JP2002344580A - 通信システム、発信側通信端末および受信側通信端末 - Google Patents

通信システム、発信側通信端末および受信側通信端末

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JP2002344580A
JP2002344580A JP2001146631A JP2001146631A JP2002344580A JP 2002344580 A JP2002344580 A JP 2002344580A JP 2001146631 A JP2001146631 A JP 2001146631A JP 2001146631 A JP2001146631 A JP 2001146631A JP 2002344580 A JP2002344580 A JP 2002344580A
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英明 大門
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発信側が主導権をもって任意の着信パターン
を受信側で再生できるようにした通信システム、発信側
通信端末および受信側通信端末を得ること。 【解決手段】 発信側通信端末T1で付加した付加情報
が発呼時に呼設定要求とともに通信ネットワークN1を
介して受信側通信端末T2に送信される。受信側通信端
末T2は、呼設定要求および付加情報を受信すると、受
信した付加情報を着信パターンとして再生する。発信側
通信端末T1が着信パターンとしての付加情報を送信す
るための主導権をもつ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話、パーソ
ナルコンピュータ、PDAなどの通信端末間で行われる
通信システムに関し、特に受信側通信端末側で着信動作
時に画像、音声、文字情報などの各種の付加情報を再生
させるための通信システム、発信側通信端末および受信
側通信端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電話、携帯電話等の通信端末において
は、着信側のユーザは呼を受け付ける前に発話者の情報
が知りたいという要求がある。これは、特に、不特定多
数のユーザが参加可能な公衆網を利用した通信網におい
て、緊急度や重要度の高い呼であるのか否かを判断する
場合や、不審者からの呼を受付前に拒否する場合に有効
である。
【0003】この種の問題を解決するための方法が、従
来から提案されている。この従来技術は、図12に示す
ような一般的な携帯電話網などのネットワークで適用さ
れるものであり、着信端末側に発信者の電話番号と名前
を表示することにより、発信者の情報を特定させるもの
である。図12のネットワーク(携帯電話網)N1は、
図13に示すように、発側ノードE1、中継ノードE
2、着側ノードE3等から構成されている。なお、この
ネットワークN1に関しては、ネットワークの運営方法
や方針によって、より単純あるいはより複雑な構成も考
えられる。
【0004】図13において、着側端末T2では、着呼
時に発側ユーザの情報を表示できるよう前もって情報を
入力しており、この入力情報を着側端末T2のデータベ
ースに格納しておく(ステップS1)。この準備の後、発
側端末T1からの呼設定要求1〜4が携帯電話網の各ノ
ード(発側ノードE1、中継ノードE2、着側ノードE
3)を経由して着側端末T2に到達すると、呼設定要求
4に発側端末T1の電話番号が含まれている場合、着側
端末T2はこの電話番号をキーに、着側端末T2が保持
しているデータベースを検索する(ステップS2)。こ
の時、データベースにマッチした情報があれば、呼び出
し音の再生を行ったり端末を振動させる等を実行する着
信動作時に、格納しておいた発信者の情報を着側端末T
2のディスプレイに表示する。したがって、着側端末T
2を使用するユーザは、呼を受け付ける前にこの情報を
見ることができる。
【0005】次に、特開2000−253111号公報
に示される方法には、カメラなどから取り込んだ発呼者
に関する画像を着信時に表示することができる携帯端末
が開示されている。この従来技術では、発側端末の電話
番号に対応づけて任意の画像を記憶しておき、着信時
に、発側端末の番号をキーにデータベースを検索し、マ
ッチすれば、対応する画像を着信動作時に表示するよう
にしている。
【0006】また、特開2000−358086号公報
に示される方法には、着信時のディスプレイの表示色と
発側端末の電話番号を対応付けておき、着信時に、発呼
端末に対応する表示色を表示することが、開示されてい
る。さらに、他の手法として、着信時のメロディーを発
呼者別に対応付け、発信者毎に異なるメロディーを再生
する手法も、従来技術として存在する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の各従来の技術
は、着信側のユーザが、発信者側の電話番号に対応した
情報を前もって登録しておく手順が必要である。このた
め、着信側のユーザがこれらの登録操作を行わなかった
場合、発話者に関する付加情報を着信側の端末に表示す
ることができない。また、これらの従来技術は、どんな
情報を表示するのかの主導権を着信側のユーザが持つた
め、発信側の意図で、新しい情報を表示するといったこ
とに利用することができないという問題もある。
【0008】この発明は上記に鑑みてなされたもので、
発信側が主導権をもって任意の着信パターンを受信側で
再生できるようにした通信システム、発信側通信端末、
および受信側通信端末を得ることを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明にかかる通信システムは、発呼時に、受信側通
信端末での着信時に再生すべき着信パターンを付加情報
として呼設定要求に付加して送信する発信側通信端末
と、この通信端末からの送信情報を中継する複数のノー
ドを含む通信ネットワークと、前記通信ネットワークを
介して呼設定要求および付加情報を受信すると、該受信
した付加情報を着信パターンとして再生する受信側通信
端末とを備えることを特徴とする。
【0010】この発明によれば、発信側通信端末で付加
した付加情報が発呼時に呼設定要求とともに通信ネット
ワークを介して受信側通信端末に送信される。受信側通
信端末は、呼設定要求および付加情報を受信すると、該
受信した付加情報を着信パターンとして再生する。すな
わち、この発明では、発信側通信端末が着信パターンと
しての付加情報を送信するための主導権をもつ。
【0011】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記発信側通信端末は、宛先別に付加情
報を登録できる付加情報登録メモリを有し、この付加情
報登録メモリに登録された付加情報を選択して送信する
ことを特徴とする。
【0012】この発明によれば、発信側通信端末のユー
ザが付加情報登録メモリに登録された付加情報を選択し
て送信する。
【0013】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記受信側通信端末は、受信した付加情
報を記憶するメモリを有し、このメモリに記憶された付
加情報を再生可能としたことを特徴とする。
【0014】この発明によれば、受信側通信端末では、
受信した付加情報をメモリに記憶し、このメモリに記憶
された付加情報を必要に応じて再生する。
【0015】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記通信ネットワークでは、付加情報に
課金し、呼設定要求には課金しないことを特徴とする。
【0016】この発明によれば、付加情報には課金され
るが、呼設定要求には課金されないようにしている。
【0017】つぎの発明にかかる通信システムは、発呼
時に、付加情報送信要求を呼設定要求に付加して送信す
る発信側通信端末と、前記発信側通信端末から付加情報
送信要求が付加された呼設定要求を受信すると、付加情
報が発信側通信端末毎に登録されたデータベースから当
該発信側通信端末に対応する付加情報を取り出し、この
取り出した付加情報を受信側通信端末での着信時に再生
すべき着信パターンとして呼設定要求に付加して送信す
るノードを備える通信ネットワークと、前記通信ネット
ワークから呼設定要求および付加情報を受信すると、該
受信した付加情報を着信パターンとして再生する受信側
通信端末とを備えることを特徴とする。
【0018】この発明によれば、発信側通信端末は、付
加情報送信要求を呼設定要求に付加して送信する。通信
ネットワークでは、データベースから当該発信側通信端
末に対応する付加情報を取り出し、この取り出した付加
情報および呼設定要求を受信側通信端末に送信する。受
信側通信端末は、呼設定要求および付加情報を受信する
と、該受信した付加情報を着信パターンとして再生す
る。すなわち、この発明では、発信側通信端末が付加情
報送信要求を呼設定要求に付加して送信すると、通信ネ
ットワーク内のノードで付加情報が付加される。
【0019】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記データベースには、発信側通信端末
毎に着信側電話番号と付加情報が対応付けられて登録さ
れ、前記ノードでは、前記発信側通信端末から付加情報
送信要求が付加された呼設定要求を受信すると、このデ
ータベースを元に付加情報を送信することを特徴とす
る。
【0020】この発明によれば、通信ネットワークのノ
ードは付加情報送信要求が付加された呼設定要求を受信
すると、この呼設定要求に含まれる相手先電話番号に基
づいてデータベースからこの相手先電話番号に対応する
付加情報を取り出し、この取り出した付加情報を送信す
る。
【0021】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記データベースには、発信側通信端末
から送信される付加情報選択信号に対応付けられた付加
情報が登録され、前記ノードでは、前記発信側通信端末
から付加情報選択信号が付加された呼設定要求を受信す
ると、このデータベースを元に付加情報を送信すること
を特徴とする。
【0022】この発明によれば、発信側通信端末から送
信される付加情報選択信号に対応する付加情報がデータ
ベースから取り出されて送信される。
【0023】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記データベースには、広告情報が登録
され、前記通信ネットワークは、前記発信側通信端末か
ら付加情報送信要求が付加された呼設定要求を受信する
と、前記付加情報として広告情報を受信側通信端末に送
信することを特徴とする。
【0024】この発明によれば、通信ネットワークで
は、発信側通信端末から付加情報送信要求が付加された
呼設定要求を受信すると、前記付加情報として広告情報
を受信側通信端末に送信する。
【0025】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記通信ネットワークは、複数の発信側
通信端末に対応するユーザ属性が登録されたユーザデー
タベースと、広告情報が登録された広告データベースと
を有し、前記通信ネットワークが前記発信側通信端末か
ら付加情報送信要求が付加された呼設定要求を受信する
と、この発信側通信端末に対応するユーザ属性を前記ユ
ーザデータベースから取り出し、該取り出したユーザ属
性に最適な広告情報を前記広告データベースから選択
し、該選択した広告情報を付加情報として受信側通信端
末に送信することを特徴とする。
【0026】この発明によれば、通信ネットワークが前
記発信側通信端末から付加情報送信要求が付加された呼
設定要求を受信すると、この発信側通信端末に対応する
ユーザ属性を前記ユーザデータベースから取り出し、該
取り出したユーザ属性に最適な広告情報を前記広告デー
タベースから選択し、該選択した広告情報を付加情報と
して受信側通信端末に送信する。
【0027】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記広告データベースに当該ユーザ属性
に最適な広告情報が存在しない場合、付加情報メッセー
ジを送信しないようにしたことを特徴とする。
【0028】この発明によれば、広告データベースに当
該ユーザ属性に最適な広告情報が存在しない場合、付加
情報メッセージを送信しない。
【0029】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記受信側通信端末は、呼設定応答に、
広告主の情報と、付加情報の再生成否に関する情報を付
加して送信することを特徴とする。
【0030】この発明によれば、受信側通信端末は、付
加情報受信後の呼設定応答の際に、広告主の情報と、付
加情報の再生成否に関する情報を付加して送信する。
【0031】つぎの発明にかかる通信システムは、上記
発明において、前記広告情報を付加情報として受信側通
信端末に送信した場合、発信側通信端末に対応するユー
ザの通話料を割引することを特徴とする。
【0032】この発明によれば、広告情報を付加情報と
して受信側通信端末に送信した場合、発信側通信端末に
対応するユーザの通話料を割引する。
【0033】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、通
信ネットワークを介して受信側通信端末との通話を行う
発信側通信端末において、発呼時に、受信側通信端末で
の着信時に再生すべき着信パターンを付加情報として呼
設定要求に付加して送信する機能を有するコントローラ
を備えることを特徴とする。
【0034】この発明によれば、発信側通信端末は、発
呼時に、受信側通信端末での着信時に再生すべき着信パ
ターンを付加情報として呼設定要求に付加して送信する
機能を有するコントローラを備える。
【0035】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、上
記発明において、宛先別に付加情報を登録できる付加情
報登録メモリを更に備え、この付加情報登録メモリに登
録された付加情報が選択されて送信されることを特徴と
する。
【0036】この発明によれば、発信側通信端末は、宛
先別に付加情報を登録できる付加情報登録メモリを更に
備え、前記付加情報登録メモリに登録された付加情報が
選択されて送信される。
【0037】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、上
記発明において、前記付加情報登録メモリに登録された
付加情報を選択するための複数のボタンをさらに備え、
前記コントローラは前記複数のボタンの選択操作に対応
する付加情報を送信することを特徴とする。
【0038】この発明によれば、発信側通信端末のユー
ザは、複数のボタンを択一投入することで、付加情報登
録メモリに登録された付加情報を選択する。
【0039】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、上
記発明において、受信側通信端末での着信時に再生すべ
き着信パターンを作成する作成手段をさらに備えること
を特徴とする。
【0040】この発明によれば、発信側通信端末で作成
された付加情報が受信側通信端末での着信時に再生すべ
き着信パターンとして送信される。
【0041】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、付
加情報が発信側通信端末毎に登録されたデータベースか
ら付加情報を取り出し、この取り出した付加情報を受信
側通信端末での着信時に再生すべき着信パターンとして
呼設定要求に付加して送信するノードを備える通信ネッ
トワークを介して受信側通信端末との通話を行う発信側
通信端末であって、前記通信ネットワークのデータベー
スから発信側通信端末毎に登録された付加情報を取り出
すための付加情報送信要求を呼設定要求に付加して送信
するコントローラを備えることを特徴とする。
【0042】この発明によれば、発信側通信端末は、付
加情報送信要求を呼設定要求に付加して送信する。通信
ネットワークでは、データベースから当該発信側通信端
末に対応する付加情報を取り出し、この取り出した付加
情報および呼設定要求を受信側通信端末に送信する。受
信側通信端末は、呼設定要求および付加情報を受信する
と、該受信した付加情報を着信パターンとして再生す
る。すなわち、この発明では、発信側通信端末が付加情
報送信要求を呼設定要求に付加して送信すると、通信ネ
ットワーク内のノードで付加情報が付加される。
【0043】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、上
記発明において、前記データベースには、発信側通信端
末から送信される付加情報選択信号に対応付けられた付
加情報が登録され、前記発信側通信端末のコントローラ
は、前記付加情報送信要求が付加された呼設定要求を送
信することを特徴とする。
【0044】この発明によれば、発信側通信端末が呼設
定要求に付加情報送信要求を付加して送信する。通信ネ
ットワークのノードは付加情報送信要求が付加された呼
設定要求を受信すると、この呼設定要求に含まれる相手
先電話番号に基づいてデータベースからこの相手先電話
番号に対応する付加情報を取り出し、この取り出した付
加情報を受信側通信端末に送信する。
【0045】つぎの発明にかかる発信側通信端末は、上
記発明において、発信側通信端末が前記付加情報選択信
号を発生させるための複数のボタンを備えることを特徴
とする。
【0046】この発明によれば、発信側通信端末の複数
のボタンを択一投入することで、付加情報選択信号を発
生させ、これによりデータベースから所要の付加情報を
選択する。
【0047】つぎの発明にかかる受信側通信端末は、通
信ネットワークを介して発信側通信端末との通話を行う
受信側通信端末において、前記通信ネットワークを介し
て着信時に再生すべき着信パターンとしての付加情報が
付加された呼設定要求を受信すると、該受信した付加情
報を着信パターンとして再生することを特徴とする。
【0048】この発明によれば、受信側通信端末は、通
信ネットワークを介して着信時に再生すべき着信パター
ンとしての付加情報が付加された呼設定要求を受信する
と、該受信した付加情報を着信パターンとして再生す
る。
【0049】つぎの発明にかかる受信側通信端末は、上
記発明において、受信した前記付加情報を記憶するメモ
リを有し、このメモリに記憶された付加情報を再生可能
としたことを特徴とする。
【0050】この発明によれば、受信側通信端末では、
受信した付加情報をメモリに記憶し、このメモリに記憶
された付加情報を必要に応じて再生する。
【0051】つぎの発明にかかる受信側通信端末は、上
記発明において、前記付加情報は広告情報であることを
特徴とする。
【0052】この発明によれば、通信ネットワークから
は付加情報として広告情報が受信側通信端末に送信され
る。受信側通信端末では、この受信された広告情報が着
呼時に再生される。
【0053】つぎの発明にかかる受信側通信端末は、上
記発明において、呼設定応答に、広告主の情報と、付加
情報の再生成否に関する情報を付加して送信することを
特徴とする。
【0054】この発明によれば、受信側通信端末は、付
加情報受信後の呼設定応答の際に、広告主の情報と、付
加情報の再生成否に関する情報を付加して送信する。
【0055】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる通信システムの好適な実施の形態を詳細に
説明する。
【0056】まず、各実施の形態を説明する前に、図1
を用いて本発明が適用される通信ネットワークについて
説明する。本発明は、通信の開始時に、呼設定処理を行
って論理的な通信路を確定するような通信ネットワーク
全般に適用が可能であり、特に、IP(Internet Protoc
ol)を利用したマルチメディア通信手段である、SIP
(Session Initiation Protocol)や、H.323で規定さ
れる通信プロトコルに適用できる。
【0057】図1において、T1およびT2は例えば携
帯電話のような通信端末である。T1が呼設定を要求す
る発側端末、T2が発呼要求に対して応答する着側端末
であるとする。ネットワーク(携帯電話網)N1に含ま
れるE1〜E3は、それぞれネットワークを構成する通
信ノードである。発側ノードE1および着側ノードE3
は、それぞれ、通信端末を管理する機能とメッセージを
適当な宛先に送信する機能をもち、それらの宛先は、中
継ノードである場合と通信端末である場合がある。中継
ノードE2は、発側ノードE1と着側ノードE3の間に
存在し、メッセージを転送する機能をもつ。
【0058】ユーザ情報管理サーバE4は、契約したユ
ーザに関する情報を管理するサーバである。ユーザ情報
管理サーバE4で管理する情報には、ユーザごとの課金
情報等がある。広告データベースE5は、広告情報を管
理する。通信ノードE1〜E3は、ユーザ情報管理サー
バE4と広告データベースE5との通信手段をもってお
り、これらと必要に応じて通信することができる。
【0059】実施の形態1.つぎにこの発明の実施の形
態を説明する。この実施の形態1は、図1に示すような
ネットワークにおいて、発側端末T1では、受信側通信
端末T2での着信時に再生すべき着信パターンを付加情
報として発呼時に呼設定要求に付加して送信し、受信側
端末T2では、呼設定要求および付加情報を受信する
と、該受信した付加情報を着信パターンとして再生しよ
うとするものである。発側端末T1で、付加する情報
は、静止画像、動画像、文字情報、URL(Universal R
esource Locator)、あるいは音声に関わる情報などであ
る。
【0060】図2は、発信側端末T1および受信側端末
T2の機能構成を示す概念的ブロック図である。図2に
おいて、付加情報作成部11は、静止画像、動画像、文
字情報、URL(Universal Resource Locator)、あるい
は音声に関わる情報を付加情報として生成、加工するも
のであり、具体的には、画像データをとるためのカメ
ラ、音声を入力するためのマイク等と、それらを格納す
るメモリと、音声、画像などを任意に加工する加工処理
部などを有する。付加情報再生部12は、受信した音
声、画像などの付加情報をスピーカ、ディスプレイなど
を介して再生する。付加情報登録メモリ13は、付加情
報作成部11で作成した音声、画像、文字情報などの付
加情報、あるいはパーソナルコンピュータなどで加工し
た情報を取り込んで記憶するものであり、これらの付加
情報が宛先別に登録されている。選択ボタンSW1〜S
Wnは、付加情報登録メモリ13に記憶された複数の付
加情報を選択するための操作ボタンであり、これら選択
ボタンSW1〜SWnのうちの1つを投入することで、
投入されたボタンに対応する付加情報が選択される。端
末T1,T2には、上記の他に、各種データ、プログラ
ムが記憶されるメモリ14、当該端末の送受信制御を実
行する通信部15、およびこれら各構成要素を制御する
コントローラ16などを備えている。
【0061】図3は、実施の形態1におけるメッセージ
シーケンスを例示するものである。なお、このメッセー
ジシーケンスは、SIPやH.323などで規定される
仕組みを拡張することで実現する。
【0062】発側端末T1側は、電話をかける場合に、
着側端末T2で再生される付加情報を送信するか否かを
選択する。付加情報を送信する場合は、上記選択ボタン
SW1〜SWnの何れかを投入した後、所定の発呼操作
を実行する。これにより、発側端末T1は、付加情報に
関するメッセージが続いてくることを示す所定の付加情
報フラグを含む呼設定要求1を送信し、これに続いて、
前記投入された選択ボタンに対応する付加情報1を付加
情報登録メモリ13から取り出し、この付加情報を着信
パターンとして送信する。
【0063】呼設定要求1と付加情報1を受信した発側
ノードE1では、このメッセージを解析し、正当なメッ
セージであれば、着側端末にメッセージを届けるため、
これらの2種類のメッセージを中継ノードE2に送信す
る(呼設定要求2、付加情報2)。さらに、中継ノード
E2では、着側端末T2を収容する着側ノードE3を特
定して、メッセージを送信する(呼設定要求3、付加情
報3)。
【0064】呼設定要求3を受信した着側ノードE3
は、呼設定要求4を着側端末T2に送信する。この呼設
定要求4を受信した着側端末T2は、呼設定要求4を解
析し、付加情報フラグの存在によってこのメッセージに
関係した付加情報メッセージがあると判断する(ステッ
プS1)。
【0065】その後、着側端末T2が、着側ノードE3
からの付加情報4を受信すると、着側端末T2は、この
付加情報4を着信パターンとして再生するとともに、先
に受信した呼設定要求4による着信動作を実行する(ス
テップS2)。
【0066】図4は、着信時の表示画面などを示すもの
である。D1は付加情報に基づいて再生される着信メロ
ディー、D4は付加情報を再生することによって得られ
る画像データ(動画像の場合と静止画像の場合がある)で
ある。D3は、発側端末T1の電話番号であり、これ
は、呼設定要求メッセージに含まれている情報である。
また、D2は発側端末T1のユーザの名前であるが、こ
れは、発信端末T1からの付加情報として表示させるよ
うにしてもよいし、従来技術と同様に、着側端末T2の
メモリに記憶された内容から電話番号をキーに検索して
表示するようにしてもよい。
【0067】この後、着側端末T2がフックをあげると
(ステップS3)、端末T1,T2間の論理的な通信路が
設定される。その後、着側端末T2から発側端末T1に
呼設定応答メッセージが送信され、これら端末T1,T
2間は通話中状態になる。
【0068】なお、付加情報としては、この他に、UR
L、電子メールアドレス、発側端末以外の電話番号等を
採用しても良い。着側端末T2では、発側端末T1との
通話中、もしくは、通話が終わった後に、着側端末T2
に表示されている情報(=発側端末からの付加情報)を
元にしてインターネット上のリソースにアクセスした
り、指示されたアドレスに電子メールを送信したり、指
示された電話番号に電話をかけたりできる。
【0069】着側端末T2では、再生された情報を保存
しておくこともできる。図5は、再生された情報を保存
するメモリの記憶内容を表している。この図のように、
着信端末T2のメモリ14(図2参照)には、着信時に
表示された情報(付加情報)とともに、着信日時、発信
者番号、発信者名などを記録することもできる。メモリ
14に格納したデータは、着信端末T2を操作すること
で再び表示できる。
【0070】また、発側端末T1、着側端末T2として
は、携帯電話の他に、有線電話、PHS、パーソナルコ
ンピュータ、PDA(Personal Digital Assistant)など
が適用可能である。
【0071】ところで、この実施の形態1の通信方式を
用いた場合、ネットワークキャリアでは、メッセージの
性質によって課金形態を変えることもできる。つまり、
着側端末T2で応答するかどうか分からない発呼要求メ
ッセージについては、課金をしないが、発側端末の意思
で送信する付加情報については、課金するという運用を
行うことも可能である。
【0072】実施の形態2.つぎにこの発明の実施の形
態2について図6を用いて説明する。実施の形態2も、
図1に示したネットワークに適用される。先の実施の形
態1では、発側端末T1で着信パターン用の付加情報を
付加するようにしたが、この実施の形態2では、ネット
ワーク(携帯電話網)N1内のノードで着信パターン用
の付加情報を付加する。
【0073】図6において、発側端末T1が、相手側の
着信動作時に表示すべき付加情報をつけるような発呼を
所望する場合は、着信パターンの付加を指示する所定の
付加指示ボタンを投入するか、あるいは予め設定されて
いる複数の着信パターンのなかから1つを選択させるべ
く複数の選択ボタンの1つを投入する。付加指示ボタン
が投入された場合、発側端末T1はネットワーク内で付
加情報をつけるよう要求する付加情報送信要求信号(付
加情報送信要求フラグ)を含む呼設定要求を送信する。
複数の選択ボタンのうちの何れか投入された場合は、上
記付加情報送信要求フラグと、予め設定されている複数
の異なる付加情報から1つを選択させるための付加情報
選択信号(着信パターン選択信号)とを呼設定要求に付
加して送信する。
【0074】この付加情報送信要求フラグを含む呼設定
要求1を受信した発側ノードE1では、メッセージの内
容を解析することで付加情報を付加することを認識す
る。そして、発側ノードE1は、この呼設定要求に所定
の付加情報を付加し、呼設定要求1を呼設定要求2とし
て付加情報1とともに、中継ノードE2に送信する(ス
テップS10)。発側ノードE1での、付加情報作成処
理については、後で詳述する。
【0075】この後の処理は、実施の形態1と同様であ
る。すなわち、中継ノードE2では、着側端末T2を収
容する着側ノードE3を特定して、メッセージを送信す
る(呼設定要求3、付加情報2)。呼設定要求3を受信
した着側ノードE3は、呼設定要求4を着側端末T2に
送信する。この呼設定要求4を受信した着側端末T2
は、呼設定要求4を解析し、付加情報フラグの存在によ
ってこのメッセージに関係した付加情報メッセージがあ
ると判断する(ステップS11)。
【0076】その後、着側端末T2が、着側ノードE3
からの付加情報4を受信すると、着側端末T2は、この
付加情報4を着信パターンとして再生するとともに、先
に受信した呼設定要求4による着信動作を実行する(ス
テップS12)。この後、着側端末T2がフックをあげ
ると(ステップS14)、端末T1,T2間の論理的な通
信路が設定される。その後、着側端末T2から発側端末
T1に呼設定応答メッセージが送信され、これら端末T
1,T2間は通話中状態になる。
【0077】つぎに、ネットワーク内のノードで適当な
情報を選択し、付加情報メッセージを作成付加する手法
について説明する。ネットワークを運営するネットワー
クキャリアは、契約ユーザ毎に図7に示すようなデータ
ベースを管理している。すなわち、このデータベースに
は、着信電話番号(着信ユーザ)別に記憶された着信パ
ターンと、着信パターン選択信号別に記憶された着信パ
ターンと、デフォルト着信パターンとが含まれている。
【0078】発側ノードE1では、このデータベースの
記憶データを用いて、図8に示すような手順によって適
当な着信データを選択する。
【0079】付加情報メッセージ作成を担当するノード
(この場合発側ノードE1)に、呼設定要求メッセージ
が到着すると(ステップF1)、このメッセージに付加情
報送信要求フラグが設定されているか否かを判定する
(ステップF2)。もし、フラグが設定されていなけれ
ば、このメッセージには、付加情報メッセージは必要な
いため、この処理はここで終了する。メッセージに付加
情報送信要求フラグが設定されている場合、呼設定要求
メッセージ中の着側電話番号をキーにデータベースを検
索する(ステップF3)。データベースに、着側番号に対
応した着信パターンがある場合、対応する着信パターン
を用いて付加情報メッセージを作成する(ステップF
4)。
【0080】一方、着側電話番号に対応する着信パター
ンがない場合、発側端末T1からの呼設定要求に着信パ
ターン選択信号が含まれているか否かを判定する(ステ
ップF5)。この着信パターン選択信号は、前述したよ
うに、発信端末T1側に配置された複数の選択ボタンを
択一投入することで形成される。発側端末T1からの呼
設定要求に着信パターン選択信号が含まれている場合
は、データベースから着信パターン選択信号に対応する
着信パターンを取り出し、これに基づいて付加情報メッ
セージを作成する(ステップF6)。
【0081】呼設定要求メッセージに付加情報送信要求
フラグが含まれており、着側電話番号に対応した着信パ
ターンがデータベースになく、発側端末で指定した着信
パターンもデータベースに存在しない場合には、デフォ
ルトの着信パターンに対応する着信パターンから付加情
報メッセージを作成する(ステップF7)。なお、ステ
ップF3およびステップF5の判定処理は逆にしても良
い。
【0082】実施の形態2におけるユーザごとのデータ
ベースは、ネットワークキャリアとの契約時に、ユーザ
毎に、データベースのフィールドが確保される。ネット
ワークキャリアはユーザにデータベース変更方法を通知
し、ユーザはいつでもデータベースの内容を変更でき
る。ユーザのデータベース変更方法であるが、既存の技
術を利用するならば、WWW(World Wide Web)のインタ
フェースを提供する方法が考えられる。この場合、ユー
ザは、ネットワークキャリアが指定するURLにアクセ
スし、着側電話番号毎の着信パターンあるいは発側端末
の選択ボタンに対応付ける着信パターンを登録設定す
る。また、電子メールにより、設定するインタフェース
を提供することも考えられる。いずれの方法にせよ、ユ
ーザが着信パターンを設定できるのは、発側端末からだ
けにかぎらない。ユーザは、WWWもしくは電子メール
と適当な認証手段を利用して、パーソナルコンピュータ
から着信パターンを変更することもできる。
【0083】図6では、発側ノードE1で、付加情報メ
ッセージを作成するようにしたが、図1に示すユーザ情
報管理サーバE4と発側ノードE1が通信して、上記の
処理を行い、着信パターンを決定する運用も可能であ
る。この場合、処理に必要な図7に示すようなデータベ
ースは、ユーザ情報管理サーバE4が持つことになる。
【0084】なお、実施の形態1と実施の形態2は同時
に実施が可能である。これは、実施の形態1で示した発
側端末で付加情報をつける場合のフラグ(付加情報フラ
グ)と、ネットワーク中で付加情報をつける場合のフラ
グ(付加情報送信要求フラグ)を別にすることで、実現
できる。
【0085】実施の形態3.つぎにこの発明の実施の形
態3を図9および図10を用いて説明する。この実施の
形態3は、図1に示すような通信ネットワークにおい
て、実施の形態2で説明したような通信方式を利用する
広告ビジネスに関わるものである。この広告ビジネスに
関わるのは、図9および図10に示すように、ネットワ
ークを運営するネットワークキャリアP1と、広告を提
供する広告主P2と、ネットワークを利用するユーザP
3である。ネットワークキャリアP1は、図1に示すよ
うなネットワークを運営している。ユーザP3は、図1
の発側端末T1を操作するユーザである。
【0086】広告主P2は、ネットワーク上で宣伝活動
を行うため、ネットワークキャリアP1と契約する。広
告主P2が契約する場合、図9に示すように、広告主P
2は、ネットワークキャリアP1に、広告の内容と、広
告がターゲットとするユーザの属性をネットワークキャ
リアに連絡する。ここで、WWW等のネットワークを利
用したインタフェースを連絡手段とすることで、広告主
P2が望めば、頻繁に広告内容とそれに対するターゲッ
トとするユーザの情報を変更することができる。広告内
容とは、着信時に着側端末で再生される情報、すなわち
上述の付加情報であり、ターゲットとするユーザの属性
とは、例えば、年齢や趣味、職業等の情報を含む。
【0087】ネットワークキャリアP1は、広告主P2
からの情報を、図1に示した広告データベースE5に格
納し、適当なユーザに広告情報を配信する。ネットワー
クキャリアP1は、広告を配信した記録を管理してお
り、再生に成功した広告分、広告料を広告主P2に請求
する。この広告料の一部、もしくは全部を、ユーザの通
話を割引くために利用する。
【0088】一方、広告サービスを利用する代わりに、
通話料割引のサービスを希望するユーザP3は、ネット
ワークキャリアP1と契約する。契約したユーザP3
は、図10に示すように、ネットワークキャリアP1に
ユーザの個人情報を通知登録する。ネットワークキャリ
アP1は、この情報を図1中のユーザ情報管理サーバE
4に格納し、適当な広告を選択するヒントとする。そし
て、発呼時に広告を送信した場合、通話料の一部、また
は全部を割引する。割引分は、上述したようなネットワ
ークキャリアP1からの広告料により、負担される。
【0089】この実施の形態3における広告ビジネスお
いて、個人情報を出すのは、通話料の割引を受ける発呼
する側のユーザである。発呼する側のユーザは、通話料
での恩恵を得るため、いくらかの個人情報をネットワー
クキャリアに教える必要がある。この情報と広告主が指
定するターゲットとなるユーザの情報とをマッチングさ
せて広告内容を決定する。広告を受信する側のユーザ、
つまり、着呼側のユーザは、発呼する側のユーザと同様
な嗜好である可能性が高く、選択した広告の有効なター
ゲットであることが期待できる。
【0090】実施の形態4.つぎにこの発明の実施の形
態4を図11を用いて説明する。この実施の形態4は、
実施の形態3による方法により、契約したネットワーク
キャリアP1と、広告主P2と、ユーザP3とを前提に
している。実施の形態4では、図1に示したネットワー
クを用いて、図11示すようなメッセージの送受信を行
う。
【0091】図11のメッセージシーケンスにおいて
も、先の実施の形態2と同様、発側端末T1は呼設定要
求1を発側ノードE1に送信する場合に、ネットワーク
内で付加情報(この場合は広告情報)をつけるよう要求
する付加情報送信要求信号(付加情報送信要求フラグ)
を含む呼設定要求1を送信する。
【0092】この付加情報送信要求フラグを含む呼設定
要求1を受信した発側ノードE1では、メッセージの内
容を解析することで付加情報を付加することを認識する
(ステップS20)。呼設定要求1に付加情報送信要求
フラグが設定されていることを確認した発側ノードE1
は、付加情報の内容を決定するため、ユーザ情報管理サ
ーバE4にユーザ情報を照会するメッセージを送信す
る。メッセージを受信したユーザ情報管理サーバE4で
は、実施の形態2において、発側ノードE1が実行した
のと同様の処理を行い、付加情報のパターンを選択す
る。ここで、発信端末T1に対応するユーザが広告配信
をすることを登録しているとすると、付加情報のパター
ンとして、「広告情報の表示」が選択される(ステップ
S21)。
【0093】この後、ユーザ情報管理サーバE4では、
付加情報として「広告情報の表示」が選択されたこと
と、広告情報を選択するための発側ユーザの属性を含む
ユーザ情報応答を発側ノードE1に送信する。発側ユー
ザの属性とは、ユーザ情報管理サーバE4で管理するユ
ーザ毎の年齢、性別、住所等の情報になる。
【0094】ユーザ情報応答を受信した発側ノードE1
では、広告内容を決定するため、広告データベースE5
に、広告情報照会を送信する。広告情報照会とは、受信
した発側ユーザ情報応答を元に作成されるメッセージで
ある。広告情報照会を受信し広告データベースE5で
は、発側ユーザ情報をキーに管理する広告を検索し、付
加情報として、表示する広告の内容を決定する(ステッ
プS22)。この処理において、発側ユーザの属性を元
に適当な広告が見つからなかった場合には、付加情報メ
ッセージは送信されない。これは、ユーザの属性を元に
適当な広告が見つからなかった場合には、広告情報を付
加したとしても、広告の効果が小さいからである。
【0095】広告データベースE5において、適当な広
告が選択された場合、着側端末T2で再生する情報を含
む広告情報を発側ノードE1に送信する。これを受信し
た発側ノードE1では、この受信した広告情報に基づい
て付加情報1のメッセージを作成する(ステップS2
3)。そして、この付加情報1と呼設定要求2とを中継
ノードE2に送信する。
【0096】中継ノードE2では、着側端末T2を収容
する着側ノードE3を特定して、メッセージを送信する
(呼設定要求3、付加情報2)。呼設定要求3を受信し
た着側ノードE3は、呼設定要求4を着側端末T2に送
信する。この呼設定要求4を受信した着側端末T2は、
呼設定要求4を解析し、付加情報フラグの存在によって
このメッセージに関係した付加情報メッセージがあると
判断する(ステップS24)。
【0097】その後、着側端末T2が、着側ノードE3
からの付加情報4を受信すると、着側端末T2は、この
付加情報4を着信パターンとして再生することで、広告
データベースE5で選択された広告情報が例えば表示さ
れる。また、着側端末T2は先に受信した呼設定要求4
による着信動作を実行する(ステップS25)。この後、
着側端末T2がフックをあげると(ステップS26)、端
末T1,T2間の論理的な通信路が設定される。
【0098】この後、着側端末T2から、呼設定応答1
を発側ノードE1に送信するが、この呼設定応答メッセ
ージには、広告情報が再生できたか否かの情報(再生成
否に関する情報)と広告主に関する情報を含む。呼設定
応答1を中継する発側ノードE1、つまり、広告情報に
関係する付加情報メッセージを作成した通信ノードで
は、呼設定応答1の内容を確認し、着側端末T2で、広
告情報が再生できたかどうかの情報を得る。そして、発
側ノードE1は、広告情報の再生の有無の結果情報と広
告主の情報を、広告受信通知としてユーザ情報管理サー
バE4に送信する。ユーザ情報管理サーバE4では、こ
の内容を保持する(ステップS27)。
【0099】なお、着側端末T2がオフフックされた後
は、端末T1,T2間は通話中状態になる。
【0100】ユーザ情報管理サーバE4では、広告受信
通知の内容を保持するが、上述したように、メッセージ
には、広告再生の成否と広告主に関する情報が含まれて
いる。この内容を利用して、広告が正常に再生できた場
合には、通話に関する課金の全部、もしくは一部を宣伝
費として広告主が負担するというようにネットワークを
運用することができる。この時の広告は、発側ユーザの
指定した属性に合わせて設定しているため、呼を受け付
ける着側ユーザの嗜好に近いサービス、商品を選択で
き、効果的な宣伝の実行が期待できる。
【0101】なお、この実施の形態4では、発側ノード
E1以外に、ユーザ情報管理サーバE4と広告データベ
ースE5を設け、これらユーザ情報管理サーバE4と広
告データベースE5の機能を利用して、付加情報(広告
情報)メッセージ作成に関する処理を行うようにした
が、実施の形態2と同様、ネットワークの運用によって
は、発側ノードE1で、ユーザ情報と広告情報に関する
データベースの機能を実現し、発側ノードE1だけの機
能により、付加情報メッセージを作成する運用も可能で
ある。この場合には、ユーザ情報照会/ユーザ情報応答
と、広告情報照会/広告情報応答と、広告受信通知のそ
れぞれのメッセージを送受信する必要がなくなる。
【0102】
【発明の効果】以上説明したように、この発明にかかる
通信システムによれば、発信側通信端末で付加した付加
情報が発呼時に呼設定要求とともに通信ネットワークを
介して受信側通信端末に送信することで、送信した付加
情報に対応する着信パターンを受信側通信端末で再生す
るようにしたので、発信側通信端末が着信パターンとし
ての付加情報を送信するための主導権をもつことがで
き、発信側の意図で、新しい情報を表示するといったこ
とに利用することができる。
【0103】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、発信側通信端末のユーザが付加情報登録メモリに登
録された付加情報を選択して送信できるようにしたの
で、任意の情報を任意の時点で送信することができる。
【0104】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、受信側通信端末では、受信した付加情報をメモリに
記憶し、このメモリに記憶された付加情報を必要に応じ
て再生するようにしたので、着信側では任意の時点で所
望の付加情報を再生することが可能となる。
【0105】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、付加情報には課金されるが、呼設定要求には課金さ
れないようにしているので、ネットワークを利用するユ
ーザにとって望ましい料金運用形態を提供することがで
きる。
【0106】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、発信側通信端末が付加情報送信要求を呼設定要求に
付加して送信すると、通信ネットワーク内のノードで付
加情報が付加されて受信側通信端末に送信されるように
しているので、多種多様の付加情報を登録することがで
き、また、発信側通信端末では処理負荷が低減され、ま
た付加情報用の多くのメモリ容量を確保する必要がなく
なる。
【0107】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、通信ネットワークのノードは付加情報送信要求が付
加された呼設定要求を受信すると、この呼設定要求に含
まれる相手先電話番号に基づいてデータベースからこの
相手先電話番号に対応する付加情報を取り出し、この取
り出した付加情報を送信するようにしているので、受信
側通信端末ユーザに最適な着信パターンを登録して送信
することができる。
【0108】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、発信側通信端末から送信される付加情報選択信号に
対応する付加情報がデータベースから取り出されて送信
されるようにしているので、受信側通信端末ユーザに対
応した付加情報が登録されていないときでも、付加情報
を受信側通信端末ユーザに送信することができる。
【0109】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、通信ネットワークでは、発信側通信端末から付加情
報送信要求が付加された呼設定要求を受信すると、前記
付加情報として広告情報を受信側通信端末に送信するよ
うにしているので、発信側端末ユーザの希望する広告を
受信側通信端末ユーザに提供することができる。
【0110】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、通信ネットワークが前記発信側通信端末から付加情
報送信要求が付加された呼設定要求を受信すると、この
発信側通信端末に対応するユーザ属性を前記ユーザデー
タベースから取り出し、該取り出したユーザ属性に最適
な広告情報を前記広告データベースから選択し、該選択
した広告情報を付加情報として受信側通信端末に送信す
るようにしたので、発信側通信端末ユーザに関係する受
信側通信端末ユーザに適切な広告内容を選択して提供す
ることができ、これにより新しい有効な広告手段を提供
することができる。
【0111】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、広告データベースに当該ユーザ属性に最適な広告情
報が存在しない場合、付加情報メッセージを送信しない
ようにしているので、効果の薄い広告を抑制でき、有効
な広告のみを提供することが可能となる。
【0112】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、受信側通信端末は、付加情報受信後の呼設定応答の
際に、広告主の情報と、付加情報の再生成否に関する情
報を付加して送信するようにしているので、このメッセ
ージを元に広告情報の再生が成功した場合に、発信側通
信端末ユーザの通信料を割引するなどのネットワークの
運用が可能となる。
【0113】つぎの発明にかかる通信システムによれ
ば、広告情報を付加情報として受信側通信端末に送信し
た場合、発信側通信端末に対応するユーザの通話料を割
引するようにしているので、通信システムの新しい料金
運用形態を提供することができる。
【0114】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末に、受信側通信端末での着信時に再
生すべき着信パターンを発呼時に付加情報として呼設定
要求に付加して送信する機能を備えさせているので、発
信側通信端末が着信パターンとしての付加情報を送信す
るための主導権をもつことができ、発信側の意図で、新
しい情報を表示するといったことに利用することができ
る。
【0115】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末は、宛先別に付加情報を登録できる
付加情報登録メモリを備え、この付加情報登録メモリに
登録された付加情報を選択して送信するようにしている
ので、任意の情報を任意の時点で送信することができ
る。
【0116】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末のユーザが、発信側通信端末に設け
られた複数のボタンを択一投入することで、付加情報登
録メモリに登録された付加情報を選択するようにしたの
で、簡便に付加情報登録メモリに登録された任意の付加
情報を選択することができる。
【0117】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、受信側通信端末での着信時に再生すべき着信パター
ンを作成する作成手段を発信側通信端末に具備させるよ
うにしたので、発信側通信端末では、カメラなどで撮像
した画像、マイクなどに入力した任意の音声を即座に付
加情報として送信することが可能となる。
【0118】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末が付加情報送信要求を呼設定要求に
付加して送信すると、通信ネットワーク内のノードで付
加情報が付加されて受信側通信端末に送信されるように
しているので、多種多様の付加情報を登録することがで
き、また、発信側通信端末では処理負荷が低減され、ま
た付加情報用の多くのメモリ容量を確保する必要がなく
なる。
【0119】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末が呼設定要求に付加情報送信要求を
付加して送信すれば、通信ネットワークのノードはこの
呼設定要求に含まれる相手先電話番号に基づいてデータ
ベースからこの相手先電話番号に対応する付加情報を取
り出し、この取り出した付加情報を受信側通信端末に送
信することになり、最適な着信パターンを受信側通信端
末ユーザに与えることができる。
【0120】つぎの発明にかかる発信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末の複数のボタンを択一投入すること
で、付加情報選択信号を発生させ、これによりデータベ
ースから所要の付加情報を選択するようにしているの
で、簡便にデータベースに記憶した所要の付加情報を選
択することができる。
【0121】つぎの発明にかかる受信側通信端末によれ
ば、通信ネットワークを介して着信時に再生すべき着信
パターンとしての付加情報が付加された呼設定要求を受
信すると、受信側通信端末は該受信した付加情報を着信
パターンとして再生するようにしているので、発信側通
信端末が着信パターンとしての付加情報を送信するため
の主導権をもつことができ、発信側の意図で、新しい情
報を表示するといったことに利用することができる。
【0122】つぎの発明にかかる受信側通信端末によれ
ば、受信側通信端末では、受信した付加情報をメモリに
記憶し、このメモリに記憶された付加情報を必要に応じ
て再生するようにしているので、着信側では任意の時点
で所望の付加情報を再生することが可能となる。
【0123】つぎの発明にかかる受信側通信端末によれ
ば、発信側通信端末の主導によって付加情報としての広
告情報を着呼時に再生するようにしているので、これに
より新しい有効な広告手段を提供することができる。
【0124】つぎの発明にかかる受信側通信端末によれ
ば、受信側通信端末は、付加情報受信後の呼設定応答の
際に、広告主の情報と、付加情報の再生成否に関する情
報を付加して送信するようにしているので、このメッセ
ージを元に広告情報の再生が成功した場合に、発信側通
信端末ユーザの通信料を割引するなどのネットワークの
運用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明にかかる通信システムの全体構成を
示す図である。
【図2】 この発明にかかる通信システムに用いられる
発信側通信端末の内部構成を示すブロック図である。
【図3】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
1のメッセージシーケンスを示す図である。
【図4】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
1の受信側通信端末での着信パターンの再生形態を示す
図である。
【図5】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
1の受信側通信端末で登録される付加情報の内容を示す
図である。
【図6】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
2のメッセージシーケンスを示す図である。
【図7】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
2のノードに設定される各ユーザ毎の付加情報テーブル
を示す図である。
【図8】 この発明にかかる通信システムの実施の形態
2のノードでの付加情報選択処理を示すフローチャート
である。
【図9】 この発明かかる通信システムの実施の形態3
を説明するための図であり、ネットワークキャリアと広
告主との料金運用形態を示す図である。
【図10】 この発明かかる通信システムの実施の形態
3を説明するための図であり、ネットワークキャリアと
個人ユーザとの料金運用形態を示す図である。
【図11】 この発明にかかる通信システムの実施の
形態4のメッセージシーケンスを示す図である。
【図12】 携帯電話網を示す図である。
【図13】 従来技術を説明するためのメッセージシー
ケンス図である。
【符号の説明】
11 付加情報作成部、12 付加情報再生部、13
付加情報登録メモリ、14 メモリ、15 通信部、1
6 コントローラ、E1 通信ノード(発側ノード)、
E2 中継ノード、E3 着側ノード、E4 ユーザ情
報管理サーバ、E5 広告データベース、N1 通信ネ
ットワーク、P1 ネットワークキャリア、P2 広告
主、P3 ユーザ、SW1〜SWn 選択ボタン、T1
発信側通信端末(発信側端末、発信端末)、T2 受
信側通信端末(受信側端末、着信端末)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 EE00 FF00 FF03 FF21 FF25 HH26 HH29 5K067 AA29 AA34 BB04 DD23 DD52 DD53 DD54 EE02 EE06 EE16 FF04 FF07 FF13 FF23 FF25 FF31 HH23 HH24 KK15 5K101 KK16 KK18 KK20 LL00 LL12 MM07 NN12 NN17 NN21 NN48 PP04

Claims (23)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼時に、受信側通信端末での着信時に
    再生すべき着信パターンを付加情報として呼設定要求に
    付加して送信する発信側通信端末と、 この通信端末からの送信情報を中継する複数のノードを
    含む通信ネットワークと、 前記通信ネットワークを介して呼設定要求および付加情
    報を受信すると、該受信した付加情報を着信パターンと
    して再生する受信側通信端末と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  2. 【請求項2】 前記発信側通信端末は、宛先別に付加情
    報を登録できる付加情報登録メモリを有し、この付加情
    報登録メモリに登録された付加情報を選択して送信する
    ことを特徴とする請求項1に記載の通信システム。
  3. 【請求項3】 前記着信側端末は、受信した付加情報を
    記憶するメモリを有し、このメモリに記憶された付加情
    報を再生可能としたことを特徴とする請求項1または2
    に記載の通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信ネットワークでは、付加情報に
    課金し、呼設定要求には課金しないことを特徴とする請
    求項1〜3の何れか1つに記載の通信システム。
  5. 【請求項5】 発呼時に、付加情報送信要求を呼設定要
    求に付加して送信する発信側通信端末と、 前記発信側通信端末から付加情報送信要求が付加された
    呼設定要求を受信すると、付加情報が発信側通信端末毎
    に登録されたデータベースから当該発信側通信端末に対
    応する付加情報を取り出し、この取り出した付加情報を
    受信側通信端末での着信時に再生すべき着信パターンと
    して呼設定要求に付加して送信するノードを備える通信
    ネットワークと、 前記通信ネットワークから呼設定要求および付加情報を
    受信すると、該受信した付加情報を着信パターンとして
    再生する受信側通信端末と、 を備えることを特徴とする通信システム。
  6. 【請求項6】 前記データベースには、発信側通信端末
    毎に着信側電話番号と付加情報が対応付けられて登録さ
    れ、前記ノードでは、前記発信側通信端末から付加情報
    送信要求が付加された呼設定要求を受信すると、このデ
    ータベースを元に付加情報を送信することを特徴とする
    請求項5に記載の通信システム。
  7. 【請求項7】 前記データベースには、発信側通信端末
    から送信される付加情報選択信号に対応付けられた付加
    情報が登録され、前記ノードでは、前記発信側通信端末
    から付加情報選択信号が付加された呼設定要求を受信す
    ると、このデータベースを元に付加情報を送信すること
    を特徴とする請求項5または6に記載の通信システム。
  8. 【請求項8】 前記データベースには、広告情報が登録
    され、前記通信ネットワークは、前記発信側通信端末か
    ら付加情報送信要求が付加された呼設定要求を受信する
    と、前記付加情報として広告情報を受信側通信端末に送
    信することを特徴とする請求項5に記載の通信システ
    ム。
  9. 【請求項9】 前記通信ネットワークは、複数の発信側
    通信端末に対応するユーザ属性が登録されたユーザデー
    タベースと、広告情報が登録された広告データベースと
    を有し、前記通信ネットワークが前記発信側通信端末か
    ら付加情報送信要求が付加された呼設定要求を受信する
    と、この発信側通信端末に対応するユーザ属性を前記ユ
    ーザデータベースから取り出し、該取り出したユーザ属
    性に最適な広告情報を前記広告データベースから選択
    し、該選択した広告情報を付加情報として受信側通信端
    末に送信することを特徴とする請求項8に記載の通信シ
    ステム。
  10. 【請求項10】 前記広告データベースに当該ユーザ属
    性に最適な広告情報が存在しない場合、付加情報メッセ
    ージを送信しないようにしたことを特徴とする請求項9
    に記載の通信システム。
  11. 【請求項11】 前記受信側通信端末は、呼設定応答
    に、広告主の情報と、付加情報の再生成否に関する情報
    を付加して送信することを特徴とする請求項8〜10の
    何れか1つに記載の通信システム。
  12. 【請求項12】 前記広告情報を付加情報として受信側
    通信端末に送信した場合、発信側通信端末に対応するユ
    ーザの通話料を割引することを特徴とする請求項8〜1
    1の何れか1つに記載の通信システム。
  13. 【請求項13】 通信ネットワークを介して受信側通信
    端末との通話を行う発信側通信端末において、 発呼時に、受信側通信端末での着信時に再生すべき着信
    パターンを付加情報として呼設定要求に付加して送信す
    る機能を有するコントローラを備えることを特徴とする
    発信側通信端末。
  14. 【請求項14】 宛先別に付加情報を登録できる付加情
    報登録メモリを更に備え、この付加情報登録メモリに登
    録された付加情報が選択されて送信されることを特徴と
    する請求項13に記載の発信側通信端末。
  15. 【請求項15】 前記付加情報登録メモリに登録された
    付加情報を選択するための複数のボタンをさらに備え、
    前記コントローラは前記複数のボタンの選択操作に対応
    する付加情報を送信することを特徴とする請求項14に
    記載の発信側通信端末。
  16. 【請求項16】 受信側通信端末での着信時に再生すべ
    き着信パターンを作成する作成手段をさらに備えること
    を特徴とする請求項13〜15の何れか1つに記載の発
    信側通信端末。
  17. 【請求項17】 付加情報が発信側通信端末毎に登録さ
    れたデータベースから付加情報を取り出し、この取り出
    した付加情報を受信側通信端末での着信時に再生すべき
    着信パターンとして呼設定要求に付加して送信するノー
    ドを備える通信ネットワークを介して受信側通信端末と
    の通話を行う発信側通信端末であって、 前記通信ネットワークのデータベースから発信側通信端
    末毎に登録された付加情報を取り出すための付加情報送
    信要求を呼設定要求に付加して送信するコントローラを
    備えることを特徴とする発信側通信端末。
  18. 【請求項18】 前記データベースには、発信側通信端
    末から送信される付加情報選択信号に対応付けられた付
    加情報が登録され、 前記コントローラは、前記付加情報送信要求が付加され
    た呼設定要求を送信することを特徴とする請求項17に
    記載の発信側通信端末。
  19. 【請求項19】 前記付加情報選択信号を発生させるた
    めの複数のボタンを備えることを特徴とする請求項18
    に記載の発信側通信端末。
  20. 【請求項20】 通信ネットワークを介して発信側通信
    端末との通話を行う受信側通信端末において、 前記通信ネットワークを介して着信時に再生すべき着信
    パターンとしての付加情報が付加された呼設定要求を受
    信すると、該受信した付加情報を着信パターンとして再
    生することを特徴とする受信側通信端末。
  21. 【請求項21】 受信した前記付加情報を記憶するメモ
    リを有し、このメモリに記憶された付加情報を再生可能
    としたことを特徴とする請求項20に記載の受信側通信
    端末。
  22. 【請求項22】 前記付加情報は広告情報であることを
    特徴とする請求項20または21に記載の受信側通信端
    末。
  23. 【請求項23】 呼設定応答に、広告主の情報と、付加
    情報の再生成否に関する情報を付加して送信することを
    特徴とする請求項20〜22の何れか1つに記載の受信
    側通信端末。
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