JP2000041780A - 壁備付け用折畳み椅子 - Google Patents

壁備付け用折畳み椅子

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JP2000041780A
JP2000041780A JP21158498A JP21158498A JP2000041780A JP 2000041780 A JP2000041780 A JP 2000041780A JP 21158498 A JP21158498 A JP 21158498A JP 21158498 A JP21158498 A JP 21158498A JP 2000041780 A JP2000041780 A JP 2000041780A
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plate
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JP21158498A
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Masahiro Nagata
将宏 永田
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Shimodaira Co Ltd
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SHIMODAIRA KK
Shimodaira Co Ltd
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C1/00Chairs adapted for special purposes
    • A47C1/12Theatre, auditorium, or similar chairs
    • A47C1/126Theatre, auditorium, or similar chairs stowable in floor or wall
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47CCHAIRS; SOFAS; BEDS
    • A47C9/00Stools for specified purposes
    • A47C9/06Wall stools ; Stools hingedly mounted against the wall

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Dentistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chairs For Special Purposes, Such As Reclining Chairs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マンション,アパート,家屋等の玄関,廊
下,キッチン,電話設置場所付近等に据え付けるもので
あり、特に玄関に装着し、靴を履いたり,脱いだりする
作業を行い易くするのに好適で、且つ非使用時には玄関
壁面に収容し、玄関スペースを最大限に利用すること。 【解決手段】 筺体Aと、座板11と、該座板11を前
記筺体Aに収納且つ引出し自在とするリンクからなり、
前記座板11は筺体Aからの引出し時には略水平状態に
て固定可能としてなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マンション,アパ
ート,家屋等の玄関,廊下,キッチン,電話設置場所付
近等に据え付けるものであり、特に玄関に装着し、靴を
履いたり,脱いだりする作業を行い易くするのに好適
で、且つ非使用時には玄関壁面に収容し、玄関スペース
を最大限に利用することができる壁備付け用折畳み椅子
に関する。
【0002】
【従来の技術】玄関で靴を履いたり,脱いだりする作業
の際に紐付きの靴の場合では、その紐を結んだり、或い
は紐を解いたりする作業を行なわなければならない。そ
して、このような場合に、人は玄関先で座ったり,屈み
込むような姿勢をとり、前記作業を行い易くしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、靴紐を結ん
で靴を履いたり,靴紐を解いて靴を脱いだりする作業を
行なうために、例えば玄関で座る場合には、敷居のとこ
ろに腰掛けたりすることになる。ところが、敷居は極め
て低いので、立ち上がろうとする動作の際に立ちくらみ
が起こったりするおそれがある。
【0004】また、座る姿勢と立ち上がる姿勢とを短い
時間に行なうのは、若年の人には、それほど負担にはな
らないであろうが、高齢者や、体力が弱く貧血ぎみの人
にとっては、かなり苦痛となる。この動作で、敷居に座
るのではなく、屈み込む動作の場合にも同様の苦痛があ
る。
【0005】このように紐付きの靴等を履く,又は脱ぐ
という作業を行なうにあたり、椅子に腰掛けて行なえ
ば、かなり人は楽にその作業を行なうことができるであ
ろう。そのために、椅子を玄関に常備しておけば良いの
だが、小部屋を多数有するマンション,アパート等の玄
関先には椅子を常備しておくだけのスペースが無いのが
実状である。また、靴を履いたり,脱いだりする作業だ
けのときに椅子を玄関まで運ぶのも極めて面倒である。
【0006】また、玄関だけでなく、廊下,キッチン,
電話設置場所付近等にも一般には椅子を置くことはな
く、必要なときには椅子を運び、その場所に置かなくて
はならない。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、発明者は、上記
課題を解決すべく、鋭意,研究を重ねた結果、本発明
を、筺体と、座板と、該座板を前記筺体に収納且つ引出
し自在とするリンクからなり、前記座板は筺体からの引
出し時には略水平状態にて固定可能としてなる壁備付け
用折畳み椅子としたことにより、靴を履いたり,脱いだ
りする作業を楽に行なうことができ、且つ未使用時には
玄関の壁面に収納することができ、ひいては、玄関のス
ペースを有効に使用することができ、上記課題を解決し
たものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。本発明は、主に、筺体A,座板11
から構成され、該座板11は、左右一対の座板支持リン
ク6,6,左右一対の脚リンク7,7及び左右一対のジ
ョイントリンク8,8により筺体Aへ引き出し自在に構
成されている〔図1,図2(A),(B)参照〕。その
筺体Aの構造は、背板部1の幅方向両側に側板2,2が
設けられ、その背板部1の上端には上板3が、底部には
底板4がそれぞれ設けられている(図1参照)。
【0009】その左右一対の座板支持リンク6,6は、
前記筺体Aの背板部1に上下方向に回動自在に枢支連結
されている。具体的には、背板部1に枢支軸受部材5が
装着され、該枢支軸受部材5の幅方向両側で、左右一対
の座板支持リンク6,6が上下方向に回動するようにな
っている〔図1,図2(A),(B)参照〕。その枢支
軸受部材5は、軸受具5aに枢支軸5bが装着され、両
座板支持リンク6,6の長手方向端部が枢支連結され回
動中心P1 となっている。回動中心P1 は、座板支持リ
ンク6,6が回動する運動の中心点となる。
【0010】次に、脚リンク7,7は、その長手方向一
端が筺体Aの底板4に枢支連結される。その底板4に
は、枢支用ブラケット13,13が装着され、該枢支用
ブラケット13,13を介して脚リンク7,7が回動す
るものである。その枢支用ブラケット13のブラケット
13aに枢支ピン13bが装着され、脚リンク7の長手
方向一端が枢支連結されている。その脚リンク7は、底
板4との枢支用ブラケット13を回動中心P2 とし、脚
リンク7が回動する運動の中心点となる(図11,図1
2参照)。
【0011】次に、前記座板支持リンク6と脚リンク7
との回動自由端側同士がジョイントリンク8,8により
枢支連結される。その座板支持リンク6とジョイントリ
ンク8との枢支連結部を枢支点P3 とし、脚リンク7と
ジョイントリンク8との枢支連結部を枢支点P4 とす
る。上記脚リンク7は、最も長く、ジョイントリンク8
は、最も短い。前記座板支持リンク6とジョイントリン
ク8とがそれぞれの垂直方向に重なったときには、脚リ
ンク7も垂直状となり、筺体A内に納まる(図4参
照)。
【0012】その座板支持リンク6とジョイントリンク
8は、上方に凸状の折れ曲がりのみが可能で、且つ座板
支持リンク6の長手方向とジョイントリンク8の長手方
向とが一直線となる状態で固定することができるように
したものである。さらに具体的には、前記座板支持リン
ク6とジョイントリンク8とが略水平状態に一直線状と
なったときに、座板支持リンク6とジョイントリンク8
は、枢支連結箇所を中心にして下方に折れ曲がる動作が
行なわれず固定状態となる構造を有し、後述する座板1
1が略水平状態で安定させることができる。
【0013】上記構造を詳述すると、座板支持リンク6
には、第1枢支連結部材9が装着され、ジョイントリン
ク8には、第2枢支連結部材10がそれぞれ装着されて
いる(図7乃至図9参照)。その第1枢支連結部材9と
第2枢支連結部材10とが相互に回動角度を規制して、
座板支持リンク6とジョイントリンク8とが略水平状態
で長手方向に一直線状に伸びる状態で固定することがで
きる。
【0014】第1枢支連結部材9と第2枢支連結部材1
0の具体的な構造について、まず第1枢支連結部材9
は、略長円形状の装着部9aの長手方向一端側に枢支用
貫通孔9bが形成され、該枢支用貫通孔9bの外周縁に
扇形状の係合段部9cが形成されている(図6参照)。
図6の○囲み部分の図は、第1枢支連結部材9のX−X
矢視方向から見た図で、特に係合段部9cの形状を示し
たものである。
【0015】次に、第2枢支連結部材10は、略長円形
状の装着部10aの長手方向一端側に枢支用軸部10b
が形成され、該枢支用軸部10bの外周縁に扇形状の係
合突起部10cが形成されている(図6参照)。そし
て、第2枢支連結部材10の枢支用軸部10bが第1枢
支連結部材9の枢支用貫通孔9bに挿入される(図9参
照)。
【0016】そして、第1枢支連結部材9と第2枢支連
結部材10とが相互に回動する構造とし、第1枢支連結
部材9と第2枢支連結部材10とが図8に示すように、
一直線状の連結状態となったときに、係合突起部10c
と係合段部9cとが当接して、それ以上の回動が不可能
となるように規制する構造である。
【0017】図10(A)は、第1枢支連結部材9と第
2枢支連結部材10とが一直線状となったときの係合段
部9cと係合突起部10cとの係合状態を示している。
この状態によって、第1枢支連結部材9と第2枢支連結
部材10とは、V字形状の屈曲にならないように規制
し、座板11の水平状態を安定させる。
【0018】図10(B)は、第1枢支連結部材9と第
2枢支連結部材10とが僅かに回動を始めたときの係合
段部9cと係合突起部10cとの状態を示している。図
10(C)は、第1枢支連結部材9と第2枢支連結部材
10とが垂直状となって重なり合った状態を示してい
る。この状態では、座板11は筺体A内に収納が完了し
ている。
【0019】即ち、座板支持リンク6とジョイントリン
ク8とが略水平状態で一直線状となったときにその係合
段部9cと係合突起部10cとが枢支連結部の上方で当
接することにより、下方に折り畳み不可能になる。ま
た、座板支持リンク6とジョイントリンク8とが垂直状
になっているときにも係合段部9cと係合突起部10c
とが当接し、その状態で固定することができる。
【0020】第1枢支連結部材9を座板支持リンク6に
装着するには、座板支持リンク6の長手方向端部箇所に
装着用窪み部6aが形成され、装着用窪み部6aに第1
枢支連結部材9の装着部9aが挿入され、該装着部9a
に形成された螺子孔9a1 にビス等の固着具を介して装
着固定される。その装着用窪み部6aと第1枢支連結部
材9の装着部9aとの平面的形状は同一である(図7参
照)。
【0021】第2枢支連結部材10をジョイントリンク
8に装着する構造は、前述した第1枢支連結部材9を座
板支持リンク6に装着する構造と同一であり、ジョイン
トリンク8に、第2枢支連結部材10の装着部10aが
装着可能な装着用窪み部8aが形成され、該装着用窪み
部8aに第2枢支連結部材10の装着部10aが挿入さ
れ、該装着部10aに形成された螺子孔10a1 にビス
等の固着具を介して装着固定されるものである(図7参
照)。
【0022】その座板支持リンク6,6、ジョイントリ
ンク8,8及び脚リンク7,7は、筺体A内では、脚リ
ンク7,7が最も外側となり、座板支持リンク6,6が
最も内側となる〔図4,図5(A),(B)参照〕。そ
して、ジョイントリンク8は、脚リンク7と座板支持リ
ンク6との間に位置して、それぞれが枢支連結されてい
る。このような構造であるために、座板支持リンク6,
ジョイントリンク8及び脚リンク7が全て垂直状となっ
たときには、全てのリンクが重なり合うことができるよ
うになっている。
【0023】その左右一対の座板支持リンク6,6に
は、座板11が装着され、ジョイントリンク8,8には
中間塞ぎ板14が装着されている。その座板11と座板
支持リンク6,6との間には、台座部材12が装着され
ている。該台座部材12を介して座板支持リンク6,6
上に座板11を配置し、座板11と座板支持リンク6,
6との間に間隔を有するようにしている。さらに、脚リ
ンク7,7には下部塞ぎ板15が装着されている。ま
た、筺体Aには上部塞ぎ板16が装着されている。該上
部塞ぎ板16は、筺体Aに対して上下方向に回動し、開
閉を行なうようになっている。
【0024】その中間塞ぎ板14及び下部塞ぎ板15
は、ジョイントリンク8及び脚リンク7が筺体A内に収
納された状態で、筺体Aを塞ぐことができるようになっ
ている〔図2(B)参照〕。即ち、ジョイントリンク8
及び脚リンク7が筺体A内で垂直状となったときに、そ
れぞれに装着された中間塞ぎ板14及び下部塞ぎ板15
が丁度、筺体Aの両側板2,2の縁に当接するようにな
っている。
【0025】また、前記座板11は座板支持リンク6,
6上に台座部材12を配置しているので、座板11は座
板支持リンク6,6の上面から台座部材12の分だけ高
い位置に配置される。従って、座板11を筺体Aより引
き出したときには座板11の下に中間塞ぎ板14を収納
することができる(図1,図2参照)。これによって、
座板11を引き出したときの状態では、中間塞ぎ板14
が座板11を使用する場合の邪魔になることがない。
【0026】また、ジョイントリンク8及び脚リンク7
を筺体A内に垂直状に折り畳んで収納した状態におい
て、ジョイントリンク8及び脚リンク7の外側面が筺体
Aの側板2,2の外側表面位置と略同一面上に揃うよう
に配置されるものである〔図2(B)参照〕。
【0027】従って、ジョイントリンク8と脚リンク7
とが垂直状に折り畳まれたときには、前述したように中
間塞ぎ板14と下部塞ぎ板15とが垂直状となって、筺
体Aを塞ぐことができ、且つ中間塞ぎ板14と下部塞ぎ
板15との上下方向における隣接部分も、僅かな隙間が
生じる程度となっている〔図2(B)参照〕。
【0028】その筺体Aの上部塞ぎ板16の上方には、
中間棚部材17が装着され、筺体A上部に収納部A1
構成される。該収納部A1 は、必要に応じて設けられる
ものであって、必ずしも必要とするものではない。その
収納部A1 には収納扉18が装着されている(図1参
照)。また、下部塞ぎ板15,上部塞ぎ板16及び収納
扉17には、それぞれ把手19,19,…が装着され、
座板11の出し入れ作業を行い易くしている。
【0029】
【作用】図13は、本発明の壁備付け用折畳み椅子は、
玄関に装着した状態を示したものである。まず、筺体A
から、座板11を引き出す工程を図11,図12に基づ
いて説明する。その筺体Aの上部塞ぎ板16を開き、筺
体Aの奥側に位置する座板11を手前に倒すようにして
引き出す。
【0030】その座板11とともに座板支持リンク6,
6も回動中心P1 を中心として手前に倒れるように回動
する。そして、座板支持リンク6,6が水平状となるに
従い、該座板支持リンク6,6とともにジョイントリン
ク8,8が水平状に近づき、脚リンク7,7も回動中心
2 を中心として回動し、筺体Aの外方に迫り出してく
る。そして、脚リンク7,7は、垂直状から筺体A外方
に傾斜状となる(図11参照)。
【0031】その座板支持リンク6とジョイントリンク
8とが略水平状態となったときに、座板支持リンク6と
ジョイントリンク8とは、水平状態で固定される。即
ち、座板支持リンク6とジョイントリンク8とは枢支連
結箇所を中心として下方に略V字形状に折り畳むことが
できない構造になっている。
【0032】また、座板11は、座板支持リンク6,6
の水平状態にならって、同様に水平状となり、筺体Aの
外部に迫り出して傾斜状となった脚リンク7,7は座板
11の脚の役目をなすこととなる。ジョイントリンク
8,8に装着された中間塞ぎ板14は、座板11の下側
に納まる〔図2(A)参照〕。
【0033】次に、引き出された座板11を筺体Aに収
納する工程について述べる。座板11の前方を上方に持
ち上げる。その座板11とともに座板支持リンク6,6
の自由端側が上方に移動し、座板支持リンク6,6とと
もにジョイントリンク8,8が引き上げられる。さら
に、座板11が次第に垂直状態に近づくに従い、座板1
1は筺体A内の背板部1に向かって移動する。
【0034】そして、座板支持リンク6とジョイントリ
ンク8とは、枢支連結箇所を頂部として垂直状に折り畳
み状態となる。その脚リンク7は、ジョイントリンク8
との枢支連結箇所を介して垂直方向に一直線状となり、
これによって筺体A内において座板支持リンク6,脚リ
ンク7及びジョイントリンク8は全て垂直状に一致す
る。
【0035】このとき、ジョイントリンク8,8に装着
された中間塞ぎ板14及び脚リンク7,7に装着された
下部塞ぎ板15が筺体Aを塞ぐ。さらに、上部塞ぎ板1
6を閉じることにより、中間塞ぎ板14,下部塞ぎ板1
5及び上部塞ぎ板16による筺体A開口部の閉鎖を行な
うことができる〔図2(B)参照〕。
【0036】本発明の壁備付け用折畳み椅子は、上述し
たようにマンション,アパート,家屋等の玄関の壁面に
装着するものであるが、その他に廊下,キッチン,電話
設置場所付近等に据え付けることにより、極めて便利な
ものとなる。たとえば、長い廊下に設置すれば、高齢者
にとっては歩行の途中で休息するのに都合が良い。
【0037】また、キッチンに設置すれば、腰掛けて仕
事をすることが可能な場合では、座板11を引き出しす
ことで、簡単に椅子を用意することができ、不要なとき
には座板11を収納することでキッチン空間を有効に使
用することができる。さらに電話設置場所においては、
電話の長時間会話のみに座板11を使用すればよく、普
段は収納した状態とすれば電話設置箇所の周辺スペース
は極めて有効に使用することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1の発明は、筺体Aと、座板11
と、該座板11を前記筺体Aに収納且つ引出し自在とす
るリンクからなり、前記座板11は筺体Aからの引出し
時には略水平状態にて固定可能としてなる壁備付け用折
畳み椅子としたことにより、座板11を使用するとき
に、筺体Aから引き出してその座板11を略水平状にす
るとその状態で固定することができ、安定した座り心地
を得ることができるものである。なお、座板11は、収
納状態において垂直状態にすることにより、収納スペー
スを最小限にすることができ、筺体Aを玄関の壁等に据
え付ける条件をより良くすることができる。
【0039】請求項2の発明は、背板部1の幅方向両側
に側板2,2を形成した筺体Aと、該筺体Aの背板部1
に長手方向の一端を枢支連結して回動中心P1 とした左
右一対の座板支持リンク6,6と、筺体Aの下部側との
枢支連結箇所を回動中心P2とする左右一対の脚リンク
7,7と、前記座板支持リンク6と脚リンク7の回動自
由端側同士を枢支連結するジョイントリンク8,8と、
前記座板支持リンク6,6に装着する座板11とからな
り、前記座板支持リンク6,脚リンク7及びジョイント
リンク8は垂直状に折り畳み可能とし、且つ座板支持リ
ンク6とジョイントリンク8とは枢支連結箇所を介して
上方にのみ折り畳可能で且つ略水平状態で固定可能とし
てなる壁備付け用折畳み椅子としたことにより、筺体A
内への座板11の収納が簡易且つ確実に行なわれ、さら
に、座板11を安定した状態にすることができる。ま
た、筺体Aの奥行きを比較的浅くすることができ、省ス
ペースを実現することができる。
【0040】上記効果を詳述すると、座板11は、座板
支持リンク6と、ジョイントリンク8及び脚リンク7に
よって筺体Aから引き出されるものであり、座板支持リ
ンク6と、ジョイントリンク8及び脚リンク7の折り畳
みにより筺体A内に収納されるものである。
【0041】そして前記座板支持リンク6とジョイント
リンク8とは、枢支連結箇所で上方にのみ屈曲するよう
に折り畳み可能で,座板支持リンク6とジョイントリン
ク8とが略水平状に一直線状に伸びた状態で固定可能と
することができる。それゆえに、座板支持リンク6,6
に装着した座板11は、常時,水平状態を維持し、且つ
極めて安定した座り心地を得ることができる。
【0042】さらに、前記座板支持リンク6、脚リンク
7及びジョイントリンク8は、垂直状に折り畳み可能と
しており、座板11を筺体A内に収納したときには、前
記座板支持リンク6、脚リンク7及びジョイントリンク
8とともに座板11も垂直状に収納することができる。
それゆえに、筺体A自体の奥行きを非常に浅いものにす
ることができ、筺体Aの据え付け条件を極めて良好にす
ることができるのみならず、省スペースを実現すること
ができる。
【0043】次に、請求項3の発明は、請求項2におい
て、前記左右一対のジョイントリンク8,8には、中間
塞ぎ板14を、前記左右一対の脚リンクには下部塞ぎ板
15をそれぞれ設け、座板11の引き出し状態では、前
記中間塞ぎ板14は座板11の下側に位置し、ジョイン
トリンク8及び脚リンク7が垂直状態で、中間塞ぎ板1
4及び下部塞ぎ板15は筺体Aを閉鎖してなる壁備付け
用折畳み椅子としたことにより、筺体Aに収納した座板
11及び座板支持リンク乃至脚リンクを収納することが
でき、非使用時における座板11の損傷等を防止するこ
とができる。
【0044】また、座板11を筺体Aから引き出して使
用するときにおいては、中間塞ぎ板14は、座板11の
下側に位置させることができる。また、下部塞ぎ板15
は脚リンク7,7に装着されているので、座板11を使
用している時の邪魔にならないようにすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁備付け用折畳み椅子の一部切除した
斜視図
【図2】(A)は座板を引き出した状態の縦断側面図 (B)は座板を収納した状態の縦断側面図
【図3】座板,中間塞ぎ板,下部塞ぎ板及び筺体の一部
を除いてリンク機構を分かりやすくした斜視図
【図4】座板支持リンク,脚リンク及びジョイントリン
クを折り畳んで垂直状にして一部切除した筺体内に収納
した状態の斜視図
【図5】(A)は座板を筺体から引き出した状態の筺体
上部を省略した正面図 (B)は座板を筺体に収納した状態の筺体上部を省略し
た正面図
【図6】第1枢支連結部材と第2枢支連結部材の斜視図
及びX−X矢視方向から見た一部斜視図
【図7】第1枢支連結部材と第2枢支連結部材を座板支
持リンク及びジョイントリンクに装着する状態を示す分
解斜視図
【図8】座板支持リンクとジョイントリンクとが水平方
向に一直線状となっている状態を示す要部斜視図
【図9】座板支持リンクとジョイントリンクとが水平方
向に一直線状となっている状態を示す横断平面図
【図10】(A)は第1枢支連結部材と第2枢支連結部
材とが水平一直線状となっている状態の係合段部と係合
突起部との係合状態を示す作用図 (B)は第1枢支連結部材と第2枢支連結部材とが僅か
に屈曲を始めた状態の作用図 (C)は第1枢支連結部材と第2枢支連結部材とが垂直
状となって折り畳まれた状態の作用図
【図11】筺体から座板を引き出す初期段階工程図
【図12】筺体から座板を引き出す完了段階工程図
【図13】本発明の使用例を示す斜視図
【符号の説明】 A…筺体 P1 …回動中心 P2 …回動中心 1…背板部 2…側板 6…座板支持リンク 7…脚リンク 8…ジョイントリンク 11…座板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筺体と、座板と、該座板を前記筺体に収
    納且つ引出し自在とするリンクからなり、前記座板は筺
    体からの引出し時には略水平状態にて固定可能としてな
    ることを特徴とする壁備付け用折畳み椅子。
  2. 【請求項2】 背板部の幅方向両側に側板を形成した筺
    体と、該筺体の背板部に長手方向の一端を枢支連結して
    回動中心とした左右一対の座板支持リンクと、筺体の下
    部側との枢支連結箇所を回動中心とする左右一対の脚リ
    ンクと、前記座板支持リンクと脚リンクの回動自由端側
    同士を枢支連結するジョイントリンクと、前記座板支持
    リンクに装着する座板とからなり、前記座板支持リン
    ク,脚リンク及びジョイントリンクは垂直状に折り畳み
    可能とし、且つ座板支持リンクとジョイントリンクとは
    枢支連結箇所を介して上方にのみ折り畳可能で且つ略水
    平状態で固定可能としてなることを特徴とする壁備付け
    用折畳み椅子。
  3. 【請求項3】 請求項2において、前記左右一対のジョ
    イントリンクには、中間塞ぎ板を、前記左右一対の脚リ
    ンクには下部塞ぎ板をそれぞれ設け、座板の引き出し状
    態では、前記中間塞ぎ板は座板の下側に位置し、ジョイ
    ントリンク及び脚リンクが垂直状態で中間塞ぎ板及び下
    部塞ぎ板は筺体を閉鎖してなることを特徴とする壁備付
    け用折畳み椅子。
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