JP2001027536A - ナビゲーション装置 - Google Patents

ナビゲーション装置

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JP2001027536A
JP2001027536A JP11199486A JP19948699A JP2001027536A JP 2001027536 A JP2001027536 A JP 2001027536A JP 11199486 A JP11199486 A JP 11199486A JP 19948699 A JP19948699 A JP 19948699A JP 2001027536 A JP2001027536 A JP 2001027536A
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Yukio Nakagawa
幸夫 中川
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Alpine Electronics Inc
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Alpine Electronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 検索に要する時間を短縮することができるナ
ビゲーション装置を提供すること。 【解決手段】 利用者によって検索動作が指示される
と、検索処理部66は、最初は自車位置を含む狭い検索
範囲で検索処理を実行し、この検索範囲の地図画像とと
もに検索結果を表示する。利用者が意図した検索結果項
目が得られない場合には、検索処理部66は、検索範囲
を拡大して再度検索処理を実行する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検索機能を有する
ナビゲーション装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車載用のナビゲーション装置
は、車両の現在位置を検出し、その近傍の地図データを
DVDやCDから読み出して画面上に表示する。また、
画面中央には自車位置を示す車両位置マークが表示され
ており、この車両位置マークを中心に車両の進行にした
がって近傍の地図がスクロールされ、常時自車位置周辺
の地図情報がわかるようになっている。また、ナビゲー
ション装置には、運転者が所望の目的地に向かって道路
を間違うことなく走行できるようにした経路誘導機能が
搭載されている。この経路誘導機能によって、走行中
に、地図画像上に誘導経路を他の道路とは色を変えて太
く描画して画面表示したり、車両が進路を変更すべき交
差点に一定距離内に近づいたときに、この交差点を拡大
表示して進行方向を示す矢印を表示したりすることによ
り、運転者を目的地まで案内するようになっている。
【0003】また、最近のナビゲーション装置には、目
的地設定などにおいて利用者がデパート等の施設の名称
を入力した場合に、入力された名称に対応する1あるい
は複数の施設等からなる検索結果項目を抽出し、それら
の所在地に所定のマークを付した地図を表示する検索機
能を有するものもある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した検索
機能を有する従来のナビゲーション装置では、検索結果
項目を抽出する際は、DVD等に記録された全ての地図
データを読み出して抽出を行っているため、検索対象と
なる項目数が多くなり、抽出に要する時間が長くなる。
【0005】また、検索結果項目を抽出する場合、利用
者は、自車位置に近い検索対象物の中から探したいと考
える場合も多いが、従来のナビゲーション装置では、自
車位置を考慮することなく、自車位置に近い検索対象物
も遠い検索対象物も同等に扱っており、自車位置から遠
い位置にある検索結果項目を抽出しても無駄になること
があった。
【0006】本発明は、このような点に鑑みて創作され
たものであり、その目的は、検索に要する時間を短縮す
ることができるナビゲーション装置を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、本発明のナビゲーション装置は、予め検索範囲
設定手段によって検索範囲を設定し、この検索範囲内に
おいて、指定された名称に対応する検索を実行してお
り、この検索によって抽出された検索結果項目を特定し
た地図画像を表示する。検索範囲を設定して検索処理を
実行することにより、検索対象となる項目数を少なくす
ることができるため、検索結果項目抽出に要する時間を
短縮することが可能となる。
【0008】特に、上述した検索範囲設定手段によって
面積が異なる複数の検索範囲が設定可能であり、一の検
索範囲を設定して検索を実行した結果、利用者が意図し
た項目が検索結果項目に含まれない場合に検索結果を拡
大して、再度検索実行手段によって検索処理を行うこと
が望ましい。良好な検索結果が得られるまで順次検索範
囲を拡大して検索処理が繰り返されるため、確実に利用
者が意図する検索結果を得ることができる。また、次第
に検索範囲を拡大するため、不必要に広い検索範囲を対
象とした検索を行うといった無駄がなく、効率よい検索
を行うことができ、検索時間の短縮が可能になる。
【0009】また、上述した検索範囲は、自車位置を含
む所定範囲であって、距離あるいは行政区を単位として
区分することが望ましい。自車位置を含んで設定される
検索範囲を距離を基準にして順次拡大することにより、
自車位置から近い検索結果項目を順番に抽出することが
容易となる。しかも、距離を単位として検索範囲を区分
する場合には、自車位置に近い、すなわち利用しやすい
施設等を優先的に検索することができる。また、一般に
利用者は行政区を単位として自車位置や目的地等を把握
している場合が多いため、行政区を単位として検索範囲
を区分することにより、利用者にとってわかりやすい検
索結果を得ることができる。
【0010】また、検索範囲が切り替わったときに、切
り替え後の検索範囲が含まれる地図画像を表示すること
が望ましい。その時点における検索範囲が含まれる地図
画像を表示することにより、利用者は、どの範囲を検索
しているのかを視覚的に知ることができる。また、抽出
結果を待つ利用者の退屈さを緩和させることも可能とな
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明を適用した一実施形
態のナビゲーション装置について図面を参照しながら説
明する。
【0012】(1)ナビゲーション装置の全体構成 図1は、本発明を適用した一実施形態の車載用ナビゲー
ション装置の全体構成を示す図である。同図に示すナビ
ゲーション装置は、全体を制御するナビゲーションコン
トローラ1と、地図表示や経路探索等に必要な各種の地
図データを記録したDVD2と、このDVD2に記録さ
れた地図データを読み出すディスク読取装置3と、利用
者が各種の指示を入力する操作部としてのリモートコン
トロール(リモコン)ユニット4と、自車位置と自車方
位の検出を行うGPS受信機5および自律航法センサ6
と、地図画像やこれに重ねて誘導経路等を表示するディ
スプレイ装置9と、経路誘導を行う際に所定の案内音声
を出力するオーディオ部10とを備えている。
【0013】上述したディスク読取装置3は、1枚ある
いは複数枚のDVD2が装填可能であり、ナビゲーショ
ンコントローラ1の制御によっていずれかのDVD2か
ら地図データの読み出しを行う。なお、装填されるディ
スクは必ずしもDVDでなくてもよく、CDでもよい。
また、DVDとCDの双方を選択的に装填可能としても
よい。
【0014】リモコンユニット4は、経路探索指示を与
えるための探索キー、経路誘導モードの設定に用いる経
路誘導モードキー、目的地入力キー、左右上下のカーソ
ルキー、地図の縮小/拡大キー、表示画面上のカーソル
位置にある項目の確定を行う設定キー等の各種操作キー
を備えており、キーの操作状態に応じた赤外線信号がナ
ビゲーションコントローラ1に向けて送信される。
【0015】GPS受信機5は、複数のGPS衛星から
送られてくる電波を受信して、3次元測位処理あるいは
2次元測位処理を行って車両の絶対位置および方位を計
算し(車両方位は現時点における自車位置と1サンプリ
ング時間ΔT前の自車位置とに基づいて計算する)、こ
れらを測位時刻とともに出力する。また、自律航法セン
サ6は、車両回転角度を相対方位として検出する振動ジ
ャイロ等の角度センサ12と、所定走行距離毎に1個の
パルスを出力する距離センサ14とを備えており、車両
の相対位置および方位を検出する。
【0016】ディスプレイ装置9は、ナビゲーションコ
ントローラ1から出力される画像データに基づいて、自
車周辺の地図情報を車両位置マークや出発地マーク、目
的地マーク等とともに表示したり、この地図上に誘導経
路を表示する。また、ディスプレイ装置9は、利用者が
各種の操作指示を入力するための操作画面を表示した
り、利用者が指定した名称に対応する抽出結果としての
1あるいは複数の検索結果項目を表示する。オーディオ
部10は、車両が接近中の交差点における案内音声を出
力する。
【0017】(2)地図データの内容 次に、DVD2に記録された地図データの詳細について
説明する。DVD2に記録された地図データは、所定の
経度および緯度で区切られた矩形形状の図葉を単位とし
ており、各図葉の地図データは、図葉番号を指定するこ
とにより特定され、読み出すことが可能となる。図2
は、各図葉ごとの地図データの内容を示す図である。同
図に示すように、各図葉ごとの地図データには、地図表
示に必要な各種のデータからなる描画ユニットと、マッ
プマッチングや経路探索、経路誘導等の各種の処理に必
要なデータからなる道路ユニットと、交差点等の詳細デ
ータからなる交差点ユニットが含まれている。
【0018】また、上述した描画ユニットには、市町村
名や道路名等を表示するために必要な文字レイヤのデー
タと、図葉内の各検索対象物としての各種の施設等に関
連するデータ(以下、「検索対象データ」と称する)が
含まれている。図3は、検索対象データの内容を示す図
である。同図に示すように、地図データには、検索対象
物の経度・緯度や名称仮名文字列、名称文字列、住所、
電話番号等が含まれている。
【0019】(3)ナビゲーションコントローラの詳細
構成および動作 次に、図1に示したナビゲーションコントローラ1の詳
細な構成について説明する。ナビゲーションコントロー
ラ1は、DVD2から読み出した地図データに基づいて
ディスプレイ装置9に所定の地図表示をするためのデー
タバッファ16、地図読出制御部18、地図描画部2
0、VRAM22、画像合成部26と、自車位置の計算
やマップマッチング処理、経路探索処理、経路誘導処理
を行うとともにその結果を表示するためのデータ記憶部
30、車両位置・方位計算部32、マップマッチング処
理部34、経路探索処理部36、誘導経路メモリ38、
経路探索メモリ40、誘導経路描画部42、マーク画像
発生部44、交差点案内部46と、利用者に対する各種
の操作画面を表示したりリモコンユニット4からの操作
指示を各部に伝えるためのリモコン制御部60、カーソ
ル位置計算部62、操作画面発生部64と、利用者によ
る名称の指定に応じて、その名称に対応する検索結果項
目を抽出し、抽出結果を表示するための検索処理部66
を備えている。
【0020】データバッファ16は、ディスク読取装置
3によってDVD2から読み出された地図データを一時
的に格納するためのものである。地図読出制御部18
は、マップマッチング処理部34によって自車位置が算
出されると、この自車位置を含む所定範囲の地図データ
の読み出し要求をディスク読取装置3に送る。また、地
図読出制御部18は、検索処理部66の指示に応じて、
所定の検索範囲に対応する地図データの読み出し要求を
ディスク読取装置3に送る。DVD2から読み出された
地図データはデータバッファ16に格納される。
【0021】地図描画部20は、データバッファ16に
格納された地図データに含まれる描画ユニットに基づい
て、表示に必要な地図画像を作成する。作成された地図
画像データはVRAM22に格納されて、画像合成部2
6によって読み出される。画像合成部26は、この読み
出された地図画像データや、マーク画像発生部44、交
差点案内部46、操作画面発生部64、検索処理部66
のそれぞれから出力される各画像データを必要に応じて
合成し、合成された画像がディスプレイ装置9の画面に
表示される。
【0022】データ記憶部30は、GPS受信機5から
出力される測位位置(自車位置)データを順次格納す
る。また、車両位置・方位計算部32は、自律航法セン
サ6から出力される自車の相対的な位置および方位から
絶対的な自車位置および方位を計算する。マップマッチ
ング処理部34は、データ記憶部30に格納されたGP
S受信機5による自車位置あるいは車両位置・方位計算
部32によって計算された自車位置が地図データの道路
上に存在するか否かを判定し、道路上から外れた場合に
は計算により求めた自車位置を修正する処理を行う。マ
ップマッチングの代表的な手法としては、パターンマッ
チングと投影法が知られている。
【0023】経路探索処理部36は、リモコンユニット
4のカーソルキーの操作によって地図上の特定箇所にカ
ーソルが移動された後目的地入力キーが押下されると、
このときカーソル位置計算部62によって計算されたカ
ーソル位置を経路探索の目的地として設定する。設定さ
れた目的地データは誘導経路メモリ38に格納される。
また、経路探索処理部36は、リモコンユニット4の探
索キーが押下されると、マップマッチング処理部34に
よって修正された後の自車位置を出発地として設定して
誘導経路メモリ38に格納するとともに、この誘導経路
メモリ38に格納された出発地および目的地を所定の条
件下で結ぶ走行経路を探索する。例えば、距離最短、時
間最短等の各種の条件下で、コストが最小となる誘導経
路が設定される。経路探索の代表的な手法としてはダイ
クストラ法や横型探索法が知られている。
【0024】経路探索メモリ40は、経路探索に必要な
交差点ネットワークリストのデータを格納するためのも
のであり、上述した経路探索処理部36によってこれら
の格納データが読み出されて所定の経路探索処理が行わ
れる。
【0025】誘導経路描画部42は、誘導経路メモリ3
8に記憶された誘導経路データの中から、その時点でV
RAM22に描画された地図エリアに含まれるものを選
び出し、地図画像に重ねて所定色で太く強調した誘導経
路を描画する。マーク画像発生部44は、マップマッチ
ング処理された後の自車位置に車両位置マークを発生さ
せたり、所定形状を有するカーソルマークを発生する。
【0026】交差点案内部46は、車両が接近中の交差
点における案内を表示画像および音声で行うものであ
り、実際の経路誘導時に、自車が誘導経路前方にある交
差点から所定距離内に接近したときに、この接近中交差
点の案内図(交差点拡大図、行先、進行方向矢印)をデ
ィスプレイ装置9の画面に表示するとともに、オーディ
オ部10を通して進行方向を音声で案内する。
【0027】検索処理部66は、名称の指定に必要な画
面(名称指定画面)を作成し、この名称指定画面におい
て利用者が名称を指定した場合には、検索範囲を設定す
る。また、検索処理部66は、設定した検索範囲を含む
地図データを読み出す指示を地図読出制御部18に出力
し、読み出された地図データに基づいて、該当する検索
結果項目を抽出する検索処理を行うとともに、検索範囲
が表示画面に含まれる地図画像の作成を地図描画部20
に指示する。また、検索処理部66は、検索終了後に、
検索結果を表示するための画面(検索結果画面)を作成
する。なお、検索処理部66の動作の詳細については後
述する。
【0028】上述した検索処理部66が検索範囲設定手
段、検索実行手段に、ディスプレイ装置9、地図描画部
20、VRAM22、画像合成部26、検索処理部66
が地図画像表示手段に、それぞれ対応する。
【0029】(4)ナビゲーション装置の動作 ナビゲーション装置の全体およびナビゲーションコント
ローラ1は上述した構成を有しており、次に、検索動作
について説明する。図4は、検索処理の動作手順を示す
流れ図である。なお、以下においては、「自車位置から
半径10km以内」、「自車位置から半径30km以
内」、「自車位置から半径50km以内」、「自車位置
から半径50km超」の4段階の検索範囲が設定可能で
あるものとする。また、「自車位置から半径50km
超」とは、DVD2に記録されている全ての地図データ
に対応する地域を意味するものとし、例えば装填された
DVD2が全国版の場合には日本全国がその範囲とな
り、関東版の場合には関東地方全域がその範囲となる。
【0030】検索処理部66は、利用者によって検索動
作が指示されたか否かを判定する(ステップ100)。
図5は、動作選択画面の一例を示す図である。検索処理
部66は、操作画面発生部64によって作成された動作
選択画面がディスプレイ装置9に表示されているとき
に、利用者によってリモコンユニット4が操作され、
「1.検索」が選択されたか否かを、カーソル位置計算
部62によって計算されたカーソル位置に基づいて判定
する。
【0031】利用者によって「1.検索」が選択される
と、検索処理部66は、名称指定画面を作成してディス
プレイ装置9に表示し(ステップ101)、検索対象文
字列としての何らかの名称が指定されたか否かを判定す
る(ステップ102)。
【0032】図6は、名称指定画面の一例を示す図であ
る。同図に示すように、名称指定画面には、50音リス
ト101、仮名種別選択ボタン102、103、変換ボ
タン104、確定ボタン105、名称表示欄106が含
まれている。検索処理部66は、利用者によってリモコ
ンユニット4が操作され、50音リスト101の中の文
字が選択されると、その選択された文字を名称表示欄1
06に表示する処理を行う。なお、50音リスト中の文
字は、仮名種別選択ボタン102、103の選択状態に
応じて、ひらがなとカタカナのいずれかで表示される。
また、名称表示欄106に表示されたひらがなあるいは
カタカナの文字列は、変換ボタン104が選択されると
漢字に変換される。そして、利用者によって確定ボタン
105が選択されると、検索処理部66は、名称表示欄
106に表示された文字列を検索対象の名称として確定
する。
【0033】利用者によって名称が指定されると、次に
検索処理部66は、最小の検索範囲を設定する(ステッ
プ103)。図7は、検索範囲の一例を示す図である。
検索処理部66は、マップマッチング処理部34によっ
て算出された自車位置116に基づいて、この自車位置
116を中心とする最小の検索範囲として半径10km
以内に含まれる地域を検索範囲117として設定する。
【0034】検索範囲の設定後、検索処理部66は、検
索範囲117を特定するためのデータ(検索範囲117
の中心位置の経度・緯度および半径のデータであり、以
下、「検索範囲データ」と称する)を地図読出制御部1
8に出力するとともに、検索範囲117を含む図葉に対
応する地図データの読み出しを指示する。地図読出制御
部18は、検索範囲データに基づいて、検索範囲117
を含む図葉を特定し、この特定した図葉に対応する地図
データを読み出す制御を行う(ステップ104)。
【0035】図8は、検索範囲と図葉との対応関係を示
す図である。同図に示すように、検索範囲117が9枚
の図葉にまたがっているものとすると、地図読出制御部
18は、検索範囲117を含む9枚の図葉(斜線部)を
特定し、これらの9枚の図葉に対応する地図データの読
み出し要求をディスク読取装置3に送る。DVD2から
読み出された地図データはデータバッファ16に格納さ
れる。
【0036】次に、検索処理部66は、検索範囲117
に対応する地図画像の作成指示を地図描画部20に送
る。地図描画部20は、この作成指示に応じて、検索範
囲117が含まれる9枚の図葉に対応する地図データの
描画ユニットをデータバッファから読み出して、検索範
囲117に対応する地図画像を作成する。この地図画像
はVRAM22に書き込まれて、ディスプレイ装置9に
表示される(ステップ105)。
【0037】図9は、検索範囲117に対応する地図画
像の一例を示す図である。地図データは、矩形形状の図
葉に対応しているため、地図データに含まれる描画ユニ
ットに基づいて作成される地図画像は検索範囲117以
外のものを含んだ矩形形状になる。このため、地図描画
部20は、矩形形状の地図画像を作成した後に、検索範
囲117の中心位置および半径に基づいて、この矩形形
状の地図画像から検索範囲に対応する領域のみを抽出す
る処理を行って、図9に示すように円形の検索範囲11
7に対応する地図画像を作成する。
【0038】なお、検索範囲の地図画像は、画面に全体
を表示することができるように、適切な縮尺で作成され
る。また、地図描画部20によって検索範囲117に対
応する円形の地図画像を作成するのではなく、通常の地
図表示の場合と同様に、地図描画部20からVRAM2
2に対する地図画像の格納を行った後に、このVRAM
22に格納された地図画像を読み出す際に検索範囲11
7の周囲の地図画像をマスクする処理を行って、ディス
プレイ装置9の画面上に図9に示したような検索範囲1
17のみが含まれる地図画像の表示を行うようにしても
よい。
【0039】次に、検索処理部66は、検索範囲117
に対応する検索対象データを検索して、該当する検索結
果項目があるか否かを判定する(ステップ106)。具
体的には、検索処理部66は、データバッファ16に格
納されている地図データの描画ユニットに含まれる各検
索対象データの「経度・緯度」と、マップマッチングに
よって計算された自車位置の経度・緯度とに基づいて、
自車位置と各検索対象物との直線距離を算出し、この距
離に応じて検索範囲117に含まれる検索対象物に対応
する検索対象データを抽出する。そして、検索処理部6
6は、抽出した検索対象データに含まれる「名称仮名文
字列」を解析して、利用者によって指定された名称と同
一あるいはこの名称が含まれる名称仮名文字列がある場
合には、この名称仮名文字列に対応する検索対象物を検
索結果項目として抽出する。
【0040】検索範囲117に該当する検索結果項目が
ない場合には、検索処理部66は、検索範囲117を拡
大することが可能か否かを判定する(ステップ10
7)。検索処理部66は、その時点で、自車位置から
「半径50km超」が検索範囲117として設定されて
いる場合には、現在の検索範囲117を拡大することが
できないと判断し、それ以外の検索範囲117が設定さ
れている場合には検索範囲117を拡大することができ
ると判断する。
【0041】検索範囲117を拡大することができない
場合には、一連の検索動作が終了する。また、検索範囲
117を拡大することができる場合には、検索処理部6
6は、検索範囲117を1段階拡大して設定する(ステ
ップ108)。例えば、自車位置から半径10km以内
の地域(範囲1)を検索範囲117として検索動作を行
ったが、該当検索結果項目がなかった場合には、次に自
車位置から半径30km以内の地域(範囲2)が新たな
検索範囲117として設定される。ただし、範囲1と範
囲2の重複範囲は、既に検索済みであるため、新たな検
索範囲117から除かれる。
【0042】同様に、範囲2を検索範囲117として検
索動作を行ったが、該当する検索結果候補がなかった場
合には、自車位置から半径50km以内の地域(範囲
3)が新たな検索範囲117として設定される。この場
合も範囲1、2と範囲3の重複領域は、既に検索済みで
あるため、新たな検索範囲117から除かれる。
【0043】また、範囲3を検索範囲117として検索
候補抽出を行ったが、該当する検索結果項目がなかった
場合には、自車位置から半径50kmを超える地域(範
囲4)が新たな検索範囲117として設定される。この
場合も、範囲1、2、3と範囲4の重複領域は、既に検
索済みであるため、検索範囲117から除かれる。
【0044】検索範囲117が拡大された後、この拡大
された新たな検索範囲117を含む図葉に対応する地図
データの読み出し(ステップ104)以降の動作が繰り
返される。例えば、範囲1から範囲2に検索範囲117
が切り替わった場合には、新たな検索範囲117の地図
画像の表示(ステップ105)においては、範囲1の地
図画像から範囲2の地図画像に切り替わり、図10に示
すように、範囲2に対応する地図画像が表示される。た
だし、範囲2に含まれる範囲1の地域については既に検
索済みであるため、この範囲1に対応する部分が検索対
象外であることを示すために、例えば表示を暗くした
り、特定の着色を行うことが望ましい。なお、図10で
は、この部分については斜線を付して示してある。ま
た、検索範囲117内に該当する検索結果項目があるか
否かの判定(ステップ106)においては、範囲2から
範囲1を除いたドーナツ状の地域に、該当する検索結果
項目があるか否かが判定される。
【0045】その時点で設定されている検索範囲117
内に、該当する検索結果項目がある場合(ステップ10
6で肯定判断した場合)には、検索処理部66は、検索
結果画面を作成してディスプレイ装置9に表示する(ス
テップ109)。図11は、検索結果画面の一例を示す
図である。同図に示すように、検索結果画面には、検索
結果項目の一覧121、検索範囲117の地図122、
縮尺表示123、検索範囲選択バー124が表示されて
いる。
【0046】検索結果項目の一覧121には、該当する
検索結果項目に対応する内容データ(名称、住所、電話
番号、自車位置からの距離)が各項目別に含まれてい
る。該当する各検索結果項目に対応する名称、住所、電
話番号は、それぞれに対応する検索対象データの「名称
文字列」、「住所」、「電話番号」に基づいて設定され
る。また、自車位置からの距離は、検索対象データに含
まれる「経度・緯度」と自車位置の経度・緯度に基づい
て算出される。なお、該当する検索結果項目数が多いた
めに、検索結果一覧121に全てのデータを一度に表示
することができない場合には、検索結果一覧121の右
端にスクロールバーを表示させて、スクロール操作によ
って全てのデータを選択的に表示させるようにする。
【0047】また、検索範囲117の地図122には、
該当する検索結果項目131〜133が重ねて表示され
る。この表示は、対応する検索結果項目に対応する「経
度、緯度」に基づいて、例えば、検索処理部66から地
図描画部20に指示が送られ、あらかじめ検索結果項目
の種類毎に用意された特定のマークが地図122上の該
当する位置に強調表示される。
【0048】縮尺表示123には、地図112の縮尺が
表示される。また、検索範囲選択バー124は、利用者
が検索範囲117の大きさを選択するための選択ボタン
であり、4段階の検索範囲117のそれぞれに1対1に
対応した4つの範囲1〜4が表示され、その時点で設定
されている検索範囲117(例えば範囲1)が強調表示
される。
【0049】検索結果画面が表示された後、検索処理部
66は、検索結果画面に含まれる検索結果項目の一覧1
21あるいは検索範囲117の地図122の中から、い
ずれかの検索結果項目が選択されたか否かを判定する
(ステップ110)。利用者によってリモコンユニット
4が操作され、いずれかの検索結果項目が選択された場
合には、一連の検索動作を終了する。また、いずれの検
索結果項目も選択されなかった場合には、検索処理部6
6は、新たな検索範囲117が選択されたか否かを判定
する(ステップ111)。
【0050】利用者によってリモコンユニット4が操作
され、検索結果画面に表示された検索範囲選択バー12
4の中から、現在選択されている選択範囲117以外の
検索範囲が選択された場合には、検索処理部66は、そ
の選択状態に応じて新たな検索範囲117を設定する
(ステップ112)。ただし、検索範囲117が拡大さ
れた場合には、その拡大された検索範囲117内の既に
検索済みの領域は、新たな検索範囲117から除かれ
る。また、検索範囲117が縮小された場合には、その
縮小された検索範囲全体が新たな検索範囲117として
設定される。新たな検索範囲117が設定された後、こ
の新たな検索範囲117を含む図葉に対応する地図デー
タの読み出し(ステップ104)以降の動作が繰り返さ
れる。
【0051】このように、本実施形態のナビゲーション
装置では、利用者によって検索対象を特定するための名
称が指定された場合に、自車位置を中心とする所定半径
以内を検索範囲として設定し、この検索範囲内に該当す
る検索結果項目があるか否かを判定して検索処理を行
う。このため、検索対象物の数を少なくすることがで
き、検索結果項目の抽出に要する時間を短縮することが
可能となる。また、検索範囲内に該当する検索結果項目
が含まれていない場合には、自動的に検索範囲を拡大
し、あるいはいくつかの検索結果項目が含まれてはいる
が利用者によって選択されなかった場合には、利用者の
指示に応じて検索範囲を拡大して、新たな検索範囲につ
いて検索動作を行うことができるため、確実に利用者が
意図する検索結果項目を得ることができる。また、検索
範囲を自車位置周辺に限定し、あるいは検索範囲を自車
位置周辺から順次拡大して検索処理を行うため、自車位
置に近い検索結果項目を優先的に抽出することができ
る。すなわち、距離を単位として検索範囲を区分してい
るため、自車位置に近い、すなわち利用しやすい施設等
を優先的に検索することができる。
【0052】さらに、検索処理を行っている間に、検索
範囲に対応する地図画像が表示され、しかも検索範囲が
切り替わると、表示される地図画像もこの設定された検
索範囲に対応するように切り替えられるため、利用者は
現在どの検索範囲内において検索動作が行われているか
を視覚的に確認することが可能となる。また、検索結果
を待つ利用者の退屈さを緩和させる効果もある。
【0053】なお、上述した実施形態では、自車位置を
中心とする所定半径以内を検索範囲として設定したが、
検索範囲は円形でなくてもよい。例えば、矩形形状の検
索範囲を設定してもよい。この場合には、上述したステ
ップ106において、検索範囲内にある検索候補に対応
する検索を抽出する際に、自車位置と検索候補との直線
距離を求めずに、検索対象物の経度・緯度と現在の自車
位置の経度・緯度との比較演算を行うことにより、検索
範囲内にある検索結果項目の抽出を行うことができるた
め、演算処理の負担を軽減することができる。
【0054】また、自車位置が属する行政区(市区町村
や都道府県等)を単位として区分した検索範囲を設定し
てもよい。例えば、「市区町村」、「都道府県」、「全
国(DVD2に記録されている全ての地図データに対応
する地域を意味するものとする)」の3段階の行政区が
検索範囲として設定可能な場合には、DVD2には、一
般的な地図データとともに、市区町村や都道府県の境界
に関するデータ(以下、「行政区境データ」と称する)
を格納しておく必要がある。
【0055】行政区は、市区町村や都道府県等のレベル
に応じて複数の階層に分類されており、行政区境データ
も対応する行政区のレベルに応じて複数の階層に分類さ
れる。図12は、行政区境データの階層構造を示す図で
ある。市区町村と都道府県の2つのレベルの行政区が検
索範囲として設定可能な場合には、同図に示すように、
上位の階層には都道府県の行政区境データが対応し、下
位の階層には市区町村の行政区境データが対応する。
【0056】行政区境データは、行政区の境界を示すポ
リゴンデータを含んでいる。図13は、行政区の境界の
一例を示す図であり、神奈川県の境界が示されている。
同図に示すように、神奈川県の境界は例えば32本の連
続するベクトルによって構成される閉領域境界である。
すなわち、神奈川県に対応する行政区境データは、これ
らの各ベクトルのデータから構成される。図14は、行
政区境データの内容を示す図である。同図に示す行政区
境データは、対応する行政区のレベルを特定するための
行政区レベルフラグ(例えば市区町村の場合には
“0”、都道府県の場合には“1”)と、図13に示し
たA点から順に反時計回り方向に32個のベクトルの始
点の経度・緯度によって構成される。この行政区境デー
タは、DVD2から読み出されてデータバッファ16に
格納される。
【0057】検索処理部66の動作は以下のようにな
る。図4に示したステップ103において検索範囲を設
定する場合には、検索処理部66は、マップマッチング
処理部34によって算出された自車位置と、利用者によ
って選択された検索範囲レベル、データバッファ16に
格納されている各行政区境データの行政区レベルフラグ
やベクトルの始点の経度・緯度に基づいて、自車位置が
属し、かつ、最小の行政区(市区町村内)に対応する行
政区境データを特定し、この特定した行政区境データに
基づいて最小の検索範囲を設定する。
【0058】また、ステップ104において検索範囲を
含む図葉に対応する地図データを読み出す場合には、検
索処理部66は、地図読出制御部18に対して、検索範
囲に対応する行政区境データを出力するとともに、検索
範囲を含む図葉に対応する地図データの読み出しを指示
する。地図読出制御部18は、検索範囲に対応する行政
区境データに基づいて、検索範囲を含む図葉を特定し、
この特定した図葉に対応する地図データをDVD2から
読み出す制御を行う。
【0059】また、ステップ105において検索範囲の
地図画像を表示する場合には、検索処理部66は、行政
区を単位とした検索範囲117に対応する地図画像の作
成指示を地図描画部20に送る。地図描画部20は、こ
の作成指示に応じて、対応する行政区境データに基づい
て、検索範囲117が含まれる1あるいは複数枚の図葉
に対応する地図データの描画ユニットをデータバッファ
から読み出して、検索範囲117に対応する地図画像を
作成する。その後、地図描画部20は、矩形形状の地図
画像から検索範囲に対応する領域のみを抽出する処理を
行い、図15に示すように、検索範囲である行政区の地
図画像を作成する。この地図画像はVRAM22に書き
込まれて、ディスプレイ装置9に表示される。
【0060】また、ステップ106において検索範囲内
に該当する検索結果項目があるか否かを判定する場合に
は、検索処理部66は、データバッファ16に格納され
ている地図データの描画ユニットに含まれる各検索対象
データの「経度・緯度」と、検索範囲に対応する行政区
境データに基づいて、検索範囲内に含まれる検索対象デ
ータを抽出して、これらの中から該当する検索結果項目
があるか否かを判定する。図16は、ステップ109に
おいて表示される検索結果画面の一例を示す図である。
【0061】なお、あらかじめ行政区単位に図葉を設定
して地図データを生成するようにしてもよい。この場合
には、行政区単位の図葉の地図データ内に、対応する行
政区境データを含ませておく。行政区単位に図葉を設定
して地図データを生成することにより、地図データを行
政区単位、すなわち検索範囲単位で読み出すことが可能
となる。このため、ステップ105において検索範囲の
地図画像を表示する際に、矩形領域の地図画像から検索
範囲に対応する部分のみを抽出する処理を行う必要がな
くなる。また、ステップ106において検索範囲内に該
当する検索結果項目があるか否かを判定する際に、検索
処理部66は、読み出した地図データの中から検索範囲
内の検索対象データのみを抽出する必要もなくなる。
【0062】このように、自車位置の属する行政区を検
索範囲として設定して検索処理を行うことによっても、
DVD2から読み出す地図データを限定して、検索対象
物の数を少なくすることができるため、検索に要する時
間を短縮することが可能となる。
【0063】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施
が可能である。例えば、上述した実施形態では、利用者
によって検索対象としての名称が指定されると直ちに最
小の検索範囲を設定したが、利用者によって名称が指定
された後に検索範囲レベル選択画面を表示し、この画面
で利用者が検索範囲のレベルを選択した場合には、その
選択に応じて検索範囲を設定するようにしてもよい。
【0064】図17および図18は、検索範囲レベル選
択画面の一例を示す図である。図17に示す検索範囲レ
ベル選択画面は、「自車位置から半径10km以内」、
「自車位置から半径30km以内」、「自車位置から半
径50km以内」、「自車位置から半径50km超」の
4段階の検索範囲が設定可能である場合の例であり、そ
れぞれの検索範囲のレベルに対応する選択ボタン111
〜114が表示される。また、図18に示す検索範囲レ
ベル選択画面は、「市区町村」、「都道府県」、「全
国」の3段階の検索範囲が設定可能である場合の例であ
り、それぞれの検索範囲のレベルに対応する選択ボタン
141〜143が表示される。なお、現在走行中の行政
区名144を表示するようにしてもよい。
【0065】また、上述した実施形態では、図11に示
した検索結果画面において、検索結果項目の一覧121
に、該当する検索結果項目の内容データ(名称、住所、
電話番号、自車位置からの距離)を表示したが、この一
覧121を表示せずに、それぞれの検索結果項目の内容
データを一定時間間隔で巡回的に表示するようにしても
よい。
【0066】また、ディスプレイ装置9が横長の画面
(ワイド画面)を有する場合には複数の検索範囲地図を
検索結果画面内に表示するようにしてもよい。図19
は、ディスプレイ装置9が横長の画面(ワイド画面)を
有する場合の検索結果画面の一例を示す図である。例え
ば、範囲1を検索範囲として設定し検索処理を行った後
に、範囲2を検索範囲として設定して検索処理を行った
場合には、同図に示すように範囲1の検索範囲に対応す
る地図151と範囲2の検索範囲に対応する地図152
が一画面内に表示される。また、検索範囲地図151に
は該当する検索結果項目161〜163が重ねて表示さ
れ、検索範囲地図152には該当する検索結果項目16
4〜166が重ねて表示される。いずれかの検索結果項
目の内容データ(名称、住所、電話番号、自車位置から
の距離)を表示する場合には、例えば、その時点で設定
されている検索範囲の地図画像の横に、全ての検索結果
項目161〜166の内容データを一覧形式で表示した
り、所定時間ずつ巡回的に表示する。あるいは、画面の
余白部分に全ての検索結果項目161〜166の内容デ
ータを分散して表示するようにしてもよい。範囲1の検
索範囲に対応する地図151と範囲2の検索範囲に対応
する地図152とが一画面に表示されることにより、範
囲2に対応する検索処理を行った後も範囲1に対応する
検索結果を確認することができるため、検索範囲の大き
さを変えて検索処理を繰り返す場合における検索時間を
短縮することができる。
【0067】また、図9や図10に示した検索範囲の地
図画像とともに、検索範囲選択バーを表示して、その時
点における検索処理が行われているときに、利用者が検
索範囲を設定し直すことができるようにしてもよい。
【0068】また、検索範囲が最大の場合には、DVD
2に記録された全ての地図データに対応する地域が検索
範囲となって、その地図画像が表示されることになる
が、その後検索範囲が縮小されると、縮小後の地図画像
を表示するための縮尺変更の処理に時間を要することが
ある。このため、検索範囲が最大の場合には、その検索
範囲の地図画像を表示せず、1段階小さい検索範囲の地
図を表示したまま、最大の検索範囲における抽出結果を
重ねて表示するようにしてもよい。なお、この場合に
は、抽出結果が最大の検索範囲におけるものであること
を利用者に通知することが好ましい。
【0069】
【発明の効果】上述したように、本発明によれば、検索
範囲を設定して検索処理を実行することにより、検索対
象となる項目数を少なくすることができるため、検索結
果項目抽出に要する時間を短縮することが可能となる。
【0070】また、検索範囲が切り替わったときに、切
り替え後の検索範囲が含まれる地図画像を表示すること
により、利用者は、どの範囲を検索しているのかを視覚
的に知ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施形態のナビゲーション装置の全体構成を
示す図である。
【図2】地図データの内容を示す図である。
【図3】検索対象データの内容を示す図である。
【図4】検索処理の動作手順を示す流れ図である。
【図5】動作選択画面の一例を示す図である。
【図6】名称指定画面の一例を示す図である。
【図7】検索範囲の一例を示す図である。
【図8】検索範囲と図葉との対応関係を示す図である。
【図9】検索範囲に対応する地図画像の一例を示す図で
ある。
【図10】検索範囲に対応する地図画像の他の例を示す
図である。
【図11】検索結果画面の一例を示す図である。
【図12】行政区境データの階層構造を示す図である。
【図13】行政区の境界の一例を示す図である。
【図14】行政区境データの内容を示す図である。
【図15】検索範囲である行政区の地図画像の一例を示
す図である。
【図16】検索結果画面の他の例を示す図である。
【図17】検索範囲レベル選択画面の一例を示す図であ
る。
【図18】検索範囲レベル選択画面の他の例を示す図で
ある。
【図19】ディスプレイ装置が横長画面を有するの場合
の検索結果画面の一例を示す図である。
【符号の説明】
1 ナビゲーションコントローラ 2 DVD 3 ディスク読取装置 4 リモコンユニット 9 ディスプレイ装置 16 データバッファ 18 地図読出制御部 20 地図描画部 22 VRAM 26 画像合成部 34 マップマッチング処理部 60 リモコン制御部 66 検索処理部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検索範囲を設定する検索範囲設定手段
    と、 前記検索範囲設定手段によって設定された検索範囲にお
    いて、指定された名称に対応する検索結果項目を抽出す
    る検索実行手段と、 前記検索実行手段によって抽出された検索結果項目が特
    定された地図画像を表示する表示手段と、 を備えることを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 前記検索範囲設定手段は、面積が異なる複数の検索範囲
    の設定が可能であり、利用者が意図した項目が前記検索
    結果項目に含まれていない場合に、前記検索範囲を拡大
    して設定し、 前記検索実行手段は、拡大された前記検索範囲に対応し
    て再度の検索を行うことを特徴とするナビゲーション装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 前記検索範囲は、自車位置を含む所定範囲であって、距
    離あるいは行政区を単位として区分されることを特徴と
    するナビゲーション装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかにおいて、 前記表示手段は、前記検索範囲が切り替わったときに、
    切り替え後の前記検索範囲が含まれる地図画像を表示す
    ることを特徴とするナビゲーション装置。
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