明 細 書
エポキシ樹脂硬化性組成物
技術分野
[0001] 本発明は、ベンゾォキサゾール構造を有するフエノール化合物又はべンゾォキサゾ ール構造を有するエポキシ化合物を含有するエポキシ榭脂硬化性組成物に関し、よ り詳細には、ベンゾォキサゾール構造を有するフエノールイ匕合物をエポキシ榭脂の 硬化剤とするか、ベンゾォキサゾール構造を有するエポキシ化合物をエポキシ榭脂と する、線膨張係数が小さく引張強度に優れたエポキシ榭脂硬化性組成物に関し、更 にはべンゾォキサゾール構造を有する新規な化合物に関する。
背景技術
[0002] プリント配線基板にはその特性カゝらエポキシ榭脂が広く用いられており、近年の小 型軽量ィ匕に伴う高密度化においてもエポキシ榭脂による対応が検討されている。 特にビルドアップのように絶縁層としてプリント配線基板に残存するメツキレジストは 、高度に集積化された配線による発熱や絶縁層の薄層化、導体層と絶縁層との接着 強度の低下に対応できる高いガラス転移温度、体積固有抵抗、機械特性及び低い 吸水性を有することが要求される。
また、プリプレダ等に用いられるエポキシ榭脂は、種々の無機フィラーを配合するこ とで線膨張を低減して、温度による変形を抑制することが行われている。しかし、無機 フィラーを配合すると引張強度や伸びが低下したり、凝集によりショートして回路の信 頼性を損なうなどの欠点がある。
[0003] エポキシ榭脂としては、ビスフエノール Aのジグリシジルエーテルが汎用品として広 く知られており、フエノールノボラックなどのポリフエノール化合物がエポキシ榭脂の硬 ィ匕剤として有用であることも広く知られている。
非特許文献 1には種々のフヱノール系硬化剤が記載され、ヘテロ原子を有する縮 合環にフエノールが付加した構造の化合物をエポキシ榭脂の硬化剤として、 p—ヒド ロキシフエニルマレイミド Zブチルアタリレート共重合体が記載されている。
特許文献 1〜3には、フエノール性水酸基含有ポリアミド榭脂とエポキシ榭脂を構成
成分とするエポキシ榭脂組成物が記載されている。
[0004] しかし、これら従来のエポキシ榭脂組成物においては、線膨張係数や、引っ張り強 度、伸びなど、その物性において充分な性能を得ることはできな力つた。
また、特許文献 4には、ベンゾォキサゾール構造を有するフエノールイ匕合物が記載 されている力 これはエポキシィ匕合物の硬ィ匕剤として使用されているものではなぐ得 られるポリマーもエポキシ榭脂ではな!/、。
[0005] 特許文献 1 :特開 2001— 31784号公報
特許文献 2:特開 2001—49082号公報
特許文献 3:特開 2005 - 29720号公報
特許文献 4:米国特許第 5270432号明細書
非特許文献 1 :「エポキシ榭脂硬化剤の新展開」 P. 154 株式会社シーエムシー 1 994年 5月 31日
発明の開示
発明が解決しょうとする課題
[0006] フィラーを用いなくても、線膨張係数が低ぐ引張強度や伸びなどの物性にも優れ るエポキシ榭脂硬化性組成物を提供する。 課題を解決するための手段
[0007] 本発明者らは上記の現状に鑑み鋭意検討を行った結果、ベンゾォキサゾール構造 を有するフエノールイ匕合物をエポキシ榭脂の硬ィ匕剤とする力、ベンゾォキサゾール構 造を有するエポキシィ匕合物をエポキシ榭脂とすることで、線膨張係数が低ぐ引張強 度や伸びなどの物性にも優れるエポキシ榭脂硬化性組成物が得られることを見出し 本発明に到達した。
[0008] すなわち本発明は、下記一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化 合物を含有することを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記 目的を達成したものである。
[式中、 x1及び x2は、それぞれ互いに独立し、同一でも異なっていてもよぐ水素原子
、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表し (但し
、 X1及び X2は同時に水素原子とはならない)、また、 X1及び X2は互いに架橋して原 子数 3〜8の飽和または不飽和の複素環を形成してもよく、前記飽和または不飽和の 複素環は、置換基として、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有 する置換基を有する。 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表す。 Z1は、置換基を有し て!、てもよ 、炭素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素 原子数 1〜8のアルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数 の Z1は同一でも異なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、水素原子、フエ ノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。]
[0010] また本発明は、上記一般式 (I)中、 X1または X2のいずれかが、下記一般式 (la)で表 されることを特徴とする上記エポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目的 を達成したものである。
[0011] [化 2]
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 Z1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基 を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0012] また本発明は、上記一般式 (I)中、 X1または X2のいずれかが、下記一般式 (lb)で 表されることを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目的を
達成したものである。
[式中、 γ1は、酸素原子、または硫黄原子を表し、 ζ1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基 を有する置換基、またはエポキシ基を有する置換基である。 ]
[0014] また本発明は、上記一般式 (I)中、 X1及び X2が、互いに架橋して、下記一般式 (Ic) または (Id)で表される複素環を形成することを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成 物を提供することで、上記目的を達成したものである。
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 Z1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基を有する置換基またはェ ポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 Z1は、置換基を有していてもよい炭
素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基を有する置換基またはェ ポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0017] また本発明は、上記一般式 (I)中、 A1がエポキシ基を有する置換基であることを特 徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目的を達成したものであ る。
[0018] また本発明は、下記一般式 (II)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合 物を含有することを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目 的を達成したものである。
[0019] [化 6]
[式中、 Y2は、酸素原子または硫黄原子を表す。 Z2は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 rは 0〜3の整数を表し、 rが 2〜3の場合、複数の Z2は同一でも異 なっていてもよい。 pは 0〜2の整数を表す。 qは 1〜100の数を表す。 A2は、水素原 子、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0020] また本発明は、下記一般式 (III)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合 物を含有することを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目 的を達成したものである。
[0021] [化 7]
[式中、 Y
3は、酸素原子または硫黄原子を表す。 Ζ
3は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 tは 0〜3の整数を表し、 tが 2〜3の場合、複数の Z
3は同一でも異 なっていてもよい。 sは 1〜100の数を表す。 A
3は、水素原子、フエノール性水酸基を 有する置換基またはエポキシ基を有する置換基である。 ]
[0022] また本発明は、下記一般式 (IV)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合 物を含有することを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提供することで、上記目 的を達成したものである。
[0023] [化 8]
[式中、 ΥΊま、酸素原子または硫黄原子を表す。 ΖΊま、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 Vは 0〜3の整数を表し、 Vが 2〜3の場合、複数の Z4は同一でも異 なっていてもよい。 uは 1〜100の数を表す。 A4は、水素原子、フエノール性水酸基を 有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0024] 上記一般式 (II)中の A2、上記一般式 (III)中の A3または上記一般式 (IV)中の A4が エポキシ基を有する置換基であることを特徴とするエポキシ榭脂硬化性組成物を提 供することで、上記目的を達成したものである。
[0025] また本発明は、上記エポキシ榭脂硬化性組成物を用いた積層版用硬化性組成物 を提供することで、上記目的を達成したものである。
また本発明は、上記エポキシ榭脂硬化性組成物を硬化させた硬化物を提供するこ とで、上記目的を達成したものである。
[0026] また本発明は、下記一般式 (V)で表される新規ベンゾォキサゾールイ匕合物を提供 することで、上記目的を達成したものである。
[式中 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表す。 ζ1は、置換基を有していてもよい炭素 原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアル コキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異 なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、フエノール性水酸基を有する置換 基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0028] また本発明は、下記一般式 (VI)で表される新規ベンゾォキサゾールイ匕合物を提供 することで、上記目的を達成したものである。
[0029] [化 10]
[式中 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表す。 z1は、置換基を有していてもよい炭素 原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアル コキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異 なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、フエノール性水酸基を有する置換 基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
図面の簡単な説明
圆 1]真空プレス法の積層条件を示した図である。
[図 2]化合物 No. 12の IRチャートである。
[図 3]化合物 No. 13の IRチャートである。
[図 4]化合物 No. 4の IRチャートである。
[図 5]化合物 No. 14の IRチャートである。
発明を実施するための最良の形態
[0031] 以下に本発明の好ましい実施形態について、詳細に説明する。
本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物は、下記一般式 (I)で表されるベンゾォキサ ゾール構造を有する化合物を含有する。
[0032] [化 11]
[式中、 X1及び X2は、それぞれ互いに独立し、同一でも異なっていてもよぐ水素原子 、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表し (但し 、 X1及び X2は同時に水素原子とはならない)、また、 X1及び X2は互いに架橋して原 子数 3〜8の飽和または不飽和の複素環を形成してもよく、前記飽和または不飽和の 複素環は、置換基として、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有 する置換基を有する。 は、酸素原子または硫黄原子を表す。 Z1は置換基を有して V、てもよ 、炭素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素原 子数 1〜8のアルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、水素原子、フエノ ール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。]
[0033] 上記一般式 (I)中、フエノール性水酸基を有する置換基とは、置換基中に、フエノー ル性水酸基を有するものであればよぐもちろん単なるフ ノール基でもよい。例とし ては、下記一般式 (VII)で表される置換基が挙げられる。
[0034] [化 12]
〔式中、 B1は置換基を表し、 wは 0〜4の数を表す。置換基 B1は特に限定されないが 、アルキル基、アルコキシ基、ァリール基等の有機基が挙げられ、 wが 2〜4の場合、 複数の B1は、同一でも異なっていてもよい〕
[0035] 上記フエノール性水酸基を有する置換基は、製造のコストと熱線膨張等の硬化物 の物性の点から、 w=0である、フエノール基が好ましい。
また、上記一般式 (I)中、エポキシ基を有する置換基とは、置換基中にエポキシ基 を有するものであればよぐ他の置換基を有していてもよい。例としては、エポキシ基
、脂環式エポキシ基、グリシジル基、または下記一般式 (VIII)で表されるグリシジル基 を有する置換基が挙げられる。
[0036] [化 13]
0
O-Ar— (VIII)
〔式中 Arは、置換基を有していてもよいアルキレン基、置換基を有していてもよいァリ 一レン基を表し、該アルキレン基またはァリーレン基は、不飽和結合、エーテル結合 、チォエーテル結合、エステル結合により中断されていてもよい。〕
[0037] 上記アルキレン基またはァリーレン基の例としては、メチレン基、エチレン基、プロピ レン基、ブチレン基、フエ-レン基等が挙げられ、製造のコストと反応性、熱線膨張係 数、ガラス転移点等の硬化物の物性の点から、アルキレン基またはフエ-レン基が好 ましい。
上記エポキシ基を有する置換基は、製造のコストと物性の点から、グリシジル基また は上記一般式 (VIII)で表されるグリシジル基を有する置換基が好ま 、。
[0038] 一般式 (I)中、 Z1は、置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8の炭化水素基、ま たは置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアルコキシ基を表し、 mは 0〜4の 整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異なっていてもよいが、製造のコ ストと物性の点から、 mが 0のものが好ましい。
また、上記置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8の炭化水素基として、メチル 基、ェチル基、イソプロピル基等のアルキル基、シクロへキシル基等のシクロアルキ ル基、フ -ル基等のァリール基等が挙げられ、該置換基として、ハロゲン原子、トリ フルォロメチル基、メトキシ基等のアルコキシ基、水酸基等が挙げられる。さらに上記 置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアルコキシ基として、フエ-ルエーテル
基、アルキルエーテル基、フエノキシ基、メトキシ基等が挙げられ、該置換基として、 ノ、ロゲン原子、トリフルォロメチル基、水酸基、メトキシ基等が挙げられる。
X1及び X2は互いに架橋して原子数 3〜8の飽和または不飽和の複素環を形成して もよぐ前記飽和または不飽和の複素環は、置換基として、フ ノール性水酸基を有 する置換基またはエポキシ基を有する置換基を有する。
原子数 3〜8の飽和または不飽和の複素環を形成する場合、該飽和の複素環とし て、モルフォリン等が挙げられ、該不飽和の複素環として、ォキサゾール、チアゾール 等が挙げられる。
[0039] 上記一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物にお 、て、製造 のコストと反応性、熱線膨張係数、ガラス転移点等の硬化物の物性の点から、好まし V、ベンゾォキサゾール構造を有する化合物として、 X1または X2の 、ずれかひとつが、 下記一般式 (la)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物が挙げられる。
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 z1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基 を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0041] 上記一般式 (la)にお 、て、フエノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有 する置換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様であ る。また、 mも一般式 (I)と同様に、 0のものが好ましい。
[0042] さらに、一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物において、 製造のコストと反応性、熱線膨張係数、ガラス転移点等の硬化物の物性の点から、好 まし 、ベンゾォキサゾール構造を有する化合物として、 X
1または X
2の!、ずれかひとつ 1S 下記一般式 (lb)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物が挙げられ
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 Ζ1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基を有する置換基またはェ ポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0044] 一般式 (lb)にお 、て、フ ノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する 置換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。 また、 mも一般式 (I)と同様に、 0のものが好ましい。
[0045] さらに、一般式 (I)ので表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物において、 製造のコストと反応性、熱線膨張係数、ガラス転移点等の硬化物の物性の点から、好 ましいベンゾォキサゾール構造を有する化合物として、 X1及び X2が、互いに架橋して 、下記一般式 (Ic)または (Id)で表される複素環を形成するべンゾォキサゾール構造 を有する化合物が挙げられる。
[0046] [化 16]
[式中、 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表し、 Z1は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ
ルコキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも 異なっていてもよい。 A1は、水素原子、フエノール性水酸基を有する置換基またはェ ポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0047] 一般式 (Ic)または (Id)にお 、て、フエノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基 を有する置換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様 である。また、 mも一般式 (I)と同様に、 0のものが好ましい。
一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物にぉ 、て、 X1及び X2 は互!、に架橋して原子数 3〜8の飽和または不飽和の複素環を形成する場合、製造 コスト、反応性、熱線膨張係数、ガラス転移点等の硬化物の物性の点から、原子数 5 の不飽和の複素環が好ま 、。
[0048] 一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物がフ ノール性水酸 基を有する場合とは、 A1がフエノール性水酸基を有する置換基 (フエノール基そのも のも含まれる)である場合と、水素原子の場合であり、エポキシ基を有する場合とは、 A1が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれる)である場合である
[0049] 本発明の一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 フエノ ール性水酸基を有する場合、該化合物は、エポキシ榭脂の硬化剤(フ ノール系硬 ィ匕剤ともいう)として好ましく用いられ、該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組 成物中、特に 10質量%〜90質量%が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量 %である。
[0050] 本発明の一般式 (I)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 ェポキ シ基を有する場合は、エポキシ成分 (エポキシ榭脂ともいう)として好ましく用いられ、 該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、特に 10質量%〜90質量% が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0051] 次に一般式 (II)の化合物に関して説明する。本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物 は下記一般式 (II)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物を含有する。
[式中、 γ2は、酸素原子または硫黄原子を表す。 ζ2は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 rは 0〜3の整数を表し、 rが 2〜3の場合、複数の Z2は同一でも異 なっていてもよい。 pは 0〜2の整数を表す。 qは 1〜100の数を表す。 A2は、水素原 子、フエノール性水酸基を有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0053] 一般式 (II)にお 、て、フ ノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する置 換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。ま た、 rは、製造コストと物性の点から、 0のものが好ましい。 qは、製造コストと 溶媒溶 解度、榭脂親和性、反応性の点から、 1〜10が好ましい。
[0054] 一般式 (II)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物がフ ノール性水 酸基を有する場合とは、 A2がフエノール性水酸基を有する置換基 (フエノール基その ものも含まれる)である場合と、水素原子の場合であり、エポキシ基を有する場合とは 、 A2が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれる)である場合であ る。
[0055] 本発明の一般式 (II)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物が、フエノ ール性水酸基を有する場合、該化合物は、エポキシ榭脂の硬化剤(フ ノール系硬 ィ匕剤ともいう)として好ましく用いられ、該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組 成物中、特に 10質量%〜90質量%が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量 %である。
[0056] 本発明の一般式 (II)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物が、ェポ キシ基を有する場合は、エポキシ成分 (エポキシ榭脂ともいう)として好ましく用いられ 、該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、特に 10質量%〜90質量 %が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0057] 次に一般式 (III)の化合物に関して説明する。本発明のエポキシ榭脂硬化性組成
物は、下記、一般式 (III)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物を含有
[0058] [化 18]
[式中、 Y3は、酸素原子または硫黄原子を表す。 z3は、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 tは 0〜3の整数を表し、 tが 2〜3の場合、複数の Z3は同一でも異 なっていてもよい。 sは 1〜100の数を表す。 A3は、水素原子、フエノール性水酸基を 有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0059] 一般式 (III)にお 、て、フ ノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する置 換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。ま た、 tは、製造コストと物性の点から、 0のものが好ましい。 sは、製造コストと溶媒溶解 度、榭脂親和性、反応性の点から、 1〜10が好ましい。
[0060] 一般式 (III)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物がフ ノール性水 酸基を有する場合とは、 A3がフエノール性水酸基を有する置換基 (フエノール基その ものも含まれる)である場合と、水素原子の場合であり、エポキシ基を有する場合とは 、 A3が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれる)である場合であ る。
[0061] 一般式 (III)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 フ ノール性水 酸基を有する場合、該化合物は、エポキシ榭脂の硬化剤(フエノール系硬化剤ともい う)として好ましく用いられ、該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、 特に 10質量%〜90質量%が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0062] 一般式 (III)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 エポキシ基を 有する場合は、エポキシ成分 (エポキシ榭脂ともいう)として好ましく用いられ、該化合 物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、特に 10質量%〜90質量%が好まし
ぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0063] 次に一般式 (IV)の化合物に関して説明する。本発明のエポキシ榭脂硬化性組成 物は、下記、一般式 (IV)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物を含有 する。
[0064] [化 19]
[式中、 ΥΊま、酸素原子または硫黄原子を表す。 ΖΊま、置換基を有していてもよい炭 素原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有していてもよい炭素原子数 1〜8のァ ルコキシ基を表し、 Vは 0〜3の整数を表し、 Vが 2〜3の場合、複数の Z4は同一でも異 なっていてもよい。 uは 1〜100の数を表す。 A4は、水素原子、フエノール性水酸基を 有する置換基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0065] 一般式 (IV)にお 、て、フ ノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する 置換基は、前記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。 また、 Vは、製造コストと物性の点から、 0のものが好ましい。 uは、製造コストと溶媒溶 解度、榭脂親和性、反応性の点から、 1〜10が好ましい。
[0066] 一般式 (IV)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物がフエノール性水 酸基を有する場合とは、 A4がフエノール性水酸基を有する置換基 (フエノール基その ものも含まれる)である場合と、水素原子の場合であり、エポキシ基を有する場合とは 、 A4が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれる)である場合であ る。
[0067] 一般式 (IV)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 フエノール性 水酸基を有する場合、該化合物は、エポキシ榭脂の硬化剤(フエノール系硬化剤とも いう)として好ましく用いられ、該化合物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、 特に 10質量%〜90質量%が好ましぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0068] 一般式 (IV)で表されるベンゾォキサゾール構造を有する化合物力 エポキシ基を
有する場合は、エポキシ成分 (エポキシ榭脂ともいう)として好ましく用いられ、該化合 物の含有量は、エポキシ榭脂硬化性組成物中、特に 10質量%〜90質量%が好まし ぐより好ましくは 30質量%〜80質量%である。
[0069] ベンゾォキサゾール構造を有する化合物であって、フエノール性水酸基を有する場 合についてより具体的に説明する。
一般式 (I)で表されるフエノール性水酸基を有する化合物のより具体的な構造とし ては、例えば、以下の No. 1〜8の構造が挙げられ、一般式 (II)で表されるフエノー ル性水酸基を有する化合物の具体的な構造として、以下の No. 9の構造が挙げられ 、同様に一般式 (III)で表される化合物として、 No. 10- 1,一般式 (IV)の化合物と して No. 10— 2の化合物が挙げられる。ただし、本発明は以下の構造によりなんら制 限を受けるものではない。
[0070] [化 20]
[0071] [化 21]
[0072] [化 22]
[0077] [化 27]
[0080] [化 30]
化合物 No. 10-2
[0081] 一般式 (I)で表されるフ ノール性水酸基を有する化合物(フ ノールイ匕合物とも!、 う)の合成方法としては、ジヒドロキシベンジジン誘導体と安息香酸誘導体から、ォキ サジン環合成を行うことによって、化合物中に、ベンゾォキサゾール構造を得ることが できる。上記化合物 No. 2を例にして詳しく説明すると、まず下記反応式 (A)のように 、ォキサジン環合成を行う。すなわち、 3, 3—ジヒドロキシベンジジンと 4 フルォロ安 息香酸を、溶媒中で、ベンゾォキサジンィ匕反応を行い、フッ素体(2, 2' ビス (4ーフ ルォロフエ-ル)ビスべンゾォキサゾールを得る。次に、下記反応式 (B)のように、溶 媒中、塩基存在下で、フッ素体とレゾルシノールを反応させ、エーテル化反応を行い 、上記化合物 No. 3のフエノール化合物を得ることができる。
[0082] [化 31]
[0083] [化 32]
反応式 (B )
次に、一般式 (II)で表されるフ ノール性水酸基を有する化合物(フエノール化合 物ともいう)の合成方法としては、ジァミノフ ノール誘導体と、ヒドロキシフタル酸誘導 体とを、亜リン酸トリフエニル—ピリジン系縮合剤を用いて、直接重縮合反応を行った 後、加熱し、閉環反応を行えばよい。亜リン酸トリフエニル—ピリジン系縮合剤を用い
ての直接重縮合反応は、 日本化学会編、「第 4版 実験化学講座 28 高分子合成」 2 66頁 (丸善株式会社 平成 4年 5月 6日発行)を参考にすればよ 、。上記化合物 No . 9を例にして詳しく説明すると、アミドールと 5—ヒドロキシイソフタル酸を、 N—メチル ピロリドン溶媒中、亜リン酸トリフエ-ル、ピリジン、塩化リチウム存在下、重縮合反応 を行う。反応後、重縮合物を取り出し、加熱処理により閉環反応を行えばよい。
[0085] 次に、一般式 (III)または(IV)で表されるフ ノール性水酸基を有する化合物(フ ノール化合物ともいう)の合成方法は、ジアミノレゾルシノール誘導体と、ヒドロキシフ タル酸誘導体を上記一般式 (Π)で表されるフエノール性水酸基を有する化合物の合 成法と同様に、亜リン酸トリフエ-ル—ピリジン系縮合剤を用いて、直接重縮合反応 を行った後、加熱し、閉環反応を行えばよい。上記化合物 No. 10— 1を例にして詳 しく説明すると、 4, 6—ジアミノレゾルシノール二塩酸塩と 5—ヒドロキシイソフタル酸 を、 N—メチルピロリドン溶媒中、亜リン酸トリフエニル、ピリジン、塩化リチウム存在下 、重縮合反応を行う。反応後、重縮合物を取り出し、加熱処理により閉環反応を行え ばよい。
[0086] ベンゾォキサゾール構造を有する化合物であって、エポキシ基を有する場合につ いてより具体的に説明する。
一般式 (I)で表されるエポキシ基を有する化合物のより具体的な構造としては、例 えば、以下の No. 11〜18の構造が挙げられ、一般式 (II)で表されるエポキシ基を有 する化合物の具体的な構造として、以下の No. 19の構造が挙げられ、同様に一般 式(III)で表される化合物として、 No. 20— 1、一般式(IV)の化合物として No. 20— 2の化合物が挙げられる。ただし、本発明は以下の構造によりなんら制限を受けるも のではない。
[0087] [化 33]
[0089] [化 35]
[0090] [化 36]
[0093] [化 39]
化合物 No. 17
[0094] [化 40]
[0098] また、一般式 (I)で表されるエポキシ基を有する化合物(エポキシィ匕合物とも 、う)の 合成方法は、下記反応式 (C)のように、一般式 (I)で表されるフ ノール性水酸基を 有する化合物(フエノール化合物ともいう)と、溶媒中、塩基存在下、ェピクロロヒドリン と反応させること〖こより得ることができる。
[0099] [化 44]
反応式 (c)
[0100] また、一般式 (II)、 (III)または(IV)で表されるエポキシ基を有する化合物(エポキシ 化合物ともいう)も、それぞれ対応する一般式 (11)、(111)、(IV)で表されるフ ノール 性水酸基を有する化合物 (フ ノール化合物ともいう)と、溶媒中、塩基存在下、ェピ クロロヒドリンと反応させることにより得ることができる。
本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物は、硬化剤として、本発明のフエノール性水 酸基を有する化合物 (フエノール化合物ともいう)、すなわち、一般式 (I)で表されるフ エノールイヒ合物(例えば、前記化合物 No. 1〜8)、一般式 (II)で表されるフ ノール 化合物(例えば、前記化合物 No. 9)、一般式 (III)で表されるフ ノールイヒ合物(例 えば、前記化合物 No. 10— 1)、一般式 (IV)で表されるフ ノールイ匕合物(例えば、 前記化合物 No. 10— 2)を用いる場合はもちろん、本発明のエポキシ基を有するィ匕 合物 (エポキシィ匕合物ともいう)、すなわち、一般式 (I)で表されるエポキシィ匕合物 (例 えば、前記化合物 No. 11〜18)、一般式 (II)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、 前記化合物 No. 19)、一般式 (III)で表されるエポキシィヒ合物(例えば、前記化合物 No. 20— 1)、一般式 (IV)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、前記化合物 No. 20 2)を用いる場合にぉ 、ても、エポキシ化合物として公知の他のエポキシ化合物を 用!/、ることができる。
[0101] 本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物に用いられるエポキシ化合物としては、特に 制限されず、公知の芳香族エポキシィ匕合物、脂環族エポキシィ匕合物、脂肪族ェポキ シ化合物などが用いられる。芳香族エポキシィ匕合物としては、例えば、ハイドロキノン 、レゾルシノール、ビスフエノーノレ A、ビスフエノーノレ F、 4, 4,一ジヒドロキシビフエ- ル、ノボラック、テトラブロモビスフエノール A、 2, 2 ビス(4 ヒドロキシフエ-ル)一 1 , 1, 1, 3, 3, 3 へキサフルォロプロパンなどの多価フエノールのグリシジルエーテ
ルイ匕合物が挙げられる。脂環族エポキシィ匕合物としては、少なくとも 1個以上の脂環 族環を有する多価アルコールのポリグリシジルエーテルまたはシクロへキセンゃシク 口ペンテン環含有ィ匕合物を酸化剤でエポキシ化することによって得られるシクロへキ センオキサイドゃシクロペンテンオキサイド含有ィ匕合物が挙げられる。例えば、水素 添カ卩ビスフエノール Aジグリシジルエーテル、 3, 4—エポキシシクロへキシルメチルー 3, 4 エポキシシクロへキシルカルボキシレート、 3, 4 エポキシ 1ーメチルシクロ へキシルー 3, 4 エポキシ 1ーメチルへキサンカルボキシレート、 6—メチルー 3, 4 エポキシシクロへキシメチノレ 6—メチノレ 3, 4—エポキシシクロへキサンカノレボ キシレート、 3, 4 エポキシー3—メチルシクロへキシルメチルー 3, 4—エポキシー3 ーメチルシクロへキサンカルボキシレート、 3, 4 エポキシ 5—メチルシクロへキシ ルメチルー 3, 4—エポキシ 5—メチルシクロへキサンカルボキシレート、ビス(3, 4 エポキシシクロへキシルメチル)アジペート、メチレンビス(3, 4—エポキシシクロへ キサン)、 2, 2 ビス(3, 4 エポキシシクロへキシノレ)プロパン、ジシクロペンタジェ ンジェポキサイド、エチレンビス(3, 4—エポキシシクロへキサンカルボキシレート)、 エポキシへキサヒドロフタル酸ジォクチル、エポキシへキサヒドロフタル酸ジ 2—ェ チルへキシルなどが挙げられる。脂肪族エポキシィ匕合物としては、脂肪族多価アルコ ールまたはそのアルキレンオキサイド付加物のポリグリシジルエーテル、脂肪族長鎖 多塩基酸のポリグリシジルエステル、グリシジルアタリレートまたはグリシジルメタクリレ ートのビニル重合により合成したホモポリマー、グリシジルアタリレートまたはグリシジ ルメタタリレートとその他のビュルモノマーとのビュル重合により合成したコポリマー等 が挙げられる。代表的な化合物として、 1, 4 ブタンジオールジグリシジルエーテル 、 1, 6 へキサンジオールジグリシジルエーテル、グリセリンのトリグリシジルエーテル 、トリメチロールプロパンのトリグリシジルエーテル、ソルビトールのテトラグリシジルェ 一テル、ジペンタエリスリトーノレのへキサグリシジノレエーテル、ポリエチレングリコーノレ のジグリシジルエーテル、ポリプロピレングリコールのジグリシジルエーテル等の多価 アルコールのグリシジルエーテル、またプロピレングリコール、トリメチロールプロパン 、グリセリン等の脂肪族多価アルコールに 1種または 2種以上のアルキレンオキサイド を付加することにより得られるポリエーテルポリオールのポリグリシジルエーテル、脂
肪族長鎖二塩基酸のジグリシジルエステルが挙げられる。さらに、脂肪族高級アルコ ールのモノグリシジルエーテルやフエノール、クレゾール、ブチルフエノール、また、こ れらにアルキレンオキサイドを付加することによって得られるポリエーテルアルコール のモノグリシジルエーテル、高級脂肪酸のグリシジルエステル、エポキシ化大豆油、 エポキシステアリン酸オタチル、エポキシステアリン酸プチル、エポキシ化ポリブタジ ェン等が挙げられる。
[0102] 本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物における硬化剤の使用量は、特に限定され ず、通常は、エポキシィ匕合物の全エポキシモル数と硬化剤の官能基数の比が 0. 9/ 1. 0〜1. 0/0. 9であり、本発明のエポキシィ匕合物をエポキシ榭脂として用いる場 合、硬化剤の使用量は、本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物中、 30質量%〜80 質量%含有されていることが好ましい。また、フッ素置換された硬化剤は吸水率の低 いエポキシ榭脂となるので好ましいが、フッ素置換ィ匕合物は一般に高価であり、他の 特性値なども含め、用途に応じて適宜選択される。
[0103] さらに、本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物は、エポキシ化合物として、本発明の ェポキ化合物、すなわち、一般式 (I)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、前記化合 物 No. 11〜18)、一般式 (II)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、前記化合物 No. 19)、一般式 (III)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、前記化合物 No. 20— 1)、一 般式 (IV)で表されるエポキシィ匕合物(例えば、前記化合物 No. 20— 2)を用いる場 合は、もちろん、硬化剤として、本発明のフエノールイ匕合物、すなわち、一般式 (I)で 表されるフ ノールイ匕合物(例えば、前記化合物 No. 1〜8)、一般式 (II)で表される フエノールイ匕合物(例えば、前記化合物 No. 9)、一般式 (III)で表されるフ ノールイ匕 合物(例えば、前記化合物 No. 10— 1)、一般式 (IV)で表されるフ ノールイ匕合物( 例えば、前記化合物 No. 10— 2)を用いる場合においても、硬化剤として公知の他 の硬化剤を用いることができる。
[0104] 他の硬化剤と組み合わせて使用することで得られる硬化性組成物の粘度や硬化特 性、また、硬化後の物性などを制御することが期待できる。他の硬化剤としては、潜在 性硬化剤、ポリアミンィ匕合物、ポリフエノールイ匕合物およびカチオン系光開始剤など が挙げられる。
潜在性硬化剤としては、ジシアンジアミド、ヒドラジド、イミダゾール化合物,アミンァ ダクト、スルホ -ゥム塩、ォ -ゥム塩、ケチミン、酸無水物、三級ァミンなどが挙げられ る。これら潜在性硬化剤は、一液型の硬化性組成物を与え、取り扱いが容易なので 好ましい。
[0105] 酸無水物としては、例えば、フタル酸無水物、トリメリット酸無水物、ピロメリット酸無 水物、テトラヒドロフタル酸無水物、へキサヒドロフタル酸無水物、マレイン酸無水物、 コノヽク酸無水物、 2, 2 ビス(3, 4 ジカルボキシフエ-ル)— 1, 1 , 1, 3, 3, 3 へ キサフルォロプロパン二無水物などが挙げられる。
[0106] ポリアミン化合物としては、例えば、エチレンジァミン、ジエチレントリァミン、トリェチ レンテトラミンなどの脂肪族ポリアミン、メンセンジァミン、イソホロンジァミン、ビス(4 アミノー 3—メチルシクロへキシル)メタン、ビス(アミノメチル)シクロへキサン、 3, 9— ビス(3 ァミノプロピル) 2, 4, 8, 10—テトラオキサスピロ [5, 5]ゥンデカンなどの脂 環族ポリアミン、 m—キシレンジァミンなどの芳香環を有する脂肪族ァミン、 m—フエ 二レンジァミン、 2, 2 ビス(4 ァミノフエ-ル)プロパン、ジアミノジフエ-ルメタン、 ジアミノジフエ-ルスルホン、 α , α ビス(4 -ァミノフエ-ル) ρ ジイソプロピル ベンゼン、 2, 2 ビス(4 ァミノフエ-ル)一 1, 1, 1, 3, 3, 3 へキサフルォロプロ パンなどの芳香族ポリアミンが挙げられる。
ポリフエノール化合物としては、例えば、フエノールノボラック、 ο クレゾールノボラ ック、 t ブチルフエノールノボラック、ジシクロペンタジェンクレゾール、テルペンジフ ェノール、テルペンジカテコール、 1, 1 , 3 トリス(3 第三ブチル—4 ヒドロキシ— 6—メチルフエ-ル)ブタン、ブチリデンビス(3—第三ブチル 4—ヒドロキシ 6—メ チルフエ-ル)、 2, 2 ビス(4 ヒドロキシフエ-ル)一 1, 1, 1, 3, 3, 3 へキサフ ルォロプロパンなどが挙げられる。フエノールノボラックは得られるエポキシ榭脂の電 気特性、機械強度が積層板に適して ヽるので好ま Uヽ。
[0107] 本発明に使用するカチオン系光開始剤とは、エネルギー線照射によりカチオン重 合を開始させる物質を放出させることが可能な化合物であり、特に好ましいものは、 照射によってルイス酸を放出するォ -ゥム塩である複塩またはその誘導体である。か 力る化合物の代表的なものとしては、一般式、 [A]m+[B]m— で表される陽イオンと陰
イオンの塩を挙げることができる。
[0108] ここで陽イオン [A]m+はォ -ゥムであるのが好ましぐその構造は、例えば、一般式、
[ (R1) Q]m+
a で表すことができる。
更にここで、 R1は炭素数が 1〜60であり、炭素原子以外の原子をいくつ含んでもよ い有機の基である。 aは 1〜5なる整数である。 a個の R19は各々独立で、同一でも異な つていてもよい。また、少なくとも 1つは、芳香環を有する上記の如き有機の基である こと力 S好ましい。 Qは S、 N、 Se、 Te、 P、 As、 Sb、 Bi、 0、 I、 Br、 Cl、 F、 N=N力らな る群力も選ばれる原子あるいは原子団である。また、陽イオン [A]m+中の Qの原子価 を qとしたとき、 m = a— qなる関係が成り立つことが必要である(但し、 N = Nは原子価 0として扱う)。
[0109] また、陰イオン [B]m—は、ハロゲンィ匕物錯体であるのが好ましぐその構造は、例え ば、一般式、 [LX
b Γ で表すことができる。
更にここで、 Lはハロゲン化物錯体の中心原子である金属または半金属 (Metalloid) であり、 B、 P、 As,、 Sb、 Fe、 Sn、 Biゝ Al、 Ca、 In、 Ti、 Zn、 Sc、 V、 Cr、 Mn、 Co等 である。 Xはハロゲン原子である。 bは 3〜7なる整数である。また、陰イオン [B]m—中の Lの原子価を pとしたとき、 m=b—pなる関係が成り立つことが必要である。
上記一般式で表される陰イオン [LX ]m—の具体例としては、テトラフルォロボレ一ト( b
BF )―、へキサフルオロフォスフェート(PF )―、へキサフルォロアンチモネート(SbF )
4 6 6
、へキサフルォロアルセネート(AsF )―、へキサクロ口アンチモネート(SbCl )—等が挙
6 6 げられる。
[0110] また、陰イオン Bm—は、 [LX (ΟΗ) Γ— で表される構造のものも好ましく用いること b-1
ができる。 L、 X、 bは上記と同様である。また、その他用いることができる陰イオンとし ては、過塩素酸イオン (CIO )―、トリフルォロメチル亜硫酸イオン (CF SO )―、フルォ
4 3 3 ロスルホン酸イオン(FSO )―、トルエンスルホン酸陰イオン、トリニトロベンゼンスルホ
3
ン酸陰イオン等が挙げられる。
本発明では、この様なォ -ゥム塩の中でも、下記のィ)〜ノ、)の芳香族ォ-ゥム塩を 使用するのが特に有効である。これらの中から、その 1種を単独で、または 2種以上を 混合して使用することができる。
[0111] ィ)フエ-ルジァゾ -ゥムへキサフルォロホスフェート、 4—メトキシフエニルジァゾ- ゥムへキサフルォロアンチモネート、 4 メチルフエ-ルジァゾ -ゥムへキサフルォロ ホスフェートなどのァリーノレジァゾ二ゥム塩
口)ジフエ-ルョードニゥムへキサフルォロアンチモネート、ジ(4 メチルフエ-ル) ョードニゥムへキサフルォロホスフェート、ジ(4— tert ブチルフエ-ル)ョードニゥム へキサフルォロホスフェートなどのジァリールョードニゥム塩
ノ、)トリフエ-ルスルホ -ゥムへキサフルォロアンチモネート、トリス(4ーメトキシフエ -ル)スルホ -ゥムへキサフルォロホスフェート、ジフエ-ルー 4—チオフエノキシフエ ニルスルホ -ゥムへキサフルォロアンチモネート、ジフエ-ルー 4ーチオフエノキシフ ェ-ノレスノレホ-ゥムへキサフノレオ口ホスフェート、 4, 4'—ビス(ジフエ-ノレスノレフォ- ォ)フエ-ノレスノレフイド ビス一へキサフノレオ口アンチモネート、 4, 4 '—ビス(ジフエ- ルスルフォ -ォ)フエニノレスノレフイド ビス -へキサフルォロホスフェート、 4, 4' -ビス [ジ( j8—ヒドロキシエトキシ)フエ-ルスルホ-ォ]フエ-ルスルフイド一ビス一へキサ フルォロアンチモネート、 4, 4 '—ビス [ジ(j8—ヒドロキシエトキシ)フエ-ルスルホ- ォ]フエ-ルスルフイド一ビス一へキサフルォロホスフェート、 4— [4'— (ベンゾィル) フエ-ルチオ]フエニル一ジ一(4—フルオロフェニル)スルホ -ゥムへキサフルォロア ンチモネート、 4 [4' - (ベンゾィル)フエ-ルチオ]フエ-ルージー(4 フルオロフ ェ -ル)スルホ -ゥムへキサフルォロホスフェートなどのトリァリールスルホ-ゥム塩等 が好ましい。
[0112] また、その他好ましいものとしては、( 7? 5—2, 4 シクロペンタジェン一 1—ィル)〔( 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7? )—(1ーメチルェチル)ベンゼン〕 アイアン一へキサフルォ 口ホスフェート等の鉄—アレーン錯体や、トリス(ァセチルァセトナト)アルミニウム、トリ ス(ェチルァセトナトァセタト)アルミニウム、トリス(サリチルアルデヒダト)アルミニウム などのアルミニウム錯体とトリフエ-ルシラノールなどのシラノール類との混合物なども 挙げられる。
これらの中でも実用面と光感度の観点から、芳香族ョードニゥム塩、芳香族スルホ ニゥム塩、鉄一アレーン錯体を用いることが好ましい。
[0113] これらの光開始剤は安息香酸系または第三級ァミン系などの公知の光重合促進剤
の 1種または 2種以上と組み合わせて用いても良い。光開始剤は、本発明の組成物 中、 0. 1〜30重量%含有していることが好ましい。 0. 1重量%未満では添加効果が 得られないことがあり、 30重量%より多いと硬化物の機械強度が低下することがある。
[0114] 光開始剤を用いる場合の重合に用いる光源としては、高圧水銀灯、メタルノヽライド ランプ、キセノンランプなどの公知の光源を用い、紫外線、電子線、 X線、放射線、高 周波などの活性エネルギー線の照射により上記光開始剤からルイス酸を放出するこ とで、上記エポキシィ匕合物を効果させる。これら光源としては、 400nm以下の波長を 有する光源が有効である。
[0115] 本発明の一般式 (1)、一般式 (11)、一般式 (111)、または一般式 (IV)で表される硬化 剤(フエノール化合物)を用いたエポキシ榭脂硬化性組成物を硬化させる方法として は、従来公知のエポキシ榭脂の硬化方法のいずれでもよぐ硬化剤による硬化、硬 化触媒を用いた自己重合による硬化、光開始剤による光硬化、硬化促進剤の併用 による硬化速度の制御などができる。
さらに、必要に応じてガラス繊維、ホウ酸アルミニウムウイスカー、窒化ホウ素ゥイス カーなどの繊維状充填剤やシリカ、アルミナなどの球状充填剤を用いることが好まし い。繊維状充填剤は長軸方向の長さやアスペクト比を用途に応じて適宜選択するこ とが好ましぐ球状充填剤は真球状で粒径が小さ 、ものが好ま 、。
[0116] 本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物は、これをプロピレングリコールモノメチルェ 一テル等の好適な有機溶媒で希釈してワニスとなし、これをガラス不織布、ガラス織 布等の多孔質ガラス基材に塗布 ·含浸させ、加熱するという通常の方法によりプリプ レグを製造することができる。また、このプリプレダを複数枚重ね合わせることで積層 板が得られる。その積層構造の片面又は両面に銅箔を重ね合わせた後、これを通常 の条件で加熱'加圧することにより、ガラスエポキシ銅張積層板を得ることができる。 該銅張積層板(内層板)に回路を形成し、ついで銅箔をエッチング処理した後、内層 板の少なくとも片面にプリプレダ及び銅箔を重ね合わせ、これを例えば 170°C、 40k gZcm2の圧力で 90分間加熱'加圧するという通常の方法により、多層板を製造する ことができる。さらに、該銅張積層板もしくは該多層板にスルーホールを形成し、スル 一ホールメツキを行った後、所定の回路を形成するという通常の方法により、プリント
配線板を製造することができる。
[0117] 本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物は、前記したような電子回路基板に用いられ る銅張積層板、プリプレダ、プリント配線板、封止材、注型材、接着剤、電気絶縁塗 料、等の各種電子,電気材料;塗料 (粉体塗料、防食塗料等);接着剤;建材等、従来 公知のエポキシ榭脂の種々の用途に使用することができる。
[0118] 次に下記一般式 (V)で表される新規ベンゾォキサゾールイヒ合物について説明する
[式中 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表す。 z1は、置換基を有していてもよい炭素 原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアル コキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異 なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、フエノール性水酸基を有する置換 基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0120] 一般式 (V)にお 、て、フエノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する置 換基は、上記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。 上記新規ィ匕合物がフエノール性水酸基を有する場合とは、 A1がフエノール性水酸 基を有する置換基 (フエノール基そのものも含まれる)である場合であり、エポキシ基 を有する場合とは、 A1が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれ る)である場合である。
[0121] 上記新規化合物が、フエノール性水酸基を有する場合のより具体的な構造としては 、例えば、上記化合物 No. 2及び 3の構造が挙げられ、上記新規化合物が、ェポキ シ基を有する場合のより具体的な構造としては、例えば、上記化合物 No. 11〜13の 構造が挙げられる。ただし、本発明は以下の構造によりなんら制限を受けるものでは ない。
また、上記新規化合物がフ ノール性水酸基を有する場合及び上記新規化合物が
エポキシ基を有する場合の合成方法は、例えば、上記に記載した方法による。
[0122] 上記新規化合物は、エポキシ榭脂の硬化剤またはエポキシ榭脂として、上記ェポ キシ榭脂硬化性組成物に用いられる他、接着性エポキシ組成物、低線膨張プリプレ グ榭脂等に用いられる。
[0123] 次に下記一般式 (VI)で表される新規ベンゾォキサゾールイヒ合物につ!、て説明す る。
[0124] [化 46]
[式中 Y1は、酸素原子または硫黄原子を表す。 Z1は、置換基を有していてもよい炭素 原子数 1〜8の炭化水素基または置換基を有して 、てもよ 、炭素原子数 1〜8のアル コキシ基を表し、 mは 0〜4の整数を表し、 mが 2〜4の場合、複数の Z1は同一でも異 なっていてもよい。 nは 0〜2の整数を表す。 A1は、フエノール性水酸基を有する置換 基またはエポキシ基を有する置換基を表す。 ]
[0125] 一般式 (VI)にお 、て、フ ノール性水酸基を有する置換基、エポキシ基を有する 置換基は、上記一般式 (I)で記載したものと同様であり、好ましいものも同様である。 上記新規ィ匕合物がフエノール性水酸基を有する場合とは、 A1がフエノール性水酸 基を有する置換基 (フエノール基そのものも含まれる)である場合であり、エポキシ基 を有する場合とは、 A1が、エポキシ基を有する置換基 (エポキシ基そのものも含まれ る)である場合である。
[0126] 上記新規ィ匕合物の具体的な構造としては、例えば、エポキシ基を有する場合、上 記化合物 No. 14の構造が挙げられる。ただし、本発明は以下の構造によりなんら制 限を受けるものではない。
また、上記新規化合物がフ ノール性水酸基を有する場合及び上記新規化合物が エポキシ基を有する場合の合成方法は、例えば、上記に記載した方法による。
[0127] 上記新規化合物は、上記一般式 (V)で表される新規ベンゾォキサゾールイヒ合物と 同様、エポキシ榭脂の硬化剤またはエポキシ榭脂として、上記エポキシ榭脂硬化性
組成物に用いられる他、接着性エポキシ組成物、低線膨張プリプレダ榭脂等に用い られる。
実施例
[0128] 実施例により本発明を詳細に説明する。ただし、以下の実施例により本発明はなん ら制限を受けるものではな 、。
尚、実施例 1〜10は、フエノールイ匕合物及び該フエノールイ匕合物を用いたエポキシ 化合物の合成例を示す。下記〔表 1〕及び〔表 2〕に記載の配合により、該エポキシィ匕 合物を含有する本発明のエポキシ榭脂硬化性組成物を調製した。また、比較例 1〜 3は、〔表 3〕に記載の配合による、比較化合物を含有する比較エポキシ榭脂硬化性 組成物の調製を示す。得られた該エポキシ榭脂硬化性組成物または該比較ェポキ シ榭脂硬化性組成物を用いて、下記作製方法により試験片 A〜Cを作製し、下記試 験方法により、耐薬品性試験、ガラス転移温度、線膨張係数、引張強度、伸び、ハン ダ耐熱性、耐熱サイクル性について試験した。結果は〔表 1〕〜〔表 3〕に示した。使用 した硬化剤 1〜 3を下記に示す。
[0130] [化 48]
硬化剤 2の OH当量は 270g/eqであった。
[0131] [化 49]
[0132] 〔実施例 1 (フエノールイ匕合物 No. 2の合成例及び該化合物 No. 2を用いたエポキシ 化合物 No. 12の合成例)〕
エポキシ化合物 No. 12を、下記方法で得られたフ ノール化合物 No. 2から、下 記記載の方法で得た。
[0133] [化 50]
[0135] 窒素気流下、 200mLの 4口フラスコに、 3,3'-ジヒドロキシベンジジン 21.624g(0.10mo 1)、 4-フルォロ安息香酸 29.42g(0.21mol)、及び N-シクロへキシル -2-ピロリドン 65mLを 仕込み、 130-140°Cで 24時間アミドィ匕反応を行った。その後、 260°Cまで昇温し 2時間 ホールドする。途中、 4-フルォロ安息香酸 5gを追加で仕込み、更に 260°C X 24時間 反応させた。冷却後、析出する黄色結晶を濾取しメタノール 50mLで洗浄し、 2, 2' - ビス(4 フルオロフェ -ル)ビベンゾォキサゾール 28.4gを得た。
次に、窒素気流下、 lOOmLの 4口フラスコに、 2, 2 '—ビス(4 フルオロフェ -ル)ビ ベンゾォキサゾール 6.36g (0.015mol)、ハイドロキノン 8.253g(0.075mol)、炭酸カリウム 7.69g(0.06mol)、 N—メチルピロリドン(NMP) 40mL、及びトルエン 25mLを加え、 130 °C X 2時間リフラックス (reflux)しながら留出水を系外に除いた。その後昇温し、脱トル ェンを行いながら 160°C X 6時間ホールドする。更に 185°C X 3時間反応を行い、黄色
反応クルードを得た。この反応クルードを水 800mL中に投入し、更に pH=7となるように 希釈塩酸水を滴下した。中和後 2時間水中で攪拌し濾取し、 150°C X 2時間減圧乾燥 を行い、フエノールイ匕合物である化合物 No. 2を 8.72g得た。
(2) (エポキシィ匕合物 No. 12の合成例)
窒素気流下、 50mLの 3口フラスコに、(1)で得られた化合物 No. 2を、 2.0g(0.0033m ol)、 NaOH 0.264g(0.0066mol)、水 10g、及びジメチルスルホキシド(DMSO) lO.Ogを仕 込み 60°Cまで昇温し攪拌溶解させた。その後、ェピクロロヒドリン 1.647g(0.007mol) を滴下し、 80°C X 3時間ホールドする。冷却後析出した黄色のエポキシィ匕物を濾取し 、水 lOOmL,メタノール lOOmLで洗浄した。 150°C X 2時間減圧乾燥することにより、ェ ポキシィ匕合物である、化合物 No.12を 2.38g得た。〔図 2〕に得られたィ匕合物 No. 12の IRチャートを示す。
得られた化合物 No.12のエポキシ当量は 358g/eqであった。
[0136] 〔実施例 2 (フエノールイ匕合物 No. 3の合成例及び該化合物 No. 3を用いたエポキシ 化合物 No. 13の合成例)〕
エポキシ化合物 No. 13を、下記方法で得られたフ ノール化合物 No. 3から、下 記記載の方法で得た。
[0137] [化 52]
(1) (フエノール化合物 No. 3の合成例)
[0138] [化 53]
[0139] 窒素気流下、 200mLの 4口フラスコに、 3,3'-ジヒドロキシベンジジン 21.624g(0.10mo 1)、 4-フルォロ安息香酸 29.42g(0.21mol)、及び N-シクロへキシル -2-ピロリドン 65mLを 仕込み、 130-140°Cで 24時間アミドィ匕反応を行った。その後、 260°Cまで昇温し 2時間 ホールドする。途中、 4-フルォロ安息香酸 5gを追加で仕込み、更に 260°C X 24時間 反応させた。冷却後、析出する黄色結晶を濾取しメタノール 50mLで洗浄し 2, 2' ビ ス(4—フルオロフェ -ル)ビベンゾォキサゾール 28.4gを得た。
次に、窒素気流下、 lOOmLの 4口フラスコに、 2, 2 '—ビス(4 フルオロフェ -ル)ビ ベンゾォキサゾール 6.36g (0.015mol)、レゾルシノール 8.253g(0.075mol)、炭酸力リウ ム 7.69g(0.06mol)、 N—メチルピロリドン(NMP) 40mL、及びトルエン 25mLをカ卩え 130 °C X 2時間リフラックス (reflux)しながら留出水を系外に除いた。その後昇温し、脱トル ェンを行いながら 160°C X 6時間ホールドする。更に 185°C X 3時間反応を行い、黄色 反応クルードを得た。この反応クルードを水 800mL中に投入し、更に pH=7となるように 希釈塩酸水を滴下した。中和後 2時間水中で攪拌し濾取し、 150°C X 2時間減圧乾燥 を行い、フエノール化合物である化合物 No. 3を、 8.72gを得た。
(2) (エポキシィ匕合物 No. 13の合成例)
窒素気流下、 50mLの 3口フラスコに、(1)で得られた化合物 No. 3を、 2.0g(0.0033 mol)、 NaOH 0.264g(0.0066mol)、水 10g、及びジメチルスルホキシド(DMSO) lO.Ogを 仕込み 60°Cまで昇温し攪拌溶解させた。その後、ェピクロロヒドリン 1.647g(0.007mol )を滴下し、 80°C X 3時間ホールドする。冷却後析出した黄色のエポキシィ匕物を濾取 し、水 100mL、メタノール lOOmLで洗浄した。 150°C X 2時間減圧乾燥することにより、 エポキシィ匕合物である、化合物 No. 13を 2.38g得た。〔図 3〕に得られたィ匕合物 No. 1 3の IRチャートを示す。得られた化合物 No. 13のエポキシ当量は 358g/eqであった。
[0140] 〔実施例 3 (フエノールイ匕合物 No. 1の合成例及び該化合物 No. 1を用いたエポキシ 化合物 No. 11の合成例)〕
エポキシィ匕合物 No. 11を、実施例 1記載と同様の方法で、下記フエノールイ匕合物 No. 1から得た。また、フエノール化合物 No. 1は、実施例 1記載と同様の方法で合 成した。
得られた化合物 No.11のエポキシ当量は 266gZeqであった。
[0142] [化 55]
[0143] 〔実施例 4 (フエノールイ匕合物 No. 7の合成例及び該化合物 No. 7を用いたエポキシ 化合物 No. 17の合成例)〕
エポキシィ匕合物 No. 17を、実施例 1記載と同様の方法で、下記フエノールイ匕合物
No. 7から得た。また、フエノール化合物 No. 7は、実施例 1記載と同様の方法で合 成した。
化合物 Mo. 17 得られた化合物 No.17のエポキシ当量は 300gZeqであった。
[0146] 〔実施例 5 (フエノール化合物 No. 4の合成例及び該化合物 No. 4を用いたエポキシ 化合物 No. 14の合成例)〕
エポキシ化合物 No. 14を、下記方法で得られたフ ノール化合物 No. 4力ら、下 記記載の方法で得た。
[0147] [化 58]
14
(1) (フ ノ ル化合物 No 4の合成例)
[0149] 窒素気流下、 200mLの 4口フラスコに、 2, 2—ビス(3ァミノ- 4-ヒドロキシフエ-ルへ キサフルォロプロパン) 39.23g (0. lmol)及び p—ヒドロキシ安息香酸フエ-ルエステル を 44.99g(0.21mol)を仕込み 150°Cまで加熱する。系内を減圧しフエノールを留去しつ つ 180°Cまで昇温し 3時間ホールドする。大気圧に戻してから、系内を 240°Cまで昇温 し閉環脱水反応を 20時間行なう。 NMPlOOgで溶解させ、反応溶液を水 lOOOmLに投 入し再沈させ、結晶を取り出しイオン交換水及びメタノールで洗浄し、最後に結晶を 1 20°C X 3時間乾燥させることで、フエノールイ匕合物である化合物 No. 4を 50g得た (収 率 83.8%)。〔図 4〕に得られた化合物 No. 4の IRチャートを示す。
(2) (エポキシィ匕合物 No. 14の合成例)
前記(1)で得られた化合物 No. 4の 20gをェピクロロヒドリン 200mL〖こ溶解し、 48 %水酸ィ匕ナトリウム 5. 59gによってエーテルィ匕及び閉環を行い化合物 No. 14を得 た。〔図 5〕に得られたィ匕合物 No. 14の IRチャートを示す。
得られた化合物 No. 14のエポキシ当量は 341gZeqであった。
[0150] 〔実施例 6 (フエノール化合物 No. 5の合成例及び該化合物 No. 5を用いたエポキシ 化合物 No. 15の合成例)〕
エポキシィ匕合物 No. 15を、実施例 1記載と同様の方法で、下記フエノールイ匕合物 No. 5から得た。また、フエノール化合物 No. 5は、実施例 1記載と同様の方法で合 成した。
得られた化合物 No. 15のエポキシ当量は 229gZeqであった。
[0153] 〔実施例 7 (フエノールイ匕合物 No. 6の合成例及び該化合物 No. 6を用いたエポキシ 化合物 No. 16の合成例)〕
エポキシィ匕合物 No. 16を、実施例 1記載と同様の方法で、下記フエノールイ匕合物
No. 6から得た。また、フエノール化合物 No. 6は、実施例 1記載と同様の方法で合 成した。
[0154] [化 62]
得られた化合物 No. 16のエポキシ当量は 254g/eqであった。
[0155] [化 63]
化合物 Να 6
〔実施例 8 (フエノールイ匕合物 No. 8の合成例及び該化合物 No. 8を用いたエポキシ 化合物 No. 18の合成例)〕
エポキシィ匕合物 No. 18を、実施例 1記載と同様の方法で、下記フエノールイ匕合物 No. 8から得た。また、フエノール化合物 No. 8は、実施例 1記載と同様の方法で合 成し 7こ。
[0157] [化 64]
化合物 No. 18 得られた化合物 No.18のエポキシ当量は 316gZeqであった
[0158] [化 65] 化合物 No. 8
[0159] 〔実施例 9 (フエノールイ匕合物 No. 9の合成例及び該化合物 No. 9を用いたエポキシ 化合物 No. 19の合成例)〕
エポキシ化合物 No. 19を、下記方法で得られたフ ノール化合物 No. 9から、実 施例 1記載と同様の方法で得た。
[0160] [化 66]
化合物 No. 19
得られた化合物 No. 19のエポキシ当量は 338g/eqであった
(フエノール化合物 No. 9の合成例)
[0161] [化 67]
[0162] 5—ヒドロキシイソフタル酸 (0. 03mol)5. 46g、アミドール (0. 03mol)5. 91g、亜リン 酸トリフエ-ル (0. 03mol)9. 31g、塩ィ匕リチウム (0. 06mol)2. 54g、 N—メチルピロリ ドン (NMP) 37. 8g、及びピリジン 9. 45gを一括で仕込み、 100°CX3時間反応を行 なった。反応後、アセトン約 1. 5Lにより再沈を行い、濾過により粗生成物を得、ァセ
トン約 300mlで 30分煮沸洗浄後、濾過し、 150°Cで 3時間減圧乾燥を行い、引き続 き 260°Cで 10時間、真空乾燥で閉環を行なってフエノールイ匕合物である化合物 No . 9を得た。
[0163] 〔実施例 10 (フエノールイ匕合物 No. 10— 1の合成例及び該化合物 No. 10— 1を用 V、たエポキシィ匕合物 No . 20- 1の合成例)〕
エポキシィ匕合物の化合物 No. 20— 1を、下記方法で得られたフエノールイ匕合物 N o. 10—1から、実施例 1記載と同様の方法で得た。
[0164] [化 68]
化合物 No. 20-1
得られた化合物 No.20-1のエポキシ当量は 336g/eqであった
(フエノールイ匕合物 10— 1の製造例)
[0165] [化 69] 化合物 No. 10-1
[0166] 5-ヒドロキシイソフタル酸 (0.03mol)5.46g、 4,6-ジアミノレゾルシノール二塩酸塩 (0.0 3mol)6.39g、亜リン酸トリフエニル (0.03mol)9.31g、塩化リチウム (0.06mol)2.54g、 N-メ チルピロリドン (NMP)37.8g、及びピリジン 9.45gを一括で仕込み、 100°C X 3時間反応 を行なった。反応後、アセトン約 1.5Lにより再沈を行い、濾過により粗生成物を得、ァ セトン約 300mlで 30分煮沸洗浄後、濾過し、 150°Cで 3時間減圧乾燥を行い、引き続き 260°Cで 10時間、真空乾燥により閉環を行なってフエノールイ匕合物である化合物 No . 10— 1を得た。
[0167] 〔比較例 1〜5 (比較エポキシ化合物 1〜5を含有するエポキシ榭脂硬化性組成物の 調製)〕
〔表 3〕に記載の比較エポキシィ匕合物 1〜5につ 、て比較エポキシ榭脂硬化性組成
物を調製し、上記実施例と同様に試験片を作製し、評価した。結果を〔表 3〕に示す。
[0168] [化 70]
比較エポキシ化 ¾t
比較エポキシ化合物 1のエポキシ当量は 136g/eqであった。
[0169] [化 71]
比較エポキシ化合物 2のエポキシ当量は 170g/eqであった。
[0170] [化 72]
比較エポキシ化 3
比較エポキシ化合物 3のエポキシ当量は 126g/eqであつた。
[0171] [化 73]
比較エポキシ化^ ¾/4
比較エポキシ化合物 4のエポキシ当量は 180g/eqであった。
[0172] [化 74]
比較エポキシ化 ·&¾5
比較エポキシ化合物 5のエポキシ当量は 162g/eqであつた。
〔試験方法〕
( 1)試験片の作成
試験片 A : 38 m厚の表面剥離処理 PETフィルム上に、エポキシ榭脂硬化性組成 物または比較エポキシ榭脂硬化性組成物をそれぞれ 200 mの厚さに塗布し、加熱 オーブン中で 130°C、 10分間乾燥して榭脂を Bステージィ匕しドライフィルムを作製した 。このドライフィルムを、表面剥離処理したガラス基板上に榭脂面とガラス面とが接触 するように 90°C、 10分で、真空ラミネート法で貼り付けた後 PETフィルムをはがし、ガラ ス基板上に Bステージの榭脂を転写した。 Bステージの榭脂が転写されたガラス基板 を加熱オーブンに入れ、 150°C、 1時間で榭脂を完全に硬化させ、室温に戻した後榭 脂をガラス基板カゝら剥離し、完全に硬化した榭脂フィルム (試験片 A)を得た。
試験片 B: 12 μ m厚のプリント基板用電解銅箔のマット面に、エポキシ榭脂硬化性 組成物または比較エポキシ榭脂硬化性組成物を 100 mの厚さに塗布し、加熱ォー ブン中で 130°C、 10分間乾燥して榭脂を Bステージィ匕した榭脂付銅箔を作製した。こ の榭脂付銅箔を、 0.1mm厚ガラスエポキシ両面基板 (FR-4)をコア材として、真空プレ ス法 (積層条件は以下の図 1に示す)で両面に貼り付け榭脂を完全に硬化して試験基 板 (試験片 B)を得た。
試験片 C :試験片 Bを用い、電極径 70 μ m、電極ピッチ 120 μ mの電極を備える 40m m角の配線基板を作製した。電極径 70 m、電極ピッチ 120 mの金バンプ電極を有 する縦 X横 X高さ =8.5 X 8.5 X 0.06mmの LSIチップを作製し、各実施例または比較例 のエポキシ榭脂硬化性組成物または比較エポキシ榭脂硬化性組成物を LSIチップの 電極周辺に塗布した後、基板とチップの電極が接触するように LSIチップを配線基板
上に設置し、加熱オーブンに入れ 150°C、 1時間で榭脂を完全に硬化し試験片 Cを得 た。
[0174] (2)耐薬品性試験
試験片 Aを用い、 NMP(N—メチルピロリドン)を浸した綿棒で試験片表面を擦り、試 験片表面に傷が入るまでの回数を測定した。
(3)ガラス転移温度
試験片 Aを用い、カッターナイフで 5 X 50mmの大きさに成形し、エスアイアイナノテ クノロジ一社製 DMS-6100で動的粘弾性を測定した。 Tan δの極大値を示す温度をガ ラス転移温度とした。
(4)線膨張係数
試験片 Αを用い、カッターナイフで 5 X 50mmの大きさに成形し、エスアイアイナノテ クノロジ一社製 TMA/SS6000で加熱膨張曲線を測定した。 40〜100°Cの範囲の伸び率 から、線膨張係数を算出した。
(5)引張強度、伸び
試験片 Aを用い、 JIS-K7127に準拠し (試験片タイプ 5を使用)、測定した。
(6)ハンダ耐熱性試験
試験片 Bを用い、 40mm角に成形し、 288°Cに調整したノヽンダ浴に 1分間浮かせ表面 に剥離等の異常等がな ヽかを検査した。試験片をノヽンダ浴から取り出し室温で 1分 間静置した後、同様の操作を 10回まで繰り返し何サイクル耐えうるかを検査した。
(7)耐熱サイクル性試験
試験片 Cを用い、 IPC-D-275 (試験条件 E)に準拠し、試験した後、外観観察と、回 路の抵抗率変化を検査し、断線、配線クラック、接続不良等の異常の有無を判定し た。
[0175] [表 1]
実施例 実施例 2 実施例 3 実施例 4 実施例 5 化合物 No.12 0 g
化合物 No.13 1 0 g
化合物 No.11 1 0 g
化合物 No.17 g 化合物 No.14 g 硬化剤 1 l.OOg l.OOg l-34g l-19g 1.05g 硬化剤 2
硬化剤 3
トリフエニル フィン
NMP ll.OOg ll.OOg ll-34g 11.05g 耐薬品性 100回以上 100回以上 100回以上 100回以上 100回以上 ガラス転移温度 i8o 175 : 195 : 160 180t: 鎳膨張係数 o.Oppm o 3 lO.Oppm o.Oppm 引張強度 90MPa 90MPa 80 Pa 105MPa 95MPa 伸び 5.0% 5.5% 3.0 8.0 6.0 八ンダ耐熱性 10回 10回 10回 IO IPI 10回 耐熱サイクル性 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし II常なし
実施例 6 実施例 7 実施例 8 実施例 9 実施例 10 化合物 No.15 1 0 g
化合物 No.16 1 0 g
化合物 ΝοΛ8 1 0 g
化合物 No.19 1 0 g 化合物 No.20-1 1 0 g 硬化剤 1
硬化剤 2 ll.Sg 10.6g 8.5g
硬化剤 3 5.0g 5.0g トリフエニルホスフィン 0.65g 0.62g 0.56g 0.45g 0.45g
NMP 22.45g 21.22g 19.06g 15.45g 15.45g 耐薬品性 100回以上 100回以上 100回以 h 100回以上 100冋以上 ガラス転移温度 185t: 1901: 160 : 18CTC 190 : 線膨張係数 15.0ppm 12.0ppm 18.0ppm 5.0ppm 5.0ppm 引張強度 80MPa 85MPa lOOMPa 90MPa 80MPa 伸び 3.0% 3.5% 4.5% 4.0% 3.0% ハンダ耐熱性 10回 10 [nl 10回 10回 10回 耐熱サイクル性 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし 異常なし
比較例 1 比較例 2 比較例 3 比較例 4 比較例 5
1 1 0 g
2 1 0 g
3 1 0 g
4 1 0 g
5 1 0 g
硬化剤 1 2.62g 2.11g 2.83g 1.98g 2-20g 硬化剤 2
硬化剤 3
トリフエ::ルホスフィン
NMP 12.62g 12.11g 12.83 H.98g 12.20g
100回以
耐薬品性 100回以上 100回以上 100回以上 100回以上
上
転移温度 150 135 0 160T: 170T: 180 線膨張係数 50ppm 60ppm 55ppm 50ppm 50ppm
引張強度 80MPa 80MPa 85MPa 75MPa 70Mpa 伸び 3.0% 4.0% 5.0% 2.5 2.0 八ンダ耐熱性 1回 0回 1回 2回 2回
耐熱サイクル性 産業上の利用可能性
本発明のベンゾォキサゾール構造を有する化合物を硬化剤とするか、エポキシ樹 脂として用いることで、フィラーを用いなくても線膨張係数が低ぐ引張強度や伸びな どの物性にも優れるエポキシ榭脂硬化性組成物を提供できる。