JP3925214B2 - 便器装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、洋式の便器装置に関し、特に、便器のボウル部へ洗浄水を供給する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
洋式の便器装置は、便器内の汚物を排出するため洗浄水供給経路が1本のものと、2本のものとに大別される。洗浄水供給経路が1本の便器装置においては、給水源から便器のボウル部へ1本の配管を通じて洗浄水を供給することによってボウル部内の汚物を排出し、洗浄水供給経路が2本の便器装置においては給水源から別々の配管を通じてトラップ部およびボウル部へ洗浄水を供給することによって汚物を排出する。
【0003】
洗浄水供給経路が1本の便器装置としては、例えば、特開平9−41469号公報に開示されているものがあり、洗浄水供給経路が2本の便器装置としては、例えば、特開2000−34762号公報に開示されているものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
特開平9−41469号公報に開示された便器装置においては、便器の背面上部から屈曲性を有するゴム製のボウル給水路を差し込むことによって便器との接続が行われているため、施工後、屈曲した状態となったボウル給水路内に洗浄水の一部が残留することがある。ボウル給水路内に残留水がある状態で給水源から新たな洗浄水が供給されると、洗浄水の圧力によって洗浄水と残留水との間の空気が圧縮されながら洗浄水に巻き込まれるため、洗浄水が便器のボウル部に吐出される際に大きな吐出音が発生したり、洗浄水がボウル部外へ飛散したりすることがある。
【0005】
一方、特開2000−34762号公報に開示された便器装置においては、便器のトラップ部へ洗浄水を噴出するためのトラップ給水管と、便器のリム部を経由してボウル部へ洗浄水を供給するボウル給水路とが別々に設けられており、便器洗浄過程においては、図5に示すタイミングチャートに沿ってボウル給水、トラップ給水が行われる。
【0006】
ところが、前述の便器装置と同様、略水平状態に配管されたボウル給水路内に洗浄水の一部が残留することがあり、このような状態において、図5に示すタイミングチャートに沿った便器洗浄が開始され、新たな洗浄水が一挙にボウル給水路に送出されると、洗浄水がリム部へ吐出される際に大きな吐出音が発生したり、洗浄水が便器外へ飛散したりすることがある。
【0007】
本発明が解決しようとする課題は、洗浄水吐出時の騒音が比較的小さく、便器外への洗浄水飛散も抑制することができる便器装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明の便器装置は、汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部に洗浄水を供給するボウル給水路と、前記ボウル給水路と給水源との間に配置され前記給水源から前記ボウル給水路へ供給される洗浄水の送出、停止および流量設定を行う洗浄水供給装置とを備えた便器装置において、前記ボウル給水路への洗浄水の送出開始後から設定流量到達までの間に、前記ボウル給水路内の残留水および残留気体を排出するための気液排出手段として、前記洗浄水供給装置に、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に到達するまでの送出流量を連続的増加、段階的増加の少なくとも一方を含む増加状態で増加させるための流量増大機構を設け
前記流量増大機構として、洗浄水を貯留する水タンクと、前記水タンク内に接続されたボウル給水路と、前記水タンク内の洗浄水を前記ボウル給水路へ送出、停止するため前記ボウル給水路の上端部に配置された開閉弁とを備え、前記開閉弁がボウル給水路の上端開口部を開閉する親弁と、前記親弁に設けられた前記上端開口部より開口面積の小さな開口部を開閉する子弁とで構成され、洗浄水の送出開始時は前記子弁が前記開口部を開放し、その後、前記親弁が前記上端開口部を開放することを特徴とする。ここで、連続的に送出流量を増加させる場合の流量増加率は、ボウル給水路への洗浄水送出を一挙に開始したときの流量増加率より小さいものとする。
【0009】
このような構成とすることにより、出水命令によりボウル給水路への洗浄水送出が開始されると、設定流量より少流量でボウル給水路へ送出される洗浄水が、ボウル給水路内の残留水および残留気体が吐出音や飛散水を発生させない程度まで排出された後、ボウル給水路への洗浄水の送出流量が設定流量に到達することとなるため、残留水および残留気体に起因する洗浄水吐出時の騒音を軽減することができ、便器外への洗浄水飛散も抑制することができる。また、洗浄水の送出開始後は洗浄水の送出流量が徐々に増大しながら設定流量に到達するので、洗浄開始とほぼ同時に最大音量を発していた従来の便器装置と比べ、使用者に静粛な印象を与えることができる。
【0010】
ここで、前記流量増大機構として、水道管から送給される水道水を導入する導水管と、前記導水管から導入される水道水を前記ボウル給水路と、前記ボウル部内の汚物を排出するトラップに供給するトラップ給水路とに分配して給水する切替弁とを備え、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に達するまでの間、前記ボウル給水路に洗浄水を分配するための前記切替弁の開度を連続的に増加若しくは段階的に増加させることとすれば、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に到達するまでの送出流量を連続的増加、段階的増加の少なくとも一方を含む増加状態で増加させることができる。
【0011】
本発明の便器装置においては、前記流量増大機構として、洗浄水を貯留する水タンクと、前記水タンク内に接続されたボウル給水路と、前記水タンク内の洗浄水を前記ボウル給水路へ送出、停止するため前記ボウル給水路の上端部に配置された開閉弁とを備え、前記開閉弁がボウル給水路の上端開口部を開閉する親弁と、前記親弁に設けられた前記上端開口部より開口面積の小さな開口部を開閉する子弁とで構成され、洗浄水の送出開始時は前記子弁が前記開口部を開放し、その後、前記親弁が前記上端開口部を開放することとしているため、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に到達するまでの送出流量を段階的に増加させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の第1実施形態である便器装置を示す概略構成図、図2は図1に示す便器装置における洗浄過程を示すタイミングチャートである。
【0013】
本実施形態の便器装置1は、洋式の便器2と、便器2と給水源である水道管8との間に配置された洗浄水制御手段である洗浄水供給装置3とで構成され、便器2には、ボウル部4内の汚物を排出するトラップ5と、トラップ5に洗浄水を噴出する噴出口6と、トラップ5とボウル部4とを区画するための隔壁7とが設けられ、隔壁7の下縁部7aより排水方向D寄りに洗浄水の噴出口6が配置されている。
【0014】
また、便器2の空洞部2aには、水道管8から送給される水道水を噴出口6へ供給するためのトラップ給水路9と、リム部11を経由してボウル部4へ洗浄水を供給するためのボウル給水路10などを備えている。洗浄水供給装置3は、出水命令に基づいて、ボウル給水路10への洗浄水の送出、トラップ給水路9への洗浄水の送出を所定時間を隔てて順番に開始し、その後、送水を停止する機能と、ボウル給水路10へ送出する洗浄水流量が設定流量に達するまで段階的に増大させる機能を有している。
【0015】
洗浄水供給装置3は、水道管8から送給される水道水を導入するための導水管12と、導水管12から導入される水道水をトラップ給水路9、ボウル給水路10へ分配する洗浄水分配室13と、洗浄水分配室13で分配された水道水をそれぞれトラップ給水路9、ボウル給水路10へ送給するトラップ給水ポート14およびボウル給水ポート15と、大気を導入するためトラップ給水ポート14およびボウル給水ポート15にそれぞれ配置された負圧破壊弁16,17などを備えている。
【0016】
洗浄水分配室13には、モータ(図示せず)によって駆動軸19と共に時計回り、反時計回りに回動するカム20およびモータ(図示せず)によって時計回り、反時計回りに回転する扇形の切替弁21が設けられ、洗浄水分配室13の下方には、導水管12からの導水経路を開閉するダイヤフラム式の主弁22と、主弁22の中心に立設された弁軸23と、弁軸23に連結されたパイロット弁24と、パイロット弁24が収納され水道管8からの水圧によって主弁22を開閉させる圧力室25などが設けられている。
【0017】
図1に示す便器装置1において、洗浄水供給装置3に出水命令が送信されると、モータ(図示せず)が作動して駆動軸19が時計回りに回転し、駆動軸19とともにカム20が時計回りに所定角度回転して、カム20が弁軸23に当接してこれを傾斜させることでパイロット弁24を開き、これによって圧力室25の圧力が逃がされて主弁22が開弁し、導水管12から洗浄水分配室13内へ水道水が導入される。
【0018】
このとき、切替弁21はトラップ給水ポート14の出水口14aを閉止しつつ、ボウル給水ポート15の出水口15aを僅かに開くように位置するので、洗浄水分配室13内へ導入された水道水は出水口15aへ設定水量より少量が流れ込んで負圧破壊弁17を押し上げてボウル給水ポート15からボウル給水路10へ送り込まれ、ボウル給水路10内の残留水および残留空気とともにリム部11へ静かに吐出される。リム部11へ吐出された空気混じりの水道水は便器2のリム部11を静かに周回しながらボウル部4へ落下していき、この周回落下過程でボウル部4の洗浄が行われる。
【0019】
所定時間が経過すると、モータ(図示せず)によって切替弁21が反時計回りに所定角度回転してボウル給水ポート15の出水口15aを所定開度まで開放するのでボウル給水路10への送出流量が増大して設定流量に到達し、この状態で所定時間維持される。前記所定時間が経過すると切替弁21が時計回りに回転してボウル給水ポート15の出水口15aを閉止しつつトラップ給水ポート14の出水口14aを開放していき、ボウル給水ポート15の出水口15aを閉止した時点で停止するので、洗浄水分配室13内へ導入された水道水は出水口14aへ流れ込んで負圧破壊弁16を押し上げてトラップ給水路9へ流入し、便器2の噴出口6からトラップ5に向かって洗浄水として噴出される。噴出口6からトラップ5への洗浄水噴出が一定時間継続されるとトラップ5にサイホン作用が発生し、これによってボウル部4内の汚物は溜水Wとともに排出される。
【0020】
噴出口6からの洗浄水噴出が一定時間行われると、切替弁21が反時計回りに所定角度回転してトラップ給水ポート14の出水口14aを閉止するとともにボウル給水ポート15の出水口15aを開放するので、洗浄水分配室13内へ導入された水道水は再び出水口15aへ流れ込みボウル給水路10を通ってボウル部4へ排出され溜水Wを形成する。この後、駆動軸19は反時計回りに回転し、カム20が弁軸23から離脱して主弁22が閉じて水道水の導入を停止した時点で停止する。
【0021】
このような便器装置1の便器洗浄過程におけるボウル給水およびトラップ給水の瞬間流量と時間との関係を図示すると図2に示すタイミングチャートとなる。図2に示すように、出水命令があると設定流量より少量のボウル給水が開始され、少流量によるボウル給水が一定時間維持され、この過程でボウル給水路10内の残留水および残留空気が排出され、一定時間経過するとボウル給水が連続的に増加して設定流量に到達し、この状態を所定時間維持した後、ボウル給水を停止させつつトラップ給水が始まり、トラップ給水のみを継続する。この後、所定時間が経過するとトラップ給水量が減少するとともにボウル給水が再開され、所定流量のボウル給水を所定時間継続した後、ボウル給水が停止する。
【0022】
このように洗浄水供給装置3でボウル給水路10への送出流量を段階的に増加させることにより、洗浄水の送出開始後、設定流量より少量の洗浄水でボウル給水路10内の残留水および残留気体を排出した後、ボウル給水路10への洗浄水の送出流量が増加して設定流量に到達することとなるため、ボウル給水路10内の残留水および残留気体に起因する洗浄水吐出時の騒音を軽減することができ、便器2外への洗浄水飛散を抑制しつつ、優れた便器洗浄効果が得られる。
【0023】
本実施形態では、図2に示すように、出水命令があった後のボウル給水路10への送出流量が一つの定量維持領域(送出流量が変化しない領域:タイミングチャートの水平線部分)を経て増加していくように設定しているが、これに限定するものではないので、複数の定量維持領域を経て段階的に増加させる設定(タイミングチャートが複数階段形状となるような設定)を行うこともできる。また、定量維持領域の前後における流量増加状態(タイミングチャートの傾き)もこれに限定するものではないので使用条件に応じて適宜設定することができる。
【0024】
なお、便器2の洗浄終了後は、従来の洗浄水供給装置などと同様、衛生上の対応から、洗浄水供給装置3に設けられた負圧破壊弁16,17によってトラップ給水路9およびボウル給水路10に空気が導入され、トラップ5およびボウル部4内の溜水Wと、給水源である水道管8との連通が遮断された状態となる。
【0025】
図3は本発明の第2実施形態における洗浄過程を示すタイミングチャートである。本実施形態の便器装置の構成は図1に示す便器装置と同様であるため、構成図については省略するが、洗浄開始後、洗浄水供給装置3の切替弁21を従来の回転速度より遅い速度で時計回りに連続回転させることにより、洗浄水供給装置3からボウル給水路10への送出流量を連続的に増加させている点が相違している。なお、本実施形態における送出流量の増加率は、従来の便器装置などにおいてボウル給水路への洗浄水送出を一挙に開始したときの流量増加率より小さいものとしている。
【0026】
これにより、流量が連続的に増加する浄化水でボウル給水路10内の残留水および残留気体を吐水音や飛散が発生しない程度になるまで徐々に排出した後、ボウル給水路10への洗浄水の送出流量が設定流量に到達することとなるため、前述と同様に、ボウル給水路10内の残留水および残留気体に起因する洗浄水吐出時の騒音を軽減することができ、便器2外への洗浄水飛散も抑制することができる。また、洗浄開始後は洗浄水送出流量が徐々に増大しながら設定流量に到達するので、洗浄開始とほぼ同時に最大音量を発していた従来の便器装置に比べ、使用者に静粛な印象を与えることができ、優れた便器洗浄効果も得られる。
【0027】
本実施形態では、図3に示すように、出水命令があった後のボウル給水路10への送出流量が直線的に増加するように設定しているが、これに限定するものではないので、使用条件に応じて、タイミングチャートが曲線を描くような増加状態を設定することもできる。また、図2で示したように、送出流量の増加途中に定量維持領域(送出流量が変化しない領域:タイミングチャートの水平線部分)を一つまたはそれ以上設けた設定とすることもできる。
【0028】
図4は、本発明の第3実施形態である便器装置を構成する洗浄水制御手段を示す部分断面図である。本実施形態の便器装置では便器(図示せず)への洗浄水供給経路はボウル給水路40のみであるが、ボウル給水路40の上部は水タンク41に接続され、水タンク41内においては、ボウル給水路40へ洗浄水を送出、停止するための開閉弁42がボウル給水路40の上端部に配置されている。
【0029】
開閉弁42は、支軸43を中心に上下回動する親弁42aと子弁42bとで構成され、親弁42aは子弁42bと共に回動してボウル給水路40の上端開口部40aを開閉し、子弁42bは単独で回動して親弁42aに設けられた開口部42cを開閉する。子弁42bには開放操作用の線材44が係止され、線材44の途中には浮き45が固着され、子弁42bと親弁42aとは、浮き47が固着された線材46で繋がれている。また、ボウル給水路40の上端開口部40aの開口面積より親弁42aの開口部42cの開口面積の方が小さく設定されている。
【0030】
開放操作により線材44が引き上げられると最初に子弁42bが上昇して親弁42aの開口部42cを開放するので、水タンク41内の水W1が開口部42cを通過してボウル給水路40に少量流れ込み便器へ供給される。この後、線材44がさらに引き上げられると線材46によって親弁42aが上昇してボウル給水路40の上端開口部40aが開放されるので大量の水W1がボウル給水路40へ流れ込んで便器へ供給される。
【0031】
このように2段式の開閉弁42によりボウル給水路40への送出流量を段階的に増加させるので、洗浄水の送出開始直後は少量の洗浄水でボウル給水路40内の残留水および残留気体を排出し、その後大量の洗浄水がボウル給水路40内へ供給されることとなる。したがって、ボウル給水路40内の残留水および残留気体に起因する洗浄水吐出時の騒音を軽減することができるとともに、便器外への洗浄水の飛散も抑制することができ、優れた便器洗浄効果が得られる。
【0032】
【発明の効果】
本発明により、以下に示す効果を奏する。
【0033】
(1)ボウル部と、ボウル給水路と、ボウル給水路へ供給される洗浄水の送出、停止および流量設定を行う洗浄水制御手段とを備えた便器装置において、ボウル給水路への洗浄水の送出開始後から設定流量到達までの間にボウル給水路内の残留水および残留気体を排出するための気液排出手段を設けることより、ボウル給水路内の残留水および残留空気に起因する洗浄水吐出時の騒音を軽減することができ、便器外への洗浄水飛散も抑制することができる。
【0034】
(2)前記気液排出手段として、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に到達するまで送出流量を連続的増加、段階的増加の少なくとも一方を含む増加状態で増加させるための流量増大機構を設けることにより、前記(1)の効果に加え、洗浄開始とほぼ同時に最大音量を発していた従来の便器装置に比べて使用者に静粛な印象を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1実施形態である便器装置を示す概略構成図である。
【図2】 図1に示す便器装置における洗浄過程を示すタイミングチャートである。
【図3】 本発明の第2実施形態における洗浄過程を示すタイミングチャートである。
【図4】 本発明の第3実施形態である便器装置を構成する洗浄水制御手段を示す部分断面図である。
【図5】 従来の便器装置における洗浄過程を示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
1 便器装置
2 便器
3 洗浄水供給装置
4 ボウル部
5 トラップ
6 噴出口
7 隔壁
7a 下縁部
8 水道管
9 トラップ給水路
10,40 ボウル給水路
11 リム部
12 導水管
13 洗浄水分配室
14 トラップ給水ポート
15 ボウル給水ポート
14a,15a 出水口
16,17 負圧破壊弁
19 駆動軸
20 カム
21 切替弁
22 主弁
23 弁軸
24 パイロット弁
25 圧力室
40a 上端開口部
41 水タンク
42 開閉弁
42a 親弁
42b 子弁
42c 開口部
43 支軸
44,46 線材
45,47 浮き
W 溜水
W1 水

Claims (1)

  1. 汚物を受けるボウル部と、前記ボウル部に洗浄水を供給するボウル給水路と、前記ボウル給水路と給水源との間に配置され前記給水源から前記ボウル給水路へ供給される洗浄水の送出、停止および流量設定を行う洗浄水供給装置とを備えた便器装置において、
    前記ボウル給水路への洗浄水の送出開始後から設定流量到達までの間に、前記ボウル給水路内の残留水および残留気体を排出するための気液排出手段として、前記洗浄水供給装置に、前記ボウル給水路への洗浄水送出流量が設定流量に到達するまでの送出流量を連続的増加、段階的増加の少なくとも一方を含む増加状態で増加させるための流量増大機構を設け
    前記流量増大機構として、洗浄水を貯留する水タンクと、前記水タンク内に接続されたボウル給水路と、前記水タンク内の洗浄水を前記ボウル給水路へ送出、停止するため前記ボウル給水路の上端部に配置された開閉弁とを備え、前記開閉弁がボウル給水路の上端開口部を開閉する親弁と、前記親弁に設けられた前記上端開口部より開口面積の小さな開口部を開閉する子弁とで構成され、洗浄水の送出開始時は前記子弁が前記開口部を開放し、その後、前記親弁が前記上端開口部を開放することを特徴とする便器装置。
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