WO2005125258A1

WO2005125258A1 - 通信システム及び通信方法

Info

Publication number: WO2005125258A1
Application number: PCT/JP2005/011037
Authority: WO
Inventors: Yoshikazu Ishii; Hiroshi Takase; Tatsuo Yamamoto
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co., Ltd.
Priority date: 2004-06-21
Filing date: 2005-06-16
Publication date: 2005-12-29
Also published as: US20080070560A1; EP1761094A1; JPWO2005125258A1

Abstract

　着呼できる確率を大幅に向上させることができ、かつ、回線交換装置の負荷を低減することができる無線端末装置。この無線端末装置（１２０）の各々は、無線ＬＡＮインターフェース（１２６）と、セルラー無線インターフェース（１２７）と、内線電話番号とセルラー電話番号とを対応づけて記憶している電話番号テーブル（１２４１）と、を有する。また、複数の無線端末装置（１２０）の各々は、回線交換装置（１１１）から発信切替要請を受けた時に電話番号テーブル（１２４１）を検索して、当該発信切替要請に係る前記セルラー電話番号を特定し、当該セルラー電話番号に係る無線端末装置に対する発信を自動的にセルラー電話発信に切替える。

Description

明細書

通信システム及び通信方法

技術分野

[0001] 本発明は、所定区域内に構築された構内通信回線と、複数の無線端末装置と、無線 LANシステムと、セルラー無線システムと、を具備し、音声による通話を行う通信システム及び通信方法に関する。

背景技術

[0002] 無線通信システムは、近年、 PDC、 IMT2000及び PHSに代表される公衆無線通信システムのほか、 PHSなどを用いた構内通信システムなどの所定区域内に構築された音声通信を行う通信回線システムにも導入されてヽる。このようなシステムでは、相手先の通信端末装置が所定区域外にいる場合でも通信を実現するため、外部の通信ネットワークシステムへの転送機能が必要である。このような指定区域内外での通信を実現する技術は、特許文献 1に記載されて、る。

[0003] 一方、インターネットの普及に伴、、インターネットを介した音声通信システムが開始されているほか、構内及び宅内の電話システムなどの所定区域内に構築された通信回線システムにもインターネット上の音声通信システムが導入され始めている。このようなインターネット電話を利用した構内や宅内などの指定区域内に構築された通信回線システムは、特許文献 2に記載されている。

[0004] 今後、構内無線電話システムとインターネット電話技術を融合し、 IP無線電話技術を使用した指定区域内に構築される通信システムが導入されることが予想される。特許文献 1：特開平 9- 322255号公報

特許文献 2：特開 2003-143323号公報

発明の開示

発明が解決しょうとする課題

[0005] しかしながら、前記従来の技術を融合した通信システムでは、無線端末装置が公衆ネットワークシステムに移動した際に、 IP無線電話が利用可能となる公衆無線 LAN( Hot Spot)エリアが十分敷設されていない場合には、利用できるエリアが少ないため、外部の通信ネットワークシステムへの転送機能を有効的に利用することができないから着呼できる確率が低、と、う問題がある。

[0006] また、前記従来の技術を融合した通信システムでは、特許文献 1に記載されたように指定区域内に、る無線端末装置力指定区域外に、る無線端末装置に発呼した場合に常に指定区域内通信回線と外部の通信ネットワークとを接続する回線交換装置を経由して、制御データ及び音声データが送られるため、大きな事業所のように多くの無線端末装置を収容する場合には、回線交換装置の負荷は増大することとなるという問題がある。

[0007] 本発明の目的は、着呼できる確率を大幅に向上させることができ、かつ、回線交換装置の負荷を低減することができる通信システム及び通信方法を提供することである課題を解決するための手段

[0008] 本発明の通信システムは、所定区域内に構築された構内通信ネットワークシステムと、 IP無線電話が利用可能な外部の通信ネットワークシステムと、前記所定区域内で発呼先に対して内線電話発信を行った後に内線電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請の通知を受け取った場合に内線電話発信力セルラ一電話発信に切替える無線端末装置と、前記構内通信ネットワークシステムと前記外部の通信ネットワークシステムとを接続するとともに、前記内線電話発信を受け取つた場合に前記発呼先の前記所定区域内における在 Z不在を確認して不在である場合には前記無線端末装置に対して前記発信切替要請を通知する回線交換装置と、前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置と前記所定区域外の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うセルラーネットヮークシステムと、を具備する構成を採る。

[0009] また、本発明の通信システムは、複数の加入者宅の各々に構築された宅内通信ネットワークシステムと、 IP無線電話が利用可能な外部の通信ネットワークシステムと、前記加入者宅で発呼先に対して IP電話発信を行った後に IP電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請の通知を受け取った場合には前記発呼先に対して IP電話発信からセルラー電話発信に切替える無線端末装置と、サービスプロバイダー局に設置されるとともに前記宅内通信ネットワークシステムと前記外部の通信ネットワークシステムとを接続し、前記 IP電話発信を受け取った場合に前記発呼先の前記加入者宅における在 Z不在を確認して不在である場合には前記無線端末装置に対して前記発信切替要請を通知する回線交換装置と、前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置と前記加入者宅外の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うセルラーネットワークシステムと、を具備する構成を採る。

[0010] 本発明の通信方法は、所定区域内に構築された構内通信ネットワークシステムと外部の通信ネットワークシステムとが前記所定区域内の回線交換装置により接続されるとともに、前記所定区域内の無線通信装置が発呼先と通信する通信方法であって、前記無線通信装置が前記発呼先に対して内線電話発信を行うステップと、前記回線交換装置が前記内線電話発信を受け取った場合に前記発呼先の前記所定区域内における在 Z不在を確認するステップと、前記発呼先が前記所定区域内に不在である場合には前記回線交換装置が前記無線端末装置に対して内線電話発信力セルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請を通知するステップと、前記無線通信装置が前記発信切替要請の通知を受け取った場合に内線電話発信力セルラー電話発信に切替えるステップと、前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置とセルラーネットワークシステム内の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うステップと、を具備するようにした。

[0011] また、本発明の通信方法は、複数の加入者宅の各々に構築された宅内通信ネットワークシステムと外部の通信ネットワークシステムとがサービスプロバイダー局に設置される回線交換装置により接続されるとともに、前記加入者宅の無線通信装置が発呼先と通信する通信方法であって、前記無線通信装置が前記発呼先に対して IP電話発信を行うステップと、前記回線交換装置が前記 IP電話発信を受け取った場合に前記発呼先の前記加入者宅における在 Z不在を確認するステップと、前記発呼先が前記加入者宅に不在である場合には前記回線交換装置が前記無線端末装置に対して IP電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請を通知するステップと、前記無線通信装置が前記発信切替要請の通知を受け取った場合に I P電話発信からセルラー電話発信に切替えるステップと、前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置とセルラーネットワークシステム内の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うステップと、を具備するようにした。

発明の効果

[0012] 本発明によれば、相手の無線端末装置が指定区域内にいる場合には IPネットヮークを使用した IP電話発信をし、かつ、指定区域外にいる場合には無線端末装置で自動的にセルラー番号発信に自動的に切替えるため、通信相手の無線端末装置が指定区域外に!/、る場合でも直接にセルラーネットワークを介して通信できるから、着呼できる確率を大幅に向上させることができる。

[0013] また、本発明によれば、相手先の無線端末装置が指定区域外にいる場合には回線交換装置を経由することなく通話することができるため、回線交換装置の負荷を低減することができる。

図面の簡単な説明

[0014] [図 1]本発明の実施の形態に係る通信システムの構成を示す図

[図 2]本発明の実施の形態 1に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すプロック図

[図 3]本発明の実施の形態 1に係る通信システムの回線交換装置の構成を示すプロック図

[図 4]本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける無線端末装置の間のシーケンスを示す図

[図 5]本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける構内にいる無線端末装置から構内にヽる無線端末装置への発呼シーケンスを示す図

[図 6]本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける位置/ IPアドレス管理部のテーブルの 1例を説明するための図

[図 7]本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける無線端末装置の位置登録のシーケンスを説明するための図

[図 8]本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける構外にいる無線端末装置から構外に!/、る無線端末装置への発呼シーケンスを示す図

圆 9]本発明の実施の形態 2に係る通信システムの無線端末装置を示すブロック図圆 10]本発明の実施の形態 2に係る通信システムの回線交換装置を示すブロック図圆 11]本発明の実施の形態 2に係る通信システムにおける構内にいる無線端末装置から構外に!/、る無線端末装置への発呼シーケンスを示す図

圆 12]本発明の実施の形態 3に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すプロック図

圆 13]本発明の実施の形態 3に係る通信システムの回線交換装置の構成を示すプロック図

圆 14]本発明の実施の形態 3に係る通信システムの無線端末装置による優先度の設定の例を説明するための図

圆 15]本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおける相手の無線端末装置が構内に存在する場合の接続シーケンスを示す図

[図 16]本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおけるキャッチフォン接続のフロ一の一例を示すフロー図

圆 17]本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおける相手の無線端末装置が構外に存在する場合の接続シーケンスを示す図

圆 18]本発明の実施の形態 3における呼制御部、端末状態管理部、位置情報/ IPァドレス管理部及び発信端末優先度検出部の制御シーケンスを示すフロー図圆 19]本発明の実施の形態 4に係る通信システムの無線端末装置を示すブロック図 [図 20]本発明の実施の形態 4に係る通信システムにおける接続相手先に伝える緊急度の通知内容の例を示す図

圆 21]本発明の実施の形態 4に係る通信システムにおける接続相手先の無線端末装置が構内にいる場合の内線接続時のシーケンスを示す図

圆 22]本発明の実施の形態 4に係る通信システムにおける接続相手先の無線端末装置が構外にいる場合のセルラー接続時のシーケンスを示す図

圆 23]本発明の実施の形態 4に係る通信システムの無線端末装置を示す略正面図圆 24]本発明の実施の形態 5に係る通信システムの構成を示す図 [図 25]本発明の実施の形態 5に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すプロック図

[図 26]本発明の実施の形態 5に係る通信システムの宅内通信ネットワークシステムにおける回線交換装置の構成を示すブロック図

[図 27]本発明の実施の形態 5に係る通信システムにおける宅内にいる無線端末装置から宅内にヽる無線端末装置への発信シーケンスを示す図

[図 28]本発明の実施の形態 5に係る通信システムにおける位置情報/ IPアドレス管理部のテーブルの 1例を示す図

[図 29]本発明の実施の形態 5に係る通信システムにおける無線端末装置の位置登録シーケンスを示す図

[図 30]本発明の実施の形態 5に係る通信システムにおける宅内にいる無線端末装置力宅外に、る無線端末装置への発信シーケンスを示す図

発明を実施するための最良の形態

[0015] 次に、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。

[0016] (実施の形態 1)

図 1は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムの構成を示す図である。図 2は

、本発明の実施の形態 1に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すブロック図である。図 3は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムの回線交換装置の構成を示すブロック図である。

[0017] 図 1に示すように、本発明の実施の形態 1に係る通信システム 100は、所定区域内に構築され IP化された構内通信ネットワークシステム 110と、複数の無線端末装置 1

20と、外部の通信ネットワークシステム 130と、セルラーネットワークシステム 140と、を具備している。

[0018] 構内通信ネットワークシステム 110の回線交換装置 111は、外部の通信ネットヮークシステム 130と接続されている。通信ネットワークシステム 130は、インターネット 13 1と、公衆ネットワークシステム 132と、インターネット 131と公衆ネットワークシステム 1 32とを接続して、るメディア変換装置 133を有して、る。

[0019] 構内通信ネットワークシステム 110は、回線交換装置 111及び複数のアクセスボイント装置 112を有している。複数の無線端末装置 120の各々は、アクセスポイント装置 112及び回線交換装置 111を介して構内通信ネットワークシステム 110の内部の複数の無線端末装置 120の各々と音声による通話を行うことができる。

[0020] また、複数の無線端末装置 120の各々は、アクセスポイント装置 112及び回線交換装置 111を介して外部の通信ネットワークシステム 130の複数の無線端末装置（図示せず)の各々と音声による通話を行うことができる。さらにまた、複数の無線端末装置 120の各々は、セルラーネットワークシステム 140の複数の無線端末装置 141の各々と直接に音声による通話を行うことができる。

[0021] 図 2に示すように、無線端末装置 120は、電話番号入力部 121と、セルラー/内線処理部 122と、呼制御部 123と、セルラー/内線電話番号管理部 124と、内線/セルラー切替処理部 125と、無線 IP電話機用の無線 LANインターフェース 126と、公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェース 127と、を具備して!/ヽる。

[0022] 電話番号入力部 121は、ユーザが相手先の電話番号を入力するためのものである。セルラー/内線処理部 122は、電話番号入力部 121により入力される相手先の電話番号が内線番号、セルラー電話番号、一般公衆電話番号又は IP電話番号であるかを判断して判断結果を生成する。

[0023] セルラー/内線処理部 122は、前記判断結果により相手先の電話番号がセルラー電話番号であることを示している時に、セルラー発呼指示を呼制御部 123に与える。呼制御部 123は、前記セルラー発呼指示を受けた時にセルラー無線インターフエ一ス 127を使用して発呼する。呼制御部 123がセルラー無線インターフェース 127を介して発呼してた場合 (一般のセルラーの無線端末装置に対して電話をかける場合)、無線端末装置 120は、直接にセルラーネットワークシステム 140を経由してセルラーネットワークシステム 140の配下にいる無線端末装置 141と通話を行う。

[0024] 一方、セルラー/内線処理部 122は、前記判断結果により相手先の電話番号がセルラー電話番号以外のものを示している時に、非セルラー発呼指示を呼制御部 123 に与える。呼制御部 123は、前記非セルラー発呼指示を受けた時に、構内通信ネットワークシステム 110又は外部の通信ネットワークシステム 130を介して他の無線端末装置と通話をするため、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼する。 [0025] また、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼した場合において、一般公衆電話番号又は IP電話番号をもつ無線端末装置に対する発呼は、前記電話番号がー般公衆電話番号又は IP電話番号であることを図 3に示す回線交換装置 111が判断して図 4の発呼シーケンスの接続要求信号に含まれる電話番号を、外部の通信ネットワークシステム 130に送信する。

[0026] セルラー/内線電話番号管理部 124は、複数の無線端末装置の各々を特定する内線電話番号とセルラー電話番号とを対応づけて記憶している電話番号テーブル 124 1を有している。内線/セルラー切替処理部 125は、呼制御部 123からの電話番号の情報に基づ、て電話番号テーブル 1241を検索して呼制御部 123が発呼すべき内線電話番号又はセルラー電話番号を検索して呼制御部 123に与える。

[0027] 図 3に示すように、回線交換装置 111は、内線インターフェース 1111、交換部 111 2、外線インターフェース 1113、呼制御部 1114及び位置情報/ IPアドレス管理部 11 15を具備している。

[0028] 位置情報/ IPアドレス管理部 1115は、複数の無線端末装置 120の各々の所定区域内における在/不在情報と IPアドレス情報とを内線電話番号と対応づけて管理する。呼制御部 1114は、内線電話発呼信号を受け取った時に前記内線電話発呼信号の発呼先の無線端末装置 120の所定区域内における在/不在情報を確認し前記発呼先の前記無線端末装置 120が所定区域内において不在である場合に当該無線端末装置 120に対して内線電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請を通知する。

[0029] 交換部 1112は、呼制御部 1114からの発信切替要請に応じて発呼を内線インターフェース 1111又は外線インターフェース 1113を介して送信する。

[0030] 複数の無線端末装置 120の各々は、回線交換装置 111から前記発信切替要請を受けた時に電話番号テーブル 1241を検索して当該発信切替要請に係る前記セルラー電話番号を特定して当該セルラー電話番号に係る無線端末装置 120に対する発信を自動的にセルラー電話発信に切替える。

[0031] 次に、本発明の実施の形態 1に係る通信システムの動作について、図 1〜図 3とともに図 4〜図 8を参照して詳細に説明する。 [0032] 図 4は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける無線端末装置の間のシーケンスを示す図である。図 5は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける構内にいる無線端末装置力も構内にいる無線端末装置への発呼シーケンスを示す図である。図 6は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける位置/ IP アドレス管理部のテーブルの 1例を説明するための図である。図 7は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける無線端末装置の位置登録のシーケンスを説明するための図である。図 8は、本発明の実施の形態 1に係る通信システムにおける構内にヽる無線端末装置から構外に！/ヽる無線端末装置への発呼シーケンスを示す図である。

[0033] 無線端末装置 120のユーザは、図 2に示す無線端末装置 120の電話番号入力部 121を操作して相手先の無線端末装置 120を特定する電話番号を入力する。

[0034] 入力された相手先の電話番号は、セルラー/内線処理部 122により、内線番号、セルラー電話番号、一般公衆電話番号又は IP電話番号であるかを判断され、相手先の電話番号がセルラー電話番号であれば、セルラー無線インターフェース 127を使用して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0035] 一方、入力された前記相手先の電話番号がセルラー番号以外であれば、構内通信ネットワークシステム 110及び外部のインターネット 131を介して通話をするため、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0036] 無線端末装置 120は、セルラー無線インターフェース 127を介して発呼した場合（一般のセルラーの無線端末装置に対して電話をかける場合)、直接にセルラーネットワークシステム 140を経由して、セルラーネットヮー 140の配下にいる無線端末装置 1 41と通話を行う。

[0037] また、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼した場合における一般公衆電話番号又は IP電話番号をもつ端末装置に対する発呼は、電話番号が一般公衆電話番号又は IP電話番号であることを図 3に示す回線交換装置 111の呼制御部 1114 が判断し、図 4の発呼シーケンスの接続要求信号に含まれる電話番号を、外線インタ一フェース 1113を介して外部のインターネット 131に送信する。 [0038] 一方、内線電話番号をもつ無線端末装置 120への発呼シーケンスは、図 5に示すように、接続要求信号を受けた回線交換装置 111は、呼制御部 1114で、発信先が内線電話番号をもつ無線端末装置であることを判断すると位置情報/ IPアドレス管理部 1115に対して、相手先の無線端末装置が構内に在/不在かを確認をする。位置情報/ IPアドレス管理部 1115では、図 6に示すような各無線端末装置 120の内線電話番号と在/不在登録がなされて！/ヽる。

[0039] 各無線端末装置 120の位置登録 (在/不在登録）は、無線端末装置 120が、構内通信ネットワークのいずれかのアクセスポイント 112にアクセスし、 IPアドレスを取得した時点で、図 7に示すような位置登録シーケンスで、回線交換装置 111の位置情報/ IPアドレス管理部 1115に内線電話番号と現在の端末の IPアドレスが登録され、図 6 に示すように、在/不在登録にカ卩えて現在の IPアドレスが登録される。

[0040] このような位置登録は、無線端末装置 120が構内電話ネットワーク 110の内部を移動し、付与される IPアドレスが変更されるたびに行われるほ力、無線端末装置 120がある一定の場所にとどまつている場合でも定期的に行うことで、無線端末装置 120が構外に出た場合でも、一定期間内に位置登録がなければ構外に出たと判断することができるため、正確に無線端末装置 120の在/不在を把握することができる。

[0041] 呼制御部 1114は、位置情報確認により、発呼先の無線端末装置 120が構内にいると分かると、図 5に示すように、呼制御部 1114は、発呼先の無線端末装置 120の I Pアドレスを位置情報/ IPアドレス管理部 1115から取得し、その IPアドレスに向けて内線インターフェース 1111を介して接続要求信号を転送する。接続要求信号を受けた発呼先の無線端末装置 141は、接続確認信号を回線交換装置 111を経由して無線端末装置 120に返信し、無線端末装置 120は無線端末装置 141への内線発信信号を送信して、無線端末装置 120と無線端末装置 141との間で通話が開始される

[0042] 一方、呼制御部 1114は、位置登録情報確認により無線端末装置 141が構外にいると分かると、呼制御部 1114は、無線端末装置 120に対して、無線 LANインターフエース 126からセルラー無線インターフェース 127を介した発呼に切替を要求する接続切替要求信号を送信する。 [0043] 無線端末装置 120の呼制御部 123は、接続切替要求信号を受け取った時に、接続切替要求信号を内線/セルラー切替処理部 125に送り、かつ、回線交換装置 111 に対して無線 LANインターフェース 126を介して接続切替確認信号を送り返す。内線/セルラー切替処理部 125は、セルラー/内線電話番号管理部 124で予め記憶している無線端末装置 141のセルラー電話番号を検索し、そのセルラー電話番号でセルラー無線インターフェース 127を経由して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0044] セルラー無線インターフェース 127を経由する発呼指示を受けた呼制御部 123は、セルラー電話番号で発呼し、図 8に示すようにセルラーネットワークシステム 140を介して無線端末装置 141に対して発信して通話を開始する。

[0045] 本発明の実施の形態 1においては、通信システム 100の無線端末装置 120は、 IP 電話用の無線 LANインターフェース 126と公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェース 127を有している。無線端末装置 120は、発呼先が構内 (指定区域内)又は構外 (指定区域外)にいるかを、発呼と同時に回線交換装置 111より通知をうけることで、構内にいる場合には構内通信ネットワーク 110を使用した IP無線電話発信とし、かつ、構外にいる場合には無線端末装置 120で自動的にセルラー番号発信に切り替えて直接にセルラーネットワークシステム 140を介して通信できるため、無線端末装置 120が構外にいる場合でもセルラー無線ネットワークシステム 140を経由して発呼/着呼できるから、着呼できる確率を大幅に向上させることができる。

[0046] また、本発明の実施の形態 1においては、通信システム 100は、相手先の無線端末装置 141が構外にいる場合には、回線交換装置 111を経由することなく直接にセルラーネットワークシステム 140を経由して通信できるため、回線交換装置 111の負荷を低減することができる。

[0047] (実施の形態 2)

次に、本発明の実施の形態 2について、図面を参照して詳細に説明する。

[0048] 図 9は、本発明の実施の形態 2に係る通信システムの無線端末装置を示すブロック図である。図 10は、本発明の実施の形態 2に係る通信システムの回線交換装置を示すブロック図である。本発明の実施の形態 2においては、本発明の実施の形態 1と同じ構成要素には同じ参照符号を付されてその説明が省略される。

[0049] 図 9及び図 10に示すように、本発明の実施の形態 2に係る通信システム 900は、本発明の実施の形態 1に係る通信システム 100において、無線端末装置 120及び回線交換装置 111の代わりに無線端末装置 910及び回線交換装置 920を具備するものである。

[0050] 図 9に示すように、無線端末装置 910は、無線端末装置 120においてセルラー/内線電話番号管理部 124を削除してなるものである。すなわち、無線端末装置 910は、電話番号入力部 121と、セルラー/内線処理部 122と、呼制御部 123と、内線/セルラー切替処理部 125と、無線 IP電話機用の無線 LANインターフェース 126と、公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェース 127と、を具備して!/ヽる。

[0051] 図 10に示すように、回線交換装置 920は、回線交換装置 111において電話番号テ一ブル 921を追カ卩してなる。すなわち、回線交換装置 920は、内線インターフェース 1111、交換部 1112、外線インターフェース 1113、呼制御部 1114、位置情報/ IPァドレス管理部 1115及び電話番号テーブル 921を具備して、る。電話番号テーブル 9 21は、複数の無線端末装置の各々を特定する内線電話番号とセルラー電話番号とを対応づけて記憶して、る。

[0052] 本発明の実施の形態 2に係る通信システムにおいては、無線端末装置 910は、発呼した内線電話番号に対するセルラー電話番号を回線交換装置 1111から受け取つて、セルラーネットワークシステムを介した発呼に自動的に切り替えを実現するものである。これにより、企業内のすべての無線端末装置 910は、内線/セルラーの電話番号を登録する必要はなく、回線交換装置 920で一元して電話番号テーブル 921を管理するだけで良いことになる。

[0053] 無線端末装置 910は、図 9に示すようにセルラー/内線電話番号管理部 124が不要となり、それに対して回線交換装置 920は、図 10に示すように各無線端末装置 91 0の内線電話番号とセルラー電話番号の対応を管理する電話番号テーブル 921を有する。

[0054] 構外に、る無線端末装置への発呼シーケンスでは、図 11に示すように、回線交換装置 920から無線端末装置 910への接続切替要求信号に電話番号テーブル 921を検索して得たセルラー電話番号情報を載せて送ることで、受け取った無線端末装置

910は、セルラーネットワークシステム 140を介した発呼に自動的に切り替える。

[0055] 本発明の実施の形態 2は、本発明の実施の形態 1と同じ効果を有している。また、本発明の実施の形態 2においては、回線交換装置 920が内線電話番号とセルラー電話番号とを対応づけて記憶している電話番号テーブル 921を有することにより、無線端末装置 910の負荷を低減できる。また、本発明の実施の形態 2においては、各無線端末装置の故障や機種変更にともなって各無線端末装置のセルラー番号が変更した場合にも、回線交換装置 920の側で一括して登録することにより、各無線端末装置への書き換えは不要であるため、ネットワーク側に設けた電子電話帳機能の役割を果たすことができる。

[0056] (実施の形態 3)

次に、本発明の実施の形態 3について、図面を参照して詳細に説明する。

[0057] 図 12は、本発明の実施の形態 3に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すブロック図である。図 13は、本発明の実施の形態 3に係る通信システムの回線交換装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態 3においては、本発明の実施の形態 1と同じ構成要素には同じ参照符号を付されてその説明が省略される

[0058] 図 12及び図 13に示すように、本発明の実施の形態 3に係る通信システム 1200は、本発明の実施の形態 1に係る通信システム 100において、無線端末装置 120及び回線交換装置 111の代わりに無線端末装置 1210及び回線交換装置 1220を具備するものである。

[0059] 図 12に示すように、無線端末装置 1210は、無線端末装置 120において優先度入力部 1211を追加してなるものである。すなわち、無線端末装置 1210は、電話番号入力部 121と、セルラー/内線処理部 122と、呼制御部 123と、内線/セルラー切替処理部 125と、無線 IP電話機用の無線 LANインターフェース 126と、公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェース 127と、優先度入力部 1211と、を具備している。優先度入力部 1211は、ユーザが発呼先との通信の接続優先度を選択して接続優先度情報を入力するためのものである。 [0060] 図 13に示すように、回線交換装置 1220は、回線交換装置 111において呼制御部 1114の代わりに呼制御部 1221を有し、かつ、端末状態管理部 1222及び発信端末接続優先度検出部 1223を追加してなる。すなわち、回線交換装置 1220は、内線ィンターフェース 1111、交換部 1112、外線インターフェース 1113、位置情報/ IPアドレス管理部 1115、呼制御部 1221、端末状態管理部 1222及び発信端末接続優先度検出部 1223を有している。

[0061] 発信端末接続優先度検出部 1223は、発信元の無線端末装置の接続優先度情報を検出し、呼制御部 1221に対して無線端末装置 120に対する制御につ、て指示を与える。呼制御部 1221は、発信端末接続優先度検出部 1223からの指示に基づいて呼を制御する。端末状態管理部 1222は、無線端末装置 1210が話中である力否かの状態を記憶して管理する。

[0062] 図 14は、本発明の実施の形態 3に係る通信システムの無線端末装置 1201による優先度の設定の例を説明するための図である。図 14に示すように、たとえば、優先度 1は、相手の無線端末装置が構内に存在し話中である力キャッチフォンのように相手に接続し、また、構外にいてもセルラー発信に自動的に切り替えて、必ず相手に接続する。

[0063] また、優先度 2は、相手の無線端末装置が構内に存在する場合には接続するが（話中の場合はキャッチフォン接続する）、構外にいる場合にはわざわざセルラー切替発信は行わない。さらに、優先度 3は、相手の無線端末装置が構内いるが、話中の場合には接続しなヽ（キャッチフォン接続も行わな、)。

[0064] 図 15は、本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおける相手の無線端末装置が構内に存在する場合の接続シーケンスを示すものである。前記優先度 1、 2の場合には、図 14に示すように、キャッチフォン着信により、接続が行なわれる。ここで、キヤツチフォン着信を実現するために、無線端末装置 1201には、無線 LANインターフエース 126を使った内線電話中又はセルラー無線インターフェース 127を使った外線電話中に、新たな呼を受け付けるキャッチフォン機能が必要である。

[0065] 次に、本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおけるキャッチフォン接続について、説明する。 [0066] 図 16は、本発明の実施の形態 3に係る通信システムにおけるキャッチフォン接続のフローの一例を示すフロー図である。

[0067] 図 16に示すように、ステップ ST161において、回線交換装置 1220は、無線端末装置 1210がセルラー無線インターフェース 127または無線 LANインターフェース 1 26を介して話中またはデータ通信中であるかを判断する。

[0068] ステップ ST161において、無線端末装置 1210がセルラー無線インターフェース 1 27または無線 LANインターフェース 126を介して話中またはデータ通信中である時に、無線端末装置 1210は、無線 LANインターフェース 126を介して内線着信を受け、表示部や着信音などにより、無線端末装置 1210のユーザに通知する (ステップ ST1162)。

[0069] 次に、ユーザは、現在実行中の作業である電話またはデータ通信と新、着信との優先度を比較しいずれかを選択して入力する。この入力の後に、ステップ ST163において、無線端末装置 1210は現在実行中の作業の優先度が高いかを判断する。ステツプ ST163において、現在実行中の作業の優先度が高くないと判断された時に、無線端末装置 1210は着信を受け付けて通話を開始する (ステップ ST164)。ステツプ ST163において、現在実行中の作業の優先度が高いと判断された時に、無線端末装置 1210は着信を拒否する (ステップ ST165)。

[0070] また、優先度 3の場合は、回線交換装置 1220は、キャッチフォン接続は行わず、相手の無線端末装置 1210が話中であることを示す話中信号を通知する。

[0071] 一方、相手の無線端末装置 141が構外に存在する場合の接続シーケンスを図 17 に示す。前記優先度 1では、図 17に示すように、回線交換装置 1220は、相手先の無線端末装置 141の位置情報を確認し構外にいることを確認すると、無線端末装置 1210に接続切替要求信号を送り、実施の形態 1と同様に、無線端末装置 1210はセルラー番号発信に自動的に切り替えて構外にいる無線端末装置 141に接続する。

[0072] また、優先度 2、 3の場合は、回線交換装置 1220は、接続相手先の無線端末装置 141が構外にいることを確認すると、無線端末装置 1210に対して圏外信号を通知し、接続相手先の無線端末装置 141が構内に存在しないことを発信元の無線端末装置 1210に知らせる。 [0073] なお、セルラー発信自動切換にあたっては、実施の形態 1と同様に、セルラー番号 /内線番号のテーブルを持っている場合について説明したが、本発明の実施の形態 2のようにセルラー番号を回線交換装置 920から通知してもよ、。

[0074] 本発明の実施の形態 3における呼制御部 1221、端末状態管理部 1222、位置情報/ IPアドレス管理部 115及び発信端末優先度検出部 1223の制御につ、て、図 18 を参照して説明する。図 18は、本発明の実施の形態 3における呼制御部 1221、端末状態管理部 1222、位置情報/ IPアドレス管理部 1115及び発信端末優先度検出部 1223の制御シーケンスを示すフロー図である。

[0075] まず、ステップ ST181において、呼制御部 1221は、接続先端末番号を検出し、位置情報/ IPアドレス管理部 1115に現在の接続先無線端末装置の位置情報を要求する。次に、ステップ ST182において、位置情報/ IPアドレス管理部 1115は、接続先無線端末装置の位置情報を検索し、構内 (在) /構外 (不在)を呼制御部 1221〖こ渡す。この時に、接続先無線端末装置が構内の場合には、位置情報/ IPアドレス管理部 1115は、接続先無線端末装置の IPアドレスも一緒に渡す。

[0076] 次に、ステップ ST183において、呼制御部 1221は構内かを判断する。ステップ ST 182において構内でない時に、発信端末優先度検出部 1223が接続優先度を検出する（ステップ ST184)。次に、ステップ ST185において、呼制御部 1221は、接続優先度 1かを判断する。ステップ ST185にお、て接続優先度 1でな、時 (接続優先度 2、 3である時）、呼制御部 1221は、発信無線端末装置に対して、内部インターフエースを経由して圏外信号を通知する（ステップ ST186)。

[0077] ステップ ST185において接続優先度 1である時に、呼制御部は、発信無線端末装置に対して、内部インターフェースを経由して接続切替要求信号を通知する (ステツプ ST187)。

[0078] ステップ ST183において構内である時に、呼制御部 1221は、接続先無線端末装置の現在の状態 (話中である〃ょ、）を、端末状態管理部 1222に確認をする (ステツプ ST188)。次に、ステップ ST189において、呼制御部 1221は、話中であるかを判断する。ステップ ST189において話中である時に、発信端末優先度検出部 1223が接続優先度を検出する (ステップ ST190)。 [0079] 次に、ステップ ST191において、呼制御部 1221は、接続優先度 1、 2であるかを判断する。ステップ ST191において接続優先度 1、 2である時に、呼制御部 1221は、接続先無線端末装置に対して、内部インターフェースを経由して接続要求信号を通知し、接続要求を行う（ステップ ST192)。

[0080] ステップ ST191において接続優先度 1、 2でない時 (接続優先度 3である時）、呼制御部 1221は、発信側無線端末装置に対して、内部インターフェースを経由して話中信号を通知する（ステップ ST193)。ステップ ST189において話中でない時に、呼制御部 1221は、接続先無線端末装置に対して、内部インターフェースを経由して接続要求信号を通知し、接続要求を行う（ステップ ST194)。

[0081] 本発明の実施の形態 3は、本発明の実施の形態 1と同じ効果を有している。また、本発明の実施の形態 3においては、発信側の接続に対する優先度、すなわち、必ず相手に接続し伝えたい用件が有無に従って接続を自動的に切り替えることにより、即伝えた、用件がある場合は即接続させ、とりあえず連絡をとりた、がつながらな!/、場合には、あとからまた力 4ナなおすこと問題ない場合などには接続先が内線話中の場合は邪魔をすることなく業務の効率ィ匕を図れるほか、構外にいる場合は通話料金の力かるセルラー発信を取りやめることで通信費削減を図ることができる。

[0082] (実施の形態 4)

次に、本発明の実施の形態 4について、図面を参照して詳細に説明する。

[0083] 図 19は、本発明の実施の形態 4に係る通信システムの無線端末装置を示すブロック図である。本発明の実施の形態 4においては、本発明の実施の形態 1と同じ構成要素には同じ参照符号を付されてその説明が省略される。

[0084] 図 19に示すように、本発明の実施の形態 4に係る通信システム 1900は、本発明の実施の形態 1に係る通信システム 100において、無線端末装置 120の代わりに無線端末装置 1910を具備するものである。

[0085] 図 19に示すように、無線端末装置 1910は、無線端末装置 120において通話緊急度入力部 1911、発信側通話優先度検出部 1912及び表示部 1913を追加してなるものである。すなわち、無線端末装置 1910は、電話番号入力部 121と、セルラー/内線処理部 122と、呼制御部 123と、内線/セルラー切替処理部 125と、無線 IP電話機用の無線 LANインターフェース 126と、公衆無線通信システム用のセルラー無線ィンターフェース 127と、通話緊急度入力部 1911と、発信側通話優先度検出部 1912 と、表示部 1913と、を具備している。

[0086] 通話緊急度入力部 1911は、ユーザが発呼先との通話の緊急度を示す通信緊急度情報を入力するためのものである。発信側通話優先度検出部 1912は、発信側の通話の緊急度情報を検出して緊急度検出結果を生成して表示部 1913に与える。表示部 1913は、発信側通話緊急度検出部 1912からの前記緊急度検出結果を表示してユーザに報知する。

[0087] 本発明の実施の形態 4に係る通信システムにおいては、無線端末装置 1910は、発信側の無線端末装置の通話の緊急度 (要求度）、すなわち、接続相手先に即伝えたい要件がある力、もしくは少し時間がたって力伝えてもよい要件であるかを接続相手先に伝える機能を有する。

[0088] また、図 20に接続相手先に伝える緊急度の通知内容の例を示す。緊急度 1は、緊急度は最も高ぐ至急伝えたいことがある。緊急度 2は、緊急度は中程度で、伝えたいことがあるので接続相手先の状態に問題なければ電話に出てほしいが、現在どうしても出られないのであれば、あと力折り返し電話をしてほしい。緊急度 3は、緊急度は低ぐ接続相手先が現在出られないのであれば、改めてかけ直すというものである。

[0089] 図 21は、接続相手先の無線端末装置が構内にいる場合の内線接続時のシーケンスを示す図である。図 22は、接続相手先の無線端末装置が構外にいる場合のセルラー接続時のシーケンスを示す図である。

[0090] 図 21、 22に示すように、内線発信信号、及びセルラー発信信号と共に、通話緊急度情報が接続相手先に通知される。通話緊急度情報を受けとつた無線端末装置は、図 23に示すように緊急度検出結果を発信端末装置の電話番号や発信者名などと共に、無線端末装置 1910の表示部 1913に表示し、着呼者に通知する機能が必要となる。

[0091] なお、内線通話時にぉ、ては、通話緊急度情報は発信信号に冗長し、受け取った着信側の無線端末装置 1910は、図 19に示す発信側通話緊急度検出部 1912で通話緊急度情報を検出し緊急度検出結果を表示部 1913に表示する機能を有することで実現可能である。この場合に、セルラー発信時においては、セルラーネットワークシステムも、通話緊急度情報が含まれていることを検出し、着信側の無線端末装置に通話緊急度情報を通知する機能が必要となる。

[0092] なお、本発明の実施の形態 4は、本発明の実施の形態 3と組み合わせることが可能である。すなわち、発信側の無線端末装置の接続に対する通話緊急度に応じて、着信側の無線端末装置への接続優先度を切り替えるととともに、通話緊急度を相手側の無線端末装置に通知することで、着信側の無線端末装置との接続できる可能性はより高まるため、用件を伝えることが可能となる。

[0093] 本発明の実施の形態 4は、本発明の実施の形態 1と同じ効果を有している。また、本発明の実施の形態 4においては、発信側の無線端末装置の接続に対する通話緊急度を着信側の無線端末装置に通知することで、接続可能性が高まると共に、着信側のユーザは発信側の通話緊急度に応じて電話ででる力否かを判断でき、たとえば

、打合せ中などに通話緊急度の低い着信があった場合には接続を取りやめ打合せに集中するように業務の効率ィ匕を図ることができる。

[0094] (実施の形態 5)

次に、本発明の実施の形態 5について、図面を参照して詳細に説明する。

[0095] 図 24は、本発明の実施の形態 5に係る通信システムの構成を示す図である。図 25 は、本発明の実施の形態 5に係る通信システムの無線端末装置の構成を示すブロック図である。図 26は、本発明の実施の形態 5に係る通信システムの宅内通信ネットヮークシステムにおける回線交換装置の構成を示すブロック図である。本発明の実施の形態 5においては、本発明の実施の形態 1と同じ構成要素には同じ参照符号を付されてその説明が省略される。

[0096] 図 24に示すように、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400は、宅内に構築され IP化された宅内通信ネットワークシステム 2410と、複数の無線端末装置 120 と、外部の通信ネットワークシステム 2420と、セルラーネットワークシステム 140と、宅内に構築され IP化された宅内通信ネットワークシステム 2430と、を具備している。

[0097] 通信ネットワークシステム 2420は、インターネット 131、公衆ネットワークシステム 13 2、サービスプロバイダ—局の回線交換装置 2421及びインターネット 2422を具備している。サービスプロバイダ—局の回線交換装置 2421は、インターネット 131と公衆ネットワークシステム 132とインターネット 2422とを接続している。

[0098] 宅内通信ネットワークシステム 2410の回線交換装置 111は、外部のインターネット 131と接続されている。宅内通信ネットワークシステム 2430の回線交換装置 111は、外部のインターネット 2422と接続されて、る。

[0099] 宅内通信ネットワークシステム 2410、 2430は、回線交換装置 120及びアクセスポイント装置 112を有している。また、複数の無線端末装置 120の各々は、アクセスボイント装置 112及び回線交換装置 111を介して外部の通信ネットワークシステム 2420 の複数の無線端末装置（図示せず)の各々と音声による通話を行うことができる。さらにまた、複数の無線端末装置 120の各々は、セルラーネットワークシステム 140の複数の無線端末装置 141の各々と直接に音声による通話を行うことができる。

[0100] 図 25に示すように、無線端末装置 120は、電話番号入力部 121と、セルラー/内線処理部 122と、呼制御部 123と、セルラー/内線電話番号管理部 124と、内線/セルラー切替処理部 125と、無線 IP電話機用の無線 LANインターフェース 126と、公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェース 127と、を具備して!/ヽる。

[0101] 図 26に示すように、サービスプロバイダ—局の回線交換装置 2421は、交換部 111 2、外線インターフェース 1113、呼制御部 1114及び位置情報/ IPアドレス管理部 11 15を具備している。

[0102] 図 24に示すように、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400は、 ADSL又は FTTHシステムなどに対応する回線交換装置 111により加入者宅力 Sインターネットに接続できる環境において、サービスプロバイダー局の回線交換装置 2421によりィンターネットを介した IP電話を実現するシステムである。

[0103] さらに、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400は、宅内には IEEE802.1 1などの無線 LAN環境が整備されており、図 25に示すように IEEE802.i lなどの無線 LANインターフェース 126を備える無線端末装置 120を用いて IP無線電話ができるほ力セルラー無線インターフェース 127を備えることで、セルラーネットワークシステム 140を経由する電話も可能となるシステムである。 [0104] 次に、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400の動作について、図 24〜図 26とともに図 27〜図 30を参照して説明する。

[0105] 図 27は、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400における宅内にいる無線端末装置から宅内にいる無線端末装置への発信シーケンスを示す図である。図 2 8は、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400における位置情報/ IPアドレス管理部のテーブルの 1例を示す図である。図 29は、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400における無線端末装置の位置登録シーケンスを示す図である。図 3 0は、本発明の実施の形態 5に係る通信システム 2400における宅内にいる無線端末装置から宅外にいる無線端末装置への発信シーケンスを示す図である。

[0106] 無線端末装置 120のユーザは、図 25に示す無線端末装置 2410の電話番号入力部 121を用いて、相手先の電話番号を入力する。セルラー/ IP電話処理部 122は、入力された相手先の電話番号が IP電話番号、セルラー電話番号又は一般公衆電話番号であるかを判断する。入力された相手先の電話番号がセルラー電話番号である場合には、セルラー無線インターフェース 127を使用して発呼するように呼制御部 12 3に旨示を与える。

[0107] 無線端末装置 120のユーザは、図 25に示す無線端末装置 120の電話番号入力部 121を操作して相手先の無線端末装置を特定する電話番号を入力する。

[0108] 入力された相手先の電話番号は、セルラー/内線処理部 122により、内線番号、セルラー電話番号、一般公衆電話番号又は IP電話番号であるかを判断され、相手先の電話番号がセルラー電話番号であれば、セルラー無線インターフェース 127を使用して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0109] 一方、入力された前記相手先の電話番号がセルラー番号以外であれば、宅内通信ネットワークシステム 2410及び外部のインターネット 131を介して通話をするため、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0110] 無線端末装置 120は、セルラー無線インターフェース 127を介して発呼した場合（一般のセルラーの無線端末装置に対して電話をかける場合)、直接にセルラーネットワークシステム 140を経由して、セルラーネットヮー 140の配下にいる無線端末装置 1 41と通話を行う。

[0111] また、無線 LANインターフェース 126を使用して発呼した場合における一般公衆電話番号又は IP電話番号をもつ端末装置に対する発呼は、入力された相手先の電話番号が一般公衆電話番号又は IP電話番号であることを図 26に示す回線交換装置 2421の呼制御部 1114が判断する。

[0112] ここで、入力された相手先の電話番号が一般公衆電話番号である場合には、公衆ネットワークシステム 132に信号が送られる。一方、 IP電話番号のうち同じサービスプロバイダーがサービスするシステムの加入者とそれ以外に分けられ、前者では現在、例えば、 yahoo-BB (登録商標）フォンが運営するように加入者間の通信費が 0円などの特定のサービスを行うことができる。

[0113] 以下、本システムの同一システムに加入しており、かつ、図 25に示すように 2つの無線インターフェースを有する無線端末装置 1410をもちいたサービスを提供するシステムに加入している 2つの無線端末装置の間の発呼シーケンスについて説明する。

[0114] 図 27に示すように、同一サービスに加入している無線端末装置への発呼シーケンスは、接続要求信号を受けた回線交換装置 2421が、呼制御部 114で、発信先がサ一ビスに加入している無線端末装置であることを判断すると位置情報/ IPアドレス管理部 1115に対して、相手先の無線端末装置が宅内に在/不在かを確認をする。

[0115] 位置情報/ IPアドレス管理部 1115では、図 28に示すように、各無線端末装置の IP 電話番号と外線電話番号と在/不在登録がなされて!/、る。各無線端末装置の位置登録 (在/不在登録）は、無線端末装置が、宅内に入り、宅内の無線 LANネットワークシステムにアクセスし、 IPアドレスを取得した時点で、図 29に示すような位置登録シーケンスが実行され、回線交換装置 2421の位置情報/ IPアドレス管理部 1115に電話番号と対応して端末の IPアドレスが登録され、図 28に示すように、在/不在登録に加えて現在の IPアドレスが登録される。

[0116] このような位置登録は、一定期間ごとに行うことで、無線端末装置 120が宅外に出た場合でも、一定期間内に位置登録がなければ、宅外に出たと判断することができ、正確に無線端末装置 120の宅内の在/不在を把握することができる。

[0117] 図 27に示すように、位置情報/ IPアドレス管理部 1115は、位置情報確認により発呼先無線端末装置 120 (B)が宅内にいると分かると、呼制御部 1114が、発呼先無線端末装置 120 (B)の IPアドレスを位置情報/ IPアドレス管理部 1115から取得し、その IPアドレスに向けて外線インターフェース 1113を介して接続要求信号を転送する。接続要求信号を受けた発呼先の無線端末装置 120 (B)は、接続確認信号を回線交換装置 2421を経由して無線端末装置 120 (A)に返信し、無線端末装置 120 ( A)が無線端末装置 120 (B)への番号発信信号を送信して通話を開始する。

[0118] また、位置情報/ IPアドレス管理部 1115は、位置登録情報確認により無線端末装置 120 (B)が宅外にいると分かると、呼制御部 1114が、無線端末装置 120 (A)に対して、無線 LANインターフェース 126からセルラー無線インターフェース 127を介した発呼に切替を要求する接続切替要求信号を送信する。接続切替要求信号を受け取った無線端末装置 120 (A)は、接続切替要求信号を IP電話/セルラー切替処理部 125に送って、回線交換装置 2421に対して無線 LANインターフェース 126を介して接続切替確認信号を送り返すとともに、セルラー/ IP電話番号管理部 124で予め記憶させておいた無線端末装置 120 (B)のセルラー番号を検索し、そのセルラー番号でセルラー無線インターフェース 127を経由して発呼するように呼制御部 123に指示を与える。

[0119] セルラー無線インターフェース 127を経由する発呼指示を受けた呼制御部 123は、セルラー番号で発呼し、図 30に示すようにセルラーネットワークシステム 140を介して無線端末装置 120 (B)に対して発信して通話を開始する。

[0120] なお、本発明の実施の形態 5は、本発明の実施の形態 2〜4のいずれかに適用することちでさる。

[0121] 本発明の実施の形態 5の通信システムにおいては、無線端末装置が IP無線電話用の無線 LANインターフェースと公衆無線通信システム用のセルラー無線インターフェースの有し、発呼先が宅内 (指定区域内)にいる否かを発呼と同時にサービスプロバイダの局の回線交換装置 2421より通知をうけることで、宅内にいる場合にはインタ一ネットを使用した IP電話発信し、かつ、宅外にいる場合には、無線端末装置で自動的にセルラー番号発信に切り替えて直接にセルラーネットワークシステム 140を介して通信するため、無線端末装置が宅外にいる場合でもセルラー無線経由で発呼/ 着呼できるから、着呼できる確率を大幅に向上させることができる。

[0122] また、本発明の実施の形態 5の通信システムにおいては、相手先が宅外にいる場合には回線交換装置 111を経由することなぐ直接にセルラーネットワークシステム 1 40を経由して通信できるため、回線交換装置 111の負荷は低減することができる。

[0123] 本明糸田書 ίま、 2004年 6月 21日出願の特願 2004— 183140に基づく。この内容【ますべてここに含めておく。

産業上の利用可能性

[0124] 本発明は、着呼できる確率を大幅に向上させることができ、かつ、相手先の無線端末装置が指定区域外にいる場合には回線交換装置を経由することなく通話することができるため回線交換装置の負荷を低減することができる効果を有し、通信装置及び通信方法に有用である。

Claims

請求の範囲

[1] 所定区域内に構築された構内通信ネットワークシステムと、

IP無線電話が利用可能な外部の通信ネットワークシステムと、

前記所定区域内で発呼先に対して内線電話発信を行った後に内線電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請の通知を受け取った場合に前記発呼先に対する発信を内線電話発信からセルラー電話発信に切替える無線端末装置と、

前記構内通信ネットワークシステムと前記外部の通信ネットワークシステムとを接続するとともに、前記内線電話発信を受け取った場合に前記発呼先が前記所定区域内に不在の場合には前記無線端末装置に対して前記発信切替要請を通知する回線交換装置と、

前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置と前記所定区域外の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うセルラーネットヮークシステムと、

を具備する通信システム。

[2] 前記無線端末装置は、内線電話番号とセルラー電話番号とを対応付づけて記憶している電話番号テーブルを具備するとともに、前記発信切替要請の通知を受け取つた場合に、前記発呼先の内線電話番号を用いて前記電話番号テーブルを検索して前記発呼先のセルラー電話番号を特定して前記発呼先に対する発信をセルラー電話発信に切替える請求項 1記載の通信システム。

[3] 前記回線交換装置は、内線電話番号とセルラー電話番号とを対応付づけて記憶している電話番号テーブルを具備するとともに、前記内線電話発信を受け取った場合に、前記発呼先の内線電話番号を用いて前記電話番号テーブルを検索して前記発呼先のセルラー電話番号を特定して前記発信切替要請とともに通知し、

前記無線端末装置は、前記回線交換装置から受け取ったセルラー電話番号の前記発呼先に対する発信をセルラー電話発信に切替える請求項 1記載の通信システム。

[4] 前記無線端末装置は、発呼信号に付加して前記発呼先との通信の優先度を示す接続優先度情報を送信し、

前記回線交換装置は、前記接続優先度情報を検出して前記接続優先度情報が示す優先度に応じて通話中の前記発呼先への着信又は前記セルラー電話発信への切換えを制御する請求項 1記載の通信システム。

[5] 前記無線端末装置は、発呼信号に付加して前記発呼先との通話の緊急度を示す通話緊急度情報を前記発呼先に通知し、

前記発呼先は、前記通話緊急度情報を検出して表示する請求項 1記載の通信システム。

[6] 複数の加入者宅の各々に構築された宅内通信ネットワークシステムと、

前記加入者宅で発呼先に対して IP電話発信を行った後に IP電話発信からセルラ一電話発信に切替を要請する発信切替要請の通知を受け取った場合には前記発呼先に対して IP電話発信からセルラー電話発信に切替える無線端末装置と、サービスプロバイダー局に設置されるとともに前記宅内通信ネットワークシステムと前記外部の通信ネットワークシステムとを接続し、前記 IP電話発信を受け取った場合に前記発呼先が前記加入者宅に不在である場合には前記無線端末装置に対して前記発信切替要請を通知する回線交換装置と、

前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置と前記加入者宅外の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うセルラーネットヮークシステムと、

を具備する通信システム。

[7] 前記無線端末装置は、 IP電話番号とセルラー電話番号とを対応付づけて記憶している電話番号テーブルを具備するとともに、前記発信切替要請の通知を受け取った場合に、前記発呼先の IP電話番号を用いて前記電話番号テーブルを検索して前記発呼先の前記セルラー電話番号を特定して前記発呼先に対する発信を前記セルラ一電話発信に切替える請求項 6記載の通信システム。

[8] 前記回線交換装置は、 IP電話番号とセルラー電話番号とを対応付づけて記憶している電話番号テーブルを具備するとともに、前記 IP電話発信を受け取った場合に、前記発呼先の IP電話番号を用いて前記電話番号テーブルを検索して前記発呼先の前記セルラー電話番号を特定して前記発信切替要請とともに通知し、

前記無線端末装置は、前記回線交換装置から受け取ったセルラー電話番号の前記発呼先に対する発信をセルラー電話発信に切替える請求項 6記載の通信システム。

[9] 前記無線端末装置は、発呼信号に付加して前記発呼先との通話の緊急度を示す通話緊急度情報を前記発呼先に通知し、

前記発呼先は、前記通話緊急度情報を検出して表示する請求項 6記載の通信システム。

[10] 所定区域内に構築された構内通信ネットワークシステムと外部の通信ネットワークシステムとが前記所定区域内の回線交換装置により接続されるとともに、前記所定区域内の無線通信装置が発呼先と通信する通信方法であって、

前記無線通信装置が前記発呼先に対して内線電話発信を行うステップと、前記回線交換装置が前記内線電話発信を受け取った場合に前記発呼先の前記所定区域内における在 Z不在を確認するステップと、

前記発呼先が前記所定区域内に不在である場合には前記回線交換装置が前記無線端末装置に対して内線電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請を通知するステップと、

前記無線通信装置が前記発信切替要請の通知を受け取った場合に前記発呼先への発信を内線電話発信からセルラー電話発信に切替えるステップと、

前記セルラー電話発信に切替えた前記無線端末装置とセルラーネットワークシステム内の前記発呼先とが前記回線交換装置を介さずに直接音声による通話を行うステップと、

を具備する通信方法。

[11] 複数の加入者宅の各々に構築された宅内通信ネットワークシステムと外部の通信ネットワークシステムとがサービスプロバイダー局に設置される回線交換装置により接続されるとともに、前記加入者宅の無線通信装置が発呼先と通信する通信方法であつて、前記無線通信装置が前記発呼先に対して IP電話発信を行うステップと、前記回線交換装置が前記 IP電話発信を受け取った場合に前記発呼先の前記カロ入者宅における在 Z不在を確認するステップと、

前記発呼先が前記加入者宅に不在である場合には前記回線交換装置が前記無線端末装置に対して IP電話発信からセルラー電話発信に切替を要請する発信切替要請を通知するステップと、

前記無線通信装置が前記発信切替要請の通知を受け取った場合に前記発呼先への発信を IP電話発信からセルラー電話発信に切替えるステップと、

を具備する通信方法。