WO2007058223A1 - 光学顕微鏡装置 - Google Patents

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    • G02B21/00Microscopes
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    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/16Microscopes adapted for ultraviolet illumination ; Fluorescence microscopes

Definitions

  • An optical microscope is generally used as a means for observing living cells in a viable state such as a cultured cell sample cultured with a culture solution on a petri dish or a microplate.
  • optical microscopes have been combined with high-sensitivity imaging means such as a cooled CCD camera to detect weak fluorescence from fluorescently labeled cultured cell force and record it as image data.
  • the fluorescence from fluorescently labeled cultured cells is extremely weak, and in order to accurately detect this weak fluorescence, it is necessary to minimize the detection of light other than the fluorescence from the cells, that is, disturbance light. is there.
  • optical microscopes have a structure that prevents external light from being detected at least during image acquisition by covering the entire inverted microscope with a housing so that light from external forces cannot be detected. It has become .
  • an inverted microscope manufactured by General Electric Healthcare is one such optical microscope apparatus.
  • the housing When the sensor detects the open state of the housing, the housing is opened and sample replacement work is performed.Therefore, the sample can be easily replaced by the operation of the control unit, and workability is improved by moving the stage to the position. Can be improved. Further, when the closed state of the housing is detected, microscope observation is performed thereafter, so that the time can be saved by automatically placing the stage at the observation position by the operation of the control unit.
  • the operator operates the movable housing 25 to open the movable housing 25 with respect to the fixed nosing 24.
  • the movable housing 25 is held in a raised state by a clamp mechanism (not shown) as shown in FIG.
  • a meshing structure in which the end portions of the fixed housing 24 and the movable housing 25 overlap each other may be employed.
  • the end of the movable housing 25 is engaged with the inside of the end of the fixed sleeve Uzing 24.
  • the end of the movable housing 25 can be engaged with the outside of the end of the fixed housing 24.
  • the movable housing 44 can be opened and closed simply by sliding the movable housing 44 horizontally with respect to the fixed nose and the wogging 42, and a large force is applied to the operation. Since it is not necessary, there is an advantage in that it is easy to operate.
  • the optical fiber 59 extending between the fixed housing 53 and the movable housing 54 is fixed to the wall surface of the fixed housing 53 by a bush 45 at an intermediate position. Yes.
  • a corresponding portion of the movable housing 54 is provided with a long hole 66 that accommodates the bush 45 so that the movable fiber 54 does not interfere with the optical fiber 59 even if the movable housing 54 moves.

Abstract

 遮光または試料環境を維持することが可能な光学顕微鏡の小型化および低コスト化を図る。試料Aを載置するステージ4と透過照明光学系6と結像光学系7とを有する顕微鏡2と、該顕微鏡2を取り囲むハウジング3とを備え、ハウジング3が、固定ハウジング24と、可動ハウジング25とを備え、透過照明光学系6または結像光学系7を構成する光学部品のうち、ステージ4の上方に配される少なくとも一部の光学部品が移動可能に設けられ、可動ハウジング25が固定ハウジング24に対して開かれた位置に配置されたときに一部の光学部品をステージ4の上方から退避させ、閉じられた位置に配置されたときに両光学系の光軸を略一致させる切替機構を備える光学顕微鏡装置1を提供する。

Description

明 細 書
光学顕微鏡装置
技術分野
[0001] 本発明は、主に細胞等の生物試料の観察を目的とした、遮光のためまたは試料環 境維持のためのハウジングを有する光学顕微鏡装置に関するものである。
背景技術
[0002] シャーレやマイクロプレートに培養液とともに培養された培養細胞試料等、生物細 胞を生力したままの状態で観察する手段として光学顕微鏡が一般に利用されている 。近年、光学顕微鏡は、冷却 CCDカメラ等、高感度の撮像手段が組み合わせられて 、蛍光標識された培養細胞力ゝらの微弱蛍光を検出し、画像データとして記録されるよ うになつた。蛍光標識された培養細胞からの蛍光は極めて微弱であり、この微弱な蛍 光を精度よく検出するには、細胞からの蛍光以外の光、すなわち、外乱光が検出さ れるのを極力抑える必要がある。このため、いくつかの市販されている光学顕微鏡装 置は外部力もの光が検出されないように倒立型顕微鏡全体をハウジングで覆うことに より、少なくとも画像取得時には外部からの光が検出されないような構造になっている 。例えば、ゼネラルエレクトリックヘルスケア社製の倒立型顕微鏡カこのような光学顕 微鏡装置の 1つである。
[0003] この光学顕微鏡装置は、倒立型顕微鏡全体を覆うハウジングを構成するとともに、 マイクロプレートを載置可能なコンピュータで制御される χγ方向に移動可能な電動 ステージを含んでいる。ハウジングには部分的に扉が設けられており、マイクロプレー トが載置された状態で電動ステージ力 Sこの扉力も所定位置まで飛び出すようになって いる。操作者は、電動ステージが所定位置にある状態でマイクロプレートを交換ある いはセットすることができる。扉は、操作者からの指令により、電動ステージが所定位 置まで飛び出すときに開き、電動ステージがハウジング内に収容されている時には閉 じるようになつている。これにより、倒立型顕微鏡全体を遮光でき、また、温度調節器 等の生体維持装置との組合せにより試料環境を維持することが可能となっている。
[0004] また、結像光学系、観察光学系および電動ステージ等をハウジング内に収容した 正立型顕微鏡の扉部の安全機構は知られている(例えば、特許文献 1参照。 ) oこの 特許文献 1によれば、観察物を支持する支持台がハウジング内部に引き込まれるとき に、扉部における異物の有無を検出する検出手段が備えられている。
特許文献 1:特開 2003 - 5079号公報
発明の開示
[0005] し力しながら、特許文献 1のように電動ステージを扉に押し当てて扉を開状態にす る方法は、比較的安価に構成することができるものの、扉と電動ステージとの摩擦の 発生を回避できず、繰り返し開閉動作を行うと摩擦による塵埃の発生が問題となる。 この問題を回避するために、前記扉を駆動制御することにより、電動ステージに接 触することなく開閉されることが必要となる力 コストが高くつくという不都合がある。
[0006] また、電動ステージは、本来、観察対象である試料の観察範囲をカバーする動作 範囲を有すれば足りる。しかし、特許文献 1の顕微鏡装置は、扉を開閉する機能を電 動ステージに持たせるために、電動ステージがハウジング力も飛び出す位置まで動 作範囲を広げており、長い直動ガイドが必要となり、コストが高くつくうえに、装置が大 型化するという不都合がある。
また、顕微鏡の電動ステージには直動性能において高い精度が要求されるので、 直線ガイドが長くなると高い精度を出すための調整が難しくなり、調整時間が長くなつ て、組立コストも増大する虞がある。
[0007] 本発明は上述した事情に鑑みてなされたものであって、遮光することまたは試料環 境を維持することが可能な、小型かつ低コストの光学顕微鏡を提供することを目的と している。
[0008] 上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
本発明の態様は、試料を載置するステージと透過照明光学系と結像光学系とを有 する顕微鏡と、該顕微鏡を取り囲むハウジングとを備え、ハウジング力 固定ハウジン グと、該固定ハウジングに対して開閉移動可能に設けられる可動ハウジングとを備え 、前記透過照明光学系または前記結像光学系を構成する光学部品のうち、ステージ の上方に配される少なくとも一部の光学部品が移動可能に設けられ、前記可動ハウ ジングが固定ノ、ウジングに対して開かれた位置に配置されたときに前記一部の光学 部品を前記ステージの上方力 退避させ、閉じられた位置に配置されたときに両光 学系の光軸を略一致させる切替機構を備える光学顕微鏡装置である。
[0009] このようにすることで、ステージ上の試料を交換等する際に、固定ノヽウジングに対し て可動ハウジングを開くと、切替機構の作動により、ステージ上方に配置されていた 光学系の一部の光学部品がステージの上方力 退避させられるので、ステージの上 方に広い空間を確保して、試料の交換作業等を容易にすることができる。一方、固定 ハウジングに対して可動ハウジングを閉じると、顕微鏡がハウジングに覆われて遮光 されるとともに、顕微鏡を構成しているステージ上方の光学系とステージ下方の光学 系の光軸が略一致させられて、透過照明光学系力 の照明光を利用して結像光学 系により顕微鏡観察を行うことが可能となる。
[0010] この場合において、ステージの上方に試料の交換作業等のための広い空間を確保 するためにステージの動作範囲を拡大する必要がなぐ装置の大型化を防止し、 つ、ステージの動作精度を向上することができる。
[0011] 上記態様においては、前記切替機構が、前記一部の光学部品を前記可動ハウジ ングに固定することより構成されて 、ることとしてもよ!/、。
このようにすることで、固定ノ、ウジングに対して可動ハウジングを開閉移動させるだ けで、ステージの上方に広い空間を確保する作業状態と、透過照明光学系と結像光 学系の光軸を略一致させた観察状態とを容易に切り替えることができる。
[0012] また、上記態様においては、前記可動ハウジングが、前記固定ハウジングに揺動可 能に取り付けられていることとしてもよぐ前記可動ハウジング力 前記固定ハウジン グに対して直線移動可能に取り付けられて 、ることとしてもよ!/、。
可動ハウジングを揺動あるいは直線移動させるだけで、作業状態と観察状態とを容 易に切り替えることができる。
[0013] また、上記態様においては、前記固定ノ、ウジングに対する前記可動ハウジングの 開閉状態を検出するセンサを備える構成が好ましい。
センサがハウジングの開状態を検出したときには、透過照明光学系からの照明光の 照射等は不要となるため、照明光をオフ状態に切り替える一方、閉状態を検出したと きには、自動的に観察を開始させることもできる。 [0014] また、上記態様においては、前記センサ力もの検出信号を受けて前記ステージの 位置を駆動制御する制御部を備えることとしてもよい。
センサがハウジングの開状態を検出したときには、ハウジングが開かれて試料の交 換作業等が行われるため、制御部の作動により試料を交換等し易 、位置にステージ を移動させることにより作業性を向上することができる。また、ハウジングの閉状態が 検出されたときには、その後に顕微鏡観察が行われるため、制御部の作動により自 動的にステージを観察位置に配置することによって、手間を省くことができる。
[0015] また、上記態様にぉ 、ては、前記結像光学系に、前記ステージ上の試料を撮像す る撮像手段と、前記センサからの検出信号を受けて前記撮像手段を制御する制御部 とを備えることとしてもよい。
センサがハウジングの閉状態を検出したときに、制御部の作動により、観察作業へ の移行開始を自動的に行うことで、観察者の手間を省くことができる。
[0016] また、上記態様にぉ 、ては、前記ステージ上の試料を照明する光源と、前記センサ 力もの検出信号を受けて前記光源を制御する制御部とを備えることとしてもよい。 センサがハウジングの開状態を検出したときに、制御部の作動により、光源をオフ 状態に切り替えることで、観察者が眩しさを感じることなぐ試料の交換作業等を行う ことができる。
[0017] また、前記ハウジング内の温度を調節する温度調節器を備え、前記センサからの検 出信号を受けて前記温度調節器を制御する制御部を備えることとしてもよい。
また、前記ハウジング内の炭酸ガス濃度を調節する炭酸ガス供給装置を備え、前 記センサ力 の検出信号を受けて前記炭酸ガス供給装置を制御する制御部を備え ることとしてちよい。
このようにすることで、センサがハウジングの開状態を検出している状態において、 温度調節器が作動したり、炭酸ガス供給装置が作動したりする無駄を省くことができ る。
また、上記態様においては、前記ステージが、試料を収容したマイクロプレートを載 置可能であることとしてもよ 、。
[0018] また、上記態様においては、前記透過照明光学系が、固定ハウジングに取り付けら れた光源と、可動ハウジングに取り付けられた前記一部の光学部品と、光源からの照 明光を該光学部品に向けて伝播する光ファイバとを備えることとしてもよい。
可動ハウジングに電装部品を配置することを防止できるので、可動ハウジングの移 動時に変位する電気配線をなくして耐久性を向上することができる。
[0019] また、上記態様においては、前記固定ノ、ウジングおよび前記可動ハウジングの内 壁面に可視光に対する反射防止処理が施されて 、ることとしてもよ!/、。
また、上記態様においては、前記固定ノ、ウジングに対して前記可動ハウジングが閉 じられたときに両者間の隙間を遮光する遮光部材が設けられていることとしてもよい。 さらに、上記態様においては、前記固定ハウジングに対して前記可動ハウジングが 閉じられたときに、両者の端部が互いに重なるかみ合わせ構造になっていることとし てもよい。
[0020] 本発明によれば、遮光することまたは試料環境を維持することが可能な光学顕微鏡 を、小型かつ低コストに提供することができるという効果を奏する。
図面の簡単な説明
[0021] [図 1]本発明の第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置の全体構成を模式的に示す 縦断面図である。
[図 2]可動ハウジングが開状態である図 1の光学顕微鏡装置を模式的に示す縦断面 図である。
[図 3]図 1の光学顕微鏡装置の外観形状を示す斜視図である。
[図 4]可動ハウジングの端縁に沿って遮光部材を設けた、第 1の実施形態の一変形 例に係る光学顕微鏡装置の外観形状を示す斜視図である。
[図 5]可動ハウジングが開状態である図 4の光学顕微鏡装置を模式的に示す縦断面 図である。
[図 6]可動ハウジングが閉状態である図 4の光学顕微鏡装置の固定ハウジングの端 部と可動ハウジングの端部のかみ合わせ構造の縦断面拡大図である。
[図 7]固定ハウジングおよび可動ハウジングの内面全体に反射防止処理を施した、第 1の実施形態の一変形例に係る光学顕微鏡装置の外観形状示す斜視図である。
[図 8]図 7の光学顕微鏡装置の別の斜視図であって、固定ノ、ウジングおよび可動ハウ ジングの内面を示したものである。
[図 9]可動ハウジングの端部が固定ハウジングの端部の内側にかみ合わせられた、 第 1の実施形態の一変形例に係る光学顕微鏡装置本体の縦断面図である。
[図 10]可動ハウジングの端部が固定ノヽゥジングの端部の外側にかみ合わせられた、 第 1の実施形態の一変形例に係る光学顕微鏡装置本体の縦断面図である。
[図 11]第 1の実施形態の別の変形例に係る光学顕微鏡装置を模式的に示す縦断面 図である。
[図 12]本発明の第 2の実施形態に係る光学顕微鏡装置の全体構成を模式的に示す 縦断面図である。
[図 13]可動ハウジングが閉状態である図 12の光学顕微鏡装置の側方からみた縦断 面図である。
[図 14]可動ハウジングが開状態である図 12の光学顕微鏡装置の側方からみた縦断 面図である。
[図 15]本発明の第 3の実施形態に係る光学顕微鏡装置の全体構成を模式的に示す 縦断面図である。
[図 16]可動ハウジングが閉状態である図 15の光学顕微鏡装置の上方力も見た断面 図である。
[図 17]可動ハウジングが開状態である図 15の光学顕微鏡装置の上方力も見た断面 図である。
[図 18]図 16の状態の光学顕微鏡装置を側方からみた縦断面図である。
[図 19]図 17の状態の光学顕微鏡装置を側方からみた縦断面図である。
[図 20]可動ハウジングが開状態である、第 3の実施形態の一変形例に係る光学顕微 鏡装置の上方から見た断面図である。
符号の説明
A 試料
1, 40, 50 光学顕微鏡装置
2 倒立型顕微鏡 (顕微鏡)
3, 41, 52 ノヽウジング 4 電動ステージ (ステージ)
6, 56 透過照明光学系
7, 57 検出光学系(結像光学系)
8 制御部
9 キセノンランプ(光源)
14 ハロゲンランプ(光源)
16 光ファイバ
17 コレクタレンズ (光学部品)
18 ミラー (光学部品)
19 コンデンサレンズ (光学部品)
22 CCDカメラ (撮像手段)
24, 42, 53 固定ハウジング
25, 44, 54 可動ハウジング
27 温度調節器
28 炭酸ガス供給装置
30 センサ
31 マイクロプレート
51 正立型顕微鏡 (顕微鏡)
発明を実施するための最良の形態
(第 1の実施形態)
以下、本発明の第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1について、図 1〜図 3を参 照して説明する。
第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1は、図 1に示されるように、倒立型顕微鏡 2と、該倒立型顕微鏡 2を収容するハウジング 3とを備えて 、る。
倒立型顕微鏡 2は、試料 Aを載置し図示しないクランプ機構により試料 Aを固定す る電動ステージ 4と、該電動ステージ 4の下方に配置され該電動ステージ 4に載置さ れた試料 Aに対して、鉛直下方から励起光を照射する落射照明光学系 5と、電動ス テージ 4の上方に配置され、試料 Aの鉛直上方から白色光を照射する透過照明光学 系 6と、試料 Aの下方に向けて発せられた蛍光および透過光を検出する検出光学系 (結像光学系) 7と、制御部 8とを備えている。
[0024] 落射照明光学系 5は、キセノンランプ 9と、該キセノンランプ 9から発せられた光を集 光するコレクタレンズ 10と、特定波長の励起光を選択的に透過させる波長選択フィル タ 11と、該波長選択フィルタ 11を透過した励起光を反射するダイクロイツクミラー 12と 、該ダイクロイツクミラー 12により反射された励起光を集光して試料 Aに照射する対物 レンズ 13とを備えている。
[0025] 前記透過照明光学系 6は、ハロゲンランプ 14と、該ハロゲンランプ 14力も発せられ た白色光を集光するカップリングレンズ 15と、該カップリングレンズ 15により集光され た白色光を一端に入射させる光ファイバ 16と、該光ファイバ 16により伝播され、他端 力も出射された白色光を集光するコレクタレンズ 17と、該コレクタレンズ 17により集光 された白色光を反射して鉛直下方に指向させるミラー 18と、該ミラー 18により反射さ れた白色光を集光するコンデンサレンズ 19とを備えている。光ファイバ 16は、例えば 、液体ファイバのように柔軟な光ファイバであって、自由に湾曲できるようになつてい る。
[0026] 前記検出光学系 7は、落射照明光学系 5の対物レンズ 13およびダイクロイツクミラー 12を共有し、試料 Aにおいて発生し、対物レンズ 13により集光され、ダイクロイツクミ ラー 12を透過した蛍光を透過する波長選択フィルタ 20と、該波長選択フィルタ 20を 透過した蛍光^^光する結像レンズ 21と、該結像レンズ 21により集光された蛍光を 検出する CCDカメラ 22とを備えている。図中、符号 23はミラーである。
[0027] 前記ハウジング 3は、下側の固定ハウジング 24と、上側の可動ハウジング 25とから なる。可動ハウジング 25は、ベアリングのような図示しない回転機構により、回転軸 2 6回りに、図 1に示す閉状態力 図 2に示すような開状態となるように、固定ハウジング 24に回転可能に支持されている。ハウジング 3は、閉状態において、外部からの光が 遮断され、倒立型顕微鏡 2を遮光状態に保持することができるようになっている。
[0028] 前記透過照明光学系 6のハロゲンランプ 14、カップリングレンズ 15および光フアイ バ 16の一端は、前記固定ノヽウジング 24に固定され、光ファイバ 16の他端、コレクタ レンズ 17、ミラー 18およびコンデンサレンズ 19は、可動ハウジング 25に固定されて いる。また、ハウジング 3内には、該ハウジング 3内の温度を調節するための温度調節 器 27が配置されている。また、ハウジング 3には、炭酸ガスをノ、ウジング 3内に供給す る炭酸ガス供給装置 28がダクト 29を介して接続されている。さら〖こ、固定ハウジング 24と可動ハウジング 25との間には、両者の開閉状態を検出するためのマイクロスイツ チまたはフォトインタラプタ等のセンサ 30が設けられている。
前記制御部 8は、電動ステージ 4、キセノンランプ 9、ハロゲンランプ 14、 CCDカメラ 22、温度調節器 27、炭酸ガス供給装置 28およびセンサ 30に接続されている。
[0029] このように構成された第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1の作用について以 下に説明する。
第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1を用いて試料の観察を行うには、まず、操 作者は、可動ハウジング 25を操作して、固定ノヽウジング 24に対して可動ハウジング 2 5を開く。可動ハウジング 25は図示しないクランプ機構により、図 2に示されるように、 持ち上げられた状態に保持される。
[0030] このとき、可動ハウジング 25とともに、電動ステージ 4の上方に配置されている透過 照明光学系 6が持ち上げられるので、電動ステージ 4力 その上方に空間を大きくあ けた状態に露出させられる。この状態で、操作者は、マイクロプレート 31等の容器内 に蛍光標識された培養細胞等の試料 Aを収容した状態で、該電動ステージ 4上にマ イク口プレート 31を載置し、固定する。
[0031] また、このとき、可動ハウジング 25が固定ノ、ウジング 24に対して開かれることにより 、センサ 30によって開状態が検出されるので、その検出信号に基づいて、制御部 8 力 電動ステージ 4を作動させ、試料 Aを搭載し易い位置に配置しておくこととしても よ!、。このようにすることで操作性を向上することができる。
[0032] 操作者が試料 Aを収容したマイクロプレート 31を固定して可動ハウジング 25を閉じ ると、センサ 30が閉状態の検出信号を出力する。この状態で、可動ハウジング 25に 設けられた透過照明光学系 6は、コンデンサレンズ 19の光軸が対物レンズ 13の光軸 に一致する位置に配置される。
[0033] センサ 30からの閉状態の検出信号を受けた制御部 8は、電動ステージ 4を予め定 められたプログラムに従って所定位置に駆動制御する。そして、制御部 8は、ハロゲ ンランプ 14またはキセノンランプ 9を作動させ、かつ、 CCDカメラ 22を作動させること により、自動的に試料 Aの画像取得を開始する。電動ステージ 4の駆動制御は、例え ば、自動的に試料 Aを収容するマイクロプレート 31の各ゥエルの画像を順次撮像して いくこととしてもよぐまた、対物レンズ 13の図示しない焦準部を制御して合焦動作制 御を行うこととしてもよい。
画像取得が自動的に行われることにより、操作者の手間を省くことができる。
撮像により CCDカメラ 22により取得された画像情報は、制御部 8において画像処 理され、蛍光画像としてモニタ 32に表示されることになる。
[0034] 制御部 8は、センサ 30からの検出信号を受けて、ハロゲンランプ 14やキセノンラン プ 9の点灯および消灯を制御することができる。具体的には、操作者が可動ハウジン グ 25を開いたことが検出された場合には、ハロゲンランプ 14やキセノンランプ 9を消 灯し、閉じたことが検出された場合には点灯制御を行う。これにより、試料 Aをセットす る際に、操作者が眩しさを感じることがなぐ快適に試料 Aのセット作業を行うことがで きるし、節電を図ることもできる。同様にして、温度調節器 27、炭酸ガス供給装置 28 についても、制御部 8がセンサ 30の検出信号に基づいて制御することで、節電や炭 酸ガスの排出削減を図ることもできる。
[0035] このように構成された第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1によれば、可動ハウ ジング 25を固定ノヽウジング 24に対して開くことにより、電動ステージ 4の上方に配さ れている透過照明光学系 6を可動ハウジング 25とともに退避させて、電動ステージ 4 の上方に広い空間を確保することができる。したがって、作業者は、その広い空間に おいて試料 Aの交換作業等を容易に行うことができる。その際に、電動ステージ 4を 移動させる必要もな!、ので、試料 Aの交換用に電動ステージ 4のストロークを拡大す る必要がない。したがって、電動ステージ 4としては、必要最小限の動作範囲を有す るもので足り、直動ガイド等を短くできるので、調整作業の簡易化、コスト低減および 小型化を図ることができる。
[0036] さらに、第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1によれば、可動ハウジング 25内に 電装系が存在せず、電気配線を引き回す必要がないので、開閉動作に伴う電気配 線の劣化等の不都合の発生を防止することができるという利点もある。 [0037] 第 1の実施形態においては、図 4および図 5に示されるように、可動ハウジング 25に 、その端縁に沿って、遮光部材 100が取り付けられていてもよい。固定ハウジング 24 に対して可動ハウジング 25が閉じられた状態では、図 6に示されるように、固定ハウ ジング 24の端部と可動ハウジング 25の端部とが重なるようにかみ合わせられる。した がって、遮光部材 100が固定ハウジング 24と可動ハウジング 25との隙間を閉塞する ので、ハウジング 3内への可視光の透過を防止することができる。
[0038] 遮光部材 100としては、黒色のゴム、プラスチックあるいは金属製のキャップ状のも のを用いることができる。遮光部材 100は、可動ハウジング 25の端部を覆う略 U字状 断面を有し、約 lmm以上 5mm以下の厚さ寸法を有している。なお、遮光部材 100 は固定ノヽウジング 25側に設けられていてもよい。
[0039] また、図 7および図 8に示されるように、固定ハウジング 24および可動ハウジング 25 の内面全体に、反射防止処理が施されていてもよい。反射防止処理としては黒色塗 料を塗布することが挙げられる反射防止処理としては、黒色のシート材を内面全体に 接着してもよいし、黒色アルマイト処理を施してもよい。
[0040] また、図 9または図 10に示されるように、固定ハウジング 24および可動ハウジング 2 5の端部どうしが相互に重なるようにしたかみ合わせ構造を採用してもよい。図 9に示 す例では、可動ハウジング 25の端部が固定ノ、ウジング 24の端部の内側にかみ合わ せられるようになつている。一方、図 10に示す例では、可動ハウジング 25の端部が固 定ノヽウジング 24の端部の外側にかみ合わせられるようになつている。これらのかみ合 わせ構造により、可動ハウジング 25と固定ハウジング 24との隙間から外来のノイズ光 がハウジング 3内に入射するのを防止することができる。
[0041] なお、第 1の実施形態においては、透過照明光学系 6の一部の光学部品、すなわ ち、光ファイバ 16の他端、コレクタレンズ 17、ミラー 18およびコンデンサレンズ 19が、 可動ハウジング 25に固定されている構成を例示したが、前記一部の光学部品は、必 ずしも可動ハウジング 25に固定される必要はない。例えば、図 11に示すように、光フ アイバ 16の他端、コレクタレンズ 17、ミラー 18およびコンデンサレンズ 19を含む透過 照明光学ユニット 200が、固定ノヽウジング 24および可動ハウジング 25に回転支持機 構 202およびパネ 203により支持されることとしてもよい。 具体的には、透過照明光学ユニット 200が、倒立型顕微鏡 2のフレーム 201に設け られた回転支持機構 202により、所定の回転軸を中心に回転可能に支持されるととも に、可動ハウジング 25と透過照明光学ユニット 200を連結するパネ 203により、可動 ノ、ウジング 25の開操作にともなって光軸力も退避されるように支持されることとしても よい。
この場合、透過照明光学ユニット 200の可動範囲は、倒立型顕微鏡 2のフレーム 2 01に設けられたストッパ 201a, 201bで規制される。可動ハウジング 25の閉操作によ り、透過照明光学ユニット 200は、重力によって図中時計周りに回転し、ストッパ 201 bによって位置決めされる。この状態で、透過照明光学系 6は、コンデンサレンズ 19 の光軸が対物レンズ 13の光軸に一致する位置に配置される。
[0042] (第 2の実施形態)
次に、本発明の第 2の実施形態に係る光学顕微鏡装置 40について、図 12〜図 14 を参照して以下に説明する。
第 2の実施形態の説明において、上述した第 1の実施形態に係る光学顕微鏡装置 1と構成を共通とする箇所には同一符号を付して説明を省略する。
[0043] 第 2の実施形態に係る光学顕微鏡装置 40は、ハウジング 41の構造において第 1の 実施形態と相違し、内部の倒立型顕微鏡 2については、全く同じ構成を有している。 第 2の実施形態に係る光学顕微鏡装置 40のハウジング 41は、下側に配される固定 ハウジング 42上に、直動ガイド 43によって水平方向に移動可能な可動ハウジング 44 を備えている。固定ノヽウジング 42と可動ハウジング 44との間には図示しないクリック 機構が設けられ、可動ハウジング 44は、固定ハウジング 42に対して、開状態と閉状 態とをそれぞれ保持することができるようになつている。
[0044] 光ファイバ 16は、固定ハウジング 42と可動ハウジング 44との間に掛け渡すように配 置されている。光ファイバ 16の長さ方向の途中位置は、固定ノ、ウジング 42の天井面 を貫通してブッシュ 45により固定されている。また、該ブッシュ 45に対応する可動ハ ウジング 44の壁面には、開状態から閉状態までの間、可動ハウジング 44がブッシュ 4 5に干渉しな 、ように維持する長孔 46が設けられて 、る。
[0045] 可動ハウジング 44が固定ハウジング 42に対して閉位置に配置されると、可動ハウ ジング 44に設けられている透過照明光学系 6のコンデンサレンズ 19の光軸力 対物 レンズ 13の光軸に略一致するように設けられ、その位置においてクリック機構の作動 により可動ハウジング 44が固定された状態に維持されるようになっている。そして、こ の状態で、ハウジング 41内部の空間が外光を遮断した遮光状態とされる。
[0046] 逆に、操作者が可動ハウジング 44を開状態に移動させると、可動ハウジング 44とと もに透過照明光学系 6も退避させられるので、電動ステージ 4の上方に広い空間を確 保することができる。したがって、操作者は、その広い空間を利用して試料 Aの交換 や固定等の作業を容易に行うことができる。
[0047] このように構成された第 2の実施形態に係る光学顕微鏡装置 40によれば、固定ノ、 ウジング 42に対して可動ハウジング 44を水平にスライドさせるだけで開閉でき、操作 に大きな力を必要としな 、ので操作性がょ ヽと 、う利点がある。
第 2の施形態においてはハロゲンランプ 14を固定ハウジング 42内に設けているが 、ランプユニットとしてハウジング 41の外部に配置してもよい。
[0048] (第 3の実施形態)
次に、本発明の第 3の実施形態に係る光学顕微鏡装置 50について、図 15〜図 19 を参照して以下に説明する。
第 3の実施形態の説明において、上述した第 1の実施形態に係る光学顕微鏡 1ま たは第 2の実施形態に係る光学顕微鏡 40と構成を共通とする箇所には同一符号を 付して説明を省略する。
[0049] 第 3の実施形態に係る光学顕微鏡装置 50は、正立型顕微鏡 51と、該正立型顕微 鏡 51を収容するハウジング 52とを備えている。ハウジング 52は、第 2の実施形態に 係る光学顕微鏡装置 40と同様に、固定ノ、ウジング 53に対して可動ハウジング 54を 水平方向にスライドさせて開閉する方式のものである。
正立型顕微鏡 51は、試料 Aを載置する電動ステージ 4と、該電動ステージ 4の上方 に配置され該電動ステージ 4に載置された試料 Aに対して、鉛直上方力 励起光を 照射する落射照明光学系 55と、電動ステージ 4の下方に配置され、試料 Aの鉛直下 方から白色光を照射する透過照明光学系 56と、試料 Aの上方に向けて発せられた 蛍光および透過光を検出する検出光学系 57と、図示しない制御部 8とを備えている [0050] 落射照明光学系 55は、キセノンランプ 9と、該キセノンランプ 9から発せられた光を 集光するカップリングレンズ 58と、該カップリングレンズ 58により集光された励起光を 一端に入射させる光ファイバ 59と、該光ファイバ 59により伝播され、他端から出射さ れた励起光を集光するコレクタレンズ 60と、特定波長の励起光を選択的に透過させ る波長選択フィルタ 11と、該波長選択フィルタ 11を透過した励起光を反射するダイク 口イツクミラー 12と、該ダイク口イツクミラー 12により反射された励起光を鉛直下方に向 けて反射するミラー 61と、該ミラー 61により反射された励起光を集光して試料 Aに照 射する対物レンズ 13とを備えている。光ファイバ 59は、例えば、液体ファイバのように 柔軟な光ファイバであって、自由に湾曲できるようになつている。
[0051] 前記透過照明光学系 56は、ハロゲンランプ 14と、該ハロゲンランプ 14から発せら れた白色光を集光するコレクタレンズ 17と、該コレクタレンズ 17により集光された白色 光を反射して鉛直上方に指向させるミラー 18と、該ミラー 18により反射された白色光 を集光するコンデンサレンズ 19とを備えている。
前記検出光学系 57は、落射照明光学系 55の対物レンズ 13、ミラー 61およびダイ クロイツクミラー 12を共有して!/、る。
[0052] 前記落射照明光学系 55のキセノンランプ 9、カップリングレンズ 58および光フアイ ノ 59の一端は、前記固定ノヽウジング 53内に配置されている。一方、光ファイバ 59の 他端、コレクタレンズ 60、波長選択フィルタ 11、ダイクロイツクミラー 12、ミラー 61およ び対物レンズ 13は、図示しない筐体により可動ハウジング 54に固定されている。
[0053] また、検出光学系 57を構成する波長選択フィルタ 20および結像レンズ 21も可動ハ ウジング 54に固定され、 CCDカメラ 22は固定ノ、ウジング 53内に配置されている。結 像レンズ 21から CCDカメラ 22に向力 光軸上に配される可動ハウジング 54および固 定ノ、ウジング 53の壁面には、可動ハウジング 54が閉状態に配されたときに一致する 貫通孔 62, 63がそれぞれ設けられている。また、電動ステージ 4と対物レンズ 13との 間に配される可動ハウジング 54および固定ハウジング 53の壁面にも、可動ハウジン グ 54が閉状態に配されたときに一致する位置に配される貫通孔 64, 65がそれぞれ 設けられている。 [0054] また、図 16〜図 19に示されるように、固定ハウジング 53と可動ハウジング 54との間 に延びる光ファイバ 59は、その途中位置を固定ハウジング 53の壁面にブッシュ 45に より固定されている。可動ハウジング 54の対応部位には、可動ハウジング 54が移動 しても光ファイバ 59に干渉しな 、ようにブッシュ 45を収容する長孔 66が設けられて ヽ る。
[0055] また、可動ハウジング 54または固定ハウジング 53には、図示しない遮光布のような 遮光部材が設けられており、可動ハウジング 54が閉状態に配されたときに、両ハウジ ング 53, 54間の隙間を遮光して、外光が貫通孔 62〜65等力もハウジング 52内に入 射しな 、ように構成されて 、る。
[0056] 図 15、図 16、図 18に示されるように、可動ハウジング 54を固定ハウジング 53に対 して閉じた位置に配置すると、検出光学系 57の対物レンズ 13の光軸力 透過照明 光学系 56のコンデンサレンズ 19の光軸に略一致させられる。その位置において図 示しないクリック機構の作動により可動ハウジング 54が固定された状態に維持される ようになつている。そして、この状態で、ハウジング 52内部の空間が外光を遮断した 遮光状態とされる。
[0057] 逆に、図 17および図 19に示されるように、操作者が可動ハウジング 54を開状態に 移動させると、可動ハウジング 54とともに検出光学系 57および落射照明光学系 55も 退避させられるので、電動ステージ 4の上方に広い空間を確保することができる。した がって、操作者は、その広い空間を利用して試料 Aの交換や固定等の作業を容易に 行うことができる。
[0058] 第 3の実施形態に係る光学顕微鏡装置 50によれば、検出光学系 57および落射照 明光学系 55の主要な光学部品は可動ハウジング 54に配置されている力 CCDカメ ラ 22およびキセノンランプ 9は固定ハウジング 53内に配置されているので、可動ハウ ジング 54内力も電気配線を排除することができる。したがって、可動ハウジング 54の 開閉時における電気配線の引き回しをなくすことができる。
[0059] また、固定ノヽウジング 53内に CCDカメラ 22を配置することにより、比較的重量の大 きな冷却型 CCDカメラを使用することができる。したがって、ノイズを抑えた鮮明な画 像を取得することができる。また、固定ノ、ウジング 53に対して可動ハウジング 54を水 平にスライドさせるだけで開閉でき、操作に大きな力を必要としないので操作性がよ いという利点がある。
第 3の実施形態においても、図 20に示されるように、固定ハウジング 53と可動ハウ ジング 54に設けられた貫通孔 63, 65および長孔 66の周囲に、固定ハウジング 53に 対して可動ハウジング 54が閉じられたときに固定ハウジング 53と可動ハウジング 54と の間の隙間を閉塞する遮光部材 100が設けられていてもよい。これにより、可動ハウ ジング 25と固定ノヽウジング 24との隙間力も外来のノイズ光がハウジング 3内に入射す るのを防止することができる。遮光部材 100としては、黒色のゴム、プラスチックあるい は金属力もなるシート状の部材を採用することができる。

Claims

請求の範囲
[1] 試料を載置するステージと透過照明光学系と結像光学系とを有する顕微鏡と、該 顕微鏡を取り囲むハウジングとを備え、
ハウジング力 固定ハウジングと、該固定ノ、ウジングに対して開閉移動可能に設け られる可動ハウジングとを備え、
前記透過照明光学系または前記結像光学系を構成する光学部品のうち、ステージ の上方に配される少なくとも一部の光学部品が移動可能に設けられ、
前記可動ハウジングが固定ノヽウジングに対して開かれた位置に配置されたときに前 記一部の光学部品を他の光学系の光軸から退避させ、閉じられた位置に配置された ときに両光学系の光軸を略一致させる切替機構を備える光学顕微鏡装置。
[2] 前記切替機構が、前記一部の光学部品を前記可動ハウジングに固定することより 構成されて ヽる請求項 1に記載の光学顕微鏡装置。
[3] 前記可動ハウジングが、前記固定ハウジングに揺動可能に取り付けられている請 求項 1または請求項 2に記載の光学顕微鏡装置。
[4] 前記可動ハウジングが、前記固定ハウジングに対して直線移動可能に取り付けら れている請求項 1または請求項 2に記載の光学顕微鏡装置。
[5] 前記固定ハウジングに対する前記可動ハウジングの開閉状態を検出するセンサを 備える請求項 1から請求項 4のいずれかに記載の光学顕微鏡装置。
[6] 前記センサ力 の検出信号を受けて前記ステージの位置を駆動制御する制御部を 備える請求項 5に記載の光学顕微鏡装置。
[7] 前記結像光学系に、前記ステージ上の試料を撮像する撮像手段と、前記センサか らの検出信号を受けて前記撮像手段を制御する制御部とを備える請求項 5に記載の 光学顕微鏡装置。
[8] 前記ステージ上の試料を照明する光源と、前記センサからの検出信号を受けて前 記光源を制御する制御部とを備える請求項 5に記載の光学顕微鏡装置。
[9] 前記ハウジング内の温度を調節する温度調節器を備え、前記センサからの検出信 号を受けて前記温度調節器を制御する制御部を備える請求項 5に記載の光学顕微 鏡装置。
[10] 前記ハウジング内の炭酸ガス濃度を調節する炭酸ガス供給装置を備え、前記セン サカ の検出信号を受けて前記炭酸ガス供給装置を制御する制御部を備える請求 項 5に記載の光学顕微鏡装置。
[11] 前記ステージが、試料を収容したマイクロプレートを載置可能である請求項 1から請 求項 10の ヽずれかに記載の光学顕微鏡装置。
[12] 前記透過照明光学系が、光源と、可動ハウジングに取り付けられた前記一部の光 学部品と、光源力 の照明光を該光学部品に向けて伝播する光ファイバとを備える 請求項 1から請求項 11のいずれかに記載の光学顕微鏡装置。
[13] 前記光源が固定ノ、ウジングに取り付けられている請求項 12に記載の光学顕微鏡 装置。
[14] 前記固定ハウジングおよび前記可動ハウジングの内壁面に可視光に対する反射防 止処理が施されている請求項 1から請求項 13のいずれかに記載の光学顕微鏡装置
[15] 前記固定ハウジングに対して前記可動ハウジングが閉じられたときに両者間の隙間 を遮光する遮光部材が設けられて 、る請求項 1から請求項 14の 、ずれかに記載の 光学顕微鏡装置。
[16] 前記固定ハウジングに対して前記可動ハウジングが閉じられたときに、両者の端部 が互いに重なるかみ合わせ構造になって 、る請求項 1から請求項 14の!、ずれかに 記載の光学顕微鏡装置。
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