WO2007049452A1

WO2007049452A1 - 情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラム

Info

Publication number: WO2007049452A1
Application number: PCT/JP2006/320100
Authority: WO
Inventors: Hiroyuki Takeuchi; Shinichi Kimura
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2005-10-28
Filing date: 2006-10-06
Publication date: 2007-05-03
Also published as: US20090016704A1; JPWO2007049452A1; CN101297366A

Abstract

　先頭の識別パターンが誤判定されたり、取得できなかった時でも、その後の識別パターン及び該識別パターンに該当するフレームを取得して保持し、取得した識別パターンが切り替わった時点における識別パターンの情報により、その識別パターンの位置を判断し、それまでに取得したすべてのフレームの位置を一意に算出することで、傷等によってプレアンブル識別パターンを正しく検出できない場合でも、ブロック中の各フレームの位置を正しく検出して、確実にデータを復調できるようにする。

Description

明細書

情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラム

技術分野

[0001] 本発明は、光ディスクから、より確実に BCA領域（Burst Cutting Area)の情報を取得する情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラムに関する。背景技術

[0002] 例えば、高画質のディジタルビデオ信号等のディジタルデータを光学的に記録したディスク記録媒体として、再生専用である DVD (Digital Versatile Disc又は Digi tal Video Disc)が広く知られている。また、この DVDフォーマットを用いて追記や書き換えを可能としたディスク記録媒体として、 DVD—R(DVD—Recordable)、 D VD-RW (DVD -Rewritable) , DVD -RAM (DVD -Random Access Me mory)が汎用化されつつある。

[0003] さらに、 405nmの波長の青色レーザ光と、レーザ開口数（NA)が 0. 85の対物レンズとの組み合わせを用いて、トラックピッチが 0. 32 m、線密度力 O. 12 /z mZビットで、直径が 120mmでありながらも、約 23Gバイト以上という大容量を可能とした次世代光ディスクの Blu— Rayが商品化されはじめている。

[0004] この次世代光ディスクにおいては、基板上に記録層が形成され、その記録層の上に、さらに、約 0. 1mmの厚さの透明カバー層が形成され、レーザ光は、前記 0. lm mの厚さの透明カバー層を介して記録層に照射される。なお、前記透明カバー層は、優れた光学的特性を追求するためのものであり、さらに該カバー層には、引つかき傷による影響をできるだけ小さくするために、ハードコートが施される。

[0005] ところで、現行の DVDでは、 0. 6mm厚の透明な基板側からレーザ光が照射されている。よって、現行の DVDにおいても、前述した次世代光ディスクのように透明力バー層を薄くすれば、レーザ光の記録層上のスポット径を小さくできると考えられる。

[0006] し力し、レーザ光の記録層上のスポット径を小さくすると、スポット径が大きいときにはあまり影響を受けな力つたサイズのゴミ、チリ等により、大きな影響を受けることになる。 [0007] このため、透明カバー層が薄い次世代光ディスクのデータを再生する場合には、現行の DVDに比べて、データの先頭を検出するための識別パターンなどを正しく検出できず、データを再生できない問題が発生するケースが増えることが予想される。

[0008] そしてこの問題は、光ディスクのコンテンツデータが記録されるデータエリアは勿論、ディスク IDが記録される BCA領域（Burst Cutting Area)においても同様に起こりえるものである。

[0009] ここで、ゴミゃ傷などの影響によりブロックの先頭を識別する識別パターンを正しく検出できなくても、確実にメインデータを復調できるようにする従来技術として、記録再生単位であるブロックの先頭を識別する識別パターンに加え、該ブロックを構成するすべての小ブロックの先頭フレームに、他のフレームに配置される識別パターンとは異なる特定の識別パターンを割り当て、さらにそれぞれの小ブロックの先頭フレームに、各小ブロックを識別する識別データを割り当てるようにすることで、前記ブロックの先頭を識別する識別パターンを正しく検出できな力つたとしても、各小ブロックに割り当てられる所定の識別パターンを検出することにより、前記各ブロックの先頭を検出することができるようにしたものがある（特許文献 1参照)。

特許文献 1：特開平 11― 73738号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0010] しかしながら、前述した方法は、 Blu— Rayの BCA領域や、 DVDの BCA領域などの、すでに記録済みの領域に対しては、その記録済みの領域の前に、特定の識別ノターンを新たに書き込むことができないため、使用することができない。従って、前述した BCA領域などの既に記録済みの領域においては、ゴミゃ傷等により、記録再生単位のブロックの先頭を検出する識別パターンを検出することができなければ、前述した従来方法によっても、そのブロックの先頭を認識することができず、そのブロックを再生することはできない、という課題があった。

[0011] 特に、前述した BCA領域については、その他のユーザー領域とは異なり、先頭フレームの前には何も記録されていないため、その手前のフレームで得られる情報から、 BCA領域の先頭フレームを検出することは不可能であった。 [0012] 本発明は、前記課題に鑑みてなされたものであり、傷、ホコリ等によって、ブロックの先頭に割り当てられた識別パターンを正しく検出できない場合でも、先頭フレームを正しく検出して、確実にデータを復調することができる情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラムを提供することを目的とする。

課題を解決するための手段

[0013] 前記課題を解決するために、本発明に力かる情報再生装置は、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、前記フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記フレームブロック内の各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位にして、記録されたデータを再生する情報再生装置において、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得したフレーム識別パターンと異なるか否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部においてその 1つ前に取得したフレーム識別パターンと異なると検出されたフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えた、ことを特徴とするものである。

[0014] これにより、前記情報再生装置にお!/、て、前記プリアンブル識別パターンを取得できなかった、あるいは取得しなかったとしても、前記プリアンブルフレームと、該プリアンブルフレームをその前に有するフレームブロックからなるブロックを単位に記録された記録データを、確実に再生することができる。

[0015] さらに、前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろに、前記各フレーム識別パターン、及び前記プリアンブル識別パターンのヽずれとも異なる最終識別パターンを有する、ものである。 [0016] さらに、前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろに、ポストアンブルフレームを有する、ものである。

[0017] さらに、前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろであって、前記最終識別パターンの前に、ポストアンブルフレームを有する、ものである。

[0018] さらに、本発明の情報再生装置は、前記フレーム情報検出部は、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、そのカウント値が所定回数に達した力否かを検出するものであり、前記フレーム位置検出部は、前記フレーム情報検出部において前記カウント値が所定回数に達したと検出されたフレームに配置されたフレーム識別パターンに基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、ものである。

[0019] これにより、前記情報再生装置にお!/、て、前記プリアンブル識別パターンを取得できな力つた、あるいは取得しな力つたとしても、前記フレーム識別パターンが所定数連続して同一であったこと、および該フレーム識別パターンの情報に基づいて、それ以前に取得した各々のフレームが該フレームを含む前記ブロック内のどのフレーム位置に位置するかを、算出することができる。

[0020] さらに、本発明の情報再生装置は、前記フレーム情報検出部は、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンが、前記最終識別パターン、もしくはポストアンブルフレームである力否かを検出し、前記フレーム位置検出部は、前記フレーム情報検出部において前記最終識別パターン、もしくはポストアンブルフレームを検出したときは、その一つ前に取得したフレームが有するフレーム識別パターンに基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、ものである。

[0021] これにより、前記情報再生装置において、前記プリアンブル識別パターンを取得できな力つた、あるいは取得しな力つたとしても、前記ブロック内の最終識別パターン、もしくはポストアンブルフレームを検出したとき、これに基づき、それ以前に取得した各フレームの前記フレームブロック内のフレーム位置を算出することができる。

[0022] また、本発明にかかる情報再生装置は、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、該フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによってエラー訂正ブロックが形成され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記エラー訂正ブロック内の各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位にして、記録されたデータを再生する情報再生装置において、前記各フレーム識別パターンを含む前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンの数をカウントし、そのカウント値が前記所定数に達した力否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部で所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降において、前記フレーム情報取得部で前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出部と、前記エラー訂正状況検出部で最適なエラー訂正結果が検出された所定数のフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えたことを特徴とするものである。

これにより、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しなかつたとしても、前記エラー訂正ブロックを含むフレームブロックと、前記プリアンブルフレームとからなるブロックを単位に記録された記録データを、確実に再生することができる。また、本発明にかかる情報再生方法は、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、前記フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンプルフレームとにより構成されるブロックを単位にして、記録されたデータを再生する情報再生方法において、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得した識別パターンと異なるか否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップにおいて前記フレーム識別パターンが異なると検出された時点で、最後に取得されたフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得ステップで取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、を含む、ものである。

[0024] これにより、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームとを単位にして、データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しなかつたとしても、前記記録データを確実に再生することができる。

[0025] さらに、本発明の情報再生方法は、前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、その値が所定回数に達した力否かを検出するものであり、前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにおいて所定回数に達したと検出された時点で、最後に検出されたフレームに配置されたフレーム識別パターンに基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するものである。

[0026] これにより、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームとを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、前記フレーム識別パターンが所定数連続して同一であったときの、フレーム識別パターンの情報に基づいて、それ以前に取得した各フレームの前記フレームブロック内のフレーム位置を算出することができる。

[0027] さらに、本発明の情報再生方法は、前記フレーム情報検出ステップ力前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンは、前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームであるか否かを検出するものであり、前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにお、て前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームを検出した時点で、その一つ前に取得したフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するものである。

[0028] これにより、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームとを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しなかったとしても、前記ブロック内の最終識別パターン、もしくはポストアンブルフレームを検出した時点で、それ以前に取得した各フレームの前記ブロック内のフレーム位置を算出することができる。

[0029] また、本発明の情報再生方法は、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、前記フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによって、エラー訂正ブロックが形成され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンプルフレームとにより構成されるブロックを単位にして、記録データを再生する情報再生方法において、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンの数をカウントし、その値が所定数に達したカゝ否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップで所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降にぉ、て、前記フレーム情報取得ステップで前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出ステップと、前記エラー訂正状況検出ステップで最適なエラー訂正結果が検出された時点で、該最適なエラー訂正が実施された所定数のフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、を含むものである。

[0030] これにより、前記フレームブロックとプリアンブルフレームとを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しなかったとしても、前記記録データを、確実に再生することができる。

[0031] また、本発明の情報再生プログラムは、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、前記フレームブロックの前にプリアンブルフレームが配置され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位として、記録データを再生する情報再生処理を、コンピュータにより実行させるための情報再生プログラムであって、前記各フレーム識別パターンを含む前記フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが、その一つ前に取得した識別パターンと異なる力否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップにおいて前記フレーム識別パターンが異なると検出された時点で、最後に取得されたフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得ステップで取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、をコンピュータに実行させる、ものである。

[0032] これにより、情報再生装置において、前記フレームブロックと、前記プリアンブル識別パターンとからなるブロックを単位にして、記録データを再生する際に、前記ブリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しなかったとしても、前記記録データを確実に再生することができる。

[0033] さらに、本発明の情報再生プログラムは、前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、その値が所定回数に達した力否かを検出し、前記フレーム位置検出ステツプは、前記フレーム情報検出ステップにおいて所定回数に達したと検出された時点で、最後に検出されたフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、ものである。

[0034] これにより、情報再生装置において、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームとを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、前記フレーム識別パターンが所定数連続して同一であったときの、フレーム識別パターンの情報に基づいて、それ以前に取得した各フレームの前記フレームブロック内のフレーム位置を算出することができる。

[0035] さらに、本発明の情報再生プログラムは、前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが、前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームであるか否かを検出し、前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにお!、て前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームを検出した時点で、その一つ前に取得したフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、ものである。

[0036] これにより、情報再生装置において、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームと力もなるブロックを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、前記ブロック内の最終識別パターンもしくは検出ポストアンブルフレームを検出した時点で、それ以前に取得した各フレームの前記フレームブロック内のフレーム位置を算出することができる。

[0037] また、本発明の情報再生プログラムは、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりブロックが形成され、該フレームブロック前に、プリアンブルフレームが配置され、前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによつてエラー訂正ブロックが形成され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとからなるブロックを単位にして、記録データを情報再生装置で再生する情報再生処理を、コンピュータに実行させるための情報再生プログラムであって、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置されたデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン数をカウントし、そのカウント値が所定数に達した力否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップで所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降において、前記フレーム情報取得ステップで前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出ステップと、前記エラー訂正状況検出ステップで最適なエラー訂正結果が検出された時点で、該最適なエラー訂正が実施された所定数のフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、をコンピュータに実行させる、ものである。

[0038] これにより、情報再生装置において、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームと力もなるブロックを単位にして、記録データを再生する際に、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、前記記録データを確実に再生することができる。

発明の効果

[0039] 本発明の情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラムによれば、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、前記フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記フレームブロック内の各フレーム識別パターンとは異なるプリアンプノレ識別ノターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位にして記録された記録データを再生する情報再生装置において、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンが、その一つ前に取得したフレーム識別パターンと異なる力否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部においてその 1つ前に取得したフレーム識別パターンと異なると検出されたフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えたので、前記フレームブロックと、プリアンブルフレームとよりなるブロックを単位にして、記録データを再生する際、前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、該記録データを確実に再生することがでさる。

[0040] さらに、前記フレームブロックの後に、前記識別パターンあるいは前記プリアンプノレ識別パターンとは異なる最終識別パターンまたはポストアンブルフレーム、ある、はその両方を配置し、前記フレーム情報検出部により、該最終識別パターンあるいはポストアンブルフレームを検出し、該検出した両者を元に、前記フレーム位置検出部により、フレーム位置算出部において、前記フレーム情報取得部で取得し保持していた全てのフレームが前記ブロック内のどの位置のフレームであるかを算出するようにしたので、前記記録データ中のプリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、該記録データを確実に再生することができる。

[0041] また、本発明の情報再生装置、情報再生方法、及び情報再生プログラムによれば、所定データ量のデータによりフレームが形成され、複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、該フレームブロック前に、プリアンブルフレームが配置され、前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによってエラー訂正ブロックが形成され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記フレームブロック内の各フレーム識別パターンとは異なるプリアンプル識別パターンを有し、前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームにより構成されるブロックを単位にして記録されたデータを再生する情報再生装置において、前記各フレーム識別パターンを含む前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンの数をカウントし、そのカウント値が前記所定数に達したカゝ否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部で所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降において、前記フレーム情報取得部で前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出部と、前記エラー訂正状況検出部で最適なエラー訂正結果が検出された所定数のフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えたので、前記記録データの前記プリアンブル識別パターンを取得できない、あるいは取得しな力つたとしても、該記録データを確実に再生することができる。

図面の簡単な説明

[図 1]図 1は、本発明の実施の形態 1〜3における情報再生装置の構成を示す図である。

[図 2]図 2は、本発明の実施の形態 1〜3における情報再生装置で再生処理する記録データの構成図である。

[図 3]図 3は、本発明の実施の形態 1における情報再生装置において、プリアンブル識別パターンを使わずにフレーム情報の位置を割り出す一連の動作を示すフローチヤートである。

[図 4]図 4は、本発明の実施の形態 2における情報再生装置において、プリアンブル識別パターンを使わずにフレーム情報の位置を割り出す一連の動作を示すフローチヤートである。

[図 5]図 5は、本発明の実施の形態 3における情報再生装置において、プリアンブル識別パターンを使わずにフレーム情報の位置を割り出す一連の動作を示すフローチヤートである。 [図 6]図 6は、本発明の実施の形態 4における情報再生装置の構成を示す図である。

[図 7]図 7は、本発明の実施の形態 4における情報再生装置で再生処理する記録データの構成図である。

[図 8]図 8は、本発明の実施の形態 4における情報再生装置において、プリアンブル識別パターンを使わずにフレーム情報の位置を割り出す一連の動作を示すフローチヤートである。

符号の説明

100, 300 再生処理部

101, 301 フレーム情報取得部

102, 302 フレーム情報検出部

103, 303 フレーム位置算出部

104 データ保持部

110 ピックアップ

111 アンプ

112 AZD変換部

113 変復調部

200， 400 フレーム

201, 401 フレームブロック

202, 402 プリアンブルフレーム

203, 403 識別パターン

204, 404 プリアンブル識別パタ

205, 405 最終識別パターン

304 エラー訂正状況検出部

400d データ

400p パリティ

406 エラー訂正ブロック

1000, 2000 情報再生装置

発明を実施するための最良の形態 [0044] (実施の形態 1)

以下、本発明の実施の形態 1による情報再生装置について、詳細に説明する。まず、図 1を用いて、本実施の形態 1による情報再生装置 1000の構成について説明する。

本実施の形態 1の情報再生装置 1000は、図 1に示すように、光ディスクの BCA領域のデータを光ピックアップ 110で読み取り、アンプ 111で増幅し、 AZD変換部 11 2でデジタル変換し、変復調部 113で復調したデータを、再生処理部 100により再生処理するものであり、該再生処理部 100は、データ保持部 104を有するフレーム情報取得部 101と、フレーム情報検出部 102と、フレーム位置算出部 103と、を備えるものである。

[0045] ここで、前記データ保持部 104は、前記フレーム情報取得部 101内である必要はなぐ別途存在しても、共通記録領域があれば、それを用いてもよぐプログラムなどで実現していれば、メモリ等を用いてもよい。

[0046] ここで、上記フレーム情報取得部 101は、前記変復調部 113の出力より、各フレームに含まれるフレーム識別パターンを検出して、該フレーム識別パターンを含む各フレームのデータを取得し、これをデータ保持部 104に保持するものであり、上記フレーム情報検出部 102は、前記フレーム情報取得部 101で取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得したフレーム識別パターンと異なる力否かを検出するものであり、

[0047] 前記フレーム位置算出部 103は、前記フレーム情報検出部 102においてその 1つ前に取得したフレーム識別パターンと異なると検出されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部 101で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するものである。

[0048] 次に、本実施の形態 1による情報再生装置 1000において、光ディスクに記録されており、再生処理されるデータの構成を、図 2を用いて説明する。

[0049] 図 2において、 200は、所定データ量のデータより形成されるフレームであり、 203 は、該フレーム 200の先頭に配置されている識別パターンであり、さらに、 201は、所定数、ここでは 32個のフレーム 200により形成されるフレームブロックである。 [0050] なお、本実施の形態 1における識別パターン 203は、各フレーム 200に一意に割り当てられているものではなぐ所定数毎、ここでは 4つのフレーム 200毎に、同一の識別パターンが割り当てられて、る。

[0051] また、 202は、前記フレームブロック 201の前に配置されているプリアンブルフレームであり、該プリアンブルフレーム 202の先頭には、前記各フレーム 200の先頭に配置される識別パターン 203とは異なる、特定の識別パターンであるプリアンブル識別パターン 204が配置されて!、る。

[0052] また、 205は、前記ブロック 201の後ろに配置される、前記各フレーム 200の識別パターン 203、及び前記プリアンブル識別パターン 204とは異なる、特定の識別パターンである最終識別パターンである。この最終識別パターン 205は、本実施の形態 1ではなくてもよい。

[0053] 以下、本実施の形態 1の情報再生装置 1000の動作について詳述する。

前述した構成を有する情報再生装置 1000は、図 2に示す、前記プリアンブル識別パターン 204がその前に配置されているフレームブロック 201を単位とする記録データを再生するものであり、前記フレーム情報取得部 101は、前記プリアンブル識別パターン 204を読み誤ることがあったり、あるいは該プリアンブル識別パターン 204を取得できなくても、あるいは取得しなくても、前記フレームブロック 201の各フレーム 200 に含まれる識別パターン 203、及び該フレーム 200のデータを取得して、これを、データ保持部 104に保持するものである。

[0054] また、前記フレーム情報検出部 102は、前記各フレーム 200の先頭に配置される識別パターン 203が、その 1つ前に取得した識別パターン 203から変化した力否かを検出するものであり、前記フレーム位置算出部 103は、前記フレーム情報検出部 102 において、前記識別パターン 203の変化を検出した際に、その検出した時点の識別パターン 203の情報に基づいて、それ以前に前記フレーム情報取得部 101で取得し保持していた各フレーム 200力前記フレームブロック 201内のどの位置のフレームに該当するかを、一意に算出するものである。

[0055] より詳細には、前記フレーム情報取得部 101で、例えば、 "SB00"、 "データ"、 "SB 00"、 "データ"、 "SB01"、 "データ"、 · ··、と読み出し、これらを、データ保持部 104 内に保持していくとともに、前記フレーム情報検出部 102にて、前記識別パターン 20 3の変化、この場合、 "SBOO"から" SB01"への変化を検出する。

[0056] そして、前記フレーム位置算出部 103では、前記フレーム情報検出部 102で識別ノターン 203の変化を検出したときの識別パターン 203の情報から、その識別パターンが付されているデータが (4n+ l)個目（n≥lの整数)であること、例えば、変化を検出した時点に取得した識別パターンが" SB01"であった場合は、その識別パターンが付されたフレームは 5個目のフレームであり、 "SB02"であった場合は、その識別パターンが付されたフレームは 9個目のフレームである、ことを割り出した後に、それ以前に前記フレーム情報取得部 101で取得し前記データ保持部 104に保持されて V、るすべてのフレーム 200のフレーム位置を逆算して割り出す。

[0057] 以下、本実施の形態 1による情報再生装置 1000において、プリアンブル識別パターン 204を使わずに、各フレーム 200のフレーム位置を割り出す一連の動作を、図 3 のフロー図を参照しながら、説明する。

[0058] まず、情報の再生を開始すると、フレーム情報取得部 101により、フレームブロック 2 01に含まれる各フレーム 200の識別パターン 203の検出を開始する（ステップ S101

) o

[0059] 前記ステップ S101で識別パターン 203を検出できれば、前記フレーム情報取得部 101により、識別パターン 203と、該識別パターン 203が先頭に配置されたフレーム 2 00内のデータとを取得し、データ保持部 104に保持する（ステップ S102)。

[0060] さらに、フレーム情報検出部 102において、前記フレーム情報取得部 101により取得した識別パターン 203が、その 1つ前に取得して保持している識別パターン 203と異なる力否かを検出する (ステップ S 103)。

[0061] 前記ステップ S 103において、今回取得した識別パターン 203と、前回取得した識別パターン 203とが同一であった場合は、再びステップ S101に戻って、識別パターン 203の検出を再開する。

[0062] 一方、前記ステップ S103において、今回取得した識別パターン 203と、前回取得した識別パターン 203とが異なり、識別パターン 203の変化を検出した場合は、フレーム位置算出部 103により、今回取得した識別パターン 203が何番目のフレームであるか、すなわち、 5番目、 9番目等である力、を割り出し、その情報に基づいて、これまでに前記フレーム情報取得部 101で取得しデータ保持部 104に保持していたフレーム 200の全てにつ!、て、そのフレームブロック 201内のフレーム位置を割り出す (ステツプ S 104)。

[0063] なお、前述した一連の動作により、前記データ保持部 104中に保持された全てのフレームの位置を割り出した後の、前記フレーム情報取得部 101で取得される各フレーム 200のフレーム位置につ!、ては、 V、ままで取得した全てのフレーム 200のフレーム位置がすでに割り出されているため、該各フレーム 200のフレーム位置を、簡単に割り出すことができる。

[0064] このように、本実施の形態 1による情報再生装置 1000によれば、図 2に示すような、プリアンブル識別パターン 204、フレームブロック 201、及び最終識別パターン 205よりなるものを単位にした記録データを再生する際に、フレーム情報取得部 101において、ブロック 201の前に配置されているプリアンブル識別パターン 204を取得できなかった、あるいは取得しな力つたとしても、前記フレーム情報取得部 101により、その後のブロック 201内の識別パターン 203、及び該識別パターンが付されたデータを取得して、フレーム保持部 104に保持するとともに、フレーム情報検出部 102で、各フレーム 200の識別パターン 203が変化する時点を検出し、該識別パターン 203が変化した時点における識別パターン 203の情報に基づいて、フレーム位置検出部 1 03にて、それ以前に前記フレーム情報取得部 101にて取得しデータ保持部 104に保持していたフレーム 200のすべてが、前記ブロック 201のどの位置のフレームであるかを割り出すようにしたので、前記フレームブロック 201内のデータを確実に再生することができ、この結果、前記記録データの再生能力を向上させることができる。

[0065] (実施の形態 2)

以下、本実施の形態 2の情報再生装置について説明する。

まず、本実施の形態 2における情報再生装置の構成について説明する。本実施の形態 2の情報再生装置は、前記実施の形態 1の情報再生装置 1000と同様に、データ保持部 104を備えるフレーム情報取得部 101と、フレーム情報検出部 1 02と、フレーム位置算出部 103と、を備えるのに加えて、前記フレーム情報検出部 1 02内に、フレーム情報取得部 101にて取得した識別パターン 203の数をカウントする識別パターンカウンタ 102a (図示せず)を、備えたものである。

[0066] 本実施の形態 2の情報再生装置で再生するデータの構成は、前記実施の形態 1における図 2に示すものと同じである。

[0067] 前記実施の形態 1では、フレーム情報検出部 102において、識別パターン 203の変化を検出し、フレーム位置算出部 103にて、その識別パターン 203が変化した時点における識別パターンの情報により、それ以前にフレーム情報取得部 101で取得し保持して!/、た全てのフレーム 200のフレーム位置を割り出すものであつたが、本実施の形態 2は、フレーム情報検出部 102において、識別パターン 203の変化を検出するとともに、該識別パターン 203が同一である回数をカウントし、同じ識別パターンが所定数続いた時点で、フレーム位置算出部 103にて、該取得した識別パターン 20 3の情報に基づいて、それ以前にフレーム情報取得部 101で取得しデータ保持部 1 04に保持して!/、た全てのフレーム 200のフレーム位置を、一意に算出するようにしたものである。

[0068] 例えば、前記フレーム情報取得部 101において、前記ブロック 201に含まれる各フレーム 200を、 "SB00"、 "データ"、 "SB00"、 "データ"、 "SB00"、 "データ"、 "SB0 0"、 "データ"、 "SB01"、 · ·と読み出し保持していく際、識別パターン 203を検出するとともに、前記フレーム情報検出部 102内に設けた識別パターンカウンタ 102aで、同一の識別パターン 203の数をカウントし、その数が所定数、例えば 4個、に到達した力否かを検出する。そして、前記フレーム位置算出部 103では、前記フレーム情報検出部 102の識別パターンカウンタ 102aのカウント値が所定数、ここでは" 4"に達したときの識別パターン 203の情報に基づいて、そのフレーム 200力 4n個目（nは、 n ≥1の整数である。）、例えば、識別パターンカウンタのカウント値" 4"となった時点に取得した識別パターンが" SB00"である場合は、そのフレーム 200は 4個目、また" S B01"である場合は、そのフレーム 200は 8個目、であることがわ力るので、それ以前に前記フレーム情報取得部 101で取得し、データ保持部 104に保持されている全てのフレームの位置を、逆算して割り出す。

[0069] 以下、本実施の形態 2の情報再生装置にお、て、プリアンブル識別パターンを使わずに、各フレーム 200のフレーム位置を割り出す一連の動作を、図 4のフロー図を参照しながら、説明する。

[0070] まず、情報の再生を開始すると、前記フレーム情報取得部 101により、識別パターン 203の検出を開始する（ステップ S201)。

[0071] 前記ステップ S201で、識別パターン 203を検出できれば、前記フレーム情報取得部 101により、該識別パターン 203と、該識別パターン 203が付されたデータとを取得し、それらをデータ保持部 104に保持する (ステップ S202)。

[0072] そして、前記フレーム情報検出部 102で、前記フレーム情報取得部 101により取得した識別パターン 203が、前回取得して保持した識別パターンと同一かを判定する（ステップ S203)。

[0073] このとき、前回取得した識別パターンと、今回取得した識別パターンとが異なっていれば、前記フレーム情報検出部 102内の識別パターンカウンタ 102aを 0クリアして（ステップ S204)、再びステップ S201〖こ戻り、前記フレーム情報取得部 101にて識別パターン 203の検出を再開する。

[0074] 一方、前記ステップ S203で、前記識別パターンが同一であれば、前記フレーム情報検出部 102内の識別パターンカウンタ 102aをカウントアップし (ステップ S205)、該識別パターンカウンタのカウント値が所定回数、ここでは 4回、に到達した力否かを確認する（ステップ S 206)。

[0075] そして、前記ステップ S206において、前記識別パターンカウンタ 102aのカウント値が所定の回数、すなわち" 4"、でない場合は、再びステップ S 201に戻り、前記フレーム情報取得部 101により識別パターン 203の検出を再開する。

[0076] 一方、前記ステップ S206で、前記識別パターンカウンタ 102aのカウント値が所定の回数、すなわち" 4"、に到達した場合は、その時点で得た識別パターンの情報に基づいて、前記フレーム位置算出部 103により、これまでに、前記フレーム情報取得部 101で取得しデータ保持部 104に保持した全てのフレーム 200力フレームブロック 201内のどの位置のフレームであつたかを割り出す (ステップ S207)。

[0077] なお、前述した一連の動作により、前記データ保持部 104中に保持された全てのフレームの位置を割り出した後に、前記フレーム情報取得部 101で取得される各フレーム 200のフレーム位置につ!、ては、 V、ままで取得した全てのフレーム 200のフレーム位置が割り出されているため、該各フレーム 200のフレーム位置を、簡単に割り出すことができる。

[0078] このように、本実施の形態 2による情報再生装置 2000によれば、前記フレーム情報取得部 101において、フレームブロック 201の前に配置されているプリアンブル識別パターン 204を取得できなくても、フレーム情報取得部 101により、ブロック 201内の識別パターン 203、及び該識別パターンが付されたデータを取得して、フレーム保持部 104に保持すると同時に、前記フレーム情報検出部 102で、各フレーム 200の識別パターン 203が前回と同一であるかを判定するとともに、その同一である回数が所定回数に到達した力否かを検出し、該同一である回数が所定回数に到達した時点における識別パターン 203の情報に基づいて、フレーム位置検出部 103にて、それより以前に取得し保持した全てのフレーム 200力前記フレームブロック 201のどの位置のフレームであるかを割り出すようにしたので、前記プリアンブル識別パターン 2 04を取得できなくても、記録データを確実に再生することができ、この結果、データの再生能力を向上することができる。

[0079] (実施の形態 3)

以下、本実施の形態 3の情報再生装置について説明する。

まず、本実施の形態 3における情報再生装置の構成について説明する。本実施の形態 3による情報再生装置は、前記実施の形態 1の情報再生装置 1000 と同様に、データ保持部 104を備えるフレーム情報取得部 101と、フレーム情報検出部 102と、フレーム位置算出部 103と、を有するものであり、また、当該情報再生装置で再生するデータの構成は、前記実施の形態 1において説明した、図 2に示すものと同じに、そのデータの最後に、最終識別パターン 205を配置したものである。

[0080] すなわち、前記実施の形態 1は、フレーム情報検出部 102において、識別パターン 203の変化を検出し、フレーム位置算出部 103にて、その識別パターン 203が変化した時点における識別パターンの情報により、それ以前にフレーム情報取得部 101 で取得し保持して、た全てのフレーム 200のフレーム位置を割り出すものであつたが、本実施の形態 3は、フレーム情報検出部 102で、最終識別パターン 205を検出し、フレーム位置算出部 103において、前記フレーム情報取得部 101により、前記最終識別パターン 205の一つ前に取得した識別パターン 203の情報に基づいて、それ以前にフレーム情報取得部 101で取得しデータ保持部 104に保持していた全てのフレーム 200のフレーム位置を、一意に算出するものである。

[0081] 例えば、前記フレーム情報取得部 101において、前記フレームブロック 201に含まれる各フレーム 200を、 "-"3813"、 "データ"、 "SB13，，、 "データ"、 "SB32"と読み出し、データ保持部 104に保持していくとともに、フレーム情報検出部 102において、該取得した識別パターン 203が最終識別パターン 205である力否かを判定する。そして、前記フレーム位置算出部 103では、前記フレーム情報検出部 102で取得した識別パターン 203が最終識別パターンであると判定されたとき、その一つ前に取得したフレーム 200力ブロック 201内の最後のフレーム、ここでは、 32個目、であることがわ力るので、それ以前に、前記フレーム情報取得部 101にて取得しデータ保持部 104に保持された全てのフレーム 200のフレーム位置を、これより逆算して割り出すようにする。

[0082] このように、本実施の形態 3は、前記フレーム情報検出部 102で最終識別パターン

205を検出すると、その一つ前のデータが、前記フレームブロック 201内の最後のデータであることがわ力ることを利用したものである。

[0083] 以下、本実施の形態 3の情報再生装置において、プリアンブル識別パターン 204を使わずに、各フレーム 200のフレーム位置を割り出す一連の動作を、図 5のフロー図を参照しながら、説明する。

[0084] まず、情報再生を開始すると、フレーム情報取得部 101により、ブロック 201の識別パターン 203の検出を開始する（ステップ S301)。

[0085] 前記ステップ S301で識別パターン 203を検出できれば、前記フレーム情報取得部

101により、識別パターン 203と、該識別パターン 203がその先頭に配置されたフレーム 200内のデータとを取得し、データ保持部 104に保持する（ステップ S302)。

[0086] さらに、前記フレーム情報検出部 102において、前記フレーム情報取得部 101により取得し、データ保持部 104に保持した識別パターン 203が、最終識別パターン 205 か否かを判定する（ステップ S303)。 [0087] ステップ S303において、取得した識別パターン 203が最終識別パターン 205でないと判断された場合は、再びステップ S301に戻って、前記フレーム情報取得部 101 にて識別パターンの検出を再開する。一方、前記ステップ S303において、取得した識別パターンが最終識別パターン 205であると判定された場合は、その一つ前に取得したフレーム 200力フレームブロック 201の最後のフレームであることがわかるため、前記フレーム位置算出部 103により、これまでに前記フレーム情報取得部 101で取得しデータ保持部 104に保持した各フレーム 200が、フレームブロック 201内のどの位置のデータであつたかを割り出す (ステップ S304)。

[0088] なお、本実施の形態 3では、前述した一連の動作が終了した時点で、前記ブロック 201内に含まれる全てのフレーム 200のフレーム位置を、割り出すことができるものである。

[0089] このように、本実施の形態 3による情報再生装置によれば、前記フレーム情報取得部 101において、プリアンブル識別パターン 204を取得できなくても、前記フレーム情報検出部 102にて、取得した識別パターン 203が最終識別パターン 205であるかを検出し、これにより、その検出された最終識別パターン 205の一つ前に取得したフレーム 200力ブロック 201に含まれる最終フレームであることに基づいて、それ以前に取得し保持した全てのフレーム 200力前記フレームブロック 201のどの位置のフレームであるかを割り出すようにしたので、前記プリアンブル識別パターン 204を取得できなくても、記録データを確実に再生することができ、この結果、データの再生能力を向上することができる。

[0090] なお、本実施の形態 3では、当該情報再生装置で再生処理する記録データの構成として、図 2に示すように、ブロック 201の後に最終識別パターン 205を設ける構成を例に挙げた力これに限るものではない。

[0091] 例えば、フレームブロック 201の後に、最終識別パターン 205ではなぐポストアンブルフレームを配置するものであってもよいし、あるいはフレームブロック 201の後に、ポストアンブルフレームを、さらにその後に、最終識別パターンを、配置するものであってもよい。

[0092] そして、前記記録データをこれらのように構成した場合は、フレーム情報検出部 10 2において、識別パターンが、最終識別パターンであるかを判定するのではなぐポストアンブルフレームであるか否かを、判定するようにすればよ！、。

[0093] (実施の形態 4)

以下、本実施の形態 4の情報再生装置について説明する。

本実施の形態 4による情報再生装置 2000は、フレームブロック中の所定数のフレームにより、エラー訂正ブロックが形成されており、該エラー訂正ブロック毎にエラー訂正を行、、最適なエラー訂正結果が得られたエラー訂正ブロックに含まれるフレームの識別パターンの情報に基づいて、それまでに取得し保持された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するものである。

[0094] まず、本実施の形態 4による情報再生装置 2000の構成を、図 6を用いて説明する本実施の形態 4の情報再生装置 2000は、図 6に示すように、光ディスクの BCA領域のデータを光ピックアップ 100で読み取り、アンプ 111で増幅し、 AZD変換部 11 2でデジタル変換し、変復調部 113で復調し、その復調したデータを、再生処理部 3 00で再生処理するものであり、該再生処理部 300は、データ保持部 104を有するフレーム情報取得部 301と、識別パターンカウンタ 302a (図示せず)を備えるフレーム情報検出部 302と、フレーム位置算出部 303と、エラー訂正を行いそのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出部 304と、を備えるものである。

[0095] ここで、本実施の形態 4の情報再生装置 2000におヽて、光ディスクに記録されており、再生処理されるデータの構成を、図 7を用いて説明する。

[0096] 図 7において、 400は、所定データ量のデータにより形成されるフレームであり、 40 3は、該フレーム 400の先頭に配置された識別パターンであり、さらに、 401は、所定数、ここでは 32個のフレーム 400により形成されるフレームブロックである。

[0097] なお、本実施の形態 4における識別パターン 403は、各フレーム 400に一意に割り当てられているものではなぐ所定数毎、ここでは 4個のフレーム毎に、同一の識別パターンが割り当てられて!/、る。

[0098] さらに、本実施の形態 4では、エラー訂正が行われる単位であるエラー訂正ブロック 406が形成されており、前記エラー訂正ブロック 406は、所定数、ここでは 4個のフレーム 400のデータ（400d)と、 4個のそれらのパリティ（400p)とよって構成されるものである。

[0099] また、 402は前記フレームブロック 401の前に配置されるプリアンブルフレームであり、そのプリアンブルフレーム 402の先頭には、前記各フレーム 400の先頭に配置される識別パターン 403とは異なる、特定のパターンであるプリアンブル識別パターン 4 04が配置されている。

[0100] また、 405は、前記フレームブロック 401の後ろに配置される、前記各フレーム 400 の識別パターン 403、及び前記プリアンブル識別パターン 404と異なる、特定のパターンである最終識別パターンである。

[0101] 以下、本実施の形態 4の情報再生装置 2000の動作につ、て詳述する。

前述した構成を有する前記情報再生装置 2000は、図 7に示す、前記プリアンブル識別パターン 404がその前に配置されているフレームブロック 401と、該プリアンブルを単位として記録された記録データを再生するものであり、前記フレーム情報取得部 301は、前記プリアンブル識別パターン 404を読み誤ることがあったり、あるいは該プリアンブル識別パターン 404を取得できなくても、あるいは取得しなくても、該フレームブロック 401の各フレーム 400に含まれる識別パターン 403、及び該フレーム 400 内のデータを取得して、データ保持部 104に保持するものである。

[0102] 前記フレーム情報検出部 302は、前記フレーム情報取得部 301で取得した識別パターン 403の数を、識另 Uノターンカウンタ 302aにてカウントアップし、そのカウント値が所定数以上、ここでは 8個以上になった力否かを判定するものであり、前記エラー訂正状況検出部 304は、前記フレーム情報検出部 302にて、上記カウント値が所定数以上になった以降、前記フレーム情報取得部 301で各フレーム 401が取得される毎に、該取得されたフレームと、これまでに取得され保持されていたフレーム力なる、所定数、ここでは、 8個、のフレームを用いてエラー訂正を実施し、適切なエラー訂正結果が得られるエラー訂正ブロック 406を検出するものであり、前記フレーム位置算出部 303は、前記エラー訂正状況検出部 304で検出されたエラー訂正ブロック 40 6に含まれる各フレーム 400の識別パターン 403の情報に基づいて、それ以前に前記フレーム情報取得部 301で取得し保持していた各フレーム 400が、前記フレームブロック 401内のどの位置のフレームに該当するかを、一意に算出するものである。

[0103] より詳細には、前記フレーム情報取得部 301で、例えば、 "SB00"、 "データ"、 "SB 00"、 "データ"、 "SB00"、 "データ"、 "SB01"、 "データ，，· ·と読み出し、データ保持部内に保持していくとともに、前記フレーム情報検出部 302にて、前記フレーム情報取得部 301で取得した識別パターン 403の数を識別パターンカウンタ 302aでカウントしていく。

[0104] そして、そのカウント値が所定数以上、ここでは" 8"以上になった以降は、前記フレーム情報取得部 301で前記フレーム 400を取得する毎に、前記エラー訂正状況検出部 304において、今回取得したフレーム 400と、これまでに取得し保持していた 7 個のフレーム 400とからなるエラー訂正ブロック 406に対して、エラー訂正処理を実施し、そのエラー訂正結果が最適なものか否かの訂正状況を検出する。

[0105] ここで、このエラー訂正は、エラー訂正ブロック 406に含まれる 8つのフレーム 400 力連続した 4個のデータ 400dと、連続した 4個のパリティ 400pという組み合わせになったときのみに、適切なエラー訂正処理を行うものであり、前記エラー訂正状況検出部 304は、連続した 4個のデータ 400dと、連続した 4個のパリティ 400pとの組み合わせよりなるエラー訂正ブロック 406を検出し、適切なエラー訂正状況を検出する、ものである。

[0106] そして、前記フレーム位置算出部 303は、前記エラー訂正状況検出部 304で検出された、最適なエラー訂正結果が得られる 8個のフレームの、該各フレーム 400に含まれる識別パターン 403の情報から、その識別パターンが付されて、る 8個のデータ力 8n+ l〜8 (n+ l)番目（n≥0の自然数）であることを認識し、それら各フレームのフレームブロック 400内のフレーム位置を割り出し、その後に、それ以前に前記フレーム情報取得部 301で取得し前記データ保持部 104に保持されているすべてのフレーム 400の位置を、逆算して割り出すものである。

[0107] 以下、本実施の形態 4による情報再生装置 2000において、プリアンブル識別パターンを使わずに、各フレーム 400のフレーム位置を割り出す一連の動作を、図 8のフロー図を参照しながら説明する。

[0108] まず、情報の再生を開始すると、フレーム情報取得部 301により、フレームブロック 4 01に含まれる各フレーム 400の識別パターン 403の検出を開始する（ステップ S401 )。前記ステップ S401で識別パターン 403を検出できれば、前記フレーム情報取得部 301により、識別パターン 403と、該識別パターン 403が先頭に配置されたデータとを取得し、データ保持部 104に保持する (ステップ S402)。

[0109] さらに、前記フレーム情報検出部 302の識別パターンカウンタ 302aにおいて、前記フレーム情報取得部 301で取得した識別パターン 403の数をカウントしていき (ステツプ S403)、そのカウンタ値力所定の回数、ここでは" 8"、に到達した力否かを確認する（ステップ S404)。

[0110] 前記ステップ S404において、所定の回数、すなわち" 8"、に到達していない場合は、再びステップ S401にもどり、前記フレーム情報取得部 301により、識別パターン 403の検出を再開する。

[0111] 一方、前記ステップ S404において、所定の回数、すなわち" 8"に到達したことを検出した場合は、エラー訂正状況検出部 304により、これまでに取得した所定数 (8個）のフレームに含まれるデータを用いて、エラー訂正を実施し (ステップ S405)、最適なエラー訂正結果が得られる力否力、そのエラー訂正状況を検出していく（ステップ S 406)。

[0112] そして、前記ステップ S406で、最適なエラー訂正結果でな、と判定された場合は、再びステップ S401にもどり、識別パターン 403の検出を再開し、一方、前記ステップ S406で最適なエラー訂正結果が得られたと判定された場合は、フレーム位置算出部 303において、所定数、ここでは 8個、のフレームの識別パターン 403の情報に基づいて、その最適なエラー訂正結果が得られた 8個のフレーム 400の、フレームブロック 401内におけるフレーム位置を割り出し、その情報に基づいて、これまでに前記フレーム情報取得部 401で取得しデータ保持部 104に保持されたフレーム 400全ての、フレームブロック 401内におけるフレーム位置を割り出す (ステップ S407)。

[0113] なお、前述した一連の動作により、前記データ保持部 104中に保持された全てのフレームの位置を割り出した後の、前記フレーム情報取得部 301で取得した各フレーム 400のフレーム位置につ!、ては、 V、ままで取得した全てのフレーム 400のフレーム位置がすでに割り出されているため、該各フレーム 400のフレーム位置を簡単に割り出すことができる。

[0114] このように、本実施の形態 4による情報再生装置 2000によれば、図 7に示すような、フレームブロック 401と、プリアンブルフレーム 402とからなるものを単位にした、かつノリティー 400pを含む記録データを再生する際に、フレーム情報取得部 301において、フレームブロック 401の前に配置されているプリアンブル識別パターン 404を取得できなかった、あるいは取得しな力つたとしても、エラー訂正状況検出部 304において、エラー訂正ブロック 406に含まれる所定数のフレーム 400を用いてエラー訂正を行い、エラー訂正情報検出部 304において、エラー訂正結果が最適であると判断されたときのエラー訂正ブロック 406に含まれる各フレームの識別パターン 403の情報に基づいて、フレーム位置検出部 303において、それ以前に前記フレーム情報取得部 401にて取得しデータ保持部 104に保持された各フレーム 400が、前記ブロック 401のどの位置のフレームであるかを割り出すようにしたので、前記プリアンブル識別パターン 404を取得できなかったとしても、記録データを確実に再生することができ、その結果、データの再生能力を向上させることができる。

産業上の利用可能性

[0115] 本発明にかかる情報再生装置は、先頭を検出する識別パターンを検出しなくても、以降のフレーム情報を再生でき、例えば、 DVD、 Blu— Rayの BCA領域の再生等として有用である。また先頭の検出を元に以降の情報を検出する場合において、データの構成が本発明と同様の条件の場合に応用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

前記フレームブロックの前に、プリアンブルフレームが配置され、

前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、

前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記フレームブロック内の各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位にして記録された記録データを再生する情報再生装置において、

前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、

前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得したフレーム識別パターンと異なる力否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部においてその一つ前に取得したフレーム識別パターンと異なると検出されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えた、

ことを特徴とする情報再生装置。

[2] 請求項 1に記載の情報再生装置にお!、て、

前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろに、前記各フレーム識別バターン、及び前記プリアンブル識別パターンの、ずれとも異なる最終識別パターンを有する、

ことを特徴とする情報再生装置。

[3] 請求項 1に記載の情報再生装置にお!、て、

前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろに、ポストアンブルフレームを有する、

ことを特徴とする情報再生装置。 [4] 請求項 2に記載の情報再生装置において、

前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろであって、前記最終識別バターンの前に、ポストアンプノレフレームを有する、

ことを特徴とする情報再生装置。

[5] 請求項 1な!、し請求項 4の、ずれかに記載の情報再生装置にお!/、て、

前記フレーム情報検出部は、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、そのカウント値が前記所定数に達したか否かを検出し、

前記フレーム位置検出部は、前記フレーム情報検出部において前記カウント値が前記所定数に達したと検出されたフレーム内のフレーム識別パターンに基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、

ことを特徴とする情報再生装置。

[6] 請求項 2な、し請求項 4の、ずれかに記載の情報再生装置にお!/、て、

前記フレーム情報検出部は、前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンが、前記最終識別パターン、もしくはポストアンブルフレームである力否かを検出し、

前記フレーム位置検出部は、前記フレーム情報検出部において前記最終識別バターン、もしくはポストアンブルフレームを検出したときは、その一つ前に取得したフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、

ことを特徴とする情報再生装置。

[7] 所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

該フレームブロック前に、プリアンブルフレームが配置され、

前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによってエラー訂正ブロックが形成され、前記各フレームは、その先頭位置に、該各フレームを識別する、所定数のフレーム毎に変化するフレーム識別パターンを有し、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームにより構成されるブロックを単位にして記録された記録データを再生する情報再生装置において、

前記各フレーム識別パターンを含む前記各フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得部と、

前記フレーム情報取得部で取得した前記フレーム識別パターンの数をカウントし、そのカウント値が前記所定数に達した力否かを検出するフレーム情報検出部と、前記フレーム情報検出部で所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降において、前記フレーム情報取得部で前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出部と、

前記エラー訂正状況検出部で最適なエラー訂正結果が検出された所定数のフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出部と、を備えた、

ことを特徴とする情報再生装置。

所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

前記プリアンブルフレームは、その先頭位置に、前記各フレーム識別パターンとは異なるプリアンブル識別パターンを有し、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成されるブロックを単位にして、記録された記録データを再生する情報再生方法にぉ、て、前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得した識別パターンと異なるか否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップにおいて前記フレーム識別パターンが異なると検出された時点で、最後に取得されたフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得ステップで取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、を含む、

ことを特徴とする情報再生方法。

[9] 請求項 8に記載の情報再生方法において、

前記記録データは、前記フレームブロックの後ろに、前記各フレーム識別パターン、及び前記プリアンブル識別パターンの、ずれとも異なる最終識別パターンが配置されている、

ことを特徴とする情報再生方法。

[10] 請求項 8に記載の情報再生方法において、

前記記録データは、前記フレームブロックの後ろに、ポストアンブルフレームが配置されている、

ことを特徴とする情報再生方法。

[11] 請求項 9に記載の情報再生方法にお!、て、

前記記録データは、前記フレームブロックの後ろであって、前記最終識別パターンの前に、ポストアンブルフレームが配置されている、

ことを特徴とする情報再生方法。

[12] 請求項 8な、し請求項 11の、ずれかに記載の情報再生方法にぉ、て、

前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、その値が所定回数に達したか否かを検出し、

前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにお、て所定回数に達したと検出された時点で、最後に検出されたフレームに配置されたフレーム識別パターンに基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、

ことを特徴とする情報再生方法。

[13] 請求項 9な、し請求項 11の、ずれかに記載の情報再生方法にぉ、て、

前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン力前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームであるカゝ否かを検出し、

前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにお、て前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームを検出した時点で、その一つ前に取得したフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づいて、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、

ことを特徴とする情報再生方法。

[14] 所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによって、エラー訂正ブロックが形成され、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとにより構成される記録ブロックを単位にして記録された記録データを、情報再生装置で再生する情報再生方法において、

前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置された前記各フレームのデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンの数をカウントし、その値が所定数に達した力否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップで、所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降において、前記フレーム情報取得ステップで前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出ステップと、

前記エラー訂正状況検出ステップで最適なエラー訂正結果が検出された時点で、該最適なエラー訂正が実施された所定数のフレームが有するフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステツプと、を含む、

ことを特徴とする情報再生方法。

所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

前記ブロックの前にプリアンブルフレームが配置され、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームにより構成されるブロックを単位として、記録データを再生する情報再生処理を、コンピュータにより実行させるための情報再生プログラムであって、

前記各フレーム識別パターンを含む前記フレームのデータを取得し保持するフレーム情報取得ステップと、

前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン力その一つ前に取得した識別パターンと異なるか否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップにおいて前記フレーム識別パターンが異なると検出された時点で、最後に取得されたフレームに配置されたフレーム識別パターンの情

、て、それまでに前記フレーム情報取得ステップで取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステップと、をコンピュータに実行させる、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

[16] 請求項 15に記載の情報再生プログラムにおいて、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

[17] 請求項 15に記載の情報再生プログラムにおいて、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

[18] 請求項 15に記載の情報再生プログラムにおいて、

前記単位記録データは、前記フレームブロックの後ろであって、前記最終識別バターンの前に、ポストアンブルフレームが配置されている、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

[19] 請求項 15ないし請求項 18のいずれかに記載の情報再生プログラムにおいて、前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターンが同一である回数をカウントし、その値が所定回数に達したか否かを検出し、

前記フレーム位置検出ステップは、前記フレーム情報検出ステップにお、て所定回数に達したと検出された時点で、最後に検出されたフレームに配置されたフレーム識別パターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出する、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

[20] 請求項 16ないし請求項 18のいずれかに記載の情報再生プログラムにおいて、前記フレーム情報検出ステップは、前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン力前記最終識別パターンもしくはポストアンブルフレームであるカゝ否かを検出し、

ことを特徴とする情報再生プログラム。

所定データ量のデータによりフレームが形成され、

複数の前記フレームによりフレームブロックが形成され、

前記フレームブロック内の所定数の前記フレームによってエラー訂正ブロックが形成され、

前記フレームブロックと、前記プリアンブルフレームとからなるブロックを単位にして、記録データを情報再生装置で再生する情報再生処理を、コンピュータに実行させるための情報再生プログラムであって、

前記各フレーム識別パターン、及び該フレーム識別パターンがその前に配置されたデータを取得して保持するフレーム情報取得ステップと、

前記フレーム情報取得ステップで取得した前記フレーム識別パターン数をカウントし、そのカウント値が所定数に達した力否かを検出するフレーム情報検出ステップと、前記フレーム情報検出ステップで所定数の前記フレーム識別パターンの取得が検出された以降にぉ、て、前記フレーム情報取得ステップで前記フレームが取得される毎に、該取得されたフレームを含む所定数のフレームを用いてエラー訂正を実施し、そのエラー訂正状況を検出するエラー訂正状況検出ステップと、前記エラー訂正状況検出ステップで最適なエラー訂正結果が検出された時点で、該最適なエラー訂正が実施された所定数のフレームに配置されたフレーム識別バターンの情報に基づ、て、それまでに前記フレーム情報取得部で取得された各フレームの、前記フレームブロック内におけるフレーム位置を算出するフレーム位置算出ステツプと、をコンピュータに実行させる、

ことを特徴とする情報再生プログラム。