WO2006068006A1

WO2006068006A1 - 洋風便器設備

Info

Publication number: WO2006068006A1
Application number: PCT/JP2005/022852
Authority: WO
Inventors: Yasuhiro Shirai
Original assignee: Inax Corporation
Priority date: 2004-12-22
Filing date: 2005-12-13
Publication date: 2006-06-29
Also published as: KR20070097529A; JP4736574B2; JP2006200355A; EP1832688A1; US20070250998A1; US7594282B2

Abstract

　排水流路から吸引排気するエゼクタを備え、洗浄時に便鉢に臭気や汚水が供給されることのない衛生的な洋風便器設備の便器本体１のリム３に対し、洗浄制御弁Ｖ１を備えた給水管１０が接続されている。この給水管１０の洗浄制御弁Ｖ１より上流側から分岐管１１が分岐し、Ｕ字管１２及びエゼクタ給水弁Ｖ２を介してエゼクタ２０に接続されている。エゼクタ２０の水の排出口は配管１３を介して第２排水流路７に接続されている。エゼクタ２０のスロート部に設けられた空気吸引口２０ａに、負圧伝達流路２１の一端が接続されている。この負圧伝達流路２１の他端は、第１排水流路５の上昇部の上端５ａに接続されている。

Description

明細書

洋風便器設備

発明の分野

[0001] 本発明は、第 1トラップ及び第 2トラップを有した洋風便器設備に係り、特に便器洗浄時に第 1トラップ下流の排水流路から排気してサイホン排出流を早期に形成させるようにした洋風便器設備に関する。

発明の背景

[0002] 便鉢の下部に連なる第 1トラップ部と、この第 1トラップ部と、この第 1トラップ部の下流側に第 2トラップ部と、便器洗浄時に第 1トラップ部と第 2トラップ部との間から排気してサイホン形成を早期化するための負圧発生用ァスピレータとを設けた洋風便器設備が特開平 10— 96255号公報に記載されている。

[0003] 上記特開平 10— 96255号公報では、第 1トラップ部下流の排水流路からァスピレータによって吸い出した空気が便器洗浄水と共にリムへ流出するよう構成されているため、臭気や汚水飛沫が便鉢へ流出するという短所がある。

[0004] 上記特開平 10— 96255号では、ァスピレータの負圧をそのまま第 1トラップ部下流の排水流路に伝達するものであるため、瞬間時に大容量の負圧を該第 1トラップ部下流の排水流路に伝達することができなレ、。

発明の概要

[0005] 本発明は、衛生的な洋風便器設備を提供することを第 1の目的とする。

[0006] 本発明は、ェゼクタの負圧を蓄積しておき、大容量の負圧を利用して排水流路から吸引排気することができる洋風便器設備を提供することを第 2の目的とする。

[0007] 本発明の第 1ァスぺ外の洋風便器設備は、リム及び便鉢と、該便鉢に連なる第 1トラップと、該第 1トラップの下流側に配置された第 2トラップとを備えてなる洋風便器；及び該洋風便器の洗浄時に該第 1トラップと第 2トラップを連通する排水流路から吸引排気するェゼクタとを有する。この洋風便器設備は、さらに、該ェゼクタの負圧を前記排水流路に伝達する負圧伝達流路を有する。このェゼクタは、その排水水流を前記第 2トラップ又はそれよりも下流側へ流出させるように配置されている。 [0008] 本発明の第 2ァスぺ外の洋風便器設備は、リム及び便鉢と、該便鉢に連なる第 1トラップと、該第 1トラップの下流側に配置された第 2トラップとを備えてなる洋風便器；及び該洋風便器の洗浄時に該第 1トラップと第 2トラップを連通する排水流路から吸引排気するェゼクタと、を備えている。この洋風便器設備は、さらに、該ェゼクタの負圧を前記排水流路に伝達する負圧伝達流路と、前記負圧伝達流路の途中に設けられた負圧タンクと、該負圧タンクと前記排水流路との間の負圧伝達流路に設けられた、該洋風便器の洗浄時に開弁される負圧伝達弁とを備える。

図面の簡単な説明

[0009] [図 1]第 la図は実施の形態に係る洋風便器設備の非洗浄時における状態を示す断面図、第 lb図は第 l a図の洋風便器設備の洗浄時における状態を示す断面図である。

[図 2]第 2a図は異なる実施の形態に係る洋風便器設備における負圧タンク内を負圧にする過程を示す断面図、第 2b図は第 1 a図の洋風便器設備におけるリム洗浄時の状態を示す断面図である。

発明の好ましい形態の詳細な説明

[0010] 第 1アスペクトの洋風便器設備にあっては、ェゼクタは、第 1トラップと第 2トラップを連通する排水流路の気体を吸い出して、該ェゼクタの排出水流と共に第 2トラップ又はそれよりも下流側へ流出させるように配置されている。このように、排水流路の気体を吸引することにより、早期にサイホン作用を発生させることができる。また、排水流路の臭気や汚水飛沫等が第 2トラップ以降へ排出されるため、衛生的である。

[0011] 第 1アスペクトの洋風便器設備は、便器洗浄時に前記リム及びェゼクタへ給水する給水制御装置を備えてもよい。

[0012] 給水制御装置によって、リム及びェゼクタへ給水するタイミングが任意に制御されることにより、便器が迅速かつ効率的に洗浄される。

[0013] 第 1アスペクトの洋風便器設備は、負圧伝達流路の途中に設けられた負圧タンクと、該負圧タンクと前記排水流路との間の負圧伝達流路に設けられた、該洋風便器の洗浄時に開弁される負圧伝達弁とを備えてもよい。

[0014] 第 1アスペクトのこの態様及び第 2アスペクトの洋風便器設備にあっては、負圧伝達流路の途中に負圧タンクが設けられており、該負圧タンクと排水流路との間の負圧伝達流路に、負圧伝達弁が設けられている。該負圧伝達弁を閉弁した状態でェゼクタによって負圧タンク内を負圧にした後、この負圧伝達弁が開弁されることにより、排水流路の気体が一気に吸引排気され、サイホン作用が迅速かつ強力に発生する。

[0015] 第 2アスペクトの洋風便器設備は、負圧タンクとェゼクタとの間の負圧伝達流路に、空気が負圧タンクからェゼクタへ流出することを許容し、これと反対方向へ流れることを阻止する逆止装置を備えてもよぐこれにより、ェゼクタへの通水が停止されても、負圧タンク内には負圧が蓄積されたままとなる。

[0016] 第 2アスペクトの洋風便器設備は、さらに、洋風便器のリムへ給水するための給水管と、該給水管の途中に設けられた洗浄制御弁と、該洗浄制御弁よりも上流側の給水管から分岐し、前記ェゼクタに接続された分岐管と、該分岐管に設けられた前記ェゼクタへの給水弁と、便器洗浄に先立ってまず該ェゼクタ給水弁を所定時間開弁させて負圧タンク内を負圧とし、次いで前記洗浄制御弁及び負圧伝達弁を開弁させる弁制御装置とを備えてもょレ、。

[0017] 制御装置が、便器洗浄に先立ってまず該ェゼクタ給水弁を所定時間開弁させて負圧タンク内を負圧とし、次いで洗浄制御弁及び負圧伝達弁を開弁させることにより、排水流路の気体を強力に吸引排気し、迅速かつ強力にサイホン作用を発生させることができる。

[0018] 以下、図面を参照して本発明の好ましい形態を詳細に説明する。

[0019] 第 la図は実施の形態に係る洋風便器設備の非洗浄時における状態を示す断面図、第 lb図は第 l a図の洋風便器設備の洗浄時における状態を示す断面図である。なお、黒く塗り潰された弁は閉弁状態の弁であり、白ヌキの弁は開弁状態の弁である。

[0020] 陶器製の洋風便器本体 1における便鉢 2の上部内周にリム 3が設けられている。便鉢 2の下部に第 1トラップ 4が設けられている。この第 1トラップ 4は第 1排水流路 5を介して第 2トラップ 6と連通している。この第 1排水流路 5は、該第 1トラップ 4から斜め上方に立ち上る上昇部と、該上昇部に連なり、下方に立ち下がって第 2トラップ 6と連なる立下部とからなる。

[0021] この第 2トラップ 6は、第 2排水流路 7を介して排水口 8と連通している。この第 2トラップ 6は、該第 1排水流路 5の管壁下部の最低位部 6bの下側を回り込み、次いで溢出用の最高位部 6aに到る U字状流路よりなる。この第 2トラップ 6の該最高位部 6aの高さは、該最低位部 6bよりも若干高位となっている。

[0022] 便器本体 1のリム 3に対し、洗浄制御弁 Vを備えた給水管 10が接続されている。この給水管 10の洗浄制御弁 Vより上流側から、分岐管 11が分岐している。この分岐

1

管 11は、逆 U字形状に立ち上がる U字管 12及びェゼクタ給水弁 Vを介してェゼクタ

2

20に接続されている。ェゼクタ 20の水の排出口は配管 13を介して第 2排水流路 7に接続されている。 U字管 12は、第 2排水流路 7の排水が給水管 10側に逆流するのを防止する。

[0023] このェゼクタ 20は、給水管 10からの給水が分岐管 11を介して上流端 (作動流体導入口）に導入され、下流端 (排出水流の流出口）からの排出水流が第 2排水流路 7に流出する方向に取り付けられている。

[0024] ェゼクタ 20のスロート部に設けられた空気吸引口 20aに、負圧伝達流路 21の一端が接続されている。この負圧伝達流路 21の他端は、第 1排水流路 5の上端 5aに接続されている。

[0025] 第 la, lb図では、ェゼクタ 20の排出水の放出用の配管 13は便器 1の台座部の前面側に接続されている力これは第 la, lb図が模式的なものであるためである。実際には、該配管 7は第 2排水流路 7の側面や、あるいは便器のスカート部で覆われた箇所など、外部から見えない箇所あるいは目立たない箇所に接続される。また、配管 13は、第 2a, 2b図の如ぐ第 2トラップ 6内へ放水するように設けられてもよい。

[0026] 洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vは、それぞれ給水制御手段 30によって開閉

1 2

制御される。この給水制御手段 30は、本実施の形態では、便器本体 1の後部上面に載置された便座ボックス（図示略）内に配置されている。

[0027] このように構成された洋風便器設備の作動について次に説明する。

[0028] [非洗浄時]

非洗浄時には、第 la図の通り、洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vは閉弁されて

1 2

いる。

[0029] [洗浄時] 図示しない洗浄スィッチが操作されると、給水制御手段 30が第 lb図の通り、洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vを開弁する。これら洗浄制御 V及びェゼクタ給水

1 2 1 弁 Vが開弁されると、給水管 10から洗浄制御弁 V及びリム 3を通して便鉢 2内に洗

2 1

浄水が給水され、便鉢 2内が洗浄されると共に、給水管 10から、分岐管 11、 U字管 1 2、ェゼクタ給水弁 V及びェゼクタ 20を介して、配管 13の端部から第 2排水流路 7内

2

に給水が排出される。ェゼクタ 20内に給水が流れることにより、ェゼクタ 20の吸引口 20aに負圧が発生し、第 1排水流路 5の気体が吸引排気される。この吸引排気された気体は、配管 13内で給水と混合された後、該配管 13を通って第 2排水流路 7に排出される。このように第 1排水流路 5の空気が吸引排出されることにより、第 1トラップ 4に早期かつ強力にサイホン排出流が形成される。この際、第 1排水流路 5から吸引排出された空気は第 2排出流路 7へ排出され、トイレルーム内へ拡散することは全くない。第 1排水流路 5からの吸引排気に汚水の飛沫等が同拌していても、これらは第 2排水流路 7へ排出され、便鉢 2へは戻されなレ、から極めて衛生的である。

[0030] ェゼクタ 20への通水開始から所定時間が経過した後、給水制御手段 30がェゼクタ給水弁 Vを閉弁する。その後は、通常のサイホン型便器と同様に、便鉢 2内の汚水

2

がサイホン作用によって第 2排出流路 7へ排出される。

[0031] [洗浄停止]

ェゼクタ給水弁 Vの閉弁後、所定時間が経過すると、便鉢 2内の汚水の殆どすベ

2

てが排出され、サイホンがブレーク (破封）され、その後便鉢 2の底部に、リム 3からの流出水が徐々に溜まり、溜水面が形成される。そこで、給水制御手段 30が洗浄制御弁 Vを閉弁する。これにより、一連の洗浄動作が終了する。

1

[0032] 上記実施の形態では、給水制御手段 30によって洗浄時には洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vを同時に開弁したが、洗浄時に、ェゼクタ給水弁 Vよりも少し遅れて

2 2

洗浄制御弁 Vを開弁するようにしてもよレ、。この場合、リム 3への給水に先立って第 1

1

排水流路 5内を吸引排気するので、サイホン形成をさらに早期化することができる。

[0033] 逆に、洗浄制御弁 Vよりも少し遅れてェゼクタ給水弁 Vを開弁してもよい。この場

1 2

合、先ず洗浄制御弁 Vを開弁し、リム洗浄を行う。この洗浄水は便鉢 2に供給されて

1

便鉢 2のヘッドを上昇させるとともに、第 1トラップ 4から溢水して第 2トラップ 6に供給され、第 2トラップ 6を封水する。次いでェゼクタ給水弁 Vを開弁する。これにより第 1排

2

水流路 5内が吸引排気され、サイホンが形成される。

[0034] 図示の実施の形態では、第 2トラップ 6の管壁の最低位部 6bが該第 2トラップ 6内の封水に若干浸漬されるように溢出側最高位部（堰部） 6aよりも若干低位としているが、該最低位部 6bは最高位部 6aよりも若干高位とされてもよい。この場合、第 1排水流路 5が吸引排気されたときに、第 2トラップ 6内の水も第 1トラップ 4側に吸い寄せられ、これによつて該最低位部 6bが第 2トラップ 6の封水に浸漬され、第 1排水流路 5と第 2 排出流路 7とが隔絶される。

[0035] 第 2a図は異なる実施の形態に係る洋風便器設備における負圧タンク内を負圧にする過程を示す断面図、第 2b図は第 2a図の洋風便器設備におけるリム洗浄時の状態を示す断面図である。

[0036] 本実施の形態に係る洋風便器設備は、負圧伝達流路 21の途中に負圧タンク 40が設けられている。該負圧タンク 40と第 1排水流路 5との間の負圧伝達流路 21に、負圧伝達弁 Vが設けられ、該負圧タンク 40とェゼクタ 20との間の負圧伝達流路 21に、

3

流体が負圧タンク 40からェゼクタ 20へ流れることを許容し、これと反対方向へ流れることを阻止する逆止手段としての逆止弁 Vが設けられている。

4

[0037] また、ェゼクタ 20の排出水用の配管 13が、その放出水を第 2トラップ 6内の封水へ注ぎ込むように該第 2トラップ 6に接続されてレ、る。

[0038] また、洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vに加え、負圧伝達弁 Vも電気配線によ

1 2 3

つて弁制御手段 30Aに接続されてレ、る。

[0039] 本実施の形態に係る洋風便器設備のその他の構成は、第 la図及び第 lb図の洋風便器設備と同様であり、第 la図及び第 lb図と同一の符号は第 la図及び第 lb図と同一の部分を示している。

[0040] このように構成された洋風便器設備の作動について次に説明する。

[0041] [非洗浄時]

非洗浄時には、洗浄制御弁 V，ェゼクタ給水弁 V及び負圧伝達弁 Vが閉弁され

1 2 3

ている。

[0042] [洗浄時] 1.負圧タンク内への負圧蓄積

便器使用者により洗浄スィッチが操作されると、第 2a図の通り、弁制御手段 30Aが先ずェゼクタ給水弁 Vを開弁する。これにより、負圧タンク 40内の空気がェゼクタ 20

2

に吸引され、負圧タンク 40内が負圧となる。なお、逆止弁 Vが設けられているので、

4

ェゼクタ 20への通水が停止されても、負圧タンク 40内には負圧が蓄積されたままとなる。

[0043] 2.便器洗浄

次いで、第 2b図の通り、弁制御手段 30Aがェゼクタ給水弁 Vを閉弁すると共に、

2

洗浄制御弁 V及び負圧伝達弁 Vを開弁する。この洗浄制御弁 Vの開弁により、給

1 3 1

水管 10からリム 3を介して便鉢 2に給水され、リム洗浄が行われる。また、負圧伝達弁 Vの開弁により、第 1排水流路 5の空気が負圧タンク 40内に吸引され、サイホン作用

3

が迅速かつ強力に発生する。なお、負圧伝達弁 Vは、所定時間経過後に閉弁され

3

、汚水が負圧タンク 40内に流れ込まなレ、ようにする。

[0044] 上記のように形成されたサイホン排出流により、便鉢 2内の汚水が第 2排出流路 7へ排出される。やがて、便鉢 2内の汚水の大部分が排出され、第 1トラップ 4のサイホンがブレークされる。その後、リム 3からの水により便鉢 2の底部に水が徐々に溜まる。

[0045] 3.停止

そこで、弁制御手段 30Aが洗浄制御弁 Vを閉弁し、洗浄が終了する。リム 3内に残つていた水が便鉢 2内に流れ込んで十分な溜水面が形成される。

[0046] この実施の形態では、第 1排水流路 5から負圧タンク 40に吸い出された空気は、次回の便器洗浄時の負圧タンク内負圧蓄積工程において第 2トラップ 6側へ排出される。第 1排水流路 5からの空気に同拌した飛沫も同様である。

[0047] なお、本実施の形態では、リム洗浄時に第 2b図の通り、洗浄制御弁 Vと負圧伝達

1

弁 Vを同時に開弁したが、負圧伝達弁 Vを若干早く開弁してトラップ 4内を早期に

3 3

吸引してサイホン形成を早めるようにしてもよい。逆に、洗浄制御弁 Vを早く開弁し、リム洗浄、ヘッド上昇を行ってもよい。

[0048] 本実施の形態では、リム洗浄時に、逆流防止のためにェゼクタ給水弁 Vを閉弁し

2 た力開弁のままとしてもよい。 [0049] 本実施の形態では、洗浄スィッチの操作信号を受けてェゼクタ給水弁 Vを開弁さ

2 せてェゼクタ 20の起動を行っている力人体検知センサや着座センサによって使用者を検知すると弁を開弁させてェゼクタ 20を起動させるようにしてもよい。

2

[0050] 上記実施の形態は本発明の一例であり、本発明は上記実施の形態に限定されるものではない。

[0051] 例えば、第 la図及び第 lb図では洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vの開閉の

1 2 ために給水制御手段 30を設けたが、フラッシュ弁及び洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 Vを一体化し、フラッシュ弁の操作により洗浄制御弁 V及びェゼクタ給水弁 V

2 1 2 が機械的に所定時間開弁する弁装置を用いてもよい。第 2トラップはフラッパ弁であつてもよい。

[0052] 第 2a図及び第 2b図において、逆止弁 Vを省略してもよい。この場合、便器洗浄に

4

際し、先ずェゼクタ給水弁 Vを開弁し、ェゼクタ 20の吸引力によって負圧タンク 40

2

内を負圧にする。次いで、負圧伝達弁 V及び洗浄制御弁 Vを開弁し、第 1排水流

3 1

路 5内に水を流すと共に第 1排水流路 5内の空気を負圧タンク 40に吸引させ、サイホン排出流を発生させる。

Claims

請求の範囲

[1] リム及び便鉢と、

該便鉢に連なる第 1トラップと、

該第 1トラップの下流側に配置された第 2トラップと

を備えてなる洋風便器；及び

該洋風便器の洗浄時に該第 1トラップと第 2トラップを連通する排水流路から吸引排気するェゼクタと、

を備えてなる洋風便器設備において、

該ェゼクタの負圧を前記排水流路に伝達する負圧伝達流路を有し、

該ェゼクタは、その排水水流を前記第 2トラップ又はそれよりも下流側へ流出させるように配置されてレ、ることを特徴とする洋風便器設備。

[2] 請求項 1におレ、て、便器洗浄時に前記リム及びェゼクタへ給水する給水制御手段を備えたことを特徴とする洋風便器設備。

[3] 請求項 1において、前記負圧伝達流路の途中に負圧タンクが設けられており、該負圧タンクと前記排水流路との間の負圧伝達流路に、該洋風便器の洗浄時に開弁される負圧伝達弁が設けられていることを特徴とする洋風便器設備。

[4] リム及び便鉢と、

該便鉢に連なる第 1トラップと、

該第 1トラップの下流側に配置された第 2トラップと

を備えてなる洋風便器；及び

を備えてなる洋風便器設備において、

該ェゼクタの負圧を前記排水流路に伝達する負圧伝達流路と、

前記負圧伝達流路の途中に設けられた負圧タンクと、

該負圧タンクと前記排水流路との間の負圧伝達流路に設けられた、該洋風便器の洗浄時に開弁される負圧伝達弁と

を備えたことを特徴とする洋風便器設備。

[5] 請求項 3において、該負圧タンクと該ェゼクタとの間の負圧伝達流路に、空気が負圧タンクからェゼクタへ流れることを許容し、これと反対方向へ流れることを阻止する逆止手段が設けられていることを特徴とする洋風便器設備。

[6] 請求項 3において、前記洋風便器のリムへ給水するための給水管と、

該給水管の途中に設けられた洗浄制御弁と、

該洗浄制御弁よりも上流側の給水管から分岐し、前記ェゼクタに接続された分岐管と、

該分岐管に設けられた前記ェゼクタへの給水弁と、

便器洗浄に先立ってまず該ェゼクタ給水弁を所定時間開弁させて負圧タンク内を負圧とし、次いで前記洗浄制御弁及び負圧伝達弁を開弁させる弁制御手段とを備えたことを特徴とする洋風便器設備。