WO2006114866A1

WO2006114866A1 - エレベータの運転装置

Info

Publication number: WO2006114866A1
Application number: PCT/JP2005/007454
Authority: WO
Inventors: Kiyoji Kawai
Original assignee: Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha
Priority date: 2005-04-19
Filing date: 2005-04-19
Publication date: 2006-11-02
Also published as: US20090038890A1; CN101006003A; CN100572252C; JPWO2006114866A1; US7604096B2; JP4800208B2

Abstract

　エレベータの運転装置は、収納式の座部を有し乗場に設けられた乗場椅子と、座部を変位させる乗場椅子変位用装置と、乗場椅子変位用装置を制御する制御装置とを備えている。座部は、乗場椅子収納位置と、乗客が座るための乗場椅子使用位置との間で変位可能になっている。乗場椅子変位用装置は、上記乗場椅子使用位置から上記乗場椅子収納位置へ上記座部を変位させ、上記乗場椅子収納位置に上記座部を保持する収納実行動作と、上記乗場椅子収納位置での上記座部の保持を解除する収納解除動作とを行うようになっている。制御装置は、エレベータの運転状態を検出する運転検出手段からの情報に基づいて上記乗場椅子変位用装置を制御する乗場椅子制御手段を有している。

Description

明細書

エレベータの運転装置技術分野

[0001] この発明は、収納式の椅子が乗場に設けられたエレベータの運転装置に関するものである。

背景技術

[0002] 従来のエレベータでは、かご内に収納式の椅子が設けられて、ることがある。椅子は、かご内で所定の釦操作が行われることにより自動的に出されるようになつている。これにより、乗客はかご内で椅子に座ることができ、身体を休めることができる。なお、出された椅子は、力ごが目的階に着床し、力ご扉が閉じた後に自動的に収納される（特許文献 1参照)。

[0003] 特許文献 1 :特開平 9 315738号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力し、このような従来のエレベータでは、椅子がかご内のみに取り付けられて！/、るので、乗客はかご内では椅子を使用することができるが、乗場での待ち時間に椅子を使用することはできない。

また、乗場に椅子を設置すると、椅子が邪魔になってしまうおそれがある。

[0005] この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、乗場での待ち時間に椅子に座ることができ、乗場で椅子が邪魔になることを防止することができるエレベータの運転装置を得ることを目的とする。課題を解決するための手段

[0006] この発明によるエレベータの運転装置は、乗場椅子収納位置と、乗客が座るための乗場椅子使用位置との間で変位可能な座部を有し、乗場に設けられた乗場椅子、乗場椅子使用位置カゝら乗場椅子収納位置へ座部を変位させ、乗場椅子収納位置に座部を保持する収納実行動作と、乗場椅子収納位置での座部の保持を解除する収納解除動作とを行う乗場椅子変位用装置、及びエレベータの運転状態を検出する運転検出手段からの情報に基づいて乗場椅子変位用装置を制御する乗場椅子制御手段を有する制御装置を備えて、る。

図面の簡単な説明

[0007] [図 1]この発明の実施の形態 1によるエレベータの運転装置を示すブロック図である。

[図 2]図 1のエレベータの運転装置が設けられたエレベータ出入口を示す正面図である。

[図 3]図 2の ΠΙ-ΠΙ線に沿った断面図である。

[図 4]図 1の乗場椅子制御手段の処理動作を示すフローチャートである。

[図 5]図 1の乗場椅子収納解除制御手段の処理動作を示すフローチャートである。

[図 6]図 1の乗場椅子収納実行制御手段の処理動作を示すフローチャートである。

[図 7]図 1のかご椅子制御手段の処理動作を示すフローチャートである。

[図 8]図 1のかご椅子収納解除制御手段の処理動作を示すフローチャートである。

[図 9]図 1のかご椅子収納実行制御手段の処理動作を示すフローチャートである。発明を実施するための最良の形態

[0008] 以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。

実施の形態 1.

図 1は、この発明の実施の形態 1によるエレベータの運転装置を示すブロック図である。また、図 2は、図 1のエレベータの運転装置が設けられたエレベータ出入口を示す正面図である。さらに、図 3は、図 2の ΙΠ-ΙΙΙ線に沿った断面図である。図において、昇降路 1内を昇降される力ご 2には、力ご出入口 3が設けられている（図 3)。かご出入口 3は、一対のかごの戸 4により開閉される。また、乗場 5には、昇降路 1と乗場 5 とを連通する乗場出入口 7が設けられた乗場壁 6が設けられて、る。乗場出入口 7は、一対の乗場の戸 8により開閉される。かご 2には、図示しないドア駆動装置が搭載されている。力ご 2が乗場 5に着床しているときには、力ご出入口 3及び乗場出入口 7は、係合装置（図示せず）により互いに係合され、ドア駆動装置の駆動力により一体に変位可能になっている。

[0009] なお、乗場 5とかご 2内とを連通するエレベータ出入口は、かご出入口 3及び乗場出入口 7を有している。また、エレベータ出入口を開閉するエレベータドアは、各かごの戸 4及び各乗場の戸 8を有している。即ち、エレベータドアはドア駆動装置の駆動力により変位され、エレベータ出入口はエレベータドアにより開閉される。また、この例では、エレベータは、地上 5階建ての建物に設けられている。

[0010] 力ご 2には、エレベータ出入口の開閉動作を制御するドア開閉制御装置 9が搭載されている（図 3)。また、力ご 2内には、かご操作盤 10が設けられている。かご操作盤 1 0には、かご 2の呼び登録を行うためのかご側呼び登録装置 11と、エレベータ出入口の戸開動作及び戸閉動作のそれぞれを行うためにかご 2内で操作される戸開釦 12 及び戸閉釦 13とが設けられている。さらに、力ご 2の内壁には、収納式のかご椅子 1 4が設けられている。

[0011] かご側呼び登録装置 11は、力ご 2内で操作される複数 (この例では、 1階〜 5階に対応する 5つ）の行き先階釦 15を有している。各行き先階釦 15の操作により、それぞれ対応する行き先階へのかご 2の呼び登録が行われる。

[0012] かご椅子 14は、力ご 2の内壁に設けられた水平軸を中心に回動可能な座部 16を有している。かご 2の内壁には、座部 16を収納するための収納部 17が設けられている。座部 16は、収納部 17に収納されるかご椅子収納位置（図 3の実線）と、収納部 1 7からかご 2の内側へ出され、かご 2内の乗客が座るためのかご椅子使用位置（図 3の二点破線）との間で回動可能になっている。

[0013] また、力ご 2の内壁には、かご椅子収納位置とかご椅子使用位置との間で座部 16 を回動させるかご椅子用駆動装置 (座部変位用装置） 18 (図 1)が設けられている。即ち、かご椅子用駆動装置 18は、座部 16のかご椅子使用位置での保持を解除してかご椅子収納位置へ座部 16を回動させる収納実行動作と、座部 16のかご椅子収納位置での保持を解除してかご椅子使用位置へ座部 16を回動させる収納解除動作とを行うようになっている。

[0014] 乗場 5には、収納式の乗場椅子 19が設けられている。乗場椅子 19は、乗場壁 6〖こ設けられた水平軸を中心に回動可能な座部 20を有している。乗場壁 6には、座部 20 が収納される収納部 21が設けられている。座部 20は、収納部 21に収納される乗場椅子収納位置と（図 2の二点破線）、収納部 21から乗場 5側へ出され、乗場 5の乗客が座るための乗場椅子使用位置（図 2の実線）との間で回動可能になっている。 [0015] また、乗場壁 6には、乗場椅子収納位置と乗場椅子使用位置との間で座部 20を回動させる乗場椅子用駆動装置 (座部変位用装置) 22 (図 1)が設けられている。即ち、乗場椅子用駆動装置 22は、座部 20の乗場椅子使用位置での保持を解除して乗場椅子収納位置へ座部 20を回動させる収納実行動作と、座部 20の乗場椅子収納位置での保持を解除して乗場椅子使用位置へ座部 20を回動させる収納解除動作とを行うようになっている。

[0016] 乗場壁 6の座部 20と乗場出入口 7の間の部分には、乗場操作盤 23と、乗場スピー力（報知装置） 24とが設けられている。乗場操作盤 23には、力ご 2の呼び登録を行うための乗場側呼び登録装置 25と、かご 2の位置及び移動方向を表示するかご走行表示装置 26と、乗場椅子 19の座部 20が回動 (変位)されることを乗場 5へ報知するための乗場椅子動作表示装置 (報知装置) 27とが設けられて、る。

[0017] 乗場側呼び登録装置 25は、乗場 5で操作される一対の乗場操作釦 28を有している。各乗場操作釦 28の操作により、乗場 5におけるかご 2の呼び登録が行われる。乗場椅子動作表示装置 27は、乗場椅子用駆動装置 22が収納実行動作を行うときに点灯される収納実行注意灯 29と、乗場椅子用駆動装置 22が収納解除動作を行うときに点灯される収納解除注意灯 30とを有している。乗場スピーカ 24は、乗場椅子 19 の座部 20が回動（変位)されることを音声により乗場 5へ報知するようになって、る。

[0018] 乗場椅子 19の座部 20には、乗客が座っている力否かを検出するための乗場椅子荷重検出装置 31が設けられている。また、乗場 5には、座部 20が回動される範囲内で障害物の存在の有無を検出するための障害物検出装置 32が設けられている。この例では、障害物検出装置 32は、投受光式の光センサとされている。即ち、障害物検出装置 32は、乗場 5の天井部及び床部のいずれか一方に設けられた投光部 33と、天井部及び床部のいずれか他方に設けられ、投光部 33からの光を受光するための受光部 34とを有している。障害物検出装置 32では、投光部 33からの光の受光部 34による受光の有無によって障害物の存在の有無が検出されるようになっている。

[0019] エレベータ出入口には、戸閉動作の完了の有無を検出するための全閉検出装置 3 5が設けられている（図 1)。また、昇降路 1内には、制御盤（図示せず)が設けられている。制御盤には、乗場側呼び登録装置 25によるかご 2の呼び登録に応答してかご 2が乗場 5に着床し、戸開動作が開始されたことを検出するための乗場応答戸開検出装置 37と、所定の時間帯が設定された時計装置 38とが搭載されている。時計装置 38に設定される所定の時間帯としては、例えばエレベータが設けられた建物が事務所ビルである場合には、エレベータの利用者が多くなる繁忙時間帯（出勤時や帰宅時)等が挙げられる。さらに、建物には、中央管理室（図示せず）が設けられている。中央管理室には、エレベータの運転を遠隔管理する遠隔管理装置 39が設けられている。

[0020] 制御盤には、エレベータの運転を制御する制御装置 40が搭載されている。制御装置 40は、乗場椅子 19の座部 20が回動（変位)するときの制御を行う乗場椅子制御手段 41と、力ご椅子 14の座部 16が回動 (変位)するときの制御を行うかご椅子制御手段 42とを有している。

[0021] 乗場椅子制御手段 41は、座部 20が乗場椅子収納位置から乗場椅子使用位置へ回動 (変位)するときの制御を行う乗場椅子収納解除制御手段 43と、座部 20が乗場椅子使用位置から乗場椅子収納位置へ回動するときの制御を行う乗場椅子収納実行制御手段 44とを有している。かご椅子制御手段 42は、座部 16がかご椅子収納位置からかご椅子使用位置へ回動するときの制御を行うかご椅子収納解除制御手段 4 5と、座部 16がかご椅子使用位置力かご椅子収納位置へ回動するときの制御を行うかご椅子収納実行制御手段 46とを有して、る（図 1)。

[0022] 乗場椅子収納解除制御手段 43には、乗場側呼び登録装置 25、障害物検出装置 32、時計装置 38及び遠隔管理装置 39のそれぞれからの情報が入力されるようになつている。乗場椅子収納実行制御手段 44には、乗場椅子荷重検出装置 31、全閉検出装置 35、乗場応答戸開検出装置 37、時計装置 38及び遠隔管理装置 39のそれぞれ力の情報が入力されるようになって!/、る。

[0023] 乗場椅子収納解除制御手段 43は、少なくとも乗場側呼び登録装置 25によりかご 2 の呼び登録が行われたことを条件として、収納解除動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御するようになっている。また、乗場椅子収納解除制御手段 43は、障害物検出装置 32により障害物が検出されているとき、及びエレベータが運転される時間帯が時計装置 38に設定された所定の時間帯であるときの少なくともいずれか一方に該当するときには、収納解除動作の開始を阻止するように乗場椅子用駆動装置 2 2を制御するようになって、る。

[0024] 乗場椅子収納実行制御手段 44は、少なくとも乗場側呼び登録装置 25によるかご 2 の呼び登録に応答してかご 2が乗場 5に着床し、乗場 5におけるエレベータ出入口の戸閉動作が完了したことを条件として、収納実行動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御するようになっている。また、乗場椅子収納実行制御手段 44は、乗場 5 におけるエレベータ出入口が戸開状態とされ、かつ乗客が座部 20に座って、ることが乗場椅子荷重検出装置 31により検出されているときには、エレベータ出入口の戸閉動作の開始を阻止するようにドア開閉制御装置 9へ戸開維持指令を出力するようになっている。

[0025] 乗場椅子制御手段 41は、乗場椅子用駆動装置 22の収納実行動作及び収納解除動作のそれぞれが行われるときに、座部 20が回動（変位)することを乗場スピーカ 24 及び乗場椅子動作表示装置 27のそれぞれにより乗場 5へ報知させるようになって、る。また、乗場椅子制御手段 41は、遠隔管理装置 39からの情報に基づいて、収納実行動作及び収納解除動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御するようにもなっている。

[0026] かご椅子収納解除制御手段 45には、乗場椅子制御手段 41及び乗場応答戸開検出装置 37のそれぞれ力もの情報が入力されるようになっている。かご椅子収納実行制御手段 46には、かご側呼び登録装置 11及び全閉検出装置 35のそれぞれの情報が入力されるようになって、る。

[0027] かご椅子収納解除制御手段 45は、少なくとも乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了しており、かつ乗場側呼び登録装置 25による呼び登録に力ご 2が応答し、エレベータ出入口の戸開動作が開始されたことを条件として、収納解除動作を行うようにかご椅子用駆動装置 18を制御するようになっている。また、かご椅子収納実行制御手段 46は、かご側呼び登録装置 11によって行われたすべての呼び登録に応答し、エレベータ出入口の戸閉動作が完了したことを条件として、収納実行動作を行うようにかご椅子用駆動装置 18を制御するようになっている。

[0028] なお、エレベータの運転状態を検出する運転検出手段は、かご側呼び登録装置 1 1、乗場側呼び登録装置 25、全閉検出装置 35及び乗場応答戸開検出装置 37を有している。

[0029] 次に、動作について説明する。通常は、座部 16がかご椅子収納位置に配置され、座部 20が乗場椅子収納位置に配置されている。座部 16が変位されるときの動作はかご椅子制御手段 42により制御され、座部 20が変位されるときの動作は乗場椅子制御手段 41により制御される。

[0030] 図 4は、図 1の乗場椅子制御手段 41の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、乗場椅子制御手段 41は、まず、乗場椅子収納解除制御手段 43による処理動作を行った後（S1)、乗場椅子収納実行制御手段 44による処理動作を行う（ S2)。

[0031] 次に、乗場椅子収納解除制御手段 43の処理動作について説明する。図 5は、図 1 の乗場椅子収納解除制御手段 43の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、乗場椅子収納解除制御手段 43は、まず、時計装置 38からの情報に基づいて、エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯 (即ち、繁忙時間帯）に該当する力否かを判定する（Sl l)。所定の時間帯に該当しない場合には、遠隔管理装置 39からの収納解除指令が乗場椅子制御手段 41に入力されている力否かを判定する（S12)。収納解除指令の入力がない場合には、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われたか否かを判定する（S13)。乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われていない場合には、乗場椅子用駆動装置 22の動作は行われず、座部 20の乗場椅子収納位置での保持が維持される。

[0032] エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯に該当する場合、遠隔管理装置 3 9からの収納解除指令が入力されている場合、あるいは乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われている場合には、乗場椅子収納解除制御手段 43は、座部 20 が変位されることを表示するための収納解除表示指令を乗場椅子動作表示装置 27 に出力する。即ち、乗場椅子収納解除制御手段 43は、収納解除注意灯 30が点灯するように乗場椅子動作表示装置 27を動作させる（S 14)。この後、座部 20が変位されることについての音声を発生するための収納解除報知指令を乗場スピーカ 24に出力する。これにより、この例では、「椅子が出ます。ご注意願います。」という音声を発生する（アナウンスを行う）ように乗場スピーカ 24が動作される（S15)。

[0033] この後、乗場椅子収納解除制御手段 43は、座部 20が変位される範囲内での障害物の存在を障害物検出装置 32が検出している力否かを判定する（S16)。障害物が検出されている場合には、座部 20が変位されることについての音声を発生するための収納解除報知指令を乗場スピーカ 24に出力する。これにより、この例では、「椅子が出ます。椅子が出る位置力も離れて下さい。」という音声を発生する（アナウンスを行う）ように乗場スピーカ 24が動作される（S 17)。

[0034] 障害物検出装置 32によって障害物が検出されていない場合には、乗場椅子収納解除制御手段 43は、収納解除動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22に収納解除動作指令を出力する (S18)。これにより、乗場椅子用駆動装置 22が動作され、座部 20は、乗場椅子収納位置から乗場椅子使用位置へ回動される。

[0035] 次に、乗場椅子収納実行制御手段 44の処理動作について説明する。図 6は、図 1 の乗場椅子収納実行制御手段 44の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、乗場椅子収納実行制御手段 44は、まず、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われたか否かを判定する（S21)。乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われていない場合には、時計装置 38からの情報に基づいて、エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯に該当している力否かを判定する（S22)。所定の時間帯に該当していない場合には、遠隔管理装置 39からの収納実行指令が乗場椅子収納実行制御手段 44に入力されてヽるか否かを判定する（S23)。収納実行指令の入力がない場合には、乗場椅子用駆動装置 22は動作されず、座部 20の使用位置での保持が維持される。

[0036] エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯に該当している場合、あるいは遠隔管理装置 39からの収納実行指令の入力がある場合には、乗場椅子収納実行制御手段 44は、乗場椅子用駆動装置 22に収納実行動作指令を出力する (S24)。これにより、乗場椅子用駆動装置 22が動作され、座部 20は、乗場椅子使用位置から乗場椅子収納位置へ回動される。

[0037] 一方、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われている場合には、乗場椅子収納実行制御手段 44は、乗場応答戸開検出装置 37からの情報に基づいてエレベータ出入口の戸開動作が開始されている力否かを判定する（S25)。戸開動作の開始がされていない場合には、戸開動作の開始の有無を繰り返し判定する。

[0038] 戸開動作の開始がされている場合には、エレベータ出入口の戸開待機時間が終了しているカゝ否かと、かご操作盤 10に設けられた戸閉釦 13が操作された力ゝ否カゝとを判定する (S26)。戸開待機時間が終了していない場合、及び戸閉釦 13が操作されていない場合には、戸開待機時間の終了の有無及び戸閉釦 13の操作の有無を繰り返し判定する。

[0039] 戸開待機時間が終了した場合、あるいは戸閉釦 13が操作された場合には、乗客が座部 20に座っていることを乗場椅子荷重検出装置 31が検出している力否かを判定する（S27)。乗客が座っていることを検出している場合には、エレベータ出入口の戸閉動作の開始を阻止するための戸閉動作阻止指令をドア開閉制御装置 9に出力する（S28)。これにより、エレベータ出入口の戸開待機状態が維持される。この後、乗客が座部 20に座っている力否かの判定を繰り返し行う。

[0040] 乗客が座部 20に座って、ることを乗場椅子荷重検出装置 31が検出して、な、場合には、エレベータ出入口の戸閉動作の開始を行うための戸閉動作実行指令をドア開閉制御装置 9に出力する（S29)。これにより、エレベータ出入口の戸閉動作が開始される。

[0041] この後、エレベータ出入口の戸閉動作が完了した力否かを全閉検出装置 35からの情報により判定する（S30)。戸閉動作の完了が検出されていない場合には、戸閉動作の完了の有無を繰り返し判定する。戸閉動作の完了が検出された場合には、座部 20が変位されることを表示するための収納実行表示指令を乗場椅子動作表示装置 27に出力する（S31)。これにより、収納実行注意灯 29が点灯される。また、座部 20 が変位されることを音声で報知するための収納実行報知指令を乗場スピーカ 24に出力する（S32)。これにより、乗場スピーカ 24から、「椅子をしまいます。ご注意下さい。」との音声が発せられ、アナウンスされる。

[0042] この後、乗場椅子収納実行制御手段 44は、乗場椅子用駆動装置 22に収納実行動作指令を出力し (S24)、座部 20は、乗場椅子使用位置から乗場椅子収納位置へ回動される。 [0043] 次に、かご椅子制御手段 42の処理動作について説明する。図 7は、図 1のかご椅子制御手段 42の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、かご椅子制御手段 42は、まず、かご椅子収納解除制御手段 45による処理動作を行った後（S 41)、かご椅子収納実行制御手段 46による処理動作を行う（S42)。

[0044] 次に、かご椅子収納解除制御手段 45の処理動作について説明する。図 8は、図 1 のかご椅子収納解除制御手段 45の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、かご椅子収納解除制御手段 45は、まず、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録にかご 2が応答し、エレベータ出入口の戸開動作が開始された力否かを判定する（S51)。戸開動作が開始されている場合には、乗場椅子制御手段 41からの情報に基づいて、乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了している力否かを判定する（S52)。乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了している場合には、かご椅子用駆動装置 18に収納解除動作指令を出力する（S53)。これにより、かご椅子 14の座部 16がかご椅子収納位置力もかご椅子使用位置へ回動される。

[0045] 一方、エレベータの戸開動作の開始がされていない場合、あるいは乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了していない場合には、かご椅子用駆動装置 18の動作は行われず、座部 16のかご椅子収納位置での保持が維持される。

[0046] 次に、かご椅子収納実行制御手段 46の処理動作について説明する。図 9は、図 1 のかご椅子収納実行制御手段 46の処理動作を示すフローチャートである。図に示すように、かご椅子収納実行制御手段 46は、まず、かご椅子収納解除制御手段 45 力もの情報に基づいて、力ご椅子用駆動装置 18の収納解除動作が行われた力否かを判定する (S61)。収納解除動作が行われていない場合には、かご椅子用駆動装置 18の動作は行われず、座部 16のかご椅子収納位置での保持が維持される。

[0047] かご椅子用駆動装置 18の収納解除動作が行われた場合には、かご側呼び登録装置 11によるすベての呼び登録に対するかご 2の応答が完了し、最終の呼び登録に対するかご 2の応答時におけるエレベータ出入口の戸閉動作が完了した力否かを判定する（S62)。最終の呼び登録に対する応答時の戸閉動作が完了していない場合には、最終の呼び登録に対する戸閉動作が完了するまで、同様の判定を行う。

[0048] 最終の呼び登録に対し、力ご 2が応答して戸閉動作が完了した場合には、かご椅子収納実行制御手段 46は、かご椅子用駆動装置 18に収納実行動作指令を出力する（S63)。これにより、かご椅子用駆動装置 18が動作され、座部 16は、かご椅子使用位置からかご椅子収納位置へ回動される。

[0049] このようなエレベータの運転装置では、制御装置 40は、乗場椅子収納位置と乗場椅子使用位置との間で座部 20を変位させるように乗場椅子用駆動装置 22を制御する乗場椅子制御手段 41を有しているので、乗場 5において、エレベータの運転に合わせて座部 20を出し入れすることができる。これにより、乗場 5における乗客は、乗場 5での待ち時間に乗場椅子 19を使用することができるとともに、エレベータの運転に関連して乗場椅子 19が不要であるときには、座部 20を収納して乗場椅子 19が邪魔になることを防止することができる。

[0050] また、制御装置 40は、乗場椅子制御手段 41及び運転検出手段のそれぞれからの情報に基づいて、力ご椅子収納位置とかご椅子使用位置との間で座部 16を変位させるようにかご椅子用駆動装置 18を制御するかご椅子制御手段 42をさらに有しているので、乗場椅子 19の座部 20の変位に関連させてかご椅子 14の座部 16を変位させることができ、かご 2内においても、座部 16を出し入れすることができる。これにより、力ご 2内における乗客は、かご椅子 14を使用することができるとともに、エレベータの運転に関連してかご椅子 14が不要であるときには、座部 16を収納してかご 2内においてかご椅子 14が邪魔になることを防止することができる。

[0051] また、乗場椅子制御手段 41は、乗場側呼び登録装置 25によって呼び登録が行われていることを条件として、収納解除動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御し、乗場応答戸開検出装置 37によって戸開動作が開始されたことが検出された後、全閉検出装置 35によって戸閉動作が完了したことが検出されたことを条件として、収納実行動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御するようになって、るので、乗場 5での待ち時間に乗客が乗場椅子 19を使用することができるとともに、乗場 5の乗客がかご 2内に移動した後には、乗場 5において邪魔にならないように乗場椅子 1 9の座部 20を収納することができる。

[0052] また、乗場椅子 19の座部 20には、乗客が座部 20に座っているか否かを検出するための乗場椅子荷重検出装置 31が設けられているので、戸開動作が完了した後にも、乗客が座部 20に座ってかご 2内に移動しない場合には、戸開状態を維持するようにすることができる。これにより、乗客は、例えばお年寄り等のように、かご 2内に移動するために時間を要する場合であっても、かご 2により確実に乗車することができる

[0053] また、かご椅子制御手段 42は、乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了し、かつ乗場側呼び登録装置 25による呼び登録にかご 2が応答してエレベータ出入口の戸開動作が開始されていることを条件として、収納解除動作を行うようにかご椅子用駆動装置 18を制御し、かご側呼び登録装置 11による呼び登録にかご 2が応答してエレベータ出入口の戸閉動作が完了していることを条件として、収納実行動作を行うようにかご椅子用駆動装置 18を制御するようになっているので、乗場椅子 19に座っている乗客がかご 2内に入ったときに、かご椅子 14を使用可能にすることができ、また、乗客が力ご 2内で指定した行き先階にかご 2が到着し、行き先階でのサービスが終了したときに、かご椅子 14を収納することができる。

[0054] また、制御装置 40は、乗場椅子用駆動装置 22の使用解除動作及び収納実行動作のそれぞれが行われるときに、座部 20が変位することを乗場スピーカ 24及び乗場椅子動作表示装置 27により報知させるようになっているので、乗客に注意を喚起させることができ、変位される座部 20の乗客への接触の防止を図ることができる。

[0055] また、乗場 5には、座部 20が変位される範囲内での障害物の存在の有無を検出するための障害物検出装置 32が設けられているので、座部 20が障害物に当たって損傷することを防止することができる。

[0056] また、制御装置 40は、時計装置 38からの情報により、エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯であるときに、収納解除動作の開始を阻止するように乗場椅子用駆動装置 22を制御するようになっているので、例えば出勤や帰宅等の時間帯のようにエレベータの利用者数の多い時間帯に、座部 20を強制的に収納させておくことができる。これにより、座部 20が乗場 5を通行する乗客の邪魔になることを防止することができる。

[0057] また、乗場椅子制御手段 41は、エレベータの運転を遠隔から管理する遠隔管理装置 39からの情報に基づ、て、乗場椅子用駆動装置 22を制御するようになって、るので、遠隔からの制御により、座部 20の変位を行うこともできる。

[0058] なお、上記の例では、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録が行われることが乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作を行うための条件とされているが、乗場側呼び登録装置 25とは別に乗場椅子使用要求釦を乗場操作盤 23に設け、乗場椅子使用要求釦の操作により乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が行われるようにしてもよい。また、乗場椅子使用要求釦を乗場操作盤 23に設けた場合、乗場椅子使用要求釦の操作によってもかご 2の呼び登録が行えるようにしてもよい。さらに、乗場操作釦 28に対して所定の操作 (例えばダブルクリップ等）が行われたこと (即ち、プロックサイン登録されたこと)を条件として、乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が乗場椅子収納解除制御手段 43の制御により行われるようにしてもよい。このようにすれば、乗客が乗場椅子 19の使用を希望するときのみに、乗場椅子使用位置に座部 20を変位させることができる。

[0059] また、上記の例では、乗場椅子 19の設置数が 1台のエレベータにつき各乗場 5に 1 つとされている力 1台のエレベータにつき、 2つ以上の乗場椅子 19を設置してもよい。また、上記の例では、エレベータの台数は、 1台とされている力複数台であってちょい。

[0060] また、上記の例では、乗場椅子収納位置での座部 20の保持を解除して乗場椅子収納位置力も乗場椅子使用位置へ座部 20を変位させる一連の動作が乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作とされて、るが、乗場椅子収納位置での座部 20の保持を解除する動作のみを収納解除動作としてもよい。この場合、乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作が完了したときには、利用者が座部 20を手で引き出して乗場椅子 19を使用することができることを報知するための案内（アナウンス）が乗場スピー力 24により行われる。

[0061] また、上記の例では、乗場椅子制御手段 41は、乗場椅子荷重検出装置 31からの情報に基づいて、エレベータ出入口の戸閉動作の開始の可否を判定するようになつているが、乗場椅子荷重検出装置 31からの情報に基づいて、乗場椅子用駆動装置 22の収納実行動作の開始の可否を判定するようになっていてもよい。この場合、乗場椅子制御手段 41は、乗客が座部 20に座ってヽることが乗場椅子荷重検出装置 3 1により検出されているときには、収納実行動作の開始を阻止するように乗場椅子荷重検出装置 31を制御するようになっている。

[0062] また、上記の例では、乗場側呼び登録装置 25による呼び登録にかご 2が応答してエレベータ出入口の戸閉動作が完了したときに、乗場椅子用駆動装置 22の収納実行動作が行われるようになつている力上下方向を示す一対の乗場操作釦 28の両方が操作される場合もあることから、すべて（2つ）の乗場操作釦 28の操作による呼び登録に力ご 2が応答し、戸閉動作が完了するまで、乗場椅子用駆動装置 22の収納実行動作の開始が阻止されるようになって、てもよ、。

[0063] また、上記の例では、かご椅子用駆動装置 18の収納実行動作は、かご側呼び登録装置 11によるすベての呼び登録にかご 2が応答し、最終の呼び登録に対するエレベータ出入口の戸閉動作が完了するまで、行われないようになつている力かご側呼び登録装置 11による各呼び登録にかご 2が応答してエレベータ出入口の戸閉動作が完了する度ごとに、かご椅子用駆動装置 18の収納実行動作が行われるようにしてちょい。

[0064] また、上記の例では、かご椅子 14の座部 16が変位されることをかご 2内に報知するようにはなっていないが、座部 16が変位されることをかご 2内に報知するために、かご内スピーカ及びかご椅子動作表示装置を力ご 2内に設けてもよい。この場合、かご椅子 14の座部 16が変位されるときに、座部 16が変位されることがかご椅子動作表示装置により表示され、かご内スピーカから音声により発せられる。このようにすると、かご 2内の乗客に注意を喚起させることができ、乗客に対する座部 16の接触の防止を図ることがでさる。

[0065] また、上記の例では、かご椅子 14の座部 16に乗客が座っている力否かが検出されるようにはなって!/ヽな、が、乗客が座部 16に座って、るか否かを検出するかご椅子荷重検出装置を座部 16に設けてもよい。この場合、かご椅子制御手段 42は、かご側呼び登録装置 11による呼び登録にかご 2が応答してエレベータ出入口の戸開動作が完了し、かつ乗客が座部 16に座っていることがかご椅子荷重検出装置により検出されて、るときには、エレベータ出入口の戸閉動作の開始を阻止するようにエレべ一タの運転を制御する。また、かご椅子制御手段 42は、乗客が座部 16に座っていることが力ご椅子荷重検出装置により検出されているときには、収納実行動作の開始を阻止するようにかご椅子用駆動装置 18を制御する。このようにすると、例えばお年寄り等のように、乗客の移動に時間を要する場合であっても、乗客はかご 2内から乗場 5 へより確実に移動することができる。また、乗客が座っているにもかかわらずかご椅子用駆動装置 18の収納実行動作が行われるようなことを防止することができる。

[0066] また、上記の例では、障害物検出装置 32が乗場 5にのみ設けられている力力ご 2 内にも障害物検出装置を設けてもよい。この場合、かご椅子 14の座部 16が変位される範囲内に障害物が存在していることが障害物検出装置により検出されているときには、力ご椅子制御手段 42の制御により、力ご椅子用駆動装置 18の収納解除動作の開始が阻止される。このようにすると、乗場椅子 19の損傷だけでなぐかご椅子 14の損傷の防止も図ることができる。

[0067] また、上記の例では、座部 20の変位が実際に行われた力否かについての検出は行われて!/、な!/、が、収納解除動作及び収納実行動作の少なくとも、ずれか一方の完了の有無を検出する動作完了検出装置を乗場椅子用駆動装置 22あるいは座部 2 0に設けてもよい。この場合、所定の時間が経過しても動作完了検出装置が収納解除動作及び収納実行動作のいずれかの完了を検出していないときには、座部 20の変位が不可能であることについての案内（アナウンス）が乗場スピーカ 24及び乗場椅子動作表示装置 27によって行われる。

[0068] また、上記の例では、座部 16の変位が実際に行われた力否かについての検出は行われて!/、な!/、が、収納解除動作及び収納実行動作の少なくとも、ずれか一方の完了の有無を検出する動作完了検出装置を力ご椅子用駆動装置 18あるいは座部 1 6に設けてもよい。この場合、所定の時間が経過しても動作完了検出装置が収納解除動作及び収納実行動作のいずれかの完了を検出していないときには、座部 16の変位が不可能であることについての案内（アナウンス）がかご内スピーカ及びかご椅子動作表示装置によって行われる。

[0069] また、上記の例では、エレベータが運転される時間帯が所定の時間帯であるときに、収納解除動作の開始が阻止されるのは、乗場椅子用駆動装置 22のみとなっているが、かご椅子用駆動装置 18の収納解除動作の開始も所定の時間帯に阻止されるようにしてもよい。このようにすれば、例えば混雑時等に、かご椅子 14がかご 2内で邪魔〖こなることを防止することができる。

また、上記の例では、乗場椅子用駆動装置 22の収納解除動作の開始を阻止するための所定の時間帯のみが時計装置 38に設定されているが、乗場椅子用駆動装置 22の収納実行動作の開始を阻止するための時間帯も時計装置 38に設定してもよい。即ち、第 1設定時間帯と第 2設定時間帯とを時計装置 38に設定し、乗場椅子制御手段 41は、エレベータが運転される時間帯が第 1設定時間帯であるときに、収納実行動作を行うように乗場椅子用駆動装置 22を制御し、エレベータが運転される時間帯が第 2設定時間帯であるときに、収納解除動作を行うように乗場椅子用駆動装置 2 2を制御するようにしてもよい。このようにすれば、乗場椅子 19の動作を時間帯ごとに管理することができる。

Claims

請求の範囲

[1] 乗場椅子収納位置と、乗客が座るための乗場椅子使用位置との間で変位可能な座部を有し、乗場に設けられた乗場椅子、

上記乗場椅子使用位置から上記乗場椅子収納位置へ上記座部を変位させ、上記乗場椅子収納位置に上記座部を保持する収納実行動作と、上記乗場椅子収納位置での上記座部の保持を解除する収納解除動作とを行う乗場椅子変位用装置、及び

エレベータの運転状態を検出する運転検出手段からの情報に基づいて上記乗場椅子変位用装置を制御する乗場椅子制御手段を有する制御装置

を備えて、ることを特徴とするエレベータの運転装置。

[2] かご椅子収納位置と、乗客が座るための力ご椅子使用位置との間で変位可能な座部を有し、力ご内に設けられた力ご椅子、及び

上記かご椅子使用位置から上記かご椅子収納位置へ上記座部を変位させ、上記かご椅子収納位置に上記座部を保持する収納実行動作と、上記かご椅子収納位置での上記座部の保持を解除する収納解除動作とを行うかご椅子変位用装置

をさらに備え、

上記制御装置は、上記乗場椅子制御手段及び上記運転検出手段のそれぞれからの情報に基づいて上記力ご椅子変位用装置を制御する力ご椅子制御手段をさらに有して、ることを特徴とする請求項 1に記載のエレベータの運転装置。

[3] 上記運転検出手段は、上記乗場において呼び登録を行うための乗場側呼び登録装置と、上記乗場側呼び登録装置による呼び登録にかごが応答してエレベータ出入口の戸開動作が開始された力否かを検出するための乗場応答戸開検出装置と、上記エレベータ出入口の戸閉動作が完了したか否かを検出するための全閉検出装置とを有しており、

上記乗場椅子制御手段は、上記乗場側呼び登録装置によって上記呼び登録が行われていることを条件として、上記収納解除動作を行うように上記乗場椅子変位用装置を制御し、上記乗場応答戸開検出装置によって上記戸開動作が開始されたことが検出された後、上記全閉検出装置によって上記戸閉動作が完了したことが検出されたことを条件として、上記収納実行動作を行うように上記乗場椅子変位用装置を制御するようになつていることを特徴とする請求項 1又は請求項 2に記載のエレベータの運転装置。

[4] 乗客が上記乗場椅子の上記座部に座っている力否かを検出するための乗場椅子荷重検出装置をさらに備え、

上記乗場椅子制御手段は、上記乗場側呼び登録装置による上記呼び登録に上記力ごが応答して上記エレベータ出入口の戸開動作が完了し、かつ上記乗客が上記座部に座っていることが上記乗場椅子荷重検出装置により検出されているときには、上記エレベータ出入口の戸閉動作の開始を阻止するようにエレベータの運転を制御するようになつていることを特徴とする請求項 3に記載のエレベータの運転装置。

[5] 上記運転検出手段は、上記かご内において呼び登録を行うためのかご側呼び登録装置をさらに有しており、

上記かご椅子制御手段は、上記乗場椅子変位用装置の上記収納解除動作が完了し、かつ上記乗場側呼び登録装置による上記呼び登録に上記かごが応答してェレベータ出入口の戸開動作が開始されていることを条件として、上記収納解除動作を行うように上記かご椅子変位用装置を制御し、上記かご側呼び登録装置による上記呼び登録に上記かごが応答して上記エレベータ出入口の戸閉動作が完了していることを条件として、上記収納実行動作を行うように上記かご椅子変位用装置を制御するようになつていることを特徴とする請求項 3又は請求項 4に記載のエレベータの運転装置。

[6] 乗客が上記かご椅子の上記座部に座っている力否かを検出するためのかご椅子荷重検出装置をさらに備え、

上記かご椅子制御手段は、上記かご側呼び登録装置による上記呼び登録に上記力ごが応答してエレベータ出入口の戸開動作が完了し、かつ上記乗客が上記座部に座っていることが上記かご椅子荷重検出装置により検出されているときには、上記エレベータ出入口の戸閉動作の開始を阻止するようにエレベータの運転を制御するようになつていることを特徴とする請求項 5に記載のエレベータの運転装置。

[7] 報知装置をさらに備え、上記制御装置は、上記収納実行動作が行われるとき及び上記収納解除動作が行われるときに、上記座部が変位することを上記報知装置により報知させるようになっていることを特徴とする請求項 1乃至請求項 6の何れかに記載のエレベータの運転装置。

[8] 上記座部が変位される範囲内での障害物の存在の有無を検出するための障害物検出装置をさらに備え、

上記制御装置は、上記障害物検出装置により上記障害物が検出されているときには、上記収納解除動作の開始を阻止する制御を行うようになって!/、ることを特徴とする請求項 1乃至請求項 7の何れかに記載のエレベータの運転装置。

[9] 所定の時間帯が設定された時計装置をさらに備え、

上記制御装置は、エレベータが運転される時間帯が上記所定の時間帯であるときには、上記収納解除動作の開始を阻止する制御を行うようになって!/、ることを特徴とする請求項 1乃至請求項 8の何れかに記載のエレベータの運転装置。

[10] 乗場椅子収納位置と、乗客が座るための乗場椅子使用位置との間で変位可能な座部を有し、乗場に設けられた乗場椅子、

上記乗場椅子使用位置から上記乗場椅子収納位置へ上記座部を変位させ、上記乗場椅子収納位置に上記座部を保持する収納実行動作と、上記乗場椅子収納位置での上記座部の保持を解除する収納解除動作とを行う乗場椅子変位用装置、第 1設定時間帯及び第 2設定時間帯のそれぞれが設定された時計装置、及びエレベータが運転される時間帯が上記第 1設定時間帯であるときに、上記収納実行動作を行うように上記乗場椅子変位用装置を制御し、上記エレベータが運転される時間帯が上記第 2設定時間帯であるときに、上記収納解除動作を行うように上記乗場椅子変位用装置を制御する乗場椅子制御手段を有する制御装置

を備えて、ることを特徴とするエレベータの運転装置。

[11] 乗場椅子収納位置と、乗客が座るための乗場椅子使用位置との間で変位可能な座部を有し、乗場に設けられた乗場椅子、

上記乗場椅子使用位置から上記乗場椅子収納位置へ上記座部を変位させ、上記乗場椅子収納位置に上記座部を保持する収納実行動作と、上記乗場椅子収納位置での上記座部の保持を解除する収納解除動作とを行う乗場椅子変位用装置、エレベータの運転を遠隔から管理する遠隔管理装置、及び

上記遠隔管理装置からの情報に基づ、て、上記乗場椅子変位用装置を制御する乗場椅子制御手段を有する制御装置

を備えて、ることを特徴とするエレベータの運転装置。