵌込部 (42)を有しており、該嵌込部 (42)は自己の形状保持力または Z及び付 勢手段によって上記被装着部 (15)を挟持または把持する方向に力が作用することで 、表示部材 (1)に対する装着アタッチメント (4)の固定が維持される、

表示部材セット。

[4] 表示部材 (1)を着脱可能に取り付けることができ、取り付けた表示部材 (1)に自立性 を付与することができる取付ベース (2)を備えて 、る、

請求項 1な!、し 3の 、ずれかに記載の表示部材セット。

[5] 表示部材 (1)は少なくとも基部側が筒状に形成されていると共に、基部側開口 (10)を 閉じようとする自己閉鎖性を有しており、該自己閉鎖性によって基部側開口 (10)が閉 じる方向に力が作用することで、取付ベース (2)に対する表示体の取り付けが維持さ れる、

請求項 4記載の表示部材セット。

[6] 外側に表示面 (101)を有し、表示部材 (1)に着脱可能に被せることができる表示シー K100)を備えている、

請求項 1な!、し 5の 、ずれかに記載の表示部材セット。

[7] 請求項 1ないし 6のいずれかに記載の表示部材セットを構成する、装着アタッチメン

[8] 請求項 1な 、し 6の 、ずれかに記載の表示部材セットを構成する、表示部材。

[9] 請求項 1ないし 6のいずれかに記載の表示部材セットを構成する、表示シート。