JP2009210227A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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Shigeto Yamaguchi
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Masatoshi Takahashi
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Masaru Yonezawa
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Abstract

【課題】吸引型エアフィルタ自動清掃装置における塵埃の吸引排出経路を浄化することができる空気調和機を提供すること。
【解決手段】室内機に、エアフィルタの自動清掃を行うエアフィルタ自動清掃装置と、静電ミストを発生させる静電霧化装置とを設け、空調運転中、静電霧化装置の運転を行い、制御手段に空調運転の停止指示が入力されると、空調運転を停止しエアフィルタ自動清掃装置を運転するとともに、静電霧化装置の運転を継続するようにした。
【選択図】図16

Description

本発明は、エアフィルタの自動清掃機能と室内空気を浄化する空気清浄機能を有する室内機を備えた空気調和機に関する。
従来の空気調和機の室内機は、室内ファンにより吸い込まれた空気が熱交換器で冷却あるいは加熱された後、室内へ送風される。吸い込まれる空気に漂う塵埃が室内機内部へ侵入することを防止するため、室内機の吸込口裏面にエアフィルタが設けられており、このエアフィルタは、付着した塵埃を清掃できるように着脱自在に構成されている。
また、エアフィルタの清掃が容易な空気調和機として、モータで繰出しあるいは巻き取られる帯状のフィルタと、フィルタに付着した塵埃を除去する除塵部材と、除塵部材で掻き落とした塵埃を回収するダストボックスとを有するフィルタ装置を吸入パネル吸込口の裏面に設置したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1に記載の空気調和機においては、その使用頻度に応じてエアフィルタを室内機より取り外し、水洗い、もしくは掃除機などで付着した塵埃を掃除するという定期的なメンテナンスが必要になる。また、定期的なメンテナンスが成されなかった場合、エアフィルタに塵埃が堆積し吸込み空気の通気抵抗の増大により空気調和機の性能が低下して、消費電力が増大するという問題がある。
さらに、駆動モータにより上下いずれかに巻取られる帯状のフィルタに付着した塵埃がダストボックスに回収されるため、塵埃がダストボックス内の保有量を超える以前に塵埃を廃棄しなければならず、定期的なメンテナンスが必要になる。
そこで、本願出願人は、室内機に、空気中の塵埃を捕集するエアフィルタと、このエアフィルタに沿って摺動自在に構成されエアフィルタに付着した塵埃を吸引する吸引孔が形成された吸引ノズルとを設け、吸引ノズルをエアフィルタに対し移動させることによりエアフィルタを自動的に清掃するようにした空気調和機を提案している(例えば、特許文献2参照。)。
また、室内機の送風路に静電霧化装置を設け、静電霧化装置により発生した粒子径がナノメートルサイズの静電ミストを空気とともに室内に吹き出すことで、室内空気に含まれる臭気成分や、カーテンや壁等に付着した臭気成分を除去するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献3あるいは4参照。)。
静電ミストの除菌効果も知られており、空気調和機の室内機に静電霧化装置を取り付け、静電霧化装置が発生した静電ミストで室内機内部を浄化するようにしたものも提案されている(例えば、特許文献5参照。)。
特開2001−99479号公報 国際公開公報WO2006/049060 特開2005−282873号公報 特開2006−234245号公報 特開2006−250447号公報
しかしながら、特許文献2に記載のような吸引型エアフィルタ自動清掃装置の場合、吸引ノズルにより吸引された塵埃が室外に排出されるまでの経路は汚染されており、特許文献3乃至5に記載の静電霧化装置は、室内の臭気成分を除去したり室内機内部を浄化することができるものの、吸引型エアフィルタ自動清掃装置における塵埃の吸引排出経路を浄化することはできない。
また、吸引型エアフィルタ自動清掃装置に代えて、エアフィルタから塵埃をブラシで掻き取るようにしたブラシ除去型のエアフィルタ自動清掃装置を採用した場合でも、塵埃やブラシ等は汚染されており、特にエアフィルタの自動清掃直後は、汚染状態が放置されることになる。
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、吸引型エアフィルタ自動清掃装置における塵埃の吸引排出経路や、ブラシ除去型のエアフィルタ自動清掃装置のブラシ等の汚染部を浄化することができる空気調和機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明は、エアフィルタの自動清掃機能と室内空気を浄化する空気清浄機能を有する室内機を備えた空気調和機であって、前記室内機が、室内空気を吸い込む吸込口と、該吸込口より吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルタと、吸い込まれた空気と熱交換する熱交換器と、該熱交換器で熱交換された空気を搬送する室内ファンと、該室内ファンから送風された空気を吹き出す吹出口と、該吹出口から吹き出される空気の送風方向を上下に変更する上下羽根と、前記エアフィルタの自動清掃を行うエアフィルタ自動清掃装置と、静電ミストを発生させる静電霧化装置と、前記室内機と前記エアフィルタ自動清掃装置と前記静電霧化装置を制御する制御手段とを備え、前記室内機を遠隔操作する遠隔操作装置に、前記エアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンを設け、該操作ボタンの操作により前記エアフィルタ自動清掃装置を運転すると、前記制御手段は前記静電霧化装置を運転制御するように構成したものである。
また、空調運転中は、前記制御手段は前記静電霧化装置の運転制御を行い、前記制御手段に空調運転の停止指示が入力されると、前記制御手段は、空調運転を停止し前記エアフィルタ自動清掃装置を運転するとともに、前記静電霧化装置の運転を継続するようにしている。
本発明に係る空気調和機によれば、エアフィルタ自動清掃装置の運転中に静電霧化装置を運転するようにしたので、静電霧化装置から放出された静電ミストでエアフィルタ自動清掃装置の汚染部を除菌、脱臭して浄化することができる。
第1の発明は、室内機に、エアフィルタの自動清掃を行うエアフィルタ自動清掃装置と、静電ミストを発生させる静電霧化装置とを設けるとともに、室内機の遠隔操作装置にエアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンを設け、操作ボタンの操作によりエアフィルタ自動清掃装置を運転すると、静電霧化装置も運転されるようにしたので、静電霧化装置から放出された静電ミストによりエアフィルタ自動清掃装置の汚染部を浄化することができ、エアフィルタ自動清掃装置を常に清潔な状態に維持することができる。
第2の発明は、エアフィルタ自動清掃装置で換気運転を行うための操作ボタンを設け、この操作ボタンの操作によりダンパがエアフィルタ自動清掃装置の吸引装置の吸入路開口部を開放した状態でエアフィルタ自動清掃装置が換気運転を行うと、静電霧化装置も運転されるようにしたので、換気経路を浄化することができ、換気経路を常に清潔な状態に維持することができる。
第3の発明は、換気専用ファンユニットの運転を行うための操作ボタンを操作して換気専用ファンユニットを運転すると、静電霧化装置も運転されるので、換気経路を浄化することができ、換気経路を常に清潔な状態に維持することができる。
第4の発明は、空調運転中は静電霧化装置も運転し、制御手段に空調運転の停止指示が入力されると、空調運転を停止しエアフィルタ自動清掃装置を運転するとともに、静電霧化装置の運転を継続するようにしたので、静電霧化装置から放出された静電ミストによりエアフィルタ自動清掃装置の汚染部を浄化することができる。
第5の発明は、エアフィルタ自動清掃装置あるいは換気専用ファンユニットの運転とともに行う静電霧化装置の運転を、上下羽根により吹出口を閉止した状態で行うようにしたので、室内機内部に静電ミストが充満し、汚染部の浄化効果を向上することができる。
第6の発明は、エアフィルタ自動清掃装置あるいは換気専用ファンユニットの運転とともに行う静電霧化装置の運転中は、室内ファンの回転速度を空調運転時の回転速度より低く設定して運転するようにしたので、静電ミストが室内機内部の隅々まで行き渡り、汚染部の浄化効果をさらに向上することができる。
第7の発明は、エアフィルタ自動清掃装置あるいは換気専用ファンユニットの運転とともに行う静電霧化装置の運転を、空調運転時の能力を増大して行うようにしたので、汚染部の浄化効果をさらに向上することができる。
第8の発明は、累積運転時間検出手段が検出した累積運転時間が所定の時間以上になるまで、エアフィルタ自動清掃装置の運転を行わないようにしたので、エアフィルタに捕集された塵埃が少ない状態でのエアフィルタ自動清掃装置の不要な運転を回避することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
空気調和機は、通常冷媒配管で互いに接続された室外機と室内機とで構成されており、図1及び図2は、本発明にかかる空気調和機の室内機を示している。
図1及び図2に示されるように、室内機は、本体2に室内空気を吸い込む吸込口として前面吸込口2a及び上面吸込口2bを有し、前面吸込口2aには開閉自在の可動前面パネル(以下、単に前面パネルという)4を有しており、空気調和機停止時は、前面パネル4は本体2に密着して前面吸込口2aを閉じているのに対し、空気調和機運転時は、前面パネル4は本体2から離反する方向に移動して前面吸込口2aを開放する。
本体2の内部には、前面吸込口2a及び上面吸込口2bの下流側に設けられ空気中に含まれる塵埃を除去するためのエアフィルタ5と、このエアフィルタ5の下流側に設けられ前面吸込口2a及び上面吸込口2bから吸い込まれた室内空気と熱交換するための熱交換器6と、熱交換器6で熱交換した空気を搬送するための室内ファン8と、室内ファン8から送風された空気を室内に吹き出す吹出口10を開閉するとともに空気の吹き出し方向を上下に変更する上下羽根12と、空気の吹き出し方向を左右に変更する左右羽根14とを備えている。また、前面パネル4の上部は、その両端部に設けられた複数のアーム(図示せず)を介して本体2の上部に連結されており、複数のアームの一つに連結された駆動モータ(図示せず)を駆動制御することで、空気調和機運転時、前面パネル4は空気調和機停止時の位置(前面吸込口2aの閉塞位置)から前方に向かって移動する。上下羽根12も同様に、その両端部に設けられた複数のアーム(図示せず)を介して本体2の下部に連結されている。
また、室内機の一方の端部(室内機正面から見て左側端部で、後述する隔壁46cのバイパス流路22側)には、室内空気を換気するための換気ファンユニット16が設けられており、換気ファンユニット16の後方には、静電ミストを発生させて室内空気を浄化する空気清浄機能を有する静電霧化装置18が設けられている。
なお、図1は前面パネル4及び本体2を覆う本体カバー(図示せず)を取り除いた状態を示しており、図2は室内機本体2と静電霧化装置18との接続位置を明確にするために本体2の内部に収容されている静電霧化装置18を本体2とは分離した状態を示している。静電霧化装置18は実際には図3に示される形状を呈し、図1あるいは図4に示されるように、本体2の左側部に取り付けられている。
<静電霧化装置の構成>
図2乃至図4に示されるように、静電霧化装置18は、前面吸込口2a及び上面吸込口2bから熱交換器6、室内ファン8等を経由して吹出口10に連通する主流路20において、熱交換器6と室内ファン8とをバイパスするバイパス流路22の途中に設けられており、バイパス流路22の上流側に高電圧電源となる高電圧トランス24とバイパス送風ファン26が設けられ、バイパス流路22の下流側に静電霧化ユニット30の放熱を促進する放熱部28を有する静電霧化ユニット30とサイレンサ32が設けられている。したがって、上流側から順に高電圧トランス24、バイパス送風ファン26、放熱部28、静電霧化ユニット30、及びサイレンサ32が配置された状態で、バイパス流路22の一部を構成するケーシング34に収容されている。このようにケーシング34に収容することにより、組み立て性が向上し、ケーシング34で流路を形成するので、省スペース化を図るとともに、バイパス送風ファン26による空気の流れを、発熱部である高電圧トランス24や放熱部28に確実に当てて冷却することができるとともに、静電霧化ユニット30から発生した静電ミストを確実に空気調和機の吹出口10に導入することができ、発生した静電ミストを被空調室内に放出させることができる。
また、ケーシング34は、ケーシング34の内部を流れる空気流の方向が、主流路20を流れる空気流の方向に対して、室内機本体2の正面から見て平行にとなるように縦方向に配置されており、これにより室内機本体2の正面から見て換気ファンユニット16と重なる位置に隣接配置することができ、さらに省スペース化を達成している。
なお、高電圧トランス24は必ずしもケーシング34内に収容する必要はないが、バイパス流路の通風により冷却されるため、温度上昇の抑制あるいは省スペース化の点で、ケーシング34内に収容するのが好ましい。
ここで、従来公知の静電霧化ユニット30について図5及び図6を参照しながら説明する。
図5に示されるように、静電霧化ユニット30は、放熱面36aと冷却面36bとを有する複数のペルチェ素子36と、放熱面36aに熱的に密着して接続された上述した放熱部(例えば、放熱フィン)28と、冷却面36bに電気絶縁材(図示せず)を介して熱的に密着して立設された放電電極38と、この放電電極38に対し所定距離だけ離隔して配置された対向電極40とで構成されている。
また、図6に示されるように、静電霧化装置18,18Aは、換気ファンユニット16の近傍に配置された制御部42(図1参照)を有し、この制御部42にペルチェ駆動電源44と高電圧トランス24は電気的に接続されており、ペルチェ素子36及び放電電極38はペルチェ駆動電源44及び高電圧トランス24にそれぞれ電気的に接続されている。
なお、静電霧化ユニット30として放電電極38から高電圧放電させて静電ミストを発生させるためには、対向電極40を設けなくても可能である。例えば、放電電極38に高電圧電源の一方の端子を接続し、他方の端子をフレーム接続するようにしておけば、フレーム接続された構造体の放電電極38に近接した部分と放電電極38との間で放電することとなる。そのような構成の場合には、そのフレーム接続された構造体を対向電極40と見なすことができる。
上記構成の静電霧化ユニット30において、制御部42によりペルチェ駆動電源44を制御してペルチェ素子36に電流を流すと、冷却面36bから放熱面36aに向かって熱が移動し、放電電極38の温度が低下することで放電電極38に結露する。さらに、制御部42により高電圧トランス24を制御して、結露水が付着した放電電極38に高電圧を印可すると、結露水に放電現象が発生して粒子径がナノメートルサイズの静電ミストが発生する。なお、本実施の形態においては、高電圧トランス24としてマイナス高電圧電源を用いているので、静電ミストは負に帯電している。
また、本実施の形態においては、図7に示されるように、主流路20は、本体2を構成する台枠46の後部壁46aと、この後部壁46aの両端部より前方に延びる両側壁(図7では左側壁のみ示す)46bと、台枠46の下方に形成されたリヤガイダ(送風ガイド)48の後部壁48aと、この後部壁48aの両端部より前方に延びる両側壁(図7では左側壁のみ示す)48bとで形成されており、台枠46の一方の側壁(左側壁)46bとリヤガイダ48の一方の側壁(左側壁)48bとでバイパス流路22を主流路20から分離する隔壁46cを構成している。さらに、台枠46の一方の側壁46bにバイパス流路22のバイパス吸入口22aが形成される一方、リヤガイダ48の一方の側壁48bにバイパス流路22のバイパス吹出口22bが形成されている。
空気調和機の場合、冷房時においては、室内機の熱交換器6を通過した低温の空気は相対湿度が高く、静電霧化装置18において、水分を補給するためにペルチェ素子36を備えた場合に、ペルチェ素子36のピン状の放電電極38のみならずペルチェ素子36全体に結露が発生しやすくなる。一方、暖房時においては、熱交換器6を通過した高温の空気は相対湿度が低いため、ペルチェ素子36の放電電極38に結露しない可能性が極めて高い。
そこで上記構成のように、主流路20とバイパス流路22を隔壁46cで分離し、静電ミストを発生させる静電霧化装置18をバイパス流路22に設けたことにより、熱交換器6を通過せず温湿度調整がなされていない空気が静電霧化装置18に供給される。これにより、冷房時においては静電霧化ユニット30のペルチェ素子36全体に結露が発生することを有効に防止することで安全性が向上する。また、暖房時においては静電ミストを確実に発生させることができる。
バイパス流路22は、バイパス吸入管22cとケーシング34とバイパス吹出管22dから構成されており、台枠側壁46bに形成されたバイパス吸入口22aに一端が接続されたバイパス吸入管22cは左方(左側壁46bに略直交し、前面パネル4に略平行な方向)に延びて、その他端はケーシング34の一端に接続され、さらにケーシング34の他端に一端が接続されたバイパス吹出管22dは下方に延びて右方に折曲され、その他端はリヤガイダ48の一方の側壁48bのバイパス吹出口22bに接続されている。このようにバイパス流路22の一部をケーシング34で構成することで、省スペース化を達成することができるとともに、これらを一連に構成することでバイパス吹出管22dを介して静電霧化ユニット18から静電ミストを主流路20に向けて確実に誘引することができ、静電ミストを被空調室内に放出させることができる。
バイパス吸入口22aはエアフィルタ5と熱交換器6との間、すなわちエアフィルタ5の下流側で熱交換器6の上流側に位置しており、前面吸込口2a及び上面吸込口2bより吸い込まれた空気に含まれる塵埃はエアフィルタ5により有効に除去されるので、静電霧化装置18に塵埃が侵入することを抑制できる。これにより、静電霧化ユニット30に塵埃が堆積することを有効に防止でき、静電ミストを安定的に放出することができる。
このように本実施の形態においては、エアフィルタ5で静電霧化装置18と主流路20のエアフィルタを兼ねる構成となっているが、これによりメンテナンスはエアフィルタ5のみを清掃すればよく、それぞれ別に手入れをする必要がないので、手入れを簡略化することができる。さらには、後述するようなエアフィルタ自動清掃装置を備えた空気調和機においては、エアフィルタ5に特別の手入れは必要なく、メンテンナンスフリー化を実現することができる。
一方、バイパス吹出口22bは熱交換器6及び室内ファン8の下流側で吹出口10の近傍に位置しており、バイパス吹出口22bから吐出された静電ミストが主流路20の空気流に乗って拡散し部屋全体に充満するように構成されている。このようにバイパス吹出口22bを熱交換器6の下流側に配置したのは、熱交換器6の上流側に配置すると、熱交換器6は金属製のため、荷電粒子である静電ミストは熱交換器6にその大部分(約8〜9割以上)が吸収されるからである。また、バイパス吹出口22bを室内ファン8の下流側に配置したのは、室内ファン8の上流側に配置すると、室内ファン8の内部には乱流が存在し、室内ファン8の内部を通過する空気が室内ファン8の様々な部位に衝突する過程で静電ミストの一部(約5割程度)が吸収されるからである。
また、バイパス吹出口22bを設けたリヤガイダ48の一方の側壁48bの主流路20側は、室内ファン8により空気流に所定の速度が付与されることで、側壁48bの主流路20側とバイパス流路22側において圧力差が生じ、バイパス流路22に対し主流路20側が相対的に低圧となる負圧部となっており、バイパス流路22から主流路20に向かって空気が誘引される。したがって、バイパス送風ファン26は小容量のもので済み、場合によってはバイパス送風ファン26を設けなくてもよい。
さらに、バイパス吹出管22dは、主流路20との合流点(バイパス吹出口22b)において主流路20内の空気流に対し略直交する方向に指向するように隔壁46c(リヤガイダ48の側壁48b)に接続されている。これは、静電霧化ユニット30は、上述したように放電現象を利用して静電ミストを発生させていることから、必然的に放電音を伴い、放電音には指向性があるからである。したがって、バイパス流路22と主流路20の合流点(バイパス吹出口22b)において、バイパス流路22を前面パネル4に略平行に接続することで、室内機の前方あるいは斜め前方にいる人に対して、放電音が極力指向しないように構成して騒音を低減することができる。
また、図8に示されるように、バイパス吹出管22dを主流路20との合流点において隔壁46cに対し傾斜させ、主流路20内の空気流に対し上流側に指向するように接続すると、より一層放電音による騒音の低減に効果がある。
なお、バイパス吹出管22dの指向する方向が主流路20内の空気流の下流方向に指向して接続した場合においても、その延長線が吹出口10から外部に出ないようにしておけば、発生する放電音が吹出口10から直接外部に出る量が少なく、直接的に使用者の耳に入射することも少ないため、騒音低減効果を奏することができる。
以上説明したように、主流路20とバイパス流路22を隔壁46cで分離し、静電ミストを発生させる静電霧化装置18を熱交換器6をバイパスして主流路20に連通するバイパス流路22に設けたので、熱交換器6を通過せず温湿度調整がなされていない空気が静電霧化装置18に供給されるので、冷房時においては静電霧化ユニット30のペルチェ素子36全体に結露が発生することを有効に防止することで安全性が向上するとともに、暖房時においては静電ミストを確実に発生させることができ、空気調和機の運転モードに関わらず、すなわち、季節に関係なく静電ミストを安定的に発生させることができる。
次に、換気ファンユニット16を説明すると、換気ファンユニット16は換気専用であっても、エアフィルタ自動清掃装置を有する室内機に設けられた吸引装置80(図12参照)の給気用を兼ねるものであってもよい。図9に示される換気ファンユニット16は、隔壁46cのバイパス流路22側でエアフィルタ自動清掃装置の吸引装置80に組み込まれている。
吸引装置80の吸入路には開口部62が形成されるとともに、この開口部62を開閉するためのダンパ64が設けられており、換気ファンユニット16は、ダンパ64が開口部62を開いた時は換気用として、吸引清掃を行う場合はダンパ64により開口部62を閉じてベルトの吸引孔から塵埃を吸引する吸引用として使用される。すなわち、同じ吸引装置80を使用して吸引清掃機能と換気機能を実現させている。
なお、図9には排気ダクト82(図12参照)は図示されていないが、排気ダクト82は吸引装置80の排気口80aに接続されている。
なお、エアフィルタ自動清掃装置については後述する。
図10はケーシング34を持たない静電霧化装置18Aを示しており、この静電霧化装置18Aは図11に示されるように室内機本体2に組み込まれる。あるいは、図11に示される破線領域18B(図9に示される静電霧化装置18においてバイパス流路22の下流側に設けられた静電霧化ユニット30とサイレンサ32と略同じ位置)に組み込まれる。これらは、静電霧化装置18Aを室内機の正面又は上面から見て換気ファンユニット16と重なる位置に配設するとともに、静電霧化装置18Aを換気ファンユニット16の開口部62及びダンパ64の近傍で、換気ファンユニット16による吸引空気が流れる部分に配置するものである。
さらに詳述すると、図10の静電霧化装置18Aは、放熱部28を有する静電霧化ユニット30とサイレンサ32が一体的に取り付けられ、放熱部28を除く静電霧化ユニット30部分とサイレンサ32はそれぞれのハウジング(ユニットハウジング66とサイレンサハウジング68)に収容され、サイレンサハウジング68にバイパス吹出管22dの一方が接続されて連通し、バイパス吹出管22dの他方が主流路20に接続されて連通している。この場合、隔壁46cにより主流路20から分離され、図示しない本体カバーの左側面との間に形成されて、換気ファンユニット16、静電霧化装置18A等が配設された収容部22eが前述したバイパス吸入管22cとケーシング34との代わりとなるとともに、バイパス吹出管22dまでも収容してバイパス流路22として構成することになる。
なお、バイパス吹出管22dは、主流路20の空気流に対して指向する向きで騒音低減が図れることは上述したとおりであるが、必ずしも必要というものではなく、サイレンサハウジング68を直接的にバイパス吹出口22bに接続してもよい。これにより、静電霧化装置18Aの構成をより簡素化することができる。ただし、騒音低減のために向きの配慮が必要なことはバイパス吹出管22dと同様である。
これにより、エアフィルタ5を介して本体2内に吸い込まれる空気は、エアフィルタ5の下流側のバイパス吸入口22aより収容部22eに吸い込まれ、その空気流の方向は、主流路20を流れる空気流の方向に対して、室内機本体2を正面から見て平行に収容部22e内を流れることになる。このように収容部22e内を流れた空気により放熱部28は冷却されるとともに、ユニットハウジング66に形成された開口部(図示せず)より静電霧化ユニット30に取り込まれる。
このように構成することで、室内機の正面又は上面から見て換気ファンユニット16と重なる換気ファンユニット16の周囲空間がバイパス流路22となり、換気ファンユニット16、静電霧化装置18A等の収容部22eを有効に活用して省スペース化を達成することができる。なお、この構成では、高電圧トランス24は換気ファンユニット16、静電霧化装置18A等の収容部22eにおける任意の部位に配置され、バイパス送風ファン26は設けられない。
また、このようにバイパス流路22を、主流路20を通過する空気流に対して、室内機本体2を正面から見て平行に空気流が流れるように構成することにより、既に詳述したように隔壁46cという簡略な構成で主流路20とバイパス流路22を分岐することができるため、容易にバイパス流路22が形成でき、部品点数を削減することができる。
さらに、本構成とすることで、静電霧化装置18Aのエアフィルタと主流路20のエアフィルタをエアフィルタ5で共有化することができる。
なお、換気ファンユニット16の後部にあたる台枠46の下部近傍において、室内機と室外機とを接続する配管(図示せず)を引き出せるように開口46dを形成してもよい。上述したバイパス吸入口22aは、収容部22eに空気を吸い込むために隔壁46c(台枠側壁46b)に形成された収容部22eにおける1つの開口であり、室内機の外部とはエアフィルタ5を通して連通していたが、台枠46の下部に形成された開口46dにおいては、収容部22eが室内機の外部と直接連通して周囲の空気を吸い込む開口となる。このような場合には、収容部22eはエアフィルタ5をもバイパスするバイパス流路となる。したがって、静電霧化装置18Aに吸い込まれる空気は開口46dから流入したものとなってエアフィルタ5を通過しないことになるので、必要に応じて別途静電霧化装置18A用のエアフィルタを設ければよい。また、開口46dを形成した構成でも室内機の正面又は上面から見て換気ファンユニット16と重なる位置に静電霧化装置18Aが配設されていることは変わらず、収容部22eを有効に活用して省スペース化を達成することができるのは同様である。
上述したように、バイパス吹出口22bの主流路20側は、室内ファン8により空気流に所定の速度が付与されることで圧力差が発生して誘引される負圧部となっているので、バイパス送風ファン26は設けなくても、バイパス吹出管22dを介してバイパス流路である収容部22eから主流路20に向かって誘引される空気により放熱部28は冷却され、静電霧化ユニット30により発生した静電ミストが主流路20に誘引され、被空調室内に放出させることができる。また、放熱部28は、破線領域18Bのように開口部62及びダンパ64の近傍で、開口部62に吸い込まれる空気が流れる部分に配置したことから換気ファンユニット16による吸引空気によっても冷却される。
なお、図11に示されるように、静電霧化装置18Aの放熱部28を吸引装置80に設けられた開口部62に近接して配置することで、開口部62に吸い込まれる空気により放熱部28がより冷却され、静電霧化ユニット30からの放熱が促進される。また、換気ファンユニット16として換気専用のファンを使用した場合、ダンパ64は設けられることがないので、換気ファンユニット16の吸込口に放熱部28を近接配置することで、放熱部28は効率よく冷却される。
以上説明したように、上記構成によれば、主流路20とバイパス流路となる収容部22eとを隔壁46cで分離し、静電ミストを発生させる静電霧化装置18Aを収容部22eに設けたので、熱交換器6を通過せず温湿度調整がなされていない空気が静電霧化装置18Aに供給されるので、冷房時においては静電霧化ユニット30のペルチェ素子36全体に結露が発生することを有効に防止することで安全性が向上するとともに、暖房時においては静電ミストを確実に発生させることができ、空気調和機の運転モードに関わらず、すなわち、季節に関係なく静電ミストを安定的に発生させることができる。
<エアフィルタ自動清掃装置の構成>
次に、エアフィルタを自動的に清掃するエアフィルタ自動清掃装置について説明する。
図12に示されるように、熱交換器6を通過する空気の塵埃を除去するエアフィルタ5は、フィルタ枠70と、フィルタ網72から構成され、エアフィルタ5の表面に沿って移動可能な吸引ノズル74が設けられている。吸引ノズル74はフィルタ枠70の上下端に設置されたガイドレール76により、エアフィルタ5と一定の距離を保って円滑に左右に移動することができる。吸引ノズル74には吸引ダクト78の一端が連結され、吸引ダクト78の他端は吸引装置80に連結されている。吸引ダクト78は吸引ノズル74の移動に差し支えないように折り曲げ可能なダクトで形成されており、吸引装置80には排気ダクト82が連結され、室外へ導出されている。エアフィルタ5上に付着した塵埃は吸引ノズル74により吸引され、吸引ダクト78、吸引装置80、排気ダクト82を経由して室外へ排出される。
上記構成のエアフィルタ自動清掃装置を一般家庭用の小型空気調和機に内蔵する場合、吸引装置80の小型化・小出力化を図る必要があるため、小風量で強い吸引力を発揮できるようにしなければならず、吸引ノズル74は吸引を一部分に絞って吸引力を強め、その位置を切り換えることでエアフィルタ5の全面を清掃するようにしている。
図13において、(a)は吸引ノズル74の構造を示す分解斜視図であり、(b)は(a)の線A−Aに沿った断面図である。
図13に示されるように、吸引ノズル74の本体84にはエアフィルタ5の全長に相当する長いスリット状の開口部84aが形成されており、この開口部84aに沿って摺動自在のベルト86に吸引孔86aを設けることで開口部84aの一部分のみから吸引でき、かつ、ベルト86を駆動することで吸引する場所を変更するようにしている。また、ベルト86を吸引ノズル本体84に沿わせるため、溶着、接着等により吸引ノズル本体84と一体的に形成されたベルトガイド88で覆われている。このような構成により、小さい風量でも小さな吸引孔に絞られて吸引するので吸引孔の風速は増大し、小型の吸引装置80でも強い吸引力を発揮することができる。
図14に示されるように、エアフィルタ5の全面清掃は、吸引ノズル74のベルト86を駆動して吸引孔86aの位置を変え、吸引ノズル74をエアフィルタ5に沿って左右に駆動することで吸引孔86aを図中の矢印に示すようなスイープ動作させて行われる。図14においては、吸引孔86aはエアフィルタ5の全長の1/4の長さに設定されており、図中矢印に示すような2往復のスイープ動作にてエアフィルタ5の全面を清掃する。
<エアフィルタ自動清掃装置及び静電霧化装置の運転制御>
次に、上述した構成のエアフィルタ自動清掃装置の運転制御について静電霧化装置18,18Aの運転制御と関連して説明する。エアフィルタ自動清掃装置の運転制御と静電霧化装置18,18Aの運転制御は、室内機を制御する制御部により行われる。
図15は、エアフィルタ自動清掃装置の運転制御を示すフローチャートを示しており、この制御においては、リモコン(遠隔操作装置)にエアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンが設けられている。
まずステップS1において、空気調和機の停止中に、リモコンに設けられた操作ボタンを操作してエアフィルタの自動清掃装置の運転を行わせる指示はあったかどうかの判定が行われ、指示があった場合には、ステップS2においてエアフィルタ自動清掃装置及び静電霧化装置18,18Aを運転する一方、指示がなければステップS1に戻る。
所定時間経過後、エアフィルタ5の自動清掃が完了すると、ステップS3においてエアフィルタ自動清掃装置を停止し、同時に静電霧化装置18,18Aも停止する。
この制御は、吹出口10が上下羽根12により閉止され、室内ファン8は空調運転時の回転速度よりも低い回転速度(例えば、500rpm以下)で微風運転を行い、リモコン操作によりユーザーが望んだタイミングでエアフィルタ5上の塵埃を吸引ノズル74を介して吸引装置80により吸引し、吸引ダクト78と排気ダクト82を介して室外へ排出する。この時の本体2内部は、室内ファン8から吹出口10に向かって送風された空気は、室内に送風されることなく上下羽根12により前面吸込口2aに導かれ、吹出口10から送風された空気が直接前面吸込口2aに吸い込まれて室内機内を循環する所謂「ショートサーキット」状態となる。
また、エアフィルタ自動清掃装置の運転と同時に、静電霧化装置18,18Aが運転されるので、室内機本体2内に充満した静電ミストは、ベルト86の吸引孔86aを介して吸引ノズル74に吸引され、吸引された静電ミストは、吸引された塵埃と同じ経路を通って室外に排出されるので、塵埃で汚染された吸引ノズル74、吸引ダクト78、吸引装置80、排気ダクト82等も除菌、脱臭されて浄化され、これらの構成部品を常に清潔な状態に維持することができる。
また、この制御中における静電霧化装置18,18Aの運転は、空調運転中に行われる定常状態時(100%の能力運転時)の能力を増大して(例えば、120%)行われる。ここでいう静電霧化装置18,18Aの能力とは、出力電圧のことを意味しており、定常状態での出力電圧が5kVの場合、120%の能力運転では、出力電圧を6kVまで増大する。
なお、上記制御において、エアフィルタ5の自動清掃中に静電霧化装置18,18Aを運転するようにしたが、ダンパ64が吸引装置80の吸入路の開口部62を開いた状態で行われる換気運転中に静電霧化装置18,18Aを運転すると、エアフィルタ自動清掃装置の塵埃排出経路を静電ミストで浄化することができる。この場合、リモコンにはエアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンに加え、換気運転を行うための操作ボタンも設けられる。
また、換気ファンユニット16が換気専用のユニットの場合、換気運転中に静電霧化装置18,18Aを運転することにより換気経路が浄化できることは言うまでもない。
図16は、エアフィルタ自動清掃装置の別の運転制御を示すフローチャートを示している。
図16に示されるように、ステップS11において空気調和機の通常運転中は、静電霧化装置18,18Aも同時に運転されている。ステップS12において空調運転の停止指示があったかどうかの判定が行われ、停止指示があった場合にはステップS13に進む一方、停止指示がなかった場合にはステップS11に戻る。ステップS13においては、エアフィルタ5の自動清掃を行う設定かどうかの判定が行われ、自動清掃を行う設定の場合には、ステップS14において空調運転を停止し、エアフィルタ自動清掃装置を運転するとともに、静電霧化装置18,18Aの運転を継続する。
所定時間経過後、エアフィルタ5の自動清掃が完了すると、ステップS15においてエアフィルタ自動清掃装置を停止し、同時に静電霧化装置18,18Aも停止する。
また、ステップS13において、エアフィルタ5の自動清掃を行う設定でない場合には、ステップS16において空調運転を停止する。
なお、この制御においても、吹出口10は上下羽根12により閉止され、室内ファン8は空調運転時の回転速度より低い回転速度(例えば、500rpm以下)で微風運転を行い、静電霧化装置18,18Aの運転は、空調運転中に行われる定常状態時の能力を増大して行われる。
また、ステップS12における空調運転の停止指示は、リモコン操作による手動停止指示でもよく、時刻設定式切タイマによる停止指示であってもよい。
さらに、室内機の制御部に、空気調和機の累積運転時間を検出する累積運転時間検出手段(例えば、タイマ)を設け、ステップS12とステップS13との間に、累積運転時間検出手段が検出した累積運転時間が所定の時間(例えば、24時間)以上かどうかの判定を行うステップを設けることもできる。この場合、空気調和機の累積運転時間が所定の時間以上になるまで、エアフィルタ自動清掃装置の運転は行われない。
なお、上記実施の形態は、エアフィルタ自動清掃装置として吸引型のものを例に取り説明したが、エアフィルタから塵埃をブラシで掻き取るようにしたブラシ除去型のエアフィルタ自動清掃装置を採用することもできる。ブラシ除去型のエアフィルタ自動清掃装置の場合、エアフィルタの自動清掃とともに静電霧化装置を運転することで、汚染された塵埃やブラシ等を浄化することができ、特にエアフィルタの自動清掃直後における汚染状態の放置を回避することができる。
本発明に係る空気調和機は、エアフィルタ自動清掃装置の汚染部を浄化することができるので、エアフィルタ自動清掃装置を常に清潔な状態で維持することができ、一般家庭用の空気調和機を含む様々な空気調和機として有用である。
一部を取り除いた状態を示す本発明に係る空気調和機の室内機の斜視図 図1の室内機の概略縦断面図 図1の室内機に設けられた静電霧化装置の斜視図 図1の室内機の枠体の一部と静電霧化装置を示す正面図 静電霧化装置の概略構成図 静電霧化装置のブロック図 室内機本体に対する静電霧化装置の取付状態を示す斜視図 室内機本体に対する静電霧化装置の取付状態を示す変形例の斜視図 静電霧化装置と換気ファンユニットとの位置関係を示す図1の室内機の側面図 静電霧化装置の変形例を示す斜視図 図10の静電霧化装置と換気ファンユニットとの位置関係を示す図1の室内機の側面図 室内機に設けられたエアフィルタ自動清掃装置の斜視図 (a)は図12のエアフィルタ自動清掃装置に設けられた吸引ノズルの分解斜視図、(b)は(a)の線A−Aに沿った断面図 エアフィルタ全面の清掃方法を説明する模式図 エアフィルタ自動清掃装置及び静電霧化装置の運転制御を示すフローチャート エアフィルタ自動清掃装置及び静電霧化装置の別の運転制御を示すフローチャート
符号の説明
2 室内機本体、 2a 前面吸込口、2b 上面吸込口、 4 前面パネル、
5 エアフィルタ、 6 熱交換器、 8 室内ファン、 10 吹出口、
12 上下羽根、 14 左右羽根、 16 換気ファンユニット、
18,18A 静電霧化装置、 20 主流路、 22 バイパス流路、
22a バイパス吸入口、 22b バイパス吹出口、 22c バイパス吸入管、
22d バイパス吹出管、 22e 収容部、 24 高電圧トランス、
26 バイパス送風ファン、 28 放熱部、 30 静電霧化ユニット、
32 サイレンサ、 34 ケーシング、 36 ペルチェ素子、 36a 放熱面、
36b 冷却面、 38 放電電極、 40 対向電極、 42 制御部、
44 ペルチェ駆動電源、 46 台枠、 46a 後部壁、 46b 側壁、
46c 隔壁、 46d 開口、 48 リヤガイダ、 48a 後部壁、
48b 側壁、 62 開口部、 64 ダンパ、
66 ユニットハウジング、 68 サイレンサハウジング、 70 フィルタ枠、
72 フィルタ網、 74 吸引ノズル、 76 ガイドレール、 78 吸引ダクト、
80 吸引装置、 80a 排気口、 82 排気ダクト、 84 吸引ノズル本体、
84a 開口部、 86 ベルト、 86a 吸引孔、 88 ベルトガイド。

Claims (8)

  1. エアフィルタの自動清掃機能と室内空気を浄化する空気清浄機能を有する室内機を備えた空気調和機であって、
    前記室内機が、室内空気を吸い込む吸込口と、該吸込口より吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルタと、吸い込まれた空気と熱交換する熱交換器と、該熱交換器で熱交換された空気を搬送する室内ファンと、該室内ファンから送風された空気を吹き出す吹出口と、該吹出口から吹き出される空気の送風方向を上下に変更する上下羽根と、前記エアフィルタの自動清掃を行うエアフィルタ自動清掃装置と、静電ミストを発生させる静電霧化装置と、前記室内機と前記エアフィルタ自動清掃装置と前記静電霧化装置を制御する制御手段とを備え、前記室内機を遠隔操作する遠隔操作装置に、前記エアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンを設け、該操作ボタンの操作により前記エアフィルタ自動清掃装置を運転すると、前記制御手段は前記静電霧化装置を運転制御することを特徴とする空気調和機。
  2. 前記エアフィルタ自動清掃装置が吸引装置を有し、該吸引装置の吸入路に開口部を形成し、該開口部を開閉するダンパを設けるとともに、前記エアフィルタ自動清掃装置で換気運転を行うための操作ボタンを設け、該操作ボタンの操作により前記ダンパが前記開口部を開放した状態で前記エアフィルタ自動清掃装置が換気運転を行うと、前記制御手段は前記静電霧化装置を運転制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  3. 前記エアフィルタ自動清掃装置に代えて換気専用ファンユニットを設けるとともに、前記エアフィルタ自動清掃装置の運転を行うための操作ボタンに代えて前記換気専用ファンユニットの運転を行うための操作ボタンを設け、該操作ボタンの操作により前記換気専用ファンユニットを運転すると、前記制御手段は前記静電霧化装置を運転制御することを特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. エアフィルタの自動清掃機能と室内空気を浄化する空気清浄機能を有する室内機を備えた空気調和機であって、
    前記室内機が、室内空気を吸い込む吸込口と、該吸込口より吸い込まれた空気に含まれる塵埃を捕集するエアフィルタと、吸い込まれた空気と熱交換する熱交換器と、該熱交換器で熱交換された空気を搬送する室内ファンと、該室内ファンから送風された空気を吹き出す吹出口と、該吹出口から吹き出される空気の送風方向を上下に変更する上下羽根と、前記エアフィルタの自動清掃を行うエアフィルタ自動清掃装置と、静電ミストを発生させる静電霧化装置と、前記室内機と前記エアフィルタ自動清掃装置と前記静電霧化装置を制御する制御手段とを備え、空調運転中、前記制御手段は前記静電霧化装置の運転制御を行い、前記制御手段に空調運転の停止指示が入力されると、前記制御手段は、空調運転を停止し前記エアフィルタ自動清掃装置を運転するとともに、前記静電霧化装置の運転を継続することを特徴とする空気調和機。
  5. 前記エアフィルタ自動清掃装置あるいは前記換気専用ファンユニットの運転とともに行われる前記静電霧化装置の運転は、前記上下羽根により前記吹出口を閉止した状態で行われることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 前記エアフィルタ自動清掃装置あるいは前記換気専用ファンユニットの運転とともに行われる前記静電霧化装置の運転中は、前記室内ファンは空調運転時の回転速度より低い回転速度で運転されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の空気調和機。
  7. 前記エアフィルタ自動清掃装置あるいは前記換気専用ファンユニットの運転とともに行われる前記静電霧化装置の運転は、空調運転時の能力を増大して行われることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の空気調和機。
  8. 前記制御手段が空気調和機の累積運転時間を検出する累積運転時間検出手段を有し、該累積運転時間検出手段が検出した累積運転時間が所定の時間以上になるまで、前記エアフィルタ自動清掃装置の運転を行わないようにしたことを特徴とする請求項4乃至7のいずれか1項に記載の空気調和機。
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