JP2005078672A - 情報処理装置及び情報処理方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 マルチセッションの記録媒体を再生可能であって、外部に接続されるか又は内蔵された記録装置に対し、本来は複製許可されているデータの複製不可状態を生じさせないようにするための情報処理装置及び情報処理方法を提供する。
【解決手段】 再生装置10は、1stセッションがCD−DAフォーマットで2ndセッションがROMローマットのマルチセッションのディスクDのCD−DAデータを他の記録装置にダビングする際、先ずTOC情報を読み出すが、その際、他の記録装置に対しては、1stセッションのコントロールビットのみ出力し、2ndセッション以降のコントロールビットはミュートする。これにより、他の記録装置においてCD−DAデータの複製不可の表示がされることを回避する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、異なるフォーマットのデータが記録されたマルチセッションディスクを再生可能な情報処理装置及び情報処理方法に関し、特にMP3(MPEG(Moving Picture Experts Group)1オーディオLayer3))等の圧縮音源も再生可能な情報処理装置及び記情報処理方法に関する。
従来、光ディスクであるコンパクトディスクには、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)型コンパクトディスク、CD−ROM(Compact Disc Read Only Memory)型コンパクトディスクがある。更に、コンパクトディスクには、CD−DA(Compact Disc Digital Audio)型コンパクトディスクのフォーマットを基礎にしたCD−R(Compact Disc Recordable)型コンパクトディスク、CD−RW(Compact Disc Rewritable)型コンパクトディスク、CD−Extra型コンパクトディスク等のマルチセッション型のコンパクトディスクがある。例えば、マルチセッション型であるCD−Extra型コンパクトディスクでは、内周側のセッションに一又は複数のオーディオデータを記録し、外周側のセッションに、内周側セッションに記録されたオーディオデータに関連した画像データ、映像データ、コンピュータプログラム等の関連データが記録される。なお、このマルチセッション型のコンパクトディスクに関しては、下記特許文献1がある。
以上のようなコンパクトディスクの再生装置としては、専らCD−DA(Compact Disc Digital Audio)型コンパクトディスク等に記録されたオーディオデータの再生を目的としたオーディオ専用再生装置と、上述のコンパクトディスク全ての再生を可能とする複合再生装置とがある。
ここで、マルチセッション型コンパクトディスクを例に取り説明すると、このマルチセッション型コンパクトディスク1は、図10に示すように、センタ孔2の周囲にクランピングエリア2aが設けられ、このクランピングエリア2aの外周側に、オーディオデータ等が記録される第1のセッション3が設けられ、この第1のセッション3の外周側に、第1のセッション3に関連した関連データが記録される第2のセッション4が設けられている。各セッション3,4は、内周側に、TOC(Table Of Contents)データが記録されるリードインエリア3a,4aが設けられ、リードインエリア3a,4aの外周側に、オーディオデータ、関連データ等の一又は複数のコンテンツデータが記録されるプログラムエリア3b,4bが設けられ、プログラムエリア3b,4bの外周側に、セッション3,4の終わりを示すリードアウトエリア3c,4cが設けられている。なお、CD−DA型コンパクトディスクは、全体が一のセッションで構成されている。
コンパクトディスク1では、各セッション3,4に、8−14変調(EFM変調:Eight to Fourteen Modulation)されたデータが図11に示す記録フォーマットで記録されている。すなわち、図12に示すように、各セッション3,4に記録されるデータを構成するフレームは、例えば32個のシンボル(1シンボルは14ビットで構成される。)を一まとめで取り扱うことができるように、フレームの先頭に24ビットの同期信号(11T,11T’(’は反転を示す。),2Tのパターン又はこの逆パターン)が設けられ、次いで、1シンボル(14ビット)のサブコードデータが設けられ、次いで、32シンボルからなる主信号データと訂正用パリティが設けられ、全体が588チャンネルビットで構成されている。また、各シンボルの間には、フレーム同期信号とサブコードデータとの間を除き3ビットの接続ビットが挿入されている。
サブコードデータは、1つのシンボルが各フレームに1つ記録されている。このサブコードデータには、アドレス情報等が記録されている。サブコードデータを構成するEFM変調前の8ビットのデータは、P、Q、R、S、T、U、V、Wのチャンネルに割り振られている。サブコードデータは、図13に示すように、98フレームで1つのブロックを構成し、このブロックの先頭には、当該ブロックの先頭を識別するための同期信号S,Sが格納されている。この同期信号S,Sには、EFM変換テーブルに用いられないパターンが用いられている。すなわち、図13に示すように、サブコードデータは、2バイトの同期信号を除いた96バイトで1ブロックを構成する。サブコードデータのP〜Wの各チャンネルのブロックは、P〜WからP96〜W96、すなわち96ビット(同期信号を含めて98ビット)で構成される。
サブコードデータのPチャンネルは、主として、スタートフラグとして用いられ、Qチャンネルは、主として、アドレス情報等が記録され、リードインエリア3a,4aでは、TOCデータとなる。また、R〜Wチャンネルは、ユーザーズビットとして、6つをひとまとまりとして、グラフィック、エラーチェック等に使用される。なお、リードインエリア3a,4aに記録されるTOCデータについては後述する。
更に、図13に示すように、サブコードデータ以降に設けられる主信号データは、12シンボルで構成されており、主信号データに次いで設けられる訂正用パリティは、4シンボルで構成されている。訂正用パリティには、(Cross Interleave Reed-Solomon Code;CIRC)のリードソロモン符号記号が格納されている。1フレームには、サブコードデータに次いで12シンボルの主信号データが設けられ、次いで、4シンボルの訂正用パリティが設けられ、次いで、12シンボルの主信号データが設けられ、次いで、4シンボルの訂正用パリティが設けられている。
次いで、図14を参照して、リードインエリア3a,4aのQチャンネル、すなわちTOCデータについて説明する。このQチャンネルは、先頭から順に、4ビットのコントロールブロックCNT、4ビットのアドレスブロックADR、8ビットのトラック番号ブロックTNO、8ビットのポイントブロックPOINT、8ビットの分成分ブロックMin、8ビットの秒成分ブロックSec、8ビットのフレーム成分ブロックFrame、「0」が記録された8ビットのゼロブロックZERO、8ビットの分成分ブロックPmin、8ビットの秒成分ブロックPsec、フレーム成分ブロックPframeが設けられている。
コントロールブロックCNTには、このPOINTが1〜99の場合、そのトラックがデータ用(ROM型)であるかオーディオ用であるかを示す識別データが記録され、具体的に、データ用であるとき「1」が設定され、オーディオ用であるとき「0」が設定されている。
アドレスブロックADRは、レッドブック(Red Book)の規格にそって作成したCD−DA型のディスクか、オレンジブック(Orange Book)の規格に沿って作成したマルチセッション型のディスクかを示す。具体的に、CD−DA型のレッドブックの規格に沿って作成したディスクであるとき「1」が設定され、マルチセッション型のオレンジブックの規格に沿って作成したディスクであるとき「5」が設定されている。
トラック番号ブロックTNOには、リードインエリア3a,4aを示す「0」が設定されている。
ポイントブロックPOINTには、アドレスブロックADRがCD−DA型を示す「1」が設定されているとき、16進数の「A0」、「A1」及び「A2」並びに10進数の「01」〜「99」が設定されている。「A0」を設定したときに、秒成分ブロックPsecに「$00」又は「$20」を設定する場合は、分成分ブロックPminに最初のトラックナンバが設定される。秒成分ブロックPsecに「$10」を設定する場合は、分成分ブロックPminに最後のトラックナンバ+1が設定される。「A1」が設定されたときには、分成分ブロックPminに最後のトラックナンバ又は最後のトラックナンバ+1が設定され、秒成分ブロックPsec及びフレーム成分ブロックPframeは「0」が設定される。「A2」が設定されたときには、分成分ブロックPmin、秒成分ブロックPsec及びフレーム成分ブロックPframeに、リードアウトエリア3c,4cの開始時間が設定される。「01」〜「99」が設定されたときには、分成分ブロックPmin、秒成分ブロックPsec及びフレーム成分ブロックPframeに、各トラックの開始時間が設定される。
なお、ポイントブロックPOINTにC0が設定されたディスクでは、アドレスブロックADRが「1」に設定されているとき、分成分ブロックMin、秒成分ブロックSec及びフレーム成分ブロックFrameには、絶対時間が記録されている。すなわち、POINTにC0が設定されていないときには、分成分ブロックMin、秒成分ブロックSec及びフレーム成分ブロックFrameに絶対時間が記録されない。なお、以下、秒成分ブロックSec及びフレーム成分ブロックFrameを単に「MSF(Min,Sec,Frame)」ともいう。
また、ポイントブロックPOINTには、アドレスブロックADRが「5」に設定されているとき、「B0」、「C0」等が設定されている。「B0」が設定されているとき、MSFには、次のプログラムエリアの開始時間が記録されている。例えば、2セッションで構成されているとき、第1セッション3のポイントブロックPOINTに「B0」が設定されていると、MSFには、第2セッション4のプログラムエリア4bの開始時間が記録される。また、3セッションで構成されているときには、第1セッションのポイントブロックPOINTに「B0」が設定されていると、MSFは、第2セッションのプログラムエリア4bの開始時間を示し、第2セッションのポイントブロックPOINTに「B0」が設定されていると、MSFは、第3セッションのプログラムエリアの開始時間を示す。
また、「B0」が設定されているとき、分成分ブロックPmin、秒成分ブロックPsec及びフレーム成分ブロックPframeには、最も外側のリードアウトエリアの最大開始時間が記録されている。
「C0」は、最初のセッションのリードインエリアのポイントブロックPOINTに設定されることがある。「C0」が設定されているとき、分成分ブロックPmin、秒成分ブロックPsec及びフレーム成分ブロックPframeには、最初のリードインエリアの開始時間が記録されている。
ここでマルチセッション型コンパクトディスクは、専らCD−DA型コンパクトディスク等に記録されたオーディオデータの再生を目的としたオーディオ専用再生装置に装着されたとき、第1のセッション3のみにアクセスし、第1のセッション3のリードインエリア3aに記録されたTOCデータを読み出した後、プログラムエリア3bに記録されたオーディオデータの読出を行う。オーディオ専用再生装置では、オーディオデータの再生を目的としているため、オーディオデータ以外が記録された第2のセッション4を再生することはできない。具体的に、オーディオ専用再生装置は、第1のセッションのリードインエリア3aのTOCデータを構成するポイントブロックPOINTの「B0」や「B0」のときのMSFを無視し、第2のセッション4にアクセスすることなく第1のセッション3のプログラムエリア3bに記録されたオーディオデータの再生を開始する。したがって、CD−Extra型コンパクトディスクを再生するときにも、オーディオ専用再生装置は、オーディオデータが記録された第1のセッションのみにアクセスし読み出したオーディオデータを再生する。
また、マルチセッション型のコンパクトディスクには、第1のセッション3にオーディオデータを記録している他、第2のセッション4にも、MP3(MPEG(Moving Picture Experts Group)-1 Audio Layer3)等の音楽ファイルを格納したものがあり、オーディオ専用再生装置の中にも、CD−DA型コンパクトディスクのみならず、マルチセッション型コンパクトディスクにも対応したものがある。第2のセッション4に音楽ファイルが記録されているときには、オーディオデータの再生という点でCD−DA型コンパクトディスクの規格のみに対応したオーディオ専用再生装置と目的が共通しているからである。このため、マルチセッション型に対応したオーディオ専用再生装置は、次に説明する複合再生装置と同様な動作をする。
マルチセッション型のコンパクトディスクが複合再生装置に装着されると、第1のセッション3や第2のセッション4のリードインエリア3a,4aに記録されたTOCデータの読出を行う。具体的に、複合再生装置は、第1のセッションのリードインエリア3aのTOCデータを構成するポイントブロックPOINTの「B0」や「B0」のときのMSFを参照して、第2のセッション4のリードインエリア4aのTOCデータ、更に、第2のセッション4の外周に更にセッションがあるときにはそのセッションのTOCデータの読出を開始し、ユーザの指定に応じたセッションのプログラムエリアに記録されたデータの再生を開始する。
このようなマルチセッション対応型の再生装置が下記特許文献2に記載されている。図15は、下記特許文献2記載の再生装置を示すブロック図である。この再生装置は、第1のパート(1stセッション)に既存のCDと同一のフォーマットのオーディオデータ(リニアPCM)が記録され、第2のパート(2ndセッション)に圧縮されたオーディオデータが記録されたディスクの再生を可能とする再生装置である。
図15に示すように、再生装置200は、ディスク201を回転駆動するスピンドルモータ281と、ディスク201に記録された信号を再生する光ピックアップ282とを有し、光ピックアップ282は、レーザ光をディスク201に照射する半導体レーザ、対物レンズ等の光学系、ディスク201からの戻り光を受光するディテクタ、フォーカスおよびトラッキング機構等からなる。更に、光ピックアップ282は、スレッド機構284によって、ディスク201の径方向に送られる。
光ピックアップ282の例えば4分割ディテクタからの出力信号がRFアンプ283に供給される。RFアンプ283は、4分割ディテクタの各ディテクタの出力信号を演算することによって、再生(RF)信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成する。再生信号がセレクタ285に供給され、リードインエリアから読み取ったリードインデータがリードインデータ抽出部286に供給され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がサーボ回路287に供給される。サーボ回路287は、RF信号の再生クロックに基づいてスピンドルモータ281の回転動作を制御したり、光ピックアップ282のフォーカスサーボ、トラッキングサーボを制御したりする。
リードインデータ抽出部286は、リードインエリアからのリードインデータを復号し、復号データをCPU288に供給する。CPU288は、再生装置全体の動作を制御するシステムコントローラとしての機能を有する。CPU288と関連して操作部289および表示部290が設けられている。操作部289には、通常のCD再生装置と同様の操作キーと共に、第1パート/第2パートの再生を指定するキー等が設けられている。CPU288によってサーボ回路287が制御されることによって、再生装置の動作、ディスク1に対するアクセス動作が制御される。また、CPU288は、サブコードの情報に基づいて表示部290に表示する情報を生成する。
セレクタ285は、CPU288によって制御され、第1セッションからの再生データを出力端子aに出力し、第2セッションからの再生データを出力端子bに出力する。無記録部分では、端子cが選択される。出力端子aには、第1パート復調部291が接続され、出力端子bには、第2パート復調部292が接続される。
第1パート復調部291は、CD−DAの再生信号処理と同様の信号処理を行う。すなわち、再生信号のEFMの復調を行い、サブコードを分離して出力する。サブコードは、復号器により復号され、復号されたサブコード(アドレス情報を含む)がサーボ回路287およびCPU288に供給される。EFM復調されたデータがエラー訂正部297に供給される。エラー訂正部297は、CIRCによるエラー訂正を行う。エラー訂正部297の出力がD/A(ディジタル/アナログ)変換部298に供給され、D/A変換部298からアナログ出力が出力端子299に取り出される。図示しないが、エラー訂正部297で訂正できないエラーが補間される。
第2パート復調部292は、第1パート復調部291と同様の信号処理を行う。第2パート復調部292が出力するサブコード(アドレス情報を含む)及びヘッダ情報がサーボ回路287およびCPU288に供給される。EFM復調されたデータがエラー訂正部211に供給される。エラー訂正部211には、CD−ROMデコーダ212が接続されている。CD−ROMデコーダ212は、CD−ROMフォーマットの分解処理を行い、ユーザデータとして記録されているデータを抽出する。抽出されたデータが圧縮符号化の伸張部213に供給され、伸張される。伸張部213の出力がD/A変換部214に供給され、D/A変換部214からアナログ出力が出力端子215に取り出される。
また、リードインデータ抽出部286によって、リードインエリアに記録されている付随情報がディスク201の装着時にCPU288に読み込まれている。操作部289によるユーザの指定入力と、読み込まれた情報を参照してCPU288がセレクタ285を制御する信号を発生する。それによって、第1パートおよび第2パートの一方を選択的に再生できる。
上述した再生装置においては、第1パートの再生を行う時には、セレクタ285が出力端子aを選択するように、CPU288がセレクタ285を制御する。第2パートを再生を行う時には、セレクタ285が出力端子bを選択するように、CPU288がセレクタ285を制御する。
特開平8−036829号公報 特開2002−74848号公報
しかしながら、このようなマルチセッション対応型再生装置(複合再生装置)と、例えばミニディスクMD(登録商標)記録装置等の外部機器とを接続し、マルチセッションディスクのディジタルオーディオデータを上記外部機器に送り、その外部の機器にて他のディスクに記録する場合、再生装置は、上述したように、全セッションのTOCをリードし、そのコントロールビットを外部機器に出力する。すると、外部機器では、このコントロールビットによりROMデータであるか、オーディオデータであるかを判断し、ROMデータである場合は、複製不可の表示を出すようになされている。
例えば上記特許文献2に記載の第1のセッション(1stセッション)がCD−DAのPCMデータで、第2のセッション(2ndセッション)がROMデータであるような場合、外部の機器としての、データが書換え可能なMD等の他の記録媒体の記録装置において、記録スタンバイの状態とすると、ROMであることを示すコントロールビット(以下、ROM情報という。)がこの外部機器入力されることにより、当該記録不可(録音不可)を警告する。
即ち、1stセッションにCD−DAデータが記録されたものであれば、本来は、記録装置において記録が可能であるのにも関わらず、外部の記録装置は、最後に入力されたROM情報を示すコントロールビットを記憶するため、外部の記録装置は、ユーザに対して録音不可を警告してしまう。また、TOCリード前から録音スタンバイしている場合も同様の問題が生じる。
更に、CD部よりディジタル出力されるコントロールビット情報はTOCリードしたディスクから、最後に取得したコントロールビット情報を出力しつづけるため、例えCDのTOCリード処理中には録音先の機器の電源を落としておき、TOCリード処理終了後に電源を入れて録音待機状態にしたとしても、録音不可警告が発せられてしまうという問題点がある。
本発明は、このような従来の実情に鑑みて提案されたものであり、マルチセッションの記録媒体を再生可能であって、外部に接続されるか又は内蔵された記録装置に対し、本来は複製許可されているデータの複製不可状態を生じさせないようにするための情報処理装置及び情報処理方法を提供することを目的とする。
上述した目的を達成するために、本発明に係る情報処理装置は、リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理装置において、上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し手段と、上記読出し手段により読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報を外部の装置に出力する識別情報出力手段と、再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記識別情報出力手段の出力を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、外部の装置に対してディジタルデータを供給する際、データエリアのデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報を出力するが、従来のマルチセッション対応型の再生装置は再生対象の記録媒体がマルチセッションである場合には、全てのセッションの管理情報を読み出し、外部の装置にデータ識別情報を出力してしまっていたのに対し、本発明ではこの出力を制御するようにしたため、例えば外周側のセッションがROMデータであることを外部の装置に出力しないようにすることができる。
また、上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータであることを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報を出力させないよう制御することができ、第2のセッション以降にROMデータが格納されているようなマルチセッションであっても、外部の装置は、再生対象のディスクがCD−DAフォーマットのディスクであると判断し、ディジタルデータのダビングを許可することができる。
更に、上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータではないことを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報をそのまま出力させてもよく、再生対象のディスクの第1のセッションがROMデータである場合にその外周側の第2のセッション以降にCD−DAデータが配置されることはないので、データ識別情報の制御を省略することができる。
本発明に係る情報処理方法は、リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理方法において、上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し工程と、再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記読出し工程にて読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報の外部の装置への出力を制御する出力制御工程とを有することを特徴とする。
本発明に係る情報処理装置は、リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理装置において、上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し手段と、上記読出し手段により読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報を出力する識別情報出力手段と、上記データ識別情報を受け取り、該データ識別情報に基づき上記データエリアのデータを他の記録媒体に記録する記録手段と、再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記識別情報出力手段の出力を制御する制御手段とを有することを特徴とする。
本発明においては、マルチセッションの記録媒体を再生可能な再生装置が、この記録媒体に記録されたCD−DAデータを他の記録媒体に記録可能な記録手段を有し、且つこの記録手段に対するデータ識別情報の出力を制御するため、1つの装置内で、マルチセッションの記録媒体に記録されたCD−DAデータを他の記録媒体にディジタルコピーすることができる。
本発明の情報処理方法は、リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理方法において、上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し工程と、再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記読出し工程にて読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報の出力を制御する識別情報出力工程と、上記データ識別情報を受け取り、該データ識別情報に基づき上記データエリアのデータを他の記録媒体に記録する記録工程とを有することを特徴とする。
本発明によれば、マルチセッション対応の再生装置に接続された外部の装置又は該再生装置に内蔵された記録手段に対しての、マルチセッションのリードインエリアの管理情報出力を制御するため、外部の装置又は内蔵された記録手段は、再生対象の記録媒体がマルチセッションであっても、例えばCD−DAデータが記録されたシングルセッションの記録媒体であると判断することで、本来複製が許可されたCD−DAデータの複製不可状態を回避することができる。
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。この実施の形態は、本発明を、マルチセッションディスクを再生可能な再生装置であって、他の外部機器とを接続してCD−DAデータをダビングする際に、他の外部機器にて記録不可状態にならないよう制御した再生装置に適用したものである。
具体的には、ファーストセッションにCD−DA、セカンドセッション以降のセッションにROMセッションを含むマルチセッション構成のディスクメディアに記録されている1stセッションのオーディオトラックを他のデジタルメディアに複製する際に、1stセッション(CD部)からのコントロールビット情報の出力を操作することによって、ROMデータの複製不可エラー状態を発生させないようにしたものである。
本実施の形態における再生装置は、TOC領域を有するディスクメディアのマルチセッションディスク再生に対応したものであるが、マルチセッションのディスクの説明に先立ち、先ず、CD−DAフォーマットのシングルセッションディスクについて説明する。
図1は、通常のCD−DAデータが記録されるシングルセッションのディスクを示す模式図である。図1に示すように、ディスクDは、CD−DAデータが記録されるプログラムエリアPAがリードイン(LEAD IN)エリアLIとリードアウト(LEAD OUT)エリアLOで閉じられた状態で、セッション(Session)Sという単位になる。セッションSは、複数のトラック(Track)、例えばトラックTr〜トラックTr等を有する。
そして、このセッションSという単位が1枚のディスクに複数連続して書き込まれているものをマルチセッションという。図2は、マルチセッションのディスクフォーマットを示す模式図である。図2に示すように、このディスクDは、ディスクの最内周側からセッションS、セッションS、セッションSを有しており、各セッションS〜Sには、夫々その内周側及び外周側にリードインエリアLI〜LI及びLO〜LOを有し、各リードインエリアLI〜LIとリードアウトエリアLO〜LOとの間にそれぞれプログラムエリアPA〜PAを有している。
ここで、上述したように、図2に示すようなマルチセッションであって、例えばプログラムエリアPAに、ROMデータが記録されている場合に、マルチセッションに対応した再生機器から、例えば1回等は複製が許可されているディジタルデータを他の機器へ出力し、他の機器にてこのディジタルデータを記録(ダビング)しようとすると、他の機器において、複製不可状態となる。
複製不可状態とは、本来は、複製を違反されているデータを録音しようとした際に生じるエラーである。しかしながら、TOCリードを行うディスクのデータ構成によってはディスク内周側に記録されているCD−DAフォーマット音源、即ち、複製が本来許可されているようなデータであっても、正常に記録(RECORDING)できない複製不可状態に陥ってしまう。本実施の形態においては、このように本来複製が許可されているようなデータであっても、複製不可となってしまうような現象を防ぐことができる再生装置である。
本実施の形態における再生装置について、図3に示すマルチセッションディスクを再生する場合を例にとって説明する。上述した複製不可状態は、マルチセッションに対応した再生装置において、マルチセッションのディスクのTOCリード処理により従来生じていた問題点であるが、本実施の形態においては、このマルチセッションを再生する際のTOCリード処理においてコントロールビットの出力を制御することによって上記問題点を回避するものである。
図3に示すように、このディスクDは、内周側の1stセッションSがCD−DAフォーマットであり、これより外周側に記録された2ndセッションSがCD−ROMフォーマットで構成されるマルチセッション構成のディスクである。このディスクDは、CD規格においてCD−EXTRAといわれるもので、数あるコピーコントロールCDのプロテクト技術においてCD−EXTRA構造を採用しているものが多い。
先ず、このような、プログラムエリアにフォーマットが異なるデータが記録されたマルチセッション型の記録媒体、例えば1stセッションにCD−DAフォーマット、2ndセッションにROMフォーマットのデータが記録される図3に示すCD−EXTRAを再生可能な再生装置について説明する。
図4は、マルチセッションのディスクを再生可能な再生装置を示すブロック図である。この再生装置は、1stセッション(第1のセッション)に記録された既存のCDと同一のフォーマットのオーディオデータ(リニアPCM)と、2ndセッション(第2のセッション)に記録された例えばMP3等の圧縮オーディオデータとを再生可能とする再生装置である。
図4に示すように、再生装置10は、例えば図3に示すディスクD等を回転駆動するスピンドルモータ11と、ディスクDに記録された信号を再生する光ピックアップ12とを有し、光ピックアップ12は、レーザ光をディスクDに照射する半導体レーザ、対物レンズ等の光学系、ディスクDからの戻り光を受光するディテクタ、フォーカスおよびトラッキング機構等からなる。更に、光ピックアップ12は、スレッド機構14によって、ディスクDの径方向に送られる。
光ピックアップ12の例えば4分割ディテクタからの出力信号がRFアンプ13に供給される。RFアンプ13は、4分割ディテクタの各ディテクタの出力信号を演算することによって、再生(RF)信号、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号を生成する。再生信号がセレクタ15に供給され、リードインエリアLIから読み取ったリードインデータがリードインデータ抽出部16に供給され、フォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号がサーボ回路17に供給される。サーボ回路17は、RF信号の再生クロックに基づいてスピンドルモータ11の回転動作を制御したり、光ピックアップ12のフォーカスサーボ、トラッキングサーボを制御したりする。
リードインデータ抽出部16は、リードインエリアLIからのリードインデータ(TOCデータ)を復号し、復号データをCPU18に供給する。CPU18は、TOC用メモリ21に復号したTOCデータを保存する。このCPU18は、再生装置全体の動作を制御するシステムコントローラとしての機能を有する。更にCPU18と関連して操作部19および表示部20が設けられている。操作部19には、通常のCD再生装置と同様の操作キーと共に、1stセッション/2ndセッションの再生を指定する操作部19等が設けられている。また、CPU18によってサーボ回路17が制御されることによって、再生装置の動作、ディスク1に対するアクセス動作が制御される。また、CPU18は、サブコードの情報に基づいて表示部20に表示する情報を生成する。
セレクタ15は、CPU18によって制御され、1stセッション(LI、PA及びLO)からの再生データを出力端子aに出力し、2ndセッション(LI、PA及びLO)からの再生データを出力端子bに出力する。無記録部分では、端子cが選択される。出力端子aには、1stセッション復調部22が接続され、出力端子bには、2ndセッション復調部26が接続される。
1stセッション復調部22は、CD−DAの再生信号処理と同様の信号処理を行う。すなわち、再生信号のEFMの復調を行い、サブコードを分離して出力する。サブコードは、復号器により復号され、復号されたサブコード(アドレス情報を含む)がサーボ回路17およびCPU18に供給される。EFM復調されたデータがエラー訂正部(ECC)22に供給される。エラー訂正部23は、CIRCによるエラー訂正を行う。エラー訂正部23の出力がD/A(ディジタル/アナログ)変換部24に供給され、D/A変換部24からアナログ出力が出力端子25に取り出される。図示しないが、エラー訂正部23で訂正できないエラーが補間される。
2ndセッション復調部26は、1stセッション復調部22と同様の信号処理を行う。2ndセッション復調部26が出力するサブコード(アドレス情報を含む)及びヘッダ情報がサーボ回路17およびCPU18に供給される。EFM復調されたデータがエラー訂正部(ECC)27に供給される。エラー訂正部27には、CD−ROMデコーダ28が接続されている。CD−ROMデコーダ28は、CD−ROMフォーマットの分解処理を行い、ユーザデータとして記録されているデータを抽出する。抽出されたデータが圧縮符号化の伸張部29に供給され、伸張される。伸張部29の出力がD/A変換部30に供給され、D/A変換部30からアナログ出力が出力端子31に取り出される。
また、リードインデータ抽出部16によって、リードインエリアLIに記録されている付随情報がディスクDの装着時にCPU18に読み込まれ、TOC用メモリ21に保存されている。また、操作部19によるユーザの指定入力と、読み込まれた情報を参照してCPU18がセレクタ15を制御する信号を発生する。それによって、1stセッション及び2ndセッションの一方を選択的に再生できる。
上述した再生装置においては、1stセッションのプログラムエリアPAのCD−DAデータの再生を行う時には、セレクタ15が出力端子aを選択するように、CPU18がセレクタ15を制御する。ユーザは、CD−DAデータを聞いたり、これを他のディスクにダビングしたりすることができる。また、2ndセッションのプログラムエリアPAの圧縮オーディオデータの再生を行う時には、セレクタ15が出力端子bを選択するように、CPU18がセレクタ15を制御する。
このような再生装置10からディジタルデータを再生して、他の記録装置にてデータを記録する、即ちディスクDの1stセッションSに記録されたCD−DAオーディオデータを例えばミニディスク等の他のディスクにダビングする場合に、ディスクDから読み出したオーディオデータを所定の形式にした出力データを生成するディジタルデータ生成部32を有する。このディジタルデータ生成部32は、オーディオデータだけでなく、読み出したTOCデータのうち、プログラムデータがオーディオデータであるかROMデータであるか等を示すコントロールビットを外部の記録装置に出力する。
更に、本実施の形態における再生装置10は、ディスクDから読み出し、外部の記録装置に出力するデータのうち所定のデータは外部の記録装置に出力しないようミュートするミュート回路33を有している。これらのデータは、出力端子(ディジタルアウト)34を介して外部の記録装置に出力される。この出力データは、CPU18により所定のタイミングでミュートされるよう制御されている。
ここで、他のディスクにCD−DAデータを出力して記録する場合、先ず、再生装置10は、TOC用メモリ21からTOCデータのうちコントロールビットをディジタルアウト34を介して外部の記録装置に出力する。
再生装置10がTOCリード処理を行うのは、装着されたディスクDがどのようなフォーマットのディスクかを再生装置10が判別するためである。また、外部の記録装置にコントロールビットを送るのは、外部の記録装置において、再生装置10から、これから出力されるディジタルデータがどのようなデータが判断するためである。
ここで、従来の再生装置においては、シングルセッションであっても、マルチセッションであっても、1stセッションSのTOC情報のみリードしていた。これは、マルチセッションの場合であっても、1stセッションSにはCD−DAデータが記録されるものとしてとり扱われておいたためであり、例え、1stセッションSがROMデータであったり、又はシングルセッションであってもCD−ROMであったりした場合、再生装置においては、ROMデータであることを示すコントロールビットにより、装着されたディスクに記録されたデータがROMデータであることが判別でき、例えばオーディオ専用再生装置においては、ROMデータである場合には、D/A変換された再生出力をミュートするようになされていた。また、外部の記録装置においては、このコントロールビットを受け取ることで、これから供給されるデータがROMデータであることを判別した場合は、記録(ダビング)を停止する処理がなされていた。
一方、本実施の形態のように、例えばMP3等の圧縮オーディオを再生できるような複合再生機器においては、従来の再生機器とは異なり、全てのセッションのTOCを読み出す処理を行う。従って、2ndセッションS以降にROMデータが記録されている場合、コントロールビットもROMデータを示すものとなる。
ここで、この再生装置10においては、ROMデータであるMP3も再生可能であるが、この再生装置10からのディジタルデータを記録可能な外部の記録装置においては、再生装置10から出力されるROMデータを記録する、即ち複製することは不可能とされている。ところが、マルチセッションのTOCリードにより、2ndセッション以降のTOC情報のうちコントロールビットが外部の記録装置に出力され、その結果、外部の記録装置においては、再生装置10から出力されるのが、ROMデータであると判断されてしまい、記録不可(ダビング不可)の表示がなされる。この場合、再生装置に、記録装置を接続しているユーザは、記録装置の表示部等に、「コピー不可」が表示されたり、実際に録音処理が停止してしまったりする。
なお、1stセッションSのCD−DAデータは、本来複製が許可されているデータであり、そのままダビングを続行すれば、コピーできる場合もある。しかしながら、「コピー不化」の表示は、これを使用しているユーザに、コピー不可のデータを不正にコピーしているとの誤解を招くことになる。
マルチセッションのディスクにおいては、2ndセッションS以降にROMデータが記録される場合が多い。言い換えれば、1stセッションSには、CD−DAデータが記録されている。従って、1stセッションS以降のコントロールビット情報を外部の記録装置に伝えない、即ち2ndセッションS以降のコントロールビットをミュートする等し、ROMデータであることを示すコントロールビットを外部の記録装置に出力しないようCPU18により制御する。これにより、上述したように、マルチセッションのディスクであって2ndセッション以降にROMデータが記録されていても、これを示すコントロールビットが出力されず、上記問題点を回避し、外部の記録装置に対して本来複製が許可されているCD−DAデータを出力し、ダビングさせることができる。
なお、シングルセッションの場合を含め、1stセッションSのコントロールビット情報は、外部の記録装置に出力するため、ディスクがシングルセッションのCD−ROM等の場合には、当然、外部の記録装置において、ディスクがROMフォーマットであることが判別でき、コピー不可の状態になされる。
図5は、図4に示す再生装置から供給されるディジタルデータを記録する外部の記録装置を示すブロック図である。ここでは、再生装置10に接続される外部の記録装置として、ミニディスクMD等の書換え可能な光磁気ディスクの記録装置を例にとって説明する。
図5は、再生装置10に接続される記録再生装置40を示すブロック図である。この記録再生装置40は、光磁気ディスク41を回転可能に収納したディスクカートリッジ42の記録再生をするものであり、この記録生成装置40における全体の動作を制御するシステムコントローラ(CPU)43を有し、また、ユーザによって操作される操作部44と、装置の動作に関連した情報を表示する表示部45とがシステムコントローラ43に接続されている。
操作部44は、ディスクカートリッジ42を再生するための再生開始、再生停止、順方向又は逆方向トラックジャンプ、再生停止、再生一時停止等の機能を実行するための押しボタン、ダイヤル等で構成されている。また、操作部44は、図3に示す再生装置に接続し、光ディスクDに記録されているオーディオデータをディスクカートリッジ42の光磁気ディスク41にダビングするためのダビングボタンを有する。操作部44は、ユーザによって操作されると、操作信号を発生し、発生した操作信号をシステムコントローラ43に入力する。
表示部45は、液晶表示パネル等で構成されており、再生装置10に接続された際、再生装置10のTOC用メモリ21に保存されているTOCデータに基づいて再生時間、再生中のトラックナンバ、タイトル等を文字、記号等を用いて表示する。
更に、記録再生装置40は、ディスクカートリッジ42の光磁気ディスク41を回転するモータ46と、モー46の回転を制御する回転制御部47と、光磁気ディスク41に対して光ビームを出射し反射した戻りの光ビームを検出する光ピックアップ48と、光ピックアップ48からの出力よりRF信号等各種信号を生成するRFアンプ49と、光ピックアップ48、モータ46等を駆動するドライバ50と、光ピックアップ48等のサーボ信号を生成するサーボ制御部51と、RFアンプ49からグルーブ情報信号が供給されるアドレスデコーダ52と、変調及び復調処理並びにエラー訂正符号化及び復号化処理を行うEFM/CIRCエンコーダ/デコーダ53と、記録及び/又は再生用のデータを一時的に蓄積する耐震用メモリとなるバッファメモリ(RAM)54の書込及び読出を制御する耐振用メモリコントローラ55と、データの圧縮伸長処理をする圧縮エンコーダ/デコーダ56と、ディジタル信号をアナログ信号に変換するディジタル/アナログ変換部(以下、単にD/A変換部という。)57と、記録データを出力する出力端子58と、光磁気ディスク41に対して磁界を印加しオーディオデータを記録する磁気ヘッド59と、磁気ヘッド59の駆動制御を行うヘッド駆動部60と、外部機器からのディジタルデータが入力端子61を介して入力されるディジタルデータ入力部62とを備える。
モータ46は、駆動軸にマグネットが内蔵されたディスクテーブルが一体的に取り付けられており、光磁気ディスク41の回転駆動部となる。ディスクカートリッジ42には、下面略中央に中央開口部が設けられており、ディスクテーブルは、この中央開口部よりディスクカートリッジ42内に進入し、光磁気ディスク41の中央に取り付けられたクランピングプレートを磁気吸引し、光磁気ディスク41を一体的に回転できるようにする。
回転制御部47は、光磁気ディスク41が線速度又は角速度一定に回転するようにモータ46を駆動制御する。また、回転制御部47にて、光ディスクDに記録されているオーディオデータをディスクカートリッジ42の光磁気ディスク41にダビングするとき、2倍速、4倍速等で光磁気ディスク41を高速回転する制御を行うようにしてもよい。
光ピックアップ48は、光ビームを出射する半導体レーザ、半導体レーザより出射された光ビームを集束する対物レンズ、光磁気ディスク41の反射膜で反射された戻りの光ビームを検出する光検出器等を備える。半導体レーザより出射された光ビームは、対物レンズにより集束され、ディスクカートリッジ42の下面の前面側に設けられた略矩形の記録再生用の開口部を介して光磁気ディスク41の信号記録面に照射される。光磁気ディスク41の信号記録面で反射された戻りの光ビームは、光検出器により電気信号に変換され、光検出器は、この電気信号をRFアンプ49に出力する。また、対物レンズは、2軸アクチュエータ等の対物レンズ駆動機構に保持され、対物レンズの光軸と平行なフォーカシング方向及び対物レンズの光軸に直交するトラッキング方向に駆動変位される。光ピックアップ48は、スレッド機構によって、光磁気ディスク41の内外周に亘って直線的に移動される。具体的に、光ピックアップ48は、待機時において、光磁気ディスク41の最内周側にあり、内周側から順次読出を行うとき、光ピックアップ48を内周側から外周側に順に移動する。また、光ピックアップ48は、ユーザによって順方向又は逆方向のトラックジャンプ操作がされたとき、ユーザが指定したトラックの読出を行うことができるように移動される。
RFアンプ49は、光ピックアップ48を構成する光検出器からの出力信号に基づいて、RF信号、フォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号を生成する。また、RFアンプ49は、光磁気ディスク41にウォブリンググルーブとして記録された絶対位置情報であるグルーブ情報信号を抽出する。例えばフォーカシングエラー信号は、非点収差法等により生成され、トラッキングエラー信号は、3ビーム法、プッシュプル法等により生成される。そして、RFアンプ49は、RF信号をEFM/CIRCエンコーダ/デコーダ53に出力し、グルーブ情報信号をアドレスデコーダ52に出力し、更に、フォーカシングエラー信号及びトラッキングエラー信号をサーボ制御部51に出力する。
サーボ制御部51は、RFアンプ49から供給されるフォーカシングエラー信号やトラッキングエラー信号に基づくフォーカシングサーボ制御やトラッキングサーボ制御等を行う。具体的に、このサーボ制御部51は、RFアンプ49から供給されたフォーカシングエラー信号やトラッキングエラー信号から、フォーカシング方向やトラッキング方向の目標値との誤差量を検出し、この検出結果に基づいたサーボ信号をドライバ50に出力する。ドライバ50は、このフォーカシングサーボ信号やトラッキングサーボ信号に応じた駆動電流を光ピックアップ48の対物レンズ駆動機構のフォーカシングコイルやトラッキングコイルに出力することにより、対物レンズを光磁気ディスク41の信号記録面に対して近接離間するフォーカシング方向や記録トラックに対して直交するトラッキング方向に駆動変位させる。
アドレスデコーダ52は、RFアンプ49から供給されたグルーブ情報信号をデコードしてアドレス情報を抽出する。このアドレス情報は、システムコントローラ43に供給され、各種の駆動制御に用いられる。
EFM/CIRCエンコーダ/デコーダ53は、光磁気ディスク41に記録されたオーディオデータの再生をするとき、RFアンプ49から入力されたRF信号に対して、EFM(Eight to Fourteen Modulation)復調等の復調処理やCIRC(Cross Interleave Reed-Solomon Code)等のエラー訂正復号処理を行う。また、光磁気ディスク41にデータを記録するとき、耐振用メモリコントローラ55の制御によってバッファメモリ54に一時的に記憶されたデータに対してCIRC等のエラー訂正符号化処理を施すと共に、EFM等の変調処理を施し、ヘッド駆動部60へ出力する。
耐振用メモリコントローラ54は、D−RAM(Dynamic-Random Access Memory )等のバッファメモリ55へのデータの書込やバッファメモリ55からのデータの読出を制御する。具体的に、耐振用メモリコントローラ54は、光磁気ディスク41に記録されているデータの再生をするとき、EFM/CIRCエンコーダ/デコーダ53から出力されたデータをバッファメモリ54に書き込み、この後、所定データ単位でデータを読み出し、読み出したデータを圧縮エンコーダ/デコーダ56に出力する。また、耐振用メモリコントローラ43は、光磁気ディスク41にデータを記録するとき、圧縮エンコーダ/デコーダ56より入力されたデータをバッファメモリ54に書き込み、この後、所定データ単位でデータを読み出し、読み出したデータをEFM/CIRCエンコーダ/デコーダ56へ出力する。
圧縮エンコーダ/デコーダ56は、オーディオデータの圧縮伸長を行う。具体的に、圧縮エンコーダ/デコーダ56は、光磁気ディスク41に記録されているオーディオデータの再生をするとき、バッファメモリ54から読み出されたATRAC(Adaptive Transform Acoustic Coding)等の方式で圧縮されているデータの伸長処理を行い、D/A変換部57に出力する。
また、上述したように、ディジタルデータ入力部62に入力される再生装置10からのコントロールビットは、システムコンとロータ43に入力される。ここで、再生装置10のディジタルアウト34と、記録再生装置40の端子61とは、光ファイバのケーブル等により接続されている。そして、再生装置10からのコントロールビットにより、ディスクDからのデータがCD−DAデータであると判別できた場合には、これを記録する処理を行うことができる。即ち、光磁気ディスク41にオーディオデータを記録する場合には、端子61を介してディジタルデータ入力部62に所定の形式のディジタルデータが供給され、このディジタルデータが圧縮エンコーダ/デコーダ56に供給され、圧縮エンコーダ/デコーダ56がコンパクトディスク等の再生装置40のディジタルアウト34からのディジタルデータの圧縮処理をし、圧縮したデータをバッファメモリ54に出力する。
ヘッド駆動部60は、EFM/CIRCエンコーダ/デコーダ53でエラー訂正符号化処理や変調処理が施された記録データに応じて外部磁界を磁気ヘッド59に発生させる。このとき、ヘッド昇降機構は、磁気ヘッド59を光磁気ディスク41の光ピックアップ48と対向する面とは反対側の面に接触又は近接させる。光磁気ディスク41は、光磁気記録層に光ピックアップ48により光ビームが照射されてキュリー温度以上に加熱され磁気ヘッド59により磁界が印加されることによってオーディオデータ等が記録される。
次に、以上のように構成された記録再生装置40に本実施の形態の再生装置10を接続し、再生装置10に光ディスクDを装着し、このディスクDに記録されたCD−DAデータを記録再生装置40の光磁気ディスク41に記録する、即ちダビングする動作について説明する。
先ず、CPU18は、光ディスクDが回転駆動部のディスクテーブルに装着され、光ディスクDがディスクテーブルに装着されたことを検出すると、モータ11を線速度一定でディスクテーブルに装着された光ディスクDを回転する。これと共に、CPU18は、光ピックアップ12を駆動する。すなわち、光ピックアップ12は、光ビームを光ディスクDに出射し、光ディスクDの信号記録面で反射された戻りの光ビームは、光検出器により電気信号に変換され、光検出器は、この電気信号をRFアンプ13に出力する。RFアンプ13は、RF信号を生成してセレクタ15に出力すると共に、フォーカシングエラー信号とトラッキングエラー信号を生成し、サーボ制御部17に出力する。サーボ制御部17は、フォーカシングエラー信号に基づき、フォーカシングサーボ信号を生成し、また、トラッキングエラー信号に基づき、トラッキングサーボ信号を生成し、これらのエラー信号を、光ピックアップ12を構成する対物レンズ駆動機構の駆動回路に出力する。そして、光ピックアップ12は、対物レンズ駆動機構を駆動し、対物レンズを光ビームの光軸方向に駆動変位させることによってフォーカシング制御を行い、対物レンズを光ビームの光軸に直交する方向に駆動変位させることによってトラッキング制御を行う。
そして、CPU18は、最初に、光ディスクDの最内周、即ち1stセッションSのリードインエリアLIに記録されたTOCデータの読出を行う。具体的に、CPU18は、光ピックアップ12をディスクテーブルに装着された光ディスクDの最内周に移動させる。ここで、光ピックアップ12は、光ビームを出射し、光ディスクDで反射された戻りの光ビームを検出することによって光電変換し、RFアンプ13に出力する。そして、例えば第1のセッション復調部22にて、RF信号の中からサブコードデータの抽出をし、14ビットの記録符号系列のデータビットを8ビットの系列のデータビットに変換復調しCPU18に出力する。第1のセッションのTOCデータの読出が完了すると、CPU18は、装着された光ディスクDがマルチセッション型の光ディスクDであるかどうかの判断を行う。具体的に、CPU18は、第1セッション3のポイントブロックPOINTに「B0」が設定されているかを判断する。そして、CPU53は、「B0」ポインタが設定されているとき、マルチセッション型であると判断して、「B0」ポインタが設定されていないとき、シングルセッションのCD−DA等の通常の光ディスクであると判断して他の処理を続行する。
上述したように、マルチセッションディスクDのTOCリード処理上、2ndセッションS2にアクセスしなければ、そのセッションがCD−ROMフォーマットであるかどうかは知るすべがなく、実際にアクセスしてCD−ROMフォーマットエリアと分かったときには、そのROMデータがディジタルアウト34から流れてしまうため、ディジタル接続された録音メディアが複製不可状態になることを阻止することがタイミング的に不可能である。
そこで、本実施の形態においては、以下の方法にてTOCリード処理を実行することにより、コントロールビットの出力を制御して、外部の記録装置において複製不可状態になることを防止する。図6は、本実施の形態のTOCリード処理手順を示すフローチャートである。
図6に示すように、先ず、ディスク最内周の1stセッションSのリードインエリアLIのTOCを読み出す(ステップS1)。マルチセッションディスク対応型の再生装置10は、全てのセッションのリードインエリアを読むため、マルチセッションのディスクである場合には、セッションの個数のリードインエリアにアクセスしてTOCを読み出す。この際、上述したように、1stセッションのTOCのポイントブロックPOINTには、アドレスブロックADRが、オレンジブックの規格に沿ったマルチセッション型を示す「5」が設定され、この場合にはポイントブロックPOINTに、B0、C0が記録されているため、次にセッションがあるか否かが判定可能であり(ステップS2)、ここで、2ndセッションがあると判定された場合、即ち、「B0」ポインタが設定され、2ndセッションのリードインエリアLIのアドレス位置が記録されている場合、1stセッション以降のTOCリード情報を外部の記録装置に伝えないようにするため、ミュート回路33により、コントロールビットをミュートし、2ndセッション以降のTOCのコントロールビットがディジタルデータ生成部32から出力されないよう制御する(ステップS3)。
こうして、1stセッションのTOCリードにより、2ndセッションがあることが判明した場合には、2ndセッション以降で読み出されるコントロールビットが出力されないよう予めミュートしておいてから、2ndセッションのリードインエリアLIにアクセスし(ステップS4)、TOCを読み込む(ステップS5)。そして、ステップS2と同様に、更に次のセッションがあるか、又は最後のセッションであるかを判定する(ステップS6)。そして、次のセッションがあると判定された場合には、ステップS4〜ステップS6の処理を繰り返す。また、ステップS2及びステップS6において、次のセッションがないと判定された場合は、TOCリード処理を終了する。
コントロールビットのミュートは、TOCリード処理が全て終了してディスクを停止するまで継続し、従来技術通り、ディスク停止中のミュート処理に繋げる。
CDプレーヤにおいては、このコントロールビットのミュート操作によって、2ndセッション以降に、ROMフォーマットセッションを含むディスクを複製しようしていることを、複製先のデジタルメディアの記録装置40に伝わらないように制御でき、外部の記録装置40では、CD−DAフォーマットセッションでのみ構成されたディスクからのデータが供給されるものと判断されることで、本来ダビングが許可されているディスク最内周側のCD−DAセッションのディジタルデータの出力が可能となる。
ここで、本発明の目的は、CD−DAフォーマット領域を再生する再生装置であるならばROMフォーマットを含むマルチセッション構成のディスクにおいても、そのCD−DAフォーマットエリアのオーディオトラックを正常にダビング可能とするためであり、ディジタルコピーの規格を違反してROMデータエリアを複製可能にしてしまうものではない。
1stセッションSのTOCリード中には、コントロールビットの出力操作を行わずに最新のコントロールビットを出力し続ける必要があるのは、ROMフォーマットディスクの複製禁止をチェックするためである。よって、1stセッションのフォーマット判定結果がROMフォーマットであった時には、その時点で複製禁止にする必要がある。ここで、本実施の形態においては、1stセッションのコントロールビットは、常に外部機器に伝え、ミュート操作しないため、1stセッションを含めそれ以降がROMフォーマットであるような場合は、複製が禁止される。
ここで、CD(コンパクトディスク)に記録されるサブコードについて詳細に説明する。CDシステムにおいて、既によく知られているように、記録されるデータの最小単位は1フレームとなり、98フレームで1ブロックが構成される。この1フレームの構造は上述したように、図12のようになり、即ち1フレームは588ビットで構成され、先頭24ビットが同期データ、続く14ビットがサブコードデータエリアとされる。そして、その後にデータ及びパリティが配される。
この構成のフレームが98フレームで1ブロックが構成され、98個のフレームから取り出されたサブコードデータが集められて上述の図13のような1ブロックのサブコードデータが形成される。98フレームの先頭の第1、第2のフレーム(フレーム98n+1,フレーム98n+2)からのサブコードデータは同期パターンとされている。そして、第3フレームから第98フレーム(フレーム98n+3〜フレーム98n+98)までで、各96ビットのチャンネルデータ、即ちP,Q,R,S,T,U,V,Wのサブコードデータが形成される。
このうち、アクセス等の管理のためにはPチャンネルとQチャンネルが用いられる。ただし、Pチャンネルはトラックとトラックの間のポーズ部分を示しているのみで、より細かい制御はQチャンネル(Q〜Q96)によって行なわれる。96ビットのQチャンネルデータは、CDについては図14のように構成される。この図14は、リードインエリアに記録されるQチャンネルデータを示す。
まずQ〜Qの4ビットはコントロールデータCTLとされ、オーディオのチャンネル数、エンファシス、CD−ROMの識別などに用いられる。即ち、4ビットのコントロールデータは次のように定義される。
「0***」:2チャンネルオーディオ
「1***」:4チャンネルオーディオ
「*0**」:CD−DA(CDデジタルオーディオ)
「*1**」:CD−ROM
「**0*」:ディジタルコピー不可
「**1*」:ディジタルコピー可
「***0」:プリエンファシスなし
「***1」:プリエンファシスあり
また、プログラムエリアのQチャンネルについては、「**0*」と「**1*」とが交互に変化する場合、著作権保護トラックから1世代以上コピーされたトラックを示し、これにより、例えば2世代以上のコピーを制限することができる。
記録再生装置側には、このコントロールビットが供給され、これにより、記録再生装置は、CD−DAデータであるか否かや、ディジタルコピーが許可されているか否かを判断する。なお、市販のCDでは、3ビット目は反転はせずにディジタルコピー禁止を意味する「**0*」固定で記録されている。また、一度ディジタルコピーされ、上述の3ビット目が反転する場合の反転周期については、CD−R/RWの規格が定められているオレンジブックにて9.75Hzと定義されている。記録装置側はこの3ビット目が規格相当の周期で反転していれば、一度ディジタルコピーされているディスクとして録音不可とし、市販のCDのような著作権保護ディスクであれば、CDからMDへのディジタルコピーが可能なように1世代のみディジタルコピーが許可され、更に次世代へはコピー不可となるように記録する。
次にQ〜Qの4ビットはアドレスADRとされ、これはQ〜Q80のデータのコントロールビットとされている。このアドレス4ビットが「0001」である場合は、続くQ〜Q80のサブQデータはオーディオCDについてのQデータであることを示している。そしてQ〜Q80で72ビットのサブQデータとされ、残りのQ81〜Q96はCRCとされる。
サブコード内容としてのQ〜Q80で72ビットは、各8ビットで図14に示す情報が記録されている。先ずトラックナンバ(TNO)が記録される。即ち各トラック#1〜#nでは「01」〜「99」のいずれかの値となる。またリードアウトエリアではトラックナンバは「AA」とされる。続いてインデックス(INDEX)として各トラックをさらに細分化することができる情報が記録される。
そして、トラック内の絶対時間アドレスとしてMIN(分)、SEC(秒)、FRAME(フレーム番号)が示され、さらに、PMIN(分)、PSEC(秒)、PFRAME(フレーム番号)が記録されている。絶対時間アドレスとは第1トラックの開始ポイントで0分0秒0フレームとされ、以降リードアウトまで連続的に付されている時間情報である。つまりこれはディスク上で各トラックを管理するための絶対アドレス情報となる。
次に、上述の図3に示すフォーマットとは異なるマルチセッションのディスクから、コピー許可されているCD−DAデータを他のディスクに記録する方法について説明する。ここでは、
1stセッションS1:CD−DAフォーマット
2ndセッションS2:CD−DAフォーマット
3rdセッションS3:CD−ROMフォーマット
4thセッションS4:CD−ROMフォーマット
という構成の4つのセッションから構成されるマルチセッションディスクにおいて、1stセッションS及び2ndセッションSのCD−DAフォーマットセッションのみを再生範囲とする再生装置について説明する。
図7は、このような4セッションのマルチセッションディスクのTOCリード処理方法を示すフローチャートである。図7に示すように、先ず、1stセッションS1のTOCリード処理をする(ステップS11)。そして、次のセッションが存在するか又は最後のセッションであるかが判定され(ステップS12)、最後のセッションであると判定された場合、即ちシングルセッションのディスクであると判定された場合は、TOCリード処理を終了する。
一方、次のセッションが存在する場合には、先ず1stセッションSがCD−DAフォーマットであったか否かが判定され(ステップS13)、1stセッションSがCD−DAフォーマットであった場合には、1stセッションSのリードインエリアLIに記録されたTOC情報のコントロールビットを出力した後、コントロールビットの出力をミュートする。この状態で、次のセッションSのリードインエリアLIにアクセスし(ステップS15)、TOCリード処理をし(ステップS16)、このセッションSが最後のセッションか又は次のセッションがあるかを判定し(ステップS16)、次のセッションSが存在しなければTOCリード処理を終了する。ここで、上述したように、4つのセッションを有するマルチセッションのディスクである場合には、ステップS15からステップS16を3回繰り返すことになる。
また、ステップS13にて、1stセッションSがCD−DAフォーマットではないと判定された場合、コントロールビットをミュート処理せず、従来通りそのままTOCリード処理を継続する。上述したように、再生装置10のCPU18は、1stセッションSのTOCリード処理で、1stセッションSがCD−DAフォーマットであると分かったときのみに、2ndセッションS以降のコントロールビット情報のミュートを行うよう制御している。
また、1stセッションがCD−DAフォーマット、2ndセッションがMP3フォーマットで構成されたマルチセッション構成のディスクにおいて、MP3フォーマットセッション側を優先的に再生する再生装置に本発明を適用しても弊害がないことについて説明する。MP3対応型の再生装置であっても、CD−DA及びMP3の2つのフォーマットが記録されたディスクからデータを再生する際には、いずれか一方のフォーマットを優先して再生するよう、例えばユーザ等により指示される。なお、再生装置では、MP3データは、再生したり、アナログデータとして複製することができても、他のディスクへディジタルデータのまま複製することはできない。
図8は、2ndセッションSにMP3にてデータが記録されたディスクのフォーマットを示す図である。即ち、図8に示すように、1stセッションSのプログラムエリアPAにはCD−DAフォーマットが記録され、2ndセッションSのプログラムエリアPAにはMP3データが記録されているものである。
MP3フォーマットは、圧縮オーディオデータであり、コンピュータデータとしてROMフォーマットと判定される。ここで、再生装置がROMデータであるMP3を優先的に再生するような場合において、本発明を適用すると、1stセッションSがCD−DAフォーマットであるため、2ndセッションS2をTOCリードする際には、コントロールビット情報のミュート処理が働く。従って、MP3フォーマット、つまりCD−ROMフォーマットである2ndセッションSのTOCリード処理時点では複製先のデジタルメディアは複製禁止状態にはならない。しかし、MP3ファイルを再生するには、TOCリード処理に引き続き、ファイル解析処理を行わなければならず、このファイル解析処理時にはデータをミュートせず、MP3デコーダにROMデータを送信する必要がある。よってこの時点でROMデータ情報がCPU18に供給され、これがディジタルアウト34を介して複製先のデジタルメディアの記録装置40に伝わり、複製禁止状態にすることができる。
即ち、プログラムエリアのチャンネルQにより、各トラックに関するコントロールビットが供給され、これにより、2ndセッションがROMデータであって、TOCのコントロールビットがミュートされていたとしても、プログラムエリアのコントロールビットにより、外部に接続された記録装置にこのデータが供給され、複製不可の状態となる。
このように、MP3データを優先するモードにおいてもMP3の複製が許可されない。また、CD−DAデータを優先して再生するモードにおいては、上述したように、CD−DAフォーマットである1stセッションSのコントロールビットのみしか外部の記録装置に出力しないため、CD−DAデータを他のメディアに記録することが可能である。
以上より、本実施の形態においては、MP3側を優先的に再生する再生装置へ実装しても、複製許可状態としてしまうような問題は生じず、CD−DAフォーマットとMP3フォーマットのどちらかを選択して再生させる再生装置においても同様の効果を奏する。
次に、本実施の形態における情報処理装置の他の例として、CD−DAデータを再生する再生装置と、この再生装置からのCD−DAデータをミニディスク等の光磁気ディスクに記録可能な記録再生装置とを搭載した記録再生装置としての情報処理装置について説明する。図9は、本実施の形態における情報処理装置の他の例としての記録再生装置を示すブロック図である。なお、図9に示す情報処理装置としての記録再生装置において、図4及び図5に示す夫々再生装置及び記録装置と同一の構成要素には同一の符号を付しその詳細な説明は省略する。
図9に示すように、記録再生装置70は、本発明を適用したコンパクトディスクを再生する再生部71と、光磁気ディスク41を回転可能に収納したディスクカートリッジ42の記録再生をする記録再生部72と、全体の動作を制御するシステムコントローラ73とから構成されている。
また、記録再生装置70は、コンパクトディスクや、光磁気ディスクの再生、停止等をユーザによって操作される操作部74と、装置の動作に関連した情報を表示する表示部75とを備えている。
操作部74は、光ディスクDやディスクカートリッジ42を再生するための再生開始、再生停止、順方向又は逆方向トラックジャンプ、再生停止、再生一時停止等の機能を実行するための押しボタン、ダイヤル等で構成されている。また、操作部74は、光ディスクD3に記録されているオーディオデータをディスクカートリッジ42の光磁気ディスク41にダビングするためのダビングボタンを有する。この操作部74は、ユーザによって操作されると、操作信号を発生し、発生した操作信号をシステムコントローラ(CPU)73に入力する。
表示部75は、液晶表示パネル等で構成されており、TOC用メモリ21に保存されているTOCデータに基づいて再生時間、再生中のトラックナンバ、タイトル等を文字、記号等を用いて表示する。
そして、操作部74のダビングボタンが押されると、再生部71にて、光ディスクのTOCが読み出され、TOC用メモリ21に保存される。そして、CPU73がこのTOCデータを読出し、コントロールビットをディジタルデータ生成部76に送ると共に、2ndセッション以降のコントロールビット情報が出力されないようにミュート回路77を制御する。
記録再生部72には、再生部71のディジタルデータ生成部76からコントロールビットをディジタルデータ入力部78を介してCPU73に送ることで、CPU73は、これからダビングしようとしているデータがCD−DAデータであるか、ROMデータであるかを判断し、CD−DAデータである場合には、表示部75に録音許可の表示をする。
ここで、本実施の形態におけるディジタルデータ生成部76は、上述したように、例えば2つのセッションからなるマルチセッションのディスクであって、2ndセッションにROMデータが記録されている場合であっても、2ndセッションに記録されているデータがROMデータであるというコントロールビットが記録再生部72へ供給されないため、記録再生部72では、供給されるデータがCD−DAデータであると判定でき、記録不可の表示を出さないようにすることができる。
このように構成された本実施の形態においては、マルチセッションディスクの再生に対応した再生装置にて、CD−EXTRAディスク、又は、1stセッションがCD−DAフォーマット、2ndセッション以降に、ROMセッションを含んだマルチセッションディスクのCD−DAフォーマットエリアを他のデジタルメディアに複製する際、2ndセッション以降のコントロールビットをミュートすることにより、一時でも録音不可を警告する状態を招かずに正常にオーディオトラックを複製することが可能である。
また、再生装置によっては録音不可警告状態になっても無理やりCDのオーディオトラックにアクセスさせてやれば録音可能状態に戻すことができるため、そのディスクがコピーコントロールディスクであったりすると、本来、MD等の他のディスクへのダビングは許可されているにも関わらず、録音不可の警告を出すことでユーザに混乱を招く恐れがある。
即ち、従来は、マルチセッションであっても、2ndセッション以降のTOCを読み込むようなことはなかったが、例えばMP3対応の再生装置においては、全てのセッションのTOCを読み出さない限り、そのディスクに何の情報が記載されているかわからず、一方では、2ndセッションを読み出した時点で、外部の記録装置に複製不可の表示なされる場合があった。
例えばCD−DAデータだけでなく、MP3データの再生も可能であるような再生装置は、どのようなCDが装着されても全てのTOCを読み出してしまうため、これに接続されるか、又は内蔵されるような記録装置に対して、コントロールビット情報を伝えてしまっていた。従って、CD−DAデータをディジタルコピーする目的で接続している外部の記録装置(又は内蔵された記録装置)においては、ROMデータであることを示すデータが入ってきた時点で、録音禁止に設定されてしまったり、複数のCDを装着可能な再生装置において、再生するディスク及びその曲をプログラムして再生してダビングするような場合、再生装置からのROMデータを示すコントロールビットにより、本来複製が許可されているCD−DAデータであるのにも関わらずユーザが複製できないと勘違いしたり、複製不可の表示を見て、複製をやめたり又は複製不可の表示が出ているのに複製が可能であったりと、ユーザに混乱を招いてしまっていた。
従って、本実施の形態のように、ディジタルコピーを許されているディスクのディジタルデータをコピーする場合には、1stセッション以降のコントロールビットを伝えないようにすることで、複製可能な場合に複製不可の表示がされることがなくなり、ユーザの混乱を防止することができる。
また、再生装置側から出力されるデータ(コントロールビット情報)をミュートすることにより、例えば記録装置が他社の製品の場合であっても、その記録装置をなんら変更することなく、上述の不具合を回避することができる。
通常のCD−DAデータが記録されるシングルセッションのディスクを示す模式図である。 マルチセッションのディスクフォーマットを示す模式図である。 1stセッション及び2ndセッションに夫々CD−DAデータ及びCD−ROMデータが記録されたマルチセッションディスクを示す模式図である。 本発明の実施の形態における再生装置を示す図であって、上記マルチセッションのディスクを再生可能な再生装置を示すブロック図である。 上記再生装置から供給されるディジタルデータを記録する外部の記録装置を示すブロック図である。 本発明の実施の形態におけるTOCリード処理方法を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態におけるTOCリード処理方法であって、4セッションのマルチセッションディスクのTOCリード処理方法を示すフローチャートである。 1stセッション及び2ndセッションに夫々CD−DAデータ及びMP34データが記録されたマルチセッションディスクを示す模式図である。 本発明の実施の形態における情報処理装置の他の例としての記録再生装置を示すブロック図である。 マルチセッション型のコンパクトディスクを説明する図である。 コンパクトディスクのフォーマットを説明する図である。 サブコードとフレームフォーマットを説明する図である。 サブコードを説明する図である。 TOCデータとなるリードインエリアに記録されたサブコードのQチャンネルを説明する図である。 特許文献2に記載の再生装置を示すブロック図である。
符号の説明
10 再生装置、11 スピンドルモータ、12 光ピックアップ、14 スレッド機構、13 RFアンプ、15 セレクタ、16 リードインデータ抽出部、17 サーボ回路、18 CPU、19 操作部、20 表示部、21 TOC用メモリ、22 1stセッション復調部、23 エラー訂正部、24 D/A変換部、25 出力端子、26 2ndセッション復調部、27 エラー訂正部、28 CD−ROMデコーダ、29 伸張部、30 D/A変換部、32 ディジタルデータ生成部、33 ミュート回路、34 出力端子、40 記録再生装置、41 光磁気ディスク、42 ディスクカートリッジ、44 操作部、45 表示部、43 システムコントローラ、46 モータ、47 回転制御部、48 光ピックアップ、49 RFアンプ、50 ドライバ、51 サーボ制御部、52 アドレスデコーダ、53 エンコーダ/デコーダ、54 バッファメモリ、55 メモリコントローラ、56 圧縮エンコーダ/デコーダ、57 D/A変換部、58 出力端子、59 磁気ヘッド、60 ヘッド駆動部

Claims (14)

  1. リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理装置において、
    上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し手段と、
    上記読出し手段により読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報を外部の装置に出力する識別情報出力手段と、
    再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記識別情報出力手段の出力を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータであることを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報を出力させないよう制御する
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  3. 上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータではないことを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報をそのまま出力させる
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  4. 上記外部の装置は、上記CD−DAデータを光磁気ディスクに書き換え可能に記録する記録装置である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  5. 2以上のセッションを有し、該セッションのデータエリアが異なるフォーマットで記録されている記録媒体の該異なるフォーマットの再生が可能である
    ことを特徴とする請求項1記載の情報処理装置。
  6. リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理方法において、
    上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し工程と、
    再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記読出し工程にて読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報の外部の装置への出力を制御する出力制御工程とを有する
    ことを特徴とする情報処理方法。
  7. 上記出力制御工程では、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータであることを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報を出力しない
    ことを特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  8. 上記出力制御工程では、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータではないことを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報をそのまま出力する
    ことを特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  9. 上記外部の装置は、上記CD−DAデータを光磁気ディスクに書き換え可能に記録する記録装置である
    ことを特徴とする請求項6記載の情報処理方法。
  10. リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理装置において、
    上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し手段と、
    上記読出し手段により読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報を出力する識別情報出力手段と、
    上記データ識別情報を受け取り、該データ識別情報に基づき上記データエリアのデータを他の記録媒体に記録する記録手段と、
    再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記識別情報出力手段の出力を制御する制御手段とを有する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  11. 上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションの上記データ識別情報がCD−DAデータであることを示す場合であって、上記第1のセッションのリードインエリアに記録された外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報を出力させないよう制御する
    ことを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  12. 上記制御手段は、上記再生対象の記録媒体の最内周側に配置される第1のセッションのリードインエリアに記録された上記データ識別情報がCD−DAデータではないことを示す場合であって、上記第1のセッションの外周側に隣接して設けられる第2のセッションを有する場合、該第2のセッションの上記データ識別情報をそのまま出力させる
    ことを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  13. 上記他の記録媒体は、データの書換え可能な光磁気ディスクであって、
    上記記録手段は、上記光磁気ディスクに上記CD−DAデータを記録する
    ことを特徴とする請求項10記載の情報処理装置。
  14. リードインエリア及びリードアウトエリアと、その間にデータが記録されるデータエリアとから構成されるセッションが複数設けられたマルチセッションの記録媒体を再生可能な情報処理方法において、
    上記リードインエリアに記録される上記データエリアの管理情報を読み出す読出し工程と、
    再生対象の記録媒体が上記マルチセッションの記録媒体であるか否かに応じて、上記読出し工程にて読み出された上記管理情報のうち上記データエリアに記録されたデータがCD−DAデータか否かを示すデータ識別情報の出力を制御する出力制御工程と、
    上記データ識別情報を受け取り、該データ識別情報に基づき上記データエリアのデータを他の記録媒体に記録する記録工程とを有する
    ことを特徴とする情報処理方法。
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