WO2007111235A1

WO2007111235A1 - 着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンター

Info

Publication number: WO2007111235A1
Application number: PCT/JP2007/055962
Authority: WO
Inventors: Kiyoshi Abe
Original assignee: Shinsei Industries Co., Ltd
Priority date: 2006-03-29
Filing date: 2007-03-23
Publication date: 2007-10-04
Also published as: JP2007261771A; TW200740612A

Abstract

モバイルプリンター１は、プリンター本体２と本体カバー３と小径の記録紙５が収納される記録紙収納装置４とから構成されている。プリンター本体２より延設されたサイドパネル１４，１５の延設部１４ａ、１５ａに、本体カバー３が回動自在に設けられている。両側の延設部１４ａ、１５ａの間には、第一の空間部３４を有し、両側のアーム３２，３３の間には、第二の空間部３５を有している。第一の空間部３４と第二の空間部３５から構成されている空間部に記録紙収納装置４が装着される。大径の記録紙７１に印字する場合は、記録紙収納装置４を取り外してから記録紙収納装置５５を装着させることによって行うことにより、種々の記録紙が容易に記録紙収納装置に装填されるとともに、プリンターに簡易でかつ容易に着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンターを提供する。

Description

明細書

着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンター

技術分野

[0001] 本発明は、プリンターの中で、特に携帯型のモパイルプリンターにおいて、大小径の記録紙が収納された着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンターに関するものである。

背景技術

[0002] 近年、店舗あるいは物流などでは、商品に貼付するラベルの発行などを手軽に行うことができる持ち運びが容易なモパイルプリンターが普及して、る。これらのモバイルプリンターには、コンパクトさが要求される一方、大小径の記録紙が収納されることも併せて要求されている。このような要求を満足するモパイルプリンタ一として、大小径の記録紙を収納することができる記録紙収納装置を備えたものが提案されて、る。その一例として、大小径の記録紙に合わせた記録紙収納装置をそれぞれ用意しておき、必要に応じてこの記録紙収納装置をモパイルプリンターに交換する着脱可能な記録紙収納装置を備えたものが知られている（例えば、特開平 10— 235957号公報参照

) o

[0003] 従来の着脱可能な記録紙収納装置を備えたポータブルプリンターについて、図 5を参照して説明する。ポータブルプリンター 100は、外装ケース 101を形成するプリンタ一基部 102と用紙カートリッジ 103とによって構成されている。プリンター基部 102は、上面に操作面 104を有し、正面に開閉自在の本体カバー 105を有している。また、プリンター基部 102は、底部を構成する底部パネル 106及び操作面 104が配置される上部パネル 107以外の部分が約半分程度切り欠かれた形状を有し、この切り欠かれた部分が切欠部 108となっている。さらに、本体カバー 105は、上部パネル 107に設けられたカバー開閉ノブ 109によって操作される図示されていない周知のラッチ機構〖こよってラッチされて、る。

[0004] 用紙カートリッジ 103は、プリンター基部 102の切欠部 108に対して着脱自在であり、プリンター基部 102の操作面 104に設けられたカートリッジ着脱ノブ 110によって操作される図示されていない周知のラッチ機構によってラッチされ、用紙カートリッジ 10 3の着脱の便宜を図るために、ポータブルプリンター 100には、プリンター基部 102の底部パネル 106に形成されたレール 111と用紙カートリッジ 103の底面に形成された凹溝 112とによるレール構造が設けられている。また、この用紙カートリッジ 103には、開閉自在のカートリッジカバー 113によって密閉される空間内にバッテリー 114と口ール紙 115とが内蔵されると共に、用紙カートリッジ 103におけるプリンター基部 102 に接触する部分には、ノッテリー 114に電気的に接続された接点スィッチ 116が取り付けられている。このようにポータブルプリンター 100では、プリンター基部 102に対する用紙カートリッジ 103の装着によって接点スィッチ 116がプリンター基部 102の切欠部 108に配置された図示されて、な、接点スィッチに接触することにより各部に給電が行われるように構成されている。さらに、用紙カートリッジ 103には、収納保持するロール紙 115を案内する通紙口 117が形成され、一方のプリンター基部 102の切欠部 108の通紙口 117に対向する位置に図示されて!、な!/、通紙口が通紙口 117に連絡するように形成されてヽる。

[0005] ここで、種類が異なる複数の用紙カートリッジ 103を用意しておけば、用紙カートリツジ 103の交換のみで所望の種類のロール紙 115や図示されて!、な!/、カット紙又は連続紙に対する印字が可能となっている。なお、用紙カートリッジ 103を着脱するには、カートリッジ着脱ノブ 110をスライドさせてプリンター基部 102に対する用紙カートリツジ 103のラッチを外す。これにより、使用済の用紙カートリッジ 103の取り外し及び新たな用紙カートリッジ 103の装着が可能となる。この際、プリンター基部 102の底部パネル 106に形成されたレール 111と用紙カートリッジ 103の底面に形成された凹溝 1 12とによるレール構造によって、用紙カートリッジ 103の着脱操作を行っている。特許文献 1：特開平 10— 235957号公報

発明の開示

[0006] し力しながら、上記構成のポータブルプリンターの着脱可能な用紙カートリッジにおいては、次のような問題点がある。用紙カートリッジ内にバッテリーが内蔵されているため、用紙カートリッジ側の電気的な接点とプリンタ基部側にも電気的な接点を設け、電気的な接点どうしが確実に接触する構造にしなければならな力つた。また、プリンター基部と用紙カートリッジを装着する場合には、ロール紙を用紙カートリッジ側の通紙口とプリンタ基部側の通紙口を通さなければならなヽと、う煩雑さがあった。さらに、それぞれの種類のロール紙にあった専用の用紙カートリッジ全体を準備しなければならなヽとヽぅ問題があった。

[0007] 本発明の課題は、この点を鑑みて、使用目的等によって種々の記録紙が容易に記録紙収納装置に装填されるとともに、プリンターに簡易でかつ容易に着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンターを提供することである。

[0008] 上記の課題を解決するために本発明の第一の態様に力かる着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンタ一は、記録紙が装填された記録紙収納装置と、該記録紙収納装置が装着される空間部を有するプリンター本体と、該プリンター本体に回動自在に設けられた本体カバーと、該プリンター本体の空間部には、着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンタ一にお、て、前記プリンター本体の両側に設けられたサイドパネルが前記プリンター本体より延設され,該延設された両側のサイドパネルの間には第一の空間部を有し、さらに、該延設された両側のサイドパネルには前記本体力バーの回動部が対向するように設けられ、該両側の回動部の間には第二の空間部を有し、前記空間部は前記第一の空間部および前記第二の空間部とから構成されている。

[0009] 本発明の他の態様にかかる着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンタ一は、前記記録紙収納装置が第一の記録紙収納装置と第二の記録紙収納装置とから構成され、一方の記録紙収納装置は前記プリンター本体に設けられ、他方の記録紙収納装置が前記本体カバーに設けられて、る。

[0010] 本発明の着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンタ一は、記録紙が装填された記録紙収納装置と、該記録紙収納装置が装着される空間部を有するプリンター本体と、該プリンター本体に回動自在に設けられた本体カバーと、該プリンター本体の空間部には、着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンターにおいて、前記プリンタ一本体の両側に設けられたサイドパネルが前記プリンター本体より延設され,該延設された両側のサイドパネルの間には第一の空間部を有し、さらに、該延設された両側のサイドパネルには前記本体カバーの回動部が対向するように設けられ、該両側の回動部の間には第二の空間部を有し、前記空間部は前記第一の空間部および前記第二の空間部とから構成されているので、使用目的等によっていろいろな種類の記録紙を容易に記録紙収納装置に装填したり取り外したりすることができ、し力も、容易に記録紙収納装置をプリンターに着脱することができる。また、記録紙収納装置は、簡易な構成とすることができるのでコスト低減を図ることができる。

[0011] さらに、本発明の着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンタ一は、前記記録紙収納装置が第一の記録紙収納装置と第二の記録紙収納装置とから構成され、一方の記録紙収納装置は前記プリンター本体に設けられ、他方の記録紙収納装置が前記本体カバーに設けられているので、より容易に記録紙収納装置をプリンターに着脱することができる。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]小径の記録紙が装填されていない記録紙収納装置の装着前であって、本体力バーが全開位置に回動された状態のモパイルプリンターの分解斜視図である。

[0013] [図 2]小径の記録紙が装填された記録紙収納装置の装着後であって、本体カバーが閉止位置に回動された状態の図 1の装着方向の中央断面図である。

[0014] [図 3]大径の記録紙が装填されていない記録紙収納装置の装着前であって、本体力バーが全開位置に回動された状態のモパイルプリンターの分解斜視図である。

[0015] [図 4]大径の記録紙が装填されていない記録紙収納装置の装着後であって、本体力バーが閉止位置に回動された状態の図 3の装着方向の中央断面図である。

[0016] [図 5]従来のポータブルプリンターにおける分解斜視図である。

符号の説明

[0017] 1、 72 モパイルプリンター

2 プリンター本体

3 本体カバー

4、 55 記録紙収納装置

4a, 55a 上部記録紙収納カバー

4b、 55b 下部記録紙収納カバー

4a'、 4b '、 55a'、 55b ' カノ一部材 5、 71 記録紙

6 操作パネル

14、 15 サイドパネル

14a、 15a 延設部

14b、 15b 突設部

17 ベースプレート

21 ヘッド、ユニット

22 プラテンローラ

29 発行口

30 排出口

32、 33 アーム

34 第一の空間部

35 第二の空間部

36 枢軸

37、 58 切欠部

38、 39、 69, 70 係合ピン

40、 41、 59、 60 ブラケット

44 係止部材

45、 46、 53、 54、 61， 62、 65, 66 切欠部

47、 48、 49, 50、 56、 57、 63、 64 側板

51、 52 係止部材

67、 68 突設部

発明を実施するための最良の形態

[0018] 以下に、図面を参照して本発明の好ましい実施の形態について説明する。本実施の形態は、種々のプリンターの中で持ち運びが容易なモパイルプリンターについて説明する。

[0019] 図 1は、小径の記録紙が装填されていない記録紙収納装置の装着前であって、本体カバーが全開位置に回動された状態のモパイルプリンターの分解斜視図である。図 1において、モパイルプリンター 1は、主としてプリンター本体 2と本体カバー 3と記録紙収納装置 4とから構成されている。記録紙収納装置 4は、第一の記録紙収納装置としての上部記録紙収納カバー 4aと第二の記録紙収納装置としての下部記録紙収納カバー 4bと力も構成され、下部記録紙収納カバー 4bには、図 2で示されている小径の記録紙 5が装填されるようになっている。ここで、小径の記録紙 5は、台紙の上にラベルが一定の間隔ごとに貼着された構成とされている。

[0020] プリンター本体 2は、略箱型に構成され、主として操作パネル 6と図 2で示されているベースプレート 17と両側のサイドパネル 14, 15 (サイドパネル 14と対向している反対側のサイドパネルで図示されていない。）とから構成されている。操作パネル 6は、プリンター本体 2の前面を覆うように上部で折り曲げられて平面に延びて平面部 6aを有している。一方、プリンター本体 2の底部には、ベースプレート 17が設けられ、ベースプレート 17の前面は、プリンター本体 2の前面を覆うように下部で折り曲げられて底面に延びて底面部 17aを有している。プリンター本体 2の前面において、操作パネル 6とベースプレート 17が接合されている。また、プリンター本体 2の両側には、サイドパネル 14、 15が設けられ、これらのサイドパネル 14、 15は、操作パネル 6の平面部 6a とベースプレート 17の底面部 17aに立設されている。

[0021] 操作パネル 6の平面部には、小径の記録紙 5に印字する可変情報および印字動作などの内容を表示する LCD7と、キースィッチで入力する電源スィッチ 10と、電源が入っていることを表示する LED11と、印字動作が正常であることを表示する LED12 と、後述するバッテリー 16の残量が正常であることを表示する LED13とを備えている

[0022] プリンター本体 2の両側に設けられたサイドパネル 14、 15の後端側力操作パネル 6の平面部 6aおよびベースプレート 17の底面部 17aより延設されて延設部 14a、 15a が対向するように形成されているとともに、両側の延設部 14a、 15aの内面側の下方に対向する位置に係合ピン 38 (延設部 14aに隠れて図示されていない。）， 39がそれぞれ内側に向けて突設されている。さらに、両側の延設部 14aと延設部 15aの後端側の外面側の上部には、それぞれ突設部 14b、 15bが形成され、これらの突設部 14bと突設部 15bに貫通孔 9, 9 (突設部 15bに隠れて図示されていない。）が穿孔されている。また、両側の延設部 14aと延設部 15aとの間には、空間部としての第一の空間部 34が形成されてヽる。

[0023] 本体カバー 3には、両側にアーム 32、 33が設けられ、これらのアーム 32, 33の対向位置に図 2で示されている回動フレーム 31が設けられ、この回動フレーム 31にァーム 32, 33が立設されている。これらのアーム 32とアーム 33の下方の先端部には、それぞれ半円形状のアーム先端部 32a、 33aが設けられ、これらのアーム先端部 32 a、 33aの中心部には雌ねじ部 8 (アーム先端部 32aに隠れて図示されていない。）、 8が設けられている。アーム先端部 32a、 33aの中心部に設けられた雌ねじ部 8、 8には、外方から枢軸 36, 36 (突設部 15bに隠れて図示されていない。）の軸部（図示されていない。）が軸着され、それぞれの枢軸 36、 36が両側の突設部 14b、 15bに穿孔された貫通孔 9, 9に枢着されることによって、本体カバー 3が回動自在とされている。また、両側のアーム 32, 33との間には、空間部としての第二の空間部 35が形成されている。

[0024] 下部記録紙収納カバー 4bには、一部を円弧状に形成されたカバー部材 4b'と、このカバー部材 4b'に立設されるように両側に側板 47, 48が設けられている。下部記録紙収納カバー 4bの底面の装着側には、切欠部 37が設けられているとともに、両側の側板 47, 48の下方の装着側に半円形を有する切欠部 45, 46が装着方向に開口するように形成されている。また、両側の側板 47, 48には、それぞれブラケット 40, 4 1が外側に向けて平面部を下に突設されている。一方、上部記録紙収納カバー 4aには、一部を円弧状に形成されたカバー部材 4a'と、このカバー部材 4a'に立設されるように両側に側板 49, 50が設けられ、これらの側板 49, 50の装着側には、それぞれ係止部材 51、 52が突設され、両側のアーム 32, 33の内面側に設けられた図示されていない係止孔に係止されるようになつている。また、両側の側板 49, 50の装着側の上方には、半円形を有する切欠部 53, 54が装着方向に開口するように形成されている。

[0025] 図 2は、小径の記録紙が装填された記録紙収納装置の装着後であって、本体カバ一が閉止位置に回動された状態の図 1の装着方向の中央断面図である。図 2において、ベースプレート 17の底面部 17aの上面には、バッテリーホルダー 19が設けられ、バッテリーホルダー 19の中にはモパイルプリンター 1を手軽に持ち運びができるようにバッテリー 16が収納されている。また、バッテリーホルダー 19の上面に設けられた支持部材 23と図示されていないサーマルヘッドを有したヘッドユニット 21の間にへッド押さえ 24が設けられ、このヘッド押さえ 24と支持部材 23との間にコイルスプリング 2 5が介装されている。このコイルスプリング 25がヘッド押さえ 24を介してヘッドユニット 21を押圧することによって、後述するプラテンローラ 22がヘッドユニット 21に弹接されている。なお、ヘッドユニット 21は、プリンター本体 2に設けられた図示されていない枢軸回りに回動自在となっているとともに、ヘッド押さえ 24も、支持部材 23に設けられた図示されていない枢軸回りに回動自在となっている。一方、ベースプレート 17 の底面部 17aの後端側には、上方に向けて係止部材 44が突設されてヽる。

[0026] 本体カバー 3には、図示されていない枢軸が枢着され、この枢軸には回動自在に剥離フレーム 28が設けられ、この剥離フレーム 28には剥離ローラ 26が枢着され、剥離ローラ 26が回転自在とされている。また、本体カバー 3には、回動フレーム 31が設けられ、この回動フレーム 31に両側のアーム 32, 33力立設されているとともに、両側のアーム 32, 33には、プラテンローラ 22が枢着され回転自在とされている。さらに、両側のアーム 32, 33には、ラベル剥離部材 27がプラテンローラ 22の近傍に設けられている。一方、操作パネル 6と本体カバー 3との間には、発行口 29が開口されているとともに、剥離フレーム 28と回動フレーム 31との間には、排出口 30が開口されている。

[0027] 両側のサイドパネル 14、 15には、枢軸 20が枢着されており、図示されていないセンタリング機構によって、モノィルプリンター 1の中心力幅方向に等距離に開口するように記録紙ガイド 18a、 18bが枢軸 20に摺動するようになっている。さらに、枢軸 2 0の記録紙ガイド 18aと延設部 14aとの間および記録紙ガイド 18bと延設部 15aとの間には、図示されていないコイルスプリングが介装されているので、記録紙ガイド 18a および記録紙ガイド 18bは、常に中心に向力つて摺動するように押圧されている。なお、図 1では、記録紙ガイド 18aおよび 18bが最大幅に開口した状態が示されている

[0028] 図 3は、大径の記録紙が装填されて!、な!/、記録紙収納装置の装着前であって、本体力バーが全開位置に回動された状態のモパイルプリンターの分解斜視図である。図 3において、図 4で示されている大径の記録紙 71が収納された記録紙収納装置 5 5が装着されたモパイルプリンター 72において、プリンター本体 2と本体カバー 3は、小径の記録紙 5が収納された記録紙収納装置 4の場合と同一構成とされているので、同一構成の要素には同一符号を付し、重複する説明は省略する。大径の記録紙 7 1を収納する記録紙収納装置 55は、第一の記録紙収納装置としての上部記録紙収納カバー 55aと第二の記録紙収納装置としての下部記録紙収納カバー 55bとから構成され、下部記録紙収納カバー 55bには、大径の記録紙 71が装填されるようになつている。

[0029] 下部記録紙収納カバー 55bには、一部を円弧状に形成されたカバー部材 55b'と、このカバー部材 55b 'に立設されるように両側に側板 56, 57が設けられている。この下部記録紙収納カバー 55bの底面の装着側には、切欠部 58が設けられるとともに、両側の側板 56, 57の下方の装着側に半円形を有する切欠部 61, 62が装着方向に開口するように形成されている。また、両側の側板 56, 57には、それぞれブラケット 5 9, 60が外側に向けて平面部を下に突設されている。さらに、両側の側板 56, 57の後端側には、外面側に向けて係合ピン 69, 70が突設されている。

[0030] 上部記録紙収納カバー 55aには、一部が円弧状に形成されたカバー部材 55a'と、このカバー部材 55a'に立設されるように両側に側板 63, 64が設けられ、これらの側板 63, 64の内面には、囲むように突設部 67 (側板 63に隠れて図示されていない。 ) , 68が形成され、これらの突設部 67, 68に係合ピン 69, 70が係合されるようになつている。また、両側の側板 63, 64の上部には、下方に開口するように半円形を有する切欠部 65, 66が形成され、両側のアーム 32, 33の内面側に設けられた図示されて、な、突設された係止ピンに係止されるようになって!/、る。

[0031] 図 4は、大径の記録紙が装填されて!ヽな、記録紙収納装置の装着後であって、本体カバーが閉止位置に回動された状態の図 3の装着方向の中央断面図である。図 4において、ベースプレート 17の底面部 17aの後面側に設けられた係止部材 44力下部記録紙収納カバー 55bに設けられた切欠部 58に係止されているとともに、両側の延設部 14a、 15aに設けられた係合ピン 38, 39が下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた切欠部 61, 62に係合されている。なお、下部記録紙収納カバー 55bに装填された大径の記録紙 71が、 2点鎖線で示されている。また、下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた係合ピン 69, 70が、上部記録紙収納カバー 55aの両側の側板 63, 64の突設部 67, 68に係合されている。

[0032] つぎに、図 1および図 2を用いて、小径の記録紙 5が装填される記録紙収納装置 4 をモパイルプリンター 1に装着させる方法について説明する。最初に、本体カバー 3 を全開の位置に回動させた状態で、両側の延設部 14a、 14bに設けられた係合ピン 38, 39が下部記録紙収納カバー 4bの両側の側板 47, 48に設けられた切欠部 45, 46に係合されるように下部記録紙収納カバー 4bを長手方向力もプリンター本体 2に挿入させる。さらに、ベースプレート 17の底面部 17aに設けられた係止部材 44が下部記録紙収納カバー 4bに設けられた切欠部 37に係止されるまで下部記録紙収納力バー 4bを挿入させ、下部記録紙収納カバー 4bの両側の側板 47, 48に設けられたブラケット 40, 41を両側の延設部 14a、 14bの上面部 42, 43に載置させて力もビスで固定する。このようにして、下部記録紙収納カバー 4bのプリンター本体 2への装着が完了する。

[0033] 次に、本体カバー 3の両側のアーム 32, 33に設けられた図示されていない係合ピンカ上部記録紙収納カバー 4aに設けられた両側の側板 49, 50に形成された切欠部 53, 54に係合されるように、上部記録紙収納カバー 4aを長手方向から本体カバ一 3に挿入させながら、両側の側板 49, 50に形成された係止部材 51, 52を両側のアーム 32, 33に設けられた図示されていない係止孔に係止されるまで挿入させることによって、上部記録紙収納カバー 4aの本体カバー 3への装着が完了する。このように記録紙収納装置 4の装着が完了したら、小径の記録紙 5を下部記録紙収納カバー 4bに装填する。

[0034] 下部記録紙収納装置 4bは、操作パネル 6の上方力第一の空間部 34へ挿入させることもできる。また、本実施の形態で示された記録紙収納装置 4は、上部記録紙収納カバー 4aと下部記録紙収納カバー 4bが別々に挿入された場合について説明してあるが、これに限定されることなく上部記録紙収納カバー 4aのカバー部材 4a'の内面力下部記録紙収納カバー 4bのカバー部材 4b 'の外面と摺接されるように上部記録紙収納カバー 4aと下部記録紙収納カバー 4bを連接して、記録紙収納装置 4をモバィルプリンター 1に装着することもできる。一方、記録紙収納装置 4を取り外す場合は、装着手順と逆の手順で行うことにより容易に取り外すことができ、大径の記録紙に印字する場合は、大径の記録紙 71が装填される記録紙収納装置 55を装着することによって大径の記録紙 71を印字することができる。

[0035] 記録紙収納装置 4の装着が完了すると、小径の記録紙 5の先端を引き出して発行口 29の上方まで持ち上げ、次に、本体カバー 3を全開の位置から閉止の位置へ徐々に回動させると、上部記録紙収納カバー 4aのカバー部材 4a 'の内面力下部記録紙収納カバー 4bのカバー部材 4b 'の外面に摺接されながら本体カバー 3とともに回動され、さらに、本体カバー 3が閉止の位置まで回動されると、ヘッドユニット 21がコィルスプリング 25を介してヘッド押さえ 24によって押圧され、小径の記録紙 5がヘッドユニット 21とプラテンローラ 22に挟持された状態で、プラテンローラ 22がヘッドュ-ット 21に弾接され印字状態となる。印字された小径の記録紙 5は、発行口 29から発行される。剥離モードのときは、小径の記録紙 5の台紙に貼着されたラベルがラベル剥離部材 27によって剥離され、台紙が排出口 30から排出されるようになっている。

[0036] 次に、図 3および図 4を用いて、大径の記録紙 71が装填される記録紙収納装置 55 をモパイルプリンター 72に装着させる方法について説明する。最初に、下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた係合ピン 69、 70を、上部記録紙収納装置 55aの両側の側板 63, 64に設けられた突設部 67, 68に係合させる。続けて、両側の延設部 14a、 15aに設けられた係合ピン 38, 39が下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた切欠部 61 , 62に係合されるように下部記録紙収納カバー 55bを長手方向力もプリンター本体 2に挿入し、さらに、ベースプレート 17の底面部 17aに設けられた係止部材 44が下部記録紙収納カバー 55bに設けられた切欠部 58に係止されるまで挿入させるとともに、下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられたブラケット 59, 60を両側の延設部 14a、 15aの上面部 42, 43に載置させてからビスで固定する。さらに続けて、本体カバー 3の両側のァーム 32, 33に設けられた図示されていない係合ピン力上部記録紙収納カバー 55aの両側の側板 63, 64に形成された切欠部 65, 66に係合させるように、上部記録紙収納カバー 55aを本体カバー 3に挿入させることによって、記録紙収納装置 55の装着が完了する。このように記録紙収納装置 55のモパイルプリンター 72への装着が完了したら、大径の記録紙 71を下部記録紙収納カバー 55bに装填する。

[0037] さらに、本体カバー 3を全開の位置から閉止の位置へ徐々に回動させ始めると、上部記録紙収納カバー 55aのカバー部材 55a'の内面力下部記録紙収納カバー 55b のカバー部材 55b'の外面に摺接されるとともに、下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた係合ピン 69、 70が、上部記録紙収納カバー 55aの両側の側板 63, 64に設けられた突設部 67, 68に係合されながら上部記録紙収納カバー 55aが本体カバー 3とともに回動される。

[0038] 本実施の形態で示された大径の記録紙 71が装填される記録紙収納装置 55の装着方法にっ、て、下部記録紙収納カバー 55bと上部記録紙収納カバー 55aを係合させて力も装着させる方法について説明してあるが、これに限定されることなく下部記録紙収納カバー 55bと上部記録紙収納カバー 55aを別体として、それぞれプリンター本体 2または本体カバー 3に挿入してから下部記録紙収納カバー 55bの両側の側板 56, 57に設けられた係合ピン 69、 70と上部記録紙収納カバー 55aの両側の側板 6 3, 64に設けられた突設部 67, 68に係合させることもできる。また、下部記録紙収納カバー 55bを別体としてプリンター本体 2に挿入する場合は、下部記録紙収納カバー 55bを操作パネル 6の上方力も第一の空間部 34へ挿入させることもできる。一方、記録紙収納装置 55を取り外す場合は、装着手順と逆の手順で行うことにより容易に取り外すことができ、小径の記録紙 5に印字する場合は、小径の記録紙 5が装填される記録紙収納装置 4を装着することによって小径の記録紙 5を印字することができる。なお、記録紙収納装置 55のモパイルプリンター 72への装着完了後、大径の記録紙 71 を下部記録紙収納カバー 55bに装填してから、印字状態にセットする手順については、小径の記録紙 5と同じ手順で行うことができる。

[0039] 本実施の形態は、大小の記録紙が装填された記録紙収納装置を装着させたモバィルプリンターについて説明して!/、るが、これらのモパイルプリンターに限定されるものではなぐデスクトップなどの印字装置にも広く適用することができる。また、本実施の形態は、大小の記録紙が装填された場合について説明してあるが、大小径の記録紙に限定されるものではなぐいろいろな種類の記録紙が装填された場合、あるいは記録紙の用紙幅が異なった場合などでも、適用することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 記録紙が装填された記録紙収納装置と、該記録紙収納装置が装着される空間部を有するプリンター本体と、該プリンター本体に回動自在に設けられた本体カバーと、該プリンター本体の空間部には、着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンターにおいて、

前記プリンター本体の両側に設けられたサイドパネルが前記プリンター本体より延設され,該延設された両側のサイドパネルの間には第一の空間部を有し、さらに、該延設された両側のサイドパネルには前記本体カバーの回動部が対向するように設けられ、該両側の回動部の間には第二の空間部を有し、前記空間部は前記第一の空間部および前記第二の空間部とから構成されていることを特徴とする着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンター。

[2] 前記記録紙収納装置は、第一の記録紙収納装置と第二の記録紙収納装置とから構成され、一方の記録紙収納装置は前記プリンター本体に設けられ、他方の記録紙収納装置が前記本体カバーに設けられていることを特徴とする請求の範囲第 1項に記載の着脱可能な記録紙収納装置を備えたプリンター。