WO2006016437A1

WO2006016437A1 - テレビ電話交番システム

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Publication number: WO2006016437A1
Application number: PCT/JP2005/005842
Authority: WO
Inventors: Nozomu Sahashi
Original assignee: Ginganet Corporation
Priority date: 2004-08-11
Filing date: 2005-03-29
Publication date: 2006-02-16
Also published as: KR20070027658A; RU2007108769A; JP4460582B2; IL181057A0; CN1981523A; WO2006016466A1; JPWO2006016466A1; US20080062248A1; CA2575432A1; EP1781031A1; BRPI0514237A; NZ553180A; AU2005270782A1

Abstract

　緊急の呼出と通常の受付とを分離し、通常の受付における調書作成業務を係官が対応することなく行えるようにすることで、小人数の係官によって多数の来訪者に対応できるテレビ電話交番システムを提供する。　交番には交番端末１２、来訪者センサ１４、拾得物保管庫１７等を備え、テレビ電話受付センタ１００には、受付サーバ１１０、自動応答サーバ１２０、ＭＣＵ１３０、受付端末１４０を備え、通信回線６００で接続されている。交番端末は、緊急呼出ボタンと通常受付ボタンを備え、受付サーバは、通常受付では交番端末を自動応答サーバと接続して、調書ファイルから順次質問映像を取出して交番端末に送信し、それに対する回答映像または文字情報入力を取得して記録することで調書を自動作成する。また、緊急呼出では非接続中の受付端末または優先度が所定より低い受付端末を呼出して接続する。

Description

明細書

テレビ電話交番システム

技術分野

[0001] この発明は、テレビ電話端末を設置した無人の交番力警察のサービスを受けることができるようにしたテレビ電話交番システムに関する。

背景技術

[0002] 日本では、市民の安全を護るために警察官が駐在する「交番」が全国各地に設置され、巿民力^財布を落とした」「道に迷った」「事件 ·事故に遭遇した」等のトラブルに遭遇したときに、「交番」に駆込むことによりいつでも警察官に面談して相談することができ、「交番」は地域の安全センターとして役割を果たしてきた。

し力しながら、全国各地に存在する多数の「交番」に警察官を常時駐在させることは人員的にも困難であり、特に「交番」を管轄する警察官がパトロール中は無人とならざるを得ないため、「交番」に行けば警察官がいるという市民の信頼を確保することが困難になってきている。

[0003] 近年、通信回線を介して映像および音声の双方向通信を行うテレビ電話の性能が急速に向上してきたことから、無人の「交番」にテレビ電話端末を設置し、中央の警察官と遠隔で面談できるようにした「ハイテク交番」が導入され、脚光を浴びてヽる（例えば、非特許文献 1参照)。

かかる「ハイテク交番」では、「交番」に設置されたテレビ電話端末に「緊急」ボタンと「対話」ボタンが設けられ、「緊急」ボタンが押されると、警察署の係官に対して緊急通報され、係官とテレビ電話で面談しながら、必要に応じてパトロールカーを急行させるなどの緊急対応が行え、「対話」ボタンが押されると、警察署の係官とテレビ電話で面談でき、各種の届け出や相談を行うことができる。尚、地理案内や各種手続方法の案内は、テレビ電話によって警察署の係官と面談することなく行えるように、コンピュータによる自動対応機能を備えてヽる。

このように、無人の交番にテレビ電話端末を設置することにより、市民はトラブル発生時に近くの「交番」に駆込むことでテレビ電話を使用して警察官と面談できるため、地域の安全センターとしての役割を確保できると、う効果を得て、る。

[0004] 非特許文献 1：警視庁編、 "ハイテク交番"、 [online]、 [平成 16年 5月 28日検索]、ィンターネットく URL : HYPERLINK

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/sikumi/kouban/haiteku.htm

http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/sikumi/kouban/haiteku.htm ^

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] し力しながら、上記のような従来のハイテク交番では、地理案内や手続案内等の来訪者が自分で検索できるサービスを除いて、基本的には警察署の係官がテレビ電話で対応する必要があり、対応する係官の人員にも限りがあるため、ハイテク交番への来訪者が多数集中したときには、係官が手一杯となり、その間に緊急呼出があっても対応できな、場合が生ずるとヽぅ問題があった。

[0006] 一方、警察官が交番で対応する業務として、事件情報の届け出や拾得物の届け物、遺失物の届け出、搜索願の届け出、交通事故の届け出等があるが、これらは特に緊急性を必要としないものの、その対応記録を残すために調書を作成することが必要となる。

し力しながら、調書の作成には係官が来訪者の話を聞きながら行うため力なりの時間を要し、従来のハイテク交番では、テレビ電話を介して面談しながら調書の作成を行なうため、 1人の来訪者に対して 1人の係官が長時間拘束され、多数の来訪者に対応できな力つたり、緊急呼出に対応できな力たりするという問題があった。

[0007] それゆえに、本願発明の目的は、緊急の呼出と通常の受付とを分離し、通常の受付における調書作成業務を係官が対応することなく行えるようにすることで、小人数の係官によって多数の来訪者に対応できるテレビ電話交番システムを提供することである。

課題を解決するための手段

[0008] 請求項 1に記載の発明は、交番に設置され、テレビ電話機能を有する交番端末と、受付センタに設置され、テレビ電話機能を有する受付端末とを備え、交番への来訪者が遠隔で警察官と面談できるテレビ電話交番システムであって、交番端末からの呼出を受付ける受付手段と、前記受付手段により受付けられた交番端末に対して自動的に応答して調書ファイルを作成する自動調書作成手段とを有し、前記受付手段は、交番端末からの呼出が緊急呼出の場合には、前記呼出を受付けた交番端末を応答可能な受付端末に接続し、前記交番端末力の呼出が通常受付の場合には、前記呼出を受付けた交番端末を前記自動調書作成手段に接続する機能を有するテレビ電話交番システムである。

この発明によれば、緊急の呼出と通常の受付とが分離され、通常の受付は自動調書作成手段に接続されて自動的に調書ファイルが作成されるので、小人数の係官で多数の来訪者に対応できる。

請求項 2に記載の発明は、請求項 1に記載のテレビ電話交番システムであって、前記調書ファイルには、調書の項目別に質問映像が登録され、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルから前記登録された質問映像を順次取出して前記交番端末に送信する機能と、前記送信された質問映像に対して前記交番端末から受信された回答映像のうち少なくとも回答音声を前記調書ファイルに記録する機能とを有するものである。

この発明によれば、調書ファイルは項目別に質問映像が登録されており、自動調書作成手段が質問映像を順次取出して交番端末に送信し、それに対する交番端末からの回答映像のうち少なくとも回答音声を調書ファイルに記録することで調書ファイルを作成するので、機械操作が行えな!/、来訪者にも対応できる。

また、この発明によれば、来訪者に対して映像と音声が組合された質問映像を用いて質問するので、目または耳のいずれかが不自由な人にも対応できる。

尚、本願において、「映像」には「音声を含まない狭義の映像」と「音声」とを含み、「回答映像」には「回答音声を含まない狭義の回答映像」と「回答音声」とを含む。ここで、自動調書作成手段は、送信映像に対する回答映像 (狭義の回答映像と回答音声を含むもの）を調書ファイルに記録するようにしてもよい。これにより、調書ファィルに届出者の表情が記録されるので、調書ファイルを利用する際に、音声だけでは判断が困難な場合でも映像を参照して判断でき、供述の信憑性が判断しやすくなる。 [0010] 請求項 3に記載の発明は、請求項 2に記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、テレビ電話端末と接続する機能を有し、前記取出された質問映像をテレビ電話コードにエンコードして前記交番端末に送信する機能と、前記交番端末力受信されたテレビ電話コードをデコードして少なくとも回答音声を抽出して前記調書ファイルに記録する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段は交番端末のテレビ電話と接続され、調書ファイルの質問映像をテレビ電話コードにエンコードして交番端末に送信し、交番端末からのテレビ電話コードをデコードして回答映像として調書ファイルに記録するので、交番端末として特殊な機能を備える必要がなぐ通常のテレビ電話の機能を用いて調書の作成を自動的に行える。

[0011] 請求項 4に記載の発明は、請求項 2または請求項 3に記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記記録された回答音声を音声認識して文字情報に変換する機能と、前記変換された文字情報を前記調書ファイルに記録する機能とを有するものである。

この発明によれば、調書ファイルに記録された回答音声を音声認識して文字情報に変換して調書ファイルに記録する機能を有するので、回答映像や回答音声のみが登録された調書ファイルであっても、キーワード検索したり、他の調書ファイルや犯罪情報との類似性を判断できる。

[0012] 請求項 5に記載の発明は、請求項 2ないし請求項 4のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記交番端末において入力された文字情報による回答を取得する機能を有し、前記送信された質問映像に対して前記交番端末において音声による回答と文字情報による回答のいずれか先に回答された情報を取得して前記調書ファイルに記録する機能を有するものである。

この発明によれば、質問映像に対して文字情報と音声のいずれでも回答できるので、話すことまたは機械操作のいずれかが不自由な人にも対応できる。また、正確に入力すべきことを文字情報で入力し、複雑な事象は音声で回答するなど、状況によつて使、分けることができる。

[0013] 請求項 6に記載の発明は、請求項 4または請求項 5に記載のテレビ電話交番システムであって、前記調書受付手段は、登録されている調書ファイルに関係する関係部署情報を受付端末または通信回線を介して接続された他の端末から設定する機能を有し、前記自動調書作成手段は、新規の調書ファイルが登録された際に、前記登録された新規の調書ファイルに記録されて!ヽる文字情報と既に登録されて!ヽる調書ファイルに記録されて、る文字情報とを比較する機能と、所定の一致条件を満たす調書ファイルが抽出された場合に、前記抽出された調書ファイルに設定されている関係部署情報を取出す機能と、前記取出された関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、新規の調書ファイルが作成されたときに、その調書ファイルに記録されて!/、る文字情報を既存の調書ファイルに記録されて！、る文字情報と比較して、所定の一致条件を満たす調書ファイルが発見されたときに、発見された調書ファイルに設定されている関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該事件に関係する関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

[0014] 請求項 7に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 5のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記交番端末においてテレビカメラまたは来訪者が持参したデジタルカメラもしくは携帯電話等力取得された画像の転送を受ける機能を有し、前記転送を受けた画像を前記調書ファイルに記録する機能を有するものである。

この発明によれば、交番端末にぉ、てテレビカメラまたは来訪者が持参したデジタルカメラもしくは携帯電話等から取得された画像データの転送を受けて調書ファイルに記録する機能を有するので、被害者や加害者の画像や現場の状況等の画像データが提供された場合にそれを調書ファイルに記録することができ、極めて有効な調書を自動作成できる。

[0015] 請求項 8に記載の発明は、請求項 7に記載のテレビ電話交番システムであって、前記調書受付手段は、登録されて!ヽる調書ファイルに対して受付端末または通信回線を介して接続された他の端末から関係部署情報を設定する機能を有し、前記自動調書作成手段は、新規の調書ファイルが登録された際に、前記登録された新規の調書ファイルに記録されて、る画像と既に登録されて、る調書ファイルに記録されて!、る画像とを比較する機能と、所定の一致条件を満たす調書ファイルが抽出された場合に、前記抽出された調書ファイルに設定されている関係部署情報を取出す機能と、前記取出された関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、新規の調書ファイルが作成されたときに、その調書ファイルに記録されて!/ヽる画像を既存の調書ファイルに記録されてヽる画像と比較して、所定の一致条件を満たす調書ファイルが発見されたときに、発見された調書ファイルに設定されている関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該事件に関係する関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

尚、画像の比較する方法としては、例えば双方の顔画像からバイオメトリック情報を抽出し、抽出されたバイオメトリック情報を相互に比較する方法等が使用できる。また、画像としては、テレビカメラまたは来訪者が持参したデジタルカメラもしくは携帯電話等で撮像された画像データだけでなぐ人相書きプログラム等により作成された画像データを含めてもよぐ双方の画像からバイオメトリック情報を抽出して相互比較するようにしてちょい。

[0016] 請求項 9に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 8のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、前記自動調書作成手段により調書ファィルを作成している際に、交番端末力もの要求により対応可能な受付端末を呼出して接続する機能を有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって調書ファイルを作成中に、交番端末カゝら対応可能な受付端末を呼出して接続することができるので、来訪者は操作方法が判らな、場合や相談した、ときに、例えばヘルプボタン等を用いて受付端末を呼出すことで受付サンタの係官と面談でき、係官は受付端末で調書ファイルを開くことで来訪者の話を聞きながら調書を完成させることができる。

[0017] 請求項 10に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 9のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、呼出を受付けられた交番端末とその交番端末に接続中の受付端末とが登録される受付テーブルを備え、交番端末から呼出を受けた際に、前記受付テーブルを参照し、非接続中の受付端末がある場合には、呼出を受けた交番端末を非接続中の受付端末の!ヽずれかと接続する機能を有するものであって、前記受付手段は、前記受付テーブルに対して受付端末力受付中の交番端末の優先度を設定する機能を有し、交番端末力呼出を受けた際に、すべての受付端末が接続中であっても、前記受付テーブルに設定された優先度が所定の優先度より低い交番端末が存在する場合には、当該交番端末に接続中の受付端末を呼出す機能と、前記呼出された受付端末力応答通知が受信された場合に、当該受付端末に接続中の交番端末の接続を保留して前記呼出を受けた交番端末〖こ付替える機能と、前記受付端末力終了通知が受信されたときに、前記接続を保留された交番端末の保留を解除して前記受付端末との接続を復帰する機能とを有するものである。

この発明によれば、交番端末の受付状態が登録される受付テーブルに受付中の交番端末の優先度を設定する機能を設け、交番端末力呼出があった時に、非接続中の受付端末が存在しな、場合でも、受付テーブルを参照して所定の優先度より低ヽ交番端末が存在する場合には、その!、ずれかの交番端末の接続を保留して新たな呼出があった交番端末に付替え、新たな呼出に対する対応が終了したら元の交番端末の保留を解除して接続を復帰することができるので、すべての受付端末が対応中であっても、優先度が低い交番端末に対応中の受付端末に対応させることができ、少ない係官でより多くの来訪者に対応できる。

尚、対応する受付端末の選択において、優先度が最も低く設定されている交番端末に対応中の受付端末を対応させるようにしてもょ、。

また、交番端末からの新たな呼出には、緊急呼出の他、自動調書作成手段によつて調書ファイルを作成中の交番端末からの呼出を含む。この場合において、緊急呼出を受付ける優先度と自動調書作成手段によって調書ファイルを作成中の交番端末力もの呼出を受付ける優先度に差異を設けるようにしてもよい。これにより、交番端末力もの呼出の緊急性に対応して適切に対応することができる。

請求項 11に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 10のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして被害届を自動作成する機能を有し、前記作成された被害届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された被害届を前記犯罪情報データベースに既に登録されて!/、る犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって被害届を自動作成して犯罪情報データベースに登録でき、作成された被害届を犯罪情報データベースに既に登録されて、る犯罪情報と比較して、所定の一致条件を満たす犯罪情報が発見されたときに

、発見された犯罪情報に関係する関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該被害届と関係する事件の関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

[0019] 請求項 12に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 11のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして事件情報届を自動作成する機能を有し、前記作成された事件情報届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された事件情報届を前記犯罪情報データべースに既に登録されて、る犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって事件情報届を自動作成して犯罪情報データベースに登録でき、作成された事件情報届を犯罪情報データベースに登録されて!/、る犯罪情報と比較して、所定の一致条件を満たす犯罪情報が発見されたときに、発見された犯罪情報に関係する関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該事件情報届と関係する事件の関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

[0020] 請求項 13に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 12のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして搜索願を自動作成する機能を有し、前記作成された捜索願を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された搜索願を前記犯罪情報データベースに既に登録されて!/、る犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって搜索願を自動作成して犯罪情報データベースに登録でき、作成された搜索願を犯罪情報データベースに登録されて、る犯罪情報と比較して、所定の一致条件を満たす犯罪情報が発見されたときに、発見された犯罪情報に関係する関係部署の端末を呼出して接続することができるので

、当該捜索届と関係する事件の関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

[0021] 請求項 14に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 13のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして交通事故届を自動作成する機能を有し、前記作成された交通事故届を運転免許情報データベースに登録する機能と、前記作成された交通事故届を犯罪情報データべースに既に登録されて、る犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって交通事故届を自動作成して運転免許情報データベースに登録するので、運転免許保有者の事故履歴が確実に把握でき、免許更新に反映させることができる。

また、作成された交通事故届を犯罪情報データベースに登録されて！、る犯罪情報と比較して、所定の一致条件を満たす犯罪情報が発見されたときに、発見された犯罪情報に関係する関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該交通事故届と関係する事件の関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、事件の迅速な解決に寄与することができる。

[0022] 請求項 15に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 14のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、指名手配者を検索する検索情報を取得する機能と、前記取得された検索情報に基!、て犯罪情報データべ一スから指名手配者情報を抽出して提示する機能と、前記提示された指名手配者情報カゝら対象となる指名手配者情報を選択する機能とを有し、前記調書ファイルとして指名手配情報届を自動作成する機能を有し、前記作成された指名手配情報届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記選択された指名手配者情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって届出者力取得した検索情報に基 Vヽて犯罪情報データベースから該当する指名手配者を抽出して指名手配情報届を自動作成して犯罪情報データベースに登録でき、抽出された指名手配者情報に関係する関係部署の端末を呼出して接続することができるので、当該指名手配者と関係する関係部署は届出のあった時に届出者と直接面談して内容を確認することができ、指名手配者の迅速な逮捕に寄与できる。

請求項 16に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 15のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記交番端末には、届けられた拾得物を撮像する拾得物撮像手段と、前記届けられた拾得物を保管する拾得物保管庫が接続され、前記自動調書作成手段は、前記拾得物撮像手段により撮像された拾得物の画像を前記調書ファイルに記録する機能と、前記届けられた拾得物が前記拾得物保管庫に保管されたことを確認する機能とを有し、前記調書ファイルとして拾得物届を自動作成する機能を有し、前記作成された拾得物届を遺失物データベースに登録する機能を有するとともに、前記調書ファイルとして遺失物届を自動作成する機能を有し、前記作成された遺失物届を遺失物データベースに登録する機能と、前記作成された遺失物届を前記遺失物データベースに登録されている拾得物届と比較し、所定の一致条件を満たす拾得物届が抽出された場合に、当該拾得物届を登録した交番端末を管轄する管轄警官の端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、交番には届けられた拾得物を撮像する拾得物撮像手段が備えられ、拾得物撮像手段により撮像された拾得物の画像が拾得物届に記録されるので、届出のあった拾得物を通信回線に接続されたどの端末力でも容易に確認できるまた、この発明によれば、交番には届けられた拾得物を保管する拾得物保管庫が備えられ、届出者によって拾得物が当該拾得物保管庫に収容されたことを確認した上で拾得物届が登録されるので、無人の交番であっても確実な拾得物の引渡しが行える。

また、この発明によれば、自動調書作成手段によって拾得物届と遺失物届を作成して遺失物データベースに登録でき、作成された遺失物届を既に登録されている拾得物届と比較して所定の一致条件を満たす拾得物届が発見されたときに、発見された拾得物届に登録された交番端末を管轄する管轄警官の端末を呼出して接続することができるので、管轄警官が拾得物届を表示しながら遺失物届の届出者と面談して内容を確認したり、交番端末に拾得物届（特に画像)を提示して遺失物届の届出者に確認させることができ、拾得物を遺失者に迅速に引渡すことが可能となる。尚、自動調書作成手段は、拾得物届が遺失物データベースに登録されたときに、作成された拾得物届を既に登録されている遺失物届と比較し、所定の一致条件を満たす遺失物届が抽出された場合に、当該遺失物届を登録した交番端末を管轄する管轄警官の端末に通知または呼出して接続するようにしてもよい。これにより、管轄警官は、届出の内容を確認して遺失物届の届出者に迅速に通知することができる。請求項 17に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 15のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記交番端末には、届けられた拾得物を撮像する拾得物撮像手段と、前記届けられた拾得物を保管する拾得物保管庫が接続され、遺失物を管理する遺失物センタには、前記遺失物センタの係官が使用する遺失物センタ端末と、交番から届けられた拾得物を保管する遺失物保管庫が備えられ、前記自動調書作成手段は、前記拾得物撮像手段により撮像された拾得物の画像を前記調書フアイルに記録する機能と、前記届けられた拾得物が前記拾得物保管庫に保管されたことを確認する機能と、前記保管された拾得物の保管情報を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、前記調書ファイルとして拾得物届を自動作成する機能を有し、前記作成された拾得物届を遺失物データベースに登録する機能を有し、前記受付手段は、前記拾得物保管庫に保管された拾得物が前記遺失物センタの遺失物保管庫に移送されたときに前記遺失物データベースに登録された拾得物届の保管情報を前記遺失物センタの遺失物保管庫に更新する機能を有し、前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして遺失物届を自動作成する機能を有し、前記作成された遺失物届を遺失物データベースに登録する機能と、前記作成された遺失物届を前記遺失物データベースに登録されている拾得物届と比較し、所定の一致条件を満たす拾得物が抽出された場合に、当該拾得物届に記録されている保管情報に基いて対応する端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

また、この発明によれば、拾得物届には保管情報が記録され、交番の拾得物保管庫力遺失物センタの遺失物保管庫に移送されたときに拾得物届の保管情報が更新されるので、通信回線に接続された端末から拾得物が保管されて!、る場所を容易に確認でき、遺失物者への弓 I渡しがスムースに行える。

また、この発明によれば、自動調書作成手段によって拾得物届と遺失物届を作成して遺失物データベースに登録でき、作成された遺失物届を既に登録されている拾得物届と比較して所定の一致条件を満たす拾得物届が発見されたときに、発見された拾得物届の保管情報に基づいて管轄警官の端末または遺失物センタの端末のいずれ力を呼出して接続することができるので、管轄警官または遺失物センタの係官が拾得物届を表示しながら遺失物届の届出者と面談して内容を確認したり、交番端末に拾得物届（特に画像)を提示して遺失物届の届出者に確認させることができ、拾得物を遺失者に迅速に引渡すことが可能となる。

尚、自動調書作成手段は、拾得物届が遺失物データベースに登録されたときに、作成された拾得物届を既に登録されている遺失物届と比較し、所定の一致条件を満たす遺失物届が抽出された場合に、当該遺失物届を登録した交番端末を管轄する管轄警官の端末または遺失物センタの端末に通知または呼出して接続するようにしてもよい。これにより、管轄警官または遺失物センタの係官は、届出の内容を確認して遺失物届の届出者に迅速に通知することができる。

[0025] 請求項 18に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 17のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記交番端末から来訪者の免許証情報を取得する機能と、前記取得された免許証情報を免許情報データべースと照合して更新対象者であることを確認する機能と、前記交番端末のテレビ映像から来訪者の静止画像を取得する機能と、前記取得された来訪者の静止画像を免許情報データベースと照合して本人確認する機能と、視力検査チャートを前記交番端末に提示して視力検査を行う機能と、前記視力検査に合格したことが確認された場合に免許更新時の講習映像を前記交番端末に送信する機能と、前記送信された講習映像が視聴されたことを確認して免許証を発行する機能とを有し、前記交番端末力も免許の更新を行えるようにしたものである。

この発明によれば、自動調書作成手段により、来訪者の免許情報を取得するとともにテレビ映像力静止画像を取得して免許情報データベースと照合することで本人確認を行い、該当者には視力検査を行って、合格者に対して免許更新時の講習画像を提示することができるので、無人の交番力も免許の更新手続を行うことができる。

[0026] 請求項 19に記載の発明は、請求項 18に記載のテレビ電話交番システムであって、前記本人確認する機能にお!ヽて、前記取得された来訪者の静止画像から本人確認できない場合に、運転免許センタの端末を呼出して接続し、運転免許センタの係官が本人確認できるようにしたものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって本人確認できない場合に、運転免許センタを呼出して係官が本人確認できるので、テレビ映像によって本人確認することが困難な場合でも免許更新手続を行え、運転免許センタの係官に大きな負担をかけることなく多数の免許更新手続に対応することができる。

[0027] 請求項 20に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 19のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記交番端末から地名や名称等の目的地情報を取得する機能と、前記取得された目的地情報を地図情報データベース力検索し、当該交番から目的地までのルート情報を取得する機能と、前記取得されたルート情報を前記交番端末に提示する機能とを有し、前記交番端末にぉ、て道案内を行えるようにしたものである。

この発明によれば、自動調書作成手段によって地名や名称等の目的地情報を聴取し、地図情報データベースから目的地までのルート検索を行い、検索されたルートを地図上に明示して交番端末に提示することができるので、受付センタの係官が対応しなくても適切に道案内をすることができる。

[0028] 請求項 21に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 20のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記自動調書作成手段は、前記交番端末に対して選挙の候補者リストを提示する機能と、前記提示された候補者リストから演説映像の視聴を希望する候補者を選択させる機能と、前記選択された候補者の演説映像を前記交番端末に送信する機能と、前記交番端末から選挙人情報を取得する機能と、前記取得された選挙人情報を選挙人情報データベースと照合して選挙権を確認する機能と、選挙権が確認された場合に前記交番端末から投票を受付ける機能と、前記受付けられた投票を投票情報データベースに登録する機能とを有し、前記交番端末から選挙を行えるようにしたものである。

この発明によれば、選挙公示期間中には交番端末力候補者の演説情報を視聴することができ、投票日には交番端末で来訪者の選挙権を選挙情報データベースと照合して確認して投票を受付けることができるので、選挙人の地元の交番を利用して選挙の公示や投票を受付けることができ、選挙の度に看板を設置したり、投票所を設置する必要がなくなり、選挙に要する公費を大幅に削減できる。

[0029] 請求項 22に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 21のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、受付端末が交番端末とテレビ電話接続されている状態において、前記受付端末力調書ファイルを開く機能と、前記交番端末力テレビ電話により受信された映像のうち少なくとも音声を取得して前記調書ファイルに記録する機能とを有し、受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら調書ファイルを作成する機能を有するものである。

この発明によれば、受付端末が交番端末とテレビ電話接続中に、受付端末から調書ファイルを開き、交番端末力もの映像のうち少なくとも音声を調書ファイルに記録することができるので、緊急呼出の場合や操作方法の判らな、来訪者から面談を要求された場合でも、受付端末の係官が来訪者とテレビ電話で面談しながら調書を作成できる。

[0030] 請求項 23に記載の発明は、請求項 22に記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、前記交番端末にお!、てデジタルカメラや携帯電話等から取得された画像を表示する画像表示アプリケーションを前記受付端末と前記交番端末の共有アプリケーションとして起動する機能と、前記画像表示アプリケーションによって表示された画像を取得して前記調書ファイルに登録する機能とを有し、受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら来訪者が提供する画像データを調書ファイルに記録する機能を有するものである。

この発明によれば、デジタルカメラや携帯電話等から取得された画像データを表示する画像表示アプリケーションが受付端末と交番端末の共有アプリケーションとして起動されるので、来訪者が持参した画像データを交番端末と受付端末の双方で確認した上で調書ファイルに記録することができる。

[0031] 請求項 24に記載の発明は、請求項 22に記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付端末は、人相書きアプリケーションを前記受付端末と前記交番端末の共有アプリケーションとして起動する機能と、前記人相書きアプリケーションにより作成された画像を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら人相書きを作成して調書ファイルに記録する機能を有するものである。

この発明によれば、人相書きアプリケーションが受付端末と交番端末の共有アプリケーシヨンとして起動されるので、受付端末の係官と交番端末の来訪者がテレビ電話で相談しながら人相書きを作成して調書ファイルに記録することができる。

[0032] 請求項 25に記載の発明は、請求項 22に記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付端末は、作図アプリケーションを前記受付端末と前記交番端末の共有アブリケーシヨンとして起動する機能と、前記作図アプリケーションにより作成された画像を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら事件現場の図面を作成して調書ファイルに記録する機能を有するものである。

この発明によれば、作図アプリケーションが受付端末と交番端末の共有アプリケーシヨンとして起動されるので、受付端末の係官と交番端末の来訪者がテレビ電話で相談しながら事件現場の図面を作成して調書ファイルに記録することができる。

[0033] 請求項 26に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 21のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、受付端末が交番端末とテレビ電話接続されている状態において、接続可能な端末のリストを表示する機能と、前記表示されたリストから選択された端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、受付端末が交番端末とテレビ電話接続中に、接続可能な端末を選択して呼出して接続することができるので、例えば、交番端末の接続を保留して関係部署の端末とテレビ電話接続してアドバイスを受けたり、交番端末の接続を事件に関係する関係部署の端末に転送してより具体的な供述を得たり、複数の関係部署をテレビ会議接続して搜查会議を設定することができ、事件のより迅速な解決に寄与できる。

[0034] 請求項 27に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 21のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、前記交番端末の周辺地図を表示する機能と、パトロール警官の携帯端末力 GPS情報を取得する機能と、前記取得された GPS情報からパトロール警官の現在位置を前記周辺地図に表示する機能と、前記ノ讣ロール警官の現在位置が表示された周辺地図から選択されたパトロール警官の携帯端末を呼出して接続する機能とを有するものである。

この発明によれば、受付端末が交番端末とテレビ電話接続中に、パトロール警官の携帯端末力も GPS情報を取得して、当該交番端末の周辺地図にパトロール警官の現在位置を表示し、地図上力選択されたパトロール警官の携帯端末を呼出して接続することができるので、例えば、交番端末の接続を保留して最寄りのパトロール警官の携帯端末とテレビ電話接続して現場に急行させたり、交番端末の接続を最寄りのパトロール警官の携帯端末に転送して直接相談させたり、複数のパトロール警官の携帯端末をテレビ会議接続して相談させたりすることができ、事件のより迅速な解決に寄与できる。

[0035] 請求項 28に記載の発明は、請求項 1ないし請求項 27のいずれかに記載のテレビ電話交番システムであって、前記受付手段は、パトロール警官の携帯端末を前記自動調書作成手段と接続する機能を有し、パトロール警官が現場で調書ファイルを作成できるようにしたものである。

この発明によれば、パトロール警官の携帯端末が自動調書作成手段と接続されるので、パトロール警官がテレビ映像を用いて現場で簡便に調書や日誌が作成できる発明の効果

[0036] この発明によれば、緊急の呼出と通常の受付とを分離し、通常の受付における調書作成業務を係官が対応することなく自動で行えるようにしたので、小人数の係官によつて多数の来訪者に対応できるテレビ電話交番システムを提供できるという効果がある。

図面の簡単な説明

[0037] [図 1]この発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムのシステム構成図である。

[図 2]交番端末の操作用リモコンの一例を示す図である。

[図 3]交番端末側処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 4]受付サーバの交番端末受付処理の一実施例を示すフロー図 (その 1)である。

[図 5]受付サーバの交番端末受付処理の一実施例を示すフロー図 (その 2)である。

[図 6]受付サーバの被害届処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 7]受付サーバの事件情報届処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 8]受付サーバの指名手配情報届処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 9]受付サーバの搜索願処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 10]受付サーバの拾得物届処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 11]受付サーバの遺失物届処理の一実施例を示すフロー図である。 [図 12]受付サーバの交通事故届処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 13]受付サーバの免許更新処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 14]受付サーバの道案内処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 15]受付サーバの選挙処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 16]受付サーバの回答取得処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 17]受付サーバの画像取得処理の一実施例を示すフロー図である。

圆 18]受付サーバの受付端末応答処理の一実施例を示すフロー図である。

圆 19]受付端末応答処理の調書作成処理の一実施例を示すフロー図である。

圆 20]受付端末応答処理の端末呼出処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 21]受付サーバの業務処理の一実施例を示すフロー図である。

[図 22]受付サーバの受付テーブルの設定例を示す図 (その 1〜その 3)である。

[図 23]受付サーバの受付テーブルの設定例を示す図 (その 4〜その 6)である。

[図 24]犯罪情報管理サーバの犯罪情報データベースの一例を示す図である。

[図 25]被害届ファイルの一例を示す図である。

[図 26]事件情報届ファイルの一例を示す図である。

[図 27]指名手配情報届ファイルの一例を示す図である。

[図 28]搜索願ファイルの一例を示す図である。

[図 29]拾得物届ファイルの一例を示す図である。

[図 30]遺失物届ファイルの一例を示す図である。

[図 31]交通事故届ファイルの一例を示す図である。

[図 32]交番端末に表示する初期画面の一例を示す図である。

[図 33]交番端末に表示するメニュー画面の一例を示す図である。

[図 34]受付端末に表示する面談中の画面の一例を示す図である。

圆 35]受付端末に表示する調書作成画面の一例を示す図である。

[図 36]受付端末に表示する外部端末呼出画面の一例を示す図である。

[図 37]受付端末に表示するパトロール警官現在地確認画面の一例を示す図である。符号の説明

10 交番交番設置交番端末

交番端末操作用リモコン

来訪者検知センサ

拾得物収容トレィ

拾得物撮像カメラ

拾得物保管庫

電話ボックス

電話ボックス設置交番端末

街灯

街灯設置交番端末

高速道路非常電話ボックス

高速道路設置交番端末

取外し式カメラ

パトロール警官用 GPSテレビ電話携帯端末携帯端末通信基地局

本庁

62、 63、… 本庁各課設置テレビ電話端末テレビ電話受付センタ

受付サーバ

自動応答サーバ

MCU

受付端末

犯罪情報センタ

犯罪情報管理サーバ

遺失物センタ

遺失物管理サーバ

遺失物センタ端末

遺失物保管庫 400 運転免許センタ

410 運転免許管理サーバ

420 運転免許センタ端末

500 選挙管理センタ

510 選挙管理サーバ

520 選挙管理センタ端末

600 通信回線

発明を実施するための最良の形態

[0039] 図 1にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムのシステム構成図を示す。

図において、 10は交番であり、通信回線 600に接続され、テレビ電話機能を有する交番端末 12と、交番端末 12の操作を行うためのリモコン 13と、交番端末 12に接続され、交番への来訪者を検知する来訪者検知センサ 14と、来訪者が届け出た拾得物を収容する拾得物収容トレィ 15と、交番端末 12に接続され、拾得物収容トレィ 15に収容された拾得物を撮像する拾得物撮像カメラ 16と、交番端末 12に接続され、来訪者が届け出た拾得物を拾得物収容トレィ 15に収容された状態で保管する拾得物保管庫 17とを備える。

ここでは、簡単のため、交番端末 12には、対話相手の映像が表示されるテレビモ- タと、テレビモニタ上に設置されてテレビ電話通信を行うセットトップボックスと、セットトップボックス力垂下させて使用者を撮像するテレビカメラのみが記載され、対話相手の音声を出力するスピーカや使用者の音声を入力するマイクは明示されて、なヽ力マイクとスピーカとを備えたヘッドセットや受話器のようなものを使用してもよぐスピー力はモニタ画面に内蔵し、マイクはピンマイク等を使用してもよい。このことは、以下で述べるテレビ電話端末にお!、ても同様である。

[0040] 20は公衆電話ボックスであり、通信回線 600に接続されているテレビ電話端末 22 を備え、特定の番号を呼出すことで交番端末として機能する。

30は街灯であり、通信回線 600に接続されているテレビ電話端末 32を備え、路上から呼出す交番端末として機能する。 40は高速道路の非常電話であり、通信回線 600に接続されているテレビ電話端末 42を備え、高速道路から呼出す交番端末として機能する。尚、高速道路設置の交番端末 42では、カメラ 44は着脱式となっており、通報者が取外して現場の状況を写して伝達することができるようになつている。このことは、街灯設置の交番端末 32においても同様である。

尚、以下の記述では、交番端末は交番設置の交番端末 12に限定して説明するが、緊急呼出、交通事故届、道案内等はその他の交番端末 22、 32、 42からでも行えることはいうまでもない。

[0041] 50はパトロール警官用の GPS搭載テレビ電話携帯端末であり、携帯端末通信基地局 52を介して通信回線 600に接続されて、る。

60は本庁であり、本庁の各部署には本庁各部署設置テレビ電話端末 61、 62、… が備えられ、それぞれ通信回線 600に接続されている。

[0042] 100はテレビ電話受付センタであり、通信回線 600に接続され、交番端末 12からの呼出を受付ける受付サーバ 110と、通信回線 600に接続され、交番端末 12からの呼出に対して自動的に応答して調書を作成したり、道案内や免許更新等を行う自動応答サーバ 120と、通信回線 600に接続され、端末間のテレビ電話接続を仲介する M CU (多地点接続装置） 130と、通信回線 600に接続され、交番端末 12からの緊急呼出や自動応答サーバ 120による自動応答中に面談要求を受けた場合に、受付センタの係官が対応するためのテレビ電話機能を有する受付端末 140とを備える。

受付サーバ 110は、交番端末力もの呼出に対して、対応する受付端末のアドレスや自動応答サーバ 120のポート番号が登録される受付テーブルを備える。また、受付サーバ 110は、受付データベースを備え、各種の調書ファイルの雛型、調書フアイルの各項目に対応した質問映像と地図情報等が登録されている。

[0043] 200は本システムで取扱う犯罪情報を集中管理する犯罪情報センタであり、通信回線 600に接続され、犯罪情報を管理する犯罪情報管理サーバ 210を備える。犯罪情報管理サーバ 210は、犯罪情報データベースを備え、交番端末 12や受付端末 140 等において作成された被害届、事件情報届、指名手配情報届、捜索願等の調書フアイルが登録される。また、犯罪情報データベースには、本庁各部署設置の端末 61 、 62、 63、…からも、指名手配者情報、事件情報等が登録される。

300は各交番に届けられた遺失物を最終的に保管 ·管理する遺失物センタであり、通信回線 600に接続され、遺失物を管理する遺失物管理サーバ 310と、通信回線 6 00に接続され、遺失物センタの係官が使用する遺失物センタ端末 320と、遺失物管理サーバ 310に接続され、交番から届けられた遺失物を保管する遺失物保管庫 330 とを備える。遺失物管理サーバ 310は、遺失物データベースを備え、交番端末 12や受付端末 140等において作成された拾得物届や遺失物届の調書ファイルが登録される。

400は運転免許を集中的に管理する運転免許センタであり、通信回線 600に接続され、運転免許情報を管理する運転免許サーバ 410と、通信回線 600に接続され、運転免許センタの係官が使用する運転免許センタ端末 420とを備える。運転免許サーバ 410は、運転免許情報データベースを備え、運転免許情報、交通事故届等が登録される。

500は選挙を管理する選挙管理センタであり、通信回線 600に接続され、選挙情報を管理する選挙管理サーバ 510と、通信回線 600に接続され、選挙管理センタの係官が使用する選挙管理センタ端末 520とを備える。選挙管理サーバ 510は、選挙情報データベースを備え、選挙の候補者情報、選挙人情報、投票情報等が登録される。

通信回線 600は、当該警察組織内の通信を行う通信回線であって、通常はセキュリティの観点から WAN(Wide Area Network)等の専用回線が用いられる。

図 2に交番端末 12の操作用リモコン 13の例を示す。

図のように、緊急呼出を行う場合に使用する「緊急」ボタンと、通常受付時に使用する「受付」ボタンとを備える。また、通常受付による自動応答中に使用するボタンとして、受付センタの係官を呼出したいときに使用する「ヘルプ」ボタンと、操作を中止したいときに使用する「中止」ボタンと、メニューを選択するための選択ボタンと、選択されたものを決定する「決定」ボタンと、入力された情報を受付サーバに送信するための「送信」ボタンと、数字や文字を入力するために使用する数字ボタンと、質問に対して YES、 NOで回答するための「YES」ボタン、「NO」ボタンと、音声により回答するときに使用する「トーク」ボタンとを備える。

尚、ここでは簡単のため、すべてのボタンを操作用リモコン 13に設けている力例えば、「緊急」ボタン、「受付」ボタン、「YES」ボタン、「NO」ボタン、「トーク」ボタン等は、デスク上に専用ボタンを備えるようにしてもよい。

[0045] 図 3にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの交番端末 110における交番端末側処理 (S 100)の処理フローを示す。

図のように、来訪者センサ 14により交番への来訪者が検知されると（S102)、受付サーバ 110にログインし（S104)、「緊急」ボタンが押されたら（S106)、「緊急通知」を発し (S108)、「受付」ボタンが押されたら（SI 10)、「受付通知」を発し (SI 12)、「ヘルプ」ボタンが押されたら（SI 14)、「ヘルプ通知」を発し（SI 16)、「中止」ボタンが押されたら（S118)、「中止通知」を発し (SI 20)、文字入力 Z選択ボタンが押されたら（S 122)、各ボタンに対応する文字入力や選択処理を行い（S 124)、「送信」ボタンが押されたら（S 126)、入力情報を送信し (S 128)、「トーク」ボタン力 ONされたら（S 130)、「トーク開始通知」を発し（S132) , 「トーク」ボタンが OFFされたら（S134)、「トーク終了通知」を発し（S136)、「YES」ボタンが押されたら（S138)、「YES通知」を発し（S140)、「NO」ボタンが押されたら（S142)、「NO通知」を発する（S144)。これを、受付サーバ 110が受付処理を終了するまで繰返し (S 146)、受付サーバ 110 が受付処理を終了したら、ログアウトして S102に戻る。

[0046] 図 4〜図 5にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの受付サーバ 110における交番端末受付処理（S200)の処理フローを示す。

図のように、最初に図 32に示すような「ようこそ画面」を表示する（S202)。「ようこそ画面」では、文字による操作説明とともに、音声によっても操作説明を行うことで、目の不自由な人にも対応できるようにしている。

「ようこそ画面」において、「緊急通知」が受信されたら（S204)、受付テーブルに優先度 5をセットし (S206)、緊急呼出を受付けた旨を示す「緊急呼出画面」（図示省略 )を表示し (S208)、受付テーブルを参照して受付端末 140のサービス状態を確認し、空端末がある場合は (S210)、当該受付端末を呼出し (S212)、応答する旨の通知があれば (S214)、当該受付端末を受付テーブルにセットし (S216)、当該受付端末に呼出を受付けた交番端末を接続する (S218)。当該受付端末から受付ける旨の通知がないときは S210に戻って、受付可能な他の受付端末を探索する。

受付端末との接続後、受付端末カゝら終了通知が受信されたら (S220)、受付端末との接続を切断し (S222)、受付テーブルをリセットする（S224)。

S210において空端末がない場合には、受付テーブルを参照して受付端末が接続中であって優先度が所定の優先度より低い交番端末が有れば (S226)、当該交番端末に接続中の受付端末を呼出し (S228)、応答する旨の通知があれば (S230)、当該受付端末を受付テーブルにセットし (S232)、現接続中の交番端末の接続を保留とし、当該交番端末の接続を呼出を受付けた交番端末に付替える（S234)。当該受付端末力も受付ける旨の通知がないときは S210に戻って受付可能な他の受付端末を探索する。

受付端末との接続後、受付端末から終了通知が受信されたら (S236)、保留中の交番端末の保留を解除して、当該受付端末との接続を復帰し (S238)、受付テープルをリセットする（S240)。

[0047] 「ようこそ画面」にお、て「受付通知」が受信されたら（S246)、受付テーブルに優先度 3をセットし（S248)、図 5の S254に進む。「ようこそ画面」においていずれかの通知を受付るまで S 204から繰返し、一定時間経過したら（S250)、 S202に戻って「ようこそ画面」から繰返す。これを、一定回数行い（S252)、それでも応答がない場合は処理を終了する。

優先度は、後述のように交番端末の呼出を受付けた受付端末から、呼出の緊急性を判断して任意に設定できる。尚、 S226における所定の優先度より低い交番端末とは、ここでは呼出元に設定された優先度（緊急呼出では 5、通常受付では 3)より低い交番端末とし、受付端末が接続中である交番端末のうち最も優先度の低い交番端末力順に選択してその交番端末に接続中の受付端末を呼出す。

[0048] 「ようこそ画面」で「受付通知」が受信されたら、受付テーブルに自動応答サーバ 12 0のポート番号をセットし (S254)、呼出を受付けられた交番端末を自動応答サーバと接続する。ここで、図 33に示すような「メニュー画面」を表示し (S256)、その質問映像に対する回答を取得する回答取得処理を行う（S258)。尚、回答取得処理 (S300 )の詳細については後述する。

回答取得処理により取得された回答が「被害届」の場合は被害届処理 (S1000)に行って被害届を自動作成し (S260)、「事件情報届」の場合は事件情報届処理 (SI 1 00)に行って事件情報届を自動作成し (S262)、「指名手配情報届」の場合は指名手配情報届処理 (S 1200)に行って指名手配情報届を自動作成し (S264)、搜索願の場合は搜索願処理 (S 1300)に行って搜索願を自動作成し (S266)、拾得物届の場合は拾得物届処理 (S 1400)に行って拾得物届を自動作成し (S268)、遺失物届の場合は遺失物届処理 (S 1500)に行って遺失物届を自動作成し (S270)、交通事故届の場合は交通事故届処理 (S 1600)に行って交通事故届を自動作成し (S272 )、免許更新の場合は免許更新処理 (S 1700)に行って自動で免許更新手続を行い (S274)、道案内の場合は道案内処理 (S1800)に行って自動で道案内を行い（S2 76)、選挙の場合は選挙処理（S 1900)に行って自動で選挙手続を行う（S 278)。尚、後述のように、自動応答サーバ 120による自動応答中に「ヘルプ通知」が受信されたら、 S210からの処理を行って対応可能な受付端末を探索して呼出す。

図 22〜図 23に上記処理により設定される受付テーブルの一例を示す。

図のように、受付テーブルには、呼出を受付けられた交番端末のアドレスが設定される呼出元フィールドと、呼出を受付けられた交番端末の優先度が設定される優先度フィールドと、交番端末の呼出に対応する受付端末のアドレスや自動応答サーバのポート番号がセットされる受付先のフィールドと、呼出を受付けられた交番端末が受付先に設定された受付端末と接続中である力または他の交番端末力呼出されて保留中であるかが設定されるステータスフィールドとを備える。

ここでは、簡単のため交番端末は 5箇所に設置され、受付端末は 3台であるものとして、受付テーブルに設定される内容の一例を時系列的に説明する。

受付テーブル（1)は、交番端末 1からの緊急呼出を受付けて交番端末 1に接続され、交番端末 2からの通常受付を受付けて自動応答 1に接続され、交番端末 3からの通常受付を受付けて自動応答 2に接続され、交番端末 4力の緊急呼出を受付けて受付端末 2に接続された状態を示す。

受付テーブル (2)は、交番端末 2から面談要求を受け、非接続中の受付端末 3が接続された状態を示す。

受付テーブル (3)は、受付端末 1が交番端末 1の緊急性を判断して優先度を 4に下げた状態を示す。

受付テーブル (4)は、新たに交番端末 5からの緊急呼出を受付け、受付端末が接続中であって最も優先度の低い交番端末 1の接続が保留にされ、これまで交番端末 1に対応していた受付端末 1が交番端末 5に接続された状態を示す。

受付テーブル (5)は、交番端末 5の処理が終了し、交番端末 1の保留が解除されて、再び受付端末 1と接続された状態を示す。また、このとき、交番端末 4に対応している受付端末 2が交番端末 4の優先度を 2に引き下げている。

受付テーブル (6)は、交番端末 3から面談要求を受け、受付端末が接続中であつて最も優先度の低い交番端末 4の接続が保留にされ、これまで交番端末 4に対応していた受付端末 2が交番端末 3に接続された状態を示す。

このようにして、受付端末力交番端末の優先度の設定を適宜変更することで、すベての受付端末が接続中の場合に、呼出を受けた交番端末の緊急性と接続中の交番端末の緊急性とに応じて適切な受付端末が選択され、効率的に対応することが可能となる。

尚、この受付テーブルの設定内容に基づいて、 MCU130において交番端末と受付端末との間のテレビ電話接続が行われる。

図 24に自動応答サーバ 120によって作成される調書 (被害届 ·事件情報届，指名手配情報届 ·搜索願 ·拾得物届 ·遺失物届 ·交通事故届）が登録されるデータベースの一例を示す。図のように、各データベースは、調書が登録された日時が設定される登録日時フィールド、調書が登録された端末名が設定される登録端末フィールド、調書のファイル名が設定されるファイル名フィールド、当該調書に関係する関係部署名が設定される関係部署フィールドを備え、画面上でファイル名をクリックすると該当する調書ファイルが開く。後述のように、関係部署フィールドには、当該調書ファイルに関連する情報提供があった時に連絡が欲、部署名を、受付端末や通信回線に接続されたその他の端末から!/、つでも設定でき、調書ファイル登録時の犯罪情報の類似性チェックにおいて類似している調書ファイルが発見されたときに自動的に呼出される。

図 25に被害者届ファイルの一例を、図 26に事件情報届ファイルの一例を、図 27に指名手配情報届ファイルの一例を、図 28に搜索願ファイルの一例を、図 29に拾得物届ファイルの一例を、図 30に遺失物届ファイルの一例を、図 31に交通事故届ファィルの一例を、それぞれ示す。

図のように、各調書ファイルは、質問の項目が設定される質問項目フィールド、各質問項目に対応する質問の映像が登録される質問映像フィールド、質問映像に対して映像で回答があった場合に回答映像が記録される回答映像フィールド、質問映像に対して文字情報で回答があった場合にその文字情報が記録される入力情報フィールドを備える。

受付データベースには、質問映像フィールドにあら力じめ所定の質問が記録された調書の雛型ファイルが登録されており、調書の作成はこれを用いて行う。

回答映像フィールドには、基本的にはテレビ電話の映像が記録される力画像情報の場合はスチル画像が記録される。但し、入力ソースが映像の場合は映像を記録してもよい。後述のように、自動応答サーバ 120は音声回答と文字入力のいずれか先に取得された情報を調書ファイルに記録するが、質問映像に対する回答として映像のみが記録された場合でも、入力情報フィールドには、回答映像の音声を音声認識した文字情報が記録されるので、後述のように調書ファイルの類似性チヱックを自動的に行うことができる。

尚、受付端末において調書ファイルが開いた状態で質問映像や回答映像をクリックすることによりその映像が再生され、質問映像や回答映像の内容を確認でき、他の端末と接続中は映像表示共有アプリケーションを起動することで、再生映像を一緒に閲覧できる。

図 6に被害届処理（S 1000)の処理フローを示す。

図のように、最初に被害届を作成する旨の「被害届作成メッセージ」（図示省略)を表示し (S1002)、被害届の質問項目別に質問映像が登録された被害届の雛型ファィルを受付データベースから取得し（S 1004)、取得された被害届の雛型ファイルから質問項目を順次取出し (S1006)、質問項目が画像情報以外の場合には（S1008 )、質問映像を交番端末に送信し (S1010)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S1012)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を被害届ファイルに記録し (S1014)、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を被害届ファイルに記録する（S1016)。また、質問項目が画像情報の場合には（S1008)、後述の画像取得処理（S350)を行い（S1020)、交番端末において取得された画像の転送を受けて被害届ファイルに記録する（S 1022)。

これを、被害届ファイルの各質問項目について繰返し（S1018)、全質問項目につ V、ての回答の取得を終了したら、作成された被害届ファイルを犯罪情報データべ一スに登録する（S1024)。

また、作成された被害届ファイルを犯罪情報データベースに既に登録されてヽる犯罪情報ファイルと比較し (S1026)、類似データが有った場合には（S1028)、当該犯罪情報ファイルに設定されている関係部署情報を取得し、関係部署の端末を呼出す (S1030)。関係部署の端末力も応答する旨の通知が受信されたら（S 1032)、当該関係部署の端末を受付テーブルにセットし (S1034)、被害届を受付けた交番端末を当該関係部署の端末と接続する（S1036)。これにより、犯罪情報ファイルに設定された関係部署は被害届の届出者とテレビ電話で面談して事件に関する更に詳しい情報を聴取することができ、事件の迅速な解決に寄与できる。

関係部署の端末力も終了通知が受信されたら (S1038)、関係部署の端末との接続を切断し (S1040)、受付テーブルをリセットして（S1042)、被害届処理を終了する。

S 1028で類似データが存在しない場合や、 S 1032で関係部署の端末が応答しない場合には、関係部署の端末との接続を行わず、 S 1042に進んで被害届処理を終了する。

図 7に事件情報届処理（S 1100)の処理フローを示す。

図のように、最初に事件情報届を作成する旨の「事件情報届作成メッセージ」（図示省略)を表示し (S1102)、事件情報届の質問項目別に質問映像が登録された事件情報届の雛型ファイルを受付データベース力も取得し (S1104)、取得された事件情報届の雛型ファイルから質問項目を順次取出し (S1106)、質問項目が画像情報以外の場合には（S1008)、質問映像を交番端末に送信し (S1110)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S 1112)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を事件情報届ファイルに記録し (S1114)、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を事件情報届ファイルに記録する（S1116)。また、質問項目が画像情報の場合には（S 1108)、後述の画像取得処理 (S350)を行ヽ（S 1 120)、交番端末において取得された画像の転送を受けて事件情報届ファイルに記録する（S 1122)。

これを、事件情報届ファイルの各質問項目につ、て繰返し (SI 118)、全質問項目につ 1、ての回答の取得を終了したら、作成された事件情報届ファイルを犯罪情報データベースに登録する（S 1124)。

また、作成された事件情報届ファイルを犯罪情報データベースに既に登録されて V、る犯罪情報ファイルと比較し (S 1126) ,類似データが有った場合には（S 1128)、当該犯罪情報ファイルに設定されている関係部署情報を取得し、関係部署の端末を呼出す (S 1130)。関係部署の端末から応答する旨の通知が受信されたら（S 1132) 、当該関係部署の端末を受付テーブルにセットし (S1134)、事件情報届を受付けた交番端末を当該関係部署の端末と接続する (S1136)。これにより、犯罪情報フアイルに設定された関係部署は事件情報届の届出者とテレビ電話で面談して事件に関する更に詳しい情報を聴取することができ、事件の迅速な解決に寄与できる。

関係部署の端末力終了通知が受信されたら (S1138)、関係部署の端末との接続を切断し (S 1140)、受付テーブルをリセットして（S 1142)、事件情報届処理を終了する。

S 1128で類似データが存在しなヽ場合や、 S 1132で関係部署の端末が応答しない場合には、関係部署の端末との接続を行わず、 S 1142に進んで事件情報届処理を終了する。

図 8に指名手配情報届処理（S 1200)の処理フローを示す。

図のように、最初に指名手配情報届を作成する旨の「指名手配情報届作成メッセージ」（図示省略)を表示し (S1202)、指名手配情報届の質問項目別に質問映像が登録された指名手配情報届の雛型ファイルを受付データベース力も取得し (S1204 )、取得された指名手配情報届の雛型ファイル力も質問項目を順次取出し (S1206) 、質問項目が指名手配者情報の場合には (S1208)、指名手配者を検索するための検索情報を質問する質問映像を送信し (S1226)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行、（S 1228)、取得された検索情報に基！、て犯罪情報データベースから指名手配者情報を検索し (S1230)、検索された指名手配者情報の一覧映像を交番端末に送信する（S1232)。これに対して、交番端末から「YES通知」が受信されたら (S1234)、当該一覧映像力も対象となる指名手配者情報を選択する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行い（S 1240)、選択された指名手配者情報を指名手配情報届ファイルに記録する（S1236)。「NO 通知」が受信された場合や（S1236)、一定時間が経過した場合は（S1238)、 S125 8に進んで指名手配情報届処理を終了する。

質問項目が指名手配者情報以外であって (S 1210)、画像情報以外の場合には（ S1210)、質問映像を交番端末に送信し (S1212)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S1214)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を指名手配情報届ファイルに記録し（ S1216)、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を指名手配情報届ファイルに記録する (S1218)。また、質問項目が画像情報の場合には（S1210)、後述の画像取得処理 (S350)を行い（S1222 )、交番端末において取得された画像の転送を受けて指名手配情報届ファイルに記録する（S 1224)。

これを、指名手配情報届ファイルの各質問項目について繰返し (S 1220)、全質問項目についての回答の取得を終了したら、作成された被害届ファイルを犯罪情報データベースに登録する（S 1244)。

また、選択された指名手配者情報ファイル力関係部署情報を取得して関係部署の端末を呼出し (S1246)、関係部署の端末から応答する旨の通知が受信されたら（ S1248)、当該関係部署の端末を受付テーブルにセットし (S1250)、指名手配情報届を受付けた交番端末を当該関係部署の端末と接続する (S1252)。これにより、指名手配者情報ファイルに設定された関係部署は指名手配情報届の届出者とテレビ電話で面談して当該指名手配者に関する更に詳しい情報を聴取することができ、事件の迅速な解決に寄与できる。

関係部署の端末力も終了通知が受信されたら (S1254)、関係部署の端末との接続を切断し (S 1256)、受付テーブルをリセットして（S 1258)、指名手配情報届処理を終了する。

S 1248で関係部署の端末が応答しなヽ場合や、 S 1232で送信された検索結果映像に該当者が存在しない場合には、関係部署の端末との接続を行わず、 S1258に進んで指名手配情報届処理を終了する。

尚、上記実施形態では、指名手配者情報の一覧映像を提示して届出者に選択させるものとして説明したが、該当する指名手配者情報の映像を順次提示して、その中から該当する指名手配者情報を選択させるようにしてもょ、。

図 9に搜索願処理（S 1300)の処理フローを示す。

図のように、最初に搜索願を作成する旨の「搜索願作成メッセージ」（図示省略)を表示し (S1302)、搜索願の質問項目別に質問映像が登録された搜索願の雛型ファィルを受付データベースから取得し (S 1304)、取得された搜索願の雛型ファイルから質問項目を順次取出し (S1306)、質問項目が画像情報以外の場合には (S1308 )、質問映像を交番端末に送信し (S1310)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S 1312)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を搜索願ファイルに記録し (S 1314)、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を搜索願ファイルに記録する（S1316)。また、質問項目が画像情報の場合には（S1308)、後述の画像取得処理（S350)を行い（S1320)、交番端末において取得された画像の転送を受けて搜索願ファイルに記録する（S 1322)。

これを、搜索願ファイルの各質問項目について繰返し (S1318)、全質問項目につ V、ての回答の取得を終了したら、作成された搜索願ファイルを犯罪情報データべ一スに登録する（S1324)。また、作成された搜索願ファイルを犯罪データベースに既に登録されてヽる犯罪情報ファイルと比較し (S1326)、類似データが有った場合には（S1328)、当該犯罪情報ファイルに設定されている関係部署情報を取得し、関係部署の端末を呼出す (S1 330)。関係部署の端末力も応答する旨の通知が受信されたら (S1332)、当該関係部署の端末を受付テーブルにセットし (S1334)、搜索願を受付けた交番端末を当該関係部署の端末と接続する（S 1336)。これにより、犯罪情報ファイルに設定された関係部署は捜索願の届出者とテレビ電話で面談して事件に関する更に詳しい情報を聴取することができ、事件の迅速な解決に寄与できる。

関係部署の端末力も終了通知が受信されたら (S1338)、関係部署の端末との接続を切断し (S 1340)、受付テーブルをリセットして（S 1342)、搜索願処理を終了する。

S 1328で類似データが存在しない場合や、 S 1332で関係部署の端末が応答しない場合には、関係部署の端末との接続を行わず、 S 1342に進んで搜索願処理を終了する。

図 10に拾得物届処理（S 1400)の処理フローを示す。

図のように、最初に拾得物届を作成する旨の「拾得物届作成メッセージ」（図示省略 )を表示し (S1402)、拾得物届の質問項目別に質問映像が登録された拾得物届の雛型ファイルを受付データベースから取得し (S 1404)、取得された拾得物届の雛型ファイル力も質問項目を順次取出し (S 1406)、質問項目が画像情報以外の場合には（S1408)、質問映像を交番端末に送信し (S1410)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S1412)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を拾得物届ファイルに記録し (S 1414 )、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を拾得物届ファイルに記録する (S1416)。また、質問項目が画像情報の場合には（S 1408)、後述の画像取得処理 (S350)を行い（S 1420)、交番端末において拾得物撮像カメラ 16により撮像された画像の転送を受けて拾得物届フアイルに記録する（S 1422)。

これを、拾得物届ファイルの各質問項目について繰返し (S1418)、全質問項目についての回答の取得を終了したら、交番端末において拾得物を収容した拾得物収容トレイ 15が拾得物保管庫 17に保管されたことを確認して (S1423)、拾得物届ファィルの保管情報を登録し (S 1424)、作成された拾得物届ファイルを遺失物データべースに登録する（S1426)。

また、作成された拾得物届ファイルを遺失物データベースに既に登録されている遺失物届ファイルと比較し (S 1428)、類似データが有った場合には（S 1430)、遺失物センタ端末 320 (または遺失物届が届出られた交番を管轄するパトロール警官の携帯端末）に通知して（S1432)、拾得物届処理を終了する。これにより、遺失物届の届出者に類似する拾得物の届出があったことを迅速に通知できる。

尚、類似データがあった場合に、単に通知するだけでなく遺失物センタ端末 320を呼出して接続するようにしてもよい。これにより、拾得物の引渡しのアレンジ等を迅速に行える。

図 11に遺失物届処理（S 1500)の処理フローを示す。

図のように、最初に遺失物届を作成する旨の「遺失物届作成メッセージ」（図示省略 )を表示し (S1502)、遺失物届の質問項目別に質問映像が登録された遺失物届の雛型ファイルを受付データベースから取得し (S 1504)、取得された遺失物届の雛型ファイル力も質問項目を順次取出し (S1506)、質問項目が画像情報以外の場合には（S1508)、質問映像を交番端末に送信し (S1510)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S 300)を行う（S 1512)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を遺失物届ファイルに記録し (S 1514 )、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を遺失物届ファイルに記録する (S1516)。また、質問項目が画像情報の場合には（S1508)、後述の画像取得処理（S350)を行い（S1520)、届出者がデジタルカメラや携帯電話等で撮影した画像や、作図アプリケーションにより作成したスケッチの転送を受けて遺失物届ファイルに記録する（S1522)。

これを、遺失物届ファイルの各質問項目について繰返し (S1518)、全質問項目についての回答の取得を終了したら、作成された遺失物届ファイルを遺失物データべースに登録する（S1524)。また、作成された遺失物届ファイルを遺失物データベースに既に登録されて!ヽる拾得物届ファイルと比較し (S1526)、類似データが有った場合には（S1528)、当該拾得物届ファイルに設定されて、る保管情報を取得し、保管場所の管轄端末 (交番の拾得物保管庫 17に保管されている場合は当該交番を管轄するパトロール警官の携帯端末であり、遺失物センタの遺失物保管庫 330に移送されているときは遺失物センタ端末 320)を呼出す (S 1530)。保管場所の管轄端末から応答する旨の通知が受信されたら (S1532)、当該管轄端末を受付テーブルにセットし (S1534)、遺失物届を受付けた交番端末を当該管轄端末と接続する (S1536)。これにより、遺失物届の届出者は拾得物を保管している保管場所の係官とテレビ電話で面談して当該拾得物の画像を確認したり、引渡しのアレンジ等を行うことができ、遺失物の迅速な引渡しに寄与できる。

保管場所の管轄端末力も終了通知が受信されたら (S1538)、管轄端末との接続を切断し (S 1540)、受付テーブルをリセットして（S 1542)、遺失物届処理を終了する。

S1528で類似データが存在しない場合や、 S1532で保管場所の管轄端末が応答しない場合には、管轄端末との接続を行わず、 S1542に進んで遺失物届処理を終了する。

図 12に交通事故届処理（S1600)の処理フローを示す。

図のように、最初に交通事故届を作成する旨の「交通事故届作成メッセージ」（図示省略)を表示し (S1602)、交通事故届の質問項目別に質問映像が登録された交通事故届の雛型ファイルを受付データベース力取得し (S 1604)、取得された交通事故届の雛型ファイルから質問項目を順次取出し (S1606)、質問項目が画像情報以外の場合には（S1608)、質問映像を交番端末に送信し (S1610)、その質問映像に対する回答を取得する後述の回答取得処理 (S300)を行う（S 1612)。回答取得処理により回答映像が取得された場合は取得された回答映像を交通事故届ファイルに記録し (S1614)、交番端末において入力された文字情報または回答映像の音声認識により生成された文字情報を交通事故届ファイルに記録する（S1616)。また、質問項目が画像情報の場合には（S 1608)、後述の画像取得処理 (S350)を行い（S1 620)、交番端末において取得された画像の転送を受けて交通事故届ファイルに記録する（S1622)。

これを、交通事故届ファイルの各質問項目について繰返し（S1618)、全質問項目についての回答の取得を終了したら、作成された交通事故届ファイルを運転情報データベースに登録する（S 1624)。

また、作成された交通事故届ファイルを犯罪データベースに既に登録されてヽる犯罪情報ファイルと比較し (S1626)、類似データが有った場合には（S1628)、当該犯罪情報ファイルに設定されている関係部署情報を取得し、関係部署の端末を呼出す (S1630)。関係部署の端末力も応答する旨の通知が受信されたら（S6032)、当該関係部署の端末を受付テーブルにセットし (S 1634)、交通事故届を受付けた交番端末を当該関係部署の端末と接続する（S1636)。これにより、犯罪情報ファイルに設定された関係部署は交通事故届の届出者とテレビ電話で面談して事件に関する更に詳しい情報を聴取することができ、事件の迅速な解決に寄与できる。

関係部署の端末力も終了通知が受信されたら (S1638)、関係部署の端末との接続を切断し (S1640)、受付テーブルをリセットして（S1642)、交通事故届処理を終了する。

S 1028で類似データが存在しない場合や、 S 1032で関係部署の端末が応答しない場合は、関係部署の端末との接続を行わず、 S 1642に進んで交通事故届処理を終了する。

上述した調書ファイルの比較は、各調書項目毎に入力情報フィールドからキーヮードを抽出し、各調書の調書項目力抽出されたキーワードを相互に比較することで類似性を判断する。

例えば、犯罪情報ファイルの比較であれば、被害届の届出者'加害者、事件情報届の届出者 '被害者'加害者、指名手配者情報の指名手配者、捜索願の届出者'対象者、交通事故届の届出者'相手方等を相互に比較する。ここで、名前が一致すれば類似性有りと判断するが、名前が一致しない場合には年齢 '性別'身長 ·体重'服装'その他の特徴の各情報に一定に類似性があれば類似性有りと判断する。また、被害内容についても各項目に一定の類似性があれば類似性有りと判断する。このように、入力情報フィールドからキーワードを抽出して相互比較をすることで類似性を判断するので、回答映像が音声によって文章回答されている場合に、音声認識によつてすベての言葉が正確に変換されて、なくても類似性の判断が可能である。また、双方の調書ファイルに顔画像が登録されてヽる場合には、双方の顔画像のバイオメトリック情報を抽出し、それが類似していれば類似性有りと判断する。

また、遺失物届ファイルと拾得物届ファイルの比較は、物品名、外観寸法、重量、外観色、内容物の各情報に一定の類似性があれば類似性有りと判断する。また、遺失物について画像が登録されている場合には、双方の画像力も特徴抽出を行い、それが類似していれば類似性有りと判断する。

[0059] 上記実施形態では、関連部署が単数である場合について説明した力 1つの調書ファイルに複数の関連部署が設定されている場合や、調書ファイルの比較によって複数の類似する調書ファイルが発見されたときは、複数の関係部署の端末を呼出し、応答する旨を通知した端末でテレビ会議を構成するようにしてもょ、。

また、上記実施形態では、類似する調書ファイルが発見されたときに、発見された調書ファイルに設定されている関係部署を呼出して接続するものとして説明したが、単に関係部署の端末に通知するだけでもよぐ発見された調書ファイルに作成された調書ファイルの参照情報や要約を補足情報として登録するようにしてもょ、。

[0060] 図 13に免許更新処理（S 1700)の処理フローを示す。

図のように、最初に免許の更新手続を行う旨の「免許更新メッセージ」（図示省略）を表示し (S 1702)、交番端末力も免許証情報の取得処理を行う（S 1704)。免許証情報の取得は、交番端末力もリモコン 13を用いて入力するようにしてもよいが、免許証の記載情報を読取る読取機を交番端末に接続し、来訪者が持参した免許証を読取機にセットすることで免許証情報が自動入力されるようにしてもよい。

取得された免許証情報は、運転免許情報データベースと照合し (S 1706)、更新対象者であることが確認されたら（S 1708)、テレビ映像から手続者の画像を取得し (S1 710)、取得された手続者の画像を運転免許情報データベースと照合し (S 1712)、本人であることが確認されたら（S1714)、テレビ映像を使用して手続者の視力確認を行う（S1730)。、視力検査結果が合格であった場合は (S1732)、運転免許情報データベース力も違反歴を調べ（S1734)、前回の更新以降に違反がない場合には「簡易更新時講習映像」を交番端末に送信し (S1736)、前回の更新以降に違反がある場合には「通常更新時講習映像」を交番端末に送信する (S1738)。講習映像の送信を終了したら「視聴確認メッセージ」（図示省略)を表示し (S1740)、これに対して「YES通知」が受信されたら（S1742)、あら力じめ指定された口座力も更新手数料の弓 I落し処理を行!ヽ（S 1746)、 I落しが確認されたら免許証の発行処理を行つて（S 1748)、受付テーブルをリセットして（S 1750)、免許更新処理を終了する。

S1714において本人確認が行えな力つた場合には、運転免許センタ端末 420を呼出し (S1716)、応答する旨の通知が受信されたら（S1718)、運転免許センタ端末 420を受付テーブルにセットし (S1720)、免許更新を受付けた交番端末を運転免許センタ端末とテレビ電話接続して、運転免許センタの係官が本人確認を行、（S 17 24)、本人であることが確認されたら運転免許センタ端末の接続を切断し (S 1726)、受付テーブルをリセットして（S 1728)、 S 1730に進む。

S 1708におヽて更新対象外であることが判明したらその旨の「対象外メッセージ」 ( 図示省略）を表示し（S 1752)、 S 1718にお!/、て応答がな!、場合や S 1724にお!/、て本人であることが確認できな力つた場合にはその旨の「対応不可メッセージ」（図示省略）を表示し（S1754)、 S1732において視力検査が不合格であった場合にはその旨の「更新不可メッセージ」（図示省略）を表示し（S1756)、 S1744において一定時間内に更新時講習の視聴確認の応答がな、場合にはその旨の「更新不可メッセ一ジ」を表示し (S 1758)、 S 1750に進んで免許更新処理を終了する。

図 14に道案内処理（S 1800)の処理フローを示す。

図のように、最初に道案内を行う旨の「道案内メッセージ」（図示省略)を送信し (S1 802)、名称質問映像を送信する（S 1804)。これに対して「YES通知」が受信されたら（S1806)、後述の回答取得処理 (S300)を行い（S1808)、目的地の名称を設定する（S1810)。「NO通知」が受信された場合や（S1812)、一定時間が経過した場合には（S1814)、次に進む。

また、住所質問映像を送信し (S1816)、これに対して「YES通知」が受信されたら（ S1818)、後述の回答取得処理 (S300)を行い（S1820)、目的地の住所を設定する（S1822)。「NO通知」が受信された場合や (S1823)、一定時間が経過した場合には（S1824)、次に進む。

次に、取得された目的地の名称や住所力受付データベースの地図情報を検索し (S1828)、交番から目的地までのルートが解明したら（S1830)、ルート表示画面を送信し (S1832)、ルートが解明されない場合は「回答不能メッセージ」（図示省略)を表示する（S 1834)。

そして、来訪者に道案内の終了を確認する「終了確認メッセージ」（図示省略)を表示し（S 1836)、「YES通知」が受信されたら（S 1838)、受付テーブルをリセットして（ S 1840)、道案内処理を終了する。「NO通知」が受信されたら（S1842)、 S1804に戻って処理を繰返し、一定時間が経過した場合には（S1844)、 S1840に進んで道案内処理を終了する。

図 15に選挙処理（S 1900)の処理フローを示す。

図のように、選挙の公示期間中である場合は (S1902)、候補者の演説映像を視聴できる旨の「候補者映像視聴メッセージ」（図示省略)を表示する（S 1904)。次に、候補者リスト映像を選挙情報データベースの候補者情報力取得して交番端末に送信し (S 1906)、後述の回答取得処理 (S300)を行って映像を視聴する対象者を選択する（S1908)。選択された候補者の演説映像を選挙情報データベースの候補者情報から取得して交番端末に送信する（S1910)。そして、来訪者に対して候補者映像の視聴終了を確認する「視聴終了確認メッセージ」 (図示省略)を表示し (S 1912)、これに対して「YES通知」が受信されたら（S 1914)、受付テーブルをリセットして（S 1 940)、選挙処理を終了する。「NO通知」が受信されたら（S1916)、 S1906に戻つて処理を繰返し、一定時間が経過した場合には（S1918)、 S1940に進んで選挙処理を終了する。

また、投票日には（S1920)、投票を受付ける旨の「投票メッセージ」（図示省略)を表示し (S1922)、選挙人に対してあら力じめ配布された選挙人カードに基づいて交番端末から選挙人情報の取得処理を行う（S1924)。選挙人情報の取得は、交番端末からリモコン 13を用いて選挙人カードに記載されたコードを入力するようにしてもよいが、選挙人カードやその他の身分証明書の情報を読取る読取機を交番端末に接続し、来訪者が持参した選挙人カードや身分証明書を読取機にセットすることで選挙人情報が自動入力されるようにしてもよ!ヽ。

読取られた選挙人情報を選挙情報データベースと照合し (S1926)、投票権を有することが確認されたら (S1928)、候補者リスト映像を選挙情報データベースの候補者情報から取得して送信し (S1930)、これに対して後述の回答取得処理 (S300)を行い（S1932)、有効な回答であれば (S1934)、選挙情報データベースの投票情報に登録する（S 1936)。 S 1928において投票権を有しないと判断された場合や、 S193 4において回答が無効であると判断された場合には、交番端末での投票は不可である旨の「投票不可メッセージ」（図示省略）を表示し（S1938)、 S1940に進んで選挙処理を終了する。

尚、 S 1928において投票権を有しないと判断された場合や、 S1934において回答が無効であると判断された場合に、自動的に選挙管理センタ端末 520を呼出して接続するようにしてもよい。これにより、交番端末で問題が生じても選挙管理センタが判断して対処することが可能となる。

図 16に回答取得処理（S300)の処理フローを示す。

図のように、交番端末力「トーク開始通知」が受信されたら (S302)、回答映像を取得し (S304)、「トーク終了通知」が受信されたら（S306)、取得された回答映像の音声を音声認識し (S308)、音声認識できたときは (S310)、音声認識結果を入力情報にセットする（S311)。一方、入力情報が受信された場合は（S322)、 S311に進んで受信された情報を入力情報にセットする。

そして、取得された入力情報を確認する「入力情報確認メッセージ」（図示省略)を表示し（S312)、これに対して「YES通知」が受信されたら（S314)、元の処理に戻る。「NO通知」が受信された場合や（S318)、一定時間が経過した場合には（S320)、 S 330に進んで質問映像を再送信して回答の取得をやり直す。

また、 S310において音声認識できな力つた場合にも、 S330に進んで質問映像を再送信して回答の取得をやり直す。

「中止通知」が受信されたら（S324)、処理を終了する。「ヘルプ通知」が受信されたら（S326)、図 4の S210に戻って、対応可能な受付端末を呼出して接続する。一定時間が経過してもいずれの通知も受信されない場合には（S328)、質問映像を再送信して回答の取得をやり直す。一定回数繰返してもヽずれの通知も受信されなヽ場合には（S330)、図 4の S210に戻って、対応可能な受付端末を呼出して接続する図 17に画像取得処理（S350)の処理フローを示す。

図のように、最初に画像を取得するか否かを確認する「画像取得確認画面」（図示省略)を表示し (S352)、これに対して「YES通知」が受信されたら、来訪者が持参したデジタルカメラや携帯電話の画像データを赤外線通信や Bluetooth (登録商標)等を介して取得して転送する画像取得アプリケーションを起動し (S356)、画像データが受信されたら（S358)、画像を取得して（S360)、元の処理に戻る。一定時間が経過しても画像データが受信されない場合は（S362)、「画像受信不可メッセージ」（図示省略)を送信して（S364)、元の処理に戻る。

また、 S352の質問映像に対して「NO通知」が受信された場合には（S366)、元の処理に戻り、一定時間が経過してもいずれの通知もない場合には（S368)、 S352に戻り、一定回数が経過してもいずれの通知もない場合には（S370)、元の処理に戻る。

尚、ここでは、デジタルカメラや携帯電話の画像データを取得して調書ファイルに記録する場合について説明したが、自動応答サーバ 120によって受信されるテレビ電話映像を静止画像としてキヤプチヤーして画像データとして記録する機能も備える。これにより、拾得物届を作成する際の拾得物の画像は、拾得物撮像カメラ 16を通常のテレビ電話用のカメラと切替えることで、画像を取得できる。また、街灯設置交番端末 32や高速道路設置交番端末 42では、前述のようにテレビ電話用のカメラが着脱式になって、るので、それを用いて現場の画像データを取得して調書ファイルに記録できる。また、パトロール警官の携帯端末のカメラで被害者の画像や現場の画像を取得することで、自動応答サーバ 120を使用して調書や日誌に画像データを記録できる。

その他、交番端末にスキャナーを接続して、スチール画像をスキャンして読取る機能を備えるようにしてもよい。また、静止画像だけでなく動画像データを取得して調書ファイルに記録する機能を備えるようにしてもよ、。

[0065] 図 18にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの受付サーバ 110 における受付端末応答処理 (S400)の処理フローを示す。

図のように、交番端末力呼出を受付けると、受付端末に呼出があったことを知らせる「呼出画面」（図示省略)を表示し (S402)、「呼出画面」にお、て「応答」ボタンが選択されたら（S404)、「応答通知」を送信し (S408)、図 34に示すような「受付画面」を表示する（S410)。また、「呼出画面」において「拒否」ボタンが選択されたら（S412) 、「拒否通知」を送信し (S414)、処理を終了する。

「受付画面」には、接続先のテレビ映像が表示されるテレビ電話画面の他に、「調書作成」ボタン、「保留 Z復帰」ボタン、「優先度設定」ボタン、「終了」ボタンを備える。「調書作成」ボタンが選択されると (S420)、後述の調書作成処理が実行され (S422 )、交番端末とテレビ電話で面談しながら調書ファイルを作成したり、既存の調書ファィルを追加'修正することができる。

「保留」ボタンが選択されると（S424)、後述の端末呼出処理を実行し (S426)、呼出元の交番端末の接続を保留にして通信回線に接続された他の端末を呼出して接続する。

「復帰」ボタンが選択されると (S428)、保留にされた交番端末の接続を復帰して (S 430)、前の接続状態に戻る。

「優先度設定」ボタンが選択されると (S432)、受付テーブルを表示し (S434)、「設定」ボタンが選択されると（SS436)、画面上で入力された優先度を受付テーブルに設定し (S438)、 S442に進む。「終了」ボタンが選択されると（S440)、優先度を受付テーブルに設定することなく S442に進む。

「受付画面」にお、て「終了」ボタンが選択されると（S442)、受付端末の接続を切断し (S444)、呼出元が保留の場合には（S446)、呼出元の保留を解除して（S448 )、受付端末応答処理を終了する。

[0066] 図 19にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの受付サーバ 110 における受付端末等による調書作成処理 (S500)の処理フローを示す。

図のように、呼出元が調書を作成中の場合には（S502)、作成中の調書ファイルを取得し (S504)、呼出元が調書を未作成の場合には、調書種別を取得し (S506)、受付データベース力も指定された調書の雛型ファイルを取得して（S508)、図 35のような「調書作成画面」を表示する（S510)。

「調書作成画面」には、調書ファイルが表示され、登録日時 ·登録端末 ·関係部署への設定、回答映像フィールドへの映像や画像情報の記録、入力情報フィールドへの書込みが可能となっている。また、「録画 Z停止」ボタン、「画像転送」ボタン、「人相書き」ボタン、「作図」ボタン、「登録」ボタン、「終了」ボタンを備える。

「調書作成画面」において、「録画」ボタンが選択されると（S512)、呼出元からの映像を調書ファイルの回答映像フィールドに記録し (S514)、「停止」ボタンが選択されると記録を停止する（S516)。

「画像転送」ボタンが選択されると（S518)、呼出元に画像転送要求を発し (S520) 、画像が受信されたら（S522)、受信された画像を調書ファイルの回答映像フィールドに記録する（S524)。

「人相書き」ボタンが選択されると（S526)、人相書きアプリケーションを呼出元との共有アプリケーションとして起動する（S528)。これにより、受付端末は呼出元とテレビ電話で面談しながら、共有画面で人相書きを作成でき、作成された画像を調書ファィルの回答映像フィールドに記録できる。

「作図」ボタンが選択されると（S530)、作図アプリケーションを呼出元との共有アブリケーシヨンとして起動する（S532)。これにより、受付端末は呼出元とテレビ電話で面談しながら、共有画面で現場状況等を作図でき、作成された画像を調書ファイルの回答映像フィールドに記録できる。

「登録」ボタンが選択されると (S542)、作成された調書ファイルを調書データべ一スに登録する（S536)。

「終了」ボタンが選択されると（S538)、元の処理に戻る。

図 20にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの受付サーバ 110 における受付端末等による端末呼出処理 (S600)の処理フローを示す。

図のように、呼出元の接続を保留し (S602)、図 36に示すような「外部端末呼出画面」を表示する（S604)。「外部端末呼出画面」には、本庁やパトロール警官の呼出先リストが表示され、呼出先を指定して「呼出」ボタンを選択することで、指定された呼出先を呼出すことができる。また、「地図」ボタンを選択することで、図 37に示すような「パトロール警官現在地確認画面」が表示され、ノ讣ロール警官の現在位置が確認できるので、最寄のパト口ール警官を呼出して、呼出元に急行させることができる。

「外部端末呼出画面」において、「呼出」ボタンが選択されると（S606)、選択された呼出先の端末を呼出し (S608)、「応答通知」が受信されたら (S610)、呼出先の端末を接続して（S612)、元の処理に戻る。また、「拒否通知」が受信されたら（S614) 、 S606に戻って呼出先の選択をやり直す。

「地図」ボタンが選択されると（S616)、呼出元の周辺地図を「パトロール警官現在地確認画面」として表示し (S618)、パトロール警官の携帯端末力 GPS情報を取得し（S620)、表示された地図上にパトロール警官の現在位置を表示する（S622)。

「終了」ボタンが選択されると（S624)、元の処理に戻る。

尚、「パトロール警官現在地確認画面」において、表示されたパトロール警官が選択されると、 S608に進んで選択されたパトロール警官の携帯端末を呼出して接続できる。また、「更新」ボタンが選択されると S620に戻ってパトロール警官の現在位置が更新され、「終了」ボタンが選択されると「パトロール警官現在地確認画面」を終了する。

図 21にこの発明の一実施形態に力かるテレビ電話交番システムの受付サーバ 110 における受付端末等による業務処理 (S600)の処理フローを示す。

図のように、最初に業務処理を行うための「業務処理画面」（図示省略)を表示する (S700)。「業務処理画面」には、「呼出」ボタン、「調書確認」ボタン、「調書作成」ボタン、「終了」ボタンを備える。

「業務処理画面」において、「呼出」ボタンが選択されると（S704)、端末呼出処理（ S600)を行う（S706)。

「調書確認」ボタンが選択されると (S708)、調書データベース力調書リストを取出して表示し（S710)、いずれかの調書ファイルが選択されたら（S712)、選択された調書ファイルを共有アプリケーションにより表示する（S714)。これにより、他の端末と同一の調書ファイルを確認しながらテレビ会議を行うことができる。

「調書作成」ボタンが選択されると (S716)、調書種別を取得し (S718)、受付データベース力も指定された調書の雛型ファイルを取得し (S720)、図 35のような「調書作成画面」を表示する（S722)。「調書作成画面」にお、て、「録画」ボタンが選択されたら（S724)、自映像を調書ファイルの回答映像フィールドに記録し (S726)、「停止」ボタンが選択されたら記録を停止する（S728)。「画像転送」ボタンが選択されると（S730)、画像取得アプリケーションを起動し（S732)、画像が取得されたら（S734 )、取得された画像を調書ファイルの回答映像フィールドに記録する（S736)。「人相書き」ボタンが選択されると (S738)、人相書きアプリケーションを起動し (S740)、「作図」ボタンが選択されると（S742)、作図アプリケーションを起動する（S744)。「登録」ボタンが選択されると (S746)、作成された調書ファイルを調書データベースに登録し (S748)、「終了」ボタンが選択されると（S750)、調書作成処理を終了する。

「業務処理画面」にお、て「終了」ボタンが選択されると（S752)、業務処理を終了する。

以上の処理により、受付端末から本庁各部署の端末やパトロール警官の携帯端末を呼出して調書ファイルを確認しながら搜查会議を行ったり、調書ファイルの作成や追加'修正を行うことができる。また、この機能を利用して、パトロール警官の携帯端末から口述式で日誌の作成を行うことができる。

[0069] 上記実施形態では、調書ファイルの回答映像フィールドには、自動応答サーバにより受信されたテレビ映像を記録するとしたが、テレビ映像のうち音声のみを記録するようにしてもよぐ本願発明の効果を奏する。

[0070] 上記実施形態では、交番端末のリモコン操作情報を受付サーバに伝達する方法については明示していないが、リモコン操作情報を PB信号に変換してテレビ電話の音声として自動応答サーバに伝達し、自動応答サーバにて PB信号を分離して受付サーバに伝達するしてもよぐリモコン操作情報を受付サーバに伝達する通信アプリケーシヨンを起動してリモコン操作情報を直接受付サーバに送信するようにしてもよい。尚、文字情報の入力は、画面上に文字情報の入力用のタブレットを表示して選択キ一を用いて入力するようにしてもよく、数字キーを用いて文字情報を入力するようにしてもよい。

[0071] 上記実施形態では、調書ファイルの作成は、自動応答サーバを交番端末とテレビ電話接続し、質問映像をテレビ電話映像として交番端末に送信し、交番端末から受信されるテレビ電話映像を回答映像として調書ファイルに記録するものとして説明したが、受付端末とテレビ電話接続する場合を除いて、すべて Webサーバ機能を用い、質問映像と回答映像の送受信 ίお AVA (登録商標）アブレット等を用いて行うようにしてちよい。

[0072] 上記実施形態では、通常受付におけるメニューの選択は、自動応答サーバを用いてテレビ電話の映像を用いて行うものとした力受付サーバ 110の Webサーノ機能を用い、交番端末力 Webブラウザによって所定の Webページにアクセスすることでメニュー選択画面を表示し、そこで選択されたメニュー項目を Webサーバに送信させるようにしてちょい。

また、調書作成におけるメッセージ画面の表示やメニュー選択は、テレビ電話画面とは別に Web画面を表示して Webサーバ経由で取得するようにしてもよい。

[0073] 上記実施形態では、受付サーバが受付先を受付テーブルに設定することによって、通常受付は自動応答サーバに接続され、緊急呼出は受付可能な受付端末に接続されるものとして説明したが、受付先をゲートキーパに設定することで交番端末との接続を行うように

してちよい。

産業上の利用可能性

[0074] 以上のように、この発明によれば、交番や公衆電話や街灯や高速道路の非常電話等に設置されるテレビ電話機能を有する交番端末を、テレビ電話受付センタ、犯罪情報センタ、遺失物センタ、運転免許センタ、選挙管理センタ、パトロール警官のテレビ電話携帯端末、本庁各部署のテレビ電話端末等と通信回線によって接続し、テレビ電話受付センタの受付サーバにおいて緊急の呼出と通常の受付を分離し、通常の受付は自動応答サーバによって調書の作成や手続を自動で行えるようにしたので、テレビ電話受付センタに小人数の係官を配備するだけで、多数の巿民からの呼出に対応可能なテレビ電話交番システムを構成できる。尚、本願発明は上述した各実施形態に限定されるものではなぐ本願発明の効果を奏する限り、各実施形態で述べた構成要素を適宜入れ替えたり、新たな構成要素を追加したり、一部の構成要素を削除したりしてもょ、ことは!、うまでもな!/、。

Claims

請求の範囲

[1] 交番に設置され、テレビ電話機能を有する交番端末と、受付センタに設置され、テレビ電話機能を有する受付端末とを備え、交番への来訪者が遠隔で警察官と面談できるテレビ電話交番システムであって、

交番端末からの呼出を受付ける受付手段と、前記受付手段により受付けられた交番端末に対して自動的に応答して調書ファイルを作成する自動調書作成手段とを有し、

前記受付手段は、交番端末からの呼出が緊急呼出の場合には、前記呼出を受付けた交番端末を応答可能な受付端末に接続し、前記交番端末からの呼出が通常受付の場合には、前記呼出を受付けた交番端末を前記自動調書作成手段に接続する機能を有することを特徴とする、テレビ電話交番システム。

[2] 前記調書ファイルには、調書の項目別に質問映像が登録され、

前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルから前記登録された質問映像を順次取出して前記交番端末に送信する機能と、前記送信された質問映像に対して前記交番端末力受信された回答映像のうち少なくとも回答音声を前記調書ファイルに記録する機能とを有することを特徴とする、請求項 1に記載のテレビ電話交番システム。

[3] 前記自動調書作成手段は、テレビ電話端末と接続する機能を有し、前記取出された質問映像をテレビ電話コードにエンコードして前記交番端末に送信する機能と、前記交番端末力受信されたテレビ電話コードをデコードして少なくとも回答音声を抽出して前記調書ファイルに記録する機能とを有することを特徴とする、請求項 2に記載のテレビ電話交番システム。

[4] 前記自動調書作成手段は、前記記録された回答音声を音声認識して文字情報に変換する機能と、前記変換された文字情報を前記調書ファイルに記録する機能とを有することを特徴とする、請求項 2または請求項 3に記載のテレビ電話交番システム。

[5] 前記自動調書作成手段は、前記交番端末において入力された文字情報による回答を取得する機能を有し、前記送信された質問映像に対して前記交番端末にぉ、て音声による回答と文字情報による回答のいずれか先に回答された情報を取得して前記調書ファイルに記録する機能を有することを特徴とする、請求項 2なヽし請求項 4の!、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[6] 前記調書受付手段は、登録された調書ファイルに関係する関係部署情報を受付端末または通信回線を介して接続された他の端末から設定する機能を有し、

前記自動調書作成手段は、新規の調書ファイルが登録された際に、前記登録された新規の調書ファイルに記録されてヽる文字情報と既に登録されてヽる調書ファイルに記録されて、る文字情報とを比較する機能と、所定の一致条件を満たす調書ファィルが抽出された場合に、前記抽出された調書ファイルに設定されている関係部署情報を取出す機能と、前記取出された関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 4または請求項 5に記載のテレビ電話交番システム。

[7] 前記自動調書作成手段は、前記交番端末にぉ、てテレビカメラまたは来訪者が持参したデジタルカメラもしくは携帯電話等から取得された画像の転送を受ける機能を有し、前記転送を受けた画像を前記調書ファイルに記録する機能を有することを特徴とする、請求項 1な、し請求項 5の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[8] 前記調書受付手段は、登録されて!、る調書ファイルに関係する関係部署情報を受付端末または通信回線を介して接続された他の端末力設定する機能を有し、前記自動調書作成手段は、新規の調書ファイルが登録された際に、前記登録された新規の調書ファイルに記録されて、る画像と既に登録されて、る調書ファイルに記録されて!/ヽる画像とを比較する機能と、所定の一致条件を満たす調書ファイルが抽出された場合に、前記抽出された調書ファイルに設定されている関係部署情報を取出す機能と、前記取出された関係部署情報に基いて関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 7に記載のテレビ電話交番システム。

[9] 前記受付手段は、前記自動調書作成手段により調書ファイルを作成している際に、交番端末からの要求により対応可能な受付端末を呼出して接続する機能を有することを特徴とする、請求項 1な、し請求項 8の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[10] 前記受付手段は、呼出を受付けられた交番端末とその交番端末に接続中の受付端末とが登録される受付テーブルを備え、交番端末力呼出を受けた際に、前記受付テーブルを参照し、非接続中の受付端末がある場合には、呼出を受けた交番端末を非接続中の受付端末のいずれかと接続する機能を有するものであって、

前記受付手段は、前記受付テーブルに対して受付端末から受付中の交番端末の優先度を設定する機能を有し、

交番端末力呼出を受けた際に、すべての受付端末が接続中であっても、前記受付テーブルに設定された優先度が所定の優先度より低い交番端末が存在する場合には、当該交番端末に接続中の受付端末を呼出す機能と、前記呼出された受付端末から応答通知が受信された場合に、当該受付端末に接続中の交番端末の接続を保留して前記呼出を受けた交番端末に付替える機能と、前記受付端末から終了通知が受信されたときに、前記接続を保留された交番端末の保留を解除して前記受付端末との接続を復帰する機能とを有することを特徴とする、請求項 1な!ヽし請求項 9の Vヽずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[11] 前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして被害届を自動作成する機能を有し、前記作成された被害届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された被害届を前記犯罪情報データベースに既に登録されている犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 10のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[12] 前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして事件情報届を自動作成する機能を有し、前記作成された事件情報届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された事件情報届を前記犯罪情報データベースに既に登録されている犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 11のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[13] 前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして捜索願を自動作成する機能を有し、前記作成された搜索願を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記作成された搜索願を前記犯罪情報データベースに既に登録されている犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 12のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[14] 前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして交通事故届を自動作成する機能を有し、前記作成された交通事故届を運転免許情報データベースに登録する機能と、前記作成された交通事故届を犯罪情報データベースに既に登録されて、る犯罪情報と比較し、所定の一致条件を満たす犯罪情報が抽出された場合に、当該犯罪情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 13のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[15] 前記自動調書作成手段は、指名手配者を検索する検索情報を取得する機能と、前記取得された検索情報に基!ヽて犯罪情報データベースから指名手配者情報を抽出して提示する機能と、前記提示された指名手配者情報カゝら対象となる指名手配者情報を選択する機能とを有し、前記調書ファイルとして指名手配情報届を自動作成する機能を有し、前記作成された指名手配情報届を犯罪情報データベースに登録する機能と、前記選択された指名手配者情報に設定されている関係部署情報を取出し、関係部署の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1な、し請求項 14のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[16] 前記交番端末には、届けられた拾得物を撮像する拾得物撮像手段と、前記届けられた拾得物を保管する拾得物保管庫が接続され、

前記自動調書作成手段は、前記拾得物撮像手段により撮像された拾得物の画像を前記調書ファイルに記録する機能と、前記届けられた拾得物が前記拾得物保管庫に保管されたことを確認する機能とを有し、前記調書ファイルとして拾得物届を自動作成する機能を有し、前記作成された拾得物届を遺失物データベースに登録する機能を有するとともに、前記調書ファイルとして遺失物届を自動作成する機能を有し、前記作成された遺失物届を遺失物データベースに登録する機能と、前記作成された遺失物届を前記遺失物データベースに登録されている拾得物届と比較し、所定の一致条件を満たす拾得物届が抽出された場合に、当該拾得物届を登録した交番端末を管轄する管轄警官の端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1な、し請求項 15のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[17] 前記交番端末には、届けられた拾得物を撮像する拾得物撮像手段と、前記届けられた拾得物を保管する拾得物保管庫が接続され、

遺失物を管理する遺失物センタには、前記遺失物センタの係官が使用する遺失物センタ端末と、交番から届けられた拾得物を保管する遺失物保管庫が備えられ、前記自動調書作成手段は、前記拾得物撮像手段により撮像された拾得物の画像を前記調書ファイルに記録する機能と、前記届けられた拾得物が前記拾得物保管庫に保管されたことを確認する機能と、前記保管された拾得物の保管情報を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、前記調書ファイルとして拾得物届を自動作成する機能を有し、前記作成された拾得物届を遺失物データベースに登録する機能を有し前記受付手段は、前記拾得物保管庫に保管された拾得物が前記遺失物センタの遺失物保管庫に移送されたときに前記遺失物データベースに登録された拾得物届の保管情報を前記遺失物センタの遺失物保管庫に更新する機能を有し、

前記自動調書作成手段は、前記調書ファイルとして遺失物届を自動作成する機能を有し、前記作成された遺失物届を遺失物データベースに登録する機能と、前記作成された遺失物届を前記遺失物データベースに登録されている拾得物届と比較し、所定の一致条件を満たす拾得物届が抽出された場合に、当該拾得物届に記録されている保管情報に基いて対応する端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1な、し請求項 15の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[18] 前記自動調書作成手段は、前記交番端末から来訪者の免許証情報を取得する機能と、前記取得された免許証情報を免許情報データベースと照合して更新対象者であることを確認する機能と、前記交番端末のテレビ映像から来訪者の静止画像を取得する機能と、前記取得された来訪者の静止画像を免許情報データベースと照合して本人確認する機能と、視力検査チャートを前記交番端末に提示して視力検査を行う機能と、前記視力検査に合格したことが確認された場合に免許更新時の講習映像を前記交番端末に送信する機能と、前記送信された講習映像が視聴されたことを確認して免許証を発行する機能とを有し、交番端末力免許の更新を行えるようにしたことを特徴とする、請求項 1な、し請求項 17の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[19] 前記本人確認する機能にお!、て、前記取得された来訪者の静止画像から本人確認できない場合に、運転免許センタの端末を呼出して接続し、運転免許センタの係官が本人確認できるようにしたことを特徴とする、請求項 18に記載のテレビ電話交番システム。

[20] 前記自動調書作成手段は、前記交番端末から地名や名称等の目的地情報を取得する機能と、前記取得された目的地情報を地図情報データベースから検索し、当該交番から目的地までのルート情報を取得する機能と、前記取得されたルート情報を前記交番端末に提示する機能とを有し、交番端末にぉヽて道案内を行えるようにしたことを特徴とする、請求項 1な、し請求項 19の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[21] 前記自動調書作成手段は、前記交番端末に対して選挙の候補者リストを提示する機能と、前記提示された候補者リストから演説映像の視聴を希望する候補者を選択させる機能と、前記選択された候補者の演説映像を前記交番端末に送信する機能と、前記交番端末から選挙人情報を取得する機能と、前記取得された選挙人情報を選挙人情報データベースと照合して選挙権を確認する機能と、選挙権が確認された場合に前記交番端末から投票を受付ける機能と、前記受付けられた投票を投票情報データベースに登録する機能とを有し、交番端末力選挙を行えるようにしたことを特徴とする、請求項 1な、し請求項 20の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[22] 前記受付手段は、受付端末が交番端末とテレビ電話接続されて、る状態にぉ、て、前記受付端末力調書ファイルを開く機能と、前記交番端末力テレビ電話により受信された映像のうち少なくとも音声を取得して前記調書ファイルに記録する機能とを有し、

受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら調書ファイルを作成できるようにしたことを特徴とする、請求項 1な、し請求項 21の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[23] 前記受付手段は、前記交番端末においてテレビカメラまたは来訪者が持参したデジタルカメラもしくは携帯電話等から取得された画像を表示する画像表示アプリケーシヨンを前記受付端末と前記交番端末の共有アプリケーションとして起動する機能と

、前記画像表示アプリケーションによって表示された画像を取得して前記調書フアイルに記録する機能とを有し、

受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら来訪者が提供する画像データを調書ファイルに記録できるようにしたことを特徴とする、請求項 22に記載のテレビ電話交番システム。

[24] 前記受付手段は、人相書きアプリケーションを前記受付端末と前記交番端末の共有アプリケーションとして起動する機能と、前記人相書きアプリケーションにより作成された画像を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、

受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら人相書きを作成して調書ファイルに記録できるようにしたことを特徴とする、請求項 22に記載のテレビ電話交番システム。

[25] 前記受付手段は、作図アプリケーションを前記受付端末と前記交番端末の共有ァプリケーシヨンとして起動する機能と、前記作図アプリケーションにより作成された画像を前記調書ファイルに記録する機能とを有し、

受付端末の係官が交番端末の来訪者とテレビ電話で面談しながら事件現場の図面を作成して調書ファイルに記録できるようにしたことを特徴とする、請求項 22に記載のテレビ電話交番システム。

[26] 前記受付手段は、受付端末が交番端末とテレビ電話接続されて！ヽる状態にぉヽて

、接続可能な端末のリストを表示する機能と、前記表示されたリストから選択された端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 21の

Vヽずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[27] 前記受付端末は、交番端末の周辺地図を表示する機能と、パトロール警官の携帯端末から GPS情報を取得する機能と、前記取得された GPS情報からパトロール警官の現在位置を前記周辺地図に表示する機能と、前記パトロール警官の現在位置が表示された周辺地図から選択されたパトロール警官の携帯端末を呼出して接続する機能とを有することを特徴とする、請求項 1ないし請求項 21のいずれかに記載のテレビ電話交番システム。

[28] 前記受付手段は、パトロール警官の携帯端末を前記自動調書作成手段と接続する機能を有し、

ノ讣ロール警官が現場で調書ファイルを作成できるようにしたことを特徴とする、請求項 1な!、し請求項 27の、ずれかに記載のテレビ電話交番システム。