WO2006070437A1 - エレベータ装置 - Google Patents

Abstract

　昇降路内には、かご及び釣合おもりを昇降させるための駆動力を発生する駆動力発生ユニットが設けられている。駆動力発生ユニットは、第１駆動シーブを含む薄形の第１駆動装置と、第２駆動シーブを含む薄形の第２駆動装置とを有している。かご及び釣合おもりを吊り下げる主ロープ体は、第２駆動シーブを避けて第１駆動シーブに巻き掛けられた第１主ロープと、第１駆動シーブを避けて第２駆動シーブに巻き掛けられた第２主ロープとを有している。第１駆動装置の一部は、昇降路の垂直投影面内において第２駆動装置の領域に重なり、かつ、第１駆動シーブは、昇降路の垂直投影面内において第２駆動装置の領域外に配置されている。

Description

明 細 書

エレベータ装置

技術分野

[0001] この発明は、昇降路内でかご及び釣合おもりが昇降されるエレベータ装置に関する ものである。

背景技術

[0002] 従来のエレベータ装置では、大容量ィ匕を図るために、 2つの薄形卷上機が昇降路 内の上部に設けられることがある。各薄形卷上機は、昇降路の垂直投影面内におい て、力ごを挟むように互いに対向している。各薄形卷上機のトラクシヨンシーブには、 互 ヽに異なる吊りロープがそれぞれ巻き掛けられて 、る。各吊りロープの一端部はか ごに接続され、各吊りロープの他端部は釣合おもりに接続されている。かご及び釣合 おもりは、各吊りロープにより昇降路内に吊り下げられている。

[0003] また、従来のエレベータ装置では、トラクシヨンシーブの軸線が互いに平行になるよ うに 2つの薄形卷上機が昇降路内の上部に並べて配置されることもある。この場合、 各薄形卷上機のトラクシヨンシーブには、共通の吊りロープが巻き掛けられている。吊 りロープの一端部はかごに接続され、吊りロープの他端部は釣合おもりに接続されて いる。また、吊りロープは、一方のトラクシヨンシーブに巻き掛けられた後、他方のトラ クシヨンシーブに巻き掛けられ、一方のトラクシヨンシーブに再度巻き掛けられて!/、る 。即ち、吊りロープは、フルラップロービング方式により各トラクシヨンシーブに卷き掛 けられて ヽる (特許文献 1参照)。

[0004] 特許文献 1 :特開平 11— 310372号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかし、各薄形卷上機が互いに対向するように配置されたエレベータ装置では、各 薄形卷上機が昇降路の垂直投影面内にぉ ヽて互いに離れて配置されて ヽるので、 水平方向について、 2つ分の薄形卷上機の設置スペースが必要になり、昇降路の水 平断面積が大きくなつてしまう。 [0006] また、各薄形卷上機が並べて配置されたエレベータ装置では、吊りロープがフルラ ッビング方式により各トラクシヨンシーブに巻き掛けられているので、吊りロープの寿命 が短くなつてしまう。

[0007] この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、昇降路の縮 小化を図ることができ、かつ、かご及び釣合おもりを吊り下げる主ロープの長寿命化 を図ることができるエレベータ装置を得ることを目的とする。

課題を解決するための手段

[0008] この発明によるエレベータ装置は、昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、水 平に延びる第 1回転軸を中心に回転可能な第 1駆動シーブを含む薄形の第 1駆動 装置と、第 1回転軸に平行な第 2回転軸を中心に回転可能な第 2駆動シーブを含む 薄形の第 2駆動装置とを有し、昇降路の垂直投影面内において、かご及び釣合おも りのそれぞれの領域外に配置され、かご及び釣合おもりを昇降路内で昇降させるた めの駆動力を発生する駆動力発生ユニット、及び第 2駆動シーブを避けて第 1駆動 シーブに巻き掛けられた第 1主ロープと、第 1駆動シーブを避けて第 2駆動シーブに 巻き掛けられた第 2主ロープとを有し、かご及び釣合おもりを吊り下げる主ロープ体を 備え、第 1駆動装置の一部は、昇降路の垂直投影面内において、第 2駆動装置の領 域に重なり、かつ、第 1駆動シーブは、昇降路の垂直投影面内において、第 2駆動装 置の領域外に配置されて ヽる。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]この発明の実施の形態 1によるエレベータ装置を示す構成図である。

[図 2]図 1のエレベータ装置を示す平面図である。

[図 3]図 1のエレベータ装置を示す要部側面図である。

[図 4]この発明の実施の形態 2によるエレベータ装置を示す構成図である。

[図 5]図 4のエレベータ装置を示す平面図である。

[図 6]図 4のエレベータ装置を示す要部側面図である。

発明を実施するための最良の形態

[0010] 以下、この発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。

実施の形態 1. 図 1は、この発明の実施の形態 1によるエレベータ装置を示す構成図である。また、 図 2は図 1のエレベータ装置を示す平面図であり、図 3は図 1のエレベータ装置を示 す要部側面図である。図において、昇降路 1内には、力ご 2及び釣合おもり 3がそれ ぞれ昇降可能に設けられている。力ご 2の正面には、かご出入口 4が設けられている 。力ご 2及び釣合おもり 3は、昇降路 1の垂直投影面内において、昇降路 1の奥行き 方向（水平面上において、力ご 2の正面に対して垂直な方向）について、昇降路 1内 に互いに並べて配置されている。即ち、実施の形態 1によるエレベータ装置は、釣合 おもり 3がかご 2の背面側を昇降される釣合おもり後落ちタイプのエレベータ装置とさ れている。

[0011] 昇降路 1内の下部には、かご 2及び釣合おもり 3を昇降させるための駆動力を発生 する駆動力発生ユニット 5が設けられている。駆動力発生ユニット 5は、昇降路 1の垂 直投影面内において、力ご 2及び釣合おもり 3の各領域外に配置されている。この例 では、駆動力発生ユニット 5は、昇降路 1の垂直投影面内において、昇降路 1の内壁 面とかご 2との間に配置されている（図 2)。また、駆動力発生ユニット 5は、第 1卷上機 (第 1駆動装置) 6と、第 1卷上機 6の上方に配置された第 2卷上機 (第 2駆動装置) 7と を有している。

[0012] 第 1卷上機 6は、水平に延びる第 1回転軸 8を含む第 1駆動装置本体 9と、第 1回転 軸 8に設けられ、第 1回転軸 8を中心に回転可能な第 1駆動シーブ 10とを有している 。第 1駆動シーブ 10は、第 1駆動装置本体 9の駆動力により、第 1回転軸 8と一体に 回転されるようになっている。また、第 1卷上機 6は、径方向についての寸法が軸線方 向につ 、ての寸法よりも大きくされた扁平で薄形の卷上機である。

[0013] 第 2卷上機 7は、水平に延びる第 2回転軸 11を含む第 2駆動装置本体 12と、第 2回 転軸 11に設けられ、第 2回転軸 11を中心に回転可能な第 2駆動シーブ 13とを有し ている。第 2駆動シーブ 13は、第 2駆動装置本体 12の駆動力により、第 2回転軸 11 と一体に回転されるようになっている。また、第 2卷上機 7は、径方向についての寸法 が軸線方向についての寸法よりも大きくされた扁平で薄形の卷上機である。

[0014] 第 1卷上機 6及び第 2卷上機 7は、第 1回転軸 8と第 2回転軸 11とが互いに平行に なるように、昇降路 1内に配置されている。また、第 1卷上機 6及び第 2卷上機 7は、第 1及び第 2回転軸 8, 11の軸線方向について、互いにずらして配置されている。さら に、第 1卷上機 6の一部は、昇降路 1の垂直投影面内において、第 2卷上機 7の領域 に重なっている。さらにまた、第 1駆動シーブ 10は、昇降路 1の垂直投影面内におい て、第 2卷上機 7の領域外に配置されている。即ち、第 1卷上機 6は、昇降路 1の垂直 投影面内において、第 1駆動シーブ 10が第 2卷上機 7の領域力も外れるように第 2卷 上機 7に対してずらして配置されて 、る。

[0015] 第 1駆動シーブ 10には、複数本の第 1主ロープ 14が巻き掛けられている。また、第 2駆動シーブ 13には、複数本の第 2主ロープ 15が巻き掛けられている。主ロープ体 1 6は、各第 1主ロープ 14及び各第 2主ロープ 15を有している。かご 2及び釣合おもり 3 は、主ロープ体 16により昇降路 1内に吊り下げられている。

[0016] 昇降路 1内の上部には、主ロープ体 16がそれぞれ巻き掛けられたかご側返し車 17 及び一対のおもり側返し車 18が設けられて 、る。力ご側返し車 17及び各おもり側返 し車 18は、駆動力発生ユニット 5の上方に配置されている。また、昇降路 1内の上部 には、主ロープ体 16の一端部が接続されたかご側綱止め装置 19と、主ロープ体 16 の他端部が接続されたおもり側綱止め装置 20が設けられている。

[0017] かご 2の下部には、主ロープ体 16が巻き掛けられた一対のかご吊り車 21が設けら れている。また、釣合おもり 3の上部には、主ロープ体 16が巻き掛けられたおもり吊り 車 22が設けられている。

[0018] 各第 1主ロープ 14の一端部は力ご側綱止め装置 19に接続され、各第 1主ロープ 1 4の他端部はおもり側綱止め装置 20に接続されている。各第 1主ロープ 14は、かご 側綱止め装置 19から、各かご吊り車 21、力ご側返し車 17、第 1駆動シーブ 10、各お もり側返し車 18及びおもり吊り車 22の順に巻き掛けられ、おもり側綱止め装置 20に 至っている。即ち、各第 1主ロープ 14は、第 2駆動シーブ 13を避けて昇降路 1内に張 られている。第 2卷上機 7が第 1卷上機 6に対してずらして配置されていることから、第 1駆動シーブ 10に巻き掛けられた各第 1主ロープ 14と第 2卷上機 7との干渉は回避さ れる。

[0019] 各第 2主ロープ 15の一端部は力ご側綱止め装置 19に接続され、各第 2主ロープ 1 5の他端部はおもり側綱止め装置 20に接続されている。各第 2主ロープ 15は、かご 側綱止め装置 19から、各かご吊り車 21、力ご側返し車 17、第 2駆動シーブ 13、各お もり側返し車 18及びおもり吊り車 22の順に巻き掛けられ、おもり側綱止め装置 20に 至っている。即ち、各第 2主ロープ 15は、第 1駆動シーブ 10を避けて昇降路 1内に張 られている。

[0020] 即ち、力ご 2及び釣合おもり 3は、 2 : 1ロービング方式で各シーブに巻き掛けられた 第 1主ロープ 14及び第 2主ロープ 15により昇降路 1内に吊り下げられている。

[0021] なお、駆動力発生ユニット 5には、エレベータの運転を制御する制御装置（図示しな い）が電気的に接続されている。第 1卷上機 6及び第 2卷上機 7は、第 1駆動シーブ 1 0及び第 2駆動シーブ 13が同期して回転するように制御装置により制御される。

[0022] 次に、動作について説明する。第 1駆動シーブ 10及び第 2駆動シーブ 13は、制御 装置の第 1卷上機 6及び第 2卷上機 7への制御により、互いに同期して回転される。こ れにより、各第 1主ロープ 14及び各第 2主ロープ 15が移動され、かご 2及び釣合おも り 3が昇降路 1内を昇降される。

[0023] このようなエレベータ装置では、かご 2及び釣合おもり 3を吊り下げる主ロープ体 16 力 第 2卷上機 7の第 2駆動シーブ 13を避けて第 1卷上機 6の第 1駆動シーブ 10に 巻き掛けられた第 1主ロープ 14と、第 1駆動シーブ 10を避けて第 2駆動シーブ 13に 巻き掛けられた第 2主ロープ 15とを有し、昇降路 1の垂直投影面内において、第 1卷 上機 6の一部が第 2卷上機 7の領域に重なり、かつ、第 1駆動シーブ 10が第 2卷上機 7の領域外に配置されているので、第 1卷上機 6及び第 2卷上機 7の各設置スペース の一部が水平方向について共通化され、昇降路 1の水平断面積を小さくすることが できる。従って、昇降路 1の縮小化を図ることができる。また、第 1駆動シーブ 10の上 下方向についての空間が第 2卷上機 7によって遮られることがなくなるので、第 1主口 ープ 14と第 2卷上機 7との干渉を回避することができる。これにより、第 1主ロープ 14 を転向させるためのシーブの数の増加を防止することも図ることができる。さらに、第 1 主ロープ 14及び第 2主ロープ 15の第 1駆動シーブ 10及び第 2駆動シーブ 13に対す る巻き掛け方式が通常のシングルラップロービング方式とされて 、る（フルラップロー ビング方式ではない）ので、第 1主ロープ 14及び第 2主ロープ 15のそれぞれの長寿 命ィ匕ち図ることがでさる。 [0024] なお、上記の例では、駆動力発生ユニット 5が昇降路 1内の下部に設けられている 力 昇降路 1内の上部に駆動力発生ユニット 5を設けてもよい。この場合、第 1卷上機 6は、第 2卷上機 7の上方に配置され、昇降路 1の垂直投影面内において第 1駆動シ ーブ 10が第 2卷上機 7の領域外に配置されるように、第 2卷上機 7に対してずらして 配置される。

[0025] 実施の形態 2.

図 4は、この発明の実施の形態 2によるエレベータ装置を示す構成図である。また、 図 5は図 4のエレベータ装置を示す平面図であり、図 6は図 4のエレベータ装置を示 す要部側面図である。図において、力ご 2及び釣合おもり 3は、昇降路 1の垂直投影 面内において、昇降路 1の幅方向（かご出入口 4の間口方向）について、昇降路 1内 に互いに並べて配置されている。即ち、実施の形態 2によるエレベータ装置は、釣合 おもり 3がかご 2の側面側を昇降される釣合おもり横落ちタイプのエレベータ装置とさ れている。

[0026] 駆動力発生ユニット 5は、昇降路 1の垂直投影面内において、力ご 2及び釣合おもり の各領域外に配置されている。この例では、駆動力発生ユニット 5は、昇降路 1の垂 直投影面内において、力ご 2の領域と釣合おもり 3の領域との間に配置されている。 また、駆動力発生ユニット 5は、第 2卷上機 7と、第 2卷上機 7の下方に配置され、径 方向につ 、ての寸法が軸線方向にっ 、ての寸法よりも大きくされた扁平で薄形の第 1卷上機 31とを有している。

[0027] 第 1卷上機 31は、水平に延びる第 1回転軸 32を含む第 1駆動装置本体 33と、第 1 回転軸 32に設けられ、第 1回転軸 32を中心に回転可能な第 1駆動シーブ 34とを有 している。第 1駆動シーブ 34は、第 1駆動装置本体 33の駆動力により、第 1回転軸 3 2と一体の回転されるようになって 、る。

[0028] 第 1卷上機 31は、第 1回転軸 32が第 2回転軸 11に対して平行になるように、昇降 路 1内に配置されている。また、第 2卷上機 7は、昇降路 1の垂直投影面内において、 第 1卷上機 31の領域内に配置されて 、る。

[0029] 第 1駆動シーブ 34の外径寸法は、第 2駆動シーブ 13の外径寸法よりも大きくなつて いる。また、第 1駆動シーブ 34の一部は、昇降路 1の垂直投影面内において、第 2駆 動シーブ 13の領域に重なっている。さらに、第 2駆動シーブ 13は、昇降路 1の垂直 投影面内において、第 1駆動シーブ 34の径方向端部間に配置されている。この例で は、第 2駆動シーブ 13は、昇降路 1の垂直投影面内において、第 1駆動シーブ 34の 領域内に配置されている。

[0030] 第 1駆動シーブ 34には、各第 1主ロープ 14が第 2駆動シーブ 13を避けて巻き掛け られている。第 2駆動シーブ 13が昇降路 1の垂直投影面内において第 1駆動シーブ 34の径方向端部間に配置されていることから、第 1駆動シーブ 34に巻き掛けられた 各第 1主ロープ 14と第 2駆動シーブ 13との干渉は回避されている。

[0031] 制御装置は、第 1主ロープ 14及び第 2主ロープ 15が互いに同期して移動するよう に、第 1卷上機 31及び第 2卷上機 7を制御するようになっている。他の構成は実施の 形態 1と同様である。

[0032] このようなエレベータ装置では、第 1駆動シーブ 34の外径寸法が第 2駆動シーブ 1 3の外径寸法よりも大きくされ、第 1駆動シーブ 34の一部が昇降路 1の垂直投影面内 において第 2駆動シーブ 13の領域に重なり、かつ、第 2駆動シーブ 13が昇降路 1の 垂直投影面内において第 1駆動シーブ 34の径方向端部間に配置されているので、 主ロープ体 16を転向させるためのシーブの数を増加することなく主ロープ体 16に対 して第 1卷上機 31及び第 2卷上機 7が干渉することを防止することができる。また、昇 降路 1の垂直投影面内における第 1駆動シーブ 34及び第 2駆動シーブ 13の各領域 の一部が水平方向にっ 、て共通化されるので、昇降路 1の水平断面積をさらに小さ くすることができる。従って、昇降路 1の縮小化をさらに図ることができる。

[0033] また、第 2卷上機 7は、昇降路 1の垂直投影面内において、第 1卷上機 31の領域内 に配置されて ヽるので、第 1卷上機 31及び第 2卷上機 7の水平方向にっ ヽての共通 部分の面積をさらに大きくすることができる。これにより、昇降路 1の水平断面積をさら に小さくすることができ、昇降路 1の縮小化をさらに図ることができる。

[0034] なお、上記の例では、駆動力発生ユニット 5が昇降路 1内の下部に設けられている 力 昇降路 1内の上部に駆動力発生ユニット 5を設けてもよい。この場合、第 1卷上機 31は、第 2卷上機 7の上方に配置される。

[0035] また、各上記実施の形態では、力ご 2及び釣合おもり 3の吊り下げ方式が 2 : 1ローピ ング方式とされている力 力ご 2及び釣合おもり 3の吊り下げ方式を 1： 1ロービング方 式としてもよい。この場合、主ロープ体 16の一端部及び他端部は、力ご 2及び釣合お もり 3のそれぞれに直接接続される。

Claims

請求の範囲

[1] 昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、

水平に延びる第 1回転軸を中心に回転可能な第 1駆動シーブを含む薄形の第 1駆 動装置と、上記第 1回転軸に平行な第 2回転軸を中心に回転可能な第 2駆動シーブ を含む薄形の第 2駆動装置とを有し、上記昇降路の垂直投影面内において、上記か ご及び上記釣合おもりのそれぞれの領域外に配置され、上記かご及び上記釣合おも りを上記昇降路内で昇降させるための駆動力を発生する駆動力発生ユニット、及び 上記第 2駆動シーブを避けて上記第 1駆動シーブに巻き掛けられた第 1主ロープと 、上記第 1駆動シーブを避けて上記第 2駆動シーブに巻き掛けられた第 2主ロープと を有し、上記かご及び上記釣合おもりを吊り下げる主ロープ体

を備え、

上記第 1駆動装置の一部は、上記昇降路の垂直投影面内において、上記第 2駆動 装置の領域に重なり、かつ、上記第 1駆動シーブは、上記昇降路の垂直投影面内に ぉ 、て、上記第 2駆動装置の領域外に配置されて 、ることを特徴とするエレベータ装 置。

[2] 昇降路内を昇降可能なかご及び釣合おもり、

水平に延びる第 1回転軸を中心に回転可能な第 1駆動シーブを含む薄形の第 1駆 動装置と、上記第 1回転軸に平行な第 2回転軸を中心に回転可能な第 2駆動シーブ を含む薄形の第 2駆動装置とを有し、上記昇降路の垂直投影面内において、上記か ご及び上記釣合おもりのそれぞれの領域外に配置され、上記かご及び上記釣合おも りを上記昇降路内で昇降させるための駆動力を発生する駆動力発生ユニット、及び 上記第 2駆動シーブを避けて上記第 1駆動シーブに巻き掛けられた第 1主ロープと 、上記第 1駆動シーブを避けて上記第 2駆動シーブに巻き掛けられた第 2主ロープと を有し、上記かご及び上記釣合おもりを吊り下げる主ロープ体

を備え、

上記第 1駆動シーブの外径寸法は、上記第 2駆動シーブの外径寸法よりも大きくな つており、

上記第 1駆動シーブの一部は、上記昇降路の垂直投影面内において、上記第 2駆 動シーブの領域に重なり、かつ、上記第 2駆動シーブは、上記昇降路の垂直投影面 内において、上記第 1駆動シーブの径方向端部間に配置されていることを特徴とす るエレベータ装置。

上記第 2駆動装置は、上記昇降路の垂直投影面内において、上記第 1駆動装置の 領域内に配置されていることを特徴とする請求項 2に記載のエレベータ装置。