JP2007226912A - オーディオディスク再生装置 - Google Patents

オーディオディスク再生装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007226912A
JP2007226912A JP2006048697A JP2006048697A JP2007226912A JP 2007226912 A JP2007226912 A JP 2007226912A JP 2006048697 A JP2006048697 A JP 2006048697A JP 2006048697 A JP2006048697 A JP 2006048697A JP 2007226912 A JP2007226912 A JP 2007226912A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
subcode
start position
song
error
reading
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006048697A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Komiyama
章 小宮山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Shinano Kenshi Co Ltd
Original Assignee
Shinano Kenshi Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Shinano Kenshi Co Ltd filed Critical Shinano Kenshi Co Ltd
Priority to JP2006048697A priority Critical patent/JP2007226912A/ja
Publication of JP2007226912A publication Critical patent/JP2007226912A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)
  • Indexing, Searching, Synchronizing, And The Amount Of Synchronization Travel Of Record Carriers (AREA)

Abstract

【課題】 サブコードの読み取りエラーが生じた場合でも再読み込みを行わず、且つ正確な時間情報を提供することができるオーディオディスク再生装置を提供する。
【解決手段】 サブコードQに基づいて相対アドレスを取得する相対アドレス取得手段24と、サブコードQに基づいて絶対アドレスを取得する絶対アドレス取得手段26と、メインデータを再生する再生手段28と、サブコードQの読み取りエラーを検出するエラー検出手段23と、オーディオデータ1フレームごとに得られる同期信号に基づいて、リードインエリアの開始位置から読み取ったフレーム数を算出するフレーム数算出手段30と、エラー検出手段23がサブコードQの読み取りエラーを検出した場合は、フレーム数算出手段30が算出したリードインエリアからのフレーム数に基づいて、各曲ごとの開始位置からの経過時間および1曲目の開始位置からの経過時間を算出する時間情報算出手段32とを具備する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、オーディオディスクからオーディオデータを読み取ってオーディオ再生するオーディオディスク再生装置に関する。
オーディオが記録されているCD等の光ディスク(本明細書中でオーディオディスクと称している)は、オーディオ機器に内蔵されたドライブだけでなく、PC(パーソナルコンピュータ)に接続されたマルチドライブや、テレビに接続されたDVDプレーヤ等、様々な機器で再生可能となっている。
オーディオディスクは、現在の演奏時間をユーザに示すことができるという点で他のディスクとは異なる特徴を有している。現在の演奏時間としては、1曲目の開始位置からの経過時間である絶対アドレスと、各曲ごとの開始位置からの経過時間である相対アドレスとがある。
絶対アドレスおよび相対アドレスは双方とも、分(M)、秒(S)、フレーム(F:15分の1秒)で表される。
以下、図5に基いてオーディオディスクに記録されているオーディオデータのデータ構造と、オーディオディスクを再生するオーディオディスク再生装置について説明する。
オーディオデータの1ブロックは、24Byteの情報量を有するCDフレーム10が98個集まって形成されているものである。各CDフレーム10の先頭には、同期パターンとサブコーディングがそれぞれ8bitずつ形成されている。
各CDフレーム10のサブコーディング中の各チャンネルがCDフレーム3からCDフレーム98まで読み込まれ、各サブコードP、Q、R等の各種サブコードが形成される。
サブコードPは、曲の頭の位置を示すために設けられている。このようなサブコードPがあることによって、曲の頭出しを容易にすることができる。
一方、サブコードQは、時間表示や曲のスキャンをするために設けられており、符号11に示すようなデータ構造となっている。
サブコードQ11の先頭に位置するコントロールの4bitは、オーディオのチャンネル数、エンファシス等の識別のために設けられており、次に設けられたアドレスの4bitはメーカコードと後に出てくるデータのモード識別のために設けられている。
データは72bitの情報量を有し、曲番号、インデックス、曲内の経過時間である相対アドレス(MSF)、1曲目の先頭からの経過時間である絶対アドレス(MSF)等が記載されている。
CRC(Cyclic Redundancy Code)は、巡回符号の誤り検出であり、サブコードQ11のデータ部分の読み出しエラーの検出を行なうことができる。
オーディオディスク再生装置は、オーディオディスクからメインデータとサブコードQを読み取り、サブコードQから絶対アドレスと、相対アドレスとを取得している。
取得した絶対アドレスと相対アドレスは、時間情報としてユーザに表示装置等で表示させて提供するとともに、絶対アドレスは、ユーザが指定した曲の開始位置をシークする場合にも用いられる。
なお、メインデータのエラーに対してはデータにエラー訂正符号を付加することによって、誤って読み出されたデータに訂正を加えることができるように設けられており、訂正符号としては、CIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)と呼ばれる符号が採用されている。
しかし、サブコードQに対してはCRCによるエラー検出を行えるだけであり、エラー訂正は行うことができない。したがって、オーディオディスク再生装置では、サブコードの読み取りがエラーとなった場合には、エラーとなったサブコードQを破棄するか、エラーの発生した箇所を再読み込みするように動作していた。
しかし、サブコードを破棄してしまうと正確な時間情報を得ることができないという問題があり、また、エラーの発生した個所を再読み込みすると読み込みに時間がかかってしまう上、さらにメインデータの連続的な読み取りができない。
そこで、サブコードQが正しく読み取れなかった場合には、前回よりも1つ更新したアドレスでサブコードQを仮確定し、サブコードQが正しく読み取れたときにサブコードQを確定する技術がすでに開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−297542号公報
上記の特許文献1はメインデータの再生を途切れないようにするということが主目的になっているが、半導体メモリの性能が上がっている現在ではバッファメモリの容量を増加させることにより再生信号を途切れないように出力することは容易である。
すなわち、メインデータの連続的な読み込みが出来ない場合であっても、バッファメモリの容量を増やせば、再生されるデータは連続して聞こえるため、再生自体には問題はない。
しかし、特許文献1の技術では結局再読み込みを必要としているので、再読み込みに伴ってディスクの回転音がユーザには聞こえてしまうため、ユーザは不安感や不快感を催してしまうという課題があった。
また、サブコードQを仮確定しているだけでは、正確な時間情報をユーザに提供することが出来ないという課題もあった。
そこで、本発明の目的は、サブコードの読み取りエラーが生じた場合でも再読み込みを行わず、且つ正確な時間情報を提供することができるオーディオディスク再生装置を提供することにある。
本発明にかかるオーディオディスク再生装置によれば、オーディオディスクからメインデータとサブコードQとを含むオーディオデータを読み取る読み取り手段と、サブコードQに基づいて、各曲ごとの開始位置からの経過時間である相対アドレスを取得する相対アドレス取得手段と、サブコードQに基づいて1曲目の開始位置からの経過時間である絶対アドレスを取得する絶対アドレス取得手段と、メインデータを再生する再生手段とを具備するオーディオディスク再生装置において、サブコードQの読み取りエラーを検出するエラー検出手段と、オーディオデータを1フレーム読み取るごとに得られる同期信号に基づいて、リードインエリアの開始位置から読み取ったフレーム数を算出するフレーム数算出手段と、エラー検出手段がサブコードQの読み取りエラーを検出した場合は、フレーム数算出手段が算出したリードインエリアからのフレーム数に基づいて、各曲ごとの開始位置からの経過時間および1曲目の開始位置からの経過時間を算出する時間情報算出手段とを具備することを特徴としている。
この構成を採用することによる作用は以下の通りである。
すなわち、データ読み出しに伴う各サーボが確立されていれば、オーディオデータの読み出し1フレームごとに同期信号が得られるので、この同期信号の数をインクリメントすれば、現在まで読み取ったフレーム数が正確に算出できる。このように現在のフレーム数がわかれば、サブコードQによる時間情報が取得できなくなった場合であっても、フレーム数に基づいて絶対アドレスおよび相対アドレスと同じ時間情報が得られる。
また、前記時間情報算出手段は、各曲の開始位置におけるリードインエリアの開始位置からのフレーム数である曲開始位置フレーム数と、サブコードQの読み取りエラーが検出された位置におけるリードインエリアの開始位置からのフレーム数であるエラー位置フレーム数と、各曲の開始位置における絶対アドレスとを記憶しておき、サブコードQの読み取りエラーが検出された場合には、エラー位置フレーム数と曲開始フレーム数との差を、各曲ごとの開始位置からの経過時間である想定相対アドレスとして算出し、サブコードQの読み取りエラーが検出された場合には、各曲の開始位置における絶対アドレスに想定相対アドレスを加算したものを1曲目の開始位置からの経過時間である想定絶対アドレスとして算出することを特徴としている。
具体的にこのような構成を採用することで、サブコードQから絶対アドレスおよび相対アドレスが取得できなくなっても、各曲開始位置からの経過時間と1曲目開始位置からの経過時間を確実に提供できる。
本発明のオーディオディスク再生装置によれば、サブコードQの読み取りエラーが生じても再読み込みを行う必要がないので、メインデータが正常に再生されているにもかかわらずディスクの回転音が聞こえるということによるユーザの不安感や不快感を生じさせないようにすることができ、且つ正確な時間情報をユーザに提供することができる。
本発明では、オーディオデータを1フレーム読み取るごとに得られる同期信号をインクリメントすることで、現在まで読み取ったフレーム数を算出する。各曲の開始位置における曲開始位置フレーム数と、エラーが発生した位置におけるエラー位置フレーム数と、各曲の開始位置における絶対アドレス(これはサブコードQに基く)とがわかれば、サブコードQの読み取りエラーが生じた場合であっても、これらに基づいて、相対アドレスおよび絶対アドレスと同じ時間情報を算出して提供できる。
以下、本発明にかかる好適な実施例を添付図面に基づいて説明する。まず、図1に基づいて本発明の概略構成について説明する。
オーディオディスク再生装置20は、オーディオデータが記録されているオーディオディスク21からオーディオデータを読み出して再生する装置である。
オーディオディスク再生装置20は、オーディオディスク21からのオーディオデータを読み取る読み取り手段22と、オーディオデータ中のサブコードQのエラーを検出するエラー検出手段23と、各曲ごとの開始位置からの経過時間である相対アドレスを取得する相対アドレス取得手段24と、1曲目の開始位置からの経過時間である絶対アドレスを取得する絶対アドレス取得手段26と、メインデータを再生する再生手段28とを具備している。
通常は、相対アドレス取得手段24と、絶対アドレス取得手段26はサブコードQに基づいて絶対アドレスと相対アドレスとを取得しており、取得した絶対アドレスと相対アドレスはユーザに時間情報として提供されている。
読み取り手段22では、オーディオデータを1フレーム読み取るごとに、同期信号を得る。同期信号は、オーディオデータの読み取りを実行する場合の各サーボ確立に用いられる。読み取り手段22には、フレーム数算出手段30が接続されており、読み取り手段22が得た同期信号の数をインクリメントすることによって、リードインエリアの開始位置から現在まで読み取ったフレーム数をカウントすることができる。
オーディオディスク再生装置20には、サブコードQの読み取りエラーが検出された場合に、相対アドレスと絶対アドレスの代わりに、想定相対アドレスと想定絶対アドレスを算出する時間情報算出手段32が設けられている。
時間情報算出手段32は、フレーム数算出手段30によって算出されたフレーム数に基づいて、各曲の開始位置におけるフレーム数33と、サブコードQの読み取りエラーが発生した位置でのフレーム数34と、各曲の開始位置における絶対アドレス35とが記憶される記憶手段36が設けられている。
時間情報算出手段32は、エラー位置フレーム数から曲開始位置フレーム数を減算して得られるフレーム数(アドレス)を想定相対アドレスとして算出する想定相対アドレス算出手段38と、想定相対アドレスに各曲の絶対アドレスを加算したアドレスを想定絶対アドレスとして算出する想定絶対アドレス算出手段40とを設けている。
サブコードQの読み取りエラーが発生したときには、相対アドレス取得手段24による相対アドレスの提供と、絶対アドレス取得手段26による絶対アドレスの提供に代えて、想定相対アドレス算出手段38によって算出された想定相対アドレスと、想定絶対アドレス算出手段40によって算出された想定絶対アドレスがユーザに提供される。
次に、図2に基いてオーディオディスク再生装置の具体的な構成について説明する。
オーディオディスク再生装置20は、オーディオディスク21を回転させるスピンドルモータ42と、オーディオディスク21にレーザ光を照射すると共にオーディオディスク21から反射されたレーザ光を受光する光ピックアップ44とを具備している。
光ピックアップ44は、送りモータ45の駆動によりスレッド軸47上をオーディオディスク21の径方向に移動可能に設けられている。
光ピックアップ44内には、レーザ光を出力するレーザダイオード46と、受光素子であるフォトディテクタ48を有している。フォトディテクタ48は、複数個に分割された受光面を有している。また光ピックアップ44には、レーザ光を集光してオーディオディスク21の記録層に焦点を合わせるための対物レンズ49が設けられている。
フォトディテクタ48で受光した光強度信号は、RFアンプ50に出力される。RFアンプ50では、光ピックアップ44から送られてくる光強度信号を2値化したRF信号を生成するとともに、フォトディテクタ48の各受光面で受光した光強度の差や和をとることにより、トラッキングエラー信号(TE信号)およびフォーカスエラー信号(FE信号)を生成することができる。
光ピックアップ44とRFアンプが読み取り手段22に該当する。
RFアンプ50を経てフォーカスエラー信号とトラッキングエラー信号は、サーボプロセッサ54に入力される。
サーボプロセッサ54は、フォーカスエラー信号やトラッキングエラー信号に基づき、フォーカスドライブ信号(FDO信号)とトラッキングドライブ信号(TDO信号)を光ピックアップ44に出力してフォーカスサーボやトラッキングサーボを制御する。
さらにサーボプロセッサ54は、後述する制御部60から入力される制御信号に基づいて、回転制御信号を出力してスピンドルモータ42の回転を制御し、駆動制御信号を送りモータ45へ出力して光ピックアップ44の送りサーボを制御する。
また、RFアンプ50に入力された光強度信号からは、フレームごとに同期信号が取り出され、同期信号はサーボプロセッサ54に入力される。サーボプロセッサ54は、同期信号に基いてPLL回路(図示せず)で各サーボを制御する。
RFアンプ50で生成されたRF信号は、デコーダ64に送信される。
デコーダ64には、RF信号の復調回路65やエラー訂正回路66等が設けられている。EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調およびエラー訂正がなされたメインデータは、再生信号としてバッファメモリ68に出力される。エラー訂正は、エラー訂正符号としてデータに付加されたCIRC(Cross Interleaved Reed-Solomon Code)と呼ばれる符号により行われる。このCIRCは、2段のReed−Solomon符号をインターリーブ結合させたものである。2段のReed−Solomon符号はそれぞれC1符号およびC2符号と称されており、主としてC1符号はランダムエラーの訂正をし、C2符号はバーストエラーの訂正をするように設けられている。
デコーダ64では、RF信号をEFM復調したのち、RF信号から各サブコードを読み取って制御部60へ出力する。制御部60では、各サブコードに基づいて各種動作を実行する。
また、サブコードQにはエラー検出用のCRCが付加されているので、デコーダ64内のサブコードエラー検出回路70はCRCに基いてサブコードQの読み取りエラーが発生したことを検出可能である。サブコードエラー検出回路70は、サブコードQの読み取りエラーが発生した場合には、エラー検出信号を制御部60へ送信する。
また、デコーダ64には、サーボプロセッサ54が得た同期信号が入力され、同期信号の数をカウントするフレーム数算出回路72が設けられている。フレーム数算出回路72は、入力されてきた同期信号をインクリメントすることにより、現在まで読み出したフレーム数を算出することができる。
算出したフレーム数は、制御部60へ送信される。
制御部60は、CPU62、ROMやRAM等のメモリ63から構成されており、予めメモリ63内に記憶されている制御プログラムをCPU62が読み込んで実行することで、オーディオディスク再生装置20の動作を制御する。
制御部60は、サブコードQに基いて各曲ごとの開始位置からの経過時間である相対アドレスを取得する相対アドレス取得手段24と、サブコードQに基いて1曲目の開始位置からの経過時間である絶対アドレスを取得する絶対アドレス取得手段26とを有している。
相対アドレス取得手段24と絶対アドレス取得手段26は、CPU62がメモリ63からファームウェアを読み出して実行することにより実現される。
制御部60は、サブコードQが読み取りエラーとなってエラー検出信号をデコーダ64から受信した場合に、相対アドレスと絶対アドレスの代わりに、想定相対アドレスを算出する想定相対アドレス算出手段38および想定絶対アドレスを算出する想定絶対アドレス算出手段40を有する、時間情報算出手段32を設けている。
時間情報算出手段32は、CPU62がメモリ63からファームウェアを読み出して実行することにより実現される。ここでは、上述した記憶手段36としては、メモリ63が該当する。
制御部60は、デコーダ64のメインデータに対するエラー訂正回路66のエラー訂正動作をモニタし、デコーダ64によるエラー訂正が1フレームにつき所定回数以上になった場合、メインデータ読み取りエラーと判断する。制御部60は、メインデータ読み取りエラーと判断した場合には、読み取りエラーとなったアドレスに戻り、最読み込みを実行するようにサーボプロセッサ54等を制御する。
バッファメモリ68はDRAM等が採用されており、メインデータを復調・デコードした再生信号をメモリ容量分だけ一旦蓄えることができる。バッファメモリ68で再生信号を蓄えておくことによって、メインデータの読み取りエラーが生じても再生信号は連続して出力させることができ、オーディオを途切れさせることはない。
バッファメモリ68に所定量の再生信号が蓄えられると、蓄えられた再生信号はD/Aコンバータ74に出力される。D/Aコンバータ74では、デジタルデータであった再生信号をアナログ信号の再生信号に変換する。
D/Aコンバータ74によって、アナログ信号として変換された再生信号はスピーカその他の外部機器に出力される。
本実施例では、デコーダ64、バッファメモリ68およびD/Aコンバータ74が再生手段28に該当する。
以下、オーディオディスク再生装置のオーディオデータの読み取り時の動作を、図3及び図4に基いて説明する。
オーディオディスク21がマウントされると、制御部60は、オーディオディスクのイニシャライズを実行する(ステップS100)。イニシャライズの際に、制御部60は、オーディオディスクのリードインエリアからTOC情報を読み出して、制御部60内のメモリ63に記憶する。
リードインエリアの読み出しを実行する際には、サーボプロセッサ54はオーディオデータ1フレームごとに同期信号を得て各サーボを確立する。同期信号はデコーダに入力され、デコーダ64内のフレーム数算出回路72によって、リードインエリアの開始位置から現在まで読み出したフレーム数が算出される(ステップS102)。
ユーザの指示により、たとえば2曲目から演奏を開始する指示を受けた場合、制御部60は、TOC情報から2曲目の開始位置を把握し、該当する絶対アドレスへ光ピックアップ44をシークさせる(ステップS104)。
制御部60は、2曲目の開始位置からのデータ読み取りを開始するとともに(ステップS106)、2曲目開始位置におけるリードインエリアの開始位置からのフレーム数(曲開始位置フレーム数33)を2曲目の開始位置の想定絶対アドレスAA2としてメモリ63に記憶し、サブコードQに基いて得られた2曲目の開始位置における絶対アドレスAT2をメモリ63に記憶させておく(ステップS108)。
制御部60は、演奏中はサブコードQに基づいて相対アドレスRTと絶対アドレスATを取得し続け、時間情報として継続してユーザに提供する。提供の方法としては、外部機器にデータとして出力するか、あるいはオーディオディスク再生装置20自体に設けられている時間表示部(図示せず)に表示させるようにデータとして出力する。
一方でデコーダ64のフレーム数算出回路72は、2曲目の演奏中(データの読み取り中)も読み取ったデータのフレーム数をカウントし続け、制御部60に送信する。このため、制御部60では、データ読み取り中の現在位置における、フレーム数に基いた想定絶対アドレスを常時取得している。
演奏中の所定位置において、CRCによりサブコードQに誤りが見つかりサブコードエラーが生じた場合(ステップS110)、サブコードQに基づく相対アドレスRTと絶対アドレスATは取得不可能となる。
このとき、制御部60の想定相対アドレス算出手段38は、メモリ63内に記憶させておいた2曲目の開始位置における想定絶対アドレスAA2を読み出す(ステップS112)。
そしてサブコードエラーが発生した位置のフレーム数に基いた想定絶対アドレス(エラー位置フレーム数34)AAPから2曲目開始位置の想定絶対アドレスAA2を減算する(ステップS114)。これにより演奏中の曲の開始位置からサブコードエラーが発生したエラー位置までの経過時間AAoffsetが算出できる。このAAoffsetがエラー位置における想定相対アドレスであり、サブコードQに基づく相対アドレスRTPと同一の値となるはずである。
制御部60は算出された想定相対アドレスAAoffsetを、サブコードQに基づく相対アドレスRTPの代わりにユーザに提供する(ステップS116)。
そして、制御部60の想定絶対アドレス算出手段40は、メモリ63に記憶させておいた2曲目の開始位置における絶対アドレスAT2を読み出す(ステップS118)。そして、想定相対アドレス算出手段38がフレーム数に基いて算出した演奏中の曲の開始位置からサブコードエラーが発生した位置までのアドレスである想定相対アドレスAAoffsetに、演奏中の曲の開始位置における絶対アドレスAT2を加算する(ステップS120)。このAAoffset+AT2がエラー位置における想定絶対アドレスであり、サブコードQに基づく絶対アドレスATPと同一の値となるはずである。
制御部60は算出された想定絶対アドレスAAoffset+AT2を、サブコードQに基づく絶対アドレスATPの代わりにユーザに提供する(ステップS122)。
その後、サブコードQが正常に読み取られた場合には、想定相対アドレスAAoffsetと、想定絶対アドレスAAoffset+AT2の算出を停止し、サブコードQに基づく相対アドレスRTと絶対アドレスATとをユーザに提供してもよいし、そのまま想定相対アドレスAAoffsetと、想定絶対アドレスAAoffset+AT2を相対アドレスRTと絶対アドレスATに代えてユーザに提供し続けてもよい。
なお、上述した実施例におけるオーディオディスクとしてはCDであるとして説明したが、オーディオディスクとしてはDVD、ブルーレイディスクなど他のディスクであってもよい。
以上本発明につき好適な実施例を挙げて種々説明したが、本発明はこの実施例に限定されるものではなく、発明の精神を逸脱しない範囲内で多くの改変を施し得るのはもちろんである。
オーディオディスク再生装置の概略構成を示すブロック図である。 オーディオディスク再生装置の具体的な構成を示すブロック図である。 オーディオデータ読み取り動作を説明するフローチャートである。 想定相対アドレスと想定絶対アドレスの算出方法について説明する説明図である。 オーディオデータのデータ構造を示す説明図である。
符号の説明
10 CDフレーム
11 サブコードQ
20 オーディオディスク再生装置
21 オーディオディスク
22 読み取り手段
23 サブコードエラー検出手段
24 相対アドレス取得手段
26 絶対アドレス取得手段
28 再生手段
30 フレーム数算出手段
32 時間情報算出手段
33 曲開始位置フレーム数
34 エラー位置フレーム数
35 各曲開始位置の絶対アドレス
36 記憶手段
38 想定相対アドレス算出手段
40 想定絶対アドレス算出手段
42 スピンドルモータ
44 光ピックアップ
45 送りモータ
46 レーザダイオード
47 スレッド軸
48 フォトディテクタ
49 対物レンズ
50 RFアンプ
54 サーボプロセッサ
60 制御部
62 CPU
63 メモリ
64 デコーダ
65 復調回路
66 エラー訂正回路
68 バッファメモリ
70 サブコードエラー検出回路
72 フレーム数算出回路
74 D/Aコンバータ

Claims (2)

  1. オーディオディスクからメインデータとサブコードQとを含むオーディオデータを読み取る読み取り手段と、
    サブコードQに基づいて、各曲ごとの開始位置からの経過時間である相対アドレスを取得する相対アドレス取得手段と、
    サブコードQに基づいて1曲目の開始位置からの経過時間である絶対アドレスを取得する絶対アドレス取得手段と、
    メインデータを再生する再生手段とを具備するオーディオディスク再生装置において、
    サブコードQの読み取りエラーを検出するエラー検出手段と、
    オーディオデータを1フレーム読み取るごとに得られる同期信号に基づいて、リードインエリアの開始位置から読み取ったフレーム数を算出するフレーム数算出手段と、
    エラー検出手段がサブコードQの読み取りエラーを検出した場合は、フレーム数算出手段が算出したリードインエリアからのフレーム数に基づいて、各曲ごとの開始位置からの経過時間および1曲目の開始位置からの経過時間を算出する時間情報算出手段とを具備することを特徴とするオーディオディスク再生装置。
  2. 前記時間情報算出手段は、
    各曲の開始位置におけるリードインエリアの開始位置からのフレーム数である曲開始位置フレーム数と、サブコードQの読み取りエラーが検出された位置におけるリードインエリアの開始位置からのフレーム数であるエラー位置フレーム数と、各曲の開始位置における絶対アドレスとを記憶しておき、
    サブコードQの読み取りエラーが検出された場合には、エラー位置フレーム数と曲開始フレーム数との差を、各曲ごとの開始位置からの経過時間である想定相対アドレスとして算出し、
    サブコードQの読み取りエラーが検出された場合には、各曲の開始位置における絶対アドレスに想定相対アドレスを加算したものを1曲目の開始位置からの経過時間である想定絶対アドレスとして算出することを特徴とする請求項1記載のオーディオディスク再生装置。
JP2006048697A 2006-02-24 2006-02-24 オーディオディスク再生装置 Pending JP2007226912A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048697A JP2007226912A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 オーディオディスク再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006048697A JP2007226912A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 オーディオディスク再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007226912A true JP2007226912A (ja) 2007-09-06

Family

ID=38548575

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006048697A Pending JP2007226912A (ja) 2006-02-24 2006-02-24 オーディオディスク再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007226912A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11213532A (ja) 光ディスク再生装置で種類検出のための固有のコードを有するディスク及びその種類検出方法
JP3932927B2 (ja) 光ディスク記録方法、及び光ディスク記録装置
JP2007226912A (ja) オーディオディスク再生装置
JP4348391B2 (ja) オーディオ信号再生装置
US20050232089A1 (en) Apparatus for reproducing information recorded in optical recording medium, and computer product
EP1244108A2 (en) Disc recording apparatus and disc
JP4214861B2 (ja) 再生装置及び再生方法
JP4369358B2 (ja) ファイル再生装置、制御方法及びプログラム
KR950004267Y1 (ko) 곡명표시가능한 광디스크 재생장치
JP4403439B2 (ja) 再生方法
JP5545002B2 (ja) フォーマット判定装置
KR0155100B1 (ko) 랜덤재생기능을 갖는 비디오컴팩트디스크의 제어방법
JP2000182314A (ja) 光情報記録媒体の再生装置
US20060007797A1 (en) Optical disk player
JP4835460B2 (ja) 再生装置、時間表示方法
JP4129744B2 (ja) 再生装置および再生方法
JP3789673B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JP2008310873A (ja) ディスク再生システム、ディスク再生装置
JP2005182932A (ja) ディジタル信号再生システム
JP2005183001A (ja) 光ディスク再生装置
JPH10143984A (ja) ディスク判別方法及びディスク再生装置
JP2005078672A (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP2008027469A (ja) 情報読取装置、記録媒体再生装置、記録開始位置情報取得方法、記録開始位置情報取得プログラムおよび記録開始位置情報取得プログラムを記録した記録媒体
JP2002298371A (ja) ディスク再生装置
JP2006054001A (ja) ディスク再生装置及びディスク再生方法