WO2007122753A1

WO2007122753A1 - 緯編地およびその製造方法

Info

Publication number: WO2007122753A1
Application number: PCT/JP2006/319487
Authority: WO
Inventors: Keigo Shimizu; Yoshiyuki Tsujioka; Shigeto Matsumoto; Masato Yamada
Original assignee: Mitsukawa & Co., Ltd.
Priority date: 2006-04-19
Filing date: 2006-09-29
Publication date: 2007-11-01
Also published as: TW200741051A; JP2007284840A

Abstract

緯編地(1)は、平編みされたベース部(10)の裏面側に、コース間、かつウェール間に弾性糸が跨った状態で露出する滑り止め部(20)を有している。滑り止め部(20)は、弾性糸を、千鳥状に配置される編目(10a-10d)のそれぞれにニッティングしていくことにより形成される。これにより、弾性糸のうち、編目(10a-10d)間に跨る部分である直線部(21)は、ベース部(10)の裏面外側において、１ウェール分跨った状態で外側に飛び出している。よって、緯編地(1)に、編目方向に対して縦方向や横方向に緯編地(1)を滑らせようとするカが働いても、この緯編地(1)と擦れ合う他の素材と直線部(21)との間で摩擦抵抗力が生じ、緯編地(1)が他の素材上を滑ることを防止することができる。

Description

明細書

緯編地およびその製造方法

技術分野

[0001] 本発明は、滑り止め機能を有する緯編地およびその製造方法に関する。

背景技術

[0002] 従来、滑り止め機能を有する経編地が知られている (例えば、特開 2003— 30135 4号公報参照)。当該公報に記載の滑り止め編成部を有する経編地は、基布編成部と連続して編成された滑り止め編成部を有し、この滑り止め編成部は、パイル状の浮上部分を形成できるように編成した高伸縮性挿入糸を有する起伏の大きな部分からなり、これにより、経編地自体の感触を維持した上で滑り止め効果を発揮できることが記載されている。

[0003] 経編地は、通常、伸縮性が少なく生地の感触も比較的硬、ことから、車の座席シートゃカーペットなどに用いられている。

[0004] 一方、伸縮性を有するとともに生地の感触が比較的柔らカ、ことから、洋服の生地として頻繁に用いられる緯編地においても、経編地のように、滑り止め機能を持たせたいという要望がある。

[0005] 例えば、特開 2005— 29934号公報には、ゴム糸またはポリウレタン糸と他の繊維とを交編させた緯編地が記載されている。ゴム糸またはポリウレタン糸の一部が少なくとも編地の表面に露出するように組織されているので、これにより、滑り止めの機能を得ることができると記載されている。

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0006] し力しながら、特開 2005— 29934号公報に記載の緯編地は、ゴム糸またはポリウレタン糸と他の繊維とを交編させているだけであるので、ゴム糸またはポリウレタン糸が他の繊維よりも生地の最表面よりも外側に露出する部分が少なぐ滑り止め機能が部分的にし力発揮されないと考えられる。そこで、本発明は、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地およびその製造方法を提供することを目的とする。課題を解決するための手段

[0007] 本発明の緯編地は、平編みされたベース部の裏面外側に、 1〜3コース間、かつ 1 〜5ゥエール間に弾性糸が跨った状態で露出する滑り止め部を有する構成としている。

[0008] すなわち、弾性糸の編目間に跨った部分は、平編みされたベース部の裏面外側に露出すると共に、 1〜3コース間、かつ 1〜5ゥエール間に跨った状態、つまり、ベース部のある一つの編目から、この編目を構成する同一コース以外の編目にかけて跨つた状態となっている。

[0009] このような滑り止め部を有する緯編地に、編目方向に対して縦方向や横方向に緯編地を滑らせようとする力が働くと、ベース部の裏面外側に露出した弾性糸の摩擦抵抗によって、緯編地と擦れ合う他の素材との間で摩擦抵抗力が生じる。弾性糸は、編目間を編目方向に対して斜めに横切るようにしてそれぞれベース部の裏面外側に飛び出ていることから、弾性糸は、緯編地のベース部に編目に対して縦方向や横方向にかかる力にそれぞれ抵抗することができ、緯編地が他の素材との間で滑ることを防止することができる。

[0010] また、弾性糸は、 1ゥエール分跨った状態で露出している方が望ましい。

[0011] 1ゥエール分跨った状態、つまり、ベース部のある一つの編目力 1ゥエールあけた隣のゥエールの斜め上方または下方にある編目にかけて跨った状態とすることにより、編目間を斜め方向に横切るようにしてベース部の裏面よりも外側に飛び出した弾性糸の長さを最適なものとすることができる。つまり、弾性糸の露出長さを長くすることにより、緯編地の面積に対する滑り止め部の割合が増加し、滑り止め部の摩擦抵抗力を増やすことができるが、露出長さがあまり長くなりすぎると、露出した弾性糸が弛んだり捻れたりしてしまい、滑り止めの効果を発揮できない場合もある。そこで、 1ゥエール分跨った状態にすることにより、弾性糸を適度な張り具合で露出させることができ、これにより、編目に対して縦方向や横方向に緯編地を滑らせようとする力が力かっても、最も効果的な滑り止め機能を発揮させることができる。

[0012] さらに、弾性糸は、ベース部の編目に伸長していない状態で-ッティングされている方が望ましい。 [0013] 滑り止め部を形成する弾性糸がベース部の編目にそれぞれニッティングされて!/、ることで、緯編地を滑らせようとする力が働いて緯編地が他の素材と擦れ合っても、弾性糸のうち、ベース部の裏面よりも外側に飛び出していない部分の弾性糸は、ベース部と同一のループを形成しているので、弾性糸がベース部力も容易に外れたり、しだいに抜けたりすることを防ぐことができる。これにより、経時劣化がおこりに《長期使用に耐えうる滑り止め機能を有する緯編地として用いることができる。

[0014] また、弾性糸としてポリウレタンを用いるとよい。本発明によれば、ポリウレタンはゴム等と比較すると耐久性に優れているので、経時劣化の少ない滑り止め部とすることができる。これにより、本発明の緯編地を衣服などに用いることで、緯編地に対して伸縮が何度も繰り返される状況であっても、滑り止め部の機能を失うことがない緯編地とすることがでさる。

[0015] 本発明の緯編地の製造方法は、表面となるベース部を平編みするとともに、ベース部の裏面外側に、弾性糸がベース部の生地の方向に対して斜めに露出するように- ッティングして滑り止め部を形成することを特徴とする。

[0016] 弾性糸をベース部の裏面外側に、ベース部のある一つの編目から、この編目を構成する同一コース以外で-ッティングすることにより、編目間を斜め方向に横切るように、ハ字状に弾性糸をベース部の裏面外側に飛び出た状態とすることができる。

[0017] 弾性糸がハの字状に飛び出た状態で滑り止め部が形成されることにより、緯編地に力かる緯編地を滑らせようとする力が、編目方向に対して左右どちら側の斜め方向から働いても、ハの字状に飛び出た弾性糸のうちのどちらかが摩擦抵抗となることができる。

[0018] このように、本発明の緯編地の製造方法によれば、緯編地の編目に対して、縦方向や横方向だけでなぐ斜め方向においても滑り止め機能を発揮する緯編地とすることができる。加えて、ニッティングすることにより、弾性糸はベース部の編目と同一のループで編み込まれているので、緯編地が他の素材と擦れ合っても、ベース部から容易に外れたり抜け落ちたりすることを防ぐことができる。

[0019] また、本発明の緯編地の製造方法によれば、ベース部の裏面外側のみが滑り止め機能を有し、表面側は通常の緯編地と全く同じ状態の緯編地を製造することができる。これにより、緯編地の表面側の柔らかさや肌触りを残しつつ、裏面側に滑り止め機能も有する緯編地とすることができる。

[0020] また、弾性糸を伸長して、な、状態で編む方が望ま、。

[0021] 通常、弾性糸を用いる場合は、生地に伸縮性を持たせるために、弾性糸を伸長した状態で編んでいくので、生地を編んだあとに弾性糸を伸長する力を取り除くと、弾性糸は収縮し、生地の編目に埋没した状態となってしまう。従って、弾性糸をこのような状態で編むと、ベース部の裏面外側に飛び出る弾性糸が少なくなるので、滑り止め機能を十分に発揮できない緯編地となってしまう。し力しながら、本発明によれば、弾性糸を伸長していない状態で編むことにより、出来上がった緯編地における弾性糸は収縮することなぐベース部の裏面外側に飛び出た状態となっているので、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地とすることができる。

発明の効果

[0022] 本発明によれば、緯編地が、平編みされたベース部の裏面外側に、 1〜3コース間、かつ 1〜5ゥエール間に弾性糸が跨った状態で露出する滑り止め部を有することにより、弾性糸が、ベース部の裏面外側に飛び出た状態とすることができるので、緯編地に、編目に対して縦方向や横方向に緯編地を滑らせようとする力が働いても、滑り止め部を形成する弾性糸の摩擦抵抗によってそれぞれの方向からカゝかる力に抵抗することができ、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地とすることができる。

図面の簡単な説明

[0023] [図 1]本発明の実施の形態における緯編地の概略を示す平面図である。

[図 2]同上緯編地の概略を示す背面図である。

[図 3]本発明の他の実施形態における緯編地の概略を示す平面図である。

発明を実施するための最良の形態

[0024] 以下、本発明の実施の形態における緯編地およびその製造方法について図面を参照しつつ説明する。図 1に示すように、本実施の形態における緯編地 1は、平編みされたベース部 10の裏面側に、コース間、かつゥエール間に弾性糸が跨った状態で露出する滑り止め部 20を有して、る。 [0025] ベース部 10は、ナイロンやポリエステル、綿などの繊維材料で形成された糸を平編みすることによって形成されている。また、滑り止め部 20は、ゴムやポリウレタンなど弹性を有する糸で形成されている。滑り止め部 20は、弾性糸であればどのようなものを用いてもよいが、ゴムなどの弾性糸と比較すると耐久性に優れているポリウレタンを使用する方が望ましい。

[0026] 図 1に示すように、本実施の形態においては、例えば、弾性糸をベース部 10の編目 10a〜10dにそれぞれニッティングすることによって 2コースに跨った 1列分の滑り止め部 20が形成されている。このように滑り止め部 20を形成する弾性糸がニッティングされるベース部 10の編目 10a〜： LOdは、次のように配置されているものである。

[0027] 編目 10bは、編目 10aのゥエールから 1ゥエールあけた次のゥエールにあり、また、編目 10aよりも一つ上のコースに配置されて!、る。さらに、編目 10cは、編目 10bのゥエールから 1ゥエールあけた次のゥエールにあり、編目 10bよりも一つ下のコース、つまり、編目 10aと同じコースにある。また、編目 10dは、編目 10cのゥエールから 1ゥェールあけた次のゥエールにあり、編目 10cよりも一つ上のコース、つまり、編目 10bと同じコースにある。このように、編目 10a〜： LOdは、それぞれが 1ゥエール分だけ間をあけたゥエールにあり、また、隣接する編目とコースが上下にずれている状態、つまり、千鳥状に配置されている。

[0028] このような配置にある編目 10a〜： LOdに、弾性糸をそれぞれの編目にユッテイングしていくことにより、弾性糸のうち、編目間に跨る部分である直線部 21は、ベース部 10 の裏面外側にぉ、て、 1ゥエール分跨った状態で外側に飛び出して、る。

[0029] このように、直線部 21がベース部 10の裏面外側に飛び出した状態となっていることにより、緯編地 1に、編目方向に対して縦方向や横方向に緯編地 1を滑らせようとする力が働！ヽても、この緯編地 1と擦れ合う他の素材と直線部 21との間で摩擦抵抗力が生じる。また、直線部 21は、編目間を編目方向に対して斜めに横切るようにして、それぞれベース部 10の裏面外側に飛び出していることから、直線部 21は、緯編地 1のベース部 10の編目方向に対して縦方向や横方向にかかる力にそれぞれ抵抗することができ、緯編地が他の素材との間で滑ることを防止することができる。

[0030] また、本実施の形態における滑り止め部 20の直線部 21aは、隣接する直線部 21b との間でハの字を形成しており、さら〖こ、直線部 21bは隣接する直線部 21cとの間で逆ハの字を形成することとなる。このように、弾性糸をベース部 10の編目にハ字状にニッティングしていくことにより、直線部 21は、すべて同じ方向に傾くのではなぐ隣接する直線部との間で山や谷を交互に形成するようにして飛び出た状態となっている。このような構成により、緯編地 1にかかる緯編地 1を滑らせようとする力力編目方向に対して上下左右だけに限らず左右両方の斜め方向のいずれの方向から働いても、ハの字状に飛び出た直線部 21のうちのいずれかが摩擦抵抗となり、緯編地 1が滑ることを防止することがでさる。

[0031] さらに、本実施の形態においては、編目 10a〜： LOdで構成される滑り止め部 20の上段側には、編目 10e〜： LOhにそれぞれニッティングされた滑り止め部 22が形成されている。この滑り止め部 22の直線部 23aは滑り止め部 20の直線部 21aに対して平行ではなく互いが傾斜するように、以下同様に、直線部 23bは直線部 21bに対して、直線部 23cは直線部 21cに対して交差するように傾いていることから、この構成により、緯編地 1にかかる緯編地 1を滑らせようとする力力編目方向に対して左右両方の斜め方向から局部的に働いても、直線部 21, 23がそれぞれの力に対して摩擦抵抗となり、緯編地 1が滑ることをさらに防止することができる。

[0032] また、本実施の形態における滑り止め部 20, 22は、弾性糸を編目 10a〜l lhにそれぞれニッティングすることによって形成していることにより、それぞれのループ部分は編目 10a〜： L lhにベース部 10と同一のループを形成するように編み込まれており、緯編地 1が他の素材と擦れ合っても、弾性糸がベース部 10から容易に外れたり、しだいに抜けたりすることを防ぐことができる。これにより、本実施の形態における緯編地 1に長期に渡って繰り返し力が力かっても、経時劣化がおこりに《長期使用に耐えうる滑り止め機能を有する緯編地 1として用いることができる。

[0033] 以上のように、本実施の形態における緯編地 1によれば、緯編地 1に、編目に対して様々な方向から緯編地 1を滑らせようとする力が働いても、弾性糸で形成された滑り止め部 20, 22の直線部 21, 23の摩擦抵抗によってそれぞれの方向力も力かる力に抵抗することができ、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地 1とすることがでさる。 [0034] また、本実施の形態においては、滑り止め部 20, 22の直線部 21, 23力 1ゥエール分あけて斜め方向に跨った状態で形成されていることから、直線部 21の長さを長くすることができ、緯編地 1の滑り止め部 20, 22として:機能する直線部 21, 23の総面積を大きくすることができる。これにより、隣接するゥエール間に跨った状態の直線部よりも、高い滑り止め機能を有する緯編地 1とすることができる。なお、本実施の形態では、滑り止め部 20, 22の直線部 21, 23は、 1ゥエール分跨った状態で形成されているが、これに限らず、直線部 21, 23に緩みが生じて滑り止め機能が低下しない程度であれば、 2ゥエール、 3ゥエール跨った状態に形成してもよい。

[0035] なお、本実施の形態における緯編地 1においては、直線部 21, 23がベース部 10 の裏面側の最表面より外側に飛び出た状態を維持するために、弾性糸を伸長しない状態で編む方がよい。

[0036] 通常、弾性糸を伸長した状態で編むと、生地を編んだあとに弾性糸を伸長する力を取り除くと、弾性糸は収縮し、生地の編目に埋没した状態となってしまい、ベース部 1 0の裏面外側に飛び出る弾性糸が少なくなるので、滑り止め機能を十分に発揮できない緯編地となってしまう場合がある。し力しながら、本実施の形態においては、弾性糸を伸長して、な、状態で編むことにより、出来上がった緯編地 1における弾性糸の収縮は少なぐ直線部 21, 23は、ベース部 10の裏面外側に飛び出た状態を維持することができるので、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地 1とすることができる。

[0037] なお、本実施の形態における緯編地 1において、生地の収縮を防ぐとともに、編み上がったあとの緯編地 1の生地幅を大きくしたい場合には、最終仕上げ段階で、編み上がった緯編地 1を伸ばして熱をカ卩えるとよい。編み上がった生地に熱をカ卩えることにより、生地は伸長された状態で固定されることとなる。このような操作を行うと、滑り止め部 20, 22の直線部 21, 23がベース部 10に埋没することなぐ直線部 21, 23がベース部 10の裏面外側に飛び出た状態で固定されることとなるので、緯編地 1の滑り止め機能をさらに高めることができる。

[0038] なお、本実施の形態としては、直線部 21, 23がそれぞれ交差する方向に傾くように形成されている滑り止め部 20, 22が、交互に配置されるように構成されている力これに限らず、図 2に示すように、直線部が同じ方向に傾く滑り止め部 24〜26が連続して配置されるような構成としても、十分に滑り止め機能を発揮することが可能な緯編地 2とすることちできる。

実施例

[0039] 本実施の形態における緯編地 1の伸縮性能を明らかにするために、緯編地 1の縦方向および横方向についてそれぞれ引張試験を行った。この結果について以下に示す。なお、本試験の比較対照として、滑り止め機能を有する経編地を用いた。試験に用いるサンプルとして、厚さの異なる緯編地 1および経編地をそれぞれ 2種類ずつ ( 緯編地 A, B,経編地 C, D)用意し、それぞれの生地の方向に対して、縦 300mm X 横 150mmおよび縦 50mm X横 300mmにカットした計 8種類のサンプルにつ!/、て引張試験を行った。生地の長辺側の両端 50mmずつを試験機に挟み、 200mmの生地が 300mmに到達するまでの長辺方向に引っ張り (50%モジュラスと言う。 )、その到達時における引張力を測定した。

[0040] [表 1]

[0041] 表 1に示すように、本実施の形態における緯編地 1は、生地の縦方向および横方向の両方向にっ、て良好な伸縮機能を示したが、比較に用、た経編地は横方向における伸縮機能は良好であったものの、縦方向については、規定の幅まで生地を引つ張ることができず、引張力は測定不能であった。この結果からわ力るように、本実施の形態における緯編地 1においては、滑り止め機能を有するとともに、生地の縦方向および横方向の両方向に良好な伸縮機能を有していることがわ力つた。このように、本実施の形態における緯編地 1は、生地の縦横両方向に良好な伸縮機能を有しており、生地の伸縮のバランスに優れていることから、滑り止め機能を有する経編地よりも用途が広ぐまた使用方向に制限がなぐ洋服の生地やさまざまなもののカバーなど、さまざまな部分に用いることができる。

産業上の利用可能性本発明は、滑り止め機能を十分に発揮することができる緯編地として好適に用いることができる。

Claims

請求の範囲

[1] 平編みされたベース部の裏面外側に、 1〜3コース間、かつ 1〜5ゥエール間に弾性糸が跨った状態で露出する滑り止め部を有することを特徴とする緯編地。

[2] 前記弾性糸は、前記ベース部の編目に伸長して、な、状態で-ッティングされて V、ることを特徴とする請求項 1記載の緯編地。

[3] 表面となるベース部を平編みするとともに、前記ベース部の裏面外側に、ベース部のある一つの編目から、この編目を構成する同一コース以外で-ッティングした弾性糸がハ字状に露出した滑り止め部を形成することを特徴とする緯編地の製造方法。