WO2005108699A1

WO2005108699A1 - 空間分割装置

Info

Publication number: WO2005108699A1
Application number: PCT/JP2005/008196
Authority: WO
Inventors: Tetsujiro Kondo; Yasushi Tatehira; Tsuyoshi Tanaka; Kazutaka Uchida; Naohide Yamada; Yoshinori Watanabe; Shinsuke Araya
Original assignee: Sony Corporation
Priority date: 2004-05-07
Filing date: 2005-04-28
Publication date: 2005-11-17
Also published as: US20080291123A1; US8427390B2

Abstract

　この発明は、ついたて、間仕切り等に適用して好適な空間分割装置に関する。隔板部１１０は、ついたて装置１００を構成し、空間を分割する。隔板部１１０の正面側に９個のテレビ受信機１３１-1～１３１-9を、マトリックス状に、かつ着脱自在に配設する。これらテレビ受信機１３１-1～１３１-9を取り外して個別に使用できる。テレビ受信機を取り外したとき、その位置に化粧板が配置された状態となる。隔板部１１０の背面側に、例えばテレビ受信機１３１-1～１３１-9に対応した位置に、９個の撮像素子を取り付ける。各撮像素子の撮像方向を、ユーザ位置（リモコン位置）に基づいて、ユーザの視線方向に自動的に制御できる。各撮像素子で得られた画像信号による画像をテレビ受信機１３１-1～１３１-9で表示でき、ユーザは隔板部１１０の向こう側を容易に観察できる。

Description

明細書

空間分割装置

技術分野

[0001] この発明は、例えばついたて、間仕切り等に適用して好適な空間分割装置に関する。詳しくは、この発明は、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を配設すると共に、この隔板部の背面側に撮像素子を取り付け、画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能とすることによって、ユーザが隔板部の背面側を容易に観察できるようにした空間分割装置に係るものである。

[0002] また、この発明は、例えば食器棚、本棚等の家具、衣装ケース等に適用して好適な収納装置に関する。詳しくは、この発明は、収納部本体の収納口を覆うための平板部の外側面に画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子を配設することによつて、収納装置の大幅な機能アップを図るようにした収納装置に係るものである。

背景技術

[0003] 従来、例えば特許 3416294号公報には、情報表示装置付きパーティションが記載されている。

[0004] この情報表示装置付きパーティションは、単に通信ケーブルを介して送られてくる情報等を表示するものある。そのため、例えば、ユーザがパーティションの向こう側、例えば向こう側にある窓の外を見たいときは、この情報表示装置付きパーティションにおいても、情報表示装置が付いていないパーティションと同様に、パーティションが邪魔にならない位置までユーザ自身が移動することが必要であり、ユーザにとって非常に煩わしいものであった。

[0005] また、この情報表示装置付きパーティションにお、ては、情報表示装置は取り付けパネルに取り付けられ、この取り付けパネルがパーティション本体に着脱できる構造となっており、当該取り付けパネルをパーティション本体の任意の位置に容易に取り付けできるようになつている。この場合、情報表示装置をパーティション力分離して使用する場合、パーティション本体から、情報表示装置が取り付けられた取り付けパネルを取り外して用いることになる力情報表示装置は取り付けパネルに取り付けられたままで持ち運びされることとなるため、ユーザにとって非常に不便である。

[0006] また従来、家具に、ディスプレイ部を設けることが提案されて、る。例えば、実開平 6 — 38691号公報に記載されるディスプレイ部は、窓部が観者から目視可能に配置され、表示対象情報を表した透光性フィルムの一部が当該窓部に配置され、かっこのフィルムが後方から照明装置で照明され、観者が表示対象情報を見ることができるようにしたものである。

[0007] このディスプレイ付き家具におけるディスプレイ部は、画像信号を用いて画像を表示するものではなぐ表示する画像の変更などの自由度が低いものである。また、このディスプレイ付き家具は、家具の本来の使用に支障とならない部分、例えば背後にディスプレイ部を付加するものであり、家具の機能を大幅にアップさせるものではなかった。

発明の開示

[0008] この発明の目的は、ユーザが例えばついたての向こう側を容易に観察できる空間分割装置を提供することにある。また、この発明の目的は、例えばついたてに取り付けられた画像表示素子の分離使用を容易に行い得る空間分割装置を提供することにある。

[0009] この発明に係る空間分割装置は、空間を分割する隔板部と、この隔板部の正面側に配設された画像表示素子と、隔板部の背面側に取り付けられた撮像素子とを備え、少なくとも、画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能としたものである。

[0010] この発明においては、隔板部により空間が分割される。この場合、隔板部はついたて、間仕切り（パーティション）、壁等を構成している。この隔板部の正面側に画像表示素子が配置されている。この画像表示素子は、 LCD (Liquid Crystal Display)、 PD P (Plasma Display Panel)等のディスプレイだけでなぐ例えばディスプレイの他にチューナなどの画像信号の処理回路を含むテレビ受信機であってもよい。

[0011] また、隔板部の背面側に撮像素子 (ビデオカメラ）が取り付けられている。そして、少なくとも、撮像素子で撮像されて得られた画像信号を画像表示素子に供給して、それによる画像を表示できるようにされて、る。 [0012] ユーザが隔板部の向こう側を見たいとき、上述したように、隔板部の正面側に配設された画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示する状態とすればよい。これにより、ユーザは、隔板部が邪魔にならない位置まで移動するということを行わずに、当該隔板部の向こう側を容易に観察できる。

[0013] なお、ユーザ位置情報に基づ、て撮像素子の撮像方向を変更できるようにしてもよい。ユーザ位置は、例えばリモコン位置として検出できる。この場合、撮像素子の撮像方向をユーザの視線の方向に合わせることができ、ユーザ位置力も適切な画像を画像表示素子に表示できる。

[0014] 例えば、隔板部の正面側に配設される画像表示素子は一個または複数個とされる。複数個の画像表示素子は例えばマトリックス状に配置される。これにより、複数個の画像表示素子を用いて 1つの画像を大きく表示できる。また、隔板部の背面側に取り付けられる撮像素子は一個または複数個とされる。例えば、上述したように、隔板部の正面側に複数個の画像表示素子が配置される場合、複数個の撮像素子は複数個の画像表示素子のそれぞれに対応した位置に取り付けられる。この場合例えば、複数個の撮像素子で得られる画像信号による画像をそれぞれ対応する画像表示素子に表示できる。

[0015] また、この発明に係る空間分割装置は、空間を分割する隔板部と、この隔板部の正面側に着脱自在に配設された画像表示素子とを備えるものである。

[0016] この発明においては、隔板部の正面側に画像表示素子を取り付けて使用でき、またこの隔板部の正面側に取り付けられた画像表示素子を取り外して使用することもできる。

[0017] 例えば、隔板部の画像表示素子の配設位置に対応して、画像表示素子を取り外したとき、その配設位置に化粧板を移動して配置する化粧板移動機構をさらに備えるようにしてもよい。これにより、隔板部の正面側から画像表示素子を取り外したとき、画像表示素子が配設されていた位置に化粧板が配置されるので、見た目がきれいになる。

[0018] この発明によれば、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を配設すると共に、この隔板部の背面側に撮像素子を取り付け、画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能とするものであり、ユーザは隔板部の背面側を容易に観察できる。また、この発明によれば、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を着脱自在に配設するものであり、画像表示素子の分離使用を容易に行うことができる。

[0019] また、この発明の目的は、家具等の収納装置の大幅な機能アップを図ることにある

[0020] この発明に係る収納装置は、収納部本体と、この収納部本体の収納口を覆うための平板部とを有してなる収納装置であって、平板部の外側面に画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子が配設されているものである。

[0021] この発明にお、ては、収納部本体の収納口は平板部で覆われる。この平板部の外側面に、画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子が配設されている。この画像表示素子としては、例えば LCD (Liquid Crystal Display)、 PDP (Plasma Display Panel)等のフラットパネルディスプレイを使用できる。例えば、収納部本体が食器棚本体であるとき、平板部は食器棚の扉または戸である。また例えば、収納部本体が衣装ケース本体であるとき、平板部はケース蓋である。

[0022] このように、画像表示素子は収納部本体の収納口を覆う平板部に配設されるものであってこの画像表示素子はユーザにとって見やすい位置に配設されることとなり、また画像表示素子は画像信号を用いて画像を表示するものであってこの画像表示素子に表示される画像の自由度は高ぐ従って家具等の収納装置の大幅な機能アップを図ることができる。

[0023] 例えば、収納部本体が複数個あり、この複数個の収納部本体がマトリックス状に配置されて!、る場合、この複数個の収納部本体に対応した平板部に配設された画像表示素子の全てを用いて 1つの画像を拡大表示できる。この場合、各平板部では、自己の画像表示素子に画像を表示するためのズーム変換処理、 IP (

Interlace- Progressive)変換処理等が行われる。

[0024] 例えば、平板部には画像信号を記録する半導体メモリ、ハードディスクドライブ等の記録部が備えられる。また例えば、平板部の内側面に撮像素子が取り付けられる。さらに例えば、平板部の内側面に収納部本体の内部を照明するための照明部が取り付けられる。記録部に、例えばユーザが収納部本体に物を収納したり、この収納部本体から物を取り出す毎に、当該収納部本体の内部を撮像して得られた画像信号を記録しておくことができ、ユーザは、収納部本体内を直接見ることなぐ当該収納部本体内の収納状態を期日毎に確認でき、収納物の管理を容易に行うことができる。

[0025] 例えば、平板部の外側面に撮像素子が取り付けられ、また平板部に画像信号を記録する半導体メモリ、ディスク記録装置等の記録部が備えられる。これにより、撮像素子でユーザを撮像して得られた画像信号による画像を、平板部に配設された画像表示素子に表示でき、ミラー表示効果を得ることができる。またこの場合、画像信号を記録部に記録しておくことで、ユーザの現在の画像だけでなぐ過去の画像も並べて表示でき、ユーザの現在の体調等を容易に判別できるようになる。またこの場合、記録部にユーザが所持している衣服 (ジャケット、ズボン、スカート等）に係る画像信号を記録しておくことで、画像表示素子にユーザの現在の顔画像と衣服とを組み合わせた画像を表示でき、衣服のコーディネートを容易に行うことができる。

[0026] 例えば、ロックモードの設定がされることで、平板部が収納部本体の収納口を覆つている状態でロックされる。例えば、このロックの解除は、認証処理によって行われる。この場合、撮像素子で撮像されて得られた画像信号と記録部に予め記録されている認証用画像信号とに基づヽて認証処理が行われる。

[0027] 例えば、収納部本体の外側面に、他の収納部本体と電気的に接続するための接続端子が配設される。これにより、収容部本体を複数個例えばマトリックス状に配設し、互いに電気的に接続した状態とし、複数個の収納部本体にそれぞれ対応した平板部に配設された画像表示素子の全てを用いた大画面表示等を行うことができる。

[0028] この発明によれば、収納部本体の収納口を覆うための平板部の外側面に画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子を配設するものであり、収納装置の大幅な機能アップを図ることができる。

図面の簡単な説明

[0029] [図 1]第 1の実施の形態としてのついたて装置の構成を示す斜視図である。

[図 2]ついたて装置の背面側を示す斜視図である。

[図 3]テレビ受信機を取り外した状態を示す斜視図である。圆 4A]テレビ受信機の構造を示す斜視図である。

圆 4B]テレビ受信機の構造を示す上面図である。

圆 4C]テレビ受信機の構造を示す正面図である。

圆 4D]テレビ受信機の構造を示す底面図である。

圆 4E]テレビ受信機の構造を示す縦断面図である。

[図 5A]テレビ受信機の取り外し時の化粧板の位置を示す図である。

[図 5B]テレビ受信機の取り付け時の化粧板の位置を示す図である。

圆 6A]隔板部の正面側からテレビ受信機が取り外された状態を示す図である。圆 6B]化粧板の形状を示す図である。

圆 7]化粧板可動機構およびテレビ受信機のロック機構を示す図である。

[図 8A]トグルロック機構の概略構成を示す図である。

圆 8B]トグルロック機構を構成する円筒部内面を展開した図である。

圆 9]テレビ受信機の取り付け時の動きを説明するための図である。

圆 10]テレビ受信機の取り付け時の動きを説明するための図である。

圆 11]テレビ受信機の取り付け時の動きを説明するための図である。

圆 12]テレビ受信機の取り付け時の動きを説明するための図である。

[図 13]テレビ受信機の取り外し時の動きを説明するための図である。

[図 14]テレビ受信機の取り外し時の動きを説明するための図である。

圆 15A]台座の構造を示す斜視図である。

[図 15B]台座の構造を示す背面図である。

圆 16]テレビ受信機を台座に載置した状態を示す図である。

[図 17]スピーカ、リモコン受光部に対する配線を説明するための図である。圆 18]テレビ受信機に対する配線を説明するための図である。

[図 19]ついたて装置および AVセンタの回路構成を示すブロック図である。

[図 20]リモコンの動作を示すフローチャートである。

[図 21]AVセンタの制御部の動作を示すフローチャートである。

圆 22]複数個のテレビ受信機を使用した拡大表示の概念を示す図である。

[図 23]撮像方向の求め方を説明するための図である。 [図 24]撮像方向の変更例を示す図である。

[図 25]撮像方向の変更例を示す図である。

[図 26]ついたて装置の制御部の動作を示すフローチャートである。

[図 27]ついたて装置の他の構成例を示す斜視図である。

[図 28]実施の形態としての収納装置の構成 (平板部取り付け状態)を示す斜視図である。

[図 29]実施の形態としての収納装置の構成 (平板部取り外し状態)を示す斜視図である。

圆 30]平板部の構成 (外側面)を示す斜視図である。

圆 31]平板部の構成（内側面)を示す斜視図である。

[図 32]収納部本体の構成を示す斜視図である。

[図 33]収納部本体と平板部との関係（閉蓋状態)を示す斜視図である。

圆 34]収納部本体と平板部との関係（開蓋状態)を示す斜視図である。

[図 35]収納装置の回路構成を示すブロック図である。

[図 36]テレビボックス部の回路構成を示すブロック図である。

[図 37]画像表示例を示す図である。

[図 38]画像表示例を示す図である。

[図 39]拡大表示の概念を説明するための図である。

[図 40]画像表示例を示す図である。

[図 41]画像表示例を示す図である。

[図 42A]スルー表示で、表示前の状態を示す図である。

[図 42B]スルー表示で、表示状態を示す図である。

[図 42C]スルー表示で、内部撮像状態を示す図である。

[図 43]スィッチャ制御部の処理を示すフローチャートである。

[図 44]テレビボックス部の制御部の処理を示すフローチャートである。

[図 45]拡大表示処理を示すフローチャートである。

[図 46]スルー表示処理を示すフローチャートである。

[図 47]ミラー表示処理を示すフローチャートである。 [図 48]認証処理を示すフローチャートである。

[図 49A]インダッシュ式の構成（閉蓋状態)を示す図である。

[図 49B]インダッシュ式の構成（開蓋状態)を示す図である。

[図 50]他の実施の形態としての衣装ケースの構成を示す斜視図である。

[図 51]衣装ケースを積み重ねた使用状態を示す図である。

発明を実施するための最良の形態

[0030] この発明の実施の形態について説明する。図 1は、実施の形態としてのついたて装置 100の構成を示して!/、る。

[0031] このついたて装置 100は、空間を分割する、長方形状の隔板部 110を有している。

この隔板部 110は長方形状の基台部 120の短手方向の一端から植立した状態で、当該基台部 120に連接されている。

[0032] この隔板部 110の正面側の中央部には、 9個のテレビ受信機 131 〜131 力 3 X 3

- 1 - 9 のマトリックス状に、かつ着脱自在に配設されている。これらテレビ受信機 131 〜13

-1

1 は、それぞれ、画像表示素子を構成している。これらテレビ受信機 131 〜131

-9 -1 -9 は、それぞれ、 CLD (Liquid Crystal Display)、 PDP (Plasma Display Panel)等のフラットパネルディスプレイを持って、る。

[0033] また、この隔板部 110の正面側の左端部には左側スピーカ 141Lが配設され、その右端部には右側スピーカ 141Rが配設されている。また、この隔板部 110の右上部には、ユーザが操作するリモコン（リモートコントローラ） 140からのリモコン信号 (赤外線信号)を受信するリモコン受光部 150が配設されている。

[0034] また、この隔板部 110の背面側には、図 2に示すように、 9個の撮像素子 (ビデオ力メラ） 180 〜180 力それぞれ、自動雲台 190 〜190 に載置された状態で取り

-1 -9 -1 -9

付けられている。これら撮像素子 180 〜180 のそれぞれは、上述した隔板部 110

-1 -9

の正面側に配設される 9個のテレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに対応した位置

- 1 - 9

に取り付けられている。撮像素子 180 〜180 力それぞれ、自動雲台 190 〜190

-1 -9 -1 を介して隔板部 110に取り付けられているのは、後述するように、撮像素子 180 〜

- 9 - 1

180 の撮像方向を、ユーザ位置情報に基づいて、ユーザの視線方向に変更可能と

-9

するためである。 [0035] 基台部 120の底面には、その四すみに対応して、移動補助手段としてのキャスター 160が取り付けられている。このように、キャスター 160が取り付けられていることで、つ！、たて装置 100の移動が容易とされて!/、る。

[0036] このついたて装置 100には、その基台部 120から導出された電源プラグ 170を通じて、電源が供給される。また、このついたて装置 100には、 AVセンタ 200力、画像信号 SV、音声信号 SA、さらには図示しないアンテナで受信された放送信号 BSが供給される。

[0037] AVセンタ 200の筐体内部には、後述するように、 HDD (Hard Disk Drive)、 DVD ( Digital Versatile Disc)装置、チューナ等が内蔵されている。また、この AVセンタ 200 の筐体正面にはディスク挿入口 211、動作状態を表示するための表示素子 212、およびリモコン 140からのリモコン信号 (赤外線信号)を受信するリモコン受光部 213とが配設されている。

[0038] また、この AVセンタ 200の筐体側面には、アンテナで受信された放送信号 BSを入力するアンテナ端子 214、および外部力画像信号や音声信号を入力するための外部入力端子 215が配設されて、る。

[0039] この AVセンタ 200からついたて装置 100に送信される画像信号 SVおよび音声信号 SAは、例えば、外部入力端子 215に入力された画像信号および音声信号、チューナで得られた画像信号および音声信号、 HDDで再生された画像信号および音声信号、または DVD装置で再生された画像信号および音声信号とされる。この AVセンタ 200からついたて装置 100に、いずれの画像信号および音声信号を送信するかは、ユーザがリモコン 140を操作することで指示できる。

[0040] 隔板部 110の正面側に配設されたテレビ受信機 131 〜131 の画面には、 AVセ

-1 -9

ンタ 200から供給される画像信号 SVによる画像、撮像素子 180 〜180 で撮像さ

-1 -9

れて得られた画像信号 SVによる画像、 AVセンタ 200から供給される放送信号 BSに基づいて当該テレビ受信機 131 〜131 内のチューナで得られた画像信号 SVによ

-1 -9

る画像のいずれかが表示される。このテレビ受信機 131 〜131 の画面に、いずれ

-1 -9

の画像を表示するかは、ユーザがリモコン装置 140を操作することで指示できる。この場合、テレビ受信機 131 〜131 の

1 -Q 各画面にそれぞれ 1つの画像を表示でき、あるいは当該テレビ受信機 131 〜131 の全画面を用いて 1つの画像を表示できる。

-1 -9

[0041] 上述したように、テレビ受信機 131 〜131 は、隔板部 110の正面側に着脱自在

- 1 - 9

に配設されている。図 3は、隔板部 110から、テレビ受信機 131 〜131 を全て取り

-1 -9 外した状態を示している。この場合、テレビ受信機 131 〜131 の配設位置に、それ

-1 -9

ぞれ、化粧板 311〜313が移動して配置される。このように、隔板部 110の正面側からテレビ受信機 131 〜131 を取り外したとき、当該テレビ受信機 131 〜131

-1 -9 -1 -9 配設されていた位置に化粧板 311〜313が配置されるので、見た目がきれいになる [0042] 次に、上述したテレビ受信機 131 〜131 として使用されるテレビ受信機 131につ

- 1 - 9

いて説明する。図 4Aは、テレビ受信機 131の斜視図を示している。このテレビ受信機 131は、ディスプレイが配置された画面部 132と、この画面部 132の後部に連接された、上述した隔板部 110に取り付けるための固定部 133とからなっている。放送信号 BSから所望のチャネルの画像信号を得るチューナ、外部カゝら入力された画像信号またはチューナで得られた画像信号を選択してディスプレイに供給する信号切替回路等の処理回路は、例えば固定部 133の部分に内蔵されている。

[0043] 図 4B、図 4C、図 4D、図 4Eは、それぞれ、テレビ受信機 131の上面図、正面図、底面図、略線的縦断面図を示している。このテレビ受信機 131の固定部 133の上面側には、隔板部 110に取り付けて固定する際に、隔板部 110から延びるロック用爪 3 55が挿入される 6個のロック用孔 134が形成されている。また、このテレビ受信機 131 の固定部 133の底面側には、隔板部 110に取り付けて固定する際に、隔板部 110から延びる後述のロック用爪 385が挿入される 6個のロック用孔 135が形成されている。このロック用孔 135の部分には、接続電極 136が設けられている。テレビ受信機 131 には、この接続電極 136を介して、画像信号、アンテナからの放送信号、電源、コマンド信号 (リモコン信号)等が供給される。

[0044] 図 5Aは、隔板部 110からテレビ受信機 131 〜131 を取り外した状態におけるィ匕

-1 -9

粧板 311〜313の位置を示している。図 5Bは、隔板部 110にテレビ受信機 131 〜

-1

131 を取り付けた状態における化粧板 311〜313の位置を示している。この図 5A、

-9

図 5Bは、例えばテレビ受信機 131 , 131 , 131 の部分を模式的に示したものである。このように、隔板部 110の正面側力もテレビ受信機 131 〜131 が取り外され

- 1 - 9

るとき、その配設位置に化粧板 311〜313が移動する。このとき、隔板部 110の正面側で、化粧板 311〜313は面一の状態となる。

[0045] 図 6Aは、隔板部 110の正面側力もテレビ受信機 131 〜131 が取り外された状態

- 1 - 9

で、化粧板 311〜313の部分を見た状態を示している。図 6Bは、化粧板 312のみを取り出して示している。化粧板 312の上部および下部には、それぞれ、後述するロック部 358, 388の作用片 357, 387を通過させるための 6個の矩形状切欠 314が形成されている。図 6Aでは、化粧板 312の切欠 314を介して、ロック部 358, 388の作用片 357, 387力 S臨まれる。

[0046] 次に、図 7を用いて、隔板部 110における化粧板可動機構とテレビロック機構について説明する。図 7は、任意のテレビ受信機 131の配設位置に対応した部分を示している。この図 7は、テレビ受信機 131が取り外された状態を示している。

[0047] 化粧板 311は、下部が開放された箱状部材 351の前面板で構成されている。この箱状部材 351は、トグルロック機構 352を介して隔板部 110の背面部位 110Bに固定されている。箱状部材 351の背面板 353と背面部位 110Bとの間にコイルパネ 354が配設されている。このコイルパネ 354により、箱状部材 351は、正面方向に付勢された状態におかれる。トグルロック機構 352は、箱状部材 351が図示の位置にある第 1 のロック状態と、テレビ受信機 131が取り付けられて、当該箱状部材 351がテレビ受信機 131の画面部 132の厚みだけ背面方向に移動した位置にある第 2のロック状態とをとるようになっている。

[0048] また、ロック用爪 355、および傾斜部 356を持つ作用片 357を一体的に持つロック部 358は、トグルロック機構 359を介して、箱状部材 351の上面板 360に固定されている。この箱状部材 351の上面板 360とロック部 358との間にはコイルパネ 361が配設されている。このコイルパネ 361により、ロック部 358は、下方向に付勢された状態におかれる。トグルロック機構 359は、ロック部 358が図示の位置にある第 1のロック状態と、テレビ受信機 131が取り付けられて、ロック用爪 355がテレビ受信機 131の固定部 133のロック用孔 134に挿入された位置にある第 2のロック状態とをとるようになっている。 [0049] 図 8A、図 8Bは、トグルロック機構 359の概略構成（回転式）を示している。このトグルロック機構は、図 8Aに示すように、円筒部 359aと、この円筒部 359aに、上下動可能に挿入される円柱部 359bと力もなつている。円筒部 359aの内面には、溝 359a' が切られている。図 8Bは円筒部 359aの内面を展開した図である。また、円柱部 359 bの外面には、上述した溝 359a' に遊嵌される突起 359b' が植立されている。

[0050] 円柱部 359bはロック部 358 (図 7参照）の上下の運動と同じように上下に運動する。

この円柱部 359bが上下すると、円筒部 359aの溝 359a' の効果によって、円柱部 3 59bは回転していく。この回転によって円柱部 359bの突起 359b' の位置が変わる。円柱部 359bの突起 359b' が円筒部 359aの溝 359a' に引つ力かることによって、コイルパネ 361の有効、無効が切り替えられ、トグルロック機構 359は、上述したように第 1、第 2のロック状態をとる。

[0051] なお、説明は省略するが、トグルロック機構 352も、上述したトグルロック機構 359と同様に構成されており、上述したように第 1、第 2のロック状態をとるようになされている。

[0052] 図 7に戻って、化粧板 312と隔板部 110の背面部位 110Bとの間にコイルパネ 371 が配設される。この化粧板 312は図示の位置が安定位置であり、図示の位置力も背面方向に移動した位置では、このコイルパネ 371によって正面方向に付勢された状態におかれる。

[0053] また、化粧板 313の部分は、基本的には、上述したィ匕粧板 311の部分と同様に構成されている。すなわち、化粧板 313は、上部が開放された箱状部材 381の前面板で構成されている。この箱状部材 381は、トグルロック機構 382を介して隔板部 110 の背面部位 110Bに固定されている。箱状部材 381の背面板 383と背面部位 110B との間にコイルパネ 384が配設されている。このコイルパネ 384により、箱状部材 381 は、正面方向に付勢された状態におかれる。トグルロック機構 382は、箱状部材 381 が図示の位置にある第 1のロック状態と、テレビ受信機 131が取り付けられて、当該箱状部材 381がテレビ受信機 131の画面部 132の厚みだけ背面方向に移動した位置にある第 2のロック状態とをとるようになって、る。

[0054] また、ロック用爪 385、および傾斜部 386を持つ作用片 387を一体的に持つロック部 388は、トグルロック機構 389を介して、箱状部材 381の底面板 390に固定されている。この箱状部材 381の底面板 390とロック部 388との間にはコイルパネ 391が配設されている。このコイルパネ 391により、ロック部 388は、上方向に付勢された状態におかれる。トグルロック機構 389は、ロック部 388が図示の位置にある第 1のロック状態と、テレビ受信機 131が取り付けられて、ロック用爪 385がテレビ受信機 131の固定部 133のロック用孔 135に挿入された位置にある第 2のロック状態とをとるようになっている。

[0055] なお、ロック部 388のロック用爪 385には接続電極 392が設けられている。テレビ受信機 131が取り付けられて、ロック用爪 385がテレビ受信機 131の固定部 133のロック用孔 135に挿入された状態では、この接続電極 392が、ロック用孔 135に配設された接続電極 136 (図 7参照）と電気的に接続される状態となる。つまり、テレビ受信機 131には、このロック爪 385に設けられた接続電極 392、ロック用孔 135に設けられた接続電極 136を介して、画像信号 SV、アンテナからの放送信号 BS、電源、コマンド信号が供給される。

[0056] また、詳細説明は省略するが、トグルロック機構 382, 389も、上述したトグルロック機構 359 (図 8A、図 8B参照）と同様の構成とされている。

[0057] 次に、図 7に示すィ匕粧板可動機構とテレビロック機構における、テレビ受信機 131 の取り付け時および取り外し時の動作を説明する。

[0058] 取り付け時の動作を説明する。図 7に示す状態から、化粧板 312にテレビ受信機 1 31の固定部 133を対応させ、当該テレビ受信機 131を背面方向に押し込んでヽく。図 9は、テレビ受信機 131を少し押し込んだ状態を示している。なお、この図 9は化粧板 311の部分のみを示し、化粧板 313の部分については、化粧板 311の部分と同様の動きとなるので省略している。これは、以下の図においても同様である。図 10は、図 9の状態から、テレビ受信機 131をさらに押し込んだ状態を示している。

[0059] 図 11は、図 9の状態から、テレビ受信機 131をさらに押し込んだ状態を示している。

この状態に至るまでに、テレビ受信機 131の固定部 133が作用片 357の傾斜部 356 に当接され、それによつてロック部 358がコイルパネ 361の付勢力に逆らって上方向に動、て、き、ロック部 358は図示の位置まで動く。 [0060] この図 11の状態で、ユーザがテレビ受信機 131の押し込みを止めると、化粧板 31 2に接続されたコイルパネ 371 (図 7参照）により、当該化粧板 312、従ってテレビ受信機 131が正面方向に押し戻され、テレビ受信機 131の固定部 133のロック用孔 13 4がロック部 358のロック用爪 355に対向した位置となる。また、図 11の状態では、トダルロック機構 359は第 1のロック状態が解除され、し力もロック部 358はコイルパネ 3 61で下方向に付勢されているので、ロック用爪 355がロック用孔 134に入り込み、図 12に示す状態となる。この場合、ロック部 358の作用片 357は化粧板 312の矩形状切欠 314に入り込むので、この化粧板 312が、ロック用爪 355がロック用孔 134に入り込む妨げとなることはない。

[0061] なお、図 12に示す状態で、例えば、テレビ受信機 131の画面部 132が化粧板 311 に当接した状態となる。図示せずも、この図 12の状態から、さらにテレビ受信機 131 を押し込んでいくことで、トグルロック機構 352 (図 7参照）が第 2のロック状態となる。これにより、テレビ受信機 131の取り付けが完了する。

[0062] 取り外し時の動作を説明する。トグルロック機構 352が第 2のロック状態から、テレビ受信機 131を押し込んでいくと、当該トグルロック機構 352は第 2のロック状態が解除される。そして、コイルパネ 354, 371等の正面方向への付勢力によって、化粧板 31 1, 312、テレビ受信機 131等は正面方向に移動し、これに伴ってトグルロック機構 3 52は第 1のロック状態となる。

[0063] また、上述したように、テレビ受信機 131を押し込んでいくと、トグルロック機構 359 に関しては、図 13に示す状態となる。この状態に至るまでに、テレビ受信機 131の固定部 133が作用片 357の傾斜部 356に当接され、それによつてロック部 358がコイルパネ 361の付勢力に逆らって上方向に動ヽて、き、ロック部 358は図示の位置まで動く。これにより、トグルロック機構 35は第 2のロック状態が解除された状態となる。

[0064] この図 13の状態で、ユーザがテレビ受信機 131の押し込みを止めると、化粧板 31 2に接続されたコイルパネ 371 (図 7参照）により、当該化粧板 312、従ってテレビ受信機 131が正面方向に押し戻され、化粧板 312の矩形状切欠 314がロック部 358の作用片 357に対向した位置となる。そして、上述したようにトグルロック機構 359は第 2のロック状態が解除された状態となっており、し力もロック部 358はコイルパネ 361で下方向に付勢されているので、ロック部 358は下方向に多少移動し、図 14に示す状態となる。この図 14に示す状態では、トグルロック機構 359は第 1のロック状態となる

[0065] この図 14の状態では、ロック部 358のロック用爪 355は、テレビ受信機 131の固定部 133が存在する位置まで移動することはない。したがって、化粧板 312に接続されたコイルパネ 371等の正面方向への付勢力により、テレビ受信機 131は正面方向に押し戻され、テレビ受信機 131の全面側が隔板部 110から飛び出した状態となる。これにより、ユーザは、テレビ受信機 131を容易に取り外すことができる。

[0066] 図 15A、図 15Bは、隔板部 110より取り外したテレビ受信機 131を設置して使用するための台座 400の構成を示している。図 15Aは、台座 400の斜視図を示し、図 15 Bは台座 400の背面図を示して!/、る。

[0067] 台座 400は、テレビ受信機 131 (図 4A参照）の画面部 132および固定部 133の段差に対応させて、画面部 132を載置する載置部 401と、固定部 133を載置する、載置部 401より高い載置部 402とを持つ、階段状の構成とされている。この台座 400の正面右側には右側スピーカ 403Rが配設され、その正面左側には左側スピーカ 403 Lが配設されている。また、この台座 400の正面中央部には、リモコン 140からのリモコン信号 (赤外線信号)を受信するリモコン受光部 404が配設されている。

[0068] この台座 400には、その台座 400から導出された電源プラグ 410を通じて、電源が供給される。また、この台座 400の載置部 402には、テレビ受信機 131の固定部 133 の底面側に形成された 6個のロック用孔 135に入り込み、その接続電極 136 (図 4D 参照）に接続するための、 6個の接続電極 405が、設けられている。また、この台座 4 00の背面側には、図 15Bに示すように、画像信号の外部入力端子 406V、左右の外部音声入力端子 406L, 406R、さらにはアンテナ力もの放送信号を入力するためのアンテナ端子 406Aとが設けられて、る。

[0069] 図 16は、テレビ受信機 131を台座 400に載置した状態を示している。この状態で、テレビ受信機 131の画面には、外部入力端子 406Vに入力された画像信号による画像、またはアンテナ入力端子 406Aに入力された放送信号に基づいて、当該テレビ受信機 131内のチューナで得られた画像信号による画像のいずれかを表示できる。また、台座 400のスピーカ 403L, 403R力ら ίま、外咅人力端子 406L, 406Rに人力された音声信号による音声、またはアンテナ入力端子 406Αに入力された放送信号に基づいて、当該テレビ受信機 131内のチューナで得られた音声信号による音声のいずれかを出力できる。

[0070] 次に、ついたて装置 100の信号処理系について説明する。ついたて装置 100の信号処理部 500は、例えば、図 17に破線で示すように、基台部 120に内蔵されている。リモコン受光部 150で受信されたリモコン信号は、隔板部 110の内部に配線された信号線により信号処理部 500に供給される。また、信号処理部 500からの出力音声に係る音声信号は、隔板部 110の内部に配線された信号線によりスピーカ 141L, 1 41Rに供給される。

[0071] また、隔板部 110の正面側に配設されたテレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに

- 1 - 9

、画像信号、アンテナ力ゝらの放送信号、電源、コマンド信号等を供給するために、図 18に示すように、信号処理部 500から、隔板部 110の内部に配線された信号線により、化粧板 313の部分、つまりロック部 388のロック用爪 385に設けられている接続電極 392 (図 7参照）に、当該画像信号、アンテナからの放送信号、電源、コマンド信号等が供給される。

[0072] 次に、図 19を参照して、ついたて装置 100および AVセンタ 200の回路構成を説明する。

[0073] AVセンタ 200を説明する。この AVセンタ 200は、全体の動作を制御する制御部 2 01を有している。この制御部 201は、 CPU (Central Processing Unit)、この CPUの制御プログラム等が格納された ROM (Read Only Memory)、 CPUの作業領域を構成する RAM (Random Access Memory)等から構成されている。

[0074] この制御部 201には、表示素子 212およびリモコン受光部 213が接続されている。

表示素子 212には、 AVセンタ 200の動作状態等が表示される。リモコン受光部 213 で受信されたリモコン信号は制御部 201に供給される。

[0075] また、 AVセンタ 200は、チューナ 202と、 DVD装置 203と、 HDD (Hard Disk

Drive) 204とを有して!/、る。チューナ 202にはアンテナ入力端子 214に入力されるァンテナ（図示せず)からの放送信号 BSが供給される。チューナ 202は、放送信号 BS に基づ!/、て、所定チャネルの画像信号 SVおよび音声信号 SAを取得する。

[0076] DVD装置 203は、チューナ 202で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SAや H DD204で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAを DVDディスク（図示せず）に記録し、また DVDディスクから映画、テレビ番組等の画像信号 SVおよび音声信号 SAを再生する。 HDD204は、チューナ 202で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SAや DVD装置 203で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAを記録し、また記録されて、る映画、テレビ番組等の画像信号 SVおよび音声信号 S Aを再生する

[0077] また、 AVセンタ 200は、信号切替部 205を有している。この信号切替部 215には外部入力端子 215、チューナ 202、 DVD装置 203および HDD204が接続されている。この信号切替部 205には、外部入力端子 215に入力された画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給される。また、この信号切替部 205には、チューナ 202から、当該チューナ 202で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給されると共に、ァンテナ端子 214に入力された放送信号 BSそのものも供給される。

[0078] また、信号切替部 205には、 DVD装置 203から、当該 DVD装置 203で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給される。また、この信号切替部 205から D VD装置 203には、当該 DVD装置 203で DVDディスクに記録すべき、チューナ 202 で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SA、あるいは HDD204で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給される。

[0079] また、信号切替部 205には、 HDD204から、当該 HDD204で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給される。また、この信号切替部 205から HDD204には、当該 HDD204で記録すべき、チューナ 202で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SAあるいは DVD装置 203で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給される。

[0080] 信号切替部 205は、 DVD装置 203または HDD204の記録時には、これらの機器に記録すべき画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給されるように、信号経路を切り替える。また、この信号切替部 205は、ついたて装置 100に所定の画像信号 SVおよび音声信号 SAが供給されるように、信号経路を切り替える。ついたて装置 100には、チューナ 202で得られた画像信号 SVおよび音声信号 SA、 DVD装置 203で再生された画像信号 SVおよび音声信号 SA、または HDD204で再生された画像信号 S Vおよび音声信号 S Aを、選択的に供給できる。

[0081] なお、チューナ 203から信号切替部 205に供給される放送信号 BSは、ついたて装置 100に送信すべき信号として、常に、選択される。これにより、信号切替部 205から出力されるついたて装置 100に送信すべき信号は、画像信号 SV、音声信号 SAおよび放送信号 BSから構成される。

[0082] また、 AVセンタ 200は、信号送信部 206を有して、る。この信号送信部 206は、信号切替部 205から出力されるついたて装置 100に送信すべき信号 (画像信号 SV、音声信号 SAおよび放送信号 BS)を、有線または無線でついたて装置 100に送信する。

[0083] この AVセンタ 200は、リモコン受光部 213で受信された、リモコン 140 (図 1参照）力のリモコン信号に基づいて動作する。

[0084] ここで、図 20のフローチャートを用いて、リモコン 140の動作を説明する。まず、ステップ ST1で、例えばパワーオンにより動作を開始し、ステップ ST2で、操作面に配置されたボタンが押された力否かを判定する。ボタンが押されたときは、ステップ ST3で、そのボタンに対応したコマンド信号をリモコン信号として送信する。

[0085] 次に、ステップ ST4で、押されたボタンがカメラ向きの変更指示ボタン力否かを判定する。押されたボタンがカメラ向きの変更指示ボタンでないときは、ステップ ST2に戻り、次にボタンが押されるのを待つ待機状態となる。

[0086] 一方、押されたボタンがカメラ向きの変更指示ボタンであるときは、ステップ ST5で、後述するように、ついたて装置 100の位置検出補助信号送信部 102から送信される補助信号を用いて、リモコン位置、従ってユーザ位置を計測する。そして、ステップ S T6で、ユーザ位置情報をリモコン信号として送信し、その後にステップ ST2に戻り、次にボタンが押されるのを待つ待機状態となる。

[0087] なお、図 20のフローチャートでは、カメラ向きの変更指示ボタンが押されるとき、それに対応するコマンド信号を送信した後に、ユーザ位置を計測して、ユーザ位置情報を送信するようになっている。カメラ向きの変更指示ボタンが押されるとき、それに対応するコマンド信号と一緒に、計測されたユーザ位置の情報を送信するようにしてちょい。

[0088] 図 21のフローチャートを用いて、 AVセンタ 200の制御部の動作を説明する。まず、ステップ ST11で、例えばパワーオンにより動作を開始し、ステップ ST12で、リモコン信号を受信したか否かを判定する。リモコン信号を受信したときは、ステップ ST13に進む。

[0089] このステップ ST13では、そのリモコン信号がついたて装置 100に送信する画像信号 SV, SAの切り替えを命令するコマンド信号であるか否かを判定する。信号切替を命令するコマンド信号であるときは、ステップ ST14で、信号切替部 205における信号経路を変更し、ついたて装置 100に送信する信号を切り替え、その後にステップ S T12に戻る。

[0090] 一方、ステップ ST13で、信号切替を命令するコマンド信号でな、ときは、ステップ S T15に進む。このステップ ST15では、チューナ 202、 DVD装置 203、 HDD204等の機器の制御を命令するコマンド信号であるか否かを判定する。機器制御を命令するコマンド信号であるときは、ステップ ST16で、対応する機器を制御し、その後にステツプ ST12〖こ戻る。この場合、 DVD装置 203、または HDD204の記録を指示する命令であるとき、記録すべき画像信号 SVおよび音声信号 SAが当該 DVD装置 203 、または HDD204に供給されるように、信号切替部 205の信号経路も変更する。

[0091] 上述したステップ ST15で機器制御を命令するコマンド信号でないときは、直ちに、ステップ ST12に戻り、次のリモコン信号の受信を待つ待機状態となる。

[0092] 図 19に戻って、ついたて装置 100を説明する。このついたて装置 100は、全体の動作を制御する制御部 101を有している。この制御部 101は、 CPU、この CPUの制御プログラム等が格納された ROM、 CPUの作業領域を構成する RAM等から構成されている。

[0093] この制御部 101には、リモコン受光部 150が接続されている。リモコン受光部 150で受信されたリモコン信号は制御部 101に供給される。また、この制御部 101には、位置検出補助信号送信部 102が接続されている。本実施の形態において、リモコン位置 (ユーザ位置）を検出するために磁気センサ方式の位置検出システムが使用され、補助信号送信部 102からは磁気信号が送信される。なお、この磁気センサ方式の位置検出システムとして、例えば、 POLHEMUS (ポヒマス）社が販売している" FAST RAK"を使用できる。この補助信号送信部 102は、ついたて装置 100の隔板部 110 の中心、例えば撮像素子 180 の取り付け位置（図 2参照)付近に配設される。

-5

[0094] また、ついたて装置 100は、信号受信部 103と、デコーダ 104と、信号分配部 105 とを有している。信号受信部 103は、 AVセンタ 200から有線または無線で送られてくる画像信号 SV、音声信号 SAおよび放送信号 BSを受信する。デコーダ 104は、信号受信部 103で受信された画像信号 SVおよび音声信号 SAの双方またはいずれかが例えば圧縮符号化されたものであるとき、その復号ィ匕を行う。

[0095] 信号分配部 105は、テレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに供給すべき画像信

- 1 - 9

号 SVを出力し、またスピーカ 141L, 141Rに供給すべき音声信号を出力する。この信号分配部 105には、 AVセンタ 200から送られてきた画像信号 SV、音声信号 SA および放送信号 BSが供給される。また、この信号分配部 105には、撮像素子 180

-1

〜180 のそれぞれで撮像されて得られた画像信号 SVが供給される。

-9

[0096] 信号分配部 105は、テレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに、 AVセンタ 200から

- 1 - 9

送られてきた放送信号 BSを分配して供給する。これによりテレビ受信機 131 〜131

-1 では、それぞれ、放送信号 BSに基づいて内蔵のチューナで所定の番組の画像信

- 9

号 SVを得ることができ、その画像信号 SVによる画像を表示できる。この場合、例えば、テレビ受信機 131 〜131 に、それぞれ、異なるチャネルの画像を表示できる。

- 1 - 9

[0097] また、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた画像信号 SVを、テレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに供給できる。この場合、テレビ受信機 131 〜13

-1 -9 -1

1 では、それぞれ、その画像信号 SVによる画像を並行して表示できる。そしてこの

- 9

場合、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた音声信号 SAをスピーカ 1 41L, 141Rに供給する。これにより、スピーカ 141L, 141Rからは、テレビ受信機 13 1 〜131 に表示された画像に対応した音声が出力される。

-1 -9

[0098] また、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた画像信号 SVを、テレビ受信機 131 〜131 のうち、いずれか一つ、例えば中央位置のテレビ受信機 131

-1 -9 -5 に供給できる。この場合、その画像信号 SVが供給されたテレビ受信機では、その画像信号 SVによる画像を表示できる。そしてこの場合、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた音声信号 SAをスピーカ 141L, 141Rに供給する。これにより、スピーカ 141L, 141Rからは、いずれか一つのテレビ受信機に表示された画像に対応した音声が出力される。

[0099] また、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた画像信号 SVに基づ、て生成された、各分割領域に対応した画像信号 SV 〜sv を、それぞれテレビ受信

- 1 - 9

機 131 〜131 に供給できる。

-1 -9

[0100] この場合、図 22に示すように、画像信号 SVによる元画像が水平、垂直にそれぞれ 3分割され、各分割領域 a〜iが水平、垂直にそれぞれ 3倍に拡大されてテレビ受信機 131 〜131 に表示される。この場合、テレビ受信機 131 〜131 を用いて 1つ

-1 -9 -1 -9 の画像が拡大されて表示される。

[0101] 画像信号 SV は、分割領域 aに対応した複数の画素データを、水平、垂直のそれ

-1

ぞれに 3倍にする変換処理 (ズーム処理)を行うことで生成される。この変換処理として、 DRC (Digital Reality Creation)処理を適用できる。 DRC処理とは、変換後の注目位置の画素データを、その注目位置の周辺に位置する変換前の複数の画素データ、およびその注目位置の位相に対応した、予め学習によって生成された係数データを用い、推定式に基づいて求める処理である。なお、この変換処理として、簡単な線形補間処理等を適用することもできる。画像信号 SV 〜SV についても、それぞ

-2 -9

れ、上述した画像信号 SV と同様に、分割領域 b〜iに対応した複数の画素データを

-1

用いて生成される。

[0102] この場合、信号分配部 105は、 AVセンタ 200から送られてきた音声信号 SAをスピ一力 141L, 141Rに供給する。これにより、スピーカ 141L, 141Rからは、テレビ受信機 131 〜131 に表示された拡大画像に対応した音声が出力される。

-1 -9

[0103] また、信号分配部 105は、撮像素子 180 〜180 のそれぞれで得られた画像信号

-1 -9

SVを、それぞれ、対応するテレビ受信機 131 〜131 に供給できる。この場合、テ

- 1 - 9

レビ受信機 131 〜131 では、それぞれ、対応する撮像素子で撮像されて得られた

- 1 - 9

画像信号 SVによる画像を表示できる。

[0104] また、信号分配部 105は、撮像素子 180 〜180

1 -Qのそれぞれで得られた画像信号 SVのうち、いずれかの画像信号 SVを、テレビ受信機 131 〜131 のうち、いずれか

-1 -9

一つ、例えば中央位置のテレビ受信機 131 に供給できる。この場合、その画像信号

-5

SVが供給されたテレビ受信機では、その画像信号 SVによる画像を表示できる。

[0105] また、信号分配部 105は、撮像素子 180 〜180 のそれぞれで得られた画像信号

-1 -9

SVのうち、いずれかの画像信号 SVに基づいて生成された、各分割領域に対応した画像信号 SV 〜SV を、それぞれテレビ受信機 131 〜131 に供給できる。この場

-1 -9 -1 -9 合も、図 22に示すように、画像信号 SVによる元画像が水平、垂直にそれぞれ 3分割され、各分割領域 a〜iが水平、垂直にそれぞれ 3倍に拡大されてテレビ受信機 131

- 1

〜131 に表示される。この場合、テレビ受信機 131 〜131 を用いて 1つの画像が

-9 -1 -9

拡大されて表示される。

[0106] また、信号分配部 105は、テレビ受信機 131 〜131 のうち、任意の一個または複

-1 -9

数個のテレビ受信機に AVセンタ 200から送られてきた画像信号 SVを供給し、その他の一個または複数個のテレビ受信機に撮像素子で得られた画像信号 SVを供給することちでさる。

[0107] ユーザは、リモコン 140を操作し、上述した信号分配部 105の分配動作を指定できる。

[0108] ここで、撮像素子 180 〜180 の撮像方向、つまりカメラ向きの変更制御について

-1 -9

説明する。ユーザがリモコン 140のカメラ向き変更のボタンを押したとき、制御部 101 は補助信号送信部 102から磁気信号が送信されるように、当該補助信号送信部 102 を制御する。そして、制御部 101は、リモコン受光部 150でユーザ位置情報を受信するとき、撮像素子 180 〜180 の撮像方向のそれぞれがユーザの視線方向に向くよ

- 1 - 9

うに、自動雲台 190 〜190 に制御信号を供給する。

- 1 - 9

[0109] この場合、制御部 101は、図 23に示すように、補助信号送信部 102の配置位置、つまり撮像素子 180 の位置（0, 0)に対してユーザ位置（リモコン位置）が（X , z )で

-5 0 0 あった場合、以下の（1)式〜（3)式で、撮像素子 180 、 180 ， 180 の水平方向の

-4 -5 -6

角度 A2， Al, AOを求めることができる。ここで、 Xは、ユーザの水平方向の位置で

0

あり、 zはユーザの奥行き方向の位置、つまりユーザと隔板部 110との距離である。ま

0

た、 dhは各撮像素子の水平方向の距離である。 [0110] AO = 180° - atan(z / (dh + x )) · · · (1)

0 0

Al = 180°— atan(z /x ) · · · (2)

o o

A2 = 180° - atan(z / (dh - x )) · · · (3)

0 0

[0111] この場合、撮像素子 180 , 180 は、撮像素子 180 と水平方向の位置が同じであ

-1 -7 -4

るので、その水平方向の角度は Α2とされる。また、撮像素子 180 , 180 は、撮像

-2 -8 素子 180 と水平方向の位置が同じであるので、その水平方向の角度は A1とされる

-5

。また、撮像素子 180 , 180 は、撮像素子 180 と水平方向の位置が同じであるの

-3 -9 -6

で、その水平方向の角度は AOとされる。

[0112] なお、詳細説明は省略する力撮像素子 180 〜180 の垂直方向の角度につい

- 1 - 9

ても、上述した水平方向の角度と同様にして求めることができる。この場合、ユーザ位置 (y , z )が用いられる。ここで、 yはユーザの垂直方向の位置である。

0 0 0

[0113] このように、ユーザがリモコン 140のカメラ向き変更のボタンを押したとき、撮像素子 180 〜180 の撮像方向がそれぞれユーザの視線方向に向くようにされる。例えば

-1 -9

、図 24に示すように、リモコン 140の位置（ユーザ位置）が隔板部 110の正面側に対して左斜めの位置にある場合、撮像素子 180 〜180 のそれぞれの撮像方向は、こ

- 1 - 9

のユーザ位置からユーザがテレビ受信機 131 〜131 の画面をそれぞれ見たときの

-1 -9

視線方向となる。また例えば、図 25に示すように、リモコン 140の位置（ユーザ位置）が隔板部 110の正面側に対して右斜めの位置にある場合、撮像素子 180 〜180

-1 -9 のそれぞれの撮像方向は、このユーザ位置力もユーザがテレビ受信機 131 〜131

-1

- 9の画面をそれぞれ見たときの視線方向となる。

[0114] このように、ユーザがリモコン 140のカメラ向き変更のボタンを押したとき、撮像素子 180 〜180 の撮像方向をユーザの視線方向に合わせることができるので、これら

-1 -9

撮像素子 180 〜180 で得られた画像をテレビ受信機 131 〜131 に表示する場

-1 -9 -1 -9

合、ユーザ位置力も適切な画像を表示できる。

[0115] なお、ユーザは、上述したように、リモコン 140のカメラ向き変更のボタンを押して、撮像素子 180 〜180 の撮像方向をそれぞれユーザの視線方向に合わせることが

-1 -9

できるが、リモコン 140のカメラ向き変更のボタン以外のボタン操作により、さらに撮像素子 180 〜180 の

1 -Q 撮像方向を個別に設定できるようにしてもよい。 [0116] 図 26のフローチャートを用いて、ついたて装置 100の制御部 101の動作を説明する。まず、ステップ ST21で、例えばパワーオンにより動作を開始し、ステップ ST22で、リモコン信号を受信した力否かを判定する。リモコン信号を受信したときは、ステップ ST23に進む。

[0117] このステップ ST23では、受信したリモコン信号を、テレビ受信機 131 分

-1〜131 に -9 配する。これにより、ユーザは、リモコン 140を操作して、テレビ受信機 131

-1〜131 -9 のそれぞれの動作、例えば内蔵チューナの受信チャネル、画像を表示するための画像信号として内蔵チューナの出力画像信号を使用するか外部入力の画像信号を使用するかの切替、輝度等を制御できる。

[0118] 次に、ステップ ST24で、そのリモコン信号が各テレビ受信機 131 給

-1〜131 に供 -9 する画像信号 SVの切り替えを命令するコマンド信号であるか否かを判定する。信号切替を命令するコマンド信号であるとき、ステップ ST25で、各テレビ受信機 131

-1〜

131 に供給する画像信号 SVを切り替え、その後にステップ ST22に戻る。なお、ス

-9

テツプ ST25の画像信号の切り替えを行う際に、スピーカ 141L, 141Rへの音声信号 SAの供給も適宜制御する。

[0119] 一方、ステップ ST24で、信号切替を命令するコマンド信号でないときは、ステップ S T26に進む。このステップ ST26では、受信されたリモコン信号がカメラ向きの変更を命令するコマンド信号である力否かを判定する。カメラ向き変更を命令するコマンド信号であるときは、ステップ ST27で、そのコマンド信号に続いて、あるいはそのコマンド信号と一緒に送られてくるユーザ位置情報を受信する。

[0120] そして、ステップ ST28で、ユーザ位置情報に基づいて各撮像素子 180

- 1〜180 - 9 の水平、垂直の角度を求め、それに従って各撮像素子 180

- 1〜180 が載置されて - 9

いる自動雲台 190〜190 を制御し、各撮像素子 180〜180 の撮像方向を、ュ

-1 -9 -1 -9

一ザの視線方向に合うように変更する。その後に、ステップ ST22に戻る。

[0121] 上述したステップ ST26でカメラ向き変更を命令するコマンドでないときは、直ちに、ステップ ST22に戻り、次のリモコン信号の受信を待つ待機状態となる。

[0122] 以上説明したように、本実施の形態においては、隔板部 110の正面側に配設されたテレビ受信機 131 31

1〜1

-Qに、この隔板部 110の背面側に取り付けられた撮像素子 180 〜180 で撮像されて得られた画像信号 SVによる画像を表示できる。そのた

-1 -9

め、ユーザは、隔板部 110の向こう側を見たいとき、リモコン 140を操作して、上述したように、隔板部 110の正面側に配設されたテレビ受信機 131 〜131 に撮像素子

- 1 - 9

180 〜180 で撮像されて得られた画像信号 SVによる画像を表示する状態とすれ

-1 -9

ばよぐ隔板部 110が邪魔にならない位置まで移動するということを行わずに、当該隔板部 110の向こう側を容易に観察できる。

[0123] また、本実施の形態にお!、ては、隔板部 110の正面側に配設されたテレビ受信機 131 〜131 のそれぞれをユーザが押圧操作するだけ容易に取り外して個別に使

-1 -9

用でき、テレビ受信機 131 〜131 の分離使用を容易に行うことができる。

- 1 - 9

[0124] また、本実施の形態においては、隔板部 110の正面側からテレビ受信機 131 〜1

-1

31 を取り外したとき、当該テレビ受信機 131 〜131 が配設されていた位置に化

-9 -1 -9

粧板 311〜313が自動的に移動して配置されるので、テレビ受信機 131 〜131 を

- 1 - 9 取り外した状態でも見た目がきれ!/ヽな状態に保たれる。

[0125] 上述の図 1に示すついたて装置 100では、 AVセンタ 200からの画像信号 SV、音声信号 SAおよび放送信号 BSは有線でついたて装置 100に送信されるようになっているが、これを無線で送信するようにしてもよい。その場合、例えば、図 27に示すように、天井 CEに AVセンタ 200の信号送信部 206を配設し、この信号送信部 206から、例えばつ!/、たて装置 100の基台部 120上に配設された信号受信部 103に信号が送信されるようにする。この場合、 AVセンタ 200の信号送信部 206を天井 CEに配設することで、ついたて装置 100が部屋内を任意に移動しても、ついたて装置 100の信号受信部 103に AVセンタ 200からの画像信号 SV、音声信号 SAおよび放送信号 B Sを良好に送信できる。

[0126] なお、上述実施の形態においては、隔板部 110の正面側に、チューナ等が内蔵されたテレビ受信機 131 〜131 が配設されるものを示した力チューナ等が内蔵さ

-1 -9

れてヽな、ディスプレイを配設することも考えられる。

[0127] また、上述実施の形態においては、隔板部 110の正面側に 9個のテレビ受信機 13 1 〜131 を配設したものを示した力隔板部 110の正面側に配設するテレビ受信

-1 -9

機の個数はこれに限定されない。例えば、一個のテレビ受信機を配設する構成も考えられる。

[0128] また、上述実施の形態にお!、ては、隔板部 110の背面側に、正面側に配設されたテレビ受信機 131 〜131 のそれぞれに対応させて 9個の撮像素子 180 〜180

-1 -9 -1 -9 を取り付けたものを示したが、隔板部 110の背面側に取り付ける撮像素子の個数はこれに限定されない。例えば、一個の撮像素子を配設する構成も考えられる。

[0129] また、上述実施の形態においては、隔板部 110の背面側に撮像素子 180 〜180

-1 を取り付けるものを示した力さらに、この隔板部 110の正面側にも撮像素子を取り

- 9

付け、その撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を、テレビ受信機 13 1 〜131 で表示できるようにしてもよい。

-1 -9

[0130] また、上述実施の形態においては、ついたて装置 100と AVセンタ 200とは別個に構成されるものを示した力例えばついたて装置 100の基台部 120に、 AVセンタ 20

0の部分を内蔵した構成も考えられる。

[0131] また、上述実施の形態においては、この発明をついたてに適用したものであるが、この発明は空間を分割する機能を有するその他のもの、例えば間仕切り、壁などにも同様に適用できる。

[0132] この発明によれば、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を配設すると共に、この隔板部の背面側に撮像素子を取り付け、画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能とするものであり、ユーザは隔板部の背面側を容易に観察できる。また、この発明によれば、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を着脱自在に配設するものであり、画像表示素子の分離使用を容易に行うことができる。

[0133] 次に、この発明の他の実施の形態について説明する。図 28および図 29は、実施の形態としての収納装置 600の構成を示して、る。

[0134] この収納装置 600は、直方体形状の筐体部 610を有している。この筐体部 610には、図 29〖こ示すよう〖こ、正面側〖こ収納口 621 〜621 を持つ 9個の四角筒形状の

- 1 - 9

収納部本体 620 〜620 が形成されている。これら収納部本体 620 〜620 は、マ

-1 -9 -1 -9 トリックス状に配置されている。また、筐体部 610には、図 28に示すように、収納部本体 620 〜620 のそれぞれに対応して、その収納口 621 〜621 を覆うための平板部 630 〜630 力着脱自在に取り付けられている。なお、図 28は、平板部 630

-1 -9 -1

〜630 を取り付けた状態を示しており、図 29は平板部 630 〜630 を取り外した状

-9 -1 -9 態を示している。

[0135] また、筐体部 610の正面側の左端部には左側スピーカ 640Lが配設され、その右端部には右側スピーカ 640Rが配設されている。また、この筐体部 610の左下部には、ユーザが操作するリモコン (リモートコントローラ） 650からのリモコン信号 (赤外線信号)を受信するリモコン受光部 660が配設されてヽる。

[0136] また、筐体部 610の右側面からは電源プラグ 670が導出されている。筐体部 610には、この電源プラグ 670を通じて電源が供給される。また、筐体部 610の右側面には、図示しないアンテナで受信された放送信号 BSを入力するアンテナ端子 680、外部力も画像信号 SVを入力するためのおよび外部画像入力端子 682および外部から音声信号 SAを入力するための外部音声入力端子 684が配設されている。

[0137] また、筐体部 610の下部にベースボックス部 690が内蔵されている。このベースボッタス部 690は、アンテナ線分配器、スィッチャ、スィッチャ制御部、リモコン信号分配器および電源分配器を含んでいる。アンテナ線分配器は、アンテナ端子 680に入力された放送信号 BSを、平板部 630 〜630 が有する後述するテレビボックス部に分

- 1 - 9

配する。

[0138] スィッチャは、平板部 630 〜630 のテレビボックス部からの画像信号 SVおよび外

-1 -9

部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVを入力し、平板部 630 〜630 のテ

- 1 - 9 レビボックス部への画像信号 SVを出力する。また、このスィッチャは、平板部 630 〜

-1

630 のテレビボックス部力の音声信号 SAおよび外部音声入力端子 684に入力さ

-9

れた音声信号 SAを入力し、スピーカ 640L, 640Rへの音声信号 SAを出力する。スイツチヤ制御部は、リモコン信号に基づいて、スィッチャの接続を制御する。

[0139] リモコン信号分配器は、リモコン受光部 660で受信されたリモコン信号を、上述したスィッチャ制御部および平板部 630 〜630 のテレビボックス部に分配する。電源分

- 1 - 9

配器は、電源プラグ 670を通じて供給された電源を、当該ベースボックス部 690および平板部 630 〜630 のテレビボックス部に分配する。なお、テレビボックス部は、

-1 -9

後述するように、画像表示素子、制御部、チューナ、記録装置、撮像素子、信号処理部、認証処理部、ロック機構等力もなつている。

[0140] ここで、平板部 630 〜630 をさらに説明する。平板部 630 〜630 のそれぞれ

-1 -9 -1 -9

は同様に構成されており、ここでは平板部 630 を例にとって説明する。図 30は、平

-1

板部 630 を外側から見た図である。図 31は、平板部 630 を内側から見た図である

- 1 - 1

[0141] 平板部 630 の外側面の略全面には、テレビボックス部を構成する画像表示素子 6

-1

31が配設されている。この画像表示素子 631は、例えば、 LCD、 PDP等のフラットパネルディスプレイで構成されている。図示せずも、テレビボックス部を構成する、後述する制御部、チューナ、記録装置、信号処理部、認証処理部等は、平板部 630 の

-1 内部に配置されている。

[0142] また、平板部 630 の外側面の上端中央部には、撮像素子 (ビデオカメラ） 632が取

-1

り付けられている。この撮像素子 632は、収納部本体 620 の外部を撮像するための

-1

ものである。また、平板部 630 の外側面の下端左側には左側スピーカ 639Lが取り

-1

付けられ、その下端右側には右側スピーカ 639Rが取り付けられ、さらにこの右側スピー力 639Rの右側にはリモコン受光部 648が取り付けられている。

[0143] また、平板部 630 の内側面の中央部には、撮像素子 633および照明部 634が取

-1

り付けられている。この撮像素子 633は、収納部本体 620 の内部を撮像するための

-1

ものである。照明部 634は、撮像素子 633で収納部本体 620 の内部を撮像する際

-1

に、当該内部を照明するためのものである。また平板部 630 の内側面の下端右側

-1

には、アンテナ線接続端子 641および AC電源ケーブル接続端子 642が取り付けられている。

[0144] また、平板部 630 の内側面の左端中央部には、この平板部 630 のテレビボックス

- 1 - 1

部に対する電気的接続を行うための接続端子 635が配設されている。この場合、外部からテレビボックス部に、接続端子 635を通じて、アンテナ線分配器からの放送信号 BS、スィッチャからの画像信号 SV、リモコン信号分配器からのリモコン信号 RMおよび電源分配器力もの電源等が入力される。また、テレビボックス部力も外部に、スィッチヤへの画像信号 SVおよび音声信号 S Aが出力される。

[0145] なお、上述した収納部本体 620 〜620 の収納口 621 〜621 の右端部には、図 29に示すように、ベースボックス部 690と電気的に接続されている接続端子 624が設けられている。平板部 630 〜630 力収納口 621 〜621 を覆った状態、つまり

-1 -9 -1 -9

閉蓋状態となったとき、当該 630 〜630 の内側面に配設された接続端子 635は、

- 1 - 9

この接続端子 624に電気的に接続される。これにより、ベースボックス部 690と平板部 630 〜630 のテレビボックス部とが電気的に接続される。なお、ベースボックス

-1 -9

咅 690と、収糸内咅本体 620 〜620 の収糸内口 621 〜621 にそれぞれ設けられて

-1 -9 -1 -9

いる接続端子 624との間は、例えば、画像信号、音声信号、放送信号、電源等の各種の信号を伝送する複数のラインが一体化されてなる一本のケーブル（図示せず）によって接続されている。

[0146] また、平板部 630 の、外側面を見た状態（図 30参照)で左端上部および左端下部

-1

に、図示しないパネ部材により飛び出す方向に付勢されている、断面円形の棒状部材 636U, 636D力酉己設されて!/ヽる。この棒状咅材 636U, 636Dに対応して、平板部 630 の内側面には、棒状部材 636U, 636Dの側面部に接続されているスライド

-1

摘み 637U, 637Dが設けられている。

[0147] ユーザは、スライド摘み 637Uをスリット 638Uに沿って押し下げることで、パネ部材の付勢力に逆らって、棒状部材 636Uが平板部 630 内に入った状態とできる。同様

-1

に、ユーザは、スライド摘み 637Dをスリット 638Dに沿って押し上げることで、パネ部材の付勢力に逆らって、棒状部材 636Dが平板部 630 内に入った状態とできる。

-1

[0148] これら棒状部材 636U, 636Dを収納部本体 620 の収納口 621 に設けられた軸

- 1 - 1

受孔に挿入することで、平板部 630 を、収納口 621 に対応した部分に、取り付ける

- 1 - 1

ことができる。この平板部 630 の取り付け状態では、平板部 630 を棒状部材 636U

- 1 - 1

, 636Dを支軸として回転させることができ、収納口 621 が開放された開蓋状態、ま

-1

たは収納口 621 が平板部 630 で覆われた閉蓋状態のいずれかをとることができる

- 1 - 1

。ユーザは、上述したように、スライド摘み 637U, 637Dを操作して棒状部材 636U, 636Dが平板部 630 内に入った状態とでき、従って平板部 630 の取り付け、取り外

- 1 - 1

しを容易に行うことができる。

[0149] また、平板部 630 の、外側面を見た状態（図 30参照)で右端には、ロック機構 645

-1

が形成されている。このロック機構 645は、ロック時には、図 30に破線図示するように、爪部 646が回転し、外部に突出した状態となる。また、平板部 630 の外側面の右

-1

端中央部には、略長方形状の凹孔とされた取手部 647が形成されている。

[0150] また、収納部本体 620 〜620 をさらに説明する。収納部本体 620 〜620 のそ

-1 -9 -1 -9 れぞれは同様に構成されており、ここでは収納部本体 620 を例にとって説明する。

-1

図 32は、収納部本体 620 の構成を示している。

-1

[0151] この収納部本体 620 の収納口 621 に対応して、四角形の枠状の段差部 622が

- 1 - 1

形成されている。この段差部 622は、平板部 630 力 S収納口 621 を覆った閉蓋状態

- 1 - 1

で、当該平板部 630 を嵌合し、その位置を一定位置に固定する。この段差部 622

-1

の左端上部および左端下部には、上述した平板部 630 の棒状部材 636U, 636D

-1

をそれぞれ挿入するための軸受孔 623U, 623Dが設けられて!/、る。

[0152] また、この段差部 622の正面の右側中央部には、上述した平板部 630 の接続端

-1 子 635が接続される接続端子 624が配設されている。また、この段差部 622の右側側部には、上述した平板部 630 のロック機構 645を構成する爪部 646を挿入するた

-1

めの爪揷入孔 625が設けられて!/、る。

[0153] 収納部本体 620 および平板部 630 は上述したように構成されており、平板部 63

- 1 - 1

0 を、収納部本体 620 の収納口 621 に対応して、着脱自在に取り付けることがで

- 1 - 1 - 1

きる。図 33は、平板部 630 力 S収納口 621 を覆っている閉蓋状態を示している。こ

- 1 - 1

の閉蓋状態では、ユーザがリモコン 650を操作してロックモードとすることで、平板部 630 のロック機構 645を構成する爪部 646が、収納口 621 の段差部 622に設けら

- 1 - 1

れた爪揷入孔 625に挿入され、ロック状態となる。図 34は、収納口 621 が開放され

-1 た開蓋状態を示している。

[0154] なお、平板部 630 を収納部本体 620 の収納口 621 の部分力容易に取り外す

- 1 - 1 - 1

ことができるので、平板部 630 の分離使用を容易に行うことができる。平板部 630

- 1 - 1 は、取り外されたときには、普通のテレビ受信機として利用できる。上述したアンテナ線接続端子 641および AC電源ケーブル接続端子 642は、平板部 630 を上述した

-1 ように取り外して普通のテレビ受信機として使用する際に必要となるものである。

[0155] 次に、図 35を参照して、平板部 630 〜630 が接続されている状態における、収

-1 -9

納装置 600の回路構成 (電源部分を除く）を説明する。 [0156] 収納装置 600は、リモコン信号分配器 701、スィッチャ制御部 702、スィッチャ 703 、アンテナ線分配器 704、テレビボックス部 705 〜705 を有している。ここで、リモコ

- 1 - 9

ン信号分配器 701、スィッチャ制御部 702、スィッチャ 703およびアンテナ線分配器 704は、上述した筐体部 610の下部に配設されたベースボックス部 690を構成している。また、テレビボックス部 705 〜705 は、それぞれ、上述した平板部 630 〜6

-1 -9 -1

30 に備えられている。

-9

[0157] アンテナ線分配器 704は、アンテナ端子 680に入力された放送信号 BSを、テレビボックス咅 705 〜705 に分酉己する。スィッチャ 703は、テレビボックス咅 705 〜70

-1 -9 -1

5 からの画像信号 SVおよび外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVを入

- 9

力し、テレビボックス部 705 〜705 への画像信号 SVを出力する。また、このスイツ

- 1 - 9

チヤ 703は、テレビボックス部 705 〜705 力もの音声信号 SAおよび外部音声入力

-1 -9

端子 684に入力された音声信号 SAを入力し、テレビボックス部 705 〜705 のスピ

- 1 - 9 一力 639L, 639Rやスピーカ 640L, 640Rへの音声信号 SAを出力する。

[0158] スィッチャ制御部 702は、リモコン信号に基づいて、スィッチャ 703の接続を制御する。このスィッチャ制御部 702は、 CPU (Central Processing Unit)、この CPUの制御プログラム等が格納された ROM (Read Only Memory)、 CPUの作業領域を構成する RAM (Random Access Memory)等から構成されている。リモコン信号分配器 701は、リモコン受光部 660で受信されたリモコン信号 RMを、スィッチャ制御部 702およびテレビボックス部 705 〜705 に分配する。

- 1 - 9

[0159] 次に、テレビボックス部 705 〜705 の回路構成 (電源部分を除く）を説明する。テ

- 1 - 9

レビボックス部 705 〜705 のそれぞれは同様に構成されており、ここではテレビボ

- 1 - 9

ックス部 705 を例にとって説明する。図 36は、テレビボックス部 705 の回路構成を

- 1 - 1

示している。

[0160] このテレビボックス部 705 は、リモコン信号 RMの入力端子 801、放送信号 BSの

-1

入力端子 802、画像信号 SVの入力端子 803、画像信号 SVの出力端子 804、音声信号 SAの出力端子 805を有している。これら端子 801〜805は、上述した接続端子 635 (図 31参照）を構成している。また、このテレビボックス部 705 は、アンテナ線接

-1

続端子 641を有している。この接続端子 641は、チューナ 812に接続されている。 [0161] また、テレビボックス部 705 は、全体の動作を制御する制御部 811、チューナ 812

-1

、信号処理部 813、記録装置 814、認証処理部 815、ロック機構 645、画像表示素子 631、撮像素子 632, 633、照明部 634、リモコン受光部 648、スピーカ 639L, 63 9Rを有している。

[0162] 制御部 811は、 CPU,この CPUの制御プログラム等が格納された ROM、 CPUの作業領域を構成する RAM等から構成されている。この制御部 811は、平板部 630

-1 が収納部本体 620 の収納口 621 に取り付けられているときは、入力端子 801に入

- 1 - 1

力されるリモコン信号 RMに基づいて各部の動作を制御し、また平板部 630 が収納

-1 部本体 620 の収納口 621 力取り外されたときには、リモコン受光部 648で受信さ

- 1 - 1

れたリモコン信号 RMに基づいて各部の動作を制御する。ここで、平板部 630 が収

-1 納部本体 620 の収納口 621 に取り付けられているとき、リモコン受光部 648はオフ

- 1 - 1

状態に置かれる。チューナ 812は、入力端子 802に入力された放送信号 BSに基づ V、て、所定チャネルの画像信号 SVおよび音声信号 SAを取得する。

[0163] 記録装置 814は、例えば半導体メモリ、ハードディスクドライブ等で構成される。この記録装置 814は、撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVの 1フレーム分または 1フィールド分を、認証用画像信号、衣服表示用画像信号、過去画像信号等として、記録する。認証用画像信号は、例えば、ユーザの顔を撮像することで得られる。また、衣服表示用画像信号は、例えば、ユーザが所持するジャケット、ズボン (スカート)を、それぞれ、ユーザが着用した状態で撮像することで得られる。また、過去画像信号は、例えば、ユーザの上半身を撮像することで得られる。なお、過去画像信号には、その撮像期日を示す表示信号が信号処理部 813で合成される。

[0164] また、記録装置 814は、撮像素子 633で撮像して得られた画像信号 SVの 1フレーム分または 1フィールド分を、収納管理用画像信号として記録する。この場合、収納管理用画像信号は、例えば、ユーザが収納部本体に物を収納したり、この収納部本体力物を取り出す毎に、当該収納部本体の内部を撮像することで得られる。なお、収納管理用画像信号には、その撮像期日を示す表示信号が信号処理部 813で合成される。

[0165] また、認証処理部 815は、記録装置 814に記録されて、る認証用画像信号および撮像素子 632で撮像された画像信号とに基づいて、認証処理を行う。この認証処理部 815は、認証が成功したとき、ロック機構 645にその旨を示す信号を送る。ロック機構 645は、認証処理部 815から、認証が成功した旨の信号を受け取るとき、ロックを解除する。

[0166] 信号処理部 813は、チューナ 812で得られた画像信号 SV、撮像素子 632, 633で撮像されて得られた撮像信号 SV、記録装置 814で再生されて得られた撮像信号 S V等を出力端子 804に選択的に出力する処理を行う。また、信号処理部 813は、チューナ 812で得られた音声信号 SAを出力端子 805に出力する処理を行う。

[0167] また、信号処理部 813は、入力端子 803に入力された画像信号 SVに基づいて、画像表示素子 631に供給すべき画像信号 SVを取得する処理を行う。この場合、信号処理部 813は、必要に応じて、ズーム処理、 IP変換処理、スチル処理等を行う。ズーム変換処理は、拡大表示を行う際に、画像表示素子 631で表示すべき分割領域部分の画素データを増加する処理である。 IP変換処理は、画像表示素子 631として L CD、 PDP等のフラットパネルディスプレイに画像を表示するために、画像信号 SVをインタレース方式からプログレッシブ方式に変換する処理である。スチル処理は、画像表示素子 631に静止画を表示するために、 1フレーム分または 1フィールド分の画像信号をメモリに記憶し、それを繰り返し読み出して出力する処理である。

[0168] 上述のズーム変換処理として、例えば、 DRC (Digital Reality Creation)処理が適用される。 DRC処理とは、ズーム変換処理後の注目位置の画素データを、その注目位置の周辺に位置するズーム変換処理前の複数の画素データ、およびその注目位置の位相に対応した、予め学習によって生成された係数データを用い、推定式に基づいて求める処理である。なお、このズーム変換処理として、簡単な線形補間処理等を適用することちできる。

[0169] また、信号処理部 813は、撮像素子 632で撮像されて得られた画像信号 SVを、認証用画像信号、衣服表示用画像信号、過去画像信号等として、記録装置 814に出力する処理を行う。この場合、信号処理部 813は、例えば過去画像信号に撮像期日を示す表示信号を合成する処理も行う。

[0170] また、信号処理部 813は、撮像素子 633で撮像されて得られた画像信号 SVを、収納管理用画像信号として、記録装置 814に出力する処理を行う。この場合、信号処理部 813は、収納管理用画像信号に撮像期日を示す表示信号を合成する処理も行う。また、信号処理部 813は、認証処理時に、記録装置 814から再生される認証用画像信号を認証処理部 815に出力する処理を行う。

[0171] 次に、図 35、図 36に示すベースボックス部 690およびテレビボックス部 705 〜70

-1

5 の動作を説明する。

[0172] (a)「外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVによる画像を、所定のテレビボックス部で表示する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0173] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVを、所定のテレビボックス部に出力する。ここで、所定のテレビボックス部は、一個または複数個である。

[0174] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理を行い、処理後の画像信号 SVを画像表示素子 631に供給する。これにより、所定のテレビボックス部の画像表示素子 631に、外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVに係る画像が表示される。図 37は、この場合における画像表示例を示している。この画像表示例では、所定のテレビボックス部がテレビボックス部 705 の一個のみである。

[0175] なおこの場合、ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は、当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、外部音声入力端子 684に入力された音声信号 SAを、スピーカ 640L, 640Rに出力する。これにより、スピーカ 640L, 640R力らは、外部音声入力端子 684に入力された音声信号 SAによる音声が出力される。

[0176] (b)「外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVによる画像を、拡大表示する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0177] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVを、テレビボックス部 705 〜705 のそれぞれに出力する。 [0178] テレビボックス部 705 〜705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 81

- 1 - 9

1が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SV に対してズーム変換処理および IP変換処理を行!ヽ、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、テレビボックス部 705 〜705 の画像表示素子 63

- 1 - 9

1の全てで、外部画像入力端子 682に入力された画像信号 SVに係る画像が拡大表示される。図 38は、この場合における画像表示例を示している。

[0179] 図 39は、この拡大表示の概念を示している。すなわち、画像信号 SVによる元画像が水平、垂直にそれぞれ 3分割され、各分割領域 a〜iが水平、垂直にそれぞれ 3倍に拡大されて、テレビボックス部 705 〜705 の画像表示素子 631に表示される。

-1 -9

[0180] テレビボックス部 705 〜705 の信号処理部 813は、それぞれ、画像信号 SVに基

- 1 - 9

づいて各分割領域 a〜iに対応した画像信号 SV 〜SV を生成して画像表示素子 6

-1 -9

31に供給する。これら画像信号 SV 〜SV は、それぞれ、分割領域 a〜iに対応した

-1 -9

複数の画素データを、水平、垂直のそれぞれに 3倍にするズーム変換処理 (ズーム処理)を行った後、 IP変換処理を行うことで得られる。

[0181] なおこの場合、ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は、当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、外部音声入力端子 684に入力された音声信号 SAを、スピーカ 640L, 640Rに出力する。これにより、スピーカ 640L, 640R力らは、外部音声入力端子 684に入力された音声信号 SAによる音声が出力される。

[0182] (c)「第 1のテレビボックス部のチューナ 812で得られた画像信号 SVによる画像を、第 2のテレビボックス部で表示する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0183] 第 1のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、チューナ 812で得られた画像信号 SVを出力端子 804に出力し、またチューナ 812で得られた音声信号 SAを出力端子 805に出力する。ここで、第 1のテレビボックス部は一個である。

[0184] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、第 1のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、第 2のテレビボックス部に出力する。ここで、第 2のテレビボックス部は、一個または複数個であり、第 1のテレビボックス部を含んで、てもよ、。 [0185] 第 2のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理を行い、処理後の画像信号 SVを画像表示素子 631に供給する。これにより、第 2のテレビボックス部の画像表示素子 631に、第 1のテレビボックス部のチューナ 812で得られた画像信号 SVに係る画像が表示される。

[0186] なおこの場合、ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は、当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、第 1のテレビボックス部からの音声信号 S A を、スピーカ 640L, 640Rに出力する。これにより、スピーカ 640L, 640R力ら ίま、第 1のテレビボックス部からの音声信号 S Αによる音声が出力される。

[0187] なお、当該リモコン信号 RMとして、第 1のテレビボックス部、第 2のテレビボックス部を異ならせたものを順次受信することで、テレビボックス部 705 〜705 の画像表示

- 1 - 9

素子 631に、複数の異なる画像が同時に表示される状態となる。この場合には、音声の出力が停止される力、あるいはいずれかの画像に対応した音声が出力される。

[0188] (d)「所定のテレビボックス部のチューナ 812で得られた画像信号 SVによる画像を

、拡大表示する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0189] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、チューナ 812で得られた画像信号 SVを出力端子 804に出力し、またチューナ 812で得られた音声信号 SAを出力端子 805に出力する。ここで

、所定のテレビボックス部は一個である。

[0190] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、テレビボックス部 705 〜705 のそれぞれに出力する。

-1 -9

[0191] テレビボックス部 705 〜705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 81

- 1 - 9

1が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SV に対して信号処理部 813でズーム変換処理および IP変換処理を行ヽ、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、テレビボックス部 705 〜705

- 1 - 9 の画像表示素子 631の全てで、所定のテレビボックス部のチューナ 812で得られた画像信号 SVに係る画像が拡大表示される。 [0192] なおこの場合、ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は、当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定の第 1のテレビボックス部力もの音声信号 SAを、スピーカ 640L, 640Rに出力する。これにより、スピーカ 640L, 640R力らは、所定のテレビボックス部からの音声信号 SAによる音声が出力される。

[0193] (e)「第 1のテレビボックス部の撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVによる画像を、第 2のテレビボックス部で表示する旨（ミラー表示）のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0194] 第 1のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVを出力端子 80 4に出力する。ここで、第 1のテレビボックス部は一個である。

[0195] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、第 1のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、第 2のテレビボックス部に出力する。ここで、第 2のテレビボックス部は、一個または複数個であり、第 1のテレビボックス部を含んで、てもよ、。

[0196] 第 2のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理を行い、処理後の画像信号 SVを画像表示素子 631に供給する。これにより、第 2のテレビボックス部の画像表示素子 631に、第 1のテレビボックス部の撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVに係る画像が表示される。

[0197] なお、当該リモコン信号 RMとして、第 1のテレビボックス部、第 2のテレビボックス部を異ならせたものを順次受信することで、テレビボックス部 705 〜705 の画像表示

- 1 - 9

素子 631に、複数の異なる画像が同時に表示される状態となる。また、この（e)のリモコン信号 RMは、上述した (c)のリモコン信号 RMによる表示状態でも有効である。逆に上述した（c)のリモコン信号 RMは、この（e)のリモコン信号 RMによる表示状態でも有効である。これにより、テレビボックス部 705 〜705 の画像表示素子 631に、チ

-1 -9

ユーナ 812で得られた画像信号 SVによる画像および撮像素子 632で得られた画像信号 SVによる画像が混在して表示される状態とできる。

[0198] (f)「（e)の表示状態で、第 1のテレビボックス部の撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVを、認証用画像信号、衣服表示用画像信号、過去画像信号等として記録する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0199] 第 1のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVを、認証用画像信号、衣服表示用画像信号、過去画像信号等として、記録装置 814に供給する。この場合、例えば、信号処理部 813は、過去画像信号に撮像期日を示す表示信号を合成する。また、制御部 811は記録装置 814を制御し、信号処理部 813から供給された画像信号 SVの 1フレーム分または 1フィールド分を、認証用画像信号、衣服表示用画像信号、過去画像信号等として記録する。

[0200] (g)「所定のテレビボックス部の撮像素子 633で撮像して得られた画像信号 SVを、収納管理用画像信号として記録する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0201] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が照明部 634を制御し、収納部本体の内部を照明する。また、制御部 811が撮像素子 63 3を制御し、収納部本体の内部を撮像する。さらに、制御部 811は信号処理部 813を制御し、撮像素子 633で撮像して得られた画像信号 SVを、収納管理用画像信号として、記録装置 814に供給する。この場合、信号処理部 813は、収納管理用画像信号に撮像期日を示す表示信号を合成する。また、制御部 811は記録装置 814を制御し、信号処理部 813から供給された画像信号 SVの 1フレーム分または 1フィールド分を、収納管理用画像信号として記録する。

[0202] (h)「所定のテレビボックス部の撮像素子 632で得られた画像信号 SVによる画像を、拡大表示する旨 (ミラー拡大表示)のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0203] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、撮像素子 632で得られた画像信号 SVを出力端子 804に出力する。ここで、所定のテレビボックス部は一個である。

[0204] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定の第 1のテレビボックス部からの画像信号 SVを、テレビボックス部 705 〜705 のそれぞれに出力する。

- 1 - 9

[0205] テレビボックス部 705 〜705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 81 1が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SV に対して信号処理部 813でズーム変換処理および IP変換処理を行ヽ、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、テレビボックス部 705 〜705

- 1 - 9 の画像表示素子 631の全てで、所定のテレビボックス部の撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 SVに係る画像が拡大表示される。

[0206] (i)「所定のテレビボックス部の記録装置 814に記録されている、最新のものから所定番目の収納管理用画像信号による画像を、当該所定のテレビボックス部で表示する旨のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0207] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が記録装置 814を制御し、当該記録装置 814から所定番目の収納管理用画像信号を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された収納管理用画像信号（1フレーム分または 1フィールド分の画像信号)を IP変換処理した後にメモリに記録し、それを繰り返し読み出すスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。

[0208] これにより、所定のテレビボックス部の画像表示素子 631に、当該テレビボックス部の記録装置 814に記録されていた所定番目の収納管理用画像信号による画像を表示できる。ユーザは、所定のテレビボックス部を有する平板部に対応した収納部本体内を直接見ることなぐ当該収納部本体内の収納状態を期日毎に確認でき、収納物の管理を容易に行うことができる。

[0209] (j)「テレビボックス部 705 , 705 , 705 に現在画像を表示し、テレビボックス部 7

-1 -4 -7

05 , 705 , 705 に最新の過去画像 (過去 1)を表示し、テレビボックス部 705 , 7

-2 -5 -8 -3

05 , 705 に次に新しい過去画像 (過去 2)を表示する旨のリモコン信号 RMを受信

-6 -9

した場合」

[0210] テレビボックス部 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が撮像

-5

素子 632を制御し、ユーザを撮像する。また、当該制御部 811は、信号処理部 813 を制御し、撮像素子 632で撮像されて得られた画像信号 SVを出力端子 804に出力する。

[0211] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、テレビボックス部 705 力もの画像信号 SVを、テレビボックス

5

部 705 , 705 , 705 のそれぞれに出力する。

-1 -4 -7

[0212] テレビボックス部 705 , 705 , 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制

-1 -4 -7

御部 811が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対してズーム変換処理および IP変換処理を行ヽ、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。この場合、テレビボックス部 705 , 705 , 705 の信号

-1 -4 -7 処理部 813では、それぞれ、画像信号 SVによる元画像が水平、垂直にそれぞれ 3 分割されて得られた各分割領域 a〜i (図 39参照)のうち、水平方向で中央に位置する分割領域 b, e, hに対応した画像信号が生成される。

[0213] これ【こより、図 40【こ示すよう【こ、テレビ、ボックス咅 705 , 705 , 705 の

-1 -4 -7 1K象表示素子 631の全てで、テレビボックス部 705 の撮像素子 632で撮像して得られた画像

-5

信号 SVに係る現在画像が表示される。

[0214] また、記録装置 814に過去画像信号を記録している所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が記録装置 814を制御し、最新の過去画像を表示するための過去画像信号（1フレーム分または 1フィールド分の画像信号)を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された過去画像信号を出力端子 804に出力する。

[0215] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、テレビボックス部 705 , 705 , 705 のそれぞれに出力する。

-2 -5 -8

[0216] テレビボックス部 705 , 705 , 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制

-2 -5 -8

御部 811が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対してズーム変換処理、 IP変換処理、さらにはスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。この場合、テレビボックス部 705 , 705

-2 -5

, 705 の信号処理部 813では、それぞれ、画像信号 SVによる元画像が水平、垂直

-8

にそれぞれ 3分割されて得られた各分割領域 a〜i (図 39参照）のうち、水平方向で中央に位置する分割領域 b, e, hに対応した画像信号が生成される。

[0217] これ【こより、図 40【こ示すよう【こ、テレビ、ボックス咅 705 , 705 , 705 の 1K象表示素子 631の全てで、所定のテレビボックス部の記録装置 814から再生された最新の過去画像を表示するための過去画像信号に係る過去画像 (過去 1)が表示される。

[0218] また、記録装置 814に過去画像信号を記録している所定のテレビボックス部では、過去画像 (過去 1)の表示確認を示すリモコン信号 RMに基づ、て、制御部 811が記録装置 814を制御し、次に新しい過去画像を表示するための過去画像信号を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された過去画像信号を出力端子 804に出力する。

[0219] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該表示確認を示すリモコン信号 RMに基づ!/、てスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部からの画像信号 SV を、テレビボックス部 705 , 705 , 705 のそれぞれに出力する。

-3 -6 -9

[0220] テレビボックス部 705 , 705 , 705 では、当該表示確認を示すリモコン信号 RM

-3 -6 -9

に基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対してズーム変換処理、 IP変換処理、さらにはスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。この場合、テレビボックス部 705 , 705 , 705 の信号処理部 813では、それぞれ、画像信号 SVによる元画

-3 -6 -9

像が水平、垂直にそれぞれ 3分割されて得られた各分割領域 a〜i (図 39参照）のうち、水平方向で中央に位置する分割領域 b, e, hに対応した画像信号が生成される。

[0221] これ【こより、図 40【こ示すよう【こ、テレビ、ボックス咅 705 , 705 , 705 の

-3 -6 -9 1K象表示素子 631の全てで、所定のテレビボックス部の記録装置 814から再生された次に新 L ヽ過去画像を表示するための過去画像信号に係る過去画像 (過去 2)が表示される。

[0222] このように、ユーザの現在の画像とユーザの過去画像とを並べて表示できるので、ユーザは、これらの画像を見比べて、例えば現在の体調、例えば疲れているか等を容易に判断できる。

[0223] (k)「テレビボックス部 705 , 705 , 705 にユーザの顔画像を表示し、テレビボッ

-1 -2 -3

タス部 705 , 705 , 705 にジャケッ卜の画像を表示し、テレビボックス部 705 , 70

-4 - 5 -6 -7

5 , 705 にズボン (またはスカート）の画像を表示する旨のリモコン信号 RMを受信

-8 - 9

した場合」 [0224] テレビボックス部 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が撮像

-5

素子 632を制御し、ユーザの顔を撮像する。また、当該制御部 811は、信号処理部 8 13を制御し、撮像素子 632で撮像されて得られた画像信号 SVを出力端子 804に出力する。

[0225] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、テレビボックス部 705 力もの画像信号 SVを、テレビボックス

5

部 705 , 705 , 705 のそれぞれに出力する。

-1 -2 -3

[0226] テレビボックス部 705 , 705 , 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制

-1 -2 -3

御部 811が信号処理部 813を制御し、それぞれ、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理を行ヽ、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。

[0227] これ【こより、図 41【こ示すよう【こ、テレビ、ボックス咅 705 , 705 , 705 の

-1 -2 -3 1K象表示素子 631に、テレビボックス部 705 の撮像素子 632で撮像して得られた画像信号 S

-5

Vに係るユーザの顔画像が表示される。

[0228] また、記録装置 814に衣服表示用画像信号を記録している所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が記録装置 814を制御し、 1番目のジャケットを表示する衣服表示用画像信号（1フレーム分または 1フィールド分の画像信号)を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 81 4で再生された衣服表示用画像信号を出力端子 804に出力する。

[0229] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、テレビボックス部 705 に出力する。

-4

[0230] テレビボックス部 705 では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号

-4

処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理、さらにはスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、図 41に示すように、テレビボックス部 705 の画像表示素子 631に、所定

-4

のテレビボックス部の記録装置 814から再生された衣服表示用画像信号に係る 1番目のジャケットが表示される。 [0231] また、記録装置 814に衣服表示用画像信号を記録している所定のテレビボックス部では、 1番目のジャケットの表示確認を示すリモコン信号 RMに基づいて、制御部 81 1が記録装置 814を制御し、 1番目のズボン (スカート）を表示する衣服表示用画像信号を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された衣服表示用画像信号を出力端子 804に出力する。

[0232] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該表示確認リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部からの画像信号 SVを、テレビボックス部 705 に出力する。

-7

[0233] テレビボックス部 705 では、当該表示確認リモコン信号 RMに基づいて、制御部 8

- 7

11が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP 変換処理、さらにはスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、図 41に示すように、テレビボックス部 705 の画像表示素子 631

-7

に、所定のテレビボックス部の記録装置 814から再生された衣服表示用画像信号に係る 1番目のズボン (スカート）が表示される。

[0234] 以下、表示確認用リモコン信号 RMを受信する毎に、図 41に示すように、テレビボックス部 705 に 2番目のジャケットが表示され、テレビボックス部 705 に 2番目のズ

-5 -8

ボン (スカート）が表示され、テレビボックス部 705 に 3番目のジャケットが表示され、

-6

テレビボックス部 705 に 3番目のズボン (スカート）が表示される。

-9

[0235] (1)「 (k)の表示状態で、テレビボックス部とそこに表示すべきジャケットまたはズボン

(スカート)の番号とを指定するリモコン信号 RMを受信する場合」

[0236] この場合、記録装置 814に衣服表示用画像信号を記録している所定のテレビボッタス部では、指定されたジャケットまたはズボン (スカート）を表示する衣服表示用画像信号を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された衣服表示用画像信号を出力端子 804に出力する。

[0237] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、指定されたテレビボックス部に出力する。

[0238] 指定されたテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づ、て、制御部 811が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理、さらにはスチル処理を行い、処理後の画像信号を画像表示素子 631に供給する。これにより、指定されたテレビボックス部の画像表示素子 631に、指定されたジャケットまたはズボン (スカート）が表示された状態となる。これにより、任意のジャケットおよびズボン (スカート）を組み合わせた表示が可能となる。

[0239] このように、ユーザの現在の顔画像と、任意のジャケットおよびズボン (スカート）の画像とを組み合わせた表示を行うことができ、ユーザは現在の顔、髪型等に合わせたジャケットおよびズボン (スカート）のコーディネートを容易に行うことができる。

[0240] (m)「所定のテレビボックス部の撮像素子 633で撮像して得られた画像信号 SVによる画像を、当該所定のテレビボックス部で表示する旨 (スルー表示）のリモコン信号 RMを受信した場合」

[0241] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が照明部 634を制御し、収納部本体の内部を照明する。また、制御部 811が撮像素子 63 3を制御し、収納部本体の内部を撮像する。さらに、制御部 811は信号処理部 813を制御し、撮像素子 633で撮像して得られた画像信号 SVを出力端子 803に出力する

[0242] ベースボックス部 690のスィッチャ制御部 702は当該リモコン信号 RMに基づいてスィッチャ 703を制御し、所定のテレビボックス部力もの画像信号 SVを、当該所定のテレビボックス部に出力する。

[0243] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811が信号処理部 813を制御し、入力端子 803に入力された画像信号 SVに対して IP変換処理を行い、処理後の画像信号 SVを画像表示素子 631に供給する。これにより、所定のテレビボックス部の画像表示素子 631に、当該所定のテレビボックス部の撮像素子 633で撮像して得られた画像信号による、収納部本体の内部の画像が表示される。

[0244] 図 42Aは、テレビボックス部 705 の画像表示素子 631に収納部本体 620 の内部

- 1 - 1 の画像を表示する前の状態を示しており、図 42Bは当該画像表示素子 631に収納部本体 620 の内部の画像を表示している状態を示している。また、図 42Cは、平板

-1

部 630 の内側面に取り付けられた撮像素子 633で、収納部本体 620 の内部を撮像している状態を示している。図 42A〜Cはテレビボックス部 705 の部分を示したも

-1

のである力その他のテレビボックス部 705 〜705 の部分においても同様である。

-2 -9

[0245] このように、所定のテレビボックス部の画像表示素子 631に、その撮像素子 633で収納部本体の内部を撮像して得られた画像信号による画像を表示でき、ユーザは、収納部本体の収納口を平板部が覆った状態で、収納部本体の内部を観察できる。つまり、ユーザは、平板部を一々開かなくても収納部本体の内部を見ることができ、使い勝手が向上する。

[0246] (n)「所定のテレビボックス部をロックモードとするリモコン信号 RMを受信した場合」 [0247] 所定のテレビボックス部では、当該リモコン信号 RMに基づいて、制御部 811がロック機構 645を制御し、爪部を 646を回転させて爪挿入孔 625に挿入し、ロック状態とする（図 33参照)。

[0248] (o)「 (n)のロック状態で、所定のテレビボックス部に認証処理を行わせるリモコン信号 RMを受信した場合」

[0249] 所定のテレビボックス部は、当該リモコン信号 RMに基づ、て、制御部 811が記録装置 814を制御し、当該記録装置 814から認証用画像信号を再生する。また、制御部 811は信号処理部 813を制御し、記録装置 814で再生された認証用画像信号を認証処理部 815に出力する。また、制御部 811は撮像装置 632を制御し、ユーザの顔画像を撮像する。

[0250] また、制御部 811は認証処理部 815を制御し、当該認証処理部 815に、認証用画像信号と撮像して得られた顔画像信号とに基づいて、認証処理を行わせる。認証処理部 815は、認証が成功したとき、ロック機構 645にその旨を示す信号を送る。制御部 811は、ロック機構 645を制御し、認証処理部 815から、認証が成功した旨の信号を受け取るとき、爪部を 646を回転させて、当該爪部 646が平板部内に収まるようにし、ロック状態を解除する。

[0251] 図 43のフローチャートを用いて、スィッチャ制御部 702の動作を説明する。まず、ステツプ ST31で、例えばパワーオンにより動作を開始し、ステップ ST32で、リモコン信号を受信したか否かを判定する。リモコン信号 RMを受信したときは、ステップ ST33 に進む。 [0252] このステップ ST33では、スィッチャ 703の制御に係るリモコン信号 RMであるか否かを判定する。スィッチャ 703の制御に係るリモコン信号 RMであるときは、ステップ S T34に進む。

[0253] このステップ ST34では、リモコン信号 RMに基づいて、スィッチャ 703の接続を制御する。そして、このステップ ST34の処理の後に、ステップ ST32に戻る。

[0254] 次に、図 44のフローチャートを用いて、テレビボックス部の制御部 811の動作を説明する。まず、ステップ ST41で、例えばパワーオンにより動作を開始し、ステップ ST 42で、リモコン信号 RMを受信したか否かを判定する。リモコン信号 RMを受信したときは、ステップ ST43に進む。

[0255] このステップ ST43では、受信したリモコン信号 RM力拡大表示に係るリモコン信号 RM (上述の (b)、（d)、（h)のリモコン信号 RMに対応)か否かを判定する。拡大表示に係るリモコン信号 RMであるときは、ステップ ST44で、拡大表示処理を行って、その後にステップ ST42に戻る。

[0256] 図 45のフローチャートは、拡大表示処理を示して!/、る。まず、ステップ ST101で、処理を開始し、ステップ ST102で、自己のチューナ 812の出力を使用する力否かを判定する。自己のチューナ出力を使用するときは、ステップ ST103で、チューナ出力をスィッチャ 703に出力し、その後にステップ ST104に進む。ステップ ST102で自己のチューナ出力を使用しないときは、直ちにステップ ST104に進む。

[0257] ステップ ST104では、自己の撮像素子 632の出力を使用するか否かを判定する。

自己の撮像出力を使用するときは、ステップ ST105で、撮像出力をスィッチャ 703に出力し、その後にステップ ST106に進む。ステップ ST104で自己の撮像出力を使用しないときは、直ちにステップ ST106に進む。

[0258] ステップ ST106では、スィッチャ 703からの入力画像信号のうち、自己に対応した分割領域にズーム変換処理等を行ヽ、処理後の画像信号によって画像表示素子 63 1に画像を表示する。その後、ステップ ST107で、処理を終了する。

[0259] 図 44に戻って、ステップ ST43で拡大表示に係るリモコン信号 RMでないときは、ステツプ ST45で、スルー表示に係るリモコン信号 RM (上述の（m)のリモコン信号 RM に対応）であるカゝ否かを判定する。スルー表示に係るリモコン信号 RMであるときは、ステップ ST46で、スルー表示処理を行って、その後にステップ ST22に戻る。

[0260] 図 46のフローチャートは、スルー表示処理を示して!/、る。まず、ステップ ST211で、処理を開始し、ステップ ST212で、自己へのスルー表示に係るリモコン信号 RMであるか否かを判定する。自己へのスルー表示に係るリモコン信号 RMであるときは、ステツプ ST213で、照明部 634により収納部本体の内部を照明する。また、ステップ S T214で、撮像素子 633により収納部本体の内部を撮像し、撮像出力をスィッチャ 70 3に出力する。

[0261] そして、ステップ ST215で、スィッチャ 703からの入力画像信号に IP変換処理等を行い、処理後の画像信号によって画像表示素子 631に画像を表示する。その後、ステツプ ST216で、処理を終了する。なお、ステップ ST212で自己へのスルー表示に係るリモコン信号 RMでないときは、直ちにステップ ST216で、処理を終了する。

[0262] 図 44に戻って、ステップ ST45で、スルー表示に係るリモコン信号 RMでないときは、ステップ ST47で、ミラー表示に係るリモコン信号 RM (上述の（e)、（j)、（k)、（1)のリモコン信号 RMに対応)であるか否かを判定する。ミラー表示に係るリモコン信号 R Mであるときは、ステップ ST48で、ミラー表示処理を行って、その後にステップ ST42 に戻る。

[0263] 図 47のフローチャートは、ミラー表示処理を示して!/、る。まず、ステップ ST221で、処理を開始し、ステップ ST222で、自己の撮像素子 632の出力を使用する力否かを判定する。自己の撮像出力を使用するときは、ステップ ST223で、撮像出力をスイツチヤ 703に出力し、その後にステップ ST224に進む。ステップ ST222で、自己の撮像出力を使用しないときは、直ちにステップ ST224に進む。

[0264] ステップ ST224では、自己の記録装置 814の再生出力（過去画像信号または衣服表示用画像信号)を使用するか否かを判定する。自己の記録装置 814の再生出力を使用するときは、ステップ ST225で、再生出力をスィッチャ 703に出力し、その後にステップ ST226〖こ進む。ステップ ST224で、自己の記録装置 814の再生出力を使用しな、ときは、直ちにステップ ST226に進む。

[0265] ステップ ST226では、自己の画像表示素子 631への表示処理を行うか否かを判定する。画像を表示するときは、ステップ ST227で、スィッチャ 703からの入力画像信号に対して所定の処理 (現在画像表示のときはズーム変換処理および IP変換処理また IP変換処理のみ、過去画像表示のときはズーム変換処理、 IP変換処理およびスチル処理、衣服表示のときは IP変換処理およびスチル処理）を行って、画像表示素子 631に画像を表示する。その後、ステップ ST228で、処理を終了する。なお、ステップ ST226で自己の画像表示素子 631への表示処理を行わないときは、直ちにステツプ ST228で、処理を終了する。

[0266] 図 44に戻って、ステップ ST47で、ミラー表示に係るリモコン信号 RMでないときは、ステップ ST49で、認証処理に係るリモコン信号 RM (上述の（o)のリモコン信号 RM に対応)であるカゝ否かを判定する。認証処理に係るリモコン信号 RMであるときは、ステツプ ST50で、認証処理を行って、その後にステップ ST42に戻る。

[0267] 図 48のフローチャートは、認証処理を示している。まず、ステップ ST231で、処理を開始し、ステップ ST232で、自己への認証処理に係るリモコン信号 RMであるか否かを判定する。自己への認証処理に係るリモコン信号 RMであるときは、ステップ ST 233で、ロックモードにあるか否かを判定する。ロックモードにあるときは、ステップ ST 234で、撮像素子 632でユーザの顔を撮像する。

[0268] 次に、ステップ ST235で、記録装置 814から認証用画像信号を再生する。そして、ステップ ST236で、撮像素子 632で撮像されて得られた画像信号と認証用画像信号に基づいて、認証処理部 815によって認証処理を行う。そして、ステップ ST237で、認証できた力否かを判定する。認証できたときは、ステップ ST238で、ロックを解除し、その後にステップ ST239で、処理を終了する。

[0269] なお、ステップ ST232で自己への認証処理に係るリモコン信号 RMでな!/、とき、ステツプ ST233でロックモードにないとき、さらにはステップ ST237で認証できないときは、直ちにステップ ST239で、処理を終了する。

[0270] 図 44に戻って、ステップ ST49で認証処理に係るリモコン信号 RMでないその他のリモコン信号 RM (上述の（a)、（c)、（f)、（g)、（i)、（n)等のリモコン信号 RM、さらにはテレビボックス部 705 〜705 のそれぞれに対するチャネル選局、画質調整、電

-1 -9

源のオンオフ等のリモコン信号 RMに対応）であるときは、ステップ ST51で、そのリモコン信号 RMに対応した処理を行って、その後にステップ ST42に戻る。 [0271] 上述したように、図 28に示す収納装置 600においては、収納部本体 620 〜620

-1 -9 の収納口 621 〜621 を覆うための平板部 630 〜630 の外側面に LCD、 PDP

-1 -9 -1 -9

等の画像表示素子 631を配設するものであり、この画像表示素子 631の配設位置はユーザにとって見やすい位置であり、またこの画像表示素子 631は画像信号を用いて画像を表示するものであって種々の画像を表示できることから、収納装置 600の大幅な機能アップを図ることができる。

[0272] なお、上述実施の形態においては、筐体部 610に 9個の収納部本体 620 〜620

-1 -9 を有する収納装置 600を示したが、筐体部 610が有する収納部本体の個数は 9個に限定されるものではなく、その他の個数 (一個も含む)であってもよ、。

[0273] また、上述実施の形態においては、平板部 630 の接続端子 635と収納口 621 の

- 1 - 1 接続端子 624が接続されることで、平板部 630 のテレビボックス部 705 とベースボ

- 1 - 1

ックス部 690とが電気的に接続されるようになっている力平板部 630 のテレビボッ

-1

タス部 705 とベースボックス部 690とを電気的に接続するための構成は、これに限

-1

定されるものではない。例えば、棒状部材 635U, 635Dに接続端子を配置すると共に、この棒状部材 635U, 635Dが挿入される軸受孔 623U, 623Dに接続端子を配置して、平板部 630 のテレビボックス部 705 とベースボックス部 690とを電気的に

- 1 - 1

接続する構成も考えられる。

[0274] また、上述実施の形態においては、収納部本体 620 の収納口 621 を覆う平板部

- 1 - 1

630 は、棒状部材 636U, 636Dを支軸として開閉する構成となっているが（図 33、

-1

図 34参照）、図 49A、図 49Bに示すように、所謂インダッシュ式の構成であってもよい。図 49Aは閉蓋状態を示し、図 49Bは開蓋状態を示している。

[0275] また、上述実施の形態においては、筐体部 610に 9個の収納部本体 620 〜620

- 1 - 9 を有する、食器棚、本棚等として用いることができる収納装置 600を示したが、他の実施の形態として、例えば、図 50に示すような衣装ケース 900も考えられる。この衣装ケース 900は、収納部本体 910と蓋部 920とで構成されている。蓋部 920は収納口 911を覆うための平板部を構成している。

[0276] この蓋部 920にテレビボックス部（図 36参照）が設けられ、その外側面にテレビボッタス部を構成する LCD、 PDP等のフラットパネルディスプレイでなる画像表示素子 9 21が配設されていると共に、撮像素子 922も配設されている。また、この蓋部 920の外側面に左側スピーカ 923Lおよび右側スピーカ 923R、さらにはリモコン受光部 92 4が配設されている。また、図示せずも、蓋部 920の内側面には、収納部本体の内部を照明する照明部、その内部を撮像する撮像素子が配設されている。

[0277] また、収納部本体 910の外側面には、接続端子 912が設けられている。この接続端子 912は、蓋部 920に設けられたテレビボックス部に、電源、画像信号、放送信号等を供給するために用いられる。

[0278] また、この図 50に示す衣装ケース 900は、例えば、図 51に示すように、積み重ねて、上述した図 28に示す収納装置 600と同様の使用もできる。この場合、底部にベースボックス装置 950が配置される。この場合、衣装ケース 900の収納部本体 910の外側面に設けられた接続端子 912は、他の衣装ケース 900との間、またはベースボックス部 950との間の電気的な接続を行うために使用される。

[0279] 図 51に示す状態では、ベースボックス装置 950と、それぞれの衣装ケース 900の蓋部 920のテレビボックス部とは電気的に接続され、図 28に示す収納装置 600におけるベースボックス部 690と平板部 630 〜630 のテレビボックス部との電気的接続

-1 -9

関係と同様の状態となり、図 28に示す収納装置 600と同様の動作が可能となる。

[0280] なお、以上の実施の形態力分力るように、本願の明細書中には、さらに、以下のケース 1〜ケース 13の発明（技術思想）が含まれている。

[0281] 「ケース 1」収納部本体と、該収納部本体の収納口を覆うための平板部とを有してなる収納装置であって、

上記平板部の外側面に画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子が配設されている

ことを特徴とする収納装置。

[0282] 「ケース 2」上記収納部本体を複数個有し、該複数個の収納部本体はマトリックス状に配置されている

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0283] 「ケース 3」上記複数個の収納部本体のそれぞれに対応した上記平板部に配設されて、る上記画像表示素子の全てを用いて 1つの画像を表示することを特徴とするケース 2に記載の収納装置。

[0284] 「ケース 4」上記平板部は、上記収納部本体の収納口に着脱自在に取り付けられている

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0285] 「ケース 5」上記平板部は、画像信号を処理して上記画像表示素子に供給するための画像信号を得る画像信号処理部を有してヽる

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0286] 「ケース 6」上記平板部は画像信号を記録する記録部を有している

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0287] 「ケース 7」上記平板部の内側面に撮像素子が取り付けられている

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0288] 「ケース 8」上記平板部の内側面に上記収納部本体の内部を照明するための照明部が取り付けられている

ことを特徴とするケース 7に記載の収納装置。

[0289] 「ケース 9」上記平板部は、

画像信号を記録する記録部と、

上記記録部に上記撮像素子で撮像して得られた画像信号を記録する記録制御部とを有している

ことを特徴とするケース 7に記載の収納装置。

[0290] 「ケース 10」上記平板部の外側面に撮像素子が取り付けられている

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0291] 「ケース 11」上記平板部は、

画像信号を記録する記録部と、

ことを特徴とするケース 10に記載の収納装置。

[0292] 「ケース 12」上記平板部は、

該平板部が上記収納部本体の収納口を覆って、る状態でロックした状態とするロック機構と、

上記ロック機構におけるロックを解除するための認証処理を行う認証処理部とを有し、

上記認証処理部は、上記撮像素子で撮像して得られた画像信号と上記記録装置に予め記録されてヽる認証用画像信号とに基づヽて認証処理を行う

ことを特徴とするケース 11に記載の収納装置。

[0293] 「ケース 13」

上記収納部本体の外側面に、他の収納部本体と電気的に接続するための接続端子が配設されている

ことを特徴とするケース 1に記載の収納装置。

[0294] この発明によれば、収納部本体の収納口を覆うための平板部の外側面に画像信号を用いて画像を表示する画像表示素子を配設するものであり、収納装置の大幅な機能アップを図ることができる。

[0295] また、この発明によれば、複数個の収納部本体がマトリックス状に配置されて、ることで、この複数個の収納部本体に対応した平板部に配設された画像表示素子の全てを用いて、 1つの画像を拡大表示できる。

[0296] また、この発明によれば、平板部に画像信号を記録する記録部を有し、平板部の内側面に撮像素子が取り付けられ、平板部の内側面に収納部本体の内部を照明するための照明部が取り付けられていることで、記録部に、例えばユーザが収納部本体に物を収納したり、この収納部本体力物を取り出す毎に、当該収納部本体の内部を撮像して得られた画像信号を記録しておくことができ、ユーザは、収納部本体内を直接見ることなぐ当該収納部本体内の収納状態を期日毎に確認でき、収納物の管理を容易に行うことができる。

[0297] また、この発明によれば、平板部の外側面に撮像素子が取り付けられ、平板部が画像信号を記録する記録部を有することで、撮像素子でユーザを撮像して得られた画像信号による画像を、平板部に配設された画像表示素子に表示してミラー表示効果を得ることができる。またこの場合、画像信号を記録部に記録しておくことで、ユーザの現在の画像だけでなぐ過去の画像も並べて表示でき、ユーザの現在の体調等を容易に判別できるようになる。またこの場合、記録部にユーザが所持している衣服 (ジャケット、ズボン、スカート等）に係る画像信号を記録しておくことで、画像表示素子にユーザの現在の顔画像と衣服とを組み合わせた画像を表示でき、衣服のコーディネートを容易に行うことができる。

[0298] また、この発明によれば、ロック機構および認証処理部を有することで、平板部が収納部本体の収納口を覆って、る状態でロックした状態とすることができ、また認証処理によってロックの解除を行うことができる。

[0299] また、この発明によれば、収納部本体の外側面に、他の収納部本体と電気的に接続するための接続端子が配設されることで、収容部本体を複数個例えばマトリックス状に配設し、互いに電気的に接続した状態とし、複数個の収納部本体にそれぞれ対応した平板部に配設された画像表示素子の全てを用いた大画面表示等を行うことができる。

産業上の利用可能性

[0300] この発明は、空間を分割する隔板部の正面側に画像表示素子を配設すると共に、この隔板部の背面側に撮像素子を取り付け、画像表示素子に撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能とし、ユーザが隔板部の背面側を容易に観察できるようにしたものであり、例えばついたて、間仕切り、壁などに適用できる。またこの発明は、収納部本体の収納口を覆うための平板部の外側面に LCD、 PDP等の画像表示素子を配設して、収納装置の大幅な機能アップを図るものであり、例えば食器棚、本棚等の家具、衣装ケース等に適用できる。

Claims

請求の範囲

[1] 空間を分割する隔板部と、

上記隔板部の正面側に配設された画像表示素子と、

上記隔板部の背面側に取り付けられた撮像素子とを備え、

少なくとも、上記画像表示素子に上記撮像素子で撮像されて得られた画像信号による画像を表示可能とした

ことを特徴とする空間分割装置。

[2] ユーザ位置情報を受信するユーザ位置情報受信手段と、

上記ユーザ位置情報受信手段で受信されたユーザ位置情報に基づ、て、上記撮像素子の向きを変更する撮像方向変更手段とをさらに備える

ことを特徴とする請求項 1に記載の空間分割装置。

[3] 上記隔板部の正面側に配設された画像表示素子は複数個であり、該複数個の画像表示素子はマトリックス状に配置されて、る

ことを特徴とする請求項 1に記載の空間分割装置。

[4] 上記複数個の画像表示素子を用ヽて 1つの画像を表示する

ことを特徴とする請求項 3に記載の空間分割装置。

[5] 上記隔板部の背面側に取り付けられた撮像素子は複数個であり、該複数個の撮像素子のそれぞれは上記複数個の画像表示素子のそれぞれに対応した位置に取り付けられている

ことを特徴とする請求項 3に記載の空間分割装置。

[6] 空間を分割する隔板部と、

上記隔板部の正面側に着脱自在に配設された画像表示素子と

を備えることを特徴とする空間分割装置。

[7] 上記隔板部の上記画像表示素子の配設位置に対応して、上記画像表示素子を取り外したとき該配設位置に化粧板を移動して配置する化粧板移動機構をさらに備える

ことを特徴とする請求項 6に記載の空間分割装置。