JP4307944B2 - シャッタ装置、レーザ走査型顕微鏡及び顕微鏡 - Google Patents

シャッタ装置、レーザ走査型顕微鏡及び顕微鏡 Download PDF

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Description

本発明は、例えば、レーザ光を使用する顕微鏡において、光路上の光束を遮光するためのシャッタ装置、レーザ走査型顕微鏡及び顕微鏡に関するものである。
光学顕微鏡の光源には、顕微鏡の種類によって様々なものが用いられており、例えば、蛍光観察に用いられる顕微鏡には、紫外光を発生する水銀ランプやレーザ光を発生するレーザ光源などが用いられている。
ところで、このような紫外光やレーザ光を使用する顕微鏡では、肉眼観察の安全性を確保するため、これらの光が肉眼観察光路上に入り込まないようにするためのシャッタ装置が安全手段として設けられている。
特許文献1は、このような安全手段の一例を示すもので、肉眼観察光学系に設けられる光遮断/非遮断切替部材と、レーザ光の遮断状態と非遮断状態を採り得る光遮断/非遮断切替部材を有し、肉眼観察光学系の光遮断/非遮断切替部材の遮断状態または非遮断状態に応じてレーザ光の遮断状態と非遮断状態を決定するようなことが開示されている。
また、特許文献2には、レーザビームまたはその他の眼に有害なビームを、接眼チューブが配置される鏡基前面に対向する後面から従来の照明のために用いられる反射ビーム路に入力することが開示されている。
特開2003−15044号公報 特開平6−167654号公報
ところが、このような従来の安全手段は、顕微鏡の内部に光路を切替える光路切換え手段、レーザ光の有無を検出する検出手段を始め、シャッタなどの光遮断手段を顕微鏡内部に全て用意しなければならない。このため、顕微鏡は、通常と異なる特殊なものとして内部設計や基本的な鏡体設計が全て別なものになってしまい、製造コストが非常に大きくなってしまうという問題を生じる。
特に、レーザ走査型顕微鏡については、通常、正立型もしくは倒立型の光学顕微鏡をベースにして、レーザ走査部とレーザ検出部を有するスキャナユニットを投光管や鏡筒に装着するようにしている。このため、顕微鏡内部に、安全手段を組み込もうとすると、顕微鏡本体を始め、投光管または鏡筒などの全てを専用設計する必要が発生し、通常の光学顕微鏡と共通な安価なスキャナユニットを使用するのが難しくなってしまう。
このように、通常の光学顕微鏡では、顕微鏡内部にレーザ光などに対する安全手段を設けることは、顕微鏡本体の設計変更によるコストアップだけでなく、不必要に鏡体が大型化したり、顕微鏡操作の妨げになる構造物などが設けられる場合もあり、操作性が大幅に低下するという問題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、顕微鏡側を変更をすることなく、安価でコンパクトに顕微鏡に装着することができるシャッタ装置、レーザ走査型顕微鏡及び顕微鏡を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、光束が透過する透過穴を有する装置本体と、前記透過穴を遮光する位置と露出する位置に移動可能な遮光手段と、前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段と、前記遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることを検出する検出手段と、を備え、前記遮光手段と駆動手段と検出手段は前記装置本体に設けられていて、該装置本体は顕微鏡本体の観察光路に設けられた光学素子挿入口に着脱可能にしたことを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記装置本体が着脱される前記顕微鏡の光学素子挿入口は、光学素子としてアナライザーを挿入可能であり、かつ前記顕微鏡の肉眼観察光路に設けられた挿入口であることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記装置本体は、前記遮光手段とともに光学素子が設けられ、該光学素子は、前記駆動手段により駆動され前記透過穴の位置に挿脱されることを特徴としている。
請求項記載の発明は、請求項1乃至3のいずれか一記載の発明において、前記駆動手段は、電動駆動源とこの駆動源からの駆動力を前記遮光手段へ伝達する伝達手段とを備え、
前記装置本体は、前記顕微鏡本体の光学素子挿入口内部に挿入される幅狭部と、挿入されない幅広部を有し、前記透過穴及び前記遮光手段は前記幅狭部に設けられ、前記電動駆動源は、前記幅広部に設けられていることを特徴としている。
請求項5記載の発明は、レーザ光を走査するスキャンユニットと、対物レンズと肉眼観察光路とを有する顕微鏡本体とを備え、前記スキャンユニットで走査されたレーザ光が前記対物レンズの光路に導入されて標本のレーザ走査を行うとともに、前記肉眼観察光路により前記標本の観察像を目視観察できるレーザ走査型顕微鏡において、前記顕微鏡本体の肉眼観察光路に設けられたスライダ挿入口と、光束透過穴、この透過穴を遮光する位置と露出する位置とに移動可能な遮光手段と、前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段および前記遮光手段の位置を検出する検出手段を有し、前記スライダ挿入口に挿入されるシャッタ装置とを備え、前記シャッタ装置の遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることが前記検出手段によって検出された場合に、前記スキャンユニットに前記レーザ光が供給されることを特徴とするレーザ走査型顕微鏡である。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の発明において、前記スライダ挿入口は、前記肉眼観察光路に挿脱するアナライザーを挿入可能な光学素子挿入口であることを特徴としている。
請求項7記載の発明は、紫外線を発生する光源と、対物レンズと肉眼観察光路とを有する顕微鏡本体とを備え、前記紫外線を用いた標本観察と、前記肉眼観察光路による前記標本の観察像を目視観察が可能な顕微鏡において、前記顕微鏡本体の肉眼観察光路に設けられたスライダ挿入口と、光束透過穴、この透過穴を遮光する位置と露出する位置とに移動可能な遮光手段と、前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段および前記遮光手段の位置を検出する検出手段を有し、前記スライダ挿入口に挿入されるシャッタ装置とを備え、前記シャッタ装置の遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることが前記検出手段によって検出されない場合には前記紫外線を使用できないようにすることを特徴とする顕微鏡である。
本発明によれば、遮光手段、駆動手段および検出手段を有するシャッタ装置の装置本体を顕微鏡に装着するのみで、簡単に顕微鏡側にシャッタ機能を付加することができる。また、装置本体を顕微鏡に装着するのに、顕微鏡側の設計変更などが全く必要ないので、価格的に安価にできる。さらに、装置本体を顕微鏡に着脱するのみのため、コンパクトな装着を行なうことができるとともに、点検修理も容易に行なうことができる。
また、本発明によれば、遮光手段とともに設けられた光学素子を透過穴の位置に挿脱できるので、シャッタ機能とともに、本来の光学素子を用いた様々な検鏡法に対応する機能も提供できる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従い説明する。
(第1の実施の形態)
図1(a)(b)は、正立型光学顕微鏡をベースにしたレーザ走査型顕微鏡の概略構成を示し、図2(a)(b)は、このようなレーザ走査型顕微鏡に用いられる本発明が適用されるシャッタ装置の概略構成を示している。
図1において、1は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体1は、ベース1aと、このベース1aに直立して設けられる胴部1bからなっている。
顕微鏡本体1の胴部1bには、ステージ2が設けられている。このステージ2は、上下方向には固定式で、前後左右のみ移動できるようになっている。ステージ2上には、標本3が載置されている。また、ステージ2の下方には、コンデンサ4が配置されている。
胴部1bの背面には、透過照明装置5が配置されている。この透過照明装置5からの透過照明光は、ベース1a内部を通って垂直方向に立ち上がり、コンデンサ4を介してステージ上の標本3を透過されるようになっている。
胴部1bの先端には、ベース1aと平行な方向に落射投光管6が突出して配置されている。落射投光管6の先端下方には、ステージ2と対向させてレボルバ7が設けられている。レボルバ7には、倍率の異なる複数の対物レンズ8が装着されていて、これら対物レンズ8を選択的に観察光路の光軸aに位置させることができるようになっている。この場合、レボルバ7は、図示しない焦準機構により、観察光路上に位置される後述する対物レンズ8の光軸方向に沿って上下動しフォーカスを合わせるようになっている。
落射投光管6の先端上方には、鏡筒9が設けられ、鏡筒9の先端には、検鏡者が肉眼で覗くための接眼レンズ10が装着されている。この場合、鏡筒9には、対物レンズ8を介して標本3を透過した光による観察像が導かれ、接眼レンズ10により検鏡者が目視観察できるようになっている。
落射投光管6には、スキャンユニット11が設けられている。スキャンユニット11には、図示しないファイバーを介してレーザ光源や光検出手段などが接続されている。スキャンユニット11は、図示しない互いに直交方向に走査される走査ミラーを有し、これら走査ミラーによりレーザ光源からのレーザ光を2次元方向に偏向するようにしている。
そして、スキャンユニット11で2次元偏向された光は、落射投光管6を通って対物レンズ8が位置される観察光路の光軸a上に折り返され、対物レンズ8を透過し標本3上の集光点で光学的に2次元走査される。また、標本3から発生した光は、対物レンズ8に取り込まれ、再び落射投光管6を通ってスキャンユニット11に戻され、図示しない光検出手段により光強度が検出されるとともに、パソコンなどを経由してモニタに表示される。
このように構成されたレーザ走査型顕微鏡は、ステージ2上の標本3の位置決めなどを行なう場合、透過照明装置5からの透過照明光をコンデンサ4を介してステージ上の標本3に透過させ、この透過光による観察像を接眼レンズ10により検鏡者が目視観察するようになっているが、このとき、対物レンズ8が位置する観察光路上で、レーザ光の通る光路と一緒になる部分が存在している。このため、レーザ光に対する安全性を考慮して、レーザ光が接眼レンズ10側の肉眼観察光路に入り込まないようにする対策が必須となり、以下のような安全対策が講じられている。
この場合、落射投光管6に設けられる光学素子挿入口としてのスライダー挿入口12が利用される。このスライダー挿入口12は、落射投光管6の鏡筒9の取付部付近の肉眼観察光路上に配置され、例えば微分干渉法によって顕微鏡観察をする場合に、アナライザーなどの特殊な光学素子を観察光路に挿入するためのものである。スライダー挿入口12に挿脱される光学素子スライダーは、スライダー挿入口12に対しスムーズに挿脱できる断面形状をした長方形のスライダー本体を有し、この本体先端付近に光路より若干大きい穴部を形成し、その穴部にアナライザーなどの光学素子をはめ込んだもので、スライダー挿入口12に対し挿脱操作することで、光路上に光学素子を選択的に挿入できるようになっている。
このようなスライダー挿入口12に対して本発明のシャッタ装置100が装着される。図2(a)(b)において、21は装置本体としてのシャッタスライダーで、このシャッタスライダー21は、一方の端部を上述したスライダー挿入口12にスムーズに挿脱できる幅の狭い形状とし、他方の端部を幅の広い形状になっている。このようなシャッタスライダー21は、幅が狭い端部をスライダー挿入口12に挿入できるようになっている。また、シャッタスライダー21は、一方の端部の幅の狭い形状部分に、光束を透過させる透過穴としての開口部21aを有している。図1(a)は、シャッタスライダー21を落射投光管6のスライダー挿入口12に装着した状態(ここでは、鏡筒9、接眼レンズ10を外している)を示しており、この装着状態で、シャッタスライダー21が容易に位置ずれを生じないようになっている。
図3(a)のA、Bは、シャッタ装置100のスライダー挿入口12に対する異なる固定方法を示すもので、このうちのAの方法では、同図(b)に示すようにスライダー挿入口12内部の側方にに貫通するザグリ13aとタップ13bを設け、シャッタ装置100のシャッタスライダー21側にタップ13bの位置に対応させてV溝14(または円錐状溝)を設けている。そして、V溝14にザグリ13aを介してタップ13bにねじ込まれた押しビス151の球状先端(球状でなくともよい)を押し込むことで、シャッタスライダー21をスライダー挿入口12内に固定するようにしている。また、Bの方法では、シャッタスライダー21の先端中央部にタップ152を設け、シャッタスライダー21をスライダー挿入口12に挿入した状態で、スライダー挿入口12と反対側からタップ152にフランジ付の抜け止めビス16をねじ込むようにしている。そして、ビス16を最後までねじ込むことで、抜け止めビス16のフランジ部によりシャッタスライダー21の引き抜き方向の動きを固定し、また、シャッタスライダー21の幅の広い端部をスライダー挿入口12の開口端に当接させることで、シャッタスライダー21の押し込み方向の動きを固定するようにしている。
図2に戻って、シャッタスライダー21は、周囲をカバー22で覆われており、カバー22で覆われた内部には、遮光手段としてのシャッタ本体23が設けられている。シャッタ本体23は、市販のボール循環式の直動ガイド24に設けられ、シャッタスライダー21内部を長手方向にスライド可能にしている。この直動ガイド24は、コ字型の断面を有するレール241の内側に図示しないボールを介して可動部242を可動自在に設けたもので、レール241の厚みと、可動部242がレール241から出っ張ったわずかな部分の厚みしかないことで、非常に薄型にできるものである。そして、このような直動ガイド24のレール241側にシャッタ本体23を取り付け、可動部242側をシャッタスライダー21内部にネジ止めなどで固定することで、シャッタ本体23をレール241とともに直線方向に往復動作できるようにしている。この場合、シャッタ本体23は、レール241の直線方向の往復動作によりシャッタスライダー21の開口部21aを遮光する位置と露出する位置に移動し、光路を開閉するようになっている。
なお、シャッタ本体23を直線動作させる直動ガイドは、市販のボール循環式の直動ガイド24のようなものものに限らず、コロによるガイドなどさまざまな方式のものを採用することができる。
レール241の移動走行路には、ストッパ25が設けられている。ストッパ25は、シャッタ本体23が開口部21aを遮光する位置に移動されたとき、開口部21a上にシャッタ本体23を正確に位置決めするためのものである。
直動ガイド24のレール241には、シャッタ本体23を固定していない側の端部に押圧部材26が設けられている。この押圧部材26に対応して検出手段としての2個のマイクロスイッチ27、28が並べて配置されている。これらマイクロスイッチ27、28は、シャッタ本体23が開口部23a上を遮光する位置に移動された状態で、押圧部材26により同時に押圧されてオン動作するようになっている。この場合、2個のマイクロスイッチ27、28を用いているのは、安全上、片方のマイクロスイッチ27(28)が故障しても、もう片方でシャッタ本体23の状態を正しく検出できるようにするためである。勿論、マイクロスイッチ27、28は、どちらか一方のみを使用するようにしてもよい。
マイクロスイッチ27、28は、図1に示すようにいケーブル101を介してスキャンユニット11に接続されている。
直動ガイドのレール241の移動方向と直交する方向に沿って駆動手段としてのモータ29が配置されている。モータ29は、モータ押え30によりシャッタスライダー21に固定されている。
モータ29の回転軸の先端部には、プーリ軸31が固定されている。プーリ軸31には、弾性部材32が嵌め込まれている。弾性部材32は、環状をしたOリングのようなもので、ここでは、例えばゴムなどの摩擦係数の高いものが用いられている。
そして、モータ押え30によりモータ29をシャッタスライダー21に固定した状態で、弾性部材32の外周面が、レール241の外面に接して、わずかに押しつけられるような位置関係に調整されている。この場合、モータ29とシャッタスライダー21の間には、シート状の弾性部材33が敷かれている。この弾性部材33は、モータ押え30によりモータ29をシャッタスライダー21上に固定するときに、寸法のばらつきなどで、モータ29に過剰な力が加わらないようにするためのものである。
モータ29は、図示しないケーブルを介して上述したスキャンユニット11に接続されている。
このような構成において、まず、スキャンユニット11でレーザ光源からのレーザ光を取り込む場合は、この前にモータ29に対して駆動電流を供給して、モータ29を反時計回りに回転して、弾性部材32を回転させる。すると、弾性部材32が接しているレール241は、弾性部材32との摩擦力によって図示右方向に移動し、シャッタ本体23を開口部21a上まで移動して光路を遮断する。シャッタ本体23により光路が遮断されると、その直後にレール241がストッパ25に当たり、それ以上は動けなくなって、弾性部材32がレール241上で空転する。この時、モータ29を回転させる時間を、レール241がフルストローク移動する時間より僅かに長く設定することで、確実にレール241をストッパ25でストップさせることができる。
また、シャッタ本体23により光路を遮断し、レール241がストッパ25に当接した状態で、押圧部材26によりマイクロスイッチ27,28が押圧されてオンされる。つまり、シャッタ本体23により完全に光路を塞いだ状態で、押圧部材26によりマイクロスイッチ27,28が同時に押圧され、同時にオン動作されるようになる。そして、マイクロスイッチ27,28のオン動作に応じた信号がスキャンユニット11側に送られると、この信号を待ってレーザ光源からのレーザ光がスキャンユニット11に供給されるようになる。この場合、マイクロスイッチ27,28の一方がオン状態になっていなかったり、壊れたりしていても、スキャンユニット11へレーザ光は供給されない。これにより、レーザ光が使用されるときは必ずシャッタ本体23によって光路が遮断されることとなり、その先の鏡筒9や接眼レンズ10側にレーザ光が入り込むことがない。
一方、スキャンユニット11でレーザ光を使用しない場合は、モータ29に対して上述と逆方向の駆動電流を供給して、モータ29を時計回りに回転して、弾性部材32を回転させる。これにより、弾性部材32が接しているレール24は、弾性部材32との摩擦力によって図示左方向に移動し、シャッタ本体23を開口部21a上から移動させ光路を開放する。これにより、対物レンズ8を介して取り込まれる標本3の観察像は、鏡筒9より接眼レンズ10に導かれ検鏡者が目視観察できることになる。
従って、このようにすれば、顕微鏡本体1の肉眼観察光路側に設けられるスライダー挿入口12を利用してシャッタ装置100を装着する構成とし、シャッタ装置100は、シャッタスライダー21内部に、モータ29により電動駆動されるシャッタ本体23を直動ガイド24に沿って往復移動可能に設け、このシャッタ本体23により開口部21aを透過される光束を遮光可能とする構成としたので、シャッタ装置100をスライダー挿入口12に装着するのみで、顕微鏡に簡単にシャッタ機能を付加することができる。
また、シャッタ装置100を装着するのに、顕微鏡の設計変更などが全く必要ないので、従来のシャッタ機能を付加するため、顕微鏡の基本的な設計を変更する必要があったものと比べ、価格的に大幅に安価にできる。さらに、シャッタ装置100をスライダー挿入口12に着脱するのみのため、コンパクトに顕微鏡に装着することができる。
さらに、シャッタ装置100は、顕微鏡本体1の外部に突出部部(モータ29を含む駆動部)もコンパクトな形状のため、顕微鏡操作を妨げるようなことはない。
さらに、シャッタ装置100が故障した場合も、顕微鏡への装着を解除して外部に外せば、顕微鏡本体1を分解することなく、シャッタ装置100の点検、修理を容易に行なうことができる。
一方、現在、通常の顕微鏡を所有しているユーザが、新たにレーザー走査型顕微鏡の購入を希望するような場合、現状の顕微鏡をバージョンアップする形で、スキャンユニット82とともに、スキャンユニット11を接続する落射投光管6を購入すればよく、非常に安価にレーザ走査型顕微鏡を構築できる。また、このバージョンアップされた顕微鏡は、通常の検鏡法も使用できるので、スペースの無駄のない多機能の顕微鏡を実現できる。
また、既存の顕微鏡を流用する方法には、アフォーカルな光学系、例えば鏡筒9と落射投光管6の間に中間ユニットとしてシャッタ装置を設けることも考えられるが、このようにすると、接眼レンズ10の位置が中間ユニットの分だけ上がってしまい、検鏡者の目の位置、すなわちアイポイントがずれてしまう。これに対し、本発明のスライダー挿入口12を利用することにより、アイポイントのずれを皆無にできる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。
図4(a)(b)は、図1で述べたレーザ走査型顕微鏡に適用されるシャッタ装置の概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を付している。
この場合、シャッタ本体41は、黒い金属製の板状材で、通常の光やレーザ光は透過できない遮光板からなっている。シャッタ本体41は、シャッタスライダー21底面の長手方向に沿って設けられた溝部21bの中に落とし込まれ、この溝部21bに沿って直線方向に往復移動できるようになっている。
シャッタ本体41の移動方向に沿って棒状のラック42が配置されている。このラック42もシャッタ本体41と同じ溝部21bに沿って直線方向に往復移動できるようになっている。
ラック42には、側縁部に沿って歯42aが形成されている。また、ラック42には、連結部材431によりシャッタ本体41が連結固定されている。
ラック42に近接してモータ43が配置されている。このモータ43は、平らで薄い円形をしたもので、シャッタスライダー21上に固定されている。また、モータ43は、回転軸先端に歯車44が設けられている。この歯車44はラック42の歯42aと噛合っていてる。これにより、モータ43の回転軸を反時計方向に回転させると、歯車44を介してラック42が図示左方向に移動し、連結部材431を介してシャッタ本体41を図示左方向に移動させて開口部21aを開放し、逆に、モータ43の回転軸を時計方向に回転させると、歯車44を介してラック42が図示右方向に移動し、連結部材431を介してシャッタ本体41を図示右方向に移動させて開口部21aを塞いで光路を遮断するようにしている。
ラック42には、一体に押圧部材45が設けられている。押圧部材45に対応してマイクロスイッチ46が配置されている。このマイクロスイッチ46も、シャッタ本体41が開口部21a上に位置され光路を遮断した状態で、押圧部材45により押圧されてオン動作するようになっている。この場合も、マイクロスイッチ46は、2個用意して、安全上、片方が故障しても、もう片方でシャッタ本体41の状態を正しく検出できるようにしてもよい。
マイクロスイッチ46は、ケーブル101を介してスキャンユニット11に接続されている。
その他は、図2と同様である。
従って、このようにすれば、モータ43として平らで薄い円形をしたものを用い、このようなモータ43の上側にラック42を配置する構成としたので、第1の実施の形態より、モータなどの駆動部を収容する幅広の端部の形状をコンパクトにできる。
また、歯車44によりラック42を駆動するようにしているため、顕微鏡側からの液体や異物が侵入したような場合も、ラック42を確実に駆動できるので、シャッタ本体41の溝部21bに対する摺動抵抗が増したときにも、確実にシャッタ本体23を開閉動作ができる利点がある。さらにモータ29をステッピングモータにすることで、必要な回転角度でシャッタ本体23の位置を精度よく制御できるので、図2で述べたストッパ25のようなストップ機構も不要にできる。(第3の実施の形態)
次に、本発明の第3の実施の形態を説明する。
図5(a)(b)は、図1で述べたレーザ走査型顕微鏡に適用されるシャッタ装置の概略構成を示すもので、図2と同一部分には、同符号を付している。
この場合も、シャッタ本体51は、通常の光やレーザ光は透過できない遮光板からなっている。シャッタ本体51は、シャッタスライダー21底面の長手方向に沿って設けられた溝部21bの中に落とし込まれ、この溝部21bに沿って直線方向に往復移動できるようになっている。
シャッタ本体51の移動方向の延長線上にモータ52が配置されている。このモータ52は、平らで薄い円形をしたもので、シャッタスライダー21上に固定されている。また、モータ52は、回転軸先端にプーリ53が設けられている。
プーリ53には、ワイヤー54が架けられている。ワイヤー54は、リング状になっていて、プーリ53の他に、シャッタスライダー21の溝部21b周囲に配置された4個の滑車55a〜55dにも架けられている。そして、この状態から、モータ52の位置を調整して、ワイヤー54に適度な張りを与えることにより、モータ52の回転をワイヤー54に伝えてワイヤー54全体を回転させるようにしている。
ワイヤー54には、シャッタ本体51が固定されている。これにより、モータ52の回転軸を反時計方向に回転させると、プーリ53を介してワイヤー54も反時計方向に回転し、シャッタ本体51を図示左方向に移動させて開口部21aを開放し、逆に、モータ52の回転軸を時計方向に回転させると、プーリ53を介してワイヤー54も時計方向に回転し、シャッタ本体51を図示右方向に移動させて開口部21aを塞いで光路を遮断するようにしている。
その他は、図2と同様である。
従って、このようにしてもモータ52として平らで薄い円形をしたものを用い、このようなモータ52の上側にワイヤー54を配置する構成としたので、第2の実施の形態と同様な効果を得られる。
また、シャッタ本体51の移動量の制御も、モータ52をステッピングモータとすることで容易に行なうことができ、さらに、ワイヤー54の一部に、図示しないマイクロスイッチの押圧部材を設け、シャッタ本体51が開口部21aを完全に塞いだ時に、マイクロスイッチを押すようにすれば、第1の実施の形態で述べたと同様な機能を得られる。
(第4の実施の形態)
次に、本発明の第4の実施の形態を説明する。
図6は、図1で述べたレーザ走査型顕微鏡に適用されるシャッタ装置の概略構成を示すもので、図4と同一部分には、同符号を付している。
この場合、シャッタ本体61には、通常の光を遮断する遮光板61aと光学素子62がシャッタ本体61の移動方向に並べて設けられている。シャッタ本体61は、シャッタスライダー21底面の長手方向に沿って設けられた溝部21bの中に落とし込まれ、この溝部21bに沿って直線方向に往復移動できるようになっている。
シャッタ本体61の移動方向に沿って側縁部に沿って歯63aが形成された棒状のラック63が配置されている。このラック63もシャッタ本体61と同じ溝部21bに沿って直線方向に往復移動できるようになっている。この場合、ラック63は、図4に示すラック42に比べて十分に長いものが用いられ、これに伴ない、シャッタ本体61およびラック63が落とし込まれる溝部21bも、これらシャッタ本体61およびラック63の移動方向に十分に長くなっている。
これにより、長いストロークをシャッタ本体61は、移動できることになり、開口部21aに対して通常の光を遮断する遮光板61aと光学素子62を選択的に位置決めできるようになっている。つまり、遮光板61aが開口部21a上に位置されるときは、開口部21aを塞いで光路を遮断し、光学素子62が開口部21a上に位置されるときは、通常の検鏡法に対応できることになる。
その他は、図4と同様である。
従って、このようにすれば、モータ43の制御によりラック63を介してシャッタ本体61を駆動することで、光路開放、光路遮断および光路への光学素子62の挿入の3つのポジションを任意に選択できることになる。この場合、シャッタ本体61による光路遮断のときだけは、押圧部材45がマイクロスイッチ46を押してオンさせるようになっており、この時はレーザー安全装置としての機能も果たすことができる。
このような構成では、装置全体としては若干大型化するが、本来の検鏡法を犠牲にすることなく、シャッタ機能を持たせることができる。また、シャッタ本体61への光学素子62の取付けを着脱自在に構成すれば、光学素子62を変更するだけで、様々な検鏡法にも対応できるようになり、さらに、自動的に光学素子62を挿脱することもできる。
なお、上述した実施の形態では、正立型顕微鏡をベースにしたレーザ走査型顕微鏡について述べたが、倒立型顕微鏡をベースにしたレーザ走査型顕微鏡にも適用できる。
図7は、かかるレーザ走査型顕微鏡の概略構成を示すもので、71は顕微鏡本体で、この顕微鏡本体71には、ステージ72が配置されている。このステージ72上には標本73が載置されている。顕微鏡本体71には、ステージ72上方に向け照明支柱74が設けられている。この照明支柱74は、先端部をほぼ直角に折り曲げられ、この先端部がステージ72面に対して水平方向に配置されている。照明支柱74の先端部には、透過照明用の光源75が設けられている。また、照明支柱74の先端部には、コンデンサ76が設けられている。このコンデンサ76は、光源75の照明光路上に配置されており、光源75からの照明光を標本73の位置に集光するようになっている。
ステージ72の下方には、対物レンズ77が配置されている。対物レンズ77は、倍率の異なる複数本がレボルバー78に保持されている。レボルバー78は、回転操作可能になっていて、複数本の対物レンズ77を択一的に光軸O上に位置させるようになっている。また、レボルバー78は、顕微鏡本体71に図示しない保持部材を介して保持されるとともに、焦準ハンドル791の操作により光軸Oに沿って上下動され、ステージ72と対物レンズ77との相対距離を変化させ、標本73のピント合わせを可能にしている。
レボルバー78下方の光軸O上には、図示しない反射ミラーが設けられ、標本73を透過し対物レンズ77より拡大された観察像を斜め上方向(水平に対し45°の角度)に反射させるようにしている。そして、反射ミラーで反射された観察像は、リレー光学系でリレーされ、観察手段として観察鏡筒79に取り付けられた接眼レンズ80に入射し、観察者により目視観察されるようになっている。
一方、顕微鏡本体71には、落射投光管81が接続されている。落射投光管81には、スキャンユニット82が設けられている。スキャンユニット82には、図示しないファイバーを介してレーザ光源や光検出手段が接続されている。スキャンユニット82は、図示しない互いに直交方向に走査される走査ミラーを有し、これら走査ミラーによりレーザ光源からのレーザ光を2次元方向に偏向するようにしている。そして、スキャンユニット82で2次元偏向された光は、落射投光管81を通って対物レンズ77が位置される観察光路の光軸O上に折り返され、対物レンズ77を透過し標本73上の集光点で光学的に2次元走査される。また、標本73から発生した光は、対物レンズ77に取り込まれ、再び落射投光管81を通ってスキャンユニット82に戻され、図示しない光検出手段により光強度が検出されるとともに、パソコンなどを経由してモニタに表示される。
このように構成されたレーザ走査型顕微鏡についても、ステージ72上の標本73の位置決めなどを行なう場合、光源75からの透過照明光をコンデンサ76を介してステージ72上の標本73に透過させ、この透過光による観察像を接眼レンズ80により検鏡者が目視観察するようにしており、このとき、対物レンズ77が位置する観察光路上で、レーザ光の通る光路と一緒になる部分が存在している。
そこで、この場合もレーザ光が接眼レンズ80側の肉眼観察光路に入り込まないようにするための対策に、スライダー挿入口83が利用される。このスライダー挿入口83は、接眼レンズ80側の肉眼観察光路に配置され、アナライザーなどの特殊な光学素子を観察光路に挿入するためのものである。このようなスライダー挿入口83に対して上述したシャッタ装置が装着される。
従って、このようにしても、上述した正立型顕微鏡をベースにしたものと同様に、シャッタ装置を図示しないケーブルによりスキャンユニット82に接続することにより、シャッタ本体の光路に対する自動挿脱動作やマイクロスイッチのオンオフ動作により、レーザ光が接眼レンズ80側の肉眼観察光路に入り込むのを防止できる安全装置として動作させることができる。また、ベースとなる倒立型顕微鏡は、スキャンユニット82が接続される落射投光管81のみを専用化するだけで、あとは通常の光学顕微鏡と同じものを使用することができるので、顕微鏡全体のコストを大幅に低減することもできる。さらに、このような倒立型顕微鏡をベースとしたものでは、ステージ72上で液体をこぼしたりすると、光路上に落ちてくることがあるが、シャッタ装置は、シャッタ本体の駆動部が顕微鏡外部にあるので、このときの影響を受けることがなく、故障の原因になりにくいという利点がある。
その他、本発明は、上記実施の形態に限定されるものでなく、実施段階では、その要旨を変更しない範囲で種々変形することが可能である。例えば、上述した実施の形態では、シャッタ本体23(41、51、61)は、直線的に往復移動するものを述べたが、例えば、シャッタ本体を回転移動する形でシャッタスライダー21内で光路へ挿脱する方法や、シャッタ本体23(41、51、61)を絞りのように分割した複数の遮光板から構成して、光路を開閉するようにしたものであってもよい。また、顕微鏡の光学素子挿入口を潰したくない(本来の目的に使用するために残しておきたい)場合は、顕微鏡の平行光路部分(例えば、図1の落射投光管6と鏡筒9の間)に、シャッタ挿入口を形成した嵩上げ部材を取り付ければ、顕微鏡の光学素子挿入口を使わずに、本発明のシャッタ装置を装着できる。さらに、上述した実施の形態では、レーザ光を確実に遮断するためメカニカルなシャッタ機構を用いたが、例えば、液晶を使用したシャッタ装置を用いることができる。この場合、モータやシャッタ本体の代わりに液晶パネルと、その駆動回路が用いられる。このような液晶を使用する場合、液晶パネルを2個所に配置して、一方が故障しても、もう一方で光路を遮断できるようにして2次故障まで保障するようにすれば、より安全にレーザ光を遮断することができる。また、液晶によれば、占有スペースを考えた場合、非常にコンパクトにでき、現在用いられているスライダーと同様な取り扱いをすることができる。
さらに、上記実施の形態には、種々の段階の発明が含まれており、開示されている複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出できる。例えば、実施の形態に示されている全構成要件から幾つかの構成要件が削除されても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題を解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除された構成が発明として抽出できる。
本発明のシャッタ装置が適用される正立型光学顕微鏡をベースにしたレーザ走査型顕微鏡の概略構成を示す図。 本発明の第1の実施の形態のシャッタ装置の概略構成を示す図。 第1の実施の形態に適用されるシャッタ装置の固定構造を示す図。 本発明の第2の実施の形態のシャッタ装置の概略構成を示す図。 本発明の第3の実施の形態のシャッタ装置の概略構成を示す図。 本発明の第4の実施の形態のシャッタ装置の概略構成を示す図。 本発明のシャッタ装置が適用される倒立型光学顕微鏡をベースにしたレーザ走査型顕微鏡の概略構成を示す図。
符号の説明
1…顕微鏡本体、1a…ベース、1b…胴部
2…ステージ、3…標本、4…コンデンサ
5…透過照明装置、6…落射投光管、7…レボルバ
8…対物レンズ、9…鏡筒、10…接眼レンズ
11…スキャンユニット、12…スライダー挿入口
13a…ザグリ、13b…タップ、14…V溝
151…ビス、152…タップ、16…ビス
100…シャッタ装置、21…シャッタスライダー、21a…開口部
21b…溝部、22…カバー、23…シャッタ本体
23a…開口部、24…直動ガイド、241…レール
242…可動部、25…ストッパ、26…押圧部材
27.28…マイクロスイッチ、29…モータ
30…モータ押え、31…プーリ軸、32…弾性部材
33…弾性部材、41…シャッタ本体、42…ラック
42a…歯、431…連結部材、43…モータ
44…歯車、45…押圧部材、46…マイクロスイッチ
51…シャッタ本体、52…モータ、53…プーリ
54…ワイヤー、55a〜55d…滑車、61…シャッタ本体
61a…遮光板、62…光学素子、63…ラック
71…顕微鏡本体、72…ステージ、73…標本
74…照明支柱、75…光源、76…コンデンサ
77…対物レンズ、78…レボルバー、791…焦準ハンドル
79…観察鏡筒、80…接眼レンズ
81…落射投光管、82…スキャンユニット
83…スライダー挿入口

Claims (7)

  1. 光束が透過する透過穴を有する装置本体と、
    前記透過穴を遮光する位置と露出する位置に移動可能な遮光手段と、
    前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段と、
    前記遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることを検出する検出手段と、を備え、
    前記遮光手段と駆動手段と検出手段は前記装置本体に設けられていて、該装置本体は顕微鏡本体の観察光路に設けられた光学素子挿入口に着脱可能にしたことを特徴とするシャッタ装置。
  2. 前記装置本体が着脱される前記顕微鏡の光学素子挿入口は、光学素子としてアナライザーを挿入可能であり、かつ前記顕微鏡の肉眼観察光路に設けられた挿入口であることを特徴とする請求項記載のシャッタ装置。
  3. 前記装置本体は、前記遮光手段とともに光学素子が設けられ、該光学素子は、前記駆動手段により駆動され前記透過穴の位置に挿脱されることを特徴とする請求項1記載のシャッタ装置。
  4. 前記駆動手段は、電動駆動源とこの駆動源からの駆動力を前記遮光手段へ伝達する伝達手段とを備え、
    前記装置本体は、前記顕微鏡本体の光学素子挿入口内部に挿入される幅狭部と、挿入されない幅広部を有し、前記透過穴及び前記遮光手段は前記幅狭部に設けられ、前記電動駆動源は、前記幅広部に設けられていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一記載のシャッタ装置。
  5. レーザ光を走査するスキャンユニットと、対物レンズと肉眼観察光路とを有する顕微鏡本体とを備え、前記スキャンユニットで走査されたレーザ光が前記対物レンズの光路に導入されて標本のレーザ走査を行うとともに、前記肉眼観察光路により前記標本の観察像を目視観察できるレーザ走査型顕微鏡において、
    前記顕微鏡本体の肉眼観察光路に設けられたスライダ挿入口と、
    光束透過穴、この透過穴を遮光する位置と露出する位置とに移動可能な遮光手段と、前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段および前記遮光手段の位置を検出する検出手段を有し、前記スライダ挿入口に挿入されるシャッタ装置とを備え、
    前記シャッタ装置の遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることが前記検出手段によって検出された場合に、前記スキャンユニットに前記レーザ光が供給されることを特徴とするレーザ走査型顕微鏡。
  6. 前記スライダ挿入口は、前記肉眼観察光路に挿脱するアナライザーを挿入可能な光学素子挿入口であることを特徴とする請求項5記載のレーザ走査型顕微鏡。
  7. 紫外線を発生する光源と、対物レンズと肉眼観察光路とを有する顕微鏡本体とを備え、前記紫外線を用いた標本観察と、前記肉眼観察光路による前記標本の観察像を目視観察が可能な顕微鏡において、
    前記顕微鏡本体の肉眼観察光路に設けられたスライダ挿入口と、
    光束透過穴、この透過穴を遮光する位置と露出する位置とに移動可能な遮光手段と、前記遮光手段を電動で駆動させる駆動手段および前記遮光手段の位置を検出する検出手段を有し、前記スライダ挿入口に挿入されるシャッタ装置とを備え、
    前記シャッタ装置の遮光手段が前記透過穴を遮光する位置にあることが前記検出手段によって検出されない場合には前記紫外線を使用できないようにすることを特徴とする顕微鏡。
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