WO2006049060A1

WO2006049060A1 - 空気調和機

Info

Publication number: WO2006049060A1
Application number: PCT/JP2005/019698
Authority: WO
Inventors: Yusuke Kawano; Hisashi Hiratani; Norimasa Ishikawa; Masaya Hayama
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-11-05
Filing date: 2005-10-26
Publication date: 2006-05-11
Also published as: TWI351496B; WO2006049060A8; JPWO2006049060A1; TW200626846A; CN101048621A; JP4843500B2; CN101048621B; MY150951A

Abstract

　エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿って室内機の左右方向に移動可能でエアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、エアフィルタの自動清掃を直ちに行わせるための操作手段をさらに設けた。あるいは、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段を設け、通常運転停止時にエアフィルタの自動清掃を行うようにした。

Description

空気調和機

技術分野

[0001] 本発明は、エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機に関するものである。

背景技術

[0002] 図 9は従来の空気調和機の室内機 901を示しており、図 9に示すように、ファン 902 によって吸込んだ空気は熱交^^ 903で冷却もしくは加熱された後、室内へ送風される。吸込む空気に漂う塵埃が室内機 901の本体内部へ侵入することを防ぐため、室内機 901の吸込口裏面にエアフィルタ 904が設けられており、このエアフィルタ 90 4は、付着した塵埃を手で清掃できるように着脱自在に構成されて!、る。

[0003] また、エアフィルタの清掃が容易な空気調和機としては、モータで繰出し/巻き取られる帯状のフィルタと、フィルタに付着した塵埃を除去する除塵部材と、除塵部材で搔き落とした塵埃を回収するダストボックスとを有するフィルタ装置を吸入パネル吸込口の裏面に設置したものが知られている（例えば、特許文献 1参照)。

特許文献 1：特開 2001— 99479号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0004] し力しながら、図 9に示される空気調和機においては、その使用頻度に応じてエアフィルタ 904を室内機 901より取り外し、水洗い、もしくは掃除機などで付着した塵埃を掃除するという定期的なメンテナンスを要する。また、定期的なメンテナンスが成されな力つた場合、エアフィルタ 904に塵埃が堆積し吸込み空気の通気抵抗が増大するため空気調和機の性能が低下、消費電力が増大するという課題があった。

[0005] また、特許文献 1に記載の構成では、駆動モータにより上下いずれかに卷取られる帯状のフィルタに付着した塵埃がダストボックスに回収されるため、塵埃がダストボッタス内の保有量を超える以前に塵埃を廃棄しなければならず、定期的なメンテナンスを要すると、う課題を有してヽた。 [0006] 本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、エアフィルタを自動的に清掃することにより定期的なメンテナンスを必要としない利便性が向上した空気調和機を提供することを目的として!/、る。

課題を解決するための手段

[0007] 上記目的を達成するため、本発明は、エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿って室内機の左右方向に移動可能でエアフィルタに付着した塵埃を吸弓 Iする吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、エアフィルタの自動清掃を直ちに行わせるための操作手段をさらに備えたことを特徴とする。

[0008] また、本発明の別の態様は、エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿つて室内機の左右方向に移動可能でエアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段をさらに備え、通常運転停止時にエアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする。

[0009] 通常運転の累積時間を検出するための検出手段を設け、所定の通常運転累積時間経過後の通常運転停止時にエアフィルタの自動清掃を行うようにすることもできる

[0010] また、エアフィルタの前回の自動清掃を行ってからの累積時間を検出するための検出手段を設け、エアフィルタの前回の自動清掃を行ってからの所定の累積時間経過後の通常運転停止時にエアフィルタの自動清掃を行うようにしてもょ、。

[0011] さらに、通常運転累積時間が所定の時間経過しなければ、エアフィルタの自動清掃を行わな、ようにすることもできる。

[0012] また、通常運転を自動的に停止するための時刻を設定する操作手段を設け、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に停止した場合、エアフィルタの自動清掃を行ったり、エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを操作手段により選択でさるようにしてちょい。

[0013] また、通常運転時において設定した時間が経過した場合に通常運転を自動的に停止するための時間を設定する操作手段を設け、該操作手段により設定された時間が経過後に通常運転が自動的に停止した場合、エアフィルタの自動清掃を行わないようにしたり、行うかどうかを選択できるようにしてもょ、。

[0014] 本発明のさらに別の態様は、エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿つて室内機の左右方向に移動可能でエアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段をさらに備え、通常運転開始時にエアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする。

[0015] 通常運転の累積時間を検出するための検出手段を設け、所定の通常運転累積時間経過後の通常運転開始時にエアフィルタの自動清掃を行うようにすることもできる

[0016] また、エアフィルタの前回の自動清掃を行ってからの累積時間を検出するための検出手段を設け、エアフィルタの前回の自動清掃を行って力所定の累積時間経過後の通常運転開始時にエアフィルタの自動清掃を行うようにしてもょ、。

[0017] また、停止時の累積時間を検出するための検出手段を設け、停止時間が所定の時間経過しなければ、エアフィルタの自動清掃を行わな、ようにしてもょ、。

[0018] さらに、通常運転を自動的に開始するための時刻を設定する操作手段を設け、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に開始された場合、エアフィルタの自動清掃を行ったり、エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択できるようにすることちでさる。

[0019] また、通常運転停止時あるいは開始時のいずれかにおいて、エアフィルタの自動清掃を行うことを選択するようにしてもよい。

[0020] さらに、通常運転停止時あるいは開始時のいずれの場合も、エアフィルタの自動清掃を行わせなヽことを選択できるようにしてもょ、。

発明の効果

[0021] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。エアフィルタの自動清掃を直ちに行わせるための操作手段を設けると、必要に応じて適宜エアフィルタの清掃作業を行うことができるので、利便性が向上する。

[0022] また、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段を設け、通常運転停止時にエアフィルタの自動清掃を行うようにすると、エアコンの停止動作と連動させて、ユーザーが意識せずともエアフィルタの清掃作業を自動的に行うことができるので、利便性が向上する。

[0023] さらに、所定の通常運転累積時間経過後の通常運転停止時や、エアフィルタの前回の自動清掃を行って力もの所定の累積時間経過後の通常運転停止時に、エアフィルタの自動清掃を行うと、塵埃の付着が少ない状態での不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができ、エアフィルタの清掃が不必要な状態で行うエアフィルタの自動清掃に伴う騒音を避けることができる。また、不必要なエアフィルタの自動清掃を行わな、ので省エネ効果が期待できる。

[0024] 通常運転時間が所定の時間経過しなければ、エアフィルタの自動清掃を行わな、ようにすると、ユーザーが運転開始を指示した直後に誤って停止を指示した場合などにおいても、運転を開始して所定の時間が経過しなければエアフィルタの自動清掃を行わな!/、ので、誤操作によって発生する不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることがでさる。

[0025] また、所定の設定時刻に通常運転が自動的に停止した場合にエアフィルタの自動清掃を行うようにすると、運転停止を時刻設定式切タイマのみ、または複数の運転停止の、くつかを時刻設定式切タイマを用いて停止する場合にぉ、ても、エアフィルタの自動清掃を行うことができ、利便性が向上する。あるいは、通常運転が自動的に停止した場合にエアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択できるようにすると、時刻設定式切タイマを用いて停止を行うときに、騒音などを嫌ってエアフィルタの自動清掃を望まない場合には、自動清掃を行わないので、利便性が向上する。

[0026] また、通常運転時において設定した時間が経過した場合に通常運転が自動的に停止した場合、エアフィルタの自動清掃を行わないようにすると、騒音等によりユーザ一の就寝を妨げることがない。あるいは、エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択できるようにすると、ユーザーが望むタイミングでエアフィルタの自動清掃を行うことができる。

[0027] 少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段を設け、通常運転開始時にエアフィルタの自動清掃を行うようにすると、ユーザ一が意識せずとも自動的にエアフィルタの清掃作業が行われるので、利便性が向上する。

[0028] また、累積時間検出手段により検出された所定の通常運転累積時間経過後の通常運転開始時、あるいは、エアフィルタの前回の自動清掃を行って力もの所定の累積時間経過後の通常運転開始時にエアフィルタの自動清掃を行うと、塵埃の付着が少な、状態での不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができ、エアフィルタの清掃が不必要な状態で行うエアフィルタの自動清掃に伴う騒音を避けることができる。また、不必要なエアフィルタの自動清掃を行わないので省エネ効果が期待できる

[0029] また、停止時間が所定の時間経過しなければ、エアフィルタの自動清掃を行わな、ようにすると、ユーザーが運転停止を指示した直後に誤って開始を指示した場合などにおいても、運転を停止して所定の時間が経過しなければエアフィルタの自動清掃を行わな!/、ので、誤操作によって発生する不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることがでさる。

[0030] 通常運転を自動的に開始するための時刻を設定する操作手段を設け、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に開始された場合、エアフィルタの自動清掃を行うようにすると、ユーザーが運転開始を時刻設定式入タイマのみ、または複数の運転開始の、くつかを時刻設定式入タイマを用いて開始する場合にぉヽても、エアフィルタの自動清掃を容易に行うことができる。

[0031] この場合、エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択するようにすると、時刻設定式入タイマを用いて運転開始を行う場合に、ユーザーが騒音などを嫌って、エアフィルタの自動清掃を望まない場合には、自動清掃を行わないで済み、利便性が向上する。

[0032] また、通常運転停止時あるいは開始時のいずれかにおいて、エアフィルタの自動清掃を行うことを選択できるようにすると、ユーザーの好みに応じて運転停止時あるいは開始時にエアフィルタの清掃を行うことができる。

[0033] 逆に、通常運転停止時あるいは開始時のいずれの場合も、エアフィルタの自動清掃を行わせな、ことを選択できるようにすると、ユーザーが望まな!/、場合にはエアフィルタの清掃を行わな、ので、利便性が向上する。

図面の簡単な説明

[0034] [図 1]図 1は発明にかかる空気調和機の室内機に設けられたエアフィルタ清掃機構の斜視図である。

[図 2A]図 2Aは図 1のエアフィルタ清掃機構に設けられた吸弓 Iノズルの分解斜視図である。

[図 2B]図 2Bが図 2Aの線 A— Aに沿った断面図である。

[図 3]図 3はエアフィルタ全面の清掃方法を説明する模式図である。

[図 4]図 4は本発明にかかる空気調和機の冷凍サイクル及び制御回路の構成を示すブロック図である。

[図 5]図 5は本発明の実施の形態 1におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフロ一チャートである。

[図 6]図 6は本発明の実施の形態 2におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフロ一チャートである。

[図 7]図 7は本発明の実施の形態 3におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフロ一チャートである。

[図 8]図 8は本発明の実施の形態 4におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフロ一チャートである。

[図 9]図 9は従来の空気調和機の室内機の断面図である。

符号の説明

[0035] 101 フィルタ枠

102 フィルタ網

103 吸引ノズノレ

104 ガイドレール

105 吸引ダクト 106 吸引ファン

107 気ダクト

201 吸引ノズル本体

202 スリット状の開口部

203 ベノレト

204 吸引孔

205 ベルトガイド

301 吸引ノズノレ

302 ベノレ卜

303 吸引孔

304 エアフィルタ

401 空気調和機

402 室外機

403 室内機

404 圧縮機

405 四方弁

406 膨張弁

407 室外熱交

408 室外ファン

409 吐出温センサ

410 室外配管温センサ

411 外気温センサ

412 室内熱交換器

412a 前側熱交換器

412b ' 後側熱交換器

413 室内ファン

414 エアフィルタ清掃機構 415 ドライ二方弁 416 キヤビラリチューブ

417 室内配管温度センサ

418 吸い込みセンサ

419 湿度センサ

420 室外制御部

421 室内制御部

422 受信部

423 リモコン

発明を実施するための最良の形態

[0036] 以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。

図 1は、本発明にかかる空気調和機の室内機に設けられたエアフィルタ清掃機構の斜視図である。

[0037] 図 1にお、て、熱交^^を通過する空気の塵埃を除去するエアフィルタは、フィルタ枠 101と、フィルタ網 102から構成され、そのエアフィルタの表面に沿って移動可能な吸引ノズル 103が設けられる。吸引ノズル 103はフィルタ枠の上下端に設置されたガイドレール 104により、エアフィルタと一定の距離を保って円滑に左右に移動することができる。吸引ノズル 103には吸引ダクト 105の一端が連結され、吸引ダクト 105の他端は吸引ファン 106に連結される。吸引ダクト 105は吸引ノズル 103の移動に差し支えないように折り曲げ可能なダクトで形成される。さらに、吸引ファン 106には排気ダクト 107が連結され、室外へ引き回される。エアフィルタ上に付着した塵埃は吸引ノズル 103より吸引され、吸引ダクト 105、吸引装置 106、排気ダクト 107を経由して室外へ排出される。

[0038] 上記構成のフィルター装置を一般家庭用の小型空気調和機に内蔵する場合、吸引装置の小型化 ·小出力化を図る必要があるため、小風量で強い吸引力を発揮できるようにしなければならず、吸引ノズル 103は吸引を一部分に絞って吸引力を強め、その位置を切り換えることでフィルター全面を清掃するように設定して、る。

[0039] 図 2Aは吸引ノズル 103の構造を示す分解斜視図であり、図 2Bはその断面図である。 [0040] 図 2A及び図 2Bに示すように、吸引ノズル本体 201にはエアフィルタ全長に相当する長いスリット状の開口部 202を設け、さらに、この開口部 202に沿って駆動可能なベルト 203に吸引孔 204を設けることで開口部 202の一部分のみから吸引でき、かつ、ベルト 203を駆動することで吸引する場所を変更するようにしている。また、ベルト 203は吸引ノズル本体 201に沿わせるため、溶着、接着等により吸引ノズル本体 20 1と一体で形成されたベルトガイド 205によって覆われている。こうした構成により、小さい風量でも小さな吸引孔に絞られるので吸引孔の風速は増大し、小型の吸引装置でも強い吸引力を発揮することが可能となる。

[0041] 図 3に示すように、エアフィルタの全面清掃は、吸引ノズル 301のベルト 302を駆動して吸引孔 303の位置を変え、吸引ノズル 301をエアフィルタ 304に沿って左右に駆動することで吸引孔 303を図中の矢印に示すようなスイープ動作させて行われる。図 3においては、吸引孔 303はエアフィルタ全長の 1Z4の長さに設定されており、図中矢印に示すような 2往復のスイープ動作にてエアフィルタ全面を清掃する。

[0042] また、図 4は、本発明に力かる空気調和機の冷凍サイクル及び制御回路の構成を示すブロック図を示すものである。

[0043] 図 4において、空気調和機 401は、室外機 402と、室内機 403で構成されている。

室外機 402には圧縮機 404、四方弁 405、膨張弁 406、室外熱交翻 407、室外フアン 408、吐出温センサ 409、室外配管温センサ 410、外気温センサ 411が設けられている。室内機 403〖こは、室内熱交 412、室内ファン 413、エアフィルタ清掃機構 414、室内配管温度センサ 417、吸い込みセンサ 418、湿度センサ 419、また図示しない、吸い込み部、吹き出し部、上下羽根、左右羽根が設けられており、室外機 402と室内機 403が冷凍サイクルを形成するように接続され、四方弁 405を切り替えることによって冷房運転と暖房運転のいずれかが行われる。

[0044] 室内熱交換器 412は前側熱交換器 412aと後側熱交換器 412bとに分かれており、前側熱交換器 412aと後側熱交換器 412bとがドライ二方弁 415とキヤビラリチューブ 416でなる絞り機構を介して接続されている。ドライ二方弁 415を全開にすることで、冷房運転や暖房運転をおこない、ドライ二方弁 415を閉状態にし、かつ膨張弁 406 を全開または略全開にすることで、前側熱交 412_aを凝縮器、後側熱交 41 2bを蒸発器とできるので、いわゆる除湿運転が可能となっている。また、室外機 402 、室内機 403にはそれぞれに室外制御部 420と室内制御部 421とが設けられており、両制御部 420、 421は電気的に接続されている。

[0045] 室内制御部 421には、室内機 403の外に設けられたリモコン 423から送信される赤外線信号を受信する受信部 422を有しており、本発明の実施においては、リモコン 4 23と室内制御部 421によって、様々な操作、及び検出をおこなうことが可能となっている。

[0046] 上記構成の空気調和機の動作、作用を以下説明する。

[0047] 実施の形態 1.

図 5は、本発明の実施の形態 1におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフローチャートを示すものである。

[0048] 図 5に示すように、ステップ 501においてエアフィルタの自動清掃を直ちに行わせる指示はあったかどうかの判定がまず行われ、そうであればステップ 502に進みフィルタの自動清掃を実施する一方、そうでなければステップ 501に戻る。

[0049] 本実施の形態 1においては、リモコン等の操作によって、ユーザーが望んだタイミングで吸弓 Iノズル力エアフィルタ上の塵埃を吸引ファンにより吸引し、吸引ダクトと排気ダクトを介して屋外へ排出することができるので、エアフィルタの清掃作業を容易に行うことができるとともに利便性を向上させることができる。

[0050] 実施の形態 2.

図 6は、本発明の実施の形態 2におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフローチャートを示すものである。

[0051] 図 6に示すように、通常運転を開始し、ステップ 601において停止指示があつたかどうかの判定が行われ、そうであればステップ 602に進み、そうでなければステップ 6 01に戻る。ステップ 602において、フィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 603に進み、そうでなければ停止する。ステップ 603において、通常運転停止時にフィルタの自動清掃を行う設定力どうかの判定がおこなわれ、そうであればステップ 604に進み、そうでなければ停止する。ステップ 604において、通常運転累積時間は所定の時間（例えば 24時間）以上かどうかの判定が行われ、そうであれば、ステップ 605に進み、そうでなければ、停止する。ステップ 605において、手動停止かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 606に進み、そうでなければステップ 608に進む。ステップ 606において、手動停止時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 607に進み、そうでなければ停止する。ステップ 607においてフィルタの自動清掃を実施し、その後停止する。ステップ 608において、時刻設定式切タイマによる停止力どうかの判定が行われ、そうであればステップ 609に進み、そうでなければステップ 610に進む。ステツプ 609において、時刻設定式切タイマによる停止時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 607に進み、そうでなければ停止する。ステップ 610において、累積時間カウント式切りタイマによる停止時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 607に進み、そうでなければ停止する。

[0052] 以上のように、本実施の形態 2においては、リモコン等の操作によって、ユーザーが停止を指示し、停止するか、あるいは時刻設定式切タイマによって停止させた場合、空気調和機の停止動作と連動させて、吸弓 Iノズル力エアフィルタ上の塵埃を吸弓 I ファンにより吸引し、吸引ダクトと排気ダクトを介して屋外へ排出することができるので、エアフィルタの清掃作業を容易に行うことができるとともにユーザーが意識せずとも自動でエアフィルタの清掃作業を行うことができるので、利便性を向上させることができる。

[0053] また、お休みタイマ等に代表される、累積時間カウント式切タイマによる停止をおこなった場合、就寝中に累積時間カウント式切タイマで停止した場合においても、エアフィルタの自動清掃を行わないので、騒音などの影響でユーザーの就寝を妨げることがない。

[0054] さらに、それぞれの停止において、リモコンなどによって、エアフィルタの自動清掃を行うか行わないかの選択をすることができ、さらには運転停止時に全くエアフィルタの清掃を行わない選択も可能であるので、適宜ユーザーがエアフィルタの自動清掃を行う条件を選択することができる。

[0055] また、通常運転時間の累積時間が所定の時間に達していなければ、エアフィルタの自動清掃を行わないので、塵埃の付着が少ない状態での不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができ、エアフィルタの清掃が不必要な状態で行うエアフィルタの自動清掃に伴う騒音を避けることができる。また、不必要なエアフィルタの自動清掃を行わな、ので省エネ効果が期待できる。

[0056] 実施の形態 3.

図 7は、本発明の実施の形態 3におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフローチャートを示すものである。

[0057] 図 7に示すように、通常運転を開始し、ステップ 701において停止指示があつたかどうかの判定が行われ、そうであればステップ 702に進み、そうでなければステップ 7 01に戻る。ステップ 702において、フィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 703に進み、そうでなければ停止する。ステップ 703において、通常運転停止時にフィルタの自動清掃を行う設定力どうかの判定がおこなわれ、そうであればステップ 704に進み、そうでなければ停止する。ステップ 704にお V、て、前回エアフィルタの自動清掃を行って力も所定の累積時間（例えば 24時間）が経過したかどうかの判定が行われ、そうであれば、ステップ 705に進み、そうでなければ、停止する。ステップ 705において、通常運転累積時間は所定の時間 (例えば 30 分)以上かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 706に進み、そうでなければ停止する。ステップ 706において、手動停止かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 707に進み、そうでなければステップ 709に進む。ステップ 707において、手動停止時にフィルタの自動清掃を行う設定力どうかの判定が行われ、そうであればステツプ 708に進み、そうでなければ停止する。ステップ 708においてフィルタの自動清掃を実施し、その後停止する。ステップ 709において、時刻設定式切タイマによる停止かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 710に進み、そうでなければステツプ 711に進む。ステップ 710において、時刻設定式切タイマによる停止時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 708に進み、そうでなければ停止する。ステップ 711において、累積時間カウント式切りタイマによる停止時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 708に進み、そうでなければ停止する。 [0058] 以上のように、本実施の形態 3においては、一度フィルタの自動清掃を行った場合、ある一定時間（例えば 24時間）経過しなければ、エアフィルタの自動清掃を行わな Vヽので、塵埃の付着が少な、状態での不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができ、エアフィルタの清掃が不必要な状態で行うエアフィルタの自動清掃に伴う騒音を避けることができる。また、不必要なエアフィルタの自動清掃を行わないので省エネ効果が期待できる。

[0059] さらに、通常運転時間の累積時間が所定の時間（例えば 30分）に達していなければ、エアフィルタの自動清掃を行わないので、ユーザーが運転開始を指示した直後に誤って停止を指示した場合などにぉ、ても、運転を開始して所定の時間が経過しなければエアフィルタの自動清掃を行わない。したがって、誤操作によって発生する不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができ、利便性を向上することができる

[0060] 実施の形態 4.

図 8は、本発明の実施の形態 4におけるエアフィルタの自動清掃制御を示すフローチャートを示すものである。

[0061] 図 8に示すように、運転停止状態から、ステップ 801に進む。ステップ 801において通常運転開始指示があつたかどうかの判定が行われ、そうであればステップ 802に進み、そうでなければステップ 801に戻る。ステップ 802において、フィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、そうであればステップ 803に進み、そうでなければ通常運転を行う。ステップ 803において、通常運転開始時にフィルタの自動清掃を行う設定かどうかの判定がおこなわれ、そうであればステップ 804に進み、そうでなければ通常運転を行う。ステップ 804において、前回エアフィルタの自動清掃を行つて力も所定の累積時間（例えば 24時間）経過した力どうかの判定が行われ、そうであれば、ステップ 805に進み、そうでなければ、通常運転を行う。ステップ 805において、停止時における累積時間は所定の時間 (例えば 30分)以上力どうかの判定が行われ、そうであればステップ 806に進み、そうでなければ通常運転を行う。ステップ 80 6において、通常運転開始指示は手動かどうかの判定が行われ、そうであればステツプ 807に進み、そうでなければステップ 809に進む。ステップ 807において、通常運転手動開始時にフィルタの自動清掃を行う設定力どうかの判定が行われ、そうであればステップ 808に進み、そうでなければ通常運転を行う。ステップ 808においてフィルタの自動清掃を実施し、通常運転を行う。ステップ 809において、時刻設定式入タイマによる通常運転開始時にフィルタの自動清掃を行う設定力どうかの判定が行われ、そうであればステップ 808に進み、そうでなければ通常運転を行う。

[0062] 以上のように、本実施の形態 4においては、リモコン等の操作によって、ユーザーが運転開始を指示し、運転を開始するか、あるいは時刻設定式入タイマによって運転を開始させた場合、エアコンの運転開始動作と連動させて、吸引ノズル力エアフィルタ上の塵埃を吸引ファンにより吸引し、吸引ダクトと排気ダクトを介して屋外へ排出することができるので、エアフィルタの清掃作業を容易に行うことができるとともにユーザ一が意識せずとも自動でエアフィルタの清掃作業を行うことができる、利便性を向上させることができる。

[0063] また、それぞれの運転開始時において、リモコンなどによって、エアフィルタの自動清掃を行うかどうかの選択や、運転開始時に全くエアフィルタの清掃を行わな、選択等のエアフィルタの自動清掃を行う条件を適宜ユーザーが選択することができる。

[0064] また、停止時における累積時間が所定の時間（例えば 30分）に達して、なければ、エアフィルタの自動清掃を行わないので、ユーザーが運転停止を指示した直後に誤つて開始を指示した場合などにおいても、エアフィルタの自動清掃を行わないので、誤操作によって発生する不必要なエアフィルタの清掃作業を避けることができる。

[0065] さらに、実施の形態 3及び実施の形態 4から明らかなように、運転停止時あるいは開始時のいずれかにおいて、エアフィルタの清掃を行うかどうかを選択できるば力りでなぐエアフィルタの自動清掃を全く行わないように設定することもできるので、利便性が向上する。

産業上の利用可能性

[0066] 以上のように、本発明にかかる空気調和機は、定期的なメンテナンスを要せず、容易にエアフィルタの清掃を行うとともに、ユーザーの利便性を向上させることができるので、種々の空気調和機に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、

空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿って室内機の左右方向に移動可能で前記エアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、前記エアフィルタの自動清掃を直ちに行わせるための操作手段をさらに備えたことを特徴とする空気調和機。

[2] エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、

空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿って室内機の左右方向に移動可能で前記エアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段をさらに備え、通常運転停止時に前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする空気調和機。

[3] 通常運転の累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、所定の通常運転累積時間経過後の通常運転停止時に前記エアフィルタの自動清掃を行うよう〖こしたことを特徴とする請求項 2に記載の空気調和機。

[4] 前記エアフィルタの前回の自動清掃を行ってからの累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、前記エアフィルタの前回の自動清掃を行って力の所定の累積時間経過後の通常運転停止時に前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする請求項 2に記載の空気調和機。

[5] 通常運転の累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、通常運転累積時間が所定の時間を経過しなければ、前記エアフィルタの自動清掃を行わないようにしたことを特徴とする請求項 2あるいは 4に記載の空気調和機。

[6] 通常運転を自動的に停止するための時刻を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に停止した場合、前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする請求項 2乃至 5の、ずれか 1項に記載の空気調和機。

[7] 通常運転を自動的に停止するための時刻を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に停止した場合、前記エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを前記操作手段により選択できるようにしたことを特徴とする請求項 2乃至 5のいずれ力 1項に記載の空気調和機。

[8] 通常運転時において設定した時間が経過した場合に通常運転を自動的に停止するための時間を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時間が経過後に通常運転が自動的に停止した場合、前記エアフィルタの自動清掃を行わな V、ようにしたことを特徴とする請求項 2乃至 5の、ずれか 1項に記載の空気調和機。

[9] 通常運転時において設定した時間が経過した場合に通常運転を自動的に停止するための時間を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時間が経過後に通常運転が自動的に停止した場合、前記エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択できるようにしたことを特徴とする請求項 2乃至 5の、ずれか 1項に記載の空気調和機。

[10] エアフィルタの自動清掃機能付き室内機を有する空気調和機であって、

空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、該エアフィルタに沿って室内機の左右方向に移動可能で前記エアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを備え、少なくとも冷房運転と暖房運転を含む通常運転の開始と停止を選択するための操作手段をさらに備え、通常運転開始時に前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする空気調和機。

[11] 通常運転の累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、所定の通常運転累積時間経過後の通常運転開始時に前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする請求項 10に記載の空気調和機。

[12] 前記エアフィルタの前回の自動清掃を行ってからの累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、前記エアフィルタの前回の自動清掃を行ってから所定の累積時間経過後の通常運転開始時に前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする請求項 10に記載の空気調和機。

[13] 停止時の累積時間を検出するための検出手段をさらに備え、停止時間が所定の時間経過しなければ、前記エアフィルタの自動清掃を行わな、ようにしたことを特徴とする請求項 10ある、は 12に記載の空気調和機。

[14] 通常運転を自動的に開始するための時刻を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に開始された場合、前記エアフィルタの自動清掃を行うようにしたことを特徴とする請求項 10乃至 13のいずれ力 1項に記載の空気調和機。

[15] 通常運転を自動的に開始するための時刻を設定する操作手段をさらに備え、該操作手段により設定された時刻に通常運転が自動的に開始された場合、前記エアフィルタの自動清掃を行うかどうかを選択できるようにしたことを特徴とする請求項 10乃至 1 3の、ずれか 1項に記載の空気調和機。

[16] 通常運転停止時あるいは開始時のいずれかにおいて、前記エアフィルタの自動清掃を行うことを選択できるようにしたことを特徴とする請求項 2乃至 15のいずれか 1項に記載の空気調和機。

[17] 通常運転停止時あるいは開始時の、ずれの場合も、前記エアフィルタの自動清掃を行わせな、ことを選択できるようにしたことを特徴とする請求項 2乃至請求項 16のヽずれか 1項に記載の空気調和機。