JP2019097658A - ベッド装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】中央床部に対して回動可能に連結される側部床板部の連結強度を向上させるようにしたこと。【解決手段】上下フレームに設けられる揺動フレームと、揺動フレ−ムとともに長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される床板体15を具備し、床板体は、揺動フレ−ムの上面に設けられる中央床板部17と、中央床板部の幅方向の両側に配置され幅方向の一端がヒンジ22によって中央床板部に回動可能に連結された側部床板部18と、ヒンジに一体に設けられ側部床板部が中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第1の受け部材29を具備する。【選択図】 図8
Description
この発明は利用者が仰臥する床板体を上下駆動、背上げ駆動及び幅方向に揺動駆動させることができる構成のベッド装置に関する。
自力によって寝返りを打ったり、体を起こすことのできない、たとえば老人や病人などのベッド装置の利用者は、そのベッド装置のマットレス上で長期間にわたって仰臥したままの状態でいるということを強いられることがある。
利用者が長期間にわたって仰臥したままの姿勢でいると、身体の背面、とくに臀部に、いわゆる床ずれを起こして苦痛が増大するということがある。そのため、床ずれを防止するには利用者の体位を適宜変換することが好ましい。
利用者の体位を適宜変換できるようにするため、たとえば特許文献1に示されるベッド装置が提案されている。前記ベッド装置は、ベースフレームを有し、このベースフレームには背上げ及び脚上げ用の駆動機構を備えた載置フレームが上下駆動可能に設けられている。
前記載置フレームにはベッドフレームとしての支持フレームが設けられている。この支持フレームには揺動フレームが幅方向に揺動可能に設けられる。前記揺動フレームは前記支持フレームよりも幅寸法が小さく設定されている。さらに、前記支持フレームには前記揺動フレームを揺動駆動する揺動駆動部が設けられている。
前記揺動フレーム上には床板体が載置される。この床板体は中央床板部と、この中央床板部の幅方向両側に上昇方向にだけ回動できるよう一対の側部床板部が設けられている。一対の前記側部床板部は前記揺動フレームの幅方向両側から外方に突出する大きさに設定されている。
前記揺動フレームが前記揺動駆動部によって幅方向に揺動駆動されると、前記床板体の揺動方向の下方側に位置する一方の前記側部床板部の下面が前記支持フレームの幅方向端部上面に当たり、その側部床板部が前記中央床板部に対して相対的に上方へ回動することになる。
それによって、前記側部床板部は前記中央床板部に対して逆への字状に屈曲するから、利用者が揺動する前記床板体の傾斜方向下側へ大きく移動し過ぎたり、落下するなどのことを防止しながら、前記床板体を揺動させることができる。
通常、前記中央床板部と側部床板部は、樹脂によって一体的に発泡成形される。つまり、前記中央床板部の幅方向両側と、前記側部床板部の幅方向両側との厚さ方向の上端部とが、長手方向の全長にわたって可撓性を有する薄肉部によって連結されるよう、前記中央床板部と前記側部床板部とが発泡成形される。それによって、前記側部床板部は前記中央床板部に対して水平な状態から上方向にだけ回動可能に連結される。
前記床板体は、前記中央床板部に対して一対の前記側部床板部が前記薄肉部によって連結されているだけであると、前記床板体が水平な状態にあるとき、前記側部床板部は前記薄肉部だけによって連結支持されただけの状態にある。
そのため、その状態で、前記側部床板部の上面に荷重が加わると、前記薄肉部が破断する虞がある。つまり、前記薄肉部だけでは、前記中央床板部に対して前記側部床板部を十分な強度で回動可能に連結することができない。
そこで、従来は前記床板体の前記中央床板部の下面に、幅方向に沿ってパイプ材などの複数の横杆材を長手方向に所定間隔で固定配置する。前記横杆材は前記中央床部の幅寸法よりも長尺に形成されている。
前記横杆材の両端部、つまり前記側部床板部の下面側に位置する前記横杆材の端部には縦杆材を連結する。それによって、前記床板体が揺動されずに水平な状態にあるとき、前記側部床板部は下面が前記縦杆材によって支持されるから、その上面に加わる荷重に対して前記薄肉部を損傷させることのない連結強度が得られる。つまり、従来は前記中央床板部の下面全体にわたって前記縦杆材と前記横杆材とからなる補強部材を設けるようにしていた。
上述したように、従来のベッド装置によると、前記床板体の中央床部の下面には、長手方向に対して所定間隔で複数の横杆材、及びこれら横杆材の両端に連結して縦杆材を設けるようにしていた。
前記補強部材の前記横杆材と前記縦杆材は、所定の強度が得られ、しかも比較的安価に構成できるよう金属パイプなどの金属材料が用いられることが多い。そのため、前記補強部材が設けられた前記床板体は、高量化することが避けられないばかりか、金属材料の加工や前記中央床板部に対する組み付け作業などに手間が掛かるなどのことがあった。
しかも、介護用のベッド装置は、背上げ機能や脚上げ機能を備えていることが多い。そのような機能を備えたベッド装置の場合、前記床板体の前記中央床板部及び一対の前記側部床板部は長手方向に対して背上げ部分と脚上げ部分との複数の床板部分に分割されて回動可能に連結される。
前記床板体を複数の床板部分に分割すると、それぞれの床板部分ごとに前記横杆材と縦杆材からなる前記補強部材を設けなければならない。そのため、そのような場合には前記床板体のさらなる高重量化や部品点数の増大を招いたり、組み付け作業により多くの手間が掛かるなどのことがあった。
この発明は、床板体の高重量化や組み立て作業の複雑化などを招くことなく、中央床板部と側部床板部とを十分な連結強度で回動可能に連結することができるようにしたベッド装置を提供することにある。
この発明は、ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される揺動フレームと、
この揺動フレ−ムの上面に設けられ前記揺動フレ−ムとともに長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される床板体を具備し、
前記床板体は、
前記揺動フレ−ムの上面に設けられる中央床板部と、
この中央床板部の幅方向の両側に配置され幅方向の一端がヒンジによって前記中央床板部に回動可能に連結された側部床板部と、
前記ヒンジに一体に設けられ前記側部床板部が前記中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第1の受け部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置にある。
このベッドフレームに設けられ長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される揺動フレームと、
この揺動フレ−ムの上面に設けられ前記揺動フレ−ムとともに長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される床板体を具備し、
前記床板体は、
前記揺動フレ−ムの上面に設けられる中央床板部と、
この中央床板部の幅方向の両側に配置され幅方向の一端がヒンジによって前記中央床板部に回動可能に連結された側部床板部と、
前記ヒンジに一体に設けられ前記側部床板部が前記中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第1の受け部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置にある。
この発明によれば、前記中央床板部に対して前記側部床板部をヒンジによって回動可能に連結するととともに、前記ヒンジに、前記側部床板部が前記中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第1の受け部材を一体に設けるようにした。
そのため、前記中央床板部と前記側部床板部とを前記ヒンジよって連結するだけで、前記床板体が水平にあるとき、前記側部床板部の上面に加わる荷重を前記第1の受け部材によって受けることができるから、前記床板体の軽量化や構造の簡略化を図ると同時に、前記側部床板部の耐荷重強度を向上させることができる。
以下、この発明の第1の実施の形態を図1乃至図9を参照しながら説明する。
図1乃至図3に示すベッド装置Bは、四隅部が脚体2によって支持されたベースフレーム1を備えている。このベースフレーム1には図2に示すようにベッドフレームとしての上下フレーム3が左右一対の上下用リンク4を有する上下駆動機構5によって上下方向に駆動可能に設けられている。
図2と図4に示すように、前記上下フレーム3は所定間隔で平行に離間対向した一対の縦杆6、及びこれら縦杆6の一端と他端とに立位状態で取付けられた一対のボード体7によって平面形状が矩形枠状となるよう形成されている。前記上下フレーム3の一対の前記縦杆6の外側面には、図示しない側柵を着脱可能に取付けるための折り曲げ可能な支持部材8が長手方向に所定間隔で設けられている。
前記上下フレーム3の枠内には、矩形枠状の揺動フレーム11(図1に示す)が配置されている。つまり、前記揺動フレーム11は前記上下フレーム3の内部に入り込む幅寸法に設定されている。
そして、前記揺動フレーム11は前記上下フレーム3の長手方向一端部に設けられた揺動駆動機構12(図2に示す)によって幅方向に揺動駆動されるようになっている。
前記揺動フレーム11の上面には床板体15が設けられている。前記床板体15は図1或いは図4に示すようにブロー成形された中央床板部17及びこの中央床板部17の幅方向両側に厚さ方向の上端部が可撓性の薄肉部16によって回動可能に連結された一対の側部床板部18によって構成されている。前記薄肉部16は前記床板体15を成形加工するとき、同時に成形される。
つまり、一対の前記側部床板部17は前記薄肉部16によって前記中央床板部17に対して水平な状態で保持されるとともに、水平な状態から前記薄肉部16との連結部分を支点として上方向にだけ回動可能であって、下方向には回動不能に連結されている。
前記中央床板部17と一対の前記側部床板部18とはそれぞれ所定の長さの複数の床部17a〜17d、18a〜18dに分割されている。この実施の形態では、背床部17a,18a、2つで対をなす(二分割された)固定床部17b,18b、第1の脚床部17c,18c及び第2の脚床部17d,18dの4つの部分に分割されている。
前記中央床板部17の2つの前記固定床部17bは前記揺動フレーム11に固定されている。前記中央床板部17の前記固定床部17bには、幅方向と交差する長手方向の一端に前記背床部17aが回動可能に連結され、他端には前記第1の脚床部17cと前記第2の脚床部17dが順次回動可能に連結されている。
なお、前記中央床板部17の幅寸法は、前記揺動フレーム11の幅寸法とほぼ同じに設定されている。それによって、前記揺動フレーム11に取付けられた前記床板体15は、その一対の前記側部床板部18が前記揺動フレーム11の幅方向外方に突出している。
前記揺動フレーム11の下面側には図2に示す背上げ駆動ユニット21が設けられている。この背上げ駆動ユニット21が作動すると、同図に鎖線で示すように前記中央床板部17と前記側部床板部18との前記背床部17a,18aを一体的に起上方向に回動させることができる。
さらに、前記背床部17a,18cに連動あるいは単独で前記第1の脚床部17c,18cを起上方向に回動駆動し、これに前記第2の脚床部17d,18dを連動させて両者でほぼへの字状になるよう上昇させることができるようになっている。
前記上下フレーム3に設けられた前記揺動駆動機構12を作動させると、図3に鎖線で示すように前記揺動フレーム11とともに前記床板体15を幅方向に揺動させることができる。
前記中央床板部17の両側に設けられた一対の側部床板部18は、上述したように前記中央床板部17に対し前記薄肉部16によって水平に保持された状態から、上方向にだけ回動できるようになっている。
したがって、前記床板体15の回動方向上側に位置する前記側部床板部18は水平な状態が維持され、下側に位置する前記側部床板部18は前記上下フレーム3の前記縦杆6の上面に当たって前記中央床板部17に対して相対的に水平な状態から上方に回動屈曲することになる。
前記床板体15が水平な状態にあるとき、つまり前記揺動フレーム11が幅方向に回動駆動されていないとき、左右一対の前記側部床板部18の前記揺動フレーム11の幅方向両端部から外方へ突出した部分は、前記上下フレーム3によって支持されていない状態にある。そのため、前記側部床板部18の上面に所定以上の荷重が加わると、前記側部床板部18を前記中央床板部17に連結した前記薄肉部16が損傷する虞がある。
前記薄肉部16が損傷するのを防止するため、図4に示すように前記中央床板部17と前記側部床板部18とは合成樹脂製のヒンジ22によって連結されている。この実施の形態では、前記中央床部17の前記背床部17a、前記第1の脚床部17c、及び第2の脚床部17dの幅方向両端と、一対の前記側部床板部18の前記背床部18a、第1の脚床部18c、及び第2の脚床部18dの幅方向一端との長手方向の両端部が、それぞれ一対の前記ヒンジ22によって後述するように回動可能に連結されている。
なお、図4に示すこの実施の形態では、2つに分割された前記中央床部17の前記固定床部17bと前記側部床板部18の前記固定床部18bは、前記ヒンジ22によって連結されていないが、前記ヒンジ22によって連結するようにしてもよい。
前記ヒンジ22は図7(a)〜(c)に示すように第1の連結片23を有する。この第1の連結片23は平面形状が矩形板状であって、その一端の幅方向の両端部には上面及び側面に解放した凹部24aが形成されている。それによって、前記第1の連結片23の一端部には一対の支持部24が形成されている。
前記一対の支持部24には第1の支持孔24b(図7(a)に示す)が厚さ方向に穿設され、これら支持孔24bには連結軸25が抜出不能に挿通支持されている。
前記第1の連結片23には、平面形状が矩形板状の第2の連結片26の一端部が前記連結軸25によって回動可能に連結される。つまり、図7(a)に示すように、前記第2の連結片26の一端部には凸部27が突設され、この凸部27には厚さ方向に貫通した支持孔28が形成されている。
そして、前記第2の連結片26は、前記凸部27を前記凹部24aに位置させ、前記第1の支持孔24bと前記第2の支持孔28とにわたって前記連結軸25を挿通することで回動可能に連結されている。
前記凸部27が前記凹部24a内に位置することで、前記第2の連結片26は前記第1の連結片23に対して上方向にだけ回動するようになっている。つまり、前記床板体15の前記側部床板部18と同様、上方向にだけ回動する。
前記第1の連結片23には、第1の受け部材29が一体成形されている。つまり、前記第1の受け部材29は側面形状がほぼL字状をなしていて、一端部が前記第1の連結片23の一対の前記支持部24が形成された前記凹部24aの下面側の部分に一体となっている。前記第1の受け部材29の他端部は下方に向かって延出され、前記第2の連結片23側に向かって屈曲されて第1の係合部31に形成されている。
図4と図5に示すように、前記ヒンジ22は前記第1の連結片23を前記中央床板部17の前記背床部17a,前記第1の脚床部17c及び前記第2の脚床部17dの上面の長手方向両端部に形成された凹状の第1の取付け部32に取付け固定され、前記第2の連結片26を前記側部床板部18の前記背床部18a,前記第1の脚床部18c及び前記第2の脚床部18dの上面の長手方向両端部に形成された凹状の第2の取付け部33に取付け固定される。
なお、図5と図6は前記中央床板部17の前記背床部17aと、前記側部床板部18の背床部18aの連結状態を示している。
図8(a)に示すように、前記中央床板部17と前記側部床板部18とが水平な状態にあるとき、前記ヒンジ22の前記第1の連結片23に設けられた前記第1の受け部材29の前記第1の係合部31は、前記側部床板部18の幅方向端部の下面に係合する。
それによって、前記第1の受け部材29の前記第1の係合部31は水平状態にある前記側部床板部18の課阿呆への回動を阻止することになる。
図8(b)は前記側部床板部18が水平状態から上方へ回動した状態を示し、その場合には前記第1の受け部材29の前記第1の係合部31が前記側部床板部18の上方への回動を邪魔することはない。
なお、前記床板体15の前記中央床板部17と前記側部床板部18は、成形時に前記薄肉部16を成形して回動可能に連結したが、薄肉部16を成形せずに、ヒンジ22だけによって回動可能に連結するようにしてもよい。
図6に示すように、前記中央床板部17の前記背床部17aの下面には幅方向全長にわたる第1の凹部35が形成されている。前記側部床板部18の前記背床部18aには前記第1の凹部35の両端に対応する位置の幅方向の一端部に第2の凹部36が形成されている。
なお、図6は前記床板体15の前記背床部17a,18aを示しているが、前記第1、第2の脚床部17c,18c、17d,18dにも同様に第1、第2の凹部35,36が形成されている。
そして、図9に示すように、上記第1の凹部35にはパイプ材などの第2の受け部材37が前記中央床板部17に対して着脱可能に取付けられている。この第2の受け部材37は長手方向の両端部が前記第1の凹部35から側方へ突出する長さに設定されていて、その両端部は前記側部床板部18が水平な状態にあるときに、前記第2の凹部36に係合する。
それによって、前記第2の受け部材37はその両端部によって、水平な状態にある前記側部床板部18が下方へ回動するのを、前記第1の受け部材29とともに阻止するようになっている。つまり、前記第2の受け部材37の両端部は前記側部床板部18が水平なとき、その下面に係合して支持する第2の係合部38となっている。
このように構成されたベッド装置Bの前記床板体15によれば、前記側部床板部18は前記中央床板部17にヒンジ22及び薄肉部16によって水平な状態から上方向にだけ回動可能連結されている。
前記側部床板部18が前記中央床板部17に対して水平な状態にあるとき、前記側部床板部18の幅方向の端部下面に前記ヒンジ22に一体的に設けられた前記第1の受け部材29の前記第1の係合部31が係合している。
それによって、前記側部床板部18は前記第1の係合部31によって下方へ回動するのが阻止された状態にあるから、前記側部床板部18の上面に不用意に荷重W(図8に示す)が加わるようなことがあっても、前記側部床板部18が前記荷重Wで下方へ回動するのが阻止される。
前記側部床板部18の下方への回動が阻止されれば、前記側部床板部18の前記ヒンジ22による連結状態が損なわれたり、前記中央床板部17と前記側部床板部18とを連結した前記薄肉部16が破断するのを防止することができる。
さらに、前記中央床板部17と前記側部床板部18との下面に形成された前記第1の凹部35と前記第2の凹部36には前記第2の受け部材37が前記中央床板部17に固定されて設けられ、前記第2の受け部材37の両端部によって一対の前記側部床板部18の下面が支持されている。
そのため、前記第2の受け部材37によっても、前記側部床板部18が下方へ回動するのが阻止されるから、前記側部床板部18の上面に不用意な荷重Wが加わっても、前記ヒンジ22による連結状態が損なわれたり、前記薄肉部16が破断するのを、前記第1の受け部材29とともに防止することができる。
図10はこの発明の第2の実施の形態を示す。この実施の形態では、前記中央床板部17と前記側部床板部18とを回動可能に連結する前記ヒンジ22には第1の実施の形態に示された前記第1の受け部材29は設けられていない。
それに代わって、前記中央床板部17の幅方向の両側面には、側面形状がほぼL字状の第3の受け部材41が設けられている。この第3の受け部材41は一端部が前記中央床板部17の側面に一体的に設けられ、他端部は下方に向かって延出されて前記側部床板部18の下面側に屈曲された第3の係合部42に形成されている。
前記第3の受け部材41は前記中央床板部17を成形加工するとき、この中央床板部17と一体成形してもよく、前記中央床板部17とは別体に形成し、ねじや接着剤などによって前記中央床板部17に一体的に設けるようにしてもよい。
図11はこの発明の第3の実施の形態を示す。この実施の形態は第2の実施の形態の変形例で、前記第3の受け部材41を前記側部床板部18の前記中央床板部17の側面に対向する側面に設けるようにしている。
つまり、前記第3の受け部材41は一端部が前記側部床板部18の側面に一体的に設けられ、前記側部床板部18が水平な状態にあるときに、他端部に形成された前記第3の係合部42が前記中央床板部17の幅方向端部の下面に係合するようになっている。
前記第3の受け部材41は、第2の実施の形態と同様、前記側部床板部18と一体成形してもよく、別体として前記側部床板部18の側面に一体的に取付けるようにしてもよい。
このような第2、第3の実施の形態においても、水平な状態にある前記側部床板部18の上面に不用意な荷重が加わるようなことがあっても、その荷重によって前記中央床板部17と前記側部床板部18との連結部分が損傷するのを防止することができる。
なお、上述した実施の形態では上下フレームを有するベッド装置を例に挙げて説明し、たが、上下フレームを備えていないベッド装置であってもよい。つまり、上述した実施の形態では揺動フレームが設けられるベッドフレームとして上下フレームを例に挙げたが、上下フレームを備えていないベッド装置の場合にはベースフレームをベッドフレームとして利用し、このベッドフレームに揺動フレームを揺動可能に支持するようにすればよい。
また、床板体として中央床板部と一対の側部床板部とを背床部や脚床部などの複数の部分に分割し、背上げや脚上げができる構成のものを例に挙げて説明したが、前記中央床板部と前記側部床板部とが複数の部分に分割されていない床板体であってもよい。
1…ベースフレーム、3…上下フレーム(ベッドフレーム)、11…揺動フレーム、15…床板体、16…薄肉部、17…中央床板部、18…側部床板部、22…ヒンジ、23…第1の連結片、25…連結軸、29…第1の受け部材、31…第1の係合部、37…第2の受け部材、38…第2の係合部、41…第3の受け部材、42…第3の係合部。
Claims (8)
- ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される揺動フレームと、
この揺動フレ−ムの上面に設けられ前記揺動フレ−ムとともに長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される床板体を具備し、
前記床板体は、
前記揺動フレ−ムの上面に設けられる中央床板部と、
この中央床板部の幅方向の両側に配置され幅方向の一端がヒンジによって前記中央床板部に回動可能に連結された側部床板部と、
前記ヒンジに一体に設けられ前記側部床板部が前記中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第1の受け部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置。 - 前記ヒンジは、
前記中央床板部の幅方向の端部上面に取付けられた第1の連結片と、前記側部床板部の幅方向の端部上面に取付けられ前記第1の連結片に連結軸によって回動可能に連結された第2の連結片と、前記第1の連結片と一体成形された前記第1の受け部材と
によって構成されていることを特徴とする請求項1記載のベッド装置。 - 前記第1の受け部材は、一端部が前記第1の連結片と一体成形され他端部は下方に向かって延出されて末端部が前記第2の連結片側に向かって屈曲された第1の係合部に形成され、
前記側部床板部が回動上昇した状態から下方へ回動して前記中央床板部に対して水平な状態になったときに、前記側部床板部の幅方向の一端部の下面が前記第1の受け部材の前記第1の係合部に係合することを特徴とする請求項2記載のベッド装置。 - 前記中央床板部と前記側部床板部は樹脂によって一体成形されていて、前記中央床板部の幅方向の両端と一対の前記側部床板部の幅方向の一端との厚さ方向の上端部は可撓性の薄肉部によって回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載のベッド装置。
- 前記中央床板部と前記側部床板部との下面には、前記中央床板部の幅方向全長及び前記側部床板部の幅方向の少なくとも一部には前記幅方向に連通する取付け凹部が形成されていて、前記取付け凹部には前記側部床板部が水平な状態から下方へ回動するのを前記第1の受け部材ととともに阻止する第2の受け部材が設けられることを特徴とする請求項1記載のベッド装置。
- ベッドフレームと、
このベッドフレームに設けられ長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される揺動フレームと、
この揺動フレ−ムの上面に設けられ前記揺動フレ−ムとともに長手方向と交差する幅方向に揺動駆動される床板体を具備し、
前記床板体は、
前記揺動フレ−ムの上面に設けられる中央床板部と、
この中央床板部の幅方向の両側に配置され前記中央床板部に対して回動可能に連結された側部床板部と、
前記中央床板部の幅方向の両側或いは一対の前記側部床板部の前記中央床板部の前記両側に対向する側部のいずれかに設けられ前記側部床板部が前記中央床板部に対して水平な状態から上方へ回動するのを許容するとともに水平な状態から下方へ回動するのを阻止する第3の受け部材と
を具備したことを特徴とするベッド装置。 - 前記第3の受け部材は、一端部が前記中央床板部の側面に一体的に設けられ他端部は下方に向かって延出されて前記側部床板部の下面側に屈曲された第2の係合部に形成され、
前記側部床板部が回動上昇した状態から下方へ回動して前記中央床板部に対して水平な状態になったときに、前記側部床板部の幅方向の一端部の下面が前記第3の受け部材の前記第2の係合部に係合することを特徴とする請求項6記載のベッド装置。 - 前記第3の受け部材は、一端部が前記側部床板部の側面に一体的に設けられ他端部は下方に向かって延出されて前記中央床板部の下面側に屈曲された第3の係合部に形成され、
前記側部床板部が回動上昇した状態から下方へ回動して前記中央床板部に対して水平な状態になったときに、前記中央床板部の幅方向の一端部の下面に前記第3の受け部材の前記第3の係合部に係合することを特徴とする請求項6記載のベッド装置。
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CN114795725B (zh) * | 2022-04-02 | 2023-07-18 | 常州长江医疗设备有限公司 | 一种护理床翻身机构及电动翻身护理床 |
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