明細書 リングネットワークシステム、 障害回復方法、 障害検出方法、 ノ一ド、 および ノード用プログラム 技術分野
本発明は、 リングネットワークシステム、 およびリングネットワークシステム に適用される障害回復方法、 障害検出方法、 ノード、 ノード用プログラムに関す る。 背景技術
I Pに代表されるデータ系バケツトトラヒックの増大に伴い、 音声を主体に伝 送サービスを行っていた従来の通信サービス会社(キヤリア)においてもデータを 効率よく伝送することが望まれている。 それと共に、 SONET (Synchronous Optical Network ) と同様の信頼性の高いプロテクション方法がデ一夕伝送網に おいても求められている。 パケット伝送網における障害回復方法として文献 5に 示す RPR (Resilient Packet Ring ) がある。
RPRでは、 パケットリング(以下、 単にリングと記す。) 内のノ一ド間におい て RPR— MACフレームが転送される。 RPR— MACフレームは、 ペイロー ドとしてフレームを有し、 ペイロードとなるフレームに対して送信先 R PR—M
ACアドレスや送信元 RPR— MACアドレス等を付加したフォーマットとなつ ている。 RPR— MACフレームにおいてペイロードとなるフレームは、 ユーザ MACフレームと呼ばれる。 以下、 ユーザ MACフレームを、 U— MACフレー ムと記す。 リング内のノードがリング外の端末からフレームを受信する場合、 U 一 MACフレームを受信する。 そして、 その U— MACフレームに送信先 RPR 一 MACアドレスや送信元 R PR— MACアドレス等を付加して R PR— MAC フレームを生成し、 リング内に転送する。 なお、 以下の説明では、 U— MACフ レームにおける送信先アドレスを、 送信先 U— MACアドレスと記す。 同様に、
U— MACフレームにおける送信元アドレスを、 送信元 U— MACアドレスと記
す。
以下、 従来の RPRを用いた障害に対するプロテクション方法を説明する。
図 20は、シングルリングの R PRネットワークの例を示している。リングは、 インナーリング 101とアウターリング 102とを有する。 インナーリング 10 1とアウターリング 102は、 互いに逆方向にバケツトを転送する経路である。 また、 図 20に例示する RP Rネットワークは、 リング内に 6個の RPRノード 300— 1〜 300— 6を備える。 また、 RPRノード 300— 1には端末 1 1 0が接続され、 R PRノード 300—4には端末 1 1 1が接続されている。まず、 図 20に示す RPRネットワークにおいて、 障害未発生時 (正常時) に端末 1 1 0から端末 1 1 1に U— MACフレームを転送する場合の動作について説明する。 また、 各 RPRノード 300— 1〜300— 6の RPR— MACアドレスは、 そ れぞれ 300— 1〜300 _ 6であるものとする。
端末 1 10から転送される U— MACフレームを受信した R PRノード 300 - 1は、 その U— MACフレ一ムの送信先 U— MACアドレスから送信先 RPR ノードの RPR— MACアドレス 300— 4を解決する。 各ノードは、 U— MA Cアドレスと R PR— MACアドレスとの対応を記憶するラ一ニングデ一夕べ一 スを有し、 送信先 U— MACアドレスに対応する R PR— MACアドレスを検索 することにより、 送信先 RPRノードの RPR— MACアドレスを解決する。 続 いて、 RPRノード 300— 1は、 送信先 R PR— MACアドレスを 300— 4 とし、 送信元 R PR— MACアドレスを 300— 1とする R P R— MACヘッダ を U— MACフレームに付加して R PR—MACフレームを生成する。 さらに、 RPRノード 300— 1は、 アウターリングとインナーリングのどちらに RPR — MACフレームを転送するのかを決定し、 RPR— MACフレームを送出する。 ここでは、 アウターリング 102に R PR— MACフレームを送出するものとす る。
RPR— MACフレームを受信した R PRノード 300— 6は、 その R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアドレスを参照する。 RPRノード 30 0— 6は、 送信先 RPR— MACアドレス (300— 4) が自ノードのアドレス (300 - 6) と一致していないので、 自ノードでドロップするべきフレームで
はないと判断し、 その RPR— MACフレームを次の RPRノード 300— 5に 転送する。 RPRノード 300— 5も、 RP Rノード 300— 6と同様に、 その R PR— MACフレームを次の R PRノード 300— 4に転送する。
R PR— MACノード 300— 4は、 受信した R P R—MA Cフレームの送信 先 RPR— MACアドレスと自ノードアドレスが一致するため、 その RPR— M
ACフレームを取り込み、 RPR— MACオーバへッドを除去して U— MACフ レームとして端末 1 1 1に転送する。 このようにして、 端末 1 10から端末 1 1 1へ U— MACフレームが転送される。
次に、 リング内に障害が発生した場合の動作について説明する。 図 2 1は、 リ ング内に障害が発生した場合のリングの動作を示す説明図である。 ここでは、 R P R 300 - 5, 300一 6間のインナ一リング 1 0 1とァゥ夕一リング 102 に障害が発生したものとする。 図 21において点線で示した経路は、 図 20に示 す正常時のフレーム転送経路と同様の経路である。
障害発生箇所に隣接する RPRノード 300— 5, 300— 6は、 障害の発生 を検知する。 すると、 RPR —F 300— 5, 300— 6は、 それぞれ、 自ノ ード R PR— MACアドレスを含む障害通知 R PR—MACフレームをインナ一 リング 101とアウターリング 102に転送する。 RPRノード 300— 5, 3 00— 6は、 この障害通知 R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアド レスとして、 障害通知 R P R— M A Cフレームであることを示す識別子を付与す る。 このように、 RPR— MACフレームの送信先 RPR— MACアドレスに、 制御用の識別子が付与される場合がある。この制御用識別子を、 「予約された RP R—MACアドレス」 と記す場合がある。 ただし、 制御用識別子は、 特定の RP Rノードの R PR— MACアドレスを示すものではない。
RPRノード 300— 1〜300— 6は、 インナ一リング 101とアウターリ ング 102の双方から障害通知 RPR— MACフレームを受信すると、 トポロジ 情報と障害検出ノード情報から障害箇所を特定する。 そして、 障害箇所を経由す る RPR— MACフレームの転送方向を切り替える。 例えば、 RPRノード 30 0— 1は、 RPRノード 300— 4を ¾信先とする RPR—MACフレームの送 出リングを、 ァゥ夕一リング 102からインナーリング 101に切り替える。 R
PRノード 300— 1は、 図 20で説明した場合と同様に U— MACフレ一ムを 端末 1 10から受信すると、 その U— MACフレームにヘッダを付加した RPR — MACフレームを、 インナ一リング 1 02に送出する。 この RPR— MACフ レームは、 RPR — 300— 2, 300— 3を経由して、 RPRノード 30 0— 4に転送される。 RPRノード 300— 4は、 受信した R P R— MA Cフレ —ムから R PR— MACオーバへッドを除去して U— MACフレームとして端末 1 1 1に転送する。 以上のように障害回復が行われ、 障害発生時でも、 端末 1 1 0から端末 111にフレームが転送される。
次に、 RPRノードの構成について説明する。 図 22は、 従来の R PRノード の構成例を示すプロック図である。 RPRノードは、パケットスイッチ 3 10と、 フレーム変換回路 320と、 フォワーディングエンジン 330と、 リングトポロ ジ情報収集回路 340と、 リング障害情報収集回路 350と、 リング内経路決定 回路 360と、 ADM (Add-DropMultiplexer) 370とを備える。 また、 U— M ACアドレスと、 RPR -MA Cアドレスとの対応関係を記憶するラーニングデ 一夕べ一ス 321を備える。 さらに、 送信先 RPR— MACアドレスと、 出カリ ング (インナ一リングとアウターリングのいずれか、 あるいは両方) との対応関 係を記憶するフォヮ一ディングデータベース 331を備える。
パケットスィッチ 3 10は、 UN I (User Network Interface) であり、 UN Iポート 301, 302を介して、 端末との間で U— MACフレームの送受信を 行う。 バケツトスイッチ 3 10は、 各 UN Iポート 301, 302を介して U— MACフレームを受信すると、 UN Iポート 301, 302からの U— MACフ レームを集線してフレーム変換回路 320に転送する。 また、 パケットスィッチ 31 0は、 フレーム変換回 320から U— MACフレームが転送されてきた場 合、 その U— MACフレームを適切な UN Iポート (送信先となる端末に接続さ れる UN Iポート) から出力 (送信) する。
フレーム変換回路 320は、 パケットスイッチ 3 10が端末から U— MACフ レームを受信し、 その U— MACフレームがバケツトスイッチ 310から転送さ れてきた場合、 ラーニングデータべー不 321を参照し、 その U— MACフレー ムの送信先 U— MACアドレスに基づきリング内の送信先 R PR— MACァドレ
スを特定する(すなわち、送信先 RPR— MACアドレスの解決を行う)。続いて、 フレーム変換回路 320は、 その RPR— MACアドレスを送信先 RP R— MA Cアドレスとし、 自ノードアドレスを送信元 R PR—MACアドレスとするへッ ダ (RPR— MACォ一バヘッド) を U— MACフレームに付加して RPR—M ACフレームを生成し、 その RPR—MACフレームをフォワーディングェンジ ン 330に転送する。
また、 フレーム変換回路 320は、 ADM370がリング内から RPR— MA Cフレームを受信し、 その RPR— MACフレームが ADM370から転送され てきた場合、 R PR— MACフレームから R PR— MACオーバへッドを除去す ることにより、 U— MACフレームに変換する。 そして、 その U— MACフレー ムをパケットスィッチ 310に転送する。
フォヮ一ディングエンジン 330は、 フレーム変換回路 320から転送される R P R—MA Cフレームの送信先 RP R _M A Cアドレスに基づいて、 R P R— MACフレームをインナーリング 101に送出するのか、 アウターリング 102 に送出するのか、 あるいはインナーリング 101とアウターリング 102の両方 に送出するのかを決定する。: このとき、 フォワーディングエンジン 330は、 フ ォヮ一ディングデータベース 331を参照して、 送信先 R PR— MACアドレス に対応する出力リング (インナーリング 10 1とアウターリング 102のいずれ か一方、 あるいは両方) を検索すればよい。 その後、 フォワーディングエンジン 330は、 RPR— MACフレームを ADM370に転送し、 また、 決定した送 出先リングを ADM370に通知する。
以下、 RPR— MACフレームをインナ一リング 101に送出するのか、 RP R—MACフレームをアウターリング 102に送出するのか、 あるいは R PR— MACフレームをインナ一リング 101とアウターリング 102の両方に送出す るのかを示す情報を出カリング情報と記す。
リングトポロジ情報収集回路 340は、 リング内の R PRノード構成を把握す るためのトポロジデイス力バリ R P R— M A Cフレームを生成し、 出力リング情 報とともに ADM370に転送する。 ^た、 ADM370がリング内からトポロ ジデイス力パリ R PR— MACフレームを受信し、 そのトポロジデイス力パリ R
PR— MACフレームが ADM370から転送されてきた場合、 リングトポロジ 情報収集回路 340は、 トポロジデイス力バリ RPR— MACフレームが示すト ポロジ情報をリング内経路決定回路 360に通知する。
リング障害情報収集回路 350は、 ADM370がリング内から障害通知 R P R— MACフレームを受信し、 その障害通知 RPR— MACフレームが ADM3
70から転送されてきた場合、 障害通知 R PR— MACフレームが示す障害検出 ノード情報を、 リング内経路決定回路 360に通知する。 その後、 リング障害情 報収集回路 350は、障害通知 R PR— MACフレームを ADM 370に出力し、 ADM370にその障害通知 RPR— MACフレ一ムをリング内に送出させる。 また、 隣接する RPRノード同士は、 障害検出ノード情報を含まない障害通知
R PR— MACフレームを互いに送受信する。リング障害情報収集回路 350は、 一定期間、 障害検出ノード情報を含まない障害通知 R P R— M A Cフレームが転 送されてこなかった場合、 障害を検出したと判定する。 そして、 自ノードを障害 検出ノードとする障害情報通知 R PR— MACフレームを生成し、 その障害情報 通知 RPR— MACフレームと出力リング情報を ADM370に出力して、 AD
M370にの障害情報通知 R PR— MACフレームをリング内に送出させる。 ま た、 この場合、 リング障害情報収集回路 350は、 自ノードが障害検出ノードで ある旨の情報をリング内経路決定手段 360に転送する。
リング内経路決定回路 360は、 リングトポロジ情報収集回路 340から通知 されるトポロジ情報と、 リング障害情報収集回路 3 50から通知される障害情報 から送信先 R P R— MA Cアドレスに対する出力リング情報との対応付けを行い、 フォヮ一ディングデータベース 331に登録する。
ADM370は、 インナーリング 101、 アウターリング 102から入力され る R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアドレスを参照して、 その R PR— MACフレームを終端させるか否かを判定する。 終端させると判定した場 合、 ADM370は、 その RP R— MACフレームをフォワーディングエンジン 330、 リングトポロジ情報収集回路 340、 または障害情報収集回路 350の いずれかに転送する (どの回路に転送するかは R PR— MACフレームの種類に よる。)。 終端させないと判定した場合、 ADM370は、 その RPR— MACフ
レームを、 入力されたリングと同一のリング (インナーリングまたはァゥ夕一リ ング) に送出する。
また、 ADM 370は、 フォワーディングエンジン 330、 リングトポロジ情 報収集回路 340、 またはリング障害情報収集回路 350から RPR— MACフ レームおよび出カリング情報が転送された場合、 その出カリング情報に従って、 インナーリング 101またはァウタ一リング 102 (あるいは両方) に RPR— MACフレームを送出する。
このような R PRノードにより、 図 2 1で示したような障害回復を実現するこ とができる。
また、 リングネットワークに関する技術を記載した文献として、 文献 1〜4等 がある。 文献 1には、 KAB (キ一プアライブビット) を用いることにより、 リ ングの健全性を全ノードに周知させることができる技術が記載されている。 文献 2には、 リング内のノードとリング外のノードとのリンクに障害が発生したとき に、 そのリング内のノードが、 フラッデイングビットがセットされたフレームを リング内に送出する技術が記載されている。 文献 3には、 回線断の発生をサービ ングノードに通知する必要性について記載されてい^)。 文献 4には、 2つのリン グに属する複数の接ノードのうち、 アクティブな接ノードが切り替えられた場合 に、 不要な転送テーブルを削除することが記載されている。
文献 1 特開 2003 _ 174458号公報 (段落 0029— 0048) 文献 2 特開 2004— 242194号公報 (段落 0030— 0031) 文献 3 特開平 10— 4.424号公報 (段落 0006)
文献 4 特開 2003— 258822号公報 (段落 0022— 0085) 文献 5 " I EEE D r a f t P 802. 1 7/D 3. 3 パート 17 : リジリエントバケツトリング アクセスメソッド&フィジカルレイヤスべシフィ ケイシヨンズ(P a r t 17: R e s i 1 i e n t p a c k e t r i n g (R PR) a c c e s s me t h o d & phy s i c a l l ay e r s p e c i f i c a t i on s)", I EEE (I n s t i t u t e o f E l e c t r i c a 1 and E l e c t r on i c s Eng i n e e r s, I n c ) , "I EEE D r a f t P 802. 17/D 3. 3", p. 74, 2004
年 4月 2 1日 従来の RPR技術では、 シングルリングネットワークに対しては非常に高速な 障害回復を提供できる。 しかしながら、 複数のリングを接続したマルチリングに おけるインタリンクの障害に対しては、高速障害回復できないことが問題となる。 図 2 3は、 2つのインタリンクによって接続された 2つのリングを有するマル チリングネットワークの例を示す説明図である。 図 2 3に示すマルチリングネッ トワークでは、 インタリンク 403, 404を介して 2つのリング 40 1, 40 2が接続されている。 イン夕リンク 403が現用リンクとして使用され、 インタ リンク 404は予備用のイン夕リンクである。 一方のリング 40 1は、 RPRノ
—ド 300— 1〜300 _ 6を備え、 RPRノード 3 00— 1には端末 4 1 0が 接続されている。 もう一方のリング 402は、 RPRノード 300—?〜 300 一 1 2を備え、 RPRノード 300— 10には端末 41 1が接続されている。 図 2 3に示す経路 (トラヒックフロー) 42 0は、 正常時に端末 41 0から端 耒 41 1にフレームを転送する場合の経路を示している。 フレームの態様 (U—
MACフレームか RPR— MACフレームか) は、 経路 420上の位置によって 変わる。 RPRノード 300— 1は、 端末 41 0から U— MACフレームを受信 する。 すると、 RPR —F 300— Ui、 送信先 RP R— MACアドレスを 3 00 - 3とするヘッダを付加し、 U— MACフレームを R PR— MACフレーム に変換し、 R PRノード 300— 3宛てに送信する。 R PRノード 3 00— 3は、 受信した R PR— MACフレームの R PR— MACオーバへッドを除去し、 U— MACフレ一ムに変換する。 そして、 その U— MACフレームをインタリンク 4 03に送出する。 RPRノード 300— 7は、 この U— MA Cフレ一ムを受信す ると、 送信先 RPR—MACアドレスを 300— 1 0とするヘッダを付加して、 U— MACフレ一ムを RPR— MACフレームに変換し、 ァウタ一リング 402
- 0 u t e rに送出する。 RPRノード 300 - 1 0は、 到着した RPR— MA Cフレームのオーバへッドを除去し、 U— MACフレームに変換して端末 4 1 1 に転送する。 この結果、 正常時には、 ϋ 23に示す経路 420に沿ってフレーム が転送される。
このマルチリングネットワークにおいてィンタリンク 403に障害が発生した と仮定する。 従来のマルチリングネットヮ一クでは、 インタリンク 403に障害 が発生したことを R PRノード 300— 1はすぐには知り得ない。 そのため、 R PRノード 300— 1は、 正常時と同様に、 端末 410からの U— MACフレー ムを、 送信先 R PR— MACアドレスとして 300 - 3を付与した RPR— MA Cフレームに変換してしまう。 その結果、 その RP R— MACフレームは RPR ノード 300— 3において終端され、 本来到達すべき R PRノード 300 _ 4で 終端されることはない。 RPRノード 300— 4に到達するためには、 RPRノ ード 300— 1のラーニングデ一夕べ一スにおいて端末 41 1の U— MACアド レスと RPR— MACアドレスの対応が無効化するまでの時間(一般にエイジン グタイムと言われ、 その時間は約 5分)が必要となり、 高速障害回復ができない。 すなわち、 最新の U— M A Cアドレスと R P R—MA Cアドレスと対応関係を学 習してから、 エイジングタイムが経過するまでは、 新たな U— MACアドレスと RPR— MACアドレスと対応関係を学習できない。 そして、 エイジングタイム が経過した後に、 ブロードキャストフレームが転送され、 そのときに送信元 U— MACアドレスと送信元 RP R— MACアドレスとの対応関係を学習する。 この 学習がなされるまで、 RPRノード 300— 1から R PRノード 300— 4への フレーム転送を行えず、 高速障害回復ができない。
そこで、 本発明は、 リングネットワークを複数接続するマルチリングネットヮ —クにおいて、 リングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行えるよ うにすることを目的とする。 発明の開示
本発明によるリングネットワークシステムは、 現用通信経路および予備用通信 経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリングネットヮ一クとが接続さ れるリングネットワークシステムであって、 前記第 1のリングネットワークおよ び前記第 2のリングネットワーク内の各ノードが、 リングネットワーク外の端末 のアドレスと、 リングネットワーク内 φノードのアドレスとの対応関係を記憶す るラーニングデータべ一スと、 現用通信経路に障害が発生したと判定する障害発
生判定手段と、 前記障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判 定されたときに、 ラ一ニングデー夕ベースが記憶する情報を消去する消去手段と を備え、 現用通信経路および予備用通信経路の端部として配置される接ノ一ド以 外の各ノードが、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが有 する送信先アドレスに対応するノードのアドレスが前記ラーニングデータベース に記憶されていない場合に、 前記ユーザフレームをペイロードとして収めたフレ —ムをブロードキャスト送信するブロードキャスト手段を備え、 予備用通信経路 の端部として配置される接ノードが、 前記障害発生判定手段により現用通信経路 に障害が発生したと判定されたときに、 予備用通信経路との接続ポートを、 ユー ザフレームを送出可能な状態に変更する状態変更手段を備えたことを特徴とする。 そのような構成によれば、 リングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復 を行うことができる。
消去手段が、 障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判定さ れたときに、 ラーニングデータベースが記憶する全ての情報を消去する構成であ つてもよい。
消去手段が、 障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判定さ れたときに、 ラーニングデータベースが記憶する情報のうち、 現用通信経路の端 部として配置される接ノードのァドレスおよび当該ァドレスに対応する端末のァ ドレスのみを消去する構成であってもよい。 そのような構成によれば、 トラヒッ ク量の増加を抑え、 帯域の有効利用を図れる。
現用通信経路の端部として配置される接ノードが、 現用通信経路を介して定期 的に生存確認信号を他方のリングネッ卜ワークに送信する生存確認信号送信手段 と、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受信する生存確認信号受 信手段とを備えた構成であってもよい。 そのような構成によれば、 通信経路が通 信ネットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路における障害発生を検出 することができる。
現用通信経路の端部として配置される接ノードが、 生存確認信号受信手段が受 信した生存確認信号をペイ口一ドとして収めたフレームを、 当該接ノードが属す るリングネットワーク内に送信する生存確認フレーム送信手段を備え、 前記リン
グネットワーク内のノードのうち、 前記接ノード以外のノードが備える障害発生 判定手段が、 前記フレームを一定時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が 発生したと判定し、 前記接ノードが備える障害発生判定手段が、 生存確認信号を 一定時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定する構成であ つてもよい。そのような構成によれば、障害発生の検出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるリングネットワークシステムは、 予めネットワーク識別子 と対応付けられた複数の通信経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリ ングネットワークとが接続されるリングネットワークシステムであって、 前記第 1のリングネットワークおよび前記第 2のリングネットワーク内の各ノードのう ち、 前記複数の通信経路の端部として配置される接ノード以外の各ノードが、 リ ングネットワーク外の端末から受信したユーザフレームに付与するネットワーク 識別子を、 障害が発生していない通信経路に対応するネットワーク識別子の中か ら導出するネットワーク識別子導出手段と、 前記ネットワーク識別子を前記ユー ザフレームに付与するネットワーク識別子付与手段と、 通信経路に障害が発生し たと判定する障害発生判定手段と、 前記障害発生判定手段により通信経路に障害 が発生したと判定されたときに、 障害が発生した通信経路に対応するネットヮ一 ク識別子を特定可能な情報を前記ネットワーク識別子導出手段に通知する障害発 生通信経路通知手段と、 リングネットワーク外の端末のアドレスと、 ネットヮー ク識別子と、 リングネットワーク内のノードのアドレスとの対応関係を記憶する ラーニングデータベースと、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフ レームが有する送信先ァドレスおよびネットワーク識別子導出手段が導出したネ ットワーク識別子の靼み合わせに対応するノードのアドレスが前記.ラ一ニングデ 一夕べ一スに記憶されていない場合に、 前記ネットワーク識別子を付与されたュ —ザフレームをペイロードとして収めたフレームをブロードキャスト送信するブ ロードキャスト手段とを備え、各通信経路の端部として配置される各接ノードが、 自身を端部とする通信経路に対応するネットワーク識別子と、 ユーザフレームに 付与されたネットワーク識別子とがー ¾するときに、 前記ユーザフレームを前記 通信経路に送出するユーザフレーム送出手段を備えたことを特徴とする。 そのよ
うな構成によれば、 リングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行う ことができる。 また、 通信経路の負荷を分散することができる。
各通信経路の端部として配置される各接ノードが、 自身を端部とする通信経路 を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する生存確認 信号送信手段と、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受信する生 存確認信号受信手段とを備えた構成であってもよい。 そのような構成によれば、 通信経路が通信ネットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路における障 害発生を検出することができる。
各通信経路の端部として配置される各接ノードが、 生存確認信号受信手段が受 信した生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを、 当該接ノードが属す るリングネットワーク内に送信する生存確認フレーム送信手段を備え、 前記リン グネットワーク内のノードのうち、 前記接ノ一ド以外のノ一ドが備える障害発生 判定手段が、 前記フレームを一定時間受信しないときに、 前記フレームの送信元 となる接ノードを端部とする通信経路に障害が発生したと判定する構成であって もよい。 そのような構成によれば、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高 速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるリングネットワークシステムは、 通信経路によって第 1の リングネットワークと第 2のリングネットワークとが接続されるリングネットヮ ークシステムであって、 前記通信経路の端部として配置される接ノードが、 前記 通信回路を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する 生存確認信号送信手段と、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受 信する生存確認信号受信手段と、 生存確認信号受信手段が受信した生存確認信号 をペイロードとして収めたフレームを、 当該接ノードが属するリングネットヮー ク内に送信する生存確認フレーム送信手段とを備え、 リングネットワーク内のノ ードのうち接ノ一ド以外のノードが、前記フレームを一定時間受信しないときに、 前記通信経路に障害が発生したと判定する障害発生判定手段を備えたことを特徴 とする。
また、 本発明による障害回復方法は、. 現用通信経路および予備用通信経路によ つて第 1のリングネットワークと第 2のリングネットワークとが接続されるリン
グネットワークシステムに適用される障害回復方法であって、 前記第 1のリング ネットワークおよび前記第 2のリングネットワーク内の各ノードが、 リングネッ トワーク外の端末のァドレスと、 リングネットワーク内のノードのァドレスとの 対応関係を記憶するラーニングデータベースを備え、 現用通信経路に障害が発生 したと判定したときに、 ラーニングデータベースが記憶する情報を消去し、 現用 通信経路および予備用通信経路の端部として配置される接ノード以外の各ノード が、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが有する送信先ァ ドレスに対応するノードのアドレスが前記ラーニングデータべ一スに記憶されて いない場合に、 前記ユーザフレームをペイロードとして収めたフレームをブロー ドキャスト送信し、 予備用通信経路の端部として配置される接ノードが、 現用通 信経路に障害が発生したと判定したときに、 予備用通信経路との接続ポートを、 ュ一ザフレームを送出可能な状態に変更することを特徴とする。
第 1のリングネットワークおよび第 2のリングネットワーク内の各ノードが、 現用通信経路に障害が発生したと判定したときに、 ラーニングデータベースが記 憶する全ての情報を消去する方法であってもよい。
第 1のリングネットワークおよび第 2のリングネットワーク内の各ノードが、 現用通信経路に障害が発生したと判定したときに、 ラーニングデータベースが記 憶する情報のうち、 現用通信経路の端部として配置される接ノードのアドレスお よび当該ァドレスに対応する端末のァドレスのみを消去する方法であってもよい。 そのような方法によれば、トラヒック量の増加を抑え、帯域の有効利用を図れる。 現用通信経路の端部として配置される接ノードが、 現用通信経路を介して定期 的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信し、 前記他方のリングネッ トワークから生存確認信号を受信する方法であってもよい。 そのような方法によ れば、 通信経路が通信ネットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路にお ける障害発生を検出することができる。
現用通信経路の端部として配置される接ノードが、 受信した生存確認信号をべ イロ一ドとして収めたフレームを、 当該接ノードが属するリングネットワーク内 に送信し、 生存確認信号を一定時間受傳しないときに、 現用通信経路に障害が発 生したと判定し、 前記リングネットワーク内のノードのうち、 前記接ノード以外
のノードが、 前記フレームを一定時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が 発生したと判定する方法であってもよい。 そのような方法によれば、 障害発生の 検出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明による障害回復方法は、 予めネットワーク識別子と対応付けられ た複数の通信経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリングネットヮー クとが接続されるリングネットワークシステムに適用される障害回復方法であつ て、 前記第 1のリングネットワークおよび前記第 2のリングネットワーク内の各 ノードのうち、 前記複数の通信経路の端部として配置される接ノード以外の各ノ ードが、 リングネットワーク外の端末のアドレスと、 ネットワーク識別子と、 リ ングネットワーク内のノードのァドレスとの対応関係を記憶するラーニングデ一 夕ベースを備え、 リングネットヮ一ク外の端末から受信したユーザフレームに付 与するネットワーク識別子を、 障害が発生していない通信経路に対応するネット ワーク識別子の中から導出し、 前記ネットワーク識別子を前記ユーザフレームに 付与し、 通信経路に障害が発生したと判定したときに、 障害が発生した通信経路 に対応するネットワーク識別子を特定し、 リングネヅトワーク外の端末から受信 したユーザフレームが有する送信先アドレスおよび導出したネットワーク識別子 の組み合わせに対応するノードのアドレスが前記ラーニングデ一夕ベースに記憶 されていない場合に、 前記ネットワーク識別子を付与されたユーザフレームをべ ィロードとして収めたフレームをブロードキャスト送信し、 各通信経路の端部と して配置される各接ノードが、 自身を端部とする通信経路に対応するネットヮ一 ク識別子と、 ユーザフレームに付与されたネットワーク識別子とがー致するとき に、 前記ユーザフレームを前記通信経路に送出することを特徴とする。
各通信経路の端.部として配置される各接ノードが、 自身を端部とする通信経路 を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信し、 前記他方 のリングネットワークから生存確認信号を受信する方法であってもよい。 そのよ うな方法によれば、 通信経路が通信ネットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路における障害発生を検出することができる。
各通信経路の端部として配置される每接ノードが、 受信した生存確認信号をべ ィロードとして収めたフレームを、 当該接ノードが属するリングネットワーク内
に送信し、 前記リ
ングネットワーク内のノードのうち、 前記接ノード以外のノードが、 前記フレー ムを一定時間受信しないときに、 前記フレームの送信元となる接ノードを端部と する通信経路に障害が発生したと判定する方法であってもよい。 そのような方法 によれば、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与する ことができる。
また、 本発明による障害検出方法は、 通信経路によって第 1のリングネットヮ —クと第 2のリングネットワークとが接続されるリングネットワークシステムに 適用される障害検出方法であって、 前記通信経路の端部として配置される接ノー ドが、 前記通信回路を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワーク に送信し、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受信し、 受信した 生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを、 当該接ノードが属するリン グネットワーク内に送信し、 リングネットワーク内のノードのうち接ノード以外 のノードが、 前記フレームを一定時間受信しないときに、 前記通信経路に障害が 発生したと判定することを特徴とする。 そのような構成によれば、 障害発生の検 出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるノードは、 現用通信経路および予備用通信経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリングネットワークとが接続されるリングネッ トワークシステムに適用されるノードであって、 リングネットワーク外の端末の アドレスと、 リングネットワーク内のノードのアドレスとの対応関係を記憶する ラーニングデータベースと、 現用通信経路に障害が発生したと判定する障害発生 判定手段と、 前記障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判定 されたときに、 ラーニングデータベースが記憶する情報を消去する消去手段とを 備えたことを特徴とする。
消去手段は、 障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判定さ れたときに、 ラーニングデータベースが記憶する全ての情報を消去する構成であ つてもよい。
消去手段は、 障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと判定さ れたときに、 ラーニングデータベースが記憶する情報のうち、 現用通信経路の端
部として配置される接ノードのァドレスおよび当該ァドレスに対応する端末のァ ドレスのみを消去する構成であってもよい。 そのような構成によれば、 そのよう な構成によれば、 トラヒック量の増加を抑え、 帯域の有効利用を図れる。
リングネッ卜ワーク外の端末から受信したユーザフレームが有する送信先ァド レスに対応するノードのアドレスが前記ラ一ニングデータベースに記憶されてい ない場合に、 前記ュ一ザフレ一ムをペイロードとして収めたフレームをブロード キャスト送信するブロードキャスト手段を備えた構成であってもよい。 そのよう な構成によれば、 リングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行うこ とができる。
障害発生判定手段は、 生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを一定 時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定する構成であって もよい。 そのような構成によれば、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高 速な障害回復に寄与することができる。
現用通信経路の端部として配置され、 現用通信経路を介して定期的に生存確認 信号を他方のリングネットワークに送信する生存確認信号送信手段と、 前記他方 のリングネットワークから生存確認信号を受信する生存確認信号受信手段とを備 えた構成であってもよい。 そのような構成によれば、 通信経路が通信ネットヮー クを含んでいる場合であっても、 通信経路における障害発生を検出することがで さる。
生存確認信号受信手段が受信した生存確認信号をペイロードとして収めたフレ ームを、 当該接ノードが属するリングネットワーク内に送信する生存確認フレー ム送信手段を備えた構成であってもよい。 そのような構成によれば、 リングネッ トワーク内の他のノードが、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高速な障 害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるノードは、 予めネットワーク識別子と対応付けられた複数 の通信経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリングネットワークとが 接続されるリングネットワークシステムに適用されるノードであって、 リングネ ットワーク外の端末のアドレスと、 ネットワーク識別子と、 リングネットワーク 内のノードのァドレスとの対応関係を記憶するラーニングデータベースと、 リン
グネットヮ一ク外の端末から受信したユーザフレームに付与するネットワーク識 別子を、 障害が発生していない通信経路に対応するネットワーク識別子の中から 導出するネットワーク識別子導出手段と、 前記ネットヮ一ク識別子を前記ユーザ フレームに付与するネットワーク識別子付与手段と、 通信経路に障害が発生した と判定する障害発生判定手段と、 前記障害発生判定手段により通信経路に障害が 発生したと判定されたときに、 障害が発生した通信経路に対応するネットワーク 識別子を特定可能な情報を前記ネットワーク識別子導出手段に通知する障害発生 通信経路通知手段と、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフレーム が有する送信先アドレスおよびネットワーク識別子導出手段が導出したネットヮ ーク識別子の組み合わせに対応するノードのァドレスが前記ラーニングデータべ
—スに記憶されていない場合に、 前記ネットワーク識別子を付与されたユーザフ レームをペイ口一ドとして収めたフレームをブロードキャスト送信するブロード キャスト手段とを備えたことを特徴とする。 そのような構成によれば、 リングネ ットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行うことができる。
障害発生判定手段が、 生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを一定 時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定する構成であって もよい。 そのような構成によれば、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高 速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるノードは、 通信経路によって第 1のリングネットワークと 第 2のリングネットワークとが接続されるリングネットワークシステムに適用さ れるノ一ドであって、 前記通信経路の端部として配置され、 前記通信回路を介し て定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する生存確認信号送 信手段と、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受信する生存確認 信号受信手段と、 生存確認信号受信手段が受信した生存確認信号をペイロードと して収めたフレームを、 当該ノードが属するリングネットワーク内に送信する生 存確認フレーム送信手段とを備えたことを特徴とする。そのような構成によれば、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができ る。 .
また、 本発明によるノード用プログラムは、 現用通信経路および予備用通信経
路によって第 1のリングネットヮ一クと第 2のリングネットヮ一クとが接続され るリングネットワークシステムに適用されるノードが備えるコンピュータであつ て、 リングネットワーク外の端末のアドレスと、 リングネットワーク内のノード のアドレスとの対応関係を記憶するラーニングデータベースを備えたコンビュ一 夕に、 現用通信経路に障害が発生したと判定する障害発生処理、 および前記障害 発生処理で現用通信経路に障害が発生したと判定されたときに、 ラーニングデ一 夕ベースが霄 3憶する情報を消去する消去処理を実行させることを特徴とする。 コンピュータに、 消去処理で、 ラーニングデータベースが記憶する全ての情報 を消去する処理を実行させるプログラムであってもよい。
コンピュータに、消去処理で、ラーニングデータベースが記憶する情報のうち、 現用通信経路の端部として配置される接ノードのァドレスおよび当該アドレスに 対応する端末のァドレスのみを消去する処理を実行させるプログラムであっても よい。 .そのようなプログラムによれば、 トラヒック量の増加を抑え、 帯域の有効 利用を図れる。
コンピュータに、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが 有する送信先アドレスに対応するノードのアドレスが前記ラーニングデ一タベー スに記憶されていない場合に、 前記ユーザフレームをペイロードとして収めたフ レームをブロードキャスト送信するブロードキャスト処理を実行させるプロダラ ムであってもよい。 そのようなプログラムによれば、 リングネットワーク間の障 害発生時に高速に障害回復を行うことができる。
コンピュータに、 障害発生処理で、 生存確認信号をペイロードとして収めたフ レームを一定時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定させ るプログラムであってもよい。 そのような構成によれば、 障害発生の検出を高速 に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
現用通信経路の端部として配置されたノードが備えるコンピュータに、 現用通 信経路を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する生 存確認信号送信処理、 前記他方のリングネットワークから生存確認信号を受信す る生存確認信号受信処理を実行させるプログラムであってもよい。 そのようなプ ログラムによれば、 通信経路が通信ネットワークを含んでいる場合であっても、
通信経路における障害発生を検出することができる。
コンピュータに、 生存確認信号受信処理で受信した生存確認信号をペイロード として収めたフレームを、 自ノードが属するリングネットワーク内に送信する生 存確認フレーム送信処理を実行させるプログラムであってもよい。 そのようなプ ログラムによれば、 リングネットワーク内の他のノードが、 障害発生の検出を高 速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるノード用プログラムは、 予めネットワーク識別子と対応付 けられた複数の通信経路によって第 1のリングネットワークと第 2のリングネッ トワークとが接続されるリングネットワークシステムに適用されるノードが備え るコンピュータであって、 リングネットワーク外の端末のアドレスと、 ネットヮ
—ク識別子と、 リングネットワーク内のノードのァドレスとの対応関係を記憶す るラーニングデータベースを備えたコンピュータに、 リングネットワーク外の端 末から受信したユーザフレームに付与するネットワーク識別子を、 障害が発生し ていない通信経路に対応するネットワーク識別子の中から導出するネットワーク 識別子導出処理、 前記ネットワーク識別子を前記ュ一ザフレームに付与するネッ トワーク識別子付与処理、 通信経路に障害が発生したと判定する障害発生判定処 理、 前記障害発生判定処理で通信経路に障害が発生したと判定されたときに、 障 害が発生した通信経路に対応するネットワーク識別子を特定する障害ネットヮ一 ク識別子特定処理、 リングネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが 有する送信先アドレスおよびネットワーク識別子導出処理で導出したネットヮ一 ク識別子の組み合わせに対応するノードのァドレスが前記ラーニングデータべ一 スに記憶されていない場合に、 前記ネットワーク識別子を付与されたユーザフレ ームをペイ口一ドとして収めたフレームをブロードキャスト送信するブロードキ ャスト処理を実行させることを特徴とする。 そのようなプログラムによれば、 リ ングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行うことができる。
コンピュータに、 障害発生処理で、 生存確認信号をペイロードとして収めたフ レームを一定時間受信しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定させ るプログラムであってもよい。 そのようなプログラムによれば、 障害発生の検出 を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、 本発明によるノード用プログラムは、 通信経路によって第 1のリングネ ットワークと第 2のリングネットワークとが接続されるリングネットワークシス テムに適用されるノードであって、 前記通信経路の端部として配置されるノード が備えるコンピュータに、 前記通信回路を介して定期的に生存確認信号を他方の リングネットワークに送信する生存確認信号送処理、 前記他方のリングネットヮ ークから生存確認信号を受信する生存確認信号受信処理、 および受信した生存確 認信号をペイロードとして収めたフレームを、 当該ノードが属するリングネット ワーク内に送信する生存確認フレーム送信処理を実行させることを特徴とする。 本発明では、 各ノードが消去手段を備え、 消去手段は、 障害発生判定手段によ り現用通信経路に障害が発生したと判定されたときに、 ラーニングデ一夕ベース が記憶する情報を消去する。 そして、 接ノ一ド以外の各ノードは、 ブロードキヤ スト手段を備え、 ブロードキャスト手段は、 リングネットワーク外の端末から受 信したユーザフレームが有する送信先ァドレスに対応するノードのァドレスがラ —ニングデータベースに記憶されていない場合に、 そのユーザフレームをペイ口 ードとして収めたフレームをブロードキャスト送信する。 従って、 現用通信経路 に障害が発生した場合には、ラ一二ングデ一タベースが記憶する情報が消去され、 その結果、 すぐに、 ブロードキャスト手段が、 ユーザフレームをペイロードとし て収めたフレームをブロードキャスト送信する。 よって、 リングネットワーク間 の障害発生時に高速に障害回復を行うことができる。
また、 消去手段が、 障害発生判定手段により現用通信経路に障害が発生したと 判定されたときに、 ラーニングデータベースが記憶する情報のうち、 現用通信経 路の端部として配置される接ノードのァドレスおよびそのァドレスに対応する端 末のァドレスのみを消去する場合には、 接ノード以外のノードのァドレスおよび そのァドレスに対応する端末のアドレスはラーニングデータベースに残される。 よって、 ユーザフレームの送信先となる端末までの経路に接ノードが存在しなけ れば、 ブロードキャスト手段がブロードキャスト送信を行わない。 従って、 プロ ードキャスト送信の機会が減少し、 トラヒック量の増加を抑え、 帯域の有効利用 を図れる。 .
現用通信経路の端部として配置される接ノードが、 現用通信経路を介して定期
的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する生存確認信号送信手段 と、 その他方のリングネットワークから生存確認信号を受信する生存確認信号受 信手段とを備えた構成である場合、 生存確認信号を受信した接ノードが属するリ ング内で、 生存確認信号に基づいて通信経路に障害が発生しているかどうかを判 定できる。 そして、 生存確認信号は、 通信経路が通信ネットワークを含んでいる 場合であっても、 他方のリングに到達することができる。 従って、 通信経路が通 信ネットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路における障害発生を検出 することができる。
リングネットワーク内のノードのうち、 接ノード以外のノードが備える障害発 生判定手段が、 生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを一定時間受信 しないときに、 現用通信経路に障害が発生したと判定する構成である場合には、 各ノードがそれぞれ独自に通信経路における障害発生を検出することができる。 この場合、 接ノードのみが通信経路に障害が発生したと判定してその判定後に、 判定結果を他のノ一ドに転送する場合よりも、 各ノードは早期に障害発生を検出 できる。 従って、 高速な障害回復に寄与することができる。
また、本発明では、接ノード以外の各ノードのネットワーク識別子導出手段が、 リングネットヮ一ク外の端末から受信したユーザフレームに付与するネットヮ一 ク識別子を、 障害が発生していない通信経路に対応するネットワーク識別子の中 から導出し、 ネットワーク識別子付与手段が、 そのネットワーク識別子をユーザ フレームに付与する。 そして、 障害発生通信経路通知手段が、 障害発生判定手段 により通信経路に障害が発生したと判定されたときに、 障害が発生した通信経路 に対応するネットワーク識別子を特定可能な情報をネットワーク識別子導出手段 に通知する。よって、通信経路に障害が発生しているときとしていないときとで、 異なるネットワーク識別子が導出される。 また、 ブロードキャスト手段は、 リン グネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが有する送信先ァドレスお よびネットワーク識別子導出手段が導出したネットヮ一ク識別子の組み合わせに 対応するノードのアドレスがラーニングデータベースに記憶されていない場合に、 そのネットワーク識別子を付与された: ^一ザフレームをペイ口一ドとして収めた フレームをブロードキャスト送信する。 従って、 障害が発生して、 正常時とこと
なるネットワーク識別子が導出された場合には、 すぐに、 ブロードキャスト手段 がブロードキャスト送信を行う。 よって、 リングネットワーク間の障害発生時に 高速に障害回復を行うことができる。
また、 各接ノードが備えるユーザフレーム送出手段は、 自身を端部とする通信 経路に対応するネットワーク識別子と、 ユーザフレームに付与されたネットヮー ク識別子とがー致するときに、 そのユーザフレームを通信経路に送出する。 よつ て、 ネットワーク識別子が一致すれば、 各通信経路を介してユーザフレームを送 出することができ、 通信経路の付加を分散することができる。
また、 各通信経路の端部として配置される各接ノードが、 自身を端部とする通 信経路を介して定期的に生存確認信号を他方のリングネットワークに送信する生 存確認信号送信手段と、 その他方のリングネットワークから生存確認信号を受信 する生存確認信号受信手段とを備えた構成である場合、 生存確認信号を受信した 接ノードが属するリング内で、 生存確認信号に基づいて通信経路に障害が発生し ているかどうかを判定できる。 そして、 生存確認信号は、 通信経路が通信ネット ヮ一クを含んでいる場合であっても、 他方のリングに到達することができる。 従 つて、 通信経路が通信 ットワークを含んでいる場合であっても、 通信経路にお ける障害発生を検出することができる。
また、 接ノード以外のノードが備える障害発生判定手段が、 生存確認信号をべ イロ一ドとして収めたフレームを一定時間受信しないときに、 そのフレームの送 信元となる接ノードを端部とする通信経路に障害が発生したと判定する構成であ る場合には、 各ノードがそれぞれ独自に通信経路における障害発生を検出するこ とができる。 この場合、 接ノードのみが通信経路に障害が発生したと判定してそ の判定後に、 判定結果を他のノ一ドに転送する場合よりも、 各ノードは早期に障 害発生を検出できる。 従って、 高速な障害回復に寄与することができる。
本発明によれば、 各ノードが、 リングネットワーク外の端末のアドレスと、 リ ングネットワーク内のノードのアドレスとの対応関係を記憶するラーニングデー 夕ベースと、 現用通信経路に障害が発生したと判定する障害発生判定手段と、 障 害発生判定手段により現用通信経路に噚害が発生したと判定されたときに、 ラー ニングデ一夕ベースが記憶する情報を消去する消去手段とを備え、 現用通信経路
および予備用通信経路の端部として配置される接ノード以外の各ノードが、 リン グネットワーク外の端末から受信したユーザフレームが有する送信先ァドレスに 対応するノードのアドレスがラーニングデータべ一スに記憶されていない場合に、 そのユーザフレームをペイロードとして収めたフレームをブロードキャスト送信 するブロードキャスト手段を備えた構成であるので、 リングネットワーク間の障 害発生時に高速に障害回復を行うことができる。
また、 本発明によれば、 接ノード以外の各ノードが、 リングネットワーク外の 端末から受信したユーザフレームに付与するネットワーク識別子を、 障害が発生 していない通信経路に対応するネットワーク識別子の中から導出するネットヮ一 ク識別子導出手段と、 ネットワーク識別子をユーザフレームに付与するネットヮ ーク識別子付与手段と、 通信経路に障害が発生したと判定する障害発生判定手段 と、 障害発生判定手段により通信経路に障害が発生したと判定されたときに、 障 害が発生した通信経路に対応するネットワーク識別子を特定可能な情報をネット ワーク識別子導出手段に通知する障害発生通信経路通知手段と、 リングネットヮ ーク外の端末のアドレスと、 ネットワーク識別子と、 リングネットワーク内のノ
—ドのアドレスとの対応関係を記憶するラーニングデー夕べ一スと、 'リングネッ トワーク外の端末から受信したユーザフレームが有する送信先アドレスおよびネ ットワーク識別子導出手段が導出したネットワーク識別子の組み合わせに対応す るノードのァドレスがラーニングデータベースに記憶されていない場合に、 その ネットヮ一ク識別子を付与されたユーザフレームをペイロードとして収めたフレ ームをブロードキャスト送信するブロードキャスト手段とを備えた構成であるの で、 リングネットワーク間の障害発生時に高速に障害回復を行うことができる。 また、 本発明によれば、 接ノードが、 通信回路を介して定期的に生存確認信号 を他方のリングネットワークに送信する生存確認信号送信手段と、 その他方のリ ングネットワークから生存確認信号を受信する生存確認信号受信手段と、 生存確 認信号受信手段が受信した生存確認信号をペイロードとして収めたフレームを、 その接ノードが属するリングネ トヮ一ク内に送信する生存確認フレーム送信手 段とを備え、 リングネットワーク内の/一ドのうち接ノード以外のノードが、 生 存確認信号をペイロードとして収めたフレームを〜定時間受信しないときに、 通
信経路に障害が発生したと判定する障害発生判定手段を備えた構成であるので、 障害発生の検出を高速に行うことができ、 高速な障害回復に寄与することができ る。 図面の簡単な説明
図 1は、 第 1の実施の形態におけるリングネットワークシステムの構成例を示 す説明図である。
図 2は、 現用ィンタリンクに障害が発生した状況を示す説明図である。
図 3は、 障害が発生したィンタリンクに接続される接ノードの動作を示すフロ —チヤ一トである。
図 4は、 障害が発生したインタリンクに接続される接ノード以外のノード (予 備インタリンクに接続された接ノードは除く。)の動作を示すフローチャートであ る。
図 5は、 予備インタリンクに接続された接ノードの動作を示すフローチャート である。
図 6は、 インタリンクにおける障害発生に伴い各ノードがラーニングデータべ ースのフラッシュを行った後に、 端末から端末にフレームを転送する状況を示す 説明図である。
図 7は、 ブロードキャスト送信後に、 端末から端末にフレームを転送する状況 を示す説明図である。
図 8は、 KeepAl ive 信号を利用して、 リング内の各ノードにインタリンク障害 の発生を通知する第 1の態様を示すフローチャートである。
図 9は、 KeepAl ive 信号を利用して、 リング内の各ノードにインタリンク障害 の発生を通知する第 2の態様を示すフローチャートである。
図 1 0は、 第 1の実施の形態に適用される接ノードの構成例を示すブロック図 である。
図 1 1は、 第 1の実施の形態に適用される接ノード以外のノードの構成例を示 すブロック図である。 .
図 1 2は、 第 2の実施の形態におけるリングネットワークシステムの構成例を
示す説明図である。
図 13は、 インタリンクに障害が発生した状況を示す説明図である。
図 14は、 障害発生時における接ノードの動作を示すフローチヤ一トである。 図 1 5は、 障害発生時における接ノード以外のノードの動作を示すフローチヤ ―トである。
図 1 6は、 イン夕リンクにおける障害発生に伴い、 各ノードが VLAN識別子 の導出方法を変更した後に、 端末から端末にフレームを転送する状況を示す説明 図である。
図 1 7は、 ブロードキャスト送信後に、 端末から端末にフレームを転送する状 況を示す説明図である。
図 1 8は、 第 2の実施の形態に適用される接ノードの構成例を示すブロック図 である。
図 1 9は、 第 2の実施の形態に適用される接ノード以外のノードの構成例を示 すブロック図である。
図 20は、 シングルリングの R PRネットワークの例を示す説明図である。 図 2 1は、リング内に障害が発生した場合のリングの動作を示す説明図である。 図 22は、 従来の RPRノードの構成例を示すブロック図である。
図 23は、 2つのインタリンクによって接続された 2つのリングを有するマル チリングネットワークの例を示す説明図である。
505, 506 :インタリンク、 510, 5 1 1 :端末、 700— 1〜 700 一 4 :接ノ一ド、 7 10 :パケット多重分離回路、 720 : フレーム変換回路、 72 1 :ラーニングデータベース、 730 :フォヮ一ディングエンジン、 731 : フォワーディングデータベース、.740 :リングトポロジ情報収集回路、 750 : リング障害情報収集回路、 '760 :イン夕リンク障害検出回路、 770 : RPR インタリンク障害情報収集回路、 780 :経路決定回路、 781 : フラッシュ回 路、 790 : ADM、 900— 1〜 900— 8 : ノード、 9 10 :パケットスィ ツチ 発明を実施するための最良の形態
以下、 本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
(実施の形態 1)
図 1は、 本発明によるリングネットワークシステムの構成例を示す説明図であ る。 本発明によるリングネットワークシステムは、 複数のリング (ノードがリン グ状に接続されたパケットリング) 501 _ a, 501—bを備えるマルチリン グネットワークシステムである。 リング 50 1— aは、 R PRノード (以下、 単 にノードと記す。) 900— 1〜900— 4と、 インタリンクに接続されるノード 700 - 1, 700 - 2とを備える。 以下、 ィンタリンク (他の通信ネットヮー クでもよい) を介して他のリングに接続されるノードを接ノードと記す。 リング
50 1 _bは、 ノード 900— 5〜 900— 8と、 接ノード 700— 3, 700 —4とを備える。 また、 リング 501— a, 501—bは、 2ファイバリングで あり、 リング 501— aは、 インナ一リング 501-a- i nn e rとアウター リング 501— a— ou t e rとを備える。 同様に、 リング 501— bは、 イン ナ一リング 50 1— b _ i n n e rとアウターリング 501— b— ou t e rと を備える。 ここでは、 各インナ一リングが時計回りにトラヒック転送を行い、 各 アウターリングが反時計回りにトラヒック転送を行うものとする。 また、 ノード 900 - 1には端末 5 10が接続され、 ノード 900— 7には端末 51 1が接続 されているものとする。 各ノード 900— 1〜 900— 8の R PR— MACアド レスは、 それぞれ 900— 1〜900— 8であるものとする。 同様に、 各接ノー ド 700— 1〜 700— 4の RPR—MACアドレスは、 それぞれ 700— 1〜 700 _4であるものとする。
接ノード 700— 1, 700— 3は、 インタリンク 505により接続される。 接ノード 700— 2, 700— 4は、 イン夕リンク 506により接続される。 こ こでは、 インタリンク 505が、 正常時に使用される現用イン夕リンクであり、 インタリンク 506が予備用インタリンクであるものとする。 すなわち、 現用ィ ン夕リンク 505に障害が発生したときに、 インタリンク 506が使用されるも のとする。 ,
以下、 端末 5 10から端末 511に U— MACフレーム転送を行う場合を例に
して、 正常時におけるリングネットワークシステムの動作を説明する。 なお、 U — MACフレ一ムは、 例えばイーサネット (登録商標) フレームである。 図 1に おいて点線で示す経路 520, 521, 522は、 U— MACフレームの転送経 路である。 また、 図 1において実線で示す経路 530は、 R PR— MACフレー ムの転送経路である。
端末 510から出力された U— MACフレームを受信したノード 900— 1は、 自身が有するラーニングデータベースを用いて、 その U— MACフレームにおけ る送信先 U— MACアドレスに対応する RPR— MACアドレスを検索し、 送信 先 RPR— MACアドレスを決定する。 本例では、 予め、 送信先 U— MACアド レス (端末 5 1 1のアドレス) と、 R PR—MACアドレス "700— 1 " とが 対応付けられ、 ラーニングデータべ一スに学習されているものとする。 従って、 ノード 900— 1は、 "700— 1 "を送信先 R PR— MACアドレスとし、 自身 の R PR— MACアドレス "900— 1 " を送信元 R P R— MA Cアドレスとす る R PR— MACオーバへッドを U— MACフレームに付加し、 U— MACフレ ームを RPR— MACフレームに変換する。 なお、 このように、 U— MACフレ ームにオーバへッドを付加して、 U— MACフレームをペイロードとして収める ことをカプセル化という。
続いて、 ノ一ド 900— 1は、 自身が有するフォワーディングデータベースを 参照して、送信先 RPR— MACアドレスに対応する出力リング情報を特定する。 出力リング情報は、 R PR— MACフレームをインナーリングに出力するのか、 ァウタ一リングに出力するのか、. あるいはインナーリングとアウターリングの両 方に出力するのかを示す情報である。 ノード 900— 1は、 フォワーディングデ 一ベースの出カリング情報を拳照してインナーリングとアウターリングのどちら に R PR— MACフレームを送出するのかを決定し、 その決定に従って R PR— MACフレームを送出する。 図 1では、 ィンナ一リング 50 1— a _ i n n e r に送出した場合を示している。
ノード 900— 1から送出された R PR—MACフレームを受信したノード 9 00— 2は、 その RPR— MACフレ ムの送信先 RPR— MACアドレスを参 照し、 自身のアドレスと比較する。 送信先 RPR— MACアドレスと、 ノード 9
00— 2自身のアドレスは異なっているので、 ノード 900— 2は、 自身でその R PR— MACフレームを終端すべきでないと判定し、 インナ一リンク 50 1— a- i nn e rにその R P R—MACフレームを転送する。
ノード 900— 2から送出された RPR— MACフレームを受信したノード 7 00— 1は、 その R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアドレスを参 照し、 自身のアドレスと比較する。 比較した 2つのアドレスは一致するので、 ノ —ド 700— 1は、 その R PR— MACアドレスを取り込む。 すなわち、 リング 50 1— aからその RPR— MACフレームを取り出す。 そして、 ノード 700 一 1は、 R PR— MACフレームから R PR— MACオーバへッドを取り除き、 RPR—MACフレームを U— MACフレームに変換する。ノード 700— 1は、 その U— MACフレームをィン夕リンク 505に送出する。
ノード 700— 3は、 イン夕リンク 505を介してその U— MACフレームを 受信する。 すると、 ノード 700— 3は、 自身が有するラーニングデータベース を参照して、 リング 501一 b内の送信先 RPR— MACアドレス(ここでは" 9 00- 7") を決定する。 ノード 700— 3は、 "900— 7" を送信先 R PR— MACアドレスとし、 自身の R PR— MACアドレス "700— 3" を送信元 R PR—MACアドレスとする RP R—MACォ一バへッドを U— MACフレーム に付加し、 U— MACフレームを RPR— MACフレームに変換する。 続いて、 ノード 700— 3は、 自身が有するフォワーディングデータベースを参照し、 送 信先 R P R— M A Cアドレスに基づいて出力リング情報を特定する。 ここでは、 ノード 700— 3は、 その出力.リング情報に従って、 R PR— MACフレームを アウターリング 502— b— ou t e rに送出する。
ノード 700— 4, 900— 8はいずれも、 この RPR— MACフレームを受 信すると、 送信先 RPR— MACアドレスと、 自身の RPR— MACアドレスと がー致していないので、 自身が終端すべき R PR—MACフレームではないと判 定する。 そして、 その RPR— MACフレームをアウターリング 502— b— o u t e rに送出する。 この結果、 ノード 900— 7が、 この RPR— MACフレ ームを受信する。 ノード 900— 7は、. 受信した R PR—MACフレームの送信 先 R PR— MACアドレスが自身の R PR— MACアドレスと一致しているので、
受信した RPR— MACフレームを取り込む (リング 501— bから RP R— M ACフレームを取り出す。)。 続いて、 ノード 900— 7は、 RPR— MACフレ ームから RP R— MACオーバへッドを取り除き、 R PR— MACフレ一ムを U — MACフレームに変換する。 ノード 900— 7は、 その U— MACフレームを 端末 51 1に転送する。
次に、 障害発生時の動作について説明する。 図 2は、 現用インタリンク 505 に障害が発生した状況を示す説明図である。 現用ィンタリンク 505に障害が発 生した結果、 図 1に示すトラヒックフローにより端末 5 10から端末 51 1に U 一 MA Cフレームを転送することができなくなる。
図 3は、 障害が発生したイン夕リンクに接続される接ノード (本例では接ノ一 ド 700— 1, 700 - 3) の ll作を示すフローチャートである。 現用インタリ ンク 505に障害が発生すると、 インタリンク 505に接続された接ノード 70 0 - 1, 700— 3は、 その障害を検出する (ステップ S 610)。 続いて、 接ノ ード 700— 1, 700— 3は、 インタリンク 505に障害が発生したことを通 知する R PR— MACフレーム(ィンタリンク障害通知 R PR—MACフレーム) を、 自ノードが属するリング内に送出する (ステップ S 61 1)。接ノード 700 一 1, 700— 3は、 イン夕リンク障害通知 R PR MACフレームに、 障害が 発生したイン夕リンクを特定可能な情報を含める。 例えば、 個々のイン夕リンク を識別するためのイン夕リンク I Dや、 イン夕リンク障害を検出したノ一ドの R PR—MACアドレス (すなわち、 接ノード 700— 1, 700— 3自身の RP
R— MACアドレス)をィンタ.リンク障害通知 RP R— MACフレームに含める。 以下、 障害が発生したイン夕リンクを特定可能な情報として、 インタリンク障 害を検出したノードの R PR— MACアドレスを含める場合を例に説明する。 な お、 障害が発生したインタリンクを特定可能な情報としてイン夕リンク I Dを含 めた場合、 各ノードは、 そのイン夕リンク I Dから、 そのインダリンク両端の接 ノードを特定することも可能である。 インタリンク障害通知 R P R— M A Cフレ ームは、 インナ一リングに送出しても、 ァウタ一リングに送出しても、 あるいは その両方に送出してもよい。 図 2に示す例では、 接ノード 700— 1, 700 -
3がそれぞれィンナ一リング 50 1— a— i nn e r、 ィンナ一リング 502—
b— i nn e rにインタリンク障害通知 R P R— MA Cフレームを送出する場合 を示している。 また、 図 2に示す経路 601— a, 60 1— bは、 インタリンク 障害通知 RP R— MACフレームの転送経路を示している。 ステップ S 6 1 1の 後、 接ノード 700— 1, 700— 3は、 自身が備えるラーニングデータべ一ス の学習内容をフラッシュ (消去) する (ステップ S 612)。
図 4は、 障害が発生したインタリンクに接続される接ノ一ド以外のノ一ド (予 備ィンタリンクに接続された接ノードは除く。)の動作を示すフロ一チヤ一トであ る。ノード 900 _ 1〜900— 8が、 このようなノードに該当する。ここでは、 ノード 900 _ 1の動作として説明するが、 ノード 900— 2〜 900— 8も同 様の動作を行う。 ノード 900— 1は、 ステップ S 61 1において接ノード 70 0 - 1に送信されたィンタリンク障害通知 R P R—MACフレームを受信する (ステップ S 620)。すると、 ノード 900— 1は、 自身が備えるラーニングデ 一夕ベースの学習内容を強制的にフラッシュする (ステップ S 621)。
図 5は、 予備インタリンク 506に接続された接ノード (本例では接ノード 7 00 - 2, 700 -4) の動作を示すフローチャートである。 接ノード 700— 2, 700— 4は、イン夕リンク障害通知 R PR— MACフレームを受信すると、 自身が備えるラーニングデータベースの学習内容を強制的にフラッシュする (ス テツプ S 63.0, S 63 1)。 ステップ S 630, S 63 1の動作は、 図 4に示す ステップ S 620, S 621の動作と同様である。 接ノード 700— 2, 700 一 4は、 予備のインタリンク 506をフォワーディング状態に設定する (ステツ プ S 632)。 ステップ S 631, S 632の動作に関しては、 どちらを先に行つ てもよい。
なお、 フォワーディング 態とは、 パケットを通過させることが可能な状態を 意味する。また、受信フレームを送出せずに破棄する状態をブロック状態という。 フォヮ一ディング状態およびブロック状態は、 各ノードのポート単位に設定され る。 ステップ S 632を実行するまでは、 接ノード 700— 2, 700— 4が有 するポートのうち、 インタリンク 506に接続されるポートはブロック状態に設 定され、 インタリンク 506にフレー Λが送出されない状態になっている。 ステ ップ S 632において、 接ノード 700— 2, 700— 4は、 イン夕リンク 50
6に接続されるポートをフォヮーディング状態に設定し、 インタリンク 506に フレームを送出できるようにする。
図 3から図 5に示したように、 各ノードは、 自身が有するラーニングデータべ ースをフラッシュする。 このとき、 エイジングタイムが経過しているか否かによ らず、 強制的にフラッシュを行う。 すなわち、 エイジングタイム経過前であって もフラッシュを行う。
また、 各ノードは、 ラーニングデータベースの学習内容を全てフラッシュして もよい。 あるいは、 各ノードは、 ラーニングデータベースの学習内容のうち、 ィ ン夕リンクの障害を検出したノードの R PR— MACアドレスおよびその R PR —MACアドレスに対応付けられた U—MACアドレスの情報のみを、 ラーニン グデ一夕ベースの学習内容の中から選択的にフラッシュしてもよい。 インタリン クの障害を検出したノードの情報は、 インタリンク障害通知 RPR— MACフレ ームに含まれている。 例えば、 各ノードは、 ノード 7 00— 1がインタリンク障 害を検出した旨の情報を含むインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを受 信した場合、 R PR— MACアドレス "700— 1" およびそのアドレスに対応 付けられた U— MACアドレスを選択的にフラッシュしてもよい。
図 6は、 イン夕リンク 5 0 5における障害発生に伴い、 各ノード 700— 1〜 700 -4, 900— 1〜 900— 8がラーニングデータベースのフラッシュを 行った後に、 端末 5 1 0から端末 5 1 1にフレームを転送する状況を示す説明図 である。 図 6において点線で示す経路 640, 641, 642は、 U— MACフ レームの転送経路である。また、図 6において実線で示す経路 650, 65 1は、 ブロードキャスト送信される RPR— MACフレームの転送経路である。
端末 5 1 0から出力された U— MACフレームを受信したノード 900 _ 1は、 自身が有するラーニングデータベースを用いて、 その U— MACフレームにおけ る送信先 U— MACアドレスに対応する R PR—MACアドレスを検索する。 こ のとき、 ラーニングデータベースの学習内容はフラッシュされているため、 検索 に失敗する。 また、 ラーニングデータベースのフラッシュを選択的に行った場合 であっても、 インタリンク障害を検出レたノードの RPR— MACアドレス "Ί 00 - 1" およびそのアドレスに対応付けられた U— MACアドレスは消去され
ているので、 正常時のように、 R PR— MACアドレス "700— 1" を検索す ることはできない。 R PR— MACアドレスの検索に失敗した場合、 ノード 90 0— 1は、 送信先 RPR— MACアドレスをブロードキャストアドレスとし、 自 身の R PR— MACアドレス "900— 1" を送信元 R P R _MA Cアドレスと する RPR— MACオーバヘッドを U— MACフレームに付加する。 ノード 90
0— 1は、 RP R— MACオーバヘッドを付加することによって、 U— MACフ レームを RPR— MACフレームに変換する。 ノード 900— 1は、 この RPR
— MACフレームをブロードキャスト送信する。このとき、ノード 900 _ 1は、 この R PR— MACフレームをインナ一リングとアウターリングのどちらに送出 してもよい。 また、 インナ一リング、 アウターリングの双方に送出してもよい。 図 6では、 ノード 900— 1が、 RPR— MACフレームを、 ァウタ一リング 5 01 -a-ou t e rに送出して、 転送経路 650で転送を行う場合を示してい る。
ノード 900— 4は、 この RP R—MACフレーム (ブロードキャストァドレ スを送信先とする RPR—MACフレーム) を受信すると、 RPR—MACフレ
—ムを取り込むとともに、 その RPR— MACフレームのコピーをリング 50 1
— aに送出する。 このとき、 ノード 900— 4は、 インナーリングとアウターリ ングのうち、 R PR— MACフレームが転送されてきた方のリングレツトに RP R— MACフレームのコピーを送出する。 従って、 本例では、 RPR—MACフ レームのコピ一をアウターリング 501 -a-ou t e rに送出する。
また、 ノード 900— 4は、 取り込んだ RPR—MACフレームにおける送信 元 RPR—MACアドレス (本例では "900— 1") と、 RP R— MACフレー ム内に収められた U— MACフレームの送信元 U— MACァドレス (本例では端 末 510のアドレス) との対応関係を、 自身が有するラーニングデータベースに 登録する。 その後、 ノード 900— 4は、 RPR—MACフレームから RPR—
MACオーバヘッドを除去し、 U— MACフレームに変換する。 そして、 ノード 900— 4は、 その U— MACフレームを、 リング 501— a外のノード 900 一 4に接続された端末や機器 (図示せ 。) に転送する。
ノード 900— 3, 700 - 2, 700 - 1, 900— 2も、 ノード 900—
4と同様に、 RPR— MACフレームを取り込むとともに、 RPR— MACフレ —ムのコピ一をアウターリング 501— a— ou t e rに送出する。 この結果、 R PR— MACフレームは、 図 6に示す転送経路 650に沿ってリング内を転送 される。 また、 各ノード 900— 3, 700 - 2, 700 - 1, 900— 2は、 ノード 900— 4と同様に、 送信元 RPR— MACアドレス (本例では " 900
- 1") と送信元 U— MACアドレス (本例では端末 5 10のアドレス) の対応関 係を、 自身のラーニングデータベースに登録する。そして、、 RPR— MACフレ —ムの RP R— MACオーバへッドを除去し、 U— MACフレームをリング 50 1一 a外の端末や機器 (図示せず) に転送する。
なお、 リング構成の場合、 ブロードキャスト送信された R PR—MACフレー ムは、 リングを一周してその送信元のノードに戻る。 各ノード 900— 1〜 90 0 - 8, 700— 1〜 700— 4は、 受信した R P R— MA Cフレームの送信元 R PR— MACアドレスを参照して、 そのァドレスが自ノードの R PR— MAC アドレスと一致しているならば、 その RPR— MACフレームを廃棄する。 従つ て、 R PR— MACフレームがループしてしまうことはない。
ノ一ド 700— 2は、 取り込んだ R PR— MACフレームの R PR— MACォ —バへッドを取り除き、 R PR— MACフレームを U— MACフレームに変換す る。 そして、 ノード 700— 2は、 インタリンク 506にその U— MACフレー ムを送出する。 ノード 700— 2は、 インタリンク 506に接続されるポートを フォヮ一ディング状態に設定しているので(図 5に示すステップ S 632参照。)、 イン夕リンク 506に U— MACフレームを送出可能である。 この U— MACフ レームは、 図 6に示す転送経路 641に沿ってノード 700— 4に転送される。 インタリンク 506を介して U— MACフレームを受信したノード 700 -4 は、 自身のラーニングデータベースを用いて、 その U— MACフレームにおける 送信先 U— MACアドレスに対応する R PR— MACアドレスを検索する。 この とき、 ラーニングデータベースの学習内容はフラッシュされているため、 検索に 失敗する。 R PR— MACアドレスの検索に失敗した場合、ノード 700— 4は、 送信先 RP R— MACアドレスをブロ ドキャストアドレスとし、 自身の RPR
— MACアドレス "700— 4" を送信元 R PR— MACアドレスとする R PR
一 MACオーバへッドを U— MACフレームに付加する。 ノード 700— 4は、 RPR— MACオーバへッドを付加することによって、 U— MACフレームを R PR— MACフレームに変換する。 ノード 700— 4は、 この RPR— MACフ レームをブロードキャスト送信する。 このとき、 ノード 700—4は、 この RP R— MACフレームをインナ一リングとアウターリングのどちらに送出してもよ い。また、インナ一リング、 ァウタ一リングの双方に送出してもよい。図 6では、 ノード 700— 4が、 RP R—MACフレームを、 ァウタ一リング 502— b— ou t e rに送出して、 転送経路 65 1で転送を行う場合を示している。
ノ一ド 900— 8は、 この RPR— MACフレーム (ブロードキャストァドレ スを送信先とする RPR— MACフレーム) を受信すると、 RPR— MACフレ ームを取り込むとともに、 その RP R—MACフレームのコピーをアウターリン グ 502— b— ou t e rに送出する。 また、 ノード 900— 8は、 取り込んだ R PR— MACフレームにおける送信元 R PR— MACアドレス (本例では "7 00-4") と、 RPR— MACフレーム内に収められた U— MACフレームの送 信元 U— MACアドレス (本例では端末 510のアドレス) との対応関係を、 自 身が有するラーニングデータベースに登録する。 その後、 ノード 900— 8は、 RPR— MACフレームから R PR— MACオーバへッドを除去し、 U— MAC フレームに変換する。そして、ノード 900— 8は、その U— MACフレームを、 リング 501— b外のノード 900— 8に接続された端末や機器(図示せず。) に 転 ¾ ^る。
ノード 900— 7, 900 - 6, 900— 5, 700— 3も、 ノード 900— 8と同様に、 RPR— MACフレームを取り込むとともに、 RPR— MACフレ —ムのコピーをアウターリング 502— b— ou t e rに送出する。 この結果、 R PR— MACフレームは、 図 6に示す転送経路 651に沿ってリング内を転送 される。 また、 各ノード 900— 7, 900 - 6, 900 - 5, 700— 3は、 ノード 900— 8と同様に、 送信元 RPR— MACアドレス (本例では "700 — 4") と送信元 U— MACアドレス (本例では端末 510のアドレス) の対応関 係を、 自身のラーニングデータベース 登録する。 そして、、 RPR— MACフレ —ムの R PR— MACオーバへッドを除去し、 U— MACフレームをリング 50
1一 b外の端末や機器 (図示せず) に転送する。
また、 ノード 700— 4は、 自身がブロードキャスト送信した R PR— MAC フレームがリング内を一周してノード 700— 4自身に転送されてきたならば、 その R PR— MACフレームを廃棄する。
ノード 900— 7は、 取り込んだ R PR— MACフレームの R PR—MACォ —バへッドを取り除き、 RPR— MACフレームを U— MACフレームに変換す る。 そして、 ノード 900— 7は、 その U— MACフレームを端末 51 1に転送 する。 この U— MACフレームは、 図 6に示す転送経路 642に沿って、 ノード 900— 7から端末 51 1まで転送される。
このように、 インタリンク 505に障害が発生したとしても、 端末 5 10から 端末 51 1へのフレーム転送が可能となる。 次に、 端末 5 11から端末 5 10へ のフレーム転送について説明する。
図 7は、 端末 511から端末 510にフレームを転送する状況を示す説明図で ある。 図 7において、 点線で示す経路 643, 645, 647は、 U— MACフ レームの転送経路である。 また、 図 7において、 実線で示す経路 644, 646 は、 R PR— MACフレームの転送経路である。
図 6で示した端末 510から端末 51 1にフレームを転送する過程で、 リング 50 1一 b内の各ノードは、 端末 5 10のアドレス (U— MACアドレス) と、 RPR— MACアドレス "700— 4" との対応関係を自身のラーニングデ一夕 ベースに学習している。 同様に、 リング 501— a内の各ノードは、 端末 5 10 のァドレスと、 RPR—MACアドレス "900— 1 " との対応関係を自身のラ 一二ングデータベースに学習している。 従って、 端末 51 1から端末 510への ュニキャスト通信が可能となる。
すなわち、 ノード 900— 7は、 送信先 U— MACアドレスが端末 510のァ ドレスである U— MACフレームを端末 51 1から受信すると、 ラーニングデー 夕べ一スを参照して、 送信先 RPR— MACアドレスを "700— 4" と特定す ることができる。 そして、 ノ一ド 900— 7は、 送信先 RPR— MACアドレス を "700—4" とし、 送信元 RPR^MACアドレスを "900— 7" とする RPR— MACオーバへッドを U— MACフレームに付加し、 リング 501— b
内に転送する。 この結果、 転送経路 644に沿って、 ノード 900— 7からノー ド 700— 4まで R PR— MACフレームが転送される。 転送経路 644上のノ —ド 900— 8, 700— 4は、 R PR— MACフレームを受信すると、 送信元 R PR— MACアドレス (本例では "900— 7") と、 R PR— MACフレーム 内に収められた U— MACフレームの送信元 U— MACアドレス (本例では端末
51 1のアドレス) との対応関係を、 自身が有するラーニングデータベースに登 録する。
また、 ノード 700— 4は、 R PR— MACフレームを受信すると、 その送信 先 R PR—MACアドレスが自身の R PR— MACアドレスと一致しているので、 その RPR—MACフレームを取り込む。 そして、 取り込んだ RPR— MACフ レームの R PR— MACオーバへッドを取り除き、 R PR— MACフレームを U — MACフレームに変換する。 ノード 700— 4は、 イン夕リンク 506にその U— MACフレームを送出する。 この U— MACフレ一ムは、 図 7に示す転送経 路 644に沿ってノ一ド 700— 2に転送される。
イン夕リンク 506を介して U— MACフレームを受信したノード 700— 2 は、 その送信先 U— MACアドレス (端末 510のアドレス) に対応する RPR 一 MACアドレスを参照する。 ラーニングデータベースには、 端末 510のアド レスに対応する RP R— MACアドレスとして、 "900— 1"が登録されている。 従って、 ノード 700— 2は、 送信先 R PR—MACアドレスを "900— 1" とし、 送信元 R PR— MACアドレスを "700— 2" とする R PR— MACォ
—バヘッドを U— MACフレームに付加し、 リング, 501— a内に転送する。 こ の結果、 転送経路 646に沿って、 ノード 700— 2からノード 900— 1まで RP R—MACフレームが転送される。 転送経路 646上のノード 900— 3, 900 -4, 900— 1は、 RPR— MACフレームを受信すると、 送信元 RP R— MACアドレス (本例では " 700— 2") と、 R PR— MACフレーム内に 収められた U— MACフレームの送信元 U— MACアドレス (本例では端末 51 1のアドレス) との対応関係を、 自身が有するラーニングデータベースに登録す る。 .
この結果、 ノード 900— 1, 900 -4, 900— 3は、 端末 51 1のアド
レスと RPR— MACアドレス "700— 2" との対応関係をラーニングデ一夕 ベースに学習する。 また、 ノード 700— 4, 900— 8は、 端末 5 1 1のアド レスと R PR— MACアドレス "900— 7" との対応関係をラーニングデ一夕 ベースに学習する。 従って、 端末 510から端末 511へのュニキャスト通信も 可能となる。
以上のような障害発生時における回復動作を実現する場合、 インタリンクの障 害を検出する必要がある。 インタリンク 505の障害検出は、 例えば、 インタリ ンク 505, 506のそれぞれの両端のノード 700— 1 , 700 _ 3間、 ノ一 ド 700— 2, 700一 4間でそれぞれのノードが物理リンクの障害を直接検出 することにより実現してもよい。
また、 接ノードがイン夕リンクを介して定期的に他のリングの接ノードに KeepAl ive信号を送信し、 KeepAl ive信号が未到着であることをもってインタリ ンクの障害を検出してもよい。 KeepAlive信号は、 例えば、 U— MACフレーム と同様のフォーマットの信号である。 KeepAlive信号を、 U— MACフレームと 同様のフォーマツトの信号として生成する場合、 その KeepAlive信号は、 制御甩 の U— MACフレームとして送受信される。 KeepAlive信号を利用して、 リング 内の各ノ一ドにィンタリンク障害の発生を通知する態様として、 2つの態様があ る。 第 1の態様では、 接ノード自身が、 一定期間キープアライブ信号を受信しな かったときに、 その接ノードが接続されているインタリンクに障害が発生したと 判定する。 そして、 障害が発生したと判定したときに、 障害検出を示すインタリ ンク障害通知 RPR— MACフレームをリング内にブロードキャスト送信する。 このィンタリンク障害通知 RP R—MACフレームには、 ィン夕リンク障害の発 生を検出した接ノードの情報を含める。 例えば、 接ノード 700— 1が、 一定期 間、 接ノード 700— 3から KeepAlive 信号を受信しなかったとする。 すると、 接ノード 700— 1は、 接ノード 700— 1がイン夕リンク障害を検出したこと を示すインタリンク障害通知 RPR— MACフレームをリング 501— a内にブ ロードキャスト転送すればよい。 第 1の態様では、 インタリンクを介して送受信 される KeepAlive信号は、 各接ノード 終端される。 また、 リング内に転送され るィンタリンク障害通知 R PR—MACフレームは、 インタリンクにおける障害
発生を通知する。
第 2の態様では、 接ノードが KeepAlive信号を終端せずに、 RPR— MACォ —バヘッドを付加してリング内に転送する。 すなわち、 接ノードが KeepAlive信 号に R PR— MACオーバへッドを付加することにより、 KeepAlive信号をイン 夕リンク障害通知 R PR— MACフレームに変換し、 そのイン夕リンク障害通知
RP R—MACフレームをリング内にブロードキャスト転送してもよい。 この場 合、 インタリンク障害通知 RPR— MACフレームは、 KeepAlive信号を含んで いるので、 イン夕リンクに障害が発生していないことを示す。 第 2の態様では、 リング内の各ノードが、 このインタリンク障害通知 RP R— MACフレームがー 定時間、 転送されてこないことをもって、 KeepAlive 信号を含むインタリンク障 害通知 R PR— MACフレームの送信元ノードに接続されるインタリンクに障害 が発生したことを検出する。 第 1の態様では、 接ノードがインタリンク障害を検 出し、 その接ノードが属するリング内の各ノードに障害検出を通知するが、 第 2 の態様では、リング内の各ノードがそれぞれイン夕リンク障害の発生を検出する。 なお、 接ノードは、 インタリンク障害通知 R PR— MACフレームの送信先 R
PR— MACアドレスを、 予約された R PR— MACアドレス (制御用識別子) としてもよい。 具体的には、 送信先 RPR— MACアドレスを、 RPR—MAC フレームの種類がィン夕リンク障害通知 RP R— MACフレームであり、 プロ一 ドキャスト転送されることを示す制御用識別子としてもよい。
また、 インタリンク障害通知 RPR— MACフレームは、 リング内を 1周して 送信元ノードに戻ったときに廃棄される。 例えば、 接ノード 700— 1がインタ リンク障害通知 RPR— MACフレ一ムを送信し、 そのインタリンク障害通知 R PR— MACフレームがリング内を一周して接ノード 700— 1に戻ったとする。 すると、 接ノードは、 そのイン夕リンク障害通知 RPR— MACフレームの送信 元 R PR— MACアドレスが自身の R PR— MACアドレスと一致しているので、 そのインタリンク障害通知 RPR— MACフレームを廃棄する。
図 8は、 KeepAlive信号を利用して、 リング内の各ノードにインタリンク障害 の発生を通知する第 1の態様を示すフ p—チヤ一トである。ここでは、図 8では、 接ノード 700 _ 1の動作を中心に説明するが、 接ノード 700— 3等の動作も
同様である。
接ノード 700— 1は、 一定時間、 インタリンク 505を介して他のリングの 接ノード 700— 3から KeepAlive信号を受信しなかった場合、インタリンク 5 05に障害が発生したと判定する (ステップ S 641)。 そして、 接ノード 700 一 1は、 障害が発生したイン夕リンクを特定可能な情報 (例えば、 障害を検出し た自身のノードの R PR— MACアドレス) を含むィン夕リンク障害通知 R PR — MACフレームをリング 501一 a内に送出する (ステップ S 642)。
接ノード 700 - 1と同一リング内の他のノードは、 このインタリンク障害通 知 R PR— MACフレームを受信すると、 ラーニングデータベースの学習内容を フラッシュする (ステップ S 643)。 そして、インタリンク障害通知 RPR— M
ACフレームを次のノードに送出する (ステップ S 644)。 なお、 予備ィンタリ ンク 506に接続された接ノード 700— 2は、 ステップ S 643の後 (あるい は前でもよい) に、 インタリンク 506に接続される自ノードのポートをフォヮ 一ディング状態にする処理も行う。
接ノード 700— 1は、 自身が送信したインタリンク障害通知 RPR— MAC フレームを受信したならば、 そのインタリンク障害通知 R PR— MACフレーム を廃棄する (ステップ S 645)。
図 9は、 KeepAlive 信号を利用して、 リング内の各ノードにインタリンク障害 の発生を通知する第 2の態様を示すフローチャートである。 図 9では、 接ノード 700— 1の動作を中心に説明するが、 接ノード 700 _ 3等の動作も同様であ る。
接ノード 700— 1は、 インタリンク 505を介して他のリングの接ノ一ド 7 00— 3から KeepAlive信号を受信したならば、その KeepAl ive信号を含むイン タリンク障害通知 R PR— MACフレームをリング 50 1一 a内に送出する (ス テツプ 65 1)。 すなわち、 接ノード 700— 1は、 KeepAlive 信号を終端せず にインタリンク障害通知 RPR— MACフレームに変換してリング内に送出する。 このイン夕リンク障害通知 RP R— MACフレームは、 インタリンク 505が正 常であることを示す。 ,
接ノード 700— 1と同一リング内の他のノードは、 このインタリンク障害通
知 RP R— MACフレームを受信すると、 イン夕リンク 505に障害が生じてい ないと判定し、 次のノードに転送する (ステップ S 652)。接ノード 700— 1 は、 自身が送信したイン夕リンク障害通知 RPR— MACフレームを受信したな らば、 そのインタリンク障害通知 RPR— MACフレームを廃棄する (ステップ
また、 接ノード 7 0 0— 1と同一リング内の他のノードは、 一定時間、 KeepAlive 信号を含むインタリンク障害通知 R P R— MA Cフレームを受信しな かった場合、インタリンク 505に障害が発生したと判定し(ステップ S 654)、 ラーニングデータベースの学習内容をフラッシュする(ステップ S 655)。なお、 予備イン夕リンク 506に接続された接ノード 700— 2は、 ステップ S 655 の後 (あるいは前でもよい) に、 インタリンク 506に接続される自ノ一ドのポ ートをフォヮ一ディング状態にする処理も行う。
また、 図 9では示していないが、 接ノード 700— 1は、 第 1の態様と同様に (図 8に示すステップ S 641と同様に)、インタリンク 505に障害が発生した ことを判定する。
なお、 リング内の各ノードにィン夕リンクでの障害発生を通知するためにィン 夕リンク障害通知 R P R— MA Cフレームを送信する場合、 ィン夕リンク障害通 知 RPR— MACフレームをブロードキャスト送信してもよい。 あるいは、 隣接 するノードで終端される R PR— MACフレームとしてインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを送信してもよい。 そして、 各ノードは、 イン夕リンク障 害通知 R PR— MACフレームを受信して、 そのインタリンク障害通知 RPR— MACフレームを終端したならば、 次のノードで終端されるインタリンク障害通 知 R PR—MACフレームを生成し、次のノードに送信してもよレ^このように、 各ノードで一旦フレームを終端してから、 次のノードにフレームを送信すること をホップバイホップ処理と呼ぶ。 ブロードキャス卜送信の場合には、 イン夕リン ク障害通知 RPR— MACフレームは、 各ノードで終端されることなく、 リング 内を転送される。
以上に説明したように、 本発明におけるリングネットワークシステムは、 イン タリンクに障害が発生したときに、 ラーニングデータベースの学習内容をフラッ
シュする。 ただし、 ラーニングデータベースの学習内容をフラッシュするのは、 現用インタリンク 505に障害が発生したときのみである。
また、 既に説明したように、 ラーニングデータベースの学習内容をフラッシュ する時には全ての学習内容をフラッシュしてもよい。 あるいは、 ラーニングデー 夕ベースの学習内容のうち、 イン夕リンクの障害を検出したノードの RPR—M ACアドレスおよびその R PR—MACアドレスに対応付けられた U—MACァ ドレスの情報のみを、 ラーニングデータベースの学習内容の中から選択的にフラ ッシュしてもよい。 学習内容を選択的にフラッシュした場合、 インタリンクを経 由せずに所望の端末まで U— M A Cフレームを送信する場合、 図 6で例示したよ うなブロードキャスト通信を行う必要はない。 例えば、 インタリンク 505に障 害が発生し、 R PR— MACアドレス "700— 1" および "700— 1 " に対 応する U— MACアドレスのみを選択的にフラッシュしたとする。 その後、 端末 510から、 ノード 900— 4に接続された端末 (図示せず。) に U— MACフレ —ムを送信するとする。 このとき、 ノード 900— 1は、 U— MACフレームの 送信先となる端末のアドレスと、 RPR— MACアドレス " 900— 4" との対 応関係はラーニングデ一夕ベースに残している。 従って、 送信先 U— MACアド レスから RP R— MACアドレス "900— 4" を検索することができ、 U— M ACフレームから変換した RPR— MACフレームをノード 900— 4に送信す ればよい。 従って、 図 6に例示するようなブロードキャスト送信を行う必要がな い。
また、 インタリンク 505, 506に接続されたノード 700— 3, 700 - 4から送付される KeepAlive信号が、 KeepAl ive信号送信元のノードが属するリ ング情報 (リングの識別情報、 本例ではノード 700— 3が属するリング 501 —bのリング識別情報) とともに通知されてもよい。 このように、 KeepAlive信 号と、 KeepAlive 信号送信元のノードが属するリングの識別情報が、 イン夕リン クを介して他のリングの接ノードに送信され、 かつ、 上記第 2の態様のように、 KeepAlive信号を受信した接ノードが、 KeepAlive信号を含むィン夕リンク障害 通知 RPR— MACフレームをリング^の各ノードに転送させるとする。 この場 合、 そのリング内の各ノードは、 現用インタリンクの障害を検出すると、 リング
の識別情報により特定されるリングと、 自身が属するリングとを接続する予備ィ ン夕リンクを介してリング間でのフレーム転送を行うようにラーニングデータべ ースの内容を書き換えてもよい。 例えば、 リング 501— aの各ノードは、 ラー ニングデータベースにおける R PR— MACアドレス "700— 1 " を、 リング の識別情報により特定される予備ィン夕リンクに接続される接ノードの R P R— MACアドレス "700— 2" に変更する。 この結果、 図 6に示すようなブロー ドキャスト ¾信を行わなくても、 予備インタリンク 506を使用して所望の端末 まで U— MACフレームを転送することができる。
また、 各リング内の各ノードは、 インタリンクでの障害発生に関するインタリ ンク障害通知 RPR— MACフレームとは別に、 リング内のノード間のリンクで の障害発生に関する障害通知 R P R— MACフレームの授受を行う。 「ィンタリ ンク障害通知 RPR— MACフレーム」 と、 「障害通知 RPR— MACフレーム」 とは異なる R PR— MACフレームとして区別する。 リング内の各ノードは、 隣 接するノードとの間のリンクに障害が発生していない場合、 障害検出ノード情報
(リンクの障害を検出したノードの情報) を含まない障害通知 R PR— MACフ レームを、 隣接するノードとの間で互いに送受信する。 この障害検出ノード情報 を含まない障害通知 R PR— MACフレームを受信したということは、 隣接する ノードとの間のリンクに障害が発生していないことを意味する。 そして、 リング 内の各ノードは、 隣接するノードから、 一定時間、 障害検出ノード情報を含まな い障害通知 R PR— MACフレームを受信しなかった場合、 その隣接するノード との間のリンクに障害が発生したと判定する。 そして、 リンクの障害検出ノード 情報として自身の情報 (例えば、 自身の RPR— MACアドレス) を含む障害通 知 R PR— MACフレームをリング内に転送させる。
なお、 障害検出ノード情報を含まない障害通知 RPR— MACフレームは、 隣 接ノードに送信され、 隣接ノードで終端される。 一方、 実際に障害を検出したと きに送信される障害検出ノード情報を含む障害通知 R PR— MACフレームは、 リング内を一周するようにブロードキャスト送信され、 その障害通知 R PR— M ACフレームの送信元であるノードに學つたときに廃棄される。 この結果、 リン グ内の各ノードに、 リング内のリンクでの障害を検出したノードの情報を通知で
きる。
次に、 リングネットワークシステムに適用されるノードの構成について説明す る。 以下、 接ノードおよび接ノード以外のノードとに分けて、 ノードの構成を説 明する。
図 10は、 本発明によるリングネットワークシステムに適用される接ノ一ド 7
00— 1〜 700— 4 (これらの接ノードをまとめて接ノード 700と記す場合 がある。) の樺成例を示すブロック図である。 各接ノード 700は、 パケット多重 分離回路 710と、 フレーム変換回路 720と、 フォワーディングエンジン 73 0と、 リングトポロジ情報収集回路 740と、 リング障害情報収集 750と、 ィ ンタリンク障害検出回路 760と、 R PRイン夕リンク障害情報収集回路 7 70 と、 経路決定回路 7 8 0と、 フラッシュ回路 7 8 1 と、 ADM (Add-Drop Multiplexer) 790とを備える。 さらに、 接ノード 700は、 U— MACァドレ スと、 RPR—MACアドレスとの対応関係を記憶するラーニングデータべ一ス 721を備え、 また、 R PR— MACアドレスと、 出力リング (インナーリング とアウターリングのいずれか、 あるいは両方を示す情報) との対応関係を記憶す るフォヮ一ディングデ一夕ベース 731を備える。
なお、 ラ一ニングデータベース 72 1は、 制御用の U— MACフレームに含ま れる予約された U—MACアドレス (制御用の U— MACフレームに含まれる制 御用識別子) と、 予約された RP R— MACアドレス (R PR— MACフレーム の送信先 R PR— MACアドレスとなる制御用識別子)との対応関係も記憶する。 従って、 例えば、 KeepAlive信号に RPR— MACオーバヘッドを付加する際に 用いる制御用識別子も、 ラーニングデータベース 721から検索することができ る。
また、 以下の説明では、 KeepAlive信号を利用して、 インタリンク障害の発生 を検出するものとして説明する。 また、 インタリンク障害発生の通知態様が、 上 述の第 1の態様である場合を例にして説明する。
パケット多重分離回路 7 10は、 イン夕リンク 505またはイン夕リンク 50 6に接続されている。 インタリンクに孿続されるパケット多重分離回路 710の ポートをフォワーディング状態に設定している場合、 パケット多重分離回路 7 1
0は、 以下のように動作する。 パケット多重分離回路 7 1 0は、 フレーム変換回 路 7 2 0から U— MA Cフレームを受信する。 この U— MA Cフレームは、 リン グ内から転送されてきた R P R— MA Cフレームが、 フレーム変換回路 3 2 0に よって変換されたものである。 また、 パケット多重分離回路 7 1 0は、 インタリ ンク障害検出 7 6 0から定期的に KeepAl ive 信号を受信する (後述するように、 インタリンク障害検出 7 6 0は定期的に KeepAl ive 信号を生成しパケット多重 分離回路 7 .1 0に送出している。)。 パケット多重分離回路 7 1 0は、 フレーム変 換回路 7 2 0から送出される U— MA Cフレームと、 インタリンク障害検出回路 7 6 0から送出される KeepAl ive信号を多重して、接続されているインタリンク に送出する。
また、 パケット多重分離回路 7 1 0は、 パケット多重分離回路 7 1 0自身が接 続されているインタリンクを介して、 他のリングの接ノードから U— MA Cフレ —ム ( KeepAl ive 信号は除く。) を受信した場合、 その U— MA Cフレームをフ レーム変換回路 7 2 0に送出する。 また、'パケット多重分離回路 7 1 0は、 イン 夕リンクを介して、 他のリングの接ノードから KeepAl ive 信号を受信した場合、 その KeepAl ive信号をインタリンク障害検出回路 7 6 0に送出する。
インタリンクに接続されるバケツト多重分離回路 7 1 0のポートをブロック状 態に設定している場合 ケット多重分離回路 7 1 0は、以下のように動作する。 パケット多重分離回路 7 1 0は、 フレーム変換回路 7 2 0から U— MA Cフレー ムを受信した場合、 その U— MA Cフレームを廃棄する。 また、 インタリンクを 介して、 他のリングの接ノードから U— MA Cフレーム ( KeepAl ive 信号は除 く。) を受信した場合、 その U— MA Cフレームも廃棄する。 ただし、 パケット多 重分離回路 7 1 0は、 インタリンクとの接続ポートをブロック状態にしている場 合であっても、 KeepAl ive信号に関しては、 フォワーディング状態の場合と同様 に廃棄しない。 すなわち、 バケツト多重分離回路 7 1 0は、 インタリンク障害検 出 7 6 0から KeepAl ive信号を受信した場合、その KeepAl ive信号をイン夕リン クに送出する。 また、 イン夕リンクを介して、 他のリングの接ノードから KeepAl ive信号を受信した場合、 その eepAl ive信号をインタリンク障害検出回 路 7 6 0に送出する。
フレーム変換回路 720は、 バケツト多重分離回路 7 10が他のリングの接ノ ードから KeepAlive信号以外の U— MACフレームを受信し、その U— MACフ レームがパケット多重分離回路 7 10から転送されてきた場合、 ラーニングデー 夕ベース 721を参照して、 その U— MACフレームの送信先 U— MACァドレ スに対応する RPR— MACアドレスを検索する。 そして、 フレーム変換回路 7
20は、 検索したアドレスを送信先 RPR— MACアドレスとし、 自ノードアド レスを送信元 RPR— MACアドレスとする RPR— MACオーバへッドを付加 することにより、 U— MACフレームを RPR—MACフレームに変換する。 ま た、 フレーム変換回路 720は、 U— MACフレームの送信先 U— MACァドレ スに対応する R PR— MACアドレスの検索に失敗した場合 (すなわち、 その U
— MACアドレスと R PR— MACアドレスの対応関係が未学習であった場合)、 ブロードキャストアドレスを送信先 R PR— MACアドレスとして、 RPR—M ACフレ一ムへの変換を行う。 フレーム変換回路 720は、 U— MACフレーム を RPR— MACフレームに変換した後、 その RPR— MACフレームをフォヮ ーデイングエンジン 330に送出する。
なお、 KeepAlive信号以外の制御信号が U— MACフレームとして、 パケット 多重分離回路 7 10からフレーム変換回路 720に送出される場合もある。 この 場合も、 フレーム変換回路 720は、 その U— MACフレームの予約された U— MACアドレス (制御用の U— MACフレームに含まれる制御用識別子) に対応 する予約された R PR— MACアドレス (制御用識別子) をラーニングデ一夕べ
—スから検索し、 その制御用識別子を送信先 R PR— MACアドレスとして U— MACフレームから R PR— MACフレームへの変換を行えばよい。
また、 フ!/ーム変換回路 720は、 ADM790がリング内から RPR— MA Cフレームを受信し、 その RPR— MACフレームが ADM790から転送され てきた場合、 RPR— MACオーバヘッドを除去して、 RPR— MACフレーム を U— MACフレームに変換する。 そして、 フレーム変換回路 720は、 その U
— MACフレームをパケット多重分析回路 710に送出する。 このとき、 フレー ム変換回路 720は、 ADM790か 転送された RPR— MACフレームにお ける送信元 RP R— MACアドレスと、 その R PR—MACフレームに収められ
ていた U— MACフレームにおける送信元 U— MACァドレスとの対応関係をラ 一二ングデータベース 72 1に登録する。 既に登録済みである場合には、 上書き 登録する。
フォヮ一ディングエンジン 730は、 フレーム変換回路 720から転送される RP R— MACフレームの送信先 RPR— MACアドレスに基づいて、 RPR—
MACフレームをィンナ一リングとアウターリングのどちらに送出するのか、 あ るいはインナ一リングとアウターリング両用に送出するのかを決定する。 このと き、 フォヮ一ディングエンジン 330は、 フォヮ一ディングデータベース 33 1 を参照して、 送信先 R PR— MACアドレスに対応する出カリングを参照して決 定すればよい。 そして、 フォワーディングエンジン 730は、 RPR— MACフ レームと出力リング情報 (R P R— MA Cフレームをィンナ一リングに送出する のか、 アウターリングに送出するのか、 あるいはその両用に送出するのかを示す 情報) を ADM790に転送する。
リングトポロジ情報収集回路 740は、 図 10に示す接ノード自身が属するリ ング内のノード構成を把握するためのトポロジデイス力バリ RPR— MACフレ
—ムを生成し、 出力リング情報とともに ADM790に転送する。 また、 ADM 790がリング内からトポロジデイス力バリ RPR— MACフレームを受信し、 そのトポロジデイス力バリ RP R— MACフレームが ADM 790から転送され てきた場合、 リングトポロジ情報収集回路 740は、 トポロジデイス力バリ RP R— MACフレームが示すリングトポロジ情報を経路決定回路 780に通知する。 なお、 リング内の各フレームは、 トポロジデイス力パリ R PR—MACフレーム を受信すると自ノードの情報 (例えば、 RPR—MACアドレス) をそのフレー ムに付加し.、 次のノードに転送する。 従って、 あるノードが送信したトポロジデ イス力バリ RP R—MACフレームがリング内を一周して送信元のノードに戻つ てきた場合、 送信元のノードは、 リング内のノードの配置状況 (リングトポロジ 情報) を認識することができる。 リングトポロジ情報収集回路 740は、 ADM 790から転送されたトポロジデイス力バリ R PR— MACフレームからこのリ ングトポロジ情報を抽出して経路決定罔路 780に通知する。
次に、 リング障害情報収集回路 750の動作について説明する。 既に説明した
ように、 リング内の各ノードは、 隣接するノードとの間のリンクに障害が発生し ていない塲合、 障害検出ノード情報を含まない障害通知 R PR— MACフレ一ム を、 隣接するノードとの間で互いに送受信する。 ADM790がリング内から障 害検出ノード情報を含まない障害通知 RPR—MACフレームを受信し、 その障 害通知 RP R— MACフレームが ADM790から転送されてきた場合、 リング 障害情報収集回路 750は、 何も動作を行わない。 すなわち、 隣接ノードとの間 のリンクに障害が発生していない時には、 リング障害情報収集回路 750は、 障 害検出ノード情報を含まない障害通知 R PR— MACフレームを受信するが、 そ のフレームの受信に伴い何らかの動作を行うことはない。
リング障害情報収集回路 750は、 一定時間、 障害検出ノード情報を含まない 障害通知 R PR— MACフレームが ADM 790から転送されてこなかった場合、 隣接するノードとの間のリンクに障害が発生したと判定する。 そして、 リング障 害情報収集回路 750は、 隣接するノードとの間のリンクにおける障害を自ノ一 ドが検出したことを示す情報を経路決定回路 780に転送する。 さらに、 障害検 出ノード情報として自ノードの情報を含む障害通知 R P R— M A Cフレームを出 力リング情報とともに ADM790に転送する。 この場合、 ADM790は、 そ の障害通知 RPR— MACフレームをリング内に送出する。
また、 ADM790がリング内から障害検出ノード情報を含む障害通知 R PR
— MACフレームを受信し、 その障害通知 RPR— MACフレ一ムが ADM79 0から転送されてきた場合、 リング障害情報収集回路 750は、 障害通知 RPR
— MACフレームから障害検出ノード情報を抽出する。 そして、 リング障害情報 収集回路 750は、 その障害検出ノード情報を経路決定回路 780に通知する。 そして、 リング障害情報収集回路 750は、 その障害検出ノード情報を含む障害 通知 R PR— MACフレームを出力リング情報とともに ADM 790に転送する。 このとき、 リング障害情報収集回路 750は、 出力リング情報として、 ADM7 90に障害通知 RPR— MACフレームが転送されてきたリングレットを指定す る出力リング情報を定める。 例えば、 障害通知 RPR— MACフレームがインナ 一リングから転送されてきた場合、 ィ:^ナ一リングを指定する出力リング情報を 定める。 この結果、 ADM790は、 障害通知 RPR— MACフレ一ムを、 障害
通知 RPR— MACフレームが転送されてきたリングレツトと同一リングレツト に送出する。 よって、 障害検出ノード情報を含む障害通知 RPR— MACフレー ムを受信した場合、 その障害通知 R P R— MA Cフレームと同一のフレームを次 のノードに転送することになる。
インタリンク障害検出回路 760は、 定期的に KeepAlive信号 (インタリンク に障害が生じていないことを他のリングに伝えるための KeepAlive信号) を生成 する。 このとき、 インタリンク障害検出回路 760は、 KeepAlive信号の制御用 識別子を送信先 U— MACアドレスとし、 自ノ一ドのァドレスを送信元 U— MA Cアドレスとする U— MACフレームとして KeepAlive信号を生成する。インタ リンク障害検出回路 760は、 生成した KeepAlive信号 (U— MACフレーム) をパケット多重分離回路 7 10に送信する。 この KeepAlive信号は、 パケット多 重分離回路 710によって他のリングに転送される。 なお、 イン夕リンク障害検 出回路 760は、 KeepAlive信号に、 自ノードが属するリングの識別子と自ノ一 ドを一意に決定する識別子を含めてもよい。 また、 自ノードが接続されているィ ン夕リンクに識別子が割り当てられている場合、 そのィンタリンク識別子を KeepAl ive信号に含めてもよい。
また、 インタリンク障害検出回路 760は、 パケット多重分離回路 710が他 のリングから KeepAl ive信号を受信し、その KeepAlive信号がパケット多重分離 回路 7 10から転送されてきた場合、 自ノードが接続されているインタリンクに 障害が発生していないと判定する。そして、インタリンク障害検出回路 760は、 一定時間、バケツト多重分離回路 710から KeepAlive信号が転送されてこない 場合、 自ノードが接続されているインタリンクに障害が発生したと判定し、 RP Rインタリンク障害情報収集回路 770に、 インタリンクにおける障害の発生を 通知する。
R PRイン夕リンク障害情報収集回路 770は、 インタリンク障害検出回路 7 60からイン夕リンクにおける障害発生の通知を受けると、 障害情報 (障害が発 生したィン夕リンクを特定可能な情報) を含むィンタリンク障害通知 R P R-M ACフレームを生成し、 出力リング情寧とともに ADM790に転送する。 この 結果、 ADM790からリング内にイン夕リンク障害通知 R PR— MACフレー
ムが送出される。 なお、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770は、 インタ リンク障害通知 RP R— MACフレームがリング内を一周して自ノードに戻るよ うにブロードキャスト送信を行ってもよい。 この場合、 インタリンク障害通知 R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアドレスを、 ブロードキャスト送 信に応じた制御用識別子とする。 また、 R PRインタリンク障害情報収集回路 7
70は、 ホップバイホップ処理によりインタリンク障害通知 R PR— MACフレ 一ムが各ノードに順次転送され ように送信先 R P R— MACアドレスを定めて もよい。 また、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770は、 自ノードが接続 されるインタリンクに障害が発生した旨の情報をフラッシュ回路 781に通知す る。 フラッシュ回路 78 1は、 この通知に応じてラーニングデータベース 72 1 の学習内容をフラッシュする。
また、 図 10に示す接ノードには、 他の接ノードが送出したイン夕リンク障害 通知 R PR— MACフレームが転送されてくる場合もある。 この場合、 まず、 A DM 790が、 他の接ノードによって送出されたインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを受信する。 そして、 そのインタリンク障害通知 RPR— MAC フレームを RPRインタリンク障害情報収集回路 770に転送する。 この場合、 R PRインタリンク障害情報'収集回路 770は、 そのインタリンク障害通知 RP R— MACフレームに含まれている障害情報 (障害が発生したイン夕リンクを特 定可能な情報) をフラッシュ回路 871に通知する。
インタリンク障害通知 R PR— MACフレームがブロードキャスト送信される ように設定されている場合、 ADM790は、 受信したインタリンク障害通知 R P R— MACフレームのコピーをそのまま次のノードに転送すればよい。
一方、 インタリンク障害通知 R P R— M A Cフレームがホップバイホップ処理 によって各ノ一ドに順次転送されるように設定されていた場合、 R P Rインタリ ンク障害情報収集回路 770は、 ADM790から受信したインタリンク障害通 知 R P R— MA Cフレームに含まれている障害情報を含むィン夕リンク障害通知 R PR—MACフレームであって、 次のノードで終端されるインタリンク障害通 知 RPR— MACフレームを生成し、 力リング情報とともに ADM790に転 送する。 このとき、 R PRイン夕リンク障害情報収集回路 770は、 出力リング
情報として、 ADM 790にインタリンク障害通知 RPR— MACフレームが転 送されてきたリングレットを指定する出力リング情報を定める。 例えば、 インタ リンク障害通知 R P R— MACフレームがインナーリングから転送されてきた場 合、 インナ一リングを指定する出力リング情報を定める。 この結果、 ADM79 0は、 イン夕リンク障害通知 R PR— MACフレームを、 イン夕リンク障害通知 RPR— MACフレームが転送されてきたリングレツトと同一リングレツ卜に送 出する。
経路決定回路 780は、 リングトポロジ情報収集回路 740から通知されるリ ングトポロジ情報と、 リング障害情報収集回路 7 50から通知される情報 (障害 通知 R PR— MACフレームから抽出された障害検出ノード情報)とに基づいて、 送信先 RPR— MACアドレスに対応する出カリングを決定し、 フォヮ一ディン グデータベース 7 3 1に登録する。 リング内に障害が発生した場合、 経路決定回 路 780は、 その障害発生位置を経由することとなる出力リングを、 障害発生位 置を経由しない出力リングに変更する。
フラッシュ回路 78 1は、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770から通 知される情報(自ノードが接続されるインタリンクに障害が発生した旨の情報や、 ィン夕リンク障害通知 R P R— MA Cフレームに含まれていた障害情報) を受信 すると、 ラーニングデータベース 7 2 1に登録されている学習内容をフラッシュ する。 このとき、 フラッシュ回路 78 1は、 全ての学習内容をフラッシュしても よいし、 一部の学習内容を選択的にフラッシュしてもよい。 一部の学習内容を選 択的にフラッシュする場合、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770から通 知される情報から特定されるノードの R PR— MACアドレスを含むェントリを フラッシュする。
また、 フラッシュ回路 78 1は、 自ノードが接続されるインタリンクに障害が 発生した旨の情報を受信した場合、 パケット多重分離回路 7 1 0におけるイン夕 リンクとの接続ポートをブロック状態とする。 また、 フラッシュ回路 78 1は、 現用イン夕リンク 505における障害発生を他の接ノードが検出した旨の情報を 受信した場合、 パケット多重分離回路? 1 0におけるインタリンクとの接続ポー トをフォヮ一ディング状態とする。
ADM790は、 フォワーディングエンジン 730、 リングトポロジ情報収集 回路 740、 リング障害情報収集回路 750、 R PRイン夕リンク障害情報収集 回路 770から転送される各種 R PR—MACフレームをインナーリングまたは アウターリング、 あるいはその両方に送出する。 ADM790は、 RPR— MA Cフレームをインナ一リングに送出するか、 アウターリングに送出するか、 ある いはその両方に送出するかを、 R PR— MACフレームとともに転送される出力 リング情報に基づいて決定する。
また、 ADM790は、 インナーリングやアウターリングから各種 RP R—M A Cフレームを受信した場合、 その RPR— MACフレームの送信先 R P R— M ACアドレスを参照する。 そして、 送信先 RP R—MACアドレスに基づいて、 その RPR— MACフレームをドロップするか (リング内から取り込むか) 否か を判定する。 ADM790は、ドロップしない R PR— MACフレームについは、 そのまま次のノードに送出する。 また、 阿 ADM790は、 ドロップすると判定 した場合、 受信した R PR— MACフレームをフレーム変換回路 720、 リング トポロジ情報収集回路 740、 リング障害情報収集回路 750、 または RPRィ ンタリンク障害情報収集回路 770に転送する。 どの回路に転送するかは、 RP R— MACフレームの種類による。 例えば、 受信した RPR—MACフレームが トポロジディスカバリ RP R— MACフレームであれば、 リングトポロジ情報収 集回路 740に転送する。 障害通知 RPR— MACフレームであれば、 リング障 害情報収集回路 750に転送する。 インタリンク障害通知 RPR—MACフレー ムであれば、 R PRイン夕リンク障害情報収集回路 770に転送する。 自ノード の RP R— MACアドレスを送信先 RPR— MACアドレスとしている場合には、 フレーム変換回路 720に転送する。
図 1 1は、 本発明によるリングネットワークシステムに適用される接ノード以 外のノード 900— 1〜900— 8 (これらのノードをまとめてノード 900と 記す場合がある。)の構成例を示すブロック図である。接ノード 700と同様の構 成部については、 図 10と同一の符号を付し、 説明を省略する。 各ノード 900 は、 パケットスィッチ 910と、 フレ ム変換回路 720と、 フォワーディング エンジン 730と、 リングトポロジ情報収集回路 740と、 リング障害情報収集
回路 750と、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770と、 経路決定回路 7 80と、 フラッシュ回路 781と、 ADM790とを備える。 さらに、 ノード 9 00は、 ラーニングデータべ一ス 721と、 フォヮ一ディングデータべ一ス 73 1とを備える。
すなわち、 ノード 900は、 パケット多重分離回路 7 10の代わりにパケット スィッチ 910を備え、 また、 インタリンク障害検出回路 760を不要としてい る。
パケットスィッチ 910は、 UN I (User Network Interface) であり、 UN Iポート 901, 902を介して、 端末との間で U— MACフレームの送受信を 行う。 パケットスィツチ 910は、 各 UN Iポート 90 1 , 902を介して U— MACフレームを受信すると、 11?^ 1ポ一ト 901, 902からの U— MACフ レームを集線してフレーム変換回路 720に転送する。 また、 パケットスィッチ 910は、 フレーム変換回路 720から U— MACフレームが転送されてきた場 合、 その U— MACフレームを適切な UN Iポート (U— MACフレームの送信 先となる端末に接続される UN Iポート) から出力する。
ノード 900のフレーム変換回路 720は、 パケット多重分離回路 7 10では なく、 パケットスィッチ 910と U— MACフレームを送受信する。 他の点に関 しては、 接ノード 700のフレーム変換回路 (図 10参照。) と同様である。
ノード 900の R PRインタリンク障害情報収集回路 770は、 接ノード 70 0の R PRイン夕リンク障害情報収集回路 (図 10参照。) と同様の動作を行う。 ただし、 ノード 900は、 図 1 0に示すようなイン夕リンク障害検出回路 760 は備えていない。 従って、 インタリンクにおける障害発生の通知を受け、 それに 伴い障害情報を含むインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを生成して A DM790に転送するという動作は行わない。 この点を除けば、 ノード 900の R PRインタリンク障害情報収集回路 770の動作は、 接ノード 700の RPR ィン夕リンク障害情報収集回路の動作と同様である。
図 10に示す接ノードおよび図 1 1に示す接ノード以外のノードを用いること で、 既に説明したリングネットワークシ,ステムの動作を実現することができる。 また、 図 10および図 1 1の説明では、 KeepAlive信号を利用してインタリン
ク障害の発生を検出し、 上述の第 1の態様でインタリンクの障害発生通知を行う 場合を例にして説明した。 上述の第 2の態様でィンタリンクの障害発生通知を行 つてもよい。 すなわち、 接ノードが KeepAlive信号を終端せずに、 RPR— MA Cオーバヘッドを付加してリング内に転送してもよい。 以下、 この場合の動作に ついて説明する。 なお、 各ノードの構成は図 1 0および図 1 1に示す構成と同様 であるが、 一部の回路の動作が第 1の態様の場合と異なる。
接ノード 7 0 0のバケツ.ト多重分離回路 7 1 0が、 インタリンクを介して KeepAlive 信号以外の U— MACフレームを受信したときの動作は、 既に説明し た動作と同様である。 接ノード 700のパケット多重分離回路 7 10は、 インタ リンクを介して KeepAlive 信号を受信した場合、 第 2の態様では、 その KeepAlive 信号をイン夕リンク障害検出回路 760とフレーム変換回路 720の 両方に出力する。
フレーム変換回路 720は、パケット多重分離回路 710から KeepAlive信号 を受信すると、 KeepAl ive信号に R P R-MACオーバへッドを付加することに より、 KeepAl ive信号をカプセル化したインタリンク障害通知 R PR— MACフ レームを生成する。 このとき、 フレーム変換回路 720は、 予め予約された KeepAlive信号用の送信先 RPR— MACアドレス(制御用識別子)を設定する。 例えば、 送信先 RP R— MACアドレスを、 RPR— MACフレームの種類がィ ンタリンク障害通知 R PR— MACフレームであり、 ブロードキャスト転送され ることを示す制御用識別子とする。 あるいは、 KeepAl ive信号を含むインタリン ク障害通知 R P R— M A Cフレームがホップバイホップ処理されるように (すな わち、 次のノードで一旦、 終端されるように) 送信先 RPR— MACアドレスを 定めてもよい。 フレーム変換 路 720によって生成されたインタリンク障害通 知 RPR— MACフレームは、 KeepAlive信号を含んでいるので、 イン夕リンク に障害が発生していないことを示す。 フレーム変換回路 720は、 生成したイン タリンク障害通知 R PR— MACフレームをフォヮ一ディングエンジン 730に 出力する。 フォワーディングエンジン 730は、 インタリンク障害通知 RPR— MACフレームの送信先 RPR— MAQアドレスに対応する出カリングを特定し、 インタリンク障害通知 R PR— MACフレームおよび出カリング情報を ADM7
90に転送する。 そして、 ADM790に出力リング情報に従って、 インタリン ク障害通知 RPR— MACフレームをリング内に送出する。
また、インタリンク障害検出回路 760は、第 1の態様で示した場合と同様に、 一定時間、バケツト多重分離回路 7 10から KeepAlive信号が転送されてこない 場合、 自ノードが接続されているインタリンクに障害が発生したと判定し、 RP Rインタリンク障害情報収集回路 770に、 インタリンクにおける障害の発生を 通知する。 第 2の態様では、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770は、 ィ ン夕リンク障害検出回路 760からこの通知を受けたときであっても、 インタリ ンク障害通知 R PR—MACフレームを生成しない。 ただし、 自ノードが接続さ れるインタリンクに障害が発生した旨の情報をフラッシュ回路 781に通知する 処理は、 第 1の態様の場合と同様に行う。
KeepAlive 信号は定期的にインタリンクを介して接ノード 700に受信され る。 そして、 第 2の態様では、 フレーム変換回路 720が KeepAlive信号を含む インタリンク障害通知 R PR— MACフレームを生成し、 ADM790によって リング内に送出される。 従って、 インタリンク障害通知 RPR— MACフレーム の送信元ではないリング内の各ノードは、 定期的にこのインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを受信する。 この各ノードの ADM790 (図 10, 図 1 1参照。) は、 インタリンク障害通知 R PR— MACフレームが転送されると、 そ のインタリンク障害通知 R PR— MACフレームを R PRインタリンク障害情報 収集回路 770に転送する。 R PRインタリンク障害情報収集回路 770は、 A DM 790から、 KeepAlive信号を含むインタリンク障害通知 RPR— MACフ レームが一定時間、 転送されていなければィン夕リンクに障害が発生したと判定 し、 それまで受信していたインタリンク障害通知 R PR— MACフレームの送信 元ノードに接続されるインタリンクに障害が発生した旨をフラッシュ回路 78 1 に通知する。
その他の動作は、 第 1の態様における動作と同様である。
第 2の態様でリング内の各ノードにィン夕リンク障害の発生を通知する場合に は、 KeepAlive信号を受信した接ノー ifが、その KeepAl ive信号を一旦終端させ ることなく、 リング内に転送し、 各ノードがそれぞれイン夕リンクの障害発生を
検出できるので、インタリンク障害発生の検出を高速に行うことができる。一方、 第 2の態様でリング内の各ノードにィン夕リンク障害の発生を通知する場合には、 ノードの動作を簡素化することができる。
また、 本発明によれば、 R P Rインタリンク障害情報収集回路 7 7 0がインタ リンクに障害が発生した旨の情報をフラッシュ回路 7 8 1に通知すると、 フラッ シュ回路 7 8 1は、 エイジングタイムの経過を待つことなく直ちにラーニングデ 一夕ベース 7 2 1の記憶内容をフラッシュする。 従って、 フレーム変換回路 7 2 0が送信先 R P R— MA Cアドレスとしてブロードキャストアドレスを設定し、 図 6に示すようなブロードキャスト送信を行えるタイミングが早くなる。従って、 高速にインタリンクの障害から回復することができる。
また、 ラーニングデータベース 7 2 1の記憶内容を選択的にフラッシュする場 合には、 インタリンクを通過しない通信経路に関する学習内容はそのまま残され る。 従って、 インタリンクを介さずに端末から端末へのフレーム転送を行う際に は、 ブロードキャスト送信を行う必要がなく、 インタリンク障害が発生していな いときと同様にフレーム転送を行うことができる。 すなわち、 イン夕リンクを介 さずにフレーム転送を行う場合には、 ブロードキャスト送信しないので、 トラヒ ック量の増加を抑え、 帯域の有効利用を図れる。
また、 各ノードは、 リング障害情報収集回路 7 5 0および経路決定回路 7 8 0 を備えているので、リングのノード間のリンクに障害が発生した場合であっても、 その障害から回復することができる。
また、 接ノード同士が互いに KeepAl ive信号を送受信することにより、 各リン グ同士が他の通信ネットワークを介して接続されている場合であっても、 リング 同士を結ぶ経路における障寄を検出し、 その障害から回復することができる。 す なわち、 接ノード 7 0 0— 1, 7 0 0— 3がインタリンク 5 0 5ではなく、 他の 通信ネットワークを介して接続されていてもよい。同様に、接ノード 7 0 0— 2 , 7 0 0— 4が、 イン夕リンク 5 0 6ではなく、 他の通信ネットヮ一クを介して接 続されていてもよい。
なお、 接ノード同士がイン夕リンク はなく、 他の通信ネットワークを介して 接続される場合、 その各接ノードのインタリンク障害検出回路 7 6 0は、
KeepAlive 信号の送信先となる接ノードの情報を、 通信ネットワークが認識可能 な情報として KeepAlive信号に付加する。 例えば、 接ノード同士が、 イーサネッ ト (登録商標) ネットワークを介して接続されているとする。 この場合、 インタ リンク障害検出回路 760は、 KeepAlive信号の送信先となる接ノードの情報と して、送信先接ノードの MACアドレスを KeepAlive信号内で指定しておけばよ い。
また、 図 10では、 接ノード 700が各回路を備える構成として説明したが、 接ノードがコンピュータを備え、 そのコンピュータが、 プログラムに従って、 パ ケット多重分離回路 7 1 0、 フレーム変換回路 720、 フォワーディングェンジ ン 730、リングトポロジ情報収集回路 740、リング障害情報収集回路 750、 インタリンク障害検出回路 760、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770、 経路決定回路 780、 フラッシュ回路 781、 および ADM790と同様の動作 をする構成であってもよい。 プログラムは予め接ノード 700が備える記憶装置 に記憶させておけばよい。
同様に、 接ノード以外のノード 900も、 コンピュータを備え、 そのコンピュ 一夕が、 プログラムに従って、 パケットスィッチ 91 0、 フレーム変換回路 72 0、 フォワーディングエンジン 730、 リングトポロジ情報収集回路 740、 リ ング障害情報収集回路 750、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770、 経 路決定回路 780、 フラッシュ回路 781、 および ADM790と同様の動作を する構成であってもよい。 プログラムは予めノード 900が備える記憶装置に記 憶させておけばよい。
第 1の実施の形態では、 リング同士を接続するィン夕リンクまたは通信ネット ワークが、 特許請求の範囲に記載の通信経路に相当する。 接ノードのインタリン ク障害検出手段 760および接ノード以外のノードの RPRインタリンク障害情 報収集回路 770が、 障害発生判定手段に相当する。 フラッシュ回路 781が、 消去手段に相当する。 フレーム変換回路 720、 フォワーディングエンジン 73 0、 および ADM790が、 ブロードキャスト手段に相当する。 パケット多重分 離回路 7 10が、 状態変更手段に相当する。 KeepAlive信号が、 生存確認信号に 相当する。 インタリンク障害検出手段 760およびバケツト多重分離回路 7 10
が、 生存確認信号送信手段に相当する。 パケット多重分離回路 7 1 0が、 生存確 認信号受信手段に相当する。 フレーム変換回路 720、 フォワーディングェンジ ン 730、 および ADM790が、 生存確認フレーム送信手段に相当する。 (実施の形態 2)
第 1の実施の形態では、 ィンタリンク障害発生時にラーニングデータベースの 記憶内容を直ちにフラッシュすることで、 ブロードキャスト送信を早期に行い、 高速な障害回復を実現する場合を示した。 それに対し、 本発明の第 2の実施の形 態では、 ラーニングデータベースが、 U— MACアドレスと、 ネットワーク識別 子(本例では VLAN識別子とする。) と、 RPR— MACアドレスとの対応関係 を記憶する。 そして、 インタリンク障害発生時には、 VLAN識別子の導出方法 を変更する。 この結果、 インタリンク障害発生後に U— MACアドレスおよび V L A N識別子の組に対応する R P R— M A Cアドレスの検索に失敗したならば、 ブロードキャスト送信を行うようにして、 高速な障害回復を実現する。
図 12は、 第 2の実施の形態におけるリングネットワークシステムの構成例を 示す説明図である。 第 2の実施の形態におけるリングネットワークシステムは、 複数のリング (パケットリング) 1 101— a, 1 101 bを備えるマルチリン グネットワークシステムである。 リング 1 101— aは、 R PRノード (以下、 単にノードと記す。) 1 500— 1〜: 1500— 4と、 接ノード 1300— 1, 1 300— 2とを備える。 リング 1 101— bは、 ノード 1500— 5〜ノード 1
500 _ 8と、 接ノード 1 300— 3, 1300— 4とを備える。 また、 リング 1 101 - a, 1 1 0 1 bは、 2ファイバリングであり、 リング 1 10 1— aは、 ィンナ一リング 1 10 1— a— i nne rとアウターリング 1 10 1— a— ou t e rとを備える。 同様に、 リング 1101— bは、 インナ一リング 1 101— b— i n n e rとアウターリング 1 101— b— o u t e rとを備える。 ここで は、 各インナーリングが時計回りにトラヒック転送を行い、 各アウターリングが 反時計回りにトラヒック転送を行うものとする。 また、 ノード 1 500— 1には 端末 1 1 10が接続され、 ノード 15 0— 7には端末 11 1 1が接続されてい るものとする。 また、 各ノード 1 500— 1〜1500— 8の RPR— MACァ
ドレスはそれぞれ 1 500— 1〜 1 500— 8であるものとする。 同様に、 各接 ノード 1300— 1〜1300— 4の RPR— MACアドレスは、 それぞれ 13 00— 1〜: L 300— 4であるものとする。
接ノード 1300— 1, 1300— 3は、 インタリンク 1 105により接続さ れる。 接ノード 1 300— 2, 1300— 4は、 イン夕リンク 1 106により接 続される。 各イン夕リンクには VL AN (Virtual LAN) が設定される。 一つのィ ンタリンクに対して複数の VL ANが設定されていてもよい。 ここでは、 説明を 簡単にするため、 イン夕リンク 1 105には V LAN 1が設定され、 インタリン ク 1 106には V LAN 2が設定されているものとする。
各接ノードは、 U— MACフレームの VLAN識別子を参照する。 そして、 自 ノードに接続されるインタリンクに設定された V LANと、 その V LAN識別子 とが対応していれば、 その U— MACフレームをインタリンクに転送する。 従つ て、 VLAN識別子 "VLAN1" を有する U— MACフレームは、 インタリン ク 1 105には転送されるが、インタリンク 1 106には転送されない。同様に、 VLAN識別子 "VLAN2" を有する U— MACフレームは、 イン夕リンク 1 106には転送されるが、 インタリンク 1 105には転送されない。 また、 最初 にラーニングデ一夕テ一ブルに U— MACアドレスと VLAN識別子と R PR— MACアドレスとの対応関係を学習させるためにブロードキャスト送信を行うが、 このときにも各接ノードは、 U— MACフレームが有する VLAN識別子と、 ィ ン夕リンクに設定された VLANとを比較し、 両者が対応していなければ、 イン 夕リンクに対する転送は行わない。
なお、 本実施の形態では、 現用インタリンクおよび予備用インタリンクという 区別はせず、 インタリンク 1 105, 1 106はいずれもフォワーディング状態 として使用される。 ただし、 上記のように、 各インタリンクは、 自身に設定され た VLANに応じた VLAN識別子を有する U— MACフレームのみを通過させ る。
以下、 端末 1 1 10から端末 11 1 1に U— MACフレーム転送を行う場合を 例にして、正常時におけるリングネッ hワークシステムの動作を説明する。なお、 U— MACフレームは、 例えばイーサネット (登録商標) フレームである。 図 1
2において点線で示す経路 1 120, 1 12 1, 1 122は、 U— MACフレー ムの転送経路である。 また、 図 12において実線で示す経路 1 130, 1 131 は、 RPR— MACフレームの転送経路である。
ノード 1 500— 1は、 端末 1 1 10が出力した U— MACフレームを受信す る。 ここで、 端末 1 1 10は、 VLAN識別子を付加した U— MACフレームを 出力してもよい。 あるいは、 端末 1 1 10は、 VL AN識別子を付加していない U— MACフレームを出力してもよい。
ノード 1 500— 1は、 端末 1 1 10から出力された U— MACフレ一ムを受 信すると、 その U— MACフレームに VL AN識別子を付加するか、 あるいは、 予め付加されている V LAN識別子を変更する。 受信した U— MACフレームに 既に V LAN識別子が付加されていて、 ノード 1500 _ 1が新たにVLAN識 別子を付加する場合、 U— MACフレームに V LAN識別子の付加領域を設け、 その領域に新たに V LAN識別子を付加する。 このとき、 元々 U— MACフレー ムに付加されていた V LAN識別子はそのまま U—MACフレーム内に保存され る。このような VL AN識別子の付加態様を V LANタグスタックと呼ぶ。また、 ノード 1500— 1は、 VL ANタグスタックを行わずに、 元々 U— MACフレ ームに付加されていた VLAN識別子を変更してもよい。 また、 元々 U— MAC フレームに V LAN識別子が付加されていない場合には、ノード 1500— 1は、 その U— MACフレームに VLAN識別子を付加する。
接ノード以外の各ノードは、 所定の演算を行うごとによって VLAN識別子を 導出し、 その VLAN識別子を U— MACフレームに付加する。 あるいは、 元々 付加されていた VLAN識別子をその VLAN識別子に変更する。 従って、 演算 結果によっては、識別子として" VLAN 1 "が導出される場合も、 "VLAN 2" が導出される場合もある。
また、 接ノード以外の各ノードは、 イン夕リンクに障害が発生したことを通知 された場合には、 障害が発生していないィン夕リンクに設定された VL ANの識 別子のみが導出されるように VLAN識別子の演算方法を変更する。
以下の説明では、 ノード 1500— 1.が、 VLAN識別子として " VLAN 1" を導出し、 "VLAN 1"を U— MACフレームに付加する場合を例にして説明す
る。 また、 本実施の形態では、 各ノードは、 U— MACアドレスと、 VLAN識 別子と、 R P R— M A Cアドレスとの対応関係を記憶したラーニングデ一夕ベ一 スを備える。
ノード 1 500— 1は、 端末 1 1 10から受信した U— MACフレームに、 新 たに VLAN識別子を付加すると、 自身が有するラーニングデ一夕べ一スを参照 する。 そして、 その U— MACフレームにおける送信先 U— MACアドレスおよ び付加した VLAN識別子の組み合わせに対応する RP R— MACアドレスを検 索し、 送信先 RPR— MACアドレスを決定する。 本例では、 予め、 送信先 U— MACアドレス (端末 1 1 1 1のアドレス) と、 "VLAN 1" と、 RPR— MA Cアドレス 1300— 1とが対応づけられ、 ラーニングデータべ一スに学習され ているものとする。従って、 ノード 1 500— 1は、 " 1300— 1"を送信先 R PR—MACアドレスとし、 自身の RP R— MACアドレス " 1500— 1" を 送信元 RPR— MACアドレスとする RPR— MACォ一パへッドを付加し、 U —MACフレームを R PR—MACフレームに変換する。
続いて、 ノード 1 500— 1は、 自身が有するフォワーディングデータベース を参照して、出カリング情報を特定する。そして、その出カリング情報に従って、 インナーリング、 アウターリング、 あるいはその両方に RPR— MACフレーム を送出する。 図 12では、 ィンナ一リング 1101— a— i nn e rに送出した 場合を示している。
ノード 1 500— 1から送出された RPR— MACフレームを受信したノード
1500 _ 2は、 その R PR— MACフレームの送信先 R PR— MACアドレス を参照し、 自身のアドレスと比較する。 送信先 RPR— MACアドレスと、 ノ一 ド 1500 _ 2自身のアドレスは異なっているので、 ノード 1500— 2は、 自 身でその RPR— MACフレームを終端すべきでないと判定し、 インナーリンク 1101— a— i nne rにその R P R— MACフレームを転送する。
ノード 1 500— 2から送出された R PR— MACフレームを受信したノード 1300— 1は、 その R PR—MACフレームの送信先 R PR— MACアドレス を参照し、自身のァドレスと比較する。^較した 2つのァドレスは一致するので、 ノード 1300 _ 1は、 その RPR— MACアドレスを取り込む。 すなわち、 リ
ング 1 10 1— aからその RPR— MACフレームを取り出す。 そして、 ノード 1300— 1は、 R PR— MACフレームから RP R— MACオーバへッドを取 り除き、 RPR—MACフレームを U— MACフレームに変換する。 この U— M ACフレームには VLAN識別子 "VLAN 1" が付加されている。 また、 イン 夕リンク 1 105には VLAN 1が設定されているので、ノード 1300— 1は、 この U— MACフレームをィンタリンク 1105に送出可能であり、 U— MAC フレームをインタリンク 1 105に送出する。
ノード 1300 _ 3は、 インタリンク 1 105を介してその U— MACフレー ムを受信する。 すると、 ノード 1 300— 3は、 自身が有するラーニングデータ ベ一スを参照して、 その U— MACフレームにおける送信先 U— MACアドレス および付加されている V L AN識別子の組み合わせに対応する R P R— M A Cァ ドレスを検索し、 送信先 RPR— MACアドレス (ここでは、 "1500— 7") を決定する。 ノード 1300— 3は、 " 1500— 7"を送信先 RPR—MACァ ドレスとし、 自身の RPR—MACアドレス " 1300— 3" を送信元 R PR— MACアドレスとする RP R— MACオーバへッドを U— M A Cフレームに付加 し、 U— MACフレームを RP R— MACフレームに変換する。 続いて、 ノード 1300— 3は、 自身が有するフォワーディングデ一夕ベースを参照し、 送信先 RPR— MACアドレスに基づいて出力リング情報を特定する。 本例では、 ノー ド 1300— 3は、 その出力リング情報に従って、 RPR— MACフレームをァ ウタ一リング 1 101_b_ou t e rに送出する。
ノード 1300— 4, 1 500— 8はいずれも、 この R P R— M A Cフレーム を受信すると、 送信先 RPR—MACアドレスと、 自身の RPR— MACァドレ スとが一致していないので、 自身が終端すべき R PR— MACフレームではない と判定する。 そして、 その RPR—MACフレームをアウターリング 1 101— b— o u t e rに送出する。 この結果、 ノード 1 500— 7が、 この RPR— M ACフレームを受信する。 ノード 1 500— 7は、 受信した RPR— MACフレ ームの送信先 RPR—MACアドレスが自身の RPR—MACアドレスと一致し ているので、 受信した RPR— MACマレームを取り込む (リング 1 101—b から RPR— MACフレームを取り出す。)。 続いて、 ノード 1500— 7は、 R
PR—MACフレームから RPR— MACオーバへッドを取り除き、 RPR—M ACフレームを U— MACフレームに変換する。
ノード 1 500— 7は、 変換後の U— MACフレームから、 ノード 1 500— 1によって付加された VLAN識別子 " VLAN 1" を削除する。 この結果、 U — MACフレームは、 端末 1 1 1 0が出力したときの状態に戻る。 なお、 ここで は、 ノード 1 500— 1が VLAN識別子 " VLAN 1" を付加する場合を例に 説明したが、 U— MACフレームに付加されていた VLAN識別子を "VLAN 1 "に変更した塲合には、 ノード 1 500— 7は、 "VLAN1"を元の VLAN 識別子に戻せばよい。 ノード 1 500— 7は、 VLAN識別子 "VLAN 1" を 削除した U— MACフレームを端末 111 1に転送する。
次に、 障害発生時の動作について説明する。 図 1 3は、 イン夕リンク 1 1 05 に障害が発生した状況を示す説明図である。 インタリンク 1 105に障害が発生 した場合、 図 12に示すトラヒックフロ一により端末 1 1 10から端末 1 1 1 1 に U— MACフレームを転送することができなくなる。
図 14は、 障害発生時における接ノードの動作を示すフローチャートである。 ここでは、 インタリンク 1 105に接続される接ノード 1300— 1, 1300 一 3を例に説明する。 イン夕リンク 1105に障害が発生すると、 接ノード 13
00 - 1, 1300— 3は、その障害を検出する(ステップ S 1210)。続いて、 接ノ一ド 1300— 1, 1300— 3は、 インタリンクに障害が発生したことを 通知するインタリンク障害通知 R P R— MACフレームを、 自ノ一ドが属するリ ング内に送出する (ステップ S 1211)。接ノード 1 300— 1, 1 300 -3 は、 イン夕リンク障害通知 R PR— MACフレームに、 障害が発生したインタリ ンクを特定可能な情報を含める。 ィンタリンク障害通知 R P R _MA Cフレーム は、 インナーリングに送出しても、 アウターリングに送出しても、 あるいはその 両方に送出してもよい。 図 13に示す例では、 接ノード 1300— 1、 1300 一 3がそれぞれィンナーリング 1 101— a— i nn e r、 インターリング 11
01— b— i nn e rにインタリンク障害通知 R P R— MA Cフレームを送出す る場合を示している。 また、 図 13に示す経路 120 1 _a, 1201— は、 インタリンク障害通知 R PR—MACフレームの転送経路を示している。
図 1 5は、 障害発生時における接ノード以外のノードの動作を示すフローチヤ ートである。ノード 1 500— 1〜1500— 8がこのようなノードに該当する。 ここでは、 ノード 1 500— 1の動作として説明するが、 ノード 1 500— 2〜
1 500 - 8も同様の動作を行う。 ノード 1 500— 1は、 ステップ S 1210 において接ノード 1 300— 1に送信されたインタリンク障害通知 R PR— MA Cフレームを受信する (ステップ S 1220)。 すると、 ノード 1500— 1は、 VLAN識別子を導出する方法を変更する (ステップ S 122 1)。ステップ S 1
22 1では、 ノード 1500— 1は、 インタリンク障害通知 R PR— MACフレ —ムに基づいて障害が発生したインタリンクを特定し、 そのインタリンクに設定 された VL ANに応じた V LAN識別子が導出されないように V LAN識別子の 導出方法を変更する。 換言すれば、 障害が発生していないイン夕リンクに設定さ れた V L A Nに対応する V L A N識別子のみが導出されるように VLAN識別子 の導出方法を変更する。 正常時には VLAN識別子として "VLAN 1" が導出 される場合があつたが、 ステップ S 1221で VLAN識別子導出方法を変更す ることにより、 "VLAN 1"は導出対象から除外される。そして、 VLAN識別 子としてインタリンク 1 106に設定された VLANに対応する VLAN識別子
(本例では、 "VLAN 2") が導出されることになる。 そして、 ノード 1 500 一 1は、 U— MACフレームに "VLAN 2" を付加する。 あるいは、 元々付加 されていた VLAN識別子を "VLAN 2" に変更する。
図 1 6は、 イン夕リンク 1 105における障害発生に伴い、 各ノード 1 500 一;!〜 1500— 8が VLAN識別子の導出方法を変更した後に、 端末 1 110 から端末 1 1 1 1にフレームを転送する状況を示す説明図である。 図 1 6におい て、 点線で示す経路 1230, 1231, 1232は、 U— MACフレームの転 送経路である。 また、 図 16において実線で示す経路 1250, 125 1は、 ブ ロードキャスト送信される R PR— MACフレームの転送経路である。
図 1 6では、 導出した VLAN識別子を U— MACフレームに付加する場合を 例にして説明する。
ノード 1500— 1は、 端末 111 Qから U— M ACフレームを受信すると、 VLAN識別子を導出する。 このとき、 ステップ S 1221で VLAN識別子の
導出方法を変更しているので、 正常時には "VLAN 1" を導出していた場合で あっても、 "VL AN 2" を導出する。 そして、 ノ一ド 1500— 1は、 U— MA Cフレームに V LAN識別子 "VLAN2" を付加する。
続いて、 ノード 1500— 1は、 自身が有するラーニングデータベースを用い て、 受信した U— MACフレームにおける送信先 U— MACアドレス (端末 1 1
1 1のアドレス) および V LAN識別子 "VLAN2" の組み合わせに対応する RP R— MACアドレスを検索する。 端末 1 1 1 1のアドレス (U— MACアド レス) および " VLAN 1" に対応する RP R— MACアドレスはラ一ニングデ 一夕ベースに記憶されているが、端末 1 1 1 1のアドレス(U— MACアドレス) および " VLAN2" に対応する RPR— MACアドレスは、 ラーニングデータ ベースに記憶されていない。 そのため、 ノード 1500— 1は、 RPR— MAC アドレスの検索に失敗する。 RPR— MACアドレスの検索に失敗した場合、 ノ ード 1500— 1は、 送信先 R PR—MACアドレスをブロードキャストァドレ スとし、 自身の RPR— MACアドレス "1 500— 1" を送信元 RPR— MA Cアドレスとする R PR—MACオーバへッドを U— MACフレームに付加する。 ノード 1500— 1は、 RPR— MACオーバへッドを付加することによって、 U— MACフレームを R PR— MACフレームに変換する。 ノード 1500— 1 は、 この RPR— MACフレームをブロードキャスト送信する。 このとき、 ノ一 ド 1 500— 1は、 この R PR— MACフレームをインナ一リングとアウターリ ングのどちらに送出してもよい。 また、 インナ一リング、 アウターリングの双方 に送出してもよい。 図 16では、 ノード 1500— 1が、 RPR— MACフレー ムを、 アウターリング 1 1 01— a— ou t e rに送出して、 転送経路 1250 で転送を行う場合を示している。
ノード 1500— 4は、 この RPR— MACフレーム (ブロードキャストアド レスを送信先とする RPR— MACフレーム) を受信すると、 RPR— MACフ レームを取り込むとともに、 その RPR— MACフレームのコピーをリング 1 1 01— aに送出する。 このとき、 ノード 1 500— 4は、 インナ一リングとァゥ ターリングのうち、 RPR— MACフレームが転送されてきた方のリングレット に RPR— MACフレームのコピ一を送出する。 従って、 本例では、 RPR— M
ACフレームのコピーをアウターリング 1 101 -a-ou t e rに送出する。 また、 ノード 1500— 4は、 取り込んだ R PR— MACフレームにおける送 信元 RPR— MACアドレス (本例では " 1500— 1 ") と、 R PR— MACフ レーム内に収められた U— MACフレームの送信元 U— MACアドレス (本例で は端末 1 1 10のアドレス) と、 その U— MACフレームに付加された VLAN 識別子(本例では " VLAN2") との対応関係を、 自身が有するラーニングデー 夕ベースに登録する。 その後、 ノード 1 500— 4は、 RPR—MACフレーム から RPR— MACオーバヘッドを除去し、 U— MACフレームに変換する。 ま た、 ノード 1500— 1によって U— MACフレームに付加された VLAN識別 子 "VLAN2" を除去する。 この結果、 U— MACフレームは、 端末 1 1 10 が出力したときの状態に戻る。 なお、 ここでは、 ノード 1500— 1が VL AN 識別子 "VLAN2" を付加する場合を例に説明したが、 U— MACフレームに 付加されていた VL AN識別子を "VLAN2" に変更した場合には、 ノード 1 500— 4は、 "VLAN2"を元の V L AN識別子に戻せばよい。ノード 1 50 0— 4は、 VL AN識別子を除去した U— MACフレームを、 リング 1 10 1— a— ou t e r外のノード 1 500 _ 4に接続された端末や機器に (図示せず。) に転送する。
ノード 1 500— 3, 1300— 2, 1300— 1, 1500— 2も、 ノード 1500.— 4と同様に、 RPR— MACフレームを取り込むとともに、 RPR— MACフレームのコピーをァウタ一リング 1 101— a— ou t e rに送出する。 この結果、 RPR— MACフレームは、 図 16に示す転送経路 1250に沿って リング内を転送される。 また、 各ノード 1500— 3, 1300— 2, 1300 - 1, 1500— 2は、 ノード 1500— 4と同様に、 送信元 R PR— MACァ ドレス (本例では " 1 500 _ 1") と、 送信元 U— MACアドレス (本例では端 末 1 1 10のアドレス) と、 VLAN識別子 " VLAN2" との対応関係を、 自 身のラーニングデータベースに登録する。 そして、 各ノード 1500— 3, 1 5 00— 2は、 RPR— MACフレームの RPR— MACォ一バへッドを除去し、 U— MACフレームから VLAN識別予 " VLAN2" を除去する。 この結果、
U— MACフレームは、 端末 1 1, 10が出力したときの状態に戻る。 その後、 各
ノ一ドは、 U— MACフレームをリング 1 101— a外の端末や機器(図示せず) に転送する。 ただし、 イン夕リンクに接続された接ノードは、 U— MACフレー ムへの変換後、 VLAN識別子を除去することなく、 その U— MACフレームを イン夕リンクに送出する。
なお、 リング構成の場合、 ブロードキャスト送信された RPR— MACフレ一 ムは、 リングを一周してその送信元のノードに戻る。 各ノード 1500— 1〜1 500 - 8, 1300— 1〜 1300— 4は、 受信した R P R— M A Cフレーム の送信元 RPR—MACアドレスを参照して、 そのァドレスが自ノードの RPR — MACアドレスと一致しているならば、 その RP R— MACフレームを廃棄す る。 従って、 RPR—MACフレームがループしてしまうことはない。
ノード 1 300— 2は、 取り込んだ R PR— MACフレームの R PR—MAC オーバへッドを取り除き、 R PR— MACフレームを U— MACフレームに変換 する。 ノード 1300— 2は、 変換後の U— MACフレームに付加された VL A N識別子 "VLAN2" と、 イン夕リンク 1 106に設定された V LAN 2とが 対応しているので、 この U— MACフレ一ムをイン夕リンク 1 106に送出する と判断し、 U— MACフレームをインタリンク 1 1 06に送出する。 なお、 ノ一 ド 1300— 2は、 U— MACフレームに付加された V LAN識別子 "VLAN 2" を削除することなく、 イン夕リンク 1 106に送出する。 この U— MACフ レームは、 図 16に示す転送経路 1231に沿ってノード 1 300— 4に転送さ れる。
インタリンク 1 106を介して U— MACフレ一ムを受信したノ一ド 1300 一 4は、 自身のラーニングデ一夕ベースを用いて、 受信した U— MACフレ一ム における送信先 U— MACアドレス (端末 1 1 1 1のアドレス) および U— MA Cフレームに付加された "VLAN 2" の組み合わせに対応する RPR— MAC アドレスを検索する。 ノード 1 300— 4のラーニングデ一夕ベースには、 端末
1 11 1のアドレス (U— MACアドレス) および "VLAN 2" に対応する R PR— MACアドレスが記憶されていない。 そのため、 ノード 13004は、 R PR— MACアドレスの検索に失敗す ¾。 RPR— MACアドレスの検索に失敗 した場合、 ノード 1300— 4は、 送信先 R PR— MACアドレスをブロードキ
ャストアドレスとし、 自身の R PR— MACアドレス "1300— 4" を送信元 R PR— MACアドレスとする R PR— MACオーバへッドを U— MACフレ一 ムに付加する。 ノード 1 300— 4は、 R PR— MACオーバヘッドを付加する ことによって、 U— MACフレームを RPR— MACフレームに変換する。 ノ一 ド 1 300— 4は、 この RPR— MACフレームをブロードキャスト送信する。 このとき、 ノード 1300— 4は、 この RPR— MACフレームをインナーリン グとアウターリングのどちらに送出してもよい。 また、 インナ一リング、 ァウタ 一リングの双方に送出してもよい。 図 16では、 ノ一ド 1300— 4が、 RPR — MACフレームを、 アウターリング 1 10 1— b— o u t e rに送出して、 転 送経路 1251で転送を行う場合を示している。
ノ一ド 1500— 8は、 この RPR— MACフレーム (ブロードキャストアド レスを送信先とする RPR— MACフレ一ム) を受信すると、 RPR— MACフ レームを取り込むとともに、 その R PR— MACフレームのコピーをアウターリ ング 1 101—b— ou t e rに送出する。 また、 ノード 1500— 8は、 取り 込んだ R PR—MACフレームにおける送信元 R PR— MACアドレス (本例で は " 1 300— 4") と、 R PR— MACフレーム内に収められた U— MACフレ ームの送信元 U— MACアドレス (本例では端末 510のアドレス) と、 その U 一 MACフレームに付加された V LAN識別子(本例では " V LAN 2") との対 応関係を、 自身が有するラーニングデータベースに登録する。 その後、 ノード 1 500— 8は、 RPR— MACフレームから RPR— MACオーバヘッドを除去 し、 U— MACフレームに変換する。 さらに、 U— MACフレームに付加された V LAN識別子 "VLAN 2" を除去する。 そして、 ノード 1500— 8は、 そ の U— MACフレームを、 リング 1 101— b外のノード 1500 _ 8に接続さ れた端末や機器 (図示せず。) に転送する。 なお、 ここでは、 ノード 1 500— 1 が VLAN識別子 " VLAN2" を付加する場合を例に説明したが、 U— MAC フレームに付加されていた VLAN識別子を" VLAN 2"に変更した場合には、 ノード 1500— 8は、 "VLAN 2" を元の VLAN識別子に戻せばよい。
ノード 1 500— 7, 1 500 -6,. 1500- 5, 1300— 3も、 ノード
1500— 8と同様に、 RPR— MACフレームを取り込むとともに、 RPR—
MACフレームのコピ一をアウターリング 1 101 _b— ou t e rに送出する。 この結果、 R PR— MACフレームは、 図 16に示す転送経路 125 1に沿って リング内を転送される。 また、 各ノード 1500— 7, 1500 - 6, 1500 - 5, 1300— 3は、 ノード 900 _ 8と同様に、 送信元 R PR— MACアド レス (本例では " 700— 4") と、 送信元 U— MACアドレス (本例では端末 5
10のァドレス)と、 V LAN識別子(本例では" V LAN 2") との対応関係を、 自身のラーニングデータべ一スに登録する。 そして、 RPR— MACフレームの RPR— MACオーバへッドを除去し、 U— MACフレームに付加された VL A N識別子 "VLAN 2" を除去し、 U— MACフレームをリング 1 10 1—b外 の端末や機器 (図示せず) に転送する。 ただし、 接ノードは、 VL AN識別子を 除去しない。
また、 ノード 1300— 4は、 自身がブロードキャスト送信した RP R— MA Cフレームがリング内を一周してノード 1300— 4に転送されてきたならば、 その R PR— MACフレームを廃棄する。
ノード 1 500— 7は、 取り込んだ RPR— MACフレームの RPR— MAC オーバへッドを取り除き、 RPR— MACフレームを U— MACフレームに変換 する。 さらに、 その U— MACフレームに付加された VLAN識別子 "VLAN 2" を取り除く。 この結果、 U— MACフレームは、 端末 1 1 10に出力された ときの状態に戻る。 そして、 ノード 1500— 7は、 その U— MACフレ一ムを 端末 1 1 1 1に転送する。 この U— MACフレームは、 図 16に示す転送経路 1
232に沿って、 ノード 1500— 7から端末 1 1 1 1まで転送される。
このように、 インタリンク 1 105に障害が発生したとしても、 端末 1 1 10 から端末 1 11 1へのフレーム転送が可能となる。 次に、 端末 1 1 1 1から端末 1 1 10へのフレーム転送について説明する。
図 1 7は、 端末 1 1 1 1から端末 11 10にフレームを転送する状況を示す説 明図である。図 17において、点線で示す経路 1233, 1235, 1237は、 U— MACフレームの転送経路である。 また、 図 1 7において、 実線で示す経路 1234, 1236は、 RPR— MAC.フレームの転送経路である。
図 17で示した端末 1 1 10から端末 1 1 1 1にフレームを転送する過程で、
リング 110 1一 b内の各ノ一ドは、 端末 1 1 1 0のアドレス (U— MACァド レス) と、 VL AN識別子 " VLAN 2" と、 R P R— MA Cアドレス " 130 0-4" との対応関係を自身のラーニングデータテーブルに学習している。 同様 に、 リング 1 10 1— a内の各ノードは、 端末 1 110のアドレスと、 VLAN 識別子 "VLAN 2".と、 R PR— MACアドレス "1 500— 1" との対応関 係を自身のラーニングデータベースに学習している。 従って、 端末 1 1 1 1から 端末 1 110へのュニキャスト通信が可能となる。 以下、 このュニキャスト通信 を説明する。
ノード 1500— 7は、 送信先 U— MACアドレスが端末 1 1 10のアドレス である U— MACフレームを端末 1 1 1 1から受信する。 そして、 ノード 150 0— 7は、 その U— MACフレームに付加する VLAN識別子を導出し、 U— M ACフレームに付加する。 ここでは、 インタリンク 1105での障害発生に伴い ステップ S 122 1 (図 1 5参照。) の処理を行っているので、 ノード 1500— 7は、 インタリンク 1 106に設定された VLANの識別子 "VLAN 2" を導 出し、 "VLAN2" を U— MACフレームに付加する。
続いて、 ノード 1 500— 7は、 ラーニングデータベースを参照して、 送信先 U— MACアドレスおよび "VLAN2" の組み合わせに対応する R P R—MA Cアドレス " 1300— 4" を検索する。 そして、 ノード 1500— 7は、 送信 先 R PR— MACアドレスを " 1300— 4" とし、 送信元 R PR— MACアド レスを " 1500— 7" とする R PR— MACオーバへッドを U— MACフレ一 ムに付加し、 リング 1 101— b内に転送する。 この結果、 転送経路 1234に 沿って、 ノード 1 500— 7からノード 1300 _4まで RPR— MACフレー ムが転送される。
転送経路 1234上のノード 1500— 8, 1300— 4は、 RPR— MAC フレームを受信すると、 送信元 R PR— MACアドレス (本例では " 1500— 7") と、 RP R—MACフレーム内に収められた U— MACフレームの送信元 U — MACアドレス (本例では端末 1 1 1 1のアドレス) と、 その U— MACフレ ームに付加された VLAN識別子(本例では " VLAN2") との対応関係を、 自 身が有するラーニングデー夕ベースに登録する。
また、 ノード 1300— 4は、 RPR— MACフレームを受信すると、 その送 信先 R PR— MACアドレスが自身の RP R—MACアドレスと一致しているの で、 その RPR— MACフレームを取り込む。 そして、 取り込んだ RPR— MA Cフレームの RPR— MACオーバへッドを取り除き、 RPR—MACフレーム を U— MACフレームに変換する。 ノード 1300— 4は、 U— MACフレーム から VL AN識別子を除去せずに、 その U— MACフレームをインタリンク 1 1 06に送出する。 この U— MACフレームは、 図 1 7に示す転送経路 1235に 沿ってノード 1300— 2に転送される。
インタリンク 1 1 06を介して U— MACフレームを受信したノード 1300 一 2は、 その送信先 U— MACアドレス (端末 11 10のアドレス) および U—
MACフレ ムに付加された "VLAN2" の組み合わせに対応する R P R— M ACアドレスを参照する。 ラーニングデータベースには、 端末 1 1 10のァドレ スおよび "VL AN 2" の組み合わせに対応する RP R— MACアドレスとして "1500 - 1 " が登録されている。 従って、 ノード 1 300 _ 2は、 送信先 R PR— MACアドレスを " 1500— 1 " とし、 送信元 R P R— MACアドレス を "1300— 2" とする RPR— MACオーバへッドを U— MACフレームに 付加し、 リング 1 1 01— a内に転送する。 この結果、 転送経路 1236に沿つ て、 ノード 1300— 2からノ一ド 1500— 1まで R PR— MACフレームが 転送される。
転送経路 1236上のノ一ド 1 500— 3, 1500— 4, 1500— 1は、
RPR— MACフレームを受信すると、 送信元 RPR— MACアドレス (本例で は " 1300— 2") と、 RPR— MACフレーム内に収められた U— MACフレ ームの送信元 U— MACアドレス (本例では端末 1 1 1 1のアドレス) と、 その U— MACフレームに付加された V LAN識別子(本例では "VLAN2") との 対応関係を、 自身が有するラーニングデータベースに登録する。
この結果、 ノード 1500— 1, 1500 -4, 1500— 3は、 端末 1 1 1 1のアドレスと、 "VLAN2" と、 RPR—MACアドレス "1300— 2" と の対応関係をラーニングデータベースに学習する。 また、 ノ一ド 1300— 4,
1 500— 8は、 端末 1 1 11のアドレスと、 "VLAN2"と、 RPR— MAC
アドレス " 1 500— 7" との対応関係をラーニングデータベースに学習する。 従って、 端末 1 1 10から端末 1 1 1 1へのュニキャスト通信も可能となる。 なお、 第 2の実施の形態において、 各接ノードは第 1の実施の形態と同様にィ ン夕リンクの障害を検出すればよい。 すなわち、 接ノードが物理リンクの障害を 直接検出することにより、 インタリンクの障害を検出してもよい。 あるいは、
KeepAlive信号を接ノードが互いに送受信し、 KeepAlive信号が未到着であるこ とをもってインタリンクの障害を検出してもよい。 KeepAlive 信号を利用して、 リング内の各ノードにィンタリンク障害の発生を通知する態様として、 2つの態 様を説明したが、 本実施の形態でも、 この 2つの態様のうちのいずれを適用して もよい。
図 18は、 第 2の実施の形態のリングネットワークシステムに適用される接ノ ード 1 300— 1〜: 1300— 8 (これらの接ノ一ドをまとめてノード 1300 と記す場合がある。)の構成例を示すブロック図である。第 1の実施の形態におけ る接ノード 700と同様の構成部については、 図 10と同一の符号を付し、 説明 を省略する。 各接ノード 1300は、 パケット多重分離回路 710と、 フレーム 変換回路 720と、 フォワーディングエンジン 730と、 リングトポロジ情報収 集回路 740と、 リング障害情報収集回路 750と、 インタリンク障害検出回路 760と、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770と、 経路決定回路 780 と、 ADM790と、 VLANフィルタリング回路 1301とを備える。さらに、 ノード 1300は、 ラーニングデータベース 741と、 フォワーディングデータ
, ベース 731とを備える。
すなわち、 本実施の形態における接ノード 1300は、 フラッシュ回路を備え ず、 V LANフィルタリング回路 130 1を備える点で、 第 1の実施の形態にお ける接ノード 700と異なる。 また、 第 2の実施の形態では、 ラーニングデータ ベース 741は、 U— MACアドレスと、 VLAN識別子と、 RPR— MACァ ドレスとの対応関係を記憶する。
VLANフィルタリング回路 1301は、 フレーム変換回路 720から U— M ACフレームを転送される。 この U— MACフレームは、 リング内を転送され A
DM790によって受信された RPR— MACフレームがフレーム変換回路 72
0によって U— MACフレームに変換されたものである。 V LANフィル夕リン グ回路 130 1は、 U— MACフレームが有する V LAN識別子 (VLANタグ スタックされている場合には、 元から存在している V LAN識別子ではなく、 新 たに追加された VL AN識別子) を参照する。 そして、 VL ANフィルタリング 回路 130 1は、 その V LAN識別子が、 自ノードに接続されたインタリンクに 設定されている V LANに対応する識別子であるか否かを判定する。 U— MAC フレームの VLAN識別子が、 ィン夕リンクに設定された V LANに対応した識 別子でないということは、 その U— MACフレームをそのインタリンクに転送し ないことを意味する。 また、 逆に、 U— MACフレームの VLAN識別子が、 ィ ン夕リンクに設定された VLANに対応した識別子であるということは、 その U 一 MACフレ一ムをそのインタリンクに転送可能であることを意味する。従って、 VLANフィルタリング回路 1301は、 フレーム変換回路 720から受信した U— MACフレームの VLAN識別子が、 インタリンクに設定された VLANに 対応した識別子でなければ、 その U— MACフレームを廃棄する。 また、 VLA Nフィルタリング回路 1 301は、 フレーム変換回路 720から受信した U— M
ACフレームの VLAN識別子が、 インタリンクに設定された VLANに対応し た識別子であれば、 その U— MACスレームをバケツト多重分離回路 710に転 送する。 なお、 VLANフィルタリング回路 1301は、 自ノードに接続された インタリンクに設定されている VLANの情報を予め記憶しておけばよい。
また、 VLANフィルタリング回路 130 1は、 パケット多重分離回路 7 10 から U— MACフレームが転送された場合にも同様の処理を行う。 すなわち、 V L ANフィルタリング回路 130 1は、 バケツト多重分離回路 710から受信し た U— MACフレームの VLAN識別子が、 インタリンクに設定された VLAN に対応した識別子でなければ、 その U— MACフレームを廃棄する。 また、 VL ANフィルタリング回路 130 1は、 パケット多重分離回路 710から受信した
U— MACフレームの VLAN識別子が、 ィンタリンクに設定された VLANに 対応した識別子であれば、 その U— MACフレームをフレーム変換回路 720に 転送する。 .
ただし、 VLANフィルタリング回路 1301は、 U— MACフレームの送信
先 U— MACアドレスが所定の予約されたァドレスである場合には、 VL AN識 別子によらず、 次の回路へ転送してもよい。 例えば、 KeepAlive信号を利用した 第 2の態様によりインタリンク障害を通知する場合、 バケツト多重分離回路 71 0は、インタリンクを介して他のリングから受信した KeepAlive信号を V LAN フィルタリング回路 1301に転送する。 KeepAlive信号である U— MACフレ —ムの送信先 U— MACアドレスは、 KeepAlive信号に応じた制御用識別子が設 定されている。 この場合、 VLANフィル夕リング回路 1301は、 VLAN識 別子によらず、 その U— MACフレームをフレーム変換回路 720に転送する。 また、 本実施の形態では、 フレーム変換回路 720とバケツト多重分離回路 7 10は、 VLANフィルタリング回路 130 1を介して、 U— MACフレームを 授受する。 このとき、 上述のように、 U— MACフレームが VLANフィルタリ ング回路 1301によって廃棄される場合がある。
また、 本実施の形態では、 フレーム変換回路 720は、 送信先 RPR— MAC ァドレスを決定する場合、 U— MACフレームの送信先 U— MACアドレスおよ び V L AN識別子の組み合わせに対応する RPR— MACフレームをラーニング データべ—スァ 41から検索することによって、 送信先 R PR— MACアドレス を決定する。 フレーム変換回路 72,0およびパケット多重分離回路 710の他の 動作に関しては、 第 1の実施の形態と同様である。
第 1の実施の形態では、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770は、 イン タリンク障害検出回路 760からイン夕リンクにおける障害発生の通知をうけた ときに、 イン夕リンクに障害が発生した旨の情報をフラッシュ回路 781 (図 1 0参照。) に通知していた。 しかし、 本実施の形態では、 接ノード 1300は、 フ ラッシュ回路を備えないので、 フラッシュ回路に対する通知処理を行わない。 R PRインタリンク障害情報収集回路 770の他の動作に関しては、 第 1の実施の 形態と同様である。
インタリンク障害検出回路 760は、 第 1の実施の形態と同様に、 定期的に KeepAlive 信号を生成し、 パケット多重分離回路 710に送信する。 インタリン ク障害検出回路 760は、 自ノードが接続されたインタリンクに設定されている VLANに応じた VLAN識別子を KeepAlive信号に含めてもよい。 また、 自ノ
—ドが接続されているインタリンクのインタリンク識別子を KeepAlive 信号に 含めてもよい。 インタリンク障害検出回路 760の他の動作に関しては、 第 1の 実施の形態と同様である。
また、 その他の各回路 (フォワーディングエンジン 730、 リングトポロジ情 報収集回路 740、 リング障害情報収集回路 750、 経路決定回路 780、 およ び ADM790) の動作は、 第 1の実施の形態と同様である。
図 19は、 第 2の実施の形態のリングネットワークに適用される接ノード以外 のノ一ド 1 500— 1〜1 500— 8 (これらのノ一ドをまとめてノ一ド 150 0と記す場合がある。)の構成例を示すブロック図である。図 18に示す接ノード 1 500と同様の構成部については、 図 18と同一の符号を付し、 説明を省略す る。 各ノード 1500は、 バケツトスィツチ 1 510と、 フレーム変換回路 72 0と、 フォワーディングエンジン 730と、 リングトポロジ情報収集回路 740 と、 リング障害情報収集回路 750と、 RPRインタリンク障害情報収集回路 7 70と、 経路決定回路 780と、 ADM790と、 V L AN付加/変更回路 13 10と、 VLAN付加 Z変更制御回路 1 381とを備える。 さらに、 ノード 1 5
00は、 ラーニングデ一夕ベース 741と、 フォワーディングデータべ一ス 73 1とを備える。 ノード 1 500のラーニングデータベース 741およびフォヮ一 ディングデータベース 73 1は、 接ノード 1 300のラーニングデータベース 7 41およびフォヮ一ディングデータベース 731と同様である。
すなわち、 ノード 1500は、 パケット多重分離回路 710の代わりにバケツ トスイッチ 1510を備え、 また、 インタリンク障害検出回路 760を不要とし ている。 また、 ノード 1500は、 VLAN付加 Z変更回路 1310と、 VLA N付加/変更制御回路 1381とを備える点で接ノード 1300と異なっている。
VLAN付加 変更回路 1310は、 パケットスイッチ 1 510が端末 (図 1 9において図示せず。)から受信した U— MACフレームをパケットスィッチ 15
10から転送される。 そして、 VLAN付加/変更回路 13 10は、 VLAN識 別子を導出し、 その U— MACフレームに対して付加したり、 あるいは、 元々 U —MACフレームに付加されている VALN識別子を、 導出した VLAN識別子 に変更する。
端末が出力する U— M A Cフレームの態様は、 V L A N識別子が付加されてい る態様であっても、 付加されていない態様であってもよい。 端末が出力する U— MACフレームに V LAN識別子が付加されている場合、 V LAN付加 Z変更回 路 13 10は、 その VLAN識別子をそのまま残し、 新たに VLAN識別子の付 加領域を設け、 その領域に、 導出した VLAN識別子を付加してもよい (VLA
Nタグスタック)。 あるいは、 VLAN付加/変更回路 1 310は、 元々 U— MA Cフレームに付加されている VLAN識別子を、 導出した VLAN識別子に変更 してもよい。 また、 端末が出力する U— MACフレームに VLAN識別子が付加 されていない場合、 VLAN付加 Z変更回路 1310は、 導出した VLAN識別 子を U— MACフレームに付加する。
V LAN付加 Z変更回路 1310は、 VLAN識別子を付加 (または変更) し た U— MACフレームをフレーム変換回路 720に転送する。
次に、 VLAN付加 変更回路 1 310が VLAN識別子を導出する方法につ いて説明する。 VLAN付加/変更回路 13 10は、 U— MACフレームに含ま れる情報に基づいて、 U— MACフレームを転送可能な VLANの VLAN識別 子の中から一つを決定する演算を行い、 VLAN識別子を導出する。 U— MAC フレームに含まれる情報とは、 例えば、 送信先 U— MACアドレス、 送信元 U— MACアドレス、ポ一ト番号等であり、端末が出力する U— MACフレームに元々 VLAN識別子が吹かされている場合には、 その VLAN識別子も U— MACフ レームに含まれる情報に含まれる。 ただし、 新たに VLAN識別子を導出する場 合、 U—MACフレームに含まれる情報の全てを用いる必要はなく、 その一部の みを用いてもよい。 例えば、 送信先 U— MACアドレス、 送信元 U— MACアド レス、 ポート番号、 および元々付加されていた VLAN識別子の全てを用いても よいし、 その一部を用いてもよい。 ここでは、 一例として、 送信先 U— MACァ ドレスおよび送信元 U— MACアドレスを用いる場合を例に説明する。
VLAN付加 Z変更回路 131 0は、 送信先 U— MACアドレスおよび送信元 U— MACアドレスの合算値を、割当 VLAN数で除算したときの余りに応じて、 VLAN識別子を決定する。 割当 VLAN数とは、 障害が発生していない各イン タリンクに設定された VLANの総数である。 例えば、 図 12に示すインタリン
ク 1 105に VLAN 1のみが設定され、 インタリンク 1 1 06に VLAN 2の みが設定されているとする。 そして、 各インタリンクに障害が発生していないと する。 すると、 割当 VLAN数は 2となる。 この場合、 V LAN付加 Z変更回路 1310は、 送信先 U— MACアドレスおよび送信元 U— MACアドレスの合算 値を割当 VLAN数 "2" で除算し、 例えば、 余りが 1であれば VLAN識別子 を "VLAN 1" と決定し、 余りが 0であれば VLAN識別子を "VLAN 2" に決定する。また、一方のインタリンク(ここではインタリンク 1105とする。) に障害が発生し、 インタリンク 1 106しか使用できなくなった場合には、 割当 VLAN数は 1となる。 この場合、 VLAN付加/変更回路 1310は、 送信先 U— MACアドレスおよび送信元 U— MACアドレスの合算値を割当 VLAN数
"1" で除算し、 余りが 0であれば VLAN識別子を "VLAN2" と決定する ように VLAN識別子の導出方法を変更する。 このように導出方法を変更したこ とにより、 VLAN識別子として必ず、 障害が発生していないイン夕リンク 1 1 06に設定された VLANの識別子 "VLAN 2" が導出されることになる。 また、 各インタリンクに設定される VLANは 1つであるとは限らない。 例え ば、 図 12に示すインタリンク 1 105, 1 106それぞれに五つずつ VLAN が設定されているとする。すると、正常時における割当 VLAN数は 10となる。 この場合、 VLAN付加/変更回路 1310は、 送信先 U— MACアドレスおよ び送信元 U— MACアドレスの合算値を割当 VLAN数 "10" で除算し、 その 余り (0〜9のうちのいずれか) に応じて、 10種類の VLANの中から 1つの
VLAN識別子を決定すればよい。 また、 一方のインタリンク (ここではインタ リンク 1 105とする。)に障害が発生し、インタリンク 1 106しか使用できな くなつた場合には、 割当 VLAN数は 5となる。 この場合、 VLAN付加/変更 回路 1310は、 送信先 U— MACアドレスおよび送信元 U— MACアドレスの 合算値を割当 VLAN数 " 5" で除算し、 その余り (0〜4のうちのいずれか) に応じて、 インタリンク 1 106に設定された 5種類の VLANの中から 1つの VLAN識別子を決定すればよい。 このように導出方法を変更したことにより、 VLAN識別子として必ず、 障害が発生していないイン夕リンク 1106に設定 された VLANの識別子が導出されることになる。
ここでは、 送信先 U— MACアドレスおよび送信元 U— MACアドレスの合算 値を用いる場合を示したが、 他の情報を用いてもよい。 例えば、 送信先 U— MA Cアドレス、 送信元 U— MACアドレス、 およびポート番号の合算値を用いても よい。 あるいは、 元々 U_ MACフレームに付加されていた V LAN識別子の値 を割当 V LAN数で除算してもよい。
なお、 VLAN付加 Z変更回路 1310は、 障害が発生していないイン夕リン クに設定された V LANの V LAN識別子の情報を、 V LAN付加 Z変更制御回 路 1 381から転送される。 VLAN付加/変更制御回路 1381は、 インタリ ンクに障害が発生した場合、 障害が発生していないインタリンクに設定された V LANの VLAN識別子の情報を VLAN付加 Z変更回路 1310に通知する。
VLAN付加 Z変更回路 1 31 0は、 この通知に応じて、 VLAN識別子の導出 方法を変更し、 障害が発生していないインタリンクに設定された VLANの VL AN識別子のみを導出するようにする。
また、 VLAN付加 Z変更回路 1310は、 パケットスィッチ 15 1 0から転 送される全ての U— MACフレームに対して VLAN識別子の付加(または変更) を行う必要はない。 例えば、 VLAN付加 Z変更回路 1310は、 送信先 U— M ACフレームに対応する RPR— MACアドレスをラーニングデータベース 74 1から検索し、 その RP R—MACアドレスが接ノ一ドの RPR—MACァドレ スでない場合には、 VLAN識別子の付加 (または変更) を行う必要はない。 送 信先 U— MACフレームに対応する RPR— MACアドレスが接ノードの RPR 一 MACアドレスでない場合には、 インタリンクを介して他のリングにその U— MACフレームが転送されるわけではないからである。
また、 リング内から転送され きた RPR— MACフレームを ADM 790が 受信し、 その RPR—MACフレームがフレーム変換回路 720によって U— M ACフレ一ムに変換された場合、 VLAN付加 変更回路 13 Γ0は、 フレーム 変換回路 720からその U— MACフレームを転送される。 この U— MACフレ ームは、 端末からリング内のノ一ドに転送されたときに、 VLAN識別子が付加 (または変更) され、 さらに RPR—MACフレームに変換されてリングネット ワークシステム内を転送されてきたものである。 VLAN付加 Z変更回路 1 31
0は、 フレーム変換回路 720から転送された U— MACフレームを、 最初に端 末から出力されたときの状態に戻す。 端末からリング内のノードに転送されたと きに VLAN識別子を付加する実施形態の場合には、 VLAN付加/変更回路 1 310は、 フレーム変換回路 720から転送された U— MACフレームから、 付 加された VLAN識別子を除去すればよい。 この結果、 U— MACフレームは、 最初に端末から出力されたときの状態に戻る。 また、 端末からリング内のノード に転送されたときに VLAN譁別子を変更する実施形態の場合には、 VLAN付 加ノ変更回路 131 0は、 フレーム変換回路 720から転送された U— MACフ レームの VLAN識別子を元の VLAN識別子に戻すように変更すればよい。 こ のとき、 VLAN付加/変更回路 1310は、.例えば、 送信元 U— MACァドレ ス、 送信先 U— MACアドレス、 U— MACフレーム内に含まれる I Pアドレス 等に基づいて、 元の VLAN識別子を特定し、 元の VLAN識別子に変更すれば よい。
V LAN付加 Z変更回路 1310は、 フレーム変換回路 720から転送された U— MACフレームを、 最初に端末から出力されたときの状態に戻した後、 パケ ットスィッチ 110に転送する。
VLAN付加 Z変更制御回路 1381は、 インタリンクに障害が発生したとき に、 RPRイン夕リンク障害情報収集回路 770から、 どのイン夕リンクで障害 が発生したのかを通知される。 VLAN付加 Z変更制御回路 1 38 1は、 その通 知に基づいて、 利用可能な VLANの VLAN識別子を割り出し、 その VLAN 識別子の情報を VLAN付加/変更回路 1310に出力する。 この結果、 VLA N付加 Z変更回路 1 31 0は、 利用可能な VLANの VLAN識別子のみが導出 されるように、 V L AN識別子の導出方法を'上述の例のように変更する。
VLAN付加 変更制御回路 1381は、 例えば、 初期状態 (障害が発生して いない状態) における各インタリンクと各インタリンクに設定された VLANの VLAN識別子の情報を記憶しておけばよい。 そして、 VLAN付加/変更制御 回路 1 38 1は、 まず、 その VLAN識別子の情報を全て、 VLAN付加/変更 回路 1 310に通知すればよい。 そして、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770から、 どのイン夕リンクで障害が発生したのかを通知されたときには、 障
害が発生していないインタリンクに設定された V LANの V LAN識別子のみを VL AN付加 Z変更回路 1310に通知すればよい。 また、 VLAN付加ノ変更 制御回路 138 1は、 R PRインタリンク障害情報収集回路 770から障害が発 生したインタリンクに設定された V LANの V LAN識別子の情報を通知されて もよい。 この場合、 VL AN付加/変更制御回路 138 1は、 RPRイン夕リン ク障害情報収集回路 770から通知された VLAN識別子以外の VLAN識別子 を V LAN付加/変更回路 1.310に通知すればよい。 ,
パケットスィッチ 15 10は、 UN I (User Network Interface) であり、 U N Iポート 1 50 1, 1 502を介して、 端末との間で U— MA Cフレームの送 受信を行う。 パケットスィッチ 1510は、 各 UN Iポート 150 1 , 1502 を介して U— MACフレームを受信すると、 UN Iポート 1 501, 1 502か らの U— MACフレームを集線して VLAN付加 Z変更回路 1310に転送する。 また、 パケットスィッチ 1510は、 VLAN付加/変更回路 13 10から U— MACフレームが転送されてきた場合、 その U— MACフレームを適切な UN I ポ一ト (U— MACフレームの送信先となる端末に接続される UN Iポート) か ら出力する。
ノード 1500のフレーム変換回路 720は、 VLAN付加 変更回路 131 0と U— MACフレームを送受信する。 フレーム変換回路 720の他の動作に関 しては、 接ノード 1300のフレーム変換回路の動作と同様である。
ノード 1500は、 図 18に示すようなイン夕リンク障害検出回路 760を備 えていない。 従って、 ノード 1500の RPRインタリンク障害情報収集回路 7 70は、 インタリンクにおける障害発生の通知を受け、 それに伴い障害情報を含 むインタリンク障害通知 RPR— MACフレームを生成して ADM790に転送 するという動作は行わない。 また、 ノード 1 500の R PRインタリンク障害情 報収集回路 770は、 ADM790から転送されるインタリンク障害通知 RPR
— MA Cフレームに基づいてィンタリンクにおける障害を検出すると、 そのィン タリンクの情報 (またはそのインタリンクに設定された VLANの VLAN識別 子の情報) を VLAN付加ノ変更制御回路 1381に通知する。 RPRインタリ ンク障害情報収集回路 770の他の動作に関しては、 接ノード 1300の RPR
インタリンク障害情報収集回路の動作と同様である。
図 18に示す接ノードおよび図 19に示す接ノード以外のノードを用いること で、 既に説明した第 2の実施の形態のリングネットワークシステムの動作を実現 することができる。
なお、、 KeepAlive 信号を利用してイン夕リンク障害の発生を検出し、 その障 害発生の通知を行う場合、 第 1の実施の形態で説明した第 1の態様により検出、 通知を行っても、第 2の態棒により検出、通知を行ってもよい。いずれの場合も、 接ノードや接ノード以外のノードの構成部の動作は、 第 1の実施の形態で説明し た動作と同様である。 既に説明したように、 第 2の態様を適用する場合には、 ィ ンタリンク障害発生の検出を高速に行うことができる。 また、 第 1の態様を適用 する場合には、 ノードの動作を簡素化することができる。
また、 第 2の実施の形態によれば、 R PRイン夕リンク障害情報収集回路 77 0が、 障害の発生したインタリンクの情報を VLAN付加 Z変更制御回路 1 38 1に通知すると、 V LAN付加 Z変更制御回路 138 1が、 利用可能な VLAN の VLAN識別子の情報を VLAN付加/変更回路 1310に通知する。そして、
VLAN付加 Z変更回路 1310は、 U— MACフレームに付加 (または変更) する VLAN識別子の導出方法を変更し、 利用可能な VLANの VLAN識別子 のみを導出する。 その結果、 送信元 U— MACアドレスおよび VLNA識別子の 組み合わせに対応した RPR— MACアドレスの検索に失敗して、 図 16に示す ようなブロードキャスト送信を行えるタイミングが早くなる。 従って、 高速にィ ンタリンクの障害から回復することができる。
また、本実施の形態では、インタリンクを現用おょぴ予備用に区別していない。 そして、 障害未発生時であっても、 各接ノードは、 インタリンクに設定された V LANの VLAN識別子を有する U— MACフレームを、 自ノードが接続された インタリンクに送出する。 従って、 障害未発生時であっても、 各インタリンクそ れぞれを介して U— MACフレームを他のリングに転送でき、 インタリンクの負 荷を分散することができる。
また、 各ノードは、 リング障害情報収集回路 750および経路決定回路 780 を備えているので、リングのノード間のリンクに障害が発生した場合であっても、
その障害から回復することができる。
また、 接ノード同士が互いに KeepAlive信号を送受信することにより、 各リン グ同士が他の通信ネットワークを介して接続されている場合であっても、 リング 同士を結ぶ経路における障害を検出し、 その障害から回復することができる。 す なわち、接ノ一ド 1300— 1 , 1300— 3がイン夕リンク 1 105ではなく、 他の通信ネットワークを介して接続されていてもよい。 同様に、 接ノード 1 30 0 - 2, 1300— 4が、 .イン夕リンク 1106ではなく、 他の通信ネットヮ一 クを介して接続されていてもよい。
なお、 接ノード同士がインタリンクではなく、 他の通信ネットワークを介して 接続される場合、 その各接ノードのインタリンク障害検出回路 7 6 0は、
KeepAlive 信号の送信先となる接ノードの情報を、 通信ネットワークが認識可能 な情報として KeepAlive信号に付加する。 例えば、 接ノード同士が、 イーサネッ ト (登録商標) ネットワークを介して接続されているとする。 この場合、 インタ リンク障害検出回路 760は、 KeepAlive信号の送信先となる接ノードの情報と して、送信先接ノードの MACアドレスを KeepAlive信号内で指定しておけばよ い。
また、図 18では、接ノ一ド 1300が各回路を備える構成として説明したが、 接ノードがコンピュータを備え、 そのコンピュータが、 プログラムに従って、 パ ケット多重分離回路 7 10、 フレーム変換回路 720、 フォワーディングェンジ ン 730、リングトポロジ情報収集回路 740、リング障害情報収集回路 750、 インタリンク障害検出回路 760、RPRインタリンク障害情報収集回路 770、 経路決定回路 780、 ADM79 CK および VL ANフィルタリング回路 130 1と同様の動作をする構成 あってもよい。 プログラムは予め接ノード 1300 が備える記憶装置に記憶させておけばよい。
同様に、 接ノード以外のノード 1 500も、 コンピュータを備え、 そのコンビ ユー夕が、 プログラムに従って、 パケットスィッチ 1 510、 フレ一ム変換回路 720、フォヮ一ディングエンジン 730、リングトポロジ情報収集回路 740、 リング障害情報収集回路 750、 RPRインタリンク障害情報収集回路 770、 経路決定回路 780、 ADM790、 VL AN付加ノ変更回路 1310、 および
VL AN付加/変更制御回路 1 38 1と同様の動作をする構成であってもよい。 プログラムは予め接ノード 1500が備える記憶装置に記憶させておけばよい。 第 2の実施の形態では、 リング同士を接続するィン夕リンクまたは通信ネット ワークが、 特許請求の範囲に記載の通信経路に相当する。 また、 VLAN識別子 が、 ネットワーク識別子に相当する。 VLAN付加/変更回路 1310が、 ネッ トワーク識別子導出手段およびネットワーク識別子付与手段に相当する。 RPR イン夕リンク障害情報収集回路 770が、 接ノード以外のノードの障害発生判定 手段に相当する。 VLAN付加 Z変更制御回路 1381が、 障害発生通信経路通 知手段に相当する。フレーム変換回路 720、フォヮ一ディングエンジン 730、 および ADM790が、 ブロードキャスト手段に相当する。 VLANフィルタリ ング回路 1301およびバケツト多重分離回路 71 0が、 ュ一ザフレーム送出手 段に相当する。 KeepAlive信号が、 生存確認信号に相当する。 インタリンク障害 検出手段 760およびバケツト多重分離回路 7 10が、 生存確認信号送信手段に 相当する。 パケット多重分離回路 7 10が、 生存確認信号受信手段に相当する。 フレーム変換回路 720、 フォワーディングエンジン 730、 および ADM79 0が、 生存確認フレーム送信手段に相当する。