WO2007083418A1

WO2007083418A1 - ナビゲーション装置

Info

Publication number: WO2007083418A1
Application number: PCT/JP2006/320326
Authority: WO
Inventors: Satoru Tanaka; Masafumi Asai
Original assignee: Mitsubishi Electric Corporation
Priority date: 2006-01-20
Filing date: 2006-10-11
Publication date: 2007-07-26
Also published as: JPWO2007083418A1; CN101360974A; CN101360974B

Abstract

　自車位置を検出する自車位置検出部１１と、地点データを含む地図データベース１３と、の検索条件を入力する検索条件入力部１２と、入力された検索条件に合致する地点を地図データベースから検索する地点検索部３１と、検出された自車位置と検索された地点の位置との間の距離および自車位置から見た地点の方位を算出する距離・方位演算部と、検索された地点を表す地点シンボルを、自車位置を表す自車マークから距離・方位演算部で算出された方位に所定距離だけ離れた位置に、距離・方位演算部で算出された距離に応じたサイズで表示するための地点シンボル表示制御データを生成する地点シンボル表示制御部３３と、この生成された地点シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび地点シンボルを表示する表示部１６、１７とを備えている。

Description

明細書

ナビゲーシヨン装置

技術分野

[0001] この発明は、ユーザを目的地まで案内するナビゲーシヨン装置に関し、特にナビゲーシヨン画面にナビゲーシヨン情報を表示させる技術に関する。

背景技術

[0002] 近年のナビゲーシヨン装置にぉ、ては、施設データや道路データと、つた地図情報を記憶する記憶媒体が DVD (Digital Versatile Disc)から HDD (Hard Disc Drive)に変化しつつある。その結果、より多くの地図情報をナビゲーシヨン装置で利用できるようになつてきた。しかしながら、多くの地図情報をナビゲーシヨン画面内に表示させると、ユーザは情報を把握するのに時間がかかり、困惑するという問題がある。

[0003] 例えば、従来のナビゲーシヨン装置でユーザが施設を検索する場合、検索条件を入力すると、施設名称等がリスト形式で表示される。し力しながら、リスト形式の表示では、自車位置力施設位置までの距離や方向が直感的に把握できないという問題があった。そこで、ユーザにとって有益な情報を、ユーザが瞬時に把握できるような形態でナビゲーシヨン画面に表示する技術の開発が望まれている。

[0004] このような要請に応えるために、特許文献 1は、所望の周辺施設を容易に選択することができるナビゲーシヨン装置を開示している。このナビゲーシヨン装置においては、施設検索部は、自車位置力所定範囲内に存在する各種施設の中から、タツチパネルを用いて利用者によって指定された検索条件に該当する周辺施設を検索する。施設情報描画部は、施設検索部によって抽出された周辺施設について、その所在地と自車位置との相対的な位置関係を算出し、この相対的な位置関係を反映して、自車位置マークと施設マーク (周辺施設の所在地を示すマーク)を配置した所定の施設情報画像を表示するための描画データを生成し、 VRAMに格納する。 VRAM に格納された描画データは、画像合成部を介してディスプレイ装置に出力され、ディスプレイ装置の画面上に所定の施設情報画像が表示される。この構成により、周辺施設マークを強調表示させたり、自車から施設までの距離や方向を把握するための施設位置情報画像を表示させることができる。

[0005] また、特許文献 2は、現在位置から目的地までの残存距離を見やす!/、位置に表示するとともに、地図上の重要度の低い部分に表示して表示スペースを有効活用することができる車両用ナビゲーシヨン装置を開示している。この車両用ナビゲーシヨン装置は、目的地までの経路誘導を行う場合、目的地を入力部により入力し、現在位置測定部により算出された現在位置から目的地に至る経路を演算部に含まれる経路算出部により算出し、この算出された経路を経路記憶部に記憶する。演算部に含まれる経路案内制御部は自車両周辺の地図情報を地図情報記憶部内の案内情報記憶部から読み出し、現在の自車両位置、進行方向と経路記憶部に記憶された経路とともに重畳して表示部に表示する。経路誘導中、現在位置マーク周囲で、車両進行方向と逆方向の部分に残存距離を表示する。

[0006] 特許文献 1 :特開 2002— 328031号公報

特許文献 2：特開平 6— 66580号公報

[0007] し力しながら、上述した特許文献 1に記載されたナビゲーシヨン装置では、地図上に表示されている施設の位置を把握するために地図全体を確認する必要があり、視点移動の範囲が広くなる。その結果、ドライバがナビゲーシヨン画面を注視する可能性が高くなり、好ましくないという問題がある。

[0008] また、特許文献 2に記載された車両用ナビゲーシヨン装置は、現在地から所定地点までの残存距離を算出し、進行方向とは逆方向に所定地点までの残存距離を表示させるように構成されて、るが、所定地点までの残存距離を表示するだけであるので、残存距離だけでなぐユーザにとって有益な他のナビゲーシヨン情報の表示も望まれている。

[0009] この発明は、上述した問題を解決するとともに上述した要請に応えるためになされたものであり、その課題は、種々の有益なナビゲーシヨン情報をユーザが簡単に認識できる形態で表示できるナビゲーシヨン装置を提供することにある。

発明の開示

[0010] この発明に係るナビゲーシヨン装置は、上記課題を解決するために、自車位置を検出する自車位置検出部と、地点データを含む地図データベースと、地点の検索条件を入力する検索条件入力部と、検索条件入力部から入力された検索条件に合致する地点を地図データベース力検索する地点検索部と、自車位置検出部で検出された自車位置と地点検索部で検索された地点の位置との間の距離および自車位置から見た地点の方位を算出する距離'方位演算部と、地点検索部で検索された地点を表す地点シンボルを、自車位置検出部で検出された自車位置を表す自車マークから距離'方位演算部で算出された方位に所定距離だけ離れた位置に、距離'方位演算部で算出された距離に応じたサイズで表示するための地点シンボル表示制御データを生成する地点シンボル表示制御部と、地点シンボル表示制御部で生成された地点シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび地点シンボルを表示する表示部とを備えている。

[0011] この発明によれば、入力された検索条件に合致する地点を、ユーザが最も注目する自車マークの周辺に集中的にシンボルで表示するように構成したので、ユーザは大きな視点移動を行うことなく瞬時に自車位置力地点までの距離および方向を把握することができる。

図面の簡単な説明

[0012] [図 1]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置の構成を示すブロック図である。

[図 2]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における地点検索処理を示すフローチャートである。

[図 3]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における地点誘導処理 (その 1)を示すフローチャートである。

[図 4]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における地点誘導処理 (その 2)を示すフローチャートである。

[図 5]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における施設シンボルの表示例を示す図である。

[図 6]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における施設情報の吹き出し表示の例を示す図である。 [図 7]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における次交差点右左折案内矢印と車両情報の吹き出し表示の例を示す図である。

[図 8]この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置における施設の画像情報を吹き出し表示した例を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0013] 以下、この発明をより詳細に説明するために、この発明を実施するための最良の形態について、添付の図面に従って説明する。

実施の形態 1.

図 1は、この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置の構成を示すブロック図である。このナビゲーシヨン装置は、自車位置検出部 11、検索条件入力部 12、地図データベース 13、メイン CPU14、施設シンボル選択部 15、グラフィック CPU16、ディスプレイ 17、音声データベース 18、音声出力制御部 19およびスピーカ 20から構成されている。

[0014] 自車位置検出部 11は、例えば GPS (Global Positioning System)受信機、ジャイロセンサ、速度センサなどから構成されており、自車の現在位置（以下、「自車位置」という）を検出する。この自車位置検出部 11で検出された自車位置は、自車位置データとしてメイン CPU14に送られる。検索条件入力部 12は、例えばリモートコントローラ（以下、「リモコン」と略する）、タツチパネル、操作ボタン等から構成されており、ユーザが表示させたい施設の検索条件を入力するために使用される。この検索条件入力部 12から入力された検索条件は、検索条件データとしてメイン CPU14に送られる。

[0015] 地図データベース 13は、例えば HDDに形成されており、道路データや施設データと、つた地図データを記憶して、る。この地図データベース 13に記憶されて、る地図データは、メイン CPU14およびグラフィック CPU16によって読み出される。メイン CPU14は、自車位置検出部 11から送られてくる自車位置データ、検索条件入力部 12から送られてくる検索条件データ、地図データベース 13から読み出した地図データおよびグラフィック CPU16から送られてくる施設選択データ (詳細は後述する）に基づき所定の処理を実行し、処理結果をグラフィック CPU16および音声出力制御部 19に送る。このメイン CPU 14の詳細は後述する。

[0016] 施設シンボル選択部 15は、この発明の地点シンボル選択部に対応し、例えばリモコン、タツチパネル、操作ボタン等カゝら構成されている。この施設シンボル選択部 15 は、ユーザが施設シンボル (この発明の地点シンボルに対応する）を選択するために使用される。施設シンボル選択部 15で選択された施設シンボル選択データは、ダラフィック CPU 16に送られる。

[0017] グラフィック CPU16は、この発明の表示部の一部に対応し、地図データベース 13 力も読み出した地図データ、メイン CPU14力も送られてくる施設シンボル表示制御データ、施設情報表示制御データおよび誘導経路データ (詳細は後述する）ならびに施設シンボル選択部 15から入力された施設シンボル選択データに基づき描画処理を実行し、この描画処理の結果を表示信号としてディスプレイ 17に送る。このダラフィック CPU16の詳細は後述する。ディスプレイ 17は、この発明の表示部の他の一部に対応し、例えば液晶ディスプレイ装置カゝら構成されている。このディスプレイ 17 は、グラフィック CPU16から送られてくる表示信号に基づき地図、自車マーク、施設シンボル、その他のメッセージを表示する。

[0018] 音声データベース 18は、例えば HDDに形成されており、音声を再生するための音声データを記憶して、る。この音声データベース 18に記憶されて、る音声データは、音声出力制御部 19によって読み出される。音声出力制御部 19は、メイン CPU14 力も送られてくる音声制御データに応じて、音声データベース 18から音声データを読み出して音声信号を生成する。この音声出力制御部 19で生成された音声信号は、スピーカ 20に送られる。スピーカ 20は、音声出力制御部 19から送られてくる音声信号にしたがって音声を発生する。

[0019] 次に、メイン CPU14の詳細を説明する。このメイン CPU14は、ソフトウェア処理によって実現された施設検索部 31、距離'方位演算部 32、施設シンボル表示制御部 3 3、施設情報表示制御部 34および誘導経路演算部 35から構成されて、る。

[0020] 施設検索部 31は、この発明の地点検索部に対応し、検索条件入力部 12から送られてくる検索条件データによって示される検索条件に合致する施設を地図データべース 13から検索する。この施設検索部 31における検索により得られた施設データは、距離'方位演算部 32に送られる。

[0021] 距離'方位演算部 32は、自車位置検出部 11から送られてくる自車位置データによつて示される自車位置と、施設検索部 31から送られてくる施設データによって示される施設位置とに基づき、自車位置と施設位置との間の距離および自車位置から見た施設位置の方位を算出する。この距離'方位演算部 32で算出された距離を表す距離データおよび方位を表す方位データは、自車位置検出部 11から送られてきた自車位置データとともに施設シンボル表示制御部 33に送られる。

[0022] 施設シンボル表示制御部 33は、この発明の地点シンボル表示制御部に対応し、距離'方位演算部 32から受け取った自車位置データ、距離データおよび方位データに基づき、ナビゲーシヨン画面上で施設シンボルを表示するべき位置を算出する。具体的には、ナビゲーシヨン画面上に表示する自車マークの位置を自車位置データに基づいて算出するとともに、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサ一クル上に表示する施設シンボルの位置を方位データに基づ!/、て算出し、さらに、施設シンボルの大きさを距離データに基づ、て算出する。この施設シンボル表示制御部 33で算出された自車マークの表示位置、施設シンボルの表示位置および施設シンボルの大きさを表すデータは、施設シンボル表示制御データとしてグラフィック C PU16に送られる。

[0023] 施設情報表示制御部 34は、この発明の地点情報表示制御部に対応し、グラフイツク CPU16から送られてくる施設選択データによって示される施設に関連する施設情報を表示するための施設情報表示制御データを生成し、グラフィック CPU 16に送る。誘導経路演算部 35は、自車の現在位置から、グラフィック CPU16から送られてくる施設選択データによって示される施設までの誘導経路を算出し、誘導経路データとしてグラフィック CPU16に送る。

[0024] 次に、グラフィック CPU16の詳細を説明する。このグラフィック CPU16は、ソフトゥア処理によって実現された地図描画部 41、シンボル描画部 42、施設情報描画部 4 3および誘導経路描画部 44から構成されている。地図描画部 41は、地図データべース 13から地図データを読み出し、ナビゲーシヨン画面上に地図を描画するための地図描画データを生成する。 [0025] シンボル描画部 42は、メイン CPU14の施設シンボル表示制御部 33力送られてくる施設シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび施設シンボルをナビゲーシヨン画面上に描画するためのシンボル描画データを生成する。また、シンボル描画部 42は、ナビゲーシヨン画面上に表示された施設シンボルの 1つが施設シンボル選択部 15によって選択された場合に、この選択された施設シンボルを表す施設選択データを生成し、メイン CPU14に送る。

[0026] 施設情報描画部 43は、メイン CPU14の施設シンボル表示制御部 33から送られてくる施設情報表示制御データに基づき施設情報をナビゲーシヨン画面上に描画するための施設情報描画データを生成する。誘導経路描画部 44は、メイン CPU14の誘導経路演算部 35から送られてくる誘導経路データに基づき誘導経路をナビゲーション画面上に描画するための誘導経路描画データを生成する。

[0027] 地図描画部 41で生成された地図描画データ、シンボル描画部 42で生成されたシンボル描画データ、施設情報描画部 43で生成された施設情報描画データおよび誘導経路描画部 44で生成された誘導経路描画データは合成されて表示信号としてデイスプレイ 17に送られる。これにより、ディスプレイ 17のナビゲーシヨン画面上に、地図、自車マーク、施設シンボル、施設情報および誘導経路が重畳されて表示される。

[0028] 上記のように構成されるナビゲーシヨン装置にぉ、ては、ナビゲーシヨン画面の自車マークの周辺に表示されるナビゲーシヨン情報として、以下の情報を含むように構成できる。

(1)目的地シンボル

(2)経由地シンボル

(3)施設シンボル

(4)交差点シンボル

(5)右左折地点シンボル

(6)自車位置から（1)〜 (5)までの所要時間、到着予想時刻

(7)施設情報 (開店時間、閉店時間、駐車場数）

(8)右左折方向を示す矢印

(9)レーン情報 (10)路線情報

(11)車両情報 (残燃料、平均燃費、ノッテリ電圧、冷却水量、シフトポジション、温度

、湿度等）

(12)車両周辺情報 (後方、側方、前方のカメラ映像等）

(13)現在の交通情報

[0029] なお、自車マークの周辺にナビゲーシヨン情報を表示させるかどうかは、ユーザが図示しな!、入力装置から表示または非表示の設定 (以下、「表示設定」 t 、う）を行うことにより、ユーザが任意に選択できるように構成されて、る。

[0030] 次に、上記のように構成される、この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置の動作を、施設を検索する地点検索処理と自車位置から検索された施設の位置までの誘導を行う地点誘導処理とに分けて説明する。

[0031] まず、地点検索処理を、図 2に示すフローチャートを参照しながら説明する。地点検索処理では、まず、表示させたい施設を検索するための検索条件が入力される (ステップ ST11)。すなわち、ユーザは、検索条件入力部 12から、表示させたい施設を検索するための検索条件を入力する。この検索条件入力部 12から入力された検索条件は、検索条件データとしてメイン CPU14の施設検索部 31に送られる。

[0032] 次いで、施設検索処理が行われる（ステップ ST12)。すなわち、メイン CPU 14の施設検索部 31は、検索条件入力部 12から送られてくる検索条件データによって示される検索条件に合致する施設を地図データベース 13から検索する。

[0033] 次いで、施設が存在するかどうかが調べられる (ステップ ST13)。すなわち、施設検索部 31は、検索条件に合致する施設が検索されたかどうかを調べる。このステップ S T13にお!/、て施設が存在しな!、ことが判断されると、シーケンスはステップ ST11に戻り、再度、表示させたい施設を検索するための検索条件が入力される。以下、ステップ ST13において、施設が存在することが判断されるまでステップ ST11〜ST13の処理が繰り返し実行される。

[0034] この繰り返し実行の途中で、ステップ ST13において施設が存在することが判断されると、その施設を表す施設データが距離'方位演算部 32に送られる。次いで、距離および方位の算出が行われる (ステップ ST14)。すなわち、距離'方位演算部 32 は、自車位置検出部 11から送られてくる自車位置データによって示される自車位置と、施設検索部 31から送られてくる施設データによって示される施設位置との間の距離および自車位置カゝら見た施設位置の方位を算出し、それぞれ、距離データおよび方位データとして、施設シンボル表示制御部 33に送る。

[0035] 次、で、検索された施設が複数であるかどうかが調べられる (ステップ ST15)。このステップ ST15において、検索された施設が複数でない、つまり 1つであることが判断されると、施設シンボルの表示サイズとして基本シンボルサイズが設定される（ステツプ ST16)。すなわち、施設シンボル表示制御部 33は、表示させる施設シンボルの表示サイズを、あらかじめ定められた基本シンボルサイズに設定する。その後、シーケンスはステップ ST20に進む。

[0036] 一方、ステップ ST15において、検索された施設が複数であることが判断されると、次いで、自車位置力も各施設までの距離が算出され、最も遠い施設であるかどうかが調べられる（ステップ ST17)。このステップ ST17において、最も遠いと判断された施設に対しては、施設シンボルの表示サイズとして基本シンボルサイズが設定される（ステップ ST18)。すなわち、施設シンボル表示制御部 33は、表示させる施設シンポルの表示サイズを基本シンボルサイズに設定する。その後、シーケンスはステップ ST 20に進む。

[0037] 一方、ステップ ST17において、最も遠い施設でないと判断された施設に対しては、距離に応じて基本シンボルサイズが拡大される (ステップ ST19)。すなわち、最も遠い施設までの距離を Dmax、最も遠い施設でない施設までの距離を Dmとすると、施設シンボル表示制御部 33は、「基本シンボルサイズ X (DmaxZDm)」を計算し、その計算結果を、最も遠!ヽ施設でな!ヽ施設に対する施設シンボルの表示サイズとして設定する。その後、シーケンスはステップ ST20に進む。

[0038] ステップ ST20においては、施設シンボルを自車マークの周辺に表示させる処理が行われる。すなわち、施設シンボル表示制御部 33は、自車位置と施設位置とを結ぶ直線と、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークルとの交点を施設シンボルの表示位置として算出し、この算出された表示位置を表すデータを、ステツプ ST15〜ST19の処理によって算出された施設シンボルの表示サイズおよび自車マークの表示位置を表すデータとともに、施設シンボル表示制御データとしてグラフィック CPU 16のシンボル描画部 42に送る。

[0039] シンボル描画部 42は、施設シンボル表示制御部 33から送られてくる施設シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび施設シンボルをナビゲーシヨン画面上に描画するためのシンボル描画データを生成し、ディスプレイ 17に送る。これにより、例えば図 5に示すように、自車位置力見て施設が存在する方位であって、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークル上に、自車位置から施設位置までの距離に応じて表示サイズが調整された施設シンボルが表示される。

[0040] なお、図 5に示す例では、施設シンボルとしてガソリンスタンドのシンボルを例示して V、るが、検索条件に応じてコンビ-エンスストアや病院と、つた店舗シンボルが表示される。また、施設シンボルは、地図表示の妨げにならないように、半透明表示とするように構成できる。

[0041] また、施設シンボルを表示すると同時に、音声で通知するように構成することもできる。この場合、メイン CPU14は、施設シンボル表示制御部 33で生成された施設シンボル表示制御データを音声制御データに変換し、音声出力制御部 19に送る。音声出力制御部 19は、メイン CPU14から送られてくる音声制御データに応じて、音声データベース 18から音声データを読み出して、検索された施設を案内する音声信号を生成する。この音声出力制御部 19で生成された音声信号は、スピーカ 20に送られる。スピーカ 20は、音声出力制御部 19から送られてくる音声信号にしたがって検索された施設を案内する音声、例えば施設までの距離および方位を案内する音声を発生する。

[0042] 次!、で、施設シンボルが選択されたかどうかが調べられる（ステップ ST21)。すなわち、シンボル描画部 42は、ナビゲーシヨン画面上に表示された施設シンボルの 1つが施設シンボル選択部 15によって選択された場合に、この選択された施設シンボルを表す施設選択データを生成し、メイン CPU14の誘導経路演算部 35に送る。誘導経路演算部 35は、この施設選択データを調べることにより、施設シンボルが選択されたカゝどうかを判断する。

[0043] ステップ ST21にお!/、て、施設シンボルが選択されて!、な!/、ことが判断された場合は、このステップ ST21を繰り返し実行しながら待機する。この待機状態で、施設シンボルが選択されたことが判断されると、その施設シンボルで示される施設を目的地または経由地として誘導経路探索が行われる (ステップ ST22)。すなわち、誘導経路演算部 35は、自車位置から、施設選択データによって示された施設までの誘導経路を算出し、誘導経路データとしてグラフィック CPU 16の誘導経路描画部 44に送る。誘導経路描画部 44は、誘導経路をナビゲーション画面上に描画するための誘導経路描画データを生成し、ディスプレイ 17に送る。これにより、ナビゲーシヨン画面に表示された地図上に誘導経路が表示される。その後、誘導経路の変更などがなされなければ誘導経路が確定し (ステップ ST23)、誘導が開始される (ステップ ST24)。以上により、地点検索処理は終了する。

[0044] 次に、地点誘導処理を、図 3および図 4に示すフローチャートを参照しながら説明する。この地点誘導処理は、誘導経路が確定 (ステップ ST30)されている状態で開始される。まず、表示設定がなされているかどうかが調べられる（ステップ ST31)。このステップ ST31において、表示設定がなされていない、つまりナビゲーシヨン情報を非表示にするように設定されていることが判断されると、自車マーク周辺へのナビゲーシヨン情報の表示は行われず、通常の経路誘導が開始される (ステップ ST32)。

[0045] 一方、ステップ ST31において、表示設定がなされていることが判断されると、距離' 方位が算出される (ステップ ST33)。すなわち、距離'方位演算部 32は、自車位置検出部 11から送られてくる自車位置データによって示される自車位置と、設定されている目的地および Zまたは経由地（以下、「目的地 Z経由地」と記載する）との間の距離および自車位置カゝら見た目的地 Z経由地の方位を算出し、それぞれ、距離データおよび方位データとして、施設シンボル表示制御部 33に送る。

[0046] 次いで、設定されている誘導地点、つまり目的地 Z経由地が複数存在するかどうかが調べられる（ステップ ST34)。このステップ ST35において、誘導地点が複数でない、つまり 1つであることが判断されると、その誘導地点は目的地と判断され、目的地シンボルの表示サイズとして基本シンボルサイズが設定される（ステップ ST35)。すなわち、施設シンボル表示制御部 33は、表示させる目的地シンボルのサイズを、あら力じめ定められた基本シンボルサイズに設定する。このステップ ST35で設定された基本シンボルサイズは、後の処理 (ステップ ST45)において、初期表示シンボルサイズとして使用される。その後、シーケンスはステップ ST39に進む。

[0047] 一方、ステップ ST34において、誘導地点が複数であることが判断されると、次いで、自車位置力各誘導地点までの距離が算出され、最も遠い誘導地点、つまり目的地/経由地であるかどうかが調べられる（ステップ ST36)。このステップ ST36において、最も遠い誘導地点であると判断された目的地 Z経由地に対しては、目的地 Z経由地シンボルの表示サイズとして基本シンボルサイズが設定される（ステップ ST37) 。すなわち、施設シンボル表示制御部 33は、表示させる目的地 Z経由地シンボルのサイズを基本シンボルサイズに設定する。このステップ ST37で設定された基本シンボルサイズは、後の処理 (ステップ ST47)において、初期表示シンボルサイズとして使用される。その後、シーケンスはステップ ST39に進む。

[0048] 一方、ステップ ST36にお、て、最も遠、誘導地点でな、と判断された目的地 Z経由地に対しては、距離に応じて基本シンボルサイズが拡大される（ステップ ST38)。すなわち、最も遠い誘導地点である目的地 Z経由地までの距離を Dmaxl、最も遠い誘導地点でない目的地 Z経由地までの距離を Dmlとすると、施設シンボル表示制御部 33は、「基本シンボルサイズ X (DmaxlZDml)」を計算し、その計算結果を最も遠い誘導地点でない目的地 Z経由地に対する目的地 Z経由地シンボルの表示サイズとして設定する。このステップ ST38で設定されたシンボルサイズは、後の処理 (ステップ ST47)において、初期表示シンボルサイズとして使用される。その後、シーケンスはステップ ST39に進む。

[0049] ステップ ST39にお!/、ては、誘導地点シンボル (目的地 Z経由地シンボル）を自車マークの周辺に表示させる処理が行われる。すなわち、施設シンボル表示制御部 33 は、自車位置と目的地 Z経由地位置とを結ぶ直線と、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークルとの交点を目的地 Z経由地シンボルの表示位置として算出し、この算出した表示位置を表すデータと、ステップ ST34〜ST38の処理によって算出されたシンボルサイズおよび自車マークの表示位置を表すデータとともに、施設シンボル表示制御データとしてグラフィック CPU 16のシンボル描画部 42に送る。 [0050] シンボル描画部 42は、施設シンボル表示制御部 33から送られてくる施設シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび目的地 Z経由地シンボルをナビゲーション画面上に描画するためのシンボル描画データを生成し、ディスプレイ 17に送る。これにより、自車位置力も見て目的地 Z経由地が存在する方位であって、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークル上に、自車位置から目的地 Z 経由地までの距離に応じて表示サイズが調整された目的地 Z経由地シンボルが表示される。

[0051] 次、で、誘導が開始される (ステップ ST40)。次、で、目的地 Z経由地シンボルが選択されたカゝどうかが調べられる (ステップ ST41)。具体的には、シンボル描画部 42 は、ナビゲーシヨン画面上に表示された目的地 Z経由地シンボルの 1つが施設シンボル選択部 15によって選択された場合に、この選択された目的地 Z経由地シンボルを表す施設選択データを生成し、メイン CPU14の施設情報表示制御部 34に送る。施設情報表示制御部 34は、この施設選択データを調べることにより、目的地 Z経由地シンボルが選択された力どうかを判断する。

[0052] ステップ ST41において、目的地 Z経由地シンボルが選択されたことが判断されると、その目的地 Z経由地シンボルで示される目的地 Z経由地に関する施設情報が吹き出し表示される (ステップ ST42)。すなわち、施設情報表示制御部 34は、グラフイツク CPU16から送られてくる施設選択データによって示される目的地 Z経由地に関する施設情報を表示するための施設情報表示制御データを生成し、グラフィック C PU 16の施設情報描画部 43に送る。

[0053] 施設情報描画部 43は、施設シンボル表示制御部 33から送られてくる施設情報データに基づき施設情報をナビゲーシヨン画面上に描画するための施設情報描画データを生成し、ディスプレイ 17に送る。これにより、例えば図 6に示すように、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークル上に表示された目的地 Z経由地シンボル力吹き出しを用いて施設情報が表示される。図 6に示す例では、目的地 Z経由地シンボルがガソリンスタンドであり、施設情報として開店および閉店の時刻が表示された例を示して、る。

[0054] なお、図 6では、施設シンボルがガソリンスタンドであり、この施設シンボルから吹き出しを用いて施設情報を表示する例を示している力他の店舗シンボル、経由地 ·目的地シンボル、自車マーク等カゝら吹き出しを用いて距離、方位、店舗情報、車両情報等を表示させるように構成することもできる。図 7は、自車マーク力も吹き出しを用いて車両情報 (残燃料および外気温)を表示させた例を示してヽる。

[0055] また、吹き出しに表示されている文字情報を音声で出力するように構成することもできる。さらに、吹き出しに文字情報を表示する代わりに、または、文字情報と同時に画像情報を表示するように構成することもできる。図 8は、施設シンボルから吹き出しを用いて画像情報 (姫路城)を表示させた例を示して、る。

[0056] 上記ステップ ST41にお!/、て、目的地 Z経由地シンボルが選択されてヽな、こと力 ^s 判断されると、ステップ ST42の処理はスキップされる。次いで、自車位置が移動した力どうかが調べられる (ステップ ST43)。これは、自車位置検出部 11から送られてくる自車位置データが変化したかどうかを調べることにより行われる。このステップ ST43 において、自車位置が移動していないことが判断されると、このステップ ST43が繰り返し実行されて待機状態に入る。

[0057] ステップ ST43の繰り返し実行による待機状態において、自車位置が移動したことが判断されると、次いで、設定されている誘導地点（目的地 Z経由地)が複数存在するかどうかが調べられる（ステップ ST44)。このステップ ST44において、誘導地点が複数でない、つまり 1つであることが判断されると、その誘導地点は目的地と判断され、移動距離に応じて目的地シンボルの表示サイズが変更される（ステップ ST45)。すなわち、移動する前の自車位置から目的地までの距離を Dsl、移動した後の自車位置から目的地までの距離を Ds2とすると、施設シンボル表示制御部 33は、ステップ S T35で設定された初期表示シンボルサイズを参照することにより「初期表示シンボルサイズ Z (Dsl -Ds2)」を計算し、その計算結果を、目的地シンボルの表示サイズとして設定する。その後、シーケンスはステップ ST49に進む。

[0058] 一方、ステップ ST44において、誘導地点が複数であることが判断されると、次いで、自車位置力各誘導地点までの距離が算出され、最も遠い誘導地点、つまり目的地 Z経由地であるかどうかが調べられる（ステップ ST46)。このステップ ST46において最も遠い誘導地点であると判断された目的地 Z経由地に対しては、目的地 Z経由地シンボルの表示サイズが移動距離に応じて変更される (ステップ ST47)。すなわち、移動する前の自車位置力最も遠い誘導地点である目的地 Z経由地までの距離を Dmaxl、移動した後の自車位置力最も遠い誘導地点でない目的地 Z経由地までの距離を Dmax2とすると、施設シンボル表示制御部 33は、ステップ ST37で設定された初期表示シンボルサイズを参照することにより「初期表示シンボルサイズ Z (D maxl -Dmax2)」を計算し、その計算結果を、最も遠、誘導地点である目的地 Z 経由地に対する目的地 Z経由地シンボルの表示サイズとして設定する。その後、シ一ケンスはステップ ST49に進む。

[0059] 一方、ステップ ST46にお、て、最も遠、誘導地点でな、と判断された目的地 Z経由地に対しては、目的地 Z経由地シンボルの表示サイズが移動距離に応じて変更される (ステップ ST48)。すなわち、移動する前の自車位置力も最も遠、誘導地点でない目的地 Z経由地までの距離を DA1、移動した後の自車位置力も最も遠い誘導地点でない目的地 Z経由地までの距離を DA2とすると、施設シンボル表示制御部 33 は、ステップ ST38で設定された初期表示シンボルサイズを参照することにより「初期表示シンボルサイズ Z(DA1— DA2)」を計算し、その計算結果を、最も遠い誘導地点でない目的地 Z経由地に対する目的地 Z経由地シンボルの表示サイズとして設定する。その後、シーケンスはステップ ST49に進む。

[0060] ステップ ST49にお!/、ては、誘導地点シンボル (目的地 Z経由地シンボル）を自車マークの周辺に表示させる処理が行われる。すなわち、施設シンボル表示制御部 33 は、自車位置と目的地 Z経由地位置とを結ぶ直線と、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークルとの交点を目的地 Z経由地シンボルの表示位置として算出し、この算出した表示位置を表すデータと、ステップ ST44〜ST48の処理によって算出されたシンボルサイズおよび自車マークの表示位置を表すデータとともに、施設シンボル表示制御データとしてグラフィック CPU 16のシンボル描画部 42に送る。

[0061] シンボル描画部 42は、施設シンボル表示制御部 33から送られてくる施設シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび目的地 Z経由地シンボルをナビゲーション画面上に描画するためのシンボル描画データを生成し、ディスプレイ 17に送る。これにより、自車位置力も見て目的地 z経由地が存在する方位であって、自車マークから所定距離だけ離れた位置に形成されたサークル上に、自車位置から目的地 Z 経由地位置までの距離に応じて表示サイズが調整された目的地 z経由地シンボル、すなわち、自車位置が目的地 Z経由地に近づくにしたがって表示サイズが大きくなる目的地 Z経由地シンボルが表示される。

[0062] 次いで、自車位置が目的地 Z経由地周辺に到着した力どうかが調べられる (ステツプ ST50)。このステップ ST50において、自車位置が目的地 Z経由地周辺に到着していないことが判断されると、シーケンスはステップ ST43に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップ ST50において、自車位置が目的地 Z経由地周辺に到着したことが判断されると、目的地 Z経由地シンボルが点滅表示される (ステップ ST51 ) oすなわち、施設シンボル表示制御部 33は、生成した施設シンボル表示制御データを間欠的にグラフィック CPU16のシンボル描画部 42に送る。これにより、目的地 Z 経由地シンボルが点滅表示される。

[0063] 次いで、目的地 Z経由地がさらに存在するかどうかが調べられる (ステップ ST52) 。このステップ ST52において、目的地 Z経由地がさらに存在することが判断されると、シーケンスはステップ ST43に戻り、上述した処理が繰り返される。一方、ステップ S T52において、目的地 Z経由地が存在しないことが判断されると、目的地に到着したことが判断され (ステップ ST53)、その目的地に関するナビゲーシヨン情報は非表示となって地点誘導処理は終了する。

[0064] 以上説明したように、この発明の実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置によれば、ユーザが入力した検索条件に合致する施設を自車マークの周辺に集中的にシンポル表示するように構成したので、ユーザは大きな視点移動を行うことなく瞬時に自車から施設まで距離、方向および地点情報を把握することができる。その結果、ユーザは施設をより容易に選択することができる。

[0065] また、経路誘導中においても自車マークの周辺に目的地 Z経由地シンボルを表示し、目的地 Z経由地までの距離を考慮して、目的地 Z経由地シンボルの表示サイズを変化させるように構成したので、自車が目的地に近づ!ヽて、る z遠ざ力つて、る等のナビゲーシヨン情報を容易に把握することができる。 [0066] また、ユーザがナビゲーシヨン画面に表示された自車マークを施設シンボル選択部 15で選択することにより、施設情報だけでなぐ車両情報等 (残燃料、外気温等)を表示させることも可能である。

[0067] なお、上述した実施の形態 1に係るナビゲーシヨン装置では、経路誘導中にお!、ては、自車位置が目的地 z経由地に近づくと目的地 Z経由地シンボルが距離に応じて大きくなり、自車位置が目的地 Z経由地から遠ざかると目的地 Z経由地シンボルが距離に応じて小さくなるように構成したが、自車位置が目的地 Z経由地に近づくと距離に応じて、目的地 Z経由地シンボルの点滅速度が速くなり、自車位置が目的地 Z経由地力遠ざ力ると距離に応じて目的地 Z経由地シンボルの点滅速度が遅くなるよう〖こ構成することがでさる。

[0068] また、自車位置が目的地 Z経由地に近づくと案内音声の音量が大きくなり、自車位置が目的地 Z経由地力遠ざ力ると案内音声の音量が小さくなるように構成することもできる。さらに、自車位置が目的地 Z経由地に近づくと目的地 Z経由地シンボルの色が濃くなり、自車位置が目的地 Z経由地から遠ざかると目的地 Z経由地シンボルの色が薄くなるように構成することもできる。

産業上の利用可能性

[0069] 以上のように、この発明に係る、現在位置と目的地 Z経由地の方向と距離に応じて、現在位置マークと目的地 Z経由地シンボルをナビゲーシヨン表示部の地図上の所定位置に各情報とともに示す、ユーザが簡単に認識できる形態でナビゲーシヨン情報を表示させる技術は、車載用ナビゲーシヨン装置に代表される、ユーザを目的地まで案内するナビゲーシヨン装置として用いるのに適している。

Claims

請求の範囲

[1] 自車位置を検出する自車位置検出部と、

地点データを含む地図データベースと、

地点の検索条件を入力する検索条件入力部と、

前記検索条件入力部から入力された検索条件に合致する地点を前記地図データベース力検索する地点検索部と、

前記自車位置検出部で検出された自車位置と前記地点検索部で検索された地点の位置との間の距離および前記自車位置カゝら見た前記地点の方位を算出する距離 •方位演算部と、

前記地点検索部で検索された地点を表す地点シンボルを、前記自車位置検出部で検出された自車位置を表す自車マークから前記距離'方位演算部で算出された方位に所定距離だけ離れた位置に、前記距離'方位演算部で算出された距離に応じたサイズで表示するための地点シンボル表示制御データを生成する地点シンボル表示制御部と、

前記地点シンボル表示制御部で生成された地点シンボル表示制御データに基づき自車マークおよび地点シンボルを表示する表示部

とを備えたナビゲーシヨン装置。

[2] 表示部に表示された地点シンボルの中の 1つを選択する地点シンボル選択部と、前記地点シンボル選択部で選択された地点シンボルによって表される地点を目的地または経由地として、自車位置検出部で検出された位置力該目的地または経由地までの誘導経路を計算する誘導経路演算部

を備えたことを特徴とする請求項 1記載のナビゲーシヨン装置。

[3] 地点シンボル選択部で選択された地点シンボルに対応する地点の地点情報を前記地点シンボルの近傍に表示するための地点情報表示制御データを生成する地点情報表示制御部とを備え、

前記表示部は、前記地点情報表示部制御部で生成された地点情報表示制御データに基づき地点情報を前記地点シンボルの近傍に表示する

ことを特徴とする請求項 2記載のナビゲーシヨン装置。

[4] 地点シンボル表示制御部は、自車位置検出部で検出された自車位置が変化した場合に、該自車位置と、誘導経路演算部で計算された誘導経路の目的地または経由地までの距離に応じて、地点検索部で検索された地点を表す地点シンボルの表示サイズを変化させる

ことを特徴とする請求項 1記載のナビゲーシヨン装置。

[5] 地点シンボル表示制御部は、自車位置検出部で検出された自車位置が、誘導経路演算部で計算された誘導経路の目的地または経由地力所定範囲に入った場合に、地点検索部で検索された地点を表す地点シンボルを、さらに点滅表示させるための地点シンボル表示制御データを生成する

ことを特徴とする請求項 2記載のナビゲーシヨン装置。