JP2004056626A - 通話料金の安いip電話事業者を自動的に選択するip電話システム - Google Patents
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Abstract
【課題】利用者の特別の操作を必要とせず、電話機を用いて相手電話番号をダイヤルするだけで、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムを提供する。
【解決手段】利用者が電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、インターネット網を介してサーバーと接続し、相手電話番号を送信する。サーバーは、接続してきたIP電話システムの識別情報と受信した相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を決定し、接続してきたIP電話システムへ、決定したIP電話事業者へ接続するための情報を送信する。IP電話システムは、受信した情報を用いて、IP電話事業者へ接続し、IP電話サービスを受ける。
【選択図】図1
【解決手段】利用者が電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、インターネット網を介してサーバーと接続し、相手電話番号を送信する。サーバーは、接続してきたIP電話システムの識別情報と受信した相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を決定し、接続してきたIP電話システムへ、決定したIP電話事業者へ接続するための情報を送信する。IP電話システムは、受信した情報を用いて、IP電話事業者へ接続し、IP電話サービスを受ける。
【選択図】図1
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を用いたIP電話サービスが実用化されている。音声をパケット化して伝送することにより、回線使用効率を飛躍的に高め、通話料金を格安にすることが可能である。多くのIP電話事業者がIP電話サービスを提供している。
【0003】
IP電話サービスの形態には、(方法1)電話回線を使うタイプと、(方法2)ブロードバンド回線を使うタイプがある。
【0004】
方法1は、電話回線に接続された電話機を用いる。利用者が、電話機を用いて、IP電話事業者のアクセスポイントへ電話をかけ、接続後に相手先の電話番号をダイヤルする。IP電話事業者は、独自のIP網や公衆インターネット網を中継網として、相手の電話機と接続する。方法1のIP電話サービスを利用するためには、通常の電話回線に接続された通常の電話機を用いる。
【0005】
方法2は、ADSL回線、FTTH回線、CATV回線、無線回線など、インターネット網に接続されたブロードバンド回線に接続されたIP電話システムを用いる。IP電話システムに接続された電話機、または通話用のハンドセットなどを用い、利用者は相手先の電話番号をダイヤルする。IP電話システムのうち接続機能(IPゲートウェイ、VoIPアダプタ、ルータなどと呼ばれる)は、あらかじめ設定されている接続情報に基づいてIP電話事業者に接続し、相手の電話機との通話を開始する。方法2のIP電話サービスを利用するためには、ブロードバンド回線に接続されたIP電話システムもしくはパソコン等情報処理端末を用いる。
【0006】
方法2を用いてIP電話サービスを受けるとき、IP電話事業者を指定する方法は、(方法a)IP電話システムに固定的に記憶されておりそのIP電話事業者しか選べない方法と、(方法b)任意のIP電話事業者のWebへアクセスしてそのIP電話事業者を選ぶ方法がある。
【0007】
方法aは、IP電話システムの中に(たとえばVoIPアダプタに)、特定のIP電話事業者にアクセスするための情報が記憶されている。利用者が、IP電話システムに接続された電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、IP電話システムは、記憶されている情報を用いて、そのIP電話事業者にアクセスし、IP電話サービスを受ける。方法aでは、利用者の操作は簡単であるが、任意のIP電話事業者を選択できないと言う問題がある。通話をしたい相手の場所に応じて、あるいは、通話をしたい曜日時間帯に応じて、IP電話事業者ごとに通話料金が違う可能性がある。しかし、方法aでは、安い通話料金のIP電話事業者が選択できないという問題がある。
【0008】
方法bは、利用者が任意のIP電話事業者を選択できるが、WebへアクセスするためにWebブラウザを用いなければならない。Webブラウザを用いるために、パソコンを使う方法とWebブラウザ機能をもつ電話機を使う方法があるが、いずれの方法でも、利用者の操作が煩雑になるという問題がある。また、Webブラウザをつかう手順をいくら簡略化したとしても、利用者がどのIP電話事業者を選択するか判断し決定しなければならない。どのIP電話事業者を選択すれば通話料金が安くなるのか、利用者が判断しなければならず、面倒であるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の方法では、通話料金の安いIP電話事業者を選択できない、あるいは、通話料金の安いIP電話事業者を選択する手順が大変面倒である、という問題があった。
【0010】
本発明の目的は、上記課題を解決するもので、利用者の特別の操作を必要とせず、電話機を用いて相手電話番号をダイヤルするだけで、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムは、利用者が電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、インターネット網を介してサーバーと接続し、相手電話番号を送信する。サーバーは、接続してきたIP電話システムの識別情報と受信した相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を決定し、接続してきたIP電話システムへ、決定したIP電話事業者へ接続するための情報を送信する。IP電話システムは、受信した情報を用いて、IP電話事業者へ接続し、IP電話サービスを受ける。
【0012】
【実施例】
実施例を、図面を用いて説明する。第1図は、本発明による通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムの一実施例を示すブロック図である。1はIP電話システムa、2はパソコン、3は一般の電話機、4はルーター、5はVoIPゲートウェイ、6はIP電話システムb、7はルーター、8はVoIPゲートウェイ、9はパソコン、10は一般の電話機、11は加入電話網の加入者、12は一般の電話機、13はサーバー、14はゲートキーパー、15はインターネット網またはIP電話事業者のIP網、16はVoIPゲートウェイ、17は加入電話網である。
【0013】
請求項1に示す、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムについて第1図を参照して説明する。まず、IP電話システム1の利用者は、一般の電話機3を用いて、相手電話番号をダイヤルする。VoIPゲートウェイ5は、一般の電話機3からダイヤル信号を受信し、ルーター4とインターネット網またはIP電話事業者のIP網15を介してサーバー13と接続する。サーバー13が応答すると、VoIPゲートウェイ5は、前記受信した相手電話番号をサーバー13に送信する。
【0014】
サーバー13は、VoIPゲートウェイ5から受信した識別情報(IP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5を特定する情報)と相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を選択する。サーバー13は、IP電話事業者の提供するIP電話サービスの通話料金に関するデータベースを持っており、発呼者であるIP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5の識別情報と被呼者である相手電話番号を用いて、データベースを検索し、通話料金の安いIP電話事業者を選択する。検索の過程において、発呼者被呼者の地理的位置関係以外に、発呼者被呼者があるIP電話事業者の加入者であるかどうか、発呼時の曜日、時間帯、などの情報を同時に使用することもある。データベースに複数のIP電話事業者が登録されており、それらのIP電話事業者の中から、最安値の通話料金でIP電話サービスを提供するIP電話事業者を選択することもある。または、発呼者であるIP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5のデフォルトIP電話事業者(発呼者である利用者が特に指定しないときに自動的に選択されるIP電話事業者)のIP電話サービスの通話料金より安いIP電話事業者を選択することもある。後者の場合は、最安値にならない可能性がある。使用すべきIP電話事業者を決定したら、サーバー13は、決定したIP電話事業者を使用するために必要な情報をデータベースから読み出し、VoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIP電話事業者情報を使い、そのIP電話事業者のゲートキーパー14へ、相手電話番号を送り、相手先のゲートウェイのIPアドレスを問い合わせる。
【0015】
これから先は、(ケース1)被呼者がインターネット網またはIP電話事業者のIP網に接続されているIP電話システムである場合と、(ケース2)被呼者が加入電話の場合で異なる。
【0016】
(ケース1)被呼者がインターネット網またはIP電話事業者のIP網に接続されているIP電話システムである場合、ゲートキーパー14は、被呼者側のVoIPゲートウェイ8に着信を通知する。VoIPゲートウェイ8は、着信通知を受けると、一般の電話機10のベルを鳴らす。被呼者が応答すると(一般の電話機10の受話器をあげると)、VoIPゲートウェイ8は、使用するポート番号と利用者が受話器をあげたことをゲートキーパー14に通知する。ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ8のIPアドレスとポート番号をVoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIPアドレスとポート番号を使用してVoIPゲートウェイ8との間のコネクションを確立し、一般の電話機3と一般の電話機10が通話可能になる。
【0017】
(ケース2)被呼者が加入電話の場合、ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ16に相手電話番号を送信する。VoIPゲートウェイ16は、共通線信号で加入電話網17の交換機に着信を通知する。加入電話網の交換機は、加入電話網17を通じ、一般の電話機12に着信を通知する。利用者が、一般の電話機12の受話器をあげて応答すると、加入電話網17は、VoIPゲートウェイ16に対して応答を通知する。VoIPゲートウェイ16は、使用するポート番号と利用者が受話器をあげたことをゲートキーパー14に通知する。ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ16のIPアドレスとポート番号をVoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIPアドレスとポート番号を使用してVoIPゲートウェイ16との間のコネクションを確立し、一般の電話機3と一般の電話機12が通話可能になる。
【0018】
この実施例では、サーバー13とゲートキーパー14は分離して存在する例をあげているが、必ずしも分離している必要はない。別の実施例では、サーバー13とゲートキーパー14は同一のサーバーに存在する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムは、利用者の特別の操作を必要とせず、電話機を用いて相手電話番号をダイヤルするだけで、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択することができるという効果がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムの一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 IP電話システムa
2 パソコン
3 一般の電話機
4 ルーター
5 VoIPゲートウェイ
6 IP電話システムb
7 ルーター
8 VoIPゲートウェイ
9 パソコン
10 一般の電話機
11 加入電話網の加入者
12 一般の電話機
13 サーバー
14 ゲートキーパー
15 インターネット網またはIP電話事業者のIP網
16 VoIPゲートウェイ
17 加入電話網である。
【産業上の利用分野】
本発明は、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
VoIP(Voice over Internet Protocol)技術を用いたIP電話サービスが実用化されている。音声をパケット化して伝送することにより、回線使用効率を飛躍的に高め、通話料金を格安にすることが可能である。多くのIP電話事業者がIP電話サービスを提供している。
【0003】
IP電話サービスの形態には、(方法1)電話回線を使うタイプと、(方法2)ブロードバンド回線を使うタイプがある。
【0004】
方法1は、電話回線に接続された電話機を用いる。利用者が、電話機を用いて、IP電話事業者のアクセスポイントへ電話をかけ、接続後に相手先の電話番号をダイヤルする。IP電話事業者は、独自のIP網や公衆インターネット網を中継網として、相手の電話機と接続する。方法1のIP電話サービスを利用するためには、通常の電話回線に接続された通常の電話機を用いる。
【0005】
方法2は、ADSL回線、FTTH回線、CATV回線、無線回線など、インターネット網に接続されたブロードバンド回線に接続されたIP電話システムを用いる。IP電話システムに接続された電話機、または通話用のハンドセットなどを用い、利用者は相手先の電話番号をダイヤルする。IP電話システムのうち接続機能(IPゲートウェイ、VoIPアダプタ、ルータなどと呼ばれる)は、あらかじめ設定されている接続情報に基づいてIP電話事業者に接続し、相手の電話機との通話を開始する。方法2のIP電話サービスを利用するためには、ブロードバンド回線に接続されたIP電話システムもしくはパソコン等情報処理端末を用いる。
【0006】
方法2を用いてIP電話サービスを受けるとき、IP電話事業者を指定する方法は、(方法a)IP電話システムに固定的に記憶されておりそのIP電話事業者しか選べない方法と、(方法b)任意のIP電話事業者のWebへアクセスしてそのIP電話事業者を選ぶ方法がある。
【0007】
方法aは、IP電話システムの中に(たとえばVoIPアダプタに)、特定のIP電話事業者にアクセスするための情報が記憶されている。利用者が、IP電話システムに接続された電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、IP電話システムは、記憶されている情報を用いて、そのIP電話事業者にアクセスし、IP電話サービスを受ける。方法aでは、利用者の操作は簡単であるが、任意のIP電話事業者を選択できないと言う問題がある。通話をしたい相手の場所に応じて、あるいは、通話をしたい曜日時間帯に応じて、IP電話事業者ごとに通話料金が違う可能性がある。しかし、方法aでは、安い通話料金のIP電話事業者が選択できないという問題がある。
【0008】
方法bは、利用者が任意のIP電話事業者を選択できるが、WebへアクセスするためにWebブラウザを用いなければならない。Webブラウザを用いるために、パソコンを使う方法とWebブラウザ機能をもつ電話機を使う方法があるが、いずれの方法でも、利用者の操作が煩雑になるという問題がある。また、Webブラウザをつかう手順をいくら簡略化したとしても、利用者がどのIP電話事業者を選択するか判断し決定しなければならない。どのIP電話事業者を選択すれば通話料金が安くなるのか、利用者が判断しなければならず、面倒であるという問題がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
以上のように、従来の方法では、通話料金の安いIP電話事業者を選択できない、あるいは、通話料金の安いIP電話事業者を選択する手順が大変面倒である、という問題があった。
【0010】
本発明の目的は、上記課題を解決するもので、利用者の特別の操作を必要とせず、電話機を用いて相手電話番号をダイヤルするだけで、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムは、利用者が電話機を用いて相手電話番号をダイヤルすると、インターネット網を介してサーバーと接続し、相手電話番号を送信する。サーバーは、接続してきたIP電話システムの識別情報と受信した相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を決定し、接続してきたIP電話システムへ、決定したIP電話事業者へ接続するための情報を送信する。IP電話システムは、受信した情報を用いて、IP電話事業者へ接続し、IP電話サービスを受ける。
【0012】
【実施例】
実施例を、図面を用いて説明する。第1図は、本発明による通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムの一実施例を示すブロック図である。1はIP電話システムa、2はパソコン、3は一般の電話機、4はルーター、5はVoIPゲートウェイ、6はIP電話システムb、7はルーター、8はVoIPゲートウェイ、9はパソコン、10は一般の電話機、11は加入電話網の加入者、12は一般の電話機、13はサーバー、14はゲートキーパー、15はインターネット網またはIP電話事業者のIP網、16はVoIPゲートウェイ、17は加入電話網である。
【0013】
請求項1に示す、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムについて第1図を参照して説明する。まず、IP電話システム1の利用者は、一般の電話機3を用いて、相手電話番号をダイヤルする。VoIPゲートウェイ5は、一般の電話機3からダイヤル信号を受信し、ルーター4とインターネット網またはIP電話事業者のIP網15を介してサーバー13と接続する。サーバー13が応答すると、VoIPゲートウェイ5は、前記受信した相手電話番号をサーバー13に送信する。
【0014】
サーバー13は、VoIPゲートウェイ5から受信した識別情報(IP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5を特定する情報)と相手電話番号を用いて、通話料金の安いIP電話事業者を選択する。サーバー13は、IP電話事業者の提供するIP電話サービスの通話料金に関するデータベースを持っており、発呼者であるIP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5の識別情報と被呼者である相手電話番号を用いて、データベースを検索し、通話料金の安いIP電話事業者を選択する。検索の過程において、発呼者被呼者の地理的位置関係以外に、発呼者被呼者があるIP電話事業者の加入者であるかどうか、発呼時の曜日、時間帯、などの情報を同時に使用することもある。データベースに複数のIP電話事業者が登録されており、それらのIP電話事業者の中から、最安値の通話料金でIP電話サービスを提供するIP電話事業者を選択することもある。または、発呼者であるIP電話システム1またはVoIPゲートウェイ5のデフォルトIP電話事業者(発呼者である利用者が特に指定しないときに自動的に選択されるIP電話事業者)のIP電話サービスの通話料金より安いIP電話事業者を選択することもある。後者の場合は、最安値にならない可能性がある。使用すべきIP電話事業者を決定したら、サーバー13は、決定したIP電話事業者を使用するために必要な情報をデータベースから読み出し、VoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIP電話事業者情報を使い、そのIP電話事業者のゲートキーパー14へ、相手電話番号を送り、相手先のゲートウェイのIPアドレスを問い合わせる。
【0015】
これから先は、(ケース1)被呼者がインターネット網またはIP電話事業者のIP網に接続されているIP電話システムである場合と、(ケース2)被呼者が加入電話の場合で異なる。
【0016】
(ケース1)被呼者がインターネット網またはIP電話事業者のIP網に接続されているIP電話システムである場合、ゲートキーパー14は、被呼者側のVoIPゲートウェイ8に着信を通知する。VoIPゲートウェイ8は、着信通知を受けると、一般の電話機10のベルを鳴らす。被呼者が応答すると(一般の電話機10の受話器をあげると)、VoIPゲートウェイ8は、使用するポート番号と利用者が受話器をあげたことをゲートキーパー14に通知する。ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ8のIPアドレスとポート番号をVoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIPアドレスとポート番号を使用してVoIPゲートウェイ8との間のコネクションを確立し、一般の電話機3と一般の電話機10が通話可能になる。
【0017】
(ケース2)被呼者が加入電話の場合、ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ16に相手電話番号を送信する。VoIPゲートウェイ16は、共通線信号で加入電話網17の交換機に着信を通知する。加入電話網の交換機は、加入電話網17を通じ、一般の電話機12に着信を通知する。利用者が、一般の電話機12の受話器をあげて応答すると、加入電話網17は、VoIPゲートウェイ16に対して応答を通知する。VoIPゲートウェイ16は、使用するポート番号と利用者が受話器をあげたことをゲートキーパー14に通知する。ゲートキーパー14は、VoIPゲートウェイ16のIPアドレスとポート番号をVoIPゲートウェイ5へ送信する。VoIPゲートウェイ5は、受信したIPアドレスとポート番号を使用してVoIPゲートウェイ16との間のコネクションを確立し、一般の電話機3と一般の電話機12が通話可能になる。
【0018】
この実施例では、サーバー13とゲートキーパー14は分離して存在する例をあげているが、必ずしも分離している必要はない。別の実施例では、サーバー13とゲートキーパー14は同一のサーバーに存在する。
【0019】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムは、利用者の特別の操作を必要とせず、電話機を用いて相手電話番号をダイヤルするだけで、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択することができるという効果がある。
【0020】
【図面の簡単な説明】
【第1図】本発明の通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システムの一実施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 IP電話システムa
2 パソコン
3 一般の電話機
4 ルーター
5 VoIPゲートウェイ
6 IP電話システムb
7 ルーター
8 VoIPゲートウェイ
9 パソコン
10 一般の電話機
11 加入電話網の加入者
12 一般の電話機
13 サーバー
14 ゲートキーパー
15 インターネット網またはIP電話事業者のIP網
16 VoIPゲートウェイ
17 加入電話網である。
Claims (1)
- IP電話システムと、サーバーにおいて、次の各工程の結合からなる、通話料金の安いIP電話事業者を自動的に選択するIP電話システム。
(a)利用者が、前記IP電話システムに接続された電話機を用いて、通話したい相手の電話番号をダイヤルする第一工程
(b)前記IP電話システムが、インターネットを経由して前記サーバーへ接続し、利用者がダイヤルした前記相手電話番号を前記サーバーへ送信する第二工程
(c)前記サーバーが、受信した前記相手電話番号を用いてデータベースを検索し、通話料金の安いIP電話事業者を決定する第三工程
(d)前記サーバーが、決定した前記IP電話事業者へのアクセスに必要な情報を前記IP電話システムに送信する第四工程
(e)前記IP電話システムが、受信した前記IP電話事業者へのアクセスに必要な情報を用いてIP電話事業者へアクセスする第五工程
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213762A JP2004056626A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 通話料金の安いip電話事業者を自動的に選択するip電話システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002213762A JP2004056626A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 通話料金の安いip電話事業者を自動的に選択するip電話システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004056626A true JP2004056626A (ja) | 2004-02-19 |
Family
ID=31936277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002213762A Pending JP2004056626A (ja) | 2002-07-23 | 2002-07-23 | 通話料金の安いip電話事業者を自動的に選択するip電話システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004056626A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007180737A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Tietech Co Ltd | 通信システム及びVoIPアダプタ |
-
2002
- 2002-07-23 JP JP2002213762A patent/JP2004056626A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007180737A (ja) * | 2005-12-27 | 2007-07-12 | Tietech Co Ltd | 通信システム及びVoIPアダプタ |
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